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マーズ・キューブ・ワン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Mars Cube One
「マーズ・キューブ・ワン」想像そうぞう
所属しょぞく NASA
しゅ製造せいぞう業者ぎょうしゃ ジェット推進すいしん研究所けんきゅうじょ
公式こうしきページ 公式こうしきウェブサイト
状態じょうたい 運用うんよう終了しゅうりょう
目的もくてき 火星かせい探査たんさ
観測かんそく対象たいしょう 火星かせい
打上うちあ アトラスVロケット
打上うちあ日時にちじ 2018ねん5がつ5にち 11:05 (UTC)
さい接近せっきん 2018ねん11月26にち 19:52:59(UTC)
通信つうしん途絶とぜつ 2019ねん1がつ4にち(MarCO-A)、2018ねん12月29にち(MarCO-B)
物理ぶつりてき特長とくちょう
本体ほんたい寸法すんぽう やく36.6×24.3×11.8cm
質量しつりょう 13.5 kg
軌道きどう要素ようそ
周回しゅうかい対象たいしょう 太陽たいよう
軌道きどう 火星かせいとほぼおな軌道きどう
中継ちゅうけい
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マーズ・キューブ・ワン(Mars Cube One:MarCO)は、アメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく(NASA)の開発かいはつした火星かせい探査たんさインサイト相乗あいのりでげられ、地球ちきゅう軌道きどうから離脱りだつして惑星わくせいあいだ飛行ひこうをする最初さいしょCubeSat

概要がいよう

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火星かせい探査たんさではあるが、軌道きどう経路けいろ火星かせい周回しゅうかい軌道きどうにははいらず横切よこぎる(フライバイ)のみである。

地球ちきゅう軌道きどうから離脱りだつして惑星わくせいあいだ飛行ひこうをする最初さいしょのCubeSatであるMarCOはMarCO AとBの2があり、インサイト相乗あいのりで2018ねん5がつ5にちヴァンデンバーグ空軍くうぐん基地きちだい3発射はっしゃ施設しせつからアトラス V401ロケットで打上うちあげられた。

当初とうしょ予定よていは2016ねん3がつであった[1]。インサイトによる火星かせい大気圏たいきけんへの突入とつにゅう着地ちゃくち通信つうしん試験しけんてき中継ちゅうけいする[1]片方かたがた予定よていどおりに運用うんようできない場合ばあいそなえた冗長じょうちょうせい確保かくほするために2同一どういつのMarCOをばす[2]

打上うちあにはインサイトを搭載とうさいしたアトラスVロケット上段じょうだんであるセントール後方こうほうそなえられ、だい宇宙うちゅう速度そくどまで加速かそくして地球ちきゅう重力じゅうりょくけんだっしたのち、インサイトを放出ほうしゅつ回転かいてんしてMarCO Aを放出ほうしゅつさらに180回転かいてんしてMarCO Bを放出ほうしゅつした[2]火星かせい周回しゅうかい軌道きどううえすで周回しゅうかいちゅうマーズ・リコネッサンス・オービターはインサイトからUHFたいでデータを受信じゅしんしてXたい地球ちきゅう送信そうしんするが、MarCOにはマーズ・リコネッサンス・オービターとはことなり、UHFたい通信つうしんとXたい両方りょうほう中継ちゅうけいそなえられておりそれぞれの周波数しゅうはすうたいでの通信つうしん同時どうじおこなえるのでインサイトの大気圏たいきけんへの突入とつにゅう降下こうか着陸ちゃくりくのデータ中継ちゅうけいをリアルタイムでおこなえる。

設計せっけい

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MarCO本体ほんたいおおきさは、6UのCubeSat格納かくのうにはブリーフケースほどのおおきさでやく36.6×24.3×11.8cmで飛行ひこう途中とちゅうで2つの通信つうしんようアンテナと2まい太陽たいよう電池でんちパネルを本体ほんたいから展開てんかいさせる[1]。UHFたい通信つうしんとXたい通信つうしん可能かのう惑星わくせい大気たいきとおしての無線むせん通信つうしん小型こがたカメラでの撮影さつえい観測かんそく機器きき使用しようした観測かんそくとう予定よていされる[2]

ギャラリー

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脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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