ブラジリア

ブラジリア Brasília
左上ひだりうえから、モニュメンタル アクシス、ブラジリア大だい聖堂せいどう、国会こっかい議事堂ぎじどう、アルボラーダ宮殿きゅうでん、市街地しがいち、ジュセリーノ・クビチェック橋きょう
愛称あいしょう : Capital Federal, Capital da Esperança
位置いち
連邦れんぽう区内くないのブラジリアの位置いち
位置いち
ブラジリア ブラジリア (ブラジル)
歴史れきし
建設けんせつ	1960年ねん
創設そうせつ者しゃ	ジュセリーノ・クビシェッキ、ルシオ・コスタ、オスカー・ニーマイヤー
行政ぎょうせい
国くに	ブラジル連邦れんぽう共和きょうわ国こく
地域ちいき	中西部ちゅうせいぶ
行政ぎょうせい区画くかく	連邦れんぽう区く
地区ちく	ブラジリア
地理ちり
面積めんせき
地区ちく域いき	5,760 km2
標高ひょうこう	1,000～1,200 m
人口じんこう
人口じんこう	（2021年ねん現在げんざい）
地区ちく域いき	3,094,325人にん
備考びこう	統計とうけい

ブラジリア（ポルトガル語ご: Brasília [bɾaˈziljɐ]）は、ブラジルの首都しゅと。ブラジリア連邦れんぽう直轄ちょっかつ区くの中核ちゅうかくとなる地区ちくである。人口じんこうは309万まん4325人にん（2021年ねん）で同国どうこく3位いである。ブラジル中部ちゅうぶの標高ひょうこう約やく1,100mの高原こうげん地帯ちたいにある計画けいかく都市としであり、1950年代ねんだい・60年代ねんだいに建設けんせつされた。

概要がいよう

計画けいかく都市とし

ブラジル高原こうげんの荒涼こうりょうとした未開みかいの大地だいち（セラード）に建設けんせつされた計画けいかく都市とし。ブラジル人じん建築けんちく家かルシオ・コスタの設計せっけいにより建設けんせつされた計画けいかく都市とし地域ちいきは、人造湖じんぞうこであるパラノア湖このほとりに飛行機ひこうきが翼つばさを広ひろげた形かたちをしており、飛行機ひこうきの機首きしゅの部分ぶぶんに国会こっかい議事堂ぎじどうや連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょなどの政府せいふ機関きかんが並ならび、翼つばさの部分ぶぶんには高層こうそう住宅じゅうたくや各国かっこくの大使館たいしかんがある。 国会こっかい議事堂ぎじどうや大だい聖堂せいどうなどの主要しゅよう建造けんぞう物ぶつは、いずれもモダニズムの流ながれを受うけた未来みらい的てきなデザインで作つくられている。これらの公共こうきょう建築けんちくの主任しゅにん建築けんちく家かは、ニューヨーク市しの国際こくさい連合れんごう本部ほんぶビルの設計せっけいも担当たんとうしたブラジル人じん建築けんちく家かオスカー・ニーマイヤーである。

世界せかい遺産いさん登録とうろく

1987年ねんには、世界せかい遺産いさんに登録とうろくされた。歴史れきし的てきで伝統でんとう的てきな街並まちなみを持もつ都市としが世界せかい遺産いさんに登録とうろくされることは多おおいが、建設けんせつから40年ねん未満みまんという近代きんだい的てきな都市としが登録とうろくされたのは、当時とうじとしては異例いれいのことであった。のちに世界せかい遺産いさん委員いいん会かいの「世界せかい遺産いさん条約じょうやく履行りこうのための作業さぎょう指針ししん」において、20世紀せいき建築けんちくの登録とうろくは推進すいしんされるべき分野ぶんやのひとつと位置いちづけられた。

気候きこう

赤道あかみちと南回帰線みなみかいきせんの内側うちがわにあるため緯度いどによる定義ていぎでは熱帯ねったいに該当がいとうし、ケッペンの気候きこう区分くぶんではサバナ気候きこう（Aw）とされるが、標高ひょうこう1000m台だいとやや高地こうちにあるため温帯おんたい夏なつ雨う気候きこう（Cwa,Cwb)にも近ちかい。

ブラジリア（1991–2020年ねん, 極きょく値ち1961年ねん- ）の気候きこう
月つき	1月がつ	2月がつ	3月がつ	4月がつ	5月	6月がつ	7月がつ	8月がつ	9月	10月	11月	12月	年とし
最高さいこう気温きおん記録きろく °C （°F）	32.6 (90.7)	32.0 (89.6)	32.1 (89.8)	31.6 (88.9)	31.6 (88.9)	31.6 (88.9)	30.8 (87.4)	33.0 (91.4)	35.7 (96.3)	36.4 (97.5)	34.5 (94.1)	33.7 (92.7)	36.4 (97.5)
平均へいきん最高さいこう気温きおん °C （°F）	26.9 (80.4)	27.2 (81)	27.0 (80.6)	26.8 (80.2)	26.0 (78.8)	25.3 (77.5)	25.6 (78.1)	27.4 (81.3)	29.1 (84.4)	29.0 (84.2)	27.0 (80.6)	26.8 (80.2)	27.0 (80.6)
日にち平均へいきん気温きおん °C （°F）	21.9 (71.4)	21.9 (71.4)	21.8 (71.2)	21.6 (70.9)	20.3 (68.5)	19.3 (66.7)	19.3 (66.7)	21.0 (69.8)	22.8 (73)	23.1 (73.6)	21.7 (71.1)	21.7 (71.1)	21.4 (70.5)
平均へいきん最低さいてい気温きおん °C （°F）	18.3 (64.9)	18.2 (64.8)	18.2 (64.8)	17.7 (63.9)	15.6 (60.1)	14.2 (57.6)	13.9 (57)	15.3 (59.5)	17.6 (63.7)	18.5 (65.3)	18.1 (64.6)	18.3 (64.9)	17.0 (62.6)
最低さいてい気温きおん記録きろく °C （°F）	12.2 (54)	11.0 (51.8)	14.5 (58.1)	10.7 (51.3)	3.2 (37.8)	3.3 (37.9)	1.6 (34.9)	5.0 (41)	9.0 (48.2)	10.2 (50.4)	11.4 (52.5)	11.4 (52.5)	1.6 (34.9)
降水こうすい量りょう mm （inch）	206.0 (8.11)	179.5 (7.067)	226.0 (8.898)	145.2 (5.717)	26.9 (1.059)	3.3 (0.13)	1.5 (0.059)	16.3 (0.642)	38.1 (1.5)	141.8 (5.583)	253.1 (9.965)	241.1 (9.492)	1,478.8 (58.22)
平均へいきん降水こうすい日数にっすう （≥1.0 mm）	16	14	15	9	3	1	0	2	4	10	17	18	109
% 湿度しつど	74.7	74.2	76.1	72.2	65.4	58.8	51.0	43.5	46.4	58.8	74.5	76.0	64.3
平均へいきん月間げっかん日照ひでり時間じかん	159.6	158.9	168.7	200.8	237.9	247.6	268.3	273.5	225.7	191.3	138.3	145.0	2,415.6
出典しゅってん1：Instituto Nacional de Meteorologia
出典しゅってん2：Meteo Climat (record highs and lows)

歴史れきし

遷都せんと

ブラジルは、ポルトガルの植民しょくみん地ちから独立どくりつした頃ころから（ブラジリア建設けんせつ以降いこう、現代げんだいに至いたるまでも含ふくめ）旧きゅう首都しゅとであるリオデジャネイロやブラジル最大さいだいの都市としであるサンパウロといった大都市だいとしが存在そんざいする大西おおにし洋ひろし沿岸えんがん部ぶに人口じんこうや産業さんぎょうが集中しゅうちゅうしている。そのため、内陸ないりくの高原こうげん部ぶとの間あいだで所得しょとくなどの面めんで大幅おおはばな格差かくさがあり、既すでに19世紀せいき頃ころからその解消かいしょうと、その方策ほうさくとしての内陸ないりく部ぶ遷都せんとが叫さけばれていた。

建設けんせつ開始かいし

飛行機ひこうきの主翼しゅよくの形状けいじょうを模もしたブラジリアの都市とし計画けいかくであるパイロットプラン

ブラジリアの衛星えいせい写真しゃしん

20世紀せいきに入はいってからも、何なん度どか内陸ないりく遷都せんとが検討けんとうされながらも度重たびかさなる政変せいへんや第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんの勃発ぼっぱつなどで具体ぐたい的てきな形かたちにならないままでいたが、1956年ねんに大統領だいとうりょうに当選とうせんしたジュセリーノ・クビチェック（ジュセリーノ・クビシェッキ）は、新しん首都しゅと建設けんせつで内陸ないりく部ぶの開発かいはつとそれによる国土こくどの均衡きんこう的てき発展はってんを企図きとし、正式せいしきに新しん都市としの建設けんせつとリオデジャネイロからの遷都せんとを発表はっぴょうした。

インドのチャンディーガルと並ならび、モダニズムの理念りねんに基もとづいて計画けいかく的てきに建設けんせつされた都市としで、工事こうじはクビチェックの任期にんきである5年ねん以内いないに間まに合あうよう、急きゅうピッチで進すすめられわずか41か月げつ間あいだ（約やく3.5年ねん）で完成かんせい。1960年ねん4月がつ21日にちに供用きょうようを開始かいしした。

功罪こうざい

この新しん首都しゅとの建設けんせつによって内陸ないりく部ぶの開発かいはつが進すすんだが、その一方いっぽうで、莫大ばくだいな建設けんせつ費ひはブラジルの国家こっか財政ざいせいに大おおきな負担ふたんとなって残のこり、1970年代ねんだいから1980年代ねんだいにかけてブラジルを襲おそった経済けいざい不振ふしんと高こうインフレの大おおきな原因げんいんの一ひとつとなったとの評価ひょうかもある。

新しん首都しゅとを国土こくどの中央ちゅうおうに建設けんせつした結果けっか、開発かいはつの進行しんこうによって内陸ないりく部ぶの経済けいざい振興しんこうは進すすみ、ブラジル全体ぜんたいとしてみれば、ブラジルの国土こくどの中央ちゅうおう部ぶにブラジリア国際こくさい空港くうこう（ジュセリーノ・クビシェッキ国際こくさい空港くうこう）を建設けんせつしたことにより、航空こうくう路線ろせんの航路こうろは東西とうざい南北なんぼくの各かく地域ちいきを結むすぶハブを得えており、商業しょうぎょう運輸うんゆの面めんでもこの地域ちいきの国道こくどうが整備せいびされたことで、中西部ちゅうせいぶのマットグロッソ州しゅう方面ほうめんから北東ほくとう部ぶのバイーア州しゅうなど大西洋たいせいよう側がわの地域ちいきへ、あるいはサンパウロ州しゅうから中西部ちゅうせいぶ、北東ほくとう部ぶへと抜ぬける物流ぶつりゅうや長距離ちょうきょりバス路線ろせんが再さい整備せいびされており、連邦れんぽう直轄ちょっかつ区くの建設けんせつ自体じたいには今日きょう、一定いっていの意義いぎが認みとめられる。

しかしながら、道路どうろは整備せいびされているものの、河川かせんが無ない内陸ないりく部ぶに建設けんせつされたため水運すいうん手段しゅだんがなく、航空こうくう路線ろせんも国内線こくないせんは充実じゅうじつしているが、大おおきな産業さんぎょうもないため国際線こくさいせん定期ていき便びんの就航しゅうこうは少すくない。また、サンパウロやリオデジャネイロ、マナウスなどの他ほかの大都市だいとしとは距離きょりがかなり離はなれている。このような状況じょうきょうから大だい企業きぎょうの本社ほんしゃ機能きのうの移転いてんなどが行おこなわれるには至いたっていない。

さらに、ブラジリアは整然せいぜんとした計画けいかく都市としだが、市内しないの移動いどうは自動車じどうしゃによる移動いどうを前提ぜんていにしているために、実際じっさいの市民しみん生活せいかつを送おくるには不便ふべんである。

しかも、国家こっかプロジェクトとして緻密ちみつな計画けいかくが練ねられて開発かいはつされたブラジリア市しとは対照たいしょう的てきに、周囲しゅういの衛星えいせい都市としは無秩序むちつじょに発展はってんし、ブラジリアが位置いちする連邦れんぽう直轄ちょっかつ区く内うちは州しゅう境さかいの幹線かんせん脇わきを中心ちゅうしんに土地とちの不法ふほう占拠せんきょなど半なかばスラム化かしているところもあり、そうした衛星えいせい都市としを都市とし圏けんとすることで成なり立たつブラジリア市しもその影響えいきょうを免まぬかれておらず、一口ひとくちに成功せいこうしたとは言いい難がたい状況じょうきょうである。

莫大ばくだいな建設けんせつ費ひを一挙いっきょに投とうじて、巨大きょだい建築けんちくが立たち並ならぶ理想りそう都市としを建設けんせつしたブラジリアのアンチテーゼとして、低ていコスト、ヒューマンスケール、小ちいさなプロジェクトの積つみ上あげという街まちづくりを掲かかげ、成功せいこうしたのがパラナ州しゅうのクリティーバ市しであった。

ブラジリア・都市としの景観けいかん

モニュメンタル・アクシス通どおりのパノラマ写真しゃしん

21世紀せいき

2023年ねん1月がつ8日にち、前年ぜんねんの大統領だいとうりょう選挙せんきょで敗やぶれたジャイル・ボルソナロ前ぜん大統領だいとうりょうの支持しじ者しゃらが、連邦れんぽう議会ぎかいや最高さいこう裁判所さいばんしょ、大統領だいとうりょう府ふの建物たてものにも侵入しんにゅうして破壊はかい活動かつどうを行おこなった。

政治せいじ

地方ちほう政治せいじは連邦れんぽう区く単位たんいで管轄かんかつされている。ブラジリアには市長しちょうや市議会しぎかいは無なく、連邦れんぽう区く知事ちじと連邦れんぽう区く議会ぎかいがブラジリアを含ふくむ連邦れんぽう区くを統治とうちする。

人口じんこう動態どうたい

白人はくじん(49.15%)、混血こんけつ(44.77%)、黒人こくじん(4.80%)、アジア人じん(0.39%)、先住民せんじゅうみん(0.35%)

交通こうつう

市内しない

導入どうにゅう予定よていのトラム

市内しないは自動車じどうしゃ道どうと歩道ほどうが完全かんぜんに区別くべつされており、自動車じどうしゃ道どうも極力きょくりょく立体りったい交差こうさになるよう設計せっけいされている。住宅じゅうたく区画くかくと商業しょうぎょう区画くかく、官庁かんちょう街がいなど各かく区画くかくは厳然げんぜんと分わかたれており、市民しみん生活せいかつにおいても移動いどうが不便ふべんであるため、人口じんこう約やく300万まん人にんに対たいして自家用車じかようしゃの総数そうすうは100万まん台だい弱じゃくと、ブラジルの都市としとしては自動車じどうしゃの保有ほゆう率りつが高たかい。

市内しないの主おもな公共こうきょう交通こうつう手段しゅだんはバスとタクシーである。近年きんねんになって公共こうきょう交通こうつう機関きかんの整備せいびが始はじまり、一部いちぶで地下鉄ちかてつが開業かいぎょうし、またトラムの建設けんせつ工事こうじが進行しんこう中ちゅうである。

市外しがい

サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、マナウスなどの他ほかの大都市だいとしとは距離きょりが離はなれており、旅客機りょかくきと長距離ちょうきょりバスが都市とし間あいだの主おもな交通こうつう手段しゅだんである。鉄道てつどう駅えきも存在そんざいするものの、こちらは貨物かもつが主おもであり、一般いっぱんに旅客りょかくには用もちいていない。

航空こうくう便びん

ブラジリア国際こくさい空港くうこう

空港くうこうはブラジリア国際こくさい空港くうこうがあり、国際こくさい便びんと国内こくない便びんが就航しゅうこうしている。国内こくない便びんについては、全すべてのブラジルの大都市だいとしとの間あいだに定期ていき便びんが就航しゅうこうしており、特とくに南部なんぶの大都市だいとしであるサンパウロのコンゴーニャス空港くうこうとの間あいだには15分ふん-30分ふんに1本ほん程度ていど、リオ・デ・ジャネイロのサントス・デュモン空港くうこうやアントニオ・カルロス・ジョビン国際こくさい空港くうこうとの間あいだには30分ふん―1時じ間あいだに1本ほん程度ていどの定期ていき便びんが就航しゅうこうしている。

またブラジル国内こくないの旅客りょかく便びんは南部なんぶの都市とし、中部ちゅうぶの都市とし、北部ほくぶの都市としにまたがって移動いどうする場合ばあい、中小ちゅうしょう都市とし同士どうしとの間あいだには必かならずしも直行ちょっこう便びんがあるわけではないので、ブラジルの中心ちゅうしんに位置いちするブラジリア国際こくさい空港くうこうが各かく都市としを結むすぶ乗のり換かえのハブ的てき役割やくわりを果はたしている。

国際こくさい便びんについては、ブラジリア自体じたいに大おおきな産業さんぎょうがないため、首都しゅとの空港くうこうであるにもかかわらずTAPポルトガル航空こうくうによるリスボンへの直行ちょっこう便びんのみにとどまっていたが、昨今さっこんのブラジルの経済けいざい成長せいちょうと、ブラジル中西部ちゅうせいぶそしてブラジリア発着はっちゃく客きゃくの増加ぞうかを受うけて、北米ほくべい便びんの就航しゅうこうが2009年ねんより相次あいついでいる（アトランタ、マイアミ）。なお、TAM航空こうくうがニューヨークとの直行ちょっこう便びんを就航しゅうこうさせる予定よていである。

主おもな建造けんぞう物ぶつ

• プラナルト宮殿きゅうでん（大統領だいとうりょう府ふ）
• アルボラーダ宮殿きゅうでん（大統領だいとうりょう官邸かんてい）
• 国会こっかい議事堂ぎじどう
• 連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょ
• 三権さんけん広場ひろば
• ブラジリア大だい聖堂せいどう
• ドンボスコ聖堂せいどう
• クビチェック大統領だいとうりょう記念きねん館かん
• 国立こくりつ美術館びじゅつかん
• ジュセリーノ・クビチェック橋きょう
• クラウディオ・サントロ国立こくりつ劇場げきじょう
• テレビ塔てれびとう

• 
  プラナルト宮殿きゅうでん
• 
  国会こっかい議事堂ぎじどう
• 
  連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょ
• 
  三権さんけん広場ひろば
• 
  ブラジリア大だい聖堂せいどう
• 
  ドンボスコ聖堂せいどうの内部ないぶ
• 
  国立こくりつ美術館びじゅつかん
• 
  クラウディオ・サントロ国立こくりつ劇場げきじょう
• 
  ジュセリーノ・クビチェック橋きょう
• 
  テレビ塔てれびとう

世界せかい遺産いさん

ブラジリア （ブラジル）
大統領だいとうりょう官邸かんてい（アルボラーダ宮みや）
英名えいめい	Brasilia
仏ふつ名めい	Brasilia
登録とうろく区分くぶん	文化ぶんか遺産いさん
登録とうろく基準きじゅん	(1), (4)
登録とうろく年ねん	1987年ねん
公式こうしきサイト	世界せかい遺産いさんセンター（英語えいご）
地図ちず
使用しよう方法ほうほう・表示ひょうじ

登録とうろく基準きじゅん

この世界せかい遺産いさんは世界せかい遺産いさん登録とうろく基準きじゅんのうち、以下いかの条件じょうけんを満みたし、登録とうろくされた（以下いかの基準きじゅんは世界せかい遺産いさんセンター公表こうひょうの登録とうろく基準きじゅんからの翻訳ほんやく、引用いんようである）。

• (1) 人類じんるいの創造そうぞう的てき才能さいのうを表現ひょうげんする傑作けっさく。
• (4) 人類じんるいの歴史れきし上じょう重要じゅうような時代じだいを例証れいしょうする建築けんちく様式ようしき、建築けんちく物ぶつ群ぐん、技術ぎじゅつの集積しゅうせきまたは景観けいかんの優すぐれた例れい。

スポーツ

ブラジリエンセFCやSEガマ、レギオンFCなどのサッカークラブがあるが、ブラジルの1部ぶリーグに所属しょぞくするクラブは2014年ねんの時点じてんでは存在そんざいしない。なおブラジリアの州しゅうリーグ（ブラジリアは連邦れんぽう直轄ちょっかつ区くなので厳密げんみつに言いうと「州しゅうリーグ」ではない）が存在そんざいしているが小規模しょうきぼである。市内しないにあるエスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリアはFIFAコンフェデレーションズカップ2013と2014 FIFAワールドカップ、リオデジャネイロオリンピックのサッカーの会場かいじょうとして使用しようされた。

2019年ねんには夏季かきユニバーシアードを開催かいさい予定よていだったが、2015年ねん1月がつに財政難ざいせいなんを理由りゆうに開催かいさいを返上へんじょうしたため、2016年ねん5月にナポリ（ イタリア）で代かわって開催かいさいすることが決定けっていした。

姉妹しまい都市とし

国内こくない

• ディアマンティーナ（ミナスジェライス州しゅう）

外国がいこく

• グアダラハラ、メキシコ合衆国がっしゅうこく
• ブエノスアイレス、アルゼンチン共和きょうわ国こく
• ボゴタ、コロンビア共和きょうわ国こく
• リマ、ペルー共和きょうわ国こく
• モンテビデオ、ウルグアイ東方とうほう共和きょうわ国こく
• サンティアゴ、チリ共和きょうわ国こく
• リスボン、ポルトガル共和きょうわ国こく
• ローマ、イタリア共和きょうわ国こく
• パリ、フランス共和きょうわ国こく
• アムステルダム、オランダ王国おうこく
• ワシントンD.C.、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
• ボストン、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
• アブジャ、ナイジェリア共和きょうわ国こく
• キャンベラ、オーストラリア連邦れんぽう
• ドーハ、カタール国こく
• ルクソール、エジプト・アラブ共和きょうわ国こく
• ウィーン、オーストリア共和きょうわ国こく
• 西安しーあん市し、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく

関連かんれん項目こうもく

• ブラジリア連邦れんぽう直轄ちょっかつ区く
• フォルクスワーゲン・ブラジリア
• エンブラエル EMB 120　ブラジリア
• テルアビブの白しろい都市とし - 現代げんだい建築けんちくの世界せかい遺産いさんの例れい
• シドニー・オペラハウス - 現代げんだい建築けんちくの世界せかい遺産いさんの例れい
• 輝かがやく都市とし - 都市とし計画けいかくの理論りろん
  • チャンディーガル - インドの近代きんだい都市とし計画けいかく
• ラストサマー2 - 1998年ねんの映画えいが。作中さくちゅうで「ブラジルの首都しゅと」という知名度ちめいどの低ひくさを利用りようしたひっかけ問題もんだいがある。

外部がいぶリンク

公式こうしき

• ブラジリア市し公式こうしきサイト （ポルトガル語ご）

日本にっぽん政府せいふ

• 在ざいブラジル日本国にっぽんこく大使館たいしかん （日本語にほんご）
• 在ざいブラジル日本国にっぽんこく大使館たいしかんによる「ブラジリアの概要がいよう」 （日本語にほんご）

観光かんこう

• ブラジリア観光かんこう局きょく （ポルトガル語ご）（英語えいご）
• Parque Nacional de Brasília - ICMBio
• ウィキトラベルには、ブラジリアに関かんする旅行りょこうガイドがあります。 （日本語にほんご）

地図ちず

• ブラジリアの地図ちず - ウィキマピア
• 地図ちず - Google マップ