五ご妃ひ廟びょう

五ご妃ひ廟びょう
五ご烈れつ墓はか、五ご妃ひ祀まつ（寧やすし靖やすし王おう從したがえ死し五ご妃ひ墓はか）
五ご妃ひ廟びょう正門せいもん觀かん
位置いち	臺灣たいわん臺たい南市みなみいち中西なかにし區く五ご妃ひ街がい201號ごう
坐すわ标	22.982081°N 120.205214°E / 22.982081; 120.205214
建たて成しげる时间	永えい曆れき三さん十じゅう七なな年ねん（1683年ねん，清きよし康かん熙二に十じゅう二に年ねん）
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
官かん方かた名称めいしょう	五ご妃ひ廟びょう
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：國定こくてい古蹟こせき 登錄とうろく種類しゅるい：祠ほこら廟びょう
參觀さんかん費用ひよう	不ふ收おさむ取と費用ひよう
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう
開放かいほう	8:30至いたり17:30

五ご妃ひ廟びょう，昔むかし稱しょう五ご烈れつ墓はか、五ご妃ひ祀まつ、寧やすし靖やすし王おう從したがえ死し五ご妃ひ墓はか，位い於今臺灣たいわん臺たい南市みなみいち中西なかにし區く，五ご妃ひ是ぜ指ゆび明あきら寧やすし靖やすし王おう朱しゅ術じゅつ桂かつら從したがえ死し之の五ご位い妃ひ妾わらわ：袁氏、王おう氏し、秀しゅう姑しゅうと、梅うめ姐あね及荷姐あね。五妃廟乃坐西南朝東北，為ため一座單進兩護龍式的古建築，最早もはや建けん於1683年ねん（明あきら鄭てい永えい曆れき三さん十じゅう七なな年ねん，清きよし康かん熙二に十じゅう二に年ねん）。由よし1683年ねん迄まで今こん有ゆう三さん百ひゃく餘よ年ねん，墓はか傍はた有ゆう一いち小祠しょうし，為ため義ぎ靈れい君くん墓ぼ，係かかり當年とうねん殉死じゅんし二侍宦埋骨之處。

五ご妃ひ廟びょう現げん為ため中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか部ぶ所ところ頒訂之の國定こくてい古蹟こせき，目前もくぜん由ゆかり臺たい南市みなみいち政府せいふ文化ぶんか觀光かんこう處しょ所しょ管理かんり，並なみ設しつらえ有紀ゆうき念ねん碑ひ、解說かいせつ牌ぱい等とう，也是當代とうだい情じょう侶夫妻つま間あいだ求もとめ忠ちゅう貞さだ祭さい拜はい的てき廟宇びょうう。

沿革えんかく

五妃墓址原稱為魁斗山，因いん為ため魁さきがけ、桂かつら音おと近ちか，故こ而以往いおう許多きょた詩人しじん墨客ぼっかく皆みな取と諧音而稱為ため桂子けいこ山さん，且因過去かこ附近ふきん到いた處しょ是ぜ一片いっぺん荒蕪こうぶ，羊腸ようちょう小徑しょうけい，蔓草つるくさ雜ざつ生せい，罕有人跡じんせき，因いん此也被ひ稱しょう之の為ため「鬼おに仔こ山さん」，1681年ねん（永えい曆れき三さん十じゅう五ご年ねん，清きよし康かん熙二に十じゅう年ねん），由ゆかり於鄭てい經けい去さ世よ，馮錫範はん、鄭てい哲あきら順じゅん、劉りゅう國こく軒のき等とう人ひと發動はつどう東あずま寧やすし之の變へん，殺ころせ死し世子せいし鄭てい克かつ臧，立だて鄭てい克かつ塽繼つぎ位い。1683年ねん（永えい曆れき三さん十じゅう七なな年ねん，清きよし康かん熙二に十じゅう二に年ねん）7月がつ16日にち（六ろく月がつ廿にじゅう二に日にち）施ほどこせ琅攻おさむ下か澎湖之これ後ご，朱しゅ術じゅつ桂かつら決心けっしん殉國じゅんこく，召集しょうしゅう妾わらわ侍さむらい說せつ：「孤こ不德ふとく，顛沛海外かいがい，冀保餘よ年ねん，以見先帝せんてい、先王せんおう於地下か；今いま大事だいじ已やめ去ざ，孤こ死し有ゆう日び，汝なんじ輩やから幼よう艾もぐさ，可か自じ計けい也。」隨ずい侍さむらい在ざい側がわ的てき五ご妃ひ（袁氏、王おう氏し、秀しゅう姑しゅうと、梅うめ姐あね、荷に姐あね）皆みな泣對曰：「王おう既すんで能のう全ぜん節ふし，妾わらわ等とう寧やすし甘あま失しつ身み，王おう生なま俱生，王おう死し俱死」而後相しょう繼ままし自じ縊於中堂なかどう。朱しゅ術じゅつ桂かつら親ちかし自じ殯殮後ご，將はた五妃之靈柩安葬於南門城外魁斗山後（當時とうじ屬ぞく於仁和にわ里さと，今いま臺だい南市みなみいち五ご妃ひ廟びょう址し）。

1746年ねん（清きよし乾いぬい隆たかし十じゅう一いち年ねん）因いん廟宇びょうう荒あら頹，巡じゅん臺だい御ご史し六ろく十じゅう七なな及范咸，命いのち台灣たいわん府ふ海防かいぼう補ほ盜ぬすめ同どう知ち方ほう邦くに基もと修おさむ墳ふん，於正殿どの內五妃神像後之背牆上立墓碑「寧やすし靖やすし王おう從したがえ死し五ご妃ひ墓はか」，因いん此所以後いご人じん多た稱しょう「五ご妃ひ廟びょう」。又また立だて五ご妃ひ墓はか道どう碑ひ(1935年ねん始はじめ政せい四よん十じゅう周年しゅうねん記念きねん臺灣たいわん博覽はくらん會かい移うつり至いたり南みなみ門もん碑いしぶみ林りん)。

乾いぬい隆たかし十じゅう六ろく年ねん（1751年ねん），知ち縣けん魯鼎梅うめ曾再修おさむ。

光ひかり緒いとぐち四よん年ねん，臺灣たいわん府ふ仕つかまつ紳しん吳ご昌記まさき再さい修おさむ五ご妃ひ廟びょう。

日にち治ち時期じき

1927年ねん臺たい南みなみ州しゅう愛國あいこく婦人ふじん會かい大幅おおはば整せい修おさむ五ご妃ひ廟びょう，整せい修おさむ部分ぶぶん包括ほうかつ廟びょう門もん、拜はい亭てい、兩りょう廂ひさし及廟殿どの，其中臺たい南みなみ州しゅう知事ちじ喜多きた孝治こうじ立だて「五ご妃ひ之の碑いしぶみ」於墓之の左側ひだりがわ，上うえ撰せん詩し「弔とむらい五ご妃ひ墓はか」及跋，並なみ題詩だいし讚たたえ揚あげ五ご妃ひ的てき偉大いだい情操じょうそう，並なみ詳細しょうさい述じゅつ整せい修おさむ經過けいか，復ふく在ざい南みなみ門もん路ろ派出所はしゅつじょ旁つくり豎「五ご妃ひ參道さんどう碑ひ」。當時とうじ總そう工程こうてい費ひ共ども六ろく千せん餘よ圓えん，到いた7月がつ竣工しゅんこう。竣工しゅんこう之の時とき曾舉行ぎょう盛大せいだい典禮てんれい，臺だい南みなみ仕つかまつ紳しん趙ちょう雲くも石せき、黃き欣、許もと廷光均ひとし有ゆう懸かか聯れん於廟中ちゅう。並なみ在ざい1929年ねん於五妃廟周圍區域開闢為綠地公園。

第だい二に次じ世界せかい大戰たいせん末期まっき，由ゆかり於自1945年ねん3月がつ1日にち起おこり，美び軍ぐん針はり對たい臺たい南市みなみいち發動はつどう空襲くうしゅう，五妃廟遭到美軍軍機襲臺轟炸，導しるべ致廟中ちゅう拜はい亭てい、西にし廂ひさし及牆壁かべ均ひとし遭炸毀。「五桂ごかつら其芳」、「五ご星ほし同どう光ひかり」匾已不ふ存そん。廟びょう門もん「五ご妃ひ廟びょう」額がく也遭到炸毀，僅存文物ぶんぶつ共有きょうゆう傳でん為ため清末きよすえ邑人所しょ刻こく的てき五ご妃ひ塑像そぞう五ご尊みこと、「貞さだ靈れい咸著」匾、趙ちょう雲くも石せき「血ち化か一いち元げん鳥とり哀あい帝みかど魄たま」「香こう留とめ五桂花是女貞」一聯いちれん(木き刻こく)，與あずか陳ひね廷貽「殉難じゅんなん芳名ほうめい勝しょう蹟あと」「千秋五烈遺徽」一聯いちれん(石いし鐫)的てき聯れん對たい。

戰後せんご至いたり今いま

1948年ねん，林はやし森泉もりいずみ等ひとし人じん修繕しゅうぜん五ご妃ひ廟びょう，然しか而廟宇びょうう周圍しゅうい皆みな被ひ違たがえ章あきら建築けんちく所しょ佔據導しるべ致環境かんきょう雜ざつ亂みだれ，據よりどころ1966年ねん10月がつ臺だい南市みなみいち第だい六屆議會議員質詢，即そく指出さしで五妃廟附近廁所林立，「一いち遇ぐう雨季うき，糞便ふんべん益えき流りゅう，臭味しゅうみ沖天ちゅうてん」，並なみ質疑しつぎ時任ときとう市長しちょう葉は廷珪並なみ不ふ關心かんしん，在ざい葉は氏し答こたえ覆くつがえ於一周いっしゅう內整修おさむ後ご，遭議員ぎいん吳くれ盛もり千稱如能在一周內整修，願ねがい在ざい寶たから美よし樓ろう請二に桌請客きゃく。最後さいご於同年どうねん對たい擋土牆、正面しょうめん台だい階かい重じゅう新しん修築しゅうちく，但ただし並無ならびな昔日せきじつ規模きぼ。在ざい1969年ねん時じ，五妃廟更是違章建築紛紛入侵，且「廟びょう前ぜん有人ゆうじん在ざい製せい煤すす球だま，也有やゆう人じん利用りよう作さく曬衣場じょう，環境かんきょう凌しのげ亂らん不堪ふかん」。直ちょく到いた1975至いたり1977年ねん，臺だい南市みなみいち政府せいふ推動「臺たい南市みなみいち名勝めいしょう古蹟こせき整せい修おさむ三さん年ねん計畫けいかく」將しょう五妃廟廟體與整體環境整修。

1983年ねん12月28日にち，中華民國ちゅうかみんこく內政部ぶ公告こうこく第だい一いち批15座ざ一いち級きゅう古蹟こせき名めい單たん，五妃廟名列其中。1997年ねん5月がつ，《文化ぶんか資產しさん保存ほぞん法ほう》修法しゅほう後ご，不ふ再さい區分くぶん為ため一いち至いたり三さん級きゅう古蹟こせき，而採用さいよう國定こくてい、直轄ちょっかつ市し定じょう、縣けん市し定じょう三さん級きゅう。五ご妃ひ廟びょう改あらため為ため國定こくてい古蹟こせき。1998年ねん經過けいか修復しゅうふく後ご即そく為ため五ご妃ひ廟びょう今こん貌。

2020年ねん，文化ぶんか部ぶ選定せんてい五妃廟訂定為台灣第一個古蹟保存區，並なみ對たい於古蹟こせき保存ほぞん區く及其周邊しゅうへん環境かんきょう進行しんこう基礎きそ調ちょう查、法令ほうれい研究けんきゅう。

建築けんちく設計せっけい

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  五ご妃ひ廟びょう主ぬし廟びょう正門せいもん
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  五妃廟背後的墓龜
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  五妃廟旁石碑詩拔
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  殿しんがり內神龕がん奉祀ほうし的てき「五ご妃ひ娘むすめ娘むすめ」神像しんぞう，與あずか許もと廷光所ところ撰せん聯れん文ぶん。原はら紀年きねん為ため「昭和しょうわ貳に年ねん」，遭改為ため不倫ふりん不ふ類るい的てき「丁ちょう卯しげる貳に年ねん」。

五妃廟坐西朝東北，是ぜ一座いちざ單たん進すすむ兩りょう護まもる龍りゅう的てき建築けんちく，由ゆかり於五妃廟本為墳墓後增建廟宇，因いん此呈現げん「墓はか廟びょう合一ごういつ」形式けいしき的てき格かく局きょく，而墓塚づか之の前ぜん即そく為ため廟宇びょうう本身ほんみ，兩者りょうしゃ緊密きんみつ相しょう連れん正殿せいでん前まえ設しつらえ有ゆう拜はい亭てい，兩側りょうがわ另建有ゆう廂ひさし房ぼう，屋や頂いただき為ため則そく為ため硬かた山やま式しき燕尾えんび翹脊，與あずか一般廟宇使用奇數楹架不同，五妃廟正殿屋下橫於上的木楹有共有八根，是ぜ遵守じゅんしゅ「陽ひ廟びょう以奇數すう，陰かげ廟びょう以偶數すう」的てき民間みんかん習俗しゅうぞく，其中門もん神かみ彩繪さえ宦官かんがん手て捧ささげ牡丹ぼたん鼎かなえ廬いおり，喻獻花けんか獻けんじ香が與あずか富貴ふうき薪たきぎ傳でん，宮みや女手おんなで捧ささげ壺つぼ，桃もも和わ石榴ざくろ ，喻多福ぶく多た壽ことぶき與あずか多子おいご。

五妃廟門楹聯為「芳よし祠ほこら永なが傍はた城南しろみなみ路ろ，玉たま骨ほね長ちょう埋うめ桂子けいこ山さん」，墓碑銘ぼひめい「寧やすし靖やすし王おう從したがえ死し五ご妃ひ墓はか」則のり直接ちょくせつ鑲刻於廟內神像ぞう背後はいご牆面上じょう作為さくい墓碑ぼひ，此外廟宇びょうう右側みぎがわ旁つくり則そく設しつらえ單たん開ひらき間あいだ的てき義ぎ靈れい君くん祠ほこら，為ため祭祀さいし埋葬まいそう寧やすし靖やすし王おう二に侍さむらい官かん的てき埋骨まいこつ處しょ。

廟宇びょうう性質せいしつ

五ご妃ひ不ふ屬ぞく未み嫁よめ姑娘くーにゃん，並なみ非ひ姑娘くーにゃん廟びょう類型るいけい；並なみ不ふ是ぜ未知みち身分みぶん的てき亡者もうじゃ，亦また非ひ大だい眾廟類型るいけい。且五妃ひ有ゆう「寧やすし靖やすし王おう從したがえ死し五ご妃ひ墓はか」的てき封ふう號ごう，是ぜ官かん方かた建けん廟びょう，應おう屬ぞく於正神しん陽ひ廟びょう。

相關そうかん條目じょうもく

• 臺たい南北なんぼく極きょく殿どの
• 祀まつ典てん武たけ廟びょう
• 東あずま寧やすし天てん妃ひ宮みや
• 寧やすし靖やすし王おう廟びょう
• 鄭てい成功せいこう祖廟そびょう
• 台灣たいわん女性じょせい文化ぶんか地ち標しるべ

参考さんこう文献ぶんけん

引用いんよう

来らい源みなもと

• (清きよし)高こう拱乾，《臺灣たいわん府ふ志こころざし》，卷かん十じゅう藝文げいぶん志こころざし，明あきら寧やすし靖やすし王おう傳つたえ
• (清きよし)范咸，《重じゅう修おさむ臺灣たいわん府ふ志こころざし》，卷かん十じゅう九きゅう雜記ざっき，墳墓ふんぼ‧臺灣たいわん縣けん‧五ご妃ひ墓はか
• 連れん景けい初はつ，〈五ご妃ひ墓はか〉，《臺たい南みなみ文化ぶんか》，第だい3卷かん第だい2期き(1953)，頁ぺーじ24-28
• 何なに培つちかえ夫おっと，《台たい南市みなみいち古蹟こせき》，民みん93，頁ぺーじ
• 台灣たいわん省しょう政せい資料しりょう館かん

外部がいぶ链接

• 五ご妃ひ廟びょう——文化ぶんか部ぶ文化ぶんか資產しさん局きょく （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 五ご妃ひ廟びょう——文化ぶんか部ぶiCulture
• 五ご妃ひ廟びょう——臺灣たいわん宗教しゅうきょう文化ぶんか地圖ちず （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 五ご妃ひ廟びょう——國定こくてい古蹟こせき環たまき景けい導しるべ覽らん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）