王おう鵬ほう幸こう之の介かい

王おう鵬ほう 幸こう之の介かい
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	納谷なや 幸みゆき之の介かい→王おう鵬ほう 幸こう之の介かい
本名ほんみょう	納谷なや 幸みゆき之の介かい
愛称あいしょう	ナヤコー
生年月日せいねんがっぴ	(2000-02-14) 2000年ねん2月がつ14日にち（24歳さい）
出身しゅっしん	東京とうきょう都と江東こうとう区く
身長しんちょう	191.0cm
体重たいじゅう	176.0kg
BMI	48.24
所属しょぞく部屋へや	大嶽おおたけ部屋へや
得意とくい技わざ	突つき、押おし
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め
最高さいこう位い	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め
生涯しょうがい戦歴せんれき	232勝しょう187敗はい（38場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	102勝しょう108敗はい（14場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2018年ねん1月がつ場所ばしょ
入幕にゅうまく	2022年ねん1月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	漫画まんが
備考びこう
金星きんぼし1個いっこ （照あきらノ富士ふじ1個いっこ） 史上しじょう初はつの3世代せだい金星きんぼし
2024年ねん5月26日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

王おう鵬ほう 幸こう之の介かい（おうほう こうのすけ、2000年ねん2月がつ14日にち - ）は、東京とうきょう都と江東こうとう区く出身しゅっしんで、大嶽おおたけ部屋へや所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは納谷なや 幸こう之の介かい（なや こうのすけ）。身長しんちょう191.0cm、体重たいじゅう176.0kg、血液けつえき型がたはA型がた。最高さいこう位いは東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）。

父ちちは元もと関脇せきわけの貴闘力たかとうりき忠ただし茂しげる、祖父そふは第だい48代だい横綱よこづなの大鵬たいほう幸喜ゆきよし。長兄ちょうけいはプロレスラーの納谷なや幸男ゆきお。次兄じけいは同どう部屋へやの納谷なや幸みゆき林りん。弟おとうとは同どう部屋へやの夢道むどう鵬おおとり幸成ゆきなり。従兄じゅうけいは元もと大相撲おおずもう力士りきしの若わか闘たたかえ力りょく駿しゅん磁。曽そ祖父そふはマルキャン・ボリシコ。

来歴らいれき

入門にゅうもん前まえ

2000年ねん当時とうじは現役げんえき幕内まくうち力士りきしだった貴闘力たかとうりきと第だい48代だい横綱よこづな・大鵬たいほう（同どう、大鵬たいほう親方おやかた）の三さん女じょ夫婦ふうふの三男さんなん（男おとこ4兄弟きょうだい）として誕生たんじょう。

中央ちゅうおう区立くりつ有馬ありま小学校しょうがっこう1年ねん次じから地元じもとの相撲すもう道場どうじょう（江東こうとう青あお龍りゅう館かん）に通かよい、4年ねん次じには全国ぜんこく大会たいかいで準じゅん優勝ゆうしょうの実績じっせきを残のこし、同年どうねん次つぎに清宮きよみや幸太郎こうたろうと「わんぱく相撲すもう東京とうきょう都と大会たいかい」で対戦たいせんして白星しろぼしを挙あげた。小学しょうがく6年ねん次じには後のちに兄弟子あにでしとなる森もり麗うららと大嶽おおたけ部屋へやの稽古けいこ場じょうで対戦たいせんし勝利しょうりしたとされる。さいたま市立しりつ大宮西おおみやにし中学校ちゅうがっこうを経へて埼玉さいたま栄さかえ高校こうこう保健ほけん体育たいいく科かに進学しんがくすると相撲すもう部ぶに所属しょぞくし、3年ねん次つぎに国体こくたい少年しょうねんの部ぶの個人こじんと団体だんたいの両方りょうほうで優勝ゆうしょうした。

高校こうこう卒業そつぎょう後ごの進路しんろについては、祖父そふの興おこした大鵬たいほう部屋へやの後身こうしんに当あたる大嶽おおたけ部屋へや（師匠ししょうは17代だい大嶽おおたけ）への入門にゅうもんの意向いこうを元々もともと持もっており、当初とうしょは国体こくたい終了しゅうりょう後ごの2017年ねん11月場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふむ予定よていだった。ところが、優勝ゆうしょうにより12月開催かいさいの全日本ぜんにほん相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいの出場しゅつじょう資格しかくを得えたことから、大相撲おおずもう入いりを延期えんきした。同どう大会たいかいでは予選よせん落おちだった。全日本ぜんにほん選手権せんしゅけん終了しゅうりょう後ごの2017年ねん12月19日にちに大嶽おおたけ部屋へや入門にゅうもんを正式せいしきに発表はっぴょうした。四股しこ名めいは本名ほんみょうと同おなじ「納谷なや」となり、初はつ土俵どひょうは高校こうこう卒業そつぎょうを待またず2018年ねん1月がつ場所ばしょで踏ふむことになった。同期生どうきせいには第だい68代だい横綱よこづな・朝あさ青あお龍りゅうの甥おいの豊昇ほうしょう龍りゅうがおり、奇くしくも元もと横綱よこづなの親族しんぞくが2人にん同時どうじに初はつ土俵どひょうを踏ふむことになった。

入門にゅうもん後ご

序じょ二に段だん時代じだいの納谷なや（2018年ねん5月がつ26日にち撮影さつえい）

初はつ土俵どひょうの場所ばしょは前ぜん相撲すもうで3連勝れんしょうし、この場所ばしょで前ぜん相撲すもうを取とった14人にんの中なかで最初さいしょに新しん序じょ出世しゅっせを決きめた。新しん序じょ出世しゅっせ披露ひろうでは、大鵬たいほうが現役げんえき時代じだいに使用しようした化粧廻けしょうまわしを締しめた。翌よく3月がつ場所ばしょでは7戦せん全勝ぜんしょうで序ノ口じょのくち優勝ゆうしょうを遂とげた。序じょ二に段だんに上あがった5月がつ場所ばしょは、6番目ばんめの相撲すもうで入門にゅうもん以来いらい初はじめての黒星くろぼしとなったが6勝しょう1敗はいで終おえ、三さん段だん目めに上あがった7月がつ場所ばしょも6勝しょう1敗はいだった。 幕下まくしたに上あがった9月がつ場所ばしょは3勝しょう4敗はいと入門にゅうもん後ご初はじめて負まけ越こした。2019年ねん1月がつ場所ばしょは5日にち目めの3番ばん相撲すもうから3連敗れんぱいしたが、3敗はい目めを喫きっした場所ばしょ10日にち目めの夜よるに父ちちに呼よび出だされ「土俵どひょうで気迫きはくが足たりない。はたかず最後さいごまで突つき放はなしていくように」と一喝いっかつされた。これに気合きあいが入はいったのか、そこから残のこりを勝かって4勝しょう3敗はいと勝かち越こし。

2019年ねんは番付ばんづけを駆かけ上あがり、幕下まくした上位じょうい初はつ挑戦ちょうせんとなった7月がつ場所ばしょでは西にし幕下まくした6枚まい目めで3勝しょう4敗はいと負まけ越こしたが、9月場所ばしょでは東ひがし幕下まくした10枚まい目めで4勝しょう3敗はい、11月場所ばしょでは東ひがし幕下まくした7枚まい目めで4勝しょう3敗はいと2場所ばしょ連続れんぞくで勝かち越こした。

2020年ねん7月がつ場所ばしょ2日にち目めの1番ばん相撲すもうでは三さん役やく経験けいけん者しゃの常つね幸さいわい龍りゅうと対戦たいせんし、廻まわしを切きりながら前まえに出でて土俵どひょう外がいに出だす相撲すもうを取とった（決きまり手しゅは押おし出だし）。

西にし幕下まくした筆頭ひっとうで迎むかえた2020年ねん11月場所ばしょに6勝しょう1敗はいの成績せいせきを収おさめる。2021年ねん1月がつ場所ばしょでの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんにあわせ、「王おう鵬ほう」に改名かいめい。大鵬たいほうの「大だい」に変かわるものとして「王おう」の字じを入いれ、この四股しこ名めいは王おう鵬ほうが幼少ようしょう期きの頃ころに師匠ししょうが考かんがえたものである。祖父そふ、父親ちちおや、子こと3世代せだいで関取せきとりになった例れいは琴きんノ若わか以来いらいの2例れい目め（ただし祖父そふと父ちちは元もと養子ようし縁組えんぐみ関係かんけい）。11月25日にちに部屋へやで行おこなわれたリモート会見かいけんでは「小ちいさい時ときにおじいちゃんの相撲すもうを（ビデオで）見みて。相撲すもうのカッコよさを感かんじたのは、おじいちゃん。今いまでもかっこいいなというのはあります」と祖父そふへの想おもいを語かたり、「親方おやかたにも、悔くやしかったらやるしかないぞといわれた。自分じぶんの中なかでは誰だれよりもやっているつもりで、それが結果けっかにつながったのかなと」と昇進しょうしんに繋つながった理由りゆうを分析ぶんせきした。この昇進しょうしんによって、祖父そふの出身しゅっしん地ち、北海道ほっかいどう弟子屈てしかが町まちから化粧廻けしょうまわしが贈呈ぞうていされることとなった。2020年ねん12月24日にちに2021年ねん1月がつ場所ばしょの番付ばんづけが発表はっぴょうされ、「王おう鵬ほう」の四股しこ名めいと十じゅう両りょう昇進しょうしんが掲載けいさいされた。

十両じゅうりょう昇進しょうしん後ご

新しん十じゅう両りょうの2021年ねん1月がつ場所ばしょは持もち前まえの馬力ばりきを生いかせず5勝しょう10敗はいに終おわり、1場所ばしょで幕下まくしたに転落てんらくしたが、3月がつ場所ばしょでは幕下まくした2枚まい目めで勝かち越こし、1場所ばしょで十じゅう両りょうに返かえり咲ざいた。再さい十じゅう両りょうの5月がつ場所ばしょは12日にち目めに十じゅう両りょうの番付ばんづけでは初はじめての勝かち越こしを達成たっせいして「最低限さいていげんなことはできた」と安堵あんどした様子ようすを見みせたが、14日にち目めの松まつ鳳おおとり山さんとの取組とりくみで右みぎ足首あしくびを痛いためてしまい、千秋楽せんしゅうらくは自身じしん初はじめての休場きゅうじょうとなった。

11月場所ばしょは4日にち目め時点じてんで単独たんどくの全勝ぜんしょうに躍おどり出でるなど絶好ぜっこうの滑すべり出だしとなった。その後ごも白星しろぼしを重かさねて8連勝れんしょうで勝かち越こしを決きめた。

12月11日にちの稽古けいこ後ご、2022年ねんの抱負ほうふとして怪我けが無なく全ぜん6場所ばしょ皆勤かいきんすることを語かたった。

2022年ねん（令れい和わ4年ねん）1月がつ場所ばしょで東ひがし前頭まえがしら18枚まい目めとなり新しん入幕にゅうまくを果はたした。新しん入幕にゅうまく会見かいけんの際さいには、祖父そふの大鵬たいほうの新しん入幕にゅうまく場所ばしょの成績せいせきと比くらべずに勝かち越こしを目指めざしたい旨むねを語かたった。この場所ばしょ6日にち目めには大関おおぜき経験けいけん者しゃの栃とちノ心こころを寄より切きりで下くだした。取組とりくみ後ご「つかまってしまったけど、前ぜん傾かたぶけ姿勢しせいは崩くずれていなかった」「めちゃくちゃ重おもかったです」と取組とりくみの感想かんそうを述のべ、新しん入幕にゅうまく場所ばしょであるこの場所ばしょの感想かんそうについては「毎日まいにち楽たのしく相撲すもうを取とっている。気持きもちがいい。気分きぶんがいい」とコメント。その2022年ねん1月がつ場所ばしょは10日とおか目めを終おえた時点じてんで7勝しょう3敗はいだったが、そこから5連敗れんぱいを喫きっして7勝しょう8敗はいの負まけ越こしに終おわり、翌よく場所ばしょの十両じゅうりょう陥落かんらくが決定けっていした。東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとうとなった3月がつ場所ばしょでは、4日にち目めからの5連勝れんしょうなどもあり10日にち目めに勝かち越こしを決きめ十じゅう両りょう優勝ゆうしょう争あらそいにも加くわわっていたが、11日にち目めから4日間にちかんで3敗はいを喫きっし優勝ゆうしょう争あらそいからは脱落だつらく。しかし千秋楽せんしゅうらくの勝利しょうりで10勝しょう5敗はいで同どう場所ばしょを終おえ、十両じゅうりょう1場所ばしょで再さい入幕にゅうまくを確実かくじつとした。7月がつ場所ばしょは場所ばしょ前まえに佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやへ出稽古でげいこして自信じしんを付つけたこともあって13日にち目めに勝かち越こしを決きめ、自身じしん初はつとなる幕内まくうちでの勝かち越こし。9月場所ばしょは7勝しょう8敗はいと負まけ越こしたものの、翌よく11月がつ場所ばしょは番付ばんづけ据すえ置おき。11月場所ばしょは敢闘かんとう賞しょう候補こうほに挙あがったが、三さん賞しょう選考せんこう委員いいん会かいによる投票とうひょうの得票とくひょう数すうが出席しゅっせき過半数かはんすうに満みたず見送みおくられた。15代だい武蔵川むさしがわは場所ばしょ終了しゅうりょう直後ちょくごのコラムで、審判しんぱん部ぶに三さん賞しょうを渋しぶられてはいるが十分じゅうぶん受賞じゅしょうが相当そうとうだという趣旨しゅしのコメントを行おこなっている。2021年ねん12月に2022年ねんの抱負ほうふとして語かたった「怪我けが無なく全ぜん6場所ばしょ皆勤かいきん」は達成たっせいできた。豊昇ほうしょう龍りゅうの大関おおぜき昇進しょうしん直後ちょくごの2023年ねん夏なつ巡業じゅんぎょう立川たちかわ場所ばしょの際さいに日刊にっかんスポーツの一いち問もん一いち答とうに応おうじ、早はやく豊ゆたか昇龍しょうりゅうと戦たたかえる上位じょうい総そう当あたりの地位ちいまで上あがりたいと抱負ほうふを語かたっていた。9月場所ばしょは5勝しょう10敗はいと2桁けた黒星くろぼしを喫きっし、場所ばしょ後ごの10月がつ9日にちの秋あき巡業じゅんぎょう伊勢原いせはら場所ばしょの朝あさ稽古けいこでは幕内まくうち最多さいたの12番ばんを取とって鍛きたえた。その12番ばんの中なかにはライバルで大関おおぜきの豊昇ほうしょう龍りゅうに指名しめいされて取とった連続れんぞく8番ばん（3勝しょう5敗はい）もあり、豊昇ほうしょう龍りゅうからの指名しめいには「ありがたい」と感謝かんしゃしつつ、豊昇ほうしょう龍りゅうが「負まけたくない」と意識いしきしていたと聞きくと「気合きあいを入いれてきてくれる。それに応こたえられるように、また対戦たいせんできるようになるためにも、上位じょういに定着ていちゃくしないと」と意欲いよくをのぞかせた。2024年ねん3月がつ場所ばしょで、自己じこ最高さいこう位いを東ひがし前頭まえがしら3枚まい目めまで更新こうしん。自身じしんとしては初はじめて上位じょうい総そう当あたりの場所ばしょに挑いどむこととなった。場所ばしょ5日にち目めの照あきらノ富士ふじ戦せんで寄より切きりにより白星しろぼしを獲得かくとくし、横綱よこづな初はつ挑戦ちょうせんにして金星きんせい獲得かくとくとなった。

取とり口くち

突つき押おしが得意とくいだが、引びき癖へきが弱点じゃくてん。筋力きんりょくが付ついて突つき押おしの馬力ばりきが増ましたことによって十じゅう両りょう昇進しょうしんをつかんだ。十両じゅうりょう昇進しょうしんの際さいに舞まいの海うみから「四よつ相撲ずもうを覚おぼえてほしい」と期待きたいされた。

2021年ねん1月がつ場所ばしょの相撲すもうについて15代だい武蔵川むさしがわは、腹はらを出だし過すぎた高たかい体勢たいせいで当あたることと手ての力ちからが足たりないことを指摘してきし、ぶつかり稽古けいこのイメージで当あたる事こと、鉄砲てっぽうの稽古けいこをもっと積つむことを勧すすめた。

新しん入幕にゅうまくの際さいに師匠ししょうの17代だい大嶽おおたけは「脇わきの甘あまさ、腰こしの高たかさという欠点けってんがあったが直なおってきていると思おもう」と相撲すもうぶりを評ひょうした。

2022年ねん3月がつ場所ばしょから手足てあしをしっかりと前まえに運はこぶ稽古けいこを重点的じゅうてんてきに行おこない、ランニングと休養きゅうようを大事だいじにした調整ちょうせいを行おこなった。

2022年ねん11月場所ばしょ中ちゅうには花田はなた虎とら上じょうが自身じしんのコラムで、前ぜん場所ばしょまでの雑ざつな相撲すもうがなくなって腰高こしだかにならず突つっ張ぱりも小ちいさくしていることを好調こうちょうの要因よういんとして挙あげている。この場所ばしょの相撲すもうぶりを15代だい武蔵川むさしがわは「彼かれは、逃にげないところがいい。今いままでは相撲すもうが遅おそいからヤラレちゃっていたけれど、これから"勝がち方かた"も覚おぼえていくと思おもう」と評ひょうしていた。

2023年ねん1月がつ場所ばしょ中ちゅうも北きたの富士ふじのコラムでやはり十じゅう両りょう昇進しょうしん前まえからの引びき癖へきを指摘してきされた。

2023年ねん5月がつ場所ばしょ12日にち目めの大相撲おおずもう中継ちゅうけいのインタビューで「毎日まいにち楽たのしんでやってます」と発言はつげんした際さいには、鶴つる竜りゅう親方おやかたから必死ひっしさやがむしゃらさに欠かけているという趣旨しゅしの批判ひはんを受うけた。

2023年ねん7月がつ場所ばしょ後ごの夏なつ巡業じゅんぎょう中ちゅうの取材しゅざいでは、四よっつに組くまれた際さいの弱よわさは少すこしは改善かいぜんされたと、自己じこ認識にんしきしているところを語かたっていた。

2024年ねん1月がつ場所ばしょ中ちゅうの玉ノ井たまのい親方おやかた（元もと大関おおぜき・栃とち東ひがし）のコラムでは、以前いぜんと比くらべて引びき癖へきが影かげを潜ひそめ、タイプの違ちがう力士りきしと対戦たいせんを重かさねて幕内まくうちの雰囲気ふんいきにも慣なれたことで、自分じぶんの力ちからを出だせるようになっていると評ひょうされた。2024年ねん3月がつ場所ばしょ中ちゅうにも元もと武双山むそうやまの藤島ふじしま親方おやかたが小細工こざいく無なしの真まっ向こう勝負しょうぶを評価ひょうかしている。

父ちちの貴闘力たかとうりきは琴きんノ若わか（現げん・琴きん櫻さくら）に大関おおぜき昇進しょうしん争あらそいで先さきを越こされた王おう鵬ほうを「人間にんげんが優やさしいんだろうね」と精神せいしん面めんを指摘してきしている。

人物じんぶつ

• 自他じた共どもに認みとめる「おじいちゃん子こ」。十両じゅうりょう昇進しょうしん時じの報道ほうどうによると、場所ばしょが終おわれば、欠かかさず祖父そふの墓前ぼぜんに足あしを運はこぶという。メディアに報ほうじられる時ときは、半なかば大相撲おおずもう報道ほうどうにおけるタブーとして扱あつかわれている貴闘力たかとうりきの息子むすこではなく大鵬たいほうの孫まごとして書かかれることが多おおい。
  • 2021年ねん12月24日にちに新しん入幕にゅうまくとなる2022年ねん1月がつ場所ばしょの番付ばんづけ発表はっぴょうがされると、その日ひの内うちに祖父そふの墓前ぼぜんに報告ほうこくした。
• 2020年ねん12月4日にちに弟子屈てしかが町まちの大鵬たいほう相撲すもう記念きねん館かんに訪おとずれた際さいに、自分じぶんも記念きねん館かんを作つくってもらえるような力士りきしになりたいと抱負ほうふを語かたった。
• 協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると、好すきな食たべ物ものは果物くだもの、唐揚からあげ。
• 祖母そぼ（大鵬たいほうの妻つま） が秋田あきた市し出身しゅっしんと言いう縁えんで、なまはげの描えがかれた化粧廻けしょうまわしを贈呈ぞうていされている。
• 2023年ねんの大相撲おおずもうの七夕たなばた企画きかくでは短冊たんざくに「ポケカ」と願ねがい事ごとを書かいた。ポケモンカードゲームバブルによる拡張かくちょうパックなどの品薄しなうすの常態じょうたい化かがその背景はいけいにある。

主おもな成績せいせき

2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

• 通算つうさん成績せいせき：232勝しょう187敗はい（38場所ばしょ）
• 幕内まくうち成績せいせき：102勝しょう108敗はい（14場所ばしょ）

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう：なし
• 金星かなぼし：1個いっこ
  • 照あきらノ富士ふじ：1個いっこ（2024年ねん3月がつ場所ばしょ）

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう：1回かい（2018年ねん3月がつ場所ばしょ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

王おう鵬ほう 幸こう之の介かい

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2018年ねん （平成へいせい30年ねん）	（前ぜん相撲すもう）	東ひがし序ノ口じょのくち18枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	東ひがし序じょ二に段だん11枚まい目め 6–1	西にし三さん段だん目め50枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした60枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め11枚まい目め 4–3
2019年ねん （平成へいせい31年ねん /令れい和わ元年がんねん）	西にし幕下まくした60枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした51枚まい目め 6–1	東ひがし幕下まくした22枚まい目め 6–1	西にし幕下まくした6枚まい目め 3–4	東ひがし幕下まくした10枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした7枚まい目め 4–3
2020年ねん （令れい和わ2年ねん）	東ひがし幕下まくした5枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした8枚まい目め 4–3	感染かんせん症しょう拡大かくだい により中止ちゅうし	東ひがし幕下まくした5枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした4枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした筆頭ひっとう 6–1
2021年ねん （令れい和わ3年ねん）	西にし十じゅう両りょう11枚まい目め 5–10	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 4–3	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 8–7	西にし十じゅう両りょう12枚まい目め 10–5	東ひがし十じゅう両りょう6枚まい目め 7–8	東ひがし十じゅう両りょう7枚まい目め 11–4
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	東ひがし前頭まえがしら18枚まい目め 7–8	東ひがし十じゅう両りょう筆頭ひっとう 10–5	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 6–9	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま13枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま13枚まい目め 10–5
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	西前にしまえ頭あたま8枚まい目め 4–11	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま16枚まい目め 11–4	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 6–9	西前にしまえ頭あたま7枚まい目め 5–10	東ひがし前頭まえがしら12枚まい目め 8–7
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	西前にしまえ頭あたま11枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら3枚まい目め 7–8 ★	東ひがし前頭まえがしら4枚まい目め 6–9	x	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

合あい口くち

2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの現役げんえき力士りきし）

• 横綱よこづな・照あきらノ富士ふじには1勝しょう。2024年ねん3月がつ場所ばしょで初はつ挑戦ちょうせんで金星きんぼしを獲得かくとくした。
• 大関おおぜき・貴き景勝けいしょうには2敗はい。
• 大関おおぜき・霧島きりしまには1勝しょう1敗はい。
• 大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうには2勝しょう1敗はい。
• 大関おおぜき・琴きん櫻さくらには4敗はい。
• 元もと大関おおぜき・髙安には3敗はい。
• 元もと大関おおぜき・朝あさ乃山には3敗はい。
• 元もと大関おおぜき・御嶽みたけ海かいには1勝しょう。
• 元もと大関おおぜき・正代しょうだいには2敗はい。

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの引退いんたい力士りきし）

• 元もと大関おおぜき・栃とちノ心こころには1勝しょう。
• 最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
碧あお山やま	4	2	阿おもね炎ほのお	1	1	隠岐おきの海うみ	1	0	魁さきがけ聖きよし	1	0
大栄おおえ翔しょう	1	1	隆りゅうの勝かち	3	1	宝たから富士ふじ	4	2	玉たま鷲わし	1	4
妙義みょうぎ龍りゅう	6	1	明生あきお	0	4	若わか元春もとはる	1	4
小結こむすび
宇良うら	1	4	遠藤えんどう	1	2	阿武あぶ咲さき	4	3	大だいの里さと	0	1
千代ちよ大龍おおたつ	2	0	翔しょう猿ざる	0	3	錦木にしきぎ	1	1	北きた勝富かつとみ士し	0	3
竜りゅう電でん	2	2
前頭まえがしら
天てん空海くうかい	0	1	東あずま龍りゅう	2	1	熱海あたみ富士ふじ	2	1	石浦いしうら	0	1
一山ひとやま本ほん	3	2	輝てる	3	2	北きたの若わか	2	0	金峰山きんぷさん	0	1
荒あら篤あつし山さん	1	0	豪ごうノ山やま	0	2	琴きん恵めぐみ光こう	4	4	琴きん勝かち峰ほう	4	3
佐田さたの海うみ	4	6	島津しまつ海うみ	0	1	湘南しょうなん乃海	0	1	大だい奄美あまみ	0	1
大だい翔しょう鵬おおとり	1	0	美よしノ海うみ	1	0	千代ちよ翔しょう馬ば	2	0	千代丸ちよまる	1	2
剣けん翔しょう	5	1	照あきら強きょう	3	0	東ひがし白龍はくりゅう	0	1	友とも風ふう	2	0
錦にしき富士ふじ	3	3	平戸ひらど海かい	4	5	武将ぶしょう山やま	2	1	北きた青あお鵬ほう	2	2
翠みどり富士ふじ	3	2	水戸みと龍りゅう	0	4	豊山とよやま	3	1	狼おおかみ雅みやび	1	0

※カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず。太字ふとじは2024年ねん5月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし。

改名かいめい歴れき

• 納谷なや 幸みゆき之の介かい（なや こうのすけ）2018年ねん1月がつ場所ばしょ - 2020年ねん11月場所ばしょ
• 王おう鵬ほう 幸こう之の介かい（おうほう -）2021年ねん1月がつ場所ばしょ -

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

• 王おう鵬ほう 幸こう之の介かい - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい
• 王おう鵬ほう 幸こう之の介かい　力士りきし情報じょうほう-相撲すもうレファレンス