(Translated by https://www.hiragana.jp/)
aibo - Wikipedia
Wikipedia

aibo

ソニー販売はんばいのペットロボットのシリーズ
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、ソニーの製品せいひんについて説明せつめいしています。玉置たまき浩二こうじのシングルについては「Aibo (玉置たまき浩二こうじの曲きょく)」をご覧らんください。

aibo（アイボ）は、ソニーが1999年ねんより販売はんばいしているペットロボット（エンタテインメントロボット）のシリーズ。1999年ねんから2006年ねんに販売はんばいされた製品せいひんは大文字おおもじ表記ひょうきのAIBOであったが、2018年ねんの再さい登場とうじょう以降いこうは小文字こもじのaibo表記ひょうきとなっている。

aibo
AIBO ERS-7
初代しょだいERS-110（左ひだり）と現行げんこうERS-1000（右みぎ）
製造せいぞう ソニー
開発かいはつ者しゃ ソニーのデジタルクリーチャー研究所けんきゅうじょ (空山そらやま基もと ソニーデジタルデザイン)、土井どい利忠としただによって主導しゅどう
開発かいはつ年ねん 1999年ねん (25年ねん前まえ) (1999)
用途ようと 娯楽ごらく用ようロボット
ウェブサイト https://aibo.sony.jp/

名称めいしょうは Artificial Intelligence roBOt の略りゃくで、AI（人工じんこう知能ちのう）、EYE（目め、視覚しかく）そして日本語にほんごの「相棒あいぼう」（ロろーマ字まじ表記ひょうき: aibou, aibō）にちなむ（頭字かしらじ語ご、バクロニム）。別名べつめい、Sony Entertainment Robot。

概要がいよう

編集へんしゅう

AIBOは、全長ぜんちょう約やく30cmの動物どうぶつ型がたロボットである。4足そく歩行ほこうができ、子犬こいぬに似にた動作どうさをし、ユーザーとのコミュニケーションを介かいして成長せいちょうするように設計せっけいされている。 専用せんようのメモリースティックを介かいして、ユーザーが自みずからプログラミングすることも可能かのうである。家事かじを分担ぶんたんさせるためではなく、動作どうささせてその挙動きょどうを楽たのしむために供きょうされるロボットである。

ソニーは本ほん製品せいひんを「自律じりつ型がたエンタテインメントロボット」[1] などと公称こうしょうするが、一般いっぱんには「ロボット犬けん」[2] や「犬いぬ型がたロボット」と呼よばれることが多おおい[3]。ソニー社内しゃないでも、新型しんがたについては「これでは大おおきすぎる。とても犬いぬに見みえない」などと話はなしながら、犬いぬとしての外見がいけんや仕草しぐさを持もたせるように開発かいはつが進すすめられたという[4]。

同どう製品せいひんの成功せいこうにより、現在げんざいではエンタテインメントロボットと呼よばれる市場いちばも発生はっせいし、玩具おもちゃメーカーや他たの家電かでんメーカーにより、様々さまざまな同どう用途ようと向むけの製品せいひんが発売はつばいされるきっかけとなった。

姉妹しまい機きとして、二に足そく歩行ほこうロボットQRIO (Sony Dream Robot) も開発かいはつされていた。

歴史れきし

編集へんしゅう

開発かいはつ

編集へんしゅう
 
1993年ねんのソニー初はつの試作しさく機き（中央ちゅうおう）と1998年ねん公開こうかいの試作しさく機き（右みぎ）

ソニーがロボット事業じぎょうに乗のり出だすきっかけとなったのは、マサチュまさちゅーセッツ工科大学せっつこうかだいがくのロドニー・ブルックス教授きょうじゅが1991年ねんに公開こうかいした6足そく歩行ほこうロボット「ジンギス（Genghis）」であった[5]。1993年ねん末すえにソニーも6本ほん足あしの試作しさく機きを製作せいさくし、1994年ねんより本格ほんかく的てきな研究けんきゅう開発かいはつに着手ちゃくしゅ。運動うんどう制御せいぎょ技術ぎじゅつに加くわえ、自律じりつ行動こうどうに必要ひつようとなる画像がぞう認識にんしき・人工じんこう知能ちのう・音声おんせい認識にんしきの研究けんきゅう開発かいはつを行おこなった[5]。1997年ねんに4足そく歩行ほこうの犬いぬ型がたモデルのプロトタイプを公開こうかいし、1998年ねんにエンタテインメントロボット用ようアーキテクチャ「OPEN-R」を採用さいようしたプロトタイプを公開こうかいした[5][6]。

プロジェクトは、当時とうじの土井どい利忠としただ常務じょうむを責任せきにん者しゃとして組織そしきされ、現場げんばのリーダーとして、ソニーを退職たいしょくしゲーム会社かいしゃナムコ（現げん・バンダイナムコエンターテインメント）にて要職ようしょくに就ついていたエンジニアの大槻おおつき正ただしを呼よび戻もどすことによって遂行すいこうされた。当初とうしょより家庭かてい向むけロボットを目標もくひょうに開発かいはつ、試作しさく品ひん発表はっぴょうの段階だんかいで製品せいひん化かによる販売はんばいを望のぞむ声こえも多おおく、開発かいはつ側がわはヒットを確信かくしんしたとも言いわれている。開発かいはつの経緯けいいはNHKの『プロジェクトX』でも取とり上あげられた（2003年ねん7月がつ22日にち放送ほうそう 第だい122回かい 「復活ふっかつの日ひ ロボット犬けんにかける」）。

発売はつばい前まえ、AIBOのようなエンタテインメントロボットのマーケットが顕在けんざい化かしていなかったため、ソニー内部ないぶでは「ソニーはおもちゃを作つくる会社かいしゃではない」などの冷ひややかな意見いけんが多数たすう派はであった。インターネット事業じぎょうを推進すいしんしていた出井でい伸之のぶゆき社長しゃちょうは「21世紀せいきの技術ぎじゅつを開発かいはつしてほしかったのに、ロボットなんて19世紀せいきのテクノロジーだ」と土井どいに言いい、AIBOの商品しょうひん化かに否定ひてい的てきな立場たちばだったという[7]。

登場とうじょう

編集へんしゅう

1999年ねん5月11日にちに製品せいひん第だい1号ごう「ERS-110」の7月がつ発売はつばいを発表はっぴょうし、ソニーWebサイト（ソニーマーケティング）限定げんていで予約よやくを受うけ付つける形かたちとなった[8][9]。生産せいさんは長野ながの県けん南安曇みなみあずみ郡ぐん豊科とよしな町まち（現げん・安曇あずみ野市のいち）にあるソニーデジタルプロダクツ株式会社かぶしきがいしゃ（後ごのソニーイーエムシーエス長野ながのテック→VAIO本社ほんしゃ）で行おこなわれた[10]。

初代しょだいモデルの生産せいさん台数だいすうは、日本にっぽん向むけ3,000台だいとアメリカ向むけ2,000台だいを合あわせた5,000台だい。定価ていか25万まん円えんにもかかわらず、1999年ねん6月がつ1日にちの開始かいしから僅わずか20分ふんで日本にっぽん向むけ3,000台だいの受注じゅちゅうを締しめ切きる盛況せいきょうぶりであった[11]。当時とうじのパソコン「VAIO」や大型おおがたテレビ「WEGA」と並ならぶ価格かかくであったが、ソニーファイナンスによる専用せんようのショッピングクレジットが用意よういされたり、ボーナスシーズンに差さしかかる時期じきであった事ことから購買こうばい意欲いよくをかき立たてられたようだ。米べいマイクロソフト創業そうぎょう者しゃのビル・ゲイツが評判ひょうばんを聞きいて1台だい欲ほしいと頼たのんできたが、生産せいさんに余裕よゆうがなく、プレゼントできなかったという逸話いつわもある[7]。購入こうにゅう希望きぼう者しゃからクレームが殺到さっとうしたため、同年どうねん11月がつに「ERS-111」を1万まん台だい限定げんていで予よ約やく受付うけつけすると、同社どうしゃWeb上じょうと電話でんわで13万まん5千せん件けんの応募おうぼがあった[5]。2000年ねん2月がつより受注じゅちゅう生産せいさん体制たいせいへ移行いこうし、家電かでん量販りょうはん店てんでも購入こうにゅう可能かのうになった。

終焉しゅうえん

編集へんしゅう
 
ロボカップにおけるAIBO達たちの活躍かつやくの様子ようす。2005年ねんに大阪おおさかで開催かいさいされた第だい9回かい世界せかい大会たいかいより。

2000年ねんに第だい二に世代せだいの「ERS-210」を発売はつばい。以後いご、本体ほんたいやソフトフェアの機能きのう拡張かくちょう、販売はんばい価格かかくの切きり下さげ、「ライオン」「クマ」などのデザインバリエーション展開てんかいを続つづけ、ソニーマーケティングによるデモイベント等とうも実施じっしされてきた。1999年ねんから2006年ねんまでの7年間ねんかんにおいて、全ぜん世界せかいの累計るいけい販売はんばい台数だいすうは15万まん台だいを上回うわまわった[12]。

しかし、2003年ねん4月がつの株価かぶか急落きゅうらく（ソニーショック）によって経営けいえい状態じょうたいが悪化あっかし、出井でい伸之のぶゆき会長かいちょうは2004年ねんの経営けいえい会議かいぎでロボット事業じぎょうからの撤退てったいを命令めいれい[13]、2005年ねんに就任しゅうにんしたストリンガーCEOによるエレクトロニクス機器きき部門ぶもんのリストラ策さくとして、CLIEや電子でんし辞書じしょと共ともに生産せいさん終了しゅうりょうとなった[14]。また、商品しょうひん化かに向むけ開発かいはつが続つづけられていた2足そく歩行ほこうロボット「QRIO」も開発かいはつ中止ちゅうしとなった。

AIBOそのものは製造せいぞう中止ちゅうしになってしまったが、その後ごもAIBOユーザーの活動かつどうは活発かっぱつに続つづいた。例たとえば AIBOブログ（So-net blog AIBOカテゴリー） では、ユーザー達たちによってAIBOとの生活せいかつが綴つづられている。

2007年度ねんどまでのロボカップの四足しそくロボットリーグでは、AIBOのワンメイクゲームになっており、ロボットの技術ぎじゅつ的てきな興味きょうみだけでなく AIBOたちの活躍かつやく が大人気おとなげになっている[15]。AIBO製造せいぞう中止ちゅうしによって公式こうしき戦せんへの参加さんかは難むずかしくなったが、ロボカップ参加さんか大学だいがくなどがエキシビションとして全国ぜんこく各地かくちで活動かつどうを続つづけている。

しかし、ペットロボットというジャンルを確立かくりつした意義いぎは大おおきい。それまでにも類似るいじの商品しょうひんがなかったわけではないが（ファービーなど）、受うけ身みではなく自律じりつ稼働かどうする個体こたいとして家庭かていに持もち込こまれた「ペット」であるという点てんが革命かくめい的てきだった。また、「電気でんき製品せいひんの日本にっぽん」「ロボット大国たいこく日本にっぽん」のイメージを世界せかいに向むけて強つよく発信はっしんしたという面めんも功績こうせきの一ひとつだといえる。

2007年ねんにはPlayStation 3と連携れんけいする構想こうそうがあったが、実現じつげんしなかった[16][17]。

「死し」と修理しゅうり・供養くよう

編集へんしゅう

ソニーによる修理しゅうり対応たいおうが2014年ねん3月がつ末まつで打うち切きられたため[18]、故障こしょうしたAIBOの修理しゅうりは困難こんなんとなり、皮肉ひにくにも「死しなないペット」であったはずのAIBOに実質じっしつ的てきな死しが訪おとずれることとなった。

2014年ねん7月がつ1日にち、ソニーのPC事業じぎょうが譲渡じょうとされ、VAIO社しゃが発足ほっそく。VAIO社しゃの本社ほんしゃになった長野ながの県けん安曇あずみ野市のいちの工場こうじょうはAIBOの生産せいさん拠点きょてんでもあった。その後ご、VAIOはAIBOの生産せいさんノウハウを活いかしてロボット事業じぎょうに参入さんにゅうした。

ただし、ソニー元もと社員しゃいんを中心ちゅうしんとする有志ゆうしの活動かつどうにより、ソニーからの委託いたくなどではなく自主じしゅ的てきに、2018年ねん時点じてんもなおバッテリー寿命じゅみょうを迎むかえるなどした初代しょだいAIBOへの修理しゅうり対応たいおうを続つづける会社かいしゃがある[18][19][20]。これを請うけ負おうソニーの元もと技術ぎじゅつ者しゃは、「修理しゅうり」でなく「治療ちりょう」と呼よび、所有しょゆう者しゃからの部品ぶひん再さい利用りようの申もうし出でを「献体けんたい」と表現ひょうげんしている[21]。

2015年ねん1月がつには、飼かい主ぬしによってAIBOの合同ごうどう葬儀そうぎが仏教ぶっきょう形式けいしきで執とり行おこなわれた（一種いっしゅの人形にんぎょう供養くようと考かんがえることも出来できる）。これらのAIBOは、故障こしょうした他ほかのAIBOのドナーとなるという[22]。 千葉ちば県けんいすみ市しの光福寺こうふくじで2015年ねんから行おこなわれているこの集団しゅうだん葬儀そうぎは、1月がつの初回しょかいに17台だい、5月は25台だい、11月は71台だいと台数だいすうを増ふやした。同年どうねん11月がつ19日にちの本堂ほんどうで行おこなわれた葬儀そうぎでは白しろい袈裟けさ姿すがたのAIBO 3台だいが「先輩せんぱいアイボの皆みなさん。どうぞ安やすらかにお眠ねむりください」などと弔辞ちょうじを述のべ読経どきょう。その後ご住職じゅうしょくも読経どきょうし、全員ぜんいんが手てを合あわせた[23]。

この葬儀そうぎは新型しんがた（aibo）発売はつばい後ごも続つづいており、初代しょだいの修理しゅうり依頼いらいも増ふえているという[24]。なお、新型しんがたaiboについて生産せいさん終了しゅうりょう時期じきは未定みていであるが、新型しんがたの修理しゅうり対応たいおう期間きかんを製造せいぞう終了しゅうりょうから7年ねん程度ていどと、ソニーは説明せつめいしている。これは、他社たしゃ製せい部品ぶひんを多数たすう使つかっていることなどが理由りゆうである。また本体ほんたいが壊こわれても、飼かい主ぬしとのやり取とりなどで蓄積ちくせきした情報じょうほうを別べつのaiboに移うつせる場合ばあいもあるという[20]。

再さい登場とうじょう以降いこう

編集へんしゅう

撤退てったいから10年ねんとなる2016年ねん6月29日にち、ソニーはエンタテインメントロボット事業じぎょうに再さい参入さんにゅうすることを発表はっぴょうした[25]。

2017年ねん、ソニービルにて開催かいさいされた「It’s a Sony展てん」にて、動うごかない状態じょうたいでQRIOとともに展示てんじされた[26]。

同年どうねん7月がつにはロボカップ2017名古屋なごや世界せかい大会たいかいで[27]、同年どうねん8月がつにも東京とうきょう・渋谷しぶやにてAIBOとQRIOが展示てんじされた[28]。

同年どうねん10月、ソニーは家庭かてい用ようロボット事業じぎょうに再さい参入さんにゅうし、人工じんこう知能ちのうアシスタントを搭載とうさいすることになる見込みこみであると報道ほうどうされた[29][30]。同年どうねん11月がつ1日にち、後継こうけい機き「aibo」（ERS-1000）を2018年ねん1月がつ11日にちに発売はつばいすると発表はっぴょう[31][32]、「ERS-7M3」の発売はつばい終了しゅうりょうから約やく12年ねんぶりに復活ふっかつすることになる。

同年どうねん12月5日にち、WWFジャパンの生物せいぶつ多様たよう性せい保全ほぜん活動かつどうへの寄付きふを目的もくてきとしたチャリティオークションを実施じっし。ヤフオクにて特別とくべつ仕様しようのアイボ11台だいを出品しゅっぴん。当とうアイボは頭部とうぶに限定げんてい色しょくを施ほどこし、No.00000001から00000011迄までのシリアルナンバーが入はいっている。落札らくさつ金額きんがくから本体ほんたい・基本きほん料りょう・保守ほしゅ契約けいやく料金りょうきん代金だいきん相当そうとう(369,360円えん)をソニー名義めいぎ、残のこりの代金だいきん相当そうとうを落札らくさつ者しゃ名義めいぎでWWFジャパンに寄付きふする形かたちである[33]。

2018年ねん1月がつにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでの家電かでん・IT展示てんじ会かい「CES2018」で展示てんじされ、ソニー社長しゃちょうの平井ひらい一夫かずおは将来しょうらいの海外かいがい展開てんかいにも意欲いよくを示しめした[34]。同年どうねん8月がつ、量産りょうさん体制たいせいが整ととのったため9月がつから、海外かいがいでは初はじめて米国べいこくで販売はんばいすることを発表はっぴょうした。

同年どうねん11月がつ20日はつかには法人ほうじん向むけサービスの開始かいしが発表はっぴょうされた[35]。

2019年ねん2月がつには、家族かぞくなどの見守みまもりサービス「aiboのおまわりさん」を開始かいしした[36]。

2020年ねん7月がつ12日にちと19日にち放送ほうそうの「仮面かめんライダーゼロワン」でさうざー役やくとして出演しゅつえんした[37]。

「チョコエディション（2019年ねん）」「キャラメルエディション（2020年ねん）」「黒くろごまエディション（2021年ねん）」「いちごミルク エディション（2022年ねん）」「エスプレッソ エディション（2023年ねん）」といった、その年としごとの限定げんていカラーモデルも展開てんかいしている。

主おもな機能きのう

編集へんしゅう

AIBO（1999 - 2006年ねん）

編集へんしゅう

それぞれの製品せいひんのスペックは、それぞれのカタログ、またはメーカーのホームページから閲覧えつらんできる。また、ショップなどの展示てんじでは知しることができない動作どうさがあり、飼かい主ぬし（オーナー）になって初はじめてAIBO機能きのうの豊富ほうふさを知しる事ことになる。

各種かくしゅセンサーを備そなえる
視覚しかく・聴覚ちょうかく・触覚しょっかく（所定しょていの部分ぶぶんを押おされた事ことを検知けんちするスイッチ）を持もち、移動いどうする物体ぶったいを見分みわけたり、専用せんようの玩具おもちゃ（ボールなど）を見分みわけて、じゃれ付ついたり、足あしで蹴けったりといった、動物どうぶつ的てきな反応はんのうをしたり、飼かい主ぬしの声こえや手てを叩たたいた音おとに反応はんのうして所定しょていの動作どうさを行おこなう、また頭あたまなどを触さわられると、様々さまざまな行動こうどうを起おこすといった、周囲しゅういの環境かんきょうや操作そうさに反応はんのうを示しめす事ことが出来できる。視覚しかくは女性じょせいのスカートの中なかをのぞけないよう設計せっけいされている。
「機嫌きげん」が存在そんざいする／「成長せいちょう」する
感情かんじょうに相当そうとうするプログラム（内蔵ないぞうソフトウェア）の働はたらきにより、同おなじ操作そうさや刺激しげきに対たいして、機嫌きげんや成長せいちょう度合どあいに応おうじた反応はんのうを示しめす。リセットして全すべてのプログラムを初期しょき化かする事ことも可能かのうだが、長ながく稼動かどうさせる間あいだに、扱あつかい状況じょうきょうに応おうじて、次第しだいに「個性こせい」が発生はっせいする。この個性こせいにより、置おかれた環境かんきょうの違ちがうAIBO同士どうしでは、行動こうどうの違ちがいも発生はっせいする。
ある程度ていどの自律じりつ行動こうどうが可能かのう
初期しょきの製品せいひんでは自分じぶんで充電じゅうでんして活動かつどうし続つづける事ことが出来できないなどの制約せいやくもあったが、バッテリーが続つづく間あいだは自分じぶんで回まわりの環境かんきょうを判断はんだんして、興味きょうみを惹ひく存在そんざいに近付ちかづいてみたり、呼よびかけに応おうじたりといった行動こうどうを行おこない、性格せいかく如何いかでは活発かっぱつに動うごき回まわるなどの行動こうどうも行おこなった。かねてよりユーザーからの要望ようぼうの多おおかった自己じこ充電じゅうでん機能きのうだが、2002年ねん10月に発売はつばいした別売べつうりソフトウェアセットにより実現じつげん、2003年ねん9月に発売はつばいされた「ERS-7」からは標準ひょうじゅんで備そなえるようになった。この機能きのうでは、自力じりきで充電じゅうでんステーションまで移動いどう、勝手かってに充電じゅうでん状態じょうたいになり、充電じゅうでん後ごは再ふたたび活動かつどうを行おこなうようになっている（自己じこ充電じゅうでん機能きのうは一部いちぶ機種きしゅを除のぞく）。
追加ついかプログラムが利用りようできる
内蔵ないぞうされたソフトウェア以外いがいに、メモリースティックを利用りようして、追加ついかプログラムを導入どうにゅうする事ことが可能かのうで、インターネット上じょうからダウンロードしたり、自分じぶんで開発かいはつした専用せんようプログラムを利用りようする事ことが出来できる。ソニーのオフィシャルページでも、幾いくつかのプログラムが提供ていきょうされており、2005年ねん5月25日にちには「ERS-7」シリーズ用ようの「関西かんさい弁べんデータ」なる物ものも提供ていきょうされている。
アプリケーションについて
2007年ねん1月がつ末まつ、ソニーは「AIBO関連かんれんのWindowsアプリケーションはWindows Vistaに対応たいおうしておらず、また今後こんごも対応たいおうする予定よていがない」と発表はっぴょうした。（CLIEなどと同様どうよう）
2009年ねん10月がつ中旬ちゅうじゅんには、Windows 7についても同様どうようの発表はっぴょうをしている。

aibo（2017年ねん - ）

編集へんしゅう

2017年ねん11月1日にちに後継こうけい機きとして「ERS-1000」が発表はっぴょうされた。名称めいしょうはaiboとアルファベット小文字こもじで表記ひょうきされる。

外見がいけんは先代せんだいよりも現実げんじつの犬いぬに近ちかいデザインが採用さいようされた[38]。

20人にんまでの顔かお識別しきべつ、収集しゅうしゅうしたデータのクラウドでの解析かいせき、データのオンライン・バックアップなど、先代せんだい発売はつばい後ごに進歩しんぽした人工じんこう知能ちのう（AI）とネットワーク機能きのうが搭載とうさいされた。オンライン機能きのうが搭載とうさいされるため本体ほんたいとは別べつにサービス料金りょうきんが必要ひつようとなる[39]。

aiboは約やく40の工程こうていで組くみ立たてられ、使つかわれる部品ぶひんは4000程度ていど。ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ幸田こうだサイトで生産せいさんされている。動物どうぶつの瞳ひとみのような印象いんしょうを与あたえる有機ゆうきELの眼め、人ひとの接近せっきんを検知けんちする人ひと感かんセンサー、なでられたことを感かんじる額がくのタッチセンサー、首くびや脚あしを自然しぜんな感かんじで動うごかすアクチュエータなどを備そなえる。ロボットであるため、本物ほんものの動物どうぶつが持もつ器官きかんの位置いちと、対応たいおうする機能きのうを果はたすaiboの部品ぶひん設置せっち個所かしょは必かならずしも一致いっちしない。例たとえば脳のうに相当そうとうするAIシステムは頭あたま部ぶでなく胴体どうたい内うちに、カメラは鼻はな先さきや尾おの付つけ根ね上部じょうぶに取とり付つけられている[40]。

開発かいはつチームはスマートフォンやデジタルカメラを担当たんとうしていた若手わかてが多おおいが、先代せんだいの開発かいはつに関かかわった技術ぎじゅつ者しゃも加くわわっている[39]。

AIBOの種類しゅるい

編集へんしゅう
 
AIBO ERS-110
  • ERS-110
    • 初代しょだいAIBO。ビーグル犬けんに似にた外見がいけん。「ERS-110」から「ERS-210」までのデザイン原画げんがはイラストレーターの空山そらやま基もとによる。
    • 1999年ねん6月1日にち、ソニーwebサイトにて予よ約やく受付うけつけ開始かいし、7月がつ下旬げじゅんより出荷しゅっか。日本にっぽん向むけの3,000体たいが20分ふん、アメリカ向むけの2,000体たいが4日間にちかんで予よ約やく完売かんばいとなった。
    • 1999年ねんのグッドデザイン賞しょう大賞たいしょうを受賞じゅしょう。2015年ねん9月がつには重要じゅうよう科学かがく技術ぎじゅつ史し資料しりょう（未来みらい技術ぎじゅつ遺産いさん）に指定していされた。
    • 全高ぜんこう26.6 cm、重量じゅうりょう1.6 kg、連続れんぞく動作どうさ時間じかん1.5時じ間あいだ、自由じゆう度ど（駆動くどう部ぶ）18、価格かかく25万まん円えん（税ぜい抜）。
  • ERS-111
    • 初代しょだいAIBOのスペシャルエディション。変更へんこう点てんは耳みみのデザイン、ファームウェアの更新こうしんなど。シルバーと黒くろの2色しょくがある。
    • 1999年ねん11月、予よ約やく受付うけつけ開始かいし。1万まん台だいの限定げんてい生産せいさんに対たいし13万まん5千せん件けんの応募おうぼがあり、抽選ちゅうせん方式ほうしきとなった。2000年ねん2月がつより数量すうりょう制限せいげんなしの受注じゅちゅう生産せいさんに変更へんこう[41]。
  • ERS-210
    • 2代目だいめAIBO。ライオンの子供こどもがモチーフ。色いろはゴールド、シルバー、ブラックの3色しょく。
    • 2000年ねん11月16日にちより受注じゅちゅう生産せいさん開始かいし。12月上旬じょうじゅん出荷しゅっか[42]。
    • 「名前なまえ登録とうろく機能きのう」（つけた名前なまえにAIBOが反応はんのう）、「音声おんせい認識にんしき機能きのう」（人ひとの発はっする言葉ことばを理解りかい）、「写真しゃしん撮影さつえい機能きのう」などを新あらたに搭載とうさい。
    • オプションのIEEE 802.11b方式ほうしき無線むせんLANカードを内蔵ないぞうし、AIBO-wareの一ひとつである「AIBO Navigator 2」を用もちいることで遠隔えんかく操作そうさが可能かのう。
    • オプションのソフトウェア「おりこうAIBO」によって電池でんちが切きれかけると自分じぶんで充電じゅうでん器きまで歩あるく自己じこ充電じゅうでん機能きのうも追加ついかできる。この機能きのうは松本まつもと人志ひとしのアイデアによるもの。
    • 全高ぜんこう28.1 cm（耳みみは含ふくまず）、重量じゅうりょう1.5 kg、連続れんぞく動作どうさ時間じかん1.5時じ間あいだ、自由じゆう度ど（駆動くどう部ぶ）20、価格かかく15万まん円えん（税ぜい抜）。
  • ERS-311/312
    • キャッチコピーは「ココロのAIBO」。アイボリーの「ラッテ」（ERS-311）とグレーの「マカロン」（ERS-312）の2種しゅ[43]。
    • 2001年ねん9月がつ22日にち発売はつばい。受注じゅちゅう販売はんばいに加くわえ、ソニーマーケティングが取とり扱あつかうことで店頭てんとう販売はんばいも本格ほんかく的てきに開始かいしした。
    • 型番かたばんが変更へんこうされているが、第だい3世代せだいではなくバリエーションという位置付いちづけ。丸まるみを帯おびたファンシーなデザインが特徴とくちょう（モチーフはクマイヌ）。デザイン原画げんが製作せいさくはイラストレーターの若野わかの桂かつら。
    • AIBO-wareというソフトウェアを入いれることによって、おっとり型かたの「ラッテ」とやんちゃな「マカロン」と性格せいかくの違ちがうAIBOになる。
    • 全高ぜんこう28 cm、重量じゅうりょう1.5 kg、連続れんぞく動作どうさ時間じかん2.5時じ間あいだ、自由じゆう度ど（駆動くどう部ぶ）15、価格かかく9万まん8,000円えん（税ぜい抜）。
 
AIBO ERS-220
  • ERS-220
    • リトラクタブルヘッドライトやLEDを備そなえた近きん未来みらい志向しこうのデザイン[44]。宇宙うちゅう探査たんさロボットをコンセプトとしたデザインはメカニックデザイナーの河かわ森もり正治しょうじによるもの。
    • 2001年ねん11月23日にち発売はつばい。「ERS-210」の各かくユニットを組替くみかえるトランスフォームキット「ERS-220E1」も発売はつばいされた。
    • 「ERS-210」同様どうようオプションの無線むせんLANカードと「AIBO Navigator 2」を用もちいることで遠隔えんかく操作そうさが可能かのう。
    • 全高ぜんこう29.6 cm、重量じゅうりょう1.5 kg、連続れんぞく動作どうさ時間じかん1.5時じ間あいだ、自由じゆう度ど（駆動くどう部ぶ）16、価格かかく18万まん円えん（税ぜい抜）
  • ERS-31L[45]
    • ERS-310系けいの廉価れんか版ばんバリエーション。モチーフはパグ犬けん。
    • 2002年ねん5月がつ25日にち発売はつばい。価格かかくは3万まん円えん下さげられ、6万まん9千せん円えん（税別ぜいべつ）。
    • 別売べつうりのソフトウェアAIBO-wareは「AIBOチャッティライフ」「ハローAIBO!チャッティ」、「元気げんきなAIBO～AIBOフレンドスペシャル～」の3種しゅが用意よういされた。
  • ERS-311B/312B ERS-311B/X[46]
    • ERS-310系けいをベースにBluetooth通信つうしん機能きのうを搭載とうさいし、｢AIBOハンディビューワー」でコミュニケーション可能かのう。
    • 2002年ねん5月がつ25日にち発売はつばい。アイボリー（311B）とグレー（312B）に加くわえ、311Bの外装がいそうをスエード調しらべにした311B/Xをラインナップ。価格かかくは9万まん8千せん円えん（税別ぜいべつ）、311B/Xのみ10万まん8千せん円えん（税別ぜいべつ）。
  • ERS-210A/220A[46]
    • 「ERS-210/220」の改良かいりょう型がた。内蔵ないぞうCPUの処理しょり速度そくど向上こうじょうなどがメインで、外見がいけん上じょうは見分みわけがつけにくい。本体ほんたい下部かぶに「Super Core」のロゴステッカーが貼はり付づけられている。
    • 2002年ねん5月がつ25日にち発売はつばい。価格かかくはERS-210Aが15万まん円えん（税別ぜいべつ）、ERS-220Aが18万まん円えん（税別ぜいべつ）。
 
AIBO ERS-7
  • ERS-7
    • 初代しょだいに丸まるみを持もたせたようなデザインを持もつ。AIBOシリーズの集大成しゅうたいせいと位置いちづけられている。
  • ERS-7M2
    • 「ERS-7」の改良かいりょう型がた。
  • ERS-7M3[47]
    • 「ERS-7M2」の改良かいりょう型がた。ブログを書かく事ことが可能かのう。飼かい主ぬしによる遠隔えんかく操作そうさも容易よういにできる。
    • 2006年ねん3月がつ末まつにAIBO本体ほんたいの生産せいさん、販売はんばいが終了しゅうりょうしたため、事実じじつ上じょう最終さいしゅうモデルとなった。
 
AIBO ERS-1000
  • ERS-1000
    • 2017年ねん11月1日にち発表はっぴょう。2018年ねん1月がつ11日にち発売はつばい。ロゴは小文字こもじの「aibo」に変更へんこうされた。突起とっき部ぶを除のぞく大おおきさは立たち姿勢しせいで、幅はばが約やく180 mm, 高たかさ293 mm, 奥行おくゆき305 mm, 重量じゅうりょうは約やく 2.2 kg[48]。

登場とうじょう作品さくひん

編集へんしゅう
  • ターミネーター3
    • 劇げき中ちゅうのエリザベス、ビルの姉あね弟おとうと宅たくのパーティーシーンでAIBOが登場とうじょうする。

テレビアニメ

編集へんしゅう

『ピロッポ』

2001年ねん10月11日にちから2002年ねん3月21日にちまで木曜日もくようび22:54 - 23:00にフジテレビ系けいで放送ほうそうされた、「ERS-300」のラッテとマカロンをキャラクター化かしたテレビアニメーション。全ぜん49話わ。アニメは「ERS-300」と信号しんごう音おんで連動れんどうしている。
キャスト
スタッフ
  • 監督かんとく・脚本きゃくほん・キャラクター原案げんあん - 石井いしい克人かつと
  • アニメーション演出えんしゅつ - 千葉ちばゆみ、柿田かきた英樹ひでき、葦あし野の好春よしはる、さくましげこ、西野にしの理恵りえ、鈴木すずき卓夫たくお
  • アニメーション制作せいさく - STUDIO 4℃
  • アニメーションプロデューサー - 吉田よしだ昌あきら央ひさし
  • 脚本きゃくほん - 石井いしい克人かつと、藤村ふじむら由美子ゆみこ
  • アニメーションキャラクター - 梶谷かじたに睦子むつこ
  • 音楽おんがく - 櫻井さくらい映子えいこ、緑川みどりかわ徹とおる
主題歌しゅだいか
『トミーフェブラッテ、マカロン』Tommy february6
サブタイトル
  1. なんてことない一いち日にち
  2. ネガイ
  3. 宇宙うちゅう人じんがやってきたよ
  4. つよいエネルギー
  5. のほ
  6. 泣なく人ひと
  7. ダルイ日び
  8. おうちでマタリとすること
  9. あさとよるのはなし
  10. アイボノ
  11. 風ふうに吹ふかれ
  12. デンジイ
  13. ヒトリゴト
  14. ビッキーのなやみ
  15. 雨あめの日ひ
  16. コキコキ
  17. ヒミツ
  18. ハカセの発明はつめい
  19. 口くちゲンカ
  20. チコリ星ほしまで
  21. ヒナタボコ
  22. クリカエスモノ
  23. バイバイ

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ エンタテインメントロボット“aibo”（アイボ）を発売はつばい SONYニュースリリース（2017年ねん11月1日にち）2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん。
  2. ^ AIBO110台だい、安やすらかに…解体かいたい前まえに「葬式そうしき」『朝日新聞あさひしんぶん』2017年ねん4月がつ27日にち（2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん）。
  3. ^ ソニー １２年ねんぶり犬いぬ型がたロボット「ａｉｂｏ」発売はつばいへ
  4. ^ 「aibo ワン・ソニー体現たいげん／社長しゃちょう肝煎きもいり 復活ふっかつの象徴しょうちょうに／混成こんせい部隊ぶたいが技わざ結集けっしゅう ソフト追加ついかで長ながく稼かせぐ」『日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん』2018年ねん1月がつ10日とおか（1面めん）2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん。
  5. ^ a b c d “未来みらい設計せっけい会議かいぎシリーズ4 創つくられるパートナー〜あなた+ロボット=幸しあわせ?” (PDF). 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん 科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう機構きこう (2016年ねん1月がつ7日にち). 2023年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
  6. ^ "エンタテインメント・ロボット用ようアーキテクチャー『OPEN-R』を開発かいはつ" (Press release). Sony JAPAN. 10 June 1998. 2023年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
  7. ^ a b “「時代遅じだいおくれという批判ひはんの中なかでAIBOは生うまれた」 AIBOの開発かいはつ責任せきにん者しゃ、土井どい利忠としただの述懐じゅっかい（その1）”. 日経にっけいビジネス (2016年ねん6月がつ13日にち). 2023年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “ソニー、ペットロボットを製品せいひん化か。インターネットで限定げんてい販売はんばい”. PC Watch (1999年ねん5月がつ11日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  9. ^ 2000年ねん3月がつ発売はつばいのPlayStation 2でもSCE公式こうしきサイトで先行せんこう予約よやくする形態けいたいが採とられた。
  10. ^ “Sonyだからスゴいんじゃない。「最先端さいせんたんかどうか」問とい続つづける姿勢しせいがスゴいのだ。安曇あずみ野のに根付ねつくソニー・スピリッツ”. 信越放送しんえつほうそうYES! ものづくり　サイプラススペシャル (2008年ねん10月がつ8日にち). 2015年ねん11月14日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “ペットロボット“AIBO”予よ約やく受付うけつけ開始かいし、すぐに完売かんばい”. PC Watch (1999年ねん6月がつ1日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “ソニー「AIBO」の歴史れきしに幕まく--7年間ねんかんに全ぜん世界せかいで15万まん台だい”. CNET Japan (2009年ねん1月がつ27日にち). 2023年ねん7月がつ30日にち閲覧えつらん。
  13. ^ ソニー、ロボット撤退てったいの舞台裏ぶたいうら
  14. ^ “ソニー、AIBO、QRIO、QUALIA撤退てったい ～VAIOなど好調こうちょうで決算けっさんは増収ぞうしゅう増益ぞうえき”. PC Watch (2006年ねん1月がつ27日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “ロボカップ ジャパンオープン2006開催かいさい ～世界せかい大会たいかいに向むけて各かくチームがキックオフ”. PC Watch (2006年ねん5月がつ11日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  16. ^ New AIBO in the Works, Could be PS3-Compatible, GIZMODO, (2008-07-07), http://gizmodo.com/286812/new-aibo-in-the-works-could-be-ps3-compatible 2017年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  17. ^ Sony Working On New AIBO Possibly, Tech Crunch Japan, (2007-08-07), http://techcrunch.com/2007/08/07/sony-working-on-new-aibo-possibly/ 2011年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  18. ^ a b 女性じょせい自身じしん. “「アイボ」修理しゅうりサポート終了しゅうりょうで“病気びょうき”困こまった飼かい主ぬしたちは Yahoo!ニュース”. 2015年ねん2月がつ9日にち閲覧えつらん。
  19. ^ A・FUN 株式会社かぶしきがいしゃア・ファン 〜匠たくみ工房こうぼう〜. “修理しゅうり事例じれい Repair Case”. 2015年ねん2月がつ9日にち閲覧えつらん。
  20. ^ a b 【チェック】別わかれたくない 私わたしのアイボ／ソニーに「修理しゅうり続つづけて」『毎日新聞まいにちしんぶん』夕刊ゆうかん2018年ねん8月がつ1日にち（1面めん）2018年ねん12月8日にち閲覧えつらん
  21. ^ 【くらし物語ものがたり】人形にんぎょう・ロボット・携帯けいたいまでお焚たき上あげ＊消費しょうひ社会しゃかいに罪悪ざいあく感かん もの供養くようで償つぐない『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』朝刊ちょうかん2018年ねん7月がつ7日にち・日経にっけいプラス1（別刷べつづり11面めん）。
  22. ^ AFPBB News. “イヌ型がたロボットAIBOの「合同ごうどう葬儀そうぎ」 千葉ちば”. 2015年ねん3月がつ17日にち閲覧えつらん。
  23. ^ ｢愛犬あいけんしのび供養くよう アイボ71台だい、集団しゅうだん葬そう｣(『千葉ちば日報にっぽう』2015年ねん11月がつ20日はつか11面めん)
  24. ^ AIBO110台だい、安やすらかに…解体かいたい前まえに「葬式そうしき」『朝日新聞あさひしんぶん』2017年ねん4月がつ27日にち（2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん）。
  25. ^ ソニー、ロボット再さい参入さんにゅうへ　平井ひらい社長しゃちょうが意欲いよく, 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん, (2016-06-29), https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29H1Z_Z20C16A6EAF000/ 2017年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  26. ^ 銀座ぎんざソニービル建たて替かえのカウントダウンイベント「It’s a Sony展てん」が懐なつかしすぎて胸むねが苦くるしくなった, Gigazine, (2017-01-18), http://gigazine.net/news/20170118-its-a-sony-ginza-sonybuilding/ 2017年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  27. ^ ロボカップ2017名古屋なごや世界せかい大会たいかいに出展しゅってん AI×ロボティクスの広ひろがりに向むけて
  28. ^ ソニー、渋谷しぶやでAI × ロボティクス展てん開催かいさい。AIBO、QRIOなど展示てんじ、KOOVはワークショップも
  29. ^ ソニー、人工じんこう知能ちのうを搭載とうさいしたAibo復活ふっかつへ――Amazon Echo風ふうAIロボット犬けんになる？, Tech Crunch Japan, (2017-10-10), http://jp.techcrunch.com/2017/10/10/httpstechcrunch-com20171009sony-aibo-is-reportedly-returning-with-amazon-echo-like-features/ 2011年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  30. ^ Sony jumps back into robotics after 12-year hiatus, Nikkei Asian review, (2017-10-08), https://asia.nikkei.com/Business/Companies/Sony-jumps-back-into-robotics-after-12-year-hiatus?page=1 2011年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  31. ^ ソニー、新型しんがたAIBO　1月発売はつばい　犬いぬ型がたロボに再さい挑戦ちょうせん, 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん, (2017-11-01), https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22972230R01C17A1MM0000/ 2017年ねん11月1日にち閲覧えつらん。 
  32. ^ エンタテインメントロボット“aibo”（アイボ）を発売はつばい - ソニーニュースリリース 2017年ねん11月1日にち
  33. ^ WWFジャパンの生物せいぶつ多様たよう性せい保全ほぜん活動かつどうへの寄付きふを目的もくてきとしたチャリティオークションを実施じっし
  34. ^ アイボの海外かいがい展開てんかいに意欲いよく CESでソニー平井ひらい社長しゃちょう『産経新聞さんけいしんぶん』2018年ねん1月がつ10日とおか（2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん）。
  35. ^ 企業きぎょうも「aibo」、ソニーマーケが法人ほうじんプラン 日本経済新聞にほんけいざいしんぶんニュースサイト（2018年ねん11月20日にち）2019年ねん3月がつ31日にち閲覧えつらん。
  36. ^ 「aibo 広ひろがる経済けいざい圏けん／生誕せいたん1年ねん、2万まん戸こ以上いじょうの家庭かていに／外部がいぶと機能きのう・サービス開発かいはつ」『日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん』2019年ねん2月がつ19日にち（エレクトロニクス面めん）。
  37. ^ 仮面かめんライダーゼロワン：aibo登場とうじょう 人工じんこう知能ちのう搭載とうさい犬いぬ型がたロボット・さうざーに 「ゼロワン」の世界せかいを大おおきく動うごかす… まんたんWEB（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ） 2020年ねん7月がつ5日にち
  38. ^ 写真しゃしんで見みる新型しんがた「アイボ」--歴代れきだいモデルも振ふり返かえる - CNET Japan
  39. ^ a b ソニー､｢アイボ｣で始はじまる完全かんぜん復活ふっかつへの挑戦ちょうせん | IT･電機でんき･半導体はんどうたい･部品ぶひん - 東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ
  40. ^ 「aibo ワン・ソニー体現たいげん／社長しゃちょう肝煎きもいり 復活ふっかつの象徴しょうちょうに／混成こんせい部隊ぶたいが技わざ結集けっしゅう ソフト追加ついかで長ながく稼かせぐ」 付属ふぞくの解説かいせつ付つき写真しゃしん、『日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん』2018年ねん1月がつ10日とおか（1面めん）2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん。
  41. ^ “ソニー、2月がつ15日にちからAIBOの受注じゅちゅう販売はんばい開始かいし 台数だいすう制限せいげんなく、受注じゅちゅう分ぶんはすべて生産せいさん”. PC Watch (2000年ねん1月がつ25日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  42. ^ "多彩たさいな表現ひょうげん力りょくにより、人ひととのより密接みっせつなコミュニケーションを実現じつげんした自律じりつ型がたエンターテインメントロボット"AIBO（アイボ）"発売はつばい 2nd GENERATION(第だい2世代せだい)　『ERS-210』 インターネット、電話でんわに加くわえ、店頭てんとうでの注文ちゅうもん受付うけつけを開始かいし" (Press release). Sony Japan. 12 October 2000. 2023年ねん7月がつ13日にち閲覧えつらん。
  43. ^ “今度こんどのAIBOはまるまるしてる！性格せいかくも2種類しゅるい，肉にく球だまつき”. ITmedia NEWS (2001年ねん9月がつ5日にち). 2023年ねん7月がつ13日にち閲覧えつらん。
  44. ^ “ソニー、“AIBO”の新しんモデルを発表はっぴょう――デザインはマクロス・河かわ森もり氏し!”. ASCII.デジタル (2001年ねん11月8日にち). 2017年ねん11月7日にち閲覧えつらん。
  45. ^ “ソニー、パグ犬けんをモチーフにした69,000円えんの新しんAIBO”. PC Watch (2002年ねん5月がつ16日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  46. ^ a b “ソニー、を搭載とうさいし、文字もじで会話かいわができる新型しんがたAIBO ～スエードタッチモデルやクロック周波数しゅうはすうが2倍ばいの新しんモデルも”. PC Watch (2002年ねん5月がつ16日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  47. ^ “ソニー、RSS配信はいしん対応たいおうの会話かいわ機能きのうを搭載とうさいした新しんAIBO”. PC Watch (2005年ねん9月がつ29日にち). 2012年ねん9月がつ1日にち閲覧えつらん。
  48. ^ ERS-1000 主おもな仕様しよう（2018年ねん4月がつ29日にち閲覧えつらん）。

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう
  • 愛玩あいがん動物どうぶつ
  • 安曇あずみ野市のいち - 市内しないの工場こうじょうでAIBOが開発かいはつされたため、長年ながねん市役所しやくしょ豊科とよしな支所ししょのロビーで来き庁ちょう者しゃを出迎でむかえていたが、修理しゅうり用よう部品ぶひん枯渇こかつを理由りゆうにソニーから返却へんきゃくを求もとめられたため、2014年ねん3月がつ31日にちをもって引退いんたいしている[1]。
  • VAIO - AIBOと同どう時期じきに同おなじ工場こうじょう（ソニーイーエムシーエス長野ながのテック）で生産せいさんされていた。AIBOの生産せいさん終了しゅうりょう後ご、工場こうじょうはVAIO本社ほんしゃとして独立どくりつ。
  • Palmi - 富士ふじソフトが開発かいはつ、VAIOが生産せいさん、DMM.comが販売はんばいしているエンタテインメントロボット[2]。
  • Nao - ロボカップ四よん足そくロボットリーグ終了しゅうりょうに伴ともない採用さいようされた、フランス Aldebaran Robotics社しゃ二に足そく歩行ほこうロボット。
  • 仮面かめんライダーゼロワン - ERS-111が“旧型きゅうがたさうざー”役やく、ERS-1000が人工じんこう知能ちのう搭載とうさいの犬いぬ型がたロボット“さうざー”役やくで出演しゅつえん[3]。

外部がいぶリンク

編集へんしゅう
 
ウィキメディア・コモンズには、Aiboに関連かんれんするメディアがあります。
フジテレビ 木曜日もくようび22:54 - 23:00枠わく
前ぜん番組ばんぐみ 番組ばんぐみ名めい 次じ番組ばんぐみ
100秒びょうの奇蹟きせき
※火曜かよう21:54へ移動いどう
ピロッポ
（2001.10 - 2002.3）
  1. ^ AIBOとお別わかれ　豊科とよしな支所ししょの展示てんじ　31日にちまで（市民しみんタイムス2014年ねん3月がつ27日にち）
  2. ^ “「VAIOの里さと」は「ロボットの里さと」にも、VAIO新しん社長しゃちょうが新しん領域りょういきを目指めざすす” (2015年ねん8月がつ19日にち). 2015年ねん11月14日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “aiboが「仮面かめんライダーゼロワン」出演しゅつえん、犬いぬ型がたロボット“さうざー”に”. 映画えいがナタリー (2020年ねん7月がつ5日にち). 2020年ねん7月がつ5日にち閲覧えつらん。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Aibo&oldid=101787229」から取得しゅとく