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チョウ目 - Wikipedia

チョウ

生物せいぶつ分類ぶんるいにおける昆虫こんちゅうつな

チョウ(チョウもく、学名がくめい:Lepidoptera)は、昆虫こんちゅうるい分類ぶんるいぐんひとつ。鱗翅りんし(りんしもく)、またはともいう。いわゆるチョウがここに分類ぶんるいされるが、「ガ」の種類しゅるいすうは「チョウ」の20-30ばいで、ガのほう圧倒的あっとうてき種類しゅるいすうおおい。また鱗粉りんぷん翅のあるなため、チョウとガはここでは区別くべつされてはいない。トビケラちか仲間なかまでもある。

チョウ鱗翅りんし・ガ) Lepidoptera
生息せいそく年代ねんだい: 190–0 Ma
ジュラ紀じゅらき前期ぜんき-現世げんせい
ミヤマカラスアゲハのオス
ミヤマカラスアゲハ Papilio maackii のオス
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 節足動物せっそくどうぶつもん Arthropoda
つな : 昆虫こんちゅうつな Insecta
: チョウ鱗翅りんしLepidoptera
Linnaeus, 1758

特徴とくちょう

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成虫せいちゅう

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本目ほんめ最大さいだい特徴とくちょう成虫せいちゅう表面ひょうめん鱗粉りんぷんおおわれることであり、学名がくめいLepidopteralepido-うろこ-ptera:翅)やその訳語やくごである和名わみょうの「鱗翅類りんしるい」はこれに由来ゆらいする。タテハチョウシジミタテハスカシバなど複数ふくすう独立どくりつしたグループで鱗粉りんぷんのないはん透明とうめいの翅をたね存在そんざいられるが、これらの鱗粉りんぷん喪失そうしつてきなものとかんがえられる。からだしておおきくひろがり、普通ふつう甲虫かぶとむしるいのように翅をたたむことができない。まるときは背中せなかててかさねるかテントじょうせてかさねる。ガのなかにはめすはね退化たいかしたたねミノガなど)もある。

しょうあご一部いちぶであるそとは2ほん細長ほそなが突起とっき変化へんかし、わさってストローよう器官きかん形成けいせいする。このストローさま器官きかん口吻こうふんび、ねばたびひく液体えきたい水分すいぶんなど)をって摂食せっしょくする。はなみつ樹液じゅえきなどを摂取せっしゅするものがおおい。ガのなかにはかずすくないが果実かじつ果皮かひして果汁かじゅううものや、哺乳類ほにゅうるい血液けつえきうものもいる。ただし現生げんなましゅなかでもコバネガるい咀嚼そしゃく機能きのうゆうするだいあごのこり、花粉かふんなどをくだいて摂食せっしょくする原始げんしてき形質けいしつのこす。また、複数ふくすうにおいて、成虫せいちゅう口器こうき退化たいか幼虫ようちゅう時代じだいたくわえた栄養分えいようぶんのみで活動かつどう繁殖はんしょくするれいられている。

触角しょっかく形状けいじょう分類ぶんるいぐんによって様々さまざまだが、一般いっぱんに「チョウ」とばれているものはかまじょう(セセリチョウうえ)や棍棒こんぼうじょうのもの(アゲハチョウうえ)がおおく、「ガ」とばれているものは糸状いとじょうりょうくしじょう鋸歯きょしじょうなど様々さまざま形状けいじょうのものがある。りょうくしじょう鋸歯きょしじょう触角しょっかくゆうられ、めすはっするフェロモン感知かんちする受容じゅよう存在そんざいする触角しょっかく表面ひょうめん面積めんせき最大さいだいになるよう進化しんかした結果けっかである。

幼虫ようちゅう

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成長せいちょう段階だんかいは、たまご - 幼虫ようちゅう - さなぎ - 成虫せいちゅうという完全かんぜん変態へんたいをおこなう。幼虫ようちゅう円筒えんとうがたやわらかいからだち、胸部きょうぶあしみじかく、腹部ふくぶにはイボあしをもつ。たいじゅうにもうがないものをイモムシなががあるものをケムシぶが、そのシャクトリムシミノムシなど分類ぶんるいぐんによって様々さまざま特徴とくちょうがあり、それにおうじたがある。

また、くちがわいと器官きかんをもつ。これによってまゆつくるものがおおい。そのいと使つかって幼虫ようちゅうつくるもの、さなぎ固定こていするものなどがある。

植物しょくぶつしょくのものがおおいが,様々さまざましょくせいつものがある。たとえばおもヒグラシなどセミの仲間なかま寄生きせいするセミヤドリガ、コナラやクヌギに穿孔せんこう樹液じゅえきあつまるむし捕食ほしょくするボクトウガ普段ふだん植物しょくぶつしょくだが機会きかいてきにイモムシなどを捕食ほしょくするオオタバコガ、ミツバチのせんしょくするハチノスツヅリガチョコレートなどもふく乾燥かんそうるいノシメマダラメイガ乾燥かんそう羽毛うもうししイガなどがいる。わったしょくせいものとしてはりくかいせんしょくする Hyposmocoma molluscivoraられている。

ひととのかかわり

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チョウ鱗翅りんし)は、コウチュウさや翅目)、ハチまく翅目)にいで種類しゅるいすうおおく、益虫えきちゅう害虫がいちゅう両面りょうめん人間にんげんふかかかわっている。

害虫がいちゅうとしてのめん

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幼虫ようちゅうおおくが草食そうしょくで、農作物のうさくもつ食害しょくがいする農業のうぎょう害虫がいちゅうおおふくまれるため、様々さまざま農薬のうやく開発かいはつされ、作物さくもつ防除ぼうじょ使つかわれている。また、イガ(ヒロズコガ)の幼虫ようちゅう衣服いふく食害しょくがいする害虫がいちゅうである。さらにケムシのなかにはドクガイラガなどどくはりつものもあり、これらはじゅうきらわれる。

成虫せいちゅうは吸蜜せいしょくせいにより経済けいざいがいをなすものはすくない。吸蜜活動かつどうは、あし口吻こうふんながく、からだはな雄蕊おしべ(ゆうずい・おしべ)や雌蕊めしべ(しずい・めしべ)にれないでおこなうことがおおいこと、からだひょう鱗粉りんぷんおおわれ、花粉かふん付着ふちゃくさせにくいこと、またハナバチのように花粉かふんえさとして利用りようする種類しゅるいまれなことなどにより、はなにとって結果けっかてきぬすめみつとなることがすくなくない。しかし数多かずおお種子しゅし植物しょくぶつが、受粉じゅふんおくこな)をチョウやガに依存いぞんする方向ほうこう進化しんかしている[1][2]

またヤガ一部いちぶには、発達はったつした口吻こうふん果実かじつしてしるアケビコノハムクゲコノハなどがおり、これらは果樹かじゅえん果実かじつ被害ひがいあたえる。吸収きゅうしゅうヤガともばれ、日本にっぽんでは10すうしゅられる。

益虫えきちゅうとしてのめん

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カイコなどの幼虫ようちゅういと様々さまざま利用りようされ、カイコのさなぎコウモリガ幼虫ようちゅう地域ちいきによって食用しょくようにも利用りようされる(くわしくは昆虫こんちゅうしょく参照さんしょう)。漢方かんぽう生薬きぐすりくすりぜん料理りょうり素材そざいとして使つかわれるふゆちゅうなつそうは、嚢菌シネンシストウチュウカソウ(Ophiocordyceps sinensis)がコウモリガの幼虫ようちゅう寄生きせいしたものである。

利害りがい有無うむかかわらず、ガは不快ふかいとされきらわれることがおおい。一方いっぽう、チョウはあざやかな外見がいけんのものがおおく、数少かずすくない「このまれる昆虫こんちゅう」である。昆虫こんちゅう採集さいしゅう対象たいしょうとしてもさい上位じょうい位置いちし、昆虫こんちゅうるいなかでももっと研究けんきゅうすすんでいる。

チョウとガの区別くべつ

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オオシロオビアオシャク Large Emeraldシャクガ

チョウとガはおなじチョウぞくしている。その境界きょうかい曖昧あいまいで、形態けいたい分類ぶんるいするには例外れいがいおおすぎて、明確めいかく区別くべつすることはむずかしい。その理由りゆうとして、チョウ存在そんざいする多数たすう系統的けいとうてきぶんえだのうちわずか3うえようする1ふんえだをもって「チョウ」とし、その大勢おおぜいをもって「ガ」とする大別たいべつほう系統けいとう分類ぶんるいがくてき根拠こんきょとぼしいことがげられる。すなわち、「チョウ」のぞくするぶんえだ特徴とくちょうづける形質けいしつ列挙れっきょすることはできるが、「ガ」を特徴とくちょうづける形質けいしつ想定そうていすること自体じたい困難こんなんなのである。たとえば、「チョウ」の大半たいはんひるぎょうせいであるが「ガ」にはひるぎょうせいのものと夜行やこうせいのものの両方りょうほうふくまれる。また、「チョウ」は休息きゅうそくに翅を垂直すいちょくてるか水平すいへいひらいてまるかのいずれかであるが、「ガ」には垂直すいちょくてるもの、屋根やねがたたたむものなど様々さまざま休息きゅうそく形態けいたいをとるものが存在そんざいする。ようするに「チョウ」の特徴とくちょうをある程度ていど定義ていぎすることはできるが、「ガ」の特徴とくちょうは「チョウ」の系統けいとう定義ていぎする特徴とくちょうもちいて、消去しょうきょほう表現ひょうげんすることしかできない。系統けいとう分類ぶんるいがくてきえば、チョウはガの一部いちぶなのである。ただし、触角しょっかく区別くべつする場合ばあい、「チョウ」はかまじょうまたは棍棒こんぼうじょうで、「ガ」は糸状いとじょうりょうくしじょう鋸歯きょしじょうなど様々さまざま形状けいじょうのをつのでチョウかガかは容易ようい区別くべつできる。

が「チョウ」であるのに「ガ」のぞくぞくぞくしているというアゲハモドキのようなれいもある。

日本語にほんごでは「チョウ」と「ガ」をはっきり区別くべつしているが、ドイツけんフランス語ふらんすごけんロシアけんなど、この2しゃ区別くべつしない言語げんご文化ぶんかもある[3]元来がんらい漢語かんごの「ちょう」とは「のようにひらひらむし」を意味いみし、「」とはカイコの成虫せいちゅうおよびそれに類似るいじしたむし意味いみする言葉ことばであった。そのため、この漢語かんご概念がいねんれた日本語にほんごにおいて、そもそも「チョウ」と「ガ」は対立たいりつ概念がいねんではなかったのである。当然とうぜん今日きょう「チョウ」と昆虫こんちゅうを「ガ」と認識にんしきすることもあったし、ぎゃくもまたしんである。さらに、「」というかたり産業さんぎょう昆虫こんちゅうとして重要じゅうようであり、しばしば民俗みんぞくてき神聖しんせいされるカイコの成虫せいちゅうがイメージの根底こんていにあることからわかるように、今日きょうのように不快ふかい昆虫こんちゅうというイメージもなかった。漢字かんじ文化ぶんかけん美人びじんまゆのことを「カイコガの触角しょっかくのようなまゆ」をしめす「蛾眉がび」なるかたりしめすことにそうした文化ぶんかてき背景はいけいがよくあらわされている。

むしろ日本にっぽんにおける今日きょうてきな「チョウ」と「ガ」の線引せんひきの起源きげんをたどってみると、英語えいごにおける "butterfly" と "moth" の線引せんひきと一致いっちし、英語えいごけんからの近代きんだい博物学はくぶつがく導入どうにゅうともなって英語えいご文化ぶんかてき分類ぶんるい様式ようしき科学かがくてき分類ぶんるいほう混在こんざいして日本語にほんごまれたことが推測すいそくされる。英語えいごおなじゲルマンのドイツにおけるチョウ文化ぶんかてき分類ぶんるい様式ようしき英語えいご比較ひかくしてみると、日本語にほんごで「チョウ」とやくされる "Schmetterling" はチョウ大型おおがたぐん、すなわち「チョウ」およびだいるいあわせた概念がいねんであり、英語えいごの "moth" に対応たいおうする "Motte" はチョウ小型こがたぐん、すなわちしょうるい概念がいねんで、英語えいごおよびきん現代げんだい日本語にほんごにおける線引せんひきと明瞭めいりょうことなっている。

よく日本にっぽん中学生ちゅうがくせいよう国語こくご教科書きょうかしょ掲載けいさいされているヘルマン・ヘッセ短編たんぺん小説しょうせつ、『少年しょうねんおも』で、主人公しゅじんこう友人ゆうじん展翅てんしばんからぬすすヤママユが「ちょう」とやくされているのは、原文げんぶんが Schmetterling となっているためである。moth や Motte は、もともとは毛織物けおりもの毛皮けがわ食害しょくがいするしょうるいであるイガの仲間なかまかたりであったらしい。いまでもドイツの Motte の狭義きょうぎ意味いみはイガるいしている。このため、中世ちゅうせい以来いらい毛織物けおりもの重要じゅうよう衣料いりょうであった西にしヨーロッパでは moth-Motte 系統けいとう単語たんごには害虫がいちゅうとしての不快ふかいかんきまとっており、このことが明治めいじ以降いこう学校がっこう教育きょういくにおける博物学はくぶつがく授業じゅぎょうつうじて、チョウは鑑賞かんしょうこたえるうつくしい昆虫こんちゅう、ガは害虫がいちゅうおお不快ふかい昆虫こんちゅうというイメージが日本にっぽん導入どうにゅうされ、定着ていちゃくしたことが根底こんていにある可能かのうせいがある。 日本語にほんごでは、ハエ、ハチ、バッタ、トンボ、セミなど、おおくのむし名称めいしょう大和言葉やまとことば、すなわち固有こゆうである。しかし、このちょうかんしては漢語かんごである。ちょうもかつては、かはひらこ、てんから、ひひる、ひむしなどと大和言葉やまとことばばれていた。そのさいちょう名称めいしょうじょうでも、概念がいねんじょうでも区別くべつされていなかった。しかし上記じょうきのごとく英語えいごけんからの博物学はくぶつがく導入どうにゅうともなってちょうと、区別くべつ明確めいかくれたため、両者りょうしゃ区別くべつしない、かはひらこなどの大和言葉やまとことばはむしろ不都合ふつごうであった。そこで漢語かんごちょうにその意味いみてたわけだが、それも上記じょうきのとおり、本来ほんらい字義じぎとはことなっている。

分類ぶんるい

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ここではNieukerken et al.(2011)[4]紹介しょうかいする。日本にっぽん分布ぶんぷするもの[5]特筆とくひつあたいするうえかんしては下位かい分類ぶんるい併記へいきし、和名わみょう駒井こまいら (2011)[6]および神保じんぼ(2020)[5]った。また、Kristensen et al. (2007)[7]もと作成さくせいした鱗翅りんし内部ないぶ系統けいとうをあらわすクラドグラム掲載けいさいしたが、本文ほんぶん採用さいようされている分類ぶんるい体系たいけいとはことなることに注意ちゅうい鱗翅りんし系統けいとう分類ぶんるいかんしては分子ぶんし系統けいとうがく発展はってんともなって近年きんねんさかんに研究けんきゅうおこなわれており、このほかにもさまざまな系統けいとう分類ぶんるいかんするせつ提唱ていしょうされている[8][9][10][11]

1. 鱗翅りんし内部ないぶ系統けいとう
鱗翅りんし

コバネガうえ Micropterigoidea

カウリコバネガうえ Agathiphagoidea

モグリコバネガうえ Heterobathmioidea

ゆう吻類

スイコバネガうえ Eriocranioidea

そらうろこるい

ホソコバネガうえ Acanthopteroctetoidea

ミナミコバネガうえ Lophocoronoidea

しん吻類

ムカシガうえ Neopseustoidea

しん鱗翅類りんしるい
そとみぞるい

コウモリガモドキうえ Mnesarchaeoidea
コウモリガうえ Hepialoidea

Exoporia
みゃくるい

アンデスガうえ Andesianoidea

モグリチビガうえ Nepticuloidea

真正しんしょう鱗翅類りんしるい

マガリガうえ Incurvarioidea

ヒロズコガモドキうえ Palaephatoidea

ムモンハモグリガうえ Tischerioidea

もんるい Ditrysia

Eulepidoptera
Heteroneura
Neolepidoptera
Myoglossata
Coelolepida
Glossata
Lepidoptera
Kristensen et al. (2007)[7]もと作成さくせいした鱗翅りんし内部ないぶ系統けいとうをあらわすクラドグラム。本文ほんぶん分類ぶんるい一部いちぶことなることに注意ちゅうい和名わみょう岸田きしだ (2011)[12]準拠じゅんきょもんるいかんしては2。

コバネガ Zeugloptera

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モグリコバネガ Heterobathmiina

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ゆう吻亜 Glossata

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以下いかのすべてのクレード包含ほうがんする。

ホソコバネガ下目しため Acanthoctesia

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ミナミコバネガ下目しため Lophocoronina

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ムカシガ下目しため Neopseustina

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しん鱗翅類りんしるい Neolepidoptera クレード

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以下いかのすべてのクレードを包含ほうがんする。

そとみぞ下目しため Exoporia
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みゃく下目しため Heteroneura
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Nepticulina クレード
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Incurvariina クレード
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Etimonotrysia クレード
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2. もんるい内部ないぶ系統けいとう
もんるい

ヒロズコガうえ Tineoidea

ホソガうえ Gracillarioidea

スガうえ Yponomeutoidea

キバガうえ Gelechioidea

しんもんるい

ツトガモドキうえ Simaethistoidea

ネムスガうえ Galacticoidea

マダラガうえ Zygaenoidea
ボクトウガうえ Cossoidea
スカシバガうえ Sesioidea

ハマキモドキガうえ Choreutoidea

ハマキガうえ Tortricoidea

メスハリオガうえ Urodoidea

ホソマイコガうえ Schreckensteinioidea

ササベリガうえ Epermenioidea

ニジュウシトリバガうえ Alucitoidea
トリバガうえ Pterophoroidea

さなぎるい

ホエーリーガうえ Whalleyanoidea

ニセハマキガうえ Immoidea

マルバシンクイガうえ Copromorphoidea

セセリモドキガうえ Hyblaeoidea

メイガうえ Pyraloidea

マドガうえ Thyridoidea

大型おおがた鱗翅類りんしるい

ミマロガうえ Mimallonoidea
カレハガうえ Lasiocampoidea
カイコガうえ Bombycoidea

キンイロガうえ Axioidea (=Cimelioidea)

イカリモンガうえ Calliduloidea

シャクガモドキうえ Hedyloidea

セセリチョウうえ Hesperioidea
アゲハチョウうえ Papilionoidea

チョウ

カギバガうえ Drepanoidea

シャクガうえ Geometroidea

ヤガうえ Noctuoidea

Macrolepidoptera
Obtectomera
Apoditrysia
Kristensen et al. (2007)[7]もと作成さくせい和名わみょう岸田きしだ (2011)[12]準拠じゅんきょ
もんるい Ditrysia クレード
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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ シャクガモドキうえける体系たいけいられる[6]
  2. ^ セセリチョウうえける体系たいけい存在そんざいする[6]
  3. ^ ヤガうえ下位かい分類ぶんるい流動的りゅうどうてきで、日本にっぽんでよくもちいられる分類ぶんるい体系たいけいとの差異さいおおきい場合ばあいがある。
  4. ^ ドクガ相当そうとう
  5. ^ ヒトリガ相当そうとう
  6. ^ ヤガフサヤガ相当そうとう

出典しゅってん

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  1. ^ Celebrating Wildflowers - Pollinators - Butterfly Archived 2011ねん7がつ23にち, at the Wayback Machine.
  2. ^ 田中たなかはじめ(1993ねん)『はなめられたなぞをくために』農村のうそん文化ぶんかしゃ, ISBN 4931205151
  3. ^ 鈴木すずき孝夫たかお日本語にほんご外国がいこく」[岩波いわなみ新書しんしょ]pp.49-54
  4. ^ van Nieukerken, Erik J.; Lauri Kaila; Ian J. Kitching; Niels P. Kristensen; David C. Lees; Joël Minet; Charles Mitter; Marko Mutanen et al. (23 December 2011). Zhang, Zhi-Qiang. ed. “Order Lepidoptera Linnaeus, 1758”. Zootaxa. Animal biodiversity: An outline of higher-level classification and survey of taxonomic richness 3148: 212–221. http://www.mapress.com/zootaxa/2011/f/zt03148p221.pdf. 
  5. ^ a b 神保じんぼ宇嗣 (2020ねん). “List-MJ 日本にっぽんさんるいそう目録もくろく version 3βべーた”. 2021ねん1がつ25にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d e 駒井こまい古実ふるみ ; 吉安きちやすひろし; 那須なす義次よしじ; 斉藤さいとう寿久としひさ日本にっぽん鱗翅類りんしるい : 系統けいとう多様たようせい東海大学とうかいだいがく出版しゅっぱんかい、2011ねんISBN 978-4-486-01856-8https://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/000011131937.html 
  7. ^ a b c Niels P. Kristensen; Malcolm J. Scoble; Ole Karsholt (2007). “Lepidoptera phylogeny and systematics: the state of inventorying moth and butterfly diversity”. Zootaxa 1668 (1): 699–747. doi:10.11646/zootaxa.1668.1.30. https://www.biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.1668.1.30 2020ねん12月23にち閲覧えつらん. 
  8. ^ Jerome C. Regier; Charles Mitter; Andreas Zwick; Adam L. Bazinet; Michael P. Cummings; Akito Y. Kawahara; Jae-Cheon Sohn; Derrick J. Zwickl et al. (2013). “A Large-Scale, Higher-Level, Molecular Phylogenetic Study of the Insect Order Lepidoptera (Moths and Butterflies)”. PLoS ONE 8 (3): e58568. doi:10.1371/journal.pone.0058568. https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0058568. 
  9. ^ Akito Y. Kawahara; Jesse W. Breinholt (2014). “Phylogenomics provides strong evidence for relationships of butterflies and moths”. Proceedings of the Royal Society B 281 (1788). doi:10.1098/rspb.2014.0970. ISSN 1471-2954. https://royalsocietypublishing.org/doi/full/10.1098/rspb.2014.0970 2021ねん1がつ2にち閲覧えつらん. 
  10. ^ Jerome C. Regier; Charles Mitter; Niels P. Kristensen; Donald R. Davis; Erik J. van Nieukerken; Jadranka Rota; Thomas J. Simonsen; Kim T. Mitter et al. (2015). “A molecular phylogeny for the oldest (nonditrysian) lineages of extant Lepidoptera, with implications for classification, comparative morphology and life‐history evolution”. Systematic entomology 40 (4): 671-704. doi:10.1111/syen.12129. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/syen.12129 2021ねん1がつ2にち閲覧えつらん. 
  11. ^ Akito Y. Kawahara; David Plotkin; Marianne Espeland; Karen Meusemann; Emmanuel F. A. Toussaint; Alexander Donath; France Gimnich; Paul B. Frandsen et al. (2019). “Phylogenomics reveals the evolutionary timing and pattern of butterflies and moths”. PNAS 116 (45): 22657-22663. doi:10.1073/pnas.1907847116. https://www.pnas.org/content/116/45/22657 2021ねん1がつ2にち閲覧えつらん. 
  12. ^ a b 岸田きしだ泰則やすのり へん日本にっぽんさんるい標準ひょうじゅん図鑑ずかん学研がっけん教育きょういく出版しゅっぱん、2011ねんISBN 978-4054038455https://books.google.co.jp/books?id=VETCOnhuzOkC&pg=PP19&lpg=PP19&dq=%22%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%8D%E3%82%AC%22+%22%E8%85%B9%E8%84%9A%22&source=bl&ots=_plbzg4M3b&sig=ACfU3U1x94v9SarEV2g-oG0AxuDmCkGEMg&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjMm9nNnobuAhVcy4sBHYLUD5kQ6AEwEHoECBEQAg#v=onepage&q=%22%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%8D%E3%82%AC%22%20%22%E8%85%B9%E8%84%9A%22&f=false 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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