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ガンダムアストレイ アウトフレーム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ガンダムアストレイ アウトフレームは、漫画まんがおよ小説しょうせつ作品さくひん機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場とうじょうする、モビルスーツ(MS)に分類ぶんるいされる架空かくう兵器へいきいち機種きしゅ型式けいしき番号ばんごうであるZGMF-X12あわせてZGMF-X12 ガンダムアストレイ アウトフレーム表記ひょうきされる。げきちゅうではおもに「アウトフレーム」と呼称こしょうされていることおおい。

ほんこうでは、原型げんけいであるテスタメントガンダムについても解説かいせつする。

機体きたい解説かいせつ[編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムアストレイ アウトフレーム
GUNDAM ASTRAY OUT FRAME
型式けいしき番号ばんごう ZGMF-X12[ちゅう 1]
ぜんこう 17.71m
重量じゅうりょう 46.40t
装甲そうこう材質ざいしつ 発泡はっぽう金属きんぞく装甲そうこう
動力どうりょくげん バッテリー
装備そうび
  • ガンカメラ
  • ビームサイン×2
  • 作業さぎょうようナイフ「アーマーシュナイダー」×2
  • あしアンカーワイヤー×2
  • 腰部ようぶウインチワイヤー×2
  • バックジョイント
  • バックホーム
    • シューティングコート
  • Gフライト
  • マルチパック
武装ぶそう ビームライフル
特殊とくしゅ装備そうび ミラージュコロイドデテクター
搭乗とうじょうしゃ ジェス・リブル
カイト・マディガン

アウトフレームは、ZGMF-X12A テスタメント予備よびパーツをロウ・ギュール[2]作業さぎょうようMSとして[3]ジャンク組合くみあい規約きやくあわせて仕様しよう変更へんこうした機体きたいである[4]背部はいぶにテスタメントとおなじくストライクとどう規格きかくストライカーパックようプラグをつため、地球ちきゅう連合れんごうぐん開発かいはつされているストライカーパックはいちとお装備そうびすることが可能かのうである[3][ちゅう 2][ちゅう 3]ほんの「アストレイ アウトフレーム」という名称めいしょうは、りょう陣営じんえい技術ぎじゅつ混在こんざいしているような特徴とくちょうほんに、連合れんごう・ザフトどちらの規格きかくにもわない「規格きかくがいのMS」という意味いみをこめてロウが命名めいめいしたもの[6][ちゅう 4][ちゅう 5]なお頭部とうぶ立体りったいようのツインアイや補助ほじょセンサーつきアンテナとうゆうするガンダムタイプとなっている[8][ちゅう 6]

完成かんせいしたほんは、ロウがジェネシスαあるふぁない出会であい、意気投合いきとうごうしたジェス・リブル「8(ハチ)」ともたくされた。作業さぎょうようMSであるがゆえに、護身ごしんよう製作せいさくされたビームライフル以外いがい武装ぶそうたないが、使つかかた次第しだい武器ぶきとなる装備そうび多数たすう搭載とうさいされている。

戦闘せんとう主要しゅよう目的もくてきではないため、普段ふだんはバッテリーの節約せつやくねて機体きたい出力しゅつりょく自体じたいにリミッターがかっている。ユニットバスなどの居住きょじゅう設備せつびはいったバックパック「バック・ホーム」、専用せんようだか機動きどうがたストライカーパック「Gフライトとうのオリジナル装備そうび人工じんこう知能ちのうコンピューター「8(ハチ)」が設計せっけいし、おもにユンがジャンク組合くみあいからの運搬うんぱん設備せつび設置せっち整備せいび担当たんとう)が必要ひつようおうじて随時ずいじ追加ついかされている。

装備そうび武装ぶそう[編集へんしゅう]

ガンカメラ
マティアスがジェスにおくり、レイスタ搭乗とうじょう時代じだいから使用しようしているMSサイズのハンディカメラ。映写機えいしゃき付属ふぞくしており、録画ろくがした映像えいぞう再生さいせい可能かのう映写機えいしゃきからは強烈きょうれつひかりはなこと可能かのうで、至近しきん距離きょりでMSのカメラにぶつければセンサーを一時いちじてき麻痺まひさせることもできる。アウトフレームのこう精度せいどセンサーとの連動れんどうによる望遠ぼうえん機能きのうはかなりのものであり、ジェネシスαあるふぁによるユニウスセブンの破砕はさいこころみたさいには、ジェネシスαあるふぁ照準しょうじゅんわせにも使用しようされた。
ビームサイン
アウトフレームの腰部ようぶ装備そうびされているアウトフレーム独自どくじ装備そうびビームサーベル酷似こくじしており、ビームの発光はっこうによる視覚しかく信号しんごう伝達でんたつ目的もくてきとして開発かいはつされている。これにはミラージュコロイド技術ぎじゅつ使用しようされているため形状けいじょう自由じゆうえられ[10]作中さくちゅうではむちのような形状けいじょうになる場面ばめんもあり、かなり自由じゆう形成けいせい可能かのうのようである。使つかかた次第しだいでは不完全ふかんぜんながらビームシールドにもなる。さらにこれは、ビームサーベル使つかわれている技術ぎじゅつ近似きんじであるため出力しゅつりょくたかめることで、通常つうじょうのビームサーベルと同等どうとう威力いりょくられる。だが、こう出力しゅつりょくでの運用うんよう設計せっけいがいなのでビームサイン自体じたい負荷ふかがかかり、こう出力しゅつりょくでの連続れんぞく使用しようは1000びょう以下いか短時間たんじかん限定げんていされる。
作業さぎょうようナイフ「アーマーシュナイダー」
バックジョイントおよバックホームに2ほんずつ装備そうびされているナイフ。戦闘せんとうもちいられることほとんどないが、戦闘せんとうようとの性能せいのうとくにない。
ビームライフル
アウトフレームの護身ごしんようカイト・マディガン設計せっけいしたビームライフル。護身ごしんようとはえ、その性能せいのうぐん制式せいしき装備そうび比較ひかくしてもまった遜色そんしょくなく、MSを一撃いちげき撃破げきはする威力いりょくつ。またアウトフレームのこう精度せいどセンサーとの連動れんどうにより、かなりの精密せいみつ射撃しゃげき可能かのう。ビームのパワーの供給きょうきゅう機体きたいからではなくカートリッジを交換こうかんすることでおこなう。また単発たんぱつではあるが下部かぶにグレネードランチャーも装備そうびしていたがげきちゅう使用しようすることはなかった。
バックジョイント
アウトフレームのストライカーパックようプラグに接続せつぞくされている通常つうじょう装備そうび。2大型おおがたクレーンアームとアーマーシュナイダー、照明しょうめい装置そうちそなえており、作業さぎょうようのストライカーパックとえる。各種かくしゅ作業さぎょうやバックホームの固定こていほか接近せっきん戦時せんじ相手あいてうごきをふうじるサブアームとしても機能きのうする。
バックホーム
長期ちょうき取材しゅざいように「8(ハチ)」が設計せっけいした居住きょじゅうユニットで、だい容量ようりょうバッテリーや、装備そうび格納かくのうするコンテナを搭載とうさいしている。内部ないぶさんかいてになっており、いちかいがベッドルーム、かいがキッチン(のちにセトナの部屋へや兼用けんようとなる)、さんかいから追加ついかされたユニットバスとなっている。外部がいぶからのくちくわえコクピットから直接ちょくせつ出入でいりが可能かのう。その防護ぼうごようのシールドや数種類すうしゅるいいろぬの使つかけること迷彩めいさいほどこすシューティングコート、上部じょうぶには煙幕えんまく散布さんぷ装置そうちそなえており、それらすべてを専用せんようのハードポイントに接続せつぞくすること装備そうび一纏ひとまとめにできる。
Gフライト
インパルス取材しゅざいさいして「8(ハチ)」が設計せっけいした専用せんようストライカーパック。レイダー制式せいしき仕様しよう参考さんこうにしており、だいジャンプ能力のうりょく飛行ひこう形態けいたいへの変形へんけい機能きのう付加ふかし、飛行ひこうしながらの撮影さつえい可能かのうとなる。専用せんようのシールドウィングがありめいとおりシールドとして機能きのうするが、Gフライトの主翼しゅよくとしての機能きのうもあるためこれを損壊そんかいした場合ばあい飛行ひこう出来できなくなる。エールストライカーやジェットストライカーとくらべて機動きどうせいにはおとるが、航続こうぞく距離きょりかんしては大幅おおはば延長えんちょうされている。スカイグラスパーへの装備そうび可能かのう
マルチパック
「8(ハチ)」がリジェネレイト変型へんけいプラグを参考さんこうにD.S.S.D関係かんけい技術ぎじゅつをミックスして設計せっけいしたアウトフレーム専用せんよう背部はいぶアダプターユニット。プラグはサイズが可変かへんするフリー規格きかくとなっておりストライカーパックだけではなく、ウィザードシルエットモジュール装備そうび可能かのうとなった。しかしながら、これらの追加ついか装備そうび本来ほんらいアウトフレームでの運用うんよう想定そうていしたものではない(制御せいぎょOSない対応たいおうしたソフトや暗号あんごうキーがない)ため、「8(ハチ)」による解析かいせき制御せいぎょサポートが必須ひっすとなる(8のサポートがあれば1使つかった装備そうびさい使用しよう可能かのうになる)。げきちゅうではブラストシルエットをインパルスからけて使用しようした。また、アウトフレームDへの改修かいしゅうには、マーレ・ストロード搭乗とうじょうするデスティニーインパルス1号機ごうきからデスティニーシルエットをうば使用しようしているほか、イルドせんではイライジャ専用せんようザクのブースターウィザードを使用しようしている。使用しようされた技術ぎじゅつには軍事ぐんじ機密きみつ抵触ていしょくする部分ぶぶんがあるものの、はっきりとしたことからないとされている。
カレトヴルッフ
『DESTINY ASTRAY R』に登場とうじょう。ロウからおくられたもので、ガンカメラの機能きのう搭載とうさいされた特注とくちゅうひん

アウトフレームD[編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムアストレイ アウトフレームD
GUNDAM ASTRAY OUT FRAME D
型式けいしき番号ばんごう ZGMF-X12D[ちゅう 1]
ぜんこう 17.71m
重量じゅうりょう 46.40t
装甲そうこう材質ざいしつ 発泡はっぽう金属きんぞく装甲そうこう
動力どうりょくげん バッテリー
装備そうび
  • ガンカメラ
  • ビームサイン×2
  • 作業さぎょうようナイフ「アーマーシュナイダー」×2
  • あしアンカーワイヤー×2
  • 腰部ようぶウインチワイヤー×2
  • バックジョイント
  • バックホーム
    • シューティングコート
  • Gフライト
  • マルチパック
武装ぶそう ビームライフル マディガン専用せんようふくあいじゅうたいイルドせんのみ)
特殊とくしゅ装備そうび ミラージュコロイドデテクター
搭乗とうじょうしゃ ジェス・リブル
カイト・マディガン
セトナ・ウィンタース
ベルナデット・ルルーたいイルドせんのみ)

テスタメントとの戦闘せんとうにおいてなかやぶしたアウトフレームを、火星かせいから帰還きかんしたロウ・ギュールが修復しゅうふくし、本来ほんらい姿すがたである戦闘せんとうようMSにもどした機体きたい名称めいしょうの「D」は戦闘せんとうようであることをしめすデュエル (DUEL) や、2人ふたりりのダブル (DOUBLE)、ロウが適当てきとう名付なづけた運命うんめい (DESTINY) とう様々さまざま意味いみめられているが、カイトから「すでに同名どうめい機体きたいはある」とまれたりしたすえ通称つうしょうはダッシュ (DASH) となったようである。

うで下半身かはんしんがテスタメントと同型どうけいのものになっているが、装甲そうこうざいはPS装甲そうこうではなく発泡はっぽう金属きんぞく使用しようしている。そのため強度きょうどてきにはおとるものの、軽量けいりょうによって機動きどうせいがアップしている。テスタメントのウイルス散布さんぷ機能きのう対抗たいこうするべく、頭部とうぶメインカメラ部分ぶぶんゆう視界しかいコックピットが設置せっちされ、ふくがた機体きたいとなった。このとき一時いちじてきにメインパイロットはカイト・マディガンがつとめ、頭部とうぶにジェスがみテスタメントを直接ちょくせつカメラデバイスで撮影さつえいすることでてきとらえる「」となり、「8(ハチ)」がウイルスにたいする制御せいぎょおこなたたかった。

テスタメント戦後せんごゆう視界しかいコックピットはもとのメインカメラにもどされたが、イルド・ジョラールとのたたかいのさいふたた改装かいそうされる(なお、このときジェスがカイトの敵討かたきうちのためにメインパイロットをつとめていたため、ゆう視界しかいコックピットにはベルナデット・ルルーがわりに搭乗とうじょうしている)。このときのみ武装ぶそうとしてマディガン専用せんようふくあいじゅう所持しょじしている。

備考びこう[編集へんしゅう]

連載れんさい開始かいし当初とうしょほん正体しょうたいあきらかにされておらず、ストライカーパックが使用しよう可能かのうなことが判明はんめいした『電撃でんげきホビーマガジン 2005ねん2がつごう』とどう時期じき発売はつばいの『ガンダムエース 2005ねん2がつごう』では、当時とうじ詳細しょうさい不明ふめいだった「ZGMF-X12A」との関係かんけいうたが描写びょうしゃがされるなど、中盤ちゅうばんまでは本来ほんらい素性すじょう不明ふめい機体きたいとされていた。

テスタメントガンダム[編集へんしゅう]

しょもと
テスタメントガンダム
TESTAMENT GUNDAM
型式けいしき番号ばんごう ZGMF-X12A
RGX-00(連合れんごうがわナンバー[ちゅう 7]
ぜんこう 17.71m
装甲そうこう材質ざいしつ ヴァリアブルフェイズシフト装甲そうこう
動力どうりょくげん ニュートロンジャマーキャンセラー搭載とうさいがたかくエンジン
武装ぶそう
  • MMI-GAU2 ピクウス76mm近接きんせつ防御ぼうぎょ機関きかんほうx2
  • 75mm対空たいくう自動じどうバルカン砲塔ほうとうシステム「イーゲルシュテルン」
  • ビームサーベル×2
  • ハンドガン×2
  • おさむたてシステム「トリケロスあらため
  • ディバインストライカー
  • マディガン専用せんようふくあいじゅう(マディガン搭乗とうじょう
特殊とくしゅ装備そうび 量子りょうしコンピュータウイルス送信そうしんシステム
搭乗とうじょうしゃ スカウト0984(アッシュ・グレイ)→カイト・マディガン

ザフト開発かいはつしたニュートロンジャマーキャンセラー (NJC) 搭載とうさいがたかく動力どうりょくMSの1。「テスタメント (Testament)」 とは「かみひととの誓約せいやく」の[12][ちゅう 8]

ほんはザフトにおけるストライカーパックシステムの試験しけん検証けんしょうまえて開発かいはつされた[13][ちゅう 9]。このプラグ規格きかくはZGMF-X11Aリジェネレイトにより鹵獲ろかくされた連合れんごうから入手にゅうしゅしたもので[8]のウィザードシステムやシルエットシステムの技術ぎじゅつてきいしずえとなっている[13]

リジェネレイトとともジェネシスαあるふぁうちのファクトリーにてロールアウト[15]されたが、地球ちきゅう連合れんごうぐん特殊とくしゅ情報じょうほう部隊ぶたい奇襲きしゅう強奪ごうだつされてしまう[14]鹵獲ろかくされたほんは、独自どくじ改修かいしゅうおよ追加ついか装備そうびほどこされ、そのさいあらたにRGX-00の型式けいしき番号ばんごうあたえられた[15]外装がいそうのザフトせいかく動力どうりょくMS同様どうようPS装甲そうこう採用さいようしているが、連合れんごうがわ鹵獲ろかくされたさい装甲そうこうへの電圧でんあつ任意にんい調整ちょうせい可能かのうなVPS装甲そうこう改良かいりょうされ、任意にんい荷電かでんあつたかめること物理ぶつりてき強度きょうどがさらにたかめられた[15]。それによって装甲そうこうしょく通常つうじょうしろからあか変化へんかしている[15]

武装ぶそう[編集へんしゅう]

MMI-GAU2 ピクウス76mm近接きんせつ防御ぼうぎょ機関きかんほう
MMI(マイウス・ミリタリー・インダストリー)しゃせい頭部とうぶ固定こてい装備そうびされた対空たいくう防御ぼうぎょよう機関きかんほう。その系列けいれつやゲイツにも同型どうけい装備そうび搭載とうさいされている。
ピクウスはラテン語らてんごでキツツキの。この機関きかんほうはアストレイシリーズ同様どうよう発射はっしゃ開閉かいへいする上下じょうげ可動かどうしきカバーをゆうする。
75mm対空たいくう自動じどうバルカン砲塔ほうとうシステム「イーゲルシュテルン」
ひだり胸部きょうぶ内蔵ないぞうされる対空たいくう防御ぼうぎょ機関きかんほう改修かいしゅう連合れんごう追加ついかしたものと推測すいそくされるが、詳細しょうさい不明ふめい
ビームサーベル
りょうこしに1ずつを装備そうび。アストレイシリーズに楕円だえんがた断面だんめん形状けいじょうつ。
おさむたてシステム「トリケロスあらため
鹵獲ろかく連合れんごうぐん追加ついかしたふくあい武装ぶそう。GAT-X207 ブリッツ装備そうびするトリケロスの発展はってんがた巨大きょだい熊手くまでじょうのクローのてのひら底部ていぶにビームほう内蔵ないぞうし、こうには可能かのう実体じったいけんそなえる。材質ざいしつ本体ほんたいおなじVPS装甲そうこうせいで、こう電圧でんあつけることであか発色はっしょくする。シールドのりょうはし部分ぶぶん右腕うわんおおうようにたたまれているが、必要ひつようおうじて展開てんかい防御ぼうぎょ面積めんせきひろげること可能かのう裏面りめんには小型こがた火器かきようのハードポイント2そなえる。
ハンドガン
トリケロスあらため裏面りめんに2てい装備そうびされた拳銃けんじゅう人間にんげんサイズのオートマチック拳銃けんじゅう形状けいじょうつ。機体きたいがマディガンの所有しょゆうとなって以降いこうは、1てい専用せんようふくあいじゅう変更へんこうしている。
量子りょうしコンピュータウイルス送信そうしんシステム
連合れんごうによる鹵獲ろかく追加ついかされた装備そうび[13]頭部とうぶブレードアンテナがウイルスの発振器はっしんきとして機能きのう[13]コロイド粒子りゅうし媒介ばいかい対象たいしょう量子りょうしコンピュータにウイルスを送信そうしん[15]、これを掌握しょうあくすること出来できる。さら映像えいぞう音声おんせいわずウイルスが改変かいへんした偽装ぎそう情報じょうほうおく追加ついか機能きのうち、これを利用りようしててき光学こうがくカメラから存在そんざいことすら可能かのうとしている[16][ちゅう 10]
かつてアクタイオン・インダストリーしゃ開発かいはつしたNMS-X07PO ゲルフィニートの「バチルスウエポンシステム」とはどうみなもと技術ぎじゅつとなる[14]
ディバインストライカー
トリケロスあらためとも連合れんごうぐん追加ついか装備そうびした専用せんようストライカーパック[15]同名どうめい項目こうもく参照さんしょう

げきちゅうでの活躍かつやく[編集へんしゅう]

パイロットは薬物やくぶつ特殊とくしゅ洗脳せんのう調整ちょうせいによってコードネーム「スカウト0984」としての人格じんかくけられ、生体せいたいCPUとして使役しえきされていたもとジェネシスαあるふぁ防衛ぼうえい部隊ぶたい隊長たいちょうアッシュ・グレイだい81独立どくりつ機動きどうぐんファントムペイン」によるセカンドシリーズ強奪ごうだつ作戦さくせんでは、ウイルスによってアーモリーワン周辺しゅうへんちゅういき一体いったいにジャミングを後方こうほう支援しえん担当たんとう。ジャンク組合くみあい中央ちゅうおう事務じむきょくとなったジェネシスαあるふぁ制圧せいあつ作戦さくせんにも参戦さんせんしたが、アウトフレームDとの戦闘せんとう敗北はいぼく。パイロットのアッシュも生身なまみ宇宙うちゅう空間くうかん消息しょうそく不明ふめいとなった。

パイロットをうしない、のこされた機体きたいあらたにカイト・マディガンのじょうとなり、そのさい、OSの改修かいしゅうによりかれのパーソナルマークであるしろ十字架じゅうじかかびがるようVPS装甲そうこうにアレンジがくわえられた。また、2ちょう装備そうびされていたハンドガンのうち1ちょうが、カイト愛用あいよう専用せんようふくあいじゅう変更へんこうされている。なお、アッシュが宇宙うちゅう空間くうかんほうされる寸前すんぜんにウイルスを暴走ぼうそうさせ、ジェネシスαあるふぁ制御せいぎょシステムに強引ごういん介入かいにゅうした影響えいきょうで、ウイルスの送信そうしん機能きのうこわれ、使用しよう不能ふのうとなっている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ a b テスタメントとはちがい、かく動力どうりょく搭載とうさいしておらずバッテリー駆動くどうであるため、型式けいしき番号ばんごうからはかく動力どうりょくしめす「A」がはぶかれている[1]
  2. ^ かた装備そうびとうはそのままでは規格きかくわないことがあるため、アダプターも用意よういされている[5]
  3. ^ 実際じっさいにジェスはなん危機ききおちいったときに、ほんにストライカーパックを装備そうびして使用しようすることで、危機ききけている
  4. ^ りない部品ぶひんはロウによって自作じさくされている[4]発見はっけんには装甲そうこうもなく、フレームがむきしの状態じょうたいであった。
  5. ^ 出自しゅつじからてもあきらかなとおり、本来ほんらいアストレイシリーズ系譜けいふぞくする機体きたいではない。ザフトのテストパイロットであるコートニー・ヒエロニムスみなみアメリカでほんさいに「ナンバー12……?」とテスタメントとの関連かんれんせいうたがっていた[7]
  6. ^ ザフトの偵察ていさつようMS・コマンドザクCCIほどの索敵さくてき能力のうりょくたないものの、その通信つうしん能力のうりょく強化きょうかされている[9]
  7. ^ 連合れんごうがわでの型式けいしき番号ばんごうRGXという型式けいしきは、カオスアビスガイアひとしように、地球ちきゅう連合れんごうぐん奪取だっしゅした機体きたいけられる便宜べんぎじょうのナンバーである[11]
  8. ^ この「かみ」とはコーディネイター、「ひと」とはナチュラルを意味いみしており、ザラ政権せいけんにおいて暴走ぼうそうしていく軍部ぐんぶ象徴しょうちょうてき命名めいめいとなる[12]
  9. ^ 強奪ごうだつソードストライカーコスモグラスパーようエールストライカー(コスモストライカー)使用しようしている[14]
  10. ^ ただし、ミラージュコロイドステルス機能きのうゆうした機体きたいならば、コロイドの粒子りゅうし干渉かんしょうさせることでこのウイルスをふせぐことも可能かのうである[17]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』いち迅社、2008ねん11月15にち初版しょはん発行はっこう、79ぺーじ。(ISBN 978-4-7580-1126-6)
  2. ^ 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻げかん きずなもとめるもの』メディアワークス、2006ねん8がつ15にち初版しょはん発行はっこう、94-95ぺーじ。(ISBN 978-4840234986)
  3. ^ a b 電撃でんげきデータコレクション 機動きどう戦士せんしガンダムSEED外伝がいでん2』メディアワークス、2008ねん4がつ15にち初版しょはん発行はっこう、4-11ぺーじ。(ISBN 978-4-8402-4202-8)
  4. ^ a b 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻じょうかん 真実しんじつもとめるもの』メディアワークス、2006ねん7がつ15にち初版しょはん発行はっこう、56-57ぺーじ。(ISBN 4-8402-3473-6)
  5. ^ 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻げかん きずなもとめるもの』メディアワークス、2006ねん8がつ15にち初版しょはん発行はっこう、66ぺーじ。(ISBN 978-4840234986)
  6. ^ 機動きどう戦士せんしガンダムSEEDアストレイアーカイブ 3D&設定せってい資料集しりょうしゅう』アスキー・メディアワークス、2009ねん11月、88ぺーじ。(ISBN 978-4048682404)
  7. ^ ときたこういち機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY Re:Master Edition』1かん角川書店かどかわしょてん、2013ねん3がつ発売はつばい、159ぺーじ。(ISBN 978-4041206386)
  8. ^ a b 電撃でんげきホビーマガジン』2005ねん2がつごう、メディアワークス、34ぺーじ
  9. ^ 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 2』角川かどかわスニーカー文庫ぶんこ、2006ねん7がつ1にち初版しょはん発行はっこう、85ぺーじ。(ISBN 4-04-471702-8)
  10. ^ 月刊げっかんガンダムエース』2005ねん8がつごう角川書店かどかわしょてん、320ぺーじ
  11. ^ 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 下巻げかん きずなもとめるもの』メディアワークス、2006ねん8がつ15にち初版しょはん発行はっこう、113ぺーじ。(ISBN 978-4840234986)
  12. ^ a b 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻じょうかん 真実しんじつもとめるもの』メディアワークス、2006ねん7がつ15にち初版しょはん発行はっこう、33ぺーじ。(ISBN 4-8402-3473-6)
  13. ^ a b c d 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻じょうかん 真実しんじつもとめるもの』メディアワークス、2006ねん7がつ15にち初版しょはん発行はっこう、42ぺーじ。(ISBN 4-8402-3473-6)
  14. ^ a b c 千葉ちば智宏ともひろ機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻じょうかん 真実しんじつもとめるもの』メディアワークス、2006ねん7がつ15にち初版しょはん発行はっこう、30-39ぺーじ。(ISBN 4-8402-3473-6)
  15. ^ a b c d e f 『ガンダムSEED ASTRAY MASTERS』メディアワークス、2006ねん5がつ、112ぺーじ。(ISBN 4-8402-3461-2)
  16. ^ ときたこういち機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 3』角川書店かどかわしょてん、2005ねん11月、85-92ぺーじ。(ISBN 978-4047137882)
  17. ^ ときたこういち機動きどう戦士せんしガンダムSEED DESTINY ASTRAY 3』角川書店かどかわしょてん、2005ねん11月、107ぺーじ

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]