北きた磻磨聖せい也

北きた磻磨 聖せい也
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	嶋田しまだ → 北きた磻磨
本名ほんみょう	嶋田しまだ 聖きよし也
愛称あいしょう	セイヤ、ハリー
生年月日せいねんがっぴ	(1986-07-28) 1986年ねん7月がつ28日にち（37歳さい）
出身しゅっしん	兵庫ひょうご県けんたつの市し
身長しんちょう	181.0cm
体重たいじゅう	131.0kg
BMI	38.4
所属しょぞく部屋へや	北きたの湖うみ部屋へや → 山やま響ひびき部屋へや
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東ひがし幕下まくした4枚まい目め
最高さいこう位い	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め
生涯しょうがい戦歴せんれき	563勝しょう556敗はい7休きゅう（131場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	6勝しょう9敗はい（1場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	三さん段だん目め優勝ゆうしょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2002年ねん3月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	2016年ねん7月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	なし
備考びこう
2024年ねん4月がつ30日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

北きた磻磨 聖せい也（きたはりま せいや、1986年ねん7月がつ28日にち - ）は、兵庫ひょうご県けん龍野たつの市し（現げん：たつの市し）出身しゅっしんで山やま響ひびき部屋へや（入門にゅうもん時じは北きたの湖うみ部屋へや）所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは嶋田しまだ 聖きよし也（しまだ せいや）。身長しんちょう181.0cm、体重たいじゅう131.0kg、血液けつえき型がたO型がた、得意とくい手しゅは突つき、押おし。最高さいこう位いは東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め（2016年ねん7月がつ場所ばしょ）。いわゆる「花はなのロクイチ組ぐみ」の1人ひとり。

来歴らいれき

皮革ひかく業ぎょうを営いとなむ家庭かていの次男じなんとして生うまれ、保育園ほいくえん児じの時ときから龍野たつの市立しりつ揖保いぼ小学校しょうがっこう4年次ねんじまで柔道じゅうどうを経験けいけん。小学校しょうがっこう4年ねんの春はるにわんぱく相撲すもうの西にし播磨はりま大会たいかいに出場しゅつじょうして優勝ゆうしょうし、兵庫ひょうご県けん大会たいかい、全国ぜんこく大会たいかいまで進すすんだのを機きに相撲すもうへ転向てんこうすることを決きめ、新しん日本にっぽん製鐵せいてつ広畑ひろはた相撲すもう教室きょうしつに通かよい始はじめる。チームメイトには高砂たかさご市し出身しゅっしんで大学だいがく卒業そつぎょう後ごに境川さかいがわ部屋へやへ入門にゅうもんした同級生どうきゅうせいの妙義みょうぎ龍りゅうがいた。小学校しょうがっこう6年次ねんじまで毎年まいとしわんぱく相撲すもうの全国ぜんこく大会たいかいに出場しゅつじょうし、龍野たつの市立しりつ龍野たつの西中にしちゅう学校がっこう進学しんがく後ごは2・3年ねん次つぎに全国ぜんこく都道府県とどうふけん中学生ちゅうがくせい相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいへの出場しゅつじょうを果はたしている。

当初とうしょ高校こうこう進学しんがく志望しぼうだった嶋田しまだ少年しょうねんであったが、3年ねん時じの都道府県とどうふけん大会たいかい出場しゅつじょう時じに北きたの湖うみ部屋へやに泊とまり、稽古けいこを見みたことで「この世界せかいでやってみたい」と気持きもちが変かわり、北きたの湖うみが「プロを目指めざすには早はやい方ほうがいい」と説得せっとくしたことで入門にゅうもんを決意けつい。中学校ちゅうがっこうを卒業そつぎょう後ご、広畑ひろはた相撲すもう教室きょうしつの先輩せんぱいである小野川おのがわ親方おやかたの勧誘かんゆうを受うけ、小野川おのがわ親方おやかたが所属しょぞくする北きたの湖うみ部屋へやに入門にゅうもんし、2002年ねん3月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふんだ。同期どうきには、同どう部屋へやの鳰におの湖みずうみの他ほか、稀まれ勢ぜいの里さと、片山かたやまらがいる。相撲すもう教習所きょうしゅうじょ時代じだいの北きた磻磨について同期どうきの稀まれ勢ぜいの里さとは「教習所きょうしゅうじょ時代じだい、とても強つよかった。見みた目めは若わかいけど、同おない年どしだから」と、北きた磻磨が新しん入幕にゅうまくした頃ころに話はなしていた。初はつ土俵どひょう後ご、約やく3年ねんかかって幕下まくしたに昇進しょうしんした。しかし、100kg余あまりの軽量けいりょうのためなかなか幕下まくしたに定着ていちゃくできず、低迷ていめいした。

2008年ねん3月がつ場所ばしょに本名ほんみょうの嶋田しまだから北きた磻磨に四股しこ名めいを変更へんこうした。この四股しこ名めいは、「北きた」は師匠ししょうの北きたの湖うみの文字もじをとり、「磻磨」は出身しゅっしん地ちであるたつの市しが入はいっていた播磨はりま国こくからきたもの。2023年ねん11月場所ばしょ中ちゅうの、その8年ねん前まえの2015年ねんに北きたの湖うみが死去しきょした命日めいにちには「出身しゅっしんは西にしはり磨すりなんですが、先代せんだい師匠ししょうのしこ名なから『北きた』の1字じをいただいた時ときは、本当ほんとうにうれしかった」とコメントしている。これ以降いこう、幕下まくしたに定着ていちゃくするようになり、着実ちゃくじつに番付ばんづけを上あげていった。

30代だい後半こうはんになって幕下まくしたに落おちても稽古けいこ場じょうで泥どろだらけになる部屋へやの兄弟子あにでしの北きた桜さくらには刺激しげきを受うけたといい、当時とうじの北きた桜さくらの姿すがたは後のちにベテランになっても簡単かんたんに相撲すもうを辞やめられないという気持きもちの源みなもととなった。

2011年ねん7月がつ場所ばしょから幕下まくした上位じょういで3場所ばしょ連続れんぞくで勝かち越こしを決きめ十じゅう両りょう昇進しょうしんを決きめた。十両じゅうりょう昇進しょうしんに際さいしては「やっと上あがれた。（初はつ土俵どひょうから10年ねんは）長ながかった。上あがれるチャンスがあったけど大事だいじな一番いちばんで勝かてなかった」とコメントしている。同郷どうきょう（たつの市し出身しゅっしん）、同おなじ出羽海でわのうみ一門いちもん、師匠ししょうの兄弟きょうだい弟子でしにあたる待まち乳ちち山やま（元もと小結こむすび・播竜山やま）とは十じゅう両りょう昇進しょうしん以前いぜんに特とくに面識めんしきを持もっておらず、声こえを掛かけてもらったのも自分じぶんの相撲すもうを見みてもらうようになったのも十じゅう両りょう昇進しょうしん後ごからであるという｡

2012年ねんは6場所ばしょすべてを十じゅう両りょうで過すごしたが、うち2場所ばしょで勝かち越こしを果はたすことがやっとであり、2013年ねん1月がつ場所ばしょに幕下まくした陥落かんらくを喫きっする。2014年ねん1月がつ場所ばしょは西にし幕下まくした4枚まい目めの地位ちいで5勝しょう2敗はいの成績せいせきを挙あげ、これで4度目どめの十両じゅうりょう昇進しょうしんを果はたしたが、翌よく3月がつ場所ばしょは西にし十じゅう両りょう14枚まい目めで千秋楽せんしゅうらくに負まけ越こしが決定けっていし、再ふたたび幕下まくしたへと陥落かんらくした。同年どうねん9月がつ場所ばしょで5度目どめの十両じゅうりょう昇進しょうしんをすると2場所ばしょ連続れんぞくの勝かち越こしで2015年ねん1月がつ場所ばしょは15場所ばしょぶりに自己じこ最高さいこう位いを更新こうしん。この場所ばしょは負まけ越こしたが9月がつ場所ばしょでももう一度いちど自己じこ最高さいこう位いを更新こうしんし、この年としは1年間ねんかん十じゅう両りょうを保たもった。本場所ほんばしょ中ちゅうの同年どうねん11月がつ20日はつかに師匠ししょうの北きたの湖みずうみを亡なくした11月場所ばしょでは千秋楽せんしゅうらくに勝かち越こした。

2016年ねんは3月がつ場所ばしょ、5月場所ばしょと連続れんぞくで勝かち越こして、7月がつ場所ばしょで新しん入幕にゅうまく。初はつ土俵どひょうから所要しょよう85場所ばしょでの新しん入幕にゅうまくは、史上しじょう9位いタイのスロー出世しゅっせ。新しん入幕にゅうまく会見かいけんでは「15歳さいからこの世界せかいに入はいっているのに高校こうこう、大学だいがく出身しゅっしん者しゃよりも昇進しょうしんが遅おそく、ずっと悔くやしかった。同おなじ地位ちいになり、いい相撲すもうが取とりたい」とコメントした。この場所ばしょは6勝しょう9敗はいと負まけ越こし、1場所ばしょで十じゅう両りょうに逆戻ぎゃくもどりとなったが「悪わるいとことばかり。いいところは特とくにないけど、1場所ばしょで戻もどります」と幕内まくうち復帰ふっきに意欲いよくを示しめした。

しかし、幕内まくうち復帰ふっきどころか首くびの痛いたみに悩なやまされて十じゅう両りょう陥落かんらく後ごは大おおきい負まけ越ごしが2場所ばしょ続つづき、2017年ねん1月がつ場所ばしょでは東ひがし幕下まくした筆頭ひっとうに陥落かんらくした。しかし、この場所ばしょでは首くびの痛いたみが無なくなるなど体調たいちょうが回復かいふくしたことで本来ほんらいの相撲すもうが戻もどり、5勝しょう2敗はいの好成績こうせいせきで1場所ばしょで十じゅう両りょうに復帰ふっきした。しかし、西にし十じゅう両りょう11枚まい目めだった3月がつ場所ばしょは4勝しょう11敗はいの大敗たいはいだったため、1場所ばしょで幕下まくしたへ逆戻ぎゃくもどりとなった。5月場所ばしょ・7月がつ場所ばしょは幕下まくしたで連続れんぞくで勝かち越こし、9月場所ばしょでは7回かい目めの十両じゅうりょう昇進しょうしんとなるが、7度どの十両じゅうりょう昇進しょうしんは、同時どうじに再さい十じゅう両りょうが決きまった希まれ善ぜん龍りゅうらと並ならび、史上しじょう2位いタイの記録きろくである。東ひがし十じゅう両りょう12枚まい目めで迎むかえた9月がつ場所ばしょは、初日しょにちからの4連敗れんぱいを含ふくめ、中日ちゅうにちまでに1勝しょう7敗はいと苦くるしんだ。そこからやや持もち直なおしたが、結局けっきょく5勝しょう10敗はいと大敗たいはいを喫きっし、またも1場所ばしょで幕下まくしたに落おちることになった。11月場所ばしょは東ひがし幕下まくした2枚まい目めの地位ちいで迎むかえたが、序盤じょばんの不調ふちょうが響ひびいて3勝しょう4敗はいと負まけ越こした。幕下まくしたの地位ちいで負まけ越こすのはおよそ3年ねんぶりになる。

2018年ねんは年間ねんかんを通とおして幕下まくしたでの土俵どひょうだった。3場所ばしょ連続れんぞくの負まけ越こしの影響えいきょうもあって、11月場所ばしょは西にし幕下まくした30枚まい目めまで番付ばんづけを落おとしたが、この場所ばしょは4勝しょう3敗はいとして締しめくくった。2019年ねんは幕下まくした中位ちゅういでの土俵どひょうが続つづき、一いち度ども十じゅう両りょう昇進しょうしんの可能かのう性せいのある15枚まい目め以内いないに戻もどることはできなかったが、11月場所ばしょでは東ひがし幕下まくした16枚まい目めの地位ちいで勝かち越こし、翌よく場所ばしょでの15枚まい目め以内いない復帰ふっきを確実かくじつとするなど意地いじも見みせた。

2020年ねん7月がつ場所ばしょでは西にし幕下まくした3枚まい目めまで番付ばんづけを戻もどし、この場所ばしょでは千秋楽せんしゅうらくの貴き源治げんじとの入いれ換かえ戦せんを制せいして5勝しょう目めをあげ、実じつに17場所ばしょぶり8回かい目めの十両じゅうりょう昇進しょうしんが決定けっていした。17場所ばしょぶりの関取せきとり復帰ふっきとなった9月がつ場所ばしょは初日しょにちから連勝れんしょうを挙あげたが、5日にち目めから5連敗れんぱいを喫きっし、5勝しょう6敗はいと立たて直なおしの兆きざしを見みせてきた12日にち目めからも千秋楽せんしゅうらくまで4連敗れんぱいで5勝しょう10敗はいに終おわり、再ふたたび幕下まくしたに陥落かんらくした。東ひがし幕下まくした3枚まい目めで迎むかえた11月場所ばしょは、3連勝れんしょうの後のち連敗れんぱいする。4勝しょう3敗はいと勝かち越こしたものの、番付ばんづけとの兼かね合あいもあり1場所ばしょでの関取せきとり復帰ふっきは果はたせなかった。

2021年ねん3月がつ場所ばしょでは、東ひがし幕下まくした筆頭ひっとうで迎むかえた前ぜん場所ばしょにおいて3勝しょう4敗はいと負まけ越こしたため、西にし幕下まくした5枚まい目めで迎むかえていた。しかし、新型しんがたコロナウイルス蔓延まんえんにおける協会きょうかいが実施じっしした場所ばしょ前まえのPCR検査けんさで、山やま響ひびき部屋へやの小野川おのがわ親方おやかた（元もと幕内まくうち北きた太ふとし樹じゅ）が陽性ようせいと判定はんていされた。自身じしんは陰性いんせいであったが、３月がつ場所ばしょの休場きゅうじょうを余儀よぎなくされた。協会きょうかいの特例とくれい措置そちによって番付ばんづけは維持いじされた。自身じしんにとってこれが初はじめての休場きゅうじょうであり、2002年ねん5月がつ場所ばしょの新しん序じょ出世しゅっせから続つづいていた連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくは985で止とまることとなった。

2023年ねん9月がつ場所ばしょでは2008年ねん1月がつ場所ばしょ以来いらいとなる三さん段だん目め陥落かんらくとなったが、西にし三さん段だん目め2枚まい目めの地位ちいで7戦せん全勝ぜんしょうで三さん段だん目め優勝ゆうしょう。37歳さい1カ月かげつ25日にちでの三さん段だん目め優勝ゆうしょうは、2013年ねん秋場所あきばしょで天てん一いち俊哉としやが記録きろくした35歳さい10カ月かげつ5日にちを超こえる戦後せんご最年長さいねんちょうの優勝ゆうしょう記録きろくとなった。11月場所ばしょは東ひがし幕下まくした11枚まい目めまで番付ばんづけを戻もどし、7番ばん相撲すもうの聖せい富士ふじ戦せんでこの場所ばしょの7戦せん全勝ぜんしょうと場所ばしょ後ごの十両じゅうりょう復帰ふっき確定かくていを懸かけたが、敗やぶれて場所ばしょを6勝しょう1敗はいで終おえることとなって十じゅう両りょう復帰ふっきを逃のがした。7番ばん相撲すもう終了しゅうりょう後ごに「現役げんえきであるうちは張はり切きってやります。全然ぜんぜん大丈夫だいじょうぶ。いけます」と意気込いきごんだ。2024年ねん1月がつ場所ばしょでは西にし幕下まくした2枚まい目めの地位ちいで14日にち目めに十じゅう両りょうの天空てんくう海うみを破やぶって4勝しょう3敗はいと勝かち越こしを決きめ、1月がつ31日にちの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎにて再さい十じゅう両りょうが決定けっていした。これは39歳さい5カ月かげつの大潮おおしおに次つぐ戦後せんご2位いの高齢こうれい記録きろくとなる37歳さい6ヶ月かげつ、 希まれ善ぜん龍りゅうと並ならび史上しじょう最多さいたタイとなる9度目どめの十両じゅうりょう昇進しょうしんとなる。3月場所ばしょ前まえの記事きじでは今後こんごの目標もくひょうを「ただ幕内まくうちに上あがることではなく、幕内まくうちで“大だい活躍かつやく”です」と語かたった。対戦たいせんしたい相手あいてについては妙義みょうぎ龍りゅうの名前なまえを出だし「入門にゅうもんしてから稽古けいこでも本場所ほんばしょでも当あたっていないので。そろそろ当あたらないと、どっちか辞やめちゃうでしょ（笑）」と笑わらった。東ひがし十じゅう両りょう14枚まい目めで迎むかえた3月がつ場所ばしょでは4勝しょう11敗はいで終おえ、1場所ばしょで幕下まくした陥落かんらくとなった。

取とり口くち

• 体重たいじゅう120kg台だいと軽量けいりょう力士りきしの部類ぶるいに入はいるが、前ぜん傾かたぶけ姿勢しせいで土俵どひょうを擦こするような独特どくとくの立たち合あいから低ひくく当あたり、下したから突つき起おこしていく相撲すもうを持もち味あじとする。形かたちになれば一気いっきに相手あいてを持もっていく威力いりょくがあるが、軽量けいりょう故ゆえに立たち会あいで跳はね返がえされて守勢しゅせいに入はいると脆もろい傾向けいこうがある。また、その独特どくとくの立たち合あい故ゆえに変化へんかに弱よわく、前ぜん傾かたぶけ姿勢しせいを保たもつ取とり口くちははたきに落おちることも多おおい。2023年ねんに37歳さいとなったが、本人ほんにんは「37歳さいと書かかれると年取としとったなあと思おもいますけど、体からだは全然ぜんぜん動うごくんですよ」と限界げんかいを感かんじておらず、逆ぎゃくに伸のびしろすら感かんじている。2023年ねん11月場所ばしょ中ちゅうの取材しゅざいによると、ヨガをするようなポーズから周囲しゅういを動うごき回まわって汗あせをかいたり、「土俵どひょうをお腹なかでぐっと押おすイメージ」とすり足あしをしたりと、独特どくとくそのものと言いえる基礎きそ運動うんどうの仕方しかたで体からだを鍛きたえている。また、2024年ねん3月がつ場所ばしょ前まえの記事きじによると、大相撲おおずもうでは一般いっぱん的てきではない朝食ちょうしょくをしっかり摂とることで増量ぞうりょうしている。

人物じんぶつ・エピソード

• 弟おとうとも「龍野たつの湖こ」の四股しこ名めいで北きたの湖うみ部屋へや→山やま響ひびき部屋へやに所属しょぞくした力士りきしだった。2013年ねん1月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふみ、最高さいこう位いは2021年ねん9月がつ場所ばしょの西にし三さん段だん目め78枚まい目め、2022年ねん9月がつ場所ばしょ限かぎりで兄あに・北きた磻磨より先さきに引退いんたいした。
• 昼夜ちゅうやを問とわず稽古けいこに没頭ぼっとうする力士りきしとして知しられ、北きた磻磨に関かんして山やま響ひびきは何なん度どか「先代せんだい（北きたの湖うみ）から『あんまり無理むりさせるな』と言いわれた」と明あかしている。趣味しゅみはなし。酒さけは好このんで飲のまず、息抜いきぬきは部屋へやの仲間なかまと食事しょくじに出掛でかけるぐらい。本人ほんにんも新しん入幕にゅうまくに際さいして「落おち着つかないんですかねえ。何なにかやっていないと不安ふあんになる」「ほとんど相撲すもうのことしか考かんがえていない」とコメントしている。
• 北きたの湖うみが死去しきょしてから、弟子でしは「言葉ことばに不思議ふしぎな重おもみがあって、たまに怒おこられた次つぎの日ひは、みんな勝かつ。なんなら15日間にちかん、怒おこってほしいと思おもっていました」と言いっていたが、北きた磻磨も「言いってもらえると心しんが楽らくになって、迷まよいがなくなる。今いまは寂さびしい」と振ふり返かえった。
• 2016年ねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうは、棒ぼうにトンボが止とまった様子ようすが描えがかれた染そめ抜ぬきで場所ばしょ入いりした。なお、北きた磻磨の出身しゅっしん地ちであるたつの市しは、童謡どうよう「赤あかとんぼ」の作詞さくしを手てがけた三木みき露風ろふうの出身しゅっしん地ちでもある。
• 2017年ねん1月がつ場所ばしょでは15場所ばしょぶりの幕下まくしたとなった。通常つうじょう幕下まくした以下いかの力士りきしは部屋へやでの自室じしつは相部屋あいべやが基本きほんだが、親方おやかたの鼓舞こぶを込こめて個室こしつが継続けいぞくされた。
• その稽古けいこ熱心ねっしんさから同どう世代せだいも大おおきな刺激しげきを受うけ、同おなじ兵庫ひょうご県けん出身しゅっしんで同おなじ道場どうじょうで腕うでを磨みがいた妙義みょうぎ龍りゅうからは「素晴すばらしい以外いがいのなにものでもない」とたたえられていた。30代だい後半こうはんになると師匠ししょうの山やま響ひびき親方おやかた（元もと前頭まえがしら・巌いわお雄ゆう）からも「稽古けいこもトレーニングも治療ちりょうも今いまでも生活せいかつの全すべてを相撲すもうにささげている」と感心かんしんされた。
• 協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると、好すきな歌手かしゅはウルフルズ、趣味しゅみは散歩さんぽ、好物こうぶつは焼やき鳥とり、好すきなテレビ番組ばんぐみはMLB中継ちゅうけい(特とくに大谷おおや翔しょう平たいらの出場しゅつじょうする試合しあい)、好すきな漫画まんがはキングダム。

主おもな成績せいせき

2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき:563勝しょう556敗はい7休きゅう（131場所ばしょ）
  • 幕内まくうち成績せいせき:6勝しょう9敗はい（1場所ばしょ）

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 三さん段だん目め優勝ゆうしょう：1回かい（2023年ねん9月がつ場所ばしょ）

記録きろく

• 十じゅう両りょう昇進しょうしん回数かいすう：9回かい（希まれ善ぜん龍りゅうと並ならび史上しじょう1位いタイ）
• 幕下まくした陥落かんらく回数かいすう：9回かい（希まれ善ぜん龍りゅうと並ならび史上しじょう1位いタイ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

　　

北きた磻磨聖せい也

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2002年ねん （平成へいせい14年ねん）	x	（前ぜん相撲すもう）	東ひがし序ノ口じょのくち29枚まい目め 4–3	東ひがし序じょ二に段だん111枚まい目め 4–3	東ひがし序じょ二に段だん86枚まい目め 4–3	東ひがし序じょ二に段だん60枚まい目め 4–3
2003年ねん （平成へいせい15年ねん）	西にし序じょ二に段だん37枚まい目め 1–6	西にし序じょ二に段だん72枚まい目め 5–2	東ひがし序じょ二に段だん28枚まい目め 3–4	西にし序じょ二に段だん48枚まい目め 4–3	東ひがし序じょ二に段だん28枚まい目め 5–2	西にし三さん段だん目め90枚まい目め 2–5
2004年ねん （平成へいせい16年ねん）	西にし序じょ二に段だん14枚まい目め 4–3	東ひがし三さん段だん目め95枚まい目め 4–3	西にし三さん段だん目め76枚まい目め 4–3	東ひがし三さん段だん目め58枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め77枚まい目め 5–2	西にし三さん段だん目め43枚まい目め 4–3
2005年ねん （平成へいせい17年ねん）	西にし三さん段だん目め26枚まい目め 4–3	東ひがし三さん段だん目め14枚まい目め 4–3	西にし三さん段だん目め3枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした54枚まい目め 2–5	西にし三さん段だん目め15枚まい目め 2–5	東ひがし三さん段だん目め37枚まい目め 5–2
2006年ねん （平成へいせい18年ねん）	東ひがし三さん段だん目め10枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした59枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした49枚まい目め 3–4	東ひがし三さん段だん目め筆頭ひっとう 5–2	西にし幕下まくした43枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした35枚まい目め 5–2
2007年ねん （平成へいせい19年ねん）	西にし幕下まくした21枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした39枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした51枚まい目め 1–6	東ひがし三さん段だん目め22枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした58枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め14枚まい目め 3–4
2008年ねん （平成へいせい20年ねん）	東ひがし三さん段だん目め24枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした46枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした38枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした49枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした34枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした43枚まい目め 5–2
2009年ねん （平成へいせい21年ねん）	東ひがし幕下まくした28枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした20枚まい目め 1–6	東ひがし幕下まくした40枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした60枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした49枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした42枚まい目め 6–1
2010年ねん （平成へいせい22年ねん）	東ひがし幕下まくした18枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした24枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした19枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした13枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした16枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした7枚まい目め 5–2
2011年ねん （平成へいせい23年ねん）	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 3–4	八百長やおちょう問題もんだい により中止ちゅうし	西にし幕下まくした6枚まい目め 2–5	東ひがし幕下まくした9枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした4枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 4–3
2012年ねん （平成へいせい24年ねん）	西にし十じゅう両りょう13枚まい目め 8–7	西にし十じゅう両りょう10枚まい目め 5–10	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう8枚まい目め 7–8	西にし十じゅう両りょう8枚まい目め 7–8	東ひがし十じゅう両りょう10枚まい目め 4–11
2013年ねん （平成へいせい25年ねん）	西にし幕下まくした2枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした筆頭ひっとう 5–2	東ひがし十じゅう両りょう12枚まい目め 6–9	西にし幕下まくした3枚まい目め 4–3	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 7–8	東ひがし幕下まくした筆頭ひっとう 3–4
2014年ねん （平成へいせい26年ねん）	西にし幕下まくした4枚まい目め 5–2	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 7–8	東ひがし幕下まくした筆頭ひっとう 3–4	東ひがし幕下まくした4枚まい目め 5–2	西にし十じゅう両りょう12枚まい目め 8–7	東ひがし十じゅう両りょう9枚まい目め 9–6
2015年ねん （平成へいせい27年ねん）	西にし十じゅう両りょう5枚まい目め 6–9	西にし十じゅう両りょう8枚まい目め 7–8	西にし十じゅう両りょう9枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう6枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう2枚まい目め 7–8	東ひがし十じゅう両りょう4枚まい目め 8–7
2016年ねん （平成へいせい28年ねん）	西にし十じゅう両りょう3枚まい目め 5–10	東ひがし十じゅう両りょう8枚まい目め 9–6	東ひがし十じゅう両りょう4枚まい目め 9–6	東ひがし前頭まえがしら15枚まい目め 6–9	西にし十じゅう両りょう2枚まい目め 5–10	東ひがし十じゅう両りょう9枚まい目め 4–11
2017年ねん （平成へいせい29年ねん）	東ひがし幕下まくした筆頭ひっとう 5–2	西にし十じゅう両りょう11枚まい目め 4–11	東ひがし幕下まくした3枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 6–1	東ひがし十じゅう両りょう12枚まい目め 5–10	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 3–4
2018年ねん （平成へいせい30年ねん）	東ひがし幕下まくした4枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした7枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした4枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした8枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした20枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした30枚まい目め 4–3
2019年ねん （平成へいせい31年ねん /令れい和わ元年がんねん）	東ひがし幕下まくした25枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした30枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした17枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした23枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした28枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした16枚まい目め 4–3
2020年ねん （令れい和わ2年ねん）	西にし幕下まくした12枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした19枚まい目め 6–1	感染かんせん症しょう拡大かくだい により中止ちゅうし	西にし幕下まくした3枚まい目め 5–2	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 5–10	東ひがし幕下まくした3枚まい目め 4–3
2021年ねん （令れい和わ3年ねん）	東ひがし幕下まくした筆頭ひっとう 3–4	西にし幕下まくした5枚まい目め 休場きゅうじょう 0–0–7	西にし幕下まくした5枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした9枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした20枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした9枚まい目め 3–4
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	西にし幕下まくした15枚まい目め 1–6	東ひがし幕下まくした48枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした30枚まい目め 6–1	西にし幕下まくした11枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした19枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした25枚まい目め 2–5
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	東ひがし幕下まくした45枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした34枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした28枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした49枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め2枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	東ひがし幕下まくした11枚まい目め 6–1
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	西にし幕下まくした2枚まい目め 4–3	東ひがし十じゅう両りょう14枚まい目め 4–11	東ひがし幕下まくした4枚まい目め –	x	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

幕内まくうち対戦たいせん成績せいせき

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
荒あら鷲わし	1	0	逸いっノ城しろ	1	0	輝てる	1	0	佐田さたの海うみ	0	1
蒼あお国こく来らい	0	1	佐田さたの富士ふじ	0	1	大栄おおえ翔しょう	0	1	玉たま鷲わし	1	0
千代ちよ鳳おおとり	0	1	千代ちよの国くに	0	1	德とく勝かつ龍りゅう	0	1	豊ゆたか響ひびき	1	0
錦木にしきぎ	1	0

※太字ふとじは2024年ねん3月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし。

改名かいめい歴れき

• 嶋田しまだ 聖きよし也（しまだ せいや）2002年ねん3月がつ場所ばしょ - 2008年ねん1月がつ場所ばしょ
• 北きた磻磨 聖せい也（きたはりま - ） 2008年ねん3月がつ場所ばしょ -

関連かんれん項目こうもく

• 大相撲おおずもう力士りきし一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 北きたはり磨みがけ 聖せい也 - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい
• 北きた磻磨 聖せい也 - 相撲すもうレファレンス