(Translated by https://www.hiragana.jp/)
刑法 (日本) - Wikipedia コンテンツにスキップ

刑法けいほう (日本にっぽん)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
刑法けいほう
日本国政府国章(準)
日本にっぽん法令ほうれい
法令ほうれい番号ばんごう 明治めいじ40ねん法律ほうりつだい45ごう
種類しゅるい 刑法けいほう
効力こうりょく 現行げんこうほう
成立せいりつ 1907ねん3がつ25にち
公布こうふ 1907ねん4がつ24にち
施行しこう 1908ねん10がつ1にち
所管しょかん司法省しほうしょう→)
法務ほうむちょう→)
法務ほうむ→)
法務省ほうむしょうけんつとむきょく刑事けいじきょく
おも内容ないよう おも犯罪はんざい成立せいりつ要件ようけんとそれにたいする刑罰けいばつ
関連かんれん法令ほうれい 軽犯罪法けいはんざいほう
爆発ばくはつぶつ取締とりしまり罰則ばっそく
組織そしきてき犯罪はんざい処罰しょばつほう
航空機こうくうきつよとう処罰しょばつかんする法律ほうりつ
刑事けいじ訴訟そしょうほう
など
条文じょうぶんリンク e-Gov法令ほうれい検索けんさく
ウィキソース原文げんぶん
テンプレートを表示ひょうじ

刑法けいほう(けいほう、明治めいじ40ねん法律ほうりつだい45ごうきゅう字体じたい𠛬ほう英語えいご: Penal Code[1])は、犯罪はんざいかんする総則そうそく規定きていおよび個別こべつ犯罪はんざい成立せいりつ要件ようけんやこれにたいする刑罰けいばつさだめた日本にっぽん法律ほうりつ1907ねん明治めいじ40ねん)4がつ24にち公布こうふ1908ねん明治めいじ41ねん)10がつ1にち施行しこうされた。主務しゅむ官庁かんちょう法務省ほうむしょう刑事けいじきょく刑事けいじおよび刑事けいじ法制ほうせい管理かんり官職かんしょく

日本にっぽんにおいて、六法ろっぽう構成こうせいする法律ほうりつひとつであり、基本きほんてき法令ほうれいである。ただし、広義こうぎの「刑法けいほう」と区別くべつするため刑法けいほうてんともばれる。

現行げんこう刑法けいほうは、だい1へん総則そうそくだい1じょう - だい72じょう)と、だい2へんつみだい73じょう - だい264じょう)の2へんによって構成こうせいされている。とはいえすべての刑罰けいばつ法規ほうき刑法けいほうにおいて規定きていされているものではなく、刑事けいじ特別とくべつほうないし特別とくべつ刑法けいほうにおいて規定きていされている犯罪はんざいおおい。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

現行げんこう刑法けいほうは、強力きょうりょく治安ちあん法制ほうせい確立かくりつさせたいという制定せいてい政治せいじてき思惑おもわく反映はんえいされる一方いっぽうで、犯罪はんざい類型るいけいについて抽象ちゅうしょうてき包括ほうかつてきさだかたがされ、法定ほうていけいはばひろられている[2]。そのため、裁判官さいばんかん解釈かいしゃく量刑りょうけい余地よちおおきく、裁量さいりょうによって執行しっこう猶予ゆうよすことができたり、ぎゃく累犯るいはんたいしてはおも処罰しょばつをすることができるものとなっている。これは犯罪はんざいしゃ更生こうせい社会しゃかい防衛ぼうえいのための柔軟じゅうなんさをそなえたものであり、制定せいてい当時とうじ国際こくさい水準すいじゅんにおいては最先端さいせんたん刑法けいほうてんであった。だが、その一方いっぽう政治せいじてき意図いと運用うんよう反映はんえいされぎれば、人権じんけんおかされる危険きけんがあり、実際じっさい刑事けいじ裁判さいばんにおいてはその歴史れきしをたどってしまっている。それが克服こくふくされたのは、司法しほう行政ぎょうせいけんが、内閣ないかく構成こうせいする司法しほう大臣だいじんから裁判所さいばんしょしたうつり、人権じんけん尊重そんちょううたった日本国にっぽんこく憲法けんぽう制定せいてい以後いごのことである。

だい1へん総則そうそく

[編集へんしゅう]

ここでは、個別こべつ犯罪はんざい共通きょうつうする一般いっぱん原則げんそく規定きていしている。このへん規定きていは、明文めいぶんのないかぎ刑罰けいばつ法規ほうき特別とくべつ刑法けいほう)においてさだめられた犯罪はんざいにも適用てきようされる。刑法けいほう総則そうそく理論りろんしたものがこうがくじょう刑法けいほう総論そうろんである。

適用てきよう範囲はんい

[編集へんしゅう]

だい1しょうでは、刑法けいほう場所ばしょてき時間じかんてき適用てきよう範囲はんい規定きていされている。

場所ばしょてき適用てきよう範囲はんい

[編集へんしゅう]

日本にっぽん刑法けいほうでは刑法けいほう1じょう属地ぞくち主義しゅぎ採用さいようしており、この属地ぞくち主義しゅぎ立場たちば基本きほんとして犯罪はんざい類型るいけいごとに属人ぞくじん主義しゅぎ保護ほご主義しゅぎ世界せかい主義しゅぎ補充ほじゅうするかたちをとっている(刑法けいほうだい2じょう以下いか)。

時間じかんてき適用てきよう範囲はんい

[編集へんしゅう]
遡及そきゅう処罰しょばつ禁止きんし
日本にっぽん刑法けいほうでは、その施行しこうになされた犯罪はんざいたいしてのみ適用てきようされる。犯罪はんざい行為こういから裁判さいばんまでのあいだ法律ほうりつ改正かいせいされた場合ばあい裁判さいばん法律ほうりつ遡及そきゅうてき適用てきようしてはならないという遡及そきゅう処罰しょばつ禁止きんし原則げんそくをとっている。ただし、裁判さいばん法定ほうていけい行為こういよりかる場合ばあいには、裁判さいばん法律ほうりつ適用てきようしてもよいことになる(刑法けいほう6じょう)。
けい廃止はいし
犯罪はんざい行為こうい刑法けいほう施行しこうされていても、裁判さいばん廃止はいしされている場合ばあいにはその行為こうい処罰しょばつすることはできない(刑事けいじ訴訟そしょうほう337じょう2ごう)。もっとも、経過けいか規定きていかれている場合ばあい処罰しょばつ可能かのうである。
かぎり法理ほうりろん
かぎり法理ほうりろんとは、けい廃止はいしさいして経過けいか規定きていかれていない場合ばあいにも、解釈かいしゃくじょう処罰しょばつ可能かのうとする理論りろんである。もっとも、罪刑法定ざいけいほうてい主義しゅぎ観点かんてんから、きり法理ほうりろん否定ひていするのが通説つうせつである。

人的じんてき適用てきよう範囲はんい

[編集へんしゅう]
条文じょうぶんじょう人的じんてき適用てきよう範囲はんいさだめる規定きてい存在そんざいせず、刑法けいほうは、場所ばしょてき時間じかんてき適用てきよう範囲はんいにあるとされた犯罪はんざい行為こういおこなったものすべてに適用てきようされる。天皇てんのう摂政せっしょう国会こっかい議員ぎいん外国がいこく元首げんしゅ外交がいこうかんひとし適用てきようされるかが問題もんだいとなるが、これらのものについても刑法けいほう適用てきようされ、犯罪はんざい自体じたい成立せいりつする。ただし、人的じんてき処罰しょばつ阻却事由じゆう存在そんざいや、手続てつづきじょう制約せいやくにより処罰しょばつまぬかれることがある。

刑罰けいばつ

[編集へんしゅう]

だい2しょう - だい6しょうでは、死刑しけい懲役ちょうえき禁錮きんこ罰金ばっきん拘留こうりゅう科料かりょうといった刑罰けいばつ種類しゅるい軽重けいちょうけい執行しっこう猶予ゆうよ仮釈放かりしゃくほうけい時効じこうおよび消滅しょうめつひとしについて規定きていしている。

犯罪はんざい不成立ふせいりつけい減免げんめん

[編集へんしゅう]

だい7しょうでは、正当せいとう防衛ぼうえい緊急きんきゅう避難ひなんといった違法いほうせい阻却事由じゆうや、故意こいはん処罰しょばつ原則げんそく責任せきにん能力のうりょく自首じしゅひとしについて規定きていしている。

未遂みすいざい

[編集へんしゅう]

だい8しょうでは、未遂みすいざいについて規定きていしている。きゅう刑法けいほうでは、未遂みすい必要ひつようてきげんけい事由じゆうであったが、現行げんこう刑法けいほうでは「けいげんけいすることができる」となっており、任意にんいてきげんけい事由じゆうである。

つみすう累犯るいはん

[編集へんしゅう]

だい9しょうでは、併合へいごうざいや、観念かんねんてき競合きょうごう牽連はんひとしかんするつみすう処理しょり方法ほうほうについて、だい10しょうでは、累犯るいはんについて規定きていしている。

共犯きょうはん

[編集へんしゅう]

だい11しょうでは、共犯きょうはんについて規定きていしている。共同きょうどう正犯せいはんについてもこのしょう規定きていされており、ここでいう「共犯きょうはん」とは広義こうぎ共犯きょうはんす。

加重かじゅうげんけい

[編集へんしゅう]

だい12しょうでは、酌量しゃくりょうげんけいについて、だい13しょうでは、けい加重かじゅうげんけい順序じゅんじょ方法ほうほうについて規定きていしている。

だい2へんつみ

[編集へんしゅう]

ここでは、殺人さつじんざい窃盗せっとうざい放火ほうかざいなど各種かくしゅ犯罪はんざい類型るいけいや、その未遂みすいざい処罰しょばつするかどうかなどを規定きていする。これらかく犯罪はんざい構成こうせい要件ようけんひとしについて研究けんきゅうするのがこうがくじょう刑法けいほう各論かくろんである。

条文じょうぶん配列はいれつは、基本きほんてきに「国家こっかてき法益ほうえきたいするつみ」(だい2しょう - だい7しょう)、「社会しゃかいてき法益ほうえきたいするつみ」(だい8しょう - だい24しょう)、「個人こじんてき法益ほうえきたいするつみ」(だい26しょう - だい40しょう)のじゅんになっている。ただし、保護ほご法益ほうえきたいするかんがかたちがいもあり、すべての犯罪はんざい類型るいけいがこの順序じゅんじょしたがってならんでいるわけではない。たとえば、国家こっかてき法益ほうえきたいするつみである「汚職おしょくつみ」はだい25しょう位置いちしており、また、今日きょうでは一般いっぱんてき個人こじんてき法益ほうえきたいするつみだとほぐされている「わいせつ、強制きょうせい性交せいこうとうおよ重婚じゅうこんつみ」はだい22しょう位置いちしている。

日本にっぽん刑法けいほうてんかくのりつみ)は、犯罪はんざい包括ほうかつてき規定きていしているために条文じょうぶんすうすくなく、また法定ほうていけいはばひろ規定きていされているのが特徴とくちょうである。

沿革えんかく

[編集へんしゅう]

古代こだい

[編集へんしゅう]

上代じょうだいには大祓おおはらい(おおはらえのことば)では、身体しんたい障害しょうがい疾病しっぺい自然しぜん災害さいがいふくんだてんつみくにざい(あまつつみ・くにつつみ)の観念かんねんがあり、これらははらい(はらえ)により浄化じょうかされた。しかし、公開こうかいけい死刑しけい財産ざいさんけい没収ぼっしゅう追放ついほうなども存在そんざいしたとされる。大化たいか改新かいしんののち、大陸たいりくからの帰化きかじん留学生りゅうがくせいにより大宝たいほう律令りつりょう養老ようろう律令りつりょう制定せいていされた。これらはからりつ規定きていにならうが、規定きてい簡素かんそけい緩和かんわがはかられていた。なお、ひろしひとし9ねん818ねん)からもと元年がんねん1156ねん)までの339年間ねんかん朝臣あそんたいして死刑しけいおこなわれなかった[3]( → 日本にっぽんにおける死刑しけい)。

中世ちゅうせい

[編集へんしゅう]

鎌倉かまくら時代ときよには律令りつりょうほう公家くげ荘園しょうえん洛中らくちゅうかぎられ、武士ぶし慣習かんしゅうほうれた成敗せいばい式目しきもく貞永式目じょうえいしきもく)が国法こくほうてき地位ちいにあった。死刑しけい流刑りゅうけい追放ついほうけい自由じゆうけい身体しんたいけい職務しょくむけい、のほか財産ざいさんけいおこなわれた。室町むろまち末期まっきから戦国せんごく時代じだいには幕府ばくふほうかくぶん国法こくほうおこなわれ、残虐ざんぎゃくけい威嚇いかく主義しゅぎてきおこなわれた。また、縁座えんざ連座れんざ制度せいど拡大かくだいされ、喧嘩けんか両成敗りょうせいばいほう武士ぶしあいだひろおこなわれた[4]

近世きんせい

[編集へんしゅう]

武家ぶけ刑法けいほう江戸えど時代じだい完成かんせいる。徳川とくがわ吉宗よしむね時代じだいじょうしょ100ヶ条かじょう公事こうじかたじょうしょ下巻げかん)が、徳川とくがわ判例はんれいほう集大成しゅうたいせいとして制定せいていされた。刑罰けいばつにも身分みぶんせいれ、死刑しけい武士ぶし切腹せっぷく斬罪ざんざい庶民しょみんにははりつけ獄門ごくもん火刑かけいなどと差別さべつされ、遠島えんとうけい追放ついほうけい自由じゆうけい財産ざいさんけい身分みぶんけい、などがおこなわれた。江戸えど末期まっきには、佐渡さどすいがえ人足ひとあし人足ひとあし寄場よせばなどは近代きんだい自由じゆうけい更生こうせい施設しせつてき意味いみいだされるとされる[5]

ただし、公事こうじかたじょうしょなど江戸えど幕府ばくふ制定せいてい規定きてい直接ちょくせつ適用てきようされるのは、天領てんりょうはた本領ほんりょうなど幕府ばくふ支配しはいにあった地域ちいきかぎられており、しょはん領内りょうないでははんほうもとづく刑法けいほう刑事けいじ訴訟そしょうおこなわれていた。

明治めいじ初期しょき刑法けいほうてん

[編集へんしゅう]
かりけいりつ
慶応けいおう4ねん1868ねん明治めいじ元年がんねん)、戊辰戦争ぼしんせんそう勃発ぼっぱつした翌月よくげつの2がつに、しん政府せいふ暫定ざんていてき刑法けいほう制定せいていした。一家いっか死罪しざいおかしたものがあれば一家いっかやく3めい死罪しざいとなる規定きていがあり、戊辰戦争ぼしんせんそう全国ぜんこく拡大かくだいしていった。
内容ないよう律令りつりょう公事こうじかたじょうしょなどをもととして作成さくせいされ、刑法けいほう草書そうしょ熊本くまもとはんとの共通きょうつうてんられることから、熊本くまもとはん出身しゅっしんしゃ当時とうじしん政府せいふ出仕しゅっししていた細川ほそかわまもるひさとその周辺しゅうへんか?)が起草きそうしたというせつ有力ゆうりょくである。きゅう天領てんりょうであるけんたいして施行しこうされ、しょはんたいしては残酷ざんこく刑罰けいばつ除去じょきょすることめいじたうえ当面とうめんあいだはん刑法けいほう施行しこうさせた(版籍はんせき奉還ほうかんこう死刑しけい執行しっこうには政府せいふ許可きょかることとなった)。したがって、戊辰戦争ぼしんせんそうののちに東京とうきょう裁判所さいばんしょにより一家いっか全員ぜんいん死刑しけいとなった氏族しぞくすくなくない[6][注釈ちゅうしゃく 1][注釈ちゅうしゃく 2]
しんりつ綱領こうりょう
明治めいじ3ねん旧暦きゅうれき12月27にち1871ねん2がつ16にち)に暫定ざんていてきではあったが、しょはんふくめて全国ぜんこくてき施行しこうされた刑法けいほうぜん6かん(8、14りつ192じょう)で構成こうせいされた。きよしりつ影響えいきょうけて旧来きゅうらい刑法けいほうよりは厳罰げんばつ主義しゅぎしょくったものの封建ほうけんてき色彩しきさい依然いぜんとして強力きょうりょくであった。また、江戸えど幕府ばくふではきんじられていた刑法けいほうてん出版しゅっぱん頒布はんぷはじめてみとめられた。おやぞく殺人さつじんつみもうけられており、親告罪しんこくざい親告罪しんこくざい規定きていはなかった。
改定かいていりつれい
1873ねん明治めいじ6ねん6月13にち制定せいていされた追加ついかほう欧米おうべい近代きんだい刑法けいほう影響えいきょうけて、刑罰けいばつ簡略かんりゃくして残酷ざんこくけい廃止はいしした。構成こうせい要件ようけんかんする規定きていはじめてもうけた。
明治めいじ初期しょきにおける基本きほんてき刑罰けいばつうるうけいのぞく)
かりけいりつ明治めいじ元年がんねん制定せいてい[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9][8] しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11] 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11][12] 収容しゅうようまた執行しっこう刑事けいじ施設しせつ 備考びこう
明治めいじ2ねん3がつ時点じてん[13] 太政官だじょうかん布告ふこくだい71ごう明治めいじ6ねん2がつ25にち布告ふこく[14] 明治めいじ12ねん4がつ以降いこう[13]
焚刑ふんけい - - - - - - - 放火ほうかはんのみ適用てきよう明治めいじ元年がんねん11がつ13にち廃止はいし
磔刑たっけい 磔刑たっけい - - - - - - 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうより、男系だんけい尊属そんぞくちち祖父そふ)かやとぬしなど加害かがいしゃとの主従しゅうじゅう関係かんけいおもたるものころした場合ばあいのみ適用てきようしんりつ綱領こうりょうにより廃止はいし
梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ - - - - 獄門ごくもん別称べっしょうろうない斬首ざんしゅけい、3にち2ばんさらされる。執行しっこう遺体いたいりはみとめられなかったが、明治めいじ4ねん8がつ24にちみとめられ、同年どうねん10がつ10日とおかには、執行しっこう当日とうじつごくしゅうかけ刑務けいむかん前身ぜんしん)に、当日とうじつでない場合ばあい解剖かいぼうじょうもうるようにさだめた[15][16]明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこくされた明治めいじ12ねん太政官だじょうかんぬの1ごうにより廃止はいし
刎・けい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい - - - 刎・けいは、刎は斬首ざんしゅけいであり、袈裟斬けさぎりである。明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうより、斬首ざんしゅけいのみとなる。
- 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい - - - くびなわめて絶命ぜつめいさせるけい執行しっこう方式ほうしきは、しんりつ綱領こうりょう発布はっぷまでしばくびしんりつ綱領こうりょう発布はっぷから明治めいじ6ねん太政官だじょうかん布告ふこく65ごう布告ふこくまでしぼはしらしき明治めいじ6ねん2がつ20日はつか布告ふこくした明治めいじ6ねん太政官だじょうかん布告ふこく65ごう[17]により、しぼつみ器械きかい図式ずしきにより執行しっこうされる。
- - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき 終身しゅうしん懲役ちょうえき じょう 懲役ちょうえきじょう 懲役ちょうえきじょうまたしゅうかん 改定かいてい律令りつりょうによりあらたに設立せつりつされた刑罰けいばつであり、現在げんざい無期むき懲役ちょうえきたる。期間きかんさだめなく、刑事けいじ施設しせつ受刑じゅけいする。なお、終身しゅうしん懲役ちょうえき設立せつりつたって、明治めいじ4ねん12月26にち司法省しほうしょうから太政官だじょうかんへのうかがいで、終身しゅうしんけいもうけるだけでなく、むちつえけいのを懲役ちょうえきけいえるように要望ようぼうしている[18]
むち100かい遠流おんる 流刑りゅうけい7ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん
懲役ちょうえき10ねん 懲役ちょうえき10ねん 北海道ほっかいどう実際じっさい北海道ほっかいどうながさず、江戸えど時代じだいおな遠島えんとうさき 北海道ほっかいどう実際じっさいは、北海道ほっかいどうながさず、懲役ちょうえきじょう収容しゅうよう 北海道ほっかいどう明治めいじ14ねん8がつまで北海道ほっかいどうながさず、懲役ちょうえきじょうまたしゅうかん収容しゅうよう かりけいりつ制定せいていは、むちで100かいたたかれる付加ふかけいさだめられ、流刑りゅうけいさき距離きょりおうじて、おもじゅん遠流おんる中流ちゅうりゅう近流きんるみっかれていた。明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうより、流刑りゅうけいさき北海道ほっかいどうとし、服役ふくえき年数ねんすうけた。ただし、北海道ほっかいどう受刑じゅけいしゃ態勢たいせいととのっていなかったため、流刑りゅうけいさきは、北海道ほっかいどうながさず、江戸えど時代じだいおな遠島えんとうさきながされていった。

しんりつ綱領こうりょうでも、北海道ほっかいどう流刑りゅうけいさきとし、流刑りゅうけい使役しえき年数ねんすうおうじて3つにけていたが、発布はっぷまえ明治めいじ3ねん11月17にち布告ふこくされたじゅんりゅうほうにより、北海道ほっかいどうながさずに各地かくちじょうで、徒刑とけい受刑じゅけいしゃ区別くべつするかたち服役ふくえきさせた[19][20]。そのためか、改定かいてい律令りつりょうでは、流刑りゅうけいたるけい懲役ちょうえき5ねん・7ねん・10ねん懲役ちょうえきけい統一とういつしている。 その明治めいじ14ねん8がつ樺戸かばとしゅうかん設置せっちされるまで北海道ほっかいどうながさず、懲役ちょうえきじょうまた北海道ほっかいどう以外いがいしゅうかん収容しゅうようされていった。

むち100かい中流ちゅうりゅう 流刑りゅうけい5ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん
実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん
懲役ちょうえき7ねん 懲役ちょうえき7ねん
むち100かい近流きんる 流刑りゅうけい3ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん
懲役ちょうえき5ねん 懲役ちょうえき5ねん
むち100かい徒刑とけい3ねん - 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 懲役ちょうえき3ねん じょう 懲役ちょうえきじょう 懲役ちょうえきじょうまたしゅうかん 懲役ちょうえきけい前身ぜんしんかりけいりつ制定せいていは、むちで100かいたたかれる付加ふかけいさだめられていたが、明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうにより、徒刑とけいのみとなっている。

かりけいりつではしろほり道路どうろ補修ほしゅう作業さぎょうなどに従事じゅうじすることになっており、しんりつ綱領こうりょうではじょう収容しゅうよううえ給金きゅうきんやとえこうの10ぶんの1とさだめ、そのうちの半分はんぶん釈放しゃくほうされるまであずかっていた。

むち90かい徒刑とけい2ねんはん - 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん
むち80かい徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん 懲役ちょうえき2ねん
むち70かい徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん
むち60かい徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん 懲役ちょうえき1ねん
むち100かい むち100かい つえ100かい 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち - おおくのもの懲役ちょうえきじょう執行しっこう かりけいりつでは、10~100かいを10とうけた。また、50かい以下いかけい執行しっこうするもの1人ひとり、60かい以上いじょう場合ばあい2にんおこなわれることとなっている。ただし、明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうより20かい・50かい・100かいのみとなっている。

しんりつ綱領こうりょうでは、ふたたび10とうけるかたち復活ふっかつし、50かい以下いかむちけい、60かい以上いじょうつえけい回数かいすうむちつえけた。また、女性じょせい場合ばあいむち10かい禁獄きんごく10にちかわけいして執行しっこうした。そして、7さいえつ15さい以下いかと70さい以上いじょう90さい未満みまん男性だんせいちゅう以上いじょう障害しょうがいしゃは、下記かき刑罰けいばつ適用てきよう制限せいげんにより、おさむ贖やけいしとされた。

その明治めいじ5ねん4がつ7にち制定せいていされた懲役ちょうえきほうによりむちつえけい懲役ちょうえき100にち以下いか刑罰けいばつかわけいしたが、ただきで、かく府県ふけんかわけいしがたい事情じじょうのある場合ばあい従来じゅうらいけい執行しっこうすることをゆるしている[21]。また、改定かいてい律令りつりょうでは、むちつえけい削除さくじょされているが、明治めいじ6ねん3月22にち司法省しほうしょうよりされた布達ふたつ[22]により、府県ふけん判断はんだん懲役ちょうえき100にち以下いかの15さいちょう70さい未満みまん男性だんせいたいして、かわけいしてむちつえけいおこなうことがゆるされており、つづおおくの府県ふけん執行しっこうされる。

さらに、女性じょせいつえむちけいかわけいとして懲役ちょうえきけいされたが、身分みぶんはな士族しぞく場合ばあい殺人さつじん強盗ごうとう窃盗せっとうなどで懲役ちょうえき100にち以下いかけいされる場合ばあい禁錮きんこけい明治めいじ7ねん6月24にち以降いこう禁獄きんごく[23])にかわけいされた。

また、改定かいてい律令りつりょう施行しこうねん明治めいじ6ねんからきゅう刑法けいほう施行しこう前年ぜんねん明治めいじ14ねんまでに以下いか府県ふけんが、執行しっこう停止ていししている。

明治めいじ6ねん東京とうきょう(1がつ25にち停止ていし[24][25]埼玉さいたまけんただし、一時いちじ復活ふっかつ明治めいじ10ねん4がつ明治めいじ11ねん8がつあいだのぞ[26][27]。)
明治めいじ8ねん長崎ながさきけん[28]
明治めいじ11ねん千葉ちばけん栃木とちぎけん茨城いばらきけん群馬ぐんまけん山梨やまなしけん静岡しずおかけん新潟にいがたけん福岡ふくおかけん[29]埼玉さいたまけん(8がつ[30][28]
明治めいじ12ねん島根しまねけん兵庫ひょうごけん[28]
明治めいじ13ねん神奈川かながわけん[31]
むち90かい - つえ90かい 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち
むち80かい - つえ80かい 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち
むち70かい - つえ70かい 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち
むち60かい - つえ60かい 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち
むち50かい むち50かい むち50かい 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち
むち40かい - むち40かい 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち
むち30かい - むち30かい 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち
むち20かい むち20かい むち20かい 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち
むち10かい - むち10かい 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち
- - - 呵責かしゃく 呵責かしゃく - - - 改定かいてい律令りつりょうだい6じょうによれば、懲役ちょうえき10にち未満みまんたるもの対象たいしょう江戸えど時代じだい刑罰けいばつしかたる、また、明治めいじ6ねん4がつ9にち司法省しほうしょうより正式せいしき刑罰けいばつでないと太政官だじょうかん上申じょうしんしている。
付加ふかけい
没収ぼっしゅう しんりつ綱領こうりょうでは、賄賂わいろ窃盗せっとう不法ふほう財物ざいぶつ禁物きんもつくに没収ぼっしゅうされ、恐喝きょうかつ詐欺さぎほんおも返還へんかんされる。
 さらし 罪人ざいにんしば路傍ろぼうせしめにするけいかりけいりつしんりつ綱領こうりょう刑罰けいばつとして明記めいきされていない。1869ねん明治めいじ2ねん7がつ8にちされた刑法けいほうかん指令しれいにより、市中しちゅうまわのことも廃止はいしするよう指示しじされている[32][33][34]ただし、その付加ふかけいとして執行しっこうされ、すくなくとも明治めいじ4ねんにも付加ふかけいとして執行しっこうされている[35][33]
市中しちゅうまわ 死刑しけいしゅううませ、罪状ざいじょういた捨札とうとも刑場けいじょうまで公開こうかい連行れんこうしていく。かりけいりつしんりつ綱領こうりょう刑罰けいばつとして明記めいきされていない。1869ねん明治めいじ2ねん7がつ8にちされた刑法けいほうかん指令しれいにより、のこさらしとも廃止はいしされた[33]。ただし記録きろくじょうでは1870ねん明治めいじ3ねん5月27にちまで、つづいている[36]
のこ 主人しゅじんころしをした磔刑たっけい受刑じゅけいしゃ対象たいしょうとなる。実際じっさい受刑じゅけいしゃあなさらしばこれてくびかせをかけ、くぎめにしてさらした。くわえて、はたけいえ屋敷やしき家財かざい闕所付加ふかされた。なお、実際じっさいくびのこくことはなく、事実じじつじょう磔刑たっけいさらしであった。かりけいりつしんりつ綱領こうりょう刑罰けいばつとして明記めいきされていない。1869ねん明治めいじ2ねん7がつ8にちされた刑法けいほうかん指令しれいにより、のこさらしとも廃止はいしされた[33]。そのさらし市中しちゅうまわしのようにしばらく継続けいぞくされたかは不明ふめい
その
ぼうくさり 江戸えど時代じだい刑罰けいばつ方法ほうほうなかでは、手鎖てじょうもっとちかい。執行しっこう方法ほうほうは、鉄棒てつぼう両足りょうあしけ、った状態じょうたいのまま午前ごぜん6から午後ごご6あいだ半日はんにちはその半分はんぶん)でごす[37][38]グァンタナモまいぐん基地きちおこなわれた拷問ごうもんなかでは、閉所監禁かんきん<サイズだい>【せま場所ばしょだて状態じょうたい最高さいこう18あいだ維持いじする。】がもっとちか[39]。)。改定かいてい律令りつりょうだい5じょうより、むちつえけいされようとするものが、70さい以上いじょう重度じゅうど障害しょうがい祖父そふははちちははやしなものにいない場合ばあい罪状ざいじょう脱獄だつごく場合ばあいむち50かい以下いかは1にちつえ60・70かいは2にち、80かい以上いじょうは3にちかわけいされ執行しっこうされる。

明治めいじ8ねん1875ねん3がつ20日はつかされた司法省しほうしょう布達ふたつだい4ごうより、女性じょせいぼうくさりさずにやみしつ最長さいちょう7日間にちかんひかりとどかぬ部屋へやめて、接見せっけんきんじて食事しょくじのみあたえる[37]。)の刑罰けいばつされることとなった[40]

刑罰けいばつ適用てきよう制限せいげん 年齢ねんれい障害しょうがい程度ていどにより、刑罰けいばつ適用てきよう制限せいげんされている。
7さい以下いか犯罪はんざいおかしたことによるけい適用てきようただし、7さい以下いかもの犯罪はんざいおかすよう命令めいれいしたものがいた場合ばあい、そのものわりにけいせられる。また、その行為こういにより不法ふほう利益りえき場合ばあい同様どうようである。
7さいちょう10さい以下いか:殺人さつじんおか死刑しけいたる犯罪はんざいである場合ばあい、よく議論ぎろんうえ天皇てんのううえさいう。傷害しょうがい窃盗せっとうおさむ贖(けいふくするわりに、金銭きんせんおさめて罪過ざいかをあがなうこと)。そのつみけい適用てきよう
10さいちょう15さい以下いか死刑しけいされるが、流刑りゅうけい以下いか場合ばあいおさむ贖(改定かいてい律令りつりょうではだい48じょうより、再犯さいはん場合ばあいおさむ贖されずけいされる)。
70さい以上いじょう80さい未満みまん死刑しけいされるが、流刑りゅうけい以下いか場合ばあいおさむ贖(改定かいてい律令りつりょうではだい48じょうより、再犯さいはん場合ばあいおさむ贖されずけいされる)。
80さい以上いじょう90さい未満みまん殺人さつじんおか死刑しけいたる犯罪はんざいである場合ばあい、よく議論ぎろんうえ天皇てんのううえさいう。 傷害しょうがい窃盗せっとうおさむ贖(けいふくするわりに,金銭きんせんおさめて罪過ざいかをあがなうこと)。そのつみけい適用てきよう
90さい以上いじょうかりけいりつでは反逆はんぎゃくざい以外いがい刑罰けいばつされない。しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは適用てきよういが、90さい以上いじょうもの犯罪はんざいおかすよう命令めいれいしたものがいた場合ばあい、そのものわりにけいせられる。また、その行為こういにより不法ふほう利益りえき場合ばあい同様どうようである。
重度じゅうど障害しょうがいしゃ障害しょうがい1きゅうたる):殺人さつじんおか死刑しけいたる犯罪はんざいである場合ばあい、よく議論ぎろんうえ天皇てんのううえさいう。 傷害しょうがい窃盗せっとうおさむ贖(けいふくするわりに、金銭きんせんおさめて罪過ざいかをあがなうこと)。そのつみけい適用てきようただし、改定かいてい律令りつりょうではだい45じょうだい46じょうより、両目りょうめ失明しつめいしている視覚しかく障害しょうがいしゃ終身しゅうしん懲役ちょうえき以下いかおさむ贖されるが、強盗ごうとう同意どうい性交せいこうおさむ贖されずにけいされ、死刑しけいおさむ贖されずに執行しっこうされる[41][42]
ちゅう障害しょうがいしゃ障害しょうがい2きゅうたる):死刑しけいされるが、流刑りゅうけい以下いか場合ばあいおさむ贖(改定かいてい律令りつりょうではだい48じょうより、再犯さいはん場合ばあいおさむ贖されずけいされる)。また、だい46じょうより、強盗ごうとう同意どうい性交せいこうおさむ贖されずにけいされる。そして、だい45じょうより片目かため失明しつめいしている視覚しかく障害しょうがいしゃ犯罪はんざいおこなった場合ばあいおさむ贖されずにけいされる。
けいしゃ罪状ざいじょう公開こうかい  しんりつ綱領こうりょうでは、梟首きょうしゅ執行しっこうしゃは、執行しっこう3日間にちかん罪状ざいじょうかれた捨札をさらくびされている場所ばしょだけでなく各所かくしょてるようさだめている。改定かいてい律令りつりょうでは、だい7じょうより梟首きょうしゅ執行しっこうしゃだけでなく懲役ちょうえき5ねん以上いじょうけいしゃ本籍ほんせきの掲榜じょう掲示けいじするようさだめられ、絞首刑こうしゅけいふく死刑しけい執行しっこうされたものくわえてもう1かしょてるようにさだめられている。
明治めいじ初期しょきにおけるおさむ贖・贖罪しょくざい(一部いちぶ条件じょうけんのぞいた官吏かんりによる犯罪はんざいのぞく)
かりけいりつ[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9] じゅんりゅうほう明治めいじ3ねん11月17にち しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11] 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11]
刑罰けいばつ 贖銅ぜに 刑罰けいばつ 贖金 刑罰けいばつ 刑罰けいばつ 贖罪しょくざい おさむ 過失かしつ殺傷さっしょうおさむ じゅんりゅう[43]げんないろうやましおさむ 誣輕爲重ためしげおさむ贖(最大さいだい 刑罰けいばつ 刑罰けいばつ 贖罪しょくざい おさむ 過失かしつ殺傷さっしょうおさむ 懲役ちょうえきげんないろうやましおさむ 華族かぞく贖罪しょくざい 誣輕爲重ためしげおさむ贖(最大さいだい 刑罰けいばつ
焚刑ふんけい - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
磔刑たっけい - 磔刑たっけい - 磔刑たっけい - - - - - - - - - - - - -
梟首きょうしゅ - 梟首きょうしゅ - 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ - - - - - 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ - - - - - - -
刎・けい 50ぬきぶん 斬首ざんしゅけい - 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 100りょう 15りょう - - - 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 100えん 40えん - - - - 斬首ざんしゅけい
- - 絞首刑こうしゅけい 62りょう2ふん 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 35りょう過失かしつころせ - - 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい - - - - 絞首刑こうしゅけい
- - - - - - - - - - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき 90えん 35えん 40えん過失かしつころせ - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき
むち100かい遠流おんる 44かんぶん 流刑りゅうけい7ねん 55りょう 3とうやくじゅんりゅう10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 80りょう 13りょう2ふん 30りょう重度じゅうど障害しょうがい[44] 30えん 13りょう2ふん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 懲役ちょうえき10ねん 80えん 13えん50ぜに 30えん重度じゅうど障害しょうがい[44] 30えん 160えん 30えん 懲役ちょうえき10ねん
むち100かい中流ちゅうりゅう 41かんぶん 流刑りゅうけい5ねん 51りょう1ふん 2とうやくじゅんりゅう7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 70りょう 12りょう - 21えん 12りょう 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 懲役ちょうえき7ねん 70えん 30えん - 21えん 140えん 21えん 懲役ちょうえき7ねん
むち100かい近流きんる 38かんぶん 流刑りゅうけい3ねん 47りょう2ふん 1とうやくじゅんりゅう5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 60りょう 11りょう2ふん - 15えん 10りょう2ふん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 懲役ちょうえき5ねん 60えん 21えん - 15えん 120えん 15えん 懲役ちょうえき5ねん
むち100かい徒刑とけい3ねん 32かんぶん - - - 徒刑とけい3ねん 45りょう 9りょう 20りょうちゅう障害しょうがい[45] 9りょう 9りょう 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 45えん 9えん 20えんちゅう障害しょうがい[45] 9えん 90えん 9えん 懲役ちょうえき3ねん
むち90かい徒刑とけい2ねんはん 29かんぶん - - - 徒刑とけい2ねんはん 37りょう2ふん 7りょう2ふん - 7りょう2ふん 7りょう2ふん 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 37えん50ぜに 7えん50ぜに - 7えん50ぜに 75えん 7えん50ぜに 懲役ちょうえき2ねんはん
むち80かい徒刑とけい2ねん 26かんぶん 徒刑とけい2ねん 32りょう2ふん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 30りょう 6りょう 15りょうおりきず以上いじょう [46] 6りょう 6りょう 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん 30えん 6えん 15えんおりきず以上いじょう[46] 6えん 60えん 6えん 懲役ちょうえき2ねん
むち70かい徒刑とけい1ねんはん 23かんぶん 徒刑とけい1ねんはん 28りょう3ふん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 22りょう2ふん 4りょう2ふん - 4りょう2ふん 4りょう2ふん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 22えん50ぜに 4えん50ぜに - 4えん50ぜに 45えん 4えん50ぜに 懲役ちょうえき1ねんはん
むち60かい徒刑とけい1ねん 20かんぶん 徒刑とけい1ねん 25りょう 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 15りょう 3りょう 10りょうおりきず以上いじょう[47] 3りょう 3りょう 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん 15えん 3えん 10えんおりきず以上いじょう[47] 3えん 30えん 3えん 懲役ちょうえき1ねん
むち100かい 10かんぶん むち100かい 12りょう2ふん むち100かい つえ100かい 7りょう2ふん 2りょう2ふん 5りょうおりきず以上いじょう[48] - 2りょう2ふん 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 7えん50ぜに 2えん50ぜに 5えんおりきず以上いじょう[48] 2えん50ぜに 15えん 2えん50ぜに 懲役ちょうえき100にち
むち90かい 9かんぶん - - - つえ90かい 6りょう3ふん 2りょう1ふん - - 2りょう1ふん 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 6えん75ぜに 2えん25ぜに - 2えん25ぜに 13えん50ぜに 2えん25ぜに 懲役ちょうえき90にち
むち80かい 8かんぶん - - - つえ80かい 6りょう 2りょう 4りょうおりきず以下いか[49] - 2りょう 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 6えん 2えん 4えんおりきず以下いか[49] 2えん 12えん 2えん 懲役ちょうえき80にち
むち70かい 7かんぶん - - - つえ70かい 5りょう1ふん 1りょう3ふん - - 1りょう3ふん 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 5えん25ぜに 1えん75ぜに - 1えん75ぜに 10えん50ぜに 1えん75ぜに 懲役ちょうえき70にち
むち60かい 6かんぶん - - - つえ60かい 4りょう2ふん 1りょう2ふん - - 1りょう2ふん 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 4えん50ぜに 1えん50ぜに - 1えん50ぜに 9えん 1えん50ぜに 懲役ちょうえき60にち
むち50かい 5かんぶん むち50かい 6りょう1ふん むち50かい むち50かい 3りょう3ふん 1りょう1ふん - - 1りょう1ふん 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 3えん75ぜに 1えん25ぜに - 1えん25ぜに 7えん50ぜに 1えん25ぜに 懲役ちょうえき50にち
むち40かい 4かんぶん - - - むち40かい 3りょう 1りょう 2りょうおりきず以下いか[50] - 1りょう 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 3えん 1えん 2えんおりきず以下いか[50] 1えん 6えん 1えん 懲役ちょうえき40にち
むち30かい 3かんぶん - - - むち30かい 2りょう1ふん 3ふん 1りょう2ふんおりきず以下いか[51] - 3ふん 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 2えん25ぜに 75ぜに 1えん50ぜにおりきず以下いか[51] 75ぜに 4えん50ぜに 75ぜに 懲役ちょうえき30にち
むち20かい 2かんぶん むち20かい 2りょう2ふん むち20かい むち20かい 1りょう2ふん 2ふん - - 2ふん 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 1えん50ぜに 50ぜに - 50ぜに 3えん 50ぜに 懲役ちょうえき20にち
むち10かい 1かんぶん - - - むち10かい 3ふん 1ふん - - 1ふん 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 75ぜに 25ぜに - 25ぜに 1えん50ぜに 25ぜに 懲役ちょうえき10にち
- - - - - - - - - - - - 呵責かしゃく - - - - - - 呵責かしゃく
贖銅ぜに・贖金 かりけいりつさだめられており、刑罰けいばつけるわりに金銭きんせんおさめる。なお、明記めいきされている適用てきよう条件じょうけんは、以下いかとおり。
流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかした時点じてんで10さいちょう15さい以下いかもの
流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかして、その犯罪はんざい発覚はっかくした時点じてんで70さい以上いじょう80さい未満みまんとき
流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかしたなか障害しょうがいしゃ
徒刑とけい服役ふくえきちゅうに70さいたっしたかちゅう以上いじょう障害しょうがいしゃになった場合ばあいかりけいりつ布達ふたつは1ねんで贖銅ぜに14かんぶんのち明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうで、むちけいのぞかれたため20かんぶん
贖罪しょくざい しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめられており、下記かき条件じょうけんてはまる場合ばあいは、刑罰けいばつけるわりに金銭きんせんおさめる。
殺人さつじん放火ほうか同意どうい性交せいこう窃盗せっとうなどの犯罪はんざい以外いがいつみおかした士族しぞく以上いじょう女性じょせいで、通常つうじょう刑罰けいばつすことがてきさない場合ばあいしんりつ綱領こうりょうのみ。明治めいじ6ねん2がつ25にち改正かいせいにより適用てきよう除外じょがい[52]。)
過失かしつによるもの
失錯しっさく(やるべきことをおこたること)
他人たにんおかした犯罪はんざいえによりつみおかした場合ばあい
上記じょうき3つ以外いがい情状じょうじょう酌量しゃくりょうむべき場合ばあい
おさむ しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめられており、下記かき条件じょうけんてはまる場合ばあいは、刑罰けいばつけるわりに金銭きんせんおさめる。
流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかした時点じてんで10さいちょう15さい以下いかもの改定かいてい律令りつりょうでは、改定かいてい律令りつりょうだい48じょうより再犯さいはん場合ばあい適用てきようされない。)
窃盗せっとう傷害しょうがいおかした7さいちょう10さい以下いかもの
流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかして、その犯罪はんざい発覚はっかくした時点じてんで70さい以上いじょう80さい未満みまんとき改定かいてい律令りつりょうでは、改定かいてい律令りつりょうだい48じょうより再犯さいはん場合ばあい適用てきようされない。)
窃盗せっとう傷害しょうがいおかした80さい以上いじょう90さい未満みまんもの
殺人さつじん放火ほうか同意どうい性交せいこう窃盗せっとうなどの犯罪はんざい以外いがいつみおかしたそつぞく以下いか女性じょせいで、通常つうじょう刑罰けいばつすことがてきさない場合ばあいただし、明治めいじ6ねん2がつ25にち改正かいせいにより士族しぞくふくめたすべての女性じょせい対象たいしょうとなる[52]。)なお、改定かいてい律令りつりょうではだい39じょうにより、経済けいざいてき事情じじょうによりおさむ出来できない場合ばあい懲役ちょうえき100にち以下いか折半せっぱんするかたちおさめ、懲役ちょうえき1ねん以上いじょうけいを5とうらしたうえ懲役ちょうえきけいふくする。
・70さい以上いじょう重度じゅうど障害しょうがい祖父母そふぼ父母ちちははやしなものにいない場合ばあいしんりつ綱領こうりょうでは、初犯しょはん徒刑とけいねん以上いじょう3とう流刑りゅうけい[じゅんりゅう10ねん]以下いかけいされたもの対象たいしょうで、つえ100かいしたうえで、のこりの刑罰けいばつおさむ贖される。改定かいてい律令りつりょうでは、懲役ちょうえき1ねん以上いじょうされたもの対象たいしょうであり、ぼうくさり3にちされたうえのこりの刑罰けいばつおさむ贖される。また、すで服役ふくえき日数にっすうが100にち以上いじょう場合ばあいおさむ贖のうえ放免ほうめんされる。)。
重度じゅうど障害しょうがいしゃしんりつ綱領こうりょうでは、窃盗せっとう傷害しょうがいおこなった場合ばあいただ死刑しけいされた両目りょうめ失明しつめいしている視覚しかく障害しょうがいしゃ改定かいてい律令りつりょうだい45じょうより適用てきようされない。)
ちゅう障害しょうがいしゃしんりつ綱領こうりょうでは流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかした場合ばあい改定かいてい律令りつりょうでは、強盗ごうとう同意どうい性交せいこうのぞいた犯罪はんざいおかした障害しょうがいしゃただし、片目かため失明しつめいしている視覚しかく障害しょうがいしゃ改定かいてい律令りつりょうだい45じょうより適用てきようされない。)
改定かいてい律令りつりょう制定せいていで、15さい以下いかか70さい以上いじょうもしくはちゅう障害しょうがいしゃ官吏かんりとしてはたらいているときに窃盗せっとう強盗ごうとう贈収賄ぞうしゅうわい同意どうい性交せいこうなどの廉恥れんちはなはだしくやぶ犯罪はんざいおか懲役ちょうえき1ねん以上いじょうけいせられるとき。ただし、明治めいじ10ねん11月2にち布告ふこくされた明治めいじ10ねん太政官だじょうかん布告ふこく76ごうにより、適用てきようされなくなる[53]。)
過失かしつ殺傷さっしょうおさむ 過失かしつ被害ひがいしゃ殺傷さっしょうした場合ばあい適用てきようされる。また、おさめられた金銭きんせんは、被害ひがいしゃのための埋葬まいそう医療いりょうとして支給しきゅうされる。ただし、加害かがいしゃ以下いか条件じょうけんのどれかにてはまる場合ばあい上記じょうきしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうおさむ贖の金額きんがく金銭きんせんおさめる。
・15さい以下いかもの
・70さい以上いじょうもの
ちゅう以上いじょう障害しょうがいしゃ
女性じょせいしんりつ綱領こうりょうでは身分みぶんそつぞく以下いか女性じょせい
華族かぞく贖罪しょくざい 華族かぞくが、過誤かご失錯しっさく故意こいでなく、不注意ふちゅういとうによるミスや やるべきことをおこたること)をおかした場合ばあい
じゅんりゅうげんないろうやましおさむ 1ねん以上いじょう徒刑とけいされ、徒刑とけい服役ふくえきちゅうに70さい以上いじょうちゅう以上いじょう障害しょうがいしゃになった場合ばあい。1かげつあたりかね1ふん計算けいさんし、のこりの刑期けいき金銭きんせんおさめる。のこりの刑期けいきが1かげつ未満みまん場合ばあいは、日数にっすうったうえおさめる。また、流刑りゅうけい徒刑とけいかね単位たんいことなるのは、じゅんりゅうほうは、しん貨条れい制定せいてい明治めいじ5ねん11月29にちさだめられたからである[43]。なお、しん貨条れいでは、貨幣かへい基準きじゅん単位たんいを「りょう」から「えんえん)」にえ(きゅう1りょうしん1えんとする)ている。
懲役ちょうえきげんないろうやましおさむ 10日とおか以上いじょう懲役ちょうえきけいされ、服役ふくえきちゅうに70さい以上いじょうちゅう以上いじょう障害しょうがいしゃになった場合ばあい懲役ちょうえき100にち以下いか10日とおかあたり25ぜにで、1ねん以上いじょうは1ねんあたり3えん計算けいさんし、のこりの刑期けいき金銭きんせんおさめる。また、経済けいざいてき事情じじょうおさめられない場合ばあいだい49じょうより収納しゅうのう期限きげん延長えんちょううえけいやくふくする。 さらに、だい50じょうより病気びょうきにより服役ふくえき出来できない場合ばあい懲役ちょうえきじょう親族しんぞくなどにあづけるなど執行しっこう停止ていしした期間きかんのぞき、懲役ちょうえき1ねん以上いじょう場合ばあいは1ねんあたり50にち服役ふくえきしたとみなし、懲役ちょうえき100にち以下いかけい日数にっすうの20%を服役ふくえきしたとみなし、のこりの刑期けいき金銭きんせんおさめる。
誣輕爲重ためしげおさむ 事実じじつげて証言しょうげんしたことにより本来ほんらいけるけいよりおもけいせられたものの、けい未決みけつであった場合ばあい証言しょうげんしたものは、最大さいだいおさむ贖金から本来ほんらいける刑罰けいばつぶんいたかたちおさむ贖する(ただし、けた刑罰けいばつぶん換算かんさんしてつえ120かい以上いじょう場合ばあいは、証言しょうげんしたものつえ100かい[改定かいてい律令りつりょうでは、懲役ちょうえき100にち]の刑罰けいばつけさせたうえで、そのぶんく)。金額きんがくしんりつ綱領こうりょうではむち10かいかね1ふんとし、改定かいてい律令りつりょうむち10かいで25ぜにとして計算けいさんする。なお、すで刑罰けいばつけた場合ばあいは、証言しょうげんしゃ本来ほんらいける刑罰けいばつぶんいたうえで、けたぶん刑罰けいばつけさせる。
明治めいじ初期しょきにおける士族しぞくへの刑罰けいばつ
かりけいりつ[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9] じゅんりゅうほう
明治めいじ3ねん11月17にち
しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11] 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう
明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11]
備考びこううるうけい
刑罰けいばつ うるうけい 死刑しけい相当そうとう犯罪はんざい
また
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい
刑罰けいばつ うるうけい 死刑しけい相当そうとう犯罪はんざい
また
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい
刑罰けいばつ うるうけい 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 刑罰けいばつ うるうけい 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい
士分しぶん以上いじょう
一部いちぶ犯罪はんざい
のぞいた
徒士かち以下いか
左記さき以外いがい 士分しぶん以上いじょう
一部いちぶ犯罪はんざい
のぞいた
徒士かち以下いか
左記さき以外いがい 明治めいじ4ねん
6月26にち
まで
明治めいじ4ねん6月27にち

明治めいじ6ねん7がつ9にち[54]
明治めいじ6ねん7がつ10日とおか

明治めいじ7ねん6月23にち
明治めいじ7ねん6月24にち以降いこう[23]
焚刑ふんけい - 斬首ざんしゅけい
たっ
焚刑ふんけい - - - - - - - - - - - - - - - 士族しぞく死刑しけい刑罰けいばつされる場合ばあいかりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう場合ばあいは、斬首ざんしゅけいたっ切腹せっぷく)により執行しっこうされる。しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうではたっのみであり、俸禄たっけいけいしゃ子孫しそんまましくことが出来できる(ただし、明治めいじ9ねんおこなわれた秩禄処分しょぶんにより、廃止はいしされている)。

なお、加賀かが本多ほんだ旧臣きゅうしん敵討かたきう明治めいじ忠臣蔵ちゅうしんぐらわれている。本多ほんだまさしひとし暗殺あんさつ事件じけんかかわった人物じんぶつらを加賀かが本多ほんだ旧臣きゅうしんら15にんによりころされる。また、1873ねん明治めいじ6ねん2がつ7にち布達ふたつ太政官だじょうかんだい37ごう復讐ふくしゅう禁止きんしれい」がされる以前いぜん最後さいごかたきちである。)により、明治めいじ5ねん11月4にち石川いしかわけんけいごくりょう裁判さいばんたっくだされ、執行しっこうされた12にん日本にっぽん法制ほうせい史上しじょう最後さいごたっ切腹せっぷくけい)である。

また、改定かいてい律令りつりょうにより、士族しぞくうるうけい禁錮きんこけい一本いっぽんされる。なお、改定かいてい律令りつりょうでは、死刑しけいまた終身しゅうしん懲役ちょうえき相当そうとう刑罰けいばつけた場合ばあいうるうけいとして終身しゅうしん禁錮きんこ明治めいじ7ねん6がつ24にち以降いこう終身しゅうしん禁獄きんごく)をける(かりけいりつでは、士分しぶん以上いじょう士族しぞく刑罰けいばつの1つに永遠えいえん禁錮きんこ刑罰けいばつがある。)。

磔刑たっけい - 磔刑たっけい 磔刑たっけい - 斬首ざんしゅけい
たっ
磔刑たっけい 磔刑たっけい - - - - - - - - - -
梟首きょうしゅ - 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ - 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ たっ たっ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 終身しゅうしん禁錮きんこ 終身しゅうしん禁獄きんごく 梟首きょうしゅ -
刎・けい - 刎・けい 斬首ざんしゅけい - 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい
- - - 絞首刑こうしゅけい - 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい
- - - - - - - - - - - - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき - 終身しゅうしん懲役ちょうえき
むち100かい遠流おんる - 永遠えいえん禁錮きんこ[55][56]
[57][58]
むち100かい遠流おんる 流刑りゅうけい7ねん 200にち 永遠えいえん禁錮きんこ[55][57]
[56][58]
流刑りゅうけい7ねん 3とうやく
じゅんりゅう10ねん
3とう流刑りゅうけいやく2ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん
あたり戍10ねん 禁錮きんこ10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん
3とう流刑りゅうけいやく2ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん
懲役ちょうえき10ねん 禁錮きんこ10ねん 禁獄きんごく10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん
懲役ちょうえき10ねん 士族しぞく流刑りゅうけい刑罰けいばつされる場合ばあいうるうけいは、以下いかのそれそれ刑法けいほうによって執行しっこうされる。
かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう中流ちゅうりゅう近流きんるでは、逼塞ひっそく遠慮えんりょ差控さしひかえのどれかの方法ほうほうけいされる。
しんりつ綱領こうりょう北海道ほっかいどう国境こっきょう警備けいび仕事しごとく。また、1だいかぎりのこうしょうろくっている場合ばあい剥奪はくだつされる。ただし、明治めいじ4ねん6月27にち禁錮きんこ5ねん・7ねん・10ねんかわけいされる。
改定かいてい律令りつりょう:じゅんりゅうおな服役ふくえき年数ねんすう禁錮きんこけい明治めいじ7ねん6月24にち以降いこう禁獄きんごくけい)にかわけいされる。
むち100かい中流ちゅうりゅう 100にち むち100かい中流ちゅうりゅう 流刑りゅうけい5ねん 170にち 流刑りゅうけい5ねん 2とうやく
じゅんりゅう7ねん
2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん
実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん
あたり戍7ねん 禁錮きんこ7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん
実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん
2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん
実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん
懲役ちょうえき7ねん 禁錮きんこ7ねん 禁獄きんごく7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん
実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん
懲役ちょうえき7ねん
むち100かい近流きんる むち100かい近流きんる 流刑りゅうけい3ねん 130にち 流刑りゅうけい3ねん 1とうやく
じゅんりゅう5ねん
1とう流刑りゅうけいやく1ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん
あたり戍5ねん 禁錮きんこ5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん
1とう流刑りゅうけいやく1ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん
懲役ちょうえき5ねん 禁錮きんこ5ねん 禁獄きんごく5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん
実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん
懲役ちょうえき5ねん
むち100かい徒刑とけい3ねん 禁錮きんこ3ねん むち100かい徒刑とけい3ねん - - 禁錮きんこ3ねん - - 徒刑とけい3ねん 禁錮きんこ3ねん 禁錮きんこ3ねん 徒刑とけい3ねん 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 禁錮きんこ3ねん 禁獄きんごく3ねん 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 士族しぞく徒刑とけい懲役ちょうえき刑罰けいばつされる場合ばあいうるうけいは、以下いかのそれそれ刑法けいほうによって執行しっこうされる。
かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう逼塞ひっそく遠慮えんりょ差控さしひかえのどれかの方法ほうほうけいされる。
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう禁錮きんこけいかわけいされるかたちけいされる。
むち90かい徒刑とけい2ねんはん - むち90かい徒刑とけい2ねんはん - - - - - 徒刑とけい2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 禁獄きんごく2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん
むち80かい徒刑とけい2ねん 90にち 禁錮きんこ2ねん むち80かい徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 100にち 禁錮きんこ2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 禁錮きんこ2ねん 禁錮きんこ2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん 禁錮きんこ2ねん 禁獄きんごく2ねん 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん
むち70かい徒刑とけい1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん むち70かい徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 90にち 禁錮きんこ1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 禁獄きんごく1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん
むち60かい徒刑とけい1ねん 80にち 禁錮きんこ1ねん むち60かい徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 80にち 禁錮きんこ1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 禁錮きんこ1ねん 禁錮きんこ1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん 禁錮きんこ1ねん 禁獄きんごく1ねん 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん
- 禁錮きんこ半年はんとし - - - 禁錮きんこ半年はんとし - - - - - - - - - - - -
むち100かい 貶席
だつろく
だつかたな
むち100かい むち100かい 100にち 貶席
だつろく
だつかたな
むち100かい むち100かい つえ100かい 閉門へいもん100にち 閉門へいもん100にち 士族しぞく身分みぶん剥奪はくだつ 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 禁錮きんこ100にち 禁獄きんごく100にち 士族しぞく身分みぶん剥奪はくだつ 懲役ちょうえき100にち 士族しぞくむちつえけい刑罰けいばつされる場合ばあいうるうけいは、以下いかのそれそれ刑法けいほうによって執行しっこうされる。
かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう逼塞ひっそく遠慮えんりょ差控さしひかえのどれかの方法ほうほうけいされる。
しんりつ綱領こうりょうむちけい相当そうとう謹慎きんしんつえけい相当そうとう閉門へいもん両者りょうしゃちがいは前者ぜんしゃ家族かぞく使用人しようにん接見せっけん通信つうしんゆるされたが、後者こうしゃ食事しょくじたきぎなど生活せいかつ必要ひつようものはこ場合ばあい以外いがいゆるされなかった。
改定かいてい律令りつりょう禁錮きんこけい明治めいじ7ねん6月24にち以降いこう禁獄きんごくけい)にかわけいされるかたちけいされる。
むち90かい 70にち むち90かい - - - - つえ90かい 閉門へいもん90にち 閉門へいもん90にち 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 禁錮きんこ90にち 禁獄きんごく90にち 懲役ちょうえき90にち
むち80かい むち80かい - - - - つえ80かい 閉門へいもん80にち 閉門へいもん80にち 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 禁錮きんこ80にち 禁獄きんごく80にち 懲役ちょうえき80にち
むち70かい 60にち むち70かい - - - - つえ70かい 閉門へいもん70にち 閉門へいもん70にち 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 禁錮きんこ70にち 禁獄きんごく70にち 懲役ちょうえき70にち
むち60かい むち60かい - - - - つえ60かい 閉門へいもん60にち 閉門へいもん60にち 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 禁錮きんこ60にち 禁獄きんごく60にち 懲役ちょうえき60にち
むち50かい 50にち むち50かい むち50かい 50にち むち50かい むち50かい むち50かい 謹慎きんしん50にち 謹慎きんしん50にち 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 禁錮きんこ50にち 禁獄きんごく50にち 懲役ちょうえき50にち
むち40かい 40にち むち40かい - - - - むち40かい 謹慎きんしん40にち 謹慎きんしん40にち 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 禁錮きんこ40にち 禁獄きんごく40にち 懲役ちょうえき40にち
むち30かい 30にち むち30かい - - - - むち30かい 謹慎きんしん30にち 謹慎きんしん30にち 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 禁錮きんこ30にち 禁獄きんごく30にち 懲役ちょうえき30にち
むち20かい 20日はつか むち20かい むち20かい 20日はつか むち20かい むち20かい むち20かい 謹慎きんしん20にち 謹慎きんしん20にち 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 禁錮きんこ20にち 禁獄きんごく20にち 懲役ちょうえき20にち
むち10かい 10日とおか むち10かい - - - - むち10かい 謹慎きんしん10にち 謹慎きんしん10にち 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 禁錮きんこ10にち 禁獄きんごく10にち 懲役ちょうえき10にち
- - - - - - - - - - - - - - 呵責かしゃく - - 呵責かしゃく
刑罰けいばつ うるうけい 士分しぶん以上いじょう
一部いちぶ犯罪はんざい
のぞいた
徒士かち以下いか
左記さき以外いがい 刑罰けいばつ うるうけい 士分しぶん以上いじょう
一部いちぶ犯罪はんざい
のぞいた
徒士かち以下いか
左記さき以外いがい じゅんりゅうほう
明治めいじ3ねん11月17にち
刑罰けいばつ 明治めいじ4ねん
6月26にち
まで
明治めいじ4ねん6月27にち

明治めいじ6ねん7がつ9にち[54]
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 刑罰けいばつ 明治めいじ6ねん7がつ10日とおか

明治めいじ7ねん6月23にち
明治めいじ7ねん6月24にち以降いこう[23] 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう
明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11]
備考びこううるうけい
死刑しけい相当そうとう犯罪はんざい
また
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい
死刑しけい相当そうとう犯罪はんざい
また
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい
うるうけい うるうけい
かりけいりつ[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9] しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11]
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 士族しぞくおかしたつみ窃盗せっとう強盗ごうとう同意どうい性交せいこうなどの士道しどうになものとして相応ふさわしくないと判断はんだんされた犯罪はんざいについては、刑法けいほうによってことなる。なお、かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうしんりつ綱領こうりょうでは賭博とばくふくまれ、改定かいてい律令りつりょうではだい18じょうによりふくまれずうるうけいによってされる。
かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう流刑りゅうけい以下いか犯罪はんざいおかした場合ばあい身分みぶん士分しぶん以上いじょう徒士かち以下いか刑罰けいばつかれ、前者ぜんしゃおもじゅん禁錮きんこ永遠えいえん[実質じっしつ無期むき]~半年はんとし)、貶席(降格こうかくたる[59][60]。)、だつろく減給げんきゅうたる[61][62]。)、だつかたなせられる。後者こうしゃは、士分しぶん以上いじょう刑罰けいばつじゅんじるが、死刑しけい相当そうとう犯罪はんざいぬすみ・同意どうい性交せいこう無断むだん本籍ほんせきからだっした場合ばあい平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつされる。
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう懲役ちょうえき1ねん以上いじょう刑罰けいばつは、士族しぞく身分みぶん剥奪はくだつうえ平民へいみん同様どうようされた。つえ100かい改定かいてい律令りつりょうでは懲役ちょうえき100にち以下いか場合ばあい士族しぞく身分みぶん剥奪はくだつのみされる。
禁錮きんこ禁獄きんごく 武士ぶしうるうけいひとつ。禁錮きんこ禁獄きんごくは、前者ぜんしゃ自宅じたく一室いっしつでの監禁かんきんたいして、後者こうしゃ禁獄きんごくしゃ懲役ちょうえきじょうあつまりかんないじゅんりゅう懲役ちょうえきけい受刑じゅけいしゃ区別くべつするかたち収容しゅうようし、労役ろうえきふくさない。なお、明治めいじ7ねん6月24にち布告ふこくされた明治めいじ7ねん太政官だじょうかん布告ふこく69ごうにより、うるうけいの1つである禁錮きんこ禁獄きんごくえている[23]ただし、禁獄きんごくけいしゃらの態勢たいせいととのっていないことから同年どうねん7がつ14にち布達ふたつされた明治めいじ7ねん司法省しほうしょう布達ふたつだい17ごう[63]より、受刑じゅけいめい禁獄きんごくえたうえつづ自宅じたくでの監禁かんきん明治めいじ11ねん4がつ5にちめるまでつづおこなわれた[64][65]
明治めいじ初期しょきにおける官吏かんり刑罰けいばつ
しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11] 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11] 備考びこううるうけい
刑罰けいばつ 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 公務こうむうえまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい 刑罰けいばつ 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい(明治めいじ9ねん4がつ14にちされた明治めいじ9ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい48ごう[66]による廃止はいしまで、この条文じょうぶん有効ゆうこうであった。) 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい 平民へいみん官吏かんり父母ちちはは兄弟きょうだい子孫しそん平民へいみん官吏かんり家長かちょうで、破廉恥はれんちはなはだしき犯罪はんざい以外いがいおかした場合ばあい
官吏かんり全体ぜんたい
明治めいじ4ねん8がつ21にちまで)
明治めいじ4ねん8がつ22にち明治めいじ5ねん10月23にち[67] 明治めいじ5ねん10月24にち以降いこう[68] 明治めいじ4ねん6月26にちまで 4ねん6月27にち[54]明治めいじ5ねん8がつ28にち 明治めいじ5ねん8がつ29にち[69]から10月23にち 明治めいじ5ねん10月24にち以降いこう[68]
等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 等外とうがいかん14とう以下いかはんにん かん13とう以上いじょうはんにん そうにん みことのりにん 官吏かんり全体ぜんたい 官吏かんり全体ぜんたい 官吏かんり全体ぜんたい 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん
梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ かん2とう降格こうかく - かん2とう降格こうかく - - - - たっ たっ たっ たっ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ - - - - 終身しゅうしん禁錮きんこ 終身しゅうしん禁錮きんこ - 官吏かんり死刑しけいたる刑罰けいばつける場合ばあい公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさく故意こいでなく、不注意ふちゅういとうによるミスや やるべきことをおこたること)をおかした場合ばあいは、はんにん以上いじょうゆうかん公務員こうむいんかん2とう降格こうかくされ、無官むかん場合ばあいは100りょうのちに100えん)の贖罪しょくざいきんおさめることになる。それ以外いがい場合ばあいたっ切腹せっぷく)となる。
斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 100りょう 100えん - - - 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 100えん - - - 斬首ざんしゅけい
絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい - - - 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい - - - 絞首刑こうしゅけい
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき 終身しゅうしん懲役ちょうえき 90えん - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき
3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん かん2とう降格こうかく 80りょう かん2とう降格こうかく 80えん ばっぼう10かげつ あたり戍10ねん 禁錮きんこ10ねん 禁錮きんこ10ねん 禁錮きんこ10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 懲役ちょうえき10ねん 懲役ちょうえき10ねん 80えん ばっぼう10かげつ 禁錮きんこ10ねん 禁錮きんこ10ねん 懲役ちょうえき10ねん 官吏かんり流刑りゅうけいたる刑罰けいばつける場合ばあい公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさく故意こいでなく、不注意ふちゅういとうによるミスや やるべきことをおこたること)をおかした場合ばあいは、はんにん以上いじょうゆうかん公務員こうむいんかん2とう降格こうかくされたが、明治めいじ5ねん10月24にち以降いこうは、月給げっきゅう7~10かげつぶん金銭きんせんおさめるかたちとなる。無官むかん場合ばあいは60~80りょうのちに60えん~80えん)の贖罪しょくざいきんおさめることになる。それ以外いがい場合ばあい北海道ほっかいどう国境こっきょう警備けいび仕事しごとくことになるが、(明治めいじ4ねん6がつ27にち以降いこう禁錮きんこけいとなる。
2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 70りょう 70えん ばっぼう7かげつ あたり戍7ねん 禁錮きんこ7ねん 禁錮きんこ7ねん 禁錮きんこ7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 懲役ちょうえき7ねん 懲役ちょうえき7ねん 70えん ばっぼう7かげつ 禁錮きんこ7ねん 禁錮きんこ7ねん 懲役ちょうえき7ねん
1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 60りょう 60えん ばっぼう5かげつ あたり戍5ねん 禁錮きんこ5ねん 禁錮きんこ5ねん 禁錮きんこ5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 懲役ちょうえき5ねん 懲役ちょうえき5ねん 60えん ばっぼう5かげつ 禁錮きんこ5ねん 禁錮きんこ5ねん 懲役ちょうえき5ねん
徒刑とけい3ねん 徒刑とけい3ねん 45りょう 45えん ばっぼう3かげつ 免職めんしょく 免職めんしょく明治めいじ5ねん4がつ[70]~8がつ28にちあいだは、だつかん刑罰けいばつめいえ、免職めんしょく上位じょうい剥奪はくだつもされていた。) 禁錮きんこ3ねん 禁錮きんこ3ねん 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 懲役ちょうえき3ねん 45えん ばっぼう3かげつ 禁錮きんこ3ねん 禁錮きんこ3ねん 懲役ちょうえき3ねん 官吏かんり徒刑とけい懲役ちょうえきけいたる刑罰けいばつける場合ばあい公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさく故意こいでなく、不注意ふちゅういとうによるミスや やるべきことをおこたること)をおかした場合ばあいは、はんにん以上いじょうゆうかん公務員こうむいんは2ねん以上いじょうかん2とう、1ねんと1ねんはんは1とう降格こうかくされたが、明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこうは、月給げっきゅう1~3かげつぶん金銭きんせんおさめるかたちとなる。無官むかん場合ばあいは15~45りょうのちに15えん~45えん)の贖罪しょくざいきんおさめることになる。それ以外いがい場合ばあい免職めんしょく明治めいじ5ねん4がつ同年どうねん8がつ28にちあいだは、だつかん刑罰けいばつめいえ、免職めんしょく上位じょうい剥奪はくだつもされていた。)されていたが、明治めいじ5ねん8がつ29にち以降いこう禁錮きんこけいえられる。
徒刑とけい2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 37りょう2ふん 37えん50ぜに ばっぼう2かげつはん 禁錮きんこ2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 37えん50ぜに ばっぼう2かげつはん 禁錮きんこ2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん
徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 30りょう 30えん ばっぼう2かげつ 禁錮きんこ2ねん 禁錮きんこ2ねん 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん 懲役ちょうえき2ねん 30えん ばっぼう2かげつ 禁錮きんこ2ねん 禁錮きんこ2ねん 懲役ちょうえき2ねん
徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん かん1とう降格こうかく 22りょう2ふん かん1とう降格こうかく 22えん50ぜに ばっぼう1かげつはん 禁錮きんこ1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 22えん50ぜに ばっぼう1かげつはん 禁錮きんこ1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん
徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 15りょう 15えん ばっぼう1かげつ 禁錮きんこ1ねん 禁錮きんこ1ねん 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん 懲役ちょうえき1ねん 15えん ばっぼう1かげつ 禁錮きんこ1ねん 禁錮きんこ1ねん 懲役ちょうえき1ねん
つえ100かい 身分みぶん剥奪はくだつ 閉門へいもん50にち 7りょう2ふん 10りょう 15りょう 20りょう 7えん50ぜに 10えん 15えん 20えん かん1とう降格こうかく かん1とう降格こうかく 閉門へいもん100にち 20えん 20えん 30えん 40えん 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 7えん50ぜに 10えん 15えん 20えん 15えん 20えん 30えん 40えん 禁錮きんこ100にち 懲役ちょうえき100にち 官吏かんりむちつえけい刑罰けいばつされる場合ばあいはんにん以上いじょう公務員こうむいん公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさく故意こいでなく、不注意ふちゅういとうによるミスや やるべきことをおこたること)をおかした場合ばあいは、むちけい謹慎きんしんつえけい閉門へいもん士族しぞく同様どうよう刑罰けいばつされる。明治めいじ4ねん8がつ22にち以降いこう金銭きんせんおさめるかたちとなる。それ以外いがい場合ばあいは、むちけい謹慎きんしんつえけいかん1とう降格こうかくのち閉門へいもん)であったが、金銭きんせんおさめるかたち変更へんこうしているなお、家長かちょう判任官はんにんかん以上いじょう平民へいみん公務員こうむいん父母ちちはは兄弟きょうだい子孫しそんで、おかしたつみ廉恥れんちはなはだしくやぶ犯罪はんざいでない場合ばあい士族しぞく同等どうとう刑罰けいばつける。
つえ90かい 閉門へいもん45にち 6りょう3ふん 9りょう 13りょう2ふん 18りょう 6えん75ぜに 9えん 13えん50ぜに 18えん 閉門へいもん90にち 18えん 18えん 27えん 36えん 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 6えん75ぜに 9えん 13えん50ぜに 18えん 13えん50ぜに 18えん 27えん 36えん 禁錮きんこ90にち 懲役ちょうえき90にち
つえ80かい 閉門へいもん40にち 6りょう 8りょう 12りょう 16りょう 6えん 8えん 12えん 16えん 閉門へいもん80にち 16えん 16えん 24えん 32えん 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 6えん 8えん 12えん 16えん 12えん 16えん 24えん 32えん 禁錮きんこ80にち 懲役ちょうえき80にち
つえ70かい 閉門へいもん35にち 5りょう1ふん 7りょう 10りょう2ふん 14りょう 5えん25ぜに 7えん 10えん50ぜに 14えん 閉門へいもん70にち 14えん 14えん 21えん 28えん 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 5えん25ぜに 7えん 10えん50ぜに 14えん 10えん50ぜに 14えん 21えん 28えん 禁錮きんこ70にち 懲役ちょうえき70にち
つえ60かい 閉門へいもん30にち 4りょう2ふん 6りょう 9りょう 12りょう 4えん50ぜに 6えん 9えん 12えん 閉門へいもん60にち 12えん 12えん 18えん 24えん 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 4えん50ぜに 6えん 9えん 12えん 9えん 12えん 18えん 24えん 禁錮きんこ60にち 懲役ちょうえき60にち
むち50かい 謹慎きんしん25にち 3りょう3ふん 5りょう 7りょう2ふん 10りょう 3えん75ぜに 5えん 7えん50ぜに 10えん 謹慎きんしん50にち 謹慎きんしん50にち 謹慎きんしん50にち 10えん 10えん 15えん 20えん 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 3えん75ぜに 5えん 7えん50ぜに 10えん 7えん50ぜに 10えん 15えん 20えん 禁錮きんこ50にち 懲役ちょうえき50にち
むち40かい 謹慎きんしん20にち 3りょう 4りょう 6りょう 8りょう 3えん 4えん 6えん 8えん 謹慎きんしん40にち 謹慎きんしん40にち 謹慎きんしん40にち 8えん 8えん 12えん 16えん 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 3えん 4えん 6えん 8えん 6えん 8えん 12えん 16えん 禁錮きんこ40にち 懲役ちょうえき40にち
むち30かい 謹慎きんしん15にち 2りょう1ふん 3りょう 4りょう2ふん 6りょう 2えん25ぜに 3えん 4えん50ぜに 6えん 謹慎きんしん30にち 謹慎きんしん30にち 謹慎きんしん30にち 6えん 6えん 9えん 12えん 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 2えん25ぜに 3えん 4えん50ぜに 6えん 4えん50ぜに 6えん 9えん 12えん 禁錮きんこ30にち 懲役ちょうえき30にち
むち20かい 謹慎きんしん10にち 1りょう2ふん 2りょう 3りょう 4りょう 1えん50ぜに 2えん 3えん 4えん 謹慎きんしん20にち 謹慎きんしん20にち 謹慎きんしん20にち 4えん 4えん 6えん 8えん 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 1えん50ぜに 2えん 3えん 4えん 3えん 4えん 6えん 8えん 禁錮きんこ20にち 懲役ちょうえき20にち
むち10かい 謹慎きんしん5にち 3ふん 1りょう 1りょう2ふん 2りょう 75ぜに 1えん 1えん50ぜに 2えん 謹慎きんしん10にち 謹慎きんしん10にち 謹慎きんしん10にち 2えん 2えん 3えん 4えん 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 75ぜに 1えん 1えん50ぜに 2えん 1えん50ぜに 2えん 3えん 4えん 禁錮きんこ10にち 懲役ちょうえき10にち
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 呵責かしゃく 呵責かしゃく - - - - - - - - - 呵責かしゃく
刑罰けいばつ 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 官吏かんり全体ぜんたい
明治めいじ4ねん8がつ21にちまで)
等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 等外とうがい吏・かん14とう以下いかはんにん かん13とう以上いじょうはんにん そうにん みことのりにん 官吏かんり全体ぜんたい 官吏かんり全体ぜんたい 官吏かんり全体ぜんたい 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 刑罰けいばつ 廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 等外とうがい はんにん そうにん みことのりにん 平民へいみん官吏かんり父母ちちはは兄弟きょうだい子孫しそん平民へいみん官吏かんり家長かちょうで、破廉恥はれんちはなはだしきつみ以外いがいおかした場合ばあい 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11] 備考びこううるうけい
明治めいじ4ねん8がつ22にち[67]明治めいじ5ねん10月23にち 明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう[68] 明治めいじ4ねん6がつ26にちまで 4ねん6がつ27にち[54]明治めいじ5ねん8がつ28にち 明治めいじ5ねん8がつ29にち[69]から10月23にち 明治めいじ5ねん10月24にち以降いこう[68] 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい(明治めいじ9ねん4がつ14にちされた明治めいじ9ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい48ごう[66]による廃止はいしまで、この条文じょうぶん有効ゆうこうであった。) 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい
公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい
しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11]
廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい 官吏かんりおかしたつみ窃盗せっとう強盗ごうとう贈収賄ぞうしゅうわい部下ぶか婦女ふじょ性交せいこうなど破廉恥はれんち犯罪はんざい判断はんだんされた犯罪はんざいについては、平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつける。なお、かりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうしんりつ綱領こうりょうでは賭博とばくふくまれ、改定かいてい律令りつりょうではだい18じょうによりふくまれずうるうけいによってされる。
ばっぼう 明治めいじ5ねん10月24にち布告ふこくされた明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい321ごうより、13とう以上いじょう官位かんいゆうする官吏かんりが、公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかし、刑罰けいばつ徒刑とけい1ねん以上いじょう3とう流刑りゅうけい以下いか相当そうとうである場合ばあい刑罰けいばつけるわりに、給与きゅうよ半分はんぶんくにおさめる。14とう以下いか場合ばあいは、平民へいみん同様どうようまえひょう明治めいじ初期しょきにおけるおさむ贖・贖罪しょくざい」の贖罪しょくざい金額きんがくおさめる。
みことのり任官にんかんそう任官にんかん犯罪はんざいおかした場合ばあい しんりつ綱領こうりょうでは、天皇てんのうもうげたうえで、調しらべをける。なお、官吏かんりでない華族かぞく同様どうよう対応たいおうされる。
その微罪びざい場合ばあいもうげたうえ調しらべるのは手続てつづきに時間じかんがかかりかえってけい対象たいしょうしゃ不都合ふつごうしょうじることを理由りゆうに、明治めいじ5ねん3月12にち布告ふこくされた明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい80ごう[71]により、きゅうようする場合ばあい調しらべてから天皇てんのうもうげが可能かのうとなり、公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあいつみ明白めいはくでありつえむちけいされる場合ばあいは、調しらべをせず、執行しっこうしてからもうげることも可能かのうとなる。また、同年どうねん10月13にち布告ふこくされた明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい307ごう[72]より、きゅうようする場合ばあい犯罪はんざい種類しゅるいされる刑罰けいばつ関係かんけいなく調しらべてからもうげるが可能かのうとなる。
きゅう日本にっぽんぐん軍人ぐんじん軍属ぐんぞく犯罪はんざいおかした場合ばあい 明治めいじ5ねん2がつ12にち布告ふこくされた明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい43ごう[73]により、出征しゅっせい行軍こうぐんちゅう以外いがい犯罪はんざいこしたり、きゅう日本にっぽんぐん軍人ぐんじん軍属ぐんぞく以外いがいものたいして犯罪はんざいこした場合ばあいは、海陸かいりくぐんけいりつ明治めいじ5ねん2がつ施行しこう)でさばかず、しんりつ綱領こうりょうもとづいてさばかれた。
その明治めいじ6ねん4がつ13にち布告ふこくされた明治めいじ6ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい132ごう[74]により、軍人ぐんじん軍属ぐんぞく犯罪はんざいおかした場合ばあい以下いかのように対処たいしょした。
軍人ぐんじん軍属ぐんぞく以外いがいものたいして犯罪はんざいおかした場合ばあい海陸かいりくぐんけいりつによりさばかれる。
軍人ぐんじん軍属ぐんぞく以外いがい一緒いっしょ犯罪はんざいおかした場合ばあい軍人ぐんじん軍属ぐんぞく海陸かいりくぐんけいりつによりさばかれ、軍人ぐんじん軍属ぐんぞく以外いがいは、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうによってさばかれる。
軍人ぐんじん軍属ぐんぞく軍務ぐんむふくしていない状態じょうたい犯罪はんざいおかした場合ばあいしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうによってさばかれる。
軍人ぐんじん軍属ぐんぞく脱獄だつごくした場合ばあい軍事ぐんじ裁判所さいばんしょ裁判所さいばんしょ協議きょうぎして、どちらでさばくかめる。

なお、海陸かいりくぐんけいりつだい7じょうにより、きゅう日本にっぽんぐんめたり(懲戒ちょうかい免職めんしょくふくむ)、兵役へいえきえてから3ねん以内いない犯罪はんざいおかした場合ばあいだい6じょうにより戦時せんじにおいて、てきスパイ兵士へいしひとし賭博とばく風俗ふうぞく遊興ゆうきょう仲介ちゅうかい生業せいぎょうとするもの海陸かいりくぐんけいりつによってさばかれる[75]

さらに、明治めいじ7ねん5月18にち太政官だじょうかんによりされた指令しれいより、犯罪はんざい発覚はっかくした時点じてん除隊じょたいして軍人ぐんじん軍属ぐんぞくでない状態じょうたいであっても、犯罪はんざいおかしたとき軍人ぐんじん軍属ぐんぞくであった場合ばあいは、海陸かいりくぐんけいりつによりさばかれる[76]

官吏かんりでない地方ちほう公務員こうむいん犯罪はんざいおかした場合ばあい 明治めいじ7ねん6月2にち明治めいじ7ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい71ごう[77]布告ふこくされるまでは、官吏かんりでないぐん町村ちょうそんだいせいにより編成へんせいされていた自治体じちたいふくむ。また、こおり町村ちょうそん編制へんせいほう制定せいていぐん区長くちょうぐん書記しょきのぞく。)の地方ちほう公務員こうむいん平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつされたが、この布告ふこくにより、俸給ほうきゅう基準きじゅんかなでにん相当そうとう月給げっきゅう350えん以上いじょう[78][79]はんにん相当そうとう月給げっきゅう30えん[80][79]以上いじょう350えん未満みまん等外とうがい吏は月給げっきゅう30えん未満みまんものとし、廉恥れんちやぶはなはだしき場合ばあい判断はんだんされない犯罪はんざいおかした場合ばあいは、上記じょうき改定かいてい律令りつりょう記載きさいうるうけいされることとなった。
しかし、等外とうがい吏にじゅんずるとされた地方ちほう公務員こうむいんなかには等外とうがい吏よりも月給げっきゅうひくものがおり、うるうけい適用てきようした場合ばあい経済けいざいてき圧迫あっぱくまねくことを理由りゆう[81]に、明治めいじ8ねん2がつ22にち布告ふこくされた明治めいじ8ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい31ごう[82]により、官吏かんりもっとひく等外とうがい吏4とう月給げっきゅうたないもの戸長こちょうのぞく)は平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつすこととなった。
明治めいじ初期しょきにおける僧侶そうりょ刑罰けいばつ
かりけいりつ[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9] じゅんりゅうほう明治めいじ3ねん11月17にち しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11] 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11] 備考びこううるうけい
刑罰けいばつ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういのない僧侶そうりょ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 刑罰けいばつ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういのない僧侶そうりょ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 刑罰けいばつ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういのない僧侶そうりょ 刑罰けいばつ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 刑罰けいばつ
業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい 業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい 戒律かいりつやぶはなはだしき

場合ばあい

うるうけい
明治めいじ5ねん10がつ23にちまで 明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう[68] 明治めいじ5ねん8がつ28にちまで 明治めいじ5ねん8がつ29にち[69]から10がつ23にち 明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう[68]
はんにんかん13とう以上いじょう相当そうとう そうにん相当そうとう みことのりにん相当そうとう はんにんかん13とう以上いじょう相当そうとう そうにん相当そうとう みことのりにん相当そうとう
焚刑ふんけい 焚刑ふんけい 焚刑ふんけい 焚刑ふんけい - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 僧侶そうりょ死刑しけいたる刑罰けいばつける場合ばあい改定かいてい律令りつりょうでは、僧位そういゆうする場合ばあい士族しぞくおなうるうけいされ終身しゅうしん禁錮きんことなる。
それ以外いがいは、平民へいみん同様どうようけいされる。
磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい 磔刑たっけい - - - - - - - - - - - - - - - - -
梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 梟首きょうしゅ 終身しゅうしん禁錮きんこ -
刎・けい 刎・けい 刎・けい 刎・けい 斬首ざんしゅけい 刎・けい 刎・けい 刎・けい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい 斬首ざんしゅけい
- - - - 絞首刑こうしゅけい - - - 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい 絞首刑こうしゅけい
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 終身しゅうしん懲役ちょうえき 終身しゅうしん懲役ちょうえき 終身しゅうしん懲役ちょうえき
むち100かい遠流おんる 貶官
だつしょく
おいいん
逼塞ひっそく
差控さしひかえ
じょうおも場合ばあい
退院たいいん
脱衣だつい
じょうかる場合ばあい
贖銅ぜに
むち100かい遠流おんる 流刑りゅうけい7ねん 貶官
だつしょく
おいいん
逼塞ひっそく
差控さしひかえ
じょうおも場合ばあい
退院たいいん
脱衣だつい
じょうかる場合ばあい
贖銅ぜに
むち100かい遠流おんる 3とうやくじゅんりゅう10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 禁錮きんこ10ねん 3とう流刑りゅうけいやく2ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう10ねん 懲役ちょうえき10ねん 懲役ちょうえき10ねん 禁錮きんこ10ねん 懲役ちょうえき10ねん 僧侶そうりょ遠島えんとうたる刑罰けいばつける場合ばあいかりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうでは、うるうけいされた。
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは、禁錮きんこ10・7・5ねんけいせられた。
むち100かい中流ちゅうりゅう むち100かい中流ちゅうりゅう 流刑りゅうけい5ねん むち100かい中流ちゅうりゅう 2とうやくじゅんりゅう7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 禁錮きんこ7ねん 2とう流刑りゅうけいやく1ねんはん)(実際じっさいは、じゅんりゅう7ねん 懲役ちょうえき7ねん 懲役ちょうえき7ねん 禁錮きんこ7ねん 懲役ちょうえき7ねん
むち100かい近流きんる むち100かい近流きんる 流刑りゅうけい3ねん むち100かい近流きんる 1とうやくじゅんりゅう5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 禁錮きんこ5ねん 1とう流刑りゅうけいやく1ねん)(実際じっさいは、じゅんりゅう5ねん 懲役ちょうえき5ねん 懲役ちょうえき5ねん 禁錮きんこ5ねん 懲役ちょうえき5ねん
むち100かい徒刑とけい3ねん むち100かい徒刑とけい3ねん - むち100かい徒刑とけい3ねん - 徒刑とけい3ねん 徒刑とけい3ねん 僧位そうい2とう降格こうかく ばっぼう3かげつ 免職めんしょく(明治めいじ5ねん4がつ[70]同年どうねん8がつ28にちあいだは、だつかん刑罰けいばつめいえ、免職めんしょくうえ僧位そうい剥奪はくだつもされていた。) 禁錮きんこ3ねん 禁錮きんこ3ねん 徒刑とけい3ねん 懲役ちょうえき3ねん 懲役ちょうえき3ねん 禁錮きんこ3ねん 懲役ちょうえき3ねん 僧侶そうりょ徒刑とけい懲役ちょうえきたる刑罰けいばつける場合ばあいかりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうでは、うるうけいされた。
しんりつ綱領こうりょうでは、僧位そういゆうする僧侶そうりょ徒刑とけい懲役ちょうえきけい以下いか場合ばあい官吏かんり同様どうよううるうけいける。業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい明治めいじ5ねん10月23にちまでは僧位そうい降格こうかくされたが、同年どうねん10月24にち以降いこうは、給料きゅうりょう半分はんぶんくにおさめるかたちとなった。業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがいうるうけいされる場合ばあい免職めんしょくであるが、明治めいじ5ねん4がつ同年どうねん10月23にちあいだされた場合ばあい僧位そうい剥奪はくだつされたうえ免職めんしょくされた。同年どうねん同月どうげつ24にち以降いこう改定かいてい律令りつりょうふくめ、禁錮きんこけいかわけいされている。
僧位そういのない僧侶そうりょは、士族しぞく同様どうよううるうけいされ、この場合ばあい禁錮きんこけいせられた。
むち90かい徒刑とけい2ねんはん むち90かい徒刑とけい2ねんはん - むち90かい徒刑とけい2ねんはん - 徒刑とけい2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん ばっぼう2かげつはん 禁錮きんこ2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 徒刑とけい2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん 禁錮きんこ2ねんはん 懲役ちょうえき2ねんはん
むち80かい徒刑とけい2ねん むち80かい徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん むち80かい徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん 徒刑とけい2ねん ばっぼう2かげつ 禁錮きんこ2ねん 禁錮きんこ2ねん 徒刑とけい2ねん 懲役ちょうえき2ねん 懲役ちょうえき2ねん 禁錮きんこ2ねん 懲役ちょうえき2ねん
むち70かい徒刑とけい1ねんはん むち70かい徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん むち70かい徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 僧位そうい1とう降格こうかく ばっぼう1かげつはん 禁錮きんこ1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 徒刑とけい1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん 禁錮きんこ1ねんはん 懲役ちょうえき1ねんはん
むち60かい徒刑とけい1ねん むち60かい徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん むち60かい徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん 徒刑とけい1ねん ばっぼう1かげつ 禁錮きんこ1ねん 禁錮きんこ1ねん 徒刑とけい1ねん 懲役ちょうえき1ねん 懲役ちょうえき1ねん 禁錮きんこ1ねん 懲役ちょうえき1ねん
むち100かい むち100かい むち100かい むち100かい むち100かい つえ100かい 還俗げんぞく 閉門へいもん50にち 10えん 15えん 20えん 僧位そうい1とう降格こうかく 閉門へいもん100にち 20えん 30えん 40えん 閉門へいもん100にち 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 懲役ちょうえき100にち 禁錮きんこ100にち 懲役ちょうえき100にち 僧侶そうりょつえむちけいたる刑罰けいばつける場合ばあいかりけいりつ明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごうでは、うるうけいされた。
しんりつ綱領こうりょうでは、僧位そういゆうする僧侶そうりょは、閉門へいもん謹慎きんしんけいされたが、明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう罰金ばっきんかわけいされている。僧位そういのない僧侶そうりょは、閉門へいもん謹慎きんしんけいされた。
改定かいてい律令りつりょうでは、僧位そういゆうする僧侶そうりょ場合ばあい禁錮きんこけいせられた。
むち90かい むち90かい - むち90かい - つえ90かい 閉門へいもん45にち 9えん 13えん50ぜに 18えん 閉門へいもん90にち 18えん 27えん 36えん 閉門へいもん90にち 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 懲役ちょうえき90にち 禁錮きんこ90にち 懲役ちょうえき90にち
むち80かい むち80かい - むち80かい - つえ80かい 閉門へいもん40にち 8えん 12えん 16えん 閉門へいもん80にち 16えん 24えん 32えん 閉門へいもん80にち 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 懲役ちょうえき80にち 禁錮きんこ80にち 懲役ちょうえき80にち
むち70かい むち70かい - むち70かい - つえ70かい 閉門へいもん35にち 7えん 10えん50ぜに 14えん 閉門へいもん70にち 14えん 21えん 28えん 閉門へいもん70にち 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 懲役ちょうえき70にち 禁錮きんこ70にち 懲役ちょうえき70にち
むち60かい むち60かい - むち60かい - つえ60かい 閉門へいもん30にち 6えん 9えん 12えん 閉門へいもん60にち 12えん 18えん 24えん 閉門へいもん60にち 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 懲役ちょうえき60にち 禁錮きんこ60にち 懲役ちょうえき60にち
むち50かい むち50かい むち50かい むち50かい むち50かい むち50かい 謹慎きんしん25にち 5えん 7えん50ぜに 10えん 謹慎きんしん50にち 謹慎きんしん50にち 10えん 15えん 20えん 謹慎きんしん50にち 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 懲役ちょうえき50にち 禁錮きんこ50にち 懲役ちょうえき50にち
むち40かい むち40かい - むち40かい - むち40かい 謹慎きんしん20にち 4えん 6えん 8えん 謹慎きんしん40にち 謹慎きんしん40にち 8えん 12えん 16えん 謹慎きんしん40にち 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 懲役ちょうえき40にち 禁錮きんこ40にち 懲役ちょうえき40にち
むち30かい むち30かい - むち30かい - むち30かい 謹慎きんしん15にち 3えん 4えん50ぜに 6えん 謹慎きんしん30にち 謹慎きんしん30にち 6えん 9えん 12えん 謹慎きんしん30にち 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 懲役ちょうえき30にち 禁錮きんこ30にち 懲役ちょうえき30にち
むち20かい むち20かい むち20かい むち20かい むち20かい むち20かい 謹慎きんしん10にち 2えん 3えん 4えん 謹慎きんしん20にち 謹慎きんしん20にち 4えん 6えん 8えん 謹慎きんしん20にち 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 懲役ちょうえき20にち 禁錮きんこ20にち 懲役ちょうえき20にち
むち10かい むち10かい - むち10かい - むち10かい 謹慎きんしん5にち 1えん 1えん50ぜに 2えん 謹慎きんしん10にち 謹慎きんしん10にち 2えん 3えん 4えん 謹慎きんしん10にち 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 懲役ちょうえき10にち 禁錮きんこ10にち 懲役ちょうえき10にち
- - - - - - - - - - - - - - - - - - 呵責かしゃく 呵責かしゃく - 呵責かしゃく
刑罰けいばつ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういのない僧侶そうりょ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 刑罰けいばつ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういのない僧侶そうりょ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい じゅんりゅうほう明治めいじ3ねん11月17にち 刑罰けいばつ 戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 明治めいじ5ねん10がつ23にちまで はんにんかん13とう以上いじょう相当そうとう そうにん相当そうとう みことのりにん相当そうとう 明治めいじ5ねん8がつ28にちまで 明治めいじ5ねん8がつ29にち[69]から10がつ23にち みことのりにん相当そうとう そうにん相当そうとう はんにんかん13とう以上いじょう相当そうとう 僧位そういのない僧侶そうりょ 懲役ちょうえきほう明治めいじ5ねん4がつ7にち 刑罰けいばつ 戒律かいりつやぶはなはだしき

場合ばあい

うるうけい 明治めいじ12ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい1ごう明治めいじ12ねん1がつ4にち布告ふこく[11] 備考びこううるうけい
明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう[68] 明治めいじ5ねん10がつ24にち以降いこう[68]
業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい 業務ぎょうむじょうまた過誤かご失錯しっさくおかした場合ばあい以外いがい
僧位そういゆうする僧侶そうりょ 僧位そういゆうする僧侶そうりょ
かりけいりつ[8] 明治めいじ元年がんねん太政官だじょうかんたち916ごう[9] しんりつ綱領こうりょう明治めいじ3ねん12月発布はっぷ[10] 改定かいてい律令りつりょう明治めいじ6ねん7がつ10日とおか施行しこう[11]
戒律かいりつやぶはなはだしき場合ばあい 僧侶そうりょおかしたつみかりけいりつでは、ぬすみや強盗ごうとう同意どうい性交せいこう出奔しゅっぽん死罪しざいたる犯罪はんざいおかした場合ばあいは、庶民しょみん同様どうよう刑罰けいばつける。
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは、窃盗せっとう強盗ごうとう同意どうい性交せいこう賭博とばくなど戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされた犯罪はんざいについては、身分みぶん剥奪はくだつうえ平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつける。ただし、しんりつ綱領こうりょうつえむちけいけいされる場合ばあい還俗げんぞく僧侶そうりょ身分みぶん剥奪はくだつ)のみとなる。
僧位そういゆうする僧侶そうりょ かりけいりつ 戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされない犯罪はんざいおかした場合ばあいおもじゅんに貶官(降格こうかくたる。)、だつしょく住職じゅうしょく罷免ひめんし、僧階そうかい剥奪はくだつする。)[83]おいいんただちにそのから追放ついほうし、居住きょじゅうしていた寺院じいんかえることをゆるさないもの。)、逼塞ひっそく差控さしひかえされる。
しんりつ綱領こうりょう 戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされない犯罪はんざいおかした場合ばあい官吏かんり同様どうよううるうけいける。また、つえむちけいたる刑罰けいばつける場合ばあいうるうけいは、僧位そういによってことなっていた[84][85][86]
明治めいじ4ねん7がつ28にちまで:みことのりにん相当そうとうだい僧都そうず以上いじょうそうにん相当そうとうけん律師りっし以上いじょうけんだい僧都そうず以下いか[87]
明治めいじ4ねん7がつ29にち以降いこうみことのりにん相当そうとう大僧正だいそうじょう僧正そうじょうのみ、そうにん相当そうとう律師りっしちゅう律師りっし以上いじょうけん僧正そうじょう以下いかはんにんかん13とう以上いじょう相当そうとうけん律師りっしのみ"[88]
改定かいてい律令りつりょう 戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされない犯罪はんざいおかした場合ばあい士族しぞく同様どうよううるうけいける。
また、明治めいじ6ねん1がつ19にち布告ふこくされた明治めいじ6ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい23ごう[89]により、僧位そうい廃止はいしされているが、廃止はいしかくむね独自どくじ僧位そういさだめているので、廃止はいしかくむね独自どくじさだめた僧階そうかいであるもののつづ僧位そういのある僧侶そうりょ対象たいしょうとなる。
僧位そういのない僧侶そうりょ かりけいりつ 戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされない犯罪はんざいおかじょうおも場合ばあい退院たいいん居住きょじゅうしていた寺院じいんいち身支度みじたくためかえることをゆるしたうえで、追放ついほうする。)か脱衣だつい。そうでない場合ばあいは、金銭きんせんくにおさめる。
しんりつ綱領こうりょう 戒律かいりつやぶはなはだしきと判断はんだんされない犯罪はんざいおかした場合ばあい士族しぞく同様どうよううるうけいける。また、明治めいじ5ねん3月27にちされた太政官だじょうかん指令しれいにより、うるうけい対象たいしょうとなる僧位そういのない僧侶そうりょは、いち寺院じいん管掌かんしょうする住職じゅうしょく以上いじょうであり、それ以外いがい僧位そういのにない僧侶そうりょ平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつける[90]
改定かいてい律令りつりょう すべての僧位そういのない僧侶そうりょ平民へいみん同様どうよう刑罰けいばつける。

きゅう刑法けいほう

[編集へんしゅう]
刑法けいほう
日本国政府国章(準)
日本にっぽん法令ほうれい
通称つうしょう略称りゃくしょう きゅう刑法けいほう
法令ほうれい番号ばんごう 明治めいじ13ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい36ごう
種類しゅるい 刑法けいほう
効力こうりょく 廃止はいし
公布こうふ 1880ねん7がつ17にち
施行しこう 1882ねん1がつ1にち
所管しょかん 司法省しほうしょう
おも内容ないよう おも犯罪はんざい成立せいりつ要件ようけんとそれにたいする刑罰けいばつ
条文じょうぶんリンク 法令ほうれい全書ぜんしょ刑法けいほう - e-Gov法令ほうれい検索けんさく
ウィキソース原文げんぶん
テンプレートを表示ひょうじ

刑法けいほう明治めいじ13ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい36ごう[※ 1]は、今日きょうでは現行げんこう刑法けいほう区別くべつして「きゅう刑法けいほう」と呼称こしょうされている。また、施行しこうねんもとづいて「明治めいじ15ねん刑法けいほう」としょうされる場合ばあいもある。1880ねん明治めいじ13ねん7がつ17にちざいほう刑事けいじ訴訟そしょうほう)とともに制定せいていされ、1882ねん明治めいじ15ねん1がつ1にちしんりつ綱領こうりょう改定かいていりつれいわって施行しこうされた。ぜん4へん、430じょうからる。

1872ねん明治めいじ5ねんごろから司法省しほうしょううち本格ほんかくてき刑法けいほう草案そうあん起草きそうすすめられていたが、「校正こうせいりつれい稿こう」(1874ねん明治めいじ7ねん〉)・「日本にっぽん帝国ていこく刑法けいほうはつしゅう」(1876ねん明治めいじ9ねん〉)、「改正かいせい刑法けいほうめいれいしゅう」とも〈総則そうそくのみ〉)などいずれも不十分ふじゅうぶんなものであった。そこで司法省しほうしょうボアソナードフランス刑法けいほうてん基本きほんにした刑法けいほう草案そうあん作成さくせい依頼いらいして、できがった草案そうあんもと元老げんろういんうち伊藤いとう博文ひろぶみのち柳原やなぎはら前光さきみつ交代こうたい)を中心ちゅうしん陸奥むつ宗光むねみつ細川ほそかわじゅん次郎じろうらとともに「刑法けいほう草案そうあん審査しんさきょく」を設置せっちして審議しんぎおこなって修正しゅうせいくわえた。

犯罪はんざい重罪じゅうざいけいざいたがえ警罪の3種類しゅるいけて規定きていしている。基本きほんてきには1810ねん制定せいていされたフランスけい法典ほうてん基本きほんにしているが、自首じしゅによるつみげんけい(85じょう以下いか)、親族しんぞく関係かんけいへの配慮はいりょ犯罪はんざいおかしたもの蔵匿ぞうとく隠避いんぴした親族しんぞくたいしてはつみわない(153じょう)、親族しんぞくあいだ窃盗せっとうについてはつみわない(377じょう - 親族しんぞくしょうぬすめれい)、本人ほんにんまたはおやぞくによる親告罪しんこくざい設置せっちなど)、不敬ふけいざい厳罰げんばつ(117じょう、119じょう)など、日本にっぽん伝統でんとうてきほう思想しそうもとづく規定きていもある。対外たいがいてきには日本にっぽん文明ぶんめいこくであることのアピールを目指めざした側面そくめんと、国内こくないてきには自由じゆう民権みんけん運動うんどう激化げきか対抗たいこうするための治安ちあん法制ほうせいとしての側面そくめんられる。

きゅう刑法けいほうにおける刑罰けいばつ
犯罪はんざい種類しゅるい 国事こくじかんするつみ以外いがい 国事こくじかんするつみ[91] 服役ふくえき年数ねんすう金額きんがく 服役ふくえき刑事けいじ施設しせつ 備考びこう
監獄かんごくそく(1882ねん明治めいじ15ねん〉1がつ1にち施行しこう[92] 改正かいせい監獄かんごくそく(1889ねん明治めいじ22ねん〉7がつ12にち公布こうふ[93]
重罪じゅうざい 死刑しけい - - - 監獄かんごくうち非公開ひこうかい絞首刑こうしゅけい。ただし、検事けんじから死刑しけい執行しっこう観覧かんらん許可きょかられた場合ばあいは、観覧かんらん可能かのう
無期むき徒刑とけい 無期むき流刑りゅうけい さだかり出獄しゅつごくは15ねん以上いじょう服役ふくえきした場合ばあい可能かのう。) しゅうかん しゅうかん(ただし、しゅうかんはつつかわされるまでは、かりとめかん収容しゅうよう。) しゅうかんけいふくする。徒刑とけい労役ろうえきがあり、流刑りゅうけい労役ろうえきがない。
また、女性じょせい徒刑とけい判決はんけつけた場合ばあいしゅうかんではなく、懲役ちょうえきじょうまたは地方ちほう監獄かんごく現在げんざい刑務所けいむしょ)で労役ろうえきふくする。
有期ゆうき徒刑とけい 有期ゆうき流刑りゅうけい 12ねん以上いじょう15ねん以下いか
おも懲役ちょうえき おも禁獄きんごく 9ねん以上いじょう11ねん以下いか 懲役ちょうえきじょう 地方ちほう監獄かんごく しゅうかんではなく、懲役ちょうえきじょうまたは地方ちほう監獄かんごくけいふくする。懲役ちょうえき労役ろうえきがあり、禁獄きんごく労役ろうえきがない。
刑罰けいばつめいの「じゅうけい」は服役ふくえき年数ねんすうちがいのみである。
けい懲役ちょうえき けい禁獄きんごく 6ねん以上いじょう8ねん以下いか
けいつみ おも禁錮きんこ 11にち以上いじょう5ねん以下いか 刑罰けいばつめいの「じゅうけい」は、労役ろうえきふくするのがじゅう禁錮きんこで、ふくさないのがけい禁錮きんこである。
けい禁錮きんこ
罰金ばっきん 2えん以上いじょう - - 完納かんのう出来できない場合ばあい、1えんを1にち換算かんさんして、けい禁錮きんこけいふくする。ただし、1えん未満みまん場合ばあいは、1にち換算かんさんする。また、換算かんさんできる服役ふくえき年数ねんすう上限じょうげんは2ねん
たがえ警罪のしゅけい 拘留こうりゅう 1にち以上いじょう10日とおか以下いか 拘留こうりゅうじょう(ただし、場合ばあいによっては留置とめおきじょう服役ふくえきする場合ばあいがある。) 地方ちほう監獄かんごく(ただし、場合ばあいによっては留置とめおきじょう服役ふくえきする場合ばあいがある。) 労役ろうえきふくさず。
科料かりょう 5せん以上いじょう1えん95せん以下いか - - 完納かんのう出来できない場合ばあい、1えんを1にち換算かんさんして、拘留こうりゅうけいふくする。ただし、1えん未満みまん場合ばあい拘留こうりゅう1にち換算かんさんする。
付加ふかけい
剥奪はくだつ公権こうけん 公権こうけん剥奪はくだつされる[94]重罪じゅうざいおかした場合ばあい対象たいしょう剥奪はくだつ期間きかんは、きゅう刑法けいほうだい63じょう1こう該当がいとうするか恩赦おんしゃによる復権ふっけんがないかぎり、終身しゅうしん
停止ていし公権こうけん 公権こうけん一定いってい期間きかん停止ていしされる。禁錮きんこけいまたは監視かんし付加ふかけいけた場合ばあい公務員こうむいん場合ばあい失職しっしょくする。
禁治産きんじさん みずからの財産ざいさん管理かんり処理しょり出来できなくなる。重罪じゅうざいおかした場合ばあい対象たいしょうとなる。ただし、流刑りゅうけい受刑じゅけいしゃけいめんぜられた場合ばあい一部いちぶ免除めんじょ
監視かんし 一定いっていけいえた受刑じゅけいしゃに、釈放しゃくほうある期間きかんない住居じゅうきょ移転いてんすることをきんじ、かつ警察官けいさつかんにその行動こうどう見守みまもらせる。
監視かんし期間きかんは、死刑しけいおよび無期むきけいけいめんぜられた場合ばあいは5年間ねんかん重罪じゅうざいはそれぞれの刑罰けいばつもっとみじか服役ふくえき年数ねんすうの3ぶんの1(有期ゆうき徒刑とけい有期ゆうき流刑りゅうけいは4ねんじゅう懲役ちょうえきじゅう禁獄きんごくは3ねんけい懲役ちょうえきけい禁獄きんごくは2ねん)、けいざい裁判さいばん宣告せんこくした期間きかんである。
罰金ばっきん
沒收ぼっしゅう 違法いほう物品ぶっぴん犯罪はんざい使つかわれたもの犯罪はんざいによってられた金品きんぴん対象たいしょうに、受刑じゅけいしゃから没収ぼっしゅうされる。
きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう刑罰けいばつ対比たいひきゅう刑法けいほうだい3じょうかんすること
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう きゅう刑法けいほう
国事こくじかんするつみ以外いがい 国事こくじかんするつみ
斬首ざんしゅけい 死刑しけい絞首刑こうしゅけい
絞首刑こうしゅけい
終身しゅうしん懲役ちょうえき 禁獄きんごく終身しゅうしん 無期むき徒刑とけい
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう
では終身しゅうしん懲役ちょうえき
無期むき流刑りゅうけい
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう
では禁獄きんごく終身しゅうしん
--- --- 有期ゆうき徒刑とけい 有期ゆうき流刑りゅうけい
懲役ちょうえき10ねん 禁獄きんごく10ねん じゅう懲役ちょうえき じゅう禁獄きんごく
懲役ちょうえき7ねん 禁獄きんごく7ねん けい懲役ちょうえき けい禁獄きんごく
懲役ちょうえき5ねん 禁獄きんごく禁錮きんこ5ねん じゅう禁錮きんこけい禁錮きんこ
しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは前者ぜんしゃ懲役ちょうえきけい後者こうしゃ禁獄きんごく禁錮きんこけい
懲役ちょうえき3ねん 禁獄きんごく禁錮きんこ3ねん
懲役ちょうえき2ねんはん 禁獄きんごく禁錮きんこ2ねんはん
懲役ちょうえき2ねん 禁獄きんごく禁錮きんこ2ねん
懲役ちょうえき1ねんはん 禁獄きんごく禁錮きんこ1ねんはん
懲役ちょうえき1ねん 禁獄きんごく禁錮きんこ1ねん
懲役ちょうえき100にち 禁獄きんごく禁錮きんこ100にち
懲役ちょうえき90にち 禁獄きんごく禁錮きんこ90にち
懲役ちょうえき80にち 禁獄きんごく禁錮きんこ80にち
懲役ちょうえき70にち 禁獄きんごく禁錮きんこ70にち
懲役ちょうえき60にち 禁獄きんごく禁錮きんこ60にち
懲役ちょうえき50にち 禁獄きんごく禁錮きんこ50にち
懲役ちょうえき40にち 禁獄きんごく禁錮きんこ40にち
懲役ちょうえき30にち 禁獄きんごく禁錮きんこ30にち
懲役ちょうえき20にち 禁獄きんごく禁錮きんこ20にち
おさむ贖・贖罪しょくざい罰金ばっきんで2えん以上いじょう 罰金ばっきん
懲役ちょうえき10にち 禁獄きんごく禁錮きんこ10にち 拘留こうりゅう
おさむ贖・贖罪しょくざい罰金ばっきんで2えん未満みまん 科料かりょう
きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう刑罰けいばつのどちらかをとききゅう刑法けいほうだい3じょう
きゅう刑法けいほうだい3じょうより、きゅう刑法けいほう施行しこう以前いぜんおかした犯罪はんざい判決はんけつくだされていないものかんしては、きゅう刑法けいほう改定かいてい律令りつりょうしんりつ綱領こうりょうくらべて刑罰けいばつかるほう処罰しょばつすることになっており、明治めいじ14ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい81ごうにより以下いか条件じょうけん刑罰けいばつすことになった[95]
1.きゅう刑法けいほうさだめた刑罰けいばつ刑期けいきときしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめた刑期けいきえてはならない。
れいしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう懲役ちょうえき100にち以下いかけいたり、きゅう刑法けいほうにいおいて2がつ以上いじょう4ねん以下いかじゅう禁錮きんこたるときは、きゅう刑法けいほうもとづいて2かげつ以上いじょう100にち以下いかじゅう懲役ちょうえきす。
2.きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめた刑罰けいばつ刑期けいき上限じょうげん下限かげんさだめがある場合ばあいは、きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでそれぞれみじかほうにして、その範囲はんいないす。
れいしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは1ねん以上いじょう3ねん以下いか懲役ちょうえききゅう刑法けいほうで3かげつ以上いじょう4ねん以下いかじゅう禁錮きんこときは、きゅう刑法けいほうもとづいて3かげつ以上いじょう3ねん以下いか範囲はんいじゅう懲役ちょうえきす。
3.きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめた刑罰けいばつ労役ろうえき有無うむちがいがある場合ばあいは、ほう法律ほうりつもとづいて刑罰けいばつす。ただし、刑期けいきは2にしたがい、どちらもみじかほうにして、その範囲はんいないす。
れい1:しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは禁獄きんごく30にちで、きゅう刑法けいほうで1かげつ以上いじょう1ねん以下いかじゅう禁錮きんこときは、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうもとづいて禁獄きんごく30にちのままです。
れい2:しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうでは2ヵ月かげつ以上いじょう3ねん以下いか禁獄きんごくで、きゅう刑法けいほうで2かげつ以上いじょう2ねん以下いかじゅう禁錮きんこときは、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうもとづいて2ヵ月かげつ以上いじょう2ねん以下いか範囲はんい禁獄きんごくす。
4.きゅう刑法けいほうさだめたおさむ贖・贖罪しょくざい罰金ばっきん金額きんがくしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうさだめた金額きんがくえてしてはならない。
5.罰金ばっきん科料かりょう多数たすうされた場合ばあいは、きゅう刑法けいほうしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうのどちらかおおほうされれたほう法律ほうりつもとづいて納付のうふする。
ただし、金額きんがくは、両方りょうほう法律ほうりつさだめたすくないほうす。
6.きゅう刑法けいほう自由じゆうけい罰金ばっきん科料かりょう以外いがい刑罰けいばつ)がされる場合ばあいで、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうにおいて財産ざいさんけい付加ふかけい場合ばあいは、付加ふかけいさない。
7.きゅう刑法けいほうさだめた刑罰けいばつ財産ざいさんけい罰金ばっきん科料かりょう)でしんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう自由じゆうけいである場合ばあいは、きゅう刑法けいほうもとづき財産ざいさんけい罰金ばっきん科料かりょう)がされる。
ただし、ぎゃく場合ばあいは、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう財産ざいさんけいされる。
8.しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう財産ざいさんけいされたもので、完納かんのうできない場合ばあいは、未納みのうぶんを1えんたり1にち換算かんさんして、けい禁錮きんこまた拘留こうりゅうす。
ただ未納みのうぶんが1えん未満みまん場合ばあいは1にち換算かんさんし、拘留こうりゅう1にちす。
9.しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょう自由じゆうけいたり、きゅう刑法けいほうけい懲役ちょうえき国事こくじかんするつみではけい禁獄きんごく以上いじょう刑罰けいばつせられる場合ばあいは、きゅう刑法けいほう付加ふかけいさないが、しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうもとづいてじょぞくついだつ位記いき没収ぼっしゅうなどの付加ふかけいされる。
10.きゅう刑法けいほうさだめた刑罰けいばつじゅうけい禁錮きんこたるものは、監視かんし付加ふかけいされない。
11.華族かぞく士族しぞくで、じゅう禁錮きんこ以下いか刑罰けいばつされる場合ばあいは、身分みぶん剝奪はされない。
12.しんりつ綱領こうりょう改定かいてい律令りつりょうぼうくさり刑罰けいばつされるものは、けい変更へんこうせずに、そのまます。
ただし、女性じょせい場合ばあい明治めいじ8ねん1875ねん3がつ20日はつかされた司法省しほうしょう布達ふたつだい4ごうより、ぼうくさりさずにやみしつ最長さいちょう7日間にちかんひかりとどかぬ部屋へやめて、接見せっけんきんじて食事しょくじのみあたえる[37]。)の刑罰けいばつされる[96]
13.再犯さいはん情緒じょうちょ酌量しゃくりょう余地よち有無うむ年齢ねんれいなどを加味かみしてけい加減かげんをしたうえで、どちらの法律ほうりつ適用てきようするかめること。

刑法けいほうてん論争ろんそう

[編集へんしゅう]

ところが、きゅう刑法けいほう制定せいてい直後ちょくごから、この刑法けいほうたいする不満ふまんこえ政府せいふうちからがった。きゅう刑法けいほう近代きんだいてき市民しみん社会しゃかい確立かくりつされたフランスほう影響えいきょうけて国家こっかによる処罰しょばつけん行使こうし制約せいやくくわえられていること(さらに民法みんぽうてん論争ろんそうおなじくフランスほうをモデルとしたきゅう民法みんぽう非難ひなんまととなったことも影響えいきょうした。)、このころヨーロッパではあたらしい刑法けいほう理論りろん近代きんだい学派がくは新派しんぱ))が誕生たんじょうして、従来じゅうらい理論りろん古典こてん主義しゅぎ旧派きゅうは))とはげしい論争ろんそうおこなわれているのに、きゅう刑法けいほうではその成果せいか反映はんえいされていないことなどが問題もんだいされた。さらには近代きんだい途上とじょうにあった当時とうじ社会しゃかい急激きゅうげき変化へんかともな犯罪はんざい増加ぞうかたいして対応たいおうできていないという不満ふまん批判ひはん拍車はくしゃをかけた。このため、保安ほあん条例じょうれい治安ちあん警察けいさつほうなどのあたらしい治安ちあん立法りっぽうや「賭博とばくはん処分しょぶん規則きそく」・「命令めいれい条規じょうき違反いはんせきスル刑罰けいばつけん」(1890ねん明治めいじ23ねん)、行政ぎょうせいばつさだめた法令ほうれい当時とうじ罪刑法定ざいけいほうてい主義しゅぎとの関係かんけい推進すいしん伊東いとう巳代治みよじ違憲いけんろん井上いのうえあつしあいだ激論げきろんわされた)などによって、きゅう刑法けいほう理念りねんとの矛盾むじゅんふくんだあたらしい法令ほうれい次々つぎつぎさだめられ、一部いちぶには「刑法けいほう不要ふようろん」までとなえられる始末しまつであった。

このうごきを司法省しほうしょうは、ドイツ刑法けいほう中心ちゅうしん各国かっこく刑法けいほう参考さんこうにしながら、あたらしい刑法けいほう制定せいていする方針ほうしんかためた。改正かいせいあんは1890ねん明治めいじ23ねん)・1895ねん明治めいじ28ねん)・1897ねん明治めいじ30ねん)・1901ねん明治めいじ34ねん)・1902ねん明治めいじ35ねん)と5にわたって議会ぎかい提出ていしゅつされたが、政治せいじてき問題もんだい廃案はいあんとされたり、弁護士べんごしかいときには検察官けんさつかん裁判官さいばんかんくわわった)の反対はんたいろんなどによっていずれも挫折ざせつしてしまった。

現行げんこう刑法けいほう制定せいてい

[編集へんしゅう]

だい1西園寺さいおんじ内閣ないかく司法しほう大臣だいじんであった松田まつだ正久まさひさは、官僚かんりょうだけでなく学者がくしゃ弁護士べんごし帝国ていこく議会ぎかい両院りょういんからも代表だいひょうむかえた「法律ほうりつ取調とりしらべ委員いいんかい」を組織そしきし、そこで刑法けいほう改正かいせい論議ろんぎおこなわせることにした。松田まつだ苦労くろうむすんで、1907ねん明治めいじ40ねん)に現行げんこう刑法けいほう成立せいりつした。

刑法けいほう施行しこうほう

[編集へんしゅう]

現行げんこう刑法けいほう制定せいていのため、刑法けいほう制定せいてい翌年よくねん、「刑法けいほう施行しこうほう明治めいじ41ねん3がつ28にち法律ほうりつだい29ごう)が制定せいていされ、刑法けいほう同時どうじ施行しこうされた。これは刑法けいほう施行しこうともな経過けいか措置そちほう改正かいせいとう規定きていしているが、だい25じょうにおいてきゅう刑法けいほう一部いちぶ規定きていを「当分とうぶんうち刑法けいほう施行しこうぜん同一どういつ効力こうりょくゆうス」と規定きていし、2023ねん現在げんざいでもきゅう刑法けいほうだいへんだいよんしょうだいきゅうせつ規定きてい公選こうせん投票とうひょう偽造ぎぞうスルざい)がその対象たいしょうである。

まただい26じょうおよだい27じょうでいくつかの法律ほうりつについて国外こくがいはん対象たいしょうとするとしている。たとえば戸籍こせきほう違反いはんは、刑法けいほうだい2じょうすなわち、すべてのもの国外こくがいはん適用てきようされる。日本にっぽん国外こくがいにある在外ざいがい公館こうかんで、外国がいこくじん届出とどけでをすることもあるので規定きていされている。また著作ちょさくけんほう違反いはん刑法けいほうだい3じょう、すなわち日本にっぽん国民こくみん国外こくがいはん適用てきようされる。戸籍こせきほうとう国外こくがいはん規定きていがないので国外こくがいはん規定きてい対象たいしょうでないと誤解ごかいすることがあるので注意ちゅうい必要ひつようである。

改正かいせい刑法けいほう草案そうあん

[編集へんしゅう]

時代じだい変遷へんせん社会しゃかい高度こうどともない、原因げんいんにおいて自由じゆう行為こうい共謀きょうぼう共同きょうどう正犯せいはんなど現行げんこう刑法けいほう想定そうていしていなかった問題もんだい山積さんせきしていたため、政府せいふだい規模きぼ刑法けいほう改正かいせいした。そして、1974ねん昭和しょうわ49ねん)5がつ29にち法制ほうせい審議しんぎかい総会そうかいが、前述ぜんじゅつ問題もんだいたいする解決かいけつ保安ほあん処分しょぶん現代げんだいてき犯罪はんざい類型るいけいなどをんだ改正かいせい刑法けいほう草案そうあんぜん369じょう)を決定けっていした。しかし、犯罪はんざいとなる行為こうい範囲はんいひろくなりすぎる、国家こっか主義しゅぎてきであるなどの批判ひはんけ、国会こっかい上程じょうていされることなく現在げんざいいたっている。

おも改正かいせい

[編集へんしゅう]

戦前せんぜん

[編集へんしゅう]
1921ねん大正たいしょう10ねん改正かいせい大正たいしょう10ねん法律ほうりつだい77ごうだいいち改正かいせい[97]
1941ねん昭和しょうわ16ねん改正かいせい昭和しょうわ16ねん法律ほうりつだい61ごうだい改正かいせい[98]

昭和しょうわ20年代ねんだい

[編集へんしゅう]
1947ねん昭和しょうわ22ねん改正かいせい昭和しょうわ22ねん法律ほうりつだい124ごうだいさん改正かいせい[99]

日本国にっぽんこく憲法けんぽう公布こうふともない、その精神せいしん沿うようにするための改正かいせい

1953ねん昭和しょうわ28ねん改正かいせい昭和しょうわ28ねん法律ほうりつだい195ごう[100]
  • 執行しっこう猶予ゆうよ要件ようけん緩和かんわ再度さいど執行しっこう猶予ゆうよ(24じょう2こう)・必要ひつようてき保護ほご観察かんさつ(25じょうの2)新設しんせつ
  • かり出獄しゅつごく規定きてい整備せいび
1954ねん昭和しょうわ29ねん改正かいせい昭和しょうわ29ねん法律ほうりつだい57ごうだいよん改正かいせい[101]

昭和しょうわ30年代ねんだい

[編集へんしゅう]
1958ねん昭和しょうわ33ねん改正かいせい昭和しょうわ33ねん法律ほうりつだい107ごうだい改正かいせい[102]
1960ねん昭和しょうわ35ねん改正かいせい昭和しょうわ35ねん法律ほうりつだい83ごうだいろく改正かいせい[103]
1964ねん昭和しょうわ39ねん改正かいせい昭和しょうわ39ねん法律ほうりつだい124ごうだいなな改正かいせい[104]

昭和しょうわ時代じだい後期こうき

[編集へんしゅう]
1968ねん昭和しょうわ43ねん改正かいせい昭和しょうわ43ねん法律ほうりつだい61ごうだいはち改正かいせい[105]
1980ねん昭和しょうわ55ねん改正かいせい昭和しょうわ55ねん法律ほうりつだい30ごうだいきゅう改正かいせい[106]
1987ねん昭和しょうわ62ねん改正かいせい昭和しょうわ62ねん法律ほうりつだい52ごう[107]

平成へいせい時代じだい初期しょき前期ぜんき

[編集へんしゅう]
1991ねん平成へいせい3ねん改正かいせい平成へいせい3ねん法律ほうりつだい31ごう[108]
1995ねん平成へいせい7ねん改正かいせい平成へいせい7ねん法律ほうりつだい91ごうだいじゅう改正かいせい[109]

平成へいせい10年代ねんだい平成へいせい時代じだい中期ちゅうき - 末期まっき

[編集へんしゅう]
2001ねん平成へいせい13ねん改正かいせい
平成へいせい13ねん法律ほうりつだい97ごうだいじゅういち改正かいせい[111]
平成へいせい13ねん法律ほうりつだい138ごうだいじゅう改正かいせい[112]
平成へいせい13ねん法律ほうりつだい153ごう[113]
2003ねん平成へいせい15ねん改正かいせい
平成へいせい15ねん法律ほうりつだい122ごうだいじゅうさん改正かいせい[114]
  • 国民こくみん以外いがいもの国外こくがいはん規定きてい(3じょうの2)新設しんせつ
平成へいせい15ねん法律ほうりつだい138ごう[115]
2004ねん平成へいせい16ねん改正かいせい平成へいせい16ねん法律ほうりつだい156ごう[116]
2005ねん平成へいせい17ねん改正かいせい
平成へいせい17ねん法律ほうりつだい50ごう[117]
平成へいせい17ねん法律ほうりつだい66ごう[118]
2006ねん平成へいせい18ねん改正かいせい平成へいせい18ねん法律ほうりつだい36ごう[119]
2007ねん平成へいせい19ねん改正かいせい平成へいせい19ねん法律ほうりつだい54ごうだいじゅうよん改正かいせい[120]
  • 自動車じどうしゃ運転うんてん過失かしつ致死傷ちししょうざい(211じょう2こう)の新設しんせつ
  • 危険きけん運転うんてん致死傷ちししょうざいオートバイ対象たいしょうとする

平成へいせい20年代ねんだい平成へいせい時代じだい後期こうき

[編集へんしゅう]
2010ねん平成へいせい22ねん改正かいせい平成へいせい22ねん法律ほうりつだい26ごう[121]
  • 刑事けいじ訴訟そしょうほう改正かいせいとともに、死刑しけいかんしてけい時効じこう廃止はいし(31じょう、34じょう1こう
  • 懲役ちょうえきまたは禁錮きんこ10ねん以上いじょう時効じこう延長えんちょう(32じょう
2011ねん平成へいせい23ねん改正かいせい平成へいせい23ねん法律ほうりつだい74ごう[122]
2013ねん平成へいせい25ねん改正かいせい
平成へいせい25ねん法律ほうりつだい49ごう[123]
  • けい一部いちぶ執行しっこう猶予ゆうよ制度せいど導入どうにゅう
平成へいせい25ねん法律ほうりつだい86ごう[124]
2016ねん平成へいせい28ねん改正かいせい平成へいせい28ねん法律ほうりつだい54ごう[125]
  • 犯人はんにん隠避いんぴざいおよ証拠しょうこ隠滅いんめつざい法定ほうていけいについて、ねん以下いか懲役ちょうえきさんねん以下いか懲役ちょうえき引上ひきあげ。
  • 証人しょうにんはさまざい法定ほうていけいについて、いちねん以下いか懲役ちょうえきねん以下いか懲役ちょうえき引上ひきあげ。
2017ねん平成へいせい29ねん改正かいせい
平成へいせい29ねん法律ほうりつだい72ごうだいじゅう改正かいせい[126]
平成へいせい29ねん法律ほうりつだい67ごう[127]
2018ねん平成へいせい30ねん改正かいせい平成へいせい30ねん法律ほうりつだい72ごう[128]
  • 放火ほうかざいおよ毀棄ききざいについて差押さしおさとうかか自己じこものかんする特例とくれい規定きていされていたところ、民法みんぽう改正かいせいともな配偶はいぐうしゃ居住きょじゅうけん新設しんせつによって、配偶はいぐうしゃ居住きょじゅうけん設定せっていされた自己じこものについても他人たにんものたいするのと同様どうよう処罰しょばつされるむね規定きていされた。

れい時代じだい

[編集へんしゅう]
2022ねんれい4ねん改正かいせいれい4ねん法律ほうりつだい67ごう[129]
  • 侮辱ぶじょくざい刑法けいほう231じょう)の法定ほうていけい上限じょうげんげ。これまで法定ほうていけいは「拘留こうりゅうまた科料かりょう」であったが、「いちねん以下いか懲役ちょうえきしくは禁錮きんこしくはさんじゅうまんえん以下いか罰金ばっきんまた拘留こうりゅうしくは科料かりょう」にあらためられた。れい4ねん6月13にち成立せいりつ6月17にち公布こうふ公布こうふ20にち経過けいかした7がつ7にち)に施行しこう
  • 懲役ちょうえきけい禁錮きんこけい拘禁こうきんけい統一とういつ拘禁こうきんけい受刑じゅけいしゃは「改善かいぜん更生こうせいはかる」ことを明記めいきした。2025ねんれい7ねん)6がつ1にちから施行しこう

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 東京とうきょう裁判所さいばんしょは1869ねん5がつ戊辰戦争ぼしんせんそう首謀しゅぼうしゃとして仙台せんだいはん但木ただき成行しげゆきさかしゅうを、盛岡もりおかはん藩主はんしゅわりとして楢山ならやま佐渡さど刎首けいしょした。会津あいづはんについては「萱野かやのちょうおさむ以下いかじゅういちめいしょす。すでするものは其後を」とされた[7]
  2. ^ フランツ・フォン・リストによる刑事けいじほう政策せいさく利用りようろんあらわれたのは、かりけいりつよりもである。明治めいじしん政府せいふ紙幣しへい製造せいぞう事業じぎょうとうのため、ひろしふつ戦争せんそう前後ぜんごにはドイツ帝国ていこく投資とうしした。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 日本法令にほんほうれい外国がいこくやくデータベースシステム - [法令ほうれい本文ほんぶん表示ひょうじ - 刑法けいほう]
  2. ^ はばひろさでソートできる法定ほうていけい一覧いちらん
  3. ^ 大塚おおつかひとし 刑法けいほう概説がいせつP.31
  4. ^ 大塚おおつかひとし 刑法けいほう概説がいせつP.32
  5. ^ 大塚おおつかひとし 刑法けいほう概説がいせつP.33
  6. ^ 各国かっこく刑法けいほうあきら、1883ねん、72ぺーじhttps://dl.ndl.go.jp/pid/1366285/1/40 
  7. ^ ちょうほう掲要 まきさん』《維新いしん日誌にっし静岡しずおか郷土きょうど研究けんきゅうかい橋本はしもとひろし、1935ねん、36ぺーじhttps://dl.ndl.go.jp/pid/1186686/1/33。「旧暦きゅうれき6がつ19にち 
  8. ^ a b c d e f g 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 日本にっぽん近代きんだい刑事けいじ法令ほうれいしゅう かりけいりつ, 司法しほう資料しりょう 別冊べっさつ かりけいりつ, 17 (うえ ed.), pp. 229-236, doi:10.11501/1269363, https://dl.ndl.go.jp/pid/1269363/1/134 
  9. ^ a b c d e f 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1894-10), 法令ほうれい全書ぜんしょ. 慶応けいおうねん, pp. 342-344, doi:10.11501/787948, https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/787948/222 
  10. ^ a b c d e f g h 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 日本にっぽん近代きんだい刑事けいじ法令ほうれいしゅう  しんりつ綱領こうりょう, 司法しほう資料しりょう 別冊べっさつ, 17 (うえ ed.), pp. 422-427,449-451, doi:10.11501/1269363, https://dl.ndl.go.jp/pid/1269363/1/210 
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 日本にっぽん近代きんだい刑事けいじ法令ほうれいしゅう 改定かいてい律令りつりょう, 司法しほう資料しりょう 別冊べっさつ かりけいりつ, 17 (うえ ed.), pp. 32-33,37-41, doi:10.11501/1269373, https://dl.ndl.go.jp/pid/1269373/1/14 
  12. ^ 太政官だじょうかん (1879). だいいちごう めいれいりつけい条例じょうれいせきスルけん(86コマ)” (日本語にほんご). 太政官だじょうかん布告ふこく 自明じめいじゅういちねんいたり明治めいじじゅうねん (だいなな). doi:10.11501/2938268. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2938268/86 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん. 
  13. ^ a b 法務省ほうむしょう (1968ねん11月). “昭和しょうわ43年版ねんばん犯罪はんざい白書はくしょ だいさんへん 犯罪はんざい犯罪はんざいしゃ処遇しょぐういち〇〇ねん  だいしょう 刑事けいじ関係かんけい制度せいど変遷へんせん  刑務所けいむしょ”. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  14. ^ 太政官だじょうかん (1873ねん2がつ25にち). “従来じゅうらいじょう懲役ちょうえきじょう改称かいしょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  15. ^ 太政官だじょうかん (1869-08-24). ふくろうしめせ遺骸いがい下付かふもとス” (日本語にほんご). ふとしせいるいてん (国立こくりつ公文書こうぶんしょかん) だいへん明治めいじよんねん明治めいじじゅうねん (だいさんひゃくよんじゅうろくかんけいりつけいりつ). https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M0000000000000858474&IS_LGC_S16=AND&IS_TAG_S1=all&IS_KEY_S1=%E9%81%BA%E9%AA%B8%E4%B8%8B%E4%BB%98&IS_MAP_S1=&IS_LGC_S1=&IS_EXTSCH=F2009121017005000405%2BF2005021820554600670%2BF2005021820554900671%2BF2005031609204303022%2BF2005031610541803024%2BF0000000000000000706&IS_ORG_ID=M0000000000000858474&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2022ねん6がつ22にち閲覧えつらん. 
  16. ^ 太政官だじょうかん (1869-10-10). 死刑しけい遺骸いがい請フモノナケレハ解剖かいぼうじょう交付こうふ (日本語にほんご). ふとしせいるいてん (国立こくりつ公文書こうぶんしょかん) だいへん明治めいじよんねん明治めいじじゅうねん (だいさんひゃくよんじゅうろくかんけいりつけいりつ). https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M0000000000000858475&IS_LGC_S16=AND&IS_EXTSCH=F2009121017005000405%2BF2005021820554600670%2BF2005021820554900671%2BF2005031609204303022%2BF2005031610541803024%2BF0000000000000000706&IS_ORG_ID=M0000000000000858475&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2022ねん6がつ22にち閲覧えつらん. 
  17. ^ 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1889-05-15), 太政官だじょうかん だいろくじゅうごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじねん, pp. 59-63, doi:10.11501/787953, https://dl.ndl.go.jp/pid/787953/1/104 
  18. ^ 太政官だじょうかん (1872ねん4がつ). “むちつえばっ懲役ちょうえきかわヘ并終身しゅうしん苦役くえきノ一刑剏立伺” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  19. ^ 太政官だじょうかん (1870ねん11月17にち). “じゅんりゅうほうしつらえ” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  20. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 日本にっぽん近代きんだい刑事けいじ法令ほうれいしゅう 改定かいてい律令りつりょう, 司法しほう資料しりょう 別冊べっさつ かりけいりつ, 17 (うえ ed.), pp. 9, doi:10.11501/1269363, https://dl.ndl.go.jp/pid/1269363/1/24 
  21. ^ 太政官だじょうかん (1872ねん4がつ7にち). “懲役ちょうえき” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  22. ^ 太政官だじょうかん (1873ねん3がつ22にち). “懲役ちょうえきじょう狭隘きょうあい地方ちほうむちつえじつけつもと” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  23. ^ a b c d 太政官だじょうかん (1874ねん6がつ24にち). “うるうけいりつちゅう禁錮きんこ禁獄きんごくあらため” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  24. ^ 太政官だじょうかん (1973-01-25), 東京とうきょう於テむちつえしゃ懲役ちょうえき処分しょぶん, ふとしせいるいてんだいへん明治めいじよんねん明治めいじじゅうねん, だいさんひゃくろくじゅうさんかんざいじゅうなな監獄かんごくいち, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M0000000000000859354&IS_LGC_S16=AND&IS_TAG_S1=all&IS_KEY_S1=%E7%AC%9E&IS_MAP_S1=&IS_LGC_S1=&IS_EXTSCH=F2009121017005000405%2BF2005021820554600670%2BF2005021820554900671%2BF2005031609204303022%2BF2005031610541803024%2BF0000000000000000723&IS_ORG_ID=M0000000000000859354&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.y1%2Csort.m1%2Csort.d1%2Csort.y2%2Csort.m2%2Csort.d2&IS_SORT_KND=asc 2022ねん3がつ5にち閲覧えつらん 
  25. ^ 太政官だじょうかん (1975-03-27), だい七号笞杖実決不相用向可届出ノじょう, 公文こうぶんろく明治めいじはちねん, だいひゃくさんじゅうかん明治めいじはちねんさんがつ司法省しほうしょう伺(布達ふたつ, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M0000000000000104738&IS_LGC_S16=AND&IS_TAG_S1=all&IS_KEY_S1=%E7%AC%9E&IS_MAP_S1=&IS_LGC_S1=&IS_EXTSCH=F2009121017005000405%2BF2005021820554600670%2BF2005021820554900671%2BF2005032421074303276%2BF2005032502414003284%2BF0000000000000002669&IS_ORG_ID=M0000000000000104738&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.y1%2Csort.m1%2Csort.d1%2Csort.y2%2Csort.m2%2Csort.d2&IS_SORT_KND=asc 2022ねん3がつ5にち閲覧えつらん 
  26. ^ 埼玉さいたまけん (1872-1874), 政治せいじ 刑罰けいばつ2(だい2輯前)(明治めいじ5‐7ねん, 埼玉さいたまけん史料しりょう, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M2007041211292350260&IS_LGC_S16=AND&IS_EXTSCH=F2009121017025600406%2BF2005022412244001427%2BF2005031812272303110%2BF2007041211285050217&IS_ORG_ID=M2007041211292350260&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  27. ^ 埼玉さいたまけん (1875-1877), 政治せいじ 刑罰けいばつ3(だい2輯上)(明治めいじ8‐10ねん, 埼玉さいたまけん史料しりょう, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M2007041211285750226&IS_LGC_S16=AND&IS_EXTSCH=F2009121017025600406%2BF2005022412244001427%2BF2005031812272303110%2BF2007041211285050217&IS_ORG_ID=M2007041211285750226&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  28. ^ a b c 児玉こだまけい明治めいじ前期ぜんき監獄かんごくにおける規律きりつ導入どうにゅう展開てんかい」『法制ほうせい研究けんきゅうだい64かん法制ほうせい学会がっかい、2015ねん、1-57,en3、doi:10.5955/jalha.64.1ISSN 0441-2508NAID 1300080008612021ねん9がつ1にち閲覧えつらん 
  29. ^ 司法省しほうしょう (1882), 刑事けいじ統計とうけいひょう かくちょう職權しょっけん だいよんじゅうごう かく地方ちほう便宜べんぎ懲役ちょうえきひゃくにち以下いかニ該リシしゃむちつえかわ處斷しょだんセシ員數いんずう, 司法省しほうしょう刑事けいじ統計とうけい年報ねんぽう, 4, pp. 94-95, doi:10.11501/2937941, NCID AN10028364, https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937941/127 2022ねん3がつ5にち閲覧えつらん 
  30. ^ 埼玉さいたまけん (1875-1879), 明治めいじいちいちねん なながつろくにち(コマ番号ばんごう27), 埼玉さいたまけん史料しりょう, 制度せいど 刑法けいほうだい2輯)(明治めいじ8‐12ねん, 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M2007041211292450261&IS_LGC_S16=AND&IS_EXTSCH=F2009121017025600406%2BF2005022412244001427%2BF2005031812272303110%2BF2007041211285050217&IS_ORG_ID=M2007041211292450261&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2022ねん3がつ5にち閲覧えつらん 
  31. ^ 司法省しほうしょう (1883ねん). “司法省しほうしょうだいろく刑事けいじ統計とうけい年報ねんぽう だいなな だいさんじゅうきゅうごう かくちょうニ於テ懲役ちょうえきひゃくにち以下いかむちつえニ喚ヘシ員數いんずう(コマ番号ばんごう191)”. doi:10.11501/2937943. 2022ねん3がつ5にち閲覧えつらん
  32. ^ 太政官だじょうかん (1869-07-08). “曝引まわりのこ引ノけいはいス” (日本語にほんご). ふとしせいるいてんだいいちへん慶応けいおうさんねん明治めいじよんねん (国立こくりつ公文書こうぶんしょかん) だいひゃくはちじゅうきゅうかんけいりつけいりつだいいち. https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M0000000000000839523&IS_LGC_S16=AND&IS_TAG_S1=all&IS_KEY_S1=%E5%BC%95%E5%BB%BB&IS_MAP_S1=&IS_LGC_S1=&IS_EXTSCH=F2009121017005000405%2BF2005021820554600670%2BF2005021820554900671%2BF2005031609204303022%2BF2005031609204303023%2BF0000000000000000314&IS_ORG_ID=M0000000000000839523&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 2022ねん9がつ25にち閲覧えつらん. 
  33. ^ a b c d たに正之まさゆき弁護士べんごし誕生たんじょうとその背景はいけい(3) : 明治めいじ時代じだい前期ぜんき刑事けいじ法制ほうせい刑事けいじ裁判さいばん」『松山大学まつやまだいがく論集ろんしゅうだい21かんだい1ごう松山大学まつやまだいがく総合そうごう研究所けんきゅうじょ、2009ねん4がつ、279-361ぺーじISSN 09163298NAID 1100075792002021ねん12月7にち閲覧えつらん 
  34. ^ 松永まつなが寛明ひろあき公開こうかいけい廃止はいし社会しゃかいてき要因よういん」『犯罪はんざい社会しゃかいがく研究けんきゅうだい25かん日本にっぽん犯罪はんざい社会しゃかい学会がっかい、2000ねん、86-102ぺーじdoi:10.20621/jjscrim.25.0_86ISSN 0386-460XNAID 1100027799602021ねん12月7にち閲覧えつらん 
  35. ^ まき 英正ひでまさ; 安竹やすたけ 貴彦たかひこ (2017-11-01), 大阪おおさかだんけいろく」―明治めいじ初年しょねんつみばっ, 阿吽あうんしゃ, pp. 166-169, ISBN 4907244312 
  36. ^ 若松わかまつけん, きゅう若松わかまつけん 政治せいじ けい1-3(明治めいじ2・3ねん) (122-127コマ), 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん, https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/result?DEF_XSL=detail&IS_KIND=detail&DB_ID=G9100001EXTERNAL&GRP_ID=G9100001&IS_TAG_S16=eadid&IS_KEY_S16=M2007041211262650027&IS_LGC_S16=AND&IS_TAG_S1=all&IS_KEY_S1=%E6%97%A7%E8%8B%A5%E6%9D%BE%E7%9C%8C%E8%AA%8C%E3%80%80%E3%80%80%E5%88%911-3%EF%BC%88%E6%98%8E%E6%B2%BB2%E3%83%BB3%E5%B9%B4%EF%BC%89&IS_MAP_S1=&IS_LGC_S1=&IS_EXTSCH=F2009121017025600406%2BF2005022412244001427%2BF2005031812272303110%2BF2007041211260850002&IS_ORG_ID=M2007041211262650027&IS_STYLE=default&IS_SORT_FLD=sort.tror%2Csort.refc&IS_SORT_KND=asc 
  37. ^ a b c 太政官だじょうかん (1875), 監獄かんごくそく だい8じょう 賞罰しょうばつ(20-21コマ), pp. 17-19, doi:10.11501/795901, https://dl.ndl.go.jp/pid/795901/1/20 
  38. ^ 司法省しほうしょう調査ちょうさ (1937), 和漢わかん図書としょ目録もくろく 明治めいじろくねん だい62ごう(558コマ), pp. 2087, doi:10.11501/1756584, https://dl.ndl.go.jp/pid/1756584/1/558 
  39. ^ べいCIA心理しんり学者がくしゃ、グアンタナモでの拷問ごうもん正当せいとう (日本語にほんご). AFP通信つうしん. (2020ねん1がつ23にち). https://www.afpbb.com/articles/-/3264802 2024ねん8がつ2にち閲覧えつらん 
  40. ^ 太政官だじょうかん (1875ねん3がつ20日はつか). “だいよんごう婦女ふじょ監獄かんごくそくやみしつじょう処分しょぶんじょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2024ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  41. ^ 明治めいじ3ねん8がつ視覚しかく障害しょうがいしゃこした強盗ごうとう殺人さつじん事件じけんで、天皇てんのううえさいしたうえで、梟首きょうしゅけい可決かけつされている。この事件じけん一因いちいんとして、視覚しかく障害しょうがいしゃ除外じょがいされている。
  42. ^ 太政官だじょうかん (1870ねん9がつ). “無宿むしゅく盲人もうじんやなぎけんだんけい” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  43. ^ a b 太政官だじょうかん (1872ねん11月29にち). “じゅんりゅうげんないろうやましおさむ贖例” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ19にち閲覧えつらん
  44. ^ a b 両目りょうめ失明しつめいさせたり、両足りょうあしれたり、もともとやまいわずらっているものなぐってしまい、重度じゅうど障害しょうがいわせた場合ばあい。そのに、したち、陰陽いんようきずつけこわした場合ばあい
  45. ^ a b 身体しんたいきずつけたり、片目かため失明しつめいさせたりして、ちゅう障害しょうがいわせた場合ばあい
  46. ^ a b 肋骨あばらぼねれる傷害しょうがいわせたり、両目りょうめきずつけ視力しりょく低下ていかさせた場合ばあい
  47. ^ a b 2ほん以上いじょうゆびれる傷害しょうがいわせた場合ばあい。もしくは、かみける傷害しょうがいった場合ばあい
  48. ^ a b 1ほんゆびれる傷害しょうがいわせたり、片目かためきずつけ視力しりょく低下ていかさせたり、みみはな刃物はものなどでえぐってきずつけたり、ほねやぶったりする傷害しょうがいわせた場合ばあい。もしくは傷害しょうがいわせた場合ばあい
  49. ^ a b みみから内部ないぶ出血しゅっけつにより、ている傷害しょうがいわせた場合ばあい
  50. ^ a b ぼうなどの道具どうぐおりきず以下いかきずわせた場合ばあい
  51. ^ a b 素手すであしおりきず以下いかきずわせた場合ばあい
  52. ^ a b 太政官だじょうかん (1873ねん2がつ25にち). “贖罪しょくざいおさむ贖例” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ19にち閲覧えつらん
  53. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 太政官だじょうかん布告ふこく だい76ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ10ねん, pp. 65, doi:10.11501/787957, https://dl.ndl.go.jp/pid/787957/1/74 
  54. ^ a b c d 太政官だじょうかん (1872ねん6がつ). “士族しぞくそつ犯罪はんざい戍ニしょスルしゃ年限ねんげんあきら禁錮きんこかわ” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  55. ^ a b 永遠えいえん禁錮きんこ流刑りゅうけいうるうけいとしたのは、かりけいりつ制定せいていまえであるが、明治めいじ元年がんねん9月8にち岸和田きしわだはん家臣かしん岡部おかべただしたいして、明治天皇めいじてんのう即位そくいによる大赦たいしゃにより1とう減刑げんけいし、永遠えいえん禁錮きんこれいがあったため。なお、同年どうねん9月24にち蒔田まきた相模さがみもりから刑法けいほうかん主家しゅか留守居るすいやくから100りょう旅宿りょしゅく箪笥たんすから金札きんさつ1640りょうぬすんだ武士ぶしたいして、同様どうよう理由りゆうで1とうげんじて武士ぶし身分みぶん剥奪はくだつしたうえでの斬首ざんしゅけいから剥奪はくだつせずに切腹せっぷくにするよううかがいをてている(この武士ぶしたいして、刑法けいほうかん廉恥れんちやぶはなはだしき犯罪はんざい該当がいとうするため、梟首きょうしゅから1とう減刑げんけい斬首ざんしゅけいとしている)。
  56. ^ a b 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1945-04), 日本にっぽん近代きんだい刑事けいじ法令ほうれいしゅう かりけいりつれい 明治めいじ元年がんねんたつ9がつ24にち 蒔田まきた相模さがみもりより伺来, 司法しほう資料しりょう 別冊べっさつ かりけいりつ, 17 (うえ ed.), pp. 308-309, doi:10.11501/1269363, https://dl.ndl.go.jp/pid/1269363/1/175 
  57. ^ a b 太政官だじょうかん (1868ねん9がつ8にち). “岸和田きしわだ藩士はんし岡部おかべ正路まさじ相馬そうまはじめ流刑りゅうけいえい禁錮きんこあらため” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  58. ^ a b 太政官だじょうかん (1868ねん9がつ8にち). “即位そくいためずみこうづけ大赦たいしゃおおせ” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  59. ^ 降格こうかくたるとした理由りゆうは、かりけいりつには明文めいぶんされていないが、博士はかせ論文ろんぶんとうだい後半こうはん官僚かんりょう制度せいど - 人事じんじ問題もんだい中心ちゅうしんに」の31~33ページより、降格こうかく相当そうとう判断はんだんした
  60. ^ 松浦まつうら典弘のりひろ (1999-03-23) (日本語にほんご). とうだい半期はんき官僚かんりょう制度せいど - 人事じんじ問題もんだい中心ちゅうしん. 京都大学きょうとだいがく. pp. 31-33. doi:10.11501/3149241. https://dl.ndl.go.jp/pid/3149241/1 20023-04-29閲覧えつらん. 
  61. ^ 減給げんきゅうたるとした理由りゆうは、養老ようろう律令りつりょうろくれいだつろくじょうより、つきぼう半年はんとしぶんまたは1ねんぶんくに期限きげんない半年はんとしぶんは60にち、1ねんぶんは120にち)におさめることをさだめていたため、減給げんきゅう相当そうとう判断はんだんした。
  62. ^ 藤原不比等ふじわらのふひと、 (757). “養老ようろう律令りつりょう ろくれい だつろくじょう”. 官制かんせい大観たいかん 律令りつりょう官制かんせい官職かんしょくかかわるリファレンス Ver.0.8. 日本国にっぽんこく政府せいふ平安へいあん中期ちゅうき以降いこう形骸けいがいしたことに留意りゅういする). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  63. ^ 太政官だじょうかん (1874ねん7がつ14にち). “だいじゅうろくごう禁獄きんごく当分とうぶん私宅したくないニ於テいちしつしめかたとうじょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  64. ^ 太政官だじょうかん (1878ねん4がつ5にち). “禁獄きんごくじん自宅じたくざいルヲとめ監獄かんごくない区別くべつシテにゅうかんセシム” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  65. ^ 太政官だじょうかん (1874ねん7がつ12にち). “やめ禁錮きんこしょセラルヽしゃあらため禁獄きんごくため” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  66. ^ a b 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1890-03-15), 明治めいじ9ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい48ごう, 明治めいじ9ねん法令ほうれい全書ぜんしょ, pp. 42, doi:10.11501/787956, https://dl.ndl.go.jp/pid/787956/1/73 
  67. ^ a b 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1888-10-20), 明治めいじ4ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい434ごう, 明治めいじ4ねん法令ほうれい全書ぜんしょ, pp. 332-333, doi:10.11501/787951, https://dl.ndl.go.jp/pid/787951/1/203 
  68. ^ a b c d e f g h 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1888-10-20), 明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい321ごう, 明治めいじ5ねん法令ほうれい全書ぜんしょ, pp. 216-218, doi:10.11501/787952, https://dl.ndl.go.jp/pid/787952/1/165 
  69. ^ a b c d 内閣ないかく官報かんぽうきょく (1888-10-20), 明治めいじ5ねん太政官だじょうかん布告ふこくだい244ごう, 明治めいじ5ねん法令ほうれい全書ぜんしょ, pp. 188, doi:10.11501/787952, https://dl.ndl.go.jp/pid/787952/1/151 
  70. ^ a b 太政官だじょうかん (1872ねん4がつ). “官吏かんり犯罪はんざい免職めんしょくふしだつかん改称かいしょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  71. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-01-26), 太政官だじょうかんしゅう議院ぎいん だい76ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ5ねん, pp. 78, doi:10.11501/787952, https://dl.ndl.go.jp/pid/787952/1/95 
  72. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-01-26), 太政官だじょうかんしゅう議院ぎいん だい307ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ5ねん, pp. 206, doi:10.11501/787952, https://dl.ndl.go.jp/pid/787952/1/160 
  73. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-01-26), 太政官だじょうかんしゅう議院ぎいん 43ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ5ねん, pp. 206, doi:10.11501/787952, https://dl.ndl.go.jp/pid/787952/1/83 
  74. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-05-15), 太政官だじょうかん 132ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ6ねん, pp. 169, doi:10.11501/787953, https://dl.ndl.go.jp/pid/787953/1/159 
  75. ^ 兵部ひょうぶしょう (1981-08-28), 海陸かいりくぐんけいりつ だい6じょうだい7じょう, pp. 3, doi:10.11501/794406, https://dl.ndl.go.jp/pid/794406/1/7 
  76. ^ 太政官だじょうかん (1874ねん5がつ18にち). “軍人ぐんじん軍属ぐんぞく犯罪はんざい免官めんかん除隊じょたい発覚はっかくスルしゃ取扱とりあつかいかたじょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2024ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  77. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-05-15), 太政官だじょうかん 132ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ7ねん, pp. 324, doi:10.11501/787954, https://dl.ndl.go.jp/pid/787954/1/226 
  78. ^ 現在げんざい価値かちで700まんえん
  79. ^ a b 明治めいじ時代じだいの「1えん」の価値かちってどれぐらい?”. man@bow(まなぼう). 野村のむらホールディングス. 2021ねん9がつ26にち閲覧えつらん
  80. ^ 現在げんざい価値かちで60まんえん
  81. ^ 公務こうむじょうまた過誤かご失錯しっさく以外いがいおかし、むち50かいけい相当そうとうする刑罰けいばつ場合ばあい官吏かんり等外とうがい吏)のうるうけいでは7えん50せんたいして、平民へいみん対象たいしょうとしたおさむ贖でされた場合ばあいは3えん75ぜに後者こうしゃほうやすくなる。
  82. ^ 司法省しほうしょう秘書ひしょ (1989-12-26), 太政官だじょうかん 31ごう, 法令ほうれい全書ぜんしょ, 明治めいじ8ねん, pp. 36-37, doi:10.11501/787955, https://dl.ndl.go.jp/pid/787955/1/80 
  83. ^ 文部省もんぶしょう宗教しゅうきょうきょく (1922-09), 臨済宗りんざいしゅう 東福寺とうふくじ 法則ほうそく 懲戒ちょうかいれいだい2じょうだい2こう, 宗教しゅうきょう制度せいど調査ちょうさ資料しりょう, 7, 文部省もんぶしょう宗教しゅうきょうきょく, pp. 113, doi:10.11501/980493, https://dl.ndl.go.jp/pid/980493/1/63 
  84. ^ 太政官だじょうかん (1870ねん2がつ). “僧尼そうに 僧侶そうりょ僧位そうい相当そうとう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん4がつ23にち閲覧えつらん
  85. ^ だい僧都そうずこうふちが、だいきょうとくいんわたしたうらきくもんづけ提灯ちょうちん出火しゅっかする事件じけんきた。この事件じけんにより、明治めいじ4ねんこうふち刑罰けいばつけたが、だい僧都そうずくらい官位かんいしたがえよん相当そうとうであったため、官吏かんりおなうるうけいけることになり、むち30かいけいでのけいではなく閉門へいもん30にちけいされた。また、そう任官にんかん相当そうとう以上いじょうであったため、天皇てんのうもうれる対象たいしょうとなった
  86. ^ 太政官だじょうかん (1871ねん5がつ). “だいきょうとくいんだい僧都そうずこうふちうらきくもん提灯ぢょうちん町人ちょうにん為相ためすけようこうづけわたりかたたち” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん4がつ23にち閲覧えつらん
  87. ^ みことのりそうばんにん区別くべつていばんにんハ其長官ちょうかんヲ授ケ位階いかい太政官だじょうかんたまものフ」JACAR(アジア歴史れきし資料しりょうセンター)JACAR:A15070026900ふとしせいるいてんだいいちへん慶応けいおうさんねん明治めいじよんねんだいかん制度せいど出版しゅっぱん爵位しゃくい国立こくりつ公文書こうぶんしょかん
  88. ^ 太政官だじょうかんちゅう官制かんせい改正かいせいス」JACAR(アジア歴史れきし資料しりょうセンター)JACAR:A15070099700ふとしせいるいてんだいいちへん慶応けいおうさんねん明治めいじよんねんだいじゅうかん官制かんせい文官ぶんかん職制しょくせいいち国立こくりつ公文書こうぶんしょかん)(だい3画像がぞう
  89. ^ 太政官だじょうかん (1873ねん1がつ19にち). “僧官そうかん位階いかいはいとま” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん4がつ23にち閲覧えつらん
  90. ^ 太政官だじょうかん (1872ねん3がつ24にち). “てら住職じゅうしょく僧侶そうりょ士族しぞくなずらえ” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2023ねん4がつ23にち閲覧えつらん
  91. ^ 内乱ないらんざい外患がいかんざいふたつが、このつみ該当がいとうする。
  92. ^ 須原すはら鉄二てつじ (1881ねん10がつ). “監獄かんごくそく だい1じょう”. 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション. doi:10.11501/795902. 2022ねん12月25にち閲覧えつらん
  93. ^ 白江しらえ廷太ろう (1889ねん9がつ). “改正かいせい監獄かんごくそく だい1じょう”. 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション. 岡島おかじまたからぶんかん. doi:10.11501/795866. 2022ねん12月25にち閲覧えつらん
  94. ^ 剥奪はくだつされた場合ばあい以下いかのことが出来できなくなる。停止ていし場合ばあいは、一定いってい期間きかんできなくなる。
    官吏かんり軍人ぐんじんになること
    年金ねんきん受給じゅきゅう国内こくない勲章くんしょう授与じゅよ
    国外こくがい勲章くんしょう佩用はいよう
    裁判さいばん証人しょうにんとして出廷しゅっていすること(ただし、たん事実じじつ陳述ちんじゅつする場合ばあいのぞく)
    後見人こうけんにんになること(ただし、親族しんぞく許可きょかて、子孫しそんのために管理かんりする場合ばあいのぞく。)
    管財かんざいじんになることと会社かいしゃ共同きょうどう財産ざいさん管理かんり
    校長こうちょう教師きょうしがくかんになること
  95. ^ 内閣ないかく官報かんぽうきょく, 法令ほうれい全書ぜんしょ 明治めいじ14ねん 太政官だじょうかん布告ふこく だいはちじゅういちごう, pp. 145-147, doi:10.11501/787961, https://dl.ndl.go.jp/pid/787961/1/103 
  96. ^ 太政官だじょうかん (1875ねん3がつ20日はつか). “だいよんごう婦女ふじょ監獄かんごくそくやみしつじょう処分しょぶんじょう” (JPEG,PDF). 国立こくりつ公文書こうぶんしょかん. 2024ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  97. ^ 刑法けいほうちゅう改正かいせい法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  98. ^ 刑法けいほうちゅう改正かいせい法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  99. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  100. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  101. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  102. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  103. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  104. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  105. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  106. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  107. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  108. ^ 罰金ばっきんがくとう引上ひきあげのための刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  109. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  110. ^ 尊属そんぞくころせ重罰じゅうばつ規定きてい違憲いけん判決はんけつ最高裁判所さいこうさいばんしょ昭和しょうわ48ねん4がつ4日大にちだい法廷ほうてい判決はんけつけいしゅう27かん3ごう265ぺーじ最高裁さいこうさい判例はんれい情報じょうほう
  111. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  112. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  113. ^ 保健ほけん助産婦じょさんぷ看護かんごほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  114. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  115. ^ 仲裁ちゅうさいほう - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  116. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  117. ^ 刑事けいじ収容しゅうよう施設しせつおよ収容しゅうようしゃとう処遇しょぐうかんする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  118. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  119. ^ 刑法けいほうおよ刑事けいじ訴訟そしょうほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  120. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  121. ^ 刑法けいほうおよ刑事けいじ訴訟そしょうほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  122. ^ 情報処理じょうほうしょり高度こうどとう対処たいしょするための刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  123. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  124. ^ 自動車じどうしゃ運転うんてんによりひと死傷ししょうさせる行為こういとう処罰しょばつかんする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  125. ^ 刑事けいじ訴訟そしょうほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  126. ^ 刑法けいほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  127. ^ 組織そしきてき犯罪はんざい処罰しょばつおよ犯罪はんざい収益しゅうえき規制きせいとうかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  128. ^ 民法みんぽうおよ家事かじ事件じけん手続てつづきほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん
  129. ^ 刑法けいほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん 日本法令にほんほうれい索引さくいん

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  • 特集とくしゅう刑法けいほうてんひゃくねん(ジュリスト1348ごう

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]