アトラスV

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（アトラス Vから転送てんそう）
アトラスV
NASAが初めてアトラスVを使用したマーズ・リコネッサンス・オービターの打ち上げ（2005年8月12日11:43:00 (GMT)）。ロケットの仕様は401であった。
NASAが初はじめてアトラスVを使用しようしたマーズ・リコネッサンス・オービターの打うち上あげ（2005年ねん8月がつ12日にち11:43:00 (GMT)）。ロケットの仕様しようは401であった。
機能きのう EELV/中規模ちゅうきぼ衛星えいせい打うち上あげロケット
製造せいぞう ユナイテッド・ローンチ・アライアンス
開発かいはつ国こく アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
打うち上あげコスト (2024) 18700万まんドル[1]
401仕様しようの場合ばあい
大おおきさ
全ぜん高こう 58.3 m (191.2 ft)
直径ちょっけい 3.81 m (12.49 ft)
質量しつりょう 334,500 kg (737,400 lb)
段数だんすう 2段式だんしき
積載せきさい量りょう
LEOへのペイロード 9,797–18,814 kg [2] (21,598–41,478 lb)
ペイロード
GTO 		4,750–8,900 kg [2] (10,470–19,620 lb)
打うち上あげ実績じっせき
状態じょうたい 運用うんよう中ちゅう
射場いば ケープカナベラル SLC-41
ヴァンデンバーグ SLC-3E
総そう打うち上あげ回数かいすう 92
（401：40回かい、411：6回かい、421：8回かい、431：3回かい）
（501：7回かい、511：1回かい、521：2回かい、531：4回かい、541：8回かい、551： 12回かい、N22：1回かい）
成功せいこう 91
（401：39回かい、411：6回かい、421：8回かい、431：3回かい）
（501：7回かい、511：1回かい、521：2回かい、531：4回かい、541：8回かい、551：12回かい、N11：1回かい）
部分ぶぶん的てき成功せいこう 1回かい (401)[3]
初はつ打うち上あげ 401：2002年ねん8月がつ21日にち
411：2006年ねん4月がつ20日はつか
421：2007年ねん10月がつ10日とおか
431：2005年ねん3月がつ11日にち
501：2010年ねん4月がつ22日にち
521：2003年ねん7月がつ17日にち
531：2010年ねん8月がつ14日にち
541：2011年ねん11月26日にち
551：2006年ねん1月がつ19日にち
特筆とくひつすべきペイロード マーズ・リコネッサンス・オービター
ニュー・ホライズンズ
ルナー・リコネサンス・オービター
ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー
ボーイング X-37B
シグナス CRS OA-4
補助ほじょロケット (ノーマル仕様しよう) - エアロジェット
補助ほじょロケット数すう 0から5基き（本文ほんぶん参照さんしょう）
エンジン 固体こたい燃料ねんりょう：1基き
推力すいりょく 1,270 kN (285,500lbf)
比ひ推力すいりょく 275秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん 94秒びょう
燃料ねんりょう 固体こたい燃料ねんりょう
補助ほじょロケット(ヘビー仕様しよう (5HX)) - アトラスCCB
補助ほじょロケット数すう 2基き
エンジン RD-180：1基き
推力すいりょく (933,400 lbf)
比ひ推力すいりょく 311秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん 253秒びょう
燃料ねんりょう RP-1/LOX
第だい1段だん - アトラスCCB
1段だん目め名称めいしょう アトラスCCB
1段だん目め全長ぜんちょう
1段だん目め直径ちょっけい
エンジン RD-180：1基き
推力すいりょく 4,152 kN (933,400 lbf)
比ひ推力すいりょく 311秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん 253秒びょう
燃料ねんりょう RP-1/LOX
第だい2段だん (アトラスV XX1) - セントール
2段だん目め名称めいしょう セントール
2段だん目め全長ぜんちょう
2段だん目め直径ちょっけい
エンジン RL10A または RL10C：1基き
推力すいりょく 99.2 kN (RL10A) (22,300 lbf)
比ひ推力すいりょく 451秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん 842秒びょう
燃料ねんりょう LH2/LOX
第だい2段だん (アトラスV XX2) - セントール
2段だん目め名称めいしょう セントール
2段だん目め全長ぜんちょう
2段だん目め直径ちょっけい
エンジン RL10A：2基き
推力すいりょく 147 kN (41,600 lbf)
比ひ推力すいりょく 449秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん 421秒びょう
燃料ねんりょう LH2/LOX

アトラスV（アトラスファイブ、Atlas V）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで運用うんようされている使つかい捨すて型がたロケット。21世紀せいき初頭しょとうに運用うんようが開始かいしされたアトラス・ロケットシリーズの最新さいしん型がたである。アトラスVはロッキード・マーティンが運用うんようしていたが、2010年代ねんだい現在げんざいはロッキード・マーティンとボーイングの合弁ごうべん会社かいしゃのユナイテッド・ローンチ・アライアンスが運用うんようする。アトラスVはロシア製せいのケロシンと液体えきたい酸素さんそを推進すいしん剤ざいとするRD-180を第だい1段だんのロケットとして使用しようし、アメリカ製せいの液体えきたい水素すいそと液体えきたい酸素さんそを燃焼ねんしょうするRL-10を第だい2段だんのセントールで使用しようする。

RD-180エンジンは RD AMROSS から供給きょうきゅうされ、RL-10はプラット&ホイットニー・ロケットダインから供給きょうきゅうされる。いくつかの仕様しようではエアロジェット製せいの補助ほじょロケットを第だい1段だんの周囲しゅういに使用しようする。ペイロード・フェアリングは直径ちょっけいが4または5mで3種類しゅるいの長ながさがあり、RUAGスペース（英語えいご版ばん）社しゃが生産せいさんする。ロケットはアラバマ州しゅうディケーター、テキサス州しゅうハーリンジェン、カリフォルニア州しゅうサンディエゴとULAの本社ほんしゃ近ちかくのコロラド州しゅうデンバーで製造せいぞうされる[4]。

2012年ねん6月がつ時点じてんの成功せいこう率りつはほぼ完璧かんぺきに近ちかい。2007年ねん6月がつ15日にちに打うち上あげられたアメリカ国家こっか偵察ていさつ局きょく（NRO）のNROL-30は上段じょうだんのセントールロケットの燃焼ねんしょうが予定よていよりも早はやく停止ていししたために、2機きの海洋かいよう偵察ていさつ衛星えいせいは予定よていよりも低ひくい軌道きどうへ投入とうにゅうされた[5]。しかし、アメリカ国家こっか偵察ていさつ局きょくではこの打うち上あげは成功せいこうに分類ぶんるいされるとしている[6][7]。

アトラスVロケットの信頼しんらい性せいの高たかさを武器ぶきに、ロッキード・マーティンは2014年ねん3月がつ、業界ぎょうかいで初はじめて、そして唯一ゆいいつ、打上うちあげが完全かんぜんに失敗しっぱいした場合ばあいの打上うちあげ費用ひようを100%補償ほしょうあるいは再さい打うち上あげするプログラムをアトラスVロケットに導入どうにゅうした。また米国べいこく政府せいふの契約けいやく以外いがいの打上うちあげげであれば、部分ぶぶん的てきなトラブルがあった場合ばあいも、費用ひようの一部いちぶを払はらい戻もどしすることにした[8][9]。

2021年ねん8月がつ、ULAはアトラスVの販売はんばい停止ていしを発表はっぴょうした[10]。残のこりの打うち上あげ予定よてい回数かいすうは29である。後継こうけい機きはメインエンジンに米国べいこく製せいのBE-4を採用さいようし、2024年ねん1月がつ8日にち初はつ打上うちあげに成功せいこうしたヴァルカンである[10][11]。

歴史れきし[編集へんしゅう]

アトラスVはアトラスシリーズの中なかで最新さいしんの機種きしゅである。アトラスIIIと比較ひかくすると複数ふくすうの変更へんこう箇所かしょがあり、アトラスIIと比較ひかくすると再さい設計せっけいに近ちかい。アトラスIVは存在そんざいしない。

  1. "1.5段だん" 技術ぎじゅつはアトラスIIで廃止はいしされ、アトラスIIIと同おなじ近代きんだい的てきなRD-180エンジンが搭載とうさいされた[12]。
  2. 第だい1段だんの直径ちょっけいが10フィートから12.5フィートに拡大かくだいされた。アトラスIIまでに搭載とうさいされていた西側にしがわのエンジンと比較ひかくしてRD-180エンジンは推進すいしん剤ざいの混合こんごう比ひが異ことなるので、酸化さんか剤ざいタンクが（燃料ねんりょうタンクと相対そうたい的てきに）拡大かくだいされた。
  3. 第だい1段だんのタンクは「風船ふうせん」のように内圧ないあつで維持いじする構造こうぞうが廃止はいしされた。タンクはアイソグリッド構造こうぞうのアルミニウム製せいで、内圧ないあつをかけていなくても安定あんていする[12]。
  4. ステンレス鋼こうよりも熱ねつ伝導でんどう率りつの高たかいアルミニウムを使用しようすることにより、液体えきたい酸素さんその断熱だんねつが必要ひつようになった。タンクはポリエチレンを基もとにする層そうで覆おおわれる。
  5. 補助ほじょロケットを並列へいれつに取とり付つける部分ぶぶんがあり、より小型こがたの固体こたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットと第だい1段だんと同一どういつの液体えきたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットを第だい1段だんの構造こうぞう体たいに設置せっちできる[12]。

アトラスVはアメリカ空軍くうぐんの発展はってん型がた使つかい捨すてロケット計画けいかくの一環いっかんとしてロッキード・マーティン・コマーシャル・ローンチ・サービシーズによって開発かいはつされた。使つかい捨すてロケットとはどの段だんも1度どしか使用しようしない事ことを意味いみする。打うち上あげはケープカナベラル空軍くうぐん基地きちの第だい41発射はっしゃ施設しせつとヴァンデンバーグ空軍くうぐん基地きちの第だい3発射はっしゃ施設しせつから行おこなわれる。ロッキード・マーティン・コマーシャル・ローンチ・サービシーズはアトラスVの世界中せかいじゅうの顧客こきゃくとの取引とりひき業務ぎょうむを継続けいぞくする[13]。

最初さいしょのアトラスVは2002年ねん8月がつ21日にちに打うち上あげられ、2007年ねんの打うち上あげを除のぞいて全すべて成功せいこうした。 アトラスVシリーズは第だい1段だんにロシア製せいのRD-180を備そなえた新しん開発かいはつのコモン・コア・ブースター(CCB)と最大さいだい5基きのエアロジェット製せいの固体こたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットを使用しようする。CCBは直径ちょっけい 12.5 ft (3.8 m)、全長ぜんちょう 106.6 ft (32.5 m) で、627,105 lb (284,450 kg) の液体えきたい酸素さんそとRP-1を推進すいしん剤ざいとして使用しようする。第だい1段だんロケットは約やく4分間ふんかん作動さどうして約やく4MN (860,000 lbf) の推力すいりょくを離床りしょう時じに生うみ出だす。この推力すいりょくの大だい部分ぶぶんは4.152MNの推力すいりょくを生うみ出だすロシア製せいのRD-180によるものである[12]。

セントール上段じょうだんエンジンはタンク内ないを加圧かあつすることで維持いじする設計せっけいの低温ていおん推進すいしん剤ざいのタンクである。アトラスVのセントールは 5.5 ft (1.68 m) 延長えんちょうされ、1基きまたは2基きのRL10A-4-2エンジンを使用しようする。それぞれのエンジンの推力すいりょくは 99.2 kN (22,300 lbf) である。RL10A-4-2エンジンはより信頼しんらい性せいが高たかく扱あつかいやすく改良かいりょうされた仕様しようである。

慣性かんせい誘導ゆうどう装置そうち (INU) は以前いぜんのアトラスシリーズと同様どうようにセントールに備そなえられ、アトラスとセントールのタンクの内圧ないあつや推進すいしん剤ざいの使用しようを制御せいぎょする。セントールのエンジンは宇宙うちゅう空間くうかんにおいて複ふく数すう回かいの着火ちゃっか能力のうりょくを有ゆうし、低てい軌道きどうから静止せいしトランスファ軌道きどうへ投入とうにゅうできる。その後ご、3度目どめの燃焼ねんしょうにより静止せいし軌道きどうへ直接ちょくせつ投入とうにゅう可能かのうである[14]。セントールロケットは2000年代ねんだい末まつ現在げんざい運用うんよう中ちゅうの液体えきたい水素すいそを推進すいしん剤ざいとして使用しようする上段じょうだんロケットの中なかで総そう重量じゅうりょうに占しめる推進すいしん剤ざいの比率ひりつが最もっとも高たかいので、同おなじ推進すいしん剤ざいの量りょうであればより高たかい軌道きどうにペイロードを投入とうにゅうできる[15]。

アトラスVの多おおくのシステムが徐々じょじょに改良かいりょうされつつある。既存きそんの冗長じょうちょう系けいの無ない航法こうほうと計算けいさん装置そうちを故障こしょうを許容きょようする装置そうちに置おき換かえることによりアトラスVの信頼しんらい性せいを高たかめるための Fault Tolerant INU (FTINU) の作業さぎょうが2001年ねんから開始かいしされた[16]。更新こうしんされたFTINUを搭載とうさいして2005年ねんに打うち上あげられ[17]、2010年ねんにはより向上こうじょうしたFTINUユニットが搭載とうさいされた[18]。アトラスVが打うち上あげた最もっとも重おもいペイロードはオービタル・サイエンシズ社しゃが製造せいぞうしたISS無人むじん宇宙うちゅう補給ほきゅう機き シグナス CRS OA-4（打うち上あげ時じ重量じゅうりょう 7,492キログラム (16,517 lb)）で、2015年ねん12月6日にちに打うち上あげられた[19]。

2007年ねんの弁べんの不調ふちょう[編集へんしゅう]

アトラスVロケットの唯一ゆいいつの失敗しっぱいは2007年ねん6月がつ15日にちの打うち上あげで、セントール上段じょうだんが予定よていより早はやく停止ていしした事ことにより、積載せきさいされていたNROL-30海洋かいよう偵察ていさつ衛星えいせいは予定よていよりも低ひくい軌道きどうに投入とうにゅうされた[5]。これは推進すいしん剤ざいが弁べんから漏もれていた事ことが原因げんいんで、弁べんを交換こうかんするため次つぎのアトラスVの打うち上あげが延期えんきされた[20]。

将来しょうらいの開発かいはつ[編集へんしゅう]

アトラスV HLV[編集へんしゅう]

アトラスV HLV (Heavy Lift Vehicle) は3基きのコモン・コア・ブースター (CCB) を束たばねることで低てい軌道きどうへ25トンの投入とうにゅう能力のうりょくを持もつものである。アトラスHLVと既すでに使用しようされているアトラスV単たん一いちコアロケットで、約やく95%の機材きざいの打うち上あげ需要じゅようを満みたす事ことが出来できる。

ランド社しゃによる国防こくぼう長官ちょうかんへの2006年ねんの報告ほうこく書しょによると、ロッキード・マーティンはアトラスV HLVを開発かいはつしないと決きめたとされる[21]。この報告ほうこく書しょによると、空軍くうぐんと国家こっか偵察ていさつ局きょくは「アトラスVヘビーの開発かいはつを含ふくむEELVの重量じゅうりょう物ぶつ運搬うんぱん仕様しようの必要ひつよう性せい」および「RD-180の問題もんだいを解決かいけつするために共同きょうどう製造せいぞうや備蓄びちく、RD-180を置おき換かえるアメリカ製せいエンジンの開発かいはつを行おこなう必要ひつよう性せい」を認識にんしきしているという趣旨しゅしだった[22]。アトラスV HLVの打うち上あげ能力のうりょくはデルタIVヘビーにほぼ相当そうとうする。デルタIVはアメリカ国内こくないのプラット&ホイットニー・ロケットダインによって開発かいはつ生産せいさんされるRS-68エンジンを使用しようしており、デルタIVヘビーは2004年ねんから2010年ねんまでに4回かい打うち上あげられた。

2008年ねんには、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスはアトラスV HLV仕様しようは顧客こきゃくから注文ちゅうもんがあれば30ヶ月かげつで提供ていきょうできるとしていた[23]。

2015年ねん3月がつにユナイテッド・ローンチ・アライアンスのCEO トーリー・ブルーノは Twitter でアトラスV HLV仕様しようの開発かいはつは行おこなわず、次世代じせだい打うち上あげシステム（ヴァルカン）に集中しゅうちゅうすると明あきらかにした。

GXロケット[編集へんしゅう]

第だい1段だんにアトラスV のコモン・コア・ブースター、第だい2段だんにLNG/LOXを推進すいしん剤ざいとする新型しんがたロケットエンジンを使用しようしたGXロケットの開発かいはつがアメリカと日本にっぽんの共同きょうどうで行おこなわれ、初号しょごう機きは2012年ねんにアトラスVで使用しようされるヴァンデンバーグ空軍くうぐん基地きちのSLC-3E発射はっしゃ台だいから打うち上あげられる予定よていだった[24]。2009年ねん12月、GXロケットの計画けいかくは中止ちゅうしされた[25]。LNGを燃料ねんりょうとするエンジンの開発かいはつは他たの目的もくてきのために継続けいぞくされている。

アトラス・フェイズ2[編集へんしゅう]

ボーイングとロッキード・マーティンが運用うんようするユナイテッド・ローンチ・アライアンスはデルタ IVに使用しようされる直径ちょっけい5mの生産せいさん設備せつびを活用かつようする構想こうそうである。直径ちょっけい5mの1段だん目めと2基きのRD-180エンジンにより重量じゅうりょう物ぶつ打うち上あげロケットとして "アトラス・フェイズ2" または "PH2." を開発かいはつする予定よていである。アトラスV PH2-ヘビーは（直径ちょっけい5mのロケット3基きを並列へいれつにしてRD-180は6基きになる）シャトルCやアレスVと同どう規模きぼになるとオーガスティン報告ほうこく書しょで述のべられている。

形式けいしき[編集へんしゅう]

全すべてのアトラスロケットはロケットの構成こうせいから決きまる3桁けたの数字すうじの名称めいしょうを持もつ。100の位くらいの数字すうじはノーズコーンフェアリングの直径ちょっけい (4 m / 5.4 m) を表あらわし、4または5のどちらかである。10の位くらいの数字すうじは第だい1段だんに取とり付つけられる固体こたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットの本数ほんすう（4mフェアリングならば0本ほんから最大さいだい3本ほん、5mフェアリングの場合ばあいは0から最大さいだい5本ほんまで）を表あらわす。最後さいごに1の位くらいの数字すうじはセントールロケットに搭載とうさいされるエンジンの個数こすう（1基きまたは2基き）を示しめしている。シングルエンジンのセントール (SEC) は主おもに静止せいしトランスファ軌道きどうに投入とうにゅうされるか、あるいは地球ちきゅう引力いんりょく圏けんを脱出だっしゅつする場合ばあいに用もちいられる。デュアルエンジンのセントール (DEC) は主おもに低てい軌道きどうに投入とうにゅうされる場合ばあいに用もちいられる。DEC仕様しようのアトラスVは2010年代ねんだい初頭しょとう時点じてんでは打うち上あげられておらず、計画けいかく段階だんかいである。

例たとえば、“アトラスV 552”という型名かためいならば、5mフェアリングと5本ほんの固体こたいブースターを使用しようし、2基きのセントールエンジンを組くみ合あわせていることを表あらわし、“431”という型名かためいならば、4mフェアリングと3本ほんの固体こたいブースター、そして1基きのセントールエンジンを組くみ合あわせていることを表あらわす。

アトラスVには2種類しゅるいのフェアリングの大おおきさがある。アトラスIIから使用しようされる直径ちょっけい4mのフェアリングとそれを延長えんちょうした形式けいしき（AV-004/インマルサット4-F1の打うち上あげを参照さんしょう）と、ロッキード・マーティンが導入どうにゅうしたコントラベス社しゃ（現在げんざいはスイスのRUAG Space社しゃ）が開発かいはつ、生産せいさんする直径ちょっけい5.4m（4.57mが使用しよう可能かのう）のフェアリングである。コントラベス社しゃのフェアリングは複ふく合あい材料ざいりょうで出来できており飛行ひこう実績じっせきのある物ものを基もとにしている。アトラスVでは3形式けいしきが使用しようできる。短縮たんしゅく型がたと中型ちゅうがたの仕様しようはアトラスV5XXシリーズで使用しようできる。延長えんちょう型がたはアトラスVヘビーで使用しようされる予定よていである。従来じゅうらいのフェアリングはペイロードのみを覆おおいセントールは大気たいきに晒さらされる。コントラベス社しゃのフェアリングはペイロードと同様どうようにセントール上段じょうだんロケットも覆おおう。

ロッキードとビゲロー・エアロスペースは、2006年ねん9月がつに有人ゆうじん仕様しようのアトラスVを潜在せんざい的てきな民間みんかん宇宙うちゅう飛行ひこう市場いちばへ投入とうにゅうする合意ごういを交かわした[26]。

2014年ねん10月がつ30日にち時点じてんで、打うち上あげ実績じっせきがないものを含ふくめて20形式けいしきが存在そんざいする[27][28]。

（Atlas V Mission Planner's Guide - March 2010 (PDF) も参照さんしょう）

型名かためい 補助ほじょロケットの数かず 第だい2段だんのエンジン数すう フェアリングの直径ちょっけい 低てい軌道きどうへのペイロード GTOへのペイロード 打上うちあげ実績じっせき
401 - 1基き 4 m 9,797 kg[29] 4,750 kg[29] 26
402 - 2基き 4 m 12,500 kg - 0
411 1 1基き 4 m 12,150 kg[29] 5,950 kg[29] 3
412 1 2基き 4 m - - 0
421 2 1基き 4 m 14,067 kg[29] 6,890 kg[29] 3
431 3 1基き 4 m 15,718 kg[29] 7,700 kg[29] 2
501 - 1基き 5.4 m 8,123 kg[29] 3,775 kg[29] 5
502 - 2基き 5.4 m 10,300 kg - 0
511 1 1基き 5.4 m 10,986 kg[29] 5,250 kg[29] 0
512 1 2基き 5.4 m 12,050 kg - 0
521 2 1基き 5.4 m 13,490 kg[29] 6,475 kg[29] 2
522 2 2基き 5.4 m 13,950 kg - 0
531 3 1基き 5.4 m 15,575 kg[29] 7,475 kg[29] 3
532 3 2基き 5.4 m 17,250 kg - 0
541 4 1基き 5.4 m 17,443 kg[29] 8,290 kg[29] 3
542 4 2基き 5.4 m 18,750 kg - 0
551 5 1基き 5.4 m 18,814 kg[29] 8,900 kg[29] 4
552 5 2基き 5.4 m 20,520 kg - 0
Heavy (HLV (5H1)) CCBが2基き 1基き 5.4 m - 13,605 kg 0
Heavy (HLV DEC (5H2)) CCBが2基き 2基き 5.4 m 29,400 kg - 0

アトラスV の打うち上あげ[編集へんしゅう]

# 日付ひづけ 型名かためい シリアル
ナンバー		 打うち上あげ場所ばしょ ペイロード
（衛星えいせい名めい）		 ペイロードの種類しゅるい 軌道きどう 結果けっか 備考びこう
1 2002年ねん
8月がつ21日にち		 401 AV-001 CCAFS LC41 ホットバード6号ごう 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう アトラスV
初はつ打うち上あげ
2 2003年ねん
5月13日にち		 401 AV-002 CCAFS LC41 ヘラスサット2号ごう 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう ギリシャとキプロス初はつの衛星えいせい
3 2003年ねん
6月17日にち		 521 AV-003 CCAFS LC41 レインボー1号ごう 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう アトラスV 500
初はつ打うち上あげ
固体こたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットを伴ともなうアトラスV 500の初はつ打うち上あげ
4 2004年ねん
12月17日にち		 521 AV-005 CCAFS LC41 AMC 16 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう[30]
5 2005年ねん
3月11日にち		 431 AV-004 CCAFS LC41 インマルサット4-F1 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう 固体こたい燃料ねんりょう補助ほじょロケットを伴ともなうアトラスV 400の初はつ打うち上あげ
6 2005年ねん
8月がつ12日にち		 401 AV-007 CCAFS LC41 マーズ・リコネッサンス・オービター 火星かせい探査たんさ機き 脱出だっしゅつ軌道きどう 成功せいこう アトラスVによる初はつのNASAの
探査たんさ機きの打うち上あげ
7 2006年ねん
1月がつ19日にち		 551 AV-010 CCAFS LC41 ニュー・ホライズンズ 冥王星めいおうせいを含ふくむEKBO探査たんさ機き 脱出だっしゅつ軌道きどう 成功せいこう ボーイングスター48Bを3段だん目めに使用しようした、アトラスVにとって初はつの3段式だんしき仕様しようによる打うち上あげ
8 2006年ねん
4月がつ20日はつか		 411 AV-008 CCAFS LC41 アストラ1KR（英語えいご版ばん） 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GSO 成功せいこう[31]
9 2007年ねん
3月8日にち		 401 AV-013 CCAFS LC41 宇宙うちゅうテスト･プログラム-1（英語えいご版ばん） 軍事ぐんじ研究けんきゅう衛星えいせい6機き LEO 成功せいこう[32] *ULAによるアトラスの初はつ打うち上あげ
*アトラスVで初はつの3回かい燃焼ねんしょう
*初はつの夜間やかん打うち上あげ
*オービタル・エクスプレス（英語えいご版ばん）
*ファルコンサット（英語えいご版ばん）-3
10 2007年ねん
6月15日にち		 401 AV-009 CCAFS LC41 USA-194（NROL-30R） (NOSS-4-3A & B) 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい2機き LEO 部分ぶぶん的てき失敗しっぱい（予定よていより低ひくい軌道きどうに投入とうにゅう） セントール上段じょうだんの早期そうき停止ていしにより予定よてい軌道きどう投入とうにゅうに失敗しっぱい
国家こっか偵察ていさつ局きょくによる初はじめてのアトラスVの打うち上あげ
11 2007年ねん
10月11日にち		 421 AV-011 CCAFS LC41 WGS SV-1 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[33] 弁べん交換こうかん[20]
12 2007年ねん
12月10日にち		 401 AV-015 CCAFS SLC-41 NROL-24 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい モルニヤ軌道きどう 成功せいこう[34]
13 2008年ねん
3月13日にち		 411 AV-006 VAFB SLC-3E NROL-28 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい モルニヤ軌道きどう 成功せいこう[35] ヴァンデンバーグからの初はじめての打うち上あげ[35]
14 2008年ねん
4月がつ14日にち		 421 AV-014 CCAFS LC41 ICO G1（英語えいご版ばん、ドイツ語ご版ばん） 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[36] *ロッキードマーティン・コマーシャル・ローンチ・サービシーズが打うち上あげを請負うけおった。
*この時点じてんでアトラスによる最もっとも重おもいペイロード（6,634 kg[37]）の打うち上あげ。
*当時とうじ世界せかい最大さいだいの通信つうしん衛星えいせいの打うち上あげ（2009年ねん、テレスター1（英語えいご版ばん）打うち上あげまで）。
15 2009年ねん
4月がつ4日にち		 421 AV-016 CCAFS LC41 WGS SV-2 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[38]
16 2009年ねん
6月18日にち		 401 AV-020 CCAFS LC41 ルナー・リコネサンス・オービター及およびエルクロス 月つき探査たんさ機き及および月面げつめん衝突しょうとつ実験じっけん機き 高こう軌道きどう 成功せいこう[39] *セントール上段じょうだんロケットが初はじめて月面げつめんに衝突しょうとつした。
17 2009年ねん
9月8日にち		 401 AV-018 CCAFS SLC-41 PAN (Palladium At Night) 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[40]
18 2009年ねん
10月18日にち		 401 AV-017 VAFB SLC-3E DMSP 5D3-F18 軍事ぐんじ気象きしょう衛星えいせい LEO/S 成功せいこう[41]
19 2009年ねん
11月23日にち		 431 AV-024 CCAFS SLC-41 インテルサット14号ごう 商用しょうよう通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[42] LMCLSによる打うち上あげ。
20 2010年ねん
2月がつ11日にち		 401 AV-021 CCAFS SLC-41 SDO 太陽たいよう観測かんそく衛星えいせい GTO 成功せいこう[43]
21 2010年ねん
4月がつ22日にち		 501 AV-012 CCAFS SLC-41 X-37B OTV-1 再さい利用りよう型がた宇宙うちゅう往還おうかん試験しけん機き LEO 成功せいこう[44] ペイロードフェアリングの破片はへんの一ひとつが破壊はかいされずに海面かいめんに墜落ついらくした。破片はへんはヒルトンヘッド島とうで発見はっけんされた。
22 2010年ねん
8月がつ14日にち		 531 AV-019 CCAFS SLC-41 AEHF(先進せんしんEHF通信つうしん衛星えいせい)-1 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[45]
23 2010年ねん
9月21日にち		 501 AV-025 VAFB SLC-3E NROL-41 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい LEO 成功せいこう[46]
24 2011年ねん
3月5日にち		 501 AV-026 CCAFS SLC-41 X-37B OTV-2 再さい利用りよう型がた宇宙うちゅう往還おうかん試験しけん機き LEO 成功せいこう[47]
25 2011年ねん
4月がつ15日にち		 411 AV-027 VAFB SLC-3E NROL-34 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい LEO 成功せいこう[48]
26 2011年ねん
5月7日にち		 401 AV-022 CCAFS SLC-41 SBIRS GEO-1 (USA-230) 弾道だんどうミサイル早期そうき警戒けいかい衛星えいせい GTO 成功せいこう[49]
27 2011年ねん
8月がつ5日にち		 551 AV-029 CCAFS SLC-41 ジュノー 宇宙うちゅう探査たんさ機き 太陽たいよう周回しゅうかい軌道きどう 成功せいこう[50]
28 2011年ねん
11月26日にち		 541 AV-028 CCAFS SL-C41 マーズ・サイエンス・ラボラトリー 火星かせいローバー 双曲線そうきょくせん軌道きどう 成功せいこう *541型がた最初さいしょの打うち上あげ
*セントール上段じょうだんが太陽たいよう周回しゅうかい軌道きどうに乗のる
29 2012年ねん
2月がつ24日にち		 551 AV-030 CCAFS SL-C41 MUOS-1 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう セントール200回かい目めの打うち上あげ、機体きたいにGPS追跡ついせきシステムを初はつ装備そうび。
*この時点じてんで最もっとも重おもいペイロード(約やく 6,800 kg)[51]。
30 2012年ねん
5月4日にち		 531 AV-031 CCAFS SL-C41 AEHF(先進せんしんEHF通信つうしん衛星えいせい)-2 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[52]
31 2012年ねん
6月がつ20日はつか		 401 AV-023 CCAFS SL-C41 USA-236 (NRO L-38) 国家こっか偵察ていさつ局きょく偵察ていさつ衛星えいせい GEO 成功せいこう 50回かい目めの発展はってん型がた使つかい捨すてロケットの打うち上あげ
32 2012年ねん
8月がつ30日にち		 401 AV-032 CCAFS SL-C41 RBSP-A & B ヴァン・アレン帯たい探査たんさ衛星えいせい HEO
（長ちょう楕円だえん軌道きどう）		 成功せいこう
33 2012年ねん
9月13日にち		 401 AV-033 VAFB SLC-3E USA-238（NROL-36）
CubeSat 11個いっこ		 国家こっか偵察ていさつ局きょく衛星えいせい
技術ぎじゅつ試験しけん他ほか		 成功せいこう
34 2012年ねん
12月11日にち		 501 AV-034 VAFB SL-C41 USA-240（X-37B OTV-3） 再さい利用りよう型がた宇宙うちゅう往還おうかん試験しけん機き LEO 成功せいこう
35 2013年ねん
1月がつ31日にち		 401 AV-036 VAFB SL-C41 TDRS-K データ中継ちゅうけい衛星えいせい GTO 成功せいこう
36 2013年ねん
2月がつ11日にち		 401 AV-035 VAFB SLC-3E ランドサット8号ごう 地球ちきゅう観測かんそく衛星えいせい SSO 成功せいこう NASAの宇宙うちゅう機きを初はじめて西海岸にしかいがんから打うち上あげた。
37 2013年ねん
3月19日にち		 401 AV-037 CCAFS SL-C41 SBIRS GEO-2 (USA-231) 弾道だんどうミサイル早期そうき警戒けいかい衛星えいせい GTO 成功せいこう[53]
38 2013年ねん
5月15日にち		 401 AV-039 CCAFS SLC-41 USA-242（英語えいご版ばん） (GPS IIF-4) 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[54] *アトラスVで最初さいしょに打うち上あげられたGPS衛星えいせい
  • Longest Atlas V mission to date
39 2013年ねん
7月がつ19日にち		 551 AV-040 CCAFS SLC-41 MUOS-2（英語えいご版ばん） 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう この時点じてんまでにアトラスで打うち上あげられた最もっとも重おもいペイロード[55](6,740kg)[56]
40 2013年ねん
9月18日にち		 531 AV-041 CCAFS SLC-41 USA-246（ラトビア語ご版ばん） (AEHF-3) 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[57]
41 2013年ねん
11月18日にち		 401 AV-038 CCAFS SLC-41 MAVEN 火星かせい探査たんさ衛星えいせい 双曲線そうきょくせん軌道きどう後ご、火星かせい周回しゅうかい軌道きどう 成功せいこう[58]
42 2013年ねん
12月5日にち		 501 AV-042 VAFB SLC-3E NROL-39
CubeSat 12機き		 軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせい LEO 成功せいこう[59]
43 2014年ねん
1月がつ24日にち		 401 AV-043 VAFB SL-C41 TDRS-L NASAのデータ中継ちゅうけい衛星えいせい GTO 成功せいこう
44 2014年ねん
4月がつ3日にち		 401 AV-044 VAFB SL-C3E DMSP-5D3 F19 軍事ぐんじ気象きしょう衛星えいせい SSO 成功せいこう[60]
45 2014年ねん
4月がつ10日とおか		 541 AV-045 CCAFS SLC-41 NROL-67 軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせい GSO 成功せいこう[61]
46 2014年ねん
5月22日にち		 401 AV-046 CCAFS SLC-41 NROL-33 軍事ぐんじデータ中継ちゅうけい衛星えいせい GTO 成功せいこう[62]
47 2014年ねん
8月がつ1日にち		 401 AV-048 CCAFS SLC-41 GPS IIF-7 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[63] ケープカナベラル空軍くうぐん基地きちでCバンド追跡ついせきレーダーを使つかう最後さいごのロケットの打うち上あげとなった。ケープカナベラルとバンデンバーグからの今後こんごの打上うちあげげでは、GPSを使つかって追跡ついせきする。8月13日にちのアトラスVの打上うちあげから採用さいようされた[64]。
48 2014年ねん
8月がつ13日にち		 401 AV-047 CCAFS SLC-41 WorldView-3 商業しょうぎょう用よう高だか解像度かいぞうどリモセン衛星えいせい LEO 成功せいこう[65]
49 2014年ねん
9月16日にち		 401 AV-049 CCAFS SLC-41 CLIO 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[66]
50 2014年ねん
10月29日にち		 401 AV-050 CCAFS SLC-41 GPS IIF-8 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[67]
51 2014年ねん
12月12日にち		 541 AV-051 VAFB SL-C3 NROL-35 軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせい モルニヤ軌道きどう 成功せいこう[68] RL-10Cエンジンの初はつ飛行ひこう[69]
52 2015年ねん
1月がつ21日にち 		551 AV-052 CCAFS SLC-41 MUOS-3 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[70] アトラス/セントールの200回かい目めの打うち上あげ
53 2015年ねん
3月13日にち 		421 AV-053 CCAFS SLC-41 磁気圏じきけん多たスケールミッション（英語えいご版ばん） 磁気圏じきけん探査たんさ衛星えいせい HTO 成功せいこう[71]
54 2015年ねん
5月がつ20日はつか 		501 AV-054 CCAFS SLC-41 AFSPC-5 (X-37B OTV-4, ULTRASat) 軌道きどう上じょう試験しけん機き他た LEO 成功せいこう[72]
55 2015年ねん
7月がつ15日にち 		401 AV-055 CCAFS SLC-41 USA-262（英語えいご版ばん）(GPS IIF-10) 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[73]
56 2015年ねん
9月2日にち 		551 AV-056 CCAFS SLC-41 MUOS-4 軍事ぐんじ通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[74]
57 2015年ねん
10月2日にち 		421 AV-059 CCAFS SLC-41 MEXSAT-2 (Morelos 3)（英語えいご版ばん） 通信つうしん衛星えいせい GTO 成功せいこう[75] ULAの100回かい目めの打うち上あげ, LMCLSの打うち上あげ
58 2015年ねん
10月8日にち 		401 AV-058 VAFB SLC-3E NROL-55
CubeSat 13機き 		軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせい他た LEO 成功せいこう[76]
59 2015年ねん10月がつ31日にち 401 AV-060 CCAFS SLC-41 USA-265（英語えいご版ばん）(GPS IIF-11) 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[77]
60 2015年ねん12月6日にち 401 AV-061 CCAFS SLC-41 シグナス CRS OA-4 ISS補給ほきゅう機き LEO 成功せいこう[78] この時点じてんまでにアトラスで打うち上あげられた最もっとも重おもいペイロード（7,492 kg）。
61 2016年ねん
2月がつ5日にち 		401 AV-057 CCAFS SLC-41 USA-266（英語えいご版ばん）(GPS IIF-12) 航法こうほう衛星えいせい MEO 成功せいこう[79]
62 2016年ねん
3月23日にち 		401 AV-064 CCAFS SLC-41 シグナス CRS OA-6 ISS補給ほきゅう機き LEO 成功せいこう ロケットの燃焼ねんしょうが予定よていよりも早はやく終了しゅうりょうしたが、ミッションには影響えいきょうしなかった。

今後こんごの打うち上あげ計画けいかく[編集へんしゅう]

最新さいしんの打うち上あげ計画けいかくについては 、アトラスシリーズの打うち上あげ一覧いちらん (2020–2029)（英語えいご版ばん）を参照さんしょう。

ギャラリー[編集へんしゅう]

  • ケープカナベラル空軍基地の41番射場から打ち上げられる、アトラスV 551によるニュー・ホライズンズ深宇宙探査機
    ケープカナベラル空軍くうぐん基地きちの41番ばん射場しゃじょうから打うち上あげられる、アトラスV 551によるニュー・ホライズンズ深ふか宇宙うちゅう探査たんさ機き
  • 垂直に持ち上げられるアトラスVの第1段
    垂直すいちょくに持もち上あげられるアトラスVの第だい1段だん
  • 2005年8月12日に、火星に向けてアトラスV 401に搭載されて打ち上げられたMRO探査機
    2005年ねん8月がつ12日にちに、火星かせいに向むけてアトラスV 401に搭載とうさいされて打うち上あげられたMRO探査たんさ機き
  • X-37B OTV-1（軌道周回試験機）は2010年4月22日に打ち上げられた軍用のスペースプレーンである。
    X-37B OTV-1（軌道きどう周回しゅうかい試験しけん機き）は2010年ねん4月がつ22日にちに打うち上あげられた軍用ぐんようのスペースプレーンである。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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