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Ğ, ğは、Gにブレーヴェを付した文字である。
トルコ語、アゼルバイジャン語、タタール語、クリミア・タタール語などいくつかのラテン文字を用いるテュルク諸語で使われる。トルコ語第9字母。発音は、条件によって変わるが、主に長音の発音になる。
この文字を使わない言語ではghという綴りで表されることがある。
- トルコ語: yumuşak ge(ユームシャック・ゲ:軟らかいG)
- アゼルバイジャン語: ğe(ゲ)[ɣe]
本来は、喉の奥で出すガの摩擦音 [ɣ]、または y と同じ半母音 [j](平凡社百科事典、白水社エクスプレスなど)であった。
現代トルコ語では、以下のような発音になる。
- 音節頭および母音間では発音せず、黙字となる。
- 直前に母音があり、さらに ğ が語末であったり、その直後が母音ではなく子音である場合は、直前の母音の発音をのばしたような音になり、長音となる。
アゼルバイジャン語では [ɣ] を表す。
最初にこの字形を採用したのはトルコ語である。