西にし蜀しょく片へん

西にし蜀しょく片へん
Sisokese Dialect
母はは语国家こっか和地わじ区く	中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく
区域くいき	貴き州しゅう 、 四川しせん 、 雲南うんなん 、重慶たーちん等地とうち
母はは语使用しよう人数にんずう	約やく4000萬まん
語かたり系けい	漢かん藏ぞう語ご系けい 漢語かんご 官話かんわ 西南せいなん官話かんわ 西にし蜀しょく片へん
官かん方かた地位ちい
作さく为官方かた语言	无
管理かんり机つくえ构	无
語かたり言げん代だい碼
ISO 639-1	zh
ISO 639-2	chi （B） zho （T）
ISO 639-3	cmn

西にし蜀しょく片へん，又また稱たたえ西にし蜀しょく方言ほうげん 、 西にし蜀しょく話ばなし ， 是ぜ新版しんぱん《中國ちゅうごく語ご言げん地圖ちず集しゅう》的てき漢語かんご分ぶん區く法ほう中ちゅう漢語かんご西南せいなん官話かんわ的てき一いち個こ分ぶん區く，將はた中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく 貴き州しゅう、四川しせん、雲南うんなん和わ重慶たーちん四省市一般入聲不派入陽平的方言籠統划為一區。其定義ていぎ與あずか學者がくしゃ黃き雪ゆき貞さだ所しょ擬なずらえ第だい一いち版はん《中國ちゅうごく語ご言げん地圖ちず集しゅう》中なか的てき灌赤片へん比較ひかく接近せっきん，且分佈地域ちいき大體だいたい相似そうじ。根據こんきょ古こ入聲にっしょう的てき今こん讀，其下又また分わか為ため岷赤小片しょうへん（入聲にっしょう獨立どくりつ成なり調ちょう）、江こう貢みつぐ小片しょうへん（入聲にっしょう歸き入にゅう去聲きょしょう）、雅みやび甘あま小片しょうへん（入聲にっしょう歸き入いれ陰平かげひら）三さん個こ小片しょうへん。

分ぶん區く

1. :岷赤小片しょうへん。本ほん小片しょうへん的てき特とく點てん是ぜ古こ入聲にっしょう今こん讀入聲ごえ，主要しゅよう分ぶん佈在岷江中ちゅう下か游ゆう地區ちく和わ赤水あかみず河かわ流域りゅういき，西にし起おこり四川しせん西部せいぶ的てき松まつ藩はん、黑水くろみず，橫よこ跨またが金沙江きむしゃこう和わ赤水あかみず河かわ，東ひがし達たち貴き州しゅう東部とうぶ的てき印しるし江こう，思おもえ南みなみ。其他還かえ包括ほうかつ雲南うんなん省しょう的てき三個方言點和重慶市的兩個方言點，總數そうすう為ため62個こ縣けん市し。

貴き州しゅう省しょう：赤水あかみず市し 德江とくえ縣けん 鳳岡ほうこう縣けん** 湄潭縣けん** 仁じん懷ふところ市し 思おもえ南みなみ縣けん 綏陽縣けん** 桐きり梓あずさ縣けん 甕う安やす縣けん** 務つとむ川がわ仡佬族ぞく苗なえ族ぞく自治じち縣けん 習水縣けん 沿河土ど家族かぞく自治じち縣けん 印しるし江こう土ど家族かぞく苗なえ族ぞく自治じち縣けん 余慶よけい縣けん** 正安まさやす縣けん** 遵義市し** 遵義縣けん**

四川しせん省しょう：長ちょう寧やすし縣けん 崇たかし州しゅう市し 大だい邑縣 都と江こう堰せき市し 峨邊彝つね族ぞく自治じち縣けん 峨眉山がびさん市し 高こう縣けん 珙縣 古こ藺いの縣けん 合ごう江え縣けん 黑水くろみず縣けん 洪ひろし雅みやび縣けん 犍為縣けん 江こう安やすし縣けん 筠連縣けん* 樂山らくざん市し 瀘縣 瀘州市し 馬うま邊べ彝つね族ぞく自治じち縣けん 茂しげ縣けん 眉山びざん市し 沐川縣けん 南みなみ溪けい縣けん 彭山縣けん 彭州市し 郫縣 屏山へいざん縣けん 蒲江かまえ縣けん 青あお神かみ縣けん 邛崍市し 什邡市し 雙そう流りゅう縣けん 松まつ潘はん縣けん 汶川縣けん 新津あらつ縣けん 興きょう文ぶん縣けん 敘永縣けん 宜むべ賓まろうど市し 宜むべ賓まろうど縣けん 滎經縣けん

雲南うんなん省しょう：水みず富とみ縣けん 綏江縣けん 鹽津しおつ縣けん***

重慶たーちん市し：江津ごうつ區く 綦江縣けん

註：

1. *筠連的てき古人こじん聲ごえ今こん讀去聲ごえ，但ただし在ざい地理ちり分ぶん佈上被ひ岷赤小片しょうへん隔へだた開ひらけ，與あずか江こう貢みつぐ小片しょうへん的てき其他方言ほうげん不ふ相あい連れん，現げん著しる重おも分ぶん區く結果けっか的てき整體せいたい性せい，將はた其畫入にゅう岷赤小片しょうへん。
2. ** 這些市し縣けん的てき古こ入聲にっしょう今いま均ひとし歸かえり陽平ようへい：畫が人じん岷赤小片しょうへん的てき主要しゅよう理由りゆう是ぜ黔北地區ちく的てき方言ほうげん是ぜ一いち個こ整體せいたい，一些人字如“骨ほね、哭、出だし”等とう讀「ue」韻いん，“姐あね”和かず“擠”同音どうおん等とう均ひとし與あずか其他貴き州しゅう方言ほうげん不同ふどう而與岷赤小片しょうへん接近せっきん。
3. ***雲南うんなん鹽津しおづ古人こじん聲ごえ今こん讀去聲ごえ，因いん與あずか江こう貢みつぐ小片しょうへん的てき其他方言ほうげん被ひ岷赤小片しょうへん隔へだた開ひらけ，現げん將しょう其畫入にゅう岷赤小片しょうへん。
4. 雲南うんなん省しょう威信いしん縣けん方言ほうげん的てき古人こじん聲ごえ今こん讀去聲ごえ，在ざい1986年ねん學者がくしゃ黃き雪ゆき貞さだ的てき《西南せいなん官話かんわ的てき分ぶん區く（稿こう）》被ひ劃入灌赤片へん仁じん富とみ小片しょうへん 。但ただし由ゆかり於其在ざい地理ちり分ぶん佈上被ひ成なり渝小片へん隔へだた開ひらけ，與あずか江こう貢みつぐ小片しょうへん的てき其他方言ほうげん不ふ相あい連れん，現げん著しる重おも分ぶん區く結果けっか的てき整體せいたい性せい，亦また被ひ畫が入にゅう了りょう成なり渝小片へん。
5. 第だい一いち版はん中原なかはら屬ぞく岷江小片しょうへん入聲にっしょう獨立どくりつ區く的てき西にし充たかし縣けん 鹽しお亭てい縣けん 射い洪ひろし縣けん 溫江あつえ區く 新しん都區とく 嘉よしみ陵りょう區く 夾江縣けん 丹に棱縣 在ざい此次西南せいなん官話かんわ劃分中ちゅう也因為ため著ちょ重じゅう分ぶん區く結果けっか整體せいたい性せい的てき原因げんいん，前ぜん六ろく個こ區く/縣けん被ひ畫が入いれ川かわ黔片成なり渝小片へん , 後こう兩個りゃんこ縣けん被ひ畫が入いれ雅みやび甘あま小片しょうへん。此外，根據こんきょ2011年ねん《雅みやび安やす等とう八區縣方言音系調查研究》及《四川省西昌等七縣市方言音系比較研究》的てき研究けんきゅう成果せいか， 瀘定縣けん實際じっさい為ため入聲にっしょう獨立どくりつ區く，而冕寧縣けん入聲にっしょう派は入にゅう陽平ようへい，兩者りょうしゃ均ひとし不ふ應おう當とう劃入雅みやび甘あま小片しょうへん。

2.雅みやび甘あま小片しょうへん 本ほん小片しょうへん的てき特とく點てん是ぜ古こ入聲にっしょう今こん讀陰平ひらめ, 包括ほうかつ12個こ縣けん市し。 四川しせん省しょう：寶たから興おき縣けん 丹に棱縣 甘あま洛らく縣けん 漢かん源みなもと縣けん 夾江縣けん 蘆あし山縣やまがた 瀘定縣けん 名山めいざん縣けん 石いし棉わた縣けん 天てん全縣ぜんけん 雅まさ安やすし市し 冕寧縣けん

3.江こう貢みつぐ小片しょうへん 本ほん小片しょうへん的てき特とく點てん是ぜ古こ入聲にっしょう今こん讀去聲ごえ, 包括ほうかつ8個こ縣けん市し。 四川しせん省しょう：富とみ順じゅん縣けん 井い研けん縣けん 隆昌りゅうしょう縣けん 內江市し 仁じん壽ことぶき縣けん 榮さかえ縣けん 威い遠どお縣けん 自じ貢みつぐ市し

聲調せいちょう

西にし蜀しょく片へん擁よう有ゆう陰平かげひら，陽平ようへい，上聲じょうせい，去聲きょしょう四よん個こ聲調せいちょう，其中岷赤小片しょうへん由よし於絕大だい部分ぶぶん方言ほうげん點てん古こ入聲にっしょう獨立どくりつ成なり調ちょう的てき緣故えんこ，多た出で一いち個こ入聲にっしょう，便びん是ぜ五ご調ちょう。西にし蜀しょく片へん內部舒聲調せいちょう型がた比較ひかく一致いっち，而岷赤あか小片しょうへん的てき入聲にっしょう調ちょう型がた豐富ほうふ，有高ありだか平ひらめ（55，44），亦また有ゆう中ちゅう，低てい平ひらめ（33，22），亦また有ゆう中平なかひら（23，34）。西にし蜀しょく片へん整體せいたい調ちょう型がた如下表ひょう所しょ示しめせ（江こう貢みつぐ小片しょうへん及岷赤あか小片しょうへん除じょ綦江，金きむ仙せん以外いがい方言ほうげん點數てんすう據よりどころ均ひとし來らい自じ語かたり保ほ工程こうてい採錄さいろく展示てんじ平台ひらだい[1]，雅みやび甘あま小片しょうへん數すう據よりどころ來き自じ《雅みやび安やす等とう八區縣方言音系調查研究》）

方言ほうげん點てん	陰平かげひら	陽平ようへい	上聲じょうせい	去聲きょしょう	入聲にっしょう
綦江話ばなし	45	31	42	112	33
桐きり梓あずさ話ばなし	45	21	42	13	33
瀘州話ばなし	35	31	53	213	23
崇たかし州しゅう話はなし	55	31	52	213	33
江津ごうつ話はなし	45	21	42	213/13	33
金きむ仙せん話ばなし	44	31	451	35	34
西にし充たかし話ばなし	35	22	452	214	33
眉山びざん話ばなし	45	31	53	213	24
樂山らくざん話ばなし	335	32	42	113	44
雅まさ安やすし話ばなし	45	31	42	213	45
名山めいざん話ばなし	45	21	42	34	45
寶たから興きょう話ばなし	55	21	41	24	55
石いし棉わた話ばなし	55	31	51	323	55
天てん全ぜん話はなし	55	31	42	323	55
自じ貢みつぎ話ばなし	35	21	42	214	214
井い研けん話ばなし	35	31	42	214	214
榮さかえ縣けん話はなし	45	31	42	214	214
內江話ばなし	45	21	41	213	213

註釋ちゅうしゃく

除じょ了りょう上面うわつら所しょ提ひっさげ到いた的てき八はち個こ區く縣けん外がい，在ざい四川しせん北部ほくぶ的てき劍けん閣かく縣けん 蒼あおい溪けい縣けん 巴ともえ州しゅう區く 南部なんぶ等とう區く縣けん亦また有ゆう岷赤小片しょうへん方言ほうげん分ぶん佈，此片區く被ひ稱しょう為ため川北かわきた岷江方言ほうげん島とう或ある川北かわきた岷赤方言ほうげん島とう，讀者どくしゃ可か以參閱詞條じょう南みなみ充たかし西にし路ろ話ばなし，金きむ仙せん話ばなし， 搖ゆら鈴すず話ばなし 蒼あおい溪けい話ばなし。