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クワ - Wikipedia

クワ

バラクワクワぞく植物しょくぶつ総称そうしょう
くわから転送てんそう

クワくわ)は、クワクワぞく総称そうしょう。ヤマグワ、シマグワなど品種ひんしゅおおい。カイコえさとして古来こらい重要じゅうよう作物さくもつであり、また果樹かじゅとしても利用りようされる。土留どどめしょくはこの植物しょくぶついろすこともある。

クワぞく
ログワ(Morus alba
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ Angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい Eudicots
階級かいきゅうなし : バラるい Rosids
: バラ Rosales
: クワ Moraceae
ぞく : クワぞく Morus
英名えいめい
Mulberry
たね
  • 本文ほんぶん参照さんしょう

特徴とくちょう

編集へんしゅう
 
収穫しゅうかくされたマグワのしろ果実かじつイランホラーサーンにて)

クワの由来ゆらいは、カイコの「」がちぢまったとも、「かいこ(こは)」のみが転訛てんかしたともいわれている[1]やま自生じせいするヤマグワなどの種類しゅるいがあり、別名べつめいカイバともよばれている[2]果実かじつ人気にんきのベリーの仲間なかまで、にわえられるマルベリー(えい: Mulberry)があるほか、クワの果実かじつ地方ちほうによりぞくにドドメともよばれている[2]

クワクワぞくは、北半球きたはんきゅう暖帯だんたいもしくは温帯おんたい地域ちいきに10すうしゅ分布ぶんぷする[3]中国ちゅうごく北部ほくぶから朝鮮半島ちょうせんはんとうにかけての原産げんさんといわれ、日本にっぽんへは古代こだい渡来とらいしたとかんがえられている[1]日本にっぽんには、北海道ほっかいどうから九州きゅうしゅうまで全国ぜんこく分布ぶんぷする[2]養蚕ようさんのためにひろ栽培さいばいされるほか[4]、かつてさかんだった時期じき名残なごりで、放置ほうちされて野生やせいしたものが土手どてはたけのわきなどでもられる[5][2]

落葉らくようせい高木たかぎまたは低木ていぼくで、たかさは5メートル (m) からおおきいものは10メートル以上いじょうたっするが[5]、ほとんどは灌木[3]栽培さいばいするものは低木ていぼく仕立したてがおお[6]みき目通めどお直径ちょっけいは、やく50センチメートル (cm) になり[1]樹皮じゅひ灰色はいいろびる。ゆう互生ごせい[6]うすく、表面ひょうめんはつやのある緑色みどりいろでざらつく[7][5]えんにはあらい鋸歯きょしがある。かたち変化へんかおおきく、みのないや、みがあるものなどさまざまである[6][7]おおきいではかたちはハートがたちか楕円だえんがただが、わかではおおくのみがはい場合ばあいおお[5]には直径ちょっけい25 - 100マイクロメートル (μみゅーm) ほどのプラント・オパール均一きんいつ分布ぶんぷする[8]

花期かきはる(4がつごろ)[1][2]雌雄しゆうかぶまたはどうかぶ[6]花弁はなびらのないあわ緑色みどりいろしょうはな穂状すいじょうげて開花かいかする[2]花序かじょしんえだ下部かぶにあって[6]雄花おばなえだ先端せんたんからぼうじょう雄花おばなじょがり、雌花めばなえだ基部きぶ下部かぶ)のほう集合しゅうごうしてつく[5]雌花めばなしべはなばしらながさ2 - 2.5センチメートル (cm) で、さきあさく2きれする[9]はなばしらはヤマグワではあきらかで、果実かじつになってもはなばしらのこりがついている[6]

果実かじつは5 - 6がつごろ結実けつじつ[1]みどりからあか変化へんかし、初夏しょかくろ紫色むらさきいろじゅく[2][5]果実かじつおおくのはなあつまった集合しゅうごうはて[9]キイチゴのような、やわらかいつぶあつまったかたちで、ややながくなる。つぶのひとつひとつは、がく肥厚ひこうして種子しゅしつつんだにせはてである[9]じゅくした赤黒あかぐろ果実かじつは、あまくてなまでもべられる[6]果実かじつ人間にんげんはもとより、野鳥やちょうにとっての重要じゅうよう飼料しりょうになる[3]果実かじつには嚢菌もんチャワンタケもんビョウタケキンカクキンぞくするキツネノヤリタケScleromitrula shiraiana)、キツネノワンCiboria shiraiana)が寄生きせいすることがあり(クワきんかくびょう)、感染かんせんして落下らっかした果実かじつから実体じったいえる。

おも種類しゅるい

編集へんしゅう

クワは変種へんしゅや、品種ひんしゅおお[9]

登録とうろく品種ひんしゅとしてポップベリー、ララベリーがある。

日本にっぽん全土ぜんど自生じせいするヤマグワは、養蚕ようさんのために栽培さいばいされるしゅであり、多数たすう栽培さいばい品種ひんしゅがある[6]中国ちゅうごくから伝来でんらいしたマグワとの雑種ざっしゅもあり、たねはさまざまである[6]日本にっぽん養蚕ようさんでは一之瀬いちのせ一瀬いちのせくわ)という品種ひんしゅ普及ふきゅうした。この品種ひんしゅは、明治めいじ31ねんごろ山梨やまなしけん西八代にしやつしろぐん上野うえのむら川浦かわうら現在げんざいどうけんどうぐん市川いちかわ三郷みさとまち)で一瀬いちのせ益吉ますきちが、中巨摩なかこまぐんしのぶむら現在げんざい中央ちゅうおう)のくわなえ業者ぎょうしゃから購入こうにゅうしたくわなえ品種ひんしゅねずみがえし)のうちから、本来ほんらいねずみがえしとはことなった性状せいじょう良好りょうこうなる個体こたい発見はっけんし、これをはらなえとしたものである。このほか日本にっぽんでは、ノグワ(野桑のくわ)、オガサワラグワ(小笠原おがさわらくわ)、シマグワ(しまくわ)など、みなみ西日本にしにほん分布ぶんぷ由来ゆらいすることからづけられたたねがある[10]。シマグワは別名べつめいをリュウキュウグワ(琉球りゅうきゅうくわ)ともいい、台湾たいわんだい部分ぶぶん分布ぶんぷする系統けいとう由来ゆらいする[10]伊豆諸島いずしょとう生育せいいくするクワぞくもシマグワとして珍重ちんちょうされる[9]

中国ちゅうごくには原産げんさん栽培さいばいしゅでもあるマグワ(真桑まくわ)やロソウ(魯桑)があるほか、中国ちゅうごく北東ほくとう朝鮮ちょうせん北部ほくぶモンゴルにかけて分布ぶんぷするモウコグワ(こうむくわ)や、その変種へんしゅ両面りょうめんいちじるしくおおいオニグワ(おにくわ)とよばれるたねがある[11]

 
ヤマグワ

ヤマグワ山桑やまくわ[12]学名がくめいMorus australis, Morus bombycis)は、クワクワぞく落葉らくよう高木たかぎ養蚕ようさん使つかわれるクワにたいする、山野さんや自生じせいするクワという意味いみでよばれている[13]中国ちゅうごく植物しょくぶつめいかんめい)はにわとりくわ(けいそう)という[4]学名がくめいひとつである Morus bombycis は、カイコ学名がくめいである Bombyx由来ゆらいする[13]日本にっぽんみなみ千島ちしま樺太からふと朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごくベトナムミャンマーヒマラヤ分布ぶんぷする[14]日本にっぽんでは北海道ほっかいどうから九州きゅうしゅうまで、各地かくち山野さんや自然しぜん分布ぶんぷする[12]

自然しぜん状態じょうたいではだか10メートル (m) 、みきみちでは60センチメートル (cm) まで生長せいちょうする[3][12]枝振えだぶりはややまとまりがなく、よこひろがる傾向けいこうがある[15]樹皮じゅひ茶褐色ちゃかっしょくはい褐色かっしょくで、わかなめらかだがのちたて方向ほうこう不規則ふきそくすじはいける[14][15]いちねんえだ褐色かっしょくでほぼである[15]ながさ8 - 20 cm、えん鋸歯きょしがあるたまごがたこうたまごがたであるが、1 - 3きれして不整ふせいきれへんつものもおおくあり、基部きぶ円形えんけいあるいはあさしんがたで、さまざまなかたちがある[3][12]

開花かいかは4 - 5月[15]。ほとんどが雌雄しゆうかぶであるが、ときに雌雄しゆうどうかぶ[14][12]はなちいさくて目立めだたず、はな(6 - 7がつ)につく果実かじつは1 cmほどの集合しゅうごうはてで「ドドメ」などとよばれており、はじめ赤色あかいろであるがなつじゅくすとくろ紫色むらさきいろになり、食用しょくようにされる[3][12]完熟かんじゅく果実かじつべるとくちびるした紫色むらさきいろまり、むかし子供こどもたちのおやつによくべていた[3]

冬芽とうがたまごがた褐色かっしょくをしており、うろこえんいろあわ[15]えださきかりいただき互生ごせいするがわはほぼおなおおきさである[15]こん円形えんけい半円はんえんがたで、維管たばあと多数たすう輪状りんじょうなら[15]冬芽とうがえだ樹皮じゅひサルふゆ食糧しょくりょうで、かじりられたあとられることがある[15]

養蚕ようさんよう栽培さいばいされることもおお[14]日本にっぽんでは一般いっぱんには養蚕ようさんにはもちいられていないしゅであるが、栽培さいばいくわ生育せいいく不良ふりょう飼料しりょう不足ふそくとなるときにもちいられた[13]霜害そうがいつよく、栽培さいばいくわ被害ひがいけたときにそなえて養蚕ようさん地帯ちたいでは霜害そうがい割合わりあいてきすくない山地さんちえてき、栽培さいばいくわ緊急きんきゅう予備よびとした[3]。しかし、ヤマグワのしつ栽培さいばいくわよりもかたいため、カイコの成長せいちょうおそくなり、飼料しりょうとしては性質せいしつおと[3]北海道ほっかいどうでは、栽培さいばいしゅのクワの生育せいいく困難こんなんだったため、開拓かいたく初期しょき各地かくちでさまざまな試行錯誤しこうさくごおこなわれ、ヤマグワをもちいて養蚕ようさんおこなわれたときもあった[16]

若芽わかめ若葉わかば採取さいしゅして、よくでてからみずにさらして、おひたし、もの煮物にものなどにしてべられる[12]くろ紫色むらさきいろじゅくした「くわ」は、あまくて美味おいしいとひょうされていて、いちにたくさんれるのでジャムをつくることもできる[12]焼酎しょうちゅう使つかった果実かじつしゅは、強壮きょうそうやくとしての作用さようがあるといわれる[12]

くに指定してい文化財ぶんかざい

編集へんしゅう

日本にっぽんでは以下いかが、天然記念物てんねんきねんぶつとしてくに文化財ぶんかざい指定していけている。

マグワ真桑まくわ)は養蚕ようさん使つかわれるクワで、名称めいしょうはヤマグワにたいするものである[13]別名べつめいをトウグワ(唐桑からくわ)ともいい、中国ちゅうごくから朝鮮ちょうせんにかけての地域ちいき原産げんさんである[13]中国ちゅうごく植物しょくぶつめいかんめい)はくわ(そう)という[4]紀元前きげんぜんインド日本にっぽんつたわり、シルクロードて12世紀せいきヨーロッパへとつたえられた[13]

カイコがクワのべて絹糸けんしつくるので、養蚕ようさんなどのため栽培さいばいされ、繁殖はんしょくされる[6]つよ繊維せんいしつつことから、製紙せいし原料げんりょうにもなっている[3]。クワの果実かじつはヤマグワやマルベリーなど、どの種類しゅるい食用しょくよう利用りようできる[2]

薬用やくようでは、マグワ(かんめいくわ)、ヤマグワ(かんめいにわとりくわ)が使つかわれる[4]がわはソウハクヒ(くわしろがわ)ともばれ成分せいぶん本質ほんしつ (原材料げんざいりょう) がもっぱ医薬品いやくひん指定していされている。はな集合しゅうごうはて)は「あつかい。有効ゆうこう成分せいぶんとして、にはペクチンしたには蛋白質たんぱくしつフラクトースグルコースペントザンガラクトンや、てつマンガンなどのミネラルるい葉緑素ようりょくそなどがふくまれている[1]果実かじつには、転化てんかとうリンゴさんコハクさん色素しきそシアニジンアントシアニンの1しゅ)、ビタミンAB1Cイソクエルシトリンなどをふく[1]。また漢方かんぽう利用りようされるがわには、アデニンベタインアミリンシトステロールなどをふくんでいる[1]

生薬きぐすり

編集へんしゅう

クワのがわくわしろがわ(そうはくひ)、くわ(そうよう)、えだくわえだ(そうし)、果実かじつさわら(たん)またはくわさわら(そうじん)、もしくはくわさわら(そうしんし)という生薬きぐすりである[1][4][6]くわしろがわは、あきからふゆにかけて[注釈ちゅうしゃく 1]って水洗みずあらいし、外皮がいひいでしろ部分ぶぶんだけをきざみ、てん日干ひぼしをして調整ちょうせいされる[4][6]晩秋ばんしゅうしもったのちに、えだ初夏しょか採集さいしゅうして天日てんじつ乾燥かんそうさせ調製ちょうせいする[4]果実かじつ乾燥かんそうさせて調製ちょうせいされるが、せいもちいられる[6]

利尿りにょう鎮咳去痰きょたん消炎しょうえん強壮きょうそうなどの作用さようがあり[6]漢方かんぽうではくわしろがわを鎮咳、去痰きょたん配剤はいざいされ[6]とら(ごことう)、きよしはい(せいはいとう)などのかん方方かたがたざい使つかわれる。民間みんかんでは、がわせき喘息ぜんそくむくみ高血圧こうけつあつ予防よぼう目的もくてき強壮きょうそう[4][6]せきめまいふらつき頭痛ずつう病後びょうご体力たいりょく回復かいふく滋養じよう強壮きょうそうてい血圧けつあつ補血ほけつ[1][4]えだ関節かんせつつう、むくみ[4]果実かじつ倦怠けんたい疲労ひろう不眠ふみんかすみ便秘べんぴもちいられる[4]民間みんかん療法りょうほうでは、それぞれ1にちりょう5 - 20グラムを600 ccみずせんじて3かいけて服用ふくようする用法ようほうられる[1][4]せんじじる服用ふくようほうでは、ほてりやねつがあるときなどにもちいられるが、胃腸いちょうえやすいひとへは使用しよう禁忌きんきとされている[4]

多少たしょう未熟みじゅく紅紫こうししょく果実かじつくわさわら(そうじん)といって、35焼酎しょうちゅう1リットルくわさわら300グラムをんで、冷暗所れいあんしょに3かげつほど保存ほぞんしてくわさわらしゅつくり、てい血圧けつあつしょう不眠症ふみんしょうなどの滋養じよう目的もくてきに、就寝しゅうしんまえさかずき1 - 2はいほどまれる[1]同様どうように、果実かじつがわを35焼酎しょうちゅうけたものが、1にちさかずき1はいほどまれる[6]

民間みんかんでは、乾燥かんそうちゃだい用品ようひんとする、いわゆる「くわちゃ」がまれていた地域ちいきもあり、中風ちゅうぶ予防よぼうにする[6]くわちゃにするクワのは、おおきく生長せいちょうした収穫しゅうかくして天日てんじつ乾燥かんそうし、つぶしてかた部分ぶぶんのぞいてすりばちなどでこまかくすりつぶしたものを、抹茶まっちゃのようにそそいで[5]効能こうのうとして、便秘べんぴ改善かいぜんきも機能きのう強化きょうか脂肪しぼう抑制よくせい糖尿とうにょうびょう予防よぼうなどの研究けんきゅう報告ほうこくもされている[5][17][18]

くわには1-デオキシノジリマイシン(1-deoxynojirimycin; DNJ)がふくまれていることが近年きんねん研究けんきゅうあきらかになった。DNJ はブドウ糖ぶどうとう類似るいじ物質ぶっしつアザとうるい一種いっしゅイミノとう)であり、小腸しょうちょうにおいてとう分解ぶんかい酵素こうそαあるふぁ-グルコシダーゼ結合けつごうすることでその活性かっせい阻害そがいする。その結果けっかスクロースマルトース分解ぶんかい効率こうりつ低下ていかし、血糖けっとう上昇じょうしょう抑制よくせいされる[19]などの効果こうかがラットを対象たいしょうにした動物どうぶつ実験じっけん報告ほうこくされている[20]。クワを食餌しょくじとするかいこのフンを乾燥かんそうさせたもの(漢方薬かんぽうやくであるかいこすな)も同様どうよう効果こうかがある[21]

食用しょくよう

編集へんしゅう

はるえださきひらいたばかりの若芽わかめや、まだ緑色みどりいろくならないうちの若葉わかばは、やわらかいうちにってべられる[2]んだ若葉わかばなまてんぷらにしたり、さっとでてみずにさらし、おひたしものしる塩味しおあじをつけていた米飯べいはんぜたクワめしなどにしてべられる[2][5]食味しょくみ淡泊たんぱく美味びみひょうされている[5]乾燥かんそうしておちゃわりにむクワちゃにもできる[2]

キイチゴ細長ほそながくしたような姿すがたで、赤黒あかぐろじゅくした果実かじつは、「くわ」「どどめ」「マルベリー (Mulberry)」「クワグミ」とよばれ、せいのまま食用しょくようにしたり、くわしゅとして果実かじつしゅ原料げんりょう、シロップけ、ジュースの材料ざいりょうとなる[22][2]赤黒あかぐろじゅくした果実かじつは、ジャムにすると芳香ほうこうあまみにすぐれている[5]カフカス地方ちほうアルメニアさんクロミノクワや、アメリカさんアカミノクワは、いずれも生食なましょくようにしたり加工かこうしてジャムなどに利用りようする[3]

その果実かじつ甘酸あまずっぱく、美味びみであり、たかこう酸化さんか作用さようられる色素しきそアントシアニンをはじめとする、ポリフェノールおお含有がんゆうする[2]幼虫ようちゅうこのみ、その体毛たいもうちて付着ふちゃくするのでしょくするさいには十分じゅうぶん水洗みずあらいをおこな必要ひつようがある。また、常食じょうしょくとしてくわ乾燥かんそうさせた粉末ふんまつべたり、みずさらした成熟せいじゅくまえをごはんむこともおこなわれてきた。なお、クワの果実かじつは、キイチゴのようなつぶあつまったかたちあらわかたりとしてももちいられる。発生はっせいがくでは動物どうぶつ初期しょきはいくわじつはい藻類そうるいにクワノミモ(パンドリナ)などのれいがある。

養蚕ようさんとクワ

編集へんしゅう
 
地図ちず記号きごう桑畑くわばたけ

養蚕ようさん歴史れきしふるく、中国ちゅうごくでは紀元前きげんぜん3000ねんごろ、日本にっぽんでは弥生やよい時代じだい中期ちゅうきからはじめられたとかんがえられている。

くわ栽培さいばいする桑畑くわばたけ地図ちず記号きごうにもなり[23]日本にっぽんちゅうられる風景ふうけいであった。養蚕ようさんぎょう最盛さいせいであった昭和しょうわ初期しょきには、桑畑くわばたけ面積めんせき全国ぜんこく畑地はたち面積めんせきの4ぶんの1にたる71まんヘクタールたっしたという[24]。しかし、生産せいさんしゃ高齢こうれい後継こうけいしゃなんにより生糸きいと産業さんぎょう衰退すいたいした。そのため、桑畑くわばたけ減少げんしょうし、平成へいせい25ねんの2まん5せんぶんの1地形ちけい図式ずしきにおいて桑畑くわばたけ地図ちず記号きごう廃止はいしとなった。新版しんぱん地形ちけいやWeb地図ちず地理ちりいん地図ちずでは、同時どうじ廃止はいしされた「その樹木じゅもくはたけ[25]同様どうようはたけ地図ちず記号きごう[26]表現ひょうげんされている。

木材もくざいとしてのクワ

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小笠原諸島おがさわらしょとう母島ははじまのロース記念きねんかん陳列ちんれつされた、オガサワラグワせい細工ざいく

クワの木質もくしつはかなりかたく、みがくとふか黄色おうしょくていしてうつくしいので、しばしば工芸こうげいよう使つかわれる。しかし、銘木めいぼくとして使つかわれる良材りょうざいきわめてすくない。とく良材りょうざいとされるのが、伊豆諸島いずしょとう御蔵島みくらじま三宅島みやけじま産出さんしゅつされる「しまくわ」であり、緻密ちみつ年輪ねんりんうつくしい木目もくめねばりのあることでられる[9]江戸えど時代じだいから江戸えど指物さしもの重用じゅうようされ[9]老人ろうじんおくつえ素材そざいとしてもちいられた。国産こくさんざいなかではさい高級こうきゅうざいぞくする。小笠原諸島おがさわらしょとう母島ははじまには、しま固有こゆうしゅであるオガサワラグワの大木たいぼく点在てんざいしていた。だが銘木めいぼくとして乱伐らんばつされ、現在げんざいではほとんどうしなわれている。

またふるくから弦楽器げんがっき材料ざいりょうとして珍重ちんちょうされた。せいくらいんにはクワせいらく琵琶びわ阮咸保存ほぞんされており[9]薩摩琵琶さつまびわ筑前ちくぜん琵琶びわもクワせいのものがいとされる。三味線しゃみせんもクワでつくられることがあり、とく小唄こうたでは音色ねいろやわらかいとして愛用あいようされたが、ひろ会場かいじょうにはかないとされる。

なお、幕末ばくまつにはくわ樹皮じゅひより綿めんつく製法せいほう江戸えど幕府ばくふとどたものがおり、1861ねん文久ぶんきゅう元年がんねん)には幕府ばくふからこれを奨励しょうれいする命令めいれいされているが、普及ふきゅうしなかったようである。くわ樹皮じゅひから繊維せんい(スフ)をみは、だい世界せかい大戦たいせんによる民需みんじゅ物資ぶっし欠乏けつぼう顕著けんちょとなりはじめる1942ねん昭和しょうわ17ねん)ごろより戦時せんじ体制たいせい一環いっかんとしておこなわれるようになり、学童がくどう疎開そかいなかものふく全国ぜんこく各地かくち児童じどう動員どういんしてのくわかわあつめがおこなわれた。最初さいしょ民需みんじゅ被服ひふくのみであったくわかわせい衣服いふく普及ふきゅうは、最終さいしゅうてきに1945ねん昭和しょうわ20ねん)ごろには日本にっぽんへい軍服ぐんぷくにまでおよんだが、肌触はだざわりになんがあったことから終戦しゅうせんとともにその利用りようすたれた。

製紙せいし原料げんりょう

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現在げんざい中国ちゅうごく新疆しんきょうウイグル自治じちにあるホータン周辺しゅうへん地域ちいきでは、ウイグルじん手工業しゅこうぎょうによって現在げんざいくわかわ原料げんりょうとしたかみくわかわ)の製造せいぞうおこなわれている[27]伝承でんしょうでは、蔡倫よりもふるく、2000ねん以上いじょう製紙せいし歴史れきしがあるとわれているが[28]、すでにそう時代じだい(12世紀せいきごろ)、和田わだくわかわ西にしりょう公文こうぶんしょなどで使用しようされていた。しん疆では、きよおよみんこく近代きんだいいたるまで、紙幣しへい公文書こうぶんしょ契約けいやくしょなどの重要じゅうよう書類しょるいくわかわひろ使用しようされていた[29]

中国ちゅうごくもと王朝おうちょうでは、紙幣しへいである交鈔素材そざいとしてクワの樹皮じゅひもちいられた[30]中国ちゅうごく広西ひろせチワンぞく自治じち来賓らいひんなどでは、養蚕ようさん使つかうためにとすクワのえだ回収かいしゅうして、製紙せいし原料げんりょうにすることが実用じつようされている。あらたに年産ねんさん20まんトンの工場こうじょう建設けんせつ予定よていされている[31]

害虫がいちゅう

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カイコガとその祖先そせんとされるクワコ以外いがいにもクワをしょくそうとするガの幼虫ようちゅうがおり、クワエダシャククワノメイガアメリカシロヒトリセスジヒトリなどが代表だいひょうてき。クワエダシャクの幼虫ようちゅうはクワのえだ擬態ぎたいし、えだ間違まちがえて、土瓶どびんけようとするとちてれるため「土瓶どびんり」という俗称ぞくしょうがある。クワシントメタマバエもクワのによくられる。カミキリムシには幼虫ようちゅうがクワの生木なまき食害しょくがいするたねきわめておおく、クワカミキリセンノカミキリトラフカミキリキボシカミキリゴマダラカミキリなどが代表だいひょうてきである。これらのカミキリムシは農林のうりんぎょう害虫がいちゅうとして林業りんぎょう試験場しけんじょう研究けんきゅう対象たいしょうとなっており、実験じっけんよう個体こたい大量たいりょう飼育しいくするため、クワのざい原料げんりょうとしソーセージじょう加工かこうされた人工じんこう飼料しりょう開発かいはつされている。なお、オニホソコバネカミキリ幼虫ようちゅうがクワのざいせんしょくするカミキリムシであるが、摂食せっしょくするのが農林のうりんぎょう利用りようされない巨大きょだい古木ふるき枯死こし腐朽ふきゅうであるため害虫がいちゅうとはなされていない。

霜害そうがい

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養蚕ようさん普及ふきゅうとともにクワの栽培さいばいひろがりをせたが、はるいち番目ばんめ発芽はつがしたおそしも被害ひがいいやすかった。長野ながのけんでは1924ねん大正たいしょう13ねん)には103まんえん1927ねん昭和しょうわ2ねん)には1000まんえんとも見積みつもられる被害ひがいしている。霜害そうがいうとくろ変色へんしょくして養蚕ようさんには使用しようできなくなるので番目ばんめ発芽はつがつしかなく、春蚕しゅんさん生産せいさんおおきな影響えいきょうあたえた[32]

神話しんわ伝承でんしょう

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古代こだいバビロニアにおいて、くわじつはもともとはしろだけとされるが、あかむらさきけるのは、ギリシャ神話しんわの『ピュラモスとティスベ』という悲恋ひれんによるこの二人ふたりあかが、しろいそのめ、ピュラモスの直接ちょくせつかかりあかとなり、ティスベのくわ大地だいちからげてむらさきになったとされている。

くわゆみ桑弓くわゆみ(そうきゅう)ともいい、おとこまれたとき前途ぜんとやくはらうため、いえ四方しほうかってくわゆみよもぎた。起源きげん古代こだい中華ちゅうか文明ぶんめいけんによる男子だんし立身出世りっしんしゅっせねがった通過つうか儀礼ぎれいで、日本にっぽんつたわって男子だんし厄除やくよけの神事しんじとなった。くわゆみくわつくったゆみよもぎよもぎはねいだ(はいだ)

養蚕ようさん発祥はっしょう中国ちゅうごくにおいてはクワはせいなるだった。地理ちりしょ山海さんかいけい』において10太陽たいようのぼってくる扶桑ふそうという神木しんぼくがあったが、羿(げい)という射手しゃしゅが9射抜いぬのぼ太陽たいようかず1個いっこにしたため、てんやすらぎ、よろこんだとのこされている。太陽たいよう運行うんこうかかわり、世界せかいじゅてき役目やくめになっていた。詩書ししょ詩経しきょう』においてもクワはたびたび題材だいざいとなり、クワつまみにおいて男女だんじょのおおらかなこいうたわれた。小説しょうせつ三国志さんごくし演義えんぎ』においてはりゅう生家せいか東南とうなんおおきなくわ枝葉えだはしげらせていたとえがかれている。

日本にっぽんにおいてもクワは霊力れいりょくがあるとみなされ、とく前述ぜんじゅつ薬効やっこうそなえていたことからカイコとともに普及ふきゅうした。古代こだい日本にっぽんではクワははしつえというかたち中風ちゅうぶふせぐとされ、鎌倉かまくら時代じだい喫茶きっさ養生ようじょうにおいては「くわまた仙薬せんやくうえくび」ともてはやされている。

文学ぶんがく

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クワの花言葉はなことばは、「知恵ちえ」とされる[9]

桑原くわばら桑原くわばら

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かみなりよけのまじないとしてひろ使つかわれた言葉ことばであるが、もっとられている由来ゆらい桑原くわはらむら井戸いどかみなりち、ぶたをしたところかみなりが「もう桑原くわばらちないからがしてくれ」と約束やくそくしたためというせつ[注釈ちゅうしゃく 2]があり、これにはクワ自体じたいかかわりがない。しかし、諸説しょせつなかには宮崎みやざきけん福島ふくしまむらでクワのうえかみなりち、かみなりがけがをしたのでちないようになったというせつ沖縄おきなわけんではかみなりがクワのまたにはさまれてえたため雷鳴らいめいおりには「桑木くわきのまた」ととなえるようになった[33]というせつもある。

ことわざ・慣用かんよう

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  • 滄桑のへん - 桑田くわた滄海そうかいともいい、クワはたけがいつのまにかうみわるような天地てんちはげしい流転るてん神仙しんせんでん出典しゅってんであり、仙女せんにょあさしゅうとが500年間ねんかん変化へんかとしてはなした内容ないようからまれた。月日つきひながれの無常むじょうしめ言葉ことばとして、とうだいりゅう廷芝にも使つかわれている[34]
  • よもぎ桑弓くわゆみ(ほうしそうきゅう) - もともとは上記じょうきにある中華ちゅうか日本にっぽんにおいての男子だんし祭事さいじ神事しんじであるが、はらきよめをあらわす言葉ことば比喩ひゆとして万葉集まんようしゅう古事記こじきにももちいられ、「よもぎ」・「桑弓くわゆみ」それぞれ単独たんどくでもおな意味いみつ。
  • くわちゅう(そうちゅうのき、そうちゅうのよろこび) - はたけなか男女だんじょがひそかにたのしみのこと[35]中国ちゅうごくでは、桑畑くわばたけなかくわ目印めじるしとしてそのした逢引あいびきをしていたとわれ、『詩経しきょう』鄘風(ヨウフウ)へんには桑畑くわばたけ美女びじょつ「くわちゅう」という記載きさいされている[35]永井ながい荷風かふう随筆ずいひつにも、色事いろごとについていた「くわちゅう」がある[36]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 6 - 7がつごろのせつもある[6]
  2. ^ 和泉いずみ名所めいしょ図会ずえ』にしるされた大阪おおさか和泉いずみ桑原くわばら西福寺さいふくじや、『蕉斎筆記ひっき』にしるされた兵庫ひょうごけん三田みた欣勝てらなどにかんする民話みんわなど。

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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