臺たい南みなみ法華寺ほっけじ

臺たい南みなみ法華寺ほっけじ
李り茂春しげはる宅たく邸てい夢ゆめ蝶ちょう園えん
法華寺ほっけじ天王てんのう寶殿ほうでん正面しょうめん
位置いち	臺灣たいわん臺たい南市みなみいち中西なかにし區く法華ほっけ街がい100號ごう
建たて成しげる时间	清朝せいちょう康かん熙二に十じゅう三さん年ねん（1684年ねん）創建そうけん 1959年ねん重じゅう建けん
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：直轄ちょっかつ市し定てい古蹟こせき 登錄とうろく種類しゅるい：寺てら廟びょう
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう

臺たい南みなみ法華寺ほっけじ位くらい於臺灣たいわん臺たい南市みなみいち中西なかにし區く的てき桶おけ盤ばん淺あさ，竹たけ溪けい北岸ほくがん，為ため中華民國ちゅうかみんこく直轄ちょっかつ市し定てい古蹟こせき。該寺亦また為ため臺灣たいわん府ふ城じょう七なな寺てら八はち廟びょう之これ一いち。

沿革えんかく

該寺前身ぜんしん原ばら為ため明あきら鄭てい時期じき隨ずい鄭てい經けい來き臺だい逸いっ士し李り茂春しげはる的てき住所じゅうしょ，因いん其無心むしん名めい位い，遂とげ於此栽梅種竹しゅちく，建けん園えん修行しゅぎょう念佛ねんぶつ，人稱にんしょう李り菩薩ぼさつ。李り茂春しげはる與あずか明あきら鄭てい參さん軍ぐん陳ちん永ひさし華はな為ため好こう友とも，兩人りょうにん時じ常つね在ざい此園交遊こうゆう，陳ちん永ひさし華はな並なみ為ため此園題名だいめい，贈おく「夢ゆめ蝶ちょう園えん碑ひ」給きゅう李り茂春しげはる。而在永えい曆れき二に十じゅう九きゅう年ねん（1675年ねん）李り茂春しげはる去さ世よ後ご，其僧友とも將はた其故居きょ改あらため建けん為ため「準じゅん提ひさげ庵あん」，供奉ぐぶ準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ。

進入しんにゅう清治きよじ時期じき後ご，康かん熙二に十じゅう三さん年ねん（1684年ねん）臺灣たいわん知ち府ふ蔣毓英えい集しゅう資し在ざい此建佛寺ぶつじ，供奉ぐぶ如來にょらい佛ほとけ，並なみ將はた寺てら名めい改あらため為ため法華寺ほっけじ。而康熙四十じゅう七なな年ねん（1798年ねん）時じ，鳳おおとり山さん知ち縣けん宋そう永えい清きよし率りつ眾捐款修寺てら，建けん三さん進しん寺てら舍しゃ，前ぜん殿しんがり供奉ぐぶ火ひ神しん祝融しゅくゆう（南極なんきょく大帝たいてい），又また稱たたえ火ひ神しん廟びょう；中殿ちゅうでん供奉ぐぶ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ，後こう殿しんがり供奉ぐぶ準じゅん提ひさげ菩薩ぼさつ，並なみ在ざい後ご院いん另設禪ぜん房ぼう，種竹しゅちく木花きばな果はて，而除此之外がい還かえ有ゆう建けん鐘樓しゅろう與あずか鼓こ樓ろう。康かん熙五十じゅう二に年ねん（1713年ねん）八はち月がつ，該寺住持じゅうじ照明しょうめい方丈ほうじょう募つの款鑄鐘がね，將之まさゆき懸かか於鐘樓ろう上じょう，而此鐘がね今こん仍在。康かん熙六ろく十じゅう年ねん（1721年ねん），南みなみ臺灣たいわん發生はっせい大だい地震じしん，法華寺ほっけじ因いん而損毀，住持じゅうじ碧あお天てん（重じゅう修おさむ碑文ひぶん記き為ため伯はく夫おっと）等とう人ひと集しゅう資し加か以重修おさむ，並なみ再さい塑彌勒菩薩みろくぼさつ與あずか四よん大だい天王てんのう像ぞう於前殿どの（天王てんのう殿どの），至いたり乾いぬい隆たかし八はち年ねん（1743年ねん）完工かんこう。之これ後ご到いた乾いぬい隆たかし二に十じゅう九きゅう年ねん（1764年ねん）時じ，臺灣たいわん知ち府ふ蔣允焄重じゅう修おさむ該寺，重じゅう建けん火ひ神かみ廟びょう於寺右みぎ，隔年かくねん又また在ざい寺前てらまえ新しん鑿半月はんつき池ち「南湖みなみこ」，為ため端はし陽ひ競きおい舟ぶね的てき地方ちほう，而在湖畔こはん又また建たて有ゆう南湖みなみこ書院しょいん與あずか半月はんつき樓ろう，是ぜ當時とうじ文人ぶんじん雅みやび集しゅう的てき所在地しょざいち。乾いぬい隆たかし五ご十じゅう七なな年ねん（1792年ねん）時じ，臺灣たいわん知ち府ふ楊廷理り又また建けん關せき帝廟ていびょう於寺左ひだり。光ひかり緒いとぐち初年しょねん，臺灣たいわん道どう夏なつ獻けんじ綸又また予よ以整修おさむ，並なみ寫うつし「夢ゆめ蝶ちょう遺のこ蹤」匾，然しか而此後ご該寺漸やや趨荒廢こうはい。

到いた了りょう日にち治ち時期じき的てき大正たいしょう三さん年ねん（1914年ねん），應おう地方ちほう士し紳しん之の請，基き隆たかし月つき眉山びざん靈泉れいせん禪ぜん寺てら開山かいさん祖そ善ぜん慧とし上人しょうにん前ぜん來らい擔任たんにん該寺住持じゅうじ，且在地方ちほう士し紳しん上官じょうかん薇ぜんまい、石いし謨記、葉は永なが聲ごえ及臺南みなみ三さん郊組合くみあい的てき許もと藏ぞう春はる、蘇そ有志ゆうじ等とう人的じんてき贊助さんじょ下か，對たい該寺進行しんこう全面ぜんめん整せい修おさむ。三年後因善慧上人忙於臺北たいぺい創そう辦「臺灣たいわん佛教ぶっきょう中學ちゅうがく林りん」（今こん臺北たいぺい市し私立しりつ泰たい北きた高だか中ちゅう前身ぜんしん[1]），遂とげ派は其師弟してい善ぜん性せい、善昌よしまさ二法師先後擔任該寺監寺，並なみ在ざい其後重じゅう修おさむ後ご殿どの、增ぞう建けん女おんな客きゃく堂どう、齋とき堂どう與あずか廚寮。大正たいしょう八はち年ねん（1919年ねん），臺だい南みなみ詩し社しゃ南みなみ社しゃ社長しゃちょう趙ちょう雲くも石せき與あずか連れん橫よこ將はた詩し社しゃ遷於該寺中ちゅう，一時有眾多文人齊聚於此。昭和しょうわ十じゅう七なな年ねん（1942年ねん）左右さゆう該寺又また予よ以整修おさむ，而此時じ適てき逢政府せいふ闢建臺たい南みなみ機き場じょう，拆毀李り茂春しげはる之の墓はか，遂とげ將はた其遺骨こつ收おさむ於寺塔とう內。

第だい二に次じ世界せかい大戰たいせん時期じき，法華寺ほっけじ殿宇でんう多た半はん焚毀。民みん國こく四十年代起由住持善昌法師發起重修，並なみ於民國こく四よん十じゅう八はち年ねん（1959年ねん）完工かんこう。雖然此寺大だい部分ぶぶん的てき建築けんちく重じゅう建けん後ご為ため仿木結構けっこう，但ただし因よし其歷史れきし意義いぎ和わ整體せいたい規制きせい上じょう依よ循傳統でんとう，遂とげ於民國こく七なな十じゅう四よん年ねん（1985年ねん）列れつ為ため三さん級きゅう古蹟こせき。

建築けんちく特色とくしょく

法華寺ほっけじ延壽えんじゅ橋きょう

法華寺ほっけじ座ざ北朝ほくちょう南みなみ，共きょう五條ごじょう軸じく線せん。主體しゅたい第だい一いち進しん為ため天王てんのう殿どの，中央ちゅうおう前面ぜんめん供奉ぐぶ彌勒菩薩みろくぼさつ，後方こうほう供奉ぐぶ韋馱，兩側りょうがわ則そく為ため四よん大だい天王てんのう；其第二に進しん為ため大雄たいゆう寶殿ほうでん，供奉ぐぶ三寶さんぼう佛ほとけ，兩側りょうがわ有ゆう八はち大だい菩薩ぼさつ及韋馱、金きむ剛つよし；第だい三さん進しん為ため觀音かんのん殿どの，供奉ぐぶ觀世音菩薩かんぜおんぼさつ。寺てら左ひだり由ゆかり山門さんもん、內庭、關せき帝みかど殿どの及舊齋とき堂どう組成そせい，於關帝みかど殿中でんちゅう供奉ぐぶ文ぶん衡聖帝せいてい，且陪祀馬ば使し爺じい，而再往東則そく是ぜ山門さんもん與あずか靈れい骨こつ塔とう，庭にわ中有ちゅうう數すう塊かたまり碑ひ記き，「夢ゆめ蝶ちょう園えん記き」亦また安やす放ひ於此。寺てら右みぎ由よし山門さんもん、供奉ぐぶ南極なんきょく大帝たいてい的てき南極なんきょく殿でん與あずか聚賢堂どう組成そせい，在ざい南極なんきょく殿でん與あずか聚賢堂どう間あいだ還かえ有ゆう延壽えんじゅ橋きょう相しょう連れん，而再向こう西にし去さ，則のり有功ゆうこう德とく堂どう與あずか祖そ堂どう，其中功德くどく堂どう為ため木き構造こうぞう，為ため該寺中ちゅう最さい古老ころう的てき部分ぶぶん。但ただし現げん已やめ傾かたぶけ頹荒廢こうはい，未み修復しゅうふく，寺方てらかた另建新しん建築けんちく物ぶつ命名めいめい為ため功德くどく堂どう取と代だい之これ。

在ざい該寺之の中有ちゅうう多た處しょ壁畫へきが如「莊そう周しゅう夢ゆめ蝶ちょう」、「達いたる摩ま面壁めんぺき」和かず「虎溪こけい三さん笑わらい」等とう，乃府城じょう名めい師し潘はん麗水れいすい之これ作さく。

法華ほっけ夢ゆめ蝶ちょう

夢ゆめ蝶ちょう園えん記き

民みん國こく四よん十じゅう五ご年ねん（1956年ねん），臺だい南市みなみいち文獻ぶんけん會かい將はた「法華ほっけ夢ゆめ蝶ちょう」列れつ為ため府ふ城じょう十じゅう二に勝景しょうけい之の一いち，而在過去かこ便びん有ゆう不ふ少しょう文人ぶんじん在ざい此吟詩し，例れい如：

“ 嚮晨趨野寺てら，泉いずみ籟共幽かそけ清きよし。法ほう雨う敲仙唄うた，疏煙濕しめ磬かおる聲ごえ。

蟲むし吟ぎん物ぶつ外がい想おもえ，蝶ちょう夢幻むげん中ちゅう生せい。頓ひたすら覺さと無む塵ちり礙，道心どうしん處處しょしょ明あかり。

” ——康かん熙時貢みつぎ生せい陳ちん文ぶん達たち，《臺灣たいわん縣けん志しむら·藝文げいぶん志こころざし》（康かん熙五十じゅう九きゅう年ねん，1720年ねん）

“ 竟成禪室ぜんしつ新しん迦葉，無む復ふく名園めいえん舊きゅう主人しゅじん。漫說當年とうねん迷蝶夢ゆめ，而今誰だれ是ぜ獨どく醒身？ ” ——巡じゅん臺だい御ご史し六ろく十じゅう七なな，《重じゅう修おさむ臺灣たいわん府ふ志こころざし》（乾いぬい隆たかし十じゅう一いち年ねん，1746年ねん）

“ 舊時きゅうじ書しょ舍しゃ幾いく經けい遷，翠みどり柏かしわ修おさむ篁たかむら引客憐。人ひと去さ蜨回渾是夢ゆめ，僧そう歸き花落はなおち已やめ多年たねん。

茶ちゃ廚不認みとめ辭じ煙けむり鶴づる，竹たけ徑みち猶なお存そん暎月川かわ。一片いっぺん紅べに塵ちり何處どこ洗あらい？南みなみ華はな此日有ゆう新篇しんぺん。

” ——乾いぬい隆たかし時じ庠生黃き之の弼，《重じゅう修おさむ臺灣たいわん縣けん志こころざし》（乾いぬい隆たかし十じゅう七なな年ねん，1752年ねん）

“ 野寺のでら鐘がね初はつ起おこり，香こう台だい竹ちく半はん遮さえぎ。松蔭しょういん堪こらえ繫馬，曲きょく徑みち不ふ容よう車しゃ。吠ほえ客きゃく穿ほじ籬ませ犬けん，窺人隱かくれ樹じゅ鴉からす。老ろう僧そう談だん妙諦みょうてい，古こ佛ほとけ坐すわ蓮花れんげ。

何處どこ尋ひろ莊そう蝶ちょう，還かえ來らい問とい法華ほっけ。樓ろう高だか雲くも未散みちる，山やま靜せい日び將はた斜はす。園えん木き生せい佳けい果はて，齋とき廚煮素もと茶ちゃ。徘徊はいかい憐景色しょく，歸路きろ繞にょう煙霞えんか。

” ——乾いぬい隆たかし時じ生なま員いん王おう名めい標しるべ，《續ぞく修おさむ臺灣たいわん縣けん志こころざし》（嘉よしみ慶けい十じゅう二に年ねん，1807年ねん）

火ひ神しん信仰しんこう

法華寺ほっけじ內之南極なんきょく大帝たいてい（又また稱たたえ火ひ德星とくせい君くん、火ひ王おう爺じい）約やく於咸豐年間ねんかん（1851-1861年ねん）分ぶん出で香爐こうろ至いたり中西なかにし區く民權みんけん路ろ一帶いったい，成立せいりつ「元もと會かい境さかい火ひ王おう爺じい神明しんめい會かい」。該神明しんめい會かい之の祭祀さいし費用ひよう由よし爐ろ下か信徒しんと捐款提供ていきょう，並なみ固定こてい由よし爐ろ主しゅ於每年まいとし農のう曆れき六ろく月がつ二に十じゅう二に日にち（聖せい誕前一いち日にち）前ぜん往臺たい南みなみ水すい仙宮せんきゅう借用しゃくよう玉だま奏そう板ばん及奏本ほん，二に十じゅう三日聖誕當天請聖爐上轎回法華寺稟報平安。

相關そうかん條目じょうもく

• 臺灣たいわん文化ぶんか資產しさん遭破壞はかい列れつ表ひょう

外部がいぶ連結れんけつ

• 臺たい南市みなみいち政府せいふ文化ぶんか觀光かんこう處しょ——法華寺ほっけじ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）