尊みこと富士ふじ弥わたる輝也てるや

尊みこと富士ふじ 弥わたる輝也てるや
2024年ねん1月がつ、初場所はつばしょにて
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	石岡いしおか→尊みこと富士ふじ
本名ほんみょう	石岡いしおか 弥わたる輝也てるや
愛称あいしょう	みきやん、令れい和わのF1相撲すもう
生年月日せいねんがっぴ	(1999-04-09) 1999年ねん4月がつ9日にち（25歳さい）
出身しゅっしん	青森あおもり県けん北津軽きたつがる郡ぐん金木かなぎ町まち （現げん・五所川原ごしょがわら市し）
身長しんちょう	184.0cm
体重たいじゅう	143.0kg
BMI	42.24
所属しょぞく部屋へや	伊勢いせヶ濱はま部屋へや
得意とくい技わざ	突つき・押おし
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め
最高さいこう位い	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め
生涯しょうがい戦歴せんれき	69勝しょう10敗はい（10場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	13勝しょう2敗はい（1場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう1回かい 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう1回かい 序じょ二に段だん優勝ゆうしょう1回かい 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	殊勲賞しゅくんしょう1回かい 敢闘かんとう賞しょう1回かい 技能ぎのう賞しょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2022年ねん9月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	2024年ねん3月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	良よい匂においのボディークリームを塗ぬること
備考びこう
2024年ねん4月がつ30日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

尊みこと富士ふじ 弥わたる輝也てるや（たけるふじ みきや、1999年ねん〈平成へいせい11年ねん〉4月がつ9日にち - ）は、青森あおもり県けん北津軽きたつがる郡ぐん金木かなぎ町まち（現げん・五所川原ごしょがわら市し）出身しゅっしんで、伊勢いせヶ濱はま部屋へや所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは石岡いしおか 弥わたる輝也てるや（いしおか みきや）。身長しんちょう184.0cm、体重たいじゅう143.0kg。最高さいこう位いは東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め（2024年ねん5月場所ばしょ）。血液けつえき型がたはA型がた。

2024年ねん3月がつ場所ばしょにおいて、新しん入幕にゅうまく力士りきしとしては1914年ねん5月がつ場所ばしょの両國りょうこく勇治郎ゆうじろう以来いらい110年ねんぶりとなる幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたした。

来歴らいれき

大相撲おおずもう入門にゅうもん前まえ

祖父そふが草相撲くさずもうの強豪きょうごうだった縁えんで、保育園ほいくえんの頃ころから相撲すもうを始はじめた。保育園ほいくえん児じの頃ころは、稽古けいこ後ごのコンビニで買かってもらっていた唐揚からあげが楽たのしみで、そのために相撲すもうの稽古けいこを行おこなった。わんぱく相撲すもう全国ぜんこく大会たいかいでは、五所川原ごしょがわら市立しりつ金木かなぎ小学校しょうがっこう4年ねん時じに個人こじんベスト8と団体だんたい優勝ゆうしょう、5年ねん時じに個人こじん3位いを経験けいけんした。小学校しょうがっこう5年ねん時じからはつがる旭あさひ富士ふじジュニアクラブに通かよい、小学校しょうがっこう卒業そつぎょう後ごは地元じもとの金木かなぎ中学校ちゅうがっこうではなく、地元じもとを離はなれて道場どうじょうへ通かよいやすいつがる市立しりつ木造もくぞう中学校ちゅうがっこうに進学しんがく。中学校ちゅうがっこう3年ねん時じに全国ぜんこく都道府県とどうふけん中学生ちゅうがくせい大会たいかい個人こじん3位い、全中ぜんちゅう個人こじんベスト8、白はく鵬ほう杯はい団体だんたい優勝ゆうしょう・個人こじん3位いの実績じっせきを残のこした。出身しゅっしん地ちは豪雪ごうせつ地帯ちたいで、寒さむさの中なかで学校がっこうから道場どうじょうまで30分ふん歩あるき、寒さむさで凍こおった廻まわしを締しめてそれを1000回かいのスクワットで解凍かいとうした。

中学校ちゅうがっこう卒業そつぎょう後ごは鳥取とっとり城北しろきた高等こうとう学校がっこうに進学しんがく。高校こうこうの同期どうきにはアマルトゥブシン・アマルサナー（後ごの狼おおかみ雅みやび）らがいる。1年ねん時じに金沢かなざわ大会たいかいで個人こじん8強きょうの実績じっせきを残のこすが、2年ねん時じの金沢かなざわ大会たいかいで左ひだり膝ひざ前ぜん十字じゅうじ靱帯じんたいを断だん裂きれした。3年ねん時じは全国ぜんこく高校こうこう総体そうたい個人こじん3位い、選抜せんばつ高校こうこう相撲すもう宇佐うさ大会たいかい個人こじん3位いとなったが、秋あきの国体こくたい個人こじん準決勝じゅんけっしょうで納谷なや幸みゆき之の介かい（後ごの王おう鵬ほう）に敗やぶれた時ときに再ふたたび左ひだり膝ひざを負傷ふしょうし、3位い決定けってい戦せんは不戦敗ふせんぱいとなった。

高校こうこう卒業そつぎょう後ごは日本にっぽん大学だいがく法学部ほうがくぶ政治せいじ経済けいざい学科がっかに進学しんがくし、日本にっぽん大学だいがく相撲すもう部ぶに入部にゅうぶ。大学だいがくの同期どうきには川副かわそえ圭けい太ふとし（後ごの輝てる鵬おおとり）、大谷おおや真しん惟おもんみらがいる。2年ねん時じに全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ金沢かなざわ大会たいかい準じゅん優勝ゆうしょう、全国ぜんこく学生がくせい体重たいじゅう別べつ大会たいかい135キロ未満みまん級きゅう準じゅん優勝ゆうしょう、全国ぜんこく学生がくせい選手権せんしゅけん団体だんたい優勝ゆうしょうなどの実績じっせきを残のこすが、全国ぜんこく学生がくせい選手権せんしゅけん団体だんたい決勝けっしょう戦せんで今度こんどは右みぎ膝ひざを負傷ふしょうした。その後ごは、3年ねん時じに全国ぜんこく学生がくせい選手権せんしゅけん団体だんたい優勝ゆうしょう、4年ねん時じに全国ぜんこく学生がくせい相撲すもう個人こじん体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい無む差別さべつ級きゅう16強きょうとなった。2022年ねん春はるに日本にっぽん大学だいがくを卒業そつぎょうした。

大相撲おおずもう入門にゅうもん後ご

2022年ねん8月がつ16日にちに記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、大相撲おおずもうの伊勢いせヶ濱はま部屋へやに入門にゅうもんすることを発表はっぴょうした。伊勢いせヶ濱はま部屋へや師匠ししょうの9代だい伊勢いせヶ濱はま（元もと横綱よこづな・旭あさひ富士ふじ）は青森あおもり県けん出身しゅっしんのため毎年まいとし同どう県内けんないで合宿がっしゅくを行おこなっており、石岡いしおかは中学生ちゅうがくせい時代じだいから部屋へやとの交流こうりゅうを持もっていたことに加くわえ、9代だい伊勢いせヶ濱はまや、部屋へや所属しょぞくで高校こうこうの同窓生どうそうせいでもある横綱よこづな・照あきらノ富士ふじからは中学生ちゅうがくせい時代じだいより目めをかけられていたこと、照あきらノ富士ふじは膝ひざの怪我けがなどで大関おおぜきから一時いちじは序じょ二に段だんまで番付ばんづけを落おとしてから横綱よこづなまで上のぼり詰つめた経歴けいれきを持もつことも、入門にゅうもんを後押あとおしした。2022年ねん9月がつ場所ばしょで前ぜん相撲すもうから初はつ土俵どひょう。同期生どうきせいには輝てる鵬おおとり（幕下まくした15枚まい目め格かく付づけ出で）らがいる。なお、新しん弟子でし検査けんさ受検じゅけん時点じてんで23歳さいであったため、入門にゅうもんに当あたっては年齢ねんれい制限せいげん緩和かんわ措置そちが適用てきようされた。

初はじめて番付ばんづけに名前なまえが載のった2022年ねん11月場所ばしょは、6番ばん相撲すもうで幕内まくうち経験けいけん者しゃの旭あさひ大星おおぼしを破やぶるなど7戦せん全勝ぜんしょうで序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう。続つづく2023年ねん1月がつ場所ばしょも7戦せん全勝ぜんしょうで序じょ二に段だん優勝ゆうしょうを果はたした。三さん段だん目めに上あがった3月がつ場所ばしょは4番ばん相撲すもうで東あずま俊隆としたかに敗やぶれ初はつ土俵どひょうからの連勝れんしょうが17で止とまったが、6勝しょう1敗はいとして5月がつ場所ばしょでは新しん幕下まくしたとなった。

幕下まくした4場所ばしょ目めとなった2023年ねん11月場所ばしょは、勝かち越こせばほぼ確実かくじつに関取せきとり昇進しょうしんとなる西にし幕下まくした筆頭ひっとうまで地位ちいを上あげた。「自分じぶんの相撲すもうを取とるだけ。十両じゅうりょうとやりたい」と抱負ほうふを語かたった。初はじめて髷まげを結ゆって迎むかえた同どう場所ばしょは9日にち目めの5番ばん相撲すもうで對馬つしま洋ように勝かって4勝しょう目めを挙あげ、勝かち越こしが決定けっていするとともに、新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんが決定的けっていてきと報ほうじられた。11日にち目めの6番ばん相撲すもうの千代ちよの海戦かいせんで叩たたき込こみにより白星しろぼしを得えた際さいは、報道ほうどう各社かくしゃが新しん十じゅう両りょう昇進しょうしん確実かくじつ、あるいはほぼ確実かくじつと報ほうじた。最終さいしゅう的てきに、この場所ばしょを6勝しょう1敗はいの成績せいせきで終おえて、場所ばしょ後ごに行おこなわれた番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎにより、2024年ねん1月がつ場所ばしょでの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんが決定けっていした。

新しん十じゅう両りょう会見かいけんでは年下とししたの熱海あたみ富士ふじに先さきを越こされたことについて「悔くやしい気持きもちになった。自分じぶんも早はやく優勝ゆうしょう争あらそいをしたい」と言いいつつ「自分じぶんの持もち味あじ、立たち合あいをもっと強化きょうかしていく。やるしかないという思おもい」と意欲いよくを持もった。師匠ししょうの伊勢いせヶ濱はまは「まだやらないといけないことが多おおい。青森あおもり（の人ひと）は横綱よこづなにならないと認みとめてくれないよ」と冗談じょうだんも交まじえて期待きたいを寄よせた。2024年ねん1月がつ場所ばしょは初日しょにちから絶好調ぜっこうちょうで、この場所ばしょの十両じゅうりょうで唯一ゆいいつとなる中日ちゅうにち勝かち越こしを決きめた。新しん十じゅう両りょう中日ちゅうにち勝かち越こしは1場所ばしょ15日にち制せい定着ていちゃくとなった1949年ねん以降いこう史上しじょう8人にん目め。14日にち目めの千代栄ちよえ戦せんで押おし出だしにより12勝しょう目めを挙あげ、千秋楽せんしゅうらくを待またず十両じゅうりょう優勝ゆうしょうが決定けってい。千秋楽せんしゅうらくも勝利しょうりし、新しん十じゅう両りょうの場所ばしょは13勝しょう2敗はいで取とり終おえた。

翌よく3月がつ場所ばしょで新しん入幕にゅうまくを果はたす。初はつ土俵どひょうから所要しょよう9場所ばしょでの新しん入幕にゅうまくは、年とし6場所ばしょ制せいとなった1958年ねん以降いこうの初はつ土俵どひょう（幕下まくした付つけ出だしを除のぞく）としては常つね幸さいわい龍りゅうと並ならぶ史上しじょう最速さいそくタイのスピード出世しゅっせ、新しん十じゅう両りょうから1場所ばしょ通過つうかは史上しじょう7人にん目めとなった。新しん入幕にゅうまく会見かいけんでは「記録きろくで満足まんぞくしているようでは先さきは見みえない」とした上うえで、1月がつ場所ばしょで部屋へやの横綱よこづなの照あきらノ富士ふじが幕内まくうち優勝ゆうしょうを達成たっせいし、十両じゅうりょう優勝ゆうしょうした自身じしんがパレードの旗手きしゅを務つとめたことを指さして「自分じぶんでもいつかこの舞台ぶたいで、最高さいこうの景色けしきを見みてみたいなという思おもいになりました」と幕内まくうち優勝ゆうしょうを目指めざしている旨むねを語かたった。この3月場所ばしょは中日ちゅうにち勝かち越こしを決きめたが、新しん入幕にゅうまく力士りきしの中日ちゅうにち勝かち越こしは2011年ねん5月がつ技量ぎりょう審査しんさ場所ばしょの魁さきがけ聖きよし以来いらい、中日ちゅうにち時点じてんで新しん入幕にゅうまく力士りきしが優勝ゆうしょう争あらそい単独たんどく首位しゅいは15日にち制せい定着ていちゃくとなった1949年ねん5月がつ場所ばしょ以降いこう初はつ。また、11日にち目めには大関おおぜき・琴きんノ若わかを寄より切きりで破やぶり元もと横綱よこづな・大鵬たいほう以来いらい64年ねん振ふりである新しん入幕にゅうまく力士りきしとしての初日しょにちからの11連勝れんしょうを果はたした。12日にち目めの大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅう戦せんで敗やぶれ初日しょにちからの連勝れんしょうはタイ記録たいきろくの11でストップしたが、12日にち目め終了しゅうりょう時点じてんで11勝しょう1敗はいと依然いぜんとして単独たんどくトップ。14日にち目めの朝あさ乃山との一番いちばんに敗やぶれた際さい右足みぎあしを負傷ふしょうしたものの、千秋楽せんしゅうらくに出場しゅつじょう、豪ごうノ山やまを押おし倒たおしで破やぶり、1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）5月がつ場所ばしょの両國りょうこく以来いらい110年ねんぶりとなる新しん入幕にゅうまくでの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたした。ちなみに十じゅう両りょう優勝ゆうしょうの翌よく場所ばしょに幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたしたのも両國りょうこく以来いらい2人にん目めである。なお、大だい銀杏いちょうを結ゆわえない力士りきしの優勝ゆうしょうは初はじめて。 また、併あわせて殊勲賞しゅくんしょう、敢闘かんとう賞しょう、技能ぎのう賞しょうの三さん賞しょうも同時どうじに受賞じゅしょうした。同どう一いち場所ばしょで三さん賞しょうすべて受賞じゅしょうするのは2000年ねん11月の琴きん光喜みつよし以来いらい約やく24年ねんぶり6人にん目め、新しん入幕にゅうまく力士りきしでは1973年ねん9月がつの大だい錦にしき以来いらい約やく51年ねんぶり2人にん目めである。また、青森あおもり県けん出身しゅっしん力士りきしの幕内まくうち優勝ゆうしょうは、1997年ねん（平成へいせい9年ねん）11月場所ばしょの貴ノ浪たかのなみ（三沢みさわ市し出身しゅっしん）以来いらい約やく27年ねんぶりとなったほか、津軽つがる地方ちほう出身しゅっしん力士りきしの優勝ゆうしょうは1991年ねん（平成へいせい3年ねん）夏場所なつばしょの旭あさひ富士ふじ（木造もくぞう町まち（現げん：つがる市し）出身しゅっしん・現げん：伊勢いせヶ濱はま親方おやかた）以来いらい33年ねんぶり、五所川原ごしょがわら市し出身しゅっしん力士りきしの幕内まくうち優勝ゆうしょうは1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）夏場所なつばしょの清水しみず川がわ以来いらい90年ねんぶりとなった。 なお新しん入幕にゅうまく場所ばしょでの勝利しょうり数すう13は1場所ばしょ15日にち制せいが定着ていちゃくした1949年ねん5月がつ場所ばしょ以降いこうでは、1964年ねん1月がつ場所ばしょの北きたの冨士ふじ（のち北きたの富士ふじ）、1967年ねん3月がつ場所ばしょの陸奥むつ嵐あらし、2014年ねん9月がつ場所ばしょの逸いっノ城しろと並ならぶ1位いタイ記録たいきろくである。場所ばしょ後ごの春はる巡業じゅんぎょうは全休ぜんきゅう。

5月1日にち、五所川原ごしょがわら市しに凱旋がいせんし、優勝ゆうしょうパレードを行おこなった。パレードは尊みこと富士ふじが生うまれた金木かなぎ町まちで1度目どめ、五所川原ごしょがわら市し中心ちゅうしん部ぶで2度目どめが行おこなわれ、金木かなぎ町まちには2万まん人にん、五所川原ごしょがわら市し中心ちゅうしん部ぶには3万まん5000人にんが訪おとずれ、計けい5万まん5000人にんから祝福しゅくふくを受うけた。同月どうげつ5日にちの時点じてんで本人ほんにんは5月がつ場所ばしょの出場しゅつじょうを迷まよっているが、師匠ししょうは長ながい目めで見みて休場きゅうじょうさせる方針ほうしん。本人ほんにんは「優勝ゆうしょうしてからケガで巡業じゅんぎょうが出でられなくて、どこにも行いけていない。ずっと部屋へやにいて、病院びょういんとトレーニングに行いって全然ぜんぜん楽たのしくなかった…」と心しんの内うちを明あかしている。

人物じんぶつ

「尊みこと富士ふじ」という四股しこ名めいは、「尊みこと」は高たかい地位ちいを目指めざすという意味いみも込こめて日本にっぽん武たけ尊たかしから1字じ貰もらい、「富士ふじ」は師匠ししょう・9代だい伊勢いせヶ濱はまの現役げんえき時代じだいの四股しこ名めい「旭あさひ富士ふじ」に由来ゆらいしている。命名めいめい者しゃは9代だい伊勢いせヶ濱はまである。

協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると、好すきな歌手かしゅはAK69、好物こうぶつは果物くだもの（特とくに桃もも）、好すきなテレビ番組ばんぐみは『サンデースポーツ』、好すきなアニメは『クレヨンしんちゃん』。

取とり口くち

協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると、得意とくい手しゅは突つき・押おし。巨漢きょかん力士りきし相手あいてには下したからの攻せめが光ひかる。

ベンチプレス220kgを挙あげる怪力かいりきの持もち主ぬしだが、部屋へやの横綱よこづなの照あきらノ富士ふじから「お前まえ、上半身じょうはんしんのトレーニングするな」「四股しことすり足あしだけやれ」と怒おこられた。そのため四股しことすり足あしで下半身かはんしんを作つくり、筋すじトレを全まったくやらずに2024年ねん1月がつ場所ばしょに挑いどみ、結果けっかとして十じゅう両りょう優勝ゆうしょうを決きめた。

元もと2代だい栃とち東ひがしの玉ノ井たまのい親方おやかたは2024年ねん3月がつ場所ばしょ中ちゅうのコラムで立合たちあいで当あたってからの右みぎ差さしの速攻そっこう相撲すもうを評価ひょうかしており、大学だいがく時代じだいの膝ひざの負傷ふしょうで然程さほどの活躍かつやくができなかった経験けいけんが膝ひざに負担ふたんをかけない持もち味あじのスピード相撲すもうにつながったと分析ぶんせきしている。同どう場所ばしょ中ちゅうのコラムで元もと武双山むそうやまの藤島ふじしま親方おやかたは、この場所ばしょで見みせたような圧力あつりょく相撲すもうに定評ていひょうのある大だいの里さとの右みぎ差さしを封ふうじた巧たくみさとスピードの相撲すもうを評価ひょうかした。この場所ばしょ11日にち目めの琴きんノ若わか戦せんで銀ぎん星ぼしを獲得かくとくした速攻そっこう相撲すもうについて元もと琴きん奨すすむ菊きくの秀しゅうノ山やま親方おやかたは「立たち合あいから迷まよいがなく、馬力ばりきとスピードを生いかして前まえに出でる相撲すもうは、昔むかしの琴錦ことにしき関せきの『F1相撲すもう』を思おもわせる」と評ひょうしている。

主おもな成績せいせき

2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

スピード記録きろく

• 初はつ土俵どひょうから十じゅう両りょう昇進しょうしんまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：8場所ばしょ（歴代れきだい7位い）
• 初はつ土俵どひょうから幕内まくうち昇進しょうしんまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：9場所ばしょ（常幸つねゆき龍りゅう貴之たかゆきと並ならび歴代れきだい1位いタイ）
• 幕内まくうち優勝ゆうしょうまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：10場所ばしょ（歴代れきだい1位い）

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき：69勝しょう10敗はい（10場所ばしょ）
• 通算つうさん勝率しょうりつ：.873
  • 幕内まくうち成績せいせき：13勝しょう2敗はい （1場所ばしょ）
  • 幕内まくうち勝率しょうりつ：.867
    • 新しん入幕にゅうまく成績せいせき：13勝しょう2敗はい（歴代れきだい1位いタイ）
  • 十じゅう両りょう成績せいせき：13勝しょう2敗はい（1場所ばしょ）
  • 十じゅう両りょう勝率しょうりつ：.867
    • 新しん十じゅう両りょう成績せいせき：13勝しょう2敗はい（歴代れきだい2位いタイ）
  • 幕下まくした成績せいせき：23勝しょう5敗はい（4場所ばしょ）
  • 幕下まくした勝率しょうりつ：.821
  • 三さん段だん目め成績せいせき：6勝しょう1敗はい（1場所ばしょ）
  • 三さん段だん目め勝率しょうりつ：.857
  • 序じょ二に段だん成績せいせき：7勝しょう0敗はい（1場所ばしょ）
  • 序じょ二に段だん勝率しょうりつ：1.000
  • 序ノ口じょのくち成績せいせき：7勝しょう0敗はい（1場所ばしょ）
  • 序ノ口じょのくち勝率しょうりつ：1.000
• 新しん十じゅう両りょう場所ばしょでの初日しょにちからの連勝れんしょう：9（初代しょだい成山なりやま、翔しょう天てん狼おおかみ、大だいの里さとと並ならび歴代れきだい1位いタイ）
• 新しん入幕にゅうまく場所ばしょでの初日しょにちからの連勝れんしょう：11（大鵬たいほうと並ならび歴代れきだい1位いタイ）
• 新しん入幕にゅうまく場所ばしょでの勝利しょうり数すう：13（北きたの冨士ふじ、陸奥むつ嵐あらし、逸いっノ城しろと並ならび歴代れきだい1位いタイ）
• 新しん入幕にゅうまく場所ばしょでの優勝ゆうしょう：両國りょうこくに続つづいて2人ふたり目め
• 幕まく尻しり優勝ゆうしょう：史上しじょう4人にん目め
• 三さん賞しょうトリプル受賞じゅしょう：史上しじょう6人にん目め
  • 新しん入幕にゅうまくでの三さん賞しょうトリプル受賞じゅしょう：史上しじょう2人にん目め
• 十じゅう両りょう、幕内まくうちの連続れんぞく優勝ゆうしょう：両國りょうこくに続つづいて2人ふたり目め
• 新しん十じゅう両りょう、新しん入幕にゅうまくでの優勝ゆうしょう：史上しじょう唯一ゆいいつ
  • 新しん十じゅう両りょう、新しん入幕にゅうまくの連続れんぞく優勝ゆうしょう：史上しじょう唯一ゆいいつ
• 三さん役やく経験けいけんのない力士りきしの優勝ゆうしょう：史上しじょう5人にん目め

各かく段だん在位ざいい場所ばしょ数すう

2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

• 通算つうさん在位ざいい：10場所ばしょ
  • 幕内まくうち在位ざいい：1場所ばしょ
  • 十両じゅうりょう在位ざいい：1場所ばしょ
  • 幕下まくした在位ざいい：4場所ばしょ
  • 三さん段だん目め在位ざいい：1場所ばしょ
  • 序じょ二に段だん在位ざいい：1場所ばしょ
  • 序ノ口じょのくち在位ざいい：1場所ばしょ
  • 前ぜん相撲すもう：1場所ばしょ

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう：1回かい（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）
• 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう：1回かい（2024年ねん1月がつ場所ばしょ）
• 序じょ二に段だん優勝ゆうしょう：1回かい（2023年ねん1月がつ場所ばしょ）
• 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう：1回かい（2022年ねん11月場所ばしょ）

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう：
  • 殊勲賞しゅくんしょう：1回かい（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）
  • 敢闘かんとう賞しょう：1回かい（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）
  • 技能ぎのう賞しょう：1回かい（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）
• 金星かなぼし：なし

場所ばしょ別べつ成績せいせき

尊みこと富士ふじ 弥わたる輝也てるや

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	x	x	x	x	（前ぜん相撲すもう）	西にし序ノ口じょのくち15枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	東ひがし序じょ二に段だん11枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	西にし三さん段だん目め19枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした41枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした17枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした6枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした筆頭ひっとう 6–1
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	東ひがし十じゅう両りょう10枚まい目め 優勝ゆうしょう 13–2	東ひがし前頭まえがしら17枚まい目め 13–2 殊こと敢技わざ	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 休場きゅうじょう 0–0–15	x	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

合あい口くち

いずれも2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい。

（以下いか、最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの現役げんえき力士りきし）

• 大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうには1敗はい。
• 大関おおぜき・琴きん櫻さくらには1勝しょう。
• 元もと大関おおぜき・朝あさ乃山には1敗はい。
• 最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかの力士りきしとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
阿おもね炎ほのお	1	0	妙義みょうぎ龍りゅう	1	0	若わか元春もとはる	1	0
小結こむすび
遠藤えんどう	1	0	大だいの里さと	1	0	竜りゅう電でん	1	0
前頭まえがしら
豪ごうノ山やま	1	0	湘南しょうなん乃海	1	0	大だい奄美あまみ	1	0	美よしノ海うみ	1	0
狼おおかみ雅みやび	1	0

（カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。太字ふとじは2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし。）

改名かいめい歴れき

• 石岡いしおか 弥わたる輝也てるや（いしおか みきや）2022年ねん9月がつ場所ばしょ
• 尊みこと富士ふじ 弥わたる輝也てるや（たけるふじ -）2022年ねん11月場所ばしょ -

関連かんれん項目こうもく

• 大相撲おおずもう力士りきし一覧いちらん
• 大相撲おおずもう優勝ゆうしょう力士りきし一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 尊みこと富士ふじ 弥わたる輝也てるや - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい