(Translated by https://www.hiragana.jp/)
V-22 (航空機) - Wikipedia

V-22 (航空機こうくうき)

アメリカの垂直すいちょく離着陸りちゃくりく機能きのうゆうする航空機こうくうき
JVXから転送てんそう

V-22 オスプレイ

「キアサージ」から発艦した海兵隊所属のMV-22

キアサージ」からはつかんした海兵かいへいたい所属しょぞくのMV-22

V-22は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくベル・ヘリコプターしゃボーイング・バートルげんボーイング・ロータークラフト・システムズしゃ共同きょうどう開発かいはつした航空機こうくうき垂直すいちょく離着陸りちゃくりく)である。愛称あいしょうオスプレイえい: Osprey[ちゅう 1][ちゅう 2][2][3])。タカ猛禽もうきんるい一種いっしゅである「ミサゴ」を意味いみする[4]ティルトローターであり、ヘリコプター同様どうよう垂直すいちょく離着陸りちゃくりく能力のうりょくちながら、それを上回うわまわたか航続こうぞくせい速度そくど能力のうりょくゆうする。

概要がいよう

編集へんしゅう

回転かいてんつばさじく角度かくど変更へんこうするティルトローター方式ほうしき採用さいようすることで、飛行ひこうちゅうでも固定こていつばさヘリコプター特性とくせい可能かのう垂直すいちょく離着陸りちゃくりくである。従来じゅうらい方式ほうしきのヘリコプターにくらべ、高速こうそくかつ航続こうぞく距離きょりまさ特性とくせいがある[5]FAA(Federal Aviation Administration, アメリカ連邦れんぽう航空局こうくうきょくにおいては、パワード・リフト分類ぶんるいされている[6]

1980年代ねんだい初頭しょとうより開発かいはつ開始かいしされ、技術ぎじゅつてき困難こんなん冷戦れいせん終結しゅうけつともな予算よさん削減さくげんなどで開発かいはつ量産りょうさんおよび配備はいび計画けいかく当初とうしょ予定よていより大幅おおはば遅延ちえんしたものの、2000年代ねんだいよりアメリカ海兵かいへいたいはじめとして海軍かいぐん空軍くうぐんへも配備はいびはじまっており、2013ねんからはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょう随行ずいこう要員よういん搭乗とうじょうとしても運用うんようされている。

アメリカ海兵かいへいたいにおいては、中型ちゅうがた輸送ゆそうとして、CH-46後継こうけい機材きざいとして導入どうにゅうされた。その能力のうりょくは、速度そくどやく2ばい航続こうぞく距離きょりやく5.6ばい行動こうどう半径はんけい4ばい輸送ゆそう兵員へいいんすう2ばい飛行ひこう高度こうどやく3.5ばい物資ぶっし積載せきさいりょうやく3ばいとなっている[4][7][ちゅう 3]

アメリカぐん以外いがいでは、陸上りくじょう自衛隊じえいたいが2020ねんより部隊ぶたい配備はいび開始かいししているほか[9]、またインドネシアへの売却ばいきゃく報道ほうどうている[10]

性能せいのう類似るいじとの比較ひかく
UH-1Y UH-60M MV-22B[ちゅう 4] CH-47F CH-53E
画像がぞう          
全長ぜんちょう[ちゅう 5] 17.78 m 19.76 m 17.5 m 30.1 m 30.2 m
全幅ぜんぷく[ちゅう 5] 14.88 m 16.36 m 25.54 m 18.3 m 24.1 m
ぜんこう 4.5 m 5.13 m 6.73 m 5.7 m 8.46 m
空虚くうきょ重量じゅうりょう 5,370 kg 4,819 kg 15,032 kg 10,185 kg 15,071 kg
積載せきさいりょう 3,020 kg 5,220 kg 9,070 kg 10,886 kg 13,610 kg
最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう 8,390 kg 10,660 kg 27,400 kg 22,680 kg 33,300 kg
乗員じょういんすう
  • 乗員じょういん2 - 4めい
  • 乗客じょうきゃく6 - 10めい
  • 乗員じょういん2 - 4めい
  • 乗客じょうきゃく11めい
  • 乗員じょういん4めい
  • 乗客じょうきゃく24 - 32めい
  • 乗員じょういん3めい
  • 乗客じょうきゃく33 – 55めい
  • 乗員じょういん5めい
  • 乗客じょうきゃく37 - 55めい
動力どうりょく T700-GE-401C×2 T700-GE-701D×2 T406/AE 1107C×2 T55-GA-714A×2 T64-GE-416/416A×3
出力しゅつりょく 1,828 shp (1,360 kW)×2 2,000 hp (1,500 kW)×2 6,150 hp (4,590 kW)×2 4,733 hp (3,529 kW)×2 4,380 shp (3,270 kW)×3
最大さいだい速度そくど 304 km/h 295 km/h 565 km/h 315 km/h 315 km/h
巡航じゅんこう速度そくど 293 km/h 278 km/h 446 km/h 240 km/h 278 km/h
航続こうぞく距離きょり 648 km 2,200 km 3,590 km 2,252 km 1,833 km

開発かいはつ

編集へんしゅう

ヘリコプターは、垂直すいちょく離着陸りちゃくりくホバリング空中くうちゅう停止ていし)・ちょう低空ていくうでの地形ちけい追従ついしょう飛行ひこうができるが、速度そくどおそ航続こうぞく距離きょりみじか欠点けってんがある。たいして通常つうじょう固定こていつばさは、高速こうそく移動いどう航続こうぞく距離きょりめんではすぐれているものの、離着陸りちゃくりくのために2,000-3,000m以上いじょう滑走かっそう必須ひっすうえ垂直すいちょく離着陸りちゃくりくもホバリングもちょう低空ていくうでの地形ちけい追従ついしょう飛行ひこうもできなかった。

もしヘリコプターの利点りてんである垂直すいちょく離着陸りちゃくりく・ホバリング・ちょう低空ていくうでの地形ちけい追従ついしょう飛行ひこうをこなしつつ、通常つうじょう固定こていつばさのように高速こうそく移動いどうかつなが航続こうぞく距離きょり可能かのうならば、戦略せんりゃくじょう非常ひじょう有用ゆうようなことであるため、アメリカぐんだい世界せかい大戦たいせん直後ちょくごから両者りょうしゃ利点りてんあわ航空機こうくうきもと研究けんきゅう開始かいしした。

XV-3 開発かいはつ計画けいかく

編集へんしゅう
 
XV-3

V-22の2だいまえにあたる実験じっけん"XV-3"は、アメリカ陸軍りくぐん空軍くうぐん共同きょうどうすすめていた「転換てんかんしき航空機こうくうき計画けいかく」にべいベルしゃくわわって開発かいはつされた。ベルしゃでは1940年代ねんだいからティルトローター方式ほうしき航空機こうくうき研究けんきゅうしており、この成果せいかが3つの設計せっけいあんとなって提示ていじされ、このうちの1あん採用さいようされて開発かいはつすすめられた。

1955ねん8がつ11にちにXV-3ははじめてホバリングをおこない、1956ねん7がつ11にちにプロップ・ローターかたむけての飛行ひこう成功せいこうした。XV-3のエンジンは、胴体どうたいなか搭載とうさいされており、ドライブシャフトをかいしてプロップ・ローターを駆動くどうするようになっていた[11]。XV-3はけい250かい以上いじょう合計ごうけい125あいだ飛行ひこうおこない、最大さいだい高度こうど3,570m、最大さいだい水平すいへい飛行ひこう速度そくど115kt記録きろくした。ほん操縦そうじゅうせいわるく、固定こていつばさモードでの機動きどうおこなうとプロップローターがはげしいフラッピングこすなど、ただちに実用じつようできる状況じょうきょうではなかった[12]

XV-15 開発かいはつ計画けいかく

編集へんしゅう
 
XV-15

XV-3での研究けんきゅう結局けっきょく実機じっき生産せいさんへとむすびつかなかったが、1971ねんアメリカ陸軍りくぐんNASA共同きょうどうで「垂直すいちょくおよび短距離たんきょり離着陸りちゃくりく研究けんきゅう」によってティルトローター研究けんきゅう開始かいしし、べいベルしゃではティルトローターしきの"Model 300"開発かいはつあん提示ていじして採用さいようされ、1973ねん4がつにはそれに若干じゃっかん改良かいりょうくわえた"Model 301"が「ティルトローター研究けんきゅう」(TRRA)という名称めいしょうとなって"XV-15"の製造せいぞう計画けいかく決定けっていされた。

XV-15は、1977ねん5がつ3にちはじめてホバリングに成功せいこうし、1979ねん5がつ5にちにはエンジンとローターを前方ぜんぽうに5だけかたむけての飛行ひこう成功せいこうした。1979ねん7がつ24にちには完全かんぜん前方ぜんぽう水平すいへい方向ほうこうかたむけての飛行ひこう成功せいこうした[12][ちゅう 6]

JVX 開発かいはつ計画けいかく

編集へんしゅう
 
1980年代ねんだいえがかれたコンセプト

1981ねん12月にアレクサンダー・ヘイグ国務こくむ長官ちょうかんから、国防総省こくぼうそうしょうが4ぐん陸海空りくかいくう海兵かいへいたい)が使用しようする航空機こうくうき開発かいはつすると発表はっぴょうされ[ちゅう 7]、1982ねん12月には、先進せんしん垂直すいちょく離着陸りちゃくりく可能かのう航空機こうくうきとする統合とうごうぐん運用うんよう要求ようきゅう(JSOR)として提示ていじされた。これにもとづいて4ぐん共同きょうどうの「統合とうごう垂直すいちょく離着陸りちゃくりく研究けんきゅう」(JVX, Joint-service Vertical take-off/landing eXperimental)という名称めいしょう計画けいかく新型しんがた開発かいはつはじめられた[12]。JVXはヘリコプターの特性とくせい固定こていつばさ性能せいのうわせる航空機こうくうき開発かいはつ計画けいかくであり、ティルトローターである必要ひつようはなかったが、当時とうじはティルトローター以外いがい選択肢せんたくし現実げんじつてきではかった。当初とうしょ陸軍りくぐん中心ちゅうしんとした計画けいかくであったが、のちに4ぐん要求ようきゅう統合とうごう海軍かいぐん主導しゅどうすすめることとなった。

1982ねん12月に初期しょき設計せっけいのための提案ていあん要求ようきゅう(RFP)が提示ていじされ、アエロスパシアルベルボーイング・バートルグラマンロッキードウエストランド関心かんしんしめした。ティルトローターの実験じっけん以前いぜんにも開発かいはつしていたベルと、CH-47などの大型おおがたヘリを開発かいはつしていたボーイング・バートルがパートナーシップをむすび、1983ねん2がつ23にち、ベルXV-15をベースとする設計せっけいあん海軍かいぐん提出ていしゅつした[14]。ベル・ボーイング以外いがい設計せっけいあん提出ていしゅつする企業きぎょうはなく、1983ねん4がつ25にち海軍かいぐんは、ベル・ボーイングとJVXの設計せっけいなどにかんする契約けいやく締結ていけつすることを発表はっぴょうした[15]

1985ねん1がつにはJVXで開発かいはつする機体きたい名称めいしょうが"V-22 Osprey"(オスプレイ)と正式せいしき決定けっていされ、べい海兵かいへいたいけをMV-22、べい空軍くうぐんけをCV-22とした[16]航空こうくう母艦ぼかん(CV)との重複じゅうふくけたため、本来ほんらい用途ようととは名称めいしょう反対はんたいとなっている。

開発かいはつおく

編集へんしゅう

1986ねん5がつ2にちにはぜん規模きぼ開発かいはつ(FSD)がみとめられ、6のMV-22試作しさく製造せいぞうされることとなった。開発かいはつ電子でんし機器きき胴体どうたい部分ぶぶんボーイング・バートルが、ナセル駆動くどうけいふく主翼しゅよく部分ぶぶん尾翼びよく部分ぶぶんをベルが担当たんとうした。1・3・6号機ごうき[ちゅう 8] がベル、2・4・5号機ごうきがボーイング・バートルでてられることとなった。

はつ飛行ひこうは1989ねん3がつ19にちであった。当初とうしょは1988ねんはつ飛行ひこうおこない、1991ねんごろ量産りょうさんがた引渡ひきわたしが予定よていされていたが、SDI計画けいかく先進せんしん戦術せんじゅつ戦闘せんとう計画けいかくF-22)などにくら優先ゆうせんひくく、予算よさん削減さくげんおこなわれた影響えいきょう計画けいかくおくれた。

1989ねん12月には、国防こくぼう長官ちょうかんであったディック・チェイニー予算よさん削減さくげん一環いっかんとして開発かいはつ中止ちゅうし発表はっぴょうするが、その審査しんさ結果けっか計画けいかく続行ぞっこうされることとなった。そのなん計画けいかく中断ちゅうだん予定よていされたが結局けっきょく中止ちゅうしとなることはなかった。

量産りょうさん決定けってい

編集へんしゅう

試作しさく段階だんかいでは2かい重大じゅうだい航空こうくう事故じこもあったが、技術ぎじゅつてき問題もんだいはほとんど解決かいけつされたとの結論けつろんいたっており[17]、V-22は1994ねん量産りょうさんみとめられた。軽量けいりょう製造せいぞう効率こうりつなどの製造せいぞう費用ひよう削減さくげんふくさい設計せっけいおこなわれ、1995ねん量産りょうさん試作しさく(EMD)が4製造せいぞうされた。最初さいしょの7号機ごうきはつ飛行ひこうは1997ねん2がつ5にちおこなわれた。

1997ねん4がつには低率ていりつ初期しょき生産せいさん(LRIP)が承認しょうにんされ、まず5生産せいさん決定けっていし、2000年度ねんどまでにさらに25生産せいさんみとめられた。1999ねん4がつには量産りょうさん初号しょごうはつ飛行ひこうし、2000ねんまでには艦上かんじょう運用うんよう試験しけんなどが実施じっしされ、空軍くうぐん仕様しようのCV-22BもEMD7号機ごうきと9号機ごうき改修かいしゅうして試作しさく試験しけん開始かいしされた。

回転かいてんつばさとエンジン

編集へんしゅう
つばさはしのエンジンとプロップローター
夜間やかん作戦さくせんちゅう給油きゅうゆしているV-22

おおきな3まいの「プロップローター」(Prop-roter)とばれる回転かいてんつばさがエンジンととも固定こてい主翼しゅよくりょうはしそなわっている。このプロップローターを駆動くどうするターボシャフトエンジンは、減速げんそくギアやなどとともエンジンナセルうちおさめられ、固定こていつばさりょうはしけられている。このポッドじょうのエンジンナセルとプロップローターは一体いったいとなって、固定こていつばさないはし転換てんかんアクチュエーターの油圧ゆあつ機構きこうによって前方ぜんぽうから上方かみがたきを変更へんこうできる[18]。この全体ぜんたいが「ティルトローター・システム」とばれる。左右さゆう転換てんかんアクチュエーターは、左右さゆうども角度かくど同調どうちょうするようになっている。転換てんかんアクチュエーターによる角度かくど変更へんこう毎秒まいびょう8うごくため、90変更へんこうには11びょう程度ていどかかる[ちゅう 9]

左右さゆうのエンジン(ロールス・ロイスT406)はへんはつ停止ていしとなってもすぐには機体きたい墜落ついらくしないように、左右さゆう駆動くどう出力しゅつりょくじく固定こてい主翼しゅよく内部ないぶのクロスシャフトで連結れんけつされており、左右さゆうのプロップローターを駆動くどうさせることができる。1だけでの飛行ひこうには、エンジンの最大さいだいていかく出力しゅつりょく4,586kWであるところを、短時間たんじかんながら緊急きんきゅう最大さいだい出力しゅつりょく5,093kWをることができる[19]。エンジン吸気きゅうきこうにはEAPS(エンジン空気くうき/粒子りゅうしセパレータ)が、排気はいきこうにはIRサプレッサー(赤外線せきがいせん排出はいしゅつ抑制よくせい装置そうち)がそなわっている。

直径ちょっけい11.61mのプロップローターの3まいブレードは、ブレードちょうが4.90m、つばさつるちょうで87.1cm、先端せんたんで66.9cm[ちゅう 10]であり、42ひねげがいている。この回転かいてんつばさながいために、地上ちじょう降着こうちゃくした状態じょうたいでローターを前方ぜんぽうけて回転かいてんさせるとブレード先端せんたん地面じめん接触せっしょくしてしまうので、保守ほしゅ点検てんけんのような特定とくてい状態じょうたいのぞけば地上ちじょう固定こていつばさモードの角度かくどまでティルトすることはけ、やく45固定こていする。プロップローターはピッチ可変かへんしきハブつ。

プロップローターは左右さゆうたがいにぎゃく回転かいてんするため、カウンタートルクしあうようになっている。地上ちじょうちゅう輸送ゆそうでの占有せんゆうスペースをちいさくするために、ローターのハブがてい位置いちまり、ブレードが自動じどうたためるようになっている。同様どうよう機能きのうほかヘリコプターことなり、左右さゆうの3まいのブレードのうちかく2まいのブレードはハブよりすこはなれた位置いちがるたた機構きこうっているが、のこかく1まいのブレードはたた機構きこうっていない。つまり、たた可能かのうな2まいのブレードは、たた不可ふかな1まい沿うようたたまれる。

  • 回転かいてん円盤えんばん面積めんせき片側かたがわ):105.36m2[12]

固定こていつばさ

編集へんしゅう
 
固定こていつばさモードで飛行ひこうするV-22

固定こていつばさでの主翼しゅよく相当そうとうするこうつばさ配置はいち固定こてい主翼しゅよくはわずかな上反かみたんかくといくぶん前進ぜんしんつばさであるてんのぞけば単純たんじゅん矩形くけいつばさであり、地上ちじょうちゅう占有せんゆうスペースをちいさくするために、中央ちゅうおう中心ちゅうしんみぎ方向ほうこうへ90回転かいてんするようになっている。ブレードを内側うちがわたたみ、ナセルも水平すいへいたおした状態じょうたいみぎに90回転かいてんするため、ローター半径はんけいなどをそのままくわえた通常つうじょうはば25.78m[ちゅう 11]ながさ17.48m、たかさ6.73mから、はば5.77m、ながさ19.20m、たかさ5.56mにまでちいさくできる[22]

主翼しゅよくはしには内外ないがいに2分割ぶんかつされたひろフラッペロンいており、固定こていつばさモードでの操縦そうじゅうつばさめんとして機能きのうすると同時どうじに、ヘリコプター・モードでは垂直すいちょく下方かほうおおきくがることで、固定こていつばさの(回転かいてんつばさのダウンウオッシュをさえぎる)面積めんせきげんじるようになっている。固定こてい主翼しゅよく内部ないぶには片側かたがわに4かれた燃料ねんりょうタンクがおさめられており、そこにクロスシャフトやTGABようのリンク、それに配管はいかんるいはしっている。

尾翼びよくはテールブームのさきに1まい水平すいへい尾翼びよくとその左右さゆうに2まい垂直すいちょく尾翼びよくがHがたけられており、それぞれには水平すいへい安定あんていばん垂直すいちょく安定あんていばん後端こうたんどうつばさとして昇降しょうこうかじ方向ほうこうかじ取付とりつけられている。

  • 主翼しゅよく面積めんせき(フラッペロン、中央ちゅうおうつばさ部分ぶぶんふく左右さゆう合計ごうけい):35.49m2
  • フラッペロン面積めんせき左右さゆう合計ごうけい):8.25m2
  • 垂直すいちょく安定あんていばん面積めんせき左右さゆう合計ごうけい):21.63m2
  • ラダー面積めんせき左右さゆう合計ごうけい):3.27m2
  • 水平すいへい安定あんていばん面積めんせき合計ごうけい):8.22m2
  • エレベーター面積めんせき合計ごうけい):4.79m2[12]

燃料ねんりょうタンク

編集へんしゅう

固有こゆう燃料ねんりょうタンクは、主翼しゅよくない左右さゆうかく4降着こうちゃく装置そうちのあるスポンソン前部ぜんぶ左右さゆうかく1個いっこけい10のタンクがある。さらに、主翼しゅよくない一番いちばん外側そとがわにフィード・タンクとばれるエンジンに燃料ねんりょうおくるためのタンクがあり、これをくわえるとそう容量ようりょうは6,513リットルになる[ちゅう 12][ちゅう 13]。これらは自己じこぼう対策たいさくほどこされており、12.7mmのてっかぶとだん貫通かんつうまでは燃料ねんりょうれをこさない[24]

また、キャビンうち任意にんい補助ほじょタンク(MAT)を搭載とうさいすることで搭載とうさい燃料ねんりょうやすことができる。空中くうちゅう燃料ねんりょうてる必要ひつようしょうじれば、みぎぬしあしのベントこうからまいぶん303リットルの割合わりあい空中くうちゅう投棄とうきできる[12]

降着こうちゃく装置そうち

編集へんしゅう

降着こうちゃく装置そうちは、ぜんあししきの3きゃくすべてがりん横並よこならびのタイヤち、油圧ゆあつによる完全かんぜん引込ひきこめしきになっている。左右さゆうかく75までみさおむかいできるぜんあしは、後方こうほうたたんで格納かくのうされ、胴体どうたい左右さゆうほんしゅあし前方ぜんぽうたたんでスポンソンない格納かくのうされる。油圧ゆあつうしなわれれば窒素ちっそボトルによって19.3MPaの空気圧くうきあつ脚下きゃっかげをおこなう。かくあしばしらには通常つうじょうで3.7m/secまで、交換こうかん修理しゅうり受容じゅようする前提ぜんていでのクラッシュランディングには7.3m/secまでの着地ちゃくち衝撃しょうげきから機体きたいまも衝撃しょうげき緩衝かんしょう装置そうちまれている[25]

  • ホイールトラック:4.64m
  • ホイールベース:7.62m[12]

アビオニクス

編集へんしゅう
グラスコックピットされた操縦そうじゅうせき
左側ひだりがわせき

グラスコックピット採用さいようされているが、一部いちぶ機体きたいにおいては、予備よび姿勢しせい指示しじなどにアナログしき計器けいきもちいられている[26]

操縦そうじゅうせき計器けいきるいは、かく正面しょうめんに15.2x15.2cmのカラー液晶えきしょうによる機能きのう表示ひょうじ装置そうち(MFD)が左右さゆうならんで2まい配置はいちされている。中央ちゅうおうパネルには、正面しょうめんひだりにMFDより小型こがた単色たんしょく液晶えきしょう画面がめん予備よび飛行ひこう表示ひょうじ装置そうちが、正面しょうめんみぎにアナログしき予備よび姿勢しせい指示しじ予備よびたい速度そくどけいおよび予備よび気圧きあつ高度こうどけいわせ、またはカラー液晶えきしょう画面がめん予備よび計器けいきのいずれかが配置はいちされている[26]中央ちゅうおうパネルの下部かぶ3ぶんの2以上いじょうには、15.2x20.3cmの横長よこなが単色たんしょく液晶えきしょうによるEICAS/CDU表示ひょうじ画面がめん1つと多数たすう操作そうさキーがならんでいる[ちゅう 14]かく2めんのMFDには、機体きたい姿勢しせい飛行ひこうしょもとといったいち飛行ひこう表示ひょうじや、航法こうほう情報じょうほう、センサー画像がぞう情報じょうほう搭載とうさいシステム情報じょうほう自由じゆう表示ひょうじできる。

航法こうほう装置そうちとしては、軽量けいりょう慣性かんせい航法こうほう装置そうち(LWINS)、AN/ARN-147ぜん方位ほうい無線むせん標識ひょうしき/計器けいき着陸ちゃくりく装置そうち(VOR/ILS)、マーカービーコン装置そうち、OA-8697/ARC VHF/UHF自動じどう方位ほうい測定そくてい装置そうち(ADF)、VHF FMホーミングモジュール、AN/APN-194(V)電波でんぱ高度こうどけい、AN/APN-153(V)戦術せんじゅつ航法こうほう装置そうち(TACAN)、小型こがた航空機こうくうき搭載とうさいぜん地球ちきゅう測位そくいシステム(MAGR)がそなわっている。

LWINSは3じゅう冗長じょうちょうせいそなえ、加速度かそくど速度そくど位置いち高度こうど、磁方真方まがたについての情報じょうほうる。

かくぐん共通きょうつう装備そうびとして、下方かほうぜん方位ほうい指向しこうできる赤外線せきがいせんセンサとしてAN/AAQ-27A(mid-wavelength infrared(MWIR)imaging system)[27]そなえる。このMWIRは機首きしゅ下面かめん搭載とうさいされる。

べい海軍かいぐんがたべい空軍くうぐんがた地形ちけい追随ついずいおよび地形ちけい回避かいひ機能きのうつAN/APQ-174レーダーそなえる。べい空軍くうぐんではてい高度こうどでの地形ちけい追随ついずい機能きのうたかめたAN/APQ-186レーダーの搭載とうさいすすめている。レーダーは機首きしゅひだり搭載とうさいされる[12]

アビオニクスが充実じゅうじつしているため従来じゅうらいのヘリコプターよりも配線はいせんるいおおく、整備せいびがわには負担ふたんがかかるという[28]

操縦そうじゅう系統けいとう

編集へんしゅう

機長きちょうせきはヘリコプターとおなじくみぎ座席ざせきである。

飛行ひこう操縦そうじゅうシステムは、自動じどう飛行ひこう操縦そうじゅうシステム(AFCS)をふくむ3じゅうのデジタルしきフライ・バイ・ワイヤによって構成こうせいされている。AFCSは、ピッチ安定あんてい、ロール安定あんてい、ヨー安定あんてい機首きしゅ方位ほうい維持いじ自動じどう旋回せんかい調整ちょうせい昇降しょうこう速度そくど補正ほせいといった機能きのうゆうしている。フライ・バイ・ワイヤを採用さいようしてもバックアップようとして油圧ゆあつやワイヤーなど機械きかいてきなリンクをゆうする航空機こうくうきもある[ちゅう 15] が、V-22では特殊とくしゅ操縦そうじゅう特性とくせい後述こうじゅつ)を実現じつげんするため予備よびけいもフライ・バイ・ワイヤとなっている。

おもにピッチとロールの操作そうさおこなうサイクリック操縦そうじゅう桿は両足りょうあしあいだ位置いちしており右手みぎて操作そうさする。ヨー操作そうさあしさき左右さゆうのラダーペダルでおこなう。プロップローターの推力すいりょく調整ちょうせい推力すいりょく制御せいぎょレバー(TCL)でおこなう。通常つうじょうヘリコプターにあるコレクティブピッチレバー(後方こうほうげると推力すいりょく増加ぞうかし、前方ぜんぽうげると推力すいりょく減少げんしょうする)とことなり、TCLは、固定こていつばさのスロットルレバーと同様どうよう前方ぜんぽううごかすと推力すいりょく増加ぞうかし、後方こうほううごかすと推力すいりょく減少げんしょうする[29]。エンジンナセルの角度かくど調整ちょうせいは、TCLのグリップ内側うちがわ回転かいてんしきノブ「ナセル制御せいぎょスイッチ」で制御せいぎょする[12]並列へいれつふくしき固定こていつばさではスロットルレバーは機体きたい中央ちゅうおうにあるため機長きちょうひだり座席ざせき)は右手みぎてふく操縦そうじゅう左手ひだりて操作そうさするが、V-22ではりょう座席ざせき左側ひだりがわにTCLが設置せっちされているため、りょう操縦そうじゅう操作そうさは『あし右手みぎて操舵そうだ左手ひだりて出力しゅつりょく調整ちょうせい』となる。

操縦そうじゅうつばさめんは、ピッチ可変かへんしきプロップローターとフラッペロン、エレベータ、ラダーが存在そんざいする。フラッペロンはロール操縦そうじゅうにはエルロンとして機能きのうし、揚力ようりょく必要ひつよう場合ばあいにはこう揚力ようりょく装置そうちのフラップとして機能きのうする。エレベータとラダーは通常つうじょう固定こていつばさおな機能きのうたす。

自衛じえい装備そうび

編集へんしゅう

輸送ゆそうであるためミサイルやロケットだんなどは搭載とうさいしないが、後部こうぶランプのひだりわきじゅうドアガン)を設置せっち出来できるほか、自衛じえいようとして以下いか装備そうび用意よういされている。

ぜんぐん共通きょうつう装備そうび
べい空軍くうぐんがた
べい海兵かいへいたいけとして暫定ざんてい防御ぼうぎょ兵器へいきシステム(IDWS)とばれるRWS航空機こうくうきばんともいえるシステムの開発かいはつすすめられている。
BAEシステムズせい電子でんし赤外線せきがいせんセンサターレットと、機内きない搭載とうさい可能かのうM134 7.62mmミニガン・ターレット連動れんどうさせて、機内きない液晶えきしょうディスプレイとコントローラによって使用しようする。VMM-365部隊ぶたい最初さいしょ装備そうびされて、アフガニスタンでの試験しけん運用うんようおこなわれるとかんがえられている[12]
後部こうぶランプの銃座じゅうざはホイストと干渉かんしょうするため同時どうじ使用しよう出来できないが、IDWSのミニガン・ターレットは干渉かんしょうしない位置いち設置せっちできるため、隊員たいいん降下こうか回収かいしゅうちゅうにも安全あんぜん確保かくほできる。

ガンシップ計画けいかく

編集へんしゅう

ハイドラ70ロケットだん各種かくしゅ機関きかんじゅうなどを装備そうびしてガンシップすることも検討けんとうされており、すで実証じっしょう試験しけんおこなわれているという[31]

ぞうそう・受油・給油きゅうゆ装備そうび

編集へんしゅう
 
空中くうちゅう給油きゅうゆ様子ようす
ぞうそう
任務にんむ補助ほじょタンク(MAT)をキャビンうち搭載とうさいすれば、搭載とうさい燃料ねんりょうやし航続こうぞく距離きょり延伸えんしんができる。1個いっこで1,628リットルの燃料ねんりょうおさめるMATは、キャビンない最大さいだい3まで搭載とうさいでき、最大さいだい容量ようりょうけい11,397リットルとなる[18]
受油装備そうび
機首きしゅ右側みぎがわに受油ようプローブ(プローブアンドドローグ方式ほうしき)を装備そうびしており、空中くうちゅう給油きゅうゆから空中くうちゅう燃料ねんりょうることができる。
給油きゅうゆ装備そうび
すで開発かいはつみの給油きゅうゆ装備そうびに「迅速じんそく地上ちじょうさい給油きゅうゆキット(RGR)がある。これは、燃料ねんりょう供給きょうきゅうポンプ、ホース、コネクター、さい給油きゅうゆノズル3から構成こうせいされ、地上ちじょうちゅうした状態じょうたい機内きないのMATから、地上ちじょうほか航空機こうくうき地上ちじょう車両しゃりょう燃料ねんりょう供給きょうきゅうするものである。
計画けいかくちゅう装備そうびであるが、MATをキャビンない前後ぜんごに2だけ搭載とうさいし、中央ちゅうおうにリールしきのホース&ドローグ・ユニットをそなえることで、機体きたい中央ちゅうおう底部ていぶからこのホースを空中くうちゅうげ、空中くうちゅう給油きゅうゆする空中くうちゅう給油きゅうゆキット開発かいはつ計画けいかくがある。これが完成かんせいすればV-22は空中くうちゅう給油きゅうゆとして利用りようできる。回転かいてんつばさへの空中くうちゅう給油きゅうゆなら120ノットほどで飛行ひこうし、固定こていつばさなら最大さいだい250ノットで飛行ひこうしながら給油きゅうゆ可能かのうとするものである[12]いちれいげると、近接きんせつ航空こうくう支援しえんたいしては200nmi進出しんしゅつして1あいだざいむなし、10,000ポンド(やく4,536kg)ほどの燃料ねんりょう空中くうちゅう給油きゅうゆ可能かのうとなる[32]

戦闘せんとう捜索そうさく救難きゅうなん特殊とくしゅ作戦さくせんようとして、隊員たいいん降下こうか回収かいしゅう利用りようできるホイストをキャビンの後部こうぶ隔壁かくへき直前ちょくぜん天井てんじょう設置せっちできる。ながさ76.2mのワイヤーで最大さいだい272kgまでげられ、停止ていしから最大さいだい1.14m/secでの上下じょうげ段階だんかい速度そくど制御せいぎょおこなえる。

ホイストは銃座じゅうざ上部じょうぶにあるため同時どうじ使用しよう出来できない。

搭載とうさいりょう機内きない

編集へんしゅう

搭載とうさい重量じゅうりょう

編集へんしゅう
  • 最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう
    • 垂直すいちょく離陸りりく:23,859kg
    • 短距離たんきょり離陸りりく:25,855kg
    • 自己じこ展開てんかい:27,442kg[12]

機内きない配置はいち

編集へんしゅう

降着こうちゃく装置そうち燃料ねんりょうタンクが機体きたい底部ていぶのスポンソンに、主翼しゅよく構造こうぞう全体ぜんたい機体きたいさい上部じょうぶ位置いちしており、機内きない最前さいぜん操縦そうじゅうしつつづいて左右さゆうかれた電子でんし装置そうち収容しゅうよう区画くかく通路つうろがあり、そのうしろに貨物かもつしつ/客室きゃくしつとなるキャビンがある。乗降じょうこうはキャビン右側みぎがわ前方ぜんぽう乗降じょうこうこう最後さいご貨物かもつとびらからおこなえる。貨物かもつしつあずかあつである。当初とうしょはNBC防護ぼうご要求ようきゅうされていたが、初期しょき運用うんようテストにおいて気密きみつシールに多大ただい問題もんだい発生はっせいし、キャビンの圧力あつりょく維持いじできなかったことから、システムが使用しようできず最終さいしゅうてきにNBC防護ぼうご要求ようきゅうげられた[33]。そのため、こう高度こうど飛行ひこうするさい酸素さんそマスクが必須ひっすであり、また機内きないヒーターについても外気がいきより10たかくすることができる程度ていどであることからてい体温たいおんしょうにも注意ちゅうい必要ひつようである[34]

操縦そうじゅうしつ
機体きたい先端せんたん操縦そうじゅうしつ左右さゆう2せきある操縦そうじゅうせきは、通常つうじょうはヘリコプターと同様どうよう右側みぎがわ機長きちょうせき左側ひだりがわふく操縦そうじゅうせきであり、その後方こうほう中央ちゅうおう予備よびジャンプシートが1せきある。操縦そうじゅうせき方向ほうこう変化へんかする荷重におもたいして14.5G、よこ方向ほうこうだけなら20Gまでの衝撃しょうげき荷重におもえられ、上下じょうげ方向ほうこうに40.6cmの緩衝かんしょうストロークをっている。
キャビン
キャビンない横断おうだんめんれば正方形せいほうけいちか矩形くけい断面だんめんであり、おおきな凹凸おうとつなが機内きない搭載とうさい空間くうかんられる。このキャビンを兵員へいいん輸送ゆそう仕様しようにすれば、左右さゆう壁面へきめんけるきでめんしきのトループシートを24せき右側みぎがわ最前さいぜんかたにクルーチーフようの1せきけい25せき配置はいちすることができる。後部こうぶ貨物かもつとびら飛行ひこう速度そくど240ノットまで空中くうちゅう開閉かいへいできるので、空挺くうてい隊員たいいん降下こうか貨物かもつ空中くうちゅう投下とうかおこなえる。非常ひじょう脱出だっしゅつこうがキャビン後部こうぶ天井てんじょうに1つある。傷病しょうびょうへい輸送ゆそう仕様しようでは、たて3しょうx4箇所かしょで12しょうにする組合くみあわせや、たて3しょうx3箇所かしょでの9しょうくわえて看護かんごいん軽症けいしょうしゃなどのための5名分めいぶんのトループシートを配置はいちすることもできる。
キャビン最後さいごしもひらしきランプ兼用けんよう貨物かもつとびらがわ半分はんぶん天井てんじょう方向ほうこうへ、前方ぜんぽうがわ半分はんぶんゆか方向ほうこうひらき、テイルブームがたか位置いちにあるため大人おとな2めいならんで乗降じょうこう可能かのうなサイズが確保かくほされ、ちょうしゃくぶつ搭載とうさい容易ようい[12]重機じゅうき接近せっきんさせることも可能かのうである。
アメリカ海兵かいへいたいでは大型おおがたCH-53E スーパースタリオン小型こがたUH-1Y ヴェノムなかあいだサイズのヘリとして採用さいようされている。
日本にっぽん陸上りくじょう自衛隊じえいたい採用さいようしている機種きしゅ比較ひかくするとUH-60Jよりはおおきいが、CH-47よりはちいさい。具体ぐたいてきには、キャビン寸法すんぽうではながさ、はばたかさ、のいずれにおいてもCH-47におとり、キャビン容積ようせきすくないために、かるくても嵩張かさば貨物かもつ積載せきさいでは相対そうたいてき不利ふりで、搭乗とうじょう可能かのう人員じんいんすくない。

機内きない搭載とうさい

編集へんしゅう
  • 機内きない最大さいだいペイロード:9,072kg[ちゅう 17]
  • キャビン
    • キャビンちょう:7.37m
    • キャビン最大さいだいはば:1.80m
    • キャビン最大さいだいだか:1.83m
    • 有効ゆうこう面積めんせき
    • 有効ゆうこうそう容積ようせき:24.3m3
  • 貨物かもつ
    • 貨物かもつ最大さいだいはば:1.72m
    • 貨物かもつ最大さいだいだか:1.68m[12]

機外きがい搭載とうさい

編集へんしゅう

胴体どうたい下面かめん前後ぜんごけい2のカーゴフックをそなえ、機内きない搭載とうさいできない貨物かもつるいげて運搬うんぱんすることができる。

カーゴフック容量ようりょうは4,536kg×2である(ただし、2つのフックをわせた機外きがい最大さいだい容量ようりょうは6,804kgである)[12]

操縦そうじゅう

編集へんしゅう

飛行ひこうモード

編集へんしゅう

V-22は固定こていつばさ特性とくせいつ『固定こていつばさモード』、ヘリコプターの特性とくせいつ『垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード』、その中間ちゅうかんの『転換てんかんモード』の3つのモードをえて飛行ひこうする[35]

 
ちゅうモード。エンジンナセルは45程度ていど固定こていされている。
 
艦載かんさい。ローターと主翼しゅよくりたたんでいる。
固定こていつばさモード
エンジンナセルが水平すいへい状態じょうたい固定こていつばさおな特性とくせいとなる[35]
巡航じゅんこう利用りようすることでヘリコプターよりも高速こうそく移動いどう可能かのうとなる。
回転かいてんつばさモード
この場合ばあい回転かいてんつばさひろ面積めんせきゆう十分じゅうぶん推力すいりょくられるので、通常つうじょう固定こていつばさくらべゆっくりな回転かいてんしめしている。
垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード
エンジンナセルが垂直すいちょく状態じょうたい。ヘリコプターにちか特性とくせいとなる[35]
エンジンナセルはわずかだが後方こうほうまでけることが可能かのうで、低速ていそくながら後退こうたい飛行ひこうもできる。
転換てんかんモード
エンジンナセルが1から84状態じょうたい[35]
離陸りりく加速かそく着陸ちゃくりく減速げんそく利用りようされる[35]
V-22の回転かいてんつばさ大型おおがたのため、固定こていつばさモードで離着陸りちゃくりくすると地面じめんこすってしまうが、エンジンナセルをかたむけることにより、固定こていつばさちか挙動きょどう離着陸りちゃくりく可能かのうとなる。
この状態じょうたいではかたむけて回転かいてんつばさ固定こていつばさ両方りょうほう揚力ようりょく上昇じょうしょうできるため、固定こていつばさよりも短距離たんきょり離着陸りちゃくりくすることが可能かのうである。
ちゅう
陸上りくじょうでのちゅうにはエンジンナセルを垂直すいちょくか45程度ていどかたむけて固定こていすることがおお[36]。なおブレードをぎゃくYにすればナセルが水平すいへいでも干渉かんしょうしない[28]
艦載かんさいにはエンジンナセルを甲板かんぱんじょうでは垂直すいちょくにする。格納庫かくのうこやエレベーターでは水平すいへいにして、回転かいてんつばさりたたみ、固定こていつばさ回転かいてんさせて格納かくのう必要ひつようなスペースを最小限さいしょうげんにする[ちゅう 18]

おなじインターフェイスで固定こていつばさとヘリコプターを操縦そうじゅうすることになるため、操縦そうじゅう桿やスロットルレバーはAFCSをかい対応たいおうするモードにわせた操作そうさとして機体きたい伝達でんたつされる。

離陸りりく
転換てんかんモード(75~60)で短距離たんきょり離着陸りちゃくりくSTOL)する。通常つうじょう固定こていつばさ航空機こうくうきのように地上ちじょう滑走かっそうによって固定こていつばさめんだけで揚力ようりょく離陸りりくはできない。
積載せきさいりょうすくなく滑走かっそう距離きょりみじか条件じょうけんでは、垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードによる離着陸りちゃくりくもできる[12]
巡航じゅんこう
垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード
垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードによる飛行ひこう制御せいぎょはヘリコプターの操縦そうじゅうちかい。両足りょうあし中間ちゅうかんのサイクリック操縦そうじゅう桿と座席ざせき左側ひだりがわ出力しゅつりょく制御せいぎょレバー(TCL)、あしさきのラダーペダルによっておこなう。サイクリック操縦そうじゅう桿を左右さゆう方向ほうこうたおすことで、2つのプロップローターでコレクティブ・ピッチにつくることで左右さゆう揚力ようりょくしょうじ、また、同時どうじにラテラル・サイクリックによる操作そうさでプロップローターの回転かいてんめんかたむくこともくわわって、ロール操作そうさおこなえる。サイクリック操縦そうじゅう桿を前後ぜんご方向ほうこうたおせば、プロップローターが前後ぜんごかたむきピッチ操作そうさおこなえる。ラダーペダルの片側かたがわめば、2つのプロップローターがたがいに前方ぜんぽう後方こうほうかたむくことで機首きしゅきがえられ、ヨー操作そうさおこなえる[12]
固定こていつばさモード
固定こていつばさモードによる飛行ひこう制御せいぎょ固定こていつばさ操縦そうじゅうおなじである。サイクリック操縦そうじゅう桿は操縦そうじゅう桿に、TCLがスロットルレバーに相当そうとうし、ラダーペダルはそのままラダーペダルとして機能きのうする。サイクリック操縦そうじゅう桿を左右さゆう方向ほうこうたおすことで、左右さゆうたがちがいにうご主翼しゅよくえんのフラッペロンが上下じょうげ運動うんどうし、ロール操作そうさおこなえる。サイクリック操縦そうじゅう桿を前後ぜんご方向ほうこうたおすことで、水平すいへい安定あんていばんえんエレベーター上下じょうげ運動うんどうし、ピッチ操作そうさおこなえる。ラダーペダルの片側かたがわめば、垂直すいちょく安定あんていばんえんのラダー2まい連動れんどうしてうごくことでヨー操作そうさおこなえる[12]
着陸ちゃくりく
着陸ちゃくりく地点ちてん十分じゅうぶんひろければ、転換てんかんモードで減速げんそくしてから着陸ちゃくりくすることでみずからがつく下降かこう気流きりゅう(ボルテックスリング)によって失速しっそくまね危険きけんけられる[ちゅう 19]
着陸ちゃくりくせま場合ばあい重量じゅうりょうかる場合ばあいには、 垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードでほぼ垂直すいちょく降下こうかして着陸ちゃくりくする[12]
予防よぼう着陸ちゃくりく
垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードでの緊急きんきゅう着陸ちゃくりくではオートローテーションおこなえるという情報じょうほうがある[12] 一方いっぽうで、垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードでは110ノット毎時まいじやく200km/h)以上いじょう速度そくどがないとオートローテーションがおこなえないという情報じょうほうがある[よう検証けんしょう]固定こていつばさモードでは飛行ひこうちゅうりょうエンジンが停止ていしした場合ばあい垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードにえることはできず、着陸ちゃくりくには固定こていつばさのみを使用しようする[38]回転かいてんつばさ緊急きんきゅう着陸ちゃくりくなどで地面じめん接触せっしょくした場合ばあい脱落だつらくするように設計せっけいされている[38][ちゅう 20]ただし、片側かたがわのエンジンが作動さどうしている場合ばあいは、そのまま飛行ひこう可能かのうであり、転換てんかんモードおよび垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードへのえが可能かのうである[39]
なお、たとえつよ衝撃しょうげきくわわってもクラッシャブル構造こうぞうにより乗員じょういん保護ほごする安全あんぜん性能せいのうとなっている。

性能せいのう

編集へんしゅう

ティルトローターであるV-22のさい高速度こうそくどは300 kn (556 km/h)をえる。これは、現在げんざいべいぐん採用さいようしているどう規模きぼヘリコプターCH-53E(170 kn (315 km/h) 自重じちょう15t)とくらべてじつに130 kn (241 km/h)ほど高速こうそくである。速度そくどとくした高速こうそくヘリコプター(最大さいだい速度そくど200 kn (370 km/h)程度ていど)とくらべても1.5ばい速度そくどであり、シコルスキーしゃ開発かいはつした実験じっけんシコルスキー X2の225 kn (417 km/h)程度ていど)よりもはやい。

回送かいそう貨物かもつ積載せきさいし)の航続こうぞく距離きょりは1,940 nmi (3,590 km)あり、空中くうちゅう給油きゅうゆ可能かのうであるためさらに延長えんちょうできる。これはCH-53Eのばいちか距離きょりとなっている。垂直すいちょく離着陸りちゃくりくをした場合ばあいには航続こうぞく距離きょりみじかくなる[40]

固定こていつばさ併用へいようするために、回転かいてんつばさだけよりエンジン単位たんい出力しゅつりょくたりおおきな揚力ようりょくられる。また、回転かいてんつばさよりも上昇じょうしょう限度げんどたかい。またローターと主翼しゅよくりたたむことが可能かのうであり空母くうぼだけでなく強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんでも運用うんようできる。れいとしてサン・アントニオきゅうドックがた輸送ゆそう揚陸ようりくかんではヘリコプター甲板かんぱんに4格納庫かくのうこに1積載せきさいとヘリコプター甲板かんぱんから同時どうじに2発着はっちゃく可能かのうとされている。

2007ねん9がつイラク配備はいびのための輸送ゆそうでは、ワスプきゅう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんワスプ」に10積載せきさいされた。

調達ちょうたつ

編集へんしゅう

アメリカ国防総省こくぼうそうしょうでは458のV-22を調達ちょうたつすることを計画けいかくしていた。内訳うちわけ海兵かいへいたいよう輸送ゆそうMV-22が360アメリカ特殊とくしゅ作戦さくせんぐんけの空中くうちゅう突撃とつげきようCV-22が50海軍かいぐんけの戦闘せんとう捜索そうさく救難きゅうなん特殊とくしゅ作戦さくせんようHV-22が48であった。特殊とくしゅ作戦さくせんぐん調達ちょうたつについては空軍くうぐんからも予算よさん支出ししゅつされる[41]

低率ていりつ初期しょき生産せいさん(LRIP)段階だんかいでは2000ねん2かい重大じゅうだい航空こうくう事故じこ発生はっせいしたものの、それ以降いこうおおきな問題もんだい発生はっせいせず、2005ねん運用うんよう評価ひょうか完了かんりょうした。2005ねん9がつ19にちにCV-22量産りょうさん1号機ごうき空軍くうぐんわたされた。2005ねん10がつ28にち国防こくぼう調達ちょうたつ会議かいぎぜん規模きぼ量産りょうさん(FRP)の開始かいし承認しょうにんした。2007ねん6がつ13にちべい海兵かいへいたいのMV-22Bが初期しょき作戦さくせん能力のうりょく(IOC)を獲得かくとくした[1][42] 。2007ねん12月からイラク西部せいぶ戦闘せんとう作戦さくせんはじめて参加さんかし、はつヘリボーン作戦さくせんは、2008ねん3がつ18にちにMV-263所属しょぞくの2のMV-22Bがイラクにおいてった。2009ねん3がつ16にちべい空軍くうぐんのCV-22Bが初期しょき作戦さくせん能力のうりょく(IOC)を獲得かくとくした[42]

FY2010までに216調達ちょうたつされている(内訳うちわけはMV-22が185、CV-22が31)2008ねん3がつ28にちむすばれた契約けいやくではFY2008からFY2012までに167を104おくドルで調達ちょうたつすることがめられた[41]

アメリカ陸軍りくぐんは、UH-60 (航空機こうくうき)UH-60CH-47十分じゅうぶん任務にんむたせるとしてV-22を採用さいようしていない[43]

2015ねん1がつ17にち、アメリカ海軍かいぐんは、C-2艦上かんじょう輸送ゆそう後継こうけいをV-22にすると発表はっぴょう。44導入どうにゅう予定よていしている。2016ねん2がつ3にちには正式せいしき名称めいしょうをCMV-22Bと決定けっていした。2018ねん生産せいさん開始かいし予定よていしている[44]

2020ねん6がつ10日とおか通算つうさん400のV-22が納入のうにゅうされた[45]。この機体きたい空軍くうぐん特殊とくしゅ作戦さくせんコマンド所属しょぞくするCV-22である。

2023ねん12月8にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく政府せいふはオスプレイの生産せいさんラインを2026ねん閉鎖へいささせる方針ほうしんしめした、ただし、運用うんようは2050年代ねんだいまで継続けいぞく模様もよう[46]

以下いかに2015ねん時点じてん配備はいびじょうきょう配備はいび予定よていしめす。

アメリカ海兵かいへいたい

編集へんしゅう
 
HMX-1に配備はいびされている政府せいふ要人ようじん輸送ゆそう仕様しようのオスプレイ
 
熊本くまもと地震じしん支援しえんのため海上かいじょう自衛隊じえいたいひゅうがから救援きゅうえん物資ぶっしみをけるVMM-265のオスプレイ

アメリカ空軍くうぐん

編集へんしゅう

日本にっぽん国内こくないへの配備はいび計画けいかく

編集へんしゅう
 
MV-22Bに試乗しじょうする日本にっぽん政府せいふ関係かんけいしゃ(2012ねん9がつ27にち
 
試験しけん飛行ひこうのため離陸りりくするMV-22。前方ぜんぽうのヘリは海自かいじCH-101(9がつ21にち岩国いわくに基地きち

ざい日米にちべいぐん再編さいへん沖縄おきなわけん宜野湾ぎのわん普天間ふてんま飛行場ひこうじょう移設いせつともな代替だいたい施設しせつ名護なご辺野古へのこ)への配備はいび計画けいかくされていることが、べいぐん作成さくせい資料しりょうからあきらかになっているが、日本国にっぽんこく政府せいふ承知しょうちしていないとしていた。しかし、2008ねん4がつ22にち外務がいむ大臣だいじん当時とうじ)の高村たかむら正彦まさひこは、参議院さんぎいん外交がいこう防衛ぼうえい委員いいんかい山内やまうちいさおしん議員ぎいん質問しつもんたいして「配備はいび可能かのうせいがある」との認識にんしき日本にっぽん政府せいふとしてはじめてしめした[48]

その鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかくした普天間ふてんま基地きち移設いせつ問題もんだい混乱こんらんし、2014ねんまでの普天間ふてんま飛行場ひこうじょう移設いせつ困難こんなんとなったため、2011ねん6がつ6にち米国防総省べいこくぼうそうしょうは2012ねん後半こうはんに、MV-22を沖縄おきなわけん宜野湾ぎのわんべいぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょう配備はいびすると正式せいしき発表はっぴょうした。それをけて2011ねん6がつ13にち北澤きたざわ俊美としみ防衛ぼうえい大臣だいじんは、沖縄おきなわ県庁けんちょう仲井なかい真弘まさひろ知事ちじ会談かいだんし、べいぐん普天間ふてんま飛行場ひこうじょうへのMV-22配備はいび説明せつめいした。2012ねん7がつ23にちにはMV-22Bが岩国いわくに飛行場ひこうじょう搬入はんにゅうされ、9月21にち日本にっぽん国内こくないはつ試験しけん飛行ひこう山口やまぐちけんおき福岡ふくおかけんおきおこなわれた[49]。9月27にち日本にっぽん政府せいふ関係かんけいしゃせて飛行ひこうおこなった。10月1にちに、6、2にちには3普天ふてんあいだ飛行場ひこうじょううつされ、4にち午前ごぜん訓練くんれん飛行ひこうおこなわれた。これにたい仲井なかい真弘まさひろ沖縄おきなわ県知事けんちじは、「これだけ県民けんみん反対はんたいしているものを使つかすのは、非常ひじょうにむちゃなはなしだ」と批判ひはんした[50]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう政府せいふは2015ねん5がつ8にち、2017ねんから空軍くうぐんけの特殊とくしゅ作戦さくせんがたCV-22を横田よこた基地きちに10配備はいびする方針ほうしんめ、日本にっぽん政府せいふつたえた。2017ねん後半こうはんに3すうねん以内いないにさらに7配備はいびする予定よていであり[51]、2018ねん4がつ4にちには輸送ゆそうせんはこばれた最初さいしょの5が、横浜よこはまこうべいぐん施設しせつである横浜よこはまノースドック到着とうちゃくして陸揚りくあげされ、翌日よくじつの2018ねん4がつ5にち横浜よこはまノースドックから離陸りりくして、横田よこた基地きち到着とうちゃくにしている。この5数日すうじつ一旦いったん日本にっぽんはなれて「地域ちいき安全あんぜん保障ほしょう訓練くんれん」をおこない、なつごろ横田よこた基地きちもどり、正式せいしき配備はいびされる予定よていである[52]

防衛ぼうえいしょうは2015ねん10がつ30にち国際こくさい入札にゅうさつにより沖縄おきなわ駐留ちゅうりゅう海兵かいへいたいのオスプレイの定期ていき整備せいび拠点きょてんが、千葉ちばけん陸上りくじょう自衛隊じえいたい木更津きさらづ駐屯ちゅうとんまったと発表はっぴょうした。整備せいび富士重工業ふじじゅうこうぎょうげんSUBARU)がおこない、陸上りくじょう自衛隊じえいたい導入どうにゅうする機体きたい同地どうち共同きょうどう整備せいびされる[53]。2017ねん1がつ30にち1310ふんごろ木更津きさらづ飛行場ひこうじょう普天間ふてんま基地きちだい262海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい (VMM-262)所属しょぞくMV-22Bオスプレイ1機体きたい番号ばんごう:8006)が修理しゅうり予定よてい飛来ひらい[54]。2018ねん6がつ25にち昼過ひるすぎにはおなじく普天ふてんあいだ所属しょぞく2機体きたい番号ばんごう:8220)のオスプレイが飛来ひらいしているが[55]、1が2019ねん2がつまで整備せいび期間きかん長引ながびき、同月どうげつ26にち格納庫かくのうこがい試験しけん飛行ひこう確認かくにんされ[56]同年どうねん3がつ5にち木更津きさらづから出発しゅっぱつ機体きたい番号ばんごう:8006)が確認かくにんされた[57]

佐賀さが空港くうこう整備せいび

編集へんしゅう
  • 2023/10/1 駐屯ちゅうとん以外いがい全体ぜんたい事業じぎょう8027おくえん[58]

輸出ゆしゅつ

編集へんしゅう

運用うんようこく

編集へんしゅう

日本にっぽん

編集へんしゅう

1990ねん12月に閣議かくぎ決定けっていした03中期ちゅうきぼう策定さくてい過程かていで、海上かいじょう自衛隊じえいたい中期ちゅうきぼう直接ちょくせつ装備そうびとはべつに「将来しょうらい構想こうそう」として当時とうじ開発かいはつ段階だんかいにあったV-22を救難きゅうなんとして導入どうにゅうする計画けいかく提案ていあんしていた[59]もと統合とうごう幕僚ばくりょう会議かいぎ議長ぎちょう佐久間さくまはじめによれば、海上かいじょう自衛隊じえいたいはV-22を「UV-22」として計画けいかくしており、航空こうくう救難きゅうなんおこな救難きゅうなんとして導入どうにゅうしようとしていたが、アメリカ海軍かいぐんでの開発かいはつおくれたことが原因げんいんで、UV-22を断念だんねんし、わりにUS-1Aを1追加ついか購入こうにゅうすることになったという。佐久間さくまはV-22について、「将来しょうらい、アメリカ海軍かいぐん本当ほんとうじつ運用うんようして安定あんていした運用うんようをするようになると、海上かいじょう自衛隊じえいたいももう一度いちど注目ちゅうもくしなきゃいけない」とべている[60]

防衛ぼうえいしょうは、平成へいせい25ねん(2013ねん予算よさんあんにオスプレイ調査ちょうさ計上けいじょうし、災害さいがい救援きゅうえん輸送ゆそうなど自衛隊じえいたい活動かつどう目的もくてきらすとともに、離島りとう対処たいしょたいする運用うんよう研究けんきゅうすることとなった[61]日本にっぽん国内こくないでのあつかいは三井物産みついぶっさんエアロスペース株式会社かぶしきがいしゃ担当たんとうしている[62]日本にっぽん導入どうにゅう価格かかくは2012ねん12月時点じてんいちたりやく100おくえんられていた[63]

2015ねん5がつ5にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国務省こくむしょうが17のV-22BブロックCおよびエンジンや赤外線せきがいせん前方ぜんぽう監視かんし装置そうち、ミサイル警報けいほう装置そうちかく40乗員じょういん訓練くんれん費用ひようふくむ、推定すいてい30おくドル(やく3600おくえんぶん装備そうび日本にっぽん売却ばいきゃくすること承認しょうにん[64][65]同年どうねん7がつ14にち平成へいせい27ねん(2015ねん予算よさんぶん最初さいしょの5を3おく3250まんドル(やく410おくえん)で購入こうにゅうすること日本にっぽん合意ごういしたと発表はっぴょうした[66][67]。これはアメリカ以外いがいへのはじめて導入どうにゅうであり、対外たいがい有償ゆうしょう軍事ぐんじ援助えんじょによる販売はんばいはつとなる[68]

2015ねん12月24にち平成へいせい28ねん(2016ねん予算よさんあんにてオスプレイののこり12ぶんを1321おくえん一括いっかつ購入こうにゅうするあん見送みおくられた[69]

2016ねん12月2にち防衛ぼうえいしょう陸上りくじょう自衛隊じえいたい導入どうにゅうする予定よていのV-22について、国内こくないでの修理しゅうりにかかる技術ぎじゅつ援助えんじょ契約けいやく締結ていけつする修理しゅうり事業じぎょうしゃ富士重工業ふじじゅうこうぎょうげんSUBARU)に決定けっていしたと発表はっぴょうした[70]

2017ねん8がつ26にち、テキサスしゅうアマリノにあるベル・ヘリコプターしゃ施設しせつないにおいて、日本にっぽん初号しょごう地上ちじょうでのエンジンテストがおこなわれているのが確認かくにんされている。機体きたいには日本にっぽんけのカモフラージュ塗装とそうほどこしている[71]

救難きゅうなんではなく汎用はんよう輸送ゆそうとして陸上りくじょう自衛隊じえいたい運用うんようする。佐賀さが空港くうこう新規しんきちゅうじょう開設かいせつする予定よていだったが、用地ようち取得しゅとくおくれや自衛隊じえいたい事故じこ地元じもととの調整ちょうせいとどこおっているため木更津きさらづ駐屯ちゅうとん暫定ざんてい配備はいびされている。[72][73]

フライトシミュレータはアメリカ海兵かいへいたい導入どうにゅうしたコンテナがた飛行ひこう訓練くんれん装置そうち(FTD)を採用さいようするとした[74]動揺どうよう装置そうち搭載とうさいした模擬もぎ飛行ひこう装置そうち(FFS)よりも10おくえんほどやすく、移動いどう可能かのうなため暫定ざんてい配備はいびした木更津きさらづ駐屯ちゅうとんから佐賀さが空港くうこう移設いせつするさいにも有利ゆうりとされる[75]

2018ねん12月21にち防衛ぼうえいしょうはV-22の教育きょういく訓練くんれんを2019ねん3がつから2020ねん5がつまでのあいだアメリカノースカロライナしゅうニュー・リバー海兵かいへいたい航空こうくう基地きちおこなうことを発表はっぴょうした[76][77]

2019ねん7がつ公開こうかいされた日本にっぽんけの機体きたい上面うわつら灰色はいいろ下面かめんしろの2しょく迷彩めいさいとなっている[28]

2020ねん3がつ26にち、V-22とCH-47J/JAを運用うんようする部隊ぶたいとしてだい1ヘリコプターだん輸送ゆそう航空こうくうたい新編しんぺんされた。本部ほんぶとV-22の部隊ぶたい前述ぜんじゅつ木更津きさらづ駐屯ちゅうとんにて編成へんせいされた。

2020ねん5がつ8にち、アメリカ海兵かいへいたい日本にっぽんけのオスプレイが岩国いわくに基地きち到着とうちゃくしたと発表はっぴょうした[78]

 
陸上りくじょう自衛隊じえいたい配備はいび番号ばんごう91705機体きたい

2020ねん7がつ10日とおか陸上りくじょう自衛隊じえいたいようV-22の1機体きたい番号ばんごう:91705)が木更津きさらづ駐屯ちゅうとん到着とうちゃくし、輸送ゆそう航空こうくうたい配備はいびされた[79]。7月16にちには、2機体きたい番号ばんごう:91701)が到着とうちゃくした[80]

2022ねん3がつまつ時点じてんでの陸上りくじょう自衛隊じえいたい保有ほゆうすうは13[81]

ティルト・ローター(V-22)の調達ちょうたつすう
予算よさん計上けいじょう年度ねんど 調達ちょうたつすう
平成へいせい27年度ねんど(2015ねん 5[82]
平成へいせい28年度ねんど(2016ねん 4[83]
平成へいせい29年度ねんど(2017ねん 4[83]
平成へいせい30年度ねんど(2018ねん 4[84]
合計ごうけい 17

採用さいよう検討けんとうこく

編集へんしゅう

アラブ首長しゅちょうこく連邦れんぽう

編集へんしゅう

遭難そうなん救助きゅうじょとしての採用さいよう検討けんとうしていたが[85]UAEアグスタウェストランドしゃAW609選択せんたく[86]、V-22の採用さいよう見送みおくられた[87]

イスラエル政府せいふ現在げんざい導入どうにゅう決定けっていしているCH-53Kとも特殊とくしゅ作戦さくせん、および遭難そうなん救助きゅうじょ能力のうりょく強化きょうかのため、V-22すう導入どうにゅうすることにつよ関心かんしんしめしている[88][89]

遭難そうなん救助きゅうじょとしてのトライアルのため、ボーイングしゃから2供与きょうよされている[90]

2011ねんには海軍かいぐん建造けんぞうちゅうであった空母くうぼヴィクラント」での運用うんよう想定そうていして、ボーイングしゃとアメリカ海兵かいへいたい主催しゅさい実機じっきもちいた説明せつめいかい参加さんかした。現在げんざい運用うんようちゅうKa-31早期そうき警戒けいかいヘリコプター後継こうけいとして取得しゅとく検討けんとうしている[91]

インドネシア

編集へんしゅう

2020ねん7がつ6にちアメリカ国務省こくむしょうインドネシアへMV-22BブロックCオスプレイ8FMSによる輸出ゆしゅつ承認しょうにんした[92]機体きたい予備よび部品ぶひん、サポートなどもふくめて総額そうがくやく20おくドルの契約けいやくとなる[93]。この8インドネシア陸軍りくぐん配備はいびされ、島嶼とうしょおお同国どうこくでの様々さまざま作戦さくせんもちいられることになる。ただしこの承認しょうにんはあくまでもアメリカがわ手続てつづきであり、インドネシア国防省こくぼうしょうはMV-22の導入どうにゅう計画けいかく否定ひていしている[93]

運用うんよう

編集へんしゅう

2019ねん10がつ初旬しょじゅん時点じてんにおいて、アメリカ海兵かいへいたい空軍くうぐんおよび海軍かいぐん合計ごうけい375保有ほゆうしており、そのそう飛行ひこう時間じかんは、50まんあいだえている[94]

アメリカ海兵かいへいたい

編集へんしゅう

2007ねん7がつ10日とおかイギリス海軍かいぐん空母くうぼイラストリアス」へのちゃくかんおこなった。これは、アメリカ以外いがいくに艦船かんせんへのはじめてのちゃくかんとなった[95]

 
2008ねん、イラク派遣はけんちゅうだい162海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい(VMM-162)のMV-22
 
2019ねん、カリフォルニアしゅうトゥエンティナイン・パームス海兵かいへいたい空陸くうりくせんセンター の近郊きんこうでMV-22からくだする海兵かいへい隊員たいいん
 
強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんからはつかんするMV-22

2007ねん9がつ17にち強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんワスプ」がだい263海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい(VMM-263)の10搭載とうさいし、イラクにけて出航しゅっこうした[ちゅう 26]派遣はけんされた機体きたいは、2007ねん10がつからイラクの自由じゆう作戦さくせん参加さんかし、イラクのアンバールけんにおいて、奇襲きしゅう強襲きょうしゅう作戦さくせん偵察ていさつ要人ようじん輸送ゆそう物資ぶっし空輸くうゆ患者かんじゃ後送こうそう救難きゅうなん活動かつどうなどをおこなった[97][ちゅう 27]。2009ねん4がつまでのあいだ出撃しゅつげき回数かいすうは6、000かい以上いじょう飛行ひこう時間じかんやく10,000あいだ輸送ゆそう人員じんいんは4,500めい以上いじょう運搬うんぱんした資機材しきざいやく998トン以上いじょうにのぼった[99][ちゅう 28]。このあいだ携帯けいたい対空たいくう火器かきしょう火器かきによる攻撃こうげきふくすうかいにわたってけたものの、1うしなわれることがなかった[101][ちゅう 29]

2009ねん11月、だい261海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい(VMM-261)がアフガニスタンに派遣はけんされ、不朽ふきゅう自由じゆう作戦さくせん参加さんかした。2014ねんまでに、この作戦さくせん参加さんかした機体きたいそう飛行ひこう時間じかんは14,000飛行ひこう時間じかんえ、148,000にん以上いじょう人員じんいんと5,000,000ポンド (2,300,000 kg)以上いじょう貨物かもつ空輸くうゆした[104][ちゅう 30][ちゅう 31][ちゅう 32]

2009ねん12月4にち、コブラのいか作戦さくせんOperation Cobra's Anger)において、はじめての攻撃こうげき戦闘せんとう任務にんむ遂行すいこうした。CH-53Eとともに1,000めいのアメリカ海兵かいへいたいおよび150めいのアフガニスタンぐん兵士へいしをアフガニスタン南部なんぶヘルマンドしゅうナウザットバレーまで空輸くうゆし、タリバンの作戦さくせん遂行すいこう阻止そしした。

2010ねん1がつハイチ地震じしん発生はっせいさいし、ハイチに派遣はけんされ、統合とうごう対処たいしょ作戦さくせんOperation Unified Response)に参加さんかした[109]。この作戦さくせん参加さんかした機体きたいは、370キロメートルをえる長距離ちょうきょり物資ぶっし空輸くうゆ、492めいにおよぶ要員よういん人員じんいん空輸くうゆかく施設しせつあいだ任務にんむ警備けいび要員よういん人員じんいん空輸くうゆみずやく6トンの食料しょくりょう医薬品いやくひん物資ぶっし空輸くうゆなどの任務にんむ遂行すいこうした[110]

2011ねん3がつオデッセイの夜明よあ作戦さくせんにおいて、強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんキアサージ」からった2が、墜落ついらくしたアメリカ空軍くうぐんF-15E戦闘せんとうのパイロットを救助きゅうじょした[111][112]

2011ねん5がつ2にちネプチューン・スピア(海神わたつみやり作戦さくせん終了しゅうりょうしたのち国際こくさいテロ組織そしき「アルカーイダ」の創立そうりつしゃであるウサーマ・ビン・ラーディン遺体いたいをアラビアかい空母くうぼカール・ヴィンソン」まで空輸くうゆした[113]

2013ねん6がつ14にち、カルフォルニアしゅう沖合おきあい海上かいじょう自衛隊じえいたい護衛ごえいかんひゅうが」にかんした。日本にっぽん艦船かんせんかんしたのは、これが最初さいしょである[114]東シナ海ひがししなかいいては普天間ふてんま基地きち所属しょぞくだい265ティルトローター飛行ひこうたい(VMM-265ドラゴンズ)のMV-22オスプレイを佐世保させぼ母港ぼこうとする強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんボノム・リシャール」にはじめて搭載とうさい

2013ねん8がつ11にちだい1海兵かいへいヘリコプター飛行ひこうたい(HMX-1)に所属しょぞくする2が、ケープコッド沿岸えんがん警備けいびたい航空こうくう基地きちからマサチューセッツしゅうマーサズ・ビィニヤードとうまで、シークレット・サービスホワイトハウスのスタッフおよび記者きしゃはじめて空輸くうゆした[115]

2013ねん8がつ2にちから5にちにかけて、2空中くうちゅう給油きゅうゆおこないながら、これまででもっととお目的もくてきまで移動いどうした。2KC-130空中くうちゅう給油きゅうゆ一緒いっしょ沖縄おきなわけん普天間ふてんま海兵かいへいたい航空こうくう基地きちから離陸りりくし、8がつ2にちにフィリピンのクラーク空軍くうぐん基地きちまで、8がつ3にちにオーストラリアのダーウィンまで、8がつ4にちにオーストラリアのタウンズビルまで飛行ひこうして、8がつ5にち目的もくてきである強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんボノム・リシャールかんした[116]

2013ねん台風たいふうハイヤンによる被害ひがい発生はっせいともない、だい3海兵かいへい機動きどう展開てんかい旅団りょだんの12がフィリピンに派遣はけんされ、災害さいがい派遣はけん活動かつどうおこなった[117]

2014ねん1がつ、フランスの強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんかんした。フランスの艦船かんせんかんしたのは、これが最初さいしょである[118]

2014ねん、リベリアにおけるエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ流行りゅうこうさいし、危機きき対応たいおう特別とくべつ目的もくてき海兵かいへい空地くうち任務にんむ部隊ぶたいが、1,200めい人員じんいんと78,000 lb (35 t)の貨物かもつ空輸くうゆするなどの緊急きんきゅう支援しえん活動かつどうおこなった [119]

2015ねん3がつ23にちアメリカ海軍かいぐん佐世保させぼ基地きち赤崎あかさき貯油しょに、普天間ふてんま基地きちだい262海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい(VMM-262)の2はつ飛来ひらい

2015ねん3がつ26にち韓国かんこく揚陸ようりくかん独島どくと」にかんした。韓国かんこく艦船かんせんかんしたのは、これが最初さいしょである[120]

2017ねん1がつ、イエメンにおけるヤクラ襲撃しゅうげきRaid on Yakla)にさいし、2地上ちじょう部隊ぶたい救出きゅうしゅつ作戦さくせん参加さんかした。1がエンジンの不具合ふぐあいによりハード・ランディングし、2めい搭乗とうじょういん負傷ふしょうした。機体きたいは、爆撃ばくげきにより破壊はかいされた[121]

2018ねん12月、メラニア・トランプをアナコスティア・ボリング統合とうごう基地きちからラングレー・ユースティス統合とうごう基地きち経由けいゆして空母くうぼジョージ・H・W・ブッシュ」まで空輸くうゆした。これは、ファースト・レディによるはじめての搭乗とうじょうになった[122]

アメリカ空軍くうぐん

編集へんしゅう
 
ニューメキシコしゅうホローマン空軍くうぐん基地きち着陸ちゃくりくする2のCV-22(2006ねん

2007ねん10がつ4にちカートランド空軍くうぐん基地きちから離陸りりくし、捜索そうさく救難きゅうなん活動かつどうおこなった。これは、はじめてのじつ任務にんむとなった[123]

2008ねん11月、フリントロック演習えんしゅう支援しえんするため、だい8特殊とくしゅ作戦さくせん飛行ひこうたいの4がマリに派遣はけんされた。これは、はじめての海外かいがい派遣はけんとなった[124]。この派遣はけん自己じこ展開てんかいによりおこなわれ、フロリダしゅうのハルバート飛行場ひこうじょうからマリ共和きょうわこくのバマコまでのやく9800キロメートルを空中くうちゅう給油きゅうゆおこないながら着陸ちゃくりく飛行ひこうした。派遣はけんされた機体きたいは、多国たこくあいだ訓練くんれんにおける機動きどう輸送ゆそう手段しゅだんとしてもちいられた。その主要しゅよう任務にんむは、各国かっこく特殊とくしゅ作戦さくせん部隊ぶたい潜入せんにゅうおよび撤収てっしゅうさせるための長距離ちょうきょり空輸くうゆ任務にんむであった[125]

2009ねん6がつ、ホンジュラスにおいて、だい8特殊とくしゅ作戦さくせん飛行ひこうたいが 43,000ポンド (20,000 kg)の人道じんどう支援しえん物資ぶっし孤立こりつした村落そんらくまで空輸くうゆした[126]

2013ねん12月21にち、クーデター未遂みすい事件じけん発生はっせいしていたみなみスーダンのボルにおいて、3編隊へんたいでアメリカの民間みんかんじん救出きゅうしゅつしようとしたところ、しょう火器かきによる射撃しゃげきけ、被弾ひだんした。編隊へんたいは、任務にんむ中止ちゅうししたのち、500 mi (800 km)はなれたウガンダのエンテベかった[127][128]。3機体きたいは、合計ごうけい119はつ銃弾じゅうだん被弾ひだんし、4めい搭乗とうじょういん負傷ふしょうし、操縦そうじゅう系統けいとうおよび油圧ゆあつ系統けいとう損傷そんしょうするとともに、燃料ねんりょうれを発生はっせいしていた。れた燃料ねんりょうおぎなうため、ふくすうかい空中くうちゅう給油きゅうゆおこないながら飛行ひこうした[129]。この事件じけんのち空軍くうぐん特殊とくしゅ作戦さくせん部隊ぶたいは、オプションで装着そうちゃくできる装甲そうこうフロア・パネルを開発かいはつした[130]

2014ねん7がつ3にちデルタ・フォースISIL過激かげきがアメリカじんなどの人質ひとじち拘束こうそくしていたシリア東部とうぶのキャンプまで空輸くうゆした。過激かげき掃討そうとうには成功せいこうしたが、人質ひとじちはすでにべつ場所ばしょうつされてしまっていた[131]

2023ねん11月29にち嘉手納かでな基地きちだい353特殊とくしゅせん航空こうくうぐん所属しょぞくのCV22が屋久島やくしまおき墜落ついらくした。乗員じょういんは8めいで1めい発見はっけんされたが死亡しぼう確認かくにんされた。また、一部いちぶ機体きたい残骸ざんがい発見はっけんされている。[132] アメリカ空軍くうぐん特殊とくしゅ作戦さくせん司令しれいは29にちだい353特殊とくしゅ作戦さくせんぐん所属しょぞくする横田よこた基地きちのオスプレイが8にんせて屋久島やくしまおき定期ていきてき訓練くんれんおこなっていたところ、事故じこまれたとあきらかにした。[133]

派生はせいがた

編集へんしゅう
 
バターン」にかんするMV-22B
MV-22B
アメリカ海兵かいへいたいけの輸送ゆそうかたCH-46CH-53後継こうけいとされ、揚陸ようりく強襲きょうしゅう地上ちじょう作戦さくせん活動かつどう維持いじ自軍じぐん自己じこ展開てんかいもちいられる。360装備そうびされる予定よてい[ちゅう 33]
HV-22B
アメリカ海軍かいぐんけの戦闘せんとう捜索そうさく救難きゅうなんかた救難きゅうなん)であり、戦闘せんとう捜索そうさく救難きゅうなん艦隊かんたい兵站へいたん支援しえん特殊とくしゅ作戦さくせんもちいられる。48装備そうびされる予定よていであったが、1990年代ねんだい採用さいよう中止ちゅうしとなった。その艦隊かんたい輸送ゆそう後継こうけいとして、2015ねんにCMV-22Bが選定せんていされている。
 
飛行ひこうちゅうのCV-22
CV-22B
アメリカ空軍くうぐんけの特殊とくしゅ作戦さくせんがたMH-53J後継こうけいとされ、長距離ちょうきょり特殊とくしゅせん活動かつどう不測ふそく事態じたい作戦さくせん脱出だっしゅつおよび海洋かいよう特殊とくしゅ作戦さくせんもちいられる。53装備そうびされる予定よてい[ちゅう 34][12]
 
CMV-22B
CMV-22B
アメリカ海軍かいぐんけの艦隊かんたい輸送ゆそうがたC-2 グレイハウンド艦上かんじょう輸送ゆそう後継こうけいのV-22より胴体どうたい燃料ねんりょうタンクが大型おおがたになり(そのためかたよりスポンソンがおおきいのが外見がいけん特徴とくちょう航続こうぞく距離きょりびている。空中くうちゅう給油きゅうゆ装置そうちきの外装がいそう燃料ねんりょうタンクを搭載とうさい艦載かんさい空中くうちゅう給油きゅうゆ可能かのうとされている。44装備そうびされる予定よてい航空こうくう母艦ぼかん搭載とうさいされるF35Cのエンジン、F135-PW-400を運搬うんぱんする。
EV-22
イギリス海軍かいぐん提案ていあん研究けんきゅうしている早期そうき警戒けいかい[134]現在げんざいインド海軍かいぐん導入どうにゅう検討けんとうしている[91]
 
MV-22 さんめん
みぎ垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード、ひだり固定こていつばさモード
  • 全長ぜんちょう:17.47m(ピトーかんふくまず)
  • 全幅ぜんぷく:25.54m(ローターふくむ)
  • 全高ぜんこう:6.63m(VTOLどき
  • ローター直径ちょっけい:11.58m
  • 航続こうぞく距離きょり
    • 強襲きょうしゅう揚陸ようりく):515nmi(953km)
    • ペイロード4,536kg、垂直すいちょく離陸りりく):350nmi(648km)以上いじょう
    • (ペイロード2,721kg、垂直すいちょく離陸りりく):700nmi(1,295km)以上いじょう
    • (ペイロード4,536kg、短距離たんきょり離陸りりく):950nmi(1,758km)以上いじょう
  • フェリー距離きょり(ペイロードなし、回航かいこう距離きょり[135]): 補助ほじょ燃料ねんりょうタンク使用しよう 1,940nmi(3,593km)
  • 短距離たんきょり離陸りりく滑走かっそう距離きょり:152m以下いか[ちゅう 35]
  • 実用じつよう上昇じょうしょう限度げんど:26,000ft(7,925m)
  • 上昇じょうしょうりつ:2,320ft/min(11.8m/s)
  • ホバリング限界げんかい高度こうど
    • 地面じめん効果こうかない:3,139m
    • 地面じめん効果こうかがい:610m以上いじょう(22,680kg)、1,829m(20,866kg)、4,267m(15,422kg、95%出力しゅつりょく
  • 空虚くうきょ重量じゅうりょう:15.032t[ちゅう 36]
  • 円盤えんばん荷重かじゅう:20.9lb/ft(102.23kg/m2)(自重じちょう247,500lb
  • 飛行ひこう荷重かじゅう制限せいげん:+4G/-1G[12]
  • 最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう
    • 垂直すいちょく離陸りりく:23.981t
    • 短距離たんきょり離陸りりく:27.442t
  • エンジン:ロールス・ロイスアリソンしゃせいT406-AD-400(ロールス・ロイス社内しゃない名称めいしょう AE 1107C-リバティー)×2最大さいだいていかく出力しゅつりょく:4,586kW(6,150shp)、緊急きんきゅう最大さいだい出力しゅつりょく:5,093kW)
  • 最高さいこう速度そくど
    • 通常つうじょう:305kt=M0.46(565km/h)
    • 垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード100kt M0.15(185km/h)[よう出典しゅってん]
  • 失速しっそく速度そくど:110ktM=0.17(204km/h)(固定こていつばさモード)[136]
  • 離着陸りちゃくりく距離きょり[137]
    • 貨物かもつせず24にんんだ場合ばあいヘリコプターのように垂直すいちょく離着陸りちゃくりく可能かのう
    • 最大さいだい積載せきさいりょうんだ場合ばあい垂直すいちょく離着陸りちゃくりくできない。離着陸りちゃくりくにはやく487m(1,600フィート)が必要ひつよう
    • 上空じょうくうエンジン停止ていしさせて着陸ちゃくりくする『オートローテーション』飛行ひこう訓練くんれん単発たんぱつエンジン着陸ちゃくりく訓練くんれん編隊へんたい離着陸りちゃくりくなどの習熟しゅうじゅく訓練くんれんには、最短さいたんやく792m(2,600フィート)、最大さいだいやく1,575m(5,170フィート)が必要ひつよう[12]
MV-22
2015ねん7がつには、53おく2250まんドル(1あたり6650まんドル)での販売はんばい日本にっぽん合意ごういした[66]
CV-22
2016ねん8がつには、1やく7300まんドルで受注じゅちゅうしている[138]

組立くみたて/派生はせい技術ぎじゅつ

編集へんしゅう
  • べいベルしゃがローターシステム、つばさエンジン取付とりつけ変速へんそく担当たんとうし、最終さいしゅう組立くみたてテキサスしゅうアマリロのベルしゃ工場こうじょうおこなわれている[139]
  • べいボーイングしゃでは2010ねん8がつより観測かんそくよう小型こがたUAVである "Scan Eagle Compressed Carriage"(SECC)を使つかって飛行ひこうちゅうのV-22の後部こうぶハッチからスキャンイーグル発射はっしゃする開発かいはつはじめている[140]

しょ問題もんだい

編集へんしゅう

安全あんぜんせい

編集へんしゅう

事故じこかんしてはV-22の事故じこ参照さんしょう

 
アメリカ海兵かいへいたい導入どうにゅうしたコンテナがたのFTD。後部こうぶ教官きょうかんせきから気象きしょう故障こしょう発生はっせいをコントロール出来できる。

操縦そうじゅう系統けいとうが3じゅうされるなど強固きょうこ安全あんぜん対策たいさくほどこされているが、アビオニクスの操作そうさりょうえるためパイロットの訓練くんれん時間じかんがかかるという意見いけんもある[28]

試作しさく段階だんかい

編集へんしゅう

ベルがティルトローター研究けんきゅうをスタートした時点じてんでは先例せんれいがなく、研究けんきゅう成果せいかのほとんどはベルがおこなっていた研究けんきゅう開発かいはつ過程かていられたデータをもとにしている。研究けんきゅうのスタートから60ねんちかくが経過けいかしV-22の量産りょうさんはじまった時点じてんでも他社たしゃのティルトローター試験しけん研究けんきゅう段階だんかいにとどまっており、はつ民間みんかんであるAW609もベルがV-22の開発かいはつによりられた成果せいか完成かんせいしている。

AW609が登場とうじょうするまで民間みんかんとしての申請しんせいもないため連邦れんぽう航空局こうくうきょくティルトローターティルトウイングなどの『転換てんかんしき航空機こうくうき』の区分くぶん明確めいかくにしていなかったが、V-22の量産りょうさん決定けっていされた1997ねんに『パワード・リフト』というカテゴリーを設置せっちした。なおこの基準きじゅん軍用ぐんようには適用てきようされないため、V-22の運用うんようには直接ちょくせつ関係かんけいしないが、V-22が民間みんかん空港くうこう軍民ぐんみん共用きょうよう飛行場ひこうじょう利用りようするさいには管制かんせいからパワード・リフトとしてあつかわれる。

飛行ひこうちゅうに3しゅ操縦そうじゅう方式ほうしきえるというパイロットにとって経験けいけんのない機種きしゅであったため、試作しさく段階だんかいでは事故じこ多発たはつし『タイムは2007ねん10がつ8にちごうにおいて、同機どうきを「そらはじ(Flying Shame)」と紹介しょうかいした[141]

量産りょうさん開始かいし

編集へんしゅう

ざい日米にちべいぐん基地きち配備はいび予定よていされているアメリカ海兵かいへいたい所属しょぞくのMV-22[142] の10まんあいだたりの平均へいきん事故じこりつは、2012ねん4がつ11にち事故じこに1.93となっている。事故じこまえは1.12であり、いずれもべい海兵かいへいたい所属しょぞく飛行機ひこうき平均へいきんの2.45をおおきく下回したまわっていた[143]配備はいび期間きかんみじかさを考慮こうりょする必要ひつようはあるものの、現在げんざい、MV-22の事故じこりつヘリコプターよりひくい(在日ざいにちまいぐん配備はいびされているCH-53D(米国べいこくない配備はいび開始かいし:1969ねん)の事故じこりつは4.15である)。しかし事故じこりつ年々ねんねん上昇じょうしょうし、2011ねん10がつ~2016ねん9がつにおける10まん飛行ひこう時間じかんたりのクラスA事故じこりつ被害ひがい総額そうがくが200まんドルをえるもしくは死者ししゃしたなどの重大じゅうだい事故じこ)は3.41であり、どう時期じきべい海兵かいへいたい航空機こうくうき全体ぜんたいのクラスA事故じこりつ平均へいきん2.83を上回うわまわっていることが各社かくしゃより報道ほうどうされた[144]。これをうけて日本にっぽん政府せいふも2017ねん10がつ30にちかんよしえら官房かんぼう長官ちょうかん記者きしゃ会見かいけんし、事故じこりつは「あくまで目安めやす」としながらも、これまで事故じこりつが「ひくい」との強調きょうちょうから軌道きどう修正しゅうせいととれる発言はつげんおこなった[145]

アメリカ空軍くうぐんけの特殊とくしゅ作戦さくせんかたであるCV-22の事故じこりつは2012ねん6がつ15にち時点じてんで13.47[143] でMV-22よりかなりたかいものの、同種どうしゅ任務にんむ使つかわれるヘリコプター、MH-53 ペイブロウじゅう年間ねんかん平均へいきん事故じこりつが12.34であり、これとくらべてCV-22の事故じこりつ特段とくだんたかいとはいえない。また、CV-22は前述ぜんじゅつのとおり特殊とくしゅ作戦さくせんかたであり、危険きけん任務にんむにつくことがおおいためMV-22と比較ひかくして事故じこりつたかいのは当然とうぜんであるといえる。なお、当初とうしょCV-22はざい日米にちべいぐん基地きち配備はいびされる予定よていはなかったが、2015ねん5がつ8にち横田よこた基地きち配備はいびされる方針ほうしんべい政府せいふから日本にっぽん政府せいふつたえられた。そのさいべい政府せいふだいいち候補こうほとして沖縄おきなわ嘉手納かでな基地きち想定そうていしていたが海兵かいへいたい普天間ふてんま基地きち移転いてん問題もんだいどう基地きち配備はいびされている系列けいれつMV-22以外いがいどうけんにこれ以上いじょう負担ふたんをかけられないとする日本にっぽん政府せいふとの協議きょうぎ横田よこた基地きちいたとされている。

また、V-22自体じたいたいそら証明しょうめい取得しゅとくできないため、民間みんかんとしては飛行ひこうできないという報道ほうどうもある[146][147] が、そもそも計画けいかく当初とうしょから民間みんかんよう販売はんばいする予定よていがないためたいそら証明しょうめいなどを取得しゅとくする必要ひつようがない。なお、オスプレイの開発かいはつ経験けいけんもとベルしゃアグスタウェストランドしゃ合弁ごうべん開発かいはつ着手ちゃくしゅしたBA609はFAAの形式けいしき証明しょうめい取得しゅとくし、民間みんかんけに販売はんばいする予定よていである(名称めいしょうのちにAW609に変更へんこう)。

要人ようじん輸送ゆそう

編集へんしゅう
 
V-22でイラク視察しさつおこなうバラク・オバマ(2008ねん当時とうじ上院じょういん議員ぎいん

2008ねん7がつ22にち次期じき大統領だいとうりょう候補こうほバラク・オバマ上院じょういん議員ぎいん当時とうじ)がイラク電撃でんげき訪問ほうもんさい搭乗とうじょうした[148]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょう輸送ゆそうする専用せんようヘリコプターであるマリーンワンとしてもちいられているVH-3後継こうけいとして、EH101S-92などとともにV-22も候補こうほげられた。後継こうけいには EH101の派生はせいがたVH-71採用さいよう決定けっていしたが、その予算よさん超過ちょうか理由りゆうとしてVH-71の調達ちょうたつ計画けいかくはキャンセルされた。ボーイングでは仕切しきなおしとなったマリーンワン後継こうけい選定せんていにV-22を再度さいど提案ていあんすると報道ほうどうされたが[149]、2014ねん5がつ7にちS-92の派生はせいがたVH-92が採用さいようされた[150]

2012ねん大統領だいとうりょう随行ずいこうするホワイトハウスのスタッフや報道陣ほうどうじん搭乗とうじょうさせる輸送ゆそうとして利用りようされることが決定けっていした[151]

2013ねん8がつ10日とおか大統領だいとうりょう専用せんよう仕様しようのオスプレイによる随行ずいこう要員よういん輸送ゆそう実際じっさい運用うんようとしておこなわれた。

2018ねん12月12にちメラニア・トランプ大統領だいとうりょう夫人ふじんが、べい海軍かいぐん原子力げんしりょく空母くうぼ「ジョージ・H・W・ブッシュ」訪問ほうもんするさい搭乗とうじょうした[152]

オートローテーション

編集へんしゅう

回転かいてんつばさモードで飛行ひこうちゅう両方りょうほうのエンジンが停止ていしした場合ばあい技術ぎじゅつてきにはオートローテーションおこなうことが可能かのうであるが、安全あんぜん着陸ちゃくりくすることは困難こんなんである[136]。2005ねん、アメリカ国防省こくぼうしょうのある試験しけん機関きかん高官こうかんは、 1,600フィート (490 m)以下いか高度こうどでホバリングちゅうにローターの駆動くどうりょく喪失そうしつした場合ばあい、「機体きたい損傷そんしょうせずに着陸ちゃくりくできる可能かのうせいひくい」とかたっている。ただし、あるV-22パイロットは、そういった場合ばあいでも「固定こていつばさモードに転換てんかんして、C-130おなじように滑空かっくう着陸ちゃくりくおこなうことができる」とべている[153][ちゅう 20]。また、連結れんけつ駆動くどうシャフトにより、片方かたがたのエンジンで両方りょうほうのプロップローターを駆動くどうすることが可能かのうであり、片方かたがたのエンジンが停止ていししただけではローターの駆動くどうりょくうしなわれないようになっている[155]

ボルテックス・リング・ステート

編集へんしゅう

1992ねん発生はっせいした死亡しぼう事故じこは、ボルテックス・リング・ステート原因げんいんであった。政府せいふ説明せつめい責任せきにんきょく (GAO)は、その報告ほうこくしょにおいて、この機体きたいは、「ボルテックス・リング・ステートにおちいった場合ばあい対応たいおう困難こんなん」であるとべた[156]。また、ボルテックス・リング・ステートにかんする試験しけん一部いちぶが、実施じっしされていなかったことも指摘してきした[157]。ただし、その実施じっしされた飛行ひこう試験しけんにより、通常つうじょうのヘリコプターよりもボルテックス・リング・ステートにはいりにくいことが判明はんめいしている[124][ちゅう 19]。また、パイロットがボルテックス・リング・ステートを認識にんしきし、それから回復かいふくするために必要ひつよう訓練くんれん実施じっしされており、かつ、ボルテックス・リング・ステートを回避かいひするための運用うんよう限界げんかい設定せっていされ、その状態じょうたいちかづいたことを警告けいこくする機器きき導入どうにゅうおこなわれている[159][160]

エンジンねつたいする懸念けねん

編集へんしゅう
 
しもきた」へかんしたMV-22B。移動いどうしきたいねついた使用しようしている(2013ねん
  • オスプレイのエンジンねつ正確せいかくには「エンジン排気はいきプルームがもたらす過剰かじょうねつ作用さよう」(excessive heat impact from engine exhaust plumes)が、アメリカ海軍かいぐん一部いちぶ揚陸ようりくかんフライトデッキ損傷そんしょう(2004ねんなつイオー・ジマ (LHD-7)では変色へんしょく、2005ねんなつバターン (強襲きょうしゅう揚陸ようりくかん)ではたわみが発生はっせい)することがわかっている。海軍かいぐん航空こうくうシステム司令しれいNAVAIR)と海軍かいぐん海洋かいようシステムコマンドNAVSEA)は、エンジンのした金属きんぞくせいのポータブルヒートシールド(オスプレイ専用せんよう移動いどうしきたいねついた)を設置せっちしてデッキへの損傷そんしょう防止ぼうし(10ふん以上いじょうアイドリングする場合ばあいはポータブルヒートシールドを使用しよう)する一時いちじてき解決かいけつさく考案こうあんしたが、この問題もんだい長期ちょうきてき解決かいけつはかり、V-22やF-35B運用うんようするには、まずデッキ自体じたいたいねつコーティングやパッシプサーマルバリアーをほどこしたものへとさい設計せっけいし、さらに船体せんたい構造こうぞうえる必要ひつようがあるとしている[161]。これをけ、国防こくぼう高等こうとう研究けんきゅう計画けいかくきょくDARPA)では、フライトデッキじょう設置せっち可能かのう堅牢けんろう冷却れいきゃくシステムの開発かいはつ産業さんぎょうがわもとめたという[ちゅう 37]海上かいじょう自衛隊じえいたいではアメリカぐんとの共同きょうどう訓練くんれんそなえ、輸送ゆそうかんしもきた」などデッキに対策たいさくほどこされていない従来じゅうらい護衛ごえいかんにはポータブルヒートシールドを搭載とうさいするようになった。
  • 2009ねん5がつ27にちノースカロライナしゅうにおいて、訓練くんれん飛行ひこうちゅうのMV-22が燃料ねんりょうれで国営こくえい狩猟しゅりょう予防よぼう着陸ちゃくりくしたさい同機どうき給油きゅうゆして離陸りりくしようとしたところ、エンジンの排気はいきねつ植生しょくせいはじめ、機体きたい外装がいそう損傷そんしょうする事故じこ発生はっせいしたことがあった。2011ねん6がつ24にち沖縄おきなわけんどう事故じこふくめた「高温こうおん排気はいき周辺しゅうへんへの影響えいきょう」について質問しつもんする照会しょうかいしょ防衛ぼうえいしょう送付そうふ防衛ぼうえいしょうどう12がつ19にち回答かいとうしょで、過去かこ火災かさい発生はっせいしていることをみとめたうえで、同機どうきのハワイへの配備はいびかんする環境かんきょう影響えいきょう評価ひょうかしょあん(DEIS)を引用いんようして、運用うんよう措置そち手順てじゅん改善かいぜんにより安全あんぜん運用うんよう確保かくほすることを米国べいこくがわもうれるむね回答かいとうした[ちゅう 38]
いずれにせよ、政府せいふとしては、過去かこ火災かさい発生はっせいしていることから、米国べいこく政府せいふたいして、くににおいてMV-22を運用うんようする場合ばあい
  1. パイロット義務付ぎむづけられている排気はいきデフレクタの作動さどう確認かくにんおよびどう装置そうち継続けいぞく監視かんし遵守じゅんしゅ徹底てっていすること
  2. 排気はいきデフレクタをふくめた機体きたいシステムに故障こしょうなどが発生はっせいしないよう確実かくじつ整備せいびおこなうこと
  3. 着陸ちゃくりくしている時間じかん制限せいげんすること
などといった運用うんよう措置そち手順てじゅん追求ついきゅうすることにより、排気はいきガスによる火災かさい発生はっせいのリスクのさらなる低減ていげんはかり、安全あんぜん運用うんよう確保かくほ万全ばんぜんすよう、しっかりともうれてまいりたい。 — 一川いちかわ保夫やすお防衛ぼうえい大臣だいじんぼうぼうだい15061ごう 23.12.19 『MV-22オスプレイ配備はいびについて(回答かいとう)』

騒音そうおん

編集へんしゅう

2010ねん、ジャーナリストの田岡たおか俊次しゅんじは、エンジン出力しゅつりょくおおきさから、V-22は海兵かいへいたいCH-46輸送ゆそうヘリコプターより騒音そうおんおおきいと主張しゅちょうしていたが[162]調査ちょうさでは垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードでどう程度ていど固定こていつばさモードではV-22のほう若干じゃっかんひくいという結果けっか[163]

2016ねん10がつ防衛ぼうえいしょう木更津きさらづ駐屯ちゅうとんおこなった陸上りくじょう自衛隊じえいたいCH-47JA輸送ゆそうヘリコプターとの比較ひかくでは、飛行ひこうちゅう騒音そうおんすべてMV-22のほうひく一方いっぽうで、ホバリングちゅう近距離きんきょりでの騒音そうおんはMV-22が上回うわまわっていた[164]

反対はんたい運動うんどう

編集へんしゅう

事故じこ危険きけんせいなどを理由りゆうとして、日本にっぽん国内こくないべいぐん基地きち自衛隊じえいたい駐屯ちゅうとんへの配備はいび中止ちゅうしもとめるデモ活動かつどう妨害ぼうがい行為こうい配備はいびさきなどにおいておこなわれている。

  • 2012ねん9がつ9にち沖縄おきなわけん宜野湾ぎのわん宜野湾ぎのわん海浜かいひん公園こうえんで「オスプレイ配備はいび反対はんたいする県民けんみん大会たいかい」(no osprey沖縄おきなわ県民けんみん大会たいかい)を開催かいさい実行じっこう委員いいんかい構成こうせい31団体だんたいと、の153団体だんたい参加さんか[165]
  • 2012ねん12月23にち神奈川かながわけん綾瀬あやせべいぐん厚木あつぎ基地きち周辺しゅうへんで、沖縄おきなわ厚木あつぎ基地きちへの配備はいび飛行ひこう反対はんたいもとめるデモ[166]
  • 2013ねん1がつ27にち東京とうきょう千代田ちよだ日比谷公園ひびやこうえん沖縄おきなわ県民けんみんグループ、沖縄おきなわけんぜん市町村しちょうそんちょう代理だいりふくむ)などが参加さんかして反対はんたいデモ[167]
  • 2013ねん7がつ30にち、オスプレイの沖縄おきなわ配備はいび反対はんたいする首都しゅとけんネットワークが東京とうきょう千代田ちよだ総理そうり大臣だいじん官邸かんていまえ沖縄おきなわ県内けんないへの配備はいび反対はんたいデモ。オスプレイ配備はいび中止ちゅうしもとめる414にんぶん、233団体だんたいぶん署名しょめい内閣ないかく提出ていしゅつした[168]
  • 2014ねん08がつ30にち佐賀さがけん佐賀さが佐賀さが市役所前しやくしょまえ公園こうえん佐賀さが空港くうこうへの配備はいび反対はんたいするデモ[169]
  • 沖縄おきなわけん普天間ふてんま基地きち市民しみん団体だんたいによる離着陸りちゃくりく妨害ぼうがいするたこげと風船ふうせんばしによる抗議こうぎ活動かつどうおこなわれている(航空こうくう危険きけん行為こうい処罰しょばつほう違反いはんうたがいがある)[170]
  • 2018ねん7がつ 1にち千葉ちばけん木更津きさらづ吾妻あづま公園こうえんで、陸上りくじょう自衛隊じえいたいのオスプレイの配備はいびさきをめぐって木更津きさらづ駐屯ちゅうとん暫定ざんてい配備はいびうごきがあるなか、オスプレイの配備はいび反対はんたいする「オスプレイ暫定ざんてい配備はいび反対はんたい7.1県民けんみんだい集会しゅうかいin木更津きさらづ」を開催かいさい。2,000にん参加さんか[171]
  • 2018ねん10がつ1にち東京とうきょう福生ふっさ横田よこた基地きちまえで、CV-22が横田よこた基地きち正式せいしき配備はいびされたことをけ、プラカードをった反対はんたい団体だんたいがデモ[172]
  • 2019ねん11がつ10日とおか佐賀さがけん佐賀さが高木瀬たかきせまち佐賀さがけん教育きょういく会館かいかんで、「オスプレイ配備はいび反対はんたいけん連絡れんらくかい」が主催しゅさいし、佐賀さが空港くうこうへの陸上りくじょう自衛隊じえいたいオスプレイ配備はいび計画けいかく反対はんたいする集会しゅうかい開催かいさいやく230にん参加さんか[173]
  • 2019ねん12月2にち千葉ちばけん木更津きさらづ吾妻あづま公園こうえんで、陸上りくじょう自衛隊じえいたい垂直すいちょく離着陸りちゃくりく輸送ゆそうオスプレイの木更津きさらづ駐屯ちゅうとんへの暫定ざんてい配備はいび計画けいかくめぐり、「オスプレイるな いらない住民じゅうみんかい」(吉田よしだいさむさとる会長かいちょう)などが反対はんたい集会しゅうかい開催かいさい県内けんないがいからやく2,000にん参加さんか[174]
  • 2020ねん1がつ18にち北海道ほっかいどう札幌さっぽろ共済きょうさいホールで、1がつ22にちから2がつ8にちにかけて道内どうない実施じっしされる日米にちべい共同きょうどう訓練くんれんまえに、連合れんごう北海道ほっかいどうなど7団体だんたいによる「ぜんみちそう決起けっき集会しゅうかい」を開催かいさいやく650にん参加さんか[175]
  • 2020ねん7がつ10日とおか千葉ちばけん木更津きさらづうち港北こうほく公園こうえんで、陸上りくじょう自衛隊じえいたいのオスプレイ1木更津きさらづ駐屯ちゅうとんへの到着とうちゃくけ、「オスプレイるな いらない住民じゅうみんかい」などが反対はんたい集会しゅうかい開催かいさいやく150にん参加さんか[176]
  • 2020ねん8がつ29にち佐賀さがけん佐賀さが川副かわそえまち南川みなみかわふく公民館こうみんかんで、佐賀さが空港くうこうへの自衛隊じえいたい輸送ゆそうオスプレイ配備はいび計画けいかく反対はんたいする「地域ちいき住民じゅうみんかい」が反対はんたい討論とうろん集会しゅうかい開催かいさいやく100にん参加さんか[177]
  • 2020ねん11月7にち千葉ちばけん船橋ふなばし薬円台やくえんだい公園こうえんで、「オスプレイいらない!習志野ならしの八千代やちよ船橋ふなばしネットワーク」が結成けっせい集会しゅうかい開催かいさいやく550にん参加さんか[178]
  • 2020ねん11月22にち東京とうきょう福生ふっさで、特殊とくしゅ作戦さくせんオスプレイの横田よこた基地きち同市どうしなど)配備はいび反対はんたいする「オスプレイ反対はんたい東京とうきょう連絡れんらくかい」がしゅ東京とうきょうだい集会しゅうかい開催かいさい。1,000にん参加さんか同時どうじおこなわれたウェブ配信はいしんでは、600アカウントが視聴しちょう[179]
  • 2020ねん12月5にち新潟にいがたけん上越じょうえつで、関山せきやま演習えんしゅうじょう今月こんげつ7にちからはじまる日米にちべい共同きょうどう訓練くんれん反対はんたいする「新潟にいがたけん平和へいわ運動うんどうセンター」などが集会しゅうかい開催かいさい。380にん参加さんか[180]
  • 2021ねん4がつ10日とおか千葉ちばけん木更津きさらづで、動労どうろうせんよう支援しえんするかい木更津きさらづなどが「オスプレイいらない!4がつ10日とおか木更津きさらづ行動こうどう」を開催かいさいやく130にん参加さんか[181]
  • 2021ねん4がつ25にち佐賀さが川副かわそえまち南川みなみかわふく公民館こうみんかんで、「自衛隊じえいたい輸送ゆそうオスプレイの佐賀さが空港くうこう配備はいび計画けいかく反対はんたいする地域ちいき住民じゅうみんかい」が集会しゅうかい開催かいさい。70にん参加さんか[182]
  • 2021ねん7がつ29にち茨城いばらきけん小美おいたま航空こうくう自衛隊じえいたい百里基地ひゃくりきち正門せいもんまえで、茨城いばらき平和へいわ擁護ようご県民けんみん会議かいぎなど8団体だんたいでつくる「百里基地ひゃくりきち反対はんたい連絡れんらく協議きょうぎかい」が抗議こうぎ集会しゅうかい開催かいさい。オスプレイの訓練くんれん中止ちゅうしもとめる抗議こうぎぶん提出ていしゅつやく80にん参加さんか[183]
  • 2021ねん8がつ26にち茨城いばらきけん小美おいたま航空こうくう自衛隊じえいたい百里基地ひゃくりきち正門せいもんまえで、百里基地ひゃくりきち反対はんたい連絡れんらく協議きょうぎかい抗議こうぎ集会しゅうかい開催かいさいやく60にん参加さんか[184]
  • 2022ねん4がつ3にち佐賀さがけん佐賀さが川副かわそえまち市立しりつスポーツパーク川副かわそえ体育たいいくセンターで、「佐賀さが空港くうこうへの自衛隊じえいたいオスプレイとう配備はいび反対はんたい地域ちいき住民じゅうみんかい」が集会しゅうかい開催かいさいやく300にん参加さんか[185]
  • 2022ねん4がつ9にち、JR木更津きさらづ駅前えきまえで、「オスプレイるな いらない住民じゅうみんかい」が街頭がいとう集会しゅうかい開催かいさいやく150にん参加さんか[186]
  • 2022ねん9がつ26にち北海道ほっかいどう釧路くしろ観光かんこう国際こくさい交流こうりゅうセンター前庭ぜんていで、釧根くしね平和へいわ運動うんどうフォーラムと市民しみん団体だんたいべい海兵かいへいたい移転いてん訓練くんれん反対はんたい釧根くしね連絡れんらくかい」でつくる実行じっこう集会しゅうかい開催かいさいやく130にん参加さんか[187]
  • 2022ねん9がつ27にち北海道ほっかいどう札幌さっぽろ大通だいつう公園こうえんおよび札幌さっぽろ駅前えきまえどおりで、連合れんごう北海道ほっかいどうなど7団体だんたい集会しゅうかいおよびデモ行進こうしん実施じっしやく300にん参加さんか[188]
  • 2022ねん9がつ28にち北海道ほっかいどう帯広おびひろのとかちプラザまえで、連合れんごうじゅう勝地しょうちきょう平和へいわ運動うんどうフォーラム十勝とかちブロック協議きょうぎかいなど十勝とかち管内かんないの25団体だんたいによる「戦争せんそうさせない・9じょうこわすな!そうがかり行動こうどうじゅうしょう実行じっこう委員いいんかい集会しゅうかい開催かいさい。35にん参加さんか[189]

誘致ゆうち運動うんどう

編集へんしゅう

侵略しんりゃくふせぐための抑止よくしりょくになるなどの理由りゆうから、佐賀さが空港くうこうへの誘致ゆうち推進すいしんする運動うんどうおこなわれている。

登場とうじょう作品さくひん

編集へんしゅう

V-22などのティルトローター(ティルトウィング)は、にも明快めいかいに「ヘリコプター進化しんかけい」ともれる形状けいじょうであるため、とくきん未来みらいえがいたフィクション作品さくひんなどではV-22、およびそれをモデルにした架空かくう機体きたい描写びょうしゃされることおおい。

以下いかはV-22そのものとして登場とうじょうした作品さくひんげている。

映画えいが・テレビドラマ

編集へんしゅう
アイアムアヒーロー
C-5 ギャラクシーとともに登場とうじょうZQN蔓延まんえんするなか大挙たいきょして練馬ねりま上空じょうくう飛行ひこうしていく。
オール・ユー・ニード・イズ・キル
アメリカ統合とうごう防衛ぼうえいぐん奇襲きしゅう作戦さくせんさい登場とうじょうする。
ゴジラシリーズ
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
特務とくむ研究けんきゅう機関きかん「モナーク」所属しょぞく全編ぜんぺんわたって登場とうじょう。モナークの司令しれいせん「アルゴ」に搭載とうさいされており、主人公しゅじんこうたちの移動いどう民間みんかんじん避難ひなん使用しようされるほか、ドアガンとして搭載とうさいしたM240機関きかんじゅうラドンへの攻撃こうげきおこなう。また、アラン・ジョナひきいるエコテロリストも、キングギドラ目覚めざめさせるべく南極なんきょくだい32前哨ぜんしょう基地きち襲撃しゅうげきするさいに、モナーク所属しょぞく偽装ぎそうしたほん使用しようする。
ゴジラvsコング
モナークもしくはアメリカぐん所属しょぞく登場とうじょう。ネイサン・リンド博士はかせ髑髏しゃれこうべとうだい236前哨ぜんしょう基地きちおとずれたさい搭乗とうじょうしているほかタスマンうみうえ輸送ゆそう艦隊かんたいからコング南極なんきょくきずかれた地下ちか空洞くうどうへの発進はっしん基地きちまで空輸くうゆするさいに、CH-47およびCH-53Eとともに輸送ゆそうおこなっている。
世界せかい侵略しんりゃく: ロサンゼルス決戦けっせん
アメリカ海兵かいへいたい前線ぜんせん基地きちとなったサンタモニカ空港くうこうちゅうされている。
ターミネーター4
序盤じょばん1人ひとりのこったジョン・コナーを指令しれいまで輸送ゆそうする。人類じんるい抵抗ていこうぐん基地きちないにもちゅうしている。
地球ちきゅう防衛ぼうえい未亡人みぼうじん
べい軍機ぐんき登場とうじょう。JAP(地球ちきゅう防衛ぼうえいぐん日本にっぽん支部しぶ所属しょぞく架空かくう「メスプレイ」とともに、宇宙うちゅう怪獣かいじゅうベムラスを浜浦はまうら発電はつでんしょからななヶ所かしょむらまで空輸くうゆする。
特攻とっこう野郎やろうAチーム THE MOVIE
べい軍機ぐんき登場とうじょう物語ものがたり序盤じょばんのミッションでマードックが操縦そうじゅうし、機首きしゅ機銃きじゅうでテロリストのテクニカル一掃いっそうしてから、偽造ぎぞう原版げんばん偽札にせさつんだコンテナはこぶ。
トランスフォーマー
べい軍機ぐんき登場とうじょう。レノックス大尉たいいらを、カタールべいぐん基地きちまで輸送ゆそうする。
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
たいディセプティコン特殊とくしゅ部隊ぶたい「NEST」の空挺くうてい降下こうか部隊ぶたいイリノイしゅうシカゴまで輸送ゆそうし、空挺くうてい降下こうかさせる。
トランスフォーマー/最後さいご騎士きしおう
終盤しゅうばん登場とうじょう主人公しゅじんこう、アメリカぐん兵士へいしたいトランスフォーマー部隊ぶたい「TRF」の隊員たいいんたちをサイバトロンほしまで輸送ゆそうする。

アニメ・漫画まんが

編集へんしゅう
HEROMAN
ドクターミナミが使用しようしている。
あい
古城こじょうへん」にて革命かくめい勢力せいりょく装備そうびとして登場とうじょう
アサルトリリィ BOUQUET
だい9理事りじちょう代行だいこう高松たかまつ咬月が、だい12一柳いちりゅうなし璃と白井しらいゆめゆい移動いどう使用しよう
コミックとうほかのアサルトリリィ作品さくひんには、「ガンシップ」というべつ架空かくうており登場とうじょうしない。
エヴァンゲリオンシリーズ
ヱヴァンゲリヲンしん劇場げきじょうばん:じょ
ヤシマ作戦さくせん準備じゅんび段階だんかいのシーンにて登場とうじょうだい3しん東京とうきょう一帯いったい上空じょうくうを3編隊へんたいでフライパスする。
ヱヴァンゲリヲンしん劇場げきじょうばん:やぶ
だい8の使徒しと落下らっかから日本にっぽん国民こくみん避難ひなんさせるさい多数たすう上空じょうくう飛行ひこうする。また、エヴァンゲリオン3号機ごうき起動きどう実験じっけんのために赤木あかぎリツコ松代まつだいだい2実験じっけんじょうおもむさい搭乗とうじょうしている。
ヱヴァンゲリヲンしん劇場げきじょうばん:Q
予告よこくのみに登場とうじょうジェラルド・R・フォードきゅう航空こうくう母艦ぼかんかんする様子ようすえがかれている。
ゴジラたいエヴァンゲリオン THE REAL 4D
NERV所属しょぞくとして登場とうじょう架空かくうのVIPよう輸送ゆそう「GLAUX」と同様どうようのキャビン機構きこうそなえている。加持かじリョウジ搭乗とうじょうし、だい3新大阪しんおおさかでのゴジラ国連こくれんぐん戦闘せんとうまれて墜落ついらくしたGLAUXのキャビンを回収かいしゅうしたのち、エヴァ3たい指示しじしつつゴジラの調査ちょうさおこなっている。
わりのセラフ
日本にっぽんみかどおにぐん装備そうびとして登場とうじょうする。また、作中さくちゅうではV-22のほか、ティルトローターを4搭載とうさいした大型おおがた架空かくう登場とうじょうする。
空母くうぼいぶき
陸上りくじょう自衛隊じえいたい所属しょぞく登場とうじょう与那国島よなぐにじま奪還だっかん作戦さくせんそなえて、那覇なは基地きちまで水陸すいりく機動きどうだん輸送ゆそうする。
ゲート 自衛隊じえいたい かれにて、たたかえり
漫画まんがばん48で、銀座ぎんざかうけい装甲そうこう機動きどうしゃ16しき機動きどう戦闘せんとうしゃ後方こうほう上空じょうくう飛行ひこうする。
ジパング
だい世界せかい大戦たいせんときタイムスリップした、架空かくうイージス護衛ごえいかんみらい」の艦載かんさいとして、オスプレイをモデルとした架空かくうである、MV/SA-32J「海鳥うみどり登場とうじょうする。
戦闘せんとう妖精ようせいゆきふう
OPERATION:4に登場とうじょう日本にっぽん海軍かいぐん空母くうぼ「アドミラル56」艦長かんちょう記者きしゃ会見かいけんのち、プレス関係かんけいしゃせて同艦どうかんよりはつかんする。
ぞく戦国せんごく自衛隊じえいたい
関ヶ原せきがはら外伝がいでん」にて、戦国せんごく時代じだいにタイムスリップしたアメリカ海兵かいへいたい装備そうびの1つとして登場とうじょう岐阜ぎふじょう上空じょうくうまで海兵かいへい隊員たいいんたちを輸送ゆそうし、ホバリング状態じょうたい移行いこうしてから空挺くうてい降下こうかさせる。
ちょう時空じくう戦艦せんかんまほろば
リベンジ・オブ・アースの艦載かんさいとして登場とうじょう。なお、この作品さくひんでのV-22は開発かいはつちゅう事故じこにより量産りょうさん中止ちゅうしとなっている設定せってい
日本にっぽん沈没ちんぼつ
一色いっしょくのぼりのぞみ漫画まんがばんに、陸上りくじょう自衛隊じえいたい所属しょぞく登場とうじょう各地かくち救助きゅうじょ活動かつどう難民なんみん輸送ゆそうおこなう。また深海しんかい調査ちょうさてい「ケルマデックごう」の運用うんようはは改造かいぞうされた「V-22あらため」も登場とうじょうしており、こちらは下部かぶM230機関きかんほう搭載とうさいしている。
バイオハザード: ヴェンデッタ
BSAA所属しょぞくとして登場とうじょうおもにクリス・レッドフィールドらが移動いどうさいして使用しようするほか、機体きたい下部かぶM134機関きかんじゅうもちいた攻撃こうげきおこなう。小説しょうせつばんではさらにハイドラ70ロケットだん搭載とうさいしている。
ビビッドレッド・オペレーション
二葉ふたばあおいが搭乗とうじょうしていたV-22が登場とうじょうするが、アローンによる攻撃こうげきけてブルーアイランドに不時着ふじちゃくする。また、UDFもV-22を運用うんようしている。
ポケットモンスタークリスタル ライコウかみなり伝説でんせつ
ロケットだん特務とくむ工作こうさく装備そうびとして登場とうじょう
魔法まほう少女しょうじょ特殊とくしゅせんあすか
陸上りくじょう自衛隊じえいたいだい1ヘリコプターだん所属しょぞく登場とうじょう特殊とくしゅ作戦さくせんぐんMはん活動かつどうさいして沖縄おきなわ北海道ほっかいどう派遣はけんされる。3かん巻末かんまつ説明せつめいによると、だん直轄ちょっかつだい102飛行ひこうたい試験しけんてき配備はいびされた武装ぶそう強化きょうかがたとされており、機体きたい下部かぶ7.62mmミニガン電子でんし光学こうがく赤外線せきがいせんセンサーをおさめたしきターレットをゆうする。
めい探偵たんていコナン じゅんくろ悪夢あくむ
くろずくめの組織そしきしん兵器へいきとして登場とうじょう改造かいぞうされてクレーンアームがけられているほか、IDWSを装備そうびしている。

R.O.D -READ OR DIE-

OVAだい3かんにて登場とうじょう偉人いじん要塞ようさい突入とつにゅうこうさがすために飛行ひこうしていたが、撃墜げきついされた。

小説しょうせつ

編集へんしゅう
蒼空そうくうたて 帝都ていと防空ぼうくうせん1945』
だい世界せかい大戦たいせんときタイムスリップした、架空かくうイージス護衛ごえいかん「つるぎ」の艦載かんさいとして登場とうじょう作中さくちゅうでは、上記じょうきの『ジパング』の影響えいきょうで、海上かいじょう自衛隊じえいたいにオスプレイが配備はいびされたのではないかとうわさされている。
にちちゅう尖閣せんかく戦争せんそう
だい1挺進ていしんだん移動いどう回収かいしゅうさいにたびたび登場とうじょうする。
富士山ふじさん噴火ふんか
高嶋たかしま哲夫てつお小説しょうせつ横田よこた厚木あつぎ岩国いわくに飛行場ひこうじょうのアメリカぐん所属しょぞく登場とうじょう溶岩ようがん南下なんかする富士山ふじさん南部なんぶから住民じゅうみん避難ひなんさせるべく多数たすう投入とうにゅうされ、陸上りくじょう自衛隊じえいたいUH-1JCH-47JAとともに架空かくうニミッツきゅう航空こうくう母艦ぼかん「ウィリアム・ジェファーソン・クリントン」に避難ひなんみんをピストン輸送ゆそうする。エンジンには火山灰かざんばい対策たいさくとして、技術ぎじゅつ研究けんきゅう本部ほんぶとアメリカが極秘ごくひ共同きょうどう開発かいはつちゅうだったフィルターを急遽きゅうきょ装備そうびしている。
ARMA 2
プレイヤーが操作そうさ可能かのう特徴とくちょうてき姿勢しせい変更へんこう再現さいげん
Modern Warships
艦載かんさいヘリとして登場とうじょう
エースコンバットシリーズ
エースコンバット3
「V-22B オスプレイ」と名付なづけられた架空かくう民間みんかんとして登場とうじょう
エースコンバット04
物語ものがたり終盤しゅうばんでのエルジア共和きょうわこく首都しゅとファーバンティ包囲ほういせんにおいて、エルジアぐん将校しょうこうがファーバンティを脱出だっしゅつするべく5登場とうじょうする。このうち4はプレイヤーが直接ちょくせつ撃墜げきついすることも出来できるが、のこりの1離陸りりくできずISAF地上ちじょう部隊ぶたい確保かくほされている。
エースコンバット7
物語ものがたり序盤じょばんにてフォートグレイス基地きちから離陸りりくするオーシア国防こくぼう空軍くうぐん輸送ゆそうと、もと大統領だいとうりょう脱出だっしゅつさせるエルジア王国おうこくぐん輸送ゆそうとして登場とうじょうする。カラーリングからするに、MV-22とおもわれる。
また、有料ゆうりょうDLCだい5だん『Anchorhead Raid』において、エルジア海軍かいぐん将校しょうこうせたMV-22が複数ふくすう登場とうじょうする。
凱歌がいか号砲ごうほう エアランドフォース
日本にっぽん占拠せんきょしたアメリカ海軍かいぐん機体きたいとして登場とうじょう。プレイヤーも購入こうにゅうして使用しようできる。
カウンターストライク:オンライン
ヒューマンシナリオ「追撃ついげき:ブレイズ」にて、ラスボスとして登場とうじょう
グランド・セフト・オートV
2017ねん12月12にち配信はいしんのアップデート「強盗ごうとう・ドゥームズ・デイ」より、V-22をモデルにした「アベンジャー」が実装じっそう(オンラインのみ登場とうじょう)。
コール オブ デューティシリーズ
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3
キャンペーンではヨーロッパにて大量たいりょう登場とうじょうするほか、マルチプレイにも登場とうじょうする。
コール オブ デューティ ゴースト
空母くうぼ艦載かんさいとして登場とうじょう
コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア
「ウォーバード」という名称めいしょう発展はってん登場とうじょう
ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2
MGS2本編ほんぺん登場とうじょうしなかった使用しよう3Dモデルとして登場とうじょう
だい戦略せんりゃくシリーズ
アメリカぐん選択せんたくすると生産せいさんすることが可能かのう
『トムクランシーズ H.A.W.X.2』
特殊とくしゅ部隊ぶたいせた護衛ごえい対象たいしょうとして登場とうじょうちゅうちゅう破壊はかいされる。
ニンジャブレイド
主人公しゅじんこうのケン・オガワがぞくする国連こくれん災害さいがい対応たいおう機関きかん「GUIDE」の所属しょぞくとして複数ふくすうのCV-22Bが登場とうじょう
そのなかの1はケンの相棒あいぼうであるアンディ・ウォーカーがパイロットつとめている。
また、ケンが空路くうろ移動いどうもちいるさいには必要ひつようおうじて、じゅう機関きかんじゅうグレネードランチャー一体化いったいかさせたふくあい火器かきもちいて戦闘せんとうおこなう。なお、登場とうじょうするCV-22Bは機首きしゅ形状けいじょう実機じっきとはことなる。
ハーフライフ
海兵かいへいたい輸送ゆそうとして登場とうじょう
バイオハザード ヴィレッジ
BSAA所属しょぞくおよびクリス・レッドフィールドひきいるハンドウルフたい使用しようする機体きたいとして終盤しゅうばん登場とうじょう。BSAA所属しょぞくのうち1ラペリング降下こうかのためホバリングしている最中さいちゅう巨大きょだい触手しょくしゅした特異とくいきんたたきつけられてバランスをくずし、墜落ついらくする。
バトルフィールドシリーズ
Project Reality(BF2)
アメリカぐん、アメリカ海兵かいへいたい輸送ゆそうにMV-22が登場とうじょう
BF3
キャンペーンにのみアメリカ海兵かいへいたい輸送ゆそうとしてMV-22Bが登場とうじょうし、主人公しゅじんこうらの回収かいしゅう展開てんかい輸送ゆそう使用しようされる。
BF4
キャンペーンのみ登場とうじょうし、強襲きょうしゅう揚陸ようりくかん「ヴァルキリー」の艦載かんさいとして格納庫かくのうこ甲板かんぱん配備はいびされている。
BF2042
All-out WarfareとHazard Zoneの2つのモードで、架空かくう派生はせいがた「MV-38 コンドル」が登場とうじょう
All-out Warfareモードではアメリカぐん輸送ゆそうとして登場とうじょうどうシリーズとしてはじめてプレイヤーがMV-22けい輸送ゆそう操縦そうじゅうできる作品さくひんである。
Hazard Zoneモードでは、ゲームクリアにプレイヤーの回収かいしゅう使用しようされる。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ アメリカ英語えいご発音はつおん[ˈɑːspreɪ] ースプレイ、[ˈɑːspri] ースプリ
  2. ^ イギリス英語えいご発音はつおん[ˈɒspreɪ] スプレイ
  3. ^ 2013ねん11月に台風たいふう「ハイエン」で被災ひさいしたフィリピンや、2016ねん4がつ熊本くまもと地震じしん被災ひさいした熊本くまもとけんにMV-22オスプレイが派遣はけんされた[8]
  4. ^ 正確せいかくにはティルトローター回転かいてんつばさではない
  5. ^ a b 回転かいてんつばさふく
  6. ^ だい世界せかい大戦たいせんなかにもF5U原型げんけい試験しけん飛行ひこうまでけている。
  7. ^ イランアメリカ大使館たいしかん人質ひとじち事件じけん救出きゅうしゅつ計画けいかくとして実施じっしされた1980ねん4がつイーグルクロー作戦さくせん失敗しっぱいが、政府せいふ高官こうかんレベルでの新型しんがた軍用ぐんよう開発かいはつ要求ようきゅうにつながったとわれる[13]
  8. ^ その予算よさん削減さくげんで6号機ごうき中止ちゅうしされた。
  9. ^ V-22 Osprey Pocket Guide (Bell Boeing発行はっこう[18] によれば、固定こていつばさモードから垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモードへの転換てんかんようする時間じかんは、16びょうとされている。
  10. ^ 「V-22オスプレイ完全かんぜん教本きょうほん[20] では、55.9cm となっている。
  11. ^ 垂直すいちょく離着陸りちゃくりくモード固定こていつばさモードは、「性能せいのう類似るいじとの比較ひかく」に記載きさいされている25.58mである[21]
  12. ^ そう容量ようりょうは、V-22オスプレイガイドブック(べい海軍かいぐん航空こうくうシステムコマンドへん[23]記載きさいである。
  13. ^ さらに、みぎスポンソン後部こうぶに1,197リットルの燃料ねんりょうタンクをオプションで搭載とうさい可能かのうである[18]
  14. ^ EICAS/CDU画面がめんとその操作そうさパネルは、みぎ座席ざせき出力しゅつりょく制御せいぎょレバー(TCL)のスペースを確保かくほするため中央ちゅうおうより左側ひだりがわっている。
  15. ^ F/A-18は、フライ・バイ・ワイヤ採用さいようしているが、バックアップとして機械きかいてきリンケージ機構きこうをもっている。
  16. ^ 統合とうごうがた無線むせん周波数しゅうはすう対抗たいこう手段しゅだん装置そうち(SIRFC)は、レーダー警戒けいかい受信じゅしん電子でんし支援しえん手段しゅだんレーダー位置いち測定そくてい、および妨害ぼうがい装置そうちから構成こうせいされている。
  17. ^ キャビンゆかめんは1,464kg/m2積載せきさい荷重におもえられる。
  18. ^ V-22オスプレイガイドブック(べい海軍かいぐん航空こうくうシステムコマンドへん)によれば、一連いちれん作業さぎょうは90びょう完了かんりょうする[37]
  19. ^ a b ヘリコプターがボルテックス・リング・ステートにはい限界げんかいは、40ノット(時速じそくやく75メートル)以下いか前進ぜんしん速度そくどにおいてまいぶん800フィート(やく240メートル)前後ぜんこう降下こうかりつであることがかっていた。しかし、こう降下こうかりつ(HROD)試験しけん結果けっか、オスプレイがボルテックス・リング・ステートをこすためには、40ノットにおいて、すくなくともまいぶん2,500〜2,600フィート(やく760〜790メートル)で降下こうかさせなければならないことがかった[158]
  20. ^ a b 固定こていつばさモードのままで着陸ちゃくりくすると、ローターが地面じめん衝突しょうとつしてしまうが、機体きたいなかまでんでるようなおおきなかたまりではなく「たけぼうき」のようにちいさな断片だんぺんくだかれるように設計せっけいされている[154]
  21. ^ VMMT-204
    VMM-162 "Golden Eagles"
    VMM-261 "Bulls"
    VMM-263 "Thunder Chickens"
    VMM-264 "Black Knights"
    VMM-266 "Fighting Griffins"
    VMM-365 "Blue Knights",
  22. ^ VMM-161 "Greyhawks"
    VMM-163 "Ridge Runners"
    VMM-165 "White Knights"
    VMM-166 "Sea Elk"
    VMM-268 "Red Dragons"
    VMM-363 "Red Lions"
    VMM-764 "Moonlight"
  23. ^ VMM-262 "Flying Tigers"
    VMM-265 だい265海兵かいへい中型ちゅうがたティルトローター飛行ひこうたい"Dragons"
  24. ^ VMM-164 "Knightriders"
    VMM-364 "Purple Foxes"
  25. ^ VMM-774 "Wild Goose"
  26. ^ この派遣はけん自己じこ展開てんかいではなく艦船かんせん輸送ゆそうによりおこなわれた理由りゆうには、北大西洋きたたいせいよう飛行ひこうにおけるちゃくごおり危険きけんせい空中くうちゅう給油きゅうゆおこなKC-130不足ふそくなどがあった[96]
  27. ^ イラクのアメリカぐん司令しれいかんであったデヴィッド・ペトレイアス大将たいしょうは、クリスマスの部隊ぶたい訪問ほうもんにも使用しようした[98]
  28. ^ ジョージ・J・トラウトマン中将ちゅうじょうは、従来じゅうらいのヘリコプターをはるかに凌駕りょうがする速度そくど航続こうぞく距離きょり発揮はっきしたことを称賛しょうさんし、「テキサスしゅうおおきさの戦場せんじょうロードアイランドしゅうおおきさにえた」とかたった[100]
  29. ^ 政府せいふ責任せきにん説明せつめいきょくGovernment Accountability Office, GAO)が2009ねん1がつった調査ちょうさによれば、イラクに派遣はけんされた12は、てられた任務にんむをすべて遂行すいこうした。平均へいきん任務にんむ可能かのう状態じょうたいりつ(mission capable rates)は57%から68%、ぜん期間きかんつうじての完全かんぜん任務にんむ可能かのう状態じょうたいりつ(full mission capable rate)は6%であった。その報告ほうこくしょは、状況じょうきょう把握はあく整備せいび艦船かんせん運用うんようおよび輸送ゆそう能力のうりょくかんする問題もんだいてん指摘してきしつつも、「すぐれた速度そくど航続こうぞく距離きょりは、人員じんいんおよび機内きない積載せきさいぶつ従来じゅうらいのヘリコプターよりもはやくかつとおくまで輸送ゆそうすることを可能かのうにした」と結論けつろんけている[102][103]
  30. ^ オスプレイは、高速こうそく長距離ちょうきょり飛行ひこうし、てき予期よきしない方向ほうこうから侵入しんにゅうすることが可能かのうで、飛行ひこうおんちいさく、てき補足ほそくされにくかった。たとえば、2010ねん1がつ、あるタリバンの指揮しきかんが、毎日まいにちほぼおな時間じかんふたつの場所ばしょのどちらかにあらわれることがかった。昼間ひるま強襲きょうしゅう攻撃こうげきおこなうことにけっした4のMV-22Bは、2カ所かしょ別々べつべつ降着こうちゃく地域ちいき同時どうじ着陸ちゃくりくした。それは、オスプレイの正確せいかく航法こうほう性能せいのうにより、定刻ていこくどおりに、目標もくひょう建物たてものから50フィート以内いない場所ばしょおこなわれた。着陸ちゃくりく地点ちてんの30から40フィート手前てまえ進入しんにゅうちゅう、オスプレイにやっと気付きづいた地元民じもとみんが、おどろいてまどうのがえた。着陸ちゃくりくするやいなや、強襲きょうしゅう部隊ぶたい航空機こうくうきからち、市場いちば付近ふきんにいた目標もくひょう人物じんぶつ追跡ついせき捕獲ほかくした[105]
  31. ^ 2011ねん2がつ18にち、ジェームズ・アモス大将たいしょうは、アフガニスタンに派遣はけんされた機体きたいそう飛行ひこう時間じかんが10まんあいだたっしたことをけ、海兵かいへいたい保有ほゆうする航空機こうくうきなかで「もっと安全あんぜん航空機こうくうき、またはそれにもっとちか航空機こうくうきである」とひょうした[106]
  32. ^ 2013ねんには、CH-53Eのわりに大統領だいとうりょう空輸くうゆ支援しえんした。この任務にんむ遂行すいこうするため、通信つうしん機器ききおよび座席ざせき緊急きんきゅう改修かいしゅうおこなわれた[107][108]
  33. ^ べい空軍くうぐんへ3海兵かいへいたいがたMV-22がた改造かいぞう導入どうにゅうされる。
  34. ^ べい空軍くうぐん購入こうにゅう計画けいかく以下いかのとおりとなっている。+でしめしたのはGWOT(世界せかい規模きぼでのたいテロ戦争せんそう)の追加ついか予算よさんくわえられたぶんである。
    2002年度ねんど発注はっちゅう-2005年度ねんど納入のうにゅうぶん2
    2004年度ねんど発注はっちゅう-2006年度ねんど納入のうにゅうぶん2
    2005年度ねんど発注はっちゅう-2007年度ねんど納入のうにゅうぶん3
    2006年度ねんど発注はっちゅう-2008年度ねんど納入のうにゅうぶん5
    2007年度ねんど発注はっちゅう-2009年度ねんど納入のうにゅうぶん2+1
    2008年度ねんど発注はっちゅう-2010/2012年度ねんど納入のうにゅうぶん5
    2009年度ねんど発注はっちゅう-2011-2012年度ねんど納入のうにゅうぶん6
    2010年度ねんど発注はっちゅう-2012-2013年度ねんど納入のうにゅうぶん5
    2011年度ねんど発注はっちゅう-2013年度ねんど納入のうにゅうぶん5
    2012年度ねんど発注はっちゅう-2014年度ねんど納入のうにゅうぶん5
    2013年度ねんど発注はっちゅう-2015年度ねんど納入のうにゅうぶん4
    2014年度ねんど発注はっちゅう-2016年度ねんど納入のうにゅうぶん3
  35. ^ 短距離たんきょり離陸りりく滑走かっそう距離きょりは、短距離たんきょり離陸りりく最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょうでもエンジン角度かくどを75にして91m以下いか離陸りりく可能かのうであり、60にすると183mとなる。
  36. ^ 空虚くうきょ重量じゅうりょうは15,177kgという情報じょうほうもある。航空こうくうファン2010ねん12がつごう
  37. ^ 国防こくぼう高等こうとう研究けんきゅう計画けいかくきょく (DARPA); Lazarus, Aaron. (2009ねん11月16にち). DARPA-BAA 10-10, Thermal Management System (TMS) (Report). 2012ねん4がつ24にち閲覧えつらんMV-22 Osprey has resulted in ship flight deck buckling that has been attributed to the excessive heat impact from engine exhaust plumes. Navy studies have indicated that repeated deck buckling will likely cause deck failure before planned ship life.いずれも英語えいごばんWikipediaより)
  38. ^ 防衛ぼうえいしょうぼうぼうだい15061ごう MV-22オスプレイ配備はいびについて(回答かいとう』(レポート)2011ねん12月19にち、15-17ぺーじhttps://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/kikaku/kikakubu-info/240131osupurei2jikaitou.pdf2012ねん4がつ24にち閲覧えつらん。「ハワイへのMV-22とう配備はいびかか環境かんきょう影響えいきょう評価ひょうかしょあん(DEIS)によれば、「舗装ほそうでのMV-22の運用うんよう安全あんぜん達成たっせいすることが可能かのうである。航空機こうくうき直下ちょっか植生しょくせい回避かいひ舗装ほそう着陸ちゃくりくたいでの航空機こうくうき着陸ちゃくりく時間じかん制限せいげんといった追加ついかてき運用うんよう措置そちにより、すでにわずかにしかこりえない危険きけんせいさらちいさくすることができる。MV-22はカネオヘベイ基地きちにおいては舗装ほそうされた飛行場ひこうじょうおよ着陸ちゃくりくたいにおいて運用うんようされる。これらの条件じょうけん排気はいきデフレクタ、および、当該とうがい基地きちにおける既存きそん原野げんや火災かさい管理かんり対応たいおうマニュアルにかんがみ、MV-22の排気はいきにより原野はらの火災かさいこされる危険きけんせいひくく、追加ついかてき措置そち必要ひつようとされない。」と評価ひょうかされている。」 

出典しゅってん

編集へんしゅう
  1. ^ a b Osprey Deemed Ready for Deployment”. U.S. Marine Corps (14 June 2007). 1 December 2016てんオリジナルよりアーカイブ。19 June 2019閲覧えつらん
  2. ^ osprey (Oxford Learner's Dictionary)
  3. ^ osprey (Cambridge Dictionaries Online)
  4. ^ a b “CH46ヘリがすべ退役たいえき オスプレイと交代こうたい. 琉球新報りゅうきゅうしんぽう. (2013ねん9がつ13にち). オリジナルの2016ねん12月4にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161204033939/https://ryukyushimpo.jp/movie/prentry-213207.html 2020ねん4がつ8にち閲覧えつらん 
  5. ^ http://www.navair.navy.mil/v22/index.cfm?fuseaction=news.detail&id=50
  6. ^ Osprey Pilots Receive First FAA Powered Lift Ratings (1999 Archive from Boeing)
  7. ^ MV-22オスプレイ. 防衛ぼうえいしょう. (2012ねん6がつ). https://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/haibi/pdf/mv22_pamphlet.pdf 2021ねん4がつ24にち閲覧えつらん 
  8. ^ 台風たいふう被害ひがいフィリピン救援きゅうえん普天間ふてんま基地きちのMV-22オスプレイが出動しゅつどう(JSF) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース 個人こじん. 2020ねん4がつ13にち閲覧えつらん
  9. ^ オスプレイの安全あんぜん祈願きがん 木更津きさらづ駐屯ちゅうとん飛行ひこう開始かいししき、6にちから試験しけん飛行ひこう”. 産経新聞さんけいしんぶん (2020ねん11月3にち). 2021ねん4がつ24にち閲覧えつらん
  10. ^ インドネシア、MV-22ブロックCオスプレイを8購入こうにゅう”. FlyTeam (2020ねん7がつ7にち). 2021ねん4がつ24にち閲覧えつらん
  11. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 59 
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 「オスプレイは危険きけん航空機こうくうきなのか?」『航空こうくうファン』2010ねん12がつごう、P.50-P.68
  13. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 103 
  14. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. pp. 158-159,162 
  15. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 163 
  16. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 216 
  17. ^ 江畑えはた謙介けんすけ2002『最新さいしん・アメリカの軍事ぐんじりょく
  18. ^ a b c d V-22 Osprey Pocket Guide”. Bell Boeing. 2020ねん4がつ12にち閲覧えつらん
  19. ^ 青木あおきけんほか (2012ねん10がつ13にち). V-22オスプレイ増補ぞうほばん. イカロス出版しゅっぱん. p. 44 
  20. ^ 青木あおきけん (2019ねん3がつ1にち). V-22オスプレイ完全かんぜん教本きょうほん. 秀和しゅうわシステム. p. 76 
  21. ^ 北村きたむらあつし (2012ねん10がつ20日はつか). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 157 
  22. ^ 青木あおきけん (2019ねん3がつ1にち). V-22オスプレイ完全かんぜん教本きょうほん. 秀和しゅうわシステム. p. 81 
  23. ^ 北村きたむらあつし (2012ねん10がつ20日はつか). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 156 
  24. ^ 青木あおきけんほか (2012ねん10がつ13にち). V-22オスプレイ増補ぞうほばん. イカロス出版しゅっぱん. p. 47 
  25. ^ 青木あおきけん (2012ねん10がつ25にち). 徹底てってい検証けんしょう!V-22オスプレイ. ソフトバンククリエイティブ. p. 56 
  26. ^ a b 青木あおきけん (2019ねん3がつ1にち). V-22オスプレイ完全かんぜん教本きょうほん. 秀和しゅうわシステム. pp. 87,90 
  27. ^ Raytheon Company: AN/AAQ-27A MWIR Staring Sensor
  28. ^ a b c d 地球ちきゅうコラム】まるオスプレイ「絶対ぜったいに墜とさない」 べい海兵かいへいたい基地きちでの陸自りくじ訓練くんれんはつ公開こうかい - 時事通信じじつうしん
  29. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. pp. 250-252 
  30. ^ てんかい, たかしじゅ次世代じせだい電子でんしせんについてー機械きかい学習がくしゅうとネットワークを活用かつようしたEMS活動かつどう」(PDF)『うみみきこう戦略せんりゃく研究けんきゅうだい19ごう海上かいじょう自衛隊じえいたい幹部かんぶ学校がっこう、2020ねん4がつ、98ぺーじ 
  31. ^ The Marine Corps is trying to turn its V-22 Osprey into a gunship
  32. ^ "Navy V-22 Concept of Employment" US Naval War College
  33. ^ Assessments Needed to Address Operational and Cost Concerns to Define Future Investmentsのpage8
  34. ^ V-22 Osprey: High Altitude Flights
  35. ^ a b c d e CV-22オスプレイについて - 防衛ぼうえいしょう
  36. ^ オスプレイ地上ちじょう展示てんじ 住民じゅうみん代表だいひょう見学けんがく 海自かいじ鹿屋かのや航空こうくう基地きち - 西日本にしにほん新聞しんぶん
  37. ^ 北村きたむらあつし (2012ねん10がつ20日はつか). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 177 
  38. ^ a b まつどう秀樹ひでき (2012ねん1がつ21にち). “オスプレイ緊急きんきゅう着陸ちゃくりく 固定こていつばさのみ べいぐん操縦そうじゅう説明せつめい. 琉球新報りゅうきゅうしんぽう. http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186500-storytopic-53.html 2012ねん6がつ21にち閲覧えつらん 
  39. ^ Aviation Now/航空こうくう現代げんだい(2012ねん9がつ27にち時点じてんアーカイブ
  40. ^ イカロス出版いかろすしゅっぱん:V-22オスプレイ
  41. ^ a b Ronald O'Rourk (2011ねん3がつ10日とおか). “V-22 Osprey Tilt-Rotor Aircraft: Background and Issues for Congress” (PDF). Federation of American Scientists. 2011ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  42. ^ a b 北村きたむら あつし (2012ねん10がつ20日はつか). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 122 
  43. ^ 徹底てってい検証けんしょう!V-22オスプレイ(ソフトバンククリエイティブ)
  44. ^ 海軍かいぐんがたオスプレイの正式せいしき名称めいしょう、CMV-22Bと決定けってい flyteam.jp 2016ねん4がつ8にち
  45. ^ ボーイング、V-22オスプレイ納入のうにゅう400到達とうたつ”. Aviation Wire. 2020ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  46. ^ ワシントン共同きょうどう (2023ねん12月9にち). “オスプレイ26ねん生産せいさん終了しゅうりょうへとべい報道ほうどう”. webcache.googleusercontent.com. www.toonippo.co.jp. 2023ねん12月9にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん12月9にち閲覧えつらん
  47. ^ "World Military Aircraft Inventory". 2012 Aerospace. Aviation Week and Space Technology, January 2012.
  48. ^ 琉球新報りゅうきゅうしんぽう 2008ねん4がつ23にちオスプレイ配備はいび 外相がいしょう可能かのうせい言及げんきゅう
  49. ^ 防衛ぼうえいしょう沖縄おきなわ訪問ほうもん延期えんき オスプレイが国内こくないはつ飛行ひこう MS産経さんけいニュース2012.9.21
  50. ^ オスプレイ、はつ訓練くんれん飛行ひこう 普天ふてんあいだ運用うんよう開始かいし
  51. ^ 時事通信じじつうしん 2015ねん5がつ9にち オスプレイ、17ねんから横田よこたへ=特殊とくしゅ作戦さくせんよう10沖縄おきなわ断念だんねんはつ日本にっぽん本土ほんど配備はいびべい
  52. ^ 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2018ねん4がつ5にち オスプレイ横田よこた基地きち到着とうちゃく 横浜よこはまから、なつごろ正式せいしき配備はいび
  53. ^ 讀賣新聞よみうりしんぶん 2015ねん10がつ31にち オスプレイ整備せいび木更津きさらづ拠点きょてん
  54. ^ オスプレイ、修理しゅうりのために木更津きさらづ飛来ひらい
  55. ^ 修理しゅうりオスプレイ、木更津きさらづ飛来ひらい
  56. ^ べい海兵かいへいたいMV-22オスプレイの定期ていき機体きたい整備せいび試験しけん飛行ひこう)の情報じょうほう平成へいせい31ねん2がつ26にち
  57. ^ 木更津きさらづオスプレイ、修理しゅうり初号しょごう普天ふてんあいだ
  58. ^ “「<オスプレイ 配備はいびさきに>全体ぜんたい事業じぎょう8027おくえんに 想定そうていより702おくえんぞう 佐賀さが駐屯ちゅうとん費用ひようふくまず」”. 佐賀さが新聞しんぶん 電子でんしばん. (2023ねん10がつ1にち). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1125483 
  59. ^ 自衛隊じえいたいにオスプレイ まぼろしわった極秘ごくひ計画けいかく産経新聞さんけいしんぶん 2012ねん9がつ17にち
  60. ^ 近代きんだい日本にっぽん史料しりょう研究けんきゅうかい佐久間さくまはじめ(もと統合とうごう幕僚ばくりょう会議かいぎ議長ぎちょう)オーラルヒストリー』 政策せいさく研究けんきゅう大学院だいがくいん大学だいがく 2007ねん p.189
  61. ^ オスプレイ調査ちょうさ予算よさんあん計上けいじょう防衛ぼうえいしょう導入どうにゅう可否かひ検討けんとう(日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2012ねん12月30にち)
  62. ^ 三井物産みついぶっさんエアロスペース株式会社かぶしきがいしゃ / 取扱とりあつかい商品しょうひん / 防衛ぼうえい航空機こうくうき
  63. ^ 防衛ぼうえいしょう、オスプレイ導入どうにゅう検討けんとう 13年度ねんど予算よさん調査ちょうさ要求ようきゅう”. 朝日新聞あさひしんぶん. (2012ねん12月30にち) 
  64. ^ Japan – V-22B Block C Osprey Aircraft | The Official Home of the Defense Security Cooperation Agency
  65. ^ べい政府せいふ日本にっぽんへのオスプレイ売却ばいきゃく議会ぎかい通知つうち 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん
  66. ^ a b UPDATE 2-U.S., Japan ink deal for first batch of V-22 tiltrotor planes | Reuters
  67. ^ 日本にっぽん、オスプレイ5410おくえん購入こうにゅうべい合意ごうい佐賀さが新聞しんぶんLiVE
  68. ^ ベル・ボーイング、V-22オスプレイを日本にっぽんけにはつ受注じゅちゅう
  69. ^ 佐賀さが空港くうこうへのオスプレイ予算よさん計上けいじょう見送みおくり|佐賀さが新聞しんぶんLiVE
  70. ^ 防衛ぼうえいしょう陸自りくじ運用うんようするV-22オスプレイの修理しゅうり事業じぎょうしゃ富士重工業ふじじゅうこうぎょう決定けってい
  71. ^ Japan's V-22 Emerges: The First Foreign Military Osprey | RealClearDefense
  72. ^ オスプレイ、暫定ざんてい配備はいび検討けんとう陸自りくじ駐屯ちゅうとんに、佐賀さが難航なんこう防衛ぼうえいしょう - 時事通信社じじつうしんしゃ
  73. ^ オスプレイ:佐賀さが配備はいび計画けいかく けん交渉こうしょう再開さいかい小野寺おのでら防衛ぼうえいしょう方針ほうしんしめす /佐賀さが - 毎日新聞まいにちしんぶん
  74. ^ 外交がいこう安保あんぽ取材しゅざい陸自りくじオスプレイ、訓練くんれんようシミュレーターにモーション機能きのうなし 安全あんぜん管理かんり大丈夫だいじょうぶ?(1/3ページ) - 産経さんけいニュース
  75. ^ 外交がいこう安保あんぽ取材しゅざい陸自りくじオスプレイ、訓練くんれんようシミュレーターにモーション機能きのうなし 安全あんぜん管理かんり大丈夫だいじょうぶ?(2/3ページ) - 産経さんけいニュース
  76. ^ 陸自りくじオスプレイの米国べいこくにおける教育きょういく訓練くんれんについて 2016ねん11月16にち防衛ぼうえいしょう
  77. ^ 陸自りくじオスプレイの米国べいこくにおける教育きょういく訓練くんれんについて 2018ねん12月21にち防衛ぼうえいしょう
  78. ^ つい陸自りくじのV-22オスプレイが日本にっぽん到着とうちゃく木更津きさらづへの輸送ゆそう新型しんがたコロナの影響えいきょう未定みてい”. grandfleet.info (2020ねん5がつ8にち). 2020ねん5がつ9にち閲覧えつらん
  79. ^ 陸自りくじオスプレイ、暫定ざんてい配備はいび 木更津きさらづ駐屯ちゅうとんに1到着とうちゃく. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2020ねん7がつ10日とおか). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61411100Q0A710C2EA3000/ 2020ねん7がつ23にち閲覧えつらん 
  80. ^ “オスプレイ2到着とうちゃく 陸自りくじ木更津きさらづ駐屯ちゅうとん. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2020ねん7がつ16にち). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61615590W0A710C2PP8000/ 2020ねん7がつ23にち閲覧えつらん 
  81. ^ れい5年度ねんど防衛ぼうえい白書はくしょ 資料しりょう11 主要しゅよう航空機こうくうき保有ほゆうすう性能せいのうしょもと”. 防衛ぼうえいしょう. 2023ねん12月3にち閲覧えつらん
  82. ^ くに防衛ぼうえい予算よさん 平成へいせい27年度ねんど予算よさん概要がいよう (pdf) 防衛ぼうえいしょう公式こうしきサイト
  83. ^ a b くに防衛ぼうえい予算よさん 平成へいせい29年度ねんど予算よさん概要がいよう (pdf) 防衛ぼうえいしょう公式こうしきサイト
  84. ^ くに防衛ぼうえい予算よさん 平成へいせい30年度ねんど予算よさん概要がいよう (pdf) 防衛ぼうえいしょう公式こうしきサイト
  85. ^ "US gov't eyes UAE for V-22 Osprey deal"
  86. ^ Awad Mustafa; Aaron Mehta; Lara Seligman (2015ねん11月10にち). “UAE Picks AW609 for Tiltrotor Requirement”. Defense News. http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/dubai-air-show/2015/11/10/uae-tiltrotor-aw609-beats-v22/75501164/ 2016ねん1がつ23にち閲覧えつらん 
  87. ^ “UAE Armed Forces: No Negotiations on V-22 Tiltrotor”. Defense News. (2015ねん11月13にち). http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/dubai-air-show/2015/11/13/united-arab-emirates-tiltrotor/75637106/ 2016ねん1がつ23にち閲覧えつらん 
  88. ^ "Israeli air force ups pressure for V-22 buy"
  89. ^ "IAF to review US Osprey for rescues and covert operations"
  90. ^ "Pugliese, David. "A Canadian V-22 Osprey – Inside and Outside the Aircraft Being Pitched for FWSAR."
  91. ^ a b / "Bell Boeing to brief India on V-22 Osprey"
  92. ^ インドネシア、MV-22ブロックCオスプレイを8購入こうにゅうへ | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2020ねん7がつ8にち閲覧えつらん
  93. ^ a b 井上いのうえ孝司たかし航空こうくう最新さいしんニュース・海外かいがい軍事ぐんじ航空こうくう インドネシアにMV-22Bを輸出ゆしゅつ?」『航空こうくうファン通巻つうかん814ごう(2020ねん10がつごうぶん林堂はやしどう P.114
  94. ^ "Bell Boeing V-22 Osprey Fleet Surpasses 500,000 Flight Hours" (Press release). Boeing. 7 October 2019.
  95. ^ MV-22 Osprey Lands On UK Aircraft Carrier For First Time”. Naval Air Systems Command (NAVAIR), United States Navy (11 July 2007). 1 December 2016てんオリジナルよりアーカイブ。19 June 2019閲覧えつらん
  96. ^ Whittle, Richard. "Military/Utility: Osprey Heads to Iraq." Archived 2008-07-05 at the Wayback Machine. Rotor & Wing, 1 October 2007.
  97. ^ 北村きたむらあつし (2012-10-20). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. pp. 130-131 
  98. ^ Maligned aircraft finds redemption in Iraq, military says”. 2009ねん2がつ10日とおか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  99. ^ 北村きたむらあつし (2012-10-20). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 132 
  100. ^ THE COMBAT DEPLOYMENT OF THE MV-22 IN IRAQ”. 21 January 2012てんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  101. ^ Gertler, Jeremiah. (quoting USMC Karsten Heckl) "V-22 Osprey Tilt-Rotor Aircraft: Background and Issues for Congress" Archived 2012-11-05 at the Wayback Machine., p. 30. Congressional Research Service reports, 22 December 2009.
  102. ^ "GAO-09-482: Defense Acquisitions, Assessments Needed to Address V-22 Aircraft Operational and Cost Concerns to Define Future Investments" (summary). Archived 2009-06-24 at the Wayback Machine. gao.gov. Retrieved: 30 December 2010.
  103. ^ "GAO-09-482: Defense Acquisitions, Assessments Needed to Address V-22 Aircraft Operational and Cost Concerns to Define Future Investments" (full report)." Archived 2009-06-24 at the Wayback Machine. U.S. Government Accountability Office, 11 May 2009.
  104. ^ V-22 Guidebook 2013/2014. NAVAIR PMA-275. p. 34. https://web.archive.org/web/20141020133122/http://www.bellhelicopter.com/MungoBlobs/126/268/V-22%20Guidebook%202013_update_PREVIEW_LR2.pdf 
  105. ^ V-22 Guidebook 2013/2014. NAVAIR PMA-275. p. 35. https://web.archive.org/web/20141020133122/http://www.bellhelicopter.com/MungoBlobs/126/268/V-22%20Guidebook%202013_update_PREVIEW_LR2.pdf 
  106. ^ "MV-22 Logs 100,000 Flight Hours." Archived 2011-02-21 at the Wayback Machine. defensetech.org, February 2011.
  107. ^ Revelos, Andrew. "HMX-1’s ‘Super Stallions’ reassigned to operating forces." Archived 2012-03-23 at the Wayback Machine. USMC, 15 April 2011.
  108. ^ Munoz, Carlo. "Osprey to take on White House transport mission in 2013." Archived 2012-05-29 at the Wayback Machine. The Hill, 24 May 2012.
  109. ^ Talton, Trista. "24th MEU joining Haiti relief effort." Archived 2012-01-18 at the Wayback Machine. Marine Corps Times, 20 January 2010. Retrieved: 21 January 2010.
  110. ^ 北村きたむらあつし (2012-10-20). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 128 
  111. ^ Mulrine, Anna. "How an MV-22 Osprey rescued a downed US pilot in Libya." Archived 2011-03-25 at the Wayback Machine. Christian Science Monitor, 22 March 2011.
  112. ^ Lamothe, Dan. "Reports: Marines rescue downed pilot in Libya." U.S. Navy Times, 22 March 2011.
  113. ^ Ki Mae Heussner) (2 May 2011). “USS Carl Vinson: Osama Bin Laden's Burial at Sea”. Technology. ABC News. 4 May 2011てんのオリジナルよりアーカイブ2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん; Jim Garamone (2 May 2011). “Bin Laden Buried at Sea”. NNS110502-22. American Forces Press Service. 23 May 2012てんのオリジナルよりアーカイブ2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん.
  114. ^ "US Marines land Osprey aircraft on Japanese ship". Archived 2014-03-09 at the Wayback Machine. Newsdaily.com, 15 June 2013.
  115. ^ Osprey aircraft deployed for first time in support of Marine One”. CNN.com. 14 August 2013てんのオリジナルよりアーカイブ12 August 2013閲覧えつらん
  116. ^ Two MV-22B Osprey tiltrotor aircraft completed longest distance flight in the Pacific region Archived 2013-08-31 at the Wayback Machine. – Airrecognition.com, 8 August 2013
  117. ^ DUBAI: Potential V-22 customers advised to take advantage of slot availability”. November 20, 2013てんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  118. ^ USMC V22 Osprey conducted deck trials onboard French Navy's Mistral Class LHD Dixmude Archived 2014-02-22 at the Wayback Machine. – Navyrecognition.com, 11 February 2014.
  119. ^ Whittle, Richard. "Osprey Shows Its Mettle" page 23-26. American Helicopter Society / VERTIFLITE May/June 2015, Vol. 61, No. 3.
  120. ^ USMC Osprey lands on Korean amphibious ship Archived 2015-04-03 at the Wayback Machine. – Shephardmedia.com, 31 March 2015
  121. ^ “Questions mount over botched Yemen raid approved by Trump”. The Guardian. (2 February 2017). オリジナルの2 February 2017時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202123745/https://www.theguardian.com/world/2017/feb/02/trump-approved-yemen-raid-five-days-after-inauguration 
  122. ^ Steve Helber and Darlene Superville (December 13, 2018). “Melania Trump makes first lady history with ride in Osprey”. Miami Herald. 2018ねん12月16にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  123. ^ "Osprey sees first action in search and rescue." Airforce Times, 26 October 2007.
  124. ^ a b Kreisher, Otto. "Finally, the Osprey." Archived 2009-02-11 at the Wayback Machine. Air Force magazine, February 2009.
  125. ^ 北村きたむらあつし (2012-10-20). 海兵かいへいたいとオスプレイ. 並木なみき書房しょぼう. p. 140 
  126. ^ Lazane, 2nd Lt. Mark. "Osprey delivers for Honduran villagers." Archived 2011-01-27 at the Wayback Machine. U.S. Air Force Special Operations Command, 11 June 2009. Retrieved: 13 March 2011.
  127. ^ Gordon, Michael R. "Attack on U.S. Aircraft Foils Evacuation in South Sudan Archived 2018-08-16 at the Wayback Machine." The New York Times, December 21, 2013.
  128. ^ "Four U.S. soldiers injured in South Sudan after their aircraft CV-22 Osprey came under fire" Archived 2013-12-24 at the Wayback Machine.. Armyrecognition.com, 22 December 2013.
  129. ^ "CV-22 crews save lives" Archived 2014-08-12 at the Wayback Machine.. Globalavaiationreport.com, 4 August 2014.
  130. ^ Air Force special ops looks to add armor, firepower to Ospreys – Airforcetimes.com, 17 September 2014
  131. ^ Entous, Adam, Julian Barnes and Siobhan Gorman, "Intelligence gaps crippled mission to rescue hostages", The Wall Street Journal, September 6–7, 2014, p. A1.
  132. ^ 日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい (2023ねん11月30にち). “べいぐんオスプレイ 墜落ついらく情報じょうほう【30にち 随時ずいじ更新こうしん1人ひとり死亡しぼう 海保かいほなど捜索そうさく継続けいぞく | NHK”. NHKニュース. 2023ねん11月30にち閲覧えつらん
  133. ^ べい空軍くうぐん発表はっぴょう 屋久島やくしまおき墜落ついらくのオスプレイ「定期ていき訓練くんれんちゅうだった」(テレビ朝日てれびあさひけい(ANN))”. Yahoo!ニュース. 2023ねん11月30にち閲覧えつらん
  134. ^ / "Maritime Airborne Surveillance and Control (MASC) (formerly the Future Organic Airborne Early Warning Aircraft (FOAEW) programme)"
  135. ^ フェリーフライト”. www.jgas-aircraft.co.jp. 2023ねん3がつ4にち閲覧えつらん
  136. ^ a b McKinney, Mike. "Flying the V-22" Vertical (magazine), 28 March 2012. Archived on 30 April 2014.
  137. ^ “オスプレイ、エンジン停止ていし訓練くんれん想定そうてい まいぐん内部ないぶ文書ぶんしょ判明はんめい. 琉球新報りゅうきゅうしんぽう (琉球新報りゅうきゅうしんぽうしゃ). (2007ねん1がつ4にち). オリジナルの2008ねん1がつ8にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080108151712/http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-30208-storytopic-1.html 
  138. ^ Bell-Boeing Wins $73 Million Contract For USAF CV-22 Osprey
  139. ^ V-22 Osprey
  140. ^ aviationweek.com "V-22 UAV Deployment?"
  141. ^ V-22 Osprey: A Flying Shame”. TIME. 2020ねん4がつ13にち閲覧えつらん
  142. ^ オスプレイ、岩国いわくに基地きち陸揚りくあげ=べい普天間ふてんま本格ほんかく運用うんようへ-飛行ひこう経路けいろ自治体じちたい反発はんぱつ必至ひっし - 時事通信じじつうしん 2012ねん7がつ23にち
  143. ^ a b べい軍機ぐんき オスプレイ事故じこりつたかいのか?ひくいのか?:図解ずかいして事実じじつ見抜みぬ方法ほうほう 坂本さかもと英樹ひできつないでかせぐBtoBマーケティング
  144. ^ オスプレイ:事故じこりつ1.5ばい安全あんぜん根拠こんきょくつがえる - 毎日新聞まいにちしんぶん
  145. ^ オスプレイの事故じこりつ「あくまで目安めやすかん官房かんぼう長官ちょうかん、「ひくい」軌道きどう修正しゅうせい
  146. ^ 外間ほかまあい也 (2012ねん6がつ17にち). “オスプレイ、安全あんぜんめんほう抵触ていしょく 民間みんかんなら不可ふか. 琉球新報りゅうきゅうしんぽう. http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192675-storytopic-53.html 2012ねん6がつ21にち閲覧えつらん 
  147. ^ 日本にっぽんこく航空こうくうほうだい11じょうほう施行しこう規則きそく付属ふぞくしょだい1
  148. ^ 垂直すいちょく離着陸りちゃくりくV22オスプレイ 写真しゃしん特集とくしゅう. 時事通信じじつうしん. (2008ねん7がつ22にち). https://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_mili&p=osp010-07030248 2012ねん6がつ28にち閲覧えつらん 
  149. ^ http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/daitoryo07.html
  150. ^ 月刊げっかん『J Wings』2014ねん8がつごう
  151. ^ “オスプレイ、べい大統領だいとうりょうスタッフらの移動いどう活用かつようへ ホワイトハウス上空じょうくう運用うんよう. 産経新聞さんけいしんぶん. (2012ねん7がつ10日とおか). https://web.archive.org/web/20120710175014/http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/amr12071021460007-n1.htm 2012ねん7がつ27にち閲覧えつらん 
  152. ^ メラニア・トランプ、オスプレイに搭乗とうじょう”. CNN. 2020ねん4がつ10日とおか閲覧えつらん
  153. ^ "V-22 Osprey: A Flying Shame." Archived 2008-10-11 at the Wayback Machine.Time, 26 September 2007. Retrieved: 8 August 2011.
  154. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018ねん9がつ2にち). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 534 
  155. ^ Norton, Bill. Bell Boeing V-22 Osprey, Tiltrotor Tactical Transport. Earl Shilton, Leicester, UK: Midland Publishing, 2004. ISBN 1-85780-165-2, pp. 98–99.
  156. ^ Schinasi, Katherine V. Defense Acquisitions: Readiness of the Marine Corps' V-22 Aircraft for Full-Rate Production. Darby, Pennsylvania: Diane Publishing, 2008. ISBN 1-4289-4682-9, p. 16.
  157. ^ Schinasi, Katherine V. Defense Acquisitions: Readiness of the Marine Corps' V-22 Aircraft for Full-Rate Production. Darby, Pennsylvania: Diane Publishing, 2008. ISBN 1-4289-4682-9, p. 11.
  158. ^ リチャード・ウィッテル かげもと賢治けんじやく (2018-9-2). ドリーム・マシーン. とりかげしゃ. p. 569 
  159. ^ Berler, Ron. "Saving the Pentagon's Killer Chopper-Plane." Archived 2012-11-06 at the Wayback Machine.Wired (CondéNet, Inc), Volume 13, Issue 7, July 2005.
  160. ^ Gross, Kevin, Lt. Col. U.S. Marine Corps and Tom Macdonald, MV-22 test pilot and Ray Dagenhart, MV-22 lead government engineer. NI_Myth_0904,00.html "Dispelling the Myth of the MV-22." Proceedings: The Naval Institute, September 2004.
  161. ^ “Tenacious Efforts to Accomplish Another V-22 Milestone.”. U.S. Navy(米国べいこく海軍かいぐん). (2009ねん6がつ17にち). http://www.navair.navy.mil/v22/index.cfm?fuseaction=news.detail&id=213 2012ねん4がつ24にち閲覧えつらん 
  162. ^ 普天ふてんあいだけんがい移設いせつあん提言ていげん 田岡たおか俊次しゅんじ佐世保させぼ一体いったい効果こうか - 琉球新報りゅうきゅうしんぽう - 沖縄おきなわ新聞しんぶん地域ちいきのニュース
  163. ^ Osprey deployment heightens safety worry | The Japan Times
  164. ^ 木更津きさらづ駐屯ちゅうとんにおけるべい海兵かいへいたいMV-22オスプレイと陸自りくじCH-47JAの騒音そうおん比較ひかく結果けっかについて(平成へいせい28ねん11がつにち)(PDF:412KB)(防衛ぼうえい装備そうびちょうホームページへ)
  165. ^ オスプレイ拒否きょひ 10まんせんにん結集けっしゅう 強固きょうこ意思いし発信はっしん - 琉球新報りゅうきゅうしんぽう、2012ねん9がつ10日とおか
  166. ^ オスプレイ配備はいび反対はんたい厚木あつぎ基地きち周辺しゅうへんで700にんデモ/神奈川かながわ - カナロコ、2012ねん12月23にち
  167. ^ オスプレイ撤回てっかい要求ようきゅう 東京とうきょう反対はんたい集会しゅうかい - 2013ねん1がつ27にち
  168. ^ オスプレイ配備はいび中止ちゅうし官邸かんていまえで150にん抗議こうぎ - 琉球新報りゅうきゅうしんぽう、2013ねん7がつ30にち
  169. ^ オスプレイ配備はいび反対はんたい市民しみんら600にんデモ行進こうしん - 佐賀さが新聞しんぶん、2014ねん08がつ30にち
  170. ^ べいぐん航空こうくう基地きちおよ自衛隊じえいたい航空こうくう基地きちにおけるたことうによる妨害ぼうがい行為こういかんする質問しつもんたいする答弁とうべんしょ - 防衛ぼうえいしょう、2012ねん11月9にち
  171. ^ オスプレイ暫定ざんてい配備はいび反対はんたい千葉ちば木更津きさらづで2000にん集会しゅうかい”. 平和へいわフォーラム (2018ねん7がつ1にち). 2020ねん4がつ15にち閲覧えつらん
  172. ^ 東京とうきょう上空じょうくう飛行ひこう オスプレイ横田よこた基地きち配備はいび”. にっテレNEWS24 (2018ねん10がつ9にち). 2020ねん4がつ15にち閲覧えつらん
  173. ^ 佐賀さが)オスプレイ配備はいび計画けいかく反対はんたい集会しゅうかい 230にん参加さんか. 朝日新聞あさひしんぶん. (2019ねん11月12にち). https://www.asahi.com/articles/ASMCB674PMCBTTHB1KD.html 2020ねん4がつ15にち閲覧えつらん 
  174. ^ “「オスプレイるな」 木更津きさらづ市民しみん団体だんたい反対はんたい集会しゅうかい県内けんないがいから2せんにん参加さんか. 千葉ちば日報にっぽう. (2019ねん12月2にち). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00010002-chibatopi-l12 2020ねん4がつ15にち閲覧えつらん 
  175. ^ “オスプレイ参加さんか反対はんたいデモに650にん 日米にちべい共同きょうどう訓練くんれんまえに”. 毎日新聞まいにちしんぶん. (2020ねん1がつ19にち). https://mainichi.jp/articles/20200119/ddl/k01/010/024000c 2020ねん4がつ15にち閲覧えつらん 
  176. ^ 木更津きさらづ暫定ざんてい配備はいび オスプレイに「NOのー!」 住民じゅうみん団体だんたい反対はんたい集会しゅうかい. 毎日新聞まいにちしんぶん. (2020ねん7がつ11にち). https://mainichi.jp/articles/20200711/ddl/k12/010/155000c 2020ねん7がつ23にち閲覧えつらん 
  177. ^ “<オスプレイ>住民じゅうみんかい配備はいび計画けいかく反対はんたい集会しゅうかい 佐賀さがけん協定きょうてい見直みなお姿勢しせい批判ひはん. 佐賀さが新聞しんぶん. (2020ねん8がつ30にち). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/567348 2020ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  178. ^ “「オスプレイ 放逐ほうちくすべき」習志野ならしの八千代やちよ船橋ふなばし反対はんたい 市民しみん団体だんたい結成けっせい、デモ行進こうしん”. 東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web. (2020ねん11月8にち) 
  179. ^ 危険きけんなオスプレイばすな”. しんぶん赤旗あかはた電子でんしばん. (2020ねん11月23にち) 
  180. ^ “オスプレイNO!上越じょうえつ日米にちべい共同きょうどう訓練くんれん反対はんたい集会しゅうかい”. 上越じょうえつみょうだか. (2020ねん12月5にち) 
  181. ^ オスプレイいらない!4・10木更津きさらづ行動こうどう  駅前えきまえ集会しゅうかいとデモ、駐屯ちゅうとんもう”. 国鉄こくてつ千葉ちば動力どうりょくしゃ労働ろうどう組合くみあい. 2021ねん8がつ15にち閲覧えつらん
  182. ^ 空港くうこう軍事ぐんじ利用りよう反対はんたい意志いし確認かくにん 住民じゅうみんかい集会しゅうかい オスプレイ配備はいび計画けいかく”. 佐賀さが新聞しんぶんLIVE. (2021ねん4がつ27にち) 
  183. ^ 百里基地ひゃくりきち反対はんたい連絡れんらくきょう オスプレイ訓練くんれん中止ちゅうしもと抗議こうぎ集会しゅうかい 茨城いばらき小美おいだま”. 茨城新聞いばらきしんぶんクロスアイ. (2021ねん7がつ30にち) 
  184. ^ “オスプレイが百里基地ひゃくりきちはつ訓練くんれん 市民しみん団体だんたい抗議こうぎ集会しゅうかい. 朝日新聞あさひしんぶんDIGITAL. (2021ねん8がつ27にち). https://www.asahi.com/articles/ASP8V6X85P8VUJHB001.html 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  185. ^ 漁業ぎょぎょうしゃらオスプレイ配備はいび反対はんたいうったえ 佐賀さが川副かわそえまち集会しゅうかい. 西日本にしにほん新聞しんぶん. (2022ねん4がつ4にち). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/901760/ 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  186. ^ “「オスプレイいらない」 市民しみん団体だんたい木更津きさらづ街頭がいとう集会しゅうかい. 東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web. (2022ねん4がつ13にち). https://www.tokyo-np.co.jp/article/171374 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  187. ^ “「オスプレイ、道内どうないるな」 市民しみん団体だんたい釧路くしろ集会しゅうかい. 北海道新聞ほっかいどうしんぶん どうしん電子でんしばん. (2022ねん9がつ26にち). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/736028 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  188. ^ 日米にちべい共同きょうどう訓練くんれん反対はんたい 札幌さっぽろで300にんがデモ”. 北海道新聞ほっかいどうしんぶん どうしん電子でんしばん. (2022ねん9がつ27にち). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/737066/ 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  189. ^ 日米にちべい共同きょうどう訓練くんれん反対はんたい 帯広おびひろ平和へいわ団体だんたいなど集会しゅうかい. 北海道新聞ほっかいどうしんぶん どうしん電子でんしばん. (2022ねん9がつ29にち). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/737662/ 2022ねん10がつ9にち閲覧えつらん 
  190. ^ “「国防こくぼうじょう必要ひつよう防衛ぼうえい局長きょくちょう強調きょうちょう 推進すいしん団体だんたい佐賀さがでシンポジウム”. 佐賀さが新聞しんぶんLiVE. (2021ねん11月29にち) 

参考さんこう文献ぶんけん

編集へんしゅう
  • 坪田つぼた敦史あつし「V-22はつ取材しゅざいレポート」(『JWings』2006ねん8がつごう イカロス出版いかろすしゅっぱん
  • 喜志きし好一よしかず、リムピース+非核ひかく都市とし宣言せんげん運動うんどう・ヨコスカ『オスプレイ配備はいび危険きけんせい』(2012ねん8がつななもりしょかん
  • 赤旗あかはた政治せいじ安保あんぽ外交がいこうはんねらわれる日本にっぽん配備はいび オスプレイの真実しんじつ』(2012ねん9がつしん日本にっぽん出版しゅっぱんしゃ
  • 青木あおきけん『V-22オスプレイ 増補ぞうほばん世界せかいシリーズ)』(2012ねん10がつイカロス出版いかろすしゅっぱん
  • 青木あおきけん徹底てってい検証けんしょう! V-22オスプレイ ティルトローター方式ほうしき技術ぎじゅつ解説かいせつから性能せいのう輸送ゆそう能力のうりょくになる安全あんぜんせいまで』 (2012ねん10がつサイエンス・アイ新書しんしょ
  • 北村きたむらあつし海兵かいへいたいとオスプレイ』(2012ねん10がつ並木なみき書房しょぼう
  • リチャード・ウィッテル『ドリーム・マシーン』かげもと賢治けんじやく(2018ねん9がつとりかげしゃ
  • 青木あおきけん『V-22オスプレイ完全かんぜん教本きょうほん』(2019ねん3がつ秀和しゅうわシステム
  • 海上かいじょう自衛隊じえいたい「ひゅうが」がた護衛ごえいかん 増補ぞうほ改訂かいていばんしん・シリーズ世界せかいかん)(2019ねん12月、イカロス出版いかろすしゅっぱん

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

外部がいぶリンク

編集へんしゅう