大だいの里さと泰たい輝てる

大だいの里さと 泰たい輝てる
令れい和わ六ろく年ねん五ご月がつ場所ばしょ初日しょにちに場所ばしょ入いりする初はつ髷まげ姿すがたの大だいの里さと。
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	大だいの里さと 泰たい輝てる
本名ほんみょう	中村なかむら 泰やすし輝てる
愛称あいしょう	ダイキ
生年月日せいねんがっぴ	(2000-06-07) 2000年ねん6月7日にち（24歳さい）
出身しゅっしん	石川いしかわ県けん河北かほく郡ぐん津幡つばた町まち
身長しんちょう	192cm
体重たいじゅう	181kg
BMI	49.1
所属しょぞく部屋へや	二に所しょノ関せき部屋へや
得意とくい技わざ	押おし、右みぎ四よっつ、寄より
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	西にし関脇せきわけ
最高さいこう位い	西にし関脇せきわけ
生涯しょうがい戦歴せんれき	77勝しょう27敗はい（8場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	43勝しょう17敗はい（4場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	殊勲賞しゅくんしょう2回かい 敢闘かんとう賞しょう2回かい 技能ぎのう賞しょう2回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2023年ねん5月場所ばしょ
入幕にゅうまく	2024年ねん1月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	神社じんじゃ巡めぐり
備考びこう
2024年ねん7月がつ28日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

大だいの里さと 泰たい輝てる（おおのさと だいき、2000年ねん6月7日にち - ）は、石川いしかわ県けん河北かほく郡ぐん津幡つばた町まち出身しゅっしんで二に所しょノ関せき部屋へや所属しょぞくの大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは中村なかむら 泰やすし輝てる（なかむら だいき）。身長しんちょう192cm、体重たいじゅう181kg、最高さいこう位いは西にし関脇せきわけ（2024年ねん7月がつ場所ばしょ）、血液けつえき型がたはB型がた。

来歴らいれき

小学しょうがく1年ねんから津幡つばた町まち少年しょうねん相撲すもう教室きょうしつで相撲すもうを始はじめる。穴水あなみず町まち出身しゅっしんの三さん輪りん隼はやぶさ斗と（2024年ねん時点じてんでソディック所属しょぞくの実業じつぎょう団だん力士りきし）の姿すがたをテレビで見みてから、中学ちゅうがく相撲すもう留学りゅうがくを志こころざした。

糸魚川いといがわ市立しりつ能生のう中学校ちゅうがっこうに相撲すもう留学りゅうがく。

新潟にいがた県立けんりつ海洋かいよう高等こうとう学校がっこうを経へて日本体育大学にほんたいいくだいがくに進学しんがく。

大学だいがく1年ねん次じの2019年ねん、10月に第だい74回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい相撲すもう競技きょうぎ青年せいねんの部ぶ個人こじん戦せん優勝ゆうしょう、11月に第だい97回かい全国ぜんこく学生がくせい相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいで学生がくせい横綱よこづなとなる。

大学だいがく3年ねん次じの2021年ねん12月、第だい70回かい全日本ぜんにほん相撲すもう選手権せんしゅけん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）の決勝けっしょうで近畿大学きんきだいがくの神崎かんざき大河たいがを寄より切きって優勝ゆうしょうしてアマチュア横綱よこづなとなる。

大学だいがく4年ねん次じ2022年ねん、7月がつに第だい11回かいワールドゲームズ無む差別さべつ級きゅうで金きんメダル、重量じゅうりょう級きゅうで銀ぎんメダル、10月に第だい77回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい相撲すもう競技きょうぎ成年せいねんの部ぶ個人こじん戦せんで2019年ねんの前回ぜんかい大会たいかいに続つづいて2連覇れんぱ、前年ぜんねんのアマチュア横綱よこづなと合あわせて大相撲おおずもうの幕下まくした10枚まい目め格付かくづけ出で資格しかく取得しゅとく、11月に第だい100回かい全国ぜんこく学生がくせい相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかい個人こじん戦せん準じゅん優勝ゆうしょう、12月に第だい71回かい全日本ぜんにほん相撲すもう選手権せんしゅけん決勝けっしょうで日体大にったいだい職員しょくいんの松園まつぞの大成たいせいをはたき込こんで優勝ゆうしょうしてアマチュア横綱よこづな2連覇れんぱ、大相撲おおずもう入はいり意思いし表明ひょうめいして3月がつに二に所しょノ関せき部屋へやに入門にゅうもんが決きまる。3月30日にちの日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい理事りじ会かいで幕下まくした10枚まい目め格付かくづけ出でで入門にゅうもんが承認しょうにんされた。なおこの幕下まくした10枚まい目め格付かくづけ出では2023年ねん9月がつ場所ばしょ後ごの理事りじ会かいで廃止はいしされた（それ以降いこうは幕下まくした付づけ出では最下位さいかい格かくのみに変更へんこう）ため、幕下まくした10枚まい目め格付かくづけ出でで初はつ土俵どひょうを踏ふんだ最後さいごの力士りきしとなった。

2023年ねん4月がつ6日にちに母校ぼこうの海洋かいよう高校こうこうで入門にゅうもん記者きしゃ会見かいけんを行おこない、四股しこ名めいは大正たいしょう時代じだいの大関おおぜきの大だいノ里さと萬まん助すけが由来ゆらいで、師匠ししょうの二に所しょノ関せき親方おやかたが出世しゅっせしたときに案あんに上あがった、「大だいの里さと」となることが発表はっぴょうされた 。中村なかむら本人ほんにんは二に所しょノ関せき部屋へやを選えらんだ理由りゆうとして、部屋へやの所在地しょざいちが茨城いばらき県けん阿見あみ町まちであり誘惑ゆうわくや娯楽ごらくの無ない環境かんきょうで相撲すもうに集中しゅうちゅうできることを挙あげている。師匠ししょうの二に所しょノ関せきは、スピード出世しゅっせにかかわらず、大相撲おおずもうの十じゅう両りょう以上いじょうで年とし90番ばん取とれる体からだを作つくることに主眼しゅがんを置おくコメントをしている。

申さるし合あい稽古けいこをする大だいの里さと。

デビュー場所ばしょの2023年ねん5月がつ場所ばしょでは初日しょにち、大学だいがくの先輩せんぱいである石崎いしざき（後ごの朝あさ紅べに龍りゅう）に敗やぶれて黒星くろぼしデビューとなるもその後ご、6連勝れんしょうして6勝しょう1敗はいで終おえた。

2023年ねん7月がつ場所ばしょでは、東ひがし幕下まくした3枚まい目めで4勝しょう3敗はいと勝かち越こし新しん十じゅう両りょうを濃厚のうこうとした。7番ばん相撲すもうを控ひかえていた際さいに父ちちから激励げきれいのメッセージを受うけており、これに応こたえた形かたちとなった。7月26日にちに開ひらかれた番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎで、9月場所ばしょの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんが正式せいしきに発表はっぴょうされた。同おなじ二に所しょノ関せき部屋へやの高橋たかはし（後ごの白熊しろくま）と同時どうじの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんとなり、同どう部屋へやから同時どうじに新しん十じゅう両りょうへの昇進しょうしんを果はたすのは2012年ねん9月がつ場所ばしょでの阿武あぶ松まつ部屋へや（慶けい天海てんかいと丹に蔵ぞう）以来いらいのこととなった。

新しん十じゅう両りょう会見かいけんで大だいの里さとは、「チヤホヤされるかもしれないけど、まだ新しん弟子でし。常つねに『おかげさま』の気持きもちでやっていきたいです」と述のべ、高校こうこう時代じだいの監督かんとくの妻つまに出世しゅっせした時ときに購入こうにゅうすると約束やくそくした牛うし一いち頭とうの調達ちょうたつをいつか実現じつげんしたいと語かたった。「誰だれからも愛あいされる関取せきとりになりたいですし、小ちいさい子こに憧あこがれを持もたれるような力士りきしになりたいです」とも話はなした。

友とも風ふうの胸むねを借かりる大だいの里さと。

相撲すもう教習所きょうしゅうじょは関取せきとり特権とっけんを行使こうしせずに卒業そつぎょうまで通所つうしょする意向いこうを示しめした。7月がつ場所ばしょ後ごに「伯はく桜さくら鵬ほう関せきは別格べっかくの存在そんざい。耳みみには入はいりますけど、自分じぶんは我わが道みちをいく。最終さいしゅう的てきにどこにいくかが重要じゅうようですから。ざんばら髪かみでの出世しゅっせも考かんがえてないですね」と史上しじょう初はつの関取せきとりとして相撲すもう教習所きょうしゅうじょに入所にゅうしょした先輩せんぱいについて語かたっている。

8月がつ26日にちの夏なつ巡業じゅんぎょう金沢かなざわ場所ばしょで大だいの里さとは、当初とうしょ髙安に胸むねを出だしてもらう予定よていであったが、現役げんえき大関おおぜきの貴き景勝けいしょうが胸むねを出だし、7分間ふんかんのぶつかり稽古けいこが行おこなわれた。

2023年ねん9月がつ場所ばしょで2016年ねん5月がつ場所ばしょの佐藤さとう（後ごの貴き景勝けいしょう）以来いらいの7人にん目めとなる新しん十じゅう両りょう力士りきしのストレすとれート勝とがち越ごしを決きめた。翌よく9日にち目めも勝利しょうりし、2008年ねん11月場所ばしょの翔しょう天てん狼おおかみ以来いらいの3人にん目めとなる新しん十じゅう両りょう力士りきしの初日しょにちから9連勝れんしょうを決きめた。11月場所ばしょ前まえの11月5日にちに福岡ふくおか市し東ひがし区くの佐渡さどケ嶽だけ部屋へやの九州きゅうしゅう場所ばしょ稽古けいこ場じょうで二に所しょノ関せき一門いちもん連合れんごう稽古けいこが行おこなわれた際さいは、関取せきとり衆しゅ最多さいたとなる21番ばんの稽古けいこを行おこなった。11月場所ばしょでは13日にち目めに10勝しょう目めを挙あげ、2場所ばしょ連続れんぞく2桁けた勝利しょうりを確定かくていさせるとともに、この時点じてんで新しん入幕にゅうまくの可能かのう性せいが高たかまったと報ほうじられた。優勝ゆうしょう決定けってい戦せんでは12勝しょう3敗はい同士どうしで琴きん勝かち峰ほうと対戦たいせんし、上手じょうず投なげに敗やぶれた。決定けってい戦後せんごに琴きん勝かち峰ほうは「まだまだ、ざんばら。年齢ねんれいは近ちかいですけど、入はいってきたばかりで、負まけたくなかったです」とコメントしている。

白しろまわしを締しめる稽古けいこ場じょうの大だいの里さと。

令れい和わ五ご年ねん九きゅう月がつ初日しょにち場所ばしょ入いりする大だいの里さと。

12月25日にちの2024年ねん1月がつ場所ばしょ番付ばんづけ発表はっぴょうで正式せいしきに新しん入幕にゅうまくが決定けっていした。12日にち目めには横綱よこづな・照あきらノ富士ふじと対戦たいせんとなったが、新しん入幕にゅうまくで横綱よこづなと対戦たいせんしたのは史上しじょう10人にん目め。初はつ土俵どひょうから5場所ばしょ目めでの初はつ金星きんぼしとなれば、2014年ねん9月がつ場所ばしょの逸いっノ城しろと並ならぶ最速さいそく記録きろくだったが、両りょう廻まわしを掴つかまれての上手じょうず投なげに敗やぶれ、史上しじょう最速さいそくタイの金星きんぼしは実現じつげんしなかった。この場所ばしょは11勝しょう4敗はいで終おえて敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょう。この場所ばしょの平幕ひらまくとの取組とりくみでの黒星くろぼしは1個いっこだけであり、NHK大相撲おおずもう解説かいせつ者しゃの舞まいの海うみはその点てんに触ふれつつ「もう幕内まくうち上位じょういの力ちからはあります」と評ひょうした。

3月がつ場所ばしょは自己じこ最高さいこう位い西にし前頭まえがしら5枚まい目めまで更新こうしん。この場所ばしょは優勝ゆうしょう争あらそいに絡からむ活躍かつやくを見みせたが、1敗はいの状態じょうたいで10日にち目めに全勝ぜんしょうの尊みこと富士ふじに敗やぶれた段階だんかいで2差さとなり、12日にち目めには尊みこと富士ふじと大だいの里さと自身じしんが共ともに敗やぶれたため2差さは変かわらず、14日にち目めには大だいの里さと自身じしんが勝利しょうりして尊みこと富士ふじが敗やぶれたため1差さとなったものの、最終さいしゅう的てきには千秋楽せんしゅうらくに尊みこと富士ふじに優勝ゆうしょうを決きめられ、その日ひの自身じしんの取組とりくみも豊昇ほうしょう龍りゅうに敗やぶれたため、11勝しょう4敗はいで場所ばしょを終おえた。それでも大おおきな活躍かつやくを評価ひょうかされたことで、敢闘かんとう賞しょうと技能ぎのう賞しょうを同時どうじに受賞じゅしょうした。5月場所ばしょでは最高さいこう位いを西にし小結こむすびに更新こうしん。新しん三さん役やく会見かいけんでは20歳さい未満みまんの部屋へやの力士りきしと飲酒いんしゅした騒動そうどう（後述こうじゅつ）を謝罪しゃざいした。また師匠ししょうは「13勝しょう2敗はいくらいで優勝ゆうしょう争あらそいできるような力ちからが、上位じょういで今後こんごは大事だいじになってくる」と期待きたいを寄よせた。この場所ばしょ初日しょにちの照あきらノ富士ふじ戦せんでは掬すくい投なげにより勝利しょうりし、横綱よこづな戦せん初はつ白星しろぼしを獲得かくとく。両親りょうしんと妹いもうとがこの一番いちばんを観戦かんせんしており、「勝かちを目めに焼やき付つけてくれたと思おもう」と両親りょうしんと妹いもうとに白星しろぼしを捧ささげる形かたちとなった。3月場所ばしょは平幕ひらまくだが、活躍かつやくを鑑かんがみて翌よく7月がつ場所ばしょが大だい関取せきとりになる可能かのう性せいも取とり沙汰ざたされた。千秋楽せんしゅうらくでは阿おもね炎ほのおを破やぶり12勝しょう目めを挙あげ初はつ優勝ゆうしょう、併あわせて初はつの殊勲賞しゅくんしょう、2回かい目めの技能ぎのう賞しょうの両りょう賞しょうの受賞じゅしょう。初はつ土俵どひょうから7場所ばしょ目めの優勝ゆうしょうは、幕下まくした付つけ出だしでは第だい54代だい横綱よこづな・輪島わじまの15場所ばしょを大おおきく塗ぬり替かえる史上しじょう最速さいそく優勝ゆうしょう。新しん入幕にゅうまくから3場所ばしょ連続れんぞく三さん賞しょうは千代ちよ天山あまやま以来いらい25年ねんぶり、2桁けた勝利しょうりでは史上しじょう初はつという数すう多おおくの快挙かいきょを成なし遂とげた。ただし、高田川たかだがわ審判しんぱん部長ぶちょう（元もと関脇せきわけ・安芸乃島あきのしま）は、大だい関取せきとりの起点きてんは三さん役やくでないといけないという理由りゆうから、7月がつ場所ばしょでの大だい関取せきとりには言及げんきゅうしなかった。尊みこと富士ふじに続つづく、大だい銀杏いちょうも結ゆわえないほどの若手わかての幕内まくうち優勝ゆうしょう（が場所ばしょ中ちゅうから既すでに濃厚のうこうであった）とあって、現職げんしょく親方おやかた・角界かくかいOBが口くちを揃そろえて「番付ばんづけの意味いみがなくなっている（なくなる）」と現状げんじょうを嘆なげいていた。6月2日にち、金沢かなざわ市内しないで自身じしんの祝賀会しゅくがかいが開ひらかれた。祝賀会しゅくがかいは2024年ねん2月がつに開催かいさいされる予定よていであったが、能登半島のとはんとう地震じしんの影響えいきょうにより延期えんきされている間あいだに大だいの里さとが三さん役やくに昇進しょうしんしたため、「幕内まくうち昇進しょうしん祝賀しゅくが会かい」から「三さん役やく昇進しょうしん祝賀しゅくが会かい」に変更へんこうされた。

7月がつ場所ばしょは三さん賞しょう委員いいん会かいの出席しゅっせき者しゃ20人にんによる満票まんぴょうで2度目どめの殊勲賞しゅくんしょうを獲得かくとくした。新しん入幕にゅうまくから4場所ばしょ連続れんぞくでの三さん賞しょう受賞じゅしょうは史上しじょう初はつ。

人物じんぶつ

協会きょうかいの公式こうしきプロフィールによると好すきな歌手かしゅは湘南しょうなん乃風で、趣味しゅみは部屋へやの周まわりでの散歩さんぽ、好物こうぶつは魚さかな全般ぜんぱん、好すきな漫画まんがは『20世紀せいき少年しょうねん』。

エピソード

• 幼少ようしょう期きから大だいの阪神はんしんタイガースファン。阪神はんしんの本拠地ほんきょちでもある甲子園こうしえんへ行いったことはないが、日体大にったいだい時代じだいには東京とうきょうドームで試合しあい観戦かんせんをしたことがある。幼少ようしょう期きに好すきだった選手せんしゅは桧山ひやま進すすむ次郎じろうである。
• 父ちちからは角界かくかい入いりの際さいに「関取せきとりになるまで帰かえってくるな」と言いわれていた。

取とり口くち

体からだは大おおきいが動うごきにキレがあるため、立たち会あいの鋭するどい踏ふみ込こみで相手あいてに当あたり、素早すばやく右みぎを差さして前まえに出でる速攻そっこうを得意とくいとしている。 左右さゆうどちらか差させれば多少たしょう強引ごういんな体勢たいせいでも体からだを寄よせていく上手じょうずさも持もち合あわせている。 押おし相撲すもうもこなすことができ、もろ手て突つきから一気いっきに押おして出でる相撲すもうもある。 師匠ししょうの二に所しょノ関せきは、2023年ねん4月がつの時点じてんで「立合たちあいはまだまだ甘あまい」と語かたり「しっかり腰こしを割わること、体格たいかく任まかせの相撲すもうを取とらず廻まわしを切きる技術ぎじゅつや組くんだ時ときに廻まわしを取とらせない技術ぎじゅつ、相手あいての形かたちにさせない技術ぎじゅつなども大切たいせつになってくる」と課題かだいを口くちにした。

十両じゅうりょう昇進しょうしんの際さい、大だいの里さとの師匠ししょうの二に所しょノ関せきは安定あんてい感かんはまだ課題かだいがある旨むねを語かたった一方いっぽうで将来しょうらい性せいを高たかく評価ひょうか。

2023年ねん9月がつ場所ばしょ後ご、花田はなた虎とら上じょうが自身じしんのコラムで大だいの里さとについて「学生がくせい時代じだいは四よつ相撲ずもうが持もち味あじだったようですが、プロに入はいって体からだを生いかした突つき押おしでここまで番付ばんづけを上あげています」と解説かいせつしつつも「恐おそらく幕内まくうち下位かいぐらいまでは、今いまの相撲すもうを取とり続つづけるのではないでしょうか。将来しょうらい的てきには柏かしわ戸どさんや佐田さだの山やまさんのような、突つっ張ぱってからの四よつ相撲ずもうに磨みがきをかけるのではと思おもいます」と期待きたいを寄よせていた。

2023年ねん11月場所ばしょ前まえの11月5日にちに行おこなわれた二に所しょノ関せき一門いちもん連合れんごう稽古けいこでは、一門いちもんの大だい先輩せんぱいでもある玉たま鷲わしから腰高こしだかを指摘してきされた。

2024年ねん3月がつ場所ばしょ中ちゅうのABEMA大相撲おおずもう中継ちゅうけいで花田はなた虎とら上じょうは頭あたまで考かんがえ込こみ気持きもちが吹ふっ切きれていない点てん、諦あきらめるのが早はやく残のこれない相撲すもうを指摘してきしている。同年どうねん5月がつ場所ばしょ前まえの横綱よこづな審議しんぎ委員いいん会かいによる稽古けいこ総見そうけんでの様子ようすを見みた八角はっかく理事りじ長ちょうは「スタミナがない。ここ一番いちばんでは馬力ばりきを発揮はっきするけど、上うえに上あがろうとするならスタミナが課題かだい。大関おおぜきを圧倒あっとうするぐらいの気持きもちでいかないと、チャンスなんだから」とコメント。

2024年ねん5月がつ場所ばしょ中ちゅうの週刊しゅうかん誌し報道ほうどうでは、真まっ向こう勝負しょうぶの相撲すもうで一門いちもん内外ないがいを問とわず親方おやかた衆しゅからも高たかく評価ひょうかされた。同どう場所ばしょ中ちゅうで元もと琴きん風ふうは自身じしんのコラムにおいて「不利ふりな体勢たいせいでも愚直ぐちょくに前まえに出でる相撲すもうはかつての水戸みと泉いずみさん（錦戸にしきど親方おやかた）を彷彿ほうふつとさせた」と評ひょうしている。場所ばしょ後ごの『日刊にっかんゲンダイ』の報道ほうどうによると、親方おやかた衆しゅや角界かくかい関係かんけい者しゃから口々くちぐちに稽古けいこ不足ふそく、師匠ししょうの前まえでも堂々どうどうとサボるほどの稽古けいこ態度たいどの悪わるさを指摘してきされているとのことである。

同年どうねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうには元もと2代だい栃とち東ひがしの玉ノ井たまのい親方おやかたのコラムで、怪我けがではなく気分きぶん転換てんかんを理由りゆうに朝あさ稽古けいこを休やすんだ稽古けいこ態度たいどについて書かかれ、玉ノ井たまのい親方おやかたはこれには驚おどろいたと、これでは下したの者ものに示しめしが付つかないと苦言くげんを呈ていしていた。場所ばしょ後ごの元もと武蔵丸むさしまるの武蔵川むさしがわ親方おやかたのコラムでは、腰高こしだかと押おし相撲すもうに弱よわい点てんを指摘してきされた。

不祥事ふしょうじ

日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいは2024年ねん4月がつ22日にち、部屋へや内ないで大だいの里さとが2023年ねん9月がつに部屋へやの幕下まくした以下いか力士りきしが20歳さい未満みまんであると知しりながらその力士りきしと共ともに飲酒いんしゅしたとして、師匠ししょうの二に所しょノ関せきと大だいの里さとに厳重げんじゅう注意ちゅうい処分しょぶんが下くだった。

厳重げんじゅう注意ちゅうい処分しょぶん後ごに一部いちぶ報道ほうどうからは、20歳さい未満みまんの力士りきしが進すすんで飲酒いんしゅしたのではなく大だいの里さとが飲酒いんしゅを強要きょうようしたとするいじめ（アルコールハラスメント）疑惑ぎわくが伝つたえられている。

大だいの里さとの不祥事ふしょうじが発覚はっかくする約やく2ヶ月かげつ前まえ、北きた青あお鵬おおとりの不祥事ふしょうじがありその際さいには結果けっか的てきには引退いんたい（表向おもてむきには自主じしゅ引退いんたい）、宮城野みやぎの部屋へやが閉鎖へいさされる厳きびしい処分しょぶんが下くだされたにも関かかわらず、師弟してい共どもに軽微けいびな処分しょぶんで済すんだことについて「師匠ししょうの二に所しょノ関せきが未来みらいの理事りじ長ちょうとも目めされる人物じんぶつで、忖度そんたくがあったのでは?」と批判ひはんする報道ほうどうもあった。

騒動そうどう後ご、同年どうねん9月がつ場所ばしょに部屋へや付つきの中村なかむら（元もと関脇せきわけ・嘉よしみ風ふう）が分家ぶんけ独立どくりつする予定よていとなったことから、監視かんし役やくの親方おやかたがいなくなることで今後こんごの稽古けいこ態度たいどや素行そこうが悪化あっかする恐おそれを憂慮ゆうりょする意見いけんが一部いちぶ報道ほうどうで聞きかれた。中村なかむら親方おやかたの分家ぶんけ独立どくりつが同年どうねん6月がつ1日にち付づけで承認しょうにんされることが決定けっていした際さいは、嘉陽かよう、友とも風ふう、宮城みやぎといったストッパーとなる大学だいがくの先輩せんぱいが一気いっきに部屋へやを離はなれることが決定けっていし、それによる悪影響あくえいきょうが懸念けねんされた。

年表ねんぴょう

• 2023年ねん5月がつ場所ばしょ - 初はつ土俵どひょう（幕下まくした付つけ出だし）
• 2023年ねん9月がつ場所ばしょ - 新しん十じゅう両りょう
• 2024年ねん1月がつ場所ばしょ - 新しん入幕にゅうまく
• 2024年ねん5月がつ場所ばしょ - 新しん小結こむすび
• 2024年ねん7月がつ場所ばしょ - 新しん関脇せきわけ

主おもな成績せいせき

2024年ねん7月がつ場所ばしょ現在げんざい

スピード記録きろく

• 幕下まくした付つけ出だしから十じゅう両りょう昇進しょうしん所要しょよう場所ばしょ数すう：2場所ばしょ（歴代れきだい2位いタイ）
• 幕下まくした付つけ出だしから幕内まくうち昇進しょうしん所要しょよう場所ばしょ数すう：4場所ばしょ（歴代れきだい3位いタイ）
• 幕下まくした付つけ出だしから対たい横綱よこづな戦せんまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：5場所ばしょ（歴代れきだい1位いタイ）
• 幕下まくした付つけ出だしから初はつの三さん賞しょう受賞じゅしょうまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：5場所ばしょ（歴代れきだい2位いタイ）
• 幕下まくした付つけ出だしから新しん三さん役やくまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：6場所ばしょ（歴代れきだい2位い）
• 幕下まくした付つけ出だしから幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：6場所ばしょ（歴代れきだい1位い）
• 幕下まくした付つけ出だしから関脇せきわけ昇進しょうしんまでの所要しょよう場所ばしょ数すう：7場所ばしょ（歴代れきだい2位い）

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき：77勝しょう27敗はい（8場所ばしょ）
• 通算つうさん勝率しょうりつ：.740
  • 幕内まくうち成績せいせき：43勝しょう17敗はい（4場所ばしょ）
  • 幕内まくうち勝率しょうりつ：.717
    • 三さん役やく成績せいせき：21勝しょう9敗はい（2場所ばしょ）
    • 三さん役やく勝率しょうりつ：.700
      • 新しん三さん役やく成績せいせき：12勝しょう3敗はい（歴代れきだい5位いタイ）
      • 関脇せきわけ成績せいせき：9勝しょう6敗はい（1場所ばしょ）
      • 関脇せきわけ勝率しょうりつ：.600
      • 小結こむすび成績せいせき：12勝しょう3敗はい（1場所ばしょ）
      • 小結こむすび勝率しょうりつ：.800
        • 新しん小結こむすび成績せいせき：12勝しょう3敗はい（歴代れきだい3位いタイ）
    • 前頭まえがしら成績せいせき：22勝しょう8敗はい（2場所ばしょ）
    • 前頭まえがしら勝率しょうりつ：.733
      • 新しん入幕にゅうまく成績せいせき：11勝しょう4敗はい（歴代れきだい9位いタイ）
  • 十じゅう両りょう成績せいせき：24勝しょう6敗はい（2場所ばしょ）
  • 十じゅう両りょう勝率しょうりつ：.800
    • 新しん十じゅう両りょう成績せいせき：12勝しょう3敗はい（歴代れきだい5位いタイ）
  • 幕下まくした成績せいせき：10勝しょう4敗はい（2場所ばしょ）
  • 幕下まくした勝率しょうりつ：.714
• 新しん十じゅう両りょう場所ばしょでの初日しょにちからの連勝れんしょう：9（初代しょだい成山なりやま、翔しょう天てん狼おおかみ、尊みこと富士ふじと並ならび歴代れきだい1位いタイ）
• 幕内まくうち連続れんぞく2桁けた勝利しょうり記録きろく：3場所ばしょ（2024年ねん1月がつ場所ばしょ - 現在げんざい継続けいぞく中ちゅう）
• 幕内まくうち優勝ゆうしょう次点じてん以上いじょう連続れんぞく場所ばしょ：2場所ばしょ（2024年ねん3月がつ場所ばしょ - 2024年ねん5月がつ場所ばしょ）
• 新しん入幕にゅうまくから連続れんぞく三さん賞しょう受賞じゅしょう場所ばしょ数すう：4場所ばしょ（2024年ねん1月がつ場所ばしょ - 現在げんざい継続けいぞく中ちゅう、歴代れきだい1位い）
• 新しん入幕にゅうまくから連続れんぞく三さん賞しょう受賞じゅしょうかつ2桁けた勝利しょうり場所ばしょ数すう：3場所ばしょ（2024年ねん1月がつ場所ばしょ - 2024年ねん5月がつ場所ばしょ、歴代れきだい1位い）
• 新しん小結こむすび優勝ゆうしょう：史上しじょう2人にん目め

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう
  • 殊勲賞しゅくんしょう：2回かい（2024年ねん5月がつ場所ばしょ、2024年ねん7月がつ場所ばしょ）
  • 敢闘かんとう賞しょう：2回かい（2024年ねん1月がつ場所ばしょ、2024年ねん3月がつ場所ばしょ）
  • 技能ぎのう賞しょう：2回かい（2024年ねん3月がつ場所ばしょ、2024年ねん5月がつ場所ばしょ）
• 金星かなぼし：照あきらノ富士ふじ（2024年ねん5月がつ場所ばしょ、2024年ねん7月がつ場所ばしょ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

大だいの里さと 泰たい輝てる

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	x	x	幕下まくした付づけ出で10枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした3枚まい目め 4–3	東ひがし十じゅう両りょう14枚まい目め 12–3	東ひがし十じゅう両りょう5枚まい目め 12–3
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 11–4 敢	西前にしまえ頭あたま5枚まい目め 11–4 敢技わざ	西にし小結こむすび 12–3 殊こと技わざ	西にし関脇せきわけ 9–6 殊こと	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

合あい口くち

いずれも2024年ねん7月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい。

（以下いか、最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの現役げんえき力士りきし）

• 横綱よこづな・照あきらノ富士ふじには2勝しょう1敗はい。
• 大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうには1勝しょう3敗はい（不戦勝ふせんしょう1含ふくむ）。
• 大関おおぜき・琴きん櫻さくらには1勝しょう3敗はい。琴きん櫻さくらの大関おおぜき昇進しょうしん後ごは大だいの里さとの1勝しょう2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・貴き景勝けいしょうには2勝しょう
• 元もと大関おおぜき・髙安には1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・御嶽みたけ海かいには1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・霧島きりしまには2勝しょう。
• 最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかの力士りきしとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
碧あお山やま	1	0	阿おもね炎ほのお	2	0	大栄おおえ翔しょう	3	0	隆りゅうの勝かち	1	1
宝たから富士ふじ	2	0	玉たま鷲わし	2	0	明生あきお	3	0	若わか元春もとはる	2	1
小結こむすび
宇良うら	1	0	遠藤えんどう	1	0	阿武あぶ咲さき	0	2	翔しょう猿ざる	2	0
平戸ひらど海かい	1	2
前頭まえがしら
熱海あたみ富士ふじ	2	0	王おう鵬ほう	1	0	金峰山きんぷさん	1(1)	0	豪ごうノ山やま	2	1
琴きん勝かち峰ほう	1	0	佐田さたの海うみ	1	0	島津しまつ海うみ	1	0	湘南しょうなん乃海	1	0
尊みこと富士ふじ	0	1	美よしノ海うみ	1	0	剣けん翔しょう	1	0	武将ぶしょう山やま	1	0
翠みどり富士ふじ	1	0

（カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。太字ふとじは2024年ねん7月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし。）

改名かいめい歴れき

• 大だいの里さと 泰たい輝てる（おおのさと だいき）2023年ねん5月がつ場所ばしょ -

関連かんれん項目こうもく

• 関脇せきわけ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 大だいの里さと 泰たい輝てる - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい

中村なかむら泰やすし輝てるに関かんするカテゴリ:

• 日本にっぽんのワールドゲームズメダリスト