大相撲おおずもう令れい和わ4年ねん9月がつ場所ばしょ

大相撲おおずもう令れい和わ4年ねん9月がつ場所ばしょ
会場かいじょうの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
基本きほん情報じょうほう
会場かいじょう	国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
番付ばんづけ発表はっぴょう	2022年ねん8月がつ29日にち
開催かいさい期間きかん	2022年ねん9月11日にち - 9月25日にち（15日間にちかん）
各かく段だん優勝ゆうしょう・三さん賞しょう
幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう	玉たま鷲わし一いち朗ろう（13勝しょう2敗はい）
十両じゅうりょう優勝ゆうしょう	栃とち武蔵むさし陽ひ太ふとし（11勝しょう4敗はい）
幕下まくした優勝ゆうしょう	大成たいせい龍りゅう喜き悌（7戦せん全勝ぜんしょう）
三さん段だん目め優勝ゆうしょう	欧おう勝海かつみ成しげる矢や（7戦せん全勝ぜんしょう）
序じょ二に段だん優勝ゆうしょう	高橋たかはし優太ゆうた（7戦せん全勝ぜんしょう）
序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう	大谷おおや真しん惟おもんみ（7戦せん全勝ぜんしょう）
殊勲賞しゅくんしょう	玉たま鷲わし一いち朗ろう（2回かい目め） 翔しょう猿ざる正也まさや（初はつ受賞じゅしょう）
敢闘かんとう賞しょう	髙安晃あきら（6回かい目め）
技能ぎのう賞しょう	若わか隆景たかかげ渥（4回かい目め）
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大相撲おおずもう令れい和わ4年ねん9月がつ場所ばしょ（おおずもうれいわよねん9がつばしょ）は、2022年ねん（令れい和わ4年ねん）9月11日にちから9月25日にちまでの15日間にちかん、東京とうきょう都と墨田すみだ区くの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）で開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょである。

概要がいよう

9月場所ばしょに関かんする時とき系列けいれつ

番付ばんづけ・星取表ほしとりひょう

※赤あか文字もじは優勝ゆうしょう力士りきしの成績せいせき。

幕内まくうち

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	5勝しょう5敗はい5休きゅう	照あきらノ富士ふじ	横綱よこづな
	10勝しょう5敗はい	貴き景勝けいしょう	大関おおぜき	正代しょうだい	4勝しょう11敗はい
			大関おおぜき	御嶽みたけ海かい	4勝しょう11敗はい	カド番かどばん
優勝ゆうしょう次点じてん 技能ぎのう賞しょう	11勝しょう4敗はい	若わか隆景たかかげ	関脇せきわけ	豊昇ほうしょう龍りゅう	8勝しょう7敗はい	新しん関脇せきわけ
	7勝しょう8敗はい	大栄おおえ翔しょう	関脇せきわけ
	全休ぜんきゅう	阿おもね炎ほのお	小結こむすび	逸いっノ城しろ	6勝しょう9敗はい	再さい小結こむすび
			小結こむすび	霧きり馬山まやま	9勝しょう6敗はい	再さい小結こむすび
殊勲賞しゅくんしょう	10勝しょう5敗はい	翔しょう猿ざる	前頭まえがしら1	翠みどり富士ふじ	7勝しょう8敗はい
	8勝しょう7敗はい	琴きんノ若わか	前頭まえがしら2	明生あきお	8勝しょう7敗はい
殊勲賞しゅくんしょう	13勝しょう2敗はい	玉たま鷲わし	前頭まえがしら3	宇良うら	8勝しょう7敗はい
	6勝しょう9敗はい	錦木にしきぎ	前頭まえがしら4	髙安	11勝しょう4敗はい	優勝ゆうしょう次点じてん 敢闘かんとう賞しょう
	5勝しょう10敗はい	宝たから富士ふじ	前頭まえがしら5	佐田さたの海うみ	9勝しょう6敗はい
	10勝しょう5敗はい	若わか元春もとはる	前頭まえがしら6	遠藤えんどう	7勝しょう8敗はい
	6勝しょう9敗はい	碧あお山やま	前頭まえがしら7	阿武あぶ咲さき	5勝しょう10敗はい
	7勝しょう8敗はい	栃とちノ心こころ	前頭まえがしら8	北きた勝富かつとみ士し	10勝しょう5敗はい
	8勝しょう7敗はい	妙義みょうぎ龍りゅう	前頭まえがしら9	琴きん恵めぐみ光こう	6勝しょう9敗はい
	10勝しょう5敗はい	錦にしき富士ふじ	前頭まえがしら10	隆りゅうの勝かち	8勝しょう7敗はい
	7勝しょう8敗はい	琴きん勝かち峰ほう	前頭まえがしら11	千代ちよ大龍おおたつ	6勝しょう9敗はい
	6勝しょう9敗はい	隠岐おきの海うみ	前頭まえがしら12	竜りゅう電でん	11勝しょう4敗はい	優勝ゆうしょう次点じてん 再さい入幕にゅうまく
	6勝しょう9敗はい	一山ひとやま本ほん	前頭まえがしら13	王おう鵬ほう	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	千代ちよ翔しょう馬ば	前頭まえがしら14	豊山とよやま	4勝しょう11敗はい
	6勝しょう9敗はい	照あきら強きょう	前頭まえがしら15	剣けん翔しょう	5勝しょう10敗はい
新しん入幕にゅうまく	5勝しょう10敗はい	水戸みと龍りゅう	前頭まえがしら16	平戸ひらど海かい	7勝しょう8敗はい	新しん入幕にゅうまく

十じゅう両りょう

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	4勝しょう11敗はい	志摩しまノ海うみ	十じゅう両りょう1	千代丸ちよまる	7勝しょう8敗はい
	6勝しょう9敗はい	千代ちよの国くに	十両じゅうりょう2	東あずま龍りゅう	9勝しょう6敗はい
	8勝しょう7敗はい	熱海あたみ富士ふじ	十両じゅうりょう3	東ひがし白龍はくりゅう	8勝しょう7敗はい
	9勝しょう6敗はい	輝てる	十両じゅうりょう4	武将ぶしょう山やま	8勝しょう7敗はい
	8勝しょう7敗はい	英えい乃海	十両じゅうりょう5	朝あさ乃若	0勝しょう1敗はい14休きゅう
	8勝しょう7敗はい	天てん空海くうかい	十両じゅうりょう6	美よしノ海うみ	9勝しょう6敗はい
	7勝しょう8敗はい	荒あら篤あつし山さん	十両じゅうりょう7	炎ほのお鵬おおとり	6勝しょう9敗はい
	7勝しょう8敗はい	大だい奄美あまみ	十両じゅうりょう8	大だい翔しょう鵬おおとり	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	北きた青あお鵬ほう	十両じゅうりょう9	魁さきがけ勝しょう	7勝しょう8敗はい
	6勝しょう9敗はい	島津しまつ海うみ	十両じゅうりょう10	德とく勝かつ龍りゅう	7勝しょう8敗はい
	8勝しょう7敗はい	千代ちよ栄さかえ	十両じゅうりょう11	北きたの若わか	10勝しょう5敗はい
	6勝しょう9敗はい	豪ごうノ山やま	十両じゅうりょう12	金峰山きんぷさん	10勝しょう5敗はい	新しん十じゅう両りょう
	8勝しょう7敗はい	欧おう勝馬かつま	十両じゅうりょう13	栃とち丸まる	2勝しょう13敗はい
新しん十じゅう両りょう	11勝しょう4敗はい	栃とち武蔵むさし	十両じゅうりょう14	貴き健けん斗と	9勝しょう6敗はい	再さい十じゅう両りょう

優勝ゆうしょう争あらそい

中日ちゅうにちを終おえ、勝かちっぱなしが平幕ひらまく・北きた勝富かつとみ士しとなり、それを1敗はいで平幕ひらまく・玉たま鷲わし、2敗はいで大関おおぜき・貴き景勝けいしょう、平幕ひらまく・髙安、若わか元春もとはる、錦にしき富士ふじ、千代ちよ翔しょう馬ばが追おう展開てんかいとなった。

9日にち目めには、北きた勝富かつとみ士しが若わか元もと春はるを破やぶり、9連勝れんしょう。貴き景勝けいしょうは3敗はいに後退こうたい。

10日とおか目めには、髙安が北きた勝富かつとみ士しを破やぶり、全勝ぜんしょうがいなくなった。貴き景勝けいしょうや若わか元春もとはる、千代ちよ翔しょう馬ばは連敗れんぱいにより、優勝ゆうしょう争あらそいから脱落だつらくしていった。

11日にち目めには、髙安が妙義みょうぎ龍りゅうに、北きた勝富かつとみ士しが玉たま鷲わしに破やぶれたことにより、優勝ゆうしょう争あらそいは1敗はいで玉たま鷲わしが単独たんどくトップ。2敗はいに北きた勝富かつとみ士し、錦にしき富士ふじ、3敗はいに関脇せきわけ・若わか隆景たかかげ、平幕ひらまく・翔しょう猿ざる、髙安となった。

12日にち目めには、玉たま鷲わしが若わか元もと春はるに敗やぶれ、2敗はいに後退こうたいするが、北きた勝富かつとみ士し、錦にしき富士ふじがそろって敗やぶれ、単独たんどくトップは変かわらなかった。一方いっぽう、若わか隆景たかかげと髙安の対戦たいせんが組くまれ、髙安が勝利しょうりし、3敗はいを守まもった。

13日にち目めに、玉たま鷲わしは錦にしき富士ふじを破やぶり、単独たんどくトップをキープ。北きた勝富かつとみ士しが翔しょう猿ざる、髙安が霧きり馬山まやまを破やぶり、2敗はいの玉たま鷲わしを3敗はいの髙安、北きた勝富かつとみ士しが追おう展開てんかいとなった。

14日にち目めには、玉たま鷲わしが翔しょう猿ざるを一方いっぽう的てきな相撲すもうで快勝かいしょう。髙安は豊昇ほうしょう龍りゅうを破やぶり、3敗はいをキープするも、北きた勝富かつとみ士しは若わか隆景たかかげに敗やぶれ、優勝ゆうしょう争あらそいから脱落だつらくした。

千秋楽せんしゅうらくに、玉たま鷲わし・髙安の直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれた。相撲すもうは、玉たま鷲わしが髙安を押おし出だしで破やぶり、本ほん割わりで優勝ゆうしょうを決きめた。

備考びこう

• 玉たま鷲わしは21場所ばしょぶり2度目どめの優勝ゆうしょうとなった。また、37歳さい10カ月かげつでの幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうは年とし6場所ばしょ制せいでは平成へいせい24年ねん夏場所なつばしょの旭天鵬きょくてんほうを上回うわまわる1位いの高齢こうれい優勝ゆうしょう、21場所ばしょぶりの優勝ゆうしょうは歴代れきだい5位いに並ならぶ「ブランク」記録きろくとなった。
• 三さん賞しょうは、殊勲賞しゅくんしょうに横綱よこづな・大関おおぜき全員ぜんいんを破やぶった玉たま鷲わしが受賞じゅしょう。また照あきらノ富士ふじを破やぶるなど活躍かつやくを魅みせた翔しょう猿ざるが千秋楽せんしゅうらくの勝利しょうりを条件じょうけんに候補者こうほしゃとなった。翔しょう猿ざるは千秋楽せんしゅうらく勝利しょうりし、初はつの殊勲賞しゅくんしょうを受賞じゅしょうした。敢闘かんとう賞しょうは高安たかやすが受賞じゅしょう。初日しょにちからの9連勝れんしょうをし、優勝ゆうしょう争あらそいを引ひっ張ぱった北きた勝富かつとみ士しが千秋楽せんしゅうらく勝利しょうりを条件じょうけんに受賞じゅしょう対象たいしょうとなったが、こちらは大栄おおえ翔しょうに敗やぶれ、受賞じゅしょうを逃のがすこととなった。技能ぎのう賞しょうは、関脇せきわけ・若わか隆景たかかげが4度目どめの受賞じゅしょうとなった。
• 大関おおぜきは、貴き景勝けいしょうが10勝しょう5敗はいとするも、正代しょうだい・御嶽みたけ海かいの両者りょうしゃは苦くるしい土俵どひょうとなり、どちらも4勝しょう11敗はいとなった。大関おおぜきが2人ふたり以上いじょう、11敗はいを喫きっするのは、史上しじょう初はつのこととなった。御嶽みたけ海かいは11日にち目めに佐田さたの海うみに敗やぶれ、大関おおぜき在位ざいい4場所ばしょで陥落かんらくとなった。