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アベル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アベル
おや アダムとイヴ
親戚しんせき創世そうせい』:
カイン (あに)
セト (おとうと)
後世こうせい伝承でんしょう:
ルルワ (あね)
アクレミア双子ふたご姉妹しまい
アワン (いもうと)
アズラ (いもうと)
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アベル(Abel[注釈ちゅうしゃく 1])は、アブラハムの宗教しゅうきょうにおける聖書せいしょ創世そうせい登場とうじょうする人物じんぶつカインおとうとであり、聖書せいしょ物語ものがたりにおける最初さいしょ夫婦ふうふであるアダムイヴ次男じなんである[1]かれ家畜かちく初子はつねかみへのささぶつとしたひつじだった。かみはアベルのささぶつれたが、カインのささぶつれなかった。 カインは嫉妬しっとられてアベルを殺害さつがいした。

創世そうせいによると、これは人類じんるい歴史れきしにおける最初さいしょ殺人さつじんだった。

解説かいせつ

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カインとアベルはアダムとイブがエデンのえんわれたのちまれた兄弟きょうだいである。ながじてカインは農耕のうこうを、アベルはひつじ放牧ほうぼくおこなものとなった。

ある2にんかみヤハウェ供物くもつささげた。カインは収穫しゅうかくぶつを、アベルはえたひつじ初子はつねささげたが、かみはアベルの供物くもつめたものの、カインの供物くもつ無視むしした。アベルはその嫉妬しっとられたカインに野原のはらさそされ、そこでころされた。(そのはヘブライ本来ほんらい息吹いぶき」を意味いみし、「つかどころいもの」てんじて「はかないもの」を意味いみする。おそらくその夭折ようせつちなんだおもわれる)しかし、大地だいちながされたアベルのかみかってこれをうったえ、カインはおとうとごろしのつみによってエデンのひがし追放ついほうされた。

外典げてん

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アダムとイヴとサタンの対立たいりつ」では、アベルは双子ふたご姉妹しまいであるアクレミアともまれ、アダムによってあねであるルルワ結婚けっこんすることがめられていた。しかし、このめが不服ふふくだったカインによって殺害さつがいされた[2]

解釈かいしゃく

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イスラム教いすらむきょう解釈かいしゃく

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アベルのマウソレウムである、ナビー・ハービール・モスク英語えいごばん

シーアイスラム教徒きょうとかんがえによると、アベルはダマスカス西にしにあるザバダニ渓谷けいこくちかくのナビー・ハービール・モスク英語えいごばん埋葬まいそうされている。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ [ˈbəl]; ヘブライ: הֶבֶלHéḇel, הָבֶל Hā́ḇel; ギリシア: βべーたεいぷしろんλらむだ Hábel; アラビア: هابيل

参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ The Holy Bible (English Standard Version ed.). Crossway Bibles. (2016). pp. Genesis 1:26–27; Genesis 2:20–24 
  2. ^ Malan, Solomon Caesar (1882). The Book of Adam and Eve, also called the conflict of Adam and Eve with Satan. Williams and Norgate. pp. 93-104 

関連かんれん項目こうもく

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