(Translated by https://www.hiragana.jp/)
再配分 - Wikipedia コンテンツにスキップ

さい配分はいぶん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

さい配分はいぶん(さいはいぶん)は、文化ぶんか人類じんるいがく経済けいざいがく社会しゃかいがくなどでもちいられる概念がいねんである。さい配分はいぶんでは、ざい集団しゅうだんなかあつめられたのちに、慣習かんしゅうほう臨機りんき決定けっていなどによって分配ぶんぱいされる[1]さい分配ぶんぱいとも表記ひょうきされる[2]

定義ていぎ

[編集へんしゅう]

簡潔かんけつ定義ていぎとして、さい配分はいぶんとはあつめてくばることとされる[3]手続てつづきとしてのさい配分はいぶんは、ざいやサービスをあつめて成果せいかくばる。さい配分はいぶん集団しゅうだんてき営為えいいにあたるが、集団しゅうだん存在そんざい前提ぜんてい条件じょうけんではなく、特定とくてい目的もくてきおうじて成立せいりつする場合ばあいもある[4]あつめる場所ばしょ物理ぶつりてき場所ばしょであったり、登記とうきじょう占有せんゆう変更へんこうのように抽象ちゅうしょうてきであったりする[5]あつめる方法ほうほう分配ぶんぱい方法ほうほう多岐たきにわたり、捕獲ほかくぶつ貯蔵ちょぞうから現物げんぶつ税制ぜいせい近代きんだいしょ国家こっか租税そぜいシステムなどもふくまれる[6]

さい配分はいぶんは、とく中央ちゅうおう権力けんりょくゆうする社会しゃかいにおいてかならあらわれるシステムとされる[7]狩猟しゅりょう採集さいしゅう社会しゃかいから中央ちゅうおう集権しゅうけん国家こっかにいたるまで政治せいじ制度せいど一部いちぶであり、貯蔵ちょぞう徴税ちょうぜい分業ぶんぎょう社会しゃかい階層かいそうだい規模きぼ儀礼ぎれい可能かのうにする[8]搾取さくしゅてき性格せいかく場合ばあいもあれば、社会しゃかい保険ほけんのように福祉ふくしてき性格せいかく場合ばあいもある[5]さい配分はいぶんは、中央ちゅうおうへの運動うんどうそとへの運動うんどうをともない、中心ちゅうしんせい不可避ふかひとされる[9]図式ずしきてきにはほしじょう図表ずひょうあらわされ、ざい人間にんげんうごきは中央ちゅうおうかう中央ちゅうおうからていくしめされる[10]

参加さんかしゃ共同きょうどうたい意味いみづけを多様たようおこなうため、さい配分はいぶん範囲はんい明確めいかく中心ちゅうしん境界きょうかいをもつ単一たんいつ共同きょうどうたいかぎらない場合ばあいがある[注釈ちゅうしゃく 1][11]。リーダーや役職やくしょく存在そんざいせずに徴収ちょうしゅう分配ぶんぱいおこなわれ、ざい徴収ちょうしゅうさき分配ぶんぱいさき一致いっちしない場合ばあいもある。こうした営為えいいさい配分はいぶんふくめるかについては議論ぎろんがある[注釈ちゅうしゃく 2][13]互酬交換こうかんなど共同きょうどうたい範疇はんちゅうとらわれない経済けいざい活動かつどうさい配分はいぶん一種いっしゅなすかんがえもある[14]

政策せいさくとのちが

[編集へんしゅう]

政策せいさくとしてのとみさい分配ぶんぱいまたは所得しょとくさい分配ぶんぱいは、とみ格差かくさ是正ぜせいして公平こうへい分配ぶんぱい達成たっせいしようとする国民こくみん国家こっか政策せいさくす。累進るいしんせいのある租税そぜい制度せいど社会しゃかい保障ほしょう制度せいどなどがこれにあたり、さい配分はいぶんされるとみ基本きほんてき貨幣かへい[15]。これにたいして人類じんるいがくにおけるさい配分はいぶんは、国民こくみん国家こっか存在そんざい格差かくさ是正ぜせい貨幣かへい存在そんざい前提ぜんていとしない。饗宴きょうえん、いわいごと家族かぞくない食物しょくもつ寄託きたく戦争せんそう交易こうえき公共こうきょう建築けんちくぶつ建設けんせつなどもさい配分はいぶんばれる[15]

さい配分はいぶん形態けいたい

[編集へんしゅう]

家政かせい

[編集へんしゅう]

小規模しょうきぼ集団しゅうだんでも家政かせいとしてさい配分はいぶんおこなわれた。古代こだいローマファミリアさきはた時代ときよ中国ちゅうごく宗族そうぞく中世ちゅうせいゲルマンじんムント中央ちゅうおうアフリカのクラール、スラヴじんザドルガなどがこれにあたる。家政かせい集団しゅうだんにとっての食糧しょくりょう調達ちょうたつし、ギリシアのオイコノミア、ドイツのハウスハルトゥングがこれにあたる[16]。ガーナのダゴンバ地域ちいきではだい家族かぞくいえあるじ(yidana)が世帯せたいさい配分はいぶん中心ちゅうしんとなる[17]いえあるじ同居どうきょ家族かぞくべさせる規範きはんがあり、それによって能力のうりょく評価ひょうかされる[18]

だい規模きぼ貯蔵ちょぞう制度せいど

[編集へんしゅう]

古代こだいメソポタミアシュメルバビロニア帝国ていこくエジプトしん王国おうこく中国ちゅうごく歴代れきだい王朝おうちょうみなみアメリカのインカ帝国ていこく[注釈ちゅうしゃく 3]など中央ちゅうおう集権しゅうけんてき国家こっかだい規模きぼ貯蔵ちょぞう制度せいどによるさい配分はいぶんおこなった[20][21][19]

祭礼さいれい

[編集へんしゅう]

アフリカではダホメ王国おうこくみつぎ大祭たいさいモシじん収穫しゅうかくさいであるバスガなどがある[22]太平洋たいへいようトロブリアンド諸島しょとう交易こうえきようカヌー進水しんすいするとおこなうサガリは、カヌーの建造けんぞうかかわった人々ひとびと食物しょくもつ配分はいぶんする儀式ぎしきである[23]アメリカ大陸あめりかたいりく北西ほくせいポトラッチのように、裕福ゆうふくものからの贈与ぞうよさい配分はいぶん関係かんけい[24]

慈善じぜん喜捨きしゃ

[編集へんしゅう]

ひがしマ帝国まていこくにおいて、貧民ひんみんたいする食糧しょくりょう支給しきゅうだい土地とち所有しょゆうしゃである教会きょうかいによってしばしばおこなわれ、キリスト教きりすときょう理念りねんひとつである慈善じぜん密接みっせつ関係かんけいしていた。これは市民しみんから教会きょうかいへの寄進きしんによって教会きょうかい財産ざいさん確立かくりつし、そのざいをもとにして慈善じぜん活動かつどうおこなわれたことによる[注釈ちゅうしゃく 4][25]イスラム世界せかいではイスラム教いすらむきょうの「ぎょう」のひとつであるザカートもとづいてワクフおこなわれ、所得しょとくさい分配ぶんぱい社会しゃかい資本しほん形成けいせいがなされた[26]

交易こうえき

[編集へんしゅう]

交易こうえきは、共同きょうどうたいがそのにないざい獲得かくとくするためにおこなわれる。だい規模きぼ交易こうえき政府せいふまたは政府せいふ管理かんりされた組織そしきにない、さい配分はいぶんもちいた管理かんり交易こうえきまたは条約じょうやく交易こうえき運営うんえいされた。輸入ゆにゅうされたざい分配ぶんぱい輸出ゆしゅつざい徴集ちょうしゅうおこなわれ、共同きょうどうたいあいだでは条約じょうやく存在そんざい前提ぜんていとされた[注釈ちゅうしゃく 5][28]

市場いちば

[編集へんしゅう]

さい配分はいぶんは、共同きょうどうたい内部ないぶにおいて市場いちばむすびつくことがあり、そうした市場いちばでは食料しょくりょうなどのにち用品ようひんあつかう。古代こだいギリシアのポリスさい配分はいぶんには、富裕ふゆうしゃ家政かせい(オイコス)をもちいた方法ほうほう都市とし国家こっかレベルでの中央ちゅうおう集権しゅうけんてき方法ほうほうアゴラ市場いちばもちいた方法ほうほうの3種類しゅるいがあった。アテナイの富裕ふゆうしゃだったキモン古来こらいからの領地りょうちにもとづくさい配分はいぶんおこない、貧困ひんこん市民しみん収穫しゅうかくぶつあたえた。これにたいしてペリクレスはアゴラの方法ほうほう推進すいしんし、それまで無料むりょうだった法廷ほうてい陪審ばいしんしゃ報酬ほうしゅう支給しきゅうし、アゴラで食料しょくりょう入手にゅうしゅできるようにした[29]

中世ちゅうせいヨーロッパでは領主りょうしゅ教会きょうかい、のちには都市とし自治体じちたい食料しょくりょうにち用品ようひん流通りゅうつう促進そくしんさせ、必要ひつよう物資ぶっし確保かくほするための市場いちば管理かんりおこなった[30]きたアメリカでは植民しょくみん時代じだいから19世紀せいきにかけて市場いちばほう伝統でんとうがあり、都市としでは食料しょくりょう高騰こうとう欠乏けつぼうふせぐためにパブリック・マーケットが設立せつりつされた。食料しょくりょうひんはパブリック・マーケットをとおしてのみ購入こうにゅうでき、市場いちばがい取引とりひき転売てんばい買占かいしめは禁止きんしされた。老人ろうじん未亡人みぼうじん身体しんたい障害しょうがいしゃ貧困ひんこんしゃなどは使用しようりょう営業えいぎょう時間じかん制限せいげん免除めんじょされ、路上ろじょうでの行商ぎょうしょうみとめられた。ニューヨークのようにふゆきびしい都市としでは、食料しょくりょうほか燃料ねんりょう管理かんりされた[31]

保険ほけん社会しゃかい保障ほしょう

[編集へんしゅう]

保険ほけん加入かにゅうしゃきん支払しはらい、それにおうじて保険ほけんきん支払しはらわれる。企業きぎょう政府せいふ機関きかんあつめたきん加入かにゅうしゃくばりなおす制度せいどというてんさい配分はいぶんふくまれる。さい配分はいぶんことなる特徴とくちょうとしてリスクもあつめられるてんがある[注釈ちゅうしゃく 6][33]介護かいご保険ほけん制度せいどは、若年じゃくねんそうからの保険ほけんりょうおや祖父母そふぼ介護かいご可能かのうとするというてんで、扶助ふじょ原理げんりにもとづく所得しょとくさい配分はいぶんふくんださい配分はいぶん制度せいどとしてのめんがある[注釈ちゅうしゃく 7][35]

社会しゃかい保障ほしょうのもとになる租税そぜいシステムをどのように解釈かいしゃくするかで、社会しゃかい保障ほしょうさい配分はいぶん関係かんけいことなって解釈かいしゃくされる。税金ぜいきんはらうことでなんらかのサービスを権利けんりがあると主張しゅちょうする場合ばあいさい配分はいぶんよりも交換こうかん概念がいねんちかい。税金ぜいきんはらっているのは自分じぶんほかにもおり、あつめられたざい配分はいぶんもとめる場合ばあい交換こうかんよりもさい配分はいぶんちかい。このように個人こじん見通みとおしによってことなる[注釈ちゅうしゃく 8][37]

格差かくさ是正ぜせい

[編集へんしゅう]

インド政府せいふは、カーストによる差別さべつ撤廃てっぱい個人こじん平等びょうどう実現じつげんするために留保りゅうほ制度せいど英語えいごばん実施じっしした[38]不平等ふびょうどう原因げんいんとなっていたカーストにわって指定していカースト指定していトライブというあたらしい概念がいねん集団しゅうだん定義ていぎし、教育きょういく公職こうしょく議席ぎせき優遇ゆうぐう措置そちさだめた[注釈ちゅうしゃく 9][40]留保りゅうほ制度せいどなかにはヒエラルキーと平等びょうどうせいのモラルが併存へいそんすることになり、論争ろんそう反対はんたい運動うんどうこしつつ拡大かくだい傾向けいこうにある[41]

数学すうがく文字もじ

[編集へんしゅう]

さい配分はいぶん管理かんりする物資ぶっし数量すうりょう種類しゅるいえるにつれ、計算けいさん記録きろく複雑ふくざつした。このためさい配分はいぶんシステムは、シュメルのトークンとブッラ[42]や、ミケーネ文明ぶんめい貯蔵ちょぞう制度せいどにおけるせん文字もじB[注釈ちゅうしゃく 10][43]など、初期しょき文字もじ発達はったつ関連かんれんがあるとされている。古代こだいエジプトでエジプトしき分数ぶんすう発達はったつした理由りゆうとして、さい配分はいぶんによる現物げんぶつ経済けいざいもあげられている[44]

出典しゅってん脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ たとえばポンペイとうむらさい配分はいぶんでは、参加さんかしゃ立場たちば状況じょうきょうによってむら意味いみけが複数ふくすう存在そんざいする[11]
  2. ^ ニューギニアのツェンバガ英語えいごばんによるカイコ(kaiko)という儀礼ぎれいやメラネシア各地かくちにおけるリーダーがおこなざい集積しゅうせき分配ぶんぱいは、徴収ちょうしゅうさき分配ぶんぱいさき不一致ふいっちがある[12]
  3. ^ インカにおいては土地とち分配ぶんぱい食糧しょくりょう生産せいさん食糧しょくりょう貯蔵ちょぞう分配ぶんぱい管理かんりされた。土地とちは3種類しゅるい分類ぶんるいされ、太陽たいよう信仰しんこうのための土地とちおう土地とちアイユという農村のうそん共同きょうどうたい土地とち住民じゅうみん分配ぶんぱいされた[19]
  4. ^ キリスト教きりすときょうが4世紀せいきから6世紀せいきにかけてひがしマ帝国まていこく体制たいせいしていった経緯けいいは、テオドシウス法典ほうてんユスティニアヌス法典ほうてんなどで確認かくにんできる[25]
  5. ^ 管理かんり交易こうえきではざい交換こうかんレート、計測けいそく品質ひんしつ検査けんさ貯蔵ちょぞう保管ほかん人員じんいんなどが管理かんりされる[27]
  6. ^ 保険ほけん種類しゅるいによって効果こうかことなる。リスク細分さいぶんがた自動車じどうしゃ保険ほけんでは、きん多寡たかはリスクの高低こうていにもとづいており個人こじん主義しゅぎてき性格せいかくつよい。他方たほうきんをリスクにおうじて差異さいしない健康けんこう保険ほけんは、匿名とくめいてき相互そうご扶助ふじょによるとみ移転いてん機能きのうがある[32]
  7. ^ 介護かいご保険ほけん同様どうよう所得しょとくさい配分はいぶん機能きのう依拠いきょして設計せっけいされた制度せいどとして年金ねんきんがある[34]
  8. ^ 福祉ふくし国家こっか体制たいせいつフィンランドは、予算よさん増大ぞうだいのなかで公的こうてきサービスを維持いじするために市場いちば経済けいざい親和しんわてきなケアシステムが模索もさくされている。そうした状況じょうきょうで、たとえば高齢こうれいしゃケアにおける緊急きんきゅう通報つうほうシステムは人的じんてき資源しげんかぎられるためさい配分はいぶん論理ろんりつよはたらいている[36]
  9. ^ 後進こうしん集団しゅうだんその後進こうしんしょ階級かいきゅう英語えいごばん, OBC)ともばれ、インド憲法けんぽうでは「社会しゃかいてき教育きょういくてき後進こうしん階層かいそう」と表記ひょうきされているが、その意味いみについては解釈かいしゃくかれてきた[39]
  10. ^ ミケーネ時代じだいのギリシアには20から30のしょう王国おうこくがあり、いずれも宮殿きゅうでん物資ぶっし貯蔵ちょぞうして管理かんりするさい配分はいぶん制度せいど基盤きばんとしていた[43]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ ポランニー 1998, p. 95.
  2. ^ 浜田はまだ 2019a.
  3. ^ 浜田はまだ 2019a, p. 11.
  4. ^ 浜田はまだ 2019a, p. 19.
  5. ^ a b 浜田はまだ 2019a, p. 20.
  6. ^ ポランニー 1998, pp. 96–97.
  7. ^ 栗本くりもと 2013, p. 1023/3838.
  8. ^ ポランニー 2009.
  9. ^ ポランニー 1998, p. 97.
  10. ^ ポランニー 1998, pp. 89–90.
  11. ^ a b 河野こうの 2019, pp. 197–198.
  12. ^ 里見さとみ 2019, pp. 122–124, 133–134.
  13. ^ 里見さとみ 2019, pp. 133–135.
  14. ^ ポランニー 1998, p. 91.
  15. ^ a b 浜田はまだ 2019a, p. 10.
  16. ^ ポランニー 1998, pp. 97–98.
  17. ^ 友松ともまつ 2019, pp. 149–150.
  18. ^ 友松ともまつ 2019, p. 167.
  19. ^ a b 山本やまもと 2014, pp. 174, 183, 194–196.
  20. ^ ポランニー 1998, p. 96.
  21. ^ 屋形やかた 1998.
  22. ^ 川田かわた 2001.
  23. ^ マリノフスキ 2010.
  24. ^ モース 2009.
  25. ^ a b 大月おおつき 2018, pp. 46–49.
  26. ^ 加藤かとう 2016, pp. 34–38.
  27. ^ ポランニー 1998, p. 181.
  28. ^ ポランニー 1998, pp. 179–181.
  29. ^ ポランニー 1998, pp. だい12しょう.
  30. ^ 山田やまだ 1999.
  31. ^ さんびん 2010.
  32. ^ 浜田はまだ 2019a, p. 21.
  33. ^ 浜田はまだ 2019a, pp. 20–21.
  34. ^ 加賀谷かがや 2019, p. 67.
  35. ^ 加賀谷かがや 2019, pp. 66–67.
  36. ^ 高橋たかはし 2019, pp. 43–44.
  37. ^ 高橋たかはし 2019, pp. 42–43.
  38. ^ 田口たぐち 2019, p. 104.
  39. ^ 田口たぐち 2019, p. 95.
  40. ^ 田口たぐち 2019, pp. 95–96.
  41. ^ 田口たぐち 2019, pp. 96–98.
  42. ^ 木原きはら 2006, pp. 61–62.
  43. ^ a b しゅうふじ 2007, pp. 14–15.
  44. ^ ジョーゼフ 1996, pp. 101, 109.

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  • 大月おおつき康弘やすひろ中世ちゅうせいマ帝国まていこく社会しゃかい経済けいざいシステム : さい分配ぶんぱい国家こっか市場いちば役割やくわり」『経済けいざい研究所けんきゅうじょ年報ねんぽうだい31ごう成城大学せいじょうだいがく経済けいざい研究所けんきゅうじょ、2018ねん4がつ、33-51ぺーじISSN 0916-10232024ねん1がつ16にち閲覧えつらん 
  • 加藤かとうひろしイスラム経済けいざい基本きほん構造こうぞう」(PDF)『経済けいざい研究所けんきゅうじょ年報ねんぽうだい29ごう成城大学せいじょうだいがく経済けいざい研究所けんきゅうじょ、2016ねん4がつ、5-44ぺーじISSN 09161023NAID 400208771092024ねん1がつ16にち閲覧えつらん 
  • 川田かわたじゅんづくり文字もじ社会しゃかい歴史れきし - 西にしアフリカ・モシぞく事例じれい中心ちゅうしんに』岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみ現代げんだい文庫ぶんこ〉、2001ねん 
  • 木原きはら徳子とくこトークンからみたウルク・エクスパンション」(PDF)『西にしアジア考古学こうこがくだい7ごう日本にっぽん西にしアジア考古こうこ学会がっかい、2006ねん3がつ、61-81ぺーじISSN 13456288NAID 400151821952020ねん7がつ16にち閲覧えつらん 
  • 栗本くりもと慎一郎しんいちろう経済けいざい人類じんるいがく講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ(Kindleばん)〉、2013ねん 
  • マーシャル・サーリンズ しる山内やまうちあきら わけ石器せっき時代じだい経済けいざいがく法政大学ほうせいだいがく出版しゅっぱんきょく叢書そうしょウニベルシタス〉、1984ねん 原書げんしょ Sahlins, Marshall David (1975), Stone Age Economics 
  • 三瓶さんべ弘喜ひろき ちょじゅうきゅう世紀せいきアメリカにおける市場いちば」、山田やまだ雅彦まさひこ へん伝統でんとうヨーロッパとその周辺しゅうへん市場いちば歴史れきし清文せいぶんどう、2010ねん 
  • ジョージ・G・ジョーゼフ しるかき田高たこうおっと, 大町おおまち比佐ひささかえ やくヨーロッパ起源きげん数学すうがく - もうひとつの数学すうがく講談社こうだんしゃ〈ブルーバックス〉、1996ねん 原書げんしょ Joseph, George Gheverghese (1990), The Crest of the Peacock: Non-European Roots of Mathematics 
  • しゅうふじ芳幸よしゆきミケーネ社会しゃかいからポリス社会しゃかいへの構造こうぞう転換てんかんかんする統合とうごうてき研究けんきゅう」『研究けんきゅう報告ほうこくしょ.科学かがく研究けんきゅう補助ほじょきん報告ほうこくしょ;基盤きばん研究けんきゅう(C);16520438』2007ねん2020ねん7がつ16にち閲覧えつらん 
  • 浜田はまだあきらはん へんさい分配ぶんぱいのエスノグラフィ―経済けいざい統治とうち社会しゃかいてきなもの』ゆうしょかん国立こくりつ民族みんぞくがく博物館はくぶつかん論集ろんしゅう〉、2019ねん 
    • 加賀谷かがや真梨まりさい分配ぶんぱい制度せいどとしての介護かいご保険ほけんほうとコミュニティの再編さいへん沖縄おきなわ離島りとう社会しゃかい事例じれいに』。 
    • 河野こうの正治しょうじさい分配ぶんぱいつうじた村人むらびとのつながりと差異さい―ミクロネシア・ポーンペイとうにおける首長しゅちょうせい住民じゅうみん帰属きぞく意識いしき』。 
    • 里見さとみりゅうじゅ『メラネシア人類じんるいがくにおけるさい分配ぶんぱい境界きょうかい―「集団しゅうだん」と「戦争せんそう」をめぐって』。 
    • 高橋たかはし絵里香えりかだれがボタンをすのか―フィンランドの緊急きんきゅう通報つうほうシステムにみる要求ようきゅう提供ていきょうのダイナミクス』。 
    • 田口たぐち陽子ようこさい分配ぶんぱいのアナロジー―インドにおけるなまモラルと国家こっか制度せいどかさなりい』。 
    • 友松ともまつ夕香ゆか執拗しつようなる共食ともぐい実践じっせん―ガーナ北部ほくぶ西にしダゴンバ地域ちいきにおける穀物こくもつ不足ふそく同居どうきょ家族かぞく経済けいざい関係かんけい』。 
    • 浜田はまだあきらはんさい分配ぶんぱいつうじた集団しゅうだん生成せいせい手続てつづきと複数ふくすうせい注目ちゅうもくして』。 
    • 浜田はまだあきらはん『12月のプランカシ―ガーナ南部なんぶにおいてあつめる/あつまるということ』。 
  • カール・ポランニー しる栗本くりもと慎一郎しんいちろうはし信行のぶゆき わけ経済けいざい文明ぶんめい - ダホメの経済けいざい人類じんるいがくてき分析ぶんせき筑摩書房ちくましょぼう〈ちくま学芸がくげい文庫ぶんこ〉、2004ねん 原書げんしょ Polányi, károly (1966), Dahomey and the Slave Trade 
  • カール・ポランニー ちょ野口のぐち建彦たけひこ栖原すはらまなぶ わけだい転換てんかん市場いちば社会しゃかい形成けいせい崩壊ほうかい新訳しんやくばん)』東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ、2009ねん 原書げんしょ Polányi, károly (1944), The Great Transformation 
  • カール・ポランニー ちょ玉野井たまのい芳郎よしお栗本くりもと慎一郎しんいちろう中野なかのただし やく人間にんげん経済けいざい岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみ現代げんだい選書せんしょ〉、1998ねん 原書げんしょ Polányi, károly (1977), The Livelihood of Man, Academic Press 
  • ブロニスワフ・マリノフスキ しるいずみやすしいち増田ますだ義郎よしお わけ西太平洋にしたいへいよう遠洋えんよう航海こうかいしゃ講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ〉、2010ねん 原書げんしょ Malinowski, Bronisław Kasper (1922), Argonauts of the Western Pacific: An account of native enterprise and adventure in the Archipelagoes of Melanesian New Guinea 
  • マルセル・モース しる森山もりやまたくみ わけ贈与ぞうよろん へん岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみ文庫ぶんこ〉、2009ねん 原書げんしょ Marcel, Mauss (1925), Essai sur le don: forme et raison de l'échange dans les sociétés archaïques 
  • 屋形やかたただしあきら ちょ古代こだいエジプト」、樺山かばやま紘一こういち へん岩波いわなみ講座こうざ 世界せかい歴史れきし2 オリエント世界せかい岩波書店いわなみしょてん、1998ねん 
  • 山田やまだ雅彦まさひこ ちょ「ヨーロッパの都市とし市場いちば」、佐藤さとうつぎだか岸本きしもと美緒みお へん市場いちば地域ちいき山川やまかわ出版しゅっぱんしゃ、1999ねん 
  • 山本やまもと紀夫のりおだい5しょう インカ帝国ていこく農耕のうこう文化ぶんか : しゅとしてクロニカ史料しりょう分析ぶんせきから」『国立こくりつ民族みんぞくがく博物館はくぶつかん調査ちょうさ報告ほうこくだい117ごう国立こくりつ民族みんぞくがく博物館はくぶつかん、2014ねん3がつ、159-207ぺーじISSN 134067872024ねん1がつ16にち閲覧えつらん 

関連かんれん文献ぶんけん

[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]