ダイハツ・ブーン

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ダイハツ・ブーン
3代目だいめ 2018ねん10がつ改良かいりょうがた CILQ"Gパッケージ SA III"
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・パッソ
海外かいがい : スバル・ジャスティ
ダイハツ・シリオン
プロドゥア・マイヴィ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2004ねん-2023ねん
ボディ
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動くどう方式ほうしき 前輪ぜんりん駆動くどう / よんりん駆動くどう
系譜けいふ
先代せんだい ダイハツ・ストーリア
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ブーンBOON、Boon)は、ダイハツ工業だいはつこうぎょう日本にっぽん国内こくないけに製造せいぞう販売はんばいしていたハッチバックかたコンパクトカーである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

初代しょだいと2代目だいめは、既存きそんミラけいならびにムーヴけいなどの軽自動車けいじどうしゃようふくむAセグメントしゃようのプラットフォームをベーストヨタ自動車とよたじどうしゃ共同きょうどう開発かいはつされた車種しゃしゅで、企画きかくおよびマーケティングはトヨタ主導しゅどう設計せっけいおよび開発かいはつ生産せいさんはダイハツ主導しゅどうおこなわれていた。

初代しょだいストーリア後継こうけいしゃである。トヨタからはパッソ(ダイハツがOEM供給きょうきゅうしていたデュエット後継こうけいしゃ)として発売はつばいされた。これらストーリア/デュエットとことなりブーン/パッソは両社りょうしゃ共同きょうどう開発かいはつのため、バッジエンジニアリングによる姉妹しまいしゃではあるがOEM関係かんけいにはなかった[注釈ちゅうしゃく 1]したがって、生産せいさんこそともダイハツ工業だいはつこうぎょうおこなわれるが車両しゃりょう型式けいしき共通きょうつうせいがなく、製造せいぞう事業じぎょうしゃもブーンはダイハツ工業だいはつこうぎょう、パッソはトヨタ自動車とよたじどうしゃダイハツ工業だいはつこうぎょうへの委託いたく製造せいぞう)であった。

3代目だいめでは、パッソは製造せいぞう事業じぎょうしゃダイハツ工業だいはつこうぎょうになりブーンのOEM車種しゃしゅとなった(よって、3代目だいめパッソの車両しゃりょう型式けいしきはダイハツりゅうのM700A/M710Aがたとなる)。

初代しょだい M300S/M310S/M301S/M312Sがた(2004ねん - 2010ねん[編集へんしゅう]

ダイハツ・ブーン/
ダイハツ・ブーンカスタム/
ダイハツ・ブーンX4
初代しょだい
M300S/M310S/M301S/M312Sがた
欧州おうしゅう仕様しよう 2代目だいめシリオン
X4 フロント
X4 リア
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・パッソ初代しょだい
欧州おうしゅう : スバル・ジャスティ(4代目だいめ
欧州おうしゅう : ダイハツ・シリオン(2代目だいめ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん大阪おおさか池田いけだ
販売はんばい期間きかん 2004ねん6がつ - 2010ねん2がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき 前輪ぜんりん駆動くどう / よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 1KR-FEがた 1.0 L ちょく3 DOHC DVVT
K3-VEがた 1.3 L ちょく4 DOHC DVVT
KJ-VETがた 1.0 L ちょく4 DOHC DVVT ターボ(X4のみ)
変速へんそく 4そくAT
5そくMT(X4およ日本にっぽん国外こくがい仕様しようのみ)
まえ まえストラット
トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
のち まえストラット
トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,440 mm
全長ぜんちょう 3,600 - 3,630 mm
全幅ぜんぷく 1,665 mm
ぜんこう 1,535 - 1,550 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 900 - 980 kg
系譜けいふ
先代せんだい ダイハツ・ストーリア
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エンジンしん開発かいはつのダイハツせい1KR-FEがた3気筒きとうDOHC12バルブ1.0L・71PS自然しぜん吸気きゅうきエンジンまたはダイハツせいK3-VEかた4気筒きとうDOHC16バルブ1.3L・90PS自然しぜん吸気きゅうきエンジンになる。

日本にっぽん国外こくがいけにはおもにダイハツブランドで供給きょうきゅうされ、「ダイハツ・シリオン」(Daihatsu Sirion)(2代目だいめ初代しょだいはストーリア)として販売はんばいされている。また、マレーシアではプロドゥア外観がいかんなどをえたモデルをプロドゥア・マイヴィ (Perodua Myvi) として生産せいさん販売はんばいしている。マイヴィはインドネシアにも輸出ゆしゅつされ、ダイハツ・シリオンとして販売はんばいされている。2007ねんあきから富士重工業ふじじゅうこうぎょうへOEM供給きょうきゅうされ、スバル・ジャスティ海外かいがい専売せんばいしゃ、4代目だいめ)としてヨーロッパでも発売はつばいされている。

なお、香港ほんこんでは日本にっぽん国外こくがいめいシリオンで「カスタム」(パッソにおける「レーシー」に相当そうとう)を3SZ-VEかた4気筒きとうDOHC16バルブ1,500cc自然しぜん吸気きゅうきエンジンで販売はんばいしている。

特殊とくしゅモータースポーツベースグレード、「X4」(クロス・フォー)はK3-VETがた4気筒きとうDOHC16バルブ1.3L・140PSターボエンジンをベースとした、KJ-VET英語えいごばんかた4気筒きとうDOHC16バルブ1.0L(936cc)・133PSターボエンジンを搭載とうさい。この中途半端ちゅうとはんぱともいえる排気はいきりょうはモータースポーツ参戦さんせん見越みこし、JAF公認こうにん競技きょうぎの1.6L未満みまんのクラスにおさまるように調整ちょうせいされたものである。レギュレーションじょうきゅうきエンジンは排気はいきりょうを1.7ばい換算かんさんするため、このKJ-VETは1,591ccに相当そうとうする。

トランスミッションはX4が5そくMTのみで、それ以外いがいすべて4そくATのみである(日本にっぽん国外こくがいけのシリオンには5MTの設定せっていあり)。

なお、パッソにはX4に相当そうとうするモータースポーツベースのグレードは設定せっていされないが、グレード「レーシー」をカスタマイズしたTRD Sports Mがある。

全日本ぜんにほんラリーに参戦さんせんするX4(2019ねんモントレー)

初代しょだいモデルは1,300ccモデルのみFIA公認こうにん車両しゃりょうとなっており、X4はWRCのラリージャパンなどの国際こくさいイベントには参戦さんせんできなかった。また車両しゃりょう型式けいしきM301Sで公認こうにん取得しゅとくしているため、パッソでの参戦さんせん不可ふかとなっている(パッソは型式けいしきが#C10がたであるため、JAF登録とうろく車両しゃりょうでもない)。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 2004ねん平成へいせい16ねん
    • 6月7にち - 販売はんばい開始かいし。グレード名称めいしょうちが以外いがいはパッソと基本きほんてきまった同一どういつ仕様しようであった[注釈ちゅうしゃく 2]
    • 9月15にち - フレンドシップシリーズ(福祉ふくし改造かいぞう車両しゃりょう)のラインナップとして「ブーン フロントシートリフト」を発売はつばい同時どうじにパッソ「X」4WDとどう仕様しようの「1.0CL」4WDを追加ついか設定せってい、「ビジネスセレクト」をパッソとおなじ「Vパッケージ」に名称めいしょう変更へんこう
    • 12月13にち - そとタコメーター標準ひょうじゅん装備そうびしたスポーティグレード「カスタム」を追加ついか。パッソ「Racy」との差異さいはMOMOかわまきステアリングホイールを採用さいようしているてんである。
  • 2005ねん平成へいせい17ねん
    • 5月6にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「1.0CLセレクション」・「1.3CXセレクション」を発売はつばい。「1.0CL」・「1.3CX」をベースに、ダークグレーのフルファブリックシート表皮ひょうひプラズマクラスター・14インチアルミホイールなどを装備そうびした。
    • 12月 - 一部いちぶ改良かいりょう。ブラックマイカメタリックの設定せっていグレード拡大かくだいやキーフリーシステム電子でんしカードの防水ぼうすい、フロントシートのヘッドレストデザインの変更へんこうやヘッドランプにレベリング機能きのうディスチャージヘッドランプはオート、ハロゲンヘッドランプはマニュアル)が追加ついかされた。
  • 2006ねん平成へいせい18ねん
    • 3がつ10日とおか - モータースポーツ参加さんかようベース車両しゃりょう「X4(クロス・フォー)」を追加ついか。より上質じょうしつうち外装がいそうとキーレスエントリーや電動でんどう格納かくのうしきカラードドアミラーなどの快適かいてき装備そうびをプラスした「ハイグレードパック」も設定せってい
    • 6月5にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「1.0CLリミテッド」・「1.3CXリミテッド」を発売はつばい。「1.0CL」・「1.3CX」をベースに、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能きのうづけ)、たおせしきルーフアンテナ、14インチアルミホイール、電動でんどう格納かくのうしきカラードドアミラー(1.0CLのみ、1.3CXは標準ひょうじゅん装備そうび)、プラズマクラスター、ダークグレーのフルファブリックシート表皮ひょうひ採用さいようした。
    • 12月25にち - マイナーチェンジ。「CL Limited」・「CX」にフロントベンチシートを、「カスタム」・「X4」に大型おおがたスポーティーシートを採用さいよう。また、「CL Limited」と「CX」にはCDからやく11あいだ録音ろくおんができるミュージックサーバー(CD・AM/FMステレオ+メモリー機能きのうづけ)を採用さいよう。メーカーオプションのHDDナビはパッソとことなり、「1.0CL Vパッケージ」をのぞぜんグレードで設定せっていできる[注釈ちゅうしゃく 3]。1.0Lしゃは「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+20%」を達成たっせい。グレード体系たいけいが6グレード(X4、X4ハイグレードパックをふくむ)に整理せいりされ、パッソと差別さべつされた。
  • 2008ねん平成へいせい20ねん
    • 11月 - 仕様しよう変更へんこう。「1.0CL」・「1.0CL Limited」・「1.3CX」のボディカラーにシャンパンゴールドメタリックを追加ついか
    • 12月25にち - 7にん仕様しよう派生はせいしゃブーンルミナス」を発売はつばい
  • 2009ねん平成へいせい21ねん)12月 - 「X4」・「X4ハイグレードパック」の販売はんばい終了しゅうりょう
  • 2010ねん平成へいせい22ねん
    • 1がつ[1] - 生産せいさん終了しゅうりょう在庫ざいこ対応たいおうぶんのみの販売はんばいとなる。
    • 2がつ - 2代目だいめわるかたち販売はんばい終了しゅうりょう

2代目だいめ M600S/M610S/M601Sがた(2010ねん - 2016ねん[編集へんしゅう]

ダイハツ・ブーン(2代目だいめ
M600S/M610S/M601Sがた
前期ぜんきがた フロント
リア
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・パッソ(2代目だいめ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん大阪おおさか池田いけだ
販売はんばい期間きかん 2010ねん2がつ - 2016ねん4がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき 前輪ぜんりん駆動くどう
よんりん駆動くどう(1.0Lのみ)
パワートレイン
エンジン 1KR-FEがた 1.0 L ちょく3 DOHC DVVT
1NR-FEがた 1.3 L ちょく4 DOHC Dual DVVT(FF・初期しょきがたのみ)
変速へんそく CVT
まえ まえ:ストラット
:トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
のち まえ:ストラット
:トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,440 mm
全長ぜんちょう 3,640 - 3,650 mm
全幅ぜんぷく 1,665 mm
ぜんこう 1,535 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 910 - 970 kg
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はつのフルモデルチェンジ。今回こんかいトヨタ自動車とよたじどうしゃ共同きょうどう開発かいはつし、「もと」のうつくしさをきわめたシンプルなデザインと使つか勝手がって追求ついきゅうしつつ、価格かかくおさえたクルマに仕上しあがった。月間げっかん販売はんばい目標もくひょうは800だい発表はっぴょうされている。

安定あんていかんのあるアンダーボディに、タマゴをイメージしたアッパーボディを傾斜けいしゃしてせたスタイリングとし、シンプルで上質じょうしつかんのあるデザインとなった。サイズは全長ぜんちょうわずかに拡大かくだいされたが、せま道路どうろでのすれちがいをにするユーザーに考慮こうりょし、全幅ぜんぷく先代せんだいおな寸法すんぽうき、ボディカラーにはあらたに3しょく追加ついかした。内装ないそう水平すいへい基調きちょうですっきりとしたインパネとまる四角よつかどをモチーフとした操作そうさ部品ぶひん採用さいよう。また、「CL Limited」と「CX」にはフロントベンチシート採用さいよう直線ちょくせん基調きちょうまるみをたせたはしわせたことで、リビングソファのようなすわ心地ごこち実現じつげんした。

なお、2代目だいめブーンでは、初代しょだいブーンで設定せっていされた「カスタム」けい初代しょだいパッソは「Racy」けいおよび「TRD Sports M」)および「X4」けいや2代目だいめパッソであらたに追加ついかされた「+Hana(プラス ハナ)」に相当そうとうするグレードは設定せっていされていないため、内装ないそうはベージュけい(パッソでう「キナリ」)のみとなる。また、ボディカラーもパッソのような「アカリマイカ」や「キナコメタリック」・「ユキ」などといったあそごころある名称めいしょうから、初代しょだい踏襲とうしゅうした表現ひょうげん変更へんこうされている。カラーコード(いろ番号ばんごう自体じたいおなじで、パッソ標準ひょうじゅん仕様しよう同一どういつラインナップとなる。

メカニズム[編集へんしゅう]

エンジンは1.0Lは従来じゅうらいどおり1KR-FEがた搭載とうさいするが、1.3LはDual DVVTや外部がいぶEGR搭載とうさいし、軽快けいかい動力どうりょく性能せいのうすぐれた燃費ねんぴ性能せいのう両立りょうりつした1NR-FEがたえられた。

トランスミッションはぜんグレードがCVT変更へんこうされた。1.0Lしゃはダイハツ軽自動車けいじどうしゃよう改良かいりょうした、独自どくじのインプットリダクションしき3じくギアトレーン構造こうぞう[注釈ちゅうしゃく 4]採用さいようしたしん開発かいはつのCVTを、1.3Lしゃはパワーロスがすくない1.3LようのCVTがそれぞれ搭載とうさいされ、燃費ねんぴ向上こうじょうとくに1.0L・2WDしゃは「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+25%」と「平成へいせい27年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん」を同時どうじ達成たっせい。1.3Lくるまも「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+15%」を達成たっせい

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 2010ねん平成へいせい22ねん
    • 2がつ15にち - フルモデルチェンジ。グレード体系たいけい初代しょだい末期まっきのグレード体系たいけいからX4けいと「カスタム」・「1.0CL Vパッケージ」を廃止はいしした3グレード(「1.0CL」・「1.0CL Limited」・「1.3CX」)。
    • 5月13にち - 1.0L 1KR-FEしゃについて、エンジンおよびだん変速へんそく(CVT)制御せいぎょようコンピュータのプログラムが不適切ふてきせつなため、低速ていそく加速かそくやバックなどにエンジンストールするおそれがあるとして、サービスキャンペーンを実施じっしすると発表はっぴょう
  • 2012ねん平成へいせい24ねん)6がつ27にち - 一部いちぶ改良かいりょう。1.0L・2WDしゃあらたにアイドリングストップ機構きこう「eco IDLE(エコアイドル)」[注釈ちゅうしゃく 5]搭載とうさい[注釈ちゅうしゃく 6]し、燃費ねんぴ大幅おおはば向上こうじょう。これにより、「平成へいせい27年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+10%」を達成たっせい。さらに、VSC&TRC標準ひょうじゅん装備そうび[注釈ちゅうしゃく 7]し、安全あんぜん性能せいのうたかめた。全車ぜんしゃにおいてはリア中央ちゅうおうせきにヘッドレストを追加ついかし、シートベルトを3てんELRしき変更へんこうした。なお、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうにより「1.3CX」を廃止はいしし、1.0Lくるまのみのラインナップとした[注釈ちゅうしゃく 8]
  • 2014ねん平成へいせい26ねん)4がつ14にち - マイナーチェンジ[2]
    • 同社どうしゃ軽自動車けいじどうしゃであるミライース採用さいようしている「e:Sテクノロジー」のうち、クールドEGRとCVTサーモコントローラーの採用さいようによるパワートレインの改良かいりょう、フロントバンパーの形状けいじょう変更へんこうやリアエアロスパッツの採用さいようによる走行そうこう抵抗ていこう低減ていげん、2WDしゃ搭載とうさいされている「eco IDLE」を停車ていしゃまえ車速しゃそくやく9 km/h 以下いか)から作動さどうするように改良かいりょうし、発電はつでん効率こうりつたか高性能こうせいのうオルタネーター採用さいようしたことで減速げんそく発電はつでんりょうたかめ、加速かそく走行そうこう発電はつでんおさえることでエンジン負荷ふか軽減けいげんし、てい燃費ねんぴ貢献こうけんするエコ発電はつでん制御せいぎょ採用さいようにより燃費ねんぴ向上こうじょう。2WDしゃJC08モード燃費ねんぴ27. 6km/L を実現じつげんし、同時どうじに「平成へいせい27年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+20%」を達成たっせい。4WDしゃも「平成へいせい27年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん」を達成たっせいした。
    • ヘッドランプ・リアコンビネーションランプ・シート表皮ひょうひ・メーターなどのデザインを変更へんこうし、「CL」にもベンチシートを採用さいよう内装ないそうしょくをモカに変更へんこう。ボディカラーは「ミントブルーメタリックオパール」・「トワイライトオレンジマイカメタリック」とえで「ダークレッドマイカ」・「ファインブルーマイカメタリック」を設定せってい[注釈ちゅうしゃく 9]。また、エマージェンシーストップシグナルをあらたに標準ひょうじゅん装備そうびし、排気はいき音源おんげん低減ていげん遮音しゃおんざい性能せいのう向上こうじょうなどで静粛せいしゅくせい向上こうじょうした。また、同年どうねんまつまでの初代しょだい合算がっさんしての新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけい5まん2151だい[3]となった。
  • 2016ねん平成へいせい28ねん
    • 3がつ[4] - 生産せいさん終了しゅうりょう在庫ざいこ対応たいおうぶんのみの販売はんばいとなる。
    • 4がつ - 3代目だいめわるかたち販売はんばい終了しゅうりょう

3代目だいめ M700S/M710Sがた(2016ねん - 2023ねん[編集へんしゅう]

ダイハツ・ブーン(3代目だいめ
M700S/M710Sがた
2018ねん10がつ改良かいりょうがた X"Lパッケージ SA III" フロント
2018ねん10がつ改良かいりょうがた CILQ"Gパッケージ SA III" フロント
2018ねん10がつ改良かいりょうがた STYLE"SA III" フロント
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・パッソ(3代目だいめ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん大阪おおさか池田いけだ)→(京都きょうと乙訓おとくにぐん大山崎おおやまざきまち
販売はんばい期間きかん 2016ねん4がつ12にち -2023ねん12月11にち
(2023ねん12月1にち生産せいさん終了しゅうりょう
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき 前輪ぜんりん駆動くどう
よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 1KR-FEがた
996 cc 直列ちょくれつ3気筒きとうDOHC
最高さいこう出力しゅつりょく 51 kW (69 PS) / 6,000 rpm
最大さいだいトルク 92 N・m (9.4 kgf・m) /
4,400 rpm
変速へんそく CVT
まえ まえマクファーソン・ストラットしきコイルスプリング
トーションビームしきコイルスプリング(2WD)
:トレーリングリンク車軸しゃじくしきコイルスプリング(4WD)
のち まえマクファーソン・ストラットしきコイルスプリング
トーションビームしきコイルスプリング(2WD)
:トレーリングリンク車軸しゃじくしきコイルスプリング(4WD)
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,490 mm
全長ぜんちょう 3,650 mm(X)
3,660 mm(CILQ)
2016ねん4がつ - 2018ねん10がつ
3,680 mm(CILQ・STYLE)
2018ねん10がつ - 2023ねん10がつ
全幅ぜんぷく 1,665 mm
ぜんこう 1,525 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 910 - 960 kg
その
ブレーキ まえ:ベンチレーテッドディスク
:リーディング・トレーリング
系譜けいふ
後継こうけい 既存きそんトール、および2代目だいめロッキー(e-SMART HYBRIDしゃのぞ[注釈ちゅうしゃく 10])に統合とうごう
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3代目だいめでは、全長ぜんちょう全幅ぜんぷくは2代目だいめからかれたものの、ホイールベースを50mm拡大かくだいするとともに、リアシートを後方こうほう配置はいちするなどによって前後ぜんご乗員じょういんあいだ距離きょり拡大かくだい。また、トレッド拡大かくだいされ、前輪ぜんりんかく最適さいてきしたことで最小さいしょう回転かいてん半径はんけいは4.6mとした。

ボディ構造こうぞう刷新さっしんし、サイドアウターパネルを全面ぜんめんあついたハイテンし、構造こうぞうだんてん低減ていげんして骨格こっかく全体ぜんたいちからめる構造こうぞうとすることで、衝突しょうとつ安全あんぜんせいたもちながらも軽量けいりょうされた軽量けいりょうだか剛性ごうせいボディ(プラットフォーム)「Dモノコック」を採用さいようサスペンションについても剛性ごうせい向上こうじょうとチューニングの最適さいてきほどこした「Dサスペンション」をあらたに採用さいようした。

外観がいかんはフードをたかくして水平すいへい基調きちょう造形ぞうけいとし、てい重心じゅうしんかまえたはちがた台形だいけいシルエットのデザインとなり、内装ないそう水平すいへい基調きちょうのロングトレイにサイドレジスターリングをりょうサイドに配置はいち。シートカラーはあかるめのグレートーンに変更へんこうした。また、初代しょだい以来いらい上級じょうきゅうモデルとして追加ついかされた「CILQ(シルク)」[注釈ちゅうしゃく 11]専用せんようデザインがあたえられており、外観がいかんはピラーをブラックアウト、バンパーガーニッシュとリフレクターにシルバーかざりほどこし、ヘッドランプの形状けいじょうえるとともに、クリアランスランプをそなえた「Bi-Angle LEDヘッドランプ」[注釈ちゅうしゃく 12]採用さいよう内装ないそうくろ基調きちょうにグレージュとマゼンタをアクセントカラーとしてはいし、シートカラーはくろとマゼンタの配色はいしょくとし、さらタコメーター標準ひょうじゅん装備そうび[注釈ちゅうしゃく 13]とした。

ちなみに、リアのナンバープレートの位置いち初代しょだい・2代目だいめのバンパーじょうから(トヨタ・パッソをふくめて)バックドアじょう移設いせつされた。

メカニズム[編集へんしゅう]

エンジンは初代しょだい・2代目だいめ同様どうように1.0Lの1KR-FEがた採用さいようされているが、吸気きゅうきポートをデュアルポートインジェクターをデュアル圧縮あっしゅくを11.5から12.5にこう圧縮あっしゅく、EGRバルブの応答おうとうせい向上こうじょうにより、こうタンブル吸気きゅうき効率こうりつ燃焼ねんしょう効率こうりつ向上こうじょうはかった改良かいりょうがたとなった。また、2代目だいめでは2WDしゃのみの搭載とうさいだった「eco IDLE」を4WDしゃにも標準ひょうじゅん装備そうびしたことで、JC08モード燃費ねんぴが2WDしゃは28.0 km/L、4WDしゃは24.4 km/Lにそれぞれ向上こうじょうし、4WDしゃ平成へいせい32年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん達成たっせいした(2WDしゃは2015ねん4がつ以降いこう後期こうきがた同様どうよう平成へいせい32年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+10%を達成たっせいする)。

安全あんぜん装備そうび強化きょうかされ、軽自動車けいじどうしゃ一部いちぶ車種しゃしゅ採用さいようされている「スマートアシストII(以下いか、スマアシII)」を小型車こがたしゃはつ採用さいよう[注釈ちゅうしゃく 14]したほか、ヒルホールドシステム、エマージェンシーストップシグナルも装備そうびし、シートベルトリマインダーは全席ぜんせきぶん装備そうびしている。2018ねん10がつのマイナーチェンジで小型車こがたしゃでははつ導入どうにゅうとなる「スマートアシストIII(以下いか、スマアシIII)」へ改良かいりょうされた。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 2016ねん平成へいせい28ねん4がつ12にち - フルモデルチェンジし、同日どうじつより発売はつばい開始かいし[5]。CM出演しゅつえんしゃ安田やすだあらわ
    • グレード体系たいけい標準ひょうじゅんグレードの「X」と上級じょうきゅうグレードの「CILQ」を基本きほんする体系たいけい刷新さっしんされ、キーフリーシステムなどを装備そうびするとともに、ドアミラーをオート電動でんどう格納かくのうしき(ボディ同色どうしょく)に、リアドア・リアクォーターガラスをUVカット機能きのうづけスモークドにグレードアップした「Lパッケージ(「X」のみの設定せってい)」と、14インチアルミホイール、LEDヘッドランプ(オートレベリング機構きこうづけ)などを装備そうびするとともに、フロントドアガラスをスーパーUV+IRカット機能きのうづけに、3ほんスポークステアリングホイールをかわまきにそれぞれグレードアップした「Gパッケージ SA II」がラインナップされる。
    • 「X」・「X"Lパッケージ"」・「CILQ」はスマアシIIの有無うむ選択せんたく可能かのうとなっており、スマアシIIづけは「X"SA II"」・「X"Lパッケージ SA II"」・「CILQ"SA II"」となる。また、「X"Gパッケージ SA II"」と「CILQ"Gパッケージ SA II"」はスマアシIIが標準ひょうじゅん装備そうびされる。
  • 2017ねん平成へいせい29ねん)10がつ3にち - 上級じょうきゅうグレード「CILQ」にアクセサリーパッケージ「スポルザ リミテッドパッケージ」を設定せっていし、発売はつばい開始かいしした[6]。CM出演しゅつえんしゃ土屋つちやふとしおおとり
    • エクステリアパーツ7てん、エアロパーツ3てん、ストライプステッカー3てんけい13てんひとつのパッケージにしたもので、ブラックのパーツを基本きほんにフォグランプカバー・リアクォーターガーニッシュ・リアリフレクターカバーの3てんマゼンタとした「ブラックストライプパッケージ」と、レッドのパーツを基本きほんにリアクォーターガーニッシュとエアロパーツ3てんすべてをブラックとした「レッドストライプパッケージ」の2パターンが用意よういされる。
  • 2018ねん平成へいせい30ねん
    • 7がつ2にち - 上級じょうきゅうグレード「CILQ」にメーカーオプション「D-tune edition(ディー・チューン エディション)」を追加ついか設定せっていし、発売はつばい開始かいしした[7]。CVTの最終さいしゅう減速げんそくがローギアードされ、まち速度そくどいきでの加速かそく性能せいのうたかめたものである。なお、ほんオプションを装着そうちゃくした場合ばあい型式けいしき指定していからの変更へんこうとなるため、検査けんさによる新規しんき登録とうろく必要ひつようとなる。
    • 10がつ10日とおか - マイナーチェンジされた[8]。CMキャラクターは篠原しのはら涼子りょうこ[注釈ちゅうしゃく 15]
      • 「スマアシIII」への置換ちかんくわえ、「スマアシIII」搭載とうさいグレードには前後ぜんごコーナーセンサーを、「X」をのぞ全車ぜんしゃにはパノラマモニターがそれぞれ採用さいようされ、「パノラマモニター対応たいおう純正じゅんせいナビ装着そうちゃくようアップグレードパック」としてメーカーオプション設定せっていされた(設定せってい、ディーラーオプションのパノラマモニター対応たいおうナビゲーションの装着そうちゃく必要ひつよう)。ほんオプションにはバックカメラにステアリング連動れんどうガイドせん表示ひょうじそなわっており、既存きそんの「純正じゅんせいナビ装着そうちゃくようアップグレードパック」のバックカメラも同様どうようにステアリング連動れんどうガイドせん表示ひょうじ追加ついかされた。このほか、「X」の一部いちぶグレードをのぞ全車ぜんしゃにはこうせき左右さゆうアシストグリップが装備そうびされた。WLTCモード走行そうこうによる排出はいしゅつガスと燃料ねんりょう消費しょうひりつ対応たいおうし、「平成へいせい30ねん排出はいしゅつガス基準きじゅん50%低減ていげんレベル(☆☆☆☆)」認定にんてい取得しゅとくした。
      • 「X」はフロントグリル上部じょうぶ水平すいへいラインにシルバー塗装とそうかざりほどこされ、一部いちぶグレードはリアクォーターパネルをメタリックブラック塗装とそう変更へんこう内装ないそうはシート表皮ひょうひ明度めいどげる変更へんこうおこなわれた。グレード体系たいけいは「スマアシ」搭載とうさいグレードの名称めいしょうが"SA II"から"SA III"に変更へんこうされるとともに、「X"Lパッケージ SA III"」へ統合とうごうのため「X"Lパッケージ"」が廃止はいしされた。
      • 「CLIQ」はフロントグリルが大型おおがたされ、まわりにシルバーかざりほどこされた。前後ぜんごバンパーの左右さゆうにはLがたのベゼルが追加ついかされ、リアクォーターパネルをメタリックブラック塗装とそう変更へんこう内装ないそうはインパネのアクセントしょくやシートのしょくをカッパーしょく変更へんこう。また、「CILQ"Gパッケージ SA III"」には、15インチアルミホイール、LEDフォグランプ(イルミランプづけ)、ほんかわインパネセンターシフト(シルバーかざりづけ)、レザー調ちょう×ファブリックシート表皮ひょうひ(ウォームグレーステッチ)で構成こうせいされたメーカーオプション「ドレスアップパック」が設定せっていされた。「X」同様どうようグレード体系たいけい変更へんこうとなり、「スマアシ」搭載とうさいグレードの名称めいしょうが"SA II"から"SA III"に変更へんこうされるとともに、スマアシなしグレードの「CILQ」が「CILQ"SA III"」へ統合とうごうのため廃止はいしされたことで、「CILQ」は「スマアシIII」がぜんグレード標準ひょうじゅん装備そうびとなった。
      • あわせて、ブーン専用せんようグレードとしてあらたに「STYLE」が設定せっていされた。「STYLE」では、フロントグリルが専用せんようデザインとなり、ホワイトのグリルガーニッシュやフォグベゼルを装着そうちゃく。リアバンパーも専用せんようデザインとなり、ホワイトベゼルを装備そうび。また、フロントのエンブレムは「X」や「CILQ」に装着そうちゃくの「Dマーク」ではなく、「STYLE」ロゴのエンブレムとなる。内装ないそうはインパネのアクセントしょくがマゼンタとなり、専用せんようのスエード調ちょうシートは3しょく設定せっていされる。専用せんようのメーカーセットオプションとして、14インチアルミホイールやスーパーUV&IRカット機能きのうづけガラス(フロントドア)などで構成こうせいされた「スタイルアップパック」が設定せっていされている。なお、「STYLE」は「スマアシIII」が標準ひょうじゅん装備そうびされているため、「STYLE"SA III"」となる。
      • ボディカラーは「X」・「CILQ」共通きょうつうしょくの「ディープブルークリスタルマイカ(オプションカラー、「CILQ」に設定せっていの2トーンカラーも同様どうよう)」を廃止はいしするわりに、「CILQ」専用せんようしょくの「ブリリアントカッパークリスタルマイカ(オプションカラー、「ブラックマイカメタリック」との2トーンカラーも設定せってい[注釈ちゅうしゃく 16]」)を追加ついか。「STYLE」はモノトーンカラーは専用せんようしょくの「ジューシーピンクメタリック(ミラ トコット設定せっていしょく)」をふくむ5しょく設定せっていされ、このうちの2しょくはホワイトとのわせによる2トーンカラーも設定せっていされる。
    • 2019ねんれい元年がんねん)10がつ1にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「STYLE"ホワイトリミテッド SA III"」、「STYLE"ブラックリミテッド SA III"」が発売はつばいされた[9]
      • 「STYLE"SA III"」をベースに、共通きょうつうでアウタードアハンドルをボディ同色どうしょく、フロントドアガラスはスーパーUV&IRカット機能きのうづけ、リアドア/クォーターガラスはスーパーUVカット機能きのうづけスモークドガラスとし、シフトレバーボタンとインナードアハンドルにメッキがほどこされ、LEDフォグランプとパノラマモニター対応たいおう純正じゅんせいナビ装着そうちゃくようアップグレードパックを特別とくべつ装備そうび。「STYLE"ホワイトリミテッド SA III"」はオート電動でんどう格納かくのうしきドアミラー(キーフリー連動れんどう)と2トーンのルーフをホワイトに設定せってい。「STYLE"ブラックリミテッド SA III"」はフロントグリル・フロントフォグランプベゼル・リアリフレクターリングにガンメタ塗装とそう(フロントグリルはつやありブラック塗装とそうほどこされる)、ブッシュしきオートエアコンスイッチパネルとエアコンパネルかざりにピアノブラック調ちょう、エアコンレジスター/オーディオパネルかざりにシルバー+カッパーをそれぞれ採用さいようするとともに、「CLIQ」で設定せっていされているスエード調ちょうトリコットのファブリックシート表皮ひょうひとブラックルーフの2トーンが採用さいようされた。
    • 2021ねんれい3ねん)4がつ1にち - 一部いちぶ改良かいりょう[10]
      • 全車ぜんしゃ共通きょうつうで、アルミホイールを装備そうびする「CILQ"Gパッケージ SA III"」をのぞくグレードにおいて14インチホイールキャップが意匠いしょう変更へんこうされ、オートライトが標準ひょうじゅん装備そうびされた。また、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうにより2030年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん対応たいおうし、2WDしゃは「2030年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん75%達成たっせい」、4WDしゃは「どう65%達成たっせい」となった[11]
      • 「X」はグレード体系たいけいを「X"SA III"」と「X"Lパッケージ SA III"」の2グレードに集約しゅうやく。また、シルバードアアウターハンドルを標準ひょうじゅん装備そうびするとともに、後部こうぶ座席ざせき一体いったいたおせシートに、クォーターガーニッシュをくろざいにそれぞれ変更へんこうされた。あわせて、「X"SA III"」にはリアスモークドガラスが、「X"Lパッケージ SA III"」にはLEDヘッドランプがそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびされた。「CILQ」は「CILQ"Gパッケージ SA III"」にメーカーオプション設定せっていされている15インチアルミホイールが意匠いしょう変更へんこうされ、アルミホイールのセンターキャップがくろ塗装とそう変更へんこうされた。「STYLE」はメーカーオプション設定せっていされている14インチアルミホイールのセンターキャップを「CILQ」同様どうようくろ塗装とそう変更へんこうされた。
      • ボディカラーも一部いちぶ変更へんこうされ、モノトーンは「X」・「CILQ」専用せんようしょくの「レモンスカッシュクリスタルメタリック」、「ファインブルーマイカメタリック」、「マゼンタベリーマイカメタリック」の3しょく廃止はいしするわりに、3タイプ共通きょうつうしんいろとして「ターコイズブルーマイカ」を追加ついかあわせて、「ダークエメラルドマイカ」は「X」・「CILQ」専用せんようしょく移行いこうされ、従来じゅうらいは「CILQ」専用せんようしょくだった「ブリリアントカッパークリスタルマイカメタリック(メーカーオプション)」を「STYLE」に、従来じゅうらいは「STYLE」専用せんようしょくだった「ジューシーピンクメタリック」を「CILQ」にそれぞれ設定せってい拡大かくだい。「CILQ」・「STYLE」専用せんようの2トーン(メーカーオプション)は「CILQ」専用せんようの「ブラックマイカメタリック×レモンスカッシュクリスタルメタリック」と「ブラックマイカメタリック×マゼンタベリーマイカメタリック」を廃止はいしするわりに、「CILQ」専用せんようしょくの「ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカ」を追加ついかし、従来じゅうらいは「STYLE」専用せんようしょくだった「ホワイト×ジューシーピンクメタリック」を「CILQ」にも拡大かくだい設定せっていされた。
      • なお、特別とくべつ仕様しようしゃ「STYLE"ホワイトリミテッド SA III"」と「STYLE"ブラックリミテッド SA III"」はベースしゃじゅんじた一部いちぶ改良かいりょう(「ターコイズブルーマイカ」の追加ついか設定せっていのぞく)をけて継続けいぞく販売はんばいされるとともに、「STYLE"ブラックリミテッド SA III"」はボディカラーの一部いちぶ変更へんこうおこなわれ、「ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ」を廃止はいしするわりに、「CILQ」専用せんようしょくである「ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカ」と「ブラックマイカ×ブリリアントカッパークリスタルマイカメタリック」を追加ついかし、4しょく拡大かくだいした。
    • 2023ねんれい5ねん
      • 10月29にち補足ほそく)‐ OEMの3代目だいめトヨタ・パッソが一足ひとあしさき販売はんばい終了しゅうりょう同時どうじにトヨタの公式こうしきホームページへの掲載けいさい削除さくじょされた。
      • 12月1にち - 生産せいさん終了しゅうりょう以後いご流通りゅうつう在庫ざいこぶんのみと販売はんばいとなる。
      • 12月11にち - 販売はんばい終了しゅうりょう。これと同時どうじにダイハツの公式こうしきホームページへの掲載けいさい終了しゅうりょうした。

くるまめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

  • 英語えいごで「愉快ゆかいな」の意味いみ。また、自動車じどうしゃ走行そうこうするようやそのおと擬声語ぎせいご「ブーン」でもある。家族かぞく使つかたのしいくるまたび毎日まいにちたのしい気持きもちにしてくれるくるまになってしい、というねがいがめられている。
  • 3代目だいめ上級じょうきゅうグレードである「CILQ(シルク)」はCompact、Impressive、Lovely、Qualityの頭文字かしらもじをとったもので、「あいらしく印象いんしょうてき上質じょうしつなコンパクトカー」を意味いみする。

派生はせい車種しゃしゅ[編集へんしゅう]

初代しょだい[編集へんしゅう]

3代目だいめ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ただしスマートエントリー名称めいしょうはブーン・パッソどもにダイハツめいの「キーフリーシステム」であった。
  2. ^ 当初とうしょはパッソ「X」の4WDにたるグレードの設定せっていがなく、ストーリアのグレード名称めいしょう踏襲とうしゅうしたビジネスけグレード「ビジネスセレクト」に登録とうろくあつかいの1,300ccが設定せっていされていたことが相違そういてん
  3. ^ パッソは1.3Lくるまのみ。
  4. ^ 2006ねん平成へいせい18ねん)6がつ同社どうしゃソニカようとして発表はっぴょう構造こうぞう以下いか参照さんしょう新型しんがたCVTのしくみ - ダイハツ技術ぎじゅつ広報こうほう資料しりょう
  5. ^ パッソでは「Toyota Stop & Start System」(SMART STOP)という名称めいしょうになる。
  6. ^ パッソではオプション設定せっていとなっていたが、2014ねん4がつのマイナーチェンジで一部いちぶグレードをのぞいて標準ひょうじゅん装備そうび
  7. ^ パッソではオプション設定せっていとなっていたが、2014ねん4がつのマイナーチェンジで全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうび
  8. ^ パッソではつづき1.3Lしゃ継続けいぞく設定せっていされていた。
  9. ^ ただし、ブーンでは「ヒスイパールメタリック(ビーゴ設定せっていされている「ブロンズオリーブパールメタリック」に相当そうとう)」の設定せっていがないため、パッソより1しょくすくない9しょく展開てんかいとなる。
  10. ^ ブーン販売はんばい終了しゅうりょう時点じてん。ロッキーのe-SMART HYBRIDモデル(こちらも対象たいしょう車種しゃしゅ)は不正ふせい事件じけん対象たいしょう車種しゃしゅぜん車種しゃしゅ拡大かくだいまえ先駆さきがけてすで販売はんばい停止ていしみ。
  11. ^ パッソは「MODA(モーダ)」という名称めいしょうになる。
  12. ^ パッソがわ名称めいしょうは「Bi-Beam LEDヘッドランプ」。
  13. ^ このてんはパッソ「MODA」も同様どうよう。「X」けいグレードは全車ぜんしゃ装備そうび
  14. ^ パッソもおな名称めいしょう採用さいようしている。ダイハツからのOEMであり、同社どうしゃのシステムを搭載とうさいしているため「Toyota Safety Sense C」ではない
  15. ^ 篠原しのはらは、2006ねんにダイハツ・クーのCMに出演しゅつえんしていた。
  16. ^ 元々もともとトヨタ・ルーミー設定せっていしょくであるが、ダイハツしゃとしてははつ採用さいよう。ルーミーのOEMもとであるトールでも2018ねん11月の一部いちぶ改良かいりょう設定せっていされた。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ ブーン(ダイハツ)2004ねん6がつ~2010ねん1がつ生産せいさんモデルのカタログ”. リクルート株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん1がつ6にち). 2020ねん1がつ6にち閲覧えつらん
  2. ^ ダイハツ小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」マイナーチェンジ 小型こがたガソリンエンジンしゃ最高さいこう燃費ねんぴ27.6Km/Lを達成たっせい ~2WD全車ぜんしゃがエコカー減税げんぜい免税めんぜい、4WDしゃ減税げんぜい対象たいしょうに~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2014ねん4がつ14にちhttp://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/0414-1/20140414-1.pdf2014ねん4がつ14にち閲覧えつらん 
  3. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい62ごう19ページより
  4. ^ ブーン(ダイハツ)2010ねん2がつ~2016ねん3がつ生産せいさんモデルのカタログ”. リクルート株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん1がつ6にち). 2020ねん1がつ6にち閲覧えつらん
  5. ^ 小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」フルモデルチェンジ 軽自動車けいじどうしゃつちかったノウハウをかして、小型こがた乗用車じょうようしゃ大幅おおはば進化しんか~ガソリンエンジン登録とうろくしゃNo.1のてい燃費ねんぴてい価格かかく基本きほん性能せいのう大幅おおはば向上こうじょう実現じつげん』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2016ねん4がつ12にちhttp://www.daihatsu.co.jp/wn/2016/0412-1/20160412-1.pdf2016ねん4がつ12にち閲覧えつらん 
  6. ^ ダイハツ スポーティなアクセサリーパッケージを小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」に設定せってい』(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2017ねん10がつ3にちhttps://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20171003-1.html2017ねん10がつ3にち閲覧えつらん 
  7. ^ 小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」のスポーティなドレスアップパッケージ「スポルザ」に、加速かそく性能せいのう向上こうじょうさせる「D-tune edition」を設定せってい』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2018ねん7がつ2にちhttps://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20180702-1.pdf2018ねん7がつ4にち閲覧えつらん 
  8. ^ 小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」をマイナーチェンジし、しんグレード「ブーン スタイル」を設定せってい』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2018ねん10がつ10日とおかhttps://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20181010-1.pdf2018ねん10がつ11にち閲覧えつらん 
  9. ^ 小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」「トール」におどく特別とくべつ仕様しようしゃ設定せってい』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2019ねん10がつ1にちhttps://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20191001-1.pdf2019ねん10がつ1にち閲覧えつらん 
  10. ^ 小型こがた乗用車じょうようしゃ「ブーン」を一部いちぶ改良かいりょうぜんグレードで安全あんぜん装備そうび強化きょうかし、ボディカラーにしんいろ設定せってい』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ、2021ねん4がつ1にちhttps://www.daihatsu.com/jp/news/2021/20210401-1.pdf2021ねん4がつ1にち閲覧えつらん 
  11. ^ ブーン 環境かんきょう報告ほうこくしょ” (PDF). ダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ. 2021ねん5がつ2にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]