玉たま鷲わし一いち朗ろう

玉たま鷲わし 一いち朗ろう
二字口にじぐちに戻もどる玉たま鷲わし
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	玉たま鷲わし 一いち朗ろう
本名ほんみょう	玉たま鷲わし 一いち朗ろう （モンゴル名めい：バトジャルガル・ムンフオリギル Батжаргалын Мөнх-Оргил）
愛称あいしょう	オギ、鉄人てつじん
生年月日せいねんがっぴ	(1984-11-16) 1984年ねん11月16日にち（39歳さい）
出身しゅっしん	モンゴル・ウランバートル市し
身長しんちょう	189cm
体重たいじゅう	178kg
BMI	49.83
所属しょぞく部屋へや	片男波かたおなみ部屋へや
得意とくい技わざ	突つき、押おし、小手こて投なげ
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め
最高さいこう位い	東ひがし関脇せきわけ
生涯しょうがい戦歴せんれき	828勝しょう817敗はい2休きゅう（123場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	645勝しょう703敗はい2休きゅう（90場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう2回かい 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう1回かい 幕下まくした優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	殊勲賞しゅくんしょう2回かい 敢闘かんとう賞しょう1回かい 技能ぎのう賞しょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2004年ねん1月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	2008年ねん9月場所ばしょ
趣味しゅみ	小物こもの作づくり、菓子かし作づくり、人間にんげん観察かんさつ
備考びこう
金星きんぼし7個こ （日馬くさま富士ふじ1個いっこ、鶴つる竜りゅう1個いっこ、稀まれ勢ぜいの里さと1個いっこ、照あきらノ富士ふじ4個こ） 通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろく歴代れきだい1位い（更新こうしん中ちゅう）
2024年ねん9月22日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

玉たま鷲わし 一いち朗ろう（たまわし いちろう、1984年ねん11月16日にち - ）は、モンゴル国こくウランバートル市し出身しゅっしんで片男波かたおなみ部屋へや所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょう同おなじ、帰化きか前まえはバトジャルガル・ムンフオリギル（モンゴル語ごキリル文字もじ表記ひょうき: Батжаргалын Мөнх-Оргил、ラテン文字もじ転写てんしゃ: Batjargalyn Munkh-Orgil）、愛称あいしょうはオギ。得意とくい手しゅは押おし。身長しんちょう189cm、体重たいじゅう178kg。血液けつえき型がたはAB型がた。最高さいこう位いは東ひがし関脇せきわけ（2017年ねん1月がつ場所ばしょ - 7月がつ場所ばしょ）。趣味しゅみは小物こもの、菓子かし作づくり、人間にんげん観察かんさつ。好物こうぶつは野菜やさいの天てんぷら。

スポーツ経験けいけんが特とくに無ないまま19歳さいで相撲すもうを始はじめ、30代だいから力ちからを付つけたという、同どう世代せだいのモンゴル人じん力士りきしの中なかでも異色いしょくの経歴けいれきを持もつ。大相撲おおずもうの通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうで、歴代れきだい1位いの記録きろくを保持ほじしている。

経歴けいれき

モンゴルではモンゴル相撲すもう経験けいけんもほとんどなく、サッカーとバスケットボールを本格ほんかく的てきな競技きょうぎとしてではなくかじっていた程度ていど。ホテルマンを目指めざしてモンゴル科学かがく技術ぎじゅつ大学だいがくで勉強べんきょうしていたが、自分じぶんの大おおきな体からだと腕力わんりょくを生いかして相撲すもうをやってみたいと思おもうようになり、東大とうだい大学院だいがくいんに留学りゅうがくしていた姉あねを頼たよって2003年ねんの秋あきに来日らいにち。姉あねと二人ふたりで両国りょうこくを訪おとずれ、たまたま自転車じてんしゃに乗のった力士りきしを見みつけてついて行いってみたところ、井筒いづつ部屋へやに着つき、そこで井筒いづつ親方おやかた(元もと関脇せきわけ・逆ぎゃく鉾ほこ)からもてなしを受うけ、当時とうじ幕下まくしたで給仕きゅうじをしていて飲のみ物ものを持もってきてくれた同郷どうきょうの鶴つる竜りゅうと出会であう。鶴つる竜りゅうに入門にゅうもんの相談そうだんをし、旭鷲山きょくしゅうざんの連絡れんらく先さきを教おしえてもらい、それが縁えんで片男波かたおなみ部屋へやに入門にゅうもんし、2004年ねん1月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふんだ。入門にゅうもん前まえにスポーツ経験けいけんはなかったものの、2005年ねん7月がつ場所ばしょに幕下まくしたへ昇進しょうしんし、2007年ねん9月がつ場所ばしょでは西にし幕下まくした32枚まい目めの位置いちで7戦せん全勝ぜんしょうの成績せいせきを挙あげて初はつの幕下まくした優勝ゆうしょうを果はたし、翌よく11月がつ場所ばしょでも西にし幕下まくした2枚まい目めの位置いちで4勝しょう3敗はいと勝かち越こしを決きめ、翌よく2008年ねん1月がつ場所ばしょにおいて新しん十じゅう両りょうへ昇進しょうしんした。十じゅう両りょうでも4場所ばしょ連続れんぞくで勝かち越こしを決きめて、同年どうねん9月がつ場所ばしょにおいて新しん入幕にゅうまくを果はたした。

なお、幕下まくした時代じだいに首くびを痛いためていたが、睡眠すいみんの時間じかんに壁かべに頭あたまを押おし付つけて首くびに負荷ふかを掛かける荒療治あらりょうじで首くびを筋肉きんにくで固かためて治なおしている。片男波かたおなみ部屋へやの大部屋おおべやの壁かべにはその時ときに荒療治あらりょうじを行おこなって鬢付びんつけ油あぶらが付ついて変色へんしょくした部分ぶぶんがある。「自分じぶんの相撲すもうは頭あたまから当あたるから首くびは大事だいじだった。あの時ときに首くびを治なおせたから今いまがある」と本人ほんにんは後のちに振ふり返かえっている。

新しん入幕にゅうまく場所ばしょ以降いこう

新しん入幕にゅうまくとなった2008年ねん9月がつ場所ばしょでは4勝しょう11敗はいと大おおきく負まけ越こし、翌よく11月がつ場所ばしょに十じゅう両りょうへ陥落かんらくしたが、その11月場所ばしょにおいて西にし十じゅう両りょう4枚まい目めの位置いちで10勝しょう5敗はいの好成績こうせいせきを挙あげて、翌よく2009年ねん1月がつ場所ばしょに再さい入幕にゅうまくを果はたした。同年どうねん9月がつ場所ばしょには再ふたたび十じゅう両りょうへ陥落かんらくしたが、その9月場所ばしょで東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとうの位置いちで11勝しょう4敗はいの好成績こうせいせきを挙あげて初はつの十両じゅうりょう優勝ゆうしょうを果はたした。翌よく11月がつ場所ばしょに3回かい目めの入幕にゅうまくを果はたし、その11月場所ばしょでは10勝しょう5敗はいの好成績こうせいせきを挙あげた。2010年ねん9月がつ場所ばしょでは10勝しょう5敗はいの好成績こうせいせきを挙あげて、翌よく11月がつ場所ばしょでも9勝しょう6敗はいと勝かち越こしを決きめて、翌よく2011年ねん1月がつ場所ばしょでは自己じこ最高さいこう位いの西にし前頭まえがしら3枚まい目めまで番付ばんづけを上あげた。その1月がつ場所ばしょでは5勝しょう10敗はいと大おおきく負まけ越こし、その後ごも2011年ねんは年間ねんかんを通とおして全まったく勝かち越こすことができず、2012年ねん1月がつ場所ばしょには十じゅう両りょうへ陥落かんらくした。翌よく3月がつ場所ばしょに4回かい目めの入幕にゅうまくを果はたし、同年どうねん9月がつ場所ばしょには再ふたたび十じゅう両りょうへ陥落かんらくしたが、翌よく11月がつ場所ばしょに5回かい目めの入幕にゅうまくを果はたした。2013年ねん7月がつ場所ばしょには6回かい目めの入幕にゅうまくを果はたしている。2014年ねん1月がつ場所ばしょは東ひがし前頭まえがしら6枚まい目めでの8勝しょう7敗はいという成績せいせきながら平幕ひらまく上位じょういに勝かち越こし者しゃが少すくなかった影響えいきょうで翌よく3月がつ場所ばしょは4枚まい半はん上昇じょうしょうとなる西にし前頭まえがしら筆頭ひっとうの地位ちいを与あたえられ、自己じこ最高さいこう位いを更新こうしん。その3月場所ばしょは初日しょにちから7連敗れんぱいと上位じょういの壁かべに当あたり、中日ちゅうにち以降いこう星ほしを伸のばすも5勝しょう10敗はいの大敗たいはいに終おわった。2014年ねん6月がつ14日にち、鶴つる竜りゅう横綱よこづな昇進しょうしん披露宴ひろうえんで2年ねん前まえに元もとモデルのモンゴル人じん女性じょせいと結婚けっこんしていたことを明あかし、夫人ふじんと一緒いっしょに昇進しょうしん披露宴ひろうえんへ出席しゅっせきして関係かんけい者しゃらに披露ひろう。夫人ふじんの弟おとうとは、幕下まくした・玉たま正せい鳳おおとりである（当時とうじ、春日山かすがやま部屋へやに所属しょぞく。後のちに、追手おって風ふう部屋へや→中川なかがわ部屋へや→片男波かたおなみ部屋へや所属しょぞくとなった）。同年どうねん11月がつ場所ばしょ4日にち目めに怪我けがを乗のり越こえて再さい入幕にゅうまくを果はたした栃とちノ心こころと対戦たいせんした際さいには、相手あいての顎あごに頭あたま突とっきが当あたって崩くずれる形かたちで白星しろぼしを得えた（決きまり手しゅは押おし倒たおし）ことが話題わだいとなり、この11月場所ばしょを8勝しょう7敗はいの勝かち越こしで終おえた。2015年ねん1月がつ場所ばしょは東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め。その場所ばしょは、6日にち目めまで3勝しょう3敗はいだったが、7日にち目めからの5連勝れんしょうで勝かち越こしが決定けってい。10勝しょう5敗はいを挙あげて敢闘かんとう賞しょう候補こうほに入はいったが、同おなじく初はつ三さん賞しょうを窺うかがっていた照あきらノ富士ふじに受賞じゅしょうを許ゆるしてしまった。

新しん三さん役場やくば所しょ以降いこう

翌よく2015年ねん3月がつ場所ばしょで新しん三さん役やくとなり、小結こむすびに昇進しょうしんした。モンゴル出身しゅっしんの新しん三さん役やくは、2014年ねん11月場所ばしょの逸いっノ城しろ以来いらい。初はつ土俵どひょうから所要しょよう66場所ばしょでの新しん三さん役やくは外国がいこく出身しゅっしん力士りきしの中なかでも1位いのスロー記録きろくである。昇進しょうしんを記念きねんした記者きしゃ会見かいけんが2015年ねん2月がつ23日にちに大阪おおさか市し平野ひらの区くで行おこなわれた際さいには3月がつ場所ばしょの番付ばんづけ表ひょうを見みて「名前なまえが大おおきくなったな」としみじみと喜よろこびつつも照あきらノ富士ふじや逸いっノ城しろら出世しゅっせスピードが速はやいモンゴルの後輩こうはいに対抗たいこう意識いしきを燃もやしていた。会見かいけんではまた自身じしんの付つけ人びとだった同おなじ一門いちもんの輝てるが十じゅう両りょうで活躍かつやくする姿すがたに刺激しげきされたそうで「一緒いっしょによく稽古けいこしたりして負まけてられないと思おもった」と三さん役やくに昇進しょうしんできた要因よういんを説明せつめいした。しかしこの場所ばしょは4勝しょう11敗はいの大敗たいはいに終おわる。

翌よく5月がつ場所ばしょは西にし前頭まえがしら5枚まい目めの地位ちいで土俵どひょうに上あがり、この場所ばしょでも6勝しょう9敗はいと負まけ越こすが9日にち目めの横綱よこづな・日馬くさま富士ふじ戦せんでは外国がいこく出身しゅっしん力士りきしとしてスロー記録きろく1位いとなる30歳さい6ヶ月かげつでの金星かなぼしを獲得かくとくした。玉たま鷲わしは初はつ金星きんぼしに対たいして「普通ふつうの顔かおをしたいけど笑顔えがおが出でちゃうな。こんな感覚かんかくなんだ」とコメントしていた。2016年ねん7月がつ場所ばしょは10日とおか目めに左ひだり膝ひざを痛いため、翌よく11日にち目めはトイレから立たち上あがれないほどであったが、サポーターで膝ひざを固かため、腰こしをしっかり下おろすようにしたら残のこりの5番ばん中ちゅう4番ばんで白星しろぼしを収おさめるという怪我けがの功名こうみょうに与あずかかり、9勝しょう6敗はいの勝かち越こし。

2016年ねん9月がつ場所ばしょは初日しょにちに負まけてから5日にち目めまで黒星くろぼしと白星しろぼしを交互こうごに得える星ほし取とりとなったが、6日にち目めから12日にち目めまで7連勝れんしょう。13日にち目めから2連敗れんぱいしたものの、千秋楽せんしゅうらくに勝かって10勝しょう5敗はいと2けた白星しろぼしで場所ばしょを終おえた。場所ばしょを終おえて支度したく部屋へやでは「（三さん賞しょうは）何なにもないんですか?（今こん場所ばしょは）立たち合あいの手てつきが良よかった。意識いしきしてやっていたんで」と話はなしていた。10場所ばしょぶりに小結こむすび（西にし小結こむすび）に復帰ふっきした2016年ねん11月場所ばしょは、初日しょにちに横綱よこづな・日馬くさま富とみ士しを一気いっきに押おし出だし快勝かいしょう。6日にち目めには先さき場所ばしょ全勝ぜんしょう優勝ゆうしょうを果はたした大関おおぜき・豪ごう栄さかえ道どうに勝利しょうりし、連勝れんしょうを20でストップさせている。この場所ばしょは1横綱よこづな3大関おおぜきを破やぶる活躍かつやくで13日にち目めに勝かち越こしを決きめ、これにより自身じしん初はつの三さん役やくの地位ちいでの勝かち越こしを果はたした格好かっこうになる。14日にち目めと千秋楽せんしゅうらくも勝利しょうりし、10勝しょう5敗はいと2場所ばしょ連続れんぞくで二に桁けた白星しろぼしを挙あげ、長ながいリーチを生いかしての重おもみのある突とっき押おしや喉輪のどわが光ひかっていたため、自身じしん初はつの三さん賞しょうとなる技能ぎのう賞しょうを受賞じゅしょうした。新しん入幕にゅうまくから所要しょよう49場所ばしょでの三さん賞しょう初はつ受賞じゅしょうは和歌わか乃山、板井いたいに次ついで3番目ばんめのスロー記録きろくで、初はつ土俵どひょうから所要しょよう77場所ばしょは外国がいこく出身しゅっしん力士りきしで最もっとも遅おそい受賞じゅしょうである。玉たま鷲わしは受賞じゅしょうについて「良よかった。（押おし相撲すもうで技能ぎのう賞しょうは）珍めずらしいよね。ただただ楽たのしく相撲すもうを取とっていた。一番いちばん一いち番ばん、楽たのしんでいた。立たち合あいのスピードが大事だいじで意識いしきしていた」とコメントする。また、小結こむすびで10勝しょうを挙あげたため、翌よく2017年ねん1月がつ場所ばしょは大関おおぜきへの足掛あしがかりとなる事ことについては「大関おおぜきとか考かんがえてない。楽たのしくいい相撲すもうを取とることだけ」と無欲むよくを強調きょうちょうした。

新しん関脇せきわけ場所ばしょ以降いこう

靖国神社やすくにじんじゃ奉納ほうのう大相撲おおずもう 土俵入どひょういりする玉たま鷲わし（2017年ねん4月がつ17日にち撮影さつえい）

靖国神社やすくにじんじゃ奉納ほうのう大相撲おおずもう 玉だま鷲わしの相手あいては照あきらノ富士ふじ（2017年ねん4月がつ17日にち撮影さつえい）

2017年ねん1月がつ場所ばしょは新しん関脇せきわけ（東ひがし関脇せきわけ）に昇進しょうしん。初はつ土俵どひょうから所要しょよう77場所ばしょ、新しん入幕にゅうまくから所要しょよう49場所ばしょはいずれも史上しじょう5位いタイのスロー昇進しょうしんで、モンゴル出身しゅっしんでは照あきらノ富士ふじ以来いらい9人にん目めの新しん関脇せきわけである。新しん番付ばんづけ発表はっぴょう日びの2016年ねん12月26日にち、片男波かたおなみ部屋へやで昇進しょうしん記者きしゃ会見かいけんに臨のぞんだ玉たま鷲わしは「めったに上あがれない地位ちい。夢ゆめがかない興奮こうふんしてくる」と腕うでまくりし、次つぎの1月がつ場所ばしょへ向むけて「こんな力士りきしがいるということをもっと見みせたい」と意気込いきごんだ。会見かいけんに同席どうせきした師匠ししょうは「今いままで上半身じょうはんしんの力ちからは強つよかったが、下半身かはんしんが使つかえておらず、もったいなかった。それが名古屋なごや場所ばしょの途中とちゅうで左ひだりひざを痛いためて腰こしが高たかいままでは相撲すもうが取とれなくなり、下半身かはんしんをしっかり使つかうようになったのだと思おもいます」と躍進やくしんの理由りゆうを話はなし、玉たま鷲わしには「（地位ちいを）意識いしきしなければ勝かち越こせる」と期待きたいを寄よせていた。挑いどんだ2017年ねん1月がつ場所ばしょでは10日とおか目めに横綱よこづな・鶴つる竜りゅうに突つき出だしで勝利しょうりするなど好調こうちょう。12日にち目めには角番かどばんの大関おおぜき・琴きん奨すすむ菊きくを押おし出だして勝利しょうりし、関脇せきわけ陥落かんらくを決定けっていさせる8敗はい目めとなる取組とりくみとなり玉だま鷲わしが大関おおぜきからの引導いんどうを渡わたす形かたちになった。この取組とりくみについて玉たま鷲わしは「涙なみだが出でそうだった」と声こえを詰つまらせ、二に所しょノ関せき一門いちもんである大関おおぜきとは「十じゅう数すう年ねん一緒いっしょに戦たたかってきた」という間柄あいだがらだが「勝負しょうぶの世界せかい」と情なさけ無用むようで一番いちばんに臨のぞんだとのこと。玉たま鷲わしは「悲かなしいより、いい方かたに考かんがえる」と前向まえむきに捉とらえ、琴きん奨すすむ菊きくについては「次つぎの場所ばしょ頑張がんばって、絶対ぜったいまた上あがってくる」と話はなした。翌よく13日にち目めは勢いきおいを得意とくいの喉輪のどわで押おし出だして8勝しょう目めを挙あげ、新しん関脇せきわけの場所ばしょを勝かち越こしたと同時どうじに自身じしん初はつとなる幕内まくうち4場所ばしょ連続れんぞくでの勝かち越こしとなった。

翌よく2017年ねん3月がつ場所ばしょは、6日にち目めに大関おおぜき豪つよし栄さかえ道どうの休場きゅうじょうによる不戦勝ふせんしょうを得えた幸運こううんも手伝てつだって7日にち目めまで5勝しょう2敗はいと好調こうちょうであったが、翌よく8日にち目めから4連敗れんぱい。しかし12日にち目めに横綱よこづな・鶴つる竜りゅうを押おし出だしで勝利しょうりしてから調子ちょうしを取とり戻もどし、14日にち目めには横綱よこづな・日馬くさま富とみ士しを押おし倒たおして3連勝れんしょうとし、再さい三さん役やく以降いこうでは3場所ばしょ連続れんぞくとなる勝かち越こしを決きめた。また、幕内まくうちでは初はつの5場所ばしょ連続れんぞくの勝かち越こし。千秋楽せんしゅうらくは翌よく5月がつ場所ばしょに大関おおぜき獲えりを目指めざす同おなじ関脇せきわけの髙安に敗やぶれて8勝しょう7敗はい。次つぎの5月がつ場所ばしょは、2日にち目めに報道陣ほうどうじんから「どちらが大関おおぜきか分わからない」と言いわれる程ほどの好こう内容ないようで大関おおぜき・照あきらノ富士ふじに快勝かいしょう、6日にち目めも5勝しょう無敗むはいで大関おおぜき獲えりに突つき進すすむ高安たかやすに土どを付つけるなど存在そんざい感かんは健在けんざいであった。この場所ばしょは11日にち目めに勝かち越こしを決きめたが、その1番ばんは横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとが休場きゅうじょうしたことによる不戦勝ふせんしょうであり、本人ほんにんは「よく分わからない感かんじ。自分じぶんの相撲すもうまでは休場きゅうじょうしないでくれと思おもっていた」と複雑ふくざつそうな気持きもちであった。この場所ばしょは10勝しょう5敗はいと自身じしん初はつとなる関脇せきわけの地位ちいでの2ケタ白星しろぼしを収おさめ、「一気いっきに行いけず、安全あんぜんに取とってしまって負まけたもったいない相撲すもうも何なん番ばんかあったけど、よかったよかった」とコメント。

7月がつ場所ばしょは一進一退いっしんいったいの星ほし取とりに終始しゅうしし、千秋楽せんしゅうらくはこの場所ばしょ好調こうちょうの栃とち煌山と対決たいけつするも敗やぶれて7勝しょう8敗はい。連続れんぞく勝かち越こしは6場所ばしょでストップ。この場所ばしょの12日にち目めに行おこなわれた白はく鵬ほう戦せんではこの時点じてんで通算つうさん白星しろぼし1位いタイの1047勝しょう目めを白はく鵬ほうに献上けんじょうした。この取組とりくみで強烈きょうれつな張はり手てで唇くちびるは切きれ「勝かちたかった。もう1日にち延のばしたかった」と悔くやしがった。今後こんご、この敗戦はいせんの映像えいぞうが繰くり返かえし流ながされることについては「いっぱい出でてくるのは楽たのしみ。何なん回かいも見みれて、いい勉強べんきょうになる。20、30回かい見みれば『なるほど』となる」とコメント、2016年ねん9月がつ場所ばしょに豪ごう栄さかえ道どうに優勝ゆうしょうを決きめられた自身じしんの取組とりくみを、何なん度ども目めにして翌よく11月がつ場所ばしょの勝かちにつなげただけに「次つぎに当あたるときはだいぶ良よくなる」と豪語ごうごした。9月場所ばしょは2日にち目めの高安たかやす戦せんで右みぎ足首あしくびをひねり、花道かどうを引ひき揚あげる際さいには右足みぎあしを引ひきずっていた。2日にち目めの支度したく部屋へやで玉たま鷲わしは「足あしの状態じょうたいは秘密ひみつ。プロなのでそれなりに戦たたかっていく」と話はなした。この場所ばしょは7勝しょう8敗はいの負まけ越ごし。10月6日にちの秋あき巡業じゅんぎょう横浜よこはま場所ばしょでは幕下まくしたのぶつかり稽古けいこで胸むねを出だし、13番ばん押おさせるだけ押おさせるようなけいこをこなしていた。

2017年ねん11月場所ばしょは、初日しょにちに稀まれ勢ぜいの里さとから金星きんぼしを上あげるスタートを切きる。3日にち目めの日馬くさま富士ふじ戦せんは不戦勝ふせんしょう。5日にち目めは自身じしんの誕生たんじょう日びであり、この日ひは場所ばしょを角番かどばんで迎むかえた髙安から白星しろぼしを挙あげた。14日にち目めと千秋楽せんしゅうらくは優勝ゆうしょう争あらそいしていた隠岐おきの海うみと北きた勝富かつとみ士しに連勝れんしょうし、幕内まくうちで過去かこ7度どあった10勝しょうを上回うわまわる11勝しょう4敗はいの好成績こうせいせきで場所ばしょを終おえた。2018年ねん1月がつ場所ばしょは西にし関脇せきわけの地位ちいを与あたえられたが、この時とき33歳さい1ヶ月かげつであり、この時点じてんで外国がいこく出身しゅっしん力士りきしの高齢こうれい三さん役やく昇進しょうしん記録きろく第だい4位いの記録きろくを達成たっせい。高齢こうれい関脇せきわけ昇進しょうしん記録きろくとしては第だい2位い。場所ばしょでは11日にち目めにここまで全勝ぜんしょうを維持いじしていた横綱よこづな・鶴つる竜りゅうを破やぶる殊勲しゅくんの星ほしがあったが、全体ぜんたいとしては振ふるわず6勝しょう9敗はいの成績せいせきだった。西にし前頭まえがしら筆頭ひっとうで迎むかえた3月がつ場所ばしょは、初日しょにちに大関おおぜき・豪ごう栄さかえ道どう、2日にち目めには先さき場所ばしょ優勝ゆうしょうした関脇せきわけ・栃とちノ心しんを破やぶるなどで9勝しょう6敗はいの成績せいせきを挙あげた。しかし三さん役やくから落おちる力士りきしが1人にんしかおらず、東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとうの遠藤えんどうも9勝しょうを挙あげていたことで翌よく5月がつ場所ばしょは東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとうで迎むかえた。序盤じょばんの上位じょうい戦せんでは4日にち目めに大関おおぜき・豪ごう栄さかえ道どうを2場所ばしょ連続れんぞくで破やぶった以外いがいは目立めだった活躍かつやくを残のこせなかったが、後ごが無なくなった11日にち目めから5連勝れんしょうとして8勝しょう7敗はいの成績せいせきだった。7月がつ場所ばしょは東ひがし小結こむすびに復帰ふっき。6日にち目めに新しん大関おおぜきとなった栃とちノ心しんを破やぶるなど存在そんざい感かんを見みせた。なおこの栃とちノ心しん戦せんと、10日とおか目めの琴きん奨すすむ菊きく戦せん、12日にち目めの千代ちよの国くに戦せんの取組とりくみでいずれも相手あいて力士りきしが負傷ふしょうし、翌日よくじつから休場きゅうじょうに追おい込こまれたことで1場所ばしょで3人にんの力士りきしを休場きゅうじょうさせるという珍めずらしい記録きろくを作つくった。この場所ばしょは8勝しょう7敗はいと勝かち越こしを決きめた。8月18日にち、引退いんたい後ごに年寄としより名跡みょうせきを襲名しゅうめいするために日本にっぽん国籍こくせき取得しゅとくの手続てつづきを進すすめていることを公表こうひょうした。東京とうきょう・両国りょうこく国技こくぎ館かんで健康けんこう診断しんだんを受診じゅしん後ごに「恩返おんがえしをしたい気持きもちがある。でも、まだまだ先さきの話はなし。今いまはできることをしっかりやって相撲すもうを磨みがいていく」と話はなした。7月がつ場所ばしょで両りょう関脇せきわけも勝かち越こしたことで9月がつ場所ばしょも東ひがし小結こむすびで迎むかえたが、序盤じょばんからの上位じょうい戦せんで7連敗れんぱいを喫きっした。しかし8日にち目めに横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとを押おし出だしで破やぶり、中日ちゅうにち負まけ越こしは回避かいひした。しかし以降いこうも調子ちょうしが上あがらず4勝しょう11敗はいの大敗たいはいに終おわった。玉たま鷲わしが二に桁けたの負まけを喫きっするのは関脇せきわけ昇進しょうしん後ごでは初はじめてとなる。11月場所ばしょは西にし2枚まい目めに下さがったが9勝しょうをあげた。

幕内まくうち初はつ優勝ゆうしょう場所ばしょ以降いこう

2019年ねん1月がつ場所ばしょは西にしの関脇せきわけに再さい昇進しょうしん。序盤じょばんの5日間にちかんで3勝しょう2敗はいの成績せいせきの後のち、6日にち目めの逸いっノ城しろ戦せんから連勝れんしょうを続つづけ、中日ちゅうにちに大関おおぜき・豪ごう栄さかえ道どう、9日にち目めに大関おおぜき・髙安に勝利しょうり。10日とおか目めに錦木にしきぎを電車でんしゃ道どうで持もって行いって勝かち越こしを決きめる。12日にち目めに1敗はいで優勝ゆうしょう争あらそいの単独たんどくトップだった横綱よこづな・白はく鵬ほうを押おし出だしで破やぶり、自身じしん14度目どめの対戦たいせんにして白はく鵬ほう戦せんでの初はつ勝利しょうりを挙あげるとともに、優勝ゆうしょう争あらそいの先頭せんとうに躍おどり出でた。13日にち目めには北きた勝富かつとみ士しを叩たたき込こみで破やぶり、白はく鵬ほうが関脇せきわけ・貴き景勝けいしょうに敗やぶれたため、玉たま鷲わしが単独たんどくトップに立たった。白はく鵬ほうは怪我けがで翌よく14日にち目めから休場きゅうじょうし、優勝ゆうしょう争あらそいは碧あお山やまを押おし出だして2敗はいを守まもった玉たま鷲わしと、3敗はいの貴き景勝けいしょうに絞しぼり込こまれた。千秋楽せんしゅうらくの土俵どひょう、結むすびの2番ばん前まえの取組とりくみに登場とうじょうした玉たま鷲わしは遠藤えんどうを突つき落おとしで破やぶり、13勝しょう2敗はいの成績せいせきで初はつ優勝ゆうしょうが決定けっていした。34歳さい2か月げつでの初はつ優勝ゆうしょうは年とし6場所ばしょ制せいとなった1958年ねん以降いこうでは、旭天鵬きょくてんほう（37歳さい8か月げつ）に次つぎ史上しじょう2位いの高齢こうれい記録きろく（当時とうじ）で、初はつ土俵どひょうからの所要しょよう90場所ばしょと新しん入幕にゅうまくから所要しょよう62場所ばしょも史上しじょう4位いのスロー記録きろくである。また、敢闘かんとう賞しょうと殊勲賞しゅくんしょうも受賞じゅしょうした。奇くしくもこの千秋楽せんしゅうらくと同日どうじつに第だい二子ふたごとなる男児だんじが誕生たんじょうしている。

千秋楽せんしゅうらく一いち夜明よあけ会見かいけんでは、人ひとを喜よろこばせる相撲すもうを取とりたいと抱負ほうふを語かたった。3月場所ばしょ番付ばんづけ発表はっぴょうの際さいに大阪おおさか市内しないで行おこなわれた会見かいけんでは「いつも通とおりの相撲すもうを」と場所ばしょへの抱負ほうふを語かたった。さらに、1月がつ場所ばしょ中ちゅうは出産しゅっさんによる入院にゅういんで会場かいじょうで観戦かんせんすることができなかった夫人ふじんを思おもいやって「今度こんどこそ奥おくさんを呼よんで、一緒いっしょに（優勝ゆうしょう記念きねんの）写真しゃしんを撮とってもらいたい」と力ちからを込こめていた。成績せいせき次第しだいでは大関おおぜき昇進しょうしんとなる3月がつ場所ばしょは2日にち目めから3連敗れんぱいと失速しっそく。この3連敗れんぱいについて藤島ふじしま審判しんぱん長ちょうは幕内まくうち優勝ゆうしょう経験けいけん者しゃにふさわしい相撲すもうを取とろうとプレッシャーを感かんじているのではないかと指摘してきしていた。4日にち目めに大だい関取せきとりの貴き景勝けいしょうに勝かち、その日ひから3連勝れんしょうして一時いちじは白星しろぼしが先行せんこうしたが、8日にち目めから横綱よこづな・大関おおぜき陣じんに4連敗れんぱいした後のち、13日にち目めの千代ちよ大龍おおたつ戦せんで負まけ越こしが確定かくていした。幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたした翌よく場所ばしょに負まけ越こした力士りきし（休場きゅうじょう者しゃを除のぞく）は2012年ねん7月がつ場所ばしょでの旭天鵬きょくてんほう以来いらいとなった。

西にし3枚まい目めで迎むかえた5月がつ場所ばしょは、中日ちゅうにちに全勝ぜんしょうの横綱よこづな・鶴つる竜りゅうを一方いっぽう的てきに押おし出だし、3つ目めの金星きんぼしを獲得かくとくした。この金星きんぼしは令れい和わ初はつの金星きんぼしとなった。鶴つる竜りゅうは入門にゅうもんのきっかけを作つくってくれた力士りきしなので、これはいわゆる恩返おんがえしということになる。千秋楽せんしゅうらくの阿おもね炎ほのお戦せんに勝利しょうりすることが条件じょうけんだった敢闘かんとう賞しょうは逃のがしたものの、2場所ばしょぶりの二に桁けた勝利しょうり10勝しょう5敗はいの好成績こうせいせきを残のこした。名古屋なごや場所ばしょは関脇せきわけに復帰ふっきしたが、初日しょにちから5連敗れんぱいと不振ふしん。6日にち目めの朝あさ乃山戦せんは左ひだりおっつけ、右みぎのど輪わで一気いっきに押おし出だし、初はつ白星しろぼしを挙あげると、「今いままで忘わすれてたよ。どこが悪わるいのかな? 頭あたまかな?」と自虐じぎゃく的てきにコメント。しかし、翌日よくじつから再ふたたび5連敗れんぱいを喫きっし、11日にち目めの時点じてんで1勝しょう10敗はいとなってしまう。それでも、残のこりを全勝ぜんしょうとして一矢いっし報むくい、5勝しょう10敗はいでこの場所ばしょを終おえた。9月場所ばしょは5日にち目めの逸いっノ城しろ戦せん、中日ちゅうにちの鶴づる竜りゅうでそれぞれ不戦勝ふせんしょうを獲得かくとくする幸運こううんに恵めぐまれ、12日にち目めに7勝しょう目めを挙あげて給金きゅうきん相撲すもうに挑いどむ立場たちばとなったが、残のこりを3連敗れんぱいして7勝しょう8敗はいと向むこう給金きゅうきんとなった。東ひがし前頭まえがしら4枚まい目めに番付ばんづけが据すえ置おかれた11月場所ばしょは、7勝しょう7敗はいで迎むかえた千秋楽せんしゅうらく、同おなじく7勝しょう7敗はいの佐田さたの海うみを電車でんしゃ道どうで押おし出だして九州きゅうしゅう場所ばしょでは8年ねん連続れんぞくの勝かち越こしを決きめた。

2020年ねんは1月がつ場所ばしょから2場所ばしょ連続れんぞく負まけ越こしで（5月がつ場所ばしょは中止ちゅうし）、7月がつ場所ばしょは東ひがし9枚まい目めに番付ばんづけを下さげたが、6場所ばしょぶりの二に桁けた10勝しょうを上あげて勝かち越こした。西にし2枚まい目めに番付ばんづけを上あげた9月がつ場所ばしょは10敗はいしたが、11月場所ばしょは勝かち越こして年としを締しめくくった。

2021年ねんは1月がつ場所ばしょから3場所ばしょ連続れんぞく負まけ越こしで7月がつ場所ばしょは東ひがし10枚まい目めで迎むかえたが、連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうが寺尾てらおと並ならぶ歴代れきだい6位いタイの1359回かいとなった13日にち目めに、6場所ばしょぶりの二に桁けた10勝しょう目めをあげるなど好調こうちょうで、千秋楽せんしゅうらくに勝かつことが受賞じゅしょう条件じょうけんだった敢闘かんとう賞しょうは逃のがしたが、11勝しょう4敗はいの好成績こうせいせきを残のこした。

9月場所ばしょ後ご、白はく鵬ほうが引退いんたいしたことにより玉たま鷲わしが通算つうさん勝利しょうり数すうで現役げんえき力士りきし1位いとなった（9月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう時点じてんで歴代れきだい49位いの697勝しょう）。

11月場所ばしょ4日にち目めの千代ちよ翔しょう馬うま戦せんでの白星しろぼしで通算つうさん700勝しょうを記録きろく。「（記録きろくについて）いつも皆みなさんに言いわれてから『そうなんだ』って思おもう。数字すうじにはこだわらないけど良よかった」と振ふり返かえった。この場所ばしょは10日とおか目めに勝かち越こしと好調こうちょうだが、この日ひの取組とりくみ終了しゅうりょう時点じてんで2敗はいと優勝ゆうしょう争あらそいの一角いっかくに加くわわっている状況じょうきょうの中なか優勝ゆうしょうの可能かのう性せいについて「ないと思おもいます!」「横綱よこづな（照あきらノ富士ふじ）が元気げんきだし、一ひとつも落おとさない感かんじがする。自分じぶんはもう二ふたつ落おとしているので」と言いい切きった。最終さいしゅう成績せいせきは9勝しょう6敗はいで、11月場所ばしょの勝かち越こしは10年ねん連続れんぞくとなった。

3場所ばしょ連続れんぞく金星きんぼし

2022年ねん1月がつ場所ばしょは東ひがし3枚まい目めで迎むかえた。幕内まくうち出場しゅつじょう回数かいすう1100回かい目めとなった5日にち目めに大関おおぜき正代しょうだいを押おし出だして破やぶると、6日にち目めには2021年ねん9月がつ場所ばしょ13日にち目めから23連勝れんしょう中ちゅうだった横綱よこづな・照あきらノ富士ふじを突つき落おとしで破やぶり、通算つうさん4個こ目めの金星きんぼしを獲得かくとくした。3月場所ばしょも5日にち目めに照あきらノ富士ふじを押おし倒たおしで破やぶり、2場所ばしょ連続れんぞく5個こ目めの金星きんぼしを獲得かくとくした。37歳さい4ヶ月かげつでの金星きんぼしは昭和しょうわ以降いこうでは史上しじょう5番目ばんめの年長ねんちょう記録きろく。西にし3枚まい目めの5月がつ場所ばしょは、通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうが高見山たかみやまを抜ぬき史上しじょう4位いの1426回かいとなった5日にち目めに大関おおぜき・御嶽みたけ海かいを破やぶり、翌よく6日にち目めに照あきらノ富士ふじを押おし出だしで撃破げきはし、3場所ばしょ連続れんぞく6個こ目めの金星きんぼしを獲得かくとくした。同一どういつの横綱よこづなからの3場所ばしょ連続れんぞく金星きんぼしは栃とちノ海うみに対たいしての大だい豪ごう以来いらいで57年ねんぶりで、昭和しょうわ以降いこうでは5人にん目めの記録きろくとなった。この場所ばしょは西にし前頭まえがしら3枚まい目めの地位ちいで9勝しょう6敗はいであったが、三さん役やくから平幕ひらまく上位じょういの番付ばんづけの動うごきが少すくなかったため7月がつ場所ばしょはわずか半はん枚まい上昇じょうしょうの東ひがし前頭まえがしら3枚まい目めの地位ちいを与あたえられるにとどまった。

7月がつ場所ばしょは4場所ばしょ連続れんぞくでの同どう一いち横綱よこづなからの金星かなぼしという記録きろくが懸かかっているが、本人ほんにんは「もちろん楽たのしみにしています。負まけないように頑張がんばっていきたい」と意気込いきごみを見みせた。また、一門いちもんの松まつ鳳おおとり山さんが引退いんたいしたことに対たいしては「いつも一緒いっしょに稽古けいこしていたのを思おもい出だす。この間あいだも電話でんわしたら『すごい、心しんが楽らくになった。（玉たま）鷲わし関せき、頑張がんばってください』と言いっていましたね」と場所ばしょ前まえに触ふれていた。松まつ鳳おおとり山さんが引退いんたいしたこの場所ばしょから現役げんえき関取せきとり最年長さいねんちょうとなった。同どう場所ばしょは6日にち目めに照あきらノ富士ふじと対戦たいせんしたが、突つき落おとしで敗やぶれ、4場所ばしょ連続れんぞく金星きんぼしはならなかった。13日にち目めに片男波かたおなみ部屋へやの関係かんけい者しゃに新型しんがたコロナウイルス陽性ようせい者しゃが発生はっせいしたため、日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいの新型しんがたコロナ対応たいおうガイドラインにより部屋へや所属しょぞく力士りきし・親方おやかた等とうは休場きゅうじょうすることとなり、コロナ検査けんさの結果けっか、玉たま鷲わしは陰性いんせいだったが、初はつ土俵どひょう以来いらい初はじめて休場きゅうじょうすることとなった。ただし、新型しんがたコロナに関連かんれんする休場きゅうじょうは本人ほんにんの意向いこうによるものではないため、連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくは継続けいぞくされる見通みとおしである。

2度目どめの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう

9月場所ばしょは番付ばんづけ据すえ置おきで東ひがし3枚まい目めのまま迎むかえた。初日しょにちから土つちつかずの連勝れんしょうを続つづけて4日にち目めに正代しょうだいを破やぶると、5日にち目めに照あきらノ富士ふじを立たち会あいから押おし込こんだのち寄より切きって、2場所ばしょぶり年間ねんかん4個こ目め（通算つうさん7個こ目め）の金星きんぼしを獲得かくとくした。6日にち目めに貴き景勝けいしょうを破やぶり、幕内まくうちでは自身じしん初はつの初日しょにちからの6連勝れんしょうを記録きろく。7日にち目めに初はつ黒星くろぼしを喫きっしたが、歴代れきだい3位いとなる初はつ土俵どひょうからの1457回かい連続れんぞく出場しゅつじょうを記録きろくした9日にち目めに明生あきおを寄より切きって8勝しょう目めを挙あげ、自身じしん初はつの9日にち目めでの勝かち越こしが決定けっていした。10日とおか目めには御嶽おんたけ海うみを破やぶり、今こん場所ばしょ在位ざいいしている1横綱よこづな3大関おおぜき全員ぜんいんに土どをつけた。平幕ひらまく力士りきしの横綱よこづな大関おおぜき戦せん全勝ぜんしょう（不戦勝ふせんしょう除のぞく）は、1985年ねん7月がつ場所ばしょで2横綱よこづな3大関おおぜき全員ぜんいんに勝利しょうりした北尾きたお（のちの双そう羽黒はぐろ）以来いらい37年ねんぶりである。11日にち目めに1敗はいで並ならんでいた北きた勝富かつとみ士しに勝利しょうりして単独たんどくトップとなる。12日にち目めに2敗はい目めを喫きっしたが、13日にち目め、14日にち目めは白星しろぼしで単独たんどくトップを譲ゆずらず、千秋楽せんしゅうらくに1差さで追おっていた髙安を退しりぞけて13勝しょう2敗はいで2度目どめの優勝ゆうしょうを果はたし、同時どうじに2度目どめの殊勲賞しゅくんしょうを獲得かくとくした。37歳さい10ヶ月かげつでの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうは旭天鵬きょくてんほうを抜ぬいて昭和しょうわ以降いこうの最年長さいねんちょう記録きろくで、三さん賞しょう受賞じゅしょうは史上しじょう5位いの高齢こうれい記録きろくとなった。11月場所ばしょは、7勝しょう8敗はいで関脇せきわけから小結こむすびに落おちる大栄おおえ翔しょう、小結こむすびで勝かち越こした霧きり馬山まやまがおり、関脇せきわけも若わか隆景たかかげ、豊昇ほうしょう龍りゅう共どもに勝かち越こしたため、小結こむすびに挙あがる枠わくは本来ほんらいであればなかったが、小結こむすびに東西とうざい2枚まい目めが設もうけられたため、東ひがしの正せい小結こむすびに名前なまえが載のった。三役さんやく復帰ふっき会見かいけんでは「優勝ゆうしょうした次つぎの場所ばしょ、大だい負まけする力士りきしが多おおい。意識いしきせず、いつもの九州きゅうしゅう場所ばしょと思おもっていきたい。勝かとう勝かとうではなく、いつも通とおりに」と気持きもちを引ひき締しめ、後述こうじゅつする通とおり「第だい2の故郷こきょう」である朝倉あさくら市しから熱ねつのこもった応援おうえんを受うけていることに対たいしては「大勢おおぜいの人ひとが来きてくれて本当ほんとうにうれしかった。しっかり意識いしきして応こたえるために。勝かとうじゃなくて、相撲すもうをいい内容ないようにしたい。まず勝かち越こしていい報告ほうこくをしたい」と意気込いきごんだ。場所ばしょ中ちゅうに38歳さいを迎むかえるが「（年齢ねんれいは）気きにしてません。年としはただの数かずだから。それ以上いじょうに元気げんきな相撲すもうを取とっていきたい。若々わかわかしい、自分じぶんの相撲すもうをとりたい」と年齢ねんれいは気きにせず「『二に度どあることは三さん度どある』とみなさんに言いってもらっている。2回かいできたんだから3回かいもと思おもっている。この位置いちから盛もり上あげたいと思おもっている。負まけても勝かっても喜よろこんでもらえる相撲すもうをとりたい」と3度目どめの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうにも意欲いよくを燃もやした。

2023年ねん5月がつ5日にちの子供こどもの日ひ企画きかくで7歳さいの長男ちょうなんに似顔絵にがおえを描えがいてもらった際さいにも「4歳さいの弟おとうとは、まだ優勝ゆうしょうの意味いみを分わかっていないので、3度目どめを目指めざさないとね」と3度目どめの優勝ゆうしょうを目指めざす理由りゆうを語かたった。

7月がつ場所ばしょ4日にち目めに幕内まくうち連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうが886回かいとなり、青あおノ里さと、金城きんじょうを抜ぬいて歴代れきだい9位いとなった。8月26日にちの夏なつ巡業じゅんぎょう金沢かなざわ場所ばしょの際さい「横綱よこづな、大関おおぜき、三さん役やく。上位じょういとやるのが楽たのしい。上位じょういを倒たおすことが1番ばんのやりがい。極端きょくたんな話はなし、1勝しょう14敗はいだとしても、その1勝しょうが横綱よこづなを倒たおしたものだったら充実じゅうじつ感かんはある」と実現じつげんすれば1年ねんぶりとなる照あきらノ富士ふじ戦せんと現役げんえき最多さいたの8個こ目めの金星きんぼしに意欲いよくを見みせた。しかし9月がつ場所ばしょは絶ぜっ不調ふちょうで、場所ばしょを2勝しょう13敗はいの大敗たいはいで終おえた。場所ばしょ中ちゅうの6日にち目めに初はつ土俵どひょうからの通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうが1544回かいとなり、富士ふじ桜さくらを抜ぬいて歴代れきだい単独たんどく2位いとなった。また、千秋楽せんしゅうらくに幕内まくうち出場しゅつじょう回数かいすうが1257回かいとなり歴代れきだいトップテン入いりした。

2024年ねん1月がつ場所ばしょ7日にち目めに通算つうさん出場しゅつじょう回数かいすうが1575回かいとなり歴代れきだい10位いとなった。同年どうねん3月がつ19日にち付づけの官報かんぽうで日本にっぽん国籍こくせきの取得しゅとくが告示こくじされた。日本にっぽん国籍こくせき取得しゅとくの際さいには「相撲すもうだけでなく文化ぶんか的てきなことも学まなんでいきたい」と話はなした。同年どうねん4月がつ11日にち、相撲すもう協会きょうかいから本名ほんみょうがバトジャルガル・ムンフオリギルから玉たま鷲わし一いち朗ろうに変更へんこうになったことが発表はっぴょうされた。

通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすう記録きろく更新こうしん

9月場所ばしょ2日にち目めに通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすう及および初はつ土俵どひょうからの通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすうが1630回かいとなり、2部門ぶもんで歴代れきだい1位いの青葉あおば城じょうに並ならぶと、3日にち目めに1631回かいに記録きろくを伸のばし、玉たま鷲わしが歴代れきだい単独たんどく1位いとなった。『デイリー新潮しんちょう』によると、初はつ優勝ゆうしょうを決きめた日ひに生うまれた次男じなんが小学生しょうがくせいになるまで相撲すもうを取とり続つづける意向いこうを持もっているとのこと。

取とり口くち

長身ちょうしんで懐ふところの深ふかい体型たいけいながら、四よつ相撲ずもうではなく基本きほん的てきには突つき押おし一本いっぽんで勝負しょうぶしている。玉たま鷲わしは概がいして柔軟じゅうなん性せいに欠かける体質たいしつをしており、とりわけ下半身かはんしんが固かたいため先代せんだい片男波かたおなみ（元もと関脇せきわけ・玉たまノ富士ふじ）は四よつ相撲ずもうでは大成たいせいしないだろうと考かんがえたとされている。しかし足首あしくびは柔やわらかく、足首あしくびが柔やわらかいと長身ちょうしんで足あしの長ながい玉たま鷲わしは重心じゅうしんが下さがり膝ひざも曲まがる。股関節こかんせつが固かたい点てんは逆ぎゃくにバネと瞬発しゅんぱつ力りょくを生うむ要因よういんとなっている。入門にゅうもん当時とうじ廻まわしを取とりたがっていた玉たま鷲わしに対たいして先代せんだいは耳みみに胼胝だこができる程ほどに一方いっぽう的てきに前まえに出でるようにい聞いきかせた。先代せんだいの考かんがえは現げん師匠ししょうの片男波かたおなみ親方おやかた（元もと関脇せきわけ・玉たま春日しゅんじつ）にも引ひき継つがれており、稽古けいこ場じょうで四よっつに組くもうとすると、師匠ししょうはその時点じてんで取組とりくみをやり直なおさせるというほど、徹底てっていした押おし相撲すもうを指導しどうされている。

モンゴル人じん力士りきしでありながら四よつ相撲ずもうではなく押おし相撲すもうを得意とくいとしているのは、モンゴルでは相撲すもう経験けいけんはほとんどなく留学りゅうがくしてた姉あねに会あいに来日らいにちしたときに相撲すもうに出会であったため、日本人にっぽんじん力士りきしと同おなじようなバックグラウンドがあるからである。

長身ちょうしんだけあって、突つき押おしが決きまったときの威力いりょくは強つよいものがあるが、立合たちあいで必要ひつよう以上いじょうに頭あたまを下さげて窮屈きゅうくつそうにぶつかっていくことも目立めだつことから、舞まいの海うみ秀平しゅうへいは「押おし相撲すもうではなく、廻まわしを引ひいての四よつ相撲ずもうのほうが彼かれには合あっているのではないか」とNHK大相撲おおずもう中継ちゅうけいの解説かいせつにおいてたびたび評ひょうしている。大だい至いたり伸行のぶゆきは2014年ねん3月がつ場所ばしょ前まえの座談ざだん会かいで「頭あたまで考かんがえるタイプかなと。もっと思おもい切きりの良よさがあっていい」と心理しんり面めん・頭脳ずのう面めんを分析ぶんせきしている。鳴戸なるとは2016年ねん11月場所ばしょ前まえの座談ざだん会かいで「右みぎ差さしの相手あいてに対たいしての左ひだりおっつけは強烈きょうれつですね。小手こて投なげも強つよい」と評ひょうしている一方いっぽうで「右みぎを差さしに行いくとおっつけられるけど、左ひだりから差さそうとするとおっつけが左ひだりほど強つよくはないから、中途半端ちゅうとはんぱな右みぎ四よっつに組くんでしまう」と指摘してきしている。2017年ねん5月がつ場所ばしょ13日にち目めに白はく鵬ほうに敗やぶれた際さいには「相手あいてにうまくやられた感かんじがする。張はられてから組くむ形かたちで何なん度ども負まけているから、分わかっていたはずなのに」と自分じぶんの負まけパターンについて話はなしている。それ以前いぜんまでは立合たちあいできちんと手てを付つかない傾向けいこうにあったが、2016年ねん9月がつ場所ばしょから親方おやかた衆しゅの指導しどうなどによって立合たちあいが著いちじるしく改善かいぜんされ、低ひくい当あたりから一気いっきに突つき放はなす相撲すもうで9月がつ場所ばしょ・11月場所ばしょと連続れんぞくして10勝しょう5敗はいの好成績こうせいせきを挙あげている。

2010年代ねんだい後半こうはん以降いこうは突つき放はなす相撲すもうに加くわえて引ひき技わざも時折ときおり決きまるようになっており、前述ぜんじゅつの豪ごう栄さかえ道どう戦せんなどでもとっさに叩はたきを打うって決きまることも多おおくなってきている。最後さいごの手段しゅだんとして小手こて投なげもあるが、上位じょういには効きかないと本人ほんにんが認みとめている。しかし小手こて投なげは下位かいの力士りきしにとっては脅威きょういであり、2018年ねん7月がつ場所ばしょでは琴きん奨すすむ菊きく、千代ちよの国くにの2名めいが玉たま鷲わしの小手こて投なげにより右腕うわんを負傷ふしょう。翌日よくじつより休場きゅうじょうに追おい込こまれている。ただ、小手こてに振ふったところを堪こたえられて上体じょうたいが起おきるのは玉たま鷲わしの相撲すもうの中なかでも悪わるい内容ないようの相撲すもうであり、2020年ねん7月がつ場所ばしょ7日にち目めの炎ほのお鵬おおとり戦たたかはその好例こうれいである。

2017年ねん5月がつ場所ばしょ前まえの朝日山あさひやま（元もと関脇せきわけ・琴錦ことにしき）の論評ろんぴょうでは、それ以前いぜんまで仕切しきり線せんから5cm離はなれていたところで手てを付ついていたため、踏ふみ込こんで手てを出だそうとしたときに相手あいてに踏ふみ込こまれるため、自分じぶんが手てを出だそうとしたときに重おもみが乗のらない状態じょうたいで立たつことが多おおかったというが、2016年ねん11月場所ばしょからは仕切しきり線せんギリギリで立たつようになったため成績せいせきが上あがったという。同おなじ論評ろんぴょうで朝日山あさひやまは、玉たま鷲わしのように体からだに恵めぐまれた力士りきしは手てを出だすだけで相手あいてに重おもみが伝つたわると説明せつめいしている。そして今後こんごの相撲すもうの取とり方かたに関かんして朝日山あさひやまは「相手あいてによって立たち合あいを、頭あたまでいったり、もろ手て突とっきでいったり変かえていますが、どんな相手あいてであっても頭あたまから当あたれば、もっと威力いりょくは増まします。もろ手て突とっきの相撲すもうで大成たいせいをしたのは、私わたしの知しる限かぎり、曙あけぼのと錣山親方おやかた（元もと関脇せきわけ・寺尾てらお）くらいしかいません」「もう一いち段だん、立たち合あいの威力いりょくを増ますためにも、相手あいての変化へんかを怖こわがらず、肘ひじをバネのように曲まげながら頭あたまから激はげしく当あたってほしい。そして、バーンと当あたった瞬間しゅんかんに弾はじけるのです。その勢いきおいで二に発はつ目め、三さん発はつ目めの威力いりょくが倍増ばいぞうします。そうすることで、玉たま鷲わしの持もち味あじである長ながいリーチ、重おもい突つっ張はりが生いかされます」「リーチが長ながいので、一発いっぱつ一発いっぱつの手ての引ひき、戻もどりを早はやくしてほしいです。それが遅おそいと手繰たぐられてしまいます。つまり、弾ひいて戻もどる、攻せめて戻もどる、という感覚かんかくです。そうすることで、さらに一発いっぱつ突つき放はなせます」とアドバイスしている。

NHKの大相撲おおずもう専属せんぞく解説かいせつ者しゃの北きたの富士ふじ勝昭かつあきは、「30歳さいを越こえてから力ちからが増ましてきた、かなり珍めずらしいパターン」と評ひょうしている。30代だいになって力ちからを付つけた要因よういんとして、熱あつくなりやすい性格せいかくが改善かいぜんされて冷静れいせいに取とれるようになり、肝心かんじんなところで上半身じょうはんしんが硬かたくなったり脇わきが空あいたりしないようになったことを指摘してきする分析ぶんせきもある。幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたした際さいの記事きじでは、尾車おぐるまは稽古けいこの甲斐かいがあって張はりのある体からだをしていると指摘してきした。2019年ねん1月がつ場所ばしょ10日にち目めの錦木にしきぎ戦せんが好例こうれいとなっているように、間髪かんぱつ入いれずに低ひくく攻せめて相手あいてに反撃はんげきの余地よちを与あたえない相撲すもうが持もち味あじであり、同日どうじつの支度したく部屋へやでテレビ中継ちゅうけいを見みていた千代ちよ大だい龍りゅうが「二にの矢やが早はやい。攻せめが早はやい分ぶん、相手あいては土俵際どひょうぎわも残のこせない」と解説かいせつしていた。2019年ねん3月がつ場所ばしょ前まえに14代だい二子山ふたごやまは自身じしんのコラムで、高たかい実力じつりょくを持もちながら初はつ優勝ゆうしょうまで時間じかんがかかった要因よういんとして、「上位じょういは強つよい」というイメージを長年ながねん持もっており自分じぶんもやれると気付きづくのが遅おそかったのかもしれないと、玉たま鷲わしの考かんがえ方かたについての私見しけんを述のべている。

2021年ねん7月がつ場所ばしょ3日にち目めの英えい乃海戦せんの取組とりくみ直前ちょくぜんにこの日ひのABEMA大相撲おおずもう中継ちゅうけいを解説かいせつしていた大だい岩戸いわとから「年齢ねんれいを重かさねても体からだの張はりが衰おとろえないですね」と評ひょうされ、この1番ばんで幕内まくうち500勝しょう目めを挙あげた際さいには「最近さいきん、頭あたまで当あたるのが定着ていちゃくしてきたんですよね。ただでさえ突つき押おしが強つよいんですけど、プラス頭あたまから当あたれるというのは最高さいこうの武器ぶきですね」と解説かいせつされた。2022年ねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうに花田はなた虎とら上じょうは自身じしんのコラムで「常つねに前まえに攻せめながら対戦たいせん相手あいてによって攻せめ方かたに強弱きょうじゃくをつけられる」と強つよみを評価ひょうかしている。

2022年ねん11月場所ばしょ8日にち目めの宇良うら戦せんで、幕内まくうちでは57年ねんぶりの合掌がっしょう捻ひねりを決きめたが、「あまりしてはいけない技わざだと思おもった」と省かえりみている。

新しん入幕にゅうまく当初とうしょ150㎏台だい半なかば程度ていどであった体重たいじゅうは2010年代ねんだい後半こうはんには170kgの大台おおだいに乗のり、2023年ねん9月がつ場所ばしょ時点じてんでは178kgまで増ふえている。

2023年ねん11月場所ばしょ中ちゅうに39歳さいを迎むかえた大だいベテランとなり、NHK大相撲おおずもうTV中継ちゅうけい解説かいせつの宮城野みやぎの親方おやかた（元もと横綱よこづな・白はく鵬ほう）は同どう学年がくねんの鉄人てつじんに「身体しんたいを見みてください。張はりがあるんですよね。何なにを食たべているのか?」と驚おどろいたほど。同どう場所ばしょ12日にち目めの王おう鵬ほう戦せんでも突とっき合あいを演えんじた末すえに白星しろぼしを得えるなど、相撲すもう内容ないようは依然いぜん若々わかわかしい。相撲すもうへの取とり組くみ姿勢しせいに関かんしては2024年ねん1月がつ場所ばしょ中ちゅうに「よく遊あそんだのは20代だい。相撲すもうの楽たのしさを知しったのは30代だい」と30代だいになってから相撲すもうに集中しゅうちゅうするようになった旨むねを語かたっている。

エピソード

取組とりくみ関連かんれん

• 2014年ねん1月がつ場所ばしょの千秋楽せんしゅうらくで大関おおぜき・稀まれ勢ぜいの里さとが休場きゅうじょうしたため、急遽きゅうきょ「これより三さん役やく」に参加さんかすることになった。この場所ばしょの玉たま鷲わしの番付ばんづけは東ひがし前頭まえがしら6枚まい目めであり、平幕ひらまくの立場たちばでの「これより三さん役やく」参加さんかとなった。「これより三さん役やく」は殆ほとんどの場合ばあいで関脇せきわけ以上いじょうの番付ばんづけ力士りきしで占しめられるため、平幕ひらまくでの立場たちばで参加さんかする例れいは少すくない。
• 自身じしんと生年月日せいねんがっぴが同おなじである豊ゆたか響ひびきをライバル視ししており、2014年ねん11月場所ばしょ中日ちゅうにちの取組とりくみを終おえた際さいには「生うまれたところも一緒いっしょなんだよ。うそうそ。あいつばっかりテレビに出でてて。でも、俺おれが（30歳さいで）先さきに勝かってやったぞ。よし」と対抗たいこう意識いしきを示しめしていた。
• 2016年ねん7月がつ場所ばしょ8日にち目めの荒あら鷲わし戦せんで勝利しょうりすると「あっちはニセ鷲わし。こっちは本当ほんとうの鷲わし」とい放いはなった。実じつは取組とりくみ直後ちょくごにすでに玉たま鷲わしは、入浴にゅうよくしながら荒あら鷲わしのことを「ニセモノだ」と発言はつげん。これを風呂場ふろばで聞きいた荒あら鷲わしは「僕ぼくが1年ねん早はやく入門にゅうもんした。荒あら鷲わしから玉たま鷲わしの『鷲わし』を取とったんです」と主張しゅちょう。しかしご機嫌きげんの玉たま鷲わしは、報道陣ほうどうじんから「『鷲わし』筆頭ひっとうですね」と持もち上あげられると「そうです。よっしゃ～、ワッショイ!」とおどけてみせ、最後さいごに「『鷲わし』の対決たいけつは終おわらない」とコメントした。
• 2017年ねん5月がつ場所ばしょ11日にち目め、不戦勝ふせんしょうであるにもかかわらず8勝しょう目めを挙あげて勝かち越こしを確定かくていさせたということでインタビュールームに呼よばれた。
• 2019年ねん1月がつ場所ばしょ14日にち目めの碧あお山やま戦せんでは、極度きょくどの緊張きんちょうからどうやって相撲すもうを取とるのかすらも忘わすれてしまい、手てを付つく前まえに待まったをしてしまった。手てを付つく前まえに待まったをするのは「たぶん初はじめて」と2019年ねん3月がつ場所ばしょ前まえの記事きじで後のちに振ふり返かえった。
• 2019年ねん9月がつ場所ばしょ8日にち目め、対戦たいせん相手あいての鶴つる竜りゅうが休場きゅうじょうしたため、5日にち目めの対たい逸いっノ城しろに続つづき場所ばしょ2度目どめの不戦勝ふせんしょう。幕内まくうち通算つうさんで12回かい目めの不戦勝ふせんしょうとなり、出羽でわ錦にしきの11回かいを抜ぬいて最多さいたとなった。
• 日本にっぽん国籍こくせき者しゃとして初はじめて土俵どひょうに上あがった2024年ねん3月がつ場所ばしょ10日にち目めの美よしノ海戦かいせんで、発生はっせい割合わりあい約やく0.1%の珍ちん手しゅである極きめ倒だおしで白星しろぼしを得えて話題わだいとなった。

土俵どひょう外がいの相撲すもう関連かんれん

• 2011年ねん1月がつ場所ばしょ千秋楽せんしゅうらくが行おこなわれた同年どうねん1月がつ23日にちの23時じごろ、東京とうきょう都内とないの飲食いんしょく店てんで後援こうえん者しゃらと初場所はつばしょの打うち上あげの二次会にじかいを開ひらいていた際さいに、玉たま鷲わしが泥酔でいすいしてしまい誤あやまって店みせのガラスを割わり、右みぎ前腕ぜんわん筋すじ神経しんけい腱けん動脈どうみゃく断だん裂きれで全治ぜんち3週間しゅうかんの怪我けがを負おい、後日ごじつ、本人ほんにんと師匠ししょうの片男波かたおなみ親方おやかたが店みせを訪おとずれて謝罪しゃざいし示談じだんしたことを、日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいは同年どうねん1月がつ27日にちになって発表はっぴょうした。これを受うけて同年どうねん2月がつ6日にちに予定よていされていた日本にっぽん大相撲おおずもうトーナメントと2月がつ11日にち予定よていされていたNHK福祉ふくし大相撲おおずもうへの出場しゅつじょうを辞退じたいし、片男波かたおなみからは無む期限きげんの謹慎きんしんをい渡いわたされ、同年どうねん1月がつ30日にちに行おこなわれた光ひかり龍りゅうの結婚式けっこんしきへの出席しゅっせきも取とり止とめさせた。同年どうねん5月がつ技量ぎりょう審査しんさ場所ばしょには出場しゅつじょうした。
• 2017年ねん2月がつ1日にちに行おこなわれた相撲すもう協会きょうかいの健康けんこう診断しんだんで握力あくりょく測定そくていを行おこなったところ、32歳さいにして92kgを記録きろくした。押おし相撲すもうが得意とくいで、まわしはあまりつかまないのだが「のど輪わで使つかう。わしづかみで」と上機嫌じょうきげんで診療しんりょう所しょを後のちにした。
• 13代だい片男波かたおなみは生前せいぜん「弱よわみを見みせたら付つけ入いられる。私わたしの兄弟子あにでし、横綱よこづな・玉たまの海うみさんは盲腸もうちょうの痛いたみを散ちらして土俵どひょうを務つとめた。それに比くらべたら、ちょっとの痛いたみなんて」と話はなしており、そのため玉たま鷲わしも怪我けがに対たいしては我慢がまんすることを心掛こころがけている。そのおかげか、玉たま鷲わしは現役げんえき関取せきとりの継続けいぞく中ちゅうの記録きろく（2019年ねん1月がつ現在げんざい）としては1位いとなる連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくを維持いじしている。2020年代ねんだいに入はいると「鉄人てつじん」と呼よばれることが多おおくなった。
• 2020年ねん7月がつ場所ばしょ時点じてんでは部屋へやの所属しょぞく力士りきしが4人にんしかいない上うえに2019新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょうで出稽古でげいこが自粛じしゅくされているため力士りきしと相撲すもうを取とる稽古けいこもままならないが、そんな中なかでも玉たま鷲わしは2018年ねん頃ごろから取とり入いれていたトラック用ようのタイヤを土俵どひょうで押おすという稽古けいこで体からだを作つくっていた。2022年ねん7月がつ場所ばしょ前まえの報道ほうどうによると、部屋へやに自身じしん以外いがいに幕下まくした1人にん、序じょ二に段だん2人にんしか所属しょぞくしていない中なかで、弟弟子おとうとでし2人にんないし3人にんを一いち度どに土俵どひょうに立たたせて稽古けいこをするといい、2人ふたり掛かかりになった弟弟子おとうとでしと押おし合あう様子ようすの写真しゃしんも一部いちぶ報道ほうどう機関きかんによって掲載けいさいされている。2対たい1の稽古けいこは押おし合あいだけでなく普通ふつうに相撲すもうを取とるものも行おこなうが、本場所ほんばしょでのとっさの動うごきなどに役立やくだっているという。これは14代だい片男波かたおなみの発案はつあんで取とり入いれられた稽古けいこである。
• 2023年ねん5月がつ4日にちに電撃でんげき引退いんたいした逸いっノ城しろについては引退いんたい当日とうじつに「（逸いっノ城しろの引退いんたいは）今朝けさ、ネットニュースで知しった。最初さいしょに思おもったのが『もったいないな』ということ。まだ、できるんじゃないかなと思おもったので。腰こしが悪わるいとは聞きいていた。それでも人ひとが、どんな気持きもちで引退いんたいを決断けつだんするのか、自分じぶんは想像そうぞうができない」とコメントした。
• 2023年ねん9月がつ場所ばしょ前まえ、連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくを伸のばしている中なかで「膝ひざ、首くび、背中せなか。年としを取とって痛いたむところも多おおくなった。『いつ土俵どひょうで死しんでもおかしくない』と思おもうようになった。だからといって、ビビって引ひいたり、逃にげたりはしたくない。それは『玉たま鷲わしの相撲すもう』じゃない。『1日にち1番ばん』と言いう力士りきしが多おおいけど、俺おれはこの言葉ことばは好すきじゃない。明日あしたなんてどうなるか分わからない。『いつ土俵どひょうで死しんでもいい』。そう思おもうようになってから、明日あしたが来くる前提ぜんていの『1日にち1番ばん』は嫌きらい。言いいやすいから言いっちゃうこともあるけど（笑わらい）」と日刊にっかんスポーツの記者きしゃにこぼしていた。

巡業じゅんぎょう関連かんれん

• 日馬くさま富士ふじの傷害しょうがい事件じけんの際さいには「宿舎しゅくしゃで見みたいドラマがあるから行いけない」と白しろ鵬おおとりからの宴席えんせきへの出席しゅっせきの誘さそいを断ことわり、結果けっかとして事件じけん現場げんばへ同席どうせきする事態じたいを免まぬかれた。因ちなみに一部いちぶ報道ほうどうによると、玉たま鷲わしはかつて白はく鵬ほうにガチンコ力士りきしであるという理由りゆうからか飲のみ会かいの席せきで脱臼だっきゅうさせられたことがあるといい、貴乃花たかのはなも「白はく鵬ほうは以前いぜん、玉たま鷲わしを脱臼だっきゅうさせたこともある」と証言しょうげんしていたとされる。

その他た相撲すもう関連かんれん

• 四股しこ名めい「玉たま鷲わし」に関かんしては、部屋へやゆかりの冠かんむり文字もじ「玉たま」と入門にゅうもんを考かんがえていた時ときに旭鷲山きょくしゅうざんの連絡れんらく先さきを教おしえてもらった縁えんで「鷲わし」を組くみ合あわせたものとされる。
• 土俵どひょうに情じょうが入はいる余地よちを断たつため、モンゴル人じん力士りきしのコミュニティーには必要ひつよう以上いじょうに入いり込こまない。
• 増岡ますおか厳いわおが顧問こもんに就任しゅうにんした会社かいしゃでも知しられる大西おおにし金属きんぞくからは化粧廻けしょうまわしを贈呈ぞうていされている。
• 北きたの湖うみは死去しきょする直前ちょくぜんに「玉たま鷲わしは強つよくなった」と評ひょうしたとする説せつがあり、2017年ねん1月がつ場所ばしょ前まえの座談ざだん会かいでお笑わらい芸人げいにんのはなわがその話題わだいに触ふれた。
• 2017年ねん3月がつ場所ばしょ前まえの山根やまね千佳ちかの発言はつげんによると、黒星くろぼしを連想れんそうさせるため、場所ばしょ中ちゅうは黒くろのペンでのサインは受うけ付つけていないとのこと。
• 幕内まくうち初はつ優勝ゆうしょうを飾かざった2019年ねん1月がつ場所ばしょ後ご、九州きゅうしゅう場所ばしょでの宿舎しゅくしゃを構かまえる朝倉あさくら市しの親善しんぜん大使たいしとなった。そのようなことから玉たま鷲わしにとって朝倉あさくら市しは「第だい2の故郷こきょう」である。

家族かぞく・趣味しゅみ・嗜好しこう関連かんれん

• 2012年ねんに結婚けっこんした妻つまは、先述せんじゅつの通とおり片男波かたおなみ部屋へや所属しょぞくの玉たま正せい鳳おおとりの実姉じっし。義弟ぎていの玉たま正せい鳳おおとりは2親等しんとうにあたるため、4親等しんとう以内いないとの取組とりくみは組くまないという規定きていから、中川なかがわ部屋へや（旧きゅう春日山かすがやま部屋へや）・追手おって風ふう部屋へや時代じだいは本ほん割わりで対戦たいせんすることはなかった。
• 小物こものづくりやクッキー作づくりが趣味しゅみであり、何なにかを買かうよりも作つくるのが好すきである。本人ほんにんは形かたちになって残のこるものが良よいという考かんがえをしている。相撲すもう雑誌ざっしなどにも本人ほんにんが作つくったクッキーやワッペン付つき世界せかい地図ちずの壁掛かべかけなどが紹介しょうかいされている。
  • 2017年ねん3月がつ場所ばしょに際さいして大阪おおさか入いりした時ときに現地げんちの手芸しゅげい用品ようひん店てんに入はいり、そこには女性じょせいしかいなかったため着物きもの姿すがたで現地げんちの店みせに入はいった自分じぶんを最初さいしょは恥はずかしいと思おもっていたが、最後さいごは堂々どうどうと買かい物ものをした。
  • 料理りょうりも得意とくいであり、妻つまと一緒いっしょに焼売しゅうまいを作つくったこともある。その際さいには自分じぶんは皮かわを担当たんとうした。妻つまに料理りょうりを作つくってもらうことももちろんあり、錦糸きんし町まちや博多はかたの店みせで出だされるラーメンを再現さいげんしてもらったことがある。2020年ねん6月がつに相撲すもう協会きょうかい公式こうしきYouTubeチャンネルで、ステイホーム中なかの趣味しゅみとして餃子ぎょうざ作つくりをしているところが紹介しょうかいされた。
• 角界かくかい随一ずいいちの愛妻あいさい家か・イクメン力士りきしとして知しられる。
  • 2019年ねん1月がつ場所ばしょ、優勝ゆうしょうを決きめた日ひの早朝そうちょうに第だい二に子しが誕生たんじょうした。出産しゅっさん予定よてい日びであり病院びょういんで付つき添そっていたが、「相撲すもうに集中しゅうちゅうして」と妻つまに促うながされて一時いちじ帰宅きたくしたときに生うまれたという。そのため、優勝ゆうしょうした当日とうじつは「NHKに行いって、そこから息子むすこ(長男ちょうなん)を迎むかえに行いった」。長男ちょうなんを「お風呂ふろに入いれなきゃいけない、歯はを磨みがかなきゃいけない」ため、パーティーで酒さけを楽たのしんだりもしなかった。同月どうげつ31日にちに妻つまが第だい二に子しと退院たいいんした後のちは、洗濯せんたくなどの家事かじを手伝てつだっている。
  • 場所ばしょ後ごに家族かぞく旅行りょこうにいくことをモチベーションにしている。家族かぞく旅行りょこうに行いくために歯はを食くいしばって本場所ほんばしょに出場しゅつじょうしており、初はつ優勝ゆうしょう当日とうじつには旅行りょこうに同行どうこうするため母国ぼこくから両親りょうしんが来日らいにちしていた。
  • 玉たま鷲わし本人ほんにんは息子むすこ達たちに優やさしい一辺倒いっぺんとうではなく、時ときに怒おこることもある。「ママの言いうことを聞きかなかった時ときにね。あいつらにとってはお母かあさんだけど、オレの彼女かのじょだから。彼女かのじょを困こまらせるやつは怒おこるよ（笑わらい）。女性じょせいには優やさしくしないと」とのこと。
• 協会きょうかい公式こうしきプロフィールには好物こうぶつを「全部ぜんぶ」と答こたえている。好すきなYouTuberはHIKAKIN。
• 来日らいにち当初とうしょは生魚なまざかなが苦手にがてであったが、後のちに食たべられるようになった。日本にっぽん国籍こくせきを取得しゅとくした際さいには「昔むかし、大嶽おおたけ部屋へやでの一門いちもん稽古けいこの後のちに食たべたネギトロの寿司すしがおいしかった」と振ふり返かえっている。
• 通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう1位いの記録きろくを達成たっせいした際さいの報道ほうどうによると下戸げことのことで、これが大だい記録きろくに繋つながったという見方みかたもある。

その他た

• 普段ふだんは陽気ようきで人ひとの好よい人物じんぶつであり、東京とうきょう三鷹みたか相撲すもうクラブという相撲すもう道場どうじょうに玉たま鷲わしが訪おとずれた際さいに自身じしんを目当めあてに出で待まちへやってきたファンの男性だんせいが歌うたを披露ひろうしたら大おおいに喜よろこび、それ以来いらいそのファンの男性だんせいとは懇意こんいにしているという。
• ホテルマン志望しぼうであっただけに観察かんさつ力りょくが高たかく身みだしなみなどにはうるさい性分しょうぶん。2017年ねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうの支度したく部屋へやで、当時とうじ相撲すもう担当たんとう2場所ばしょ目めであった記者きしゃが100円えんショップで買かったペンとノートを見みて「やる気きのなさそうなノートですね」とソフトな声こえで優やさしく笑わらって突つっ込こんだ。また、2016年ねんから2018年ねんにかけてスポーツ報知ほうちの大相撲おおずもうキャップであった網野あみの大一郎だいいちろうは「質問しつもんが下手へたなんだよ。負まけた時ときも良よい部分ぶぶんを見みつけてくれよ」「ジャケットを着きているのにショルダーバッグを下さげている。バランスが悪わるい。俺おれに話はなしを聞ききたいなら髪かみをワックスで整ととのえて来きなさい」と2017年ねん3月がつ場所ばしょ後ごの春はる巡業じゅんぎょうで説教せっきょうされた。
  • 角界かくかい入いり前まえは実際じっさいにホテルの研修けんしゅうを受うけ、片方かたがたの腕うでで大皿おおざら料理りょうりを7枚まい同時どうじに運はこぶ技能ぎのうも身みに付つけた。そんな玉たま鷲わしの趣味しゅみの1つは人間にんげん観察かんさつ。
• 2020年ねん2月がつの報道ほうどうによると、過去かこ8、9回かい献血けんけつの条件じょうけんを満みたして参加さんかした健康けんこう体たいであるという。同月どうげつ12日にちの両国りょうこく国技こくぎ館かんでの東京とうきょう都と赤十字せきじゅうじセンターの要請ようせいによる力士りきしらを対象たいしょうとした献血けんけつでも、半数はんすう以上いじょうの関取せきとりが血液けつえき検査けんさで不ふ合格ごうかくになって帰宅きたくする中なか、合格ごうかくして献血けんけつへの参加さんかに至いたった。

合あい口くち

いずれも2024年ねん9月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう時点じてん。

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの現役げんえき力士りきし）

• 横綱よこづな・照あきらノ富士ふじには9勝しょう11敗はい。照あきらノ富士ふじの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは4勝しょう2敗はい。照あきらノ富士ふじの横綱よこづな昇進しょうしん後ごは4勝しょう2敗はい。2022年ねん1月がつ場所ばしょから5月がつ場所ばしょまで3場所ばしょ連続れんぞくで金星きんぼしを獲得かくとくした。9月場所ばしょも勝利しょうりし、同年どうねん4個この金星きんぼしを獲得かくとくした。
• 大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうには3勝しょう9敗はい。豊昇ほうしょう龍りゅうの大関おおぜき昇進しょうしん後ごは1敗はい。
• 大関おおぜき・琴きん櫻さくらには3勝しょう8敗はい。琴きん櫻さくらの大関おおぜき昇進しょうしん後ごは対戦たいせんなし。
• 元もと大関おおぜき・髙安には18勝しょう20敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。髙安の大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは5勝しょう8敗はい。直近ちょっきんの勝利しょうりは2023年ねん5月がつ場所ばしょで、決きまり手しゅは押おし出だし。2017年ねんまでは、玉たま鷲わしが10勝しょう6敗はいと分ぶんが良よかったが、2018年ねん以降いこうは5勝しょう12敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）と髙安の方ほうが分ぶんが良よくなっている。
• 元もと大関おおぜき・朝あさ乃山には4勝しょう5敗はい。朝あさ乃山の大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは2敗はい。初はつ顔かおから3連勝れんしょうしていたが、2019年ねん9月がつ場所ばしょ以降いこうは、5連敗れんぱいしていた。しかし、2024年ねん1月がつ場所ばしょで久ひさしぶりの勝利しょうり。
• 元もと大関おおぜき・正代しょうだいには16勝しょう11敗はい。正代しょうだいの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは4勝しょう5敗はい。2022年ねん11月場所ばしょ13日にち目めに勝利しょうりした取組とりくみは、正代しょうだいにとっては大関おおぜき陥落かんらくが決きまる角番かどばんでの8敗はい目めとなった。
• 元もと大関おおぜき・御嶽みたけ海かいには8勝しょう29敗はいと大おおきく負まけ越こしている。2017年ねん5月がつ場所ばしょ3日にち目めの対戦たいせんではすくい投なげで敗やぶれて玉たま鷲わしの7戦せん全敗ぜんぱいとなったが、御嶽みたけ海かいの方ほうは玉たま鷲わしとの合あい口くちについて「向むこうがただ、やりにくいと思おもっているだけでしょう」と気きにしていない。2017年ねん9月がつ場所ばしょの9回かい目めの対戦たいせんで初はつ勝利しょうり。11月場所ばしょでも勝かって連勝れんしょう。しかし2018年ねん1月がつ場所ばしょからは再ふたたび連敗れんぱいが続つづいており、自身じしんが初はつ優勝ゆうしょうした2019年ねん1月がつ場所ばしょでも敗やぶれている。2020年ねん1月がつ場所ばしょで敗やぶれたため連敗れんぱいが13にまで延のびてしまったが、同年どうねん9月がつ場所ばしょで3勝しょう目めを挙あげた。2022年ねん5月がつ場所ばしょから2023年ねん3月がつ場所ばしょにかけて4連勝れんしょうしている。御嶽みたけ海かいは魁さきがけ聖きよしに1勝しょう7敗はいと負まけ越こしているが、玉たま鷲わしは魁さきがけ聖ひじりに12勝しょう10敗はいと勝かち越こしている。
• 元もと大関おおぜき・霧島きりしまには2勝しょう10敗はい。霧島きりしまの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは3敗はい。

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの引退いんたい力士りきし）

• 元もと横綱よこづな・白はく鵬ほうには1勝しょう16敗はい。自身じしんが初はつ優勝ゆうしょうした2019年ねん1月がつ場所ばしょで唯一ゆいいつの白星しろぼしを挙あげた。
• 元もと横綱よこづな・日馬くさま富士ふじには5勝しょう8敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。日馬くさま富士ふじの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは1勝しょう1敗はい。横綱よこづな昇進しょうしん後ごは4勝しょう7敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。2015年ねん5月がつ場所ばしょで自身じしん初はつ金星きんぼしを獲得かくとく。2017年ねん11月場所ばしょで不戦勝ふせんしょうを獲得かくとくしたが、場所ばしょ後ごに引退いんたい表明ひょうめいしたため、結果けっか的てきに最後さいごに割わりが組くまれた相手あいてとなった（日馬くさま富士ふじの最後さいごの相手あいては貴き景勝けいしょう）。
• 元もと横綱よこづな・鶴つる竜りゅうには6勝しょう10敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。鶴つる竜りゅうの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは1敗はい。鶴つる竜りゅうの横綱よこづな昇進しょうしん後ごは5勝しょう4敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。直近ちょっきんの勝利しょうりは2019年ねん9月がつ場所ばしょの不戦勝ふせんしょうで、土俵どひょうの上うえでは2019年ねん5月がつ場所ばしょで、決きまり手しゅは押おし出だし。これが令れい和わ初はつの金星きんぼしとなった。
• 元もと横綱よこづな・稀まれ勢ぜいの里さとには4勝しょう9敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが2つある）。稀まれ勢ぜいの里さとの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは5戦せん全敗ぜんぱい。横綱よこづな昇進しょうしん後ごは4勝しょう1敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが2つある）。2017年ねん11月場所ばしょで、稀まれ勢ぜいの里さとからは唯一ゆいいつとなる金星きんぼしを獲得かくとく。
• 元もと大関おおぜき・出島でじまとは、出島でじまの大関おおぜき陥落かんらく後ごに対戦たいせんして1勝しょう2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・雅まさ山やまとは、雅まさ山やまの大関おおぜき陥落かんらく後ごに対戦たいせんして7戦せん全敗ぜんぱい。（平成へいせい22年ねん秋場所あきばしょは雅みやび山やまが十じゅう両りょう陥落かんらくしていた時ときに玉たま鷲わしと幕内まくうちで対戦たいせんして勝利しょうり経験けいけんはあり）
• 元もと大関おおぜき・魁皇かいおうには1勝しょう1敗はい。2011年ねん1月がつ場所ばしょで押おし出だしで勝利しょうり。
• 元もと大関おおぜき・琴きん欧おう洲しゅうには1勝しょう3敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。自力じりき勝利しょうりはなく、2014年ねん3月がつ場所ばしょで不戦勝ふせんしょうを獲得かくとく。琴きん欧おう洲しゅうはその翌日よくじつに引退いんたいしたため、結果けっか的てきに最後さいごに割わりが組くまれた相手あいてとなった（琴きん欧おう洲しゅうの最後さいごの相手あいては白はく鵬ほう）。
• 元もと大関おおぜき・琴きん光喜みつよしには1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・把わ瑠都には1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・琴きん奨すすむ菊きくには12勝しょう8敗はい。琴きん奨すすむ菊きくの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは2勝しょう3敗はい。
• 元もと大関おおぜき・豪ごう栄さかえ道どうには9勝しょう15敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。豪ごう栄さかえ道どうの大関おおぜき昇進しょうしん後ごは8勝しょう12敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。
• 元もと大関おおぜき・栃とちノ心こころには12勝しょう20敗はい。栃とちノ心しんの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは4勝しょう2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・貴き景勝けいしょうには8勝しょう14敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。貴き景勝けいしょうの大関おおぜき在位ざいい中ちゅうは4勝しょう6敗はい（うち不戦勝ふせんしょうが1つある）。直近ちょっきんの勝利しょうりは2022年ねん9月がつ場所ばしょで、決きまり手しゅは叩たたき込こみ。

（以下いかは最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかとの主おもな対戦たいせん成績せいせき）

• 御嶽みたけ海かいは臥が牙きば丸まるに1勝しょう3敗はいと負まけ越こしているが、玉たま鷲わしは臥が牙きば丸まると非常ひじょうに相性あいしょうが良よく、14勝しょう2敗はいと大おおきく勝かち越こしている。2013年ねん11月場所ばしょ10日にち目めに対戦たいせんした際さいには、物言ものいいの末すえに取とり直なおしとなり、取とり直なおしの一番いちばんでは寄より切きって勝利しょうり。臥が牙きば丸まるは取組とりくみ後ごのインタビューで顔かおを真まっ赤かにして涙なみだを流ながしながら「勝かちたかった。マジで。なんで玉たま鷲わしはオレだけに強つよいの。（取とり直なおし後ごの一番いちばんでは）絶対ぜったいに押おし出だしてやろうと思おもったけど。これ以上いじょう、どう相撲すもう取とればいいか分わからない」と嘆なげいた。ただし、臥が牙きば丸まるとは普段ふだんは仲なかが良よい。
• 時どき天空てんくうとの対戦たいせん成績せいせきは3勝しょう10敗はいで分ぶんが悪わるく、過去かこに5連敗れんぱいを2度ど喫きっしたことがある。

• その他た最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかの力士りきしとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
碧あお山やま	8	9	朝あさ赤あか龍りゅう	5	7	安美やすみ錦にしき	5	2	阿おもね炎ほのお	3	5
阿おもね覧らん	4	5	勢いきおい	10	5	逸いっノ城しろ	9(1)	12	大だいの里さと	0	2
隠岐おきの海うみ	14(1)	12	魁さきがけ聖きよし	12	10	旭天鵬きょくてんほう	7	8	琴きん勇いさむ輝あきら	6(1)	3
大栄おおえ翔しょう	15	10	隆りゅうの勝かち	3	8	宝たから富士ふじ	17	13	豪ごう風ふう	9	12
土佐とさノ海うみ	2	0	栃とち煌山	3	16	栃とち乃洋	2	2	豊ゆたかノ島しま	6	9
北きた勝かち力りょく	0	1	妙義みょうぎ龍りゅう	13	7	明生あきお	6	8	嘉よしみ風ふう	10	2
若わかの里さと	6	5	若わか隆景たかかげ	3	8	若わか元春もとはる	1	5
小結こむすび
岩木山いわきやま	2	1	宇良うら	5	3(1)	遠藤えんどう	19	15	阿武あぶ咲さき	7	8
臥が牙きば丸まる	14	2	垣かき添	5	5	黒海こっかい	4	4	霜しも鳳おおとり	2	3
常つね幸さいわい龍りゅう	4	3	松まつ鳳おおとり山さん	5	12	高見たかみ盛もり	1	2	千代ちよ鳳おおとり	4	4
千代ちよ大龍おおたつ	11(1)	11	時どき天空てんくう	4	10	翔しょう猿ざる	3	6	錦木にしきぎ	7	5
白馬はくば	0	1	平戸ひらど海かい	4	2	普天ふてん王おう	1	2	豊ゆたか真ま将しょう	2	5
北きた勝富かつとみ士し	11(1)	10	竜りゅう電でん	5	6	若わか荒あら雄つよし	3	1
前頭まえがしら
明あきら瀬山せやま	1	0	旭日きょくじつ松まつ	2	1	東あずま龍りゅう	1	0	熱海あたみ富士ふじ	1	0
天風てんぷう	1	0	阿おもね夢ゆめ露ろ	2	1	荒あら鷲わし	7	3	石浦いしうら	3	2
一山ひとやま本ほん	4	2	炎ほのお鵬おおとり	0	1	欧おう勝馬かつま	0	2	阿武あぶ剋	1	0
王おう鵬ほう	4	2	大だい岩戸いわと	0	1	大だい砂嵐すなあらし	2	4	鏡かがみ桜さくら	2	1
輝てる	6	2	春日しゅんじつ王おう	2	2	北きた太ふとし樹じゅ	5	9	北きたの若わか	1	0
北きた磻磨	0	1	皇すめらぎ風ふう	1	0	木村きむら山さん	7	4	旭あさひ秀しげる鵬おおとり	4	4
旭あさひ南海なみ	1	0	金峰山きんぷさん	3	4	豪ごうノ山やま	0	2	光ひかり龍りゅう	1	1
琴きん恵めぐみ光こう	6	2	琴きん春日しゅんじつ	1	0	琴きん勝かち峰ほう	5	4	磋牙司し	0	1
佐田さたの海うみ	8	15	佐田さたの富士ふじ	10	3	里山さとやま	0	1	志摩しまノ海うみ	3	2
翔しょう天てん狼おおかみ	4	9	湘南しょうなん乃海	1	2	蒼あお国こく来らい	5	4	双そう大竜おおたつ	0	1
大だい奄美あまみ	1	0	大だい翔しょう鵬おおとり	1	0	大だい翔しょう丸まる	1	1	大道だいどう	3	4
貴たかノ岩いわ	4	2	隆りゅうの山やま	1	2	美よしノ海うみ	4	1	千代ちよ翔しょう馬ば	6	2
千代ちよノ皇すめらぎ	1	0	千代ちよの国くに	5	3	千代ちよ白はく鵬ほう	3	0	千代丸ちよまる	5	2
剣けん翔しょう	4	0	剣けん武たけし	0	1	照あきら強きょう	2	2	天てん鎧よろい鵬おおとり	1	1
東ひがし白龍はくりゅう	1	0	時どき疾風しっぷう	1	0	德とく勝かつ龍りゅう	9	8	德とく瀬川せかわ	0	3
土佐とさ豊ゆたか	5	3	栃とち乃若	4	4	友とも風ふう	2	2	豊ゆたか桜さくら	1	1
豊ゆたか響ひびき	8	6	錦にしき富士ふじ	4	1	英えい乃海	4	1	富士ふじ東ひがし	6	3
武たけ州しゅう山やま	3	0	武将ぶしょう山やま	1	0	寶たから智さとし山さん	3	0	北きた青あお鵬ほう	1	0
誉ほまれ富士ふじ	2	2	将司まさし	0	2	舛ますノ山やま	5(1)	2	翠みどり富士ふじ	1	3
猛虎もうこ浪なみ	1	1	山本山やまもとやま	3	1	豊山とよやま	2	0	芳よし東ひがし	0	1
狼おおかみ雅みやび	0	2

※カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。太字ふとじは2024年ねん9月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし。

略歴りゃくれき

• 2004年ねん1月がつ場所ばしょ - 初はつ土俵どひょう
• 2008年ねん1月がつ場所ばしょ - 新しん十じゅう両りょう
• 2008年ねん9月がつ場所ばしょ - 新しん入幕にゅうまく
• 2015年ねん3月がつ場所ばしょ - 新しん小結こむすび（東ひがし小結こむすび）
• 2015年ねん5月がつ場所ばしょ - 横綱よこづな・日馬くさま富とみ士しを破やぶり初はつ金星きんぼし
• 2016年ねん11月場所ばしょ - 初はつの三さん賞しょうとなる技能ぎのう賞しょうを受賞じゅしょう（西にし小結こむすび）
• 2017年ねん1月がつ場所ばしょ - 新しん関脇せきわけ（東ひがし関脇せきわけ）
• 2019年ねん1月がつ場所ばしょ - 西にし関脇せきわけのこの場所ばしょ、13勝しょう2敗はいで初はつの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう。同時どうじに殊勲賞しゅくんしょう・敢闘かんとう賞しょうをW受賞じゅしょう（いずれも初はつ受賞じゅしょう）
• 2024年ねん9月がつ場所ばしょ - 歴代れきだい1位いの通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすう記録きろくを樹立じゅりつ

主おもな成績せいせき

2024年ねん9月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき：828勝しょう816敗はい2休きゅう（123場所ばしょ）
  • 幕内まくうち成績せいせき：645勝しょう703敗はい2休きゅう（90場所ばしょ）
    • 三さん役やく成績せいせき：102勝しょう108敗はい（関脇せきわけ8場所ばしょ、小結こむすび6場所ばしょ）
    • 三さん役やく勝率しょうりつ：.492
      • 関脇せきわけ成績せいせき：63勝しょう57敗はい（8場所ばしょ）
      • 関脇せきわけ勝率しょうりつ：.525
      • 小結こむすび成績せいせき：39勝しょう51敗はい（6場所ばしょ）
      • 小結こむすび勝率しょうりつ：.440
    • 前頭まえがしら成績せいせき：543勝しょう595敗はい2休きゅう（76場所ばしょ）
    • 前頭まえがしら勝率しょうりつ：.477
  • 十じゅう両りょう成績せいせき：86勝しょう49敗はい（9場所ばしょ）
  • 十じゅう両りょう勝率しょうりつ：.637
  • 幕下まくした成績せいせき：55勝しょう43敗はい（14場所ばしょ）
  • 幕下まくした勝率しょうりつ：.561
  • 三さん段だん目め成績せいせき：22勝しょう13敗はい（5場所ばしょ）
  • 三さん段だん目め勝率しょうりつ：.629
  • 序じょ二に段だん成績せいせき：16勝しょう5敗はい（3場所ばしょ）
  • 序じょ二に段だん勝率しょうりつ：.762
  • 序ノ口じょのくち成績せいせき：4勝しょう3敗はい（1場所ばしょ）
  • 序ノ口じょのくち勝率しょうりつ：.571
• 通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう、初はつ土俵どひょうからの通算つうさん連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすう：1643回かい（初はつ土俵どひょう〜継続けいぞく中ちゅう、ともに歴代れきだい1位い）
• 幕内まくうち連続れんぞく出場しゅつじょう回数かいすう：1002回かい（継続けいぞく中ちゅう、歴代れきだい6位い）
• 不戦勝ふせんしょう：15 ※歴代れきだい1位い
• 令れい和わ時代じだい初はつの金星きんぼし獲得かくとく：（2019年ねん5月がつ場所ばしょ中日ちゅうにち）
• 金星かなぼし連続れんぞく獲得かくとく：3場所ばしょ連続れんぞく（2022年ねん1月がつ場所ばしょ - 5月場所ばしょ）
• 同どう一いち横綱よこづなからの連続れんぞく金星きんぼし獲得かくとく：照あきらノ富士ふじから3場所ばしょ連続れんぞく（2022年ねん1月がつ場所ばしょ - 5月場所ばしょ ）
• 金星かなぼし獲得かくとく最年長さいねんちょう記録きろく：37歳さい9か月げつ（平成へいせい以降いこう最年長さいねんちょう、昭和しょうわ以降いこう4位い）
• 幕内まくうち年長ねんちょう優勝ゆうしょう記録きろく：37歳さい10ヶ月かげつ（歴代れきだい2位い、年とし6場所ばしょ制せい以降いこう1位い）
• 関脇せきわけ以下いかの地位ちいでの優勝ゆうしょう回数かいすう：2回かい（歴代れきだい2位い）

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう：4回かい
  • 殊勲賞しゅくんしょう：2回かい（2019年ねん1月がつ場所ばしょ、2022年ねん9月がつ場所ばしょ）
  • 敢闘かんとう賞しょう：1回かい（2019年ねん1月がつ場所ばしょ）
  • 技能ぎのう賞しょう：1回かい（2016年ねん11月場所ばしょ）
• 金星かなぼし：7個こ
  • 日馬くさま富士ふじ：1個いっこ（2015年ねん5月がつ場所ばしょ）
  • 鶴つる竜りゅう：1個いっこ（2019年ねん5月がつ場所ばしょ）
  • 稀まれ勢ぜいの里さと：1個いっこ（2017年ねん11月場所ばしょ）
  • 照あきらノ富士ふじ：4個こ（2022年ねん1月がつ - 5月場所ばしょ、9月場所ばしょ）

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう：2回かい
  • 2019年ねん（1回かい）1月がつ場所ばしょ
  • 2022年ねん（1回かい）9月がつ場所ばしょ
• 年間ねんかん最多さいた優勝ゆうしょう：1回かい
  • 2022年ねん（1回かい・照あきらノ富士ふじ、御嶽みたけ海かい、若わか隆景たかかげ、逸いっノ城しろ、阿おもね炎ほのおと並ならんで受賞じゅしょう）
• 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう：1回かい（2009年ねん9月がつ場所ばしょ）
• 幕下まくした優勝ゆうしょう：1回かい（2007年ねん9月がつ場所ばしょ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

玉たま鷲わし一いち朗ろう

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2004年ねん （平成へいせい16年ねん）	（前ぜん相撲すもう）	西にし序ノ口じょのくち28枚まい目め 4–3	東ひがし序じょ二に段だん105枚まい目め 6–1	西にし序じょ二に段だん25枚まい目め 5–2	東ひがし三さん段だん目め87枚まい目め 2–5	東ひがし序じょ二に段だん10枚まい目め 5–2
2005年ねん （平成へいせい17年ねん）	西にし三さん段だん目め74枚まい目め 5–2	東ひがし三さん段だん目め47枚まい目め 4–3	東ひがし三さん段だん目め34枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした51枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め8枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした46枚まい目め 4–3
2006年ねん （平成へいせい18年ねん）	西にし幕下まくした36枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした45枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした35枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした28枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした37枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした23枚まい目め 3–4
2007年ねん （平成へいせい19年ねん）	東ひがし幕下まくした31枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした43枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした31枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした23枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした32枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	西にし幕下まくした2枚まい目め 4–3
2008年ねん （平成へいせい20年ねん）	西にし十じゅう両りょう13枚まい目め 10–5	東ひがし十じゅう両りょう7枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう2枚まい目め 8–7	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 9–6	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め 4–11	西にし十じゅう両りょう4枚まい目め 10–5
2009年ねん （平成へいせい21年ねん）	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 9–6	西前にしまえ頭あたま8枚まい目め 6–9	西前にしまえ頭あたま11枚まい目め 5–10	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 優勝ゆうしょう 11–4	東ひがし前頭まえがしら11枚まい目め 10–5
2010年ねん （平成へいせい22年ねん）	東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め 3–12	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま14枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら8枚まい目め 9–6
2011年ねん （平成へいせい23年ねん）	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 5–10	八百長やおちょう問題もんだい により中止ちゅうし	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 5–10
2012年ねん （平成へいせい24年ねん）	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 9–6	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら11枚まい目め 4–11	東ひがし十じゅう両りょう2枚まい目め 9–6	東ひがし前頭まえがしら16枚まい目め 9–6
2013年ねん （平成へいせい25年ねん）	西前にしまえ頭あたま12枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 4–11	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 11–4	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 5–10	西前にしまえ頭あたま16枚まい目め 9–6	西前にしまえ頭あたま11枚まい目め 10–5
2014年ねん （平成へいせい26年ねん）	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま筆頭ひっとう 5–10	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 3–12	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 8–7
2015年ねん （平成へいせい27年ねん）	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 10–5	東ひがし小結こむすび 4–11	西前にしまえ頭あたま5枚まい目め 6–9 ★	東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら5枚まい目め 4–11	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 8–7
2016年ねん （平成へいせい28年ねん）	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 5–10	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 9–6	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 4–11	東ひがし前頭まえがしら12枚まい目め 9–6	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 10–5	西にし小結こむすび 10–5 技わざ
2017年ねん （平成へいせい29年ねん）	東ひがし関脇せきわけ 9–6	東ひがし関脇せきわけ 8–7	東ひがし関脇せきわけ 10–5	東ひがし関脇せきわけ 7–8	東ひがし小結こむすび 7–8	東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとう 11–4 ★
2018年ねん （平成へいせい30年ねん）	西にし関脇せきわけ 6–9	西前にしまえ頭あたま筆頭ひっとう 9–6	東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとう 8–7	東ひがし小結こむすび 8–7	東ひがし小結こむすび 4–11	西前にしまえ頭あたま2枚まい目め 9–6
2019年ねん （平成へいせい31年ねん /令れい和わ元年がんねん）	西にし関脇せきわけ 13–2 殊こと敢	西にし関脇せきわけ 5–10	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 10–5 ★	西にし関脇せきわけ 5–10	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 8–7
2020年ねん （令れい和わ2年ねん）	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 5–10	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 6–9	感染かんせん症しょう拡大かくだい により中止ちゅうし	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 10–5	西前にしまえ頭あたま2枚まい目め 5–10	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 8–7
2021年ねん （令れい和わ3年ねん）	西前にしまえ頭あたま4枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め 11–4	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 6–9	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 9–6
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 8–7 ★	西前にしまえ頭あたま2枚まい目め 7–8 ★	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 9–6 ★	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 5–8–2	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 13–2 殊こと★	東ひがし小結こむすび 6–9
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	西前にしまえ頭あたま2枚まい目め 9–6	東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとう 3–12	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 2–13	西前にしまえ頭あたま12枚まい目め 9–6
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま9枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら10枚まい目め 7–8	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

関連かんれん項目こうもく

• 関脇せきわけ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 玉たま鷲わし 一いち朗ろう - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい