蔡政

蔡政
字じ	拱樞
族ぞく裔	閩南人じん
出生しゅっしょう	不ふ詳しょう 大明だいめい福建ふっけん布ぬの政せい使し司し金かね門もん
逝世	永えい曆れき二に十じゅう二に年ねん（1668年ねん）
親おや屬ぞく 子こ 蔡濟（長子ちょうし）、蔡漢襄じょう（次子じし）
經歷けいれき
協きょう理り禮れい官かん、協きょう理り刑けい官かん、思おもえ明あきら州しゅう知事ちじ、賞しょう勳くん司し、禮れい都と事ごと、刑けい官かん司つかさ務つとむ

蔡政（？—1668年ねん），字じ拱樞，生なま於泉州せんしゅう府ふ同どう安やす縣けん金かね門もん，族ぞく裔閩南人じん，為ため臺灣たいわん鄭てい氏し王朝おうちょう開國かいこく初期しょき的てき重要じゅうよう文ぶん臣しん。

生平おいだいら

蔡政早年そうねん為ため鄭てい成功せいこう所ところ任用にんよう，為ため刑けい官かん司つかさ務つとむ之これ職しょく，隨ずい王おう北きた伐き滿まん清きよし。明あきら永えい曆れき十じゅう三さん年ねん（1659），出で任にん禮れい部ぶ都と事ごと，北上ほくじょう大だい清きよし京師けいし議ぎ和わ。明永みょうえい曆れき十じゅう五ご年ねん（1661），蔡政跟隨鄭てい成功せいこう出兵しゅっぺい征討せいとう荷に屬ぞく臺灣たいわん，佔領台灣たいわん，史し稱しょう「攻おさむ台だい之の役やく」；鄭てい成功せいこう隨ずい後ご詔みことのり告つげ「開國かいこく建都けんと」，蔡政則そく改あらため任にん賞しょう勳くん司し。永なが曆れき十じゅう六ろく年ねん，明あきら昭あきら宗むね駕が崩くずし於昆こん明あきら，鄭てい成功せいこう亦また於同年どうねん薨殂於安やす平城ひらじろ。鄭てい成功せいこう之の弟おとうと鄭てい襲かさね以保護ほご「大將軍だいしょうぐん印しるし」為ため由ゆかり，欲よく謀はかりごと王位おうい；再さい加か上うえ王おう世子せいし鄭てい經けい與あずか先王せんおう不ふ合ごう，以及黃き昭あきら順じゅん、蕭しょう拱宸、曹文龍りゅう與あずか蔡雲等ひとし人的じんてき唆使之の下した，鄭てい世襲せしゅう被ひ擁立ようりつ為ため「東都とうと主ぬし」，拒こばめ兵へい反對はんたい世子せいし繼つぎ位い。蔡政此時居きょ於承うけたまわ天てん，以「大義たいぎ」嚴いむ厲斥責せめ，並なみ侍さむらい奉たてまつ先王せんおう遺留いりゅう的てき翼つばさ善ぜん冠かんむり與あずか袞龍袍ほう至いたり廈門一帶いったい呈てい獻けんじ，並なみ請世子せいし繼嗣けいし王位おうい。

永えい曆れき十じゅう七なな年ねん（1663年ねん），蔡政以協理り刑けい官かん之の職しょく出で使し日本にっぽん，交涉こうしょう取と回かい前まえ戶と官かん鄭てい泰やすし所ところ寄よせ存そん之の鉅銀以作為さくい軍需ぐんじゅ使用しよう，但ただし日方ひかた要求ようきゅう蔡政與あずか鄭てい泰之やすゆき弟おとうと鄭てい鳴な駿しゅん雙方そうほう應おう提出ていしゅつ充分じゅうぶん證據しょうこ而繼續けいぞく保管ほかん存そん銀ぎん。取と回かい存そん銀ぎん失敗しっぱい後ご，蔡政返かえし回かい思おもえ明あきら州しゅう時どき遭鄭てい鳴な駿しゅん扣留泉州せんしゅう，蔡政以計逃回にげまわ東あずま寧やすし，出で任にん協きょう理り刑けい官かん。

永えい曆れき二に十じゅう二に年ねん（1668年ねん）夏なつ，五月ごがつ，蔡政逝世。

相關そうかん條目じょうもく

• 鄭てい成功せいこう征せい臺だい部將ぶしょう列れつ表ひょう