ブエナビスタ (競走きょうそう馬ば)

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ブエナビスタ
第だい69回かい桜花おうか賞しょうパドック
（2009年ねん4月がつ12日にち、阪神はんしん競馬けいば場じょう）
欧字おうじ表記ひょうき Buena Vista[1]
品種ひんしゅ サラブレッド[1]
性別せいべつ 牝めす[1]
毛色けいろ 黒くろ鹿毛かげ[1]
生誕せいたん 2006年ねん3月14日にち[1](18歳さい)
登録とうろく日び 2008年ねん5月7日にち
抹消まっしょう日び 2012年ねん1月がつ5日にち[2]
父ちち スペシャルウィーク[1]
母はは ビワハイジ[1]
母ははの父ちち Caerleon[1]
生国しょうごく 日本の旗 日本にっぽん（北海道ほっかいどう早来はやきた町まち）[1]
生産せいさん者しゃ ノーザンファーム[1]
育成いくせい ノーザンファームYearling[3]
（松橋まつはし亘わたる場じょう長ちょう[4]）
ノーザンファーム[4]
（日下くさか和博かずひろ厩舎きゅうしゃ[4][5]）
馬主ばしゅ （有ゆう）サンデーレーシング[1]
調教ちょうきょう師し 松田まつだ博資ひろし（栗東りっとう）[1]
調教ちょうきょう助手じょしゅ 松田まつだ剛つよし[6][注釈ちゅうしゃく 1]
厩うまや務つとむ員いん 山口やまぐち慶けい次じ[6][注釈ちゅうしゃく 2]
競走きょうそう成績せいせき
タイトル JRA賞しょう年度ねんど代表だいひょう馬ば（2010年ねん[1]）
最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんば（2008年ねん[1]）
最優秀さいゆうしゅう3歳さい牝馬ひんば（2009年ねん[1]）
最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんば（2010-11年ねん[1]）
生涯しょうがい成績せいせき 23戦せん9勝しょう[1]
中央ちゅうおう：21戦せん9勝しょう[1]
海外かいがい：2戦せん0勝しょう[1]
獲得かくとく賞金しょうきん 14億おく7886万まん9700円えん[10]
中央ちゅうおう：13億おく8643万まん3000円えん[11]
UAE：100万まんUSドル[注釈ちゅうしゃく 3]
WTR L117 / 2009年ねん[12]
I121 - L121 / 2010年ねん[13]
L120 / 2011年ねん[14]
勝かち鞍くら
GI ヴィクトリアM 2010年ねん
GI 天皇てんのう賞しょう（秋あき） 2010年ねん
GI ジャパンカップ 2011年ねん
JpnI 阪神はんしんJF 2008年ねん
JpnI 桜花おうか賞しょう 2009年ねん
JpnI 優ゆう駿しゅん牝馬ひんば 2009年ねん
GII 京都きょうと記念きねん 2010年ねん
JpnIII チューリップ賞しょう 2009年ねん
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ブエナビスタ（欧字おうじ名めい:Buena Vista、2006年ねん3月14日にち - ）は、日本にっぽんの競走きょうそう馬ば・繁殖はんしょく牝馬ひんば[1]。

2008年ねんの阪神はんしんジュベナイルフィリーズ、2009年ねんの桜花おうか賞しょう、優ゆう駿しゅん牝馬ひんば（牝馬ひんば二に冠かん）、2010年ねんのヴィクトリアマイル、天皇てんのう賞しょう（秋あき）、2011年ねんのジャパンカップを制せいし、GI級きゅう競走きょうそう6勝しょうを挙あげた。総そう獲得かくとく賞金しょうきん14億おく7886万まん9700円えんは、引退いんたい時点じてんでは日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばとして歴代れきだい2位い、日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばの牝馬ひんばとして歴代れきだい1位いを記録きろく。2010年ねんのJRA賞しょう年度ねんど代表だいひょう馬ば。そのほか、2008年ねんから2011年ねんにかけて4年ねん連続れんぞくで世代せだいのJRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう牝馬ひんばを受賞じゅしょう[注釈ちゅうしゃく 4]し、史上しじょう3頭とう目め[注釈ちゅうしゃく 5]となるJRA賞しょう4年ねん連続れんぞく受賞じゅしょうを果はたした。

母ははビワハイジが勝利しょうりした阪神はんしんジュベナイルフィリーズ、父ちちスペシャルウィークが勝利しょうりした天皇てんのう賞しょう（秋あき）、ジャパンカップを勝利しょうりし、両親りょうしんと同一どういつGI級きゅう競走きょうそう親おや仔こ制覇せいはを果はたした。

デビューまで[編集へんしゅう]

誕生たんじょうまでの経緯けいい[編集へんしゅう]

ビワハイジは、1995年ねんの阪神はんしん3歳さい牝馬ひんばステークス（GI）を制せいした牝馬ひんばである。競走きょうそう馬ば引退いんたい後ごは、有限ゆうげん会社かいしゃビワ代表だいひょうの中島なかじま勇いさむが所有しょゆうし早田そうだ牧場ぼくじょうに繋つなぎ養ようされた[16]。しかし、早田そうだ牧場ぼくじょうの自己じこ破産はさんや中島なかじまが急死きゅうししたため、中島なかじまと親したしい松田まつだ博資ひろし調教ちょうきょう師しの仲介ちゅうかいでノーザンファームの吉田よしだ勝己かつみに引ひき継つがれ、ノーザンファームに移動いどうした[16]。移動いどう前まえの早田そうだ牧場ぼくじょうにて、2002年ねんに生産せいさんされた3番ばん仔このアドマイヤジャパンは、2005年ねんの京成けいせい杯はい（GIII）優勝ゆうしょうしてクラシックを完走かんそう、三さん冠かん達成たっせいしたディープインパクトの対抗たいこう馬ばとして注目ちゅうもくされるほどであった[17]。

北海道ほっかいどう早来はやきた町まちのノーザンファームに渡わたった後のちの2005年ねん、スペシャルウィークと交配こうはいした。スペシャルウィークは2003年ねんにデビューした初年度しょねんど産さん駒こまの成績せいせきが良よくなかったことから、種付たねつけ数すうは右肩みぎかた下さがりになっていた[18]。しかし、2005年ねんのクラシックにて産さん駒こまのシーザリオやインティライミが活躍かつやくしたため、種付たねつけ頭数とうすうは2004年ねんの105頭とうから、2005年ねんは倍ばい以上いじょうとなる234頭とうまで上昇じょうしょう[18]。ビワハイジは、2003年ねん、2004年ねんと2年ねん連続れんぞくでアグネスタキオンと交配こうはいしていたが、スペシャルウィーク産さん駒こまの活躍かつやくを経へて、2005年ねんは交配こうはい相手あいてがスペシャルウィークに切きり替かわった[18]。

幼よう駒こま時代じだい[編集へんしゅう]

サンデーレーシングの勝負しょうぶ服ふく
松田まつだ博資ひろし

2006年ねん3月がつ14日にち、ノーザンファームにて6番ばん仔こ、黒くろ鹿毛かげの牝馬ひんば（後ごのブエナビスタ）が生産せいさんされる。血統けっとう名めいを「ビワハイジの06」といわれた。クラブ法人ほうじんのサンデーレーシングが所有しょゆうし、愛馬あいば会かい法人ほうじんサンデーサラブレッドクラブにて、総額そうがく4000万まん円えん（1口くち100万まん円えん）で会員かいいん募集ぼしゅうが行おこなわれた[3]。ノーザンファームの中尾なかお義信よしのぶは「牧場ぼくじょうとしては誕生たんじょうしたときから、一いち枚まいも二に枚まいも上うえの期待きたいをかけていました[19][20]」松橋まつはし亘わたるは「オークスを勝かてる馬うまだよ[4]」と証言しょうげんするなど、牧場ぼくじょうや育成いくせい場じょうでの評判ひょうばんも高たかかった[19]。スペイン語ごで「素晴すばらしい景色けしき、絶景ぜっけい」を意味いみする「ブエナビスタ」という競走きょうそう馬ば名めいを附ふされた後のち[21]、2歳さい秋あきに栗東りっとうトレーニングセンターの松田まつだ博資ひろし厩舎きゅうしゃに入にゅう厩うまやした[22]。

入にゅう厩うまや直後ちょくごのブエナビスタは左ひだり脚あしの球たま節ぶしに不安ふあんがあったが、長期ちょうき休養きゅうようには至いたらなかった[22]。当時とうじ、2歳さい上じょうの兄あにであるアドマイヤオーラ（父ちち:アグネスタキオン）が松田まつだの管理かんりにより、京都きょうと記念きねん（GII）、弥生やよい賞しょう（GII）など勝利しょうりしていた。しかし、松田まつだはブエナビスタのデビュー前まえの調教ちょうきょうを見みて、兄あに以上いじょうの能力のうりょくがあると考かんがえるようになっていた[22]。デビューに先立さきだって行おこなわれた直前ちょくぜんの最終さいしゅう追おい切ぎりでは、菊花賞きっかしょう出走しゅっそう予定よていだったダイシンプラン[注釈ちゅうしゃく 6]を「子こども扱あつかい（岡本おかもと光男みつお[19]）」にするほどの動うごきを見みせた[19]。

競走きょうそう馬ば時代じだい[編集へんしゅう]

2歳さい（2008年ねん）[編集へんしゅう]

2008年ねん10月がつ26日にち、京都競馬場きょうとけいばじょうの新しん馬うま戦せん（芝しば1800メートル）に安藤あんどう勝己かつみが騎乗きじょうし、1番ばん人気にんきに支持しじされてデビュー。スタートで出遅でおくれ、後方こうほうから直線ちょくせんで追おい上あげる形かたちとなった[19]。スローペースとなり後方こうほう不利ふりの展開てんかいだったが、末すえ脚あしを見みせると先行せんこうしたアンライバルドに約やく2馬身ばしんまで迫せまる3着ちゃく[19][24]。安藤あんどうは「スタートしてしばらくモタモタしていました。まだ気持きもちが乗のっていません[24]」や「あそこからでも届とどくと思おもっていた...[25]」と回顧かいこしている。勝利しょうりしたアンライバルドは、翌年よくねんの皐月さつき賞しょうを優勝ゆうしょう。4着ちゃくのスリーロールスは、翌年よくねんの菊花賞きっかしょうを勝利しょうりした。他ほかにも2着ちゃくのリーチザクラウン、5着ちゃくのエーシンビートロンも後のちに重じゅう賞しょうを勝利しょうりすることとなる。

続つづいて11月15日にち、京都競馬場きょうとけいばじょうの未み勝利しょうり戦せん（芝しば1600メートル）では再ふたたび1番ばん人気にんきで出走しゅっそう。後方こうほう待機たいきから、直線ちょくせん外がいからかわして先頭せんとうに立たち、安藤あんどうが追おうことないまま、後方こうほうに3馬身ばしん差さをつけて初はつ勝利しょうりとなった[19][26]。安藤あんどうは「（前略ぜんりゃく）まだ沈しずむほどの脚あしを使つかっていませんし、楽たのしみですよ[26]」と回顧かいこしている。

阪神はんしんジュベナイルフィリーズ[編集へんしゅう]

初はつ勝利しょうり後ごの状態じょうたいは、担当たんとう獣しし医師いしによればレースの反動はんどう[27]や、球たま節ぶし炎えんの発症はっしょう[28]により、続つづけ戦せんできるかどうかの瀬戸際せとぎわであった[27]。そこで松田まつだは、サンデーレーシングと協議きょうぎした上うえで、阪神はんしんジュベナイルフィリーズ（JpnI）出走しゅっそうを計画けいかくし、出馬しゅつば登録とうろくを敢行かんこう[20]。同おなじく登録とうろくした馬うまは出走しゅっそう可能かのう頭数とうすう18頭とうを大おおきく超こえる32頭とうであり[29]、賞金しょうきん順じゅんで出走しゅっそうが確定かくていした12頭とうを除のぞいて、残のこり6頭とうは抽選ちゅうせんとなった。収得しゅうとく賞金しょうきん400万まん円えんのブエナビスタは、賞金しょうきん順じゅん13位いタイであり、同どう賞金しょうきんに17頭とういたため、17分ぶんの6が出走しゅっそう可能かのうとなる抽選ちゅうせんを実施じっし。ブエナビスタは当選とうせんし、出走しゅっそうが決定けっていした[30]。複ふく数すう回かい勝利しょうりした馬うまを上回うわまわる1番ばん人気にんき、単勝たんしょうオッズ2.2倍ばいの評価ひょうかであった[20]。

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2008年ねん 阪神はんしんジュベナイルフィリーズ
レース映像えいぞう JRA公式こうしきYouTubeチャンネルによる動画どうが

スタートで後手ごてを踏ふんで最さい後方こうほうから進すすみ、直線ちょくせんでは、大だい外そとに持もち出だして追おい上あげた[19]。残のこり200メートルですべて差さし切ぎり先頭せんとうに立たつと、残のこり100メートル付近ふきんからは安藤あんどうは勝利しょうりを確信かくしんし、それ以上いじょう促うながさなかった。後方こうほうに2馬身ばしん半はん差さをつけて入線にゅうせん、GI級きゅう競走きょうそう制覇せいはを果はたした[19]。母ははビワハイジも前身ぜんしんの阪神はんしん3歳さい牝馬ひんばステークス[注釈ちゅうしゃく 7]を制せいしていることから、母はは仔こ制覇せいはを達成たっせい[32]。初はつ勝利しょうりから2連勝れんしょうを果はたしたのは、牝馬ひんば限定げんてい戦せんとなって以降いこう初はじめてであった[32]。

レース後ごのインタビューでは安藤あんどうは「（前略ぜんりゃく）大だい外そとをゆっくり回まわってきても直線ちょくせんだけで十じゅう分ふんこれると思おもっていたよ[19]。」と振ふり返かえり、課題かだいとしては「最後さいごは遊あそんでいましたね。先頭せんとうに立たつと気きを抜ぬく所ところがあったので、それだけはステッキを使つかいました。まだまだ伸のび代だいがあると思おもいますよ[33]」とも話はなしている。松田まつだに対たいしては、インタビュアーが2006年ねん優勝ゆうしょうのウオッカ以来いらいの逸材いつざいと考かんがえ、翌年よくねんの東京とうきょう優ゆう駿しゅん（日本にほんダービー）に出走しゅっそうする予定よていがあるかと問とう場面ばめんもあった[19]。その問といを松田まつだは否定ひてい、牝馬ひんばクラシック路線ろせんを進すすむことを表明ひょうめいした[19]。「距離きょりは長ながいところを使つかっていきたいと思おもいます。1600メートルより2400メートルの方ほうがいいでしょう。馬うまもその方ほうが楽らくだと思おもいますよ[33]」とも話はなしている。

年末ねんまつのJRA賞しょう表彰ひょうしょうでは、記者きしゃ300人にんの投票とうひょうで299票ひょう[注釈ちゅうしゃく 8]を集あつめ、JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんばに選出せんしゅつ[35][34]。日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかい（JRA）と地方競馬全国協会ちほうけいばぜんこくきょうかい（NAR）のハンデキャッパーが格付かくづけするJPNサラブレッドランキングでは、牝馬ひんば首位しゅいの「110[注釈ちゅうしゃく 9]」が与あたえられた[36]。これは、前年ぜんねん首位しゅいのトールポピーと前まえ々年とし首位しゅいのウオッカ「108」を上回うわまわり、過去かこ10年ねんでは1999年ねんのヤマカツスズランと並ならぶ最高さいこうタイの評価ひょうかであった[36]。

3歳さい（2009年ねん）[編集へんしゅう]

牝馬ひんば二に冠かん[編集へんしゅう]

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2009年ねん チューリップ賞しょう
レース映像えいぞう JRA公式こうしきYouTubeチャンネルによる動画どうが

3月7日にちのチューリップ賞しょう（JpnIII）から始動しどう[37]。単勝たんしょうオッズ1.1倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされ、単勝たんしょう支持しじ率りつ72.3パーセントはチューリップ賞しょう史上しじょう最高さいこうであった[注釈ちゅうしゃく 10][38]。直前ちょくぜんの雨あめにより、馬場ばばの内側うちがわで先行せんこう有利ゆうりなコンディション下かでの出走しゅっそうとなった[39]。スタートから最後さいご方かた待機たいきとなり、第だい3コーナーから追おい上あげて7.8番手ばんてで直線ちょくせんコースへ進入しんにゅう、外そとから位置いちを上あげた[38]。馬場ばばの内側うちがわでサクラミモザが粘ねばっており、残のこり200メートル地点ちてんで3馬身ばしんリードを許ゆるしていた。しかし、安藤あんどうが追おい始はじめた途端とたんに差さを縮ちぢめ、もれなく差さし切きり、サクラミモザに1馬身ばしん4分ぶんの1差さをつけて先頭せんとうで入線にゅうせん。3連勝れんしょうとした[38][40]。安藤あんどうは「並ならんで交かわすときの脚あしはよかったけど、サクラミモザが粘ねばっていたので今日きょうは一瞬いっしゅんヒヤッとしましたよ。前ぜん残のこりの競馬けいばが続つづいていましたから、今日きょうは早はやめに動うごいたけど、いろんな競馬けいばを試ためしてみたかったのでよかったと思おもいます[41]。」と振ふり返かえっている。

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2009年ねん 桜花おうか賞しょう
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第だい69回かい桜花おうか賞しょう（9番ばん、黄き帽ぼう）

4月がつ12日にちの桜花おうか賞しょう（JpnI）に参戦さんせんするために、阪神はんしん競馬けいば場じょうに入にゅう厩うまや。割わり当あてられた馬うま房ぼうが馬うま運うん車しゃの多おおく通とおる道みちに面めんしており、当日とうじつは珍めずらしく機嫌きげんが良よくなく、暴あばれる姿すがたを見みせていた[22]。しかし、厩うまや務つとむ員いんが終日しゅうじつ帯同たいどうしたことで、落おち着つきを取とり戻もどしたという[22]。単勝たんしょうオッズ1.2倍ばいの1番ばん人気にんき、支持しじ率りつは67.5パーセントに上のぼり、フルゲート18頭とうとなった1987年ねん以降いこうの桜花おうか賞しょうでは最高さいこうとなった[42][注釈ちゅうしゃく 11]。スタートから後方こうほう2番手ばんてに位置いちし、最終さいしゅうコーナーは大だい外そとに持もち出だし、16番手ばんてで直線ちょくせんに進入しんにゅう[43]。コーナー入いり口くちで先頭せんとうまで10馬身ばしん以上いじょうあった差さを追おい上あげた[44]。最終さいしゅうコーナー12番手ばんてのレッドディザイアが残のこり100メートルが抜ぬけ出だしていたが、ブエナビスタが末すえ脚あしを発揮はっきして差さを縮ちぢめた。レッドディザイアを外そとからかわし、半はん馬身ばしん差さをつけて決勝けっしょう線せんを通過つうか[45][46]。4連勝れんしょうでGI級きゅう競走きょうそう2勝しょう目めを果はたした。安藤あんどうは桜花おうか賞しょう3勝しょう目めとなり、49歳さい0か月げつ16日にちでのクラシック優勝ゆうしょうは最年長さいねんちょう記録きろく[注釈ちゅうしゃく 12]を69年ねん振ふりに更新こうしんした[43]。安藤あんどうは、こう回顧かいこしている[48]。

本当ほんとうに強つよい馬うまです。馬うまの強つよさはわかっていたので、とにかくこの馬うまの力ちからを信しんじて乗のろうと思おもったんです。（中略ちゅうりゃく）スタートは五ご分ふんで出でましたけど、外そとが伸のびる馬場ばばだったので、後うしろから外そとを回まわった方ほうが安全あんぜんだと思おもいました。実じつは作戦さくせんに関かんして昨日きのうの夜よるに悩なやみました。道中どうちゅうは前まえとどれだけ離はなれているかはまったく見みていなかったです。ちょうど前まえにジェルミナルとレッドディザイアがいたので、この2頭とうしか見みていませんでした。追おい出だして、この2頭とうに並ならびかけたところで『勝かった』と思おもいました。（後略こうりゃく） — 安藤あんどう勝己かつみ[48]
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2009年ねん 優ゆう駿しゅん牝馬ひんば（オークス）
レース映像えいぞう JRA公式こうしきYouTubeチャンネルによる動画どうが
第だい70回かい優ゆう駿しゅん牝馬ひんば（7番ばん、青あお帽ぼう）

5月24日にち、優ゆう駿しゅん牝馬ひんば（オークス）（JpnI）に出走しゅっそう。単勝たんしょうオッズ1.4倍ばいの1番ばん人気にんき、支持しじ率りつ57.9パーセントは優ゆう駿しゅん牝馬ひんば歴代れきだい5位いの数値すうちであった[49]。スタートから後方こうほう待機たいきとなり、最終さいしゅうコーナーを後方こうほうから2番手ばんてで通過つうかした。直線ちょくせんコースでは大だい外そとに持もち出だしたが、安藤あんどうが内側うちがわに誘導ゆうどうする場面ばめんも見みられた[20]。再ふたたび残のこり400メートルで大だい外そとに移うつり、追おい上あげを開始かいし[50]。内側うちがわで抜ぬけ出だしたレッドディザイアとは、残のこり300メートル地点ちてんで5馬身ばしん以上いじょうの差さがあったが、末すえ脚あしを発揮はっきして迫せまり、並ならびかけたところで、決勝けっしょう線せんを通過つうか[51]。写真しゃしん判定はんていを経へて、ブエナビスタのハナ差さ先着せんちゃくが認みとめられた[52]。5連勝れんしょうでGI級きゅう競走きょうそう3勝しょう目めとなった。また、桜花おうか賞しょうと優ゆう駿しゅん牝馬ひんばの両方りょうほうを制せいする牝馬ひんばクラシック二に冠かんは、2003年ねんの牝馬ひんば三さん冠かん馬うまスティルインラブ以来いらい6年ねんぶり11度目どめ[49][51]。さらにJRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんばを獲得かくとくした馬うまの牝馬ひんばクラシック二に冠かんは、1986年ねんの牝馬ひんば三さん冠かん馬ばメジロラモーヌ以来いらい23年ねんぶり5度目どめのことであった[49][51]。安藤あんどうはこう振ふり返かえっている[53]。

負まけてなくてよかったと思おもいます。ゴールを過すぎてからレッドディザイアと変かわったと思おもっていたくらい、勝かった自信じしんはありませんでした。4コーナーの手前てまえで内うちへ行いくか外そとへ行いくか迷まよってしまい、しまったと思おもったので、今日きょうは馬うまの力ちからで勝かてたようなものですね。うまく捌さばいて4コーナーで内うちを通とおった方ほうが楽らくだったかもしれません。（後略こうりゃく） — 安藤あんどう勝己かつみ[53]

優ゆう駿しゅん牝馬ひんばが行おこなわれた東京競馬場とうきょうけいばじょう第だい3回かい開催かいさい[注釈ちゅうしゃく 13]では、直線ちょくせんコースの内側うちがわに位置いち取とった馬うまが有利ゆうりな傾向けいこうにあった[50]。安藤あんどうもその傾向けいこうに則のっとり、内側うちがわから抜ぬけ出だそうと計画けいかく[50]。実際じっさいのレースでは安藤あんどうが一時いちじ内側うちがわにつけており、急遽きゅうきょ方針ほうしんを転換てんかんし大だい外そとからの追おい上あげを選択せんたくした[50]。大だい外そとに移うつる決断けつだんをするまでに、温存おんぞんしていた末すえ脚あしを使つかう残のこり距離きょりが短みじかくなっており、レース後ご、安藤あんどうは「ミスったと思おもったね[50]」と証言しょうげんしている。

凱旋がいせん門もん賞しょう挑戦ちょうせん表明ひょうめい、断念だんねん[編集へんしゅう]

凱旋がいせん門もん賞しょう挑戦ちょうせんについては、阪神はんしんジュベナイルフィリーズ優勝ゆうしょう後ごに、松田まつだと吉田よしだによって検討けんとうを開始かいしした[54]。そして、桜花おうか賞しょうと優ゆう駿しゅん牝馬ひんばを両方りょうほう優勝ゆうしょうした場合ばあいに、10月4日にちの凱旋がいせん門もん賞しょうに挑戦ちょうせんしようと密みつに考かんがえられていた[55][56]。桜花おうか賞しょう優勝ゆうしょう後ごには約やく65万まん円えんの登録とうろく料りょうを支払しはらい、凱旋がいせん門もん賞しょうの第だい一いち次じ登録とうろくを実施じっし[57][58]。それから、優ゆう駿しゅん牝馬ひんばを制せいして条件じょうけんを達成たっせいしたため、凱旋がいせん門もん賞しょうを参戦さんせんを改あらためて表明ひょうめい。札幌さっぽろ記念きねん（GII）を前哨ぜんしょう戦せんとして、その後ごは日本にっぽん国内こくないで調整ちょうせいし、レース約やく2週間しゅうかん前まえの9月がつ20日はつかにフランスへ向むかうという計画けいかくを立たてた[56][59]。フランスでは、帯同たいどう馬ばを設もうけず、ミリアン・ボラックバデル調教ちょうきょう師しの元もとに滞在たいざいすることまで決定けっていした[60]。秋山あきやま響ひびきによれば、直前ちょくぜんまで日本にっぽんで調整ちょうせい可能かのうであり、かつ出走しゅっそう間隔かんかくが短みじかく済すむことから「これまでの日本にっぽん馬ばの遠征えんせいパターンに当あてはまらない、新あたらしいパターン[61]」であったという。

優ゆう駿しゅん牝馬ひんば優勝ゆうしょう後ご、馬うま体たいの充実じゅうじつを求もとめてノーザンファームで放牧ほうぼく[54][62]。帯同たいどう馬うまなしの遠征えんせいを見据みすえて普段ふだんから独ひとりで調整ちょうせいされるなど、工夫くふうされながら調整ちょうせいが続つづけられ[63]、8月がつ2日にち、札幌さっぽろ競馬けいば場じょうに入にゅう厩うまや[55]。ダートコースで仕上しあげられた後のち、8月がつ23日にちの札幌さっぽろ記念きねんに参戦さんせんした。当日とうじつの札幌さっぽろ競馬けいば場じょうの入場にゅうじょう者しゃ数すうは前年ぜんねん比ひ15.1パーセント増加ぞうか、レース自体じたいの売上うりあげも前年ぜんねん比ひ33.2パーセント増加ぞうかするなど例年れいねん以上いじょうの注目ちゅうもくが集あつまり[55]、ブエナビスタは単勝たんしょうオッズ1.5倍ばい、1番ばん人気にんきの評価ひょうかで出走しゅっそうした[64]。スタートの出だしが良よく、一時いちじ中団ちゅうだんにつけたが位置いちを下さげ、後方こうほう待機たいきを選択せんたく[64]。第だい3コーナーから再ふたたび位置いちを上あげにかかり、大だい外そと8番手ばんてから直線ちょくせんに入はいった[64]。追おい上あげたが、内側うちがわの好こう位いから先さきに抜ぬけ出だしていたヤマニンキングリーにクビ差さ届とどかず、2着ちゃくとなった[64]。

レース1時じ間あいだ後ご、松田まつだはオーナーとの話はなし合あいの末すえ、凱旋がいせん門もん賞しょうを回避かいひすると同時どうじに、牝馬ひんば三さん冠かん目指めざして秋あき華はな賞しょうに出走しゅっそうすることを発表はっぴょうした[55]。突然とつぜんの発表はっぴょうに報道陣ほうどうじんからは驚おどろきの声こえが上あがったという[55]。松田まつだは「オーナーと、勝かったらと話はなしていて、負まけましたからね。フランスには行いきません。クラブの会員かいいんさんがいるので早はやめに決きめて言いっておかないとね。惜おしかったけれど、“勝かちに等ひとしい”ではダメです。勝かったらという条件じょうけんでした。レースはいくらでもあるし。今日きょう454キロで桜花おうか賞しょうと同どうじ、これでは輸送ゆそうで減へってしまうだろう。（後略こうりゃく）[65]」と話はなしている。

その後ごは、ノーザンファームに戻もどり調整ちょうせいされた[63]。敗因はいいん追及ついきゅうのために牧場ぼくじょうで馬うま体たいを検査けんさしたところ、右前みぎまえ脚あしに蟻あり洞ほら[注釈ちゅうしゃく 14]の発症はっしょうが確認かくにんされた[66]。早期そうき発見はっけんだったために症状しょうじょうが軽かるく、患部かんぶを除去じょきょして大事だいじには至いたらず、休やすむことなく調教ちょうきょうを消化しょうかした[4][67][68][注釈ちゅうしゃく 15]。

牝馬ひんば三さん冠かんならず、惜敗せきはい続つづける[編集へんしゅう]

10月18日にちの秋あき華はな賞しょう（GI）に出走しゅっそう、単勝たんしょうオッズ1.8倍ばいの1番ばん人気にんきの評価ひょうかとなった。好こうスタートから中団ちゅうだんの内側うちがわに位置いちし、直線ちょくせんでは好こう位いから抜ぬけ出だしたレッドディザイアを外そとから追おい上あげを開始かいしした[71]。2頭とう並ならんだまま競せり合あい、そのまま決勝けっしょう線せんを通過つうか。写真しゃしん判定はんていの結果けっか、レッドディザイアの先着せんちゃくが認みとめられ、ブエナビスタは7センチ差さの2位い入線にゅうせんとなった[72]。またブエナビスタは、最終さいしゅうコーナーで馬場ばばの外側そとがわに持もち出だす際さいの斜はす行ぎょうが、その後方こうほうにいたブロードストリートの走行そうこう妨害ぼうがいをしたと認定にんてい[注釈ちゅうしゃく 16][72]。3位い入線にゅうせんのブロードストリートと順序じゅんじょを入いれ替かえる降着こうちゃく処分しょぶんが下くだされ、3着ちゃくとなった。写真しゃしん判定はんてい及および審議しんぎ後ごの確定かくていまでレース後ご17分ふんを要ようした[72]。

エリザベス女王じょおう杯はい（16番ばん、桃もも帽ぼう）

続つづいて、エリザベス女王じょおう杯はい（GI）に単勝たんしょうオッズ1.6倍ばいの1番ばん人気にんきで出走しゅっそう[73]。11番ばん人気にんきクィーンスプマンテと12番ばん人気にんきテイエムプリキュアが後方こうほうとの差さを広ひろげ、15番手ばんてにいたブエナビスタと安藤あんどうが、後続こうぞくから視認しにんすることができないと証言しょうげんするほどの大だい逃にげを展開てんかいした[74]。ブエナビスタは直線ちょくせんまで3番手ばんてとなり、約やく20馬身ばしん前まえで逃にげる2頭とうを追おいかけたが、1着ちゃくクィーンスプマンテに1馬身ばしん半はんとクビ差さ、2着ちゃくテイエムプリキュアにクビ差さ届とどかず、3着ちゃくに敗やぶれた[73]。

ファン投票とうひょうにて、ウオッカに次つぐ2位いの約やく10万まん票ひょうを集あつめ、12月27日にちの有馬ありま記念きねん（GI）に出走しゅっそう。1位いのウオッカが出走しゅっそう停止ていし処分しょぶん中ちゅうのため、出走しゅっそうメンバー中ちゅう最さい上位じょういの投票とうひょう数すうとなり[75]、単勝たんしょうオッズ3.4倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされた。陣営じんえいは、秋あきのGI連敗れんぱいを考慮こうりょして主戦しゅせんの安藤あんどうを降板こうばんさせ、横山よこやま典弘のりひろに乗のり替かわった[20][76][77]。スタートから6番手ばんての好こう位いに位置いち。最終さいしゅうコーナーから直線ちょくせんにかけて、マツリダゴッホをかわして先頭せんとうに立たったが[78]、終始しゅうしブエナビスタを背後はいごでマークしていた2番ばん人気にんきドリームジャーニーに、外そとから差さし切きられ、半はん馬身ばしん後おくれる2着ちゃくとなった[79]。（レースに関かんする詳細しょうさいは、第だい54回かい有馬ありま記念きねんを参照さんしょう。）

年末ねんまつのJRA賞しょう表彰ひょうしょうでは、記者きしゃ287人にんの投票とうひょうで286票ひょう[注釈ちゅうしゃく 17]を集あつめ、JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう3歳さい牝馬ひんばに選出せんしゅつ[注釈ちゅうしゃく 18][81][80]。JPNサラブレッドランキングでは、牝馬ひんば首位しゅいの「117[注釈ちゅうしゃく 19]」が与あたえられた。これは、2007年ねんに東京とうきょう優ゆう駿しゅん（日本にほんダービー）を制せいしたウオッカと並ならぶ評価ひょうかであった[82]。

4歳さい（2010年ねん）[編集へんしゅう]

ドバイ遠征えんせい[編集へんしゅう]

1月がつ6日にちに宮城みやぎ県けん山元やまもと町まちの山元やまもとトレーニングセンターに移動いどうし、短期たんき放牧ほうぼく、再さい調整ちょうせいとなった[83]。春はるはドバイワールドカップミーティング参戦さんせんを決定けっていし、ドバイデューティーフリー[84]、ドバイシーマクラシック[85]、ドバイワールドカップ[86]の3競走きょうそうに予備よび登録とうろくを実施じっし。このうちドバイシーマクラシックの出走しゅっそう招待しょうたい状じょうが届とどいた[87]。

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2010年ねん 京都きょうと記念きねん
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京都きょうと記念きねん

2月がつ20日はつかの京都きょうと記念きねん（GII）を始動しどう戦せんに選択せんたく、継続けいぞくして横山よこやまが騎乗きじょうした[88]。松田まつだは、ドバイ遠征えんせいを「あくまで京都きょうと記念きねんの内容ないよう次第しだい[89]」と考かんがえていた。有馬ありま記念きねんを制せいしたドリームジャーニーも同おなじく始動しどう戦せんとしたが、ブエナビスタが1番ばん人気にんき、単勝たんしょうオッズ1.5倍ばいの評価ひょうかであった[90]。スローペースの中なか、好こう位くらいにつけ直線ちょくせんに入はいり、外そとから追おい上あげるジャガーメイルやドリームジャーニーを退しりぞけ、優ゆう駿しゅん牝馬ひんば以来いらい9か月げつぶりの勝利しょうりとなった[91]。牝馬ひんばの優勝ゆうしょうは1995年ねんワコーチカコ以来いらい15年ねんぶりであり[注釈ちゅうしゃく 20][90]、兄あにアドマイヤオーラに続つづいて兄妹きょうだい制覇せいはを達成たっせいした[92]。

レース後ご、松田まつだと吉田よしだはドバイシーマクラシック出走しゅっそうを正式せいしきに表明ひょうめい、招待しょうたいを受諾じゅだくした[93][94]。クリストフ・スミヨンに騎乗きじょう依頼いらいを行おこなったが、先約せんやく[注釈ちゅうしゃく 21]により断ことわられ[95]、オリビエ・ペリエが騎乗きじょうすることが決定けっていした[96]。同日どうじつ開催かいさいのドバイゴールデンシャヒーンに参戦さんせんするローレルゲレイロ、ゴドルフィンマイルに参戦さんせんするグロリアスノアとともに出国しゅっこく[97]、シンガポール経由けいゆでドバイに渡わたった[98]。

3月27日にち、ドバイシーマクラシック（G1）に出走しゅっそう。後方こうほう待機たいきから直線ちょくせんにて馬うま群ぐんの間あいだから追おい上あげたが、残のこり400メートルにて、前まえにいるダーレミなどに進路しんろを塞ふさがれ、しばらく抜ぬけ出だすことができずに減速げんそく[99]。残のこり100メートル付近ふきんで生うまれた隙すきを突ついて、追おい上あげたもののダーレミに4分ぶんの3馬身ばしん差さ及およばず、2着ちゃくに敗やぶれた[99][100]。

帰国きこく後ごの春はる[編集へんしゅう]

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2010年ねん ヴィクトリアマイル
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ヴィクトリアマイル

帰国きこく後ごは、三木みきホースランドパークで検疫けんえきを受うけ[101]、山元やまもとトレーニングセンターで調整ちょうせいされた[102]。4月29日にち、栗東りっとうトレーニングセンターに帰き厩うまや[103]、5月16日にち、ヴィクトリアマイル（GI）に出走しゅっそう、横山よこやまに再ふたたび乗のり替かわった。レッドディザイアも出走しゅっそうし秋あき華はな賞しょう以来いらいの対決たいけつに注目ちゅうもくが集あつまったが[104]、ブエナビスタが単勝たんしょうオッズ1.5倍ばいの1番ばん人気にんき、レッドディザイアが5.7倍ばいの2番ばん人気にんきに支持しじされた。ブエナビスタの単勝たんしょう支持しじ率りつは55.3パーセントに上のぼり、ヴィクトリアマイル史上しじょう最高さいこうの支持しじ率りつを記録きろくした[105]。

スタートから後方こうほうとなり、13番手ばんてに位置いち、先行せんこう有利ゆうりの馬場ばば傾向けいこうに倣ならいハイペースとなった[106]。最後さいごの直線ちょくせんでは大だい外そとに持もち出だし、レッドディザイアの外側そとがわから追おい上あげを開始かいし。一時いちじ苦くるしくなり、外そとへ斜はす行ぎょうする場面ばめんも見みられたが、横山よこやまの手綱たづなと左ひだりムチによる修正しゅうせいされ、末すえ脚あしを発揮はっきした[107]。馬場ばばの内側うちがわで先さきに抜ぬけ出だしていたヒカルアマランサスをクビ差さ捕とらえて先着せんちゃく、GI級きゅう競走きょうそう4勝しょう目めとなった[105]。走破そうはタイム1分ふん32秒びょう4は、ウオッカが記録きろくしたヴィクトリアマイルレコードタイ記録きろくであった[108]。横山よこやまはこう回顧かいこしている[109]。

「（前略ぜんりゃく）落おち着つきはいつも通とおりでしたが、返かえし馬ばで硬かたく感かんじました。ドバイへ行いって馬うまも大変たいへんだったでしょうし、状態じょうたい的てきにはほめられるようなデキではありませんでした。それに正直しょうじき、手応てごたえもよくありませんでした。それでも差さし切きってくれたのですから、馬うまの底力そこぢからが違ちがったということです。このまま順調じゅんちょうに行いってくれればいいと思おもいますし、ずっと乗のせてもらいたい馬うまです。（後略こうりゃく）」 — 横山よこやま典弘のりひろ[109]

続つづいて、ファン投票とうひょうで1位いとなる約やく9万まん2千せん票ひょうを集あつめ[110]、6月27日にちの宝塚たからづか記念きねん（GI）に単勝たんしょうオッズ2.4倍ばいの1番ばん人気にんきで出走しゅっそう。好こう位いに位置いち取とり、直線ちょくせんにて馬場ばばの内側うちがわから先行せんこうするアーネストリーとの競せり合あいを制せいして先頭せんとうとなった[111]。しかし、外そとから追おい上あげたナカヤマフェスタに半はん馬身ばしん差さし切きられて、2着ちゃくに敗やぶれた[112]。

天皇てんのう賞しょう（秋あき）[編集へんしゅう]

ノーザンファームでの夏休なつやすみを挟はさんで、9月15日にちに帰き厩うまや[113]。前哨ぜんしょう戦せんを使つかわずに10月がつ31日にちの天皇てんのう賞しょう（秋あき）（GI）に参戦さんせんした。主戦しゅせんの横山よこやまが9月26日にちに落馬らくばし、頸椎損傷そんしょう、頭蓋骨ずがいこつ骨折こっせつの重傷じゅうしょうで騎乗きじょう不能ふのうとなったため[114]、クリストフ・スミヨンに乗のり替かわった[注釈ちゅうしゃく 22][115][116]。平成へいせい22年ねん台風たいふう14号ごうの接近せっきんに伴ともなう風雨ふううにより前日ぜんじつの土曜日どようび開催かいさいは中止ちゅうしになっていたが、当日とうじつは曇天どんてん、稍やや重じゅう馬場ばばでの開催かいさい[117]。単勝たんしょうオッズは2.2倍ばいの1番ばん人気にんきに支持しじされた[118]。

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2010年ねん 天皇てんのう賞しょう（秋あき）
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スタートから中団ちゅうだんに位置いちした[118]。直線ちょくせんでは、残のこり300メートルで馬うまなりのまま抜ぬけ出だし、差さを広ひろげた[119]。後方こうほうの追おい上あげも見みられず、スミヨンが手綱たづなを緩ゆるめながら入線にゅうせん[118]。自身じしん初はじめて牡馬ぼば相手あいてのGI勝利しょうりとなり、GI級きゅう競走きょうそう5勝しょう目め、4歳さい11月での5勝しょう目めは日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばの牝馬ひんばとしては史上しじょう最速さいそく[120]、日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばの牝馬ひんばとしてはメジロドーベルに並ならぶ史上しじょう2位いのGI級きゅう勝利しょうり数すうとなった[121]。またスミヨンは、JRA-GI7度目どめの騎乗きじょうで初はつ勝利しょうりとなった[122]。

ジャパンカップ[編集へんしゅう]

スミヨンが続投ぞくとうし、11月28日にちのジャパンカップ（GI）に出走しゅっそう、単勝たんしょうオッズ1.9倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされた[123]。後方こうほう待機たいきから直線ちょくせん大だい外がいから末すえ脚あしを見みせ、内うちのヴィクトワールピサ、真まん中なかのローズキングダムをかわし、後方こうほうに1馬身ばしん4分ぶんの3差さをつけて、先頭せんとうで入線にゅうせんした[123]。審議しんぎランプが灯あかり、ブエナビスタの勝利しょうりが確定かくていしてはいなかった。しかし、スミヨンは勝利しょうりを確信かくしんし、スタンド前まえでは「ウイニングラン」、検量けんりょう室しつ前まえの枠わく場じょうではフライングディスマウント[注釈ちゅうしゃく 23]を披露ひろうした[125]。約やく30分ふんに及およぶ審議しんぎにより、ブエナビスタのローズキングダムに対たいする走行そうこう妨害ぼうがいが認定にんていされ、2着ちゃく降着こうちゃくおよびローズキングダムの繰くり上あがり優勝ゆうしょうが確定かくていした[126]。

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2010年ねん ジャパンカップ
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ローズキングダムは、ブエナビスタの内側うちがわで抜ぬけ出だしを図はかり、残のこり300メートル付近ふきんではブエナビスタとともに追おい上あげていた[125]。しかし残のこり200メートル付近ふきんで、外そとを追おい上あげるブエナビスタが内うちに、内うちで抜ぬけ出だしていたヴィクトワールピサが外そとに斜はす行ぎょう。斜はす行ぎょうした2頭とうの中間ちゅうかんに挟はさまれたローズキングダムは、進路しんろを失うしなった[125]。ヴィクトワールピサはすぐに外そとから内うちに進路しんろ修正しゅうせいしたものの、ブエナビスタは内うちへの斜はす行ぎょうが止とまらず、ついにはローズキングダムの前まえにせり出だしてしまった[125][127]。ローズキングダムは騎乗きじょうする武豊たけとよが体勢たいせいを崩くずすなど失速しっそく、ブエナビスタには1馬身ばしん4分ぶんの3遅おくれて2位い入線にゅうせんしていた。裁決さいけつ委員いいんによれば、降着こうちゃく処分しょぶんの対象たいしょうは、ヴィクトワールピサとブエナビスタの2頭とうが挟はさんだ行為こういではなく、その後ごのブエナビスタ単独たんどくの斜はす行ぎょうにあると結論けつろん付つけている[127]。日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかいはこのように発表はっぴょうした。

第だい1位い入線にゅうせんの16番ばん（ブエナビスタ）は、最後さいごの直線ちょくせんコースで急きゅうに内側うちがわに斜はす行ぎょうして6番ばん（ローズキングダム）の走行そうこうを妨害ぼうがいしたため第だい2着ちゃくに降着こうちゃくとなりました。（括弧かっこ内ない補足ほそく加筆かひつ者しゃ） — 裁決さいけつレポート、【東京とうきょう10R 審議しんぎ状じょう況きょう（1件けん目め）最後さいごの直線ちょくせんコースで6番ばんの進路しんろが狭せまくなったことについて審議しんぎ】[128]

GI級きゅう競走きょうそうでの1位い入線にゅうせん降着こうちゃくは、1991年ねんの天皇てんのう賞しょう（秋あき）（第だい104回かい天皇てんのう賞しょう[注釈ちゅうしゃく 24]）、2006年ねんのエリザベス女王じょおう杯はい（第だい31回かいエリザベス女王じょおう杯はい[注釈ちゅうしゃく 25]）に続つづいて3件けん目めであり[127]、秋あき華はな賞しょうに続つづきGI級きゅう競走きょうそうにて2度目どめの降着こうちゃく処分しょぶんとなるのは史上しじょう初はじめてであった[126]。

有馬ありま記念きねん[編集へんしゅう]

12月26日にち、有馬ありま記念きねんにスミヨンが続投ぞくとうし出走しゅっそう、単勝たんしょうオッズ1.7倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされた[131]。馬場ばばの内側うちがわ、後方こうほうに位置いち取とり、直線ちょくせんでは大だい外そとに持もち出だして追おい上あげ始はじめた。好こう位いのヴィクトワールピサが抜ぬけ出だし先頭せんとうとなり、残のこり200メートル地点ちてんではブエナビスタに5馬身ばしん以上いじょうの差さが存在そんざいした[132]。しかし、ブエナビスタが末すえ脚あしを見みせて迫せまり、2頭とうが並ならび立たったところが決勝けっしょう線せんであった[133]。

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2010年ねん 有馬ありま記念きねん
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スミヨンとヴィクトワールピサ騎乗きじょうのミルコ・デムーロは、共ともにどちらが先着せんちゃくしたのか判断はんだんすることができず、馬場ばば退場たいじょう後ごの検量けんりょう室しつ前まえではどちらも1着ちゃく馬うま用よう、2着ちゃく馬うま用ように枠わく場じょうに収おさまらず、その他たの場所ばしょで下馬げばした[132]。写真しゃしん判定はんていには6分ふんを要ようし、ヴィクトワールピサがハナ差さ、2センチ先着せんちゃくしていたことが認みとめられ、ブエナビスタは2着ちゃくに敗やぶれた[132]。（レースに関かんする詳細しょうさいは、第だい55回かい有馬ありま記念きねんを参照さんしょう。）

年間ねんかんでJRAの競走きょうそうで獲得かくとくした賞金しょうきんは5億おく2273万まん6000円えんに上のぼり、日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばの牝馬ひんばとして年間ねんかん最多さいた獲得かくとく賞金しょうきん記録きろくを更新こうしん[134]。また、この時点じてんでの通算つうさん獲得かくとく賞金しょうきんは10億おく2191万まん3000円えんとなり、JRA史上しじょう11頭とう目め、牝馬ひんばとしてはウオッカに続つづいて2頭とう目めとなる10億おく円えん越こえを果はたした[134][135]。年末ねんまつのJRA賞しょう表彰ひょうしょうでは、記者きしゃ285人にんの投票とうひょうで211票ひょう[注釈ちゅうしゃく 26]を集あつめ、牝馬ひんばでは史上しじょう4頭とう目めとなるJRA賞しょう年度ねんど代表だいひょう馬ばに選出せんしゅつ[注釈ちゅうしゃく 27][138][136]。さらに、満票まんぴょうでJRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんばに選出せんしゅつされた[136]。JPNサラブレッドランキングでは、古こ牝馬ひんば首位しゅい[注釈ちゅうしゃく 28]の「121」が与あたえられ、日本にっぽん調教ちょうきょう馬ばの牝馬ひんばとしては歴代れきだい最高さいこうの評価ひょうかとなった[注釈ちゅうしゃく 29][139]。

5歳さい（2011年ねん）[編集へんしゅう]

ドバイ遠征えんせい - 帰国きこく後ごの春はる[編集へんしゅう]

有馬ありま記念きねん直後ちょくご、ドバイワールドカップミーティングでの始動しどうを宣言せんげんし、ドバイシーマクラシックおよびドバイワールドカップに予備よび登録とうろくを行おこなった[140]。このうち、ドバイワールドカップの出走しゅっそう招待しょうたい状じょうが届とどき、招待しょうたいを受諾じゅだく[141][142]。同おなじく、ドバイワールドカップに出走しゅっそうするヴィクトワールピサ、トランセンド、そしてドバイシーマクラシックに出走しゅっそうするルーラーシップとともに、香港ほんこん経由けいゆでドバイに渡わたった[143][144]。前年ぜんねんの秋あき3戦せんに騎乗きじょうしたスミヨンには先約せんやく[注釈ちゅうしゃく 30]があり、代かわりにライアン・ムーアに乗のり替かわった。スタートから後方こうほう待機たいきとなり、直線ちょくせんで追おい上あげようとしていた[146]。先行せんこう有利ゆうりとなるスローペースで展開てんかいしたことや、進路しんろ確保かくほに手間取てまどったこともあり、末すえ脚あしを発揮はっきできず8着ちゃく、初はじめて着き外がいとなった[147][148]。

帰国きこく後ご、三木みきホースランドパークで検疫けんえきを受うけ、滋賀しが県けんのノーザンファームしがらきで調整ちょうせいされた[149]。当初とうしょは宝塚たからづか記念きねんから復帰ふっきする予定よていも存在そんざいしたが、状態じょうたいも良よいことからヴィクトリアマイルに参戦さんせんすることが決定けってい、横山よこやまやスミヨンに代かわって岩田いわた康かん誠まことに乗のり替かわった[149]。前年ぜんねんの牝馬ひんば三さん冠かん馬ばであるアパパネとの初はつ顔合かおあわせに大おおきな注目ちゅうもくが集あつまり、ブエナビスタが単勝たんしょうオッズ1.5倍ばいの1番ばん人気にんき、アパパネは4.1倍ばいの2番ばん人気にんきの評価ひょうかであった[150]。ブエナビスタは後方こうほうから中団ちゅうだんのアパパネを目標もくひょうに、その背後はいごに位置いちした[20][150]。直線ちょくせんではアパパネが外そとから先行せんこう馬ばをかわし、残のこり100メートル[注釈ちゅうしゃく 31]では、内うちで抜ぬけ出だしていたレディアルバローザを捉とらえ、先頭せんとうとなった[151]。一方いっぽうブエナビスタは、アパパネのさらに後方こうほう、外側そとがわから追おい上あげ、決勝けっしょう線せん寸前すんぜんでアパパネと馬うま体たいを併あわせたが、クビ差さ届とどかず2着ちゃくに敗やぶれた[151][152]。

ファン投票とうひょうにて、1位いとなる約やく10万まん票ひょうを集あつめ、宝塚たからづか記念きねんに出走しゅっそう[153]。岩田いわたが続投ぞくとうし、2.8倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされた。中団ちゅうだんから大だい外そとに持もち出だし、先行せんこうから抜ぬけ出だしたアーネストリー目めがけて追おい込こんだ[154]。末すえ脚あしを見みせたが、1馬身ばしん半はん届とどかず2着ちゃく敗退はいたい、JRA-GI4戦せん連続れんぞく2着ちゃくとなった[155][156]。その後ごは、ノーザンファームしがらきを経へて、ノーザンファームで夏休なつやすみを過すごした[157]。

秋あき古こ馬うま三さん冠かん出走しゅっそう - 引退いんたい[編集へんしゅう]

前哨ぜんしょう戦せんを使つかわず、10月30日にちの天皇てんのう賞しょう（秋あき）に出走しゅっそう、単勝たんしょうオッズ2.8倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされた。内側うちがわの好こう位いから抜ぬけ出だしを図はかったが、直線ちょくせんで一時いちじ進路しんろを阻はばまれた[158]。最もっとも内側うちがわに活路かつろを見みいだし追おい上あげたが、勝利しょうりしたトーセンジョーダンに1馬身ばしん4分ぶんの3ほど届とどかず、4着ちゃくに敗退はいたい。JRAで初はじめて3着ちゃく以内いないを外はずした[159]。松田まつだは「馬うまが少すこしポケーッとしていた。次つぎは良よくなると思おもう[158]」と回顧かいこしている。

2011年ねんジャパンC（2番ばん、白しろ帽ぼう）
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2011年ねん ジャパンカップ
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続つづいて、11月27日にちのジャパンカップに出走しゅっそう。単勝たんしょうオッズ3.4倍ばいの2番ばん人気にんきとなり、デビュー以来いらい初はじめて1番ばん人気にんき以下いかとなった。代かわって1番ばん人気にんきは3.3倍ばいで、凱旋がいせん門もん賞しょう優勝ゆうしょうのドイツ調教ちょうきょう馬ばデインドリームであった。好こうスタートから先行せんこうし、馬場ばばの内側うちがわ好こう位いに位置いち。直線ちょくせんでは外そとに持もち出だして追おい上あげ、先さきに抜ぬけ出だしたトーセンジョーダンと並ならんで競せり合あった。ブエナビスタがクビ差さ先着せんちゃくし、決勝けっしょう線せんを通過つうか、前年ぜんねんのジャパンカップ以来いらいの先頭せんとうでの入線にゅうせんを果はたした。

2011年ねんジャパンC表彰ひょうしょう式しき

ジャパンカップ史上しじょう初はつとなる2年ねん連続れんぞく先頭せんとう入線にゅうせんを果はたし、ジャパンカップを優勝ゆうしょう、GI級きゅう競走きょうそう6勝しょう目めとなった。ウイニングランを行おこなうと「岩田いわたコール」が発生はっせい、岩田いわたは馬上まけで涙なみだを流ながし、松田まつだ剛つよし調教ちょうきょう助手じょしゅ、山口やまぐち慶けい次じ厩うまや務つとむ員いんも同様どうように涙なみだを流ながしていた[160]。直後ちょくごに次つぎ走はしを有馬ありま記念きねんとし、引退いんたいレースとなることが発表はっぴょうされた[161]。

ファン投票とうひょうにて1位いとなる約やく11万まん票ひょうを集あつめ[162]、有馬ありま記念きねんに出走しゅっそう。すべての出走しゅっそうメンバーが重じゅう賞しょう優勝ゆうしょう馬ばであり、9頭とうがGI優勝ゆうしょう馬ばというメンバーが集あつまった[163]。なかでも、クラシック三さん冠かん達成たっせいした直後ちょくごのオルフェーヴルが単勝たんしょうオッズ2.2倍ばいの1番ばん人気にんきに推おされ、ブエナビスタは3.2倍ばいの2番ばん人気にんきとなった。最さい内うち枠わくからの発走はっそうで、好こう位い3番手ばんてから直線ちょくせんコースに入はいったが、伸のびは見みられず後退こうたい。7着ちゃくに敗やぶれ、日本にっぽんで初はじめて掲示板けいじばんを外はずした[164][165]。松田まつだは、内うち枠わくからの発走はっそうに敗因はいいんを求もとめている。最終さいしゅうレース終了しゅうりょう後ごには、引退いんたい式しきが行おこなわれ、約やく6万まん人にんの観客かんきゃくの前まえで、ジャパンカップ制覇せいは時じのゼッケンを着用ちゃくようした姿すがたを披露ひろうした[164][166]。

年末ねんまつのJRA賞しょう表彰ひょうしょうでは、記者きしゃ285人にんの投票とうひょうで277票ひょう[注釈ちゅうしゃく 32]を集あつめ、JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんばに選出せんしゅつされた[167]。JPNサラブレッドランキングでは、古こ牝馬ひんば首位しゅいの「120」が与あたえられ、古こ牡馬ぼばを含ふくめ、アローワンスを考慮こうりょすると古いにしえ馬ばでは一いち番手ばんて評価ひょうかとなった[168]。

引退いんたい式しき

繁殖はんしょく牝馬ひんば時代じだい[編集へんしゅう]

2012年ねん1月がつ5日にちにJRAの競走きょうそう馬ば登録とうろくを抹消まっしょうし、北海道ほっかいどう安平あびら町まちのノーザンファームにて繁殖はんしょく牝馬ひんばとなった[10]。馬うま房ぼうは母ははビワハイジの隣となりに収おさまった[169]。初年度しょねんどはキングカメハメハと2012年ねん2月がつ17日にちに交配こうはい。1度目どめの交配こうはい確認かくにんで受胎じゅたいが確認かくにんされた。出産しゅっさん予定よてい日びは2013年ねん1月がつ17日にち[170]とされていたが、受胎じゅたい年ねんの春はるに流産りゅうざんした[171]。

そして翌年よくねんキングカメハメハと交配こうはいし、2014年ねん2月がつ3日にち、初はつ仔この牝馬ひんば（後ごのコロナシオン）を出産しゅっさんした[172]。初はつ仔このコロナシオンは、新しん馬うま戦せんで勝利しょうりし『優ゆう馬ば』が星ほし9（GIクラス）に格付かくづけするほどであったが[注釈ちゅうしゃく 33][175]、その後ごは勝利しょうりを挙あげられなかった[176]。2番ばん仔このソシアルクラブ（父ちち:キングカメハメハ）は、新しん馬うま戦せんを制せいした後のち、12分ぶんの9が出走しゅっそう可能かのうとなる抽選ちゅうせんを突破とっぱして阪神はんしんジュベナイルフィリーズで出走しゅっそうし、産さん駒こまGI初はつ出走しゅっそうを果はたした[注釈ちゅうしゃく 34][178]。それから、4勝しょうを挙あげてオープンクラスに昇格しょうかくした[179]。

競走きょうそう成績せいせき[編集へんしゅう]

以下いかの内容ないようは、netkeiba.com[180]、JBISサーチ[181]の情報じょうほうに基もとづく。

競走きょうそう日び 競馬けいば場じょう 競走きょうそう名めい 格かく 距離きょり
（馬場ばば）		 頭あたま
数かず		 枠わく
番ばん		 馬うま
番ばん		 オッズ
（人気にんき）		 着ちゃく順じゅん タイム
（上のぼり3F）		 着ちゃく差さ 騎手きしゅ 斤量きんりょう
[kg]		 1着ちゃく馬ば
（2着ちゃく馬ば） 		馬うま体重たいじゅう
[kg]		 備考びこう
2008.10.26 京都きょうと 2歳さい新しん馬うま 芝しば1800m（良りょう） 11 4 4 02.3（1人ひとり） 3着ちゃく 1:52.0 （33.5） -0.3 0安藤あんどう勝己かつみ 54 アンライバルド 452
0000.11.15 京都きょうと 2歳さい未み勝利しょうり 芝しば1600m（良りょう） 14 3 4 01.2（1人ひとり） 1着ちゃく 1:34.9 （34.5） -0.5 0安藤あんどう勝己かつみ 54 （ハッピーパレード） 450
0000.12.14 阪神はんしん 阪神はんしんJF JpnI 芝しば1600m（良りょう） 18 7 13 02.2（1人ひとり） 1着ちゃく 1:35.2 （34.8） -0.4 0安藤あんどう勝己かつみ 54 （ダノンベルベール） 450
2009.03.07 阪神はんしん チューリップ賞しょう JpnIII 芝しば1600m（良りょう） 13 4 5 01.1（1人ひとり） 1着ちゃく 1:36.5 （34.7） -0.2 0安藤あんどう勝己かつみ 54 （サクラミモザ） 450
0000.04.12 阪神はんしん 桜花おうか賞しょう JpnI 芝しば1600m（良りょう） 18 5 9 01.2（1人ひとり） 1着ちゃく 1:34.0 （33.3） -0.1 0安藤あんどう勝己かつみ 55 （レッドディザイア） 454
0000.05.24 東京とうきょう 優ゆう駿しゅん牝馬ひんば JpnI 芝しば2400m（良りょう） 17 4 7 01.4（1人ひとり） 1着ちゃく 2:26.1 （33.6） -0.0 0安藤あんどう勝己かつみ 55 （レッドディザイア） 446
0000.08.23 札幌さっぽろ 札幌さっぽろ記念きねん GII 芝しば2000m（良りょう） 16 6 11 01.5（1人ひとり） 2着ちゃく 2:00.7 （35.1） -0.0 0安藤あんどう勝己かつみ 52 ヤマニンキングリー 454
0000.10.18 京都きょうと 秋あき華はな賞しょう GI 芝しば2000m（良りょう） 18 2 3 01.8（1人ひとり） 3着ちゃく 1:58.2 （34.3） -0.0 0安藤あんどう勝己かつみ 55 レッドディザイア 450 [注釈ちゅうしゃく 35]
0000.11.15 京都きょうと エリザベス女王じょおう杯はい GI 芝しば2200m（良りょう） 18 8 16 01.6（1人ひとり） 3着ちゃく 2:13.9 （32.9） -0.3 0安藤あんどう勝己かつみ 54 クィーンスプマンテ 454
0000.12.27 中山なかやま 有馬ありま記念きねん GI 芝しば2500m（良りょう） 16 1 2 03.4（1人ひとり） 2着ちゃく 2:30.1 （35.8） -0.1 0横山よこやま典弘のりひろ 53 ドリームジャーニー 446
2010.02.20 京都きょうと 京都きょうと記念きねん GII 芝しば2200m（良りょう） 13 8 13 01.5（1人ひとり） 1着ちゃく 2:14.4 （33.4） -0.1 0横山よこやま典弘のりひろ 55 （ジャガーメイル） 458
0000.03.27 メイダン ドバイSC G1 芝しば2410m（良りょう） 16 - 10 - 2着ちゃく 計けい不ふ 0（3/4馬身ばしん） 0O.ペリエ 55 Dar Re Mi 計けい不ふ [注釈ちゅうしゃく 36]
0000.05.16 東京とうきょう ヴィクトリアM GI 芝しば1600m（良りょう） 18 6 11 01.5（1人ひとり） 1着ちゃく 1:32.4 （33.5） -0.0 0横山よこやま典弘のりひろ 55 （ヒカルアマランサス） 448
0000.06.27 阪神はんしん 宝塚たからづか記念きねん GI 芝しば2200m（稍やや） 17 4 8 02.4（1人ひとり） 2着ちゃく 2:13.1 （36.3） -0.1 0横山よこやま典弘のりひろ 56 ナカヤマフェスタ 460
0000.10.31 東京とうきょう 天皇てんのう賞しょう（秋あき） GI 芝しば2000m（稍やや） 18 1 2 02.2（1人ひとり） 1着ちゃく 1:58.2 （34.1） -0.3 0C.スミヨン 56 （ペルーサ） 456
0000.11.28 東京とうきょう ジャパンC GI 芝しば2400m（良りょう） 18 8 16 01.9（1人ひとり） 2着ちゃく 2:24.9 （33.5） -0.3 0C.スミヨン 55 ローズキングダム 462 [注釈ちゅうしゃく 37]
0000.12.26 中山なかやま 有馬ありま記念きねん GI 芝しば2500m（良りょう） 15 4 7 01.7（1人ひとり） 2着ちゃく 2:32.6 （33.8） -0.0 0C.スミヨン 55 ヴィクトワールピサ 464
2011.03.26 メイダン ドバイWC G1 A2000m（良りょう） 14 - 13 - 8着ちゃく 計けい不ふ 0（3馬身ばしん 3/4） 0R.ムーア 55 Victoire Pisa 計けい不ふ
0000.05.15 東京とうきょう ヴィクトリアM GI 芝しば1600m（良りょう） 17 7 13 01.5（1人ひとり） 2着ちゃく 1:31.9 （34.0） -0.0 0岩田いわた康かん誠まこと 55 アパパネ 460
0000.06.26 阪神はんしん 宝塚たからづか記念きねん GI 芝しば2200m（良りょう） 16 4 8 02.8（1人ひとり） 2着ちゃく 2:10.3 （34.5） -0.2 0岩田いわた康かん誠まこと 56 アーネストリー 472
0000.10.30 東京とうきょう 天皇てんのう賞しょう（秋あき） GI 芝しば2000m（良りょう） 18 3 5 02.8（1人ひとり） 4着ちゃく 1:56.4 （34.7） -0.3 0岩田いわた康かん誠まこと 56 トーセンジョーダン 462
0000.11.27 東京とうきょう ジャパンC GI 芝しば2400m（良りょう） 16 1 2 03.4（2人ふたり） 1着ちゃく 2:24.2 （33.9） -0.0 0岩田いわた康かん誠まこと 55 （トーセンジョーダン） 464
0000.12.25 中山なかやま 有馬ありま記念きねん GI 芝しば2500m（良りょう） 13 1 1 03.2（2人ふたり） 7着ちゃく 2:36.5 （34.1） -0.5 0岩田いわた康かん誠まこと 55 オルフェーヴル 470

記録きろく[編集へんしゅう]

  • JRA競走きょうそうでは、デビュー以来いらい19戦せん連続れんぞく1番ばん人気にんきとなった[182]。これは、15戦せん連続れんぞくのテイエムオペラオーを上回うわまわりJRA史上しじょう最多さいた。1番ばん人気にんきでの成績せいせきは、19戦せん8勝しょうと勝率しょうりつは半分はんぶんにも満みたなかった[183]。
  • JRA-GI2着ちゃく6回かい、JRA-GI連れん対たい12回かいは、史上しじょう最多さいた[183]。
  • 総そう獲得かくとく賞金しょうきん14億おく7886万まん9700円えんは、引退いんたい時点じてんでJRA歴代れきだい2位い、牝馬ひんば歴代れきだい1位い[184]。
総そう獲得かくとく賞金しょうきんランキング
引退いんたい時じ（2012年ねん1月がつ[184]） 位くらい 2020年ねん末まつ[185]
テイエムオペラオー 18億おく3518万まん9000円えん 1 アーモンドアイ 19億おく1526万まん3900円えん
ブエナビスタ 14億おく7886万まん9700円えん 2 キタサンブラック 18億おく7684万まん3000円えん
ディープインパクト 14億おく5455万まん1000円えん 3 テイエムオペラオー 18億おく3518万まん9000円えん
ウオッカ 13億おく3356万まん5800円えん 4 ジェンティルドンナ 17億おく2603万まん0400円えん
アドマイヤムーン 11億おく8772万まん7000円えん 5 オルフェーヴル 15億おく7621万まん3000円えん
ヴァーミリアン 11億おく6860万まん7500円えん 6 ブエナビスタ 14億おく7886万まん9700円えん

繁殖はんしょく成績せいせき[編集へんしゅう]

生年せいねん 馬うま名めい 性せい 毛色けいろ 父ちち 厩舎きゅうしゃ 馬主ばしゅ 戦績せんせき 供用きょうよう 出典しゅってん
2013年ねん 流産りゅうざん[171] キングカメハメハ [186]
初はつ仔こ 2014年ねん コロナシオン 牝めす 鹿毛かげ 栗東りっとう・池添いけぞえ学まなぶ （有）ゆうげんがいしゃサンデーレーシング 12戦せん1勝しょう （繁殖はんしょく牝馬ひんば） [176]
2番ばん仔こ 2015年ねん ソシアルクラブ 牝めす 栗毛くりげ 19戦せん4勝しょう （繁殖はんしょく牝馬ひんば） [187]
3番ばん仔こ 2016年ねん タンタラス 牝めす 鹿毛かげ 21戦せん4勝しょう （繁殖はんしょく牝馬ひんば） [188]
4番ばん仔こ 2017年ねん （ブエナビスタの2017） 牡おす 黒くろ鹿毛かげ - 未み出走しゅっそう [189]
5番ばん仔こ 2018年ねん ブエナベントゥーラ 牡おす 栗毛くりげ モーリス 美浦みほ・堀ほり宣行のぶゆき 9戦せん1勝しょう （引退いんたい） [190]
6番ばん仔こ 2019年ねん ブエナエルドラード 牝めす 鹿毛かげ ロードカナロア 美浦みほ・国枝くにえだ栄さかえ 未み出走しゅっそう [191]
7番ばん仔こ 2020年ねん アルタビスタ 牝めす 栗東りっとう・松永まつなが幹夫みきお 8戦せん2勝しょう 現役げんえき [192]
2021年ねん （不ふ受胎じゅたい） モーリス [186]
8番ばん仔こ 2022年ねん （ブエナビスタの2022） 牡おす 鹿毛かげ レイデオロ 栗東りっとう・池添いけぞえ学まなぶ （有）ゆうげんがいしゃサンデーレーシング （デビュー前まえ） [193]
9番ばん仔こ 2023年ねん (ブエナビスタの2023) 牝めす 鹿毛かげ ドレフォン (デビュー前まえ)
  • 2024年ねん2月がつ22日にち現在げんざい

評価ひょうか[編集へんしゅう]

顕彰けんしょう馬ば選考せんこう[編集へんしゅう]

年とし 得票とくひょう 率りつ 順位じゅんい 結果けっか 選出せんしゅつ 出典しゅってん
2013 090 48.9% 2位い 落選らくせん [194]
2014 140 71.8% 2位い 落選らくせん エルコンドルパサー [195]
2015 111 56.6% 3位い 落選らくせん オルフェーヴル [196]
2016 113 57.1% 3位い 落選らくせん ジェンティルドンナ [197]
2017 118 57.0% 2位い 落選らくせん [198]
2018 095 50.0% 2位い 落選らくせん ロードカナロア [199]
2019 094 48.7% 2位い 落選らくせん [200]
2020 095 48.5% 2位い 落選らくせん キタサンブラック [201]
2021 121 59.6% 2位い 落選らくせん [202]
2022 091 45.0% 3位い 落選らくせん [203]
  • 選出せんしゅつには投票とうひょう者しゃ数すうの「4分ぶんの3以上いじょう（75パーセント）」。
  • 2018年ねんまで元号げんごう表記ひょうき、2019年ねんから西暦せいれき表記ひょうき。ここでは西暦せいれきに統一とういつする。
  • 2013年ねん以前いぜん、記者きしゃ1人にん当あたり最大さいだい2頭とう。2014年ねん以降いこう、記者きしゃ1人にんあたり最大さいだい4頭とうに投票とうひょうできる。

投票とうひょうによる評価ひょうか[編集へんしゅう]

  • 『優ゆう駿しゅん』2010年ねん3月がつ号ごう「大だい接戦せっせんのGI ベスト100」（評論ひょうろん家か、ライター、編集へんしゅう者しゃ投票とうひょう） - 第だい11位い（2009年ねん優ゆう駿しゅん牝馬ひんば）[注釈ちゅうしゃく 38][205][204]
  • 『優ゆう駿しゅん』2010年ねん8月がつ号ごう「未来みらいに語かたり継つぎたい不滅ふめつの名馬めいばたち 100」（読者どくしゃ、評論ひょうろん家か、ライター、編集へんしゅう者しゃ投票とうひょう） - 第だい23位い[206]
  • 『優ゆう駿しゅん』2014年ねん4月がつ号ごう「すごい桜花おうか賞しょうBEST10」（編集へんしゅう者しゃ投票とうひょう） - 第だい6位い（2009年ねん桜花おうか賞しょう）[207]
  • 『優ゆう駿しゅん』2015年ねん3月がつ号ごう「未来みらいに語かたり継つぎたい名馬めいば BEST 100」（読者どくしゃ、インターネット投票とうひょう） - 第だい13位い[208]
  • 『優ゆう駿しゅん』2015年ねん12月がつ号ごう「未来みらいに語かたり継つぎたい名馬めいば100頭とうのベストレース」（読者どくしゃ、インターネット投票とうひょう）[209]
    • 【第だい13位いブエナビスタのベストレース】
      • 1位い（38.8%） - 2011年ねんジャパンカップ
      • 2位い（22.5%） - 2010年ねん天皇てんのう賞しょう（秋あき）
      • 3位い（22.2%） - 2009年ねん優ゆう駿しゅん牝馬ひんば
  • 『優ゆう駿しゅん』2021年ねん8月がつ号ごう「新しん世紀せいきの名馬めいばベスト100」（読者どくしゃ、インターネット投票とうひょう）- 第だい15位い[210]

エピソード[編集へんしゅう]

  • 性格せいかくは「甘あまえん坊ぼうのさみしがり屋や[211]」、好すきな食たべ物ものは青草あおくさである[211]。
  • 厩舎きゅうしゃに届とどくファンレターの中なかには、2年間ねんかん不ふ登校とうこうの娘むすめが、牡馬ぼば相手あいてに走はしるブエナビスタに感銘かんめいを受うけ登校とうこうするようになったという母親ははおやからの手紙てがみがあった[212]。さらに、その娘むすめ自身じしんが差さし出だした手紙てがみには、乗馬じょうばを始はじめ、将来しょうらいはブエナビスタのような馬うまの世話せわをしたいという報告ほうこくもあり、松田まつだはファンレターの中なかで最もっとも感動かんどうしたとしている[212]。

スペシャルウィーク[編集へんしゅう]

スペシャルウィーク

ブエナビスタは、スペシャルウィーク産さん駒こまとしては、獲得かくとく賞金しょうきんおよびGI勝利しょうり数すうともに最高さいこうであり、唯一ゆいいつ古いにしえ馬ば芝しばGIを制せいした[213]。スペシャルウィークが1999年ねんに制せいした天皇てんのう賞しょう（秋あき）、ジャパンカップを、ブエナビスタも制せいして親しん仔こ同一どういつGI優勝ゆうしょうを果はたしている。

天皇てんのう賞しょう（秋あき）は、レース史上しじょう初はつの父ちち娘むすめ制覇せいはであり、「メジロアサマ（父ちち）メジロティターン（息子むすこ）親おや仔こ[注釈ちゅうしゃく 39]」以来いらい2組くみ目めの父ちち仔こ制覇せいは[214][215]。ジャパンカップも同様どうように、レース史上しじょう初はつの父ちち娘むすめ制覇せいはであり、「シンボリルドルフ（父ちち）トウカイテイオー（息子むすこ）」以来いらい2組くみ目めの父ちち仔こ制覇せいはであった[216]。また父ちち娘むすめは、共ともに単勝たんしょう2番ばん人気にんきからの勝利しょうりであり、1番ばん人気にんきに推おされたのは共ともに凱旋がいせん門もん賞しょう優勝ゆうしょう馬ばモンジュー（スペシャルウィーク）、デインドリーム（ブエナビスタ）であった[217][218][219]。

2着ちゃくに敗やぶれた4歳さい秋あきの有馬ありま記念きねんでは、ヴィクトワールピサに2センチ及およばなかった。2センチの決着けっちゃく[注釈ちゅうしゃく 40]は有馬ありま記念きねん史上しじょう最短さいたん決着けっちゃく記録きろくであり、スペシャルウィークが、グラスワンダーに4センチ差さで敗やぶれた1999年ねんの有馬ありま記念きねん（第だい44回かい有馬ありま記念きねん）を上回うわまわるものであった[134][221]。

5歳さい春はるの宝塚たからづか記念きねんでは、スペシャルウィークの現役げんえき時代じだいのライバルであるグラスワンダーの産さん駒こま、アーネストリーとの二に世せい対決たいけつに注目ちゅうもくが集あつまった[222]。父親ちちおや同士どうしが対決たいけつした1999年ねんの宝塚たからづか記念きねん（第だい40回かい宝塚たからづか記念きねん）では、先さきに抜ぬけ出だしたスペシャルウィークを、グラスワンダーが差さし切ぎり3馬身ばしん差さをつけて勝利しょうりした[222]。一方いっぽう、二に世せい同士どうしでは、立場たちばが逆転ぎゃくてんし、先さきに抜ぬけ出だしたグラスワンダー産さん駒こまのアーネストリーを、スペシャルウィーク産さん駒こまのブエナビスタが追おう展開てんかいとなった。しかし、ブエナビスタの追撃ついげきは1馬身ばしん半はん及およばず、アーネストリーが父ちち同様どうように宝塚たからづか記念きねん勝利しょうりを果はたした[223]。

"女おんなディープインパクト"[編集へんしゅう]

ディープインパクト

2歳さいから3歳さい夏なつにかけてのブエナビスタは、待機たいきから最後さいごの直線ちょくせんで末すえ脚あしを発揮はっきし、他たのすべてをかわす追おい込こむ戦法せんぽうを用もちいて、春はるの牝馬ひんばクラシック二に冠かんを達成たっせい。秋あきには、凱旋がいせん門もん賞しょう制覇せいはもしくは牝馬ひんば三さん冠かん達成たっせいが期待きたいされた[224]。その末すえ脚あしをスポーツニッポンは「空そらを飛とぶがごとく、すさまじい末すえ脚あし[225]」、有吉ありよし正徳まさのりは「爆発ばくはつ的てきな末すえ脚あし[226]」、日刊にっかんスポーツの高木たかぎ一成いっせいは「圧倒的あっとうてきな瞬発しゅんぱつ力りょくでごぼう抜ぬきするパフォーマンス[227]」と表あらわし、またそれぞれ「女おんなディープインパクト[225]」（スポーツニッポン）「牝馬ひんば版ばんディープインパクト[226][227]」（有吉ありよし、高木たかぎ）と形容けいよう。直近ちょっきんの三さん冠かん達成たっせい馬ばであり、同おなじ追おい込こみ戦法せんぽうを用もちいたディープインパクトになぞらえて表あらわされた。さらに、ブエナビスタは、ディープインパクトが3位い入線にゅうせん失格しっかく処分しょぶんとなった凱旋がいせん門もん賞しょう挑戦ちょうせんを明言めいげんしていたことから、ディープインパクトとの比較ひかくが加速かそくした[224]。しかしその後ごのブエナビスタは、札幌さっぽろ記念きねんで敗やぶれて凱旋がいせん門もん賞しょう挑戦ちょうせんを断念だんねん。さらには、牝馬ひんば三さん冠かんを逃のがしている[224]。

ジョワドヴィーヴル[編集へんしゅう]

ジョワドヴィーヴル

ジョワドヴィーヴルは、ブエナビスタに3年ねん遅おくれて誕生たんじょうした妹いもうとで、父ちちはディープインパクトである[228]。ブエナビスタに騎乗きじょうしたスミヨンが、フランス語ふらんすごで「生いきる喜よろこび」を意味いみする「ジョワドヴィーヴル」と命名めいめいした[229]。ノーザンファーム生産せいさん、サンデーレーシング所有しょゆう、松田まつだ厩舎きゅうしゃ、山口やまぐち厩うまや務つとむ員いんというブエナビスタと同様どうようの体制たいせいで、2011年ねんに競走きょうそう馬ばデビューを果はたした[228]。新しん馬うま戦せん勝利しょうりした直後ちょくごに、阪神はんしんジュベナイルフィリーズに出馬しゅつば登録とうろくし、15分ぶんの6が出走しゅっそう可能かのうとなる抽選ちゅうせんをブエナビスタ同様どうように通過つうかした[230][231]。福永ふくなが祐一ゆういちが騎乗きじょうして勝利しょうりし、ビワハイジとの親しん仔こ制覇せいはおよびブエナビスタとの姉妹しまい制覇せいはを達成たっせい。さらに、グレード制せい導入どうにゅう以降いこう初はじめてデビュー2戦せん目めでのGI勝利しょうりを果はたした[230][232]。

2011年ねんの年末ねんまつ表彰ひょうしょうでは、JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんばを受賞じゅしょう[169]。同おなじくJRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんばを受賞じゅしょうしたブエナビスタとともに姉妹しまいでJRA賞しょうに輝かがやき、2007年ねんのダイワメジャー、ダイワスカーレット兄妹きょうだい以来いらいの同どう一いち年ねん兄弟きょうだい同時どうじ受賞じゅしょうであった[169]。その後ごのジョワドヴィーヴルは、桜花おうか賞しょう敗退はいたい直後ちょくごに骨折こっせつ[233]。4歳さいでレースに復帰ふっきするも開放かいほう骨折こっせつを発症はっしょうし予よ後ご不良ふりょう。安楽あんらく死し処分しょぶんとなり、繁殖はんしょく牝馬ひんばになることはできなかった[234]。

山口やまぐち慶けい次じ[編集へんしゅう]

厩うまや務つとむ員いんの山口やまぐちは、アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ、など兄あにに続つづき、ブエナビスタも担当たんとうした[235]。ブエナビスタについて、普段ふだんは「人懐ひとなつっこくてかわいい子こ」、第だい一いち印象いんしょうは「かわいい」と証言しょうげんしている[236]。山口やまぐちは、ブエナビスタが日本にっぽんで出走しゅっそうするすべてのレースでゲート裏うらまで付つき添そっており、最もっとも印象いんしょうに残のこるレースとしてジャパンカップを挙あげている[28]。降着こうちゃくとなった1度目どめは、被害ひがい馬ばローズキングダムの担当たんとう厩うまや務つとむ員いんが山口やまぐちの同級生どうきゅうせいであり、すれ違ちがう際さいに二人ふたりで謝罪しゃざいをしていた[28]。2度目どめは、ターフビジョンに映うつるブエナビスタの走はしりを、小ちいさく声こえを出だして応援おうえんしていた[28]。先頭せんとうで入線にゅうせんして、引ひき揚あげる際さいには「岩田いわた君くんが泣ないているのをみて、僕ぼくももらい泣なきしました[28]」と証言しょうげんしている。

騎乗きじょう者しゃ[編集へんしゅう]

日下くさか和博かずひろ[編集へんしゅう]

ノーザンファームの日下くさかは、牧場ぼくじょうでの調教ちょうきょうに騎乗きじょうした。1歳さい時じの騎乗きじょう馴致じゅんちと、現役げんえき中ちゅうは3歳さいから5歳さいの夏休なつやすみの調整ちょうせいを担当たんとうした[4]。日下くさかは、過去かこにディープインパクトやキングカメハメハに騎乗きじょうした経験けいけんを持もっており、それらと比較ひかくするとブエナビスタの乗のり味あじは「並なみの馬うま[4]」だったという。長所ちょうしょとしては「利発りはつさ、精神せいしん力りょく、そして身体しんたいの強つよさ[4]」を挙あげており、日下くさかの指示しじに従したがわなかったのは対面たいめん初日しょにちだけで、それ以降いこうは従順じゅうじゅんであった[4]。日下くさかは5歳さい秋あきの有馬ありま記念きねん以前いぜんまでに、ブエナビスタの出走しゅっそうする4戦せんを競馬けいば場じょうまで応援おうえんに行いったが、現地げんちで勝利しょうりを見みることはできなかった[4]。

横山よこやま典弘のりひろ[編集へんしゅう]

横山よこやま典弘のりひろ

横山よこやまは、3歳さい12月の有馬ありま記念きねんから4歳さい6月がつの宝塚たからづか記念きねんまで4戦せんに騎乗きじょうし、ヴィクトリアマイルおよび京都きょうと記念きねん優勝ゆうしょうに導みちびいた。

テン乗のりとなった有馬ありま記念きねんでは、それまで後方こうほうからの追おい込こみではなく、初はじめて先行せんこう策さくを採用さいよう。4戦中せんちゅう3戦せんで先行せんこう、好こう位いに位置いち取とった[181]。唯ただ一いち後方こうほう待機たいき策さくを採用さいようしたヴィクトリアマイルについては、「あそこのポジションくらいしかなかったというか、馬うまもあそこから行いくんだという感かんじで（笑）、馬うまのリズムで行いきました[237]」と振ふり返かえっている。

降板こうばんのきっかけとなった2010年ねん（ブエナビスタ3歳さい時じ）9月がつの落馬らくば事故じこは、中心ちゅうしん性せい頸髄損傷そんしょうと頭蓋骨ずがいこつ骨折こっせつを負おい[238]、程度ていどによっては騎手きしゅ復帰ふっきが難むずかしいとされるほどの重傷じゅうしょうとなった[239]。また、年内ねんない復帰ふっきは絶望ぜつぼうという報道ほうどうも見みられた[239]。全治ぜんち3か月げつとの診断しんだんを受うけたが、約やく2週間しゅうかんほどで退院たいいん[240][241]。落馬らくばから7週間しゅうかん後ご、11月13日にちに復帰ふっきしている[注釈ちゅうしゃく 41][242]。

オリビエ・ペリエ[編集へんしゅう]

ペリエは、4歳さいのドバイシーマクラシックに騎乗きじょうした。

当初とうしょクリストフ・スミヨンに騎乗きじょう依頼いらいを行おこなっていたが、先約せんやく（後述こうじゅつ）のためペリエにお鉢はちが回まわった[96]。設定せっていされた負担ふたん重量じゅうりょう54.5キログラムは、ペリエの騎乗きじょうする機会きかいが少すくないため、参戦さんせんに向むけドバイで厚着あつぎをするなど、減量げんりょうに取とり組くんでいた[243]。しかし、当日とうじつは減量げんりょうに失敗しっぱいし、設定せっていを超過ちょうか。負担ふたん重量じゅうりょうを500グラム増ふやし、55キログラムで騎乗きじょうした[注釈ちゅうしゃく 42][243]。結果けっか、4分ぶんの3馬身ばしん差さの2着ちゃくに敗やぶれ、ジャーナリストの河村かわむら清明きよあきは「個人こじん的てきに納得なっとくがいかないのは、レース後ごに知しれた0.5キロの負担ふたん重量じゅうりょうの超過ちょうかだった。またしても、の思おもいは拭ぬぐえず、白熱はくねつのゴール前まえに、僕ぼく自身じしん、ペリエ騎手きしゅに水みずを差さされた気きがしてならない[99]。」と述のべている。

ドバイシーマクラシック直後ちょくごのブエナビスタについては、「彼女かのじょは、すごくタフな馬うま。このまま順調じゅんちょうにいけば、凱旋がいせん門もん賞しょうを狙ねらえるでしょう[246]」と評ひょうしている。

クリストフ・スミヨン[編集へんしゅう]

クリストフ・スミヨン

スミヨンは、横山よこやま離脱りだつ後ごの4歳さい秋あき3戦せん、天皇てんのう賞しょう（秋あき）から有馬ありま記念きねんに騎乗きじょうし、天皇てんのう賞しょう（秋あき）を勝利しょうりに導みちびいた。

3戦せん目めの有馬ありま記念きねん直前ちょくぜんには「妻つまには申もうし訳わけないけど、今いまはブエナビスタのことが一番いちばんだ[247]」と発言はつげんしている。また、ブエナビスタの妹いもうとジョワドヴィーヴルの名付なづけ親おやである[229]。4歳さい春はるのドバイシーマクラシックでも騎乗きじょう依頼いらいを受うけていたが、騎乗きじょう契約けいやくのために辞退じたい、代かわりにペリエが騎乗きじょうしている。また、5歳さい春はるのドバイワールドカップでは、ドバイミーティングの前哨ぜんしょう戦せんであるマクトゥームチャレンジラウンド2（英語えいご版ばん）を勝かったボールドシルヴァノに騎乗きじょうする先約せんやくがあったため、ブエナビスタに騎乗きじょうすることはできなかった[注釈ちゅうしゃく 43][145]。

4歳さい秋あき、ジャパンカップでの斜はす行ぎょうは、「（前略ぜんりゃく）直線ちょくせんは内うちから来きた馬うま（ヴィクトワールピサ）が隣となりの馬うま（ローズキングダム）に寄よって、その隣となりの馬うまがこちらに来きたので手前てまえを替かえてしまい、内うちにササル[注釈ちゅうしゃく 44]ような感かんじになりました。ここは日本にっぽんなので日本にっぽんのルールに従したがいます。次つぎに向むけて頑張がんばりたい。それでもブエナビスタの力ちからは証明しょうめいできたと思おもいます[249]」と振ふり返かえっている[126]。斜はす行ぎょうにより、スミヨンには、2週間しゅうかんの騎乗きじょう停止ていし処分しょぶんが下くだった[注釈ちゅうしゃく 45]。

翌よく5歳さい秋あきのジャパンカップは、岩田いわたの騎乗きじょうにより勝利しょうりに導みちびけびかれたが、スミヨンはサラリンクスに騎乗きじょうし13着ちゃくに敗やぶれていた。入線にゅうせん後ご、スミヨンはブエナビスタに駆かけ寄より、馬上もうえからブエナビスタを撫なで、勝利しょうりを称となえていた[250]。松田まつだはレース直後ちょくごの会見かいけんにて「スミヨンのことを思おもうと....[注釈ちゅうしゃく 46][20]。」と話はなした途端とたんに涙なみだを流ながし、以降いこう言葉ことばを続つづけることができなかった[20]。

4歳さい秋あきの天皇てんのう賞しょう（秋あき）優勝ゆうしょうのブエナビスタについては「ベストホースインジャパン!ベリーストロング![253]」や、「ザルカヴァがボクのベストホースだけど、ブエナビスタもよく似にているよ。ジャパンカップや有馬ありま記念きねんを勝かてば、それ以上いじょうになるかもしれないね[120]」と評ひょうしている。

ライアン・ムーア[編集へんしゅう]

ライアン・ムーア

ムーアは、5歳さい春はるドバイワールドカップに騎乗きじょうした。

当初とうしょスノーフェアリーに騎乗きじょうする予定よていだったが[254]、スノーフェアリーがドバイシーマクラシックに回まわったこと[注釈ちゅうしゃく 47]で騎乗きじょう馬ばがいない状態じょうたいとなり、そこでブエナビスタの騎乗きじょう依頼いらいを受うけた[254][256]。

出走しゅっそう直前ちょくぜんには、自みずから申もうし出でて調教ちょうきょうに騎乗きじょうし「（前略ぜんりゃく）強つよい相手あいてでも勝かつ能力のうりょくがあると確信かくしんしたよ。今年ことしのドバイワールドカップは世界中せかいじゅうから一流いちりゅうの馬うまが来きてるけど、少すこしの運うんに恵めぐまれて不利ふりなくレースができれば勝かつだけの力ちからがある[257]」と証言しょうげんした。加くわえて、ブエナビスタのVTRを繰くり返かえし見みて研究けんきゅうした後のちに出走しゅっそうしたが、後方こうほうのまま伸のびることなく8着ちゃくに敗やぶれた[148][257]。

松田まつだは後のちに「ブエナ（ビスタ）のときはVTRで研究けんきゅうしすぎて、じっとして動うごかなかったからね[258]」とムーアの騎乗きじょうを振ふり返かえっている。

岩田いわた康かん誠まこと[編集へんしゅう]

岩田いわた康かん誠まこと

岩田いわたは、5歳さい春はるのヴィクトリアマイルから有馬ありま記念きねんまでの5戦せんに騎乗きじょうし、ジャパンカップを勝利しょうりに導みちびいた。

当初とうしょからブエナビスタ騎乗きじょうを熱望ねつぼうしており、騎乗きじょうが実現じつげんした後のちも「乗のってみたかった馬うまは?」という質問しつもんに、ブエナビスタを挙あげていた[166]。ブエナビスタの兄あにアドマイヤオーラに騎乗きじょうし、シンザン記念きねん（JpnIII）勝利しょうり、東京とうきょう優ゆう駿しゅん3着ちゃく[259]。妹いもうとサングレアルに騎乗きじょうし、フローラステークス（GII）を勝利しょうりしている[260]。ブエナビスタの主戦しゅせん騎手きしゅ就任しゅうにんに当あたり、松田まつだ厩舎きゅうしゃには岩田いわた専用せんようロッカーを設もうけられ、厩舎きゅうしゃスタッフとの連携れんけいを強つよめていた[160]。

天皇てんのう賞しょう（秋あき）では、ブエナビスタを国内こくない初はつの4着ちゃく以下いかとしてしまった。岩田いわたは、敗因はいいんを進路しんろを確保かくほできなかった自身じしんにあるとして、騎乗きじょうミスだったと振ふり返かえっている[166]。続つづくジャパンカップでは、先頭せんとうで入線にゅうせん後おくらして引ひき揚あげる際さいに馬上まけで泣ないたが、出迎でむかえる山口やまぐち厩うまや務つとむ員いんと松田まつだ剛つよし調教ちょうきょう助手じょしゅの涙なみだにつられて泣ないたと証言しょうげんしている[注釈ちゅうしゃく 48][160]。また、「やっとブエナビスタの本当ほんとうの走はしりを見みせられた。現役げんえき最強さいきょう馬ばだということを証明しょうめいできた」とレースを振ふり返かえっている[261]。

有馬ありま記念きねんでは、ブエナビスタの引退いんたいレースであるとともに、自身じしん初はじめてとなるJRAリーディング獲得かくとくがかかっていた[262]。2011年ねんの岩田いわたは、ブエナビスタのほかにアヴェンチュラに騎乗きじょうした秋あき華はな賞しょう（GI）、サダムパテックに騎乗きじょうした弥生やよい賞しょう（GII）優勝ゆうしょうなど重じゅう賞しょう6勝しょうを含ふくむJRA競走きょうそう131勝しょうを記録きろく。同おなじく131勝しょうの福永ふくなが祐一ゆういちと首位しゅいで並ならび、中央ちゅうおう競馬けいば開催かいさい最終さいしゅう日びは共ともに中山なかやま競馬けいば場じょうで騎乗きじょうした。福永ふくながが第だい1競走きょうそうで132勝しょう目めを挙あげて単独たんどく首位しゅいとなり、岩田いわたは131勝しょうのまま、最終さいしゅう騎乗きじょうの第だい10競走きょうそう有馬ありま記念きねんを迎むかえ、ブエナビスタに騎乗きじょうし7着ちゃく敗退はいたい[262]。福永ふくながに並ならぶことなく、リーディング2位いが確定かくていした。なお福永ふくながは、直後ちょくごの最終さいしゅう第だい11競走きょうそうにて単勝たんしょう7番ばん人気にんきを勝利しょうりに導みちびき、133勝しょう、岩田いわたに2勝しょう差さをつけJRAリーディングを獲得かくとくしている[262]。

岩田いわたは、ブエナビスタに騎乗きじょうする以前いぜんから「ブエナビスタ級きゅう」という言葉ことばを用もちいている[263]。ブエナビスタが引退いんたいした翌年よくねん、主戦しゅせん騎手きしゅとなったジェンティルドンナについて、このように表あらわしている[264]。

秋あき華はな賞しょうを制せいし、牝馬ひんば三さん冠かんを果はたしたジェンティルドンナ（14番ばん、橙だいだい帽ぼう）
「能力のうりょくは間違まちがいなくブエナビスタ級きゅうだし、ブエナよりも上うえに行いくだけの潜在せんざい能力のうりょくはあると思おもっています。ただ、ブエナには独特どくとくのオーラがあって、人ひとを引ひきつけたし、乗のっているだけで幸しあわせだと感かんじさせてくれました。ジェンティルドンナには、まだそこまでのモノはありません。今いまのところ、能力のうりょくだけで走はしっているという感かんじです。これからもっと大人おとなになって、ブエナのようなオーラを発揮はっきするようになれば、ブエナ以上いじょうの馬うまになる可能かのう性せいはあるでしょう。というよりも、ジェンティルドンナにはぜひそうなってほしいですね」 — 岩田いわた康かん誠まこと[264]

この発言はつげんの後のち、ジェンティルドンナは、岩田いわたとともに[注釈ちゅうしゃく 49]牝馬ひんば三さん冠かんを達成たっせいし、ジャパンカップ優勝ゆうしょう。さらに岩田いわたとのコンビ解消かいしょう後ごには、ジャパンカップ史上しじょう初はつの連覇れんぱや、ドバイシーマクラシック、有馬ありま記念きねんを優勝ゆうしょうするなど、ブエナビスタを上回うわまわるGI7勝しょう。さらにブエナビスタが保持ほじしていた牝馬ひんばの獲得かくとく賞金しょうきん記録きろく、レーティングを更新こうしんした。2016年ねんに顕彰けんしょう馬ばとなっている[266]。

血統けっとう[編集へんしゅう]

ブエナビスタの血統けっとう （血統けっとう表ひょうの出典しゅってん）[§ 1]
父系ふけい サンデーサイレンス系けい
 [§ 2]
父ちち

スペシャルウィーク
1995 黒くろ鹿毛かげ
父ちちの父ちち
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青あお鹿毛かげ 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父ちちの母はは
キャンペンガール
1987 鹿毛かげ 		マルゼンスキー Nijinsky
*シル
レディーシラオキ *セントクレスピン
ミスアシヤガワ
母はは

ビワハイジ
1993 青あお鹿毛かげ 		Caerleon
1980 鹿毛かげ 		Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Foreseer Round Table
Regal Gleam
母ははの母はは
*アグサン
Aghsan
1985 青毛あおげ 		Lord Gayle Sir Gaylord
Sticky Case
Santa Luciana Luciano
Suleika
母系ぼけい(F-No.) Suleika系けい(FN:16-c) [§ 3]
5代だい内ないの近親きんしん交配こうはい Nijinsky 4×3、Hail to Reason 4×5、Turn-to5×5 [§ 4]
出典しゅってん
  1. ^ JBISサーチ ブエナビスタ 5代だい血統けっとう表ひょう2017年ねん8月がつ29日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 競馬けいばラボ ブエナビスタの繁殖はんしょく牝馬ひんば情報じょうほう2020年ねん4月がつ14日にち閲覧えつらん。
  3. ^ [267]
  4. ^ JBISサーチ ブエナビスタ 5代だい血統けっとう表ひょう2017年ねん8月がつ29日にち閲覧えつらん。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 松田まつだ博資ひろしの長男ちょうなん[7]。
  2. ^ 過去かこにベガ、アドマイヤドン、アドマイヤキッスを担当たんとう。さらに、ブエナビスタの兄あにであるアドマイヤオーラ、アドマイヤジャパン、そして妹いもうとのジョワドヴィーヴルも担当たんとうしている[8]。父ちちはイットーの担当たんとう厩うまや務つとむ員いん[9]。
  3. ^ JRAによる日本円にほんえん換算かんさんで9243万まん6700円えん[10]。
  4. ^ JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんば（2008年ねん）JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう3歳さい牝馬ひんば（2009年ねん）JRA賞しょう最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんば2回かい（2010-11年ねん）[1]。
  5. ^ メジロドーベル（1996 - 1999年ねん）、ウオッカ（2006 - 2009年ねん）[15]
  6. ^ この時点じてんで3勝しょうを挙あげ、菊花賞きっかしょうでは13番ばん人気にんき13着ちゃくに敗やぶれた。この後のち2勝しょうし、2010年ねんの小倉こくら日経にっけいオープン（OP）では2着ちゃくに入はいった。通算つうさん成績せいせき41戦せん5勝しょう[23]。
  7. ^ 2001年ねんに名称めいしょう変更へんこう[31]。
  8. ^ 1票ひょうは、該当がいとう馬うまなし。[34]
  9. ^ 牝馬ひんば2位いは「105」ダノンベルベール（阪神はんしんジュベナイルフィリーズ2着ちゃく）、3位いは「103」イナズマアマリリス（ファンタジーステークス（JpnIII）優勝ゆうしょう）とミクロコスモス（阪神はんしんジュベナイルフィリーズ3着ちゃく）
  10. ^ 従来じゅうらいの最高さいこう記録きろくは、1999年ねんゴッドインチーフの61.3パーセント（オッズ1.3倍ばい、2着ちゃく敗退はいたい）[38]
  11. ^ 1987年ねん以前いぜんも含ふくめると、1939年ねんハレルヤの79.2パーセント。1957年ねんミスオンワードの75.4パーセント。1975年ねんテスコガビーの72.4パーセントに次つぐ桜花おうか賞しょう史上しじょう4番目ばんめ[42]。
  12. ^ 従来じゅうらい記録きろくは、1940年ねんの菊花賞きっかしょうをテツザクラで制せいした伊藤いとう勝吉かつきち（48歳さい9月がつ23日にち）[47][43]
  13. ^ 開催かいさい単位たんいのこと。基本きほん的てきに1開催かいさい8日にち（年間ねんかん40日にち）
  14. ^ スポーツナビによれば「蹄の底そこにアリの巣すのような小ちいさな穴あなが開ひらく病気びょうき」[66]。
  15. ^ 一部いちぶでは、凱旋がいせん門もん賞しょう回避かいひの直接的ちょくせつてき原因げんいんとも伝つたえられる[69][70]。
  16. ^ このほか、ワンカラットの進路しんろにも影響えいきょうした（不利ふりを与あたえた）と認定にんてい[71]。
  17. ^ 1票ひょうはレッドディザイア[80]。
  18. ^ 年度ねんど代表だいひょう馬ば選考せんこうには、6票ひょうが投とうじられた。（表彰ひょうしょう馬ば:ウオッカ、246票ひょう）[80]
  19. ^ 牝馬ひんば2位いは「115」はレッドディザイア[82]。
  20. ^ グレード制せい導入どうにゅうの1984年ねん以降いこう、2度目どめ（通算つうさんでは11度目どめ）[90]。
  21. ^ 特定とくていの厩舎きゅうしゃや馬主ばしゅの馬うまが出走しゅっそうする際さい、その馬うまに優先ゆうせん的てきに騎乗きじょうする契約けいやく
  22. ^ スミヨンはこの騎乗きじょうのために10月がつ30日にち・31日にちの2日間にちかんの短期たんき免許めんきょを取得しゅとくしている[115]。
  23. ^ 馬上もうえから騎手きしゅがジャンプして飛とび降おり、地上ちじょうに着地ちゃくちする行為こうい[124]。
  24. ^ 優勝ゆうしょう:プレクラスニー（2位い入線にゅうせん1着ちゃく）、加害かがいおよび降着こうちゃく対象たいしょう馬ば:メジロマックイーン（1位い入線にゅうせん18着ちゃく）、被害ひがい馬ば:メイショウビトリア（16位い入線にゅうせん15着ちゃく）プレジデントシチー（18位い入線にゅうせん17着ちゃく）、ムービースター（10位い入線にゅうせん9着ちゃく）。[129]
  25. ^ 優勝ゆうしょう:フサイチパンドラ（2位い入線にゅうせん1着ちゃく）、加害かがいおよび降着こうちゃく対象たいしょう馬ば:カワカミプリンセス（1位い入線にゅうせん12着ちゃく）、被害ひがい馬ば:ヤマニンシュクル（12位い入線にゅうせん11着ちゃく）[130]
  26. ^ アパパネ41票ひょう、ヴィクトワールピサ28票ひょう、ナカヤマフェスタ3票ひょう、該当がいとう馬うまなし2票ひょう[136]。
  27. ^ 過去かこの3頭とうは1971年ねんのトウメイ、1997年ねんのエアグルーヴ、2008年ねんおよび2009年ねんのウオッカ[137]。
  28. ^ 牡馬ぼば、騸馬の古こ馬うまを含ふくめ、牝馬ひんばのアローワンスを加味かみすると「125」となり、全体ぜんたいの2位い。1位いは宝塚たからづか記念きねんを制せいし、凱旋がいせん門もん賞しょう2着ちゃくとなったナカヤマフェスタ「127」。3位いはドリームジャーニー「120」[139]。
  29. ^ ファビラスラフイン、シーザリオ、ウオッカの記録きろくした「120」を「1」上回うわまわった[139]。
  30. ^ マクトゥームチャレンジラウンド2（英語えいご版ばん）を勝かったボールドシルヴァノ[145]。イギリスのブックメーカーであるウィリアムヒルでは2番ばん人気にんきに推おされており、3番ばん人気にんきのブエナビスタを上回うわまわる評価ひょうかを受うけていた[145]。しかし、開催かいさい1週間しゅうかん前まえに脚あし部ぶ不安ふあんにより出走しゅっそうを回避かいひしている[145]。
  31. ^ 残のこり50メートルと表あらわす文献ぶんけんも存在そんざいする。
  32. ^ カレンチャン4票ひょう、アパパネ1票ひょう、スノーフェアリー1票ひょう、該当がいとう馬うまなし2票ひょう[167]
  33. ^ 『優ゆう馬ば』のコロナシオンに対たいする評価ひょうかは、ミリッサ（17戦せん4勝しょう[173]）と同列どうれつ、星ほし8（GIIクラス）のアエロリットやミスエルテ、および星ほし7（GIIIクラス）ソウルスターリングやリスグラシューなどを上回うわまわっていた[174]。
  34. ^ 史上しじょう初はつとなる祖母そぼ、母ははに続つづく3代だい同一どういつGI制覇せいはがかかっていたが、8着ちゃくに敗やぶれている[177]。
  35. ^ 2位い入線にゅうせん3着ちゃく降着こうちゃく
  36. ^ 負担ふたん重量じゅうりょう54.5kgの予定よていが0.5kg超過ちょうかで出走しゅっそう
  37. ^ 1位い入線にゅうせん2着ちゃく降着こうちゃく
  38. ^ 石田いしだ敏徳としのり、軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと、島田しまだ明宏あきひろ、吉沢よしざわ譲治じょうじの4名めいが10点てんを配分はいぶん（持もち点てん200点てん）。他た編集へんしゅう部ぶ1名めい最高さいこう配分はいぶんの20点てん、もう1名めいが15点てん（次点じてん配分はいぶん）[204]。
  39. ^ 親しん仔こ制覇せいはの場合ばあい「トウメイ（母はは）テンメイ（息子むすこ）親おや仔こ」が加くわわり、レース史上しじょう3組くみ目めとなる。
  40. ^ 2センチは、2008年ねんの天皇てんのう賞しょう（秋あき）（第だい138回かい天皇てんのう賞しょう）1着ちゃく:ウオッカ、2着ちゃく:ダイワスカーレットと同おなじ差さである[220]。
  41. ^ 復帰ふっき当日とうじつに、斜はす行ぎょうにより開催かいさい4日間にちかんの騎乗きじょう停止ていし処分しょぶんが下くだり、ジャパンカップに騎乗きじょう不能ふのうとなっている[242]。
  42. ^ 一般いっぱん的てきに負担ふたん重量じゅうりょうは軽かるいほど有利ゆうりである。また1キログラム軽かるいと1馬身ばしん前まえに出でるという言説げんせつも存在そんざいする[244][245]。
  43. ^ イギリスのブックメーカーであるウィリアムヒルでは2番ばん人気にんきに推おされており、3番ばん人気にんきのブエナビスタを上回うわまわる評価ひょうかを受うけていた[145]。しかし、開催かいさい1週間しゅうかん前まえに脚あし部ぶ不安ふあんにより出走しゅっそうを回避かいひしている[145]。
  44. ^ 馬うまが突然とつぜん内側うちがわに斜はす行ぎょうする行為こうい[248]。
  45. ^ 外そとに斜はす行ぎょうしたヴィクトワールピサ騎乗きじょうのマキシム・ギュイヨンには過怠かたい金きん1万まん円えんが課かされた[127]。
  46. ^ 「去年きょねんはスミヨンに…悪わるいことをしたなと思おもう。今年ことしは..勝かてて..良よかった..」（デイリースポーツ[251]）「去年きょねんはスミヨンに悪わるいことをして…。今年ことしは勝かてて良よかったです」（スポーツニッポン[160]）「昨年さくねんはスミヨンに悪わるいことをした…。今年ことしは勝かてて良よかった」（サンケイスポーツ[252]）と発言はつげん内容ないようには、揺ゆれが見みられる。
  47. ^ スノーフェアリーは、脚あし部ぶ不安ふあんによりドバイシーマクラシックを回避かいひしている[255]。
  48. ^ 岩田いわた、山口やまぐち両者りょうしゃがもらい泣なきしたとしており、両者りょうしゃの証言しょうげんは食くい違ちがっている[28]。
  49. ^ 優ゆう駿しゅん牝馬ひんば（オークス）のみ、岩田いわたが騎乗きじょう停止ていし処分しょぶん中ちゅうのため、川田かわた将すすむ雅みやびが騎乗きじょうした[265]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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    • 2009-12年ねん2月がつ号ごう「JRA賞しょう決定けってい!・JPNサラブレッドランキング発表はっぴょう!」
    • 2009年ねん2月がつ号ごう
      • 辻つじ三蔵さんぞう「【優ゆう駿しゅん先取さきどり情報じょうほう局きょく 2009】クラシック戦線せんせん牝馬ひんば編へん」
      • 岡本おかもと光男みつお「【クローズアップ】ブエナビスタ 余裕よゆうの勝利しょうりで示しめした天分てんぶん」
    • 2009年ねん3月がつ号ごう
      • 優ゆう駿しゅん編集へんしゅう部ぶ「【2009年ねんクラシック大だい放談ほうだん】パート2・牝馬ひんば路線ろせん」
    • 2009年ねん4月がつ号ごう
      • 石田いしだ敏徳としのり「【桜花おうか賞しょう&皐月さつき賞しょうレビュー】"二に世せい"たちの熱あつき攻防こうぼう 決戦けっせん2009クラシック（スペシャルウィーク）」
      • 山本やまもと尊たかし「【桜花おうか賞しょう&皐月さつき賞しょうレビュー】ステップレース分析ぶんせき（牝馬ひんば編へん チューリップ賞しょう（JpnIII）」
    • 2009年ねん5月がつ号ごう
      • 岡本おかもと光男みつお（日刊にっかんスポーツ関西かんさい）「【桜花おうか賞しょう結果けっか速報そくほう】大だい外そとから豪快ごうかいな末すえ脚あしを披露ひろうし、断然だんぜん人気にんきのブエナビスタが快勝かいしょう」
      • Yoko Kunihiro「【Relacaion~サラブレッドの素顔すがお】ブエナビスタ」
    • 2009年ねん6月がつ号ごう
      • 芦谷あしや有香ゆか「【クローズアップ】ブエナビスタ いまのままでいい。無事ぶじでさえいれば、それでいい」
      • 永井ながい晴はれ二に（共同通信きょうどうつうしん）「【ベテラン記者きしゃの"特注とくちゅう"取材しゅざいメモ 第だい16回かい】春はるのGI勝かち馬ば担当たんとうスタッフの様々さまざまなプロフィールに思おもう」
    • 2009年ねん7月がつ号ごう
      • 石田いしだ敏徳としのり「【クローズアップ】ブエナビスタ 大だい逆転ぎゃくてん劇げきに見みた鞍くら上じょうの意思いしと自信じしん」
    • 2009年ねん8月がつ号ごう
      • 秋山あきやま響ひびき「【Point of View】凱旋がいせん門もん賞しょうへ向むけてのステップとしてブエナビスタが札幌さっぽろ記念きねんに出走しゅっそう予定よてい」
    • 2009年ねん9月がつ号ごう
      • 岡本おかもと光男みつお「【有力ゆうりょく馬ばたちの夏なつと、秋あきへの動向どうこうを徹底てっていチェック!!】ブエナビスタ」
    • 2009年ねん10月がつ号ごう
      • 軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと「【特集とくしゅう】ブエナビスタ 史上しじょう3頭とう目めとなる"牝馬ひんば三さん冠かん"へ!」
      • 村本むらもと浩平こうへい「【ブエナビスタ調整ちょうせいレポート】秋あき華はな賞しょうへ向むけて再さい充電じゅうでん」
      • 軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと「【秋あき華はな賞しょうで3度目どめの頂上ちょうじょう決戦けっせん!】ブエナビスタvsレッドディザイア」
    • 2009年ねん12月がつ号ごう
      • 軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと「【クローズアップ】レッドディザイア ハナ差さが逆転ぎゃくてんした第だい3ステージ」
    • 2010年ねん1月がつ号ごう
      • 奥おく岡おか幹みき浩ひろし「【クローズアップ】クイーンスプマンテ 大だい逃にげが成就じょうじゅした2分ふん13秒びょう6の真実しんじつ」
    • 2010年ねん2月がつ号ごう
      • 軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと「【2009年ねんの記憶きおく】ブエナビスタ 大おおきな期待きたいを背負せおい続つづけて」
      • 石田いしだ敏徳としのり「【第だい54回かい有馬ありま記念きねん詳報しょうほう】ドリームジャーニー グランプリ史上しじょう最さい軽量けいりょうの王者おうじゃ誕生たんじょう!」
    • 2010年ねん3月がつ号ごう０ １
    • 2010年ねん4月がつ号ごう
      • 岡本おかもと光男みつお「【2010ドバイワールドCデー直前ちょくぜん情報じょうほう】シーマクラシックに参戦さんせん予定よてい ブエナビスタ」
    • 2010年ねん5月がつ号ごう
    • 2010年ねん7月がつ号ごう
      • 軍ぐん土門どもん隼はやぶさ夫おっと「【第だい5回かいヴィクトリアマイル詳報しょうほう】ブエナビスタ 桁違けたちがいの底力そこぢからが生うんだミラクル」
    • 2010年ねん8月がつ号ごう
    • 2010年ねん12月がつ号ごう
      • 河村かわむら清明きよあき「【第だい142回かい天皇てんのう賞しょう（秋あき）詳報しょうほう】ブエナビスタ 女傑じょけつが見みせた本当ほんとうの素顔すがお」
    • 2011年ねん1月がつ号ごう
      • 岡本おかもと光男みつお「【有力ゆうりょく馬ば インサイドSTORY】ブエナビスタ」
      • 奥おく岡おか幹みき浩ひろし「【第だい30回かいジャパンカップ詳報しょうほう】ローズキングダム 激闘げきとうの果はてに」
    • 2011年ねん2月がつ号ごう
      • 石田いしだ敏徳としのり「【2010年ねんの蹄跡 1】ブエナビスタ 強つよさの証明しょうめい。その先さきの栄光えいこう。」
      • 島田しまだ明宏あきひろ「【第だい55回かい有馬ありま記念きねん詳報しょうほう】ヴィクトワールピサ 遠とおき旅路たびじで手てにしたもの」
    • 2011年ねん7月がつ号ごう
      • 谷川たにがわ善久よしひさ「【PLAY-BACK 第だい6回かいヴィクトリアマイル（GI）】アパパネ 跳はね除のけたあらゆる不安ふあん材料ざいりょう」
    • 2012年ねん1月がつ号ごう
      • 村本むらもと浩平こうへい「【PLAY-BACK 第だい31回かいジャパンカップ（GI）】ブエナビスタ "順当じゅんとう"に復活ふっかつを遂とげた絶対ぜったい女王じょおうのラストラン」
    • 2012年ねん2月がつ号ごう
      • 谷川たにがわ善久よしひさ「【2011年ねんの蹄跡 2】ブエナビスタ 受うけ継つがれた一族いちぞくの栄華えいがと最強さいきょう牝馬ひんばの物語ものがたり」
      • 平松ひらまつさとし「【2011年ねんの蹄跡 5】福永ふくなが祐一ゆういち 岩田いわた康やすし誠まこと 次代じだいを担になう両りょう騎手きしゅの清々すがすがしい戦たたかい」
      • 優ゆう駿しゅん編集へんしゅう部ぶ「【杉本すぎもと清きよしの競馬けいば談義だんぎ 321】松田まつだ博資ひろし調教ちょうきょう師し」
    • 2012年ねん3月がつ号ごう
      • 平松ひらまつさとし「【特別とくべつ読物よみもの】馬うまを信しんじて、自分じぶんを信しんじて。 ブエナビスタとともに」
    • 2012年ねん12月がつ号ごう
      • 河村かわむら清明きよあき「【優ゆう駿しゅん激闘げきとう譜ふ】ビワハイジ 母ははになって輝かがやきを増ましたドイツの名めい血ち」
    • 2014年ねん4月がつ号ごう
      • 阿部あべ珠樹たまき「【優ゆう駿しゅん激闘げきとう譜ふ】ブエナビスタ 揺ゆるげない信頼しんらいを得えた稀代きたいの名めい牝めす」
    • 2015年ねん3月がつ号ごう
    • 2015年ねん12月がつ号ごう
    • 2016年ねん5月がつ号ごう
    • 2021年ねん8月がつ号ごう

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

 
表彰ひょうしょう、GI・JpnI勝がち鞍くら
啓けい衆しゅ社しゃ賞しょう
優ゆう駿しゅん賞しょう
JRA賞しょう
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
（旧きゅう）最優秀さいゆうしゅう3歳さい牝馬ひんば
1950年代ねんだい
1960年代ねんだい
1970年代ねんだい
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
最優秀さいゆうしゅう2歳さい牝馬ひんば
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
  • 1 2001年ねんより馬齢ばれい表記ひょうき法ほうが数かぞえ年どしから満年齢まんねんれいに移行いこう
    *2 1954-1971年ねんは「啓けい衆しゅ社しゃ賞しょう」、1972-1986年ねんは「優ゆう駿しゅん賞しょう」として実施じっし
    *3 1976年ねん、1986年ねんは2頭とう同時どうじ受賞じゅしょう
（旧きゅう）最優秀さいゆうしゅう4歳さい牝馬ひんば
1950年代ねんだい
1960年代ねんだい
1970年代ねんだい
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
最優秀さいゆうしゅう3歳さい牝馬ひんば
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
  • 1 2001年ねんより馬齢ばれい表記ひょうき法ほうが数かぞえ年どしから満年齢まんねんれいに移行いこう
    *2 1972年ねん、1981年ねんは2頭とうが同時どうじ受賞じゅしょう
    *3 1954-1971年ねんは「啓けい衆しゅ社しゃ賞しょう」、1972-1986年ねんは「優ゆう駿しゅん賞しょう」として実施じっし。
（旧きゅう）最優秀さいゆうしゅう5歳さい以上いじょう牝馬ひんば
1950年代ねんだい
1960年代ねんだい
1970年代ねんだい
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
最優秀さいゆうしゅう4歳さい以上いじょう牝馬ひんば
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
阪神はんしん3歳さいステークス
1940年代ねんだい

第だい1回かい ウイザート

1950年代ねんだい

第だい2回かい ミネハル / 第だい3回かい テツノハナ / 第だい4回かい ワカクサ / 第だい5回かい ヤシマアポロ / 第だい6回かい ライデンオー / 第だい7回かい トサモアー / 第だい8回かい*1 ミスオンワード / 第だい9回かい メイジミドリ / 第だい10回かい インターナシヨナル / 第だい11回かい コダマ

1960年代ねんだい

第だい12回かい リユウライト / 第だい13回かい チトセハーバー / 第だい14回かい コウタロー / 第だい15回かい プリマドンナ / 第だい16回かい エイトクラウン / 第だい17回かい ニホンピローエース / 第だい18回かい タイギヨウ / 第だい19回かい マーチス / 第だい20回かい リキエイカン / 第だい21回かい タニノムーティエ

1970年代ねんだい

第だい22回かい ロングワン / 第だい23回かい ヒデハヤテ / 第だい24回かい キシュウローレル / 第だい25回かい キタノカチドキ / 第だい26回かい ライジン / 第だい27回かい テンポイント / 第だい28回かい リュウキコウ / 第だい29回かい バンブトンコート / 第だい30回かい タマモアサヒ / 第だい31回かい ラフオンテース

1980年代ねんだい

第だい32回かい サニーシプレー / 第だい33回かい リードエーティ / 第だい34回かい ダイゼンキング / 第だい35回かい ロングハヤブサ / 第だい36回かい ダイゴトツゲキ / 第だい37回かい カツラギハイデン / 第だい38回かい ゴールドシチー / 第だい39回かい サッカーボーイ / 第だい40回かい ラッキーゲラン / 第だい41回かい コガネタイフウ

1990年代ねんだい

第だい42回かい イブキマイカグラ

阪神はんしん3歳さい牝馬ひんばステークス
1990年代ねんだい

第だい43回かい ニシノフラワー / 第だい44回かい スエヒロジョウオー / 第だい45回かい ヒシアマゾン / 第だい46回かい ヤマニンパラダイス / 第だい47回かい ビワハイジ / 第だい48回かい メジロドーベル / 第だい49回かい アインブライド / 第だい50回かい スティンガー / 第だい51回かい ヤマカツスズラン

2000年代ねんだい

第だい52回かい テイエムオーシャン

阪神はんしんジュベナイルフィリーズ
2000年代ねんだい

第だい53回かい タムロチェリー / 第だい54回かい ピースオブワールド / 第だい55回かい ヤマニンシュクル / 第だい56回かい ショウナンパントル / 第だい57回かい テイエムプリキュア / 第だい58回かい ウオッカ / 第だい59回かい トールポピー / 第だい60回かい ブエナビスタ / 第だい61回かい アパパネ

2010年代ねんだい

第だい62回かい レーヴディソール / 第だい63回かい ジョワドヴィーヴル / 第だい64回かい ローブティサージュ / 第だい65回かい レッドリヴェール / 第だい66回かい ショウナンアデラ / 第だい67回かい メジャーエンブレム / 第だい68回かい ソウルスターリング / 第だい69回かい ラッキーライラック / 第だい70回かい ダノンファンタジー / 第だい71回かい レシステンシア

2020年代ねんだい

第だい72回かい ソダシ / 第だい73回かい サークルオブライフ / 第だい74回かい リバティアイランド / 第だい75回かい アスコリピチェーノ

  • 1 「京都きょうと3歳さいステークス」の競走きょうそう名めいで施行しこう
1930年代ねんだい

第だい1回かい ソールレデイ

1940年代ねんだい

第だい2回かい タイレイ / 第だい3回かい ブランドソール / 第だい4回かい バンナーゴール / 第だい5回かい ミスセフト / 第だい6回かい ヤマイワイ / 第だい7回かい ブラウニー / 第だい8回かい ハマカゼ / 第だい9回かい ヤシマドオター

1950年代ねんだい

第だい10回かい トサミツル / 第だい11回かい ツキカワ / 第だい12回かい スウヰイスー / 第だい13回かい カンセイ / 第だい14回かい ヤマイチ / 第だい15回かい ヤシマベル / 第だい16回かい ミスリラ / 第だい17回かい ミスオンワード / 第だい18回かい ホウシユウクイン / 第だい19回かい キヨタケ

1960年代ねんだい

第だい20回かい トキノキロク / 第だい21回かい スギヒメ / 第だい22回かい ケンホウ / 第だい23回かい ミスマサコ / 第だい24回かい カネケヤキ / 第だい25回かい ハツユキ / 第だい26回かい ワカクモ / 第だい27回かい シーエース / 第だい28回かい コウユウ / 第だい29回かい ヒデコトブキ

1970年代ねんだい

第だい30回かい タマミ / 第だい31回かい ナスノカオリ / 第だい32回かい アチーブスター / 第だい33回かい ニットウチドリ / 第だい34回かい タカエノカオリ / 第だい35回かい テスコガビー / 第だい36回かい テイタニヤ / 第だい37回かい インターグロリア / 第だい38回かい オヤマテスコ / 第だい39回かい ホースメンテスコ

1980年代ねんだい

第だい40回かい ハギノトップレディ / 第だい41回かい ブロケード / 第だい42回かい リーゼングロス / 第だい43回かい シャダイソフィア / 第だい44回かい ダイアナソロン / 第だい45回かい エルプス / 第だい46回かい メジロラモーヌ / 第だい47回かい マックスビューティ / 第だい48回かい アラホウトク / 第だい49回かい シャダイカグラ

1990年代ねんだい

第だい50回かい アグネスフローラ / 第だい51回かい シスタートウショウ / 第だい52回かい ニシノフラワー / 第だい53回かい ベガ / 第だい54回かい オグリローマン / 第だい55回かい ワンダーパヒューム / 第だい56回かい ファイトガリバー / 第だい57回かい キョウエイマーチ / 第だい58回かい ファレノプシス / 第だい59回かい プリモディーネ

2000年代ねんだい

第だい60回かい チアズグレイス / 第だい61回かい テイエムオーシャン / 第だい62回かい アローキャリー / 第だい63回かい スティルインラブ / 第だい64回かい ダンスインザムード / 第だい65回かい ラインクラフト / 第だい66回かい キストゥヘヴン / 第だい67回かい ダイワスカーレット / 第だい68回かい レジネッタ / 第だい69回かい ブエナビスタ

2010年代ねんだい

第だい70回かい アパパネ / 第だい71回かい マルセリーナ / 第だい72回かい ジェンティルドンナ / 第だい73回かい アユサン / 第だい74回かい ハープスター / 第だい75回かい レッツゴードンキ / 第だい76回かい ジュエラー / 第だい77回かい レーヌミノル / 第だい78回かい アーモンドアイ / 第だい79回かい グランアレグリア

2020年代ねんだい

第だい80回かい デアリングタクト / 第だい81回かい ソダシ / 第だい82回かい スターズオンアース / 第だい83回かい リバティアイランド / 第だい84回かい ステレンボッシュ

1930年代ねんだい

第だい1回かい アステリモア / 第だい2回かい ホシホマレ

1940年代ねんだい

第だい3回かい ルーネラ / 第だい4回かい テツバンザイ / 第だい5回かい ロツクステーツ / 第だい6回かい クリフジ / 第だい7回かい ミツマサ / 第だい8回かい トキツカゼ / 第だい9回かい ヤシマヒメ / 第だい10回かい キングナイト

1950年代ねんだい

第だい11回かい コマミノル / 第だい12回かい キヨフジ / 第だい13回かい スウヰイスー / 第だい14回かい ジツホマレ / 第だい15回かい ヤマイチ / 第だい16回かい ヒロイチ / 第だい17回かい フエアマンナ / 第だい18回かい ミスオンワード / 第だい19回かい ミスマルサ / 第だい20回かい オーカン

1960年代ねんだい

第だい21回かい スターロツチ / 第だい22回かい チトセホープ / 第だい23回かい オーハヤブサ / 第だい24回かい アイテイオー / 第だい25回かい カネケヤキ / 第だい26回かい ベロナ / 第だい27回かい ヒロヨシ / 第だい28回かい ヤマピット / 第だい29回かい ルピナス / 第だい30回かい シャダイターキン

1970年代ねんだい

第だい31回かい ジュピック / 第だい32回かい カネヒムロ / 第だい33回かい タケフブキ / 第だい34回かい ナスノチグサ / 第だい35回かい トウコウエルザ / 第だい36回かい テスコガビー / 第だい37回かい テイタニヤ / 第だい38回かい リニアクイン / 第だい39回かい ファイブホープ / 第だい40回かい アグネスレディー

1980年代ねんだい

第だい41回かい ケイキロク / 第だい42回かい テンモン / 第だい43回かい シャダイアイバー / 第だい44回かい ダイナカール / 第だい45回かい トウカイローマン / 第だい46回かい ノアノハコブネ / 第だい47回かい メジロラモーヌ / 第だい48回かい マックスビューティ / 第だい49回かい コスモドリーム / 第だい50回かい ライトカラー

1990年代ねんだい

第だい51回かい エイシンサニー / 第だい52回かい イソノルーブル / 第だい53回かい アドラーブル / 第だい54回かい ベガ / 第だい55回かい チョウカイキャロル / 第だい56回かい ダンスパートナー / 第だい57回かい エアグルーヴ / 第だい58回かい メジロドーベル / 第だい59回かい エリモエクセル / 第だい60回かい ウメノファイバー

2000年代ねんだい

第だい61回かい シルクプリマドンナ / 第だい62回かい レディパステル / 第だい63回かい スマイルトゥモロー / 第だい64回かい スティルインラブ / 第だい65回かい ダイワエルシエーロ / 第だい66回かい シーザリオ / 第だい67回かい カワカミプリンセス / 第だい68回かい ローブデコルテ / 第だい69回かい トールポピー / 第だい70回かい ブエナビスタ

2010年代ねんだい

第だい71回かい アパパネ・サンテミリオン（同着どうちゃく） / 第だい72回かい エリンコート / 第だい73回かい ジェンティルドンナ / 第だい74回かい メイショウマンボ / 第だい75回かい ヌーヴォレコルト / 第だい76回かい ミッキークイーン / 第だい77回かい シンハライト / 第だい78回かい ソウルスターリング / 第だい79回かい アーモンドアイ / 第だい80回かい ラヴズオンリーユー

2020年代ねんだい
   

国際こくさいG1昇格しょうかく前まえ：
第だい01回かい（2006年ねん） 日本の旗 ダンスインザムード
第だい02回かい（2007年ねん） 日本の旗 コイウタ
第だい03回かい（2008年ねん） 日本の旗 エイジアンウインズ

国際こくさいG1昇格しょうかく後ご：
第だい04回かい（2009年ねん） 日本の旗 ウオッカ
第だい05回かい（2010年ねん） 日本の旗 ブエナビスタ

第だい06回かい（2011年ねん） 日本の旗 アパパネ
第だい07回かい（2012年ねん） 日本の旗 ホエールキャプチャ
第だい08回かい（2013年ねん） 日本の旗 ヴィルシーナ
第だい09回かい（2014年ねん） 日本の旗 ヴィルシーナ
第だい10回かい（2015年ねん） 日本の旗 ストレイトガール
第だい11回かい（2016年ねん） 日本の旗 ストレイトガール
第だい12回かい（2017年ねん） 日本の旗 アドマイヤリード
第だい13回かい（2018年ねん） 日本の旗 ジュールポレール

第だい14回かい（2019年ねん） 日本の旗 ノームコア
第だい15回かい（2020年ねん） 日本の旗 アーモンドアイ
第だい16回かい（2021年ねん） 日本の旗 グランアレグリア
第だい17回かい（2022年ねん） 日本の旗 ソダシ
第だい18回かい（2023年ねん） 日本の旗 ソングライン
第だい19回かい（2024年ねん） 日本の旗 テンハッピーローズ

   

国際こくさい競走きょうそう指定してい前まえ：
第だい001回かい（1937年ねん） ハツピーマイト
第だい003回かい（1938年ねん） ヒサトモ
第だい005回かい（1939年ねん） テツモン
第だい007回かい（1940年ねん） ロツキーモアー
第だい009回かい（1941年ねん） エステイツ
第だい011回かい（1942年ねん） ニパトア
第だい013回かい（1943年ねん） クリヒカリ
第だい016回かい（1947年ねん） トヨウメ
第だい018回かい（1948年ねん） カツフジ
第だい020回かい（1949年ねん） ニユーフオード
第だい022回かい（1950年ねん） ヤシマドオター
第だい024回かい（1951年ねん） ハタカゼ
第だい026回かい（1952年ねん） トラツクオー
第だい028回かい（1953年ねん） クインナルビー
第だい030回かい（1954年ねん） オパールオーキツト
第だい032回かい（1955年ねん） ダイナナホウシユウ
第だい034回かい（1956年ねん） ミツドフアーム
第だい036回かい（1957年ねん） ハクチカラ
第だい038回かい（1958年ねん） セルローズ
第だい040回かい（1959年ねん） ガーネツト
第だい042回かい（1960年ねん） オーテモン
第だい044回かい（1961年ねん） タカマガハラ
第だい046回かい（1962年ねん） クリヒデ
第だい048回かい（1963年ねん） リユウフオーレル
第だい050回かい（1964年ねん） ヤマトキヨウダイ
第だい052回かい（1965年ねん） シンザン
第だい054回かい（1966年ねん） コレヒデ
第だい056回かい（1967年ねん） カブトシロー

第だい058回かい（1968年ねん） ニットエイト
第だい060回かい（1969年ねん） メジロタイヨウ
第だい062回かい（1970年ねん） メジロアサマ
第だい064回かい（1971年ねん） トウメイ
第だい066回かい（1972年ねん） ヤマニンウエーブ
第だい068回かい（1973年ねん） タニノチカラ
第だい070回かい（1974年ねん） カミノテシオ
第だい072回かい（1975年ねん） フジノパーシア
第だい074回かい（1976年ねん） アイフル
第だい076回かい（1977年ねん） ホクトボーイ
第だい078回かい（1978年ねん） テンメイ
第だい080回かい（1979年ねん） スリージャイアンツ
第だい082回かい（1980年ねん） プリテイキャスト
第だい084回かい（1981年ねん） ホウヨウボーイ
第だい086回かい（1982年ねん） メジロティターン
第だい088回かい（1983年ねん） キョウエイプロミス
第だい090回かい（1984年ねん） ミスターシービー
第だい092回かい（1985年ねん） ギャロップダイナ
第だい094回かい（1986年ねん） サクラユタカオー
第だい096回かい（1987年ねん） ニッポーテイオー
第だい098回かい（1988年ねん） タマモクロス
第だい100回かい（1989年ねん） スーパークリーク
第だい102回かい（1990年ねん） ヤエノムテキ
第だい104回かい（1991年ねん） プレクラスニー
第だい106回かい（1992年ねん） レッツゴーターキン
第だい108回かい（1993年ねん） ヤマニンゼファー
第だい110回かい（1994年ねん） ネーハイシーザー
第だい112回かい（1995年ねん） サクラチトセオー
第だい114回かい（1996年ねん） バブルガムフェロー

第だい116回かい（1997年ねん） エアグルーヴ
第だい118回かい（1998年ねん） オフサイドトラップ
第だい120回かい（1999年ねん） スペシャルウィーク
第だい122回かい（2000年ねん） テイエムオペラオー
第だい124回かい（2001年ねん） アグネスデジタル
第だい126回かい（2002年ねん） シンボリクリスエス
第だい128回かい（2003年ねん） シンボリクリスエス
第だい130回かい（2004年ねん） ゼンノロブロイ

国際こくさい競走きょうそう指定してい後ご：
第だい132回かい（2005年ねん） 日本の旗 ヘヴンリーロマンス
第だい134回かい（2006年ねん） 日本の旗 ダイワメジャー
第だい136回かい（2007年ねん） 日本の旗 メイショウサムソン
第だい138回かい（2008年ねん） 日本の旗 ウオッカ
第だい140回かい（2009年ねん） 日本の旗 カンパニー
第だい142回かい（2010年ねん） 日本の旗 ブエナビスタ
第だい144回かい（2011年ねん） 日本の旗 トーセンジョーダン
第だい146回かい（2012年ねん） 日本の旗 エイシンフラッシュ
第だい148回かい（2013年ねん） 日本の旗 ジャスタウェイ
第だい150回かい（2014年ねん） 日本の旗 スピルバーグ
第だい152回かい（2015年ねん） 日本の旗 ラブリーデイ
第だい154回かい（2016年ねん） 日本の旗 モーリス
第だい156回かい（2017年ねん） 日本の旗 キタサンブラック
第だい158回かい（2018年ねん） 日本の旗 レイデオロ
第だい160回かい（2019年ねん） 日本の旗 アーモンドアイ
第だい162回かい（2020年ねん） 日本の旗 アーモンドアイ
第だい164回かい（2021年ねん） 日本の旗 エフフォーリア
第だい166回かい（2022年ねん） 日本の旗 イクイノックス
第だい168回かい（2023年ねん） 日本の旗 イクイノックス

日本の旗 ジャパンカップ勝かち馬ば
   

国際こくさい競走きょうそう指定してい後ご：
第だい01回かい（1981年ねん） アメリカ合衆国の旗 メアジードーツ
第だい02回かい（1982年ねん） アメリカ合衆国の旗 ハーフアイスト
第だい03回かい（1983年ねん） アイルランドの旗 スタネーラ
第だい04回かい（1984年ねん） 日本の旗 カツラギエース
第だい05回かい（1985年ねん） 日本の旗 シンボリルドルフ
第だい06回かい（1986年ねん） イギリスの旗 ジュピターアイランド
第だい07回かい（1987年ねん） フランスの旗 ルグロリュー
第だい08回かい（1988年ねん） アメリカ合衆国の旗 ペイザバトラー
第だい09回かい（1989年ねん） ニュージーランドの旗 ホーリックス
第だい10回かい（1990年ねん） オーストラリアの旗 ベタールースンアップ
第だい11回かい（1991年ねん） アメリカ合衆国の旗 ゴールデンフェザント

国際こくさいG1昇格しょうかく後ご：
第だい12回かい（1992年ねん） 日本の旗 トウカイテイオー
第だい13回かい（1993年ねん） 日本の旗 レガシーワールド

第だい14回かい（1994年ねん） 日本の旗 マーベラスクラウン
第だい15回かい（1995年ねん） ドイツの旗 ランド
第だい16回かい（1996年ねん） イギリスの旗 シングスピール
第だい17回かい（1997年ねん） イギリスの旗 ピルサドスキー
第だい18回かい（1998年ねん） 日本の旗 エルコンドルパサー
第だい19回かい（1999年ねん） 日本の旗 スペシャルウィーク
第だい20回かい（2000年ねん） 日本の旗 テイエムオペラオー
第だい21回かい（2001年ねん） 日本の旗 ジャングルポケット
第だい22回かい（2002年ねん） イタリアの旗 ファルブラヴ
第だい23回かい（2003年ねん） 日本の旗 タップダンスシチー
第だい24回かい（2004年ねん） 日本の旗 ゼンノロブロイ
第だい25回かい（2005年ねん） イギリスの旗 アルカセット
第だい26回かい（2006年ねん） 日本の旗 ディープインパクト
第だい27回かい（2007年ねん） 日本の旗 アドマイヤムーン
第だい28回かい（2008年ねん） 日本の旗 スクリーンヒーロー
第だい29回かい（2009年ねん） 日本の旗 ウオッカ

第だい30回かい（2010年ねん） 日本の旗 ローズキングダム
第だい31回かい（2011年ねん） 日本の旗 ブエナビスタ
第だい32回かい（2012年ねん） 日本の旗 ジェンティルドンナ
第だい33回かい（2013年ねん） 日本の旗 ジェンティルドンナ
第だい34回かい（2014年ねん） 日本の旗 エピファネイア
第だい35回かい（2015年ねん） 日本の旗 ショウナンパンドラ
第だい36回かい（2016年ねん） 日本の旗 キタサンブラック
第だい37回かい（2017年ねん） 日本の旗 シュヴァルグラン
第だい38回かい（2018年ねん） 日本の旗 アーモンドアイ
第だい39回かい（2019年ねん） 日本の旗 スワーヴリチャード
第だい40回かい（2020年ねん） 日本の旗 アーモンドアイ
第だい41回かい（2021年ねん） 日本の旗 コントレイル
第だい42回かい（2022年ねん） 日本の旗 ヴェラアズール
第だい43回かい（2023年ねん） 日本の旗 イクイノックス

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