一山ひとやま本大もとだい生せい

一山ひとやま本ほん 大生おおう
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	一山ひとやま本ほん 大生おおう
本名ほんみょう	山本やまもと 大まさる生せい
愛称あいしょう	八はち山本やまもと
生年月日せいねんがっぴ	(1993-10-01) 1993年ねん10月1日にち（30歳さい）
出身しゅっしん	北海道ほっかいどう岩内いわうち郡ぐん岩内いわうち町まち
身長しんちょう	187.0cm
体重たいじゅう	146.0kg
BMI	41.8
所属しょぞく部屋へや	二に所しょノ関せき部屋へや→放ひ駒こま部屋へや
得意とくい技わざ	突つき・押おし
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東ひがし前頭まえがしら12枚まい目め
最高さいこう位い	東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め
生涯しょうがい戦歴せんれき	258勝しょう199敗はい28休きゅう（44場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	101勝しょう118敗はい6休きゅう（15場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	十両じゅうりょう優勝ゆうしょう2回かい 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	敢闘かんとう賞しょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2017年ねん1月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	2021年ねん7月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	睡眠すいみん
備考びこう
2024年ねん5月26日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

一山ひとやま本ほん 大生おおう（いちやまもと だいき、1993年ねん10月1日にち - ）は、北海道ほっかいどう岩内いわうち郡ぐん岩内いわうち町まち出身しゅっしんで、放ひ駒こま部屋へや（入門にゅうもん時じは二に所しょノ関せき部屋へや）所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは山本やまもと 大まさる生せい（やまもと だいき）。身長しんちょう187.0cm、体重たいじゅう146.0kg、血液けつえき型がたはB型がた。最高さいこう位いは東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め（2024年ねん1月がつ場所ばしょ）。

来歴らいれき

生おい立たち

3人にんきょうだいの末すえっ子ことして生うまれ、母親ははおやの勧すすめで岩内いわうち町まち立岩たついわ内ない東ひがし小学校しょうがっこう2年ねん次じから相撲すもうを始はじめた。他たの競技きょうぎにも取とり組くもうとしたが長続ながつづきせず、母ははからも「シューズを買かうのでお金かねがかかる。相撲すもうはまわし一本いっぽんあればできる」と説得せっとくされたことから、岩内いわうち町まち立岩たついわ内ない第だい一いち中学校ちゅうがっこう進学しんがく後ごも相撲すもうを続つづけたが、全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいの北海道ほっかいどう予選よせんで矢や後ご太ふとし規ぶんまわし（のちの幕内まくうち・矢や後ご、尾車おぐるま部屋へや→押尾川おしおがわ部屋へや）に敗やぶれて全国ぜんこく大会たいかい進出しんしゅつを逃のがしたため、相撲すもうを続つづけることを決意けついした。

高校こうこうは兄あにの後のちを追おって大野おおの農業のうぎょう高校こうこうへ進学しんがくし、高校こうこう総体そうたいで32強きょうという成績せいせきを残のこした。夏なつに中央大学ちゅうおうだいがくが北海道ほっかいどう合宿がっしゅくを行おこなっており、当時とうじ中ちゅう大相撲おおずもう部ぶに在籍ざいせきしていた同郷どうきょうの先輩せんぱいを介かいして勧誘かんゆうを受うけたことから、高校こうこう卒業そつぎょう後ごは中央大学ちゅうおうだいがく商学部しょうがくぶ商業しょうぎょう・貿易ぼうえき学科がっかに進学しんがく。4年ねん次つぎに全国ぜんこく学生がくせい相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいで個人こじん16強きょうとなった。だが、当時とうじは、学生がくせい時代じだいに目立めだった実績じっせきが無ないという理由りゆうから自信じしんが持もてなかったため、大相撲おおずもう入いりは検討けんとうしなかった。

大学だいがく卒業そつぎょう後ごは北海道ほっかいどう福島ふくしま町まち役場やくばに就職しゅうしょくし、教育きょういく委員いいん会かいに配属はいぞくされた。公務員こうむいんになったことは小学校しょうがっこうの卒業そつぎょう文集ぶんしゅうに書かいた夢ゆめが叶かなった形かたちでもある。また、町まち役場やくばに勤務きんむする傍かたわらで、町内ちょうないの小学校しょうがっこうなどで相撲すもうの普及ふきゅうに取とり組くみ、横綱よこづな千せん代だいの山やま・千代ちよの富士ふじ記念きねん館かんでコーチとして相撲すもうの指導しどうをしていた。2016年ねんの国体こくたいでは個人こじん16強きょう入いりしたが、この成績せいせきが不本意ふほんいなものであったことや、中央大学ちゅうおうだいがく相撲すもう部ぶOB会長かいちょう（当時とうじ）の元もと幕下まくした・神かみ光ひかりから大相撲おおずもうへ誘さそわれたことなどから、大相撲おおずもうへの熱意ねついが再燃さいねんした。

当時とうじ既すでに23歳さいと新しん弟子でし検査けんさの年齢ねんれい制限せいげんに抵触ていしょくしていたため、本来ほんらいなら入門にゅうもんが認みとめられないところだが、同年どうねん9月がつに日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいが、23歳さい未満みまんという新しん弟子でし検査けんさ受検じゅけんの年齢ねんれい規定きていに対たいし、幕下まくしたおよび三さん段だん目め付づけ出で資格しかく基準きじゅんを満みたさなくても、相撲すもうなど各かく競技きょうぎで実績じっせきがあると理事りじ会かいが承認しょうにんすれば25歳さい未満みまんまで受検じゅけん対象たいしょうに含ふくめることを決定けっていしていたため、23歳さい2ヶ月かげつで新しん弟子でし検査けんさを受検じゅけんすることが認みとめられた。一山ひとやま本ほんは、この制度せいどの適用てきよう第だい1号ごうである。なお、大相撲おおずもう入門にゅうもんに伴ともない、町まち役場やくばは退職たいしょくした。入門にゅうもんに際さいして公務員こうむいんの地位ちいを捨すてることに対たいして母ははが猛もう反対はんたいしていたが、4歳さい年上としうえの兄あにの説得せっとくによって入門にゅうもんが実現じつげんした。

大相撲おおずもう入門にゅうもん後ご

二に所しょノ関せき部屋へや（師匠ししょう・12代だい二に所しょノ関せき）に入門にゅうもんして2017年ねん1月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふんだ。初はつ土俵どひょう時じから名乗なのる四股しこ名めい「一山ひとやま本ほん」は、9画かくが縁起えんぎが良よいと大相撲おおずもうに勧誘かんゆうした神かみ光ひかりが考かんがえて命名めいめいしたことによる。初はじめて番付ばんづけに名前なまえが載のった翌よく3月がつ場所ばしょは、7戦せん全勝ぜんしょうで序ノ口じょのくち優勝ゆうしょうとした。序じょ二に段だんと三さん段だん目めは6勝しょう1敗はいとしてともに1場所ばしょで通過つうかし、同年どうねん9月がつ場所ばしょで幕下まくしたに昇進しょうしんした。新しん幕下まくしたの場所ばしょを6勝しょう1敗はいで勝かち越こして以降いこうも勝かち越こしを続つづけ、2018年ねん7月がつ場所ばしょでは十じゅう両りょう目前もくぜんの東ひがし幕下まくした3枚まい目めまで番付ばんづけを上あげたが、3勝しょう4敗はいで初はじめての負まけ越こしとなった。その後ごは一度いちど幕下まくした中位ちゅういまで番付ばんづけを下さげた後のちに再度さいど番付ばんづけを上あげ、2019年ねん5月場所ばしょで再ふたたび東ひがし幕下まくした3枚まい目めまで番付ばんづけを上あげると、今度こんどは5勝しょう2敗はいと勝かち越こして十じゅう両りょう昇進しょうしんの有力ゆうりょく候補こうほになった。場所ばしょ後ごの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎにより、翌よく7月がつ場所ばしょでの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんが決定けっていし、年齢ねんれい制限せいげん緩和かんわ制度せいどの適用てきよう者しゃとして初はつの関取せきとりになった。四股しこ名めいについては変かえない意向いこうを示しめしている。

新しん十じゅう両りょうとなった2019年ねん7月がつ場所ばしょと、翌よく9月がつ場所ばしょは9勝しょう6敗はいで2場所ばしょ連続れんぞくで勝かち越こした。しかし十じゅう両りょう3場所ばしょ目めとなった同年どうねん11月がつ場所ばしょは、初日しょにちの取組とりくみで左ひだり膝ひざを痛いためて2日にち目めから自身じしん初はじめての休場きゅうじょうになった。当初とうしょ提出ていしゅつされた診断しんだん書しょには「左ひだり膝ひざ関節かんせつ捻挫ねんざ」と記載きさいされていたが実際じっさいには半月はんつき板ばんを損傷そんしょうしており、同どう場所ばしょを最後さいごまで休場きゅうじょうしただけでなく、次つぎの2020年ねん1月がつ場所ばしょも出場しゅつじょうすることができなかった。この休場きゅうじょう期間きかん中ちゅうは食たべる量りょうを増ふやして体重たいじゅうの増量ぞうりょうを行おこない、全休ぜんきゅうした1月がつ場所ばしょ前まえから稽古けいこ場じょうにも下おりて復帰ふっきに向むけた調整ちょうせいを続つづけていた。西にし幕下まくした45枚まい目めに番付ばんづけを下さげた同年どうねん3月がつ場所ばしょから土俵どひょうに復帰ふっきし、その場所ばしょは5勝しょう2敗はいの成績せいせきで勝かち越こした。復帰ふっき2場所ばしょ目めの翌よく7月がつ場所ばしょでは、元もとより得意とくいの押おし相撲すもうだけでなく、新あらたに習得しゅうとくした右みぎ四よっつ左ひだり上手じょうずの形かたちで2番ばん勝かつなどして5勝しょう2敗はいで勝かち越こした。その後ごも勝かち越こしを続つづけ、西にし幕下まくした3枚まい目めで4勝しょう3敗はいとした2021年ねん1月がつ場所ばしょ後ごの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎで、翌よく3月がつ場所ばしょでの7場所ばしょぶりの十両じゅうりょう復帰ふっきが決定けっていした。十両じゅうりょうに復帰ふっきした3月がつ場所ばしょは10勝しょう5敗はい、次つぎの場所ばしょも10勝しょう5敗はいと2場所ばしょ連続れんぞくで2桁けたの白星しろぼしを挙あげた。

新しん入幕にゅうまく後ご

東ひがし十じゅう両りょう8枚まい目めで10勝しょうと、新しん入幕にゅうまくには不十分ふじゅうぶんな成績せいせきだったが、下位かいに落おちた力士りきしが多おおかったこともあり2021年ねん7月がつ場所ばしょは東ひがし前頭まえがしら17枚まい目めとなり、新しん弟子でし検査けんさの年齢ねんれい制限せいげん緩和かんわ措置そちを受うけた力士りきしとしては史上しじょう初はつの新しん入幕にゅうまくとなった。新しん入幕にゅうまくに際さいして行いった記者きしゃ会見かいけんでは、年始ねんしにこの1年間ねんかんで入幕にゅうまくすることを目標もくひょうとして掲かかげていてそれが達成たっせいできたことを明あかし、「上あがったのがたまたまと言いわれないように」と新しん入幕にゅうまくのこの場所ばしょでは勝かち越こしを目標もくひょうにすると語かたった。幕内まくうちで対戦たいせんしたい力士りきしとしては、レベルが違ちがい過すぎてアマチュア時代じだいは対戦たいせん機会きかいが無なかった大栄おおえ翔しょうの名前なまえを挙あげた。

11月場所ばしょは十じゅう両りょう陥落かんらくを喫きっしたが、13勝しょう2敗はいで自身じしん初はつの十両じゅうりょう優勝ゆうしょうを決きめた。優勝ゆうしょうに際さいして「（阿おもね炎ほのおとは）よく比較ひかくされるというか、似にていると言いわれるので、理想りそうの1つとして持もって、自分じぶんの違ちがうところも出だしていきたい」と体格たいかくと突つき押おしのスタイルが似にている阿おもね炎ほのおを意識いしきするコメントを残のこし、翌よく2022年ねん1月がつ場所ばしょ中ちゅうに師匠ししょうの二に所しょノ関せきが停年ていねんを迎むかえる情勢じょうせいの中なかで「（師匠ししょうに）しっかり勝かち越こして褒ぼめてもらえるように一いちから頑張がんばりたい」と意気込いきごんだ。2022年ねん1月がつ場所ばしょは再さい入幕にゅうまくの西にし前頭まえがしら14枚まい目めとなった。番付ばんづけ発表はっぴょうと同日どうじつに師匠ししょうが18代だい放ひ駒こま（元もと関脇せきわけ・玉乃たまの島とう）に代替だいがわりしたため、同どう場所ばしょ以降いこうは放ひ駒こま部屋へや所属しょぞくになった。

2月がつ4日にち、協会きょうかいは一山ひとやま本ほんが新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしたと発表はっぴょう。

幕まく尻しりの西にし前頭まえがしら17枚まい目めで迎むかえた3月がつ場所ばしょは、2日にち目めからの5連敗れんぱいと9日にち、10日とおか目めの連敗れんぱいにより、10日とおか目め時点じてんで3勝しょう7敗はいと後ごのない状況じょうきょうから、終盤しゅうばん5日間にちかんを5連勝れんしょうし千秋楽せんしゅうらくで勝かち越こし、幕内まくうちに踏ふみ留とどまった。

西前にしまえ頭あたま15枚まい目めの地位ちいを与あたえられた5月がつ場所ばしょは、10日とおか目めに隆たかしの勝がちと並ならんでトップタイの2敗はいに立たつ形かたちで勝かち越こし。しかし12日にち目めに4敗はいを喫きっして優勝ゆうしょう争あらそいから事実じじつ上じょう脱落だつらく。

2022年ねん7月がつ場所ばしょより、母校ぼこう大野おおの農業のうぎょう高校こうこうより化粧けしょうまわしが提供ていきょうされより一層いっそう意気込いきごんで場所ばしょに臨のぞむことができ6勝しょう2敗はいの好成績こうせいせきで前半ぜんはんを折おり返かえし、後半こうはん戦せんを迎むかえようとした9日にち目めに師匠ししょうの放ひ駒こま親方おやかたが新型しんがたコロナウィルス感染かんせんとなったため部屋へやの全ぜん力士りきしが休場きゅうじょうとなりこの場所ばしょも優勝ゆうしょう戦線せんせんから離脱りだつすることとなった。

2023年ねん1月がつ場所ばしょは6日にち目めに3敗はいを喫きっするなど前半ぜんはんは可かも不可ふかもない星ほし取とりであったが、そこから追おい上あげて千秋楽せんしゅうらくに10勝しょう目めを挙あげ、場所ばしょは10勝しょう5敗はいで自身じしん初はつの幕内まくうち2桁けた白星しろぼし。

しかし2023年ねん3月がつ場所ばしょ、5月場所ばしょと続つづいて4勝しょう11敗はいと大敗たいはいに終おわってしまい、7月がつ場所ばしょでは東ひがし十じゅう両りょう3枚まい目めと2021年ねん11月場所ばしょぶりの十両じゅうりょうとしての土俵どひょうとなった。場所ばしょ前まえの大相撲おおずもうの七夕たなばた企画きかくでは「八山ややま本ほん」と勝かち越こしを祈願きがんした（後述こうじゅつ）が、皮肉ひにくにも場所ばしょ5日にち目め、協会きょうかいに「左ひだり膝ひざ内ない障さわで約やく2週間しゅうかんの安静あんせい加療かりょうを要ようする見込みこみ」との診断しんだん書しょを提出ていしゅつして休場きゅうじょうする羽目はめとなった。しかし最後さいごまで休場きゅうじょうしてこの場所ばしょを0勝しょうで終おえれば9月がつ場所ばしょでの幕下まくした陥落かんらくの恐おそれがあるため、中日ちゅうにちからの再さい出場しゅつじょうが決定けってい。

11月場所ばしょは自己じこ最速さいそくとなる9日にち目めに勝かち越こしを決きめた。この場所ばしょの幕内まくうちで最速さいそくの勝かち越こしとなっただけでなくこの時点じてんで優勝ゆうしょう争あらそいの首位しゅいに立たっている。その後ごも終盤しゅうばんまで優勝ゆうしょう争あらそいに加くわわり、千秋楽せんしゅうらくの金峰山きんぷさん戦せんで勝かって11勝しょう目めを挙あげればという条件じょうけん付つきで敢闘かんとう賞しょうを獲得かくとくすることとなった。千秋楽せんしゅうらくは勝かって受賞じゅしょうを決きめ、受賞じゅしょうの際さいには「（条件じょうけん付つき受賞じゅしょうを知しっていたかに）それはもちろん。トロフィーは一生いっしょうの宝物ほうもつにしたい」と喜よろこんだ。2024年ねん1月がつ場所ばしょは自己じこ最高さいこう位いを東ひがし前頭まえがしら7枚まい目めまで更新こうしん。

取とり口くち

長ながいリーチを生いかしたスピードのある鋭するどい突つき押おしが持もち味あじ。2018年ねん9月がつ場所ばしょ前まえの雑誌ざっしの記事きじによると、兄弟子あにでしの松まつ鳳おおとり山さんは「相手あいてをよく見みて相撲すもうを取とれている。相手あいてが見みえない時ときには引ひいて負まけているけどね。センスがあるし、基本きほん的てきに物ものおじしない。いずれ（関取せきとりに）上あがるでしょう」と勝負しょうぶ度胸どきょうの良よさを評価ひょうかしていた。2022年ねん5月がつ場所ばしょ中ちゅうの記事きじによると、横よこに動うごかれた時ときの対応たいおう力りょくが持もち味あじであると見みられる。同年どうねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうには「一山ひとやま本ほんが先さき場所ばしょ(5月がつ場所ばしょ)あたりから相撲すもう内容ないようが激はげしくなって、前まえに出でる取とり口くちが目立めだちます。阿おもね炎ほのおに体からだつきも相撲すもうもそっくりと言いってよいほどです。うまく育そだつと面白おもしろい存在そんざいになるかもしれません」と北きたの富士ふじに評ひょうされた。

人物じんぶつ・エピソード

• 好物こうぶつは牡蠣かき。幼稚園ようちえん時代じだいからの幼馴染おさななじみの男性だんせいは2019年ねん11月場所ばしょの怪我けがを機きに地元じもとから牡蠣かきを送おくるようになった。
• 幕内まくうち昇進しょうしんを機きに地元じもとの岩内いわうち町まちのデザイナーがデザインした岩内いわうち町まちのキャラクター「たら丸まる」の描えがかれた化粧廻けしょうまわしを贈おくられた。
• アイリは一山ひとやま本ほんの人柄ひとがらを「いつもニコニコ笑わらっているんです」と評ひょうしている。
• 2022年ねんの大相撲おおずもうの七夕たなばた企画きかくでは「八山ややま本ほん」と自身じしんの四股しこ名めいと「8勝しょう=勝かち越こし」を掛かけた祈願きがんを行おこなった。2023年ねんも同様どうよう。
• 協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると好すきなアーティストはジェニーハイ。好物こうぶつは枝豆えだまめ。趣味しゅみはナノブロック。好すきな漫画まんがは宇宙うちゅう兄弟きょうだい。
• 学生がくせい時代じだいから1学年がくねん下かの若わか隆景たかかげの大だいファンであると公言こうげんしているが、若わか隆景たかかげはそのあまりの熱狂ねっきょうぶりに対たいし「気持きもち悪あく!」と言いっているらしい。

主おもな成績せいせき

2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき：258勝しょう199敗はい28休きゅう（44場所ばしょ）
• 通算つうさん勝率しょうりつ：.565
  • 幕内まくうち成績せいせき：101勝しょう118敗はい6休きゅう（15場所ばしょ）
  • 幕内まくうち勝率しょうりつ：.461
  • 十じゅう両りょう成績せいせき：68勝しょう37敗はい15休きゅう（8場所ばしょ）
  • 十じゅう両りょう勝率しょうりつ：.648
  • 幕下まくした成績せいせき：70勝しょう42敗はい7休きゅう（17場所ばしょ）
  • 幕下まくした勝率しょうりつ：.625
  • 三さん段だん目め成績せいせき：6勝しょう1敗はい（1場所ばしょ）
  • 三さん段だん目め勝率しょうりつ：.857
  • 序じょ二に段だん成績せいせき：6勝しょう1敗はい（1場所ばしょ）
  • 序じょ二に段だん勝率しょうりつ：.857
  • 序ノ口じょのくち成績せいせき：7勝しょう0敗はい（1場所ばしょ）
  • 序ノ口じょのくち勝率しょうりつ：1.000

各かく段だん在位ざいい場所ばしょ数すう

2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

• 通算つうさん在位ざいい：44場所ばしょ
  • 幕内まくうち在位ざいい：15場所ばしょ
    • 平幕ひらまく在位ざいい：14場所ばしょ
  • 十両じゅうりょう在位ざいい：8場所ばしょ
  • 幕下まくした在位ざいい：17場所ばしょ
  • 三さん段だん目め在位ざいい：1場所ばしょ
  • 序じょ二に段だん在位ざいい：1場所ばしょ
  • 序ノ口じょのくち在位ざいい：1場所ばしょ
  • 前ぜん相撲すもう在位ざいい：1場所ばしょ

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう：2回かい（2021年ねん11月場所ばしょ、2023年ねん9月がつ場所ばしょ）
• 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう：1回かい（2017年ねん3月がつ場所ばしょ）

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう
  • 敢闘かんとう賞しょう：1回かい（2023年ねん11月場所ばしょ）
• 金星かなぼし：なし

場所ばしょ別べつ成績せいせき

一山ひとやま本ほん 大生おおう

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2017年ねん （平成へいせい29年ねん）	（前ぜん相撲すもう）	東ひがし序ノ口じょのくち15枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	東ひがし序じょ二に段だん10枚まい目め 6–1	東ひがし三さん段だん目め49枚まい目め 6–1	西にし幕下まくした57枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした26枚まい目め 4–3
2018年ねん （平成へいせい30年ねん）	東ひがし幕下まくした21枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした11枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした5枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした3枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした5枚まい目め 1–6	西にし幕下まくした26枚まい目め 4–3
2019年ねん （平成へいせい31年ねん /令れい和わ元年がんねん）	西にし幕下まくした19枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした13枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした3枚まい目め 5–2	東ひがし十じゅう両りょう13枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう9枚まい目め 9–6	西にし十じゅう両りょう6枚まい目め 0–2–13
2020年ねん （令れい和わ2年ねん）	東ひがし幕下まくした5枚まい目め 休場きゅうじょう 0–0–7	西にし幕下まくした45枚まい目め 5–2	感染かんせん症しょう拡大かくだい により中止ちゅうし	西にし幕下まくした28枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした13枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした8枚まい目め 5–2
2021年ねん （令れい和わ3年ねん）	西にし幕下まくした3枚まい目め 4–3	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 10–5	東ひがし十じゅう両りょう8枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら17枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め 4–11	西にし十じゅう両りょう4枚まい目め 優勝ゆうしょう 13–2
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	西前にしまえ頭あたま14枚まい目め 5–10	西前にしまえ頭あたま17枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 6–3–6	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 7–8
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら8枚まい目め 4–11	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め 4–11	東ひがし十じゅう両りょう3枚まい目め 4–9–2	西にし十じゅう両りょう7枚まい目め 優勝ゆうしょう 13–2	西前にしまえ頭あたま14枚まい目め 11–4 敢
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	東ひがし前頭まえがしら7枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら11枚まい目め 7–8	東ひがし前頭まえがしら12枚まい目め 8–7	x	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

合あい口くち

2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

• 大関おおぜき・琴きん櫻さくらには2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・髙安には2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・朝あさ乃山には2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・御嶽みたけ海かいには1勝しょう1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・正代しょうだいには1勝しょう。

以下いか横綱よこづな・大関おおぜきの引退いんたい力士りきし

• 元もと大関おおぜき・栃とちノ心こころには2勝しょう3敗はい。
• 最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかの力士りきしとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
碧あお山やま	3	2	阿おもね炎ほのお	0	1	隠岐おきの海うみ	3	1	魁さきがけ聖きよし	1	1
大栄おおえ翔しょう	0	2	隆りゅうの勝かち	0	4	宝たから富士ふじ	3	7	玉たま鷲わし	2	3
妙義みょうぎ龍りゅう	4	3	明生あきお	0	1	若わか元春もとはる	0	2
小結こむすび
宇良うら	0	3	遠藤えんどう	1	3	阿武あぶ咲さき	0	2	千代ちよ大龍おおたつ	3	2
翔しょう猿ざる	0	3	錦木にしきぎ	2	2	北きた勝富かつとみ士し	1	2	竜りゅう電でん	4	2
前頭まえがしら
天てん空海くうかい	1	0	東あずま龍りゅう	1	2	熱海あたみ富士ふじ	1	0	石浦いしうら	1	1
欧おう勝馬かつま	0	1	王おう鵬ほう	2	3	輝てる	3	2	北きたの若わか	1	1
金峰山きんぷさん	1	2	荒あら篤あつし山さん	1	1	琴きん恵めぐみ光こう	1	6	琴きん勝かち峰ほう	4	4
佐田さたの海うみ	3	4	志摩しまノ海うみ	0	2	湘南しょうなん乃海	1	2	大だい奄美あまみ	2	1
大だい翔しょう鵬おおとり	0	1	美よしノ海うみ	3	0	千代ちよノ皇すめらぎ	2	0	千代ちよ翔しょう馬ば	3	2
千代ちよの国くに	1	2	千代丸ちよまる	3	2	剣けん翔しょう	8	1	照あきら強きょう	4	2
東ひがし白龍はくりゅう	1	0	時どき疾風しっぷう	0	1	德とく勝かつ龍りゅう	1	0	友とも風ふう	1	2
錦にしき富士ふじ	4	2(1)	平戸ひらど海かい	3	3	武将ぶしょう山やま	1	0	北きた青あお鵬ほう	0	1
翠みどり富士ふじ	2	1	水戸みと龍りゅう	3(1)	1	豊山とよやま	2	3	狼おおかみ雅みやび	1	1

（カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。太字ふとじは2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし）

改名かいめい歴れき

• 一山ひとやま本ほん 大だい生せい（いちやまもと だいき） 2017年ねん1月がつ場所ばしょ -

関連かんれん項目こうもく

• 大相撲おおずもう力士りきし一覧いちらん
• たら丸まる - 後援こうえん会かいによる化粧廻けしょうまわしに描えがかれた。

外部がいぶリンク

• 一山ひとやま本ほん 大生おおう - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい
• 一山ひとやま本ほん 大生おおう - 相撲すもうレファレンス