(Translated by https://www.hiragana.jp/)
大相撲平成24年11月場所 - Wikipedia コンテンツにスキップ

大相撲おおずもう平成へいせい24ねん11月場所ばしょ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

大相撲おおずもう平成へいせい24ねん11月場所ばしょ(おおずもうへいせい24ねん11がつばしょ)は、2012ねん11月11にち()から11月25にち(日)にちまで福岡ふくおか国際こくさいセンター開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょ

幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうは、横綱よこづなはくほうしょう(14しょう1はい・23かい

場所ばしょまえ話題わだいなど

[編集へんしゅう]

日馬くさま富士ふじだい70だい横綱よこづな昇進しょうしんし、2010ねん1がつ場所ばしょ以来いらい16場所ばしょぶりに、東西とうざい横綱よこづなならび、その活躍かつやく期待きたいされた。

角番かどばん大関おおぜき史上しじょう最多さいたの3にんとなり、3大関おおぜき全員ぜんいん角番かどばん脱出だっしゅつなるかが注目ちゅうもくされた。

ぜん場所ばしょ妙義みょうぎりゅう関脇せきわけ地位ちいで10しょうをあげており、こん場所ばしょ成績せいせきによっては大関おおぜき昇進しょうしん足固あしがためができるため、そのことが注目ちゅうもくされた。

つねさいわいりゅうぜん相撲すもうから所要しょよう9場所ばしょしん入幕にゅうまくたす歴代れきだい1のスピード入幕にゅうまく記録きろく達成たっせいし、こん場所ばしょ活躍かつやく期待きたいされた。

番付ばんづけ星取表ほしとりひょう

[編集へんしゅう]
ひがし 成績せいせき 結果けっか 番付ばんづけ 西にし 成績せいせき 結果けっか
はくほう 14しょう1はい 優勝ゆうしょう 横綱よこづな 日馬くさま富士ふじ 9しょう6はい
つるりゅう 9しょう6はい 大関おおぜき まれぜいさと 10しょう5はい
きんすすむきく 8しょう7はい 大関おおぜき きんおうしゅう 9しょう6はい
瑠都 1しょう2はい12きゅう 大関おおぜき
妙義みょうぎりゅう 6しょう9はい 関脇せきわけ ごうさかえどう 11しょう4はい 技能ぎのうしょう
安美やすみにしき 7しょう8はい 小結こむすび ゆたかしょう 4しょう11はい
隠岐おきうみ 2しょう8はい5きゅう 前頭まえがしら1 とち煌山 10しょう5はい
まつおおとりさん 10しょう5はい 敢闘かんとうしょう 前頭まえがしら2 さきがけきよし 7しょう8はい
とちこころ 5しょう10はい 前頭まえがしら3 ごうふう 4しょう11はい
髙安 5しょう10はい 前頭まえがしら4 ますやま 5しょう10はい
あおやま 6しょう3はい6きゅう 前頭まえがしら5 ゆたかひびき 9しょう6はい
旭天鵬きょくてんほう 10しょう5はい 前頭まえがしら6 ゆたかしま 11しょう4はい
きばまる 8しょう7はい 前頭まえがしら7 おもねらん 8しょう7はい
どき天空てんくう 7しょう8はい 前頭まえがしら8 大道だいどう 5しょう10はい
しょうてんおおかみ 5しょう10はい 前頭まえがしら9 あさあかりゅう 0しょう3はい12きゅう
いきおい 9しょう6はい 前頭まえがしら10 よしみふう 8しょう7はい
旭日きょくじつまつ 6しょう9はい 前頭まえがしら11 まさやま 5しょう10はい
きたふとしじゅ 8しょう7はい 前頭まえがしら12 わかさと 8しょう7はい
富士ふじひがし 8しょう7はい 前頭まえがしら13 わかあらつよし 4しょう11はい
つねさいわいりゅう 6しょう9はい 前頭まえがしら14 千代ちよくに 5しょう10はい
よしひがし 3しょう12はい 前頭まえがしら15 千代ちよ大龍おおたつ 10しょう5はい
たまわし 9しょう6はい 前頭まえがしら16

優勝ゆうしょうあらそ

[編集へんしゅう]

4場所ばしょぶりの賜杯しはいねら横綱よこづなはくほう初日しょにちから連勝れんしょうつづくが、しん横綱よこづな日馬くさま富士ふじは2にち隠岐おきうみやぶれて金星かなぼし配給はいきゅうし、連勝れんしょうが32でストップした。8にち終了しゅうりょう時点じてん全勝ぜんしょうはくほう関脇せきわけごうさかえどうで、1はい日馬くさま富士ふじとも平幕ひらまくゆたかしま千代ちよ大龍おおたつ展開てんかい大関おおぜきは2はいまれぜいさとがただ1人ひとり優勝ゆうしょうあらそいにくわわるだけで、大関おおぜきは3はい3にん休場きゅうじょう1にんという有様ありさまだった。

9にち全勝ぜんしょうごうさかえどうと1はい日馬くさまとみ直接ちょくせつ対決たいけつをするが、後述こうじゅつする珍事ちんじきた挙句あげく日馬くさまとみってごうさかえどうはつ黒星くろぼし。1はい千代ちよだいりゅうやぶれたため、全勝ぜんしょうはくほう1人ひとりで、それを1はいの3にん展開てんかいわった。よく10にちに1はいゆたかしま日馬くさま富士ふじとの直接ちょくせつ対決たいけつまれてけ、2はい後退こうたい。1はいごうさかえどうはくほうやぶれて2はい後退こうたいしたため、この時点じてんでは全勝ぜんしょうはくほうと1はい日馬くさま富士ふじというりょう横綱よこづなのマッチレースになるとられていた。

しかし11にちさき土俵どひょうにあがった日馬くさまとみ角番かどばん大関おおぜききんすすむきくけて2はい後退こうたいすると、つづはくほうおなじくきんおうしゅうけて1はい後退こうたいりょう横綱よこづなが1という状況じょうきょうわらなかったが、2はい千代ちよ大龍おおたつと3はいまれぜいさときんおうしゅうごうさかえどう平幕ひらまく3にんにまで優勝ゆうしょう可能かのうせいひろがる事態じたいとなった。12にちはくほうって1はいまもったが、日馬くさまとみ関脇せきわけ妙義みょうぎりゅうに、千代ちよだいりゅうおもねらんにそれぞれけて3はい後退こうたいしたため2はい力士りきしがいなくなり、この時点じてんはくほう独走どくそうパターンとなってしまった。

13にちになると、3はいだった千代ちよ大龍おおたつとち煌山、まれぜいさと相次あいついでやぶれ、日馬くさまとみつるりゅうけて4はい後退こうたいはくほうは1はいまもったため、この時点じてん優勝ゆうしょう可能かのうせいがあるのははくほうと、とち煌山との3はい対決たいけつせいした旭天鵬きょくてんほう2人ふたりしぼられた。よく14にちさき土俵どひょうにあがった旭天鵬きょくてんほうきんすすむきくやぶれて4はい後退こうたいしたため、はくほうはこの相撲すもうらずに4場所ばしょぶり23度目どめ優勝ゆうしょうにした。

優勝ゆうしょう次点じてんは11しょう4はいごうさかえどうゆたかしまさんしょう殊勲賞しゅくんしょう該当がいとうしゃなしだったが、敢闘かんとうしょうが3大関おおぜきやぶって10しょう5はいとしたまつおおとりさん技能ぎのうしょう後半こうはん4連敗れんぱい最後さいごなおして11しょう4はいとしたごうさかえどうがそれぞれ受賞じゅしょうした。

かくだん優勝ゆうしょうさんしょう

[編集へんしゅう]

トピック

[編集へんしゅう]
  • 角番かどばん大関おおぜき瑠都が3にちから休場きゅうじょうし、さい出場しゅつじょうしなかったため大関おおぜき陥落かんらく決定けっていした。[1]
  • 9にちに4関取せきとりあおやまきんれい千代ちよおおとりりゅうでん)が同時どうじ途中とちゅう休場きゅうじょう。それぞれの対戦たいせん相手あいてまれぜいさとたから富士ふじ里山さとやま大喜だいぎおおとり)に不戦勝ふせんしょうがついた。1場所ばしょ15にちせい定着ていちゃくしてから関取せきとり4にん同時どうじ休場きゅうじょうと4つの不戦勝ふせんしょう出現しゅつげん史上しじょうはじめてだった。[2]また、そのうちのきんれいが14にちからさい出場しゅつじょうをしたが、今度こんどはその対戦たいせん相手あいてであるせいふうがそのから途中とちゅう休場きゅうじょうとなり、きんれいさい出場しゅつじょう初日しょにち不戦勝ふせんしょうとなった。同様どうよう記録きろく2003ねん5がつ場所ばしょ以来いらい史上しじょう2度目どめだった。[3]
  • おなじく9にちごうさかえどう日馬くさま富士ふじ取組とりくみで、日馬くさま富士ふじあしたと湊川みなとがわ審判しんぱん委員いいんげて行司ぎょうじしきもり伊之助いのすけ取組とりくみめさせたが、3ふん以上いじょうにわたるなが協議きょうぎすえ勝負しょうぶがまだついておらず、勘違かんちがいによるものであったとして、史上しじょうはつの「やりなおし」という事態じたいとなった(やりなおしの結果けっか日馬くさま富士ふじち)。行司ぎょうじがまだ勝負しょうぶのついていない取組とりくみ軍配ぐんばいをあげてしまったことはあったが、審判しんぱん委員いいん勝負しょうぶめてしまうのは史上しじょうはじめてのことであった。また、この取組とりくみ全勝ぜんしょう関脇せきわけと1はいしん横綱よこづなというこう取組とりくみのため、このような誤審ごしん納得なっとくできないファンもおおくいた[4]。このいちけん以降いこう微妙びみょう判定はんてい発生はっせいした場合ばあいはすぐに取組とりくみめずに行司ぎょうじ軍配ぐんばいをどちらかにげてから協議きょうぎすることになった[5]
  • この場所ばしょでは先述せんじゅつした6にんほか隠岐おきうみあさあかりゅう負傷ふしょう休場きゅうじょうをしたため、休場きゅうじょうをした関取せきとりかずは8にんにのぼり、2011ねん11月場所ばしょ以来いらいだい人数にんずうとなってしまった。
  • さんやくかく行司ぎょうじ木村きむらたまこう全休ぜんきゅうおなじく木村きむら正直まさなお10日とおかから途中とちゅう休場きゅうじょう幕内まくうちかく行司ぎょうじ木村きむらたま次郎じろうも13にちから途中とちゅう休場きゅうじょうをした結果けっか幕内まくうちかく以上いじょう行司ぎょうじ不足ふそくしてしまった。このため、通常つうじょうは2ばんしかさばかない幕内まくうちかく行司ぎょうじのうち、木村きむらもともとは14にち千秋楽せんしゅうらくに3ばんさばくことになってしまった。

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 大関おおぜき瑠都 陥落かんらく確定かくてい九州きゅうしゅう場所ばしょ大相撲おおずもうニュース:nikkansports.com
  2. ^ 4関取せきとり不戦勝ふせんしょう珍事ちんじも/九州きゅうしゅう場所ばしょ大相撲おおずもうニュース:nikkansports.com
  3. ^ きんれい さい出場しゅつじょうでいきなり不戦勝ふせんしょう史上しじょう度目どめ珍事ちんじ スポニチアネックス 2012ねん11月25にち
  4. ^ だい誤審ごしんにちうまあした」/九州きゅうしゅう場所ばしょ”. 日刊にっかんスポーツ (2012ねん11月20にち). 2021ねん11月22にち閲覧えつらん
  5. ^ 佐々木ささき一郎いちろう@Ichiro_SUMOのツイート”. Twitter (2021ねん11月21にち). 2021ねん11月22にち閲覧えつらん
<<
平成へいせい23ねん11月場所ばしょ
平成へいせい24ねん
>>
平成へいせい25ねん1がつ場所ばしょ
1がつ場所ばしょ3がつ場所ばしょ5月場所ばしょ
7がつ場所ばしょ9月場所ばしょ11月場所ばしょ