ギャップ結合けつごう

ギャップ結合けつごう（ギャップけつごう、英えい: Gap junction）は、隣となり合あう上皮じょうひ細胞さいぼうをつなぎ、水溶すいよう性せいの小ちいさいイオンや分子ぶんしを通過つうかさせる細胞さいぼう間あいだ結合けつごうのこと。

並ならんだ2つの細胞さいぼうの細胞さいぼう膜まくにはコネクソンと呼よばれるタンパク複ふく合体がったいの末端まったんが複数ふくすう並ならんでおり、橋渡はしわたし構造こうぞうをなしている。このコネクソンがチャネルとなり、ここを通とおって無機むきイオンや小ちいさい水溶すいよう性せい分子ぶんしが隣接りんせつ細胞さいぼうの細胞さいぼう質しつから細胞さいぼう質しつへと直接ちょくせつ移動いどうすることができる。また、細胞さいぼう同士どうしを電気でんき的てきに結合けつごうするため、心筋しんきん組織そしきなどの興奮こうふん伝播でんぱにも関かかわっている。