モズ

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、鳥類ちょうるいのモズについて説明せつめいしています。その他たのもず、百舌鳥もずなどについては「もず」をご覧らんください。
モズ
モズのオス
モズ（オス） Lanius bucephalus bucephalus
保全ほぜん状じょう況きょう評価ひょうか[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
ドメイン : 真ま核かく生物せいぶつ Eukaryota
界さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
門もん : 脊索せきさく動物どうぶつ門もん Chordata
亜あ門もん : 脊椎動物せきついどうぶつ亜あ門もん Vertebrata
綱つな : 鳥とり綱つな Aves
目め : スズメ目め Passeriformes
亜あ目め : スズメ亜あ目め Oscines
科か : モズ科か Laniidae
属ぞく : モズ属ぞく Lanius
種たね : モズ L. bucephalus
学名がくめい
Lanius bucephalus
Temminck & Schlegel, 1847[2]
和名わみょう
モズ
英名えいめい
Bull-headed shrike

モズ（百舌もず[3]・百舌鳥もず[3]・鵙もず[3]・伯はく労ろう[4]・姑しゅうと悪あく[5]，学名がくめい: Lanius bucephalus Temminck & Schlegel, 1847）は、スズメ目めモズ科かモズ属ぞくに分類ぶんるいされる鳥類ちょうるい。

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

メス

日本にっぽん、中国ちゅうごく東部とうぶから南部なんぶ、朝鮮半島ちょうせんはんとう、ロシア南東なんとう部ぶ（樺太からふと南部なんぶ含ふくむ）に分布ぶんぷしている[1]。模も式しき標本ひょうほん（L. b. bucephalus　亜種あしゅモズ）の産地さんち（模も式しき産地さんち）は日本にっぽん。日本にっぽんの北海道ほっかいどう、本州ほんしゅう、四国しこく、九州きゅうしゅうに分布ぶんぷしている[6][7][8][9][10]。

中国ちゅうごく東部とうぶや朝鮮半島ちょうせんはんとう、ウスリー南部なんぶ、樺太からふとで繁殖はんしょくし、冬季とうきになると中国ちゅうごく南部なんぶへ南下なんかし越冬えっとうする[6][10]。日本にっぽんでは基もと亜種あしゅが周しゅう年ねん生息せいそく（留鳥りゅうちょう）するが、北部ほくぶに分布ぶんぷする個体こたい群ぐんや山地さんちに生息せいそくする個体こたい群ぐんは秋季しゅうきになると南下なんかしたり標高ひょうこうの低ひくい場所ばしょへ移動いどうし越冬えっとうする[6][7][10]。南西諸島なんせいしょとうでは渡わたりの途中とちゅうに飛来ひらい（旅たび鳥とり）するか、冬季とうきに越冬えっとうのため飛来ひらい（冬ふゆ鳥とり）する[6][10]。

形態けいたい[編集へんしゅう]

全長ぜんちょう19-20 cm[6]で、スズメより若干じゃっかん大おおきい程度ていどである。眼め上部じょうぶに入はいる眉まゆ状じょうの筋すじ模様もよう（眉まゆ斑まだら）、喉のどや頬ほおは淡あわ褐色かっしょく[6][10]。尾羽おはの色彩しきさいは黒褐色こっかっしょく[6][8]。翼つばさの色彩しきさいも黒褐色こっかっしょくで、雨あめ覆くつがえや次じ列れつ風切かざきり、三さん列れつ風切かざきりの外縁がいえん（羽はね縁えん）は淡あわ褐色かっしょく[10]。嘴くちばしは黒くろっぽく、先端せんたんが曲まがった鉤かぎ状じょうになっている。

夏季かきは摩耗まもうにより頭頂とうちょうから後こう頸が灰色はいいろの羽毛うもうで被おおわれる（夏なつ羽わ）[6][10]。オスは頭頂とうちょうから後こう頸がオレンジ色しょくの羽毛うもうで被おおわれる[8]。体からだ上面うわつらの羽衣はごろもが青あお灰色はいいろ、体側たいそく面めんの羽衣はごろもはオレンジ色しょく、体からだ下面かめんの羽衣はごろもは淡あわ褐色かっしょく[8]。また初はつ列れつ風切かざきり羽わ基部きぶに白しろい斑紋はんもんが入はいる[6][8][10]。嘴くちばしの基部きぶから眼めを通とおり後頭部こうとうぶへ続つづく筋すじ状じょうの斑紋はんもん（過か眼め線せん）は黒くろい[6][9][10]。メスは頭頂とうちょうから後こう頸が褐色かっしょくの羽毛うもうで被おおわれる[8]。体からだ上面うわつらの羽衣はごろもは褐色かっしょく、体からだ下面かめんの羽衣はごろもは淡あわ褐色かっしょくの羽毛うもうで被おおわれ下面かめんには褐色かっしょくや黒褐色こっかっしょくの横縞よこじまが入はいる[8][10]。過か眼め線せんは褐色かっしょくや黒褐色こっかっしょく[6][8]。

幼虫ようちゅうを捕獲ほかくしたオスのモズ

生態せいたい[編集へんしゅう]

開あけた森林しんりんや林はやし縁ゆかり、河畔かはん林りん、農耕のうこう地ちなどに生息せいそくする[6][7][9][10]。

食しょく性せいは動物どうぶつ食しょくで、昆虫こんちゅう、節足動物せっそくどうぶつ、甲殻こうかく類るい、両生類りょうせいるい、小型こがた爬虫類はちゅうるい、小型こがたの鳥類ちょうるい、小型こがた哺乳類ほにゅうるいなどを食たべる[7][9]。樹き上じょうなどの高所こうしょから地表ちひょうの獲物えものを探さがして襲おそいかかり、再ふたたび樹じゅ上じょうに戻もどり捕とらえた獲物えものを食たべる[7][8]。

繁殖はんしょく形態けいたいは卵生らんせい。様々さまざまな鳥とり（百ひゃくの鳥とり）の鳴なき声ごえを真似まねた、複雑ふくざつな囀さえずりを行おこなうことが和名わみょうの由来ゆらい（も=百ひゃく）[3]。2-8月がつに樹き上じょうや茂しげみの中なかなどに木きの枝えだなどを組くみ合あわせた皿さら状じょうの巣すを雌雄しゆうで作つくり、4-6個この卵たまごを産うむ[7]。年としに2回かい繁殖はんしょくすることもある。カッコウに托たく卵たまごされることもある[7][9]。メスのみが抱だき卵らんし、抱だき卵たまご期間きかんは14-16日にち。雛ひなは孵化ふかしてから約やく14日にちで巣立すだつ。

はやにえ[編集へんしゅう]

有刺鉄線ゆうしてっせんに「はやにえ」にされたハチ

モズは捕とらえた獲物えものを木きの枝えだ等とうに突つき刺さしたり、木きの枝えだ股またに挟はさむ習性しゅうせいをもつ。秋あきに初はじめての獲物えものを生いけ贄にえとして奉たてまつげたというい伝いつたえから、この習性しゅうせいを「モズのはやにえ（早さ贄にえ、速はや贄にえ）」と呼よぶ。稀まれに串刺くしざしにされたばかりで生いきて動うごいているものも見みつかる。はやにえは本ほん種しゅのみならず、モズ類るいの全すべてが行おこなう行動こうどうである[11]。

モズは秋あきに頻繁ひんぱんにはやにえを作つくることが知しられる[12][13]。2019年ねん5月がつ、大阪市立大学おおさかいちりつだいがくと北海道大学ほっかいどうだいがくの共同きょうどう研究けんきゅうにより、はやにえの消費しょうひが多おおかったオスほど繁殖はんしょく期きの歌うたの質しつが高たかまり、つがい相手あいてを獲得かくとくしやすくなる事ことが明あきらかになった[14]。これは、モズのオスのはやにえが「配偶はいぐう者しゃ獲得かくとくで重要じゅうような歌うたの魅力みりょくを高たかめる栄養食えいようしょく」として機能きのうしていることを示しめしている[14]。

このほかにも、早はや贄にえの機能きのうについての仮説かせつが複数ふくすう存在そんざいするが、その多おおくは未み検証けんしょうである。

  • 餌えさの少すくない冬季とうきの保存ほぞん食しょく。はやにえが消費しょうひされずにそのまま放置ほうちされるという意見いけんから、この仮説かせつはこれまで否定ひてい的てきに捉とらえられてきた。しかし、近年きんねんの詳細しょうさいな学術がくじゅつ研究けんきゅうにより、はやにえのほとんどは消費しょうひされること[12][13]、特とくにはやにえの消費しょうひ量りょうが気温きおんの低ひくい（餌えさの少すくない）時期じきに多おおいことが判明はんめいし[12]、はやにえは冬ふゆの保存ほぞん食しょくの役割やくわりをもつと考かんがえられている[14]。
  • 摂と餌えさのための固定こてい。ワシやタカとは違ちがいモズの足あしの力ちからは弱よわく、獲物えものを掴つかんで食たべることがむずかしい。そのため小しょう枝えだや棘とげにフォークのように獲物えものを固定こていする手段しゅだんとして　はやにえ行動こうどうが発達はったつしたのではないかという仮説かせつ[15]。
  • モズは空腹くうふく、満腹まんぷくに関係かんけいなく獲物えものを見みつけると本能ほんのう的てきに捕とらえる習性しゅうせいがあり、獲物えものを捕とらえればとりあえずは突つき刺さし、空腹くうふくならばそのまま食たべ、満腹まんぷくならば残のこすという説せつ[15]。

はやにえの位置いちは冬季とうきの積雪せきせつ量りょうを占うらなうことができるという風説ふうせつもある[16]。冬ふゆの食糧しょくりょう確保かくほという点てんから、本能ほんのう的てきに積雪せきせつ量りょうを感知かんちしはやにえを雪ゆきに隠かくれない位置いちに造つくる、よって位置いちが低ひくければその冬ふゆは積雪せきせつ量りょうが少すくないとされるが[16]、積雪せきせつ量りょうを予測よそくする仕組しくみは未み検証けんしょうである。

高こう鳴なき[編集へんしゅう]

秋あきから11月がつ頃ごろにかけて「高こう鳴なき」と呼よばれる激はげしい鳴なき声ごえを出だして縄張なわばり争あらそいをする。縄張なわばりを確保かくほした個体こたいは縄張なわばりで単独たんどくで越冬えっとうする。

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

宮本みやもと武蔵むさし『枯木かれき鳴な鵙もず図ず』

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

2亜種あしゅに分類ぶんるいされている[21]。

  • Lanius bucephalus bucephalus　Temminck & Schlegel, 1847　モズ
  • Lanius bucephalus bucephalus sicarius

種たねの保全ほぜん状じょう況きょう評価ひょうか[編集へんしゅう]

国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごう（IUCN）により、軽度けいど懸念けねん（LC）の指定していを受うけている[1]。

日本にっぽんの以下いかの都道府県とどうふけんでレッドリストの指定していを受うけている[22]。

  • 絶滅ぜつめつ危惧きぐII類るい - 東京とうきょう都区とく部ぶ、北多摩きたたま（南多摩みなみたまと西多摩にしたまは準じゅん絶滅ぜつめつ危惧きぐ）
  • 減少げんしょう種しゅ - 神奈川かながわ県けん

近きん縁えん種しゅ[編集へんしゅう]

日本にっぽんでモズ属ぞくの以下いかの近きん縁えん種しゅが見みられる[23]。

アカモズ Lanius cristatus superciliosus
環境省かんきょうしょうのレッドリストの絶滅ぜつめつ危惧きぐの指定していを受うけ、日本にっぽんの多数たすうの都道府県とどうふけんでレッドリストの指定していを受うけている[22]。
シマアカモズ Lanius cristatus lucionensis
熊本くまもと県けんで要よう注目ちゅうもく種しゅ、鹿児島かごしま県けんで分布ぶんぷ特性とくせい上じょう重要じゅうようの指定していを受うけている[22]。
チゴモズ Lanius cristatus tigrinus
環境省かんきょうしょうのレッドリストの絶滅ぜつめつ寸前すんぜんの指定していを受うけ、日本にっぽんの多数たすうの都道府県とどうふけんでレッドリストの指定していを受うけている[22]。
オオモズ Lanius excubitor
日本にっぽんの北海道ほっかいどうや東北とうほく地方ちほうなどに冬ふゆ鳥とりとして渡来とらいする。
モズ
L. bucephalus 		アカモズ
L. cristatus superciliosus 		オオモズ
L. excubitor

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b c “IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. (Lanius bucephalus)” (英語えいご). IUCN. 2012年ねん1月がつ1日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “Lanius bucephalus Temminck & Schlegel, 1845” (英語えいご). ITIS. 2012年ねん3月がつ17日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c d 野鳥やちょうの名前なまえ (2008)、322-323頁ぺーじ
  4. ^ 『伯はく労ろう』 - コトバンク
  5. ^ 『難訓なんくん辞典じてん』東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん、1956年ねん。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 五ご百ひゃく沢さわ日び丸まる 『日本にっぽんの鳥とり550 山野さんやの鳥とり 増補ぞうほ改訂かいてい版ばん』、文ぶん一いち総合そうごう出版しゅっぱん、2004年ねん、162-163頁ぺーじ。
  7. ^ a b c d e f g 環境庁かんきょうちょう 『日本にっぽん産さん鳥類ちょうるいの繁殖はんしょく分布ぶんぷ』、大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1981年ねん。
  8. ^ a b c d e f g h i 高野たかの伸二しんじ 『フィールドガイド 日本にっぽんの野鳥やちょう 増補ぞうほ改訂かいてい版ばん』、日本にっぽん野鳥やちょうの会かい、2007年ねん、230-231頁ぺーじ。
  9. ^ a b c d e 中村なかむら登のぼる流りゅう監修かんしゅう 『原色げんしょくワイド図鑑ずかん4 鳥ちょう』、学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ、1984年ねん、41-43、61、227頁ぺーじ。
  10. ^ a b c d e f g h i j k 真木まき広造ひろぞう、大西おおにし敏一としいち 『日本にっぽんの野鳥やちょう590』、平凡社へいぼんしゃ、2000年ねん、435頁ぺーじ。
  11. ^ 鳥とりの用語ようご、日本にっぽん鳥類ちょうるい保護ほご連盟れんめい、2010/02/19閲覧えつらん
  12. ^ a b c “Nishida, Y., & Takagi, M. (2019). Male bull-headed shrikes use food caches to improve their condition-dependent song performance and pairing success. Animal Behaviour, 152, 29-37.”. www.sciencedirect.com. 2019年ねん5月がつ17日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b 唐沢からさわ, 孝一こういち「モズのハヤニエの季き節ぶし的てき消長しょうちょう」『鳥とり』第だい25巻かん第だい100号ごう、日本にっぽん鳥とり学会がっかい、1976年ねん12月30日にち、94–100頁ぺーじ、doi:10.3838/jjo1915.25.94、ISSN 0040-9480。 
  14. ^ a b c “モズの『はやにえ』の機能きのうをついに解明かいめい！―はやにえを食たべたモズの雄ゆうは、歌うたが上手じょうずになり雌めすにモテる―”. Osaka City University. 2019年ねん5月がつ13日にち閲覧えつらん。
  15. ^ a b おすすめ モズのはやにえ探さがし
  16. ^ a b “積雪せきせつ量りょう少すくなめ? 1.7mの枝えだに「モズのはやにえ」 福井ふくい県けんおおい町まち、庭にわのマツにトカゲ | 社会しゃかい | 福井ふくいのニュース”. 福井ふくい新聞しんぶんONLINE. 2022年ねん2月がつ21日にち閲覧えつらん。
  17. ^ 大和田おおわだ昌あきら. “ちょこっと大阪おおさか「大阪おおさか府ふの鳥とり 百舌鳥もず」”. 大阪おおさかディスプレイ協同きょうどう組合くみあい. 2019年ねん3月がつ29日にち閲覧えつらん。
  18. ^ 明あかり叔慶浚等諸しょ僧そう法語ほうご雑録ざつろく（『愛知あいち県けん史し 資料しりょう編へん10』史料しりょう番号ばんごう1965号ごう）。
  19. ^ 吾妻あづま鏡きょう
  20. ^ “普通ふつう切手きっての一部いちぶ券けん種しゅの販売はんばい終了しゅうりょう” (PDF). 日本にっぽん郵便ゆうびん株式会社かぶしきがいしゃ (2015年ねん9月がつ1日にち). 2022年ねん6月がつ11日にち閲覧えつらん。 “別紙べっし1”
  21. ^ “Lanius bucephalus” (英語えいご). バードライフ・インターナショナル. 2012年ねん12月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  22. ^ a b c d “日本にっぽんのレッドデータ検索けんさくシステム「モズ」”. （エンビジョン環境かんきょう保全ほぜん事務じむ局きょく）. 2012年ねん12月がつ10日とおか閲覧えつらん。 - 「都道府県とどうふけん指定してい状じょう況きょうを一覧いちらん表ひょうで表示ひょうじ」をクリックすると、出典しゅってんの各かく都道府県とどうふけんのレッドデータブックのカテゴリー名めいが一覧いちらん表示ひょうじされる。
  23. ^ “日本にっぽんのレッドデータ検索けんさくシステム”. エンビジョン環境かんきょう保全ほぜん事務じむ局きょく. 2012年ねん1月がつ1日にち閲覧えつらん。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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ウィキメディア・コモンズには、モズに関連かんれんするメディアおよびカテゴリがあります。
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