入聲にっしょう

入聲にっしょう（checked tone、entering tone）是これ音韻おんいん學がく之これ概念がいねん，包括ほうかつ入聲にっしょう韻いん及入聲にっしょう調ちょう。一般いっぱん行文こうぶん往往おうおう都と混同こんどう、省しょう稱しょう此二に概念がいねん為ため入聲にっしょう。

入聲にっしょう韻いん又また稱しょう促聲韻いん，是ぜ指ゆび傳承でんしょう自じ古代こだい漢語かんご之これ一類いちるい音節おんせつ結構けっこう，其韻いん尾お以濁塞ふさが音おと快速かいそく結束けっそく，再さい無聲むせい除じょ阻，如「谷たに」（南京なんきん話ばなし[kuʔ˥]，廣州こうしゅう話ばなし[kʊk˥]）相對そうたい於「菇」（南京なんきん話ばなし[ku˧˩]，廣州こうしゅう話ばなし[ku˥]）。入聲にっしょう字じ是ぜ指ゆび音節おんせつ有ゆう此類結構けっこう之これ字じ，此類字るいじ之の聲調せいちょう在ざい隋ずい朝あさ韻書いんしょ《切きり韻いん》至いたり宋朝そうちょう韻書いんしょ《廣こう韻いん》都と屬ぞく入にゅう聲調せいちょう類るい，其入聲にっしょう聲調せいちょう是ぜ短たん而急促。在ざい該時代だい，中原なかはら語ご言げん有ゆう完かん整せい並なみ穩定的てき入聲にっしょう，有ゆう-p、-t、-k三さん套輔音韻おんいん尾お。入聲にっしょう調ちょう根據こんきょ傳統でんとう音韻おんいん學がく屬ぞく於「四聲しせい」之の一いち，入聲にっしょう調和ちょうわ非ひ入聲にっしょう之の差別さべつ更さら多おお來らい自じ音質おんしつ短たん促而非ひ高低こうてい音おん調しらべ值。當時とうじ之の具體ぐたい調ちょう值已不可ふか考かんがえ，無法むほう得知とくち入聲にっしょう與あずか其他聲調せいちょう在ざい當時とうじ是ぜ否ひ有ゆう相しょう同調どうちょう值。

中古ちゅうこ漢語かんご入聲にっしょう演えんじ變成へんせい多種たしゅ漢語かんご變體へんたい之これ入にゅう聲調せいちょう類るい，各種かくしゅ漢語かんご之の入にゅう聲調せいちょう值或有ゆう不同ふどう，但ただし調しらべ型がた一般都是短促急收藏。現代げんだい有ゆう不ふ少しょう漢語かんご保留ほりゅう入聲にっしょう，如粵語及客きゃく家か话完かん整せい保留ほりゅう輔音韻おんいん尾お以及入聲にっしょう聲調せいちょう；江こう淮官話ばなし、吳ご語ご等とう已やめ丟失輔音韻おんいん尾お，但ただし擁よう有ゆう區別くべつ於其它聲調ちょう的てき急きゅう促聲調ちょう。即そく使つかい多數たすう官話かんわ方言ほうげん不ふ再さい有ゆう入聲にっしょう，入聲にっしょう字じ如何いか歸き派は依よ舊きゅう是ぜ主流しゅりゅう學界がっかい給きゅう官話かんわ分類ぶんるい的てき唯ただ一いち標準ひょうじゅん。

另外，高本たかもと漢かん在ざい《中國ちゅうごく音韻おんいん學がく研究けんきゅう》提ひさげ到いた他た觀察かんさつ到いた漢語かんご入聲にっしょう底そこ層そう音おん為ため濁にご塞ふさが音おと，應おう表記ひょうき為ため-b／-d／-g才ざい對たい。趙ちょう元もと任にん也觀察到塞ふさが音韻おんいん尾お的てき雙そう重じゅう阻塞。岩田いわた禮あや（1984，1992）以生理せいり語ご音おと學がく的てき方法ほうほう，用よう光ひかり纖維せんい鏡きょう和わ肌はだ電でん觀察かんさつ入聲にっしょう韻いん尾お的てき緊喉運動うんどう情じょう形がた，發現はつげん閩南語ご和わ廣東かんとん話はなし的てき入聲にっしょう韻いん尾お確實かくじつ有ゆう口腔こうくう及喉頭こうとう雙そう重じゅう閉鎖へいさ及緊喉のど的てき現象げんしょう。

現況げんきょう

入聲にっしょう在ざい中國ちゅうごく各地かくち的てき發展はってん情況じょうきょう及表現ひょうげん形式けいしき各かく不ふ相あい同どう。粵語、客きゃく家か語ご、閩南語ご、部分ぶぶん赣语、壯語そうご、越えつ南みなみ語ご以及漢かん藏ぞう語ご系けい其他一些語言的入聲字音節以輔音韻いん尾お（多た為ため[p̚]、[t̚]、[k̚]）作さく結ゆい，發出はっしゅつ明あかり顯あらわ短たん而急促的子音しいん，音節おんせつ聽起來らい有ゆう種しゅ急きゅう促閉塞へいそく的てき頓挫とんざ感かん。

部分ぶぶん湘語、吳ご語ご、江こう淮官话（淮语）、部分ぶぶん闽东语、部分ぶぶん西南せいなん官話かんわ（岷江话）、部分ぶぶん赣语以及部分ぶぶん晉すすむ語ご也保留ほりゅう入声にっしょう，但ただし只ただ帶たい弱じゃく喉のど塞ふさが韻いん尾お[ʔ]，或ある依よ靠もたれ紧元音おん韵母来らい保持ほじ音おん节頓挫とんざ感かん（如四川しせん宜むべ宾话）。大だい部分ぶぶん官話かんわ方言ほうげん（除じょ江こう淮官话以外がい）的てき入聲にっしょう已やめ不ふ復ふく存在そんざい，大だい部分ぶぶん湘语、闽中语、闽北语、以及中原なかはら官かん话、冀鲁官かん话、胶辽官かん话的少数しょうすう方言ほうげん尽つき管かん有ゆう入声にっしょう，却已變成へんせい舒聲韻いん，失しつ去さ了りょう其原そのはら有ゆう的てき促聲韻いん特とく点てん，但ただし它何なん時じ消失きえうせ，历来都と有ゆう不同ふどう观点。

漢字かんじ大概たいがい於隋ずい、唐とう時代じだい傳でん入いれ日本にっぽん，當時とうじ的てき漢語かんご有ゆう入聲にっしょう，日にち語ご保存ほぞん入聲にっしょう的てき痕跡こんせき至いたり今いま，但ただし日にち语音系けい无闭音おん节，一漢字分拆成兩音節，破やぶ音おと尾お獨立どくりつ成なり另一开音節ぶし（通常つうじょう為ためか（ka）行ぎょう、た（ta）行ぎょう、わ（wa）行ぎょう（[p]→[ɸ]→[w]→∅）的てき音節おんせつ）。

入聲にっしょう字じ表ひょう

平水へいすい韻いん入聲にっしょう字じ表ひょう

• 入聲にっしょう，一いち屋や[-uk]

屋や木き竹ちく目め服ふく福ぶく祿ろく熟じゅく谷だに肉にく咒鹿腹はら菊きく陸りく軸じく逐牧伏ふく宿やど讀犢瀆牘櫝黷轂こしき複ふく粥かゆ肅育六ろく縮ちぢみ哭幅斛戮僕ぼく畜蓄叔淑菽まめ獨どく卡馥沐速祝しゅく麓ふもと鏃蹙築ちく穆きよし睦あつし啄ついばめ覆くつがえ鶩禿撲なぐ鬻輻瀑竺簇暴掬濮鬱矗のぶ複ふく塾じゅく樸しらき蹴け煜謖碌ろく毓舳柚ゆず蝠轆夙蝮匐觫囿苜茯髑副ふく孰穀

• 入聲にっしょう，二に沃[-uuk]

沃俗玉だま足あし曲きょく粟あわ燭しょく屬ぞく錄ろく辱はずかしめ獄ごく綠みどり毒どく局きょく欲よく束たば鵠くぐい蜀しょく促觸續ぞく督とく贖浴酷こく矚躅褥しとね旭あさひ欲よく淥逯告つげ僕ぼく

• 入聲にっしょう，三さん覺さとし[-eok]

覺さとし角かく桷較岳だけ樂らく捉朔數すう卓たく汲琢剝趵爆ばく駁邈雹璞樸しらき確かく濁にご擢鐲濯幄喔藥握にぎ搦學

• 入聲にっしょう，四よん質しつ[-it]

質しつ日び筆ひつ出で室しつ實み疾やまし術じゅつ一いち乙おつ壹いち吉きち秩密率りつ律りつ逸いっ佚失漆うるし栗ぐり畢恤蜜みつ橘たちばな溢瑟膝ひざ匹ひき黜弼七なな叱しか卒そつ虱しらみ悉謐軼詰戌いぬ佶ただし櫛くし昵窒必侄蛭ひる泌秫蟀嫉唧怵帥そち聿郅桎茁汨尼蒺

• 入聲にっしょう，五ご物ぶつ[-ot]

物もの佛ふつ拂はらい屈こごめ鬱うつ乞掘訖吃紱弗詘崛勿熨厥迄不ふ屹芴倔尉蔚

• 入聲にっしょう，六月ろくがつ[-jat]

月つき骨こつ發はつ闕越謁沒伐き罰ばっ卒そつ竭窟笏しゃく鉞歇突忽勃蹶筏いかだ厥蕨掘ほ閥ばつ訥歿粵悖兀碣猝樾羯汨咄渤凸とつ滑すべり孛核餑垡閼堀曰訐

• 入聲にっしょう，七なな曷[-at]

曷達末まつ闊活缽脫奪だつ褐割沫あわ拔葛渴撥豁括聒抹秣まぐさ遏撻薩掇喝かつ跋ばつ獺うそ撮つまみ剌潑斡捋襪適咄妲

• 入聲にっしょう，八はち黠[-aet]

黠劄拔猾八察殺刹軋刖戛秸嘎瞎刮刷滑

• 入聲にっしょう，九きゅう屑くず[-et]

屑くず節ぶし雪ゆき絕ぜっ列れつ烈れつ結ゆい穴あな說せつ血ち舌した潔きよし別べつ裂きれ熱ねつ決けつ鐵てつ滅めつ折おり拙つたな切せつ悅えつ轍わだち訣泄咽のど噎むせ傑すぐる徹てっ別べつ哲あきら設しつらえ劣れつ碣掣譎竊綴つづり閱抉挈捩楔くさび蹩褻蔑捏竭契癤涅頡擷撤跌蔑浙澈蛭揭啜輟迭呐侄冽きよし掇批橇そり

• 入聲にっしょう，十藥じゅうやく[-ak]

藥くすり薄うす惡あく略りゃく作樂さくら落閣鶴づる爵弱約やく腳雀幕まく洛らく壑索郭かく博ひろし錯躍若わか縛ばく酌しゃく托たく削そぎ鐸灼鑿卻絡鵲かささぎ度ど諾だく橐漠鑰著虐しいたげ掠かすめ獲え泊はく搏勺酪謔廓くるわ綽霍爍莫鑠繳諤鄂亳恪箔はく攫涸瘧おこり郝駱膜まく粕かす礴拓蠖鱷格かく昨さく柝摸貉むじな愕柞寞膊魄たま烙焯厝噩澤さわ矍各獵りょう昔むかし芍踱迮

• 入聲にっしょう，十じゅう一いち陌[-eak]

陌石客きゃく白澤しらさわ伯はく跡あと宅たく席せき策さく碧あお籍せき格かく役やく帛戟璧驛麥むぎ額がく柏かしわ魄たま積せき脈みゃく夕ゆう液えき冊さつ尺じゃく隙すき逆ぎゃく畫が百ひゃく辟赤易えき革かわ脊獲翮屐適てき劇げき磧隔益えき柵しがらみ窄核擲責惜僻癖へき辟掖腋わき釋しゃく舶拍擇よ摘射斥弈奕迫疫譯昔むかし瘠やせ赫炙謫虢臘碩螫藉翟亦鬲骼鯽借嘖蜴幗席貊汐摭咋嚇剌百莫蟈繹霸霹

• 入聲にっしょう，十じゅう二に錫すず[-ek]

錫すず壁かべ曆れき櫪くぬぎ擊げき績笛敵てき滴しずく鏑かぶら檄げき激げき寂さび翟逖糴析晰溺覓摘狄荻戚滌的てき吃ども霹瀝惕踢剔礫櫟くぬぎ適てき嫡鬩覡淅晰吊霓倜

• 入聲にっしょう，十じゅう三さん職しょく[-jik]

職しょく國こく德とく食しょく蝕色力りょく翼つばさ墨すみ極きょく息いき直得なおえ北きた黑くろ側がわ飾かざり賊ぞく刻こく則そく塞ふさが式しき軾域殖ふえ植うえ敕飭棘とげ惑默織お匿億おく憶特勒劾仄稷識逼克かつ蜮唧即そく拭ぬぐえ弋陟測はか冒おかせ抑そもそも惻肋亟殛忒嶷熄穡嗇匐鯽或愎翌

• 入聲にっしょう，十じゅう四よん緝[-ip]

緝輯立りつ集しゅう邑急入にゅう泣濕習給十拾什襲及級澀粒揖汁蟄笠執隰汲吸熠岌歙熠挹

• 入聲にっしょう，十じゅう五ご合ごう[-op]

合ごう塔とう答こたえ納おさめ榻雜臘蠟匝闔蛤はまぐり衲遝鴿どばと踏颯拉ひしげ盍搭溘嗑

• 入聲にっしょう，十じゅう六ろく葉よう[-ep]

葉は帖じょう貼は牒接獵りょう妾わらわ蝶ちょう篋涉捷とし頰楫攝と躡諜協きょう俠莢睫まつげ懾蹀挾はさみ喋ちょう燮褶靨えくぼ燁摺輒撚婕聶霎

• 入聲にっしょう，十じゅう七なな洽ひろし[-aep]

洽あまね狹せま峽かい法ほう甲かぶと業ぎょう鄴匣壓あつ鴨かも乏とぼし怯おびえ劫こう脅おびえ插押狎掐夾恰眨呷喋ちょう劄鉀

“

怒髮どはつ衝冠，憑欄處しょ，瀟瀟雨う歇[xĭɐt]；
抬望眼め，仰天ぎょうてん長嘯ちょうしょう，壯たけし懷ふところ激げき烈れつ[lĭɛt]。
三さん十功名塵與土，八はち千せん里さと路ろ雲くも和わ月つき[ŋĭwɐt]；
莫等閒あいだ，白はく了りょう少しょう年頭ねんとう，空そら悲切きり[ʦʰiet]。

靖やすし康かん恥はじ，猶なお未み雪ゆき[sĭuɛt]；
臣子しんし恨，何時いつ滅めつ[mĭɛt]。
駕が長ちょう車しゃ，踏破とうは賀が蘭山あららぎやま缺かけ[kʰĭuɛt]；
壯たけし志こころざし飢かつえ餐胡虜とりこ肉にく，笑わらい談だん渴飲匈奴きょうど血ち[xiwet]。
待まち從したがえ頭あたま，收拾しゅうしゅう舊きゅう山河さんが，朝あさ天てん闕[kʰĭwɐt]！

” ——岳たけ飛ひ　滿江みつえ紅べに

音おと系けい對比たいひ

漢字かんじ	反切はんせつ	類型るいけい	構擬上古じょうこ音おん （郑张尚なお芳かおる）	構擬中ちゅう古音こおん （王おう力つとむ）	官話かんわ			晋すすむ语	闽南语廈門話ばなし （文ぶん／白しろ）	吳ご語ご	粵語	贛語	客語かくご	日にち語ご		朝あさ鲜语	越えつ南みなみ語ご
					北京ぺきん官かん话 北京ぺきん	江こう淮官話ばなし 南京なんきん	西南せいなん官かん话 乐山	太ふとし原はら		蘇州そしゅう	廣州こうしゅう			吳音ごおん	漢音かんおん	首くび爾なんじ音おと	河かわ內音おと	西にし貢みつぐ音おと
合ごう	侯ほう閤ごう	全ぜん濁にご入いれ	*/guːb/	[ɣɒp]	hé [xɯʌ³⁵]	ho5 [xoʔ˥]	[xæʔ]	[xaʔ]	hap⁸	[ɦəʔ]	[hɐp˨]	[hot̚]	[hap̚]	ガフ gapu→gō	カフ kapu→kō	합 hap、[ha̠p̚]	hợp
																	[həːʔp̚˧ˀ˨ʔ]	[həːʔp̚˨ˀ˧ʔ]
十じゅう	是ぜ執と	全ぜん濁にご入いれ	*/gjub/	[ʑĭĕp]	shí [ʂ͡ɨ³⁵]	shr5 [ʂʅʔ˥]	[seʔ]	[səʔ]	sip⁸／chap⁸	[zəʔ]	[sɐp˨]	[set̚]	[ʃip̚]	ジフ jipu→jū	シフ sipu→shū	십 sip、[ɕip̚]	thập
																	[tʰɜʔp̚˧ˀ˨ʔ]	[tʰɐʔp̚˨ˀ˧ʔ]
佛ふつ	符ふ弗どる	全ぜん濁にご入いれ	*/bɯd/ （後こう造みやつこ字じ）	[bĭuət]	fó [fuɔ³⁵]	fu5 [fuʔ˥]	[fʊʔ]	[fəʔ]	hut⁸／put⁸	[vəʔ]	[fɐt˨]	[fut̚]	[fut̚]	ブツ butu→butsu	フツ putu→futsu	불 bul、[pul]	phật
																	[fɜʔt̚˧ˀ˨ʔ]	[fɐʔk̚˨ˀ˧ʔ]
八はち	博ひろし拔	全ちょん清きよし入いれ	*/preːd/	[pæt]	bā [pɑ⁵⁵]	ba5 [paʔ˥]	[pæʔ]	[paʔ]	pat⁴／pueh⁴	[poʔ]	[pat˧]	[pat̚]	[bat̚]	ハチ pati→hachi	ハツ patu→hatsu	팔 pal、[pʰa̠l]	bát
																	[ˀɓaːʔt̚˧ˀ˦]	[ˀɓaːʔk̚˦ˀ˥]
易えき	羊ひつじ益えき	次つぎ濁にご入いれ	*/leg/	[jĭɛk]	yì [i⁵¹]	i5 [iʔ˥]	[iəʔ]	[iəʔ]	ek⁸	[ɦiəʔ]	[jik˨]	[ik̚]	[ʒit̚]	ヤク yaku	エキ eki	역 yeok、[jʌ̹k̚]	dịch
																	[zïʔk̟̚˧ˀ˨ʔ]	[jɨ̞̠ʔt̚˨ˀ˧ʔ]
客きゃく	苦く格かく	次つぎ清きよし入いれ	*/kʰraːg/	[kʰɐk]	kè [kʰɯʌ⁵¹]	kä5 [kʰɛʔ˥]	[kʰæʔ]	[kʰaʔ]	khek⁴／kheh⁴	[kʰɑʔ]	[hak˧]	[kʰak̚]	[kʰak̚]	キャク kyaku	カク kaku	객 gaek、[kɛk̚]	khách
																	[xɐɪʔk̟̚˧ˀ˦]	[xɐʔt̚˦ˀ˥]

※註：「易えき」僅於「交換こうかん、變へん易えき」之これ義ぎ時じ讀為入聲にっしょう[-k̚]，餘よ為ため去聲きょしょう。

漢語かんご各かく分ぶん支ささえ

官話かんわ

無む入聲にっしょう調ちょう類るい的てき北京ぺきん官話かんわ、东北官かん话、胶辽官かん话、冀鲁官かん话將はた中古ちゅうこ入聲にっしょう字じ分派ぶんぱ入にゅう平聲ひょうしょう、上聲じょうせい、去聲きょしょう中ちゅう，此現象げんしょう稱しょう為ため“入いれ派は三さん聲こえ”。

北京ぺきん官かん话中なか的てき入声にっしょう字じ如何いか分派ぶんぱ有ゆう若干じゃっかん規律きりつ可か循（排除はいじょ少量しょうりょう例外れいがい）：

1. 全ぜん濁聲だくせい母はは字じ派は陽平ようへい（如薄、奪だつ、宅たく、昨さく、石いし）；例外れいがい：劇げき、續ぞく。
2. 次じ濁聲だくせい母はは字じ派は去聲きょしょう（如肉、落、日にち、月つき、逆ぎゃく）；例外れいがい：辱はずかしめ（中國ちゅうごく大陸たいりく的てき普通ふつう話ばなし中ちゅう讀上よみあげ聲ごえ）、額がく（通常つうじょう讀陽平たいら）。
3. 清しん聲ごえ母はは字じ可能かのう派は陰平かげひら、陽平ようへい、上聲じょうせい、去聲きょしょう之の任にん一類いちるい，無む固定こてい規律きりつ；去声きょしょう较多，上声じょうせい较少。

中原なかはら官かん话和わ兰银官かん话將はた中古ちゅうこ入声にっしょう字じ分ぶん为两组。古こ全ぜん浊字归阳平ひら；古こ清しん声ごえ字じ和わ古いにしえ次じ浊字归入另一组：中原なかはら官かん话归入にゅう阴平，兰银官かん话归入にゅう去声きょしょう。

西南せいなん官かん话的中てきちゅう古こ入声にっしょう字じ今こん声こえ调大都と相しょう同どう，大だい部分ぶぶん地区ちく读阳平ひらめ，少数しょうすう地区ちく仍保留ほりゅう舒聲韻いん形式けいしき的てき入声にっしょう調ちょう，也有やゆう少數しょうすう地區ちく甚至不ふ只ただ保留ほりゅう入聲にっしょう調ちょう也保留ほりゅう有ゆう塞ふさが音韻おんいん尾お的てき入聲にっしょう韻いん。

现代标准汉语

• 當とう以下いか同一どういつ橫よこ排はい條件じょうけん全ぜん符合ふごう時じ，即そく為ため入聲にっしょう字じ（空白くうはく表示ひょうじ無限むげん制せい）；但ただし是ぜ很多入聲にっしょう字じ並なみ不ふ符合ふごう下か列れつ任にん一いち排はい的てき條件じょうけん，如“切きり”、“塔とう”、“福ぶく”、“六ろく”、“刻こく”、“骨ほね”，這些字じ還かえ需要じゅよう強記きょうき。

北京ぺきん官話かんわ聲こえ母はは	韻いん母はは	聲調せいちょう	例外れいがい
全ちょん清きよし：ㄅ、ㄉ、ㄍ、ㄐ、ㄓ、ㄗ（b、d、g、j、zh、z）	非ひ鼻はな音韻おんいん尾お	陽平ようへい	鼻はな、值
齿龈音おん： 舌した音おん：ㄉ、ㄊ、ㄋ、ㄌ（d、t、n、l） 精せい組ぐみ：ㄗ、ㄘ、ㄙ（z、c、s） ㄖ（r）	ㄜ（e）		呢、眲、若わか（般~）、惹
软腭音おん：ㄍ、ㄎ、ㄏ（g、k、h） 捲めく舌した音おん：ㄓ、ㄔ、ㄕ、ㄖ（zh、ch、sh、r）	ㄨㄛ（uo）		咼（渦うず、堝、過か、鍋なべ、禍わざわい） 果はて（猓、粿、裹、蜾、輠、餜、夥おびただし） 火ひ、和わ（~麵）、貨
幫組：ㄅ、ㄆ、ㄇ（b、p、m） 舌した音おん：ㄉ、ㄊ、ㄋ、ㄌ（d、t、n、l）	ㄧㄝ（ie）		爹、咩
全ちょん清きよし非ひ唇音しんおん：ㄉ、ㄍ、ㄗ（d、g、z） 擦こす音おと：ㄏ、ㄙ（h、s）	ㄟ（ei）		這、誰だれ
ㄈ（f）	ㄚ、ㄛ（a、o）
精せい組ぐみ：ㄗ、ㄘ、ㄙ（z、c、s）	ㄚ（a）		仨、灑
	ㄩㄝ（üe）		「嗟」字じ的てき「ㄐㄩㄝ／juē」变读、戈ほこ三さん合ごう八はち小しょう韵共十じゅう五ご字じ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）（仅「靴くつ」、「瘸」两常用字ようじ）

其他辨べん識法

• 一いち字じ有ゆう文ぶん白しろ异读，讀音為ため零れい韻いん尾お，語かたり音おん為ため元もと音韻おんいん尾お（-i、-u），必為入聲にっしょう字じ。
• 陽ひ聲ごえ韻いん，即そく韻いん尾お為ため鼻音びおんㄢ、ㄣ、ㄤ、ㄥ（n、ŋ）時じ，必非ひ入聲にっしょう。（例外れいがい僅廿）
• 韻いん母はは為ため/ɿ/，即そく拼音為ためzi、ci、si時じ，必非ひ入聲にっしょう。
• 韻いん母はは為ためuai、uei時じ，一般いっぱん非ひ入聲にっしょう。（例外れいがい如率）
• 全ちょん清きよし聲こえ母はは（ㄅ、ㄉ、ㄍ、ㄐ、ㄓ、ㄗ，b、d、g、j、zh、z）的てき上聲じょうせい字じ，一般いっぱん非ひ入聲にっしょう。（例外れいがい如百、葛かずら、骨ほね、角すみ、窄）
• 凡讀ㄒㄧˊ（xí）時じ，皆みな為ため入聲にっしょう字じ。（例外れいがい如榽、驨）

入聲にっしょう字じ的てき辨べん識原則げんそく可か參考さんこう：陳ちん新しん雄ゆう《萬まん緒いとぐち千せん頭とう次第しだい尋ひろ——談だん讀書どくしょ指導しどう》

西南せいなん官話かんわ考量こうりょう入聲にっしょう

對たい於說西南せいなん官話かんわ的まと人じん來らい說せつ，可か以不用よう工具こうぐ書しょ，而根據こんきょ瞭あきら解かい的てき中古ちゅうこ至いたり今いま的てき語ご音おん變化へんか規律きりつ來らい辨別べんべつ大だい部分ぶぶん古代こだい入聲にっしょう字じ：

1. 古今ここん聲調せいちょう演えんじ變へん判斷はんだん：
   • 凡普通話つうわ讀陰、上うえ、去さ而西南せいなん方言ほうげん讀陽平たいら的てき字じ都と是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。（例外れいがい：摸、玉たま）
2. 古今ここん聲ごえ母はは演えんじ變へん規律きりつ判斷はんだん：
   • 凡不送おく氣き的てき陽平ようへい字じ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。
   • 凡次濁聲だくせい母はは陽平ようへい字じ都と不ふ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。
3. 古今ここん韻いん母はは演えんじ變へん規律きりつ判斷はんだん：
   • 凡鼻音韻おんいん尾お（陽ひ聲ごえ韻いん）字じ都と不ふ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。（例外れいがい：廿にじゅう）
   • 凡[tsz̩]、[tsʰz̩]、[sz̩]音節おんせつ的てき字じ不ふ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ，凡[ɑɻ]音節おんせつ的てき字じ不ふ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。
   • 凡[uaɪ]、[ueɪ]韻いん母はは的てき字じ不ふ是ぜ古こ入聲にっしょう字じ。（例外れいがい：蟀）
   • 除じょ靴くつ瘸以外がい的てき[yœ]韻いん母はは字じ是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。
   • 凡普通話つうわ有元ありもと音韻おんいん尾お而西南せいなん方言ほうげん沒ぼつ有ゆう的てき字じ是ぜ古こ入聲にっしょう字じ。
   • 凡方言ほうげん中ちゅう的てき[iɔ]韻いん母はは字じ都と是ぜ古代こだい入聲にっしょう字じ。
4. 根據こんきょ形聲けいせい字じ的てき聲こえ旁つくり來らい判斷はんだん：
   • 詳しょう見み简启贤，《音おと韵学教程きょうてい》：188－189。

江こう淮官話ばなし（淮語）

淮語的中てきちゅう古こ入声にっしょう字じ仍读入声にっしょう，洪ひろし巢す片へん大部おおぶ（除じょ庐江外そと）入声にっしょう不ふ分ぶん阴阳，只ただ有ゆう一種いっしゅ入声にっしょう调；洪ひろし巢す片へん庐江、泰たい如片入声にっしょう按照中古ちゅうこ声ごえ母はは清きよし浊分成なり阴入和わ阳入，有ゆう两種入声にっしょう调；黃き孝こう片へん也僅有ゆう一いち種しゅ入聲にっしょう調ちょう，但ただし部分ぶぶん古ふる全ぜん濁にご入聲にっしょう字じ歸き入にゅう陽平ようへい或ある陽ひ去さ調しらべ（如白、十じゅう），部分ぶぶん通どおり摄入声にっしょう字じ的てき韵尾變へん為ため后きさき鼻音びおん[ŋ]，但ただし仍保留ほりゅう入聲にっしょう聲調せいちょう（如木）。

晉すすむ語ご

晉すすむ語ご地區ちく基本きほん上うえ都と不同ふどう程度ていど的てき保留ほりゅう入聲にっしょう韻いん，基本きほん全ぜん以喉のど塞ふさが音おと[ʔ]形式けいしき保留ほりゅう，一部分いちぶぶん地区ちく（如大同だいどう）不ふ少しょう字じ舒声促化。

北方ほっぽう官話かんわ、晋すすむ语与江こう淮官話ばなし的てき主要しゅよう入聲にっしょう歸き派は規律きりつ如下表ひょう：

	古こ清きよし入いれ	古こ次つぎ濁にご入いれ	古こ全ぜん濁にご入いれ
中原なかはら官かん话	陰平かげひら	陰平かげひら	陽平ようへい
冀魯官かん话	多た陰平かげひら	去さ	陽平ようへい
膠にかわ遼りょう官かん话	上うえ	去さ	陽平ようへい
蘭らん銀ぎん官かん话	去さ	去さ	陽平ようへい
西南せいなん官かん话（除じょ岷江片へん）	陽平ようへい	陽平ようへい	陽平ようへい
西南せいなん官かん话（岷江片へん）	入いれ	入いれ	入いれ
北京ぺきん官かん话、東北とうほく官かん话	無む規律きりつ	去さ	多た陽平ようへい
江こう淮官話ばなし（淮语）	入いれ	入いれ	入いれ
晋すすむ语	入いれ	入いれ	入いれ

吳ご語ご

大だい多數たすう吳ご語ご收おさむ喉のど塞ふさが音おと[ʔ]。

但ただし入聲にっしょう在ざい吳くれ語ご温州うんしゅう话卻有特別とくべつ展てん現げん。温州うんしゅう话仅有ゆう的てき一いち套韵尾お是ぜ-ŋ，不ふ是ぜ入聲にっしょう韵尾，所以ゆえん没ぼつ有ゆう保留ほりゅう入声にっしょう韵尾。但ただし溫州うんしゅう話ばなし留とめ有ゆう入声にっしょう调，即そく即そく使つかい入声にっしょう沒ぼつ了りょう韵尾，但ただし卻保留ほりゅう了りょう兩りょう種たね獨立どくりつ的てき入聲にっしょう調ちょう值，與あずか其他聲調せいちょう不同ふどう。而原本所ほんじょ谓“入声にっしょう”就是比ひ舒声短たん促；但ただし是ぜ温州うんしゅう话两種しゅ入声にっしょう调值却是323和わ212，比ひ所有しょゆう舒声都と长。

閩語

閩南語ご原はら只ただ有ゆう6套辅音韻おんいん尾お，其中[-p̚]、[-t̚]、[-k̚]是これ塞ふさが音おと，[-m]、[-n]、[-ŋ]是これ鼻音びおん，但ただし现代闽南语古「咸」（除じょ覃韵）（收おさむ-m/-p）、「山やま」（收おさむ-n/-t）、「宕」（收おさむ-ŋ/-k）、「梗」「摄」二に等とう（收おさむ-ŋ/-k）的てき白しろ读音都と不念ぶねん这些韵尾，这些韵部的てき韵尾已やめ经弱化か为鼻はな化か元もと音おと和わ喉のど塞ふさが韵尾-ʔ，只ただ有ゆう文ぶん读音才ざい念ねん上述じょうじゅつ辅音韵尾。此外，潮しお汕片韵尾-n/-t已やめ经并入いれ-ŋ/-k。

海南かいなん话北部ほくぶ方言ほうげん与あずか潮うしお州しゅう話はなし较接近せっきん，有ゆう-p、-t、-k三さん套入声ごえ韵尾，但ただし南部なんぶ方言ほうげん大だい多た只ただ有ゆう喉のど塞ふさが韵尾-ʔ。海南かいなん话、雷いかつち州しゅう话都と与あずか闽南语有一定いってい亲缘關係かんけい。闽南语念喉のど塞ふさが韵尾的てき字じ，雷いかつち州しゅう话念ねん成なり开韵尾お。海南かいなん话、雷いかつち州しゅう话把闽南语的鼻はな化か元もと音おと都と念ねん成なり口元くちもと音おん。

莆仙语只ただ有ゆう喉のど塞ふさが韵尾-ʔ。此外，莆仙语只有ゆう仙せん游ゆう话有ゆう鼻はな化か元もと音おと，莆田话把わ鼻はな化か元もと音おと念ねん成なり口元くちもと音おん。

闽东语有ゆう-ʔ、-k两套入声にっしょう韵尾，但ただし大だい部分ぶぶん方言ほうげん已やめ经混同こんどう，只ただ有ゆう古田ふるた话能のう够明显区分くぶん开来。

闽中语和わ闽北语都と只ただ有ゆう入声にっしょう调，沒ぼつ有ゆう入声にっしょう韵尾。

粵語

粵語有ゆう[-p̚]、[-t̚]、[-k̚]，如廣州こうしゅう話ばなし就三套入聲韻尾齊備，如納[nap̚]，殺ころせ[sat̚]，福ぶく[fʊk̚]；但ただし各地かくち入聲にっしょう保存ほぞん情況じょうきょう不盡ふじん相しょう同どう，如東ひがし莞ふとい粵語以收[-k̚]韻いん尾お為ため主ぬし，還かえ有ゆう收おさむ喉のど塞ふさが音おと[ʔ]和わ元もと音おと化か的てき；寶たから安やすし區く人口じんこう主要しゅよう是ぜ外がい省しょう移民いみん，寶たから安やすし粵語入聲にっしょう已やめ全部ぜんぶ弱化じゃっか而收喉のど塞ふさが音おと[ʔ]韻いん尾お，也有やゆう入聲にっしょう失しつ落輔音韻おんいん尾お，歸かえり併到陰平かげひら35調ちょう中ちゅう。

此外，粵語入聲にっしょう普遍ふへん按元音おん長短ちょうたん分ぶん高低こうてい，不同ふどう粵語方言ほうげん展てん現げん不同ふどう：廣州こうしゅう話ばなし只ただ有ゆう陰かげ入いれ分ぶん高低こうてい，但ただし台山だいやま話ばなし，玉たま林りん話ばなし等とう方言ほうげん，則のり陰かげ入にゅう和わ陽ひ入いり都と分ぶん高低こうてい。

客きゃく家か語ご

客きゃく家か語ご的てき入聲にっしょう韻いん尾お[-p̚]、[-t̚]、[-k̚]。客きゃく家か語ご和わ後期こうき中古ちゅうこ漢語かんご（唐から宋そう二に代だい為ため準じゅん）間あいだ的てき承うけたまわ襲かさね關係かんけい明あかり顯あらわ，如梅うめ縣けん話はなし法ほう韻いん尾お-p，髮かみ韻いん尾お-t。

贛語

贛語的てき入聲にっしょう可分かぶん以下いか幾いく類るい：

• 既すんで有ゆう入聲にっしょう調ちょう，又また有ゆう入聲にっしょう韻いん尾お。又また可分かぶん兩りょう種たね情況じょうきょう：

1. 只ただ有ゆう一種いっしゅ入聲にっしょう調ちょう，調しらべ值一般較高だか：宜むべ豐ゆたか、上うえ高だか、新しん淦あか（有ゆう兩りょう套韻尾お）；武たけ寧やすし、宜むべ春はる、樟くすのき樹いつき、樂平よしひら、景けい德とく鎮、橫峰よこみね、鉛山なまりやま、進すすむ賢けん、南城なんじょう、永豐ながとよ（只ただ有ゆう一いち套韻尾お）。
2. 有ゆう兩りょう種たね入聲にっしょう調ちょう：昌あきら都と片へん、宜むべ瀏りゅう片へん、鷹たか弋片通常つうじょう为陰入いれ高だか、陽ひ入いれ低てい；撫なで廣こう片へん通常つうじょう为陰入いれ低てい、陽ひ入いれ高だか。
3. 有ゆう三種さんしゅ入聲にっしょう調ちょう：永えい修おさむ、德とく安やす的てき入聲にっしょう依よ古こ聲こえ母はは清濁せいだく分ぶん陰陽いんよう，只ただ有ゆう一いち套韻尾お，陰かげ入いれ又また根據こんきょ聲ごえ母はは送おく氣き與あずか否いや再さい分ぶん為ため陰かげ入いれ1和わ陰かげ入いれ2，共ども三さん種しゅ入聲にっしょう調ちょう；安やす義ぎ的てき入聲にっしょう則そく依よ聲こえ母はは的てき清濁せいだく分ぶん陰陽いんよう兩りょう大類おおるい，其陰入いれ又また分ぶん為ため兩りょう調しらべ因いん此也有ゆう三套入聲韻尾。
4. 有ゆう四よん種しゅ入聲にっしょう調ちょう：都みやこ昌あきら的てき入聲にっしょう依よ古こ聲こえ母はは的てき清濁せいだく分ぶん陰陽いんよう，有ゆう兩りょう套韻尾お，陰かげ入いれ與あずか陽ひ入いれ各かく根據こんきょ聲ごえ母はは的てき送おく氣き與あずか否いや再さい分ぶん為ため陰かげ入いれ1、陰かげ入いれ2和わ陽ひ入いれ1、陽ひ入いれ2，共ども四よん種しゅ入聲にっしょう調ちょう。

• 有ゆう入聲にっしょう調ちょう，無む入聲にっしょう韻いん尾お。

1. 只ただ有ゆう一種いっしゅ入聲にっしょう調ちょう、讀長音おん、無む塞ふさが音韻おんいん尾お，如星子ほしこ、鄱陽等地とうち。

• 沒ぼつ有ゆう入聲にっしょう調ちょう，亦また沒ぼっ有ゆう入聲にっしょう韻いん尾お。古こ入聲にっしょう字じ派は入にゅう其他調ちょう類るい。根據こんきょ派は入いれ的てき調ちょう類るい不同ふどう，可分かぶん以下いか幾いく種しゅ情況じょうきょう：

1. 湖みずうみ口こう、彭澤按入聲ごえ字じ聲ごえ母はは清濁せいだく分別ふんべつ派は陰かげ去さ和かず陽よう去さ。
2. 分ぶん宜よろし、峽江きょうこう、安福やすふく、蓮花れんげ、萍鄉、寧やすし岡おか、永えい新しん、吉水よしみず、吉安きちやす、泰和やすかず通常つうじょう依よ入聲にっしょう字じ聲ごえ母はは清濁せいだく分別ふんべつ派は陰かげ平和へいわ陽ひ去さ。
3. 遂とげ川かわ古こ清きよし入にゅう字じ歸き陰かげ去さ2、濁にご入にゅう字じ歸き陰かげ去さ1。

湘语

新しん湘语大だい部分ぶぶん保留ほりゅう独立どくりつ入声にっしょう调，且韵尾お消失しょうしつ。

老ろう湘语部分ぶぶん地区ちく保留ほりゅう入声にっしょう调，部分ぶぶん地区ちく入声にっしょう派は入にゅう其他声ごえ调。相あい对新湘语而言，老ろう湘语平声ひょうしょう、去声きょしょう三さん分ふん，清きよし入にゅう归阳平和へいわ浊入归阴去さ同どう时发生せい

以湘乡话（娄邵片かた湘双小片しょうへん）为例，入声にっしょう调值四よん分ふん：

清音せいおん阴入13，如「铁」thie13，正せい好和よしかず全ぜん浊阳平ひらた同どう一いち个声调

不ふ送おく气全浊（常つね见于白しろ读层）次じ阴入24，如「局きょく」ty24，正せい好和よしかず次じ浊次阳平同一どういつ个声调

送おく气全浊（常つね见于文ぶん读层）次じ阳入35，如「截」qia35，正せい好和よしかず次じ清次せいじ阴去同どう一いち个声调

次じ浊阳入いれ45，如「入いれ」nio45白しろ/y45文ぶん，正せい好和よしかず全ちょん清きよし阴去同どう一いち个声调

漢字かんじ文化ぶんか圈けん的てき其他語ご言げん

古ふる時とき漢かん文化ぶんか大量たいりょう輸出ゆしゅつ到いた東亞とうあ各國かっこく，漢字かんじ文化ぶんか圈けん的てき其他語ご言げん完かん好こう而有規律きりつ保留ほりゅう入聲にっしょう。

日にち語ご

漢字かんじ大概たいがい於隋ずい、唐とう時代じだい傳でん入いれ日本にっぽん，當時とうじ的てき漢語かんご有ゆう入聲にっしょう，日にち語ご音讀おんどく多數たすう保留ほりゅう了りょう古こ漢語かんご入聲にっしょう。但ただし納入のうにゅう日び語ご體系たいけい的てき入聲にっしょう發音はつおん已やめ完全かんぜん沒ぼつ有ゆう入聲にっしょう的てき特とく點てん，其塞ふさが音おと音おと尾お已やめ獨立どくりつ成なり另一音節おんせつ（通常つうじょう為ためか行くだり、た行くだり、は行くだり（後ご轉變てんぺん為ためわ行くだり、[p]→[ɸ]→[w]→∅）的てき音節おんせつ）。原はら為ため入聲にっしょう漢字かんじ的てき音讀おんどく常つね有ゆう兩りょう音節おんせつ。

朝あさ鲜语

主しゅ条目じょうもく：朝あさ鲜汉字音じおん

朝鮮半島ちょうせんはんとう自じ古こ崇たかし尚なお漢文かんぶん化か，今こん天てん的てき韓かん語ご有ゆう超ちょう过70%為ため漢字かんじ詞し（漢字かんじ語ご）。朝あさ鲜语的てき漢字かんじ音おと完かん整せい保留ほりゅう了りょう中古ちゅうこ漢語かんご的てき入聲にっしょう韵尾，如：入口いりくち（입구、/ip̚k͈u/），學校がっこう（학교、/hak͈jo/），五ご十じゅう（오십、/oɕip̚/），但ただし塞ふさが音おと/-t̚/韵尾一律いちりつ變へん流ながれ音おん/-l/，如一いち（일、/il/）、八はち（팔、/pʰa̠l/），並なみ非ひ直接ちょくせつ保留ほりゅう。另外，在ざい實際じっさい發音はつおん時じ，入聲にっしょう韻いん尾お有ゆう時じ會かい根據こんきょ朝あさ鲜语的てき发音规则變へん為ため鼻音びおん或ある後のち一いち音節おんせつ的てき聲こえ母はは，如：獨立どくりつ（독립、/toŋnip̚/），業務ぎょうむ（업무、/ʌmmu/），發言はつげん（발언、/paɾʌn/），十じゅう五ご（십오、/ɕibo/）。

越えつ南みなみ語ご

主しゅ条目じょうもく：越えつ南みなみ語ご音おと系けい

越えつ南みなみ语在ざい古代こだい引入了りょう大量たいりょう汉语词，汉字的てき古こ汉语发音在ざい越えつ南みなみ语保留ほりゅう得とく很好。越えつ南みなみ語ご汉字音おん韵尾只ただ在ざい拉ひしげ丁字ていじ母はは拼写有ゆう4項こう变异，实际上相かみや较中古ちゅうこ汉语几乎没ぼつ变。古こ汉语入聲にっしょう韵尾收おさむp、t、k的てき汉字在ざい越えつ南みなみ语依然しか收おさむp、t、k，如法ほう（pháp）、發はつ（phát）、樸しらき（phác）等とう，但ただし西にし貢みつぐ方言ほうげん-t結尾けつび的てき音節おんせつ均ひとし發はつ[-k̚]，而-ch結尾けつび的てき音節おんせつ則そく發はつ[-t̚]。

現代げんだい越えつ南みなみ語ご按調しらべ值共とも分ぶん平聲ひょうしょう、玄げん聲ごえ、問とい聲ごえ、跌聲、銳するど聲ごえ、重じゅう聲こえ六ろく聲調せいちょう。塞ふさが音おと-p、-t、-c、-ch結尾けつび的てき音節おんせつ相當そうとう於漢語ご入聲にっしょう，衹可能かのう是ぜ銳するど聲ごえ或ある者もの重じゅう聲こえ。

越えつ南みなみ語ご聲調せいちょう的てき圖示ずし

序じょ號ごう	越えつ南みなみ語ご名稱めいしょう	漢かん譯やく名稱めいしょう	漢かん越えつ語ご對應たいおう中古ちゅうこ漢語かんご聲調せいちょう	調しらべ值描述じゅつ	例れい字じ
1	ngang	平聲ひょうしょう（陰平かげひら）	清きよし平ひらめ、次つぎ濁にご平ひらた	44，平たいら，長ちょう，類似るいじ標準ひょうじゅん官話かんわ及標準ひょうじゅん粵語陰かげ平聲ひょうしょう	ma
2	huyền	玄げん聲ごえ（陽平ようへい）	全ぜん濁にご平ひらた	31，中ちゅう降くだ，長なが	mà
3	hỏi	問とい聲ごえ（陰かげ上じょう）	清きよし上じょう	21（4），低てい降くだ或ある低てい降くだ後のち升ます，長ちょう，緊喉，類似るいじ標準ひょうじゅん官話かんわ上聲じょうせい	mả
4	ngã	跌聲（陽ひ上じょう）	次つぎ濁にご上じょう	32／4，中ちゅう，緊喉且中斷ちゅうだん	mã
5	sắc	銳するど聲ごえ（陰かげ去さ、陰かげ入いれ）	清きよし去さ、清きよし入いれ	45，高だか升ます，短たん，類似るいじ標準ひょうじゅん官話かんわ陽ひ平聲ひょうしょう	má
6	nặng	重じゅう聲こえ（陽ひ去さ、陽ひ入いれ）	濁にご去ざ、全ぜん濁にご上じょう、濁にご入いれ	21，低てい降くだ，短たん，類似るいじ標準ひょうじゅん粵語陽ひ入聲にっしょう	mạ

其他漢かん藏ぞう語ご系けい語ご言げん

漢かん藏ぞう語ご系けい外的がいてき語ご言げん，包括ほうかつ一いち度ど歸き入にゅう其中的てき苗なえ瑤よう語族ごぞく、壯たけし侗語族ぞく，以及近來きんらい有ゆう部分ぶぶん學者がくしゃ認みとめ爲ため有ゆう親おや屬ぞく關せき系けい的てき南島なんとう語ご系けい，和漢わかん語ご有ゆう大量たいりょう同どう源みなもと詞し，很多漢語かんご變體へんたい的てき入聲にっしょう字じ在ざい這些語ご言げん的てき同どう源みなもと詞し也保留ほりゅう了りょう塞ふさが音韻おんいん尾お。

舉例：

闽南語ご（厦门話ばなし）	藏ぞう語ご（拉ひしげ丁ひのと轉寫てんしゃ）		緬はる甸語（拉ひしげ丁ひのと轉寫てんしゃ）		勉つとむ語ご		泰たい語ご（拉ひしげ丁ひのと轉寫てんしゃ）		邵語
六ろく：la̍k／lio̍k	དྲུག།：drug	/ʈ͡ʂʰu˩˧˨/	ခြောက်：hkrauk	/t͡ɕʰaʊʔ/	juqv	/tɕu˦/	หก：hok	/hok̚˨˩/	katuru	/kato:roʔ/
八はち：pat	བརྒྱད།：brgyad	/cɛː˩˧˨/	ရှစ်：hrac	/ʃɪʔ/	hietc	/ɕet˨/	แปด：paet	/pɛːt̚˨˩/	kashpat	/kaʃpat/

參まいり見み

• 無聲むせい除じょ阻（失しつ去さ爆破ばくは）
• 四聲しせい

外部がいぶ連結れんけつ

• 入声にっしょう字じ自じ动标注ちゅう、查询工具こうぐ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）