萨镇冰

萨镇冰 KCMG
中ちゅう华民国こく代理だいり国くに务总理り
任期にんき 1920年ねん5月がつ14日にち—1920年ねん8月がつ9日にち
前任ぜんにん	靳云鹏
继任	靳云鹏
大だい清国きよくに海軍かいぐん大臣だいじん
任期にんき 1911年ねん11月16日にち—1912年ねん2月がつ12日にち
前任ぜんにん	载洵
继任	职务终止
中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん部ぶ海うみ军总长
任期にんき 1917年ねん6月がつ24日にち—1917年ねん7月がつ2日にち
前任ぜんにん	程ほど璧光
继任	刘冠雄ゆう
任期にんき 1919年ねん12月3日にち—1921年ねん5月がつ14日にち
前任ぜんにん	刘冠雄ゆう
继任	李り鼎かなえ新しん
个人资料
性せい别	男おとこ
字じ	鼎かなえ銘めい
出生しゅっしょう	咸豐九きゅう年ねん三さん月がつ三さん十じゅう日にち（1859年ねん3月がつ30日にち) 清朝せいちょう大だい清きよし福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう府ふ閩縣（今いま福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し鼓こ樓ろう區く）
逝世	1952年ねん4月がつ10日とおか(1952歲さい—04—10)（93歲さい） 中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し
墓地ぼち	福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し鼓こ樓ろう區く薩鎮冰墓26°05′44″N 119°15′36″E
民族みんぞく	回かい族ぞく
国籍こくせき	清朝せいちょう 中華民國ちゅうかみんこく 中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく
亲属	萨福均ひとし（子こ）
著作ちょさく	《古稀こき吟ぎん集しゅう》、《客きゃく中ちゅう吟ぎん草くさ》、《裡うら門かど吟ぎん草くさ》、《仁ひとし壽ことぶき堂どう吟ぎん草くさ》
军事背景はいけい
效こう忠ただし	大だい清きよし 中ちゅう华民国こく北洋ほくよう政府せいふ 中ちゅう华共和国わこく 中華民國ちゅうかみんこく 中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく
服役ふくえき	大だい清きよし 中華民國ちゅうかみんこく
服役ふくえき时间	1869年ねん–1946年ねん
军衔	中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん上うえ将すすむ (1912年ねん12月8日にち由ゆかり中ちゅう华民国こく临时政府せいふ授任) 肃威上じょう将はた军(1922年ねん5月がつ25日にち由ゆかり中ちゅう华民国こく北洋ほくよう政府せいふ授任) 中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん上うえ将すすむ (荣誉性せい质军衔，1946年ねん11月22日にち由ゆかり南京なんきん国民こくみん政府せいふ授任)
指ゆび挥	北洋ほくよう水すい师 南洋なんよう水すい师 广东水すい师 清朝せいちょう新式しんしき海うみ军 中華民國ちゅうかみんこく海うみ军
参まいり战	甲きのえ午うま战争 辛からし亥い革命かくめい
学がく历 福ふく州しゅう船せん政せい学堂がくどう 格かく林はやし威たけし治ち皇すめらぎ家か海うみ军学院いん
经历 大だい清きよし廣こう東水ひがしみず師し提督ていとく 中華民國ちゅうかみんこく福建ふっけん省しょう省しょう長ちょう 中國ちゅうごく人民じんみん政治せいじ協商きょうしょう會議かいぎ全國ぜんこく委員いいん會かい委員いいん

薩鎮冰（1859年ねん3月がつ30日にち—1952年ねん4月がつ10日とおか），字じ鼎かなえ銘めい，福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう府ふ閩縣人ひと，中国ちゅうごく近代きんだい海うみ军将领、政治せいじ人物じんぶつ。先さき后きさき担任たんにん过大清海きよみ军大臣だいじん及中华民国こく海うみ军总长等重要じゅうよう军职，并代理だいり过北洋ほくよう政府せいふ国くに务总理り。爲ため中國ちゅうごく歷史れきし上じょう極少きょくしょう數すう任にん職しょく過か清朝せいちょう、中華民國ちゅうかみんこく北洋ほくよう政府せいふ、中華民國ちゅうかみんこく南京なんきん政府せいふ、中華ちゅうか共和きょうわ國こく和わ中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく的てき著名ちょめい人物じんぶつ。

家族かぞく背景はいけい

薩鎮冰故居い（福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し朱しゅ紫むらさき坊ぼう22號ごう）

薩鎮冰出身しゅっしん於著名めい的てき福ふく州しゅう雁かり門もん薩氏。元もと代だい末期まっき，其中一支後人遷居福州，開ひらき枝えだ散ち葉は，名めい列れつ福ふく州しゅう八はち大だい家族かぞく。

家族かぞく中ちゅう人才じんさい輩出はいしゅつ，包括ほうかつ元朝がんちょう詩人しじん薩都剌、明朝みょうちょう宣せん德とく時どき禮れい部ぶ侍さむらい郎ろう薩琦，近代きんだい曾經出で任にん廈門大學だいがく校長こうちょう的てき薩本棟とう和かず抗日こうにち戰爭せんそう中ちゅう陣じん亡ほろび的てき中山なかやま艦かん艦長かんちょう薩師俊しゅん等ひとし。薩鎮冰的孫まご女おんな是ぜ薩圭申さる，中華民國ちゅうかみんこく（含大陸たいりく時期じき及政府せいふ遷臺初期しょき）航空こうくう工業こうぎょう奠基人じん之の一いち王おう助すけ之これ妻つま。

萨镇冰福州しゅう故こ居きょ有ゆう三さん处，一处位于中山大院5号ごう（即そく冶山仁ひとし寿ことぶき堂どう），一いち处位于三さん坊ぼう七なな巷ちまた中なか的てき黄き巷ちまた，保存ほぞん最さい为完好このみ的てき一いち处位于朱しゅ紫むらさき坊ぼう22号ごう，这里是ぜ萨氏家族かぞく聚族而居的てき地方ちほう。

生平おいだいら

清朝せいちょう

萨镇冰（左ひだり）、载涛（中なか）和かず荫昌（右みぎ）（摄于1911年ねん）

1859年生ねんせい於福おふく建けん省しょう福ふく州しゅう澳橋，即そく今福いまふく州しゅう鼓こ樓ろう區く東大路ひがしおおじ附近ふきん。父ちち薩怡臣しん，字じ懷なつけ良よ，號ごう納おさめ吉きち，是ぜ道みち光こう年間ねんかん的てき秀才しゅうさい，以塾師し為ため業ぎょう，家いえ貧ひん。幼年ようねん時じ乳母うば將はた其安置あんち在ざい族ぞく叔名醫い薩覺民家みんか，得とく學がく經書けいしょ。

由よし於薩鎮冰家系かけい家か貧ひん，因いん此薩鎮冰被ひ迫せり放棄ほうき科か舉，轉うたて而報考こう新式しんしき軍ぐん校こう。同どう治ち八はち年ねん（1869），經由けいゆ與あずか薩覺民みん友好ゆうこう的てき船せん政せい總理そうり大臣だいじん沈葆楨推薦すいせん，加か上じょう入學にゅうがく考試こうし優ゆう異こと，薩鎮冰考入いれ福ふく州しゅう船せん政せい學堂がくどう第だい二期駕駛學堂，時じ年ねん11歲さい，為ため船せん政せい學堂がくどう入學にゅうがく年齡ねんれい最小さいしょう的てき學生がくせい。

同どう治ち十じゅう一いち年ねん（1872），薩鎮冰自船せん政せい學堂がくどう駕が駛科首席しゅせき畢業，調しらべ入いれ揚あげ武たけ號ごう“練ねり艦かん”實習じっしゅう。

光ひかり緒いとぐち二に年ねん（1876），福建ふっけん船せん政せい選拔せんばつ第だい一いち批出國しゅっこく留學生りゅうがくせい，最後さいご錄ろく取と12人にん。駕が駛科入いれ取と者しゃ包括ほうかつ劉りゅう步あゆみ蟾、林はやし泰やすし曾、葉は祖そ珪、黃き建たて勳いさお、嚴いむ復ふく、薩鎮冰、林はやし穎啟、方ほう伯はく謙けん、何なに心こころ川かわ、林はやし永えい昇のぼる等ひとし。光ひかり緒いとぐち三さん年ねん（1877），留學生りゅうがくせい抵達英國えいこく，其中6人にん因いん故こ未み入學にゅうがく，薩鎮冰與其他5人にん（嚴いむ復ふく、方ほう伯はく謙けん、葉は祖そ珪、何なに心こころ川かわ、林はやし永えい昇のぼる）進入しんにゅう格かく林はやし威たけし治ち皇すめらぎ家か海うみ军学院いん入學にゅうがく，至いたり光こう緒いとぐち六ろく年ねん（1880）3月がつ完成かんせい學業がくぎょう，9月がつ返かえし國こく。

光ひかり緒いとぐち七なな年ねん（1881），薩鎮冰在李り鴻章こうしう的てき指示しじ下か被ひ分配ぶんぱい到いた南洋なんよう水すい師し，編入へんにゅう新しん完工かんこう的てき澄きよし慶けい號ごう砲艦ほうかん，擔任たんにん該艦大副おおそい。隔年かくねん（1882），調しらべ職しょく至いたり天津てんしん水すい師し學堂がくどう擔任たんにん教習きょうしゅう。

光ひかり緒いとぐち十じゅう二に年ねん（1886），調しらべ職しょく至いたり北洋ほくよう水すい師し所轄しょかつ的てき威い遠とお號ごう炮艦擔任たんにん管かん帶たい。

光ひかり緒いとぐち十じゅう三さん年ねん（1887），調しらべ職しょく至いたり康かん濟わたる號ごう訓練くんれん艦かん（練ねり船せん）擔任たんにん管かん帶たい。

光ひかり緒いとぐち十じゅう四よん年ねん（1888），晉すすむ升ます為ため參まいり將しょう。

光ひかり緒いとぐち十じゅう五ご年ねん（1889），調しらべ職しょく北洋ほくよう海軍かいぐん精練せいれん左ひだり營游擊げき，委い帶たい康かん濟わたる快かい船ふね。

光ひかり緒いとぐち二に十じゅう年ねん（1894）5月がつ，晉すすむ升ます副將ふくしょう，實じつ授北洋ほくよう海軍かいぐん精練せいれん左ひだり營游擊げき，兼けん康かん濟わたる號ごう訓練くんれん艦かん管かん帶たい。

甲きのえ午うま戰爭せんそう期間きかん，康かん濟わたる艦かん未み編入へんにゅう作戰さくせん序列じょれつ，薩鎮冰率領りょう康かん濟わたる艦かん水みず手しゅ駐ちゅう防ぼう威海衛いかいえい南方なんぽう的てき日にち島とう炮台，在ざい威海衛いかいえい之これ戰せん抵抗ていこう日び軍ぐん11日にち，日にち島とう失しつ守もり後ご，撤退てったい至いたり劉りゅう公こう島とう，與北よぎた洋よう水すい師し一いち併投降とうこう。甲かぶと午うま戰爭せんそう後ご清きよし廷下令れい遣や散ち所有しょゆう北洋ほくよう水すい師し成員せいいん，薩鎮冰因此遭到撤職返かえし回かい福ふく州しゅう老ろう家か。

由よし於各地ち對たい於新式しき軍隊ぐんたい需求孔あな急きゅう，光ひかり緒いとぐち二に十じゅう二に年ねん（1896）經由けいゆ建設けんせつ自じ強つよし軍ぐん的てき洋よう務つとむ重臣じゅうしん張ちょう之の洞ほら延のべ攬，薩鎮冰復出で擔任たんにん吳ご淞炮台だい總そう台たい官かん兼けん通つう濟ずみ號ごう練習れんしゅう艦かん管かん代だい。由よし於薩鎮冰的てき才能さいのう以及實績じっせき風評ふうひょう，獲得かくとく當時とうじ擔任たんにん總理そうり衙門章あきら京きょう一いち職しょく的てき鄭てい孝たかし胥保ほ薦こも，薩鎮冰在光こう緒いとぐち二に十じゅう五ご年ねん（1899）被ひ任命にんめい為ため北洋ほくよう水すい師し幫統兼けん海うみ圻號巡洋艦じゅんようかん管かん帶たい，與あずか葉は祖そ珪成なり為ため經營けいえい北洋ほくよう水すい師し的てき主要しゅよう指揮しき官かん。薩鎮冰主要よう任務にんむ是ぜ監督かんとく重じゅう建けん的てき北洋ほくよう水すい師し訓練くんれん。

光ひかり緒いとぐち二に十じゅう六ろく年ねん（1900）庚かのえ子こ拳こぶし亂らん期間きかん，駐ちゅう紮天津てんしん大だい沽口的てき北洋ほくよう海軍かいぐん決定けってい接受せつじゅ停戰ていせん解除かいじょ武裝ぶそう的てき要求ようきゅう，故こ未み加入かにゅう作戰さくせん。戰後せんご，薩鎮冰與葉は祖そ珪共同どう抵抗ていこう清朝せいちょう內部對たい於解散かいさん新式しんしき海軍かいぐん換かわ取ど補おぎなえ貼ば賠償金ばいしょうきん的てき聲こえ浪なみ，保全ほぜん了りょう在ざい甲かぶと午うま海戰かいせん後ご新しん購的巡洋艦じゅんようかん隊たい。

光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん（1903），薩鎮冰轉任てんにん閩粵南みなみ澳總鎮府總そう兵へい官かん，官かん銜為正せい二に品ひん。同年どうねん在ざい他た的てき運うん作さく下か開ひらき辦煙けむり台だい海軍かいぐん練ねり營內籌辦水すい師し學堂がくどう，為重ためしげ建けん北洋ほくよう水すい師し軍ぐん校こう教育きょういく有ゆう著ちょ重要じゅうよう影響えいきょう。

光ひかり緒いとぐち二に十じゅう五ご年ねん（1905），晉すすむ升ます廣こう東水ひがしみず師し提督ていとく。在ざい同年どうねん夏季かき，由ゆかり於主政せい北洋ほくよう海軍かいぐん的てき葉は祖そ珪病やまい逝，薩鎮冰接任にん其總理そうり南みなみ北洋ほくよう水すい師し之の職しょく，成なり為ため總理そうり南みなみ北洋ほくよう水すい師し兼廣かねひろ東水ひがしみず師し提督ていとく，成なり為ため清朝せいちょう海軍かいぐん的てき最高さいこう指揮しき官かん。

宣せん統すべ元年がんねん（1909）2月がつ，在ざい立憲りっけん運動うんどう擁護ようご者しゃ肅親王おう善ぜん耆的てき延のべ攬，薩鎮冰被任命にんめい為ため籌辦海軍かいぐん大臣だいじん，為ため海軍かいぐん作為さくい獨立どくりつ軍ぐん種しゅ機關きかん的てき相關そうかん事務じむ獻策けんさく，在ざい他た的てき運うん作さく下か，清朝せいちょう新式しんしき海軍かいぐん的てき典章てんしょう逐漸完備かんび，同年どうねん南みなみ北洋ほくよう水すい師し、福ぶく建水けんすい師し、廣こう東水ひがしみず師し合併がっぺい，重じゅう新しん改編かいへん為ため巡洋艦じゅんようかん隊たい與あずか巡めぐ江こう艦隊かんたい。同年どうねん7月がつ，薩鎮冰與同どう為ため籌辦海軍かいぐん大臣だいじん的てき瑞みず親王しんのう載の洵まこと周遊しゅうゆう主要しゅよう列強れっきょう國家こっか考察こうさつ海軍かいぐん，並なみ訂てい購了一いち批新型がた艦艇かんてい，年ねん底そこ該考察こうさつ團だん返かえし國こく。

宣せん統すべ二に年ねん（1910），薩鎮冰被任命にんめい為ため海軍かいぐん統制とうせい，其職權けん等とう同どう於現在げんざい的てき海軍かいぐん司令しれい。同年どうねん10月がつ，清朝せいちょう為平ためひら息いき立憲りっけん運動うんどう擁護ようご者しゃ，宣布せんぷ先行せんこう建立こんりゅう內閣，並なみ成立せいりつ海軍かいぐん部ぶ。首くび任にん海軍かいぐん大臣だいじん由よし載の洵まこと擔任たんにん，副ふく大臣だいじん為ため譚たん學がく衡，雖然薩鎮冰的統制とうせい之の位くらい不ふ如海軍部ぐんぶ主ぬし官かん，但ただし是ぜ在ざい職務しょくむ歷れき練ねり以及專業せんぎょう知識ちしき上海しゃんはい軍部ぐんぶ的てき上層じょうそう薩鎮冰仍是ぜ最さい佳けい者しゃ，且相較與其它海軍かいぐん高だか階かい將領しょうりょう，薩鎮冰投入とうにゅう較多的てき心力しんりょく在ざい海軍かいぐん教育きょういく，尤ゆう其是出國しゅっこく留學りゅうがく的てき考察こうさつ都と是ぜ經過けいか薩鎮冰挑選せん，因いん此其影響えいきょう力りょく不ふ因いん官位かんい位階いかい而減弱じゃく。

宣せん統すべ三さん年ねん（1911），薩鎮冰晉升ます海軍かいぐん副ふく督とく統すべ，為ため海軍かいぐん部ぶ繼つぎ大臣だいじん、副ふく大臣だいじん下か之の第だい三さん位い首長しゅちょう。

中華民國ちゅうかみんこく時期じき

薩鎮冰戎裝そう照あきら

萨镇冰戎装そう照あきら（摄于1920年代ねんだい初はつ）

宣せん統すべ三さん年ねん（1911）10月がつ在ざい湖北こほく省しょう爆發ばくはつ武たけ昌あきら起おこり義よし，薩鎮冰被清きよし政府せいふ指令しれい率りつ艦隊かんたい前ぜん往武漢ぶかん江面えづら炮轟革命かくめい軍ぐん，後發こうはつ現下げんか屬ぞく同情どうじょう革命かくめい，11月1日にち與あずか下しも屬ぞく告別こくべつ，棄艦改あらため乘じょう英國えいこく商船しょうせん前ぜん往上海しゃんはい。袁世凱內閣かく成立せいりつ時じ薩鎮冰被任命にんめい為ため海軍かいぐん副ふく大臣だいじん，也藉故こ未到みとう職しょく。中華民國ちゅうかみんこく成立せいりつ後ご，薩鎮冰轉任てんにん吳ご淞商船せん學校がっこう校長こうちょう，並なみ在民ざいみん國こく元年がんねん（1912）12月被ひ授與じゅよ海軍かいぐん上じょう將軍しょうぐん階かい。

民みん國こく成立せいりつ後ご的てき初期しょき，薩鎮冰除了りょう吳ご淞商船せん學校がっこう校長こうちょう，還かえ兼任けんにん督とく辦松滬水陸すいりく警察けいさつ署しょ（民みん國こく三さん年ねん）、北京ぺきん國民こくみん政府せいふ陸海りくかい軍ぐん大元帥だいげんすい統率とうそつ辦事處しょ辦事員いん（民みん國こく三さん年ねん5月がつ）、上海しゃんはい兵へい工廠こうしょう督とく辦（民みん國こく三さん年ねん8月がつ），獲得かくとく袁世凱的てき重用じゅうよう。

民みん國こく五ご年ねん（1916）6月がつ下旬げじゅん，海軍かいぐん在ざい上海しゃんはい加入かにゅう護國ごこく軍ぐん，薩鎮冰數次じ往上海しゃんはい疏導，因いん李り鼎かなえ新しん曾於そお7月がつ18日にち要求ようきゅう派は員いん商しょう討善後ご，8月がつ9日にち，黎はじむ元もと洪ひろし即そく任命にんめい薩鎮冰就近接きんせつ洽あまね。這時李り烈れつ鈞ひとし與あずか龍りゅう濟わたる光こう正せい在ざい廣東かんとん開戰かいせん，引來英えい使し朱しゅ爾なんじ典てん到いた外交がいこう部ぶ抗議こうぎ，指ゆび戰せん事ごと影響えいきょう香港ほんこん，11日にち，黎はじむ元もと洪ひろし嚴令げんれい停戰ていせん，又また以「粵事不ふ靖やすし，沙すな面めん等とう處しょ僑商雲集うんしゅう，著ちょ薩鎮冰選調ちょう兵へい艦かん，加か意い保護ほご，併著駛赴粵閩海面かいめん，認みとめ眞ま查辦」，委任いにん薩鎮冰為粵閩巡じゅん閱使。15日にち，海軍かいぐん倒たおせ戈ほこ一事いちじ解決かいけつ，薩鎮冰稍作さく準備じゅんび，即そく率りつ數すう艦かん南みなみ駛，25日にち到達とうたつ廣州こうしゅう，接せっ管かん全ぜん粵海軍ぐん艦艇かんてい及石井いしい兵へい工廠こうしょう。陸りく榮さかえ廷接任にん廣東かんとん督とく軍ぐん，龍りゅう濟わたる光こう又また到いた了りょう海南かいなん島とう後ご，11月26日にち，薩鎮冰乘艦かん離はなれ粵北上ほくじょう。

民みん國こく六ろく年ねん（1917）5月がつ23日にち，中華民國ちゅうかみんこく大だい總統そうとう黎はじむ元もと洪ひろし撤除段だん祺瑞國務こくむ總理そうり職務しょくむ，引致いんち北洋ほくよう各省かくしょう獨立どくりつ，時任ときとう海軍かいぐん總そう司令しれい的てき薩鎮冰，在ざい上海しゃんはい緊控海軍かいぐん，嚴禁げんきん生せい事ごと，6月がつ下旬げじゅん，新任しんにん總理そうり李り經けい羲籌組內閣，即そく招攬薩鎮冰擔任たんにん海軍かいぐん總長そうちょう，可か是ぜ薩鎮冰稱病びょう留とめ在ざい上海しゃんはい，沒ぼつ有ゆう到いた北京ぺきん上じょう任にん。7月1日にち，張ちょう勳いさお擁よう宣せん統みつる復位ふくい，任命にんめい薩鎮冰為海軍かいぐん部ぶ尚書しょうしょ，他た未み爲所しどころ動どう，當とう知悉ちしつ馮國璋あきら在ざい南京なんきん就任しゅうにん代理だいり總統そうとう，薩鎮冰便從したがえ上海しゃんはい赴南京なんきん。段だん祺瑞打だ敗はい張ちょう勳いさお，于14日にち入いれ北京ぺきん重じゅう掌てのひら政府せいふ，翌日よくじつ（15日にち）即そく授薩鎮冰海うみ疆巡閱使之の職しょく，薩鎮冰卻仍是「一いち病びょう不ふ起おこり」。12月21日にち，他た獲え準じゅん辭去じきょ海うみ疆巡閱使。

民みん國こく七なな年ねん（1918）6月がつ，薩鎮冰授命いのち率りつ領りょう海軍かいぐん南下なんか福建ふっけん，救援きゅうえん戰況せんきょう不利ふり的てき福建ふっけん督とく軍ぐん李り厚あつし基もと。9月，出で任にん福建ふっけん清しん鄉きょう督とく辦。

民みん國こく八はち年ねん（1919）6月がつ，因いん靳雲鵬おおとり邀覽，薩鎮冰北上じょう北京ぺきん擔任たんにん第だい一次靳雲鵬內閣之これ海軍かいぐん總長そうちょう。由よし於靳雲くも鵬おおとり與あずか徐じょ樹いつき錚之これ間あいだ政爭せいそう無法むほう化か解ほどけ，在民ざいみん國こく九きゅう年ねん（1920）5月がつ靳雲鵬おおとり告つげ假かり，薩鎮冰暫時じ代理だいり北京ぺきん國民こくみん政府せいふ國務こくむ總理そうり之の職務しょくむ，直ちょく到いた8月がつ份第だい二次靳雲鵬內閣成立せいりつ後ご才ざい解除かいじょ代理だいり職務しょくむ，民みん國こく十じゅう年ねん（1921）5月がつ其職務しょくむ由ゆかり李り鼎かなえ新しん給きゅう取と代だい，薩鎮冰返回かい福建ふっけん繼續けいぞく其福建たて清きよし鄉ごう督ただし辦之職務しょくむ。

民みん國こく十じゅう一いち年ねん（1922）4月がつ第だい一次直奉戰爭爆發，薩鎮冰在此戰中ちゅう支持しじ直系ちょっけい，因いん此戰爭そう勝利しょうり後ご獲得かくとく酬むくい庸いさお在ざい5月がつ25日にち獲え頒「肅威上じょう將軍しょうぐん」職しょく銜，因いん此返回かい北京ぺきん。同年どうねん10月がつ，因よし李り厚あつし基もと遭到孫まご中山ちゅうざん任命にんめい的てき北きた伐き軍ぐん許もと崇たかし智さとし部隊ぶたい攻おさむ入にゅう福建ふっけん，薩鎮冰因此再度ど被ひ北京ぺきん政府せいふ授命南下なんか福建ふっけん穩定情勢じょうせい，薩鎮冰將李り厚あつし基もと給きゅう革かわ職しょく後ご，出で任にん福建ふっけん省しょう長ちょう公おおやけ署しょ省しょう長ちょう。為ため了りょう對抗たいこう薩鎮冰的政治せいじ影響えいきょう力りょく，孫まご中山なかやま推派林はやし森もり擔任たんにん福建ふっけん省しょう政府せいふ主席しゅせき。但ただし實際じっさい上じょう在ざい福建ふっけん省しょう握にぎ有ゆう實質じっしつ控ひかえ制せい權けん者しゃ為ため皖系的てき王おう永ひさし泉いずみ與あずか徐じょ樹いつき錚，林はやし森もり因いん為ため缺乏けつぼう政せい軍ぐん後援こうえん在民ざいみん國こく十じゅう二に年ねん（1923）3月がつ通電つうでん辭職じしょく。薩鎮冰在福建ふっけん省しょう的てき職務しょくむ主要しゅよう為ため象徵しょうちょう性せい的てき首長しゅちょう職しょく，但ただし仍聘請了黃き乃裳為ため高等こうとう顧問こもん。

福建ふっけん省しょう的てき實權じっけん控ひかえ制せい者しゃ雖然隨ずい著ちょ軍閥ぐんばつ互鬥而多度ど更迭こうてつ，但ただし是ぜ薩鎮冰的福建ふっけん省しょう省しょう長ちょう一職直到民國十五年（1926）11月國民こくみん革命かくめい軍ぐん發はつ兵へい北きた伐き，何なに應おう欽將はた福建ふっけん省しょう的てき周しゅう蔭かげ人じん部隊ぶたい擊げき潰つぶせ，獲得かくとく閩省主ぬし控ひかえ權けん後ご，薩鎮冰於12月がつ離職りしょく。離職りしょく後ご以在地ち耆老的てき聲望せいぼう勸すすむ募つの救濟きゅうさい福建ふっけん省しょう境さかい內因北きた伐き戰爭せんそう中產ちゅうさん生せい的てき戰爭せんそう災わざわい民みん，後ご主要しゅよう從事じゅうじ社會しゃかい公益こうえき和わ慈善じぜん事業じぎょう。在ざい福建ふっけん省しょう內仍有高ありだか度ど人望じんぼう。

民みん國こく二に十じゅう二に年ねん（1933），薩鎮冰支持しじ和わ贊助さんじょ李り濟わたる深ふか之これ閩變，並なみ出で任にん在ざい福ふく州しゅう成立せいりつ的てき中華ちゅうか共和きょうわ國こく人民じんみん革命かくめい政府せいふ福建ふっけん省しょう人民じんみん政府せいふ主席しゅせき和わ延のべ建けん省しょう省しょう長ちょう。民みん國こく二に十じゅう六ろく（1937）年ねん抗日こうにち戰爭せんそう爆發ばくはつ時じ，薩鎮冰正受福建ふっけん省しょう政府せいふ委託いたく赴南洋なんよう考察こうさつ，返かえし國こく時じ自じ越こし南みなみ入にゅう境さかい，並なみ協きょう助じょ國民こくみん政府せいふ在ざい西南せいなん各省かくしょう宣傳せんでん抗日こうにち。日本にっぽん戰敗せんぱい後ご，薩鎮冰先抵達上海しゃんはい，後こう返かえし回かい福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市中しちゅう山路やまじ仁ひとし壽ことぶき堂どう住居じゅうきょ，民みん國こく三さん十じゅう五ご年ねん（1946）國民こくみん政府せいふ授階薩鎮冰海軍ぐん二に級きゅう上じょう將はた，並なみ除じょ役やく。

1949年ねん8月がつ中國ちゅうごく人民じんみん解放かいほう軍ぐん進駐しんちゅう福ふく州しゅう之の際さい，薩鎮冰拒絕きょぜつ李り宗そう仁ひとし的てき邀請赴台湾たいわん，並なみ發はつ文ぶん擁護ようご中國共產黨ちゅうごくきょうさんとう。

中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく時期じき

时任第だい一いち屆とどけ全ぜん國政こくせい協きょう委員いいん萨镇冰的官かん方かた肖像しょうぞう照あきら（摄于1949年ねん）

中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく建國けんこく後任こうにん第だい一いち屆とどけ全ぜん國政こくせい協きょう委員いいん、中央ちゅうおう人民じんみん政府せいふ人民じんみん革命かくめい軍事ぐんじ委員いいん會かい委員いいん、中央ちゅうおう人民じんみん政府せいふ華僑かきょう事務じむ委員いいん會かい委員いいん、福建ふっけん省しょう人民じんみん政府せいふ委員いいん會かい委員いいん。

1952年ねん4月がつ病びょう逝于福ふく州しゅう，享年きょうねん94歲さい。薩鎮冰墓位い於福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し鼓こ樓ろう區く梅亭ばいてい路ろ。

著作ちょさく

詩集ししゅう《古稀こき吟ぎん集しゅう》、《客きゃく中ちゅう吟ぎん草くさ》、《裡うら門かど吟ぎん草くさ》、《仁ひとし壽ことぶき堂どう吟ぎん草くさ》。

詩作しさく

• 1951年ねん，中國ちゅうごく人民じんみん志願しがん軍ぐん在ざい韓かん戰せん第だい三さん次じ戰役せんえき後ご攻おさむ下か了りょう漢かん城じょう，薩鎮冰得知ち此事，回かい想起そうき50多年たねん前まえ的てき甲かぶと午うま悲歌ひか，當とう即そく作詩さくし一いち首しゅ《步ふ繼つぎ周しゅう即事そくじ原げん韻いん》：

師し入いれ三さん韓かん大だい有ゆう聲ごえ，海うみ東ひがし形勢けいせい一番いちばん更さら。美び軍ぐん屢敗終おわり難なん振ふ，華はな裔方興きょう孰敢輕けい。

結ゆい日び陰謀いんぼう違たがえ夙約，援朝義ぎ舉洽群ぐん情じょう。中ちゅう蘇そ兩國りょうこく臨斯世よ，同どう德とく同心どうしん致太平たいへい。

• 《一いち九きゅう五ご一いち年ねん國こく慶けい頌詩》：

中華ちゅうか解放かいほう兩りょう週しゅう年ねん，耕こう者しゃ而今各かく有田ありた。治ち匪法嚴いむ無む報ほう警，救すくい鄰師壯たけし盡つき稱しょう賢けん。

一生勞動功為鉅，四海しかい和平わへい志こころざし益えき堅けん。愧我頹齡難なん建樹たけき，小しょう詩し奉祝ほうしゅく助じょ宣傳せんでん。

参まいり见

• 中国ちゅうごく海うみ军史
• 薩鎮冰臨時じ內閣

外部がいぶ連結れんけつ

• 冰心《記き薩鎮冰先生せんせい》 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）

官かん衔
中華ちゅうか共和きょうわ國こく人民じんみん革命かくめい政府せいふ
新しん頭あたま銜	延のべ建けん省しょう人民じんみん政府せいふ主席しゅせき 1933年ねん12月13日にち－1934年ねん1月がつ13日にち	廢止はいし 原因げんいん：中華ちゅうか共和きょうわ國こく滅亡めつぼう
中華民國ちゅうかみんこく北洋ほくよう政府せいふ
前任ぜんにん： 李り厚あつし基もと	福建ふっけん省しょう省しょう長ちょう 1922年ねん10月がつ15日にち－1926年ねん12月4日にち	廢止はいし 原因げんいん：國民こくみん革命かくめい軍ぐん佔領福建ふっけん
前任ぜんにん： 靳雲鵬おおとり （一いち次じ）	國務こくむ總理そうり 代理だいり 1920年ねん5月がつ14日にち－1920年ねん8月がつ9日にち	繼つぎ任にん： 靳雲鵬おおとり （二に次じ）
前任ぜんにん： 劉りゅう冠かんむり雄つよし （二に次じ）	海軍かいぐん總長そうちょう 第だい六ろく任にん 1919年ねん12月3日にち－1921年ねん5月がつ14日にち	繼つぎ任にん： 李り鼎かなえ新しん
前任ぜんにん： 程ほど璧光	海軍かいぐん總長そうちょう 第だい四よん任にん 1917年ねん6月がつ24日にち－1917年ねん7月がつ2日にち	繼つぎ任にん： 劉りゅう冠かんむり雄つよし （一いち次じ）
大だい清きよし
新しん頭あたま銜	海軍かいぐん部ぶ尚書しょうしょ 1917年ねん7月がつ2日にち－1917年ねん7月がつ12日にち	廢止はいし 原因げんいん：清きよし帝みかど退位たいい
清朝せいちょう海軍かいぐん部ぶ
前任ぜんにん： 載の洵まこと	海軍かいぐん大臣だいじん 1911年ねん11月16日にち－1912年ねん2月がつ12日にち	廢止はいし 原因げんいん：清きよし帝みかど退位たいい