るるぶ

ポケットるるぶ
ジャンル	旅行りょこうガイド
対応たいおう機種きしゅ	ニンテンドーDSi（ニンテンドーDSiウェアプレミアム）
開発元かいはつもと	任天堂にんてんどう
発売はつばい元もと	任天堂にんてんどう
人数にんずう	1人ひとり
発売はつばい日び	東京とうきょう版ばん・京都きょうと版ばん 2009年ねん5月27日にち; 北海道ほっかいどう版ばん・沖縄おきなわ版ばん 2009年ねん7月がつ29日にち; 大阪おおさか版ばん・横浜よこはま鎌倉かまくら版ばん 2009年ねん10月がつ21日にち; 神戸こうべ版ばん・名古屋なごや版ばん 2009年ねん12月24日にち; 伊豆いず箱根はこね版ばん・信州しんしゅう版ばん 2010年ねん2月がつ24日にち
	テンプレートを表示ひょうじ

『るるぶ』は、株式会社かぶしきがいしゃJTBパブリッシングが発刊はっかんする旅行りょこうガイドブックシリーズである^[1]。1973年ねんに雑誌ざっしとして創刊そうかん^[2]し、1984年ねんよりガイドブックシリーズ『るるぶ情報じょうほう版ばん^[3]』の発刊はっかんが開始かいしされた。本ほん項目こうもくでは主おもにこの『るるぶ情報じょうほう版ばん』に関かんして記述きじゅつする。

概要がいよう

雑誌ざっし版ばん『るるぶ』は1973年ねんにJTBパブリッシングの前身ぜんしんである日本交通公社にほんこうつうこうしゃ出版しゅっぱん事業じぎょう局きょくが刊行かんこうする雑誌ざっし『旅たび』の別冊べっさつとして発行はっこうが開始かいしされた。この雑誌ざっし版ばんは1976年ねんに月刊げっかん化か^[2]され、1989年ねんに休刊きゅうかんした^[4]。

ムック形式けいしきの『るるぶ情報じょうほう版ばん』は1984年ねんに第だい1号ごう「京都きょうと」が刊行かんこうされ^[2]、2010年ねん刊行かんこうの「るるぶ沖縄おきなわ'11」で通巻つうかん4,000号ごうを達成たっせい。同年どうねん、世界せかいで最もっとも多おおくの号ごうを発行はっこうしている旅行りょこうガイドシリーズとして、ギネス世界せかい記録きろくに認定にんていされた^[1]。その後ご、2016年ねんに通巻つうかん5,000号ごうを達成たっせいした^[5]^[6]。

『るるぶ情報じょうほう版ばん』は、基本きほん的てきに1 - 2年ねんを単位たんいに発行はっこうされる。日本にっぽん全国ぜんこくの観光かんこう地ち・宿泊しゅくはく施設しせつ・交通こうつうの情報じょうほうを地域ちいき別べつに網羅もうらする国内こくない版ばん（2003年ねんからは杉並すぎなみ区く、港みなと区く、練馬ねりま区くなどの東京とうきょう都と各区かっく版ばんの発行はっこうもされている）、海外かいがい旅行りょこうのための海外かいがい版ばん、各種かくしゅのレジャーに対応たいおうした目的もくてき版ばん（ドライブ版ばん、秋葉原あきはばらを中心ちゅうしんとした「もえるるぶ」など）などのシリーズが存在そんざいする。

ガイドブックの編集へんしゅうノウハウを生いかした、会社かいしゃや学校がっこう、病院びょういん、ゲームの紹介しょうかい本ほん制作せいさくを2011年ねんから受託じゅたくしており、旅行りょこう需要じゅようが一時いちじ急減きゅうげんした新型しんがたコロナ禍か以降いこうに事業じぎょうとして本格ほんかく化かさせた（中央大学ちゅうおうだいがく、ニデック、関彰商事せきしょうしょうじ、『原はら神かみ』など）^[1]。

2009年ねんにはデンジャラスやサンドウィッチマンなどの芸人げいにんを表紙ひょうしに起用きようしている。

「るるぶ」の由来ゆらい

「るるぶ」の由来ゆらいは、公式こうしきには旅行りょこう情報じょうほうの根幹こんかんである「見みる」「食たべる」「遊あそぶ」というテーマの略りゃく^[3]としているが、後述こうじゅつのような経緯けいいがある。

創刊そうかん前年ぜんねんの1972年ねん、当時とうじの日本交通公社にほんこうつうこうしゃ出版しゅっぱん事業じぎょう局きょくが新しん雑誌ざっしのネーミング募集ぼしゅうを電通でんつう、博報堂はくほうどうなど30数すう社しゃに呼よびかけた際さい、アイ・シー・エー（International Consulting & Advertising; I.C.A. LTD.）の野村のむら元久もとひさが考案こうあんしたものである^[7]。野村のむららアイ・シー・エーは旅行りょこうにおけるファッションに関かんする記事きじページを帝人ていじんとのタイアップで担当たんとうすることが内定ないていしていた。ここで「見みる」「着きる」「遊あそぶ」をキーワードとするアイデアが生うまれ、それぞれの語尾ごびをつなげた「るるぶ」が誌し名めいに採用さいようされた。

だがこの企画きかくは頓挫とんざし、また女性じょせいの旅たびは「着きる」よりも「食たべる」方かたが自然しぜんであろう、ということになり、最終さいしゅう的てきに「るるぶ」の公式こうしきのテーマは「見みる」「食たべる」「遊あそぶ」となった。

電子でんし書籍しょせき

2011年ねん10月3日にちに電子でんし書籍しょせき第だい1弾だん『るるぶ京都きょうと'11 - '12』（iPhone/iPad、Android用よう）が発売はつばいされた。iPhone/iPadでは、無料むりょうのストア型がたアプリ「るるぶストア」からの販売はんばいとなり、デジタル版ばん『るるぶ京都きょうとの'11 - '12』の価格かかくは税込ぜいこみで700円えんとなる。JTBパブリッシングでの旅行りょこうガイド系けいシリーズの電子でんし書籍しょせき化かは初はじめてである。

ポケットるるぶ

ニンテンドーDSiウェアとして2009年ねん5月がつ27日にちより東京とうきょう版はんと京都きょうと版ばんが配信はいしん開始かいし。2010年ねん2月がつ24日にちリリースの伊豆いず箱根はこね版はんと信州しんしゅう版はんまで、計けい10地域ちいきの配信はいしんが行おこなわれた。各かく800ニンテンドーDSiポイント。リリース2年ねん後ごである2011年ねん5月がつ26日にちに東京とうきょう版ばんと京都きょうと版ばんの配信はいしんが終了しゅうりょうし、他たの版はんもそれぞれリリース2年ねん後ごである2011年ねん7月がつ28日にちに北海道ほっかいどう版はんと沖縄おきなわ版ばんが、2011年ねん10月がつ20日はつかに横浜よこはま鎌倉かまくら版はんと大阪おおさか版はんが、2011年ねん12月22日にちに名古屋なごや版はんと神戸こうべ版はんが、2012年ねん2月がつ24日にちに伊豆いず箱根はこね版ばんと信州しんしゅう版ばんが配信はいしん終了しゅうりょうした^[8]。なお、ニンテンドー3DSでは使用しようできない。