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鶏伝染性喉頭気管炎 - Wikipedia コンテンツにスキップ

にわとり伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

にわとり伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえん(にわとりでんせんせいこうとうきかんえん、えい: infectious laryngotracheitis)は、伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえんウイルス感染かんせん原因げんいんとする鳥類ちょうるい感染かんせんしょう伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえんウイルスはヘルペスウイルスアルファヘルペスウイルスぞくするDNAウイルス

日本にっぽんでは家畜かちく伝染でんせんびょう予防よぼうほうにおいて届出とどけで伝染でんせんびょう指定していされており、対象たいしょう動物どうぶつニワトリ。なお、日本にっぽん獣医じゅうい学会がっかい提言ていげん法令ほうれいじょう名称めいしょうが「伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえん」から「にわとり伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえん」に変更へんこうされた[1]

特徴とくちょう

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感染かんせん経路けいろ接触せっしょく感染かんせん飛沫しぶき感染かんせんであり、呼吸こきゅう症状しょうじょう血痰けったんの喀出、症状しょうじょうなどをこす。病変びょうへん喉頭こうとう気管きかんなどの呼吸こきゅうけい組織そしき結膜けつまく限局げんきょくし、粘膜ねんまく上皮じょうひ細胞さいぼうごう胞体形成けいせいかくない封入ふうにゅうたいみとめられる。診断しんだんには中和ちゅうわ試験しけん寒天かんてんゲルない沈降ちんこう反応はんのう蛍光けいこう抗体こうたいほうELISAもちいられる。伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえんウイルスを発育はついく鶏卵けいらんの漿尿まくじょう接種せっしゅするとポック形成けいせいする。予防よぼうにはなまワクチン使用しようされるが、治療ちりょうほうはない。にわとり伝染でんせんせい喉頭こうとう気管きかんえんなまワクチンとニューカッスルびょうなまワクチンのあいだでは干渉かんしょう現象げんしょうみとめられるため、両者りょうしゃ混合こんごう使用しようされない。ニューカッスルびょう伝染でんせんせい気管支炎きかんしえん粘膜ねんまくがたにわとりにわとりマイコプラズマしょう伝染でんせんせいコリーザとの鑑別かんべつ必要ひつようである。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 家畜かちく伝染でんせんびょう疾病しっぺい名称めいしょう変更へんこうについて”. 農林水産省のうりんすいさんしょう消費しょうひ安全あんぜんきょく. 2021ねん12月26にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 清水しみず悠紀ゆきしんほか『動物どうぶつ感染かんせんしょう近代きんだい出版しゅっぱん 2002ねん ISBN 4874020747

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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