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安楽死・尊厳死

安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し euthanasia / death with dignity

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last update: 20150916

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■本ほん／本ほんサイトに収録しゅうろくされている文章ぶんしょう他ほか

◆立岩たていわ真しん也　2017/08/16　『生死せいしの語かたり行おこない・２――私わたしの良よい死しを見みつめる本ほん etc.』，Kyoto Books
◆立岩たていわ真しん也・有馬ありま斉ひとし　2012/10/31　『生死せいしの語かたり行おこない・１――尊厳そんげん死し法案ほうあん・抵抗ていこう・生命せいめい倫理りんり学がく』，生活せいかつ書院しょいん，241p.　ISBN-10: 4865000003　ISBN-13: 978-4865000009　［amazon］／［kinokuniya］　※ et. et-2012.
◆立岩たていわ真しん也　2009/03/25　『唯ただの生せい』，筑摩書房ちくましょぼう，424p.　ISBN-10: 4480867201　ISBN-13: 978-4480867209　［amazon］／［kinokuniya］　※ et.
◆立岩たていわ真しん也　20080905　『良よい死し』，筑摩書房ちくましょぼう，374p.　ISBN-10: 4480867198　ISBN-13: 978-4480867193　［amazon］／［kinokuniya］　※ d01.et.

◆立岩たていわ真しん也　2014/11/07　安楽あんらく死し尊厳そんげん死しについてのコメント
　『東京とうきょう新聞しんぶん』2014/11/07朝刊ちょうかん
◆立岩たていわ真しん也　2014/11/04　安楽あんらく死し尊厳そんげん死しについてのコメント
　関西かんさいテレビ，ニュースアンカー
◆立岩たていわ真しん也　2014/10/30　「安楽あんらく死し尊厳そんげん死しに対たいして来きた人ひとたちと」
　「骨格こっかく提言ていげん」の完全かんぜん実現じつげんを求もとめる10.30大だいフォーラム　於：日比谷ひびや野外やがい音楽おんがく堂どう
◆立岩たていわ真しん也　2014/10/26　安楽あんらく死し尊厳そんげん死しについてのコメント
　『Mr.サンデー』，フジテレビ
◆立岩たていわ真しん也　2014/10/15　安楽あんらく死し尊厳そんげん死しについてのコメント
　『情報じょうほうライブ　ミヤネ屋や』，読売よみうりテレビ・日本にほんテレビ…
◆立岩たていわ真しん也　2014/03/10　「やはり政治せいじ的てき争点そうてんであること――連載れんさい：予告よこく＆補遺ほい・36」
　生活せいかつ書院しょいんのＨＰ：http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa36.html
◆立岩たていわ真しん也　2014/03/03　「その時ときまで待まてて、と尊厳そんげん死し法ほうに言いう＋――連載れんさい：予告よこく＆補遺ほい・35」
　生活せいかつ書院しょいんのＨＰ：http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa35.html
◆立岩たていわ真しん也　2014/02/24　「『生死せいしの語かたり行おこない・１』がまた入いり用ようになってしまっている・１――連載れんさい：予告よこく＆補遺ほい・34」
　生活せいかつ書院しょいんのＨＰ：http://www.seikatsushoin.com/web/tateiwa34.html
◆立岩たていわ真しん也　2014/02/21　尊厳そんげん死し法制ほうせい化かについてのコメント
　『東京とうきょう新聞しんぶん』2014/02/21朝刊ちょうかん
◆立岩たていわ真しん也　2013/06/16　「安楽あんらく死し尊厳そんげん死しを巡めぐって」
　ＤＰＩ日本にっぽん会議かいぎ総会そうかい　於：大阪おおさか
……
◆立岩たていわ真しん也　2011/11/20　「人工じんこう的てきな延命えんめい／自然しぜんな死し？」
　『THE LUNG Perspectives』19-4(2011-11)79-81(523-525)（メディカルレビュー社しゃ）
◆安部あべ彰あきら，2011/03/**　「ケアにおける承認しょうにんの問題もんだい――パターナリズムと「安楽あんらく死し」をめぐって」，『現代げんだい社会しゃかい学理がくり論ろん研究けんきゅう』5: 30-42.　[pdf]
◆立岩たていわ真しん也　2011/02/13　「生いきて当然とうぜんな環境かんきょう整備せいびを」（談話だんわ）
　林はやし義則よしのり「命いのちのともしび――患者かんじゃを生いきる1506」，『朝日新聞あさひしんぶん』2011-2-13
◆立岩たていわ真しん也　2010/08/21　質問しつもんとコメント
　第だい４回かい安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し研究けんきゅう会かい，於：立命館大学りつめいかんだいがく
◆大谷おおやいづみ　2010/04/09　「自己じこ犠牲ぎせいの死し　称揚しょうようするな――「いのちの教育きょういく」がはらむ矛盾むじゅん」　『京都きょうと新聞しんぶん』朝刊ちょうかん：6
◆児玉こだま真美まみ　2010/04/** 　『介護かいご保険ほけん情報じょうほう』　2010年ねん4月がつ号ごう
　「公訴こうそ局きょくから自殺じさつ幇助ほうじょ起訴きそ判断はんだんガイドライン：英国えいこく」
◆児玉こだま真美まみ　2010/03/**　『介護かいご保険ほけん情報じょうほう』　2010年ねん3月がつ号ごう
　「「近親きんしん者しゃによる自殺じさつ幇助ほうじょ」合法ごうほう化か議論ぎろん：英国えいこく」
◆立岩たていわ真しん也　2010/03/00　「良よい死し？／唯ただの生なま！」
　（財）ざいだんほうじん日本にっぽん宗教しゅうきょう連盟れんめいシンポジウム実行じっこう委員いいん会かい編へん『「尊厳そんげん死し法制ほうせい化か」の問題もんだい点てんを考かんがえる』，日本にっぽん宗教しゅうきょう連盟れんめい第だい４回かい宗教しゅうきょうと生命せいめい倫理りんりシンポジウム報告ほうこく書しょ, pp.21-43
◆児玉こだま真美まみ　2010/02/**　『介護かいご保険ほけん情報じょうほう』　2010年ねん2月がつ号ごう
　「医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょに合法ごうほう判決はんけつ――モンタナ州しゅう」
◆立岩たていわ真しん也　2010/02/13　質問しつもんへの応答おうとう
　第だい２回かい尊厳そんげん死し・安楽あんらく死し研究けんきゅう会かい公開こうかい研究けんきゅう会かい，於：立命館大学りつめいかんだいがく
◆立岩たていわ真しん也　2009/12/22　射水いみず市民しみん病院びょういん事件じけん不ふ起訴きそについてのコメント
　『読売新聞よみうりしんぶん』2009-12-22富山とやま県けん版ばん,
◆立岩たていわ真しん也　2009/12/18　「良よい死し？／唯ただの生なま！」
　日本にっぽん宗教しゅうきょう連盟れんめい第だい４回かい宗教しゅうきょうと生命せいめい倫理りんりシンポジウム・「尊厳そんげん死し法制ほうせい化か」の問題もんだい点てんを考かんがえる　於：東京とうきょう・ホテルグランドヒル市ヶ谷いちがや,
◆立岩たていわ真しん也　2009/12/15　「あらゆる生せいを否定ひていしない立場たちばとは」
　石谷いしがい編へん［2009:18-28］＊　＊石谷いしがや邦彦くにひこ編へん／日本にっぽん臨床りんしょう心理しんり学会がっかい監修かんしゅう　20091215　『安楽あんらく死し問題もんだいと臨床りんしょう倫理りんり――日本にっぽんの医療いりょう文化ぶんかよりみる安やすらかな生なまと死しの選択せんたく』，青海あおみ社しゃ，152p.　ISBN-10: 4902249456　ISBN-13: 978-4902249453　2520　［amazon］／［kinokuniya］　※ et. et-t. d01.
◆立岩たていわ真しん也　2009/12/01　「尊厳そんげん死し、家族かぞくの判断はんだん――いのちとはなにか　立岩たていわ真しん也さんに聞きく・２」
　『Fonte』279:2
◆立岩たていわ真しん也　2009/11/15　「尊厳そんげん死し・安楽あんらく死し――いのちとはなにか　立岩たていわ真しん也さんに聞きく・１」
　『Fonte』278:2,
◆立岩たていわ真しん也　2009/03/29　「近ちかい過去かこと現在げんざい」
　安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し法制ほうせい化かを阻止そしする会かい3.29シンポジウム　於：東京とうきょう,
◆立岩たていわ真しん也　2008/06/22　「まずうかがったら」
　2008年度ねんど全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎ会かい（ＪＩＬ）総会そうかい全体ぜんたい会かい「あなたは「尊厳そんげん死し」を選えらびますか？――「生せい」と「死し」の自己じこ決定けっていを問とう」
　於：大阪おおさか・千里せんりライフサイエンスセンター,
◆立岩たていわ真しん也　2007/03/03　「論点ろんてん整理せいり」
　尊厳そんげん死しと医療いりょうを考かんがえるシンポジウム「尊厳そんげん死し、ってなに？」　於：埼玉さいたま,
◆立岩たていわ真しん也　2006/10/15　「死しの決定けっていについて」
　第だい３回かい東海とうかい地区ちく医い系けい学生がくせいフォーラム「医療いりょうにおける自己じこ決定けっていを考かんがえよう――あなたは「尊厳そんげん死し」を望のぞみますか」　於：名古屋なごや市し
◆立岩たていわ真しん也　2006/08/20　「私わたしはこう考かんがえる」
　『通販生活つうはんせいかつ』25-3(242・2006秋あき号ごう）:119（通販生活つうはんせいかつの国民こくみん投票とうひょう第だい34回かい　尊厳そんげん死しの法制ほうせい化かに賛成さんせいですか？反対はんたいですか？）
◆立岩たていわ真しん也　2006/08/13　「書評しょひょう：米沢よねざわ慧とし『病院びょういん化か社会しゃかいをいきる――医療いりょうの位相いそう学がく』」
　『東京とうきょう新聞しんぶん』『中日新聞ちゅうにちしんぶん』2006/08/13
◆立岩たていわ真しん也　2006/08/11　「わからないから教おしえてくれと聞きいてまわるのがよいと思おもう。」
　『ＤＰＩわれら自身じしんの声こえ』22-2:21-23（ＤＰＩ日本にっぽん会議かいぎ）特集とくしゅう：障害しょうがい者しゃの「生せい」と「尊厳そんげん死し」――尊厳そんげん死しって？
◆立岩たていわ真しん也　2006/07/00　「希望きぼうについてとまたまた死しぬ話はなし――知しってることは力ちからになる・42」
　『こちら”ちくま”』49(2006-3):02-04［了りょう：20060708］
◆立岩たていわ真しん也　2006/06/11「良よい死し？？」
　ＤＰＩ日本にっぽん会議かいぎ総会そうかい　於：大阪おおさか
◆立岩たていわ真しん也　2006/06/19　「（羽幌はぼろ病院びょういん事件じけんについてのコメント）」
　毎日新聞社まいにちしんぶんしゃの取材しゅざいに［取材しゅざい：20060619］

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■このページは、「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し euthanasia / death with dignity」についての諸々もろもろの情報じょうほうを集積しゅうせきしています。
■上うえの事項じこう名めいの下したにある西暦せいれきのリンク先さきには、その年としにあった／ある「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し euthanasia / death with dignity」に関連かんれんする出来事できごと／イベント、文献ぶんけん、記事きじ等とうが掲載けいさいされています。最近さいきんのことについては「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し 2012」をご覧らんください。
■本ほんページ内容ないようの概略がいりゃくは以下いかの通とおりです
・「安楽あんらく死し」とは、一般いっぱん的てきな意味いみ
…百科ひゃっか事典じてん、一般いっぱん書籍しょせきにおける安楽あんらく死しの定義ていぎを抜粋ばっすいしています
・「安楽あんらく死し」の諸しょ規定きてい、リビング・ウィル、問題もんだいになる事例じれい、反応はんのう・判例はんれい
…過去かこの文献ぶんけんから、安楽あんらく死しについての諸しょ規定きてい、リビング・ウィル、問題もんだいになる事例じれい、反応はんのう・判例はんれいなどについて掲載けいさいしています
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」の簡単かんたんな経緯けいい・歴史れきし
…安楽あんらく死し・尊厳そんげん死しについての簡略かんりゃくな歴史れきしと経緯けいいを掲載けいさいしています
　各かく年としごとの詳細しょうさいについては、上うえの事項じこう名下みょうげにある西暦せいれきのリンク先さきをご参照さんしょうください
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」とタブー
…安楽あんらく死し・尊厳そんげん死しとタブーをめぐる文章ぶんしょう・記事きじを抜粋ばっすいしています
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」関連かんれん事項じこう
…生存せいぞん学がく創成そうせい拠点きょてんHP内ないにある関連かんれんする事項じこうへのリンク集しゅう
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」をめぐる宣言せんげん・報告ほうこく・調査ちょうさ等とう
…安楽あんらく死し・尊厳そんげん死しをめぐる宣言せんげん・報告ほうこく・調査ちょうさ等とうへのリンク、抜粋ばっすいです
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」関連かんれんＨＰ
…安楽あんらく死し・尊厳そんげん死しについての生存せいぞん学がく創成そうせい拠点きょてんHP外そとの関連かんれんＨＰへのリンクです
　安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し関係かんけいの組織そしき、基礎きそ資料しりょう等とうがあります
・「安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」関連かんれんで立岩たていわ真しん也の書かいたもの
…安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し関連かんれんで立岩たていわ真しん也の書かいたものの一部いちぶを列挙れっきょしています

■安楽あんらく死し

　「死期しきの近ちかい患者かんじゃを身体しんたい的てき精神せいしん的てき苦痛くつうから救すくうために死しに至いたらしめること。治療ちりょうを中止ちゅうしする消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しと、薬物やくぶつを投与とうよする積極せっきょく的てき安楽あんらく死しがある。積極せっきょく的てき安楽あんらく死しは法律ほうりつ上じょう問題もんだいとなる。医師いし以外いがいのものが行おこなうこと、方法ほうほうが苦痛くつう軽減けいげん以外いがい（毒物どくぶつ使用しようなど）のものであることは許ゆるされない。死期しき切迫せっぱくが確実かくじつで、苦痛くつうがはなはだしく、本人ほんにんの希望きぼうがあり、医師いしの方法ほうほうが適切てきせつであれば、多少たしょう死期しきが早はやめられたとしても、安楽あんらく死しは許ゆるされるとした判例はんれいがある。⇒尊厳そんげん死し」（『マイペディア97』 (c) 1997 株式会社かぶしきがいしゃ日立ひたちデジタル平凡社へいぼんしゃ）

　「末期まっきがんや不治ふじの病やまいで苦くるしむ患者かんじゃに対たいし、生命せいめい維持いじ装置そうちをとり外はずすなどの積極せっきょく的てきな方法ほうほうで安やすらかな死しを迎むかえさせること。一いち九きゅう三さん五ご年ねん（昭和しょうわ一いち〇年ねん）、イギリスで安楽あんらく死し協会きょうかいが発足ほっそくし、欧米おうべいに広ひろがった。
　消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しは、モルヒネ投与とうよなど苦痛くつう除去じょきょと緩和かんわの措置そちを優先ゆうせんすることにより、結果けっか的てきに患者かんじゃの死期しきを早はやめることがある治療ちりょう型がたの安楽あんらく死し。
　積極せっきょく的てき安楽あんらく死しは、患者かんじゃを耐たえがたい苦痛くつうから解放かいほうするため薬物やくぶつ注射ちゅうしゃなどで医師いしが意図いと的てきに死しを招まねく行為こうい。絶対ぜったい的てきな前提ぜんてい条件じょうけんとして本人ほんにんの真剣しんけんな希望きぼうと、他たに代替だいたい手段しゅだんがない場合ばあいに限かぎられる。」（「日本にっぽんの論点ろんてん’９６」文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう編へん）

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■■安楽あんらく死し（Euthanasia（easy death））の諸しょ規定きてい、リビング・ウィル、問題もんだいになる事例じれい、反応はんのう・判例はんれい

■諸しょ規定きてい

1.死しが切迫せっぱくしていて
　耐たえ難がたい肉体にくたい的てき苦痛くつうを訴うったえる
　不治ふちの患者かんじゃの
　真摯しんしで積極せっきょく的てきな希望きぼうに基もとづいて行おこなう
　苦痛くつうを伴ともなわない相当そうとうな処置しょちによる処遇しょぐう
　（宮野みやの［1976:31］）

2.生いきる価値かちのない生命せいめいの抹殺まっさつ
　死しの介助かいじょ
　生命せいめいの短縮たんしゅくを伴ともなわないもの（最さい純粋じゅんすい）
②不ふ作為さくいによるもの
③派生はせい的てき効果こうかとしての生命せいめい短縮たんしゅくをともなうもの（純粋じゅんすい）
④生命せいめい短縮たんしゅくを意図いとするもの（直接的ちょくせつてき）
　人工じんこう的てきな生命せいめいの延長えんちょう（植物しょくぶつ人間にんげん）
　このうちの死しの介助かいじょに限定げんてい（Erhardt→阿南あなみ［1977:28-29］）

3.良よき死し　広義こうぎの安楽あんらく死し
　作為さくいにより死期しきを早はやめる　積極せっきょく的てき安楽あんらく死し
　延命えんめいに必要ひつような処置しょちを行おこなわずに死しぬにまかせる　消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し（阿南あなみ［1977］）

　「安楽あんらく死し euthanasia, mercy killing(1)とは，死期しきが切迫せっぱくし現代げんだい医学いがく上じょう不治ふちの傷病しょうびょう者しゃの激烈げきれつな苦痛くつうを緩和かんわ・除去じょきょするために，患者かんじゃ本人ほんにんの嘱託しょくたく又または承諾しょうだくを得えて，自然しぜんの死期しきに先立さきだち人為じんい的てきにその生命せいめいを断たつことをいう。これを「積極せっきょく的てき安楽あんらく死し」と称しょうし，一方いっぽう，苦痛くつうを継続けいぞくさせるに過すぎない延命えんめい治療ちりょう措置そちを中止ちゅうしすることによって生命せいめいを短縮たんしゅくする行為こういを「消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し」とする向むきもあるが，２種類しゅるいの安楽あんらく死し（４種類しゅるいに分わける考かんがえもある(2)）を認みとめることになりいたずらに安楽あんらく死し概念がいねんを混乱こんらんさせるだけで意味いみがなく，特とくに後者こうしゃについては「尊厳そんげん死し」という表現ひょうげんを用もちいるべきであろう。要ようするに，尊厳そんげん死しは患者かんじゃが延命えんめい医療いりょう措置そちを拒否きょひして死しぬという消極しょうきょく的てきなものであるのに対たいし，安楽あんらく死しは積極せっきょく的てきに意図いと的てきに患者かんじゃを殺ころすことである。」
　（立山たてやま龍彦たつひこ『自己じこ決定けってい権けんと死しぬ権利けんり』（1998，東海大学とうかいだいがく出版しゅっぱん会かい）p.61）

■リビング・ウィル

　末期まっき状態じょうたいの後期こうきになって意思いし決定けってい能力のうりょくがなくなったときに，単たんに死期しきを伸のばすだ
　けの治療ちりょうは無意味むいみだから，無意味むいみな苦痛くつうに耐たえることはないから，見苦みぐるしい姿すがたを
　さらしてまで延命えんめいされるのはいやだから，まだ理性りせいのあるうちに，書面しょめんによって
　特別とくべつな延命えんめい処置しょちを行おこなわないように医者いしゃに頼たのむ。これを生者しょうじゃの意思いし（living will)
　と呼よぶ。

■問題もんだいになる事例じれい
　安楽あんらく死しと呼よぶかどうかは別べつとして，実際じっさいには以上いじょうの規定きていに収おさまらないものも論議ろんぎ
　の対象たいしょうになっている。　裁判さいばんにおいて判断はんだんされることがある
　①耐たえ難がたい肉体にくたい的てき苦痛くつうに苦くるしむ末期まっきの不治ふちの患者かんじゃ
　②重症じゅうしょうの精神せいしん障害しょうがい者しゃ
　　心身しんしん障害しょうがい者しゃ
　③新生しんせいの重症じゅうしょう奇形きけい児じ　
　④植物しょくぶつ状態じょうたいにある患者かんじゃ
　⑤近代きんだい的てきな医療いりょうが単たんに苦痛くつうを増ますにすぎないとみられる末期まっきの不治ふちの患者かんじゃ
　　（宮野みやの［1977:77］）

■反応はんのう・判例はんれい
　カトリック（宮野みやの［1976:137-139］）
　プロテスタント（宮野みやの［1976:139-140］）
　仏教ぶっきょう（宮野みやの［1976:139-140］）
　法律ほうりつ学者がくしゃ（宮野みやの［1976］）
　1961に起おきた山内やまうち事件じけん二に審しん名古屋なごや高裁こうさい判決はんけつ（宮野みやの［1976:104］）
　外国がいこくの判例はんれいなど宮野みやの［1976:91-128］
・②：外傷がいしょう性せいの四肢しし麻痺まひ患者かんじゃの人工じんこう呼吸こきゅう装置そうちを，本人ほんにん及および家族かぞくの承諾しょうだくを得えずに外はずし
　ている当とうの医者いしゃからの証言しょうげん　Colen［1976＝76:73-92］
・③：

・外傷がいしょう性せいの四肢しし麻痺まひ患者かんじゃの人工じんこう呼吸こきゅう装置そうちを，本人ほんにん及および家族かぞくの承諾しょうだくを得えずに外はずしてい
　る当とうの医者いしゃからの証言しょうげん　Colen［1976＝1976:73-92］
・無む脳症のうしょう　蒙こうむ古いにしえ症しょう　水みず頭あたま症しょう　親おや・医師いし・役所やくしょ…裁判さいばん　の対応たいおう　合衆国がっしゅうこく
　Colen［1976＝1976:93　-111］
・心臓しんぞう疾患しっかんの女児じょじ　両親りょうしんの決定けっていにより人工じんこう呼吸こきゅう装置そうちを停止ていし
　Colen［1976＝1976:112-132］

・No-Code Orders　集中しゅうちゅう治療ちりょう室しつにおいて蘇生そせい術じゅつを用もちいない
　医師いしが判断はんだんしている（た）Cohen［1979＝82:92-98］

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■経緯けいい・歴史れきし

1620　　　Francis Bacon "Novum Orgunum"（1620）にこの言葉ことばが現あらわれる
……　　　トーマス・モア『ユートピア』（平井ひらい訳やく，岩波いわなみ文庫ぶんこ）:163-164＊　　　　　＊必かならずしも是認ぜにんしていたのではないとする解釈かいしゃく：阿南あなみ［1977:41-42］）
　初期しょきの文献ぶんけんのとして一般いっぱんに上うえの２ふたつがまずあげられる
…… 1907　　　英国えいこく：Goddard医学いがく総会そうかいで安楽あんらく死しを提唱ていしょう最初さいしょ（阿南あなみ［1977:44-45］）
1928　　　英国えいこく：E.A.Gisforne 不治ふじの病やまいに苦くるしむ患者かんじゃには致死ちし量りょうの麻薬まやくを与あたえてもよく，
　　　　　そのさい患者かんじゃに相談そうだんする必要ひつようはないという提案ていあん（阿南あなみ［1977:45］）
1931　　　英国えいこく：イギリス保健ほけん医い学会がっかいでのミラード会長かいちょうのあいさつ
　　　　　のちに任意にんい的てき安楽あんらく死し合法ごうほう化か法案ほうあんを付ふした小しょう冊子さっしとして出版しゅっぱん
　　　　　（阿南あなみ［1977:45］）
1935　　　英国えいこく安楽あんらく死し協会きょうかい設立せつりつ（世界せかい最初さいしょ）（阿南あなみ［1977:45］）＊
1936　　　英国えいこく：ポンソビー卿きょうにより任意にんい的てき安楽あんらく死し法案ほうあんがイギリス上院じょういんに提出ていしゅつされる
　　　　　第だい二に議会ぎかいで14対たい35で否決ひけつ（Sarda［1975＝1988:217］）
1936　　　英国えいこく任意にんい的てき安楽あんらく死し協会きょうかいと改称かいしょう（阿南あなみ［1977:45］）
1948　　　世界せかい医師いし会かい総会そうかい，「ジュネーブ宣言せんげん」を発表はっぴょう＊
195004　　日本にっぽん：東京とうきょう地裁ちさい，安楽あんらく死しについて最初さいしょの判決はんけつ＊
196212　　日本にっぽん：名古屋なごや高裁こうさいが安楽あんらく死しの要件ようけんを示しめす＊
1969　　　英国えいこく：安楽あんらく死し法案ほうあん提出ていしゅつ　40対たい161で否決ひけつ
1970　　　英国えいこく：イギリス医学いがく協会きょうかい「安楽あんらく死しの問題もんだい」というパンフレットを発行はっこう
197201　　日本にっぽん医事いじ法ほう学会がっかい第だい３回かい大会たいかいで「望のぞみなき（？）患者かんじゃの治療ちりょう」につき討論とうろん＊
1973　　　米国べいこく：アメリカ病院びょういん協会きょうかい，「患者かんじゃの権利けんり章典しょうてん」を発表はっぴょう＊
1973　　　英国えいこく：王立おうりつ保健ほけん協会きょうかい　安楽あんらく死しを主題しゅだいとする会議かいぎを開ひらく
　　　　　（日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい［197704］）
197504　　米国べいこく：カレン・クィンラン事件じけん発生はっせい＊
1976　　　ドイツ外科げか学会がっかい，「死病しびょう者しゃおよび死しにゆく者ものの治療ちりょうのための決議けつぎ」を発表はっぴょう＊
197601　　日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい設立せつりつ
197603　　米国べいこく：州しゅう最高裁さいこうさい，カレン事件じけんに判決はんけつ
197608　　第だい１回かい安楽あんらく死し国際こくさい会議かいぎ，「東京とうきょう宣言せんげん」を発表はっぴょう
　　　　　→東京とうきょう宣言せんげん
1976　　　米国べいこく：サイケヴィッチ事件じけん
……
1993　　　オランダの「改正かいせい埋葬まいそう法ほう」
1994　　　オランダ改正かいせい埋葬まいそう法ほう施行しこう
20001128　オランダ下院かいん「患者かんじゃの明確めいかくな要請ようせいがある」などの要件ようけんを満みたした場合ばあい、安楽あんらく死しを完全かんぜんに合法ごうほうとする法案ほうあんを可決かけつ
2002　　　ベルギー安楽あんらく死しを合法ごうほう化か
2009　　　米国べいこくワシントン州しゅう医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょを合法ごうほう化か
2009　　　ルクセンブルク
2009　　　米国べいこくモンタナ州しゅうで終末しゅうまつ期きの患者かんじゃへの医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょは違法いほうではないとする最高裁さいこうさい判決はんけつ
201206　　カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州しゅう最高裁さいこうさいで自殺じさつ幇助ほうじょを禁きんじる刑法けいほうは憲法けんぽう違反いはんとの判決はんけつ

各国かっこくの動向どうこう～法制ほうせい化かの動うごき

・1930年代ねんだいから始はじまる
　……
・他たにオランダ，オーストラリア，南みなみアフリカ，スウェーデン，デンマーク，スイスの運動うんどうについて日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい編へん［197704］

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■「タブー」

◇「例たとえば、安楽あんらく死しについて書かく人ひとが、今いままで「タブー」にされていたこの主題しゅだいについて「あえて」「勇気ゆうきある発言はつげん」をするのだとよく言いう。そんなことは少すこしもない。同おなじことがいくらでも何なん度ども語かたられてきたのである。しかし私わたしたちは、そんな言葉ことばをすぐには嘘うそだと思おもわないほど、近ちかい過去かこのことも忘わすれてしまう。それはやはりよくないと思おもう。」
（立岩たていわ真しん也「生存せいぞんの争あらそい――医療いりょうの現代げんだい史しのために・１」，『現代げんだい思想しそう』2002-2）

◇太田おおた典礼てんれい　1982　『死しはタブーか――日本人にっぽんじんの死生しせい観かんを問とい直なおす』，人間にんげんの科学かがく社しゃ

◇1992
　「わが国くにでは、これまで長ながい間あいだ死しを口くちにすることは、不吉ふきつであり、避さけるべきものとされ、一種いっしゅのタブーのようになっていた。そのために、末期まっき医療いりょうのあり方かたについても、あまり議論ぎろんがされなかった。
　しかし、今日きょうでは、末期まっき医療いりょうの問題もんだいは、事柄ことがらが重要じゅうような上うえに、現実げんじつにさしせまった問題もんだいでもあるので、あいまいなままに放置ほうちしておくことはできない。近年きんねんでは、わが国くにでも、死しについての学問がくもんや、死しについての教育きょういくの必要ひつよう性せいが多おおくの人々ひとびとによって説とかれるようになってきている。人ひとの生命せいめいに係かかわりをもつ医師いしとしては、死しをめぐる諸しょ問題もんだいについても、率先そっせんして合理ごうり的てきな対処たいしょの仕方しかたについて考察こうさつを深ふかめ、広ひろく国民こくみんに周知しゅうちさせていく必要ひつようがある。この「末期まっき医療いりょうに臨のぞむ医師いしの在あり方かた」についての報告ほうこくが、そのための一助いちじょとなることを期待きたいしたい。」
　（日本にっぽん医師いし会かい第だいIII次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　19920309　「「末期まっき医療いりょうに臨のぞむ医師いしの在あり方かた」についての報告ほうこく」の「おわりに」）

◇デーケン，アルフォンス　19951127　『ユーモアは老おいと死しの妙薬みょうやく――死生しせい学がくのすすめ』，講談社こうだんしゃ，225p.，ISBN-10: 4062079488　ISBN-13: 978-4062079488　1575　［amazon］　※ d01.t02.

　「現在げんざいの日本にっぽんでは、死しをタブー視しする一般いっぱん的てき風潮ふうちょうから言いっても、告知こくちはもちろん、医師いしが患者かんじゃに病状びょうじょうを理解りかいしやすく説明せつめいして、一緒いっしょに闘たたかおうという姿勢しせいは、まだほとんど見みられない。」（デーケン［1995:221］）

◇大野おおの竜三りゅうぞう　20010825　『自分じぶんで選えらぶ終末しゅうまつ期き医療いりょう――リビング・ウィルのすすめ』，朝日新聞社あさひしんぶんしゃ，朝日あさひ選書せんしょ681，189p.　ASIN: 402259781X　1155　［amazon］　※　b d01 ts2007a
　「現代げんだい医療いりょう、少すくなくとも現代げんだいの日本にっぽんの医療いりょう現場げんばにおいては、患者かんじゃの生命せいめいの延長えんちょうが至上しじょう命令めいれいとされており、最善さいぜんを尽つくして患者かんじゃさんの生命せいめいを延長えんちょうすることが、日常にちじょうの診療しんりょうにおいて行おこなわれています。そして、医学いがく教育きょういくの場ばでも、当然とうぜんのこととして、そのように教おしえられています。
　終末しゅうまつ期きの延命えんめい治療ちりょうもその延長えんちょうにあり、最善さいぜんを尽つくして患者かんじゃさんの延命えんめいをはかっています。しかし、延命えんめい治療ちりょうには相当そうとうの費用ひようを要ようします。欧米おうべいの医療いりょう現場げんばにおいては、要ようした費用ひように見合みあうだけの効果こうかが得えられるのかということが問題もんだいにされ、費用ひよう対たい効果こうかという解析かいせきがしばしば行おこなわれます。一方いっぽうわが国くにの医療いりょう界かいにあっては、正面しょうめんきって費用ひようのことを論ろんずるのは恥はずかしいことであると見みなされ、むしろタブー視しされる傾向けいこうにあり、費用ひよう対たい効果こうかが論ろんぜられることも、医学いがく生せいに教育きょういくされることもほとんどありません。」（大野おおの［2001:171-172］）

◇2003
　「ここ数すう年ねん、「いのちの教育きょういく」「死しの教育きょういく」に取とり組くんでいる人々ひとびとが口々くちぐちに触ふれるのは、「死しが病院びょういんに隔離かくりされてタブーになった現代げんだいに、死しをとりもどすこと」である。わたしが高校こうこう「現代げんだい社会しゃかい」の授業じゅぎょうで初はじめて「脳死のうし・安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し」を取とり上あげたのは1980年代ねんだい後半こうはんのことだから、このテーマを取とり上あげてきた者ものとしては、かなり早はやい部類ぶるいに入はいるのだろう。だが、取とり上あげた当初とうしょから現在げんざいに至いたるまで、「タブー」を破やぶった、というように思おもったことは一いち度どもない。
　そもそも、高校こうこう時代じだいにカレン・アン・クインラン事件じけんの報道ほうどうを目まの当あたりにし、判決はんけつの出でた1976年ねんの文化ぶんか祭さいのイベントで、「安楽あんらく死し、是これか非ひか」のディベイトを体験たいけんしているのだ。」（大谷おおや［2003→2004:91］）
　＊大谷おおやいづみ　20031101　「「いのちの教育きょういく」に隠かくされてしまうこと――「尊厳そんげん死し」言説げんせつをめぐって」
　『現代げんだい思想しそう』31-13(2003-11):180-197
　http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/oi01.htm
　→松原まつばら洋子ようこ・小泉こいずみ義之よしゆき編へん　20050225　『生命せいめいの臨界りんかい――争そう点てんとしての生命せいめい』，人文書院じんぶんしょいん，306p.　ISBN: 4409040723　2730　［boople］　pp.91-127

◇2005/01/19　「尊厳そんげん死しの意思いし表示ひょうじカード　住民じゅうみん主導しゅどうで発行はっこうへ」
　『長野ながの日報にっぽう』2005/01/19
　http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200501&idb=205
　「［…］登録とうろくをきっかけに、家族かぞくや親族しんぞく間あいだでタブー視ししがちな終末しゅうまつ期きの処置しょちについて、もっと話はなし合あってほしいという願ねがいもあり「尊厳そんげん死しを望のぞむ人ひと、延命えんめい措置そちを望のぞむ人ひととさまざまな形かたちがあっていい。大切たいせつなのは患者かんじゃ本人ほんにんの意思いしで、自分じぶんの病気びょうきに責任せきにんを持もって考かんがえていくカード」としている。」

◇2005/02/15　「「尊厳そんげん死しとホスピスを推進すいしんする与党よとう議員ぎいん懇話こんわ会かい」初はつ会合かいごう
　『公明こうめい新聞しんぶん』2005年ねん2月がつ16日にち
　「［…］同どう会かいは今後こんご、尊厳そんげん死しやホスピスの専門せんもん家かによるヒアリングや現地げんち視察しさつを行おこなうとともに、尊厳そんげん死しについて法制ほうせい化かも視野しやに入いれてタブーを設もうけず議論ぎろんを深ふかめていく方針ほうしん。」
◇　「［…］表ひょうに現あらわれる言論げんろんは次第しだいに「洗練せんれん」されていくに違ちがいない。それ以前いぜんの歴史れきしを表ひょうに出だすことも必要ひつようだが――尊厳そんげん死し協会きょうかいも以前いぜんに比くらべれば随分ずいぶん「紳士しんし」になったのである――、しかし過去かこを「反省はんせい」し、より慎重しんちょうになり、危あぶないことを誰だれも言いわなくなる時ときがやがて来くるかもしれない。その時ときにもなお、何なにを言いい得えるのか。それをも含ふくめて、言いい得えることを考かんがえなければならなくなる。だから、以上いじょうで、安楽あんらく死しがなされようする時とき、既すでにそこに生しょうじてしまっていることは何なにかと考かんがえようとしてみたのだった。」（立岩たついわ　2000/10/10　「死しの決定けっていについて」，大庭おおば健けん・鷲田わしだ清きよし一いち編へん　20001010　『所有しょゆうのエチカ』，ナカニシヤ出版しゅっぱん　最終さいしゅう段落だんらく）

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■宣言せんげん・報告ほうこく・調査ちょうさ　等ひとし

　→調査ちょうさ

◆第だい一いち回かい国際こくさい安楽あんらく死し会議かいぎ　19760824　東京とうきょう宣言せんげん

◆日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい　197811　「末期まっき医療いりょうの特別とくべつ措置そち法案ほうあん」

◆安楽あんらく死し法制ほうせい化かを阻止そしする会かい　197811　「声明せいめい」

◆日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい　19781220　「安楽あんらく死し法制ほうせい化かを阻止そしする会かい」の声明せいめいに対たいする反駁はんばく声明せいめい

◆日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい　19860210　日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい会則かいそく

◆内閣ないかく府ふ政府せいふ広報こうほう室しつ　1989　「医療いりょうにおける倫理りんりに関かんする世論せろん調査ちょうさ」
　http://www8.cao.go.jp/survey/h02/H02-10-02-17.html

Q6(1)　〔回答かいとう票ひょう7〕生命せいめいをのばすために必要ひつような医療いりょうを受うけることについて，あなたはどう思おもいますか。この中なかであなたのお考かんがえに近ちかいのはどちらですか。まず，「（１）あなたご自身じしんの場合ばあい」についてはどうですか。（以下いか（２）から（３）まで順次じゅんじ聞きく。）（１）あなたご自身じしんの場合ばあい
(27.2) (ア) 医学いがく上じょうの最新さいしんの成果せいかを十分じゅうぶん活用かつようして，延命えんめいのために最善さいぜんを尽つくすのがよい
(65.2) (イ) あまり不自然ふしぜんなことはせずに，寿命じゅみょうのままにまかせるほうがよい
( 7.6) わからない
Q6(2)　〔回答かいとう票ひょう7〕（２）肉親にくしんの場合ばあいで，本人ほんにんの延命えんめいの意思いしがわからない場合ばあい
(35.5) (ア) 医学いがく上じょうの最新さいしんの成果せいかを十分じゅうぶん活用かつようして，延命えんめいのために最善さいぜんを尽つくすのがよい
(53.2) (イ) あまり不自然ふしぜんなことはせずに，寿命じゅみょうのままにまかせるほうがよい
(11.3) わからない
Q6(3)　〔回答かいとう票ひょう7〕（３）肉親にくしんの場合ばあいで，本人ほんにんが延命えんめいを希望きぼうしていない場合ばあい
(21.3) (ア) 医学いがく上じょうの最新さいしんの成果せいかを十分じゅうぶん活用かつようして，延命えんめいのために最善さいぜんを尽つくすのがよい
(67.3) (イ) あまり不自然ふしぜんなことはせずに，寿命じゅみょうのままにまかせるほうがよい
(11.4) わからない

◆日本にっぽん医師いし会かい第だいIII次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　19920309　「「末期まっき医療いりょうに臨のぞむ医師いしの在あり方かた」についての報告ほうこく」

◆199205　　読売新聞社よみうりしんぶんしゃ「がんと尊厳そんげん死しに対たいする世論せろん調査ちょうさ」
　全国ぜんこくの有権者ゆうけんしゃ3000人にん対象たいしょう　質問しつもん：「尊厳そんげん死しとは回復かいふくの見込みこみがない末期まっき患者かんじゃに、ただ生命せいめいを延のばすためだけの医療いりょうを続つづけるよりも、寿命じゅみょうのまま人間にんげんらしい死しに方かたを願ねがうという考かんがえ方かただが、あなたはこの尊厳そんげん死しの考かんがえ方かたを認みとめますか、認みとめませんか」→「認みとめる」54％、「どちらかと言いえば認みとめる」32％

◆日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ死しと医療いりょう特別とくべつ委員いいん会かい　19940526　「尊厳そんげん死しについて」

◆（社）しゃだんほうじん呆ぼけ老人ろうじんをかかえる家族かぞくの会かい　19960825　「「ぼけ」と「尊厳そんげん死し」問題もんだいに関かんする申もうし入いれ書しょ」，『老人ろうじんをかかえて』(19960825):12-13

◆川渕かわぶち孝一こういち　19971028　『生なまと死しの選択せんたく――延命えんめい治療ちりょうは患者かんじゃにとって幸しあわせなのか』，経営けいえい書院しょいん，219p.　ISBN-10: 4879136425　ISBN-13: 978-4879136428　［amazon］／［kinokuniya］ et

◆1997　『「福祉ふくしのターミナルケア」に関かんする調査ちょうさ研究けんきゅう事業じぎょう報告ほうこく書しょ』

◆末期まっき医療いりょうに関かんする意識いしき調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい　19980626　「末期まっき医療いりょうに関かんする意識いしき調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい報告ほうこく書しょ」→＊
＊厚生省こうせいしょう健康けんこう政策せいさく局きょく総務そうむ課か監修かんしゅう　20000610　『２１世紀せいきの末期まっき医療いりょう』，中央ちゅうおう法規ほうき出版しゅっぱん，225p. ISBN：4-8058-4249-0 2100　［amazon］／［kinokuniya］／［BK1］　※　d01 et

・「単たんなる延命えんめい医療いりょうとは、生存せいぞん期間きかんの延長えんちょうのみを目的もくてきになされれる医療いりょうをいう。」
　問とい「あなた自身じしん（あなたの担当たんとうする患者かんじゃ）が痛いたみを伴ともない、しかも治なおる見込みこみがなく死期しきが迫せまっている（６ケ月かげつ程度ていどあるいはそれより短みじかい期間きかんを想定そうてい）と告つげられた場合ばあい、単たんなる延命えんめいだけのための医療いりょうについてどうお考かんがえになりますか。」

◇今井いまい澄きよし　20020405　『理想りそうの医療いりょうを語かたれますか――患者かんじゃのための制度せいど改革かいかくを』，東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ，275p.　ISBN-10: 4492700811　ISBN-13: 978-4492700815　［amazon］　※　b a06
　「厚生こうせい労働省ろうどうしょうのパンフレットでは、「単たんなる延命えんめい治療ちりょうを望のぞまない人ひとも約やく七なな割わり」と書かいてありますが、これは正ただしい表現ひょうげんではないことです。質問しつもんの内容ないようは「痛いたみを伴ともない、治なおる見込みこみがないだけでな>133>∥死期しきが追おっていると告つげられた場合ばあい∥恥はじなる延命えんめいだけのための治療ちりょうをどう考かんがえますか」というものです。高齢こうれい者しゃの場合ばあい、痛いたみが伴ともなわない末期まっきも少すくなくありませんし、慢性まんせいの病気びょうきの場合ばあい、死期しきが追おっているかどうかの判断はんだんも難むずかしいのです。どこからを末期まっきというのかということも問題もんだいですが、はなはだしい研究けんきゅうでは、死亡しぼう一いち年ねん前まえからを末期まっきとみなすようなひどいものもありました。」（今井いまい［2002:136］）

◆東京とうきょう都立とりつ病院びょういん倫理りんり委員いいん会かい　200102　「都立とりつ病院びょういんにおける末期まっき医療いりょうの在あり方かたについて」
　http://www.byouin.metro.tokyo.jp/hokoku/rinri/documents/makki.pdf

◆社会しゃかい保障ほしょう構造こうぞうの在あり方かたについて考かんがえる有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ　200010　「21世紀せいきに向むけての社会しゃかい保障ほしょう」
　「また、できる限かぎり本人ほんにんの意思いしを尊重そんちょうし、尊厳そんげんをもって安やすらかに最期さいごを迎むかえることのできる医療いりょうの在あり方かたを模索もさくしていくことがこれからの課題かだいである。」

◆2000/11/30　「健康けんこう保険ほけん法ほう等とうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あん及および医療いりょう法ほう等とうの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あんに対たいする附帯ふたい決議けつぎ」(平成へいせい12年ねん11月30日にち・参議院さんぎいん国民こくみん福祉ふくし委員いいん会かい)
　「老人ろうじん医療いりょう及および慢性まんせい期き医療いりょうについては、包括ほうかつ・定額ていがく化かを更さらに進すすめること。」

◆厚生こうせい労働省ろうどうしょう高齢こうれい者しゃ医療いりょう制度せいど等とう改革かいかく推進すいしん本部ほんぶ事務じむ局きょく 200103　「医療いりょう制度せいど改革かいかくの課題かだいと視点してん」
　http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1.htmle
　老人ろうじん医療いりょう費ひの伸のびの適正てきせい化か
　http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1n.html
　→厚生こうせい労働省ろうどうしょう高齢こうれい者しゃ医療いりょう制度せいど等とう改革かいかく推進すいしん本部ほんぶ事務じむ局きょく編へん　20030319　『医療いりょう制度せいど改革かいかくの課題かだいと視点してん解説かいせつ・資料しりょう編へん』，ぎょうせい，150p. 　ISBN-10: 4324064768　ISBN-13: 978-4324064764　［amazon］／［kinokuniya］

◆日本にっぽん老年ろうねん医い学会がっかい　20010613　「「高齢こうれい者しゃの終末しゅうまつ期きの医療いりょうおよびケア」に関かんする日本にっぽん老年ろうねん医い学会がっかいの「立場たちば表明ひょうめい」」
　http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html

◇横内よこうち正利まさとし　20010215　「日本にっぽん老年ろうねん医い学会がっかい『立場たちば表明ひょうめい』は時期じき尚早しょうそう」，『Medical Tribune』（メディカル・トリビューン社しゃ）
◇横内よこうち正利まさとし　20011004　「再論さいろん・日本にっぽん老年ろうねん医い学会がっかい『立場たちば表明ひょうめい』――高齢こうれい者しゃ医療いりょう打うち切きりになる恐おそれあり」，『Medical Tribune』（メディカル・トリビューン社しゃ）

◆日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい　20031201　「尊厳そんげん死しに関かんする法律ほうりつ案あん要綱ようこう」

◆日本にっぽん医師いし会かい第だいVIII次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　200402 「医療いりょうの実践じっせんと生命せいめい倫理りんりについての報告ほうこく」
　「日医にちい、「医療いりょうの実践じっせんと生命せいめい倫理りんり」報告ほうこく書しょを公表こうひょう
　http://www.fukuoka-sk.org/jyouhou/saisin/20040315-0323.htm　×
　「日本にっぽん医師いし会かいは３月がつ１６日にち、第だい8次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かいがまとめた「医療いりょうの実践じっせんと生命せいめい倫理りんり」に関かんする報告ほうこく書しょを公表こうひょうした。報告ほうこく書しょは、（1）医師いし・患者かんじゃ関係かんけい（2）自己じこ決定けってい（3）出生しゅっしょう（4）末期まっき医療いりょうと患者かんじゃの死し（5）医療いりょうと社会しゃかい、の5項目こうもくについて、医療いりょう現場げんばに焦点しょうてんを絞しぼり、「医療いりょう倫理りんり」の考かんがえ方かたを示しめした。「末期まっき医療いりょう」については、判断はんだん能力のうりょくを失うしなった患者かんじゃに代かわって延命えんめい治療ちりょうの中止ちゅうしを決定けっていする代理人だいりにんを指定していしておく制度せいどがないことを指摘してき。任意にんい後見こうけん契約けいやく法ほうのようなヘルスケア分野ぶんやでの代理人だいりにん制度せいどの整備せいびが「将来しょうらいの立法りっぽう課題かだいのひとつ」だとした。また「出生しゅっしょう」関連かんれんでは、着き床ゆか前まえ・出生しゅっしょう前ぜん診断しんだんの問題もんだいに関かんする考かんがえ方かたについて、現在げんざいの医療いりょう水準すいじゅんや価値かち観かんで安易あんいに受精卵じゅせいらんの段階だんかいで選別せんべつをしてよいのかなどの批判ひはんもあり、今後こんごさらなる議論ぎろんが必要ひつようだとした。（３月がつ１７日にちMEDIFAX）」

◆終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい　2002年度ねんど～2004年度ねんど
　報告ほうこく書しょ 04/07/23
第だい７回かい議事ぎじ録ろく 04/06/23
第だい６回かい議事ぎじ録ろく 04/06/04
第だい５回かい議事ぎじ録ろく 04/03/24
第だい４回かい議事ぎじ録ろく 04/02/20
第だい３回かい議事ぎじ録ろく 03/11/19
第だい２回かい議事ぎじ録ろく 02/12/12
第だい１回かい議事ぎじ録ろく

◆終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい　20040703　「終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい報告ほうこく書しょ――今後こんごの終末しゅうまつ期き医療いりょうの在あり方かたについて」終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい報告ほうこく書しょ～今後こんごの終末しゅうまつ期き医療いりょうの在あり方かたについて」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0723-8.html→終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい編へん［2005:1-125］＊
＊終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい編へん　20050115　『今後こんごの終末しゅうまつ期き医療いりょうの在あり方かた』，中央ちゅうおう法規ほうき出版しゅっぱん，229p.　ISBN-10: 4805845775　ISBN-13: 978-4805845776　2310　［amazon］　※ d01 t02

　「あなた自身じしん（あなたの担当たんとうする患者かんじゃ）が痛いたみを伴ともない、しかも治なおる見込みこみがなく死期しきが迫せまっている（６ケ月かげつ程度ていどあるいはそれより短みじかい期間きかんを想定そうてい）と告つげられた場合ばあい、単たんなる延命えんめいだけのための医療いりょうについてどうお考かんがえになりますか。」

◆日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ　200502　『尊厳そんげん死しの在あり方かた――日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ主催しゅさい公開こうかい講演こうえん会かいにおける記録きろく』，日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ，115p.　1000

◆日本にっぽん医師いし会かい第だいIX次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　200602　「平成へいせい16・17 年度ねんど「ふたたび終末しゅうまつ期き医療いりょうについて」の報告ほうこく」
　http://www.med.or.jp/nichikara/seirin17.pdf
　「第だいⅨ次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かいでは、1.恒藤つねとう暁あきら（大阪大学おおさかだいがく大学院だいがくいん人間にんげん科学かがく研究けんきゅう科か助教授じょきょうじゅ：「わが国くにの緩和かんわ医療いりょうの現状げんじょうと課題かだい」）、2.杉山すぎやま正ただし智さとし（ひばりメディカルクリニック奈良なら在宅ざいたくホスピスセンター院長いんちょう：「在宅ざいたく緩和かんわ医療いりょうの実際じっさいと問題もんだい点てん」）、3.川越かわごえ厚あつし（ホームケアクリニック川越かわごえ院長いんちょう：「日本にっぽんにおける在宅ざいたくホスピス・緩和かんわケアの現状げんじょうと課題かだい」）、4.井形いがた昭弘あきひろ（日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい理事りじ長ちょう：「健すこやかに生いき、安やすらかに死しぬために」）、5.大友おおとも英一ひでかず（浴風会よくふうかい病院びょういん院長いんちょう：「老年ろうねん者しゃのターミナルケアについて」）、各かく先生せんせい方かたからのヒアリングの後のち、報告ほうこく書しょ作成さくせいのための小しょう委員いいん会かいを構成こうせい、懇談こんだん会かい座長ざちょうをはじめ小しょう委員いいん会かい委員いいんの間あいだで今回こんかいの報告ほうこく書しょ原案げんあんをまとめることとした。」

◆老人ろうじんの専門せんもん医療いりょうを考かんがえる会かい　2006/09　「高齢こうれい者しゃの終末しゅうまつ期きケアのあり方かたについて――老人ろうじんの専門せんもん医療いりょうを考かんがえる会かいの見解けんかい」　http://ro-sen.jp/tokai/terminalcare.html

◇2007/02/16　「延命えんめい治療ちりょう、意思いし不明ふめいなら医師いしが判断はんだん　救急きゅうきゅう医い学会がっかいが指針案ししんあん」
　朝日新聞あさひしんぶん　09時じ56分ふん
　http://www.asahi.com/health/news/TKY200702150382.html
◆2007/03/07　「日本にっぽん救急きゅうきゅう医い学会がっかい「救急きゅうきゅう医療いりょうにおける終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする提言ていげん(ガイドライン)（案あん）」
→◆2007/11/16　「日本にっぽん救急きゅうきゅう医い学会がっかい「救急きゅうきゅう医療いりょうにおける終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする提言ていげん(ガイドライン)」　http://www.jaam.jp/html/info/2007/info-20071116.htm
　http://www.jaam.jp/html/info/info-20071116.pdf
◇2007/03/22　「終末しゅうまつ期き医療いりょう　医師いし主導しゅどうにならぬよう」
　信濃毎日新聞しなのまいにちしんぶん　2007年ねん3月がつ22日にち
　　http://www.shinmai.co.jp/news/20070322/KT070320ETI090004000022.htm

◆終末しゅうまつ期き医療いりょうの決定けっていプロセスに関かんするガイドライン
　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf
◇厚生こうせい労働省ろうどうしょう　2007/05/21　「終末しゅうまつ期き医療いりょうの決定けっていプロセスに関かんするガイドライン」について　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/s0521-11.html
◇終末しゅうまつ期き医療いりょうの決定けっていプロセスに関かんするガイドライン解説かいせつ編へん
　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11b.pdf
◇（参考さんこう）「終末しゅうまつ期き医療いりょうの決定けっていプロセスのあり方かたに関かんする検討けんとう会かいについて」について
　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11c.pdf
　※報道ほうどう→安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し：2007年ねん４月がつ～６月がつ

◆前田まえだ由美子ゆみこ・福田ふくだ峰ほう 20070702　「後期こうき高齢こうれい者しゃの死亡しぼう前ぜん入院にゅういん医療いりょう費ひの調査ちょうさ・分析ぶんせき」，日医にちい総研そうけんワーキングペーパーNo.144（日本にっぽん医師いし会かい総合そうごう政策せいさく研究けんきゅう機構きこう）
　http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=351
　http://www.jmari.med.or.jp/research/summ_wr.php?no=351（要約ようやく）
◆日本にっぽん医師いし会かい　2007/07/11　「後期こうき高齢こうれい者しゃの死亡しぼう前ぜん入院にゅういん医療いりょう費ひの調査ちょうさ・分析ぶんせき」
　http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070711_3.pdf
◇2007/07/11 「定例ていれい記者きしゃ会見かいけん　終末しゅうまつ期き医療いりょう費ひは高額こうがくとの考かんがえに反論はんろん―中川なかがわ常任じょうにん理事りじ」，『日医にちい白はくクマ通信つうしん』No.693　2007年ねん7月がつ12日にち
　http://www.med.or.jp/shirokuma/no693.html

◆日本にっぽん集中しゅうちゅう治療ちりょう医い学会がっかい　20070828 「集中しゅうちゅう治療ちりょうにおける重症じゅうしょう患者かんじゃの末期まっき医療いりょうのあり方かたについての勧告かんこく」
　http://www.jsicm.org/kankoku_terminal.html

◆日本にっぽん医師いし会かい第だいＸ次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　20070822　「終末しゅうまつ期き医療いりょうのガイドライン」（中間なかま答申とうしん）
　http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070822_1.pdf
◇2007/09/05　「第だいＸ次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かいが中間ちゅうかん答申とうしん「終末しゅうまつ期き医療いりょうのガイドライン」をまとめる」，『日医にちいニュース』1104
　http://www.med.or.jp/nichinews/n190905a.html

◆日本にっぽん救急きゅうきゅう医い学会がっかい　2007/09/26　「救急きゅうきゅう医療いりょうにおける終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする提言ていげん」
　http://www.jaam.jp/html/info/info-20070925.pdf　×

◆終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい（平成へいせい１９年度ねんど～）
　2008/01/17　「第だい１回かい終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かいの開催かいさいについて」
　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-3.html
　2008/01/24　第だい１回かい　終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんする調査ちょうさ等とう検討けんとう会かい
　第だい１回かい資料しりょう　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-6.html
　上うえ掲の調査ちょうさ質問しつもん項目こうもく：「痛いたみを伴ともない、しかも」という文言もんごんは削けずられてる
　「あなた自身じしん（あなたの担当たんとうする患者かんじゃ）が痛いたみを伴ともない、しかも治なおる見込みこみがなく死期しきが迫せまっている（６ケ月かげつ程度ていどあるいはそれより短みじかい期間きかんを想定そうてい）と告つげられた場合ばあい、単たんなる延命えんめいだけのための医療いりょうについてどうお考かんがえになりますか。」
　→「あなた自身じしん（あなたの担当たんとうする患者かんじゃ）が治なおる見込みこみがなく死期しきが迫せまっている（６ケ月かげつ程度ていどあるいはそれより短みじかい期間きかんを想定そうてい）と告つげられた場合ばあい、単たんなる延命えんめいだけのための医療いりょうについてどうお考かんがえになりますか。」

◆20080210　「終末しゅうまつ期き医療いりょう：「リビング・ウイル」に診療しんりょう報酬ほうしゅう…厚労省こうろうしょう方針ほうしん」
　毎日新聞まいにちしんぶん　2008年ねん2月がつ10日とおか　他た
◆20080213　中央ちゅうおう社会しゃかい保険ほけん医療いりょう協議きょうぎ会かい総会そうかい配布はいふ資料しりょう「平成へいせい２０年度ねんど診療しんりょう報酬ほうしゅう改定かいていにおける主要しゅよう改定かいてい項目こうもくについて（案あん）」（p.175に後期こうき高齢こうれい者しゃ終末しゅうまつ期き相談そうだん支援しえん料りょうについて記載きさい）
　http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0213-4a.pdf

◆日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ　臨床りんしょう医学いがく委員いいん会かい終末しゅうまつ期き医療いりょう分科ぶんか会かい　2008/02/14　「対外たいがい報告ほうこく　終末しゅうまつ期き医療いりょうのあり方かたについて――亜あ急性きゅうせい型がたの終末しゅうまつ期きについて」
　http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t51-2.pdf

◆日本にっぽん医師いし会かい第だいＸ次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい　2008/02/27　「終末しゅうまつ期き医療いりょうに関かんするガイドラインについて」（答申とうしん）
　http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20080227_1.pdf
日本にっぽん医師いし会かい　第だいＸ次じ生命せいめい倫理りんり懇談こんだん会かい
座ざ　長なが
　高久たかく　史し麿まろ（日本にっぽん医い学会がっかい長ちょう・自治医科大学じちいかだいがく長ちょう）
委ゆだね　員いん（五十音ごじゅうおん順じゅん）
　青木あおき　　清きよし（上智大じょうちだい名誉めいよ教授きょうじゅ）
　井形いがた　昭弘あきひろ（名古屋なごや学芸がくげい大だい学長がくちょう）
　井石いせき　哲哉てつや（長崎ながさき県けん医い会長かいちょう）
　加藤かとう　尚武しょうぶ（京大きょうだい名誉めいよ教授きょうじゅ）
　楠本くすもと万里子まりこ（日ひ看み協きょう常任じょうにん理事りじ）
　小森こもり　　貴とうと（石川いしかわ県けん医い会長かいちょう）
　佐々木ささき義よし樓ろう（青森あおもり県けん医い会長かいちょう）
　田村たむら　里子さとご（東札幌ひがしさっぽろ病院びょういん診療しんりょう部ぶII　副ふく部長ぶちょう）
　鍋島なべしま　直樹なおき（龍谷大りゅうこくだい法学部ほうがくぶ教授きょうじゅ）
　楢なら原はら多計志たけし（共同通信社きょうどうつうしんしゃ編集へんしゅう委員いいん・論説ろんせつ委員いいん）
　福田ふくだ　　孜つとむ（富山とやま県けん医い会長かいちょう）
　松根まつね　敦子あつこ（日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい副ふく理事りじ長ちょう）
　向山むかいやま　雄ゆう人じん（癌がん研けん有明ありあけ病院びょういん緩和かんわケア科か部長ぶちょう）
　山田やまだ　卓生たくお（日大にちだい法科ほうか大学院だいがくいん教授きょうじゅ）
オブザーバー
　澤さわ　倫太郎りんたろう（日医にちい総研そうけん　研究けんきゅう部長ぶちょう）
　水谷みずたに　　渉わたる（日医にちい総研そうけん　主任しゅにん研究けんきゅう員いん）

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■ホームページ

◆International Anti-Euthanasia Home Page
　http://www.iaetf.org/
　　→International Task Force
　　　http://www.internationaltaskforce.org/
◆Not Dead Yet
　http://www.acils.com/main ×
　（ただし、）「Americans with Disabilities don't want your pity or your lethal mercy, We want freedom.　We want LIFE.
　URGENT NATIONAL ALERT!
　Not Dead Yet to confront International Euthanasia Groups Meeting in Boston Massachusetts, Labor Day Weekend, September 2, 2000. Click Here To See How You Can Participate」
　＊以上いじょうについて
　◇安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し：合衆国がっしゅうこく
　◇安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し：合衆国がっしゅうこく・オレゴン州しゅう
　で少すこし紹介しょうかいしています。ご覧らんいただければと思おもいます。（立岩たていわ）
◆The Euthanasia Prevention Coalition（カナダ）
　http://www.euthanasiaprevention.on.ca/index.htm

◆日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい
　http://www.songenshi-kyokai.com

◆安楽あんらく死し／尊厳そんげん死しに関かんする基礎きそ資料しりょう
　http://www.jissi.jp/philia/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html　×

◆安楽あんらく死し／尊厳そんげん死しに関かんする基礎きそ資料しりょう
　http://square.umin.ac.jp/CBEL/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html　×

■組織そしき

　◆日本にっぽん安楽あんらく死し協会きょうかい
　◆日本にっぽん尊厳そんげん死し協会きょうかい
　◆International Anti-Euthanasia Task Force
　　http://www.iaetf.org/
　◆Not Dead Yet
　　http://acils.com/NotDeadYet/
　◆安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し法制ほうせい化かを阻止そしする会かい
　◆良よい死し！研究けんきゅう会かい

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■立岩たていわ真しん也の書かいたもの（一部いちぶ）

◆立岩たていわ真しん也　1998/01/20　「都合つごうのよい死し・屈辱くつじょくによる死し――「安楽あんらく死し」について」
　『仏教ぶっきょう』42:85-93（特集とくしゅう：生老しょうろ病死びょうしの哲学てつがく）　25枚まい
　（→立岩たていわ『弱よわくある自由じゆうへ』に収録しゅうろく）
◆立岩たていわ真しん也　1998/08/01　「「そんなので決きめないでくれ」と言いう――死しの自己じこ決定けってい、代理だいり決定けっていについて」
　（インタヴュー）『ヒポクラテス』2-5(1998-1):26-31
　（→立岩たていわ『弱よわくある自由じゆうへ』に収録しゅうろく）
◆立岩たていわ真しん也　2000/04/15　「弱よわくあることの方ほうへ」（リレー連載れんさい・いのちの叫さけび21）
　『機き』103(2000-04):25（藤原ふじわら書店しょてん）
　藤原ふじわら書店しょてん：http://www.fujiwara-shoten.co.jp
◆立岩たていわ真しん也　2000/10/10　「死しの決定けっていについて」
　大庭おおば健けん・鷲田わしだ清きよし一いち編へん『所有しょゆうのエチカ』，ナカニシヤ出版しゅっぱん:149-171　35枚まい
　http://www.nakanishiya.co.jp/
◆立岩たていわ真しん也　2003/06/01「ただいきるだけではいけないはよくない（上うえ）」
　『中日新聞ちゅうにちしんぶん』2003-06-01:06
◆立岩たていわ真しん也　2003/06/08「ただいきるだけではいけないはよくない（下した）」
　『中日新聞ちゅうにちしんぶん』2003-06-08:06
◆立岩たていわ真しん也　2005/05/11　「よい死し・１」
　『Ｗｅｂうぇぶちくま』（筑摩書房ちくましょぼう）［原稿げんこう送付そうふ：20050128］
◆立岩たていわ真しん也　2005/**/**　「よい死し・２」
　『Ｗｅｂうぇぶちくま』（筑摩書房ちくましょぼう）［原稿げんこう送付そうふ：20050407］

◆2005/04/12　『生存せいぞんの争あらそい――のために・１』
＊このＨＰ関係かんけい者しゃの著作ちょさく
◆立岩たていわ真しん也　2008/09/05　『良よい死し』，筑摩書房ちくましょぼう，374p.　ISBN-10: 4480867198　ISBN-13: 978-4480867193　2940 ［amazon］／［kinokuniya］　※ d01.et.,
◆立岩たていわ真しん也　2009/03/25　『唯ただの生せい』，筑摩書房ちくましょぼう，424p.　ISBN-10: 4480867201　ISBN-13: 978-4480867209　［amazon］／［kinokuniya］　※ et.,

＊良よい死し！研究けんきゅう会かい
　※立岩たていわより
＊この主題しゅだいのことを考かんがえてみたい方ほうは、立岩たていわ『良よい死し』（2008、筑摩書房ちくましょぼう）、『唯ただの生せい』（2008、筑摩書房ちくましょぼう）、『ＡＬＳ』（2004，医学書院いがくしょいん）を読よんでいただければと思おもいます。。
＊また、立岩たていわ『弱よわくある自由じゆうへ』（2000、青土おうづち社しゃ）には「都合つごうのよい死し・屈辱くつじょくによる死し――「安楽あんらく死し」について」「そんなので決きめないでくれ」と言いう――死しの自己じこ決定けってい、代理だいり決定けっていについて」が収録しゅうろくされています。『希望きぼうについて』には「ただ生いきるのでは足たりない、はときに脆もろい」「ただいきるだけではいけないはよくない」「中立ちゅうりつでなく」「初歩しょほ的てきなことを幾いくつか」が収録しゅうろくされています。

REV:.200308140909,1023,1203,28,1109...　20050114,15,16,17　0228　0310　0606,07 .. 20060530　20080326,27, 0716, 20090213, 0730, 1023(篠木しのき涼すずか), 20091126, 20100104, 0122, 0218，0426，28, 20120115, 0322.. 20140216, 19, 20141025, 20150101, 0219, 0916, 20160117, 20170828, 20181230

◇死し　 ◇生命せいめい倫理りんり［学がく］　 ◇病者びょうしゃ障害しょうがい者しゃ運動うんどう史し研究けんきゅう　 ◇身体しんたいの現代げんだい：歴史れきし

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安楽あんらく死し・尊厳そんげん死し euthanasia / death with dignity

■本ほん／本ほんサイトに収録しゅうろくされている文章ぶんしょう他ほか

■安楽あんらく死し

■諸しょ規定きてい

■リビング・ウィル

■経緯けいい・歴史れきし

■「タブー」

■宣言せんげん・報告ほうこく・調査ちょうさ 等ひとし

■ホームページ

■組織そしき

■立岩たていわ 真しん也の書かいたもの（一部いちぶ）

■宣言せんげん・報告ほうこく・調査ちょうさ　等ひとし

■立岩たていわ真しん也の書かいたもの（一部いちぶ）