マルサン商店 しょうてん (マルサン 、1947年 ねん - 1968年 ねん 、1969年 ねん - )は、日本 にっぽん の玩具 おもちゃ ・模型 もけい メーカーである。20世紀 せいき 中盤 ちゅうばん にブリキ玩具 おもちゃ や国産 こくさん プラスチックモデル 、怪獣 かいじゅう のソフトビニール 人形 にんぎょう で人気 にんき を博 はく した。本社 ほんしゃ は東京 とうきょう 都 と 台東 たいとう 区 く 浅草 あさくさ 寿 ことぶき 町 まち 1-12にあった。1967年 ねん にマルザンに改名 かいめい 後 ご 、1968年 ねん に倒産 とうさん [ 1] 。1969年 ねん にマルサンとして再建 さいけん されたが、新 しん 会社 かいしゃ は旧 きゅう マルサンの資産 しさん や従業 じゅうぎょう 員 いん はほとんど継承 けいしょう していない。ソフビ怪獣 かいじゅう 関連 かんれん の業務 ぎょうむ は、同 どう 時期 じき に設立 せつりつ されたブルマァク に実質 じっしつ 的 てき に引 ひ き継 つ がれた[ 1] 。
マルサン(マルサン商店 しょうてん 、マルザン)は1923年 ねん に石田 いしだ 直吉 なおきち が東京 とうきょう 浅草 あさくさ に設立 せつりつ した石田 いしだ 製作所 せいさくしょ の流 なが れを受 う け継 つ ぐ玩具 おもちゃ ・模型 もけい メーカーである。1950年代 ねんだい にブリキ 玩具 おもちゃ の名作 めいさく を作 つく り出 だ したメーカー、「プラモデル」を商標 しょうひょう 登録 とうろく することで「日本 にっぽん 初 はつ 国産 こくさん プラモデル」 と称 しょう して発売 はつばい 、プラスチックモデルの普及 ふきゅう に尽力 じんりょく したメーカー、そしてソフビ 怪獣 かいじゅう を初 はじ めて世 よ に出 だ し一 いち 世 せい を風靡 ふうび したメーカーとして知 し られる。1968年 ねん に倒産 とうさん 。翌年 よくねん に再建 さいけん されたマルサンは名称 めいしょう と「プラモデル」の商標 しょうひょう 以外 いがい は旧 きゅう マルサンの資産 しさん を殆 ほとん ど引 ひ き継 つ いでおらず、旧 きゅう マルサンの事業 じぎょう の一部 いちぶ は同 どう 時期 じき に新 あら たに設立 せつりつ されたブルマァク に引 ひ き継 つ がれた。
1947年 ねん (昭和 しょうわ 22年 ねん )に石田 いしだ 晴康 はるやす (いしだ はるやす)、晴康 はるやす の実弟 じってい 石田 いしだ 實 みのる (いしだ みのる)、義弟 ぎてい の荒井 あらい 康夫 やすお (あらい やすお)の3人 にん がマルサン商店 しょうてん の屋号 やごう で玩具 おもちゃ 業 ぎょう を開始 かいし 。マルサンの名称 めいしょう は元々 もともと 石田 いしだ 晴康 はるやす が以前 いぜん 奉公 ほうこう していた野地 やち 方 かた 三 さん 商店 しょうてん の商標 しょうひょう が「○」に「三 さん 」であり、それを借用 しゃくよう して「マルサン」と読 よ ませて屋号 やごう にしていたものであるが、新 あら たに「3人 にん で始 はじ めたのでサン」という意味合 いみあ いも加 くわ えたとされる。1950年 ねん に株式会社 かぶしきがいしゃ マルサン商店 しょうてん となり、石田 いしだ 晴康 はるやす が社長 しゃちょう に就任 しゅうにん した。ロゴマークは「○」に「SAN」を入 い れたものを使用 しよう した。
当初 とうしょ はセルロイド 人形 にんぎょう や双眼鏡 そうがんきょう 、顕微鏡 けんびきょう などの光学 こうがく 玩具 おもちゃ を扱 あつか う。主 おも にアメリカ向 む け輸出 ゆしゅつ 商品 しょうひん として製造 せいぞう 、販売 はんばい を行 おこ なっていた。1953年 ねん (昭和 しょうわ 28年 ねん )にブリキ 玩具 おもちゃ の傑作 けっさく と呼 よ ばれたキャデラック を発売 はつばい 。当時 とうじ のブリキ玩具 おもちゃ がおよそ300円 えん - 500円 えん だったのに対 たい しこの商品 しょうひん は1500円 えん という高額 こうがく で発売 はつばい されるもその精巧 せいこう さから人気 にんき 商品 しょうひん となりマルサンの知名度 ちめいど を向上 こうじょう させた。
しかし1954年 ねん 12月 にアメリカで「日本 にっぽん のセルロイドは発火 はっか 性 せい があり危険 きけん である」とされ、急速 きゅうそく にセルロイド製品 せいひん は市場 いちば から姿 すがた を消 け した。セルロイド人形 にんぎょう を販売 はんばい していたマルサンもこのあおりを受 う け新 しん 商品 しょうひん の開発 かいはつ に乗 の り出 だ した。アメリカ・レベル (当時 とうじ の表記 ひょうき は「ラベール」)社 しゃ が1953年 ねん に発売 はつばい した「原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん ノーチラス 号 ごう 」のプラスチック・モデルなどを参考 さんこう とし、1958年 ねん (昭和 しょうわ 33年 ねん )12月に「プラモデル」の商標 しょうひょう 登録 とうろく とともに、「日本 にっぽん 初 はつ のプラモデル」と称 しょう して国産 こくさん プラスチック・モデルを世 よ に送 おく り出 だ した。この時 とき の商品 しょうひん 群 ぐん は以下 いか の4つである。
マルサン製 せい (童 わらわ 友 とも 社 しゃ 版 ばん )と元 もと となったレベル製 せい (上 うえ )のノーチラス。形状 けいじょう 、部品 ぶひん 分割 ぶんかつ ともほぼ同 おな じであるが、船体 せんたい の寸法 すんぽう はマルサンの方 ほう が僅 わず かに小 ちい さく、ランナー内 ない の部品 ぶひん 配置 はいち も異 こと なる。
SSN-571 原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん ノーチラス 1/300スケール
レベル社 しゃ のキットのコピー。現在 げんざい 金 かね 型 がた は童 わらわ 友 とも 社 しゃ が所有 しょゆう し、「日本 にっぽん 最初 さいしょ のプラモデル」と称 しょう しての再 さい 発売 はつばい を数 すう 回 かい 行 おこな っている。昭和 しょうわ 33年 ねん 12月15日 にち 付 づけ の『日本 にっぽん 模型 もけい 新聞 しんぶん 』は、「本邦 ほんぽう 最初 さいしょ のプラスチック・モデル」として本 ほん 製品 せいひん が12月初旬 しょじゅん に発売 はつばい されたと報 ほう じている。
ダットサン 1000 211型 がた セダン 1958年 ねん 型 がた 1/25スケール
マルサン記述 きじゅつ では211型 がた ではあるが正確 せいかく には210型 がた である。「和 わ 工 こう 樹脂 じゅし 」が日産自動車 にっさんじどうしゃ の賞品 しょうひん 、販促 はんそく 品 ひん 用 よう として企画 きかく 、開発 かいはつ し1958年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ に発売 はつばい 。「和 わ 工 こう 樹脂 じゅし 」は日産自動車 にっさんじどうしゃ に納入 のうにゅう すると共 とも に一般 いっぱん にも販路 はんろ 拡大 かくだい のため問屋 とんや 、模型 もけい 店 てん にも売 う り込 こ み販売 はんばい を開始 かいし した。そのことを知 し ったマルサン商店 しょうてん は、和 かず 工 こう 樹脂 じゅし に対 たい して製品 せいひん を全 すべ てマルサン側 がわ に納入 のうにゅう するよう提案 ていあん 。マルサン商店 しょうてん は数カ月 すうかげつ 後 ご に「ノーチラス号 ごう 」の発売 はつばい を予定 よてい しており、「ノーチラス号 ごう 」を「日本 にっぽん 最初 さいしょ のプラモデル」として大々的 だいだいてき に売 う り出 だ す予定 よてい であったため、それに先行 せんこう する形 かたち で和 わ 工 こう 樹脂 じゅし のダットサンが市場 いちば に流 なが れるのを防止 ぼうし する必要 ひつよう があった。和 わ 工 こう 側 がわ としては営業 えいぎょう 活動 かつどう が省 はぶ けるためにそれを応諾 おうだく 、マルサンは箱 はこ に印刷 いんさつ された和 わ 工 こう 樹脂 じゅし のマークの上 うえ にマルサンの自社 じしゃ ブランドのシールを貼 は って、ノーチラス号 ごう と同 どう 時期 じき に発売 はつばい した。なお、和 かず 工 こう 樹脂 じゅし はダットサンの発売 はつばい と同時 どうじ にプラモデル用 よう の塗料 とりょう も開発 かいはつ し、それを「プラカラー」と呼 よ び、プラスチックモデルのことを「プラモデル」と社内 しゃない では使 つか っていた。マルサンが「プラモデル」「プラカラー」を最初 さいしょ に商標 しょうひょう 登録 とうろく したことから、「プラモデル」の名称 めいしょう の発明 はつめい 者 しゃ はマルサンであるとする後世 こうせい の文献 ぶんけん が存在 そんざい するが、実際 じっさい には「プラモデル」の名称 めいしょう の発明 はつめい 者 しゃ は和 わ 工 こう 樹脂 じゅし であり、マルサンはそれを盗用 とうよう したに過 す ぎない。
なお、和 かず 工 こう 樹脂 じゅし のダットサン1000並 なら びに日野 ひの ルノー、トヨペット等々 とうとう の製品 せいひん は和 わ 工 こう 樹脂 じゅし 、マルサンの両方 りょうほう のブランドにて並行 へいこう 販売 はんばい されている。
レベル社 しゃ のキットのコピー。この金 かね 型 がた はノーチラス号 ごう の金 かね 型 がた より製作 せいさく が難 むずか しくマルサンでは作 つく っていない、他社 たしゃ より提供 ていきょう されたものであった。
ボーイング B-47 ストラトジェット 1/200スケール
オーロラ 社 しゃ のキットのコピー[ 2] 。
発売 はつばい に際 さい し、マルサンは和 わ 工 こう 樹脂 じゅし がすでに社内 しゃない で使 つか っていた「プラカラー」、「プラモデル 」を商標 しょうひょう として採用 さいよう し、1959年 ねん (昭和 しょうわ 34年 ねん )に商標 しょうひょう 登録 とうろく を行 おこ なった。しかし当時 とうじ 日本 にっぽん では組 く み立 た て式 しき プラスチックモデルは殆 ほとん ど存在 そんざい しておらず、理解 りかい も得 え られなかった為 ため 販売 はんばい は苦戦 くせん した。問屋 とんや は部品 ぶひん がバラバラに入 はい っている事 こと から「なんだ、このクズは」と言 い って買 か い取 と りを拒否 きょひ した。そこでマルサンは開局 かいきょく したばかりのフジテレビ で日曜日 にちようび 午前 ごぜん 10時 じ から25分間 ふんかん 『陸 りく と海 うみ と空 そら 』という番組 ばんぐみ を放送 ほうそう 、司会 しかい は既 すで にアメリカ製 せい のプラモデルを組 く み立 た てていた三 さん 遊 ゆう 亭 てい 小金 こがね 馬 ば 。毎週 まいしゅう 一 ひと つのキットを紹介 しょうかい するコーナーを設 もう けたところ知名度 ちめいど が急速 きゅうそく に高 たか まり、マルサン製品 せいひん は元 もと より、他社 たしゃ の模型 もけい の売 う れ行 ゆ きも伸 の びたという。番組 ばんぐみ の視聴 しちょう 率 りつ は20%に達 たっ し放送 ほうそう は2年間 ねんかん 続 つづ いた。
流行 りゅうこう となった為 ため に周辺 しゅうへん 商品 しょうひん も開発 かいはつ する必要 ひつよう に迫 せま られ「プラカラー」「プラシンナー」「プラボンド」という商品 しょうひん 名 めい で模型 もけい 用 よう 塗料 とりょう 、溶剤 ようざい 、接着 せっちゃく 剤 ざい なども販売 はんばい していた。後発 こうはつ の模型 もけい 企業 きぎょう が参入 さんにゅう して来 き た際 さい 「プラモデルと呼 よ べるのはマルサンだけ」という惹句で自社 じしゃ の商標 しょうひょう を前面 ぜんめん に出 だ した宣伝 せんでん を行 おこ なった。また、かつてキットをコピーしたレベル社 しゃ と提携 ていけい し、「マルサン・ラベール提携 ていけい 品 ひん 」と称 しょう して多 おお くのレベル製品 せいひん の国内 こくない 販売 はんばい を行 おこな う一方 いっぽう 、純 じゅん 国産 こくさん プラモデルの開発 かいはつ にも力 ちから を注 ちゅう いだが、海外 かいがい メーカーのキットのコピーも引 ひ き続 つづ き行 おこな われていた。
1965年 ねん (昭和 しょうわ 40年 ねん )のスロットカー ブームでは多額 たがく の設備 せつび 投資 とうし を行 おこな ったが、ブームの早 はや すぎる終息 しゅうそく により多 おお くの負債 ふさい が残 のこ された。1966年 ねん (昭和 しょうわ 41年 ねん )には『ウルトラQ 』や『ウルトラマン 』に登場 とうじょう する怪獣 かいじゅう のソフトビニール 人形 にんぎょう を発売 はつばい 。当初 とうしょ 問屋 とんや の評価 ひょうか は低 ひく かったが、子供 こども の支持 しじ を受 う け大 だい ヒット商品 しょうひん となった。これらの商品 しょうひん は第 だい 一 いち 次 じ 怪獣 かいじゅう ブーム の人気 にんき の一端 いったん を担 にな った[ 3] 。
1967年 ねん (昭和 しょうわ 42年 ねん )には社名 しゃめい を株式会社 かぶしきがいしゃ マルザンに変更 へんこう した。これは、ソフビ怪獣 かいじゅう の大 だい ヒットにもかかわらず、スロットカーブーム時 じ の負債 ふさい のために経営 けいえい が安定 あんてい しなかったため、当時 とうじ の社長 しゃちょう 石田 いしだ 實 みのる が姓名 せいめい 判断 はんだん 家 か の意見 いけん を取 と り入 い れ、マルサン(丸 まる 散 ち = 金 きむ が散 ち る)からマルザン(丸 まる 残 ざん = 金 きむ が残 のこ る)へと変 か えたものである。ロゴマークも赤丸 あかまる を上下 じょうげ に分割 ぶんかつ し、小文字 こもじ で「san」と記入 きにゅう したものに変更 へんこう された。当時 とうじ のカタログやプラモデルのパッケージでは、社名 しゃめい は「K.K.マルザン」となっているが、「MARUSAN」や「マルサン/プラモデル」などの表記 ひょうき もみられ、社名 しゃめい 変更 へんこう 後 ご もブランド名 めい としてはマルサンが使用 しよう されていた。
1968年 ねん (昭和 しょうわ 43年 ねん )に入 はい ると第 だい 一 いち 次 じ 怪獣 かいじゅう ブームにも陰 かげ りが現 あらわ れ、ブームを牽引 けんいん していた『ウルトラセブン 』の放送 ほうそう 終了 しゅうりょう 後 ご 程 ほど なくマルザンは倒産 とうさん した。債務 さいむ 整理 せいり は順調 じゅんちょう に進 すす み、事業 じぎょう の一部 いちぶ はマルサンの元 もと 社員 しゃいん が新 あら たに設立 せつりつ したブルマァク に受 う け継 つ がれ、プラモデルの金 かね 型 がた もブルマァクの他 ほか 日本 にっぽん 模型 もけい 、富士 ふじ ホビー、童 わらわ 友 とも 社 しゃ 等 とう の複数 ふくすう の会社 かいしゃ に引 ひ き継 つ がれた。
1969年 ねん (昭和 しょうわ 44年 ねん )に石田 いしだ 實 みのる が(株) かぶしきがいしゃ マルサンとして事業 じぎょう を再開 さいかい したが、マルザン時 じ の資産 しさん は処分 しょぶん 済 ず みであり、ほぼ0からのスタートとなった。新 あたら しいロゴマークは、赤丸 あかまる を上下 じょうげ に分割 ぶんかつ し、大文字 おおもじ で「SAN」と記入 きにゅう したものを使用 しよう し、「プラモデル」の商標 しょうひょう も引 ひ き続 つづ き用 もち いていた。1970年代 ねんだい 前半 ぜんはん にはウルトラシリーズのミニソフビやミニプラモ、1/100スケールの日本 にっぽん 傑作 けっさく 機 き (パチパチキット)などを発売 はつばい した。しかし経営 けいえい は苦 くる しく、1970年代 ねんだい 半 なか ばには「プラモデル」の商標 しょうひょう 権 けん を大手 おおて 問屋 とんや の三ツ星 みつぼし 商店 しょうてん に売却 ばいきゃく している。1970年代 ねんだい 後半 こうはん 以降 いこう はOEM 事業 じぎょう が中心 ちゅうしん となって玩具 おもちゃ ・模型 もけい の表 おもて 舞台 ぶたい から姿 すがた を消 け し、再開 さいかい 後 ご に開発 かいはつ されたプラモデルの金 かね 型 がた も他社 たしゃ に譲渡 ゆずりわた された。1981年 ねん にはプルバックやノコノコ歩行 ほこう のゼンマイに使用 しよう する小型 こがた ギアボックスを開発 かいはつ し、多 おお くのメーカーの製品 せいひん に使用 しよう されている。1997年 ねん に折 おり からの昭和 しょうわ レトロブームの中 なか で、マルサン・オリジナル怪獣 かいじゅう を復刻 ふっこく 販売 はんばい 、以降 いこう 昭和 しょうわ 時代 じだい のソフビの復刻 ふっこく 版 ばん や、昭和 しょうわ テイストで新規 しんき 造形 ぞうけい されたソフビ人形 にんぎょう などの販売 はんばい を行 おこな っている。
マルサンの製品 せいひん には、自社 じしゃ 開発 かいはつ によるオリジナルキット、海外 かいがい メーカーとの提携 ていけい により国内 こくない 販売 はんばい を行 おこな ったキット、他社 たしゃ の製品 せいひん をコピーしたキットの3種類 しゅるい がある。提携 ていけい 先 さき としては、上述 じょうじゅつ のレベルのほか、Pyro とSnapがある。レベルとの提携 ていけい は1960年 ねん に始 はじ まり、1964年 ねん に提携 ていけい 先 さき がグンゼ産業 ぐんぜさんぎょう に変 か わるまでの間 あいだ に多種 たしゅ のレベル製品 せいひん を国内 こくない 販売 はんばい した。提携 ていけい 品 ひん のパッケージは基本 きほん 的 てき にアメリカ版 ばん と同一 どういつ で、マルサンのロゴと、「マルサン・ラベール提携 ていけい 品 ひん 」の文字 もじ が追加 ついか されていた。また、一部 いちぶ の製品 せいひん には日本語 にほんご の組立 くみたて 説明 せつめい が添 そ えられていた。Pyroからは箱 はこ スケールの船舶 せんぱく キットが5点 てん ほど、Snapからは1/40スケールの米 べい 軍 ぐん 軍用 ぐんよう 車両 しゃりょう 、火砲 かほう 、ミサイル、ヘリコプターなどのキットが十 じゅう 数 すう 点 てん 、それぞれアメリカ版 ばん に準 じゅん じたパッケージで発売 はつばい されている。他社 たしゃ 製品 せいひん のコピーはプラモデル開発 かいはつ 当初 とうしょ から1960年代 ねんだい 半 なか ばまで続 つづ けられ、コピーされたメーカーも、レベル、モノグラム 、オーロラ 、リンドバーグ、ITC、ロコ など多数 たすう にわたった。また、1960年代 ねんだい 半 なか ばからアメリカのUPC (Universal Powermaster Corporation) が多種 たしゅ のマルサン製品 せいひん を輸入 ゆにゅう し、自社 じしゃ パッケージでの販売 はんばい を行 おこな っている。その中 なか には米国 べいこく メーカーのキットをマルサンがコピーしたものも含 ふく まれていた。1960年代 ねんだい 末 まつ には同 おな じくアメリカの玩具 おもちゃ メーカーEldonが1/72複葉 ふくよう 機 き 、1/100戦闘 せんとう 機 き 、HOスケール軍用 ぐんよう 車両 しゃりょう などのキットを輸入 ゆにゅう し、ブックマッチ 形式 けいしき のパッケージでマッチキット(Match Kit)の名称 めいしょう で販売 はんばい している。ブックマッチ形式 けいしき のパッケージはマルザン末期 まっき の製品 せいひん にもみられる。
1/100世界 せかい の名 な 機 き シリーズ : 主力 しゅりょく シリーズの1つで、第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 期 き の各国 かっこく 戦闘 せんとう 機 き が中心 ちゅうしん であるが、B-29 、B-24 のような四 よん 発 はつ 爆 ばく 撃 げき 機 き や、F-86 、F-104 のようなジェット戦闘 せんとう 機 き も製品 せいひん 化 か されていた。
1/50 世界 せかい の名 な 機 き シリーズ : 1/100と並 なら ぶ主力 しゅりょく シリーズの1つ。九 きゅう 七 なな 司 つかさ 偵 や百 ひゃく 式 しき 司 し 偵 、零 れい 式 しき 三 さん 座 ざ 水 すい 偵 など、当時 とうじ の国産 こくさん キットではトップクラスの製品 せいひん が含 ふく まれ、特 とく にF-86D は自衛隊 じえいたい で使用 しよう 中 ちゅう の機体 きたい だったこともあり、ギミック、外形 がいけい の正確 せいかく さともに海外 かいがい 一流 いちりゅう メーカーの製品 せいひん に引 ひ けを取 と らなかった。一方 いっぽう 、本 ほん シリーズの外国 がいこく 機 き の大半 たいはん は、モノグラムやリンドバーグなどの米国 べいこく メーカーの1/48スケール キットのコピーであった。
マッチ箱 ばこ シリーズ : 年少 ねんしょう 者 しゃ 向 む けの長 なが さ3-4cm程度 ていど の、小型 こがた で安価 あんか な航空機 こうくうき キット。
民間 みんかん 機 き シリーズ : 1/125スケールの旅客機 りょかくき など。
傑作 けっさく 機 き シリーズ : 1/50、1/100以外 いがい の各種 かくしゅ スケールの航空機 こうくうき キット。1/35スケール の零 れい 戦 せん など一部 いちぶ を除 のぞ き、殆 ほとん どが海外 かいがい メーカーの箱 はこ スケールキットのコピー。
1/72複葉 ふくよう 機 き シリーズ : デッドコピーではないが、レベルの1/72スケール 複葉 ふくよう 機 き キットの影響 えいきょう を強 つよ く受 う けた製品 せいひん 。マルザン末期 まっき の製品 せいひん であり、実際 じっさい にマルザンブランドで発売 はつばい されたかどうかは不明 ふめい であるが、Eldonから他 た の1/100スケールキットと共 とも に発売 はつばい されている。後 のち に日本 にっぽん 模型 もけい 、富士 ふじ ホビー、サニー、アメリカのEntexなどからも発売 はつばい された。さらにESCI から発売 はつばい された複葉 ふくよう 機 き キットも本 ほん キットの金 かね 型 がた またはそのコピーを用 もち いている。
1/700 日本 にっぽん 連合 れんごう 艦隊 かんたい シリーズ : 戦艦 せんかん 、空母 くうぼ 、重 じゅう 巡洋艦 じゅんようかん の計 けい 10点 てん 程 ほど 。多色 たしょく 成形 せいけい のフルハルモデルで、モーターで水上 すいじょう 走行 そうこう が可能 かのう なほか、煙突 えんとつ から煙 けむり を出 だ すギミックを持 も っていた。
1/400日本 にっぽん 連合 れんごう 艦隊 かんたい シリーズ : 大和 やまと 、武蔵 むさし 、信濃 しなの の3点 てん 。
帆船 はんせん シリーズ : 1/1000、1/400、1/200スケールの日本 にっぽん 丸 まる 、海王 かいおう 丸 まる など。
魚雷 ぎょらい 艇 てい シリーズ : スケール表示 ひょうじ はないが、1/100スケール程度 ていど の各国 かっこく 魚雷 ぎょらい 艇 てい 。
機甲 きこう 師団 しだん シリーズ : HOスケール のドイツとアメリカの軍用 ぐんよう 車両 しゃりょう 、火砲 かほう およびフィギュアセットなど。全 すべ てオーストリアRoco社 しゃ のミニタンクシリーズのコピーだった。通常 つうじょう の箱 はこ ではなく、初版 しょはん は透明 とうめい のプラスチックケース入 い り、再版 さいはん はブックマッチ形式 けいしき のパッケージで発売 はつばい された。
透視 とうし 解剖 かいぼう 模型 もけい シリーズ : 外装 がいそう をクリア成形 せいけい した人体 じんたい 、動物 どうぶつ 、昆虫 こんちゅう など。
1/100パチパチキット : 再建 さいけん されたマルサンが1973年 ねん に発売 はつばい したキット。外国 がいこく 機 き の発売 はつばい も予定 よてい されていたが、日本 にっぽん の戦闘 せんとう 機 き 6点 てん のみが発売 はつばい された。外形 がいけい の正確 せいかく さ、表面 ひょうめん のモールドなど、旧 きゅう 製品 せいひん とは一線 いっせん を画 かく したキットで、金属 きんぞく 部品 ぶひん を用 もち いて脚 あし をワンタッチで出 だ し入 い れするギミックを持 も っていた。ただし、金属 きんぞく 部品 ぶひん の扱 あつか いは年少 ねんしょう 者 しゃ には難 むずか しかったため、後 のち に脚 あし の可動 かどう ギミックは廃止 はいし された。1970年代 ねんだい 後半 こうはん に金 かね 型 がた は童 わらわ 友 とも 社 しゃ に移 うつ り、以後 いご 長 なが らく生産 せいさん が続 つづ けられている。また、2003年 ねん にはブラインドボックス形式 けいしき の塗装 とそう 済 ず みキットの翼 つばさ コレクションシリーズに金 かね 型 がた が利用 りよう されて人気 にんき を博 はく し、後 のち にほぼ同 どう 一 いち フォーマットで他 た 機種 きしゅ の金 かね 型 がた が新規 しんき 製作 せいさく されている。
最初 さいしょ に発売 はつばい されたキャラクターモデル は1964年 ねん の電動 でんどう ゴジラ [ 注釈 ちゅうしゃく 1] とバラゴン でTemplate:R大 だい 百科 ひゃっか 106 、1966年 ねん から1967年 ねん にかけては同様 どうよう のギミックで歩行 ほこう する、『ウルトラQ 』や『ウルトラマン 』に登場 とうじょう する怪獣 かいじゅう が10点 てん 以上 いじょう 発売 はつばい された。『ウルトラマン』で発売 はつばい されたメカ はジェットビートルと特殊 とくしゅ 潜航 せんこう 艇 てい S号 ごう のみで、続 つづ く『キャプテンウルトラ 』や『ウルトラセブン 』では一転 いってん してメカ中心 ちゅうしん の製品 せいひん 展開 てんかい となり、ウルトラホークやポインターはそれぞれ大 だい 、中 なか 、小 しょう の3タイプが発売 はつばい されている。海外 かいがい の映画 えいが やテレビドラマからも、『宇宙 うちゅう 家族 かぞく ロビンソン 』のジュピター2号 ごう やスペースタンク、『2001年 ねん 宇宙 うちゅう の旅 たび 』のオリオン宇宙船 うちゅうせん 、『ミクロの決死 けっし 圏 けん 』のプロテウス号 ごう などのメカが発売 はつばい されている。また、トッポ・ジージョ やミッキーマウス 、ドナルドダック などのディズニー キャラクター、ターザン などのフィギュア系 けい のキットも発売 はつばい された。これらの内 うち 、電動 でんどう のウルトラマン、パゴス、ペギラの3点 てん はUPCブランドで米国 べいこく 内 ない でも発売 はつばい されている。1968年 ねん の倒産 とうさん 後 ご 、ジェットビートルやポインターなど一部 いちぶ ウルトラメカの金 かね 型 がた はブルマァクに引 ひ き取 と られ生産 せいさん が続 つづ けられたが、その他 た のキャラクターモデルの金 かね 型 がた は、電動 でんどう ゴジラやマスコット怪獣 かいじゅう などごく一部 いちぶ を除 のぞ いて溶解 ようかい 処分 しょぶん された。ゴジラの金 かね 型 がた も失 うしな われたと考 かんが えられていたが、レトロ玩具 おもちゃ 販売 はんばい 店 てん のノスタルジック・ヒーローズの手 て で30年 ねん ぶりに復刻 ふっこく された。続 つづ いて電動 でんどう ウルトラマンも復刻 ふっこく された。
再建 さいけん 後 ご のマルサンの製品 せいひん は50円 えん ないし100円 えん の小型 こがた キットが中心 ちゅうしん となった。1972年 ねん から1974年 ねん にかけて『ウルトラマンA 』、『ウルトラマンタロウ 』、『ウルトラマンレオ 』に登場 とうじょう する怪獣 かいじゅう やメカを製品 せいひん 化 か している。第 だい 2期 き ウルトラシリーズ 終了 しゅうりょう 後 ご の1975年 ねん にはアニメ『宇宙 うちゅう の騎士 きし テッカマン 』に登場 とうじょう するメカも製品 せいひん 化 か した。1970年代 ねんだい 半 なか ば以降 いこう 、一部 いちぶ の商品 しょうひん は商標 しょうひょう をプラモデルからプラ模型 もけい に変 か え、袋 ふくろ パッケージで駄菓子 だがし 屋 や などで販売 はんばい された。また1980年 ねん 以降 いこう 、童 わらわ 友 とも 社 しゃ から一部 いちぶ の商品 しょうひん が無 む 版権 はんけん のオリジナルメカとして再 さい 発売 はつばい された。
1966年 ねん に『ウルトラQ』と『ウルトラマン』に登場 とうじょう する怪獣 かいじゅう のソフビ人形 にんぎょう を発売 はつばい して以降 いこう 、『キャプテンウルトラ』、『ウルトラセブン』や、『快 かい 獣 しし ブースカ 』のようなテレビ番組 ばんぐみ 、東宝 とうほう のゴジラシリーズ や大映 だいえい の『大 だい 魔神 まじん 』、ガメラ シリーズなどの映画 えいが 作品 さくひん に登場 とうじょう する怪獣 かいじゅう やキャラクターのソフビ人形 にんぎょう を大量 たいりょう に発売 はつばい している。対象 たいしょう とした作品 さくひん はキャラクタープラモデルとほぼ同 おな じであるが、金 かね 型 がた の製作 せいさく が容易 ようい な分 ぶん 、製品 せいひん の種類 しゅるい はソフビの方 ほう が遥 はる かに多 おお かった。発売 はつばい のピークは1967年 ねん で、怪獣 かいじゅう ブームに陰 かげ りが見 み え始 はじ めた1968年 ねん にはソフビ人形 にんぎょう の発売 はつばい も減少 げんしょう している[ 1] 。マルザンの倒産 とうさん 後 ご は、ソフビの金 かね 型 がた は版権 はんけん とともにブルマァクに移 うつ り、更 さら なる展開 てんかい を果 は たしている。新生 しんせい マルサンの方 ほう はウルトラシリーズの版権 はんけん が得 え られないため、オリジナルデザインのソフビ怪獣 かいじゅう を発売 はつばい していたが、その中 なか にウルトラエースという商品 しょうひん があった縁 えん で『ウルトラマンA』のミニソフビの版権 はんけん を得 え 、それ以降 いこう 『ウルトラマンレオ』までのウルトラシリーズのミニソフビを発売 はつばい している。
1953年 ねん に発売 はつばい されたキャデラックは、欧米 おうべい でも人気 にんき を博 はく し、フリクション動力 どうりょく 版 ばん に加 くわ え電動 でんどう 版 ばん や、リモコン操作 そうさ が可能 かのう なバージョンも発売 はつばい された。翌 よく 1954年 ねん にはフリクション動力 どうりょく で実際 じっさい に水中 すいちゅう を10メートル以上 いじょう 進 すす むことのできる潜水 せんすい 艦 かん を発売 はつばい している。この製品 せいひん も人気 にんき を博 はく し、各種 かくしゅ バリエーションの合計 ごうけい では全 ぜん 世界 せかい で100万 まん 個 こ 以上 いじょう を販売 はんばい している。上記 じょうき 以外 いがい にも1950年代 ねんだい から1960年代 ねんだい 初 はじ めにかけて乗物 のりもの を中心 ちゅうしん に多 おお くの種類 しゅるい のブリキ玩具 おもちゃ を発売 はつばい し、欧米 おうべい にも輸出 ゆしゅつ している。また、1964年 ねん にはリモコン電動 でんどう 歩行 ほこう のゴジラを発売 はつばい [ 3] 、1966年 ねん 以降 いこう には電動 でんどう 歩行 ほこう のウルトラマンなども発売 はつばい している。
マルサンはプラモデルを商標 しょうひょう 登録 とうろく した事 こと で「日本 にっぽん 初 はつ のプラモデルメーカー」と紹介 しょうかい される。しかし、プラスチックモデルは前述 ぜんじゅつ のとおり、「和 わ 工 こう 樹脂 じゅし 」というメーカーがマルサンより先 さき にダットサン1000セダンを発売 はつばい している、また、それ以前 いぜん に大阪 おおさか 布施 ふせ の「(株 かぶ )日本 にっぽん プラスチック」が1956年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ に「ゼロ戦 せん 」を発売 はつばい し、その後 ご すぐに1957年 ねん 春 はる にはゴム動力 どうりょく の「原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん ノーチラス号 ごう 」を発売 はつばい している。順番 じゅんばん で言 い うならば3番手 ばんて のメーカーである。
またマルサンの最初 さいしょ のプラモデルのノーチラス号 ごう は、金 かね 型 がた を自社 じしゃ で作 つく ってはいるものの、レベル社 しゃ 製品 せいひん を石膏 せっこう で型 かた 取 と りして雌 めす 型 がた を作 つく り、工作 こうさく 機械 きかい でなぞって金 かね 型 がた に複製 ふくせい した外国 がいこく 製品 せいひん のデッドコピーである。また過去 かこ には、純 じゅん 国産 こくさん プラスチック・モデル第 だい 1号 ごう として次 つぎ のようなキットの名 な が挙 あ げられていた。
日本 にっぽん 模型 もけい がマルサンに3ヶ月 かげつ ほど遅 おく れて1959年 ねん 3月 がつ 10日 とおか に発売 はつばい した純 じゅん 国産 こくさん キット。マルサンのノーチラスがディスプレイモデルだったのに対 たい し、ゴム動力 どうりょく により走行 そうこう し、価格 かかく も100円 えん と安価 あんか だったため大人気 だいにんき 商品 しょうひん となった。過去 かこ にはこのキットが純 じゅん 国産 こくさん プラスチック・モデル第 だい 1号 ごう とされることが多 おお かった。
和 かず 工 こう 1/25スケール「ダットサン1000」
マルサンブランドでノーチラスと同 どう 時期 じき に発売 はつばい された。パーツ構成 こうせい こそ米国 べいこく 製 せい キットに範 はん をとっているものの、設計 せっけい 自体 じたい は完全 かんぜん に日本 にっぽん オリジナルである。発売 はつばい は1958年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ で、マルサン商店 しょうてん のノーチラス号 ごう よりも2ヶ月 かげつ ほど早 はや かった。和 わ 工 こう 樹脂 じゅし 製品 せいひん のダットサンの上 うえ 箱 ばこ のロゴマークの上 うえ にマルサンのシールを貼 は って発売 はつばい したものである。
東京 とうきょう 練馬 ねりま 区 く に住 す んでいた町 まち の発明 はつめい 家 か 「関 せき 孝太郎 こうたろう 」は車 くるま のプラモデル化 か を企画 きかく し、それを日産自動車 にっさんじどうしゃ に持 も ち込 こ んだ、日産 にっさん は自社 じしゃ のデザイナーを派遣 はけん 、200万 まん の資金 しきん 援助 えんじょ をし開発 かいはつ に全面 ぜんめん 的 てき に協力 きょうりょく した。そして、関 せき は射出 しゃしゅつ 成形 せいけい 機 き メーカーの「日精樹脂工業 にっせいじゅしこうぎょう 」の創業 そうぎょう 者 しゃ である青木 あおき 固 かた に金 かね 型 がた の開発 かいはつ から製品 せいひん 化 か までを依頼 いらい 、その製品 せいひん 化 か に成功 せいこう した。ダットサンの後 のち に発売 はつばい された「ダットサン スポーツ」、「日野 ひの ルノー」、「トヨペット」などは全 すべ て「日精樹脂工業 にっせいじゅしこうぎょう 」が開発 かいはつ 製造 せいぞう したものである。
日本 にっぽん 模型 もけい 1/60スケール「ソニー号 ごう ベル47J 」
一般 いっぱん 販売 はんばい されたのは1959年 ねん の10月 がつ であるが、「日本 にっぽん プラモデル50年 ねん 史 し 」によればソニー の促販グッズとして伊 い 号 ごう 潜水 せんすい 艦 かん に先行 せんこう して製作 せいさく されたものとされる。
NBK日本 にっぽん 文化 ぶんか 教材 きょうざい 社 しゃ 「原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん ノーチラス号 ごう 」
これは、株式会社 かぶしきがいしゃ 日本 にっぽん プラスチックが1957年 ねん 春 はる 頃 ごろ に発売 はつばい したゴム動力 どうりょく のノーチラス号 ごう の金 かね 型 がた により再販 さいはん された、箱 はこ 絵 え を変 か えキットも組 く み立 たて て説明 せつめい 図 ず も日本 にっぽん プラスチックのものを使用 しよう して発売 はつばい され、その後 ご 説明 せつめい 図 ず だけはNBKのロゴマークに変 か えられて発売 はつばい された。発売 はつばい は1959年 ねん 2月 がつ であり、日本 にっぽん 模型 もけい の伊 い 号 ごう 潜水 せんすい 艦 かん の発売 はつばい は1959年 ねん 3月 がつ 10日 とおか なので、それよりも一 いち ヶ月 かげつ 早 はや い発売 はつばい だった。
日本 にっぽん プラスチック1/50スケール「零 れい 戦 せん 」、「ムスタング」
1956年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ に発売 はつばい 、その後 ご すぐの1957年 ねん 春 はる にはゴム動力 どうりょく のノーチラス号 ごう を発売 はつばい した。株式会社 かぶしきがいしゃ 日本 にっぽん プラスチックの登記 とうき 簿 ぼ 上 じょう では1956年 ねん 3月 がつ の設立 せつりつ になっている。
以上 いじょう のように日本 にっぽん 最初 さいしょ のプラスチックモデルが何 なに だったかについてはこれまでいろいろと取 と りざたされてきたが、これまでの資料 しりょう 、関係 かんけい 者 しゃ の証言 しょうげん などにより株式会社 かぶしきがいしゃ 日本 にっぽん プラスチックが1956年 ねん 10月 がつ 頃 ごろ に発売 はつばい した「ゼロ戦 せん 」が日本 にっぽん 初 はつ のプラスチックモデルであることが検証 けんしょう され確認 かくにん された。
ただ、マルサン商店 しょうてん が日本 にっぽん において「プラモデル」という名称 めいしょう とともに大々的 だいだいてき に製造 せいぞう 販売 はんばい したメーカーであることは間違 まちが いない。テレビ番組 ばんぐみ の提供 ていきょう も含 ふく めた積極 せっきょく 的 てき な宣伝 せんでん 活動 かつどう によって殆 ほとん ど知 し られていなかったプラスチックモデルという新 しん 商品 しょうひん を広 ひろ く認知 にんち させ、結果 けっか として他 ほか のメーカーの参入 さんにゅう をも促 うなが し、マルサン商店 しょうてん が日本 にっぽん のプラスチックモデルのパイオニアと呼 よ ばれるのも不思議 ふしぎ ではない。ただ、過去 かこ に語 かた られていたマルサン伝説 でんせつ などの物語 ものがたり については関係 かんけい 者 しゃ などの意図 いと 的 てき に作 つく られた証言 しょうげん 、模型 もけい ライターの調査 ちょうさ 不足 ふそく による捏造 ねつぞう されたものである。 [要 よう 出典 しゅってん ]
^ オーロラ社 しゃ のプラモデルを参考 さんこう にしている[ 1] 。
Gakken MOOK(Gakken )
『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大 だい 百科 ひゃっか 』監修 かんしゅう 田中 たなか 友幸 ともゆき 、責任 せきにん 編集 へんしゅう 川北 かわきた 紘一 こういち 、Gakken〈Gakken MOOK〉、1990年 ねん 1月 がつ 1日 にち 。
『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA 最新 さいしん ゴジラ大 だい 百科 ひゃっか 』監修 かんしゅう 田中 たなか 友幸 ともゆき 、責任 せきにん 編集 へんしゅう 川北 かわきた 紘一 こういち 、Gakken〈Gakken MOOK〉、1991年 ねん 12月1日 にち 。
井田 いだ 博 ひろし 著 ちょ 『日本 にっぽん プラモデル興亡 こうぼう 史 し -わたしの模型 もけい 人生 じんせい -』 文春 ぶんしゅん ネスコ発行 はっこう 、2003年 ねん ISBN 4-89036-187-1
日本 にっぽん プラモデル工業 こうぎょう 協同 きょうどう 組合 くみあい 編 へん 『日本 にっぽん プラモデル50年 ねん 史 し 』 文藝春秋 ぶんげいしゅんじゅう 企画 きかく 出版 しゅっぱん 部 ぶ 、2008年 ねん ISBN 978-4-16-008063-8
神永 かみなが 英司 えいじ 著 ちょ 『マルサン物語 ものがたり 玩具 おもちゃ 黄金 おうごん 時代 じだい 伝説 でんせつ 』 朝日新聞 あさひしんぶん 出版 しゅっぱん 、2009年 ねん ISBN 978-402-250550-7
『ゴジラの超 ちょう 常識 じょうしき 』[協力 きょうりょく ]東宝 とうほう 、双葉社 ふたばしゃ 、2016年 ねん 7月 がつ 24日 にち (原著 げんちょ 2014年 ねん 7月 がつ 6日 にち )。ISBN 978-4-575-31156-3 。
日本 にっぽん 模型 もけい 新聞 しんぶん
「青木 あおき 固 かた 回顧 かいこ 録 ろく 」(平成 へいせい 元年 がんねん 10月 がつ 発行 はっこう 日精樹脂工業 にっせいじゅしこうぎょう ㈱発行 はっこう )
ウルトラセブン :番組 ばんぐみ のスポンサーだった為 ため 、劇 げき 中 ちゅう に「マルサン倉庫 そうこ 」という施設 しせつ 名 めい として述 の べられた。
ブルマァク :マルサンの元 もと 社員 しゃいん らによって設立 せつりつ 、ソフトビニール人形 にんぎょう などの事業 じぎょう を受 う け継 つ いだ。
マルサン機甲 きこう 師団 しだん シリーズ