タトラT3R.PLF
タトラT3R.PLF タトラT3R.SLF | |
---|---|
T3R.PLF(プラハ) | |
タトラT3 | |
アライアンスTW | |
T3R.PLF 2005 T3R.SLF 2011 | |
1,000 mm、1,435 mm | |
( | |
65 km/h | |
| |
19.675 t | |
15,100 mm | |
2,480 mm | |
3,185 mm | |
860 mm( 350 mm( ( | |
T3R.PLF TV Progress T3R.SLF シュコダ | |
44 kw | |
176 kw | |
| |
| |
|
タトラT3R.PLFは、チェコ
概要
[チェコ(
-
車内 (T3R.PLF) -
低 床 部分 には折戸 式 の乗降 扉 が設 けられている -
片 運転 台 式 のため車体 後方 には運転 台 がない(T3R.SLF)
運用
[T3R.PLF・T3R.SLF | ||||
---|---|---|---|---|
T3R.PLF | チェコ | プラハ (プラハ |
35 |
[13] |
65 |
2026 | |||
リベレツ (リベレツ |
12 |
[14] | ||
プルゼニ (プルゼニ |
18 |
[15] | ||
T3R.SLF | チェコ | リベレツ (リベレツ |
13 |
[14] |
-
T3R.PLF(プラハ)
-
T3R.PLF(リベレツ、
軌間 1,435 mm) -
T3R.PLF(リベレツ、
軌間 1,000 mm) -
T3R.PLF(プルゼニ)
-
T3R.SLF(リベレツ、
軌間 1,435 mm)
タトラT3UA-3
[ウクライナ
- T3UA-3(キーウ
市電 、オデッサ市電 ) - ウクライナの首都 であるキーウの路面 電車 向 けに製造 された形式 で、2011年 12月から営業 運転 を開始 した。9両分 の車体 が製造 されたが、予算 不足 のため実際 に導入 されたのは6両 のみに留 まり、火災 事故 の影響 もあり2020年 現在 3両 が使用 されている。余剰 となった3両分 の車体 については2015年 にオデッサ市電 へ移送 され、修理 工場 で電気 機器 やタトラT3から供出 された台車 と組 み合 わせた上 で営業 運転 に使用 されている[17][19][20]。 - T3 KVP Od(Т3 КВП Од)(オデッサ
市電 ) - 2017年 、オデッサで公共 交通 機関 を運営 するオデッサゴルエレクトロトランス(Одессгорэлектротранс)は、ポリテクノサービスとの間 に新造 車体 購入 に関 する契約 を結 んだ。オデッサまで輸送 されたT3UA-3の車体 は修理 工場 でセゲレツ製 の電気 機器 (TVプログレス)や同市 電 で使用 されていたタトラT3の台車 と組 み合 わされる。2017年 から営業 運転 を開始 し、2019年 の時点 で18両 が導入 されているが、その中 で2018年 以降 に製造 された2両 については前面 デザインが変更 され「オデッセイ」(Одиссей)と言 う愛称 が付 けられている[17][21][22][23][24]。 - T3UA-3-ZP(T3UA-3-ЗП)(ザポリージャ
市電 ) - ウクライナ南部 のザポリージャの路面 電車 向 けの形式 。2017年 7月 27日 から営業 運転 を開始 し、2020年 現在 10両 が使用 されている。購入 費用 は1両 あたり600万 フリヴニャで、完全 新造 車 と比 べ3分 の1に抑 えられている[18][25]。 - T3-KVP(Т3-КВП)(ザポリージャ
市電 ) - 2020年 以降 、ザポリージャ市電 に導入 される機器 流用 車 は、オデッサ市電 に導入 された「オデッセイ」と類似 した車体 デザインに変更 されている他 、内装 や暖房 装置 の改良 も施 されている。この形式 の車両 は2024年 1月 時点 で6両 が導入 され、うち5両 が営業 運転 に使用 されている[26][27]。 - T3-VPNP(Т3-ВПНП)(ハルキウ
市電 ) - 2017年 から2018年 にかけて3両 が導入 された機器 流用 車 。他 都市 とは前面 デザインが大 きく変更 された他 、主 電動 機 は他 都市 で廃車 となったタトラT6A5から流用 されたものが使用 されている。また電気 機器 は管理 システム「Chergos(Чергос)」によって管理 されている他 、双方向 ネットワークシステム「CAN」も搭載 する。契約 当初 は5両 が導入 される予定 だった[28][29]。
71-412
[ロシア
2018
関連 項目
[その他 のタトラT3・部分 低 床 車体 更新 車
[- ヴァリオLFR - アライアンスTWが
展開 する「ヴァリオLF」(VarioLF)のうち、タトラT3の機器 を流用 した形式 。車体 はT3R.PLFやT3R.SLFと同様 に部分 超 低 床 構造 の「VarCB3LF」を用 いるが前面 形状 や電気 機器 が異 なっている。2020年 現在 、アライアンスTWではT3R.PLFやT3R.SLFについてもヴァリオLFの車種 の1つとしている[2][3][7]。
他国 の類似 例
[- AKSM-62103 - ベラルーシのベルコムンマッシュが
展開 する部分 超 低 床 電車 。新造 車両 に加 え、ノヴォシビルスク市電 にはソビエト連邦 時代 に製造 された路面 電車 車両 ・KTM-5の一部 部品 を流用 した車両 が導入 されている[38][39]。 函館 市 交通 局 8100形 電車 -日本 における、旧型 電車 の機器 を流用 して製造 された部分 超 低 床 電車 。ただしT3R.PLFやT3R.SLF、AKSM-62103と異 なり1両 のみの導入 に留 まった[40]。
-
AKSM-62103(
機器 流用 車 ) -
函館 市 交通 局 8100形 電車
脚注
[注釈
[出典
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英語 ). Krnovské opravny a strojírny s.r.o.. 2020年 2月 3日 閲覧 。 - ^ a b c “Tramcar VarioLF” (
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英語 ). Krnovské opravny a strojírny s.r.o.. 2020年 2月 3日 閲覧 。 - ^ a b c Libor Hinčica (2018
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大賀 寿郎 『路面 電車 発達 史 ―世界 を制覇 したPCCカーとタトラカー』戎 光 祥 出版 〈戎 光 祥 レイルウェイ・リブレット 1〉、2016年 3月 1日 、8頁 。ISBN 978-4-86403-196-7。 - ^ “Nesmrtelné T3. DPP chystá jejich velkou modernizaci na „Wany“, hlavně kvůli nočním linkám” (チェコ
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年 12月7日 ). 2020年 2月 3日 閲覧 。 - ^ Vít Hinčica (2019
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年 8月 27日 ). 2023年 2月 22日 閲覧 。 - ^ Vít Hinčica (2023
年 8月 9日 ). “Dokončeny dodávky nových tramvají do Vladikavkazu a Nižného Tagilu”. Československý Dopravák. 2023年 8月 10日 閲覧 。 - ^ “ПЕРВЫЙ ТРАМВАЙ МОДЕЛИ 71-412 ПРИБЫЛ В НИЖНИЙ ТАГИЛ”. «Тагильский трамвай». 2023
年 2月 22日 閲覧 。 - ^ Павел Яблоков (2022
年 12月20日 ). “Во Владикавказе трамваи вернулись на проспект Коста накануне прибытия новых вагонов”. TR.ru. 2023年 2月 22日 閲覧 。 - ^ “Почему меня не радует «новый» новосибирский трамвай”. НДН.Инфо (2017
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年 1月 10日 ). 2020年 4月 5日 閲覧 。 - ^
寺田 祐一 『ローカル私鉄 車輌 20年 路面 電車 ・中 私鉄 編 』JTB〈JTBキャンブックス〉、2003年 4月 1日 、23頁 。ISBN 4533047181。