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安楽あんらく死し

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、人間にんげんに対たいする安楽あんらく死しについて説明せつめいしています。動物どうぶつの安楽あんらく死しについては「殺ころせ処分しょぶん」をご覧らんください。
世界せかいの安楽あんらく死しの現状げんじょう:（医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょは除のぞく）
  本人ほんにんが希望きぼうし、医師いしが関与かんよした積極せっきょく的てき安楽あんらく死しが合法ごうほう
  消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しが合法ごうほう
  安楽あんらく死しが一律いちりつ違法いほう
  不明ふめい
医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょの現状げんじょう:
  合法ごうほう
  憲法けんぽう裁判所さいばんしょによって合法ごうほう（または犯罪はんざいではない）と判断はんだんされているが、法制ほうせい化かされていない
  非合法ひごうほう

安楽あんらく死し（あんらくし、英語えいご: euthanasia）とは、人ひとまたは動物どうぶつに苦痛くつうを与あたえずに死しに至いたらせることである。一般いっぱん的てきに、終末しゅうまつ期き患者かんじゃに対たいする医療いりょう上うえの処遇しょぐうを意味いみして表現ひょうげんされる。

安楽あんらく死しに至いたる方法ほうほうとして、医師いしの助たすけを借かりて死しに至いたる積極せっきょく的てき安楽あんらく死し（せっきょくてきあんらくし、英語えいご: positive euthanasia, active euthanasia）と、治療ちりょうを行おこなわないことによって死しに至いたる消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し（しょうきょくてきあんらくし、英語えいご: negative euthanasia, passive euthanasia）の2種類しゅるいがある。

また、安楽あんらく死しの別べつ表現ひょうげんとして、尊厳そんげん死し（そんげんし、英語えいご: dignified death, death with dignity）という言葉ことばがある。これは、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しと消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しの両方りょうほうを表現ひょうげんする場合ばあいと、安楽あんらく死しを本人ほんにんの事前じぜんの希望きぼうに限定げんていして尊厳そんげん死しと表現ひょうげんする場合ばあいがあるが、世界せかい保健ほけん機関きかん、世界せかい医師いし会かい、国際こくさい連合れんごう人権じんけん理事りじ会かい、国家こっかの法律ほうりつ、医療いりょう行政ぎょうせい機関きかん、医師いし会かいなどの公共こうきょう機関きかんによる、明確めいかくまたは統一とういつ的てきな定義ていぎは確認かくにんされておらず、尊厳そんげん死しと安楽あんらく死しの区別くべつは、国くにによって判断はんだんが様々さまざまである。

耐たえがたい苦くるしみに襲おそわれている患者かんじゃや、助たすかる見込みこみのない末期まっき患者かんじゃ本人ほんにんが尊厳そんげんある死しを希望きぼうした際さいに、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しも合法ごうほう化かしている国くにには、1940年代ねんだいに法律ほうりつを整備せいびした先駆せんく的てきな国くにであるスイス、2000年代ねんだいにかけてはアメリカのいくつかの州しゅう、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、2010年代ねんだいにはコロンビア、カナダ、オーストラリア、2020年代ねんだいにはスペイン、ニュージーランド、オーストリア、ポルトガルがある[1]。

積極せっきょく的てき安楽あんらく死し（処方しょほうによる安楽あんらく死し）・合法ごうほう化か国こく[編集へんしゅう]

積極せっきょく的てき安楽あんらく死し（せっきょくてきあんらくし、英語えいご: positive euthanasia, active euthanasia）とは、致死ちし性せいの薬物やくぶつの服用ふくようまたは投与とうよにより、死しに至いたらせる行為こういである。医療いりょう上じょうの積極せっきょく的てき安楽あんらく死しの場合ばあいは、耐たえがたい苦くるしみに襲おそわれている患者かんじゃや、助たすかる見込みこみのない末期まっき患者かんじゃの自発じはつ的てき意思いしに基もとづき、医師いしが致死ちし性せいの薬物やくぶつを注射ちゅうしゃする。または医師いしが処方しょほうした致死ちし薬やくを患者かんじゃが自身じしんの意思いしで服用ふくようする医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょ（Physician-Assisted Suicide／ PAS）を指さす。医師いしの助たすけを得えつつ、致死ちし薬やく等とうで死しを選えらぶ安楽あんらく死しが積極せっきょく的てき安楽あんらく死しと呼よばれる[2]。国くにによっては、医師いしによる自殺じさつ幇助ほうじょと安楽あんらく死しは明確めいかくに区別くべつされる。欧州おうしゅうでは、本人ほんにんが望のぞんだ場合ばあいにベルギー、オランダ、ルクセンブルク、スペイン、ポルトガルが安楽あんらく死しを合法ごうほう化かしている。キリスト教きょう国こくで自殺じさつを罪つみとしているコロンビアでも1997年ねんに南米なんべい初はつの尊厳そんげん死し、末期まっき疾患しっかん本人ほんにんの意思いしによる自殺じさつほう助じょを非ひ犯罪はんざい化かした。さらに2021年ねん7月がつには高等こうとう裁判所さいばんしょが「尊厳そんげんある死しの権利けんり」を末期まっき疾患しっかんの患者かんじゃ以外いがいにも適用てきようを拡大かくだいすることを認みとめた。コロンビアは国民こくみんのほとんどがカトリック教徒きょうとで、教会きょうかいは安楽あんらく死しにも自殺じさつほう助じょにも断固だんこ反対はんたいしているが、 南米なんべい初はつであった[3]。

安楽あんらく死しと国内こくない主流しゅりゅう宗教しゅうきょうとの関係かんけい[編集へんしゅう]

安楽あんらく死し・尊厳そんげん死しの問題もんだいは生命せいめい倫理りんりや死生しせい観かんと密接みっせつに関連かんれんするため、その国くにで主流しゅりゅうの宗教しゅうきょうによる影響えいきょうがある。

キリスト教きりすときょう[編集へんしゅう]

キリスト教きりすときょうにおいては意見いけんが分わかれており、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しを法的ほうてきに認みとめている国くにはプロテスタントの影響えいきょうが強つよい国くにが多おおく、逆ぎゃくにカトリック積極せっきょく的てき安楽あんらく死しに強つよく反対はんたいしている。そのため、スイス、オランダなどプロテスタント国こくが一定いってい条件下じょうけんかで安楽あんらく死し合法ごうほう化かしている中なかで、フランスのように法制ほうせい化かを求もとめる意見いけんが多おおくとも、国内こくないカトリック教会きょうかいからの圧力あつりょくで実現じつげんしていない国くにもある[4][5]。2024年ねん3月がつには同国どうこく紙しリベラシオンのインタビューにて、マクロン大統領だいとうりょうが末期まっきがんなどで余命よめい診断しんだん成人せいじんに限かぎって安楽あんらく死しや自殺じさつほう助じょを法律ほうりつで認みとめることを支持しじすると初はつ表明ひょうめいした。同どう国内こくないでは自殺じさつ幇助ほうじょの合法ごうほう化かの是非ぜひについて、2023年ねん時点じてんで76％が賛成さんせいであった[5]。

カトリックの合法ごうほう化か国こく[編集へんしゅう]

カトリック国こくとして、スペインやコロンビアが耐たえがたい苦くるしみに襲おそわれている患者かんじゃや助たすかる見込みこみのない末期まっき患者かんじゃにも積極せっきょく的てき安楽あんらく死しを合法ごうほう化かしている[3][1]。カトリック総本山そうほんざんのイタリアでも、「希望きぼう者しゃへ安楽あんらく死しを認みとめないこと」は憲法けんぽう違反いはんとされ、2022年ねん6月がつに同国どうこく初はつの安楽あんらく死しが行おこなわれた[6]。

イスラム教いすらむきょう[編集へんしゅう]

イスラムではカトリック同様どうように自殺じさつを固かたく禁きんじている教義きょうぎであり、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しは殺人さつじんとされている。

ただしカトリックやイスラームにおいても、死期しきが迫せまる患者かんじゃに対たいして苦痛くつうを伴ともなう延命えんめい治療ちりょうを中止ちゅうしするという消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しには必かならずしも反対はんたいしていない[7]。

ユダヤ教きょう[編集へんしゅう]

ユダヤ教きょうにおいて積極せっきょく的てき安楽あんらく死しは違法いほうとされているが、法的ほうてき、倫理りんり的てき、神学しんがく的てき、精神せいしん的てきな観点かんてんから明確めいかくな合意ごういが得えられず、その可否かひについて議論ぎろんされている[8]。

日本にっぽん[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは他人たにんによる積極せっきょく的てき安楽あんらく死しは法律ほうりつで明確めいかくに容認ようにんされていないので、本人ほんにんの意思いしによる積極せっきょく的てき安楽あんらく死しに加担かたんした（未遂みすいも含ふくむ）場合ばあいさえも刑法けいほう上うえ嘱託しょくたく殺人さつじん罪ざい等ひとしの対象たいしょうとなる。ただし、名古屋なごや安楽あんらく死し事件じけんや、東海大学とうかいだいがく病院びょういん安楽あんらく死し事件じけんの判例はんれいでは、下記かきの厳格げんかくな条件じょうけんを全すべて満みたす場合ばあいには違法いほう性せいは無ないために阻却される（刑事けいじ責任せきにんの対象たいしょうにならず有罪ゆうざいにならない）と述のべている。

一般いっぱん的てきに他人たにん（一般いっぱん的てきには医師いし）が行おこなう場合ばあいは下記かきの4条件じょうけんを全すべて満みたす場合ばあいに容認ようにんされる（違法いほう性せいを阻却され刑事けいじ責任せきにんの対象たいしょうにならない）。

  • 患者かんじゃ本人ほんにんの明確めいかくな意思いし表示ひょうじがある（意思いし表示ひょうじ能力のうりょくを喪失そうしつする以前いぜんの自筆じひつ署名しょめい文書ぶんしょによる事前じぜん意思いし表示ひょうじも含ふくむ）。
  • 死しに至いたる回復かいふく不可能ふかのうな病気びょうき・障害しょうがいの終末しゅうまつ期きで死しが目前もくぜんに迫せまっている。
  • 心身しんしんに耐たえがたい重大じゅうだいな苦痛くつうがある。
  • 死しを回避かいひする手段しゅだんも、苦痛くつうを緩和かんわする方法ほうほうも存在そんざいしない。

名古屋なごや安楽あんらく死し事件じけんの判例はんれい[編集へんしゅう]

「名古屋なごや安楽あんらく死し事件じけん」も参照さんしょう

1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）の名古屋なごや高等こうとう裁判所さいばんしょの判例はんれいでは、以下いかの6つの条件じょうけん（違法いほう性せい阻却条件じょうけん）を満みたさない場合ばあいは、違法いほう行為こういとなると認定にんていしている。

  1. 回復かいふくの見込みこみがない病気びょうきの終末しゅうまつ期きで死期しきの直前ちょくぜんである。
  2. 患者かんじゃの心身しんしんに著いちじるしい苦痛くつう・耐たえがたい苦痛くつうがある。
  3. 患者かんじゃの心身しんしんの苦痛くつうからの解放かいほうが目的もくてきである。
  4. 患者かんじゃの意識いしきが明瞭めいりょう・意思いし表示ひょうじ能力のうりょくがあり、自発じはつ的てき意思いしで安楽あんらく死しを要求ようきゅうしている。
  5. 医師いしが行おこなう。
  6. 倫理りんり的てきにも妥当だとうな方法ほうほうである。

本件ほんけんにおいては、（５）（６）が欠かけているため、被告人ひこくにんは刑法けいほう 202 条じょうにより嘱託しょくたく殺人さつじんだとされ、懲役ちょうえき 1 年ねん執行しっこう猶予ゆうよ 3 年ねんの判決はんけつが下くだされた[9]。

東海大学とうかいだいがく病院びょういん安楽あんらく死し事件じけんの判例はんれい[編集へんしゅう]

「東海大学とうかいだいがく安楽あんらく死し事件じけん」も参照さんしょう

1995年ねん（平成へいせい7年ねん）の横浜よこはま地方裁判所ちほうさいばんしょの判例はんれいでは、下記かきの4つの条件じょうけん（違法いほう性せい阻却条件じょうけん）を満みたさない場合ばあいは、違法いほう行為こういとなると認定にんていしている。

  1. 患者かんじゃが耐たえがたい激はげしい肉体にくたい的てき苦痛くつうに苦くるしんでいる。
  2. 患者かんじゃの病気びょうきは回復かいふくの見込みこみがなく、死期しきの直前ちょくぜんである。
  3. 患者かんじゃの肉体にくたい的てき苦痛くつうを除去じょきょ・緩和かんわするために可能かのうなあらゆる方法ほうほうで取とり組くみ、その他たの代替だいたい手段しゅだんがない。
  4. 患者かんじゃが自発じはつ的てき意思いし表示ひょうじにより、寿命じゅみょうの短縮たんしゅく、今いますぐの死しを要求ようきゅうしている。

本件ほんけんにおいて被告人ひこくにんは、刑法けいほう 199 条じょうにより殺人さつじん罪ざいとされ、懲役ちょうえき 2 年ねん執行しっこう猶予ゆうよ 2 年ねんの有罪ゆうざい判決はんけつが下くだされた。

動物どうぶつに対たいする安楽あんらく死し[編集へんしゅう]

動物どうぶつ一般いっぱんの安楽あんらく死しについては「殺ころせ処分しょぶん」を、競走きょうそう馬ばについては「予よ後ご不良ふりょう_(競馬けいば)」を参照さんしょう

本人ほんにんが希望きぼうした際さいに積極せっきょく的てき安楽あんらく死しを法律ほうりつで容認ようにんしている国くに・地域ちいきの一覧いちらん[編集へんしゅう]

  • スイスの旗 スイス- 1942年ねん[10]
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
  • コロンビアの旗 コロンビア - 1997年ねんに自殺じさつほう助じょを非ひ犯罪はんざい化か。しかし、コロンビアは国民こくみんのほとんどがカトリック教徒きょうとで、カトリック教会きょうかいは安楽あんらく死しにも自殺じさつほう助じょにも断固だんこ反対はんたいしていた。正式せいしきに立法りっぽう化かされたのは2014年ねんである。さらに2021年ねん7月がつに高等こうとう裁判所さいばんしょが「尊厳そんげんある死しの権利けんり」を末期まっき疾患しっかんの患者かんじゃ以外いがいにも適用てきようを拡大かくだいすることを認みとめた[3]。
  • オランダの旗 オランダ - 2001年ねん「安楽あんらく死し法ほう」可決かけつ。
  • ベルギーの旗 ベルギー - 2002年ねん「安楽あんらく死し法ほう」可決かけつ。
  • ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク - 2008年ねん「安楽あんらく死し法ほう」可決かけつ。
  • カナダの旗 カナダ - 2016年ねん[12]。初はじめのうちは安楽あんらく死しがされたのは重大じゅうだいな病やまいを抱かかえる終末しゅうまつ期きの人物じんぶつに限かぎられていたが非ひ終末しゅうまつ期きの人物じんぶつにも議会ぎかいで拡大かくだいを認みとめる改正かいせいがされ、精神せいしん疾患しっかんを抱かかえる人物じんぶつも安楽あんらく死しが許容きょようされた。プレジデントオンラインで児玉こだま真美まみが報ほうじたところによれば、カナダでは社会しゃかい保障ほしょうの申請しんせいをするよりも安楽あんらく死しの申請しんせいをする方ほうが、より申請しんせいが簡単かんたんで認可にんかされやすく、社会しゃかい保障ほしょうを断ことわられた人物じんぶつが生活苦せいかつくから安楽あんらく死しを選択せんたくせざるを得えなくなっているという[13]。
  • オーストラリアの旗 オーストラリア - 2022年ねん5月がつまでに全ぜん州しゅうで可決かけつ[14]。
  • イタリアの旗 イタリア - 2019年ねんの憲法けんぽう裁判所さいばんしょの最高さいこう判決はんけつ。2地域ちいきの保健ほけん当局とうきょくによる承認しょうにんが必要ひつようで、初はつのケースは2021年ねん11月に許可きょかを獲得かくとくした12年ねん前まえに交通こうつう事故じこに遭あい、生前せいぜん「生いきるために最善さいぜんを尽つくしたが、精神せいしん的てきにも身体しんたい的てきにも限界げんかいだ」と話はなしていた身体しんたい麻痺まひを抱かかえた44歳さいの男性だんせいである。2022年ねん6月がつ16日にち、特別とくべつな機械きかいを使つかって自分じぶんで薬品やくひんを投与とうよした後のち、家族かぞくが見守みまもる中なかで安楽あんらく死しした[6]。　
  • ドイツの旗 ドイツ - 2020年ねんに憲法けんぽう裁判所さいばんしょは、ビジネスとしての自殺じさつ幇助ほうじょを禁止きんしする法律ほうりつを違憲いけんと判断はんだんし、死しの自己じこ決定けってい権けんを認みとめた[17]。これを受うけ2021年ねんには350人にんが幇助ほうじょ自じ死しを遂とげたと報ほうじられている[18][19]。同年どうねん、ドイツ医師いし会かいは、職業しょくぎょう規範きはんから自殺じさつ幇助ほうじょの禁止きんしを削除さくじょすることを決定けっていした[18]。
  • スペインの旗 スペイン - 2021年ねん6月がつ[20]。自殺じさつをタブーとしているカトリック教かとりっくきょう国こくであるものの、過半数かはんすうが賛成さんせいした[14]。
  • ニュージーランドの旗 ニュージーランド - 2021年ねん11月に安楽あんらく死しを合法ごうほう化かする法律ほうりつが施行しこう予定よてい[21]。
  • オーストリアの旗 オーストリア - 2022年ねん1月がつに自殺じさつ幇助ほうじょが合法ごうほう化か。
  • ポルトガルの旗 ポルトガル - 2023年ねん5月がつに合法ごうほう化か法案ほうあんが可決かけつ。

日本にっぽんでは、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しを法律ほうりつで容認ようにんするかについて議論ぎろんされているが、法律ほうりつで明示めいじ的てきに容認ようにんしていない。

オーストラリア[編集へんしゅう]

オーストラリアでは北部ほくぶ準じゅん州しゅうで積極せっきょく的てき安楽あんらく死しと自殺じさつ幇助ほうじょが1996年ねん7月がつから合法ごうほう化かされ、4人にんが安楽あんらく死ししたが、連邦れんぽう政府せいふは9ヶ月かげつ後ごに法律ほうりつを無効むこう化かした[22]。20年ねん後ごの2017年ねん11月にオーストラリア南東なんとう部ぶのビクトリア州しゅう上院じょういんで安楽あんらく死しの合法ごうほう化か法案ほうあんが可決かけつされ、2019年ねん6月がつから施行しこうされた[16][15]。この法律ほうりつでは安楽あんらく死しが認みとめられるのは18歳さい以上いじょうで、余命よめい6か月げつ以内いないの場合ばあいに限かぎられる[15]。

安楽あんらく死し推進すいしん団体だんたいに所属しょぞくし、2018年ねんに104歳さいで安楽あんらく死ししたオーストラリアの環境かんきょう学がく・植物しょくぶつ学者がくしゃデイビット・グッドールは、積極せっきょく的てき安楽あんらく死しを「ふさわしい時ときに死しを選えらぶ自由じゆう」と定義ていぎしている[23][24]。グッドールは重おもい病やまいを罹患りかんしていなかったが、老化ろうかで体からだが不自由ふじゆうになるなど生活せいかつの質しつが低下ていかしていたと述のべ、スイスのバーゼルでの安楽あんらく死し前日ぜんじつの会見かいけんで「スイスの品位ひんいある死しを選えらべる制度せいど」に感謝かんしゃを示しめし、「全すべての国くにはスイスに遅おくれを取とっていて、自国じこくのオーストラリアでは老化ろうかによる生活せいかつの質しつの低下ていかを理由りゆうに安楽あんらく死しを合法ごうほう化かしていないのは残念ざんねんだ」と語かたった[23][24]。

2022年ねん5月がつまでにオーストラリアの全すべての州しゅうで安楽あんらく死し法ほうが可決かけつされた[14]。ただしその他たの地域ちいき（首都しゅと特別とくべつ地域ちいき、北部ほくぶ準じゅん州しゅう）では合法ごうほう化かされていない。

消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し（延命えんめい停止ていし）・一部いちぶ含ふくむ合法ごうほう化か国こく[編集へんしゅう]

消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し（しょうきょくてきあんらくし、英語えいご: negative euthanasia , passive euthanasia）とは、予防よぼう・救命きゅうめい・回復かいふく・維持いじのための治療ちりょうを開始かいししない、または開始かいししても後のちに中止ちゅうしすることによって、人ひとや動物どうぶつの延命えんめいを止とめる行為こういである。延命えんめい治療ちりょうが苦くるしみを招まねき、患者かんじゃが最期さいごのときまで、自分じぶんらしく尊厳そんげんをもって生いきるために、本人ほんにん意思いし（自己じこ決定けってい）を尊重そんちょうし、「延命えんめい治療ちりょうをやめて病状びょうじょうを自然しぜんの状態じょうたいに戻もどす」ことを指さす[3][25]。①自発じはつ的てき安楽あんらく死し、　②非ひ自発じはつ的てき安楽あんらく死し　③反はん自発じはつ的てき安楽あんらく死しの3種類しゅるいがある[25]。

医療いりょう上じょうの消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しの場合ばあいは、病気びょうき・障害しょうがいを予防よぼうする方法ほうほう、発症はっしょうした病気びょうき・障害しょうがいから救命きゅうめい・回復かいふくする方法ほうほう、生命せいめいを維持いじする方法ほうほう、心身しんしんの機能きのうを維持いじする方法ほうほうが確立かくりつされていて、その治療ちりょうをすることが可能かのうであっても、患者かんじゃ本人ほんにんの明確めいかくな意思いし（意思いし表示ひょうじ能力のうりょくを喪失そうしつする以前いぜんの自筆じひつ署名しょめい文書ぶんしょによる事前じぜん意思いし表示ひょうじも含ふくむ）に基もとづく要求ようきゅうに応おうじ、または患者かんじゃ本人ほんにんが事前じぜん意思いし表示ひょうじなしに意思いし表示ひょうじ不可能ふかのうな場合ばあいは、患者かんじゃの親おや・子こ・配偶はいぐう者しゃなどの最もっとも親等しんとうが近ちかい家族かぞくの明確めいかくな意思いしに基もとづく要求ようきゅうに応おうじ、治療ちりょうをしないか治療ちりょう開始かいし後ごに中止ちゅうしすることにより、結果けっかとして死しに至いたらせることである。

終末しゅうまつ期きの患者かんじゃには延命えんめい可能かのう性せいが全まったくないか、または余命よめいは長ながくても月つき単位たんいなので、世界せかいの諸国しょこくでは終末しゅうまつ期きの患者かんじゃに対たいする消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しは広ひろく普及ふきゅうしている。治療ちりょうにより回復かいふくの可能かのう性せいがある患者かんじゃ、回復かいふくの可能かのう性せいはなくても死しに至いたるまで長ながい年月としつきがかかる患者かんじゃなど、終末しゅうまつ期きではない患者かんじゃの場合ばあいは、大だい部分ぶぶんの人ひとは一般いっぱん的てきに病気びょうきからの回復かいふくや生命せいめい・健康けんこうの維持いじの欲求よっきゅうを持もっているので、消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しが選択せんたくされる事例じれいよりも、治療ちりょうによる回復かいふくや延命えんめいが選択せんたくされる事例じれいが多数たすう派はである。

韓国かんこくでは、最高さいこう裁判所さいばんしょに相当そうとうする大法たいほう院いんの判決はんけつで2009年ねんの女性じょせいの高齢こうれい者しゃの請求せいきゅうにより尊厳そんげん死しが認みとめられた後のち、2017年ねんに韓国かんこくで「延命えんめい医療いりょう決定けってい法ほう（尊厳そんげん死し法ほう）」の試験しけん事業じぎょうが施行しこうされて患者かんじゃの意思いしによって延命えんめい医療いりょうを中止ちゅうしすることができるようになった[26]。約やく1か月げつ前まえにソウル市内しないのとある総合そうごう病院びょういんで、消化しょうか器き系けいのがんの治療ちりょうを受うけていた50代だい男性だんせいが「延命えんめい医療いりょうを受うけない」という治療ちりょう計画けいかく書しょに署名しょめいしていた。男性だんせいの医療いりょう陣じんは本人ほんにんの意思いしに基もとづき、臨終りんじゅうが近ちかづいた時ときに人工じんこう呼吸こきゅう器き装着そうちゃく・心肺しんぱい蘇生そせい・血液けつえき透析とうせき・抗こうがん剤ざい投与とうよなどを実施じっししなかったが、男性だんせいが延命えんめい医療いりょう中止ちゅうしを選択せんたくしていても栄養えいよう・水みずの供給きょうきゅう、痛いたみの緩和かんわ、治療ちりょうは継続けいぞくした。患者かんじゃは2017年ねん11月21日にちの一いち週間しゅうかん前まえに安楽あんらく死しを選択せんたくして死去しきょし、韓国かんこくで合法ごうほう的てき安楽あんらく死しの事例じれい初はつとなるケースとして確認かくにんされた。事前じぜん医療いりょう意向いこう書しょの実践じっせんを推奨すいしょうする代表だいひょうは「難むずかしい状況じょうきょうの中なか、患者かんじゃの男性だんせいは大おおきな決断けつだんを下くだした。今回こんかいの決定けっていは延命えんめい医療いりょう中止ちゅうしについて悩なやむ多おおくの方々かたがたに勇気ゆうきを与あたえる事例じれいだ」と語かたった[26]。

日本にっぽん[編集へんしゅう]

日本にっぽんの法律ほうりつでは、延命えんめい措置そち停止ていし(消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し)の中なかでも事前じぜんの患者かんじゃ本人ほんにんによる明確めいかくな意思いし表示ひょうじに基もとづくタイプの消極しょうきょく的てき安楽あんらく死しのみ、刑法けいほう199条じょうの殺人さつじん罪ざい、刑法けいほう202条じょうの殺人さつじん幇助ほうじょ罪ざい・承諾しょうだく殺人さつじん罪ざいにはならず、完全かんぜんに本人ほんにんの自由じゆう意思いしで決定けってい・実施じっしできる。ただし、法律ほうりつにより強制きょうせい隔離かくりと強制きょうせい治療ちりょうが義務付ぎむづけられている感染かんせん症しょうは例外れいがいである。

日本にっぽんの国内こくない法ほうでは、一般いっぱん的てきに他人たにん（一般いっぱん的てきには医師いし）が行おこなう場合ばあいは下記かきの条件じょうけんのいずれかを満みたす場合ばあいに容認ようにんされる（違法いほう性せいを阻却され刑事けいじ責任せきにんの対象たいしょうにならない）。

  1. 患者かんじゃ本人ほんにんの明確めいかくな意思いし表示ひょうじがある（意思いし表示ひょうじ能力のうりょくを喪失そうしつする以前いぜんの自筆じひつ署名しょめい文書ぶんしょによる事前じぜん意思いし表示ひょうじも含ふくむ）。
  2. 患者かんじゃ本人ほんにんが事前じぜん意思いし表示ひょうじなしに意思いし表示ひょうじ不可能ふかのうな場合ばあいは、患者かんじゃの親おや・子こ・配偶はいぐう者しゃなどの最もっとも親等しんとうが近ちかい家族かぞく（より親等しんとうが遠とおい家族かぞくや親戚しんせきは親等しんとうが近ちかい家族かぞくに代かわって代理だいり権けん行使こうしできない）の明確めいかくな意思いし表示ひょうじがある。

日本にっぽんでは、患者かんじゃ本人ほんにんや家族かぞくの明確めいかくな意思いし表示ひょうじに基もとづかず、医師いしが治療ちりょうの中止ちゅうしをした場合ばあいは、刑法けいほう199条じょうの殺人さつじん罪ざいが成立せいりつする。患者かんじゃ本人ほんにんの明確めいかくな意思いし表示ひょうじに基もとづかずに、または家族かぞくの明確めいかくな意思いし表示ひょうじに基もとづかずに治療ちりょうを開始かいししなかった場合ばあいも殺人さつじん罪ざいまたは保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちし罪ざいが成立せいりつする。東洋とうよう経済けいざいオンラインで有馬ありま斉ひとしは安楽あんらく死しや医師いしの幇助ほうじょが合法ごうほう化か国こくが増ふえていく中なかで、高齢こうれい者しゃや低てい所得しょとく者しゃ・身寄みよりのない人ひとには安楽あんらく死しの実施じっしを行おこなったほうが本人ほんにんのためだと考かんがえられるようになれば、社会しゃかい的てき弱者じゃくしゃに死しのリスクが偏かたよると主張しゅちょうして反対はんたいしている[27]。盛もり永ひさし審しん一いち郎ろうは、生産せいさん性せいなどを理由りゆうに同調どうちょう圧力あつりょくによる安楽あんらく死しの強制きょうせいから社会しゃかい的てき弱者じゃくしゃの生命せいめいを守まもるのは当然とうぜんだとした上うえで、かと言いってそれを理由りゆうに国内こくないでの安楽あんらく死し導入どうにゅうの是非ぜひを巡めぐる議論ぎろんそのものを封殺ふうさつすることもまた問題もんだいだと指摘してきしている[28]。日本にっぽんでは合法ごうほう化かどころか安楽あんらく死しの議論ぎろんすらタブー視しされており、肉体にくたい的てき苦痛くつうによる安楽あんらく死し希望きぼう者しゃらは外国がいこく人じんにも認みとめているスイスなど国外こくがいでやることが強しいられている。2023年ねん制作せいさくした『最期さいごを選えらぶ ～安楽あんらく死しのない国くにで 私わたしたちは～』は国内外こくないがいのメディアコンクール受賞じゅしょうなど高こう評価ひょうかを得えた。2024年ねんにはドキュメンタリー番組ばんぐみ『ザ・ノンフィクション』では、スイスでの安楽あんらく死しを決断けつだんした母親ははおやとその家族かぞくに密着みっちゃくした『私わたしのママが決きめたこと～命いのちと向むき合あった家族かぞくの記録きろく～』にて、“安楽あんらく死し”という日本にっぽん国内こくないタブーに果敢かかんに挑いどんだ報道ほうどうがなされた。子宮しきゅう頸がんの進行しんこうによる苦痛くつうで安楽あんらく死しを選えらんだ日本人にっぽんじん女性じょせいは、一いち度どは断ことわりながらもドキュメンタリー取材しゅざいを許可きょかした理由りゆうについて、ドキュメンタリーの形かたちで安楽あんらく死し当事とうじ者しゃ目線めせんで報道ほうどうしてもらうことで、安楽あんらく死しが違法いほうな日本にっぽんで安楽あんらく死しについて知しってもらえる機会きかいが増ふえて欲ほしいことから、「番組ばんぐみに協力きょうりょくしたいという気持きもちになった」と明あかしている[29]。

大韓民国だいかんみんこく[編集へんしゅう]

韓国かんこくでは2018年ねん2月がつから回復かいふくが見込みこめない終末しゅうまつ期きの患者かんじゃの延命えんめい治療ちりょうを、法律ほうりつに基もとづいて取とりやめることができる尊厳そんげん死し制度せいどが導入どうにゅうされた。韓国かんこく政府せいふから制度せいど運営うんえいを委託いたくされる財団ざいだん法人ほうじんによると、導入どうにゅう4カ月かげつ間あいだで、尊厳そんげん死しを希望きぼうした中なかで約やく8500人にんの延命えんめい治療ちりょうが取とりやめられた[30]。

安楽あんらく死しで死亡しぼうした人物じんぶつ[編集へんしゅう]



安楽あんらく死しを扱あつかった作品さくひん[編集へんしゅう]

小説しょうせつ[編集へんしゅう]

一般いっぱん書しょ[編集へんしゅう]

漫画まんが[編集へんしゅう]

映画えいが[編集へんしゅう]

その他た[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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  • Keown, J., Euthanasia, Ethics and Public Policy: an Argument Against Legalisation, Cambridge University Press, Cambridge 2002.
  • Monforte-Royo, C. — Villavicencio-Chávez Ch. — Tomás-Sábado, J. — Mahtani-Chugani, V. — Balaguer, A., What Lies Behind the Wish to Hasten Death? A Systematic Review and Meta-ethnography from the Perspective of Patients, «PloS One» 7 no. 5 (2012): e37117.

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
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  2. ^ “消極しょうきょく的てき安楽あんらく死し？尊厳そんげん死し？ 日本にっぽんとオランダ、どう違ちがう：朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 2022年ねん1月がつ9日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c d “末期まっきでない患者かんじゃが安楽あんらく死し、動画どうが公開こうかい コロンビア”. AFPBB News. 2022年ねん1月がつ9日にち閲覧えつらん。
  4. ^ 病気びょうきで死しぬ様子ようすをライブ配信はいしん、フェイスブックが阻止そし　フランス - BBC
  5. ^ a b Pineau, Elizabeth、Irish, John「仏ふつ大統領だいとうりょう、「人生じんせいの終末しゅうまつ」法案ほうあんを支持しじすると表明ひょうめい」『Reuters』2024年ねん3月がつ11日にち。2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b “イタリアで初はつの安楽あんらく死し 事故じこで身体しんたいまひ、44歳さい男性だんせい（時事通信じじつうしん）”. JIJI.com (2022年ねん6月がつ17日にち). 2022年ねん6月がつ17日にち閲覧えつらん。
  7. ^ イスラームの生命せいめい倫理りんりにおける安楽あんらく死しと尊厳そんげん死し キリスト教きりすときょうと比較ひかくして 新潟大学にいがただいがく人文学部じんぶんがくぶ准じゅん教授きょうじゅ 青柳あおやぎかおる、東京国際大学とうきょうこくさいだいがく国際こくさい交流こうりゅう研究所けんきゅうじょ『IIET通信つうしん No.47』、2014年ねん3月がつ31日にち発行はっこう、2020年ねん6月がつ3日にち閲覧えつらん。
  8. ^ 『Death and Euthanasia in Jesus Law: Essays and Responsa』Berghahn Books。 
  9. ^ “裁判さいばん例れい結果けっか詳細しょうさい | 裁判所さいばんしょ - Courts in Japan”. www.courts.go.jp. 2023年ねん7月がつ13日にち閲覧えつらん。
  10. ^ a b Staffe（イラスト）, Corinna (2021年ねん12月16日にち). “スイスで自殺じさつほう助じょがタブーではない理由りゆう”. SWI swissinfo.ch. 2023年ねん10月がつ24日にち閲覧えつらん。
  11. ^ カリフォルニア州しゅうで安楽あんらく死し合法ごうほう化かへ、全米ぜんべいで6番目ばんめAFP,2015年ねん09月がつ11日にち
  12. ^ カナダで医師いしによる自殺じさつほう助じょが合法ごうほうに “自殺じさつツアー”は許ゆるさないなど厳格げんかくな基準きじゅん NewSphere 2016年ねん6月がつ27日にち
  13. ^ “安楽あんらく死しが合法ごうほうの国くにで起おこっていること…｢生活せいかつ保護ほご｣より｢安楽あんらく死し｣の申請しんせいのほうが簡単かんたんというカナダの事情じじょう”. プレジデントオンライン (2024年ねん1月がつ4日にち). 2024年ねん2月がつ17日にち閲覧えつらん。
  14. ^ a b c d “安楽あんらく死しが認みとめられている国くにはどこ？”. SWI swissinfo.ch. 2022年ねん10月がつ18日にち閲覧えつらん。
  15. ^ a b c 豪ごうビクトリア州しゅうが安楽あんらく死しを合法ごうほう化かへ、19年ねん6月がつから施行しこう 同国どうこく初はつ AFPBB NEWS、2017年ねん11月29日にち
  16. ^ a b ＶＩＣ州しゅう安楽あんらく死し法案ほうあん可決かけつ、国内こくないで約やく20年ねんぶりNNA.ASIA、2017年ねん11月23日にち
  17. ^ “ドイツで始はじまるか、「ビジネスとしての安楽あんらく死し」また一いち歩ほ進すすんだ、安楽あんらく死しに向むけての司法しほう判断はんだん”. JBpress (2020年ねん3月がつ13日にち). 2023年ねん1月がつ3日にち閲覧えつらん。
  18. ^ a b “ゴダールも選択せんたく、「パートナーとともに」を望のぞむ人ひとも、欧州おうしゅう最新さいしん「安楽あんらく死し」事情じじょう　安楽あんらく死しに慎重しんちょうだったドイツが一気いっきに「自じ死し支援しえん」の急先鋒きゅうせんぽうになった理由りゆう”. JBpress (2022年ねん11月15日にち). 2023年ねん1月がつ3日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “German organisations claim 350 cases of assisted suicide without extra legislation”. CNE News (2022年ねん2月がつ23日にち). 2023年ねん1月がつ3日にち閲覧えつらん。
  20. ^ “スペインで初はじめて安楽あんらく死しを施ほどこし、有罪ゆうざいとなった医師いしの告白こくはく「私わたしたちには、死しに付つき添そう用意よういはできていない」 | 愛あいの行為こういが悪夢あくむへ変かわった日ひ”. クーリエ・ジャポン (2021年ねん8月がつ29日にち). 2022年ねん8月がつ7日にち閲覧えつらん。
  21. ^ “NZで「安楽あんらく死し法ほう」21年ねん11月施行しこう、国民こくみん投票とうひょうの結果けっか確定かくてい”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2020年ねん11月6日にち). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65914350W0A101C2FF8000/ 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。 
  22. ^ 南みなみ貴子たかこ「オーストラリア・ビクトリア州しゅうにおける 自発じはつ的てき幇助ほうじょ自じ死し法ほうの成立せいりつと特徴とくちょう」『生命せいめい倫理りんり』第だい28巻かん第だい1号ごう、日本生命にほんせいめい倫理りんり学会がっかい、2018年ねん9月がつ、40-48頁ぺーじ、CRID 1390282763132301440、doi:10.20593/jabedit.28.1_40、ISSN 13434063。 
  23. ^ a b 104歳さいのオーストラリア人じん科学かがく者しゃ、合法ごうほうのスイスで安楽あんらく死し Yahoo!ニュース
  24. ^ a b 「ふさわしい時ときに死しを選えらぶ自由じゆうを」104歳さいで自じ死しの科学かがく者しゃ BBC NEWS JAPAN、2018年ねん5月がつ11日にち
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  30. ^ “韓国かんこく：８５００人にん延命えんめい中止ちゅうし 尊厳そんげん死し法ほう施行しこう４カ月かげつ”. 毎日新聞まいにちしんぶん. 2022年ねん6月がつ17日にち閲覧えつらん。
  31. ^ 日経にっけいメディカル. “三さん十じゅう六ろく回かいの手術しゅじゅつの末すえ 安楽あんらく死しを選えらんだフロイト”. 日経にっけいメディカル. 2022年ねん11月13日にち閲覧えつらん。
  32. ^ Ein Leben in Extremen. In: Humanes Leben – Humanes Sterben (HLS). Jg. 25.2005/3, S. 21ff. pdf, 115 kB (Memento vom 15. 11月 2012 im Internet Archive)ISSN 0938-9717.
  33. ^ “A Suicide Tape on TV Inflames the Issue in Spain” (英語えいご). The New York Times. https://www.nytimes.com/1998/03/09/world/a-suicide-tape-on-tv-inflames-the-issue-in-spain.html 2021年ねん3月がつ20日はつか閲覧えつらん。 
  34. ^ “Shortage of inspectors, controllers behind worrying downgrade to Canada's air travel regime: union head” (英語えいご). NATIONAL POST. https://nationalpost.com/category/news/ 2024年ねん2月がつ13日にち閲覧えつらん。 
  35. ^ （独語どくごからの翻訳ほんやく・宇田うだ薫かおる）. “台湾たいわんの有名ゆうめい司会しかい者しゃがスイスで安楽あんらく死し”. SWI swissinfo.ch. 2022年ねん11月13日にち閲覧えつらん。
  36. ^ 「ベルギーの車くるまいすパラリンピック選手せんしゅ、40歳さいで安楽あんらく死し」『BBCニュース』。2022年ねん11月13日にち閲覧えつらん。
  37. ^ ICI.Radio-Canada.ca, Zone Arts-. “La comédienne Andrée Lachapelle s'éteint à 88 ans” (フランス語ふらんすご). Radio-Canada.ca. 2022年ねん11月13日にち閲覧えつらん。
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  39. ^ Oud-premier Dries van Agt (93) overleden - NOS 2024年ねん2月がつ9日にち
  40. ^ “NHK安楽あんらく死し番組ばんぐみ、自殺じさつの放送ほうそう基準きじゅん抵触ていしょくと障害しょうがい団体だんたい”. 京都きょうと新聞しんぶん (2019年ねん9月がつ5日にち). 2020年ねん8月がつ4日にち閲覧えつらん。
  41. ^ “スイスで安楽あんらく死しした日本人にっぽんじんが最期さいごに伝つたえたかったこと”. SWI swissinfo.ch (2021年ねん9月がつ24日にち). 2023年ねん10月がつ24日にち閲覧えつらん。
  42. ^ “スイスの自殺じさつほう助じょ団体だんたいの会員かいいん数すうが過去かこ最高さいこうに増ふえている理由りゆう”. SWI swissinfo.ch (2023年ねん3月がつ23日にち). 2023年ねん10月がつ24日にち閲覧えつらん。

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