三根みつね山さん隆司たかし

三根みつね山さん 宝たから國こく
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	三根みつね山さん 耕司こうじ→三根みつね山さん繼つぎ司し→三根みつね山さん宝たから國こく
本名ほんみょう	嶋村しまむら 嶋しま一はじめ
愛称あいしょう	高島たかしま三羽烏さんばがらす 疾風しっぷう枯葉かれはを巻まく 大物食おおものぐい 総合そうごう病院びょういん
生年月日せいねんがっぴ	1922年ねん2月がつ7日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1989-08-15) 1989年ねん8月がつ15日にち（67歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん	東京とうきょう府ふ北きた豊島としま郡ぐん南千住みなみせんじゅ町まち（現げん：東京とうきょう都と荒川あらかわ区く）
身長しんちょう	176cm
体重たいじゅう	150kg
BMI	48.40
所属しょぞく部屋へや	高島たかしま部屋へや
得意とくい技わざ	左ひだり四よっつ、寄より
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	引退いんたい
最高さいこう位い	東ひがし大関おおぜき
生涯しょうがい戦歴せんれき	479勝しょう389敗はい35休きゅう（69場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	407勝しょう354敗はい35休きゅう（56場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう1回かい 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう1回かい 三さん段だん目め優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	殊勲賞しゅくんしょう5回かい・敢闘かんとう賞しょう2回かい
データ
初はつ土俵どひょう	1937年ねん5月場所ばしょ
入幕にゅうまく	1944年ねん1月がつ場所ばしょ
引退いんたい	1960年ねん1月がつ場所ばしょ
備考びこう
金星かなぼし9個こ（安藝あきノ海うみ1個いっこ、照國てるくに3個こ、前田山まえだやま1個いっこ、東ひがし富士ふじ1個いっこ、千代ちよの山やま1個いっこ、鏡かがみ里さと2個こ）
2015年ねん9月がつ2日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

三根みつね山さん 宝たから國こく（みつねやま ほうこく、1922年ねん2月がつ7日にち - 1989年ねん8月がつ15日にち）は、東京とうきょう府ふ北きた豊島としま郡ぐん南千住みなみせんじゅ町まち（現げん：東京とうきょう都と荒川あらかわ区く）出身しゅっしんで高島たかしま部屋へやに所属しょぞくした大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは嶋村しまむら 嶋しま一はじめ（しまむら しまかず）。最高さいこう位いは東ひがし大関おおぜき。

来歴らいれき

1922年ねん2月がつ7日にちに東京とうきょう府ふ北きた豊島としま郡ぐん南千住みなみせんじゅ町まち（現げん：東京とうきょう都と荒川あらかわ区く）で八百屋やおやを営いとなむ一家いっかに長男ちょうなんとして生うまれる。尋常じんじょう小学校しょうがっこうを卒業そつぎょうしてからは嫌きらいながらも家業かぎょうを手伝てつだい、野菜やさいを満載まんさいした荷車にぐるまを曳ひいていたが、体格たいかくが大おおきいために梶棒かじぼうの中なかに入いれないので外そとから曳ひいていた。1936年ねんのある日ひに清水しみず川がわ元吉もとよし・磐石ばんじゃく熊太郎くまたろうの一いち行ぎょうが近所きんじょへ巡業じゅんぎょうに来きた時ときに見みに行いくと、先さきに巡業じゅんぎょう会場かいじょうへ到着とうちゃくしていた高島たかしまから熱心ねっしんに勧誘かんゆうされたことで高島たかしま部屋へやへ入門にゅうもんした。

1937年ねん5月場所ばしょに初はつ土俵どひょうを踏ふむと、序じょ二に段だんで一度いちど負まけ越こしただけで順調じゅんちょうに昇進しょうしんし、吉よし葉山はやま潤じゅん之の輔・輝てる昇のぼり勝彦かつひこと共ともに「高島たかしま三羽烏さんばがらす」として注目ちゅうもくされ続つづけた。1944年ねん1月がつ場所ばしょに新しん入幕にゅうまくを果はたすとこの場所ばしょを11勝しょう4敗はいの好成績こうせいせきを挙あげ、同年どうねん5月がつ場所ばしょは照國てるくに萬藏まんぞう・安藝あきノ海うみ節男せつおから1つずつ金星きんぼしを奪うばうなど、「大物食おおものぐい」として評判ひょうばんになった。同年どうねん11月がつ場所ばしょでは再ふたたび照國てるくにから金星きんぼしを奪うばって「照國てるくにキラー」ぶりを発揮はっきすると、全勝ぜんしょう優勝ゆうしょうを目指めざした若わか瀬川せかわ泰二せいじに黒星くろぼしを付つけて優勝ゆうしょうの望のぞみを打うちくなど、節目ふしめ節目ふしめで活躍かつやくした。

その後ごは幕内まくうち上位じょういから三さん役やくへ定着ていちゃくし、殊勲賞しゅくんしょうを5度ど受賞じゅしょうするなど「大物食おおものぐい」として上位じょうい陣じんを散々さんざん苦くるしめていたが、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんの勤労きんろう奉仕ほうしと食糧しょくりょう不足ふそくから体重たいじゅうが40kg以上いじょうも落おち、力ちからを存分ぞんぶんに発揮はっきできなかった。戦後せんごは前ぜん田山たやま英五郎えいごろうから金星きんぼしを奪うばって活躍かつやくし始はじめると、1951年ねんに高島たかしまが亡なくなったことで巴ともえ潟かた誠一せいいちが部屋へやを継承けいしょうした頃ころから「疾風しっぷう枯葉かれはを巻まく」と形容けいようされた寄よりに磨みがきがかかり、1953年ねん5月場所ばしょには関脇せきわけで12勝しょう3敗はいの好成績こうせいせきを挙あげ、場所ばしょ後ごの大関おおぜき昇進しょうしんを決定けっていさせた。

1954年ねん3月がつ場所ばしょには12勝しょう3敗はいながら幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを遂とげ、新しん横綱よこづなにもかかわらず全休ぜんきゅうした吉よし葉山はやまの穴あなを埋うめる活躍かつやくを見みせたが、この頃ころから坐骨ざこつ神経痛しんけいつう・栄養失調えいようしっちょうなどの病気びょうきや骨折こっせつ・腰痛ようつうなどのケガに悩なやまされるようになる。途中とちゅう休場きゅうじょうで角番かどばんを迎むかえた1955年ねん5月場所ばしょは6勝しょう9敗はいで負まけ越こしたことで大関おおぜきからついに陥落かんらくしたのに続つづいて、同年どうねん9月がつ場所ばしょは坐骨ざこつ神経痛しんけいつうで全休ぜんきゅうし、その後ごは三さん役やくに復帰ふっきできなかった。それでも引退いんたいせずに約やく4年ねんの長ちょうきに渡わたって前頭まえがしらに定着ていちゃくし、鏡かがみ里さと喜代治きよじ・千代ちよの山やま雅信まさのぶから金星きんぼしを奪うばうなど、往年おうねんの「大物食おおものぐい」の活躍かつやくを見みせた。

1960年ねん1月がつ場所ばしょを最後さいごに現役げんえきを引退いんたいし、年寄としより・熊くまヶ谷だにを襲名しゅうめいした。最後さいごの取組とりくみとして同どう場所ばしょ8日にち目めに新しん入幕にゅうまくの大鵬たいほう幸喜ゆきよしとの対戦たいせんが組くまれたが、引退いんたい届とどけを提出ていしゅつして大鵬たいほうに同日どうじつの不戦勝ふせんしょうを与あたえた。引退いんたい後ごは「熊くまヶ谷たに部屋へや」を創設そうせつして独立どくりつ。1961年ねん5月がつに巴ともえ潟かたが友とも綱つなに名跡みょうせき変更へんこうしたため、三根みつね山さんが新あらたに高島たかしまを襲名しゅうめいし、出身しゅっしんの「高島たかしま部屋へや」の名称めいしょうを引ひき継ついだ。部屋へやを譲ゆずられた際さいには「今いまいる（旧きゅう高島たかしま部屋へやの）弟子でしは親方おやかた（元もと巴ともえ潟かた）が養成ようせいしてきたもの。私わたしは名跡みょうせきだけを継ついで、新あたらしい高島たかしま部屋へやをつくっていきます」「私わたしは部屋へやを一いち人前にんまえに育そだてるには最低さいてい10年ねんとみている。関取せきとりを早はやく育そだてるのも大事だいじなことだと思おもう。しかしそれよりも、じっくりと時間じかんをかけて部屋へやのみんなが強つよくなっていったほうが楽たのしいんじゃないかな。関取せきとりが一人ひとりでも出でたら部屋へやも活気かっきづくと思おもうが、まずは基礎きそをしっかりと教おしえ込こむことですよ」と話はなしていた。育成いくせいは弟子でしに付つきっ切きりで指導しどうするほど熱心ねっしんで、大だい受久晃あきらを大関おおぜきに、高こう望のぞむ山大やまだい造づくりを前頭まえがしらまで育そだてたが、1982年ねんに体調たいちょう不良ふりょうから部屋へやを閉鎖へいさして熊くまヶ谷たに部屋へや（高島たかしま部屋へや時代じだいの後輩こうはいの芳野よしの嶺みね元もと志こころざしが創設そうせつ）へ弟子でしを移籍いせきさせ、1985年ねんには日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいに廃業はいぎょう届とどけを提出ていしゅつした。

最さい晩年ばんねんは現役げんえき時代じだいから続つづく数すう多おおくの病気びょうき・ケガの悪化あっかによって都内とないの病院びょういんへ入院にゅういんし、1989年ねん8月がつ15日にちに心筋梗塞しんきんこうそくで死去しきょ、67歳さい没ぼつ。

人物じんぶつ

出足であしの鋭するどさと差さし身みの良よさを生いかし、相手あいて力士りきしの左右さゆうどちらか片方かたがたでも差させば一気いっきに寄よる取とり口くちで、「疾風しっぷう枯かれ葉はを巻まく」と形容けいようされて恐おそれられた。塩しおを撒まく際さいに首くびを少すこし右みぎに傾かたむけながら撒まくのが特徴とくちょうで、人気にんきがあった。「人格じんかく随一ずいいち」と称しょうされた誠実せいじつさと礼儀れいぎ正ただしい土俵どひょう態度たいどは他たの力士りきしから「模範もはん」とされて尊敬そんけいも集あつめた。

幼少ようしょう期きに三根みつね山さんに抱だっこされた相撲すもうファンの女性じょせいの当時とうじの感触かんしょくに基もとづく証言しょうげんによると、お世辞せじにも筋肉質きんにくしつとは言いえない体質たいしつであったという。

戦前せんぜん～戦後せんご直後ちょくごの横綱よこづなにとって、三根みつね山さんは非常ひじょうにやっかいな存在そんざいだった。羽黒山はぐろさん政司せいじ：3勝しょう6敗はい、安藝あきノ海うみ節男せつお：1勝しょう2敗はい、照國てるくに萬藏まんぞう：8勝しょう9敗はい、前ぜん田山たやま英五郎えいごろう：3勝しょう5敗はい、東ひがし富士ふじ欽壹：8勝しょう15敗はい、千代ちよの山やま雅信まさのぶ：9勝しょう16敗はい、鏡かがみ里さと喜代治きよじ：8勝しょう18敗はいと、いずれも負まけ越こしていながら金星きんぼしは9個こ奪うばっている。一方いっぽうで当初とうしょは分ぶんが良よかった栃とち錦にしき清隆きよたかには最後さいごに14連敗れんぱい（通算つうさん10勝しょう19敗はい）、若乃花わかのはな幹みき士しには10連敗れんぱい（通算つうさん11勝しょう15敗はい）を喫きっしているなど、この2人ふたりには歯はが立たたなかった。

エピソード

• 稽古けいこ熱心ねっしんであることから上位じょういの力士りきしに可愛かわいがられた。1941年ねんの真夏まなつのある日ひ、金沢かなざわの巡業じゅんぎょうで男女だんじょノ川登かわのぼり三さん・双そう葉山はやま定次さだじ・羽黒山はぐろさん政司せいじ・前ぜん田山たやま英五郎えいごろうから連続れんぞく80番ばんもの猛もう稽古けいこを付つけられ、猛暑もうしょによる疲労ひろうも重かさなって途中とちゅうから目めの前まえが真まっ暗くらになり、生いきた心地ここちがしなかったという。
• 引退いんたい後ごに毎日放送まいにちほうそう（出演しゅつえん当時とうじはNET=現げん・テレビ朝日てれびあさひ系列けいれつで放送ほうそう）のクイズ番組ばんぐみ「アップダウンクイズ」に出演しゅつえんしたが、体重たいじゅうが余あまりにも重おもかったためにゴンドラが上昇じょうしょうしないトラブルが発生はっせいした。この一いち件けんが、番組ばんぐみで使用しようするゴンドラ更新こうしんのきっかけとなった。
• 現役げんえき時代じだいから様々さまざまな病気びょうき・ケガに悩なやまされた。主おもな症状しょうじょうとしては栄養失調えいようしっちょう・鼻炎びえん・扁桃腺へんとうせん炎えん・足あし指ゆび関節かんせつ骨折こっせつ・足首あしくび関節かんせつ骨折こっせつ・腰痛ようつう・腎臓じんぞう疾患しっかん・脚気かっけ・糖尿とうにょう病びょう・心臓しんぞう疾患しっかん・肝臓かんぞう疾患しっかん・心臓しんぞう脚気かっけ・坐骨ざこつ神経痛しんけいつう・高血圧こうけつあつが挙あげられ、合計ごうけいで20種類しゅるい近ちかくの傷病しょうびょうを抱かかえていることから「総合そうごう病院びょういん」という渾名あだなまで付ついた。

主おもな成績せいせき

三根みつね山さんが上手じょうず投なげで名寄岩なよろいわを下くだした瞬間しゅんかん（1953年ねん1月がつ17日にち・初場所はつばしょ8日にち目め）

1954年ねん3月がつ場所ばしょで優勝ゆうしょうし、賜杯しはいを抱いだく三根みつね山さん

• 通算つうさん成績せいせき：479勝しょう389敗はい35休きゅう 勝率しょうりつ.552
• 幕内まくうち成績せいせき：407勝しょう354敗はい35休きゅう 勝率しょうりつ.535
• 大関おおぜき成績せいせき：63勝しょう52敗はい5休きゅう 勝率しょうりつ.548
• 現役げんえき在位ざいい：69場所ばしょ
• 幕内まくうち在位ざいい：56場所ばしょ
• 大関おおぜき在位ざいい：8場所ばしょ
• 三さん役やく在位ざいい：16場所ばしょ（関脇せきわけ10場所ばしょ、小結こむすび6場所ばしょ）
• 各かく段だん優勝ゆうしょう
  • 幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう：1回かい（1954年ねん3月がつ場所ばしょ）
  • 十両じゅうりょう優勝ゆうしょう：1回かい（1943年ねん5月がつ場所ばしょ）
  • 三さん段だん目め優勝ゆうしょう：1回かい（1940年ねん5月がつ場所ばしょ）
• 三さん賞しょう：7回かい
  • 殊勲賞しゅくんしょう：5回かい（1949年ねん1月がつ場所ばしょ、1951年ねん1月がつ場所ばしょ、1951年ねん9月がつ場所ばしょ、1952年ねん5月がつ場所ばしょ、1953年ねん5月がつ場所ばしょ）
  • 敢闘かんとう賞しょう：2回かい（1953年ねん3月がつ場所ばしょ、1956年ねん9月がつ場所ばしょ）
• 金星かなぼし9個こ（安藝あきノ海うみ節男せつお1個いっこ、照國てるくに萬藏まんぞう3個こ、前ぜん田山たやま英五郎えいごろう1個いっこ、東ひがし富士ふじ欽壹1個いっこ、千代ちよの山やま雅信まさのぶ1個いっこ、鏡かがみ里さと喜代治きよじ2個こ）
• 優勝ゆうしょう旗手きしゅ：1回かい（1946年ねん11月場所ばしょ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

三根みつね山さん隆司たかし

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
1937年ねん （昭和しょうわ12年ねん）	x	x	（前ぜん相撲すもう）	x	x	x
1938年ねん （昭和しょうわ13年ねん）	（前ぜん相撲すもう）	x	西にし序ノ口じょのくち18枚まい目め 4–3	x	x	x
1939年ねん （昭和しょうわ14年ねん）	西にし序じょ二に段だん28枚まい目め 2–5	x	東ひがし序じょ二に段だん50枚まい目め 6–2	x	x	x
1940年ねん （昭和しょうわ15年ねん）	西にし序じょ二に段だん筆頭ひっとう 5–3	x	西にし三さん段だん目め33枚まい目め 優勝ゆうしょう 8–0	x	x	x
1941年ねん （昭和しょうわ16年ねん）	西にし幕下まくした28枚まい目め 6–2	x	西にし幕下まくした13枚まい目め 5–3	x	x	x
1942年ねん （昭和しょうわ17年ねん）	西にし幕下まくした7枚まい目め 5–3	x	西にし十じゅう両りょう13枚まい目め 9–6	x	x	x
1943年ねん （昭和しょうわ18年ねん）	東ひがし十じゅう両りょう8枚まい目め 9–6	x	東ひがし十じゅう両りょう3枚まい目め 優勝ゆうしょう 13–2	x	x	x
1944年ねん （昭和しょうわ19年ねん）	西前にしまえ頭あたま12枚まい目め 11–4	x	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 7–3 ★★	x	x	東ひがし前頭まえがしら筆頭ひっとう 6–4 ★
1945年ねん （昭和しょうわ20年ねん）	x	x	西にし小結こむすび 1–6	x	x	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 3–7
1946年ねん （昭和しょうわ21年ねん）	x	x	国技こくぎ館かん修理しゅうり のため中止ちゅうし	x	x	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 11–2 旗手きしゅ
1947年ねん （昭和しょうわ22年ねん）	x	x	東ひがし張ちょう出いずる小結こむすび 4–5–1	x	x	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 8–3 ★
1948年ねん （昭和しょうわ23年ねん）	x	x	西にし小結こむすび 7–4	x	x	東ひがし関脇せきわけ 4–7
1949年ねん （昭和しょうわ24年ねん）	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 9–4 殊こと★	x	西にし小結こむすび 6–8–1	x	西前にしまえ頭あたま筆頭ひっとう 8–7	x
1950年ねん （昭和しょうわ25年ねん）	西にし関脇せきわけ 3–6–6	x	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 8–7 ★	x	東ひがし小結こむすび 11–4	x
1951年ねん （昭和しょうわ26年ねん）	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ 13–2 殊こと	x	東ひがし関脇せきわけ 7–8	x	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ 11–4 殊こと	x
1952年ねん （昭和しょうわ27年ねん）	東ひがし関脇せきわけ 8–7	x	西にし関脇せきわけ 11–4 殊こと	x	東ひがし関脇せきわけ 6–9	x
1953年ねん （昭和しょうわ28年ねん）	西にし張ちょう出いずる小結こむすび 10–5	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ 11–4 敢	東ひがし関脇せきわけ 12–3 殊こと	x	東ひがし張ちょう出いずる大関おおぜき 8–7	x
1954年ねん （昭和しょうわ29年ねん）	東ひがし張ちょう出いずる大関おおぜき 10–5	東大とうだい関せき 12–3	東大とうだい関せき 10–5	x	西にし大関おおぜき 5–10	x
1955年ねん （昭和しょうわ30年ねん）	東大とうだい関せき 9–6	東大とうだい関せき 3–7–5	西にし大関おおぜき 6–9	x	東ひがし張ちょう出いずる関脇せきわけ 休場きゅうじょう 0–0–15	x
1956年ねん （昭和しょうわ31年ねん）	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 4–11	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 9–6	x	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 10–5 敢	x
1957年ねん （昭和しょうわ32年ねん）	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 7–8 ★	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 9–6 ★	x	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 6–9 ★	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 5–10
1958年ねん （昭和しょうわ33年ねん）	東ひがし前頭まえがしら8枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 10–5	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら5枚まい目め 7–8
1959年ねん （昭和しょうわ34年ねん）	東ひがし前頭まえがしら6枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら8枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま9枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま10枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら9枚まい目め 9–6	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 2–13
1960年ねん （昭和しょうわ35年ねん）	東ひがし前頭まえがしら13枚まい目め 引退いんたい 4–4–7	x	x	x	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

幕内まくうち対戦たいせん成績せいせき

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
愛知あいち山さん	0	1	青あおノ里さと	2	2	安藝あきノ海うみ	1	2	朝あさ汐しお(米川よねかわ)	10	10
東ひがし富士ふじ	8	14	愛宕山あたごやま	1	1	綾あや昇のぼる	1	0	安やす念ねん山やま	3	8
泉いずみ洋ひろし	4	1	五ごツ海うみ	6	1	岩いわ風ふう	3	2	因いん州しゅう山やま	1	0
及川おいかわ	2	1	大内山おおうちやま	13	6(1)	大瀬川おおせがわ	2	1	大起だいき	12	2
大だい昇のぼる	2	1	大だいノ森もり	1	0	大だい晃あきら	5	4	小城おぎノ花はな	1	4
小野おの錦にしき	1	0	大蛇おろち潟かた	4	0	海山みやま	3	4	鏡かがみ里さと	8	18(1)
笠置山かさぎやま	1	0	鹿嶋かしま洋ひろし	3	0	柏戸かしわど	0	2	金きむノ花はな	1	1
神風かみかぜ	2	1	北きたの洋よう	8	8	北葉きたば山さん	0	1	清恵きよえ波なみ	1	0
清きよし美川みかわ	3	0	鬼おに竜川りゅうがわ	2	1	九州きゅうしゅう錦にしき	1	0	国くに登とう	7	4
鯉こいノ勢いきおい	1	0	高津山こうづやま	2	0	琴きんヶ濱はま	3	10	琴錦ことにしき	7	2
佐賀さがノ花はな	7	4	相模さがみ川がわ	2	1	櫻さくら錦にしき	8	1	潮うしお錦にしき	7	0
汐しおノ海うみ	3	10	信夫山しのぶやま	10	7	嶋しま錦にしき	3	2	清水しみず川がわ	9	5
信州しんしゅう山さん	1	1	神かみ東山とうざん	1	0	大鵬たいほう	0	1(1)	高こう錦にしき	1	0
玉乃たまの海うみ	5	8	玉響たまゆら	1	1	千代ちよの山やま	9	16	常つね錦にしき	1	0
常つねノ山やま	2	0	鶴つるヶ嶺みね	6	2	照國てるくに	8(1)	9	出羽でわ錦にしき	16	12
出羽でわノ花はな	1	0	出羽でわ湊みなと	0	1	出羽でわ湊みなと	2	0	十勝とかち岩がん	2	0
時津とぎつ山さん	8	12	時どき錦にしき	6	2	栃とち錦にしき	10	19	栃とち光ひかり	3	10
豊嶋とよしま	1	1	名寄岩なよろいわ	8	1	鳴門なると海かい	4	3	成山なりやま	5	8
白龍はくりゅう山さん	0	1	羽黒山はぐろさん	3	6	羽はね嶋しま山さん	14(1)	5	肥こえ州しゅう山やま	1	1
備州山やま	8	3	平鹿ひらか川がわ	1	0	広瀬川ひろせがわ	3	0	福田山ふくたやま	0	1
福ぶくノ海うみ	2	0	房ぼう錦にしき	1	3	冨士ふじ錦にしき	0	2	二瀬川ふたせがわ	1	0
二瀬ふたせ山さん	3	0	双そうツ龍りゅう	6	8	不動ふどう岩がん	2	0	星ほし甲かぶと	1	2
前田山まえだやま	3(1)	5	前まえノ山やま(醍醐山だいごやま)	1	0	前まえノ山やま(佐田さた岬みさき)	2	0	増井ましい山さん	2	9
松まつ登のぼる	10	8	宮みや錦にしき	4	2	八方山はっぽうざん	4	1	八はち染しみ	0	1
吉井よしい山やま	2	0	力道山りきどうざん	3	3	若潮わかしお	0	1	若わか瀬川せかわ	10(1)	6(1)
若わか秩父ちちぶ	1	1	若わかノ海うみ	7	3	若わか乃國	1	0	若乃花わかのはな(初代しょだい)	11	15
若わか羽黒はぐろ	2	5	若葉わかば山さん	9	5	若わか前田まえだ	0	7	若わか三さん杉すぎ	3	0

※カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。

改名かいめい歴れき

• 三根みつね山さん 耕司こうじ（みつねやま こうじ）：1937年ねん5月がつ場所ばしょ-1952年ねん9月がつ場所ばしょ
• 三根みつね山さん 隆司たかし（みつねやま たかし）：1953年ねん1月がつ場所ばしょ-1958年ねん7月がつ場所ばしょ
• 三根みつね山さん 繼つぎ司し（みつねやま けいじ）：1958年ねん9月がつ場所ばしょ-1959年ねん5月がつ場所ばしょ
• 三根みつね山さん 宝たから國こく（みつねやま ほうこく）：1959年ねん7月がつ場所ばしょ-1960年ねん1月がつ場所ばしょ

年寄としより変遷へんせん

• 熊くまヶ谷たに 宝たから國こく（くまがたに ほうこく）：1960年ねん1月がつ場所ばしょ - 1960年ねん7月がつ場所ばしょ
• 熊くまヶ谷たに 紀行のりゆき（ - よしゆき）：1960年ねん7月がつ場所ばしょ - 1961年ねん5月がつ場所ばしょ
• 高嶋たかしま 啓あきら輔（たかしま けいすけ）：1961年ねん5月がつ場所ばしょ - 1961年ねん12月場所ばしょ
• 高嶋たかしま 敬たかし輔（読よみ同上どうじょう）：1962年ねん1月がつ場所ばしょ - 1962年ねん3月がつ場所ばしょ
• 高嶋たかしま 啓あきら輔（読よみ同上どうじょう）：1962年ねん3月がつ場所ばしょ - 1965年ねん3月がつ場所ばしょ
• 高嶋たかしま 啓あきら嗣（たかしま けいし）：1965年ねん3月がつ場所ばしょ - 1969年ねん7月がつ場所ばしょ
• 高嶋たかしま 利とし匡ただし（ - としただ）：1969年ねん7月がつ場所ばしょ - 1985年ねん1月がつ場所ばしょ（廃業はいぎょう）

関連かんれん項目こうもく

• 大関おおぜき一覧いちらん
• 池波いけなみ正太郎しょうたろう - 1956年ねん秋場所あきばしょに敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょうした三根みつね山さんを題材だいざいに取とった短編たんぺん「三根みつね山さん」を執筆しっぴつした（新潮しんちょう文庫ぶんこ「武士ぶしの紋章もんしょう」収録しゅうろく）。
• 能見のうみ正ただし比ひ古いにしえ - 能見のうみの姉あねが三根みつね山さんのファンで、回想かいそうした作品さくひん（「相撲すもう」誌し掲載けいさい）で三根みつね山さんとの関かかわりを記しるしている。