琴きん櫻さくら将はた傑すぐる

琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる
基礎きそ情報じょうほう
四股しこ名めい	琴きん鎌谷かまだに 将しょう且→琴きんノ若わか 傑すぐる太ふとし→琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる
本名ほんみょう	鎌谷かまだに 将しょう且
生年月日せいねんがっぴ	(1997-11-19) 1997年ねん11月19日にち（26歳さい）
出身しゅっしん	千葉ちば県けん松戸まつど市し
身長しんちょう	189cm
体重たいじゅう	175kg
BMI	48.99
所属しょぞく部屋へや	佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや
得意とくい技わざ	右みぎ四よっつ、寄より、押おし
成績せいせき
現在げんざいの番付ばんづけ	東大とうだい関せき
最高さいこう位い	東ひがし大関おおぜき
生涯しょうがい戦歴せんれき	353勝しょう230敗はい14休きゅう（52場所ばしょ）
幕内まくうち戦歴せんれき	219勝しょう142敗はい14休きゅう（25場所ばしょ）
優勝ゆうしょう	序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう1回かい
賞しょう	敢闘かんとう賞しょう5回かい 技能ぎのう賞しょう1回かい
データ
初はつ土俵どひょう	2015年ねん11月場所ばしょ
入幕にゅうまく	2020年ねん3月がつ場所ばしょ
趣味しゅみ	音楽おんがく鑑賞かんしょう、連続れんぞくテレビ小説しょうせつ鑑賞かんしょう
備考びこう
史上しじょう初はつの3代だい関脇せきわけ
2024年ねん7月がつ28日にち現在げんざい ■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる（ことざくら まさかつ、1997年ねん11月19日にち - ）は、千葉ちば県けん松戸まつど市し出身しゅっしんで、佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや所属しょぞくの現役げんえき大相撲おおずもう力士りきし。本名ほんみょうは鎌谷かまだに 将しょう且（かまたに まさかつ）。身長しんちょう189.0cm、体重たいじゅう175.0kg、血液けつえき型がたはAB型がた。得意とくい技わざは右みぎ四よっつ、寄より、押おし。最高さいこう位いは東ひがし大関おおぜき（2024年ねん7月がつ場所ばしょ）。父ちちは元もと関脇せきわけ・初代しょだい琴きんノ若わか（13代だい佐渡さどヶ嶽だけ親方おやかた）、母方ははかたの祖父そふは第だい53代だい横綱よこづな・琴きん櫻さくら（12代だい佐渡さどヶ嶽だけ親方おやかた）。

新しん十じゅう両りょう時じから大関おおぜき1場所ばしょ目めまでの四股しこ名めいは、父親ちちおやの現役げんえき時代じだいの四股しこ名めいである「琴きんノ若わか」を継承けいしょうするとともに、祖父そふ琴きん櫻さくら傑すぐる將しょうの四股しこ名めいからも「傑すぐる」の一いち字じを取とった琴きんノ若わか 傑すぐる太ふとし（ことのわか まさひろ）。

来歴らいれき

大相撲おおずもう入門にゅうもん前まえ

1997年ねん11月19日にち、当時とうじ現役げんえきの幕内まくうち力士りきしだった琴ことの若わか（当時とうじ）の長男ちょうなん（一人ひとりっ子こ）として誕生たんじょう。当日とうじつは11月場所ばしょの11日にち目めだった。協会きょうかい公式こうしきプロフィールによると、相撲すもうを始はじめたのは2歳さいの時とき。幼少ようしょう期きから祖父そふの琴きん櫻さくらに相撲すもうの基本きほんを叩たたき込こまれ、5歳さいから地元じもとの相撲すもう道場どうじょう（柏かしわ少年しょうねん相撲すもう教室きょうしつ）に通とおった。幼稚園ようちえん児じ時代じだいから1食しょくに卵たまごかけご飯めしを含ふくめ大人おとな用よう茶ちゃわん5膳ぜんの米べいやおかず、ちゃんこ鍋なべで体からだを作つくり、菓子かし類るいは好このまず、午後ごご3時じのおやつはおにぎりであった。小学校しょうがっこう時代じだいの祖父そふは稽古けいこでは厳いかめしかったが、私生活しせいかつでは祖父そふと孫まごであり、稽古けいこ帰がえりに銭湯せんとうに行いってアイスを食たべながら帰かえるのがお決きまりであった。小学しょうがく4年生ねんせいの時とき、祖父そふが死去しきょしたことで目標もくひょうを見失みうしなったが、幼少ようしょう期きに相撲すもう大会たいかいで獲得かくとくした銀ぎんメダルを祖父そふに見みせて「最後さいごは誰だれかに負まけたんだろ」と怒おこられたこと（後述こうじゅつ）を思おもい出だし、我がに返かえった。小学生しょうがくせいの頃ころから体格たいかくが良よく、小学校しょうがっこう卒業そつぎょう時じには体重たいじゅうが100kgに迫せまった。既成きせいランドセルは小ちいさくて背負せおえないため祖父そふから特注とくちゅうランドセルを買かって貰もらい、大関おおぜき昇進しょうしん時点じてんでも大事だいじに保管ほかんしていているとのこと。その生育せいいく環境かんきょう、相撲すもう歴れきから、幼少ようしょう期きから必然ひつぜん的てきに角界かくかい入いりすると感かんじていた。

松戸まつど市立しりつ松飛台まつひだい小学校しょうがっこうを卒業そつぎょう後ごは親元おやもとを離はなれて埼玉さいたま栄さかえ中学校ちゅうがっこうへ進学しんがくした。埼玉さいたま栄さかえ中学ちゅうがくに進学しんがくしたいと両親りょうしんに伝つたえた際さいには母ははが「逃にげて帰かえってくるようなことは、絶対ぜったいにしちゃダメだからね。逃にげたら、あなたの住すむところはないと思おもいなさい」と覚悟かくごを問とうた。中学ちゅうがく入学にゅうがく当初とうしょの印象いんしょうを指導しどうしていた高校こうこうの恩師おんしである山田やまだ道みち紀き監督かんとくは「普通ふつうにポワッとした感かんじ」と振ふり返かえっている。入学にゅうがく当初とうしょは腕立うでたて伏ふせもできず、まだ子供こどもの身体しんたいであったため、山田やまだは自重じちょうトレーニングしかさせずに基礎きそを磨みがき、中学ちゅうがく時代じだいは全国ぜんこく大会たいかいにも出場しゅつじょうした。当初とうしょは中学ちゅうがく卒業そつぎょう後ごの大相撲おおずもう入いりを考かんがえ、父ちちが中卒ちゅうそつ叩たたき上あげであったことと祖父そふが「中学ちゅうがく卒業そつぎょう後ごすぐに入門にゅうもんすればもっと早はやく横綱よこづなに昇進しょうしんした」と悔くいていたことから周囲しゅういも中卒ちゅうそつ入門にゅうもんを強つよく勧すすめたが、中学ちゅうがく卒業そつぎょう時点じてんでは大相撲おおずもうで通用つうようする自信じしんを持もてなかったため、埼玉さいたま栄さかえ高校こうこう普通ふつう科かスポーツコースに進学しんがくした。高校こうこう進学しんがく後ごは2年生ねんせいのインターハイからレギュラーとして出場しゅつじょう。最初さいしょは山田やまだ監督かんとくも「使つかわなきゃよかったというレベルだった」というほど弱よわく、予選よせんだけでレギュラーから外はずした。強つよくなる前まえであった当時とうじは年末年始ねんまつねんしに実家じっかに帰省きせいした際さいも稽古けいこに励はげむ一方いっぽう、力士りきしとして大成たいせいしなかった時ときに備そなえて勉学べんがくにも励はげんだ。だが、3年生ねんせいになってから強つよくなり始はじめた。3年ねん次つぎに主将しゅしょうを務つとめ、全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう総合そうごう体育たいいく大会たいかい相撲すもう競技きょうぎ大会たいかいを団体だんたい優勝ゆうしょうに導みちびき、世界せかいジュニア相撲すもう選手権せんしゅけん大会たいかいでは団体だんたい戦せんと個人こじん戦せん（重量じゅうりょう級きゅう）で優勝ゆうしょうした。

大相撲おおずもう入門にゅうもん後ご

前ぜん相撲すもう - 十じゅう両りょう

土俵入どひょういりする琴きんノ若わか関かん（2019年ねん9月がつ場所ばしょ）

高校こうこう在学ざいがく中ちゅうの2015年ねん10月6日にちに、父親ちちおやが師匠ししょうを務つとめる佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやへの入門にゅうもんを発表はっぴょうし、同年どうねん11月がつ場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふんだ。四股しこ名めいは本名ほんみょうに佐渡さどヶ嶽だけ部屋へや伝統でんとうの琴きんの字じを冠かんした「琴きん鎌谷かまだに 将しょう且」で、前ぜん相撲すもうは3連勝れんしょうだった。新しん序じょ出世しゅっせ披露ひろうでは、後援こうえん者しゃの要望ようぼうを受うけて父親ちちおやである初代しょだい・琴きんノ若わかの現役げんえき時代じだいに使用しようしていた化粧廻けしょうまわしを締しめた。

入門にゅうもんした際さいには佐渡さどヶ嶽だけから「これからは親子おやこではない。師匠ししょうと弟子でしだ」と告つげられ、佐渡さどヶ嶽だけは琴きん鎌谷かまだにに対たいして、親子おやこだから特別とくべつ扱あつかいしていると思おもわれないよう、他たの力士りきしよりも厳きびしく接せっした。入門にゅうもんを志願しがんした瞬間しゅんかん、両親りょうしんを「師匠ししょう」「女将おかみさん」と呼よび、2人ふたりには全すべて敬語けいごを使つかうようになった。佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやでは幕下まくしたに上あがると雑用ざつようが免除めんじょされる慣例かんれいがある中なかで、琴きん鎌谷かまやは幕下まくした昇進しょうしん後ごも雑用ざつようを命めいじられたほか、佐渡さどヶ嶽だけと外食がいしょくする機会きかいを極端きょくたんに減へらされるなど、特別とくべつ扱あつかいは、寧むしろ厳きびしさという方向ほうこうにおいてであった。幕下まくしたの頃ころ、怪我けがで稽古けいこを休やすんだ際さいに、部屋へやの大関おおぜき経験けいけん者しゃである琴きん奨すすむ菊きく(後ごの秀しゅうノ山やま親方おやかた)から「そんなんじゃダメだよ」と叱しかられ祖父そふの「けがは稽古けいこで治なおせ(琴きんノ若わか本人ほんにんは、鍛きたえ直なおす、けがする前まえよりも強固きょうこな体からだをつくれという意味いみ、と解釈かいしゃくしている)」の教おしえを説とかれ、そこから目めの色いろが変かわり、稽古けいこも休やすまなくなった。後ごの「琴きん櫻さくら」襲名しゅうめいの際さいのインタビューでは「苦労くろうと言いわれたらほぼ全部ぜんぶで、楽らくなことがなかったです」と言いい切きっている。

初はじめて番付ばんづけに名前なまえが載のった2016年ねん1月がつ場所ばしょは、7戦せん全勝ぜんしょうで序ノ口じょのくち優勝ゆうしょうとした。翌よく3月がつ場所ばしょで序じょ二に段だんに昇進しょうしんし、6勝しょう1敗はい。同年どうねん5月がつ場所ばしょと7月がつ場所ばしょは三さん段だん目めで相撲すもうを取とり、9月場所ばしょからは幕下まくしたに昇進しょうしん。2017年ねん3月がつ場所ばしょで三さん段だん目め落おちを経験けいけんしたが、翌よく5月がつ場所ばしょで幕下まくしたに復帰ふっきした。2019年ねん5月場所ばしょでは十じゅう両りょうが目前もくぜんの東ひがし幕下まくした2枚まい目めまで番付ばんづけを上あげて、3連勝れんしょう3連敗れんぱいから勝かち越こしの4勝しょう目めを挙あげた。場所ばしょ後ごの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎにおいて、7月がつ場所ばしょでの新しん十じゅう両りょう昇進しょうしんが決きまり、合あわせて、父親ちちおやの現役げんえき時代じだいの四股しこ名めいである「琴きんノ若わか」を襲名しゅうめいすることとなり、襲名しゅうめいと同時どうじに本名ほんみょうの「将はた且」から、祖父そふの琴きん櫻さくらが名乗なのっていた「傑すぐる將しょう」から一いち字じを取とり「傑すぐる太ふとし（まさひろ）」に改名かいめいすることとなった。祖父そふ、父親ちちおや、子こと3世代せだいで関取せきとりになった例れいは史上しじょう初はつ（ただし祖父そふと父ちちは養子ようし縁組えんぐみ関係かんけい）。

新しん十じゅう両りょう（西にし十じゅう両りょう14枚まい目め）で迎むかえた2019年ねん7月がつ場所ばしょは、12日にち目めまでに5勝しょう7敗はいと後ごがなくなった状況じょうきょうから3連勝れんしょうし、千秋楽せんしゅうらくで勝かち越こしを決きめた。その後ごも順調じゅんちょうに勝かち越こしを続つづけ、2020年ねん1月がつ場所ばしょにて西にし十じゅう両りょう2枚まい目めで8勝しょう7敗はいの成績せいせきを残のこすと、翌よく3月がつ場所ばしょにて新しん入幕にゅうまくを果はたし、新しん十じゅう両りょうから所要しょよう4場所ばしょで十じゅう両りょうを突破とっぱした。新しん入幕にゅうまく時じの番付ばんづけは幕まく尻しりの東ひがし前頭まえがしら18枚まい目めで、前頭まえがしらに18枚まい目めが載のるのは19枚まい目めまであった1959年ねん9月場所ばしょ以来いらい61年ねんぶりのことである。またこの新しん入幕にゅうまくは、2014年ねん5月がつ場所ばしょの佐田さたの海うみに続つづく、史上しじょう9組くみ目め・12人にん目めの親子おやこ幕内まくうち記録きろくとなった。

幕内まくうち - 三さん役やく

新しん入幕にゅうまく場所ばしょ直前ちょくぜんの3月がつ4日にちには部屋へやに出稽古でげいこに来きた錦木にしきぎらと計けい10番ばん取とって7勝しょう3敗はいと概おおむね好調こうちょうである事ことを示しめした。迎むかえた3月がつ場所ばしょは9日にち目めまで7勝しょう2敗はいと勝かち越こし目前もくぜんにこぎ着つけながら、そこから4連敗れんぱいを喫きっしたが、14日にち目めに錦木にしきぎを上手じょうず出だし投なげで破やぶり、祖父そふ琴きん櫻さくら・父ちち琴きんノ若わかも果はたせなかった新しん入幕にゅうまく場所ばしょでの勝かち越こしを決きめた。

2021年ねん7月がつ場所ばしょは、西前にしまえ頭あたま11枚まい目めで12勝しょう3敗はいと大おおきく勝かち越こした。千秋楽せんしゅうらくで12勝しょう目めを挙あげることが受賞じゅしょう条件じょうけんであった敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょうし、自身じしん初はつの三さん賞しょう獲得かくとくとなった。

9月場所ばしょは7日にち目めの照あきらノ富士ふじ戦せんで横綱よこづな初はつ挑戦ちょうせんとなったが、寄より切きりで敗やぶれた。10日とおか目め、日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいに「左ひだり膝ひざ内側うちがわ側がわ副ふく靱帯じんたい、左ひだり膝ひざ内側うちがわ半月はんつき板ばん損傷そんしょうにより全治ぜんち10日間にちかんの見込みこみ」との診断しんだん書しょを提出ていしゅつして休場きゅうじょうした。11月場所ばしょは左ひだり膝ひざの調子ちょうしが悪わるく、7日にち目めの千代ちよ大龍おおたつ戦せんで敗やぶれた際さいもABEMA大相撲おおずもう中継ちゅうけいの解説かいせつを務つとめた花田はなた虎とら上じょうから「左ひだり膝ひざをかばっていますよね。怪我けがをして恐怖きょうふ心しんがあるのか、体からだを入いれられないんです。まだ痛いたいのか、まわしを取とっても、右みぎの上手じょうずの取とり方かたも良よくないですよね。もう少すこし、浅あさく取とらないといけない」と指摘してきされた。因ちなみに6日にち目めの碧あお山やま戦せんで誕生たんじょう日び白星しろぼしを記録きろくした。

因ちなみに9月がつ場所ばしょの左ひだり膝ひざの怪我けがは医師いしからは「手術しゅじゅつすれば1年間ねんかんは出場しゅつじょうできない」と通達つうたつされるほどの重傷じゅうしょうだったが、後援こうえん会かい関係かんけい者しゃから自身じしんの血小板けっしょうばんを使つかった最新さいしん医療いりょうを提案ていあんされ、試ためしてみると断だん裂きれした靱帯じんたいが再生さいせいしたため、長期ちょうき休場きゅうじょうを避さけることができた。また、この怪我けがを切きっ掛かけに小手先こてさきや柔軟じゅうなん性せいで勝かつ相撲すもうを改あらためて膝ひざに負担ふたんを掛かけないように前まえに出でる相撲すもうを心掛こころがけるようになり、後ごの大関おおぜき昇進しょうしんに繋つながった。

2022年ねん3月がつ場所ばしょは中日ちゅうにち終了しゅうりょう時点じてんで7勝しょう1敗はいと、同どう時点じてんで8戦せん全勝ぜんしょうで幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう争あらそい単独たんどくトップの髙安を追おう格好かっこうとなった。14日にち目めに3敗はい同士どうしの対決たいけつとなる御嶽みたけ海かい戦せんで白星しろぼしを収おさめ、これにより千秋楽せんしゅうらくに2敗はいの髙安、若わか隆景たかかげが黒星くろぼしを喫きっし、自身じしんが白星しろぼしを収おさめた場合ばあいに限かぎって巴ともえ戦せんに進出しんしゅつできる状況じょうきょうとなった。しかし、千秋楽せんしゅうらくでは、勝かち越こしをかける豊ゆたか昇龍しょうりゅうに敗やぶれ、4敗はいに後退こうたいし、優勝ゆうしょう争あらそいから脱落だつらくした。この場所ばしょは、千秋楽せんしゅうらくまで優勝ゆうしょう争あらそいに参加さんかし続つづけたことが評価ひょうかされ、千秋楽せんしゅうらくの結果けっかを待またず2場所ばしょ連続れんぞく3度目どめの敢闘かんとう賞しょう受賞じゅしょうが決定けってい。

5月場所ばしょ直前ちょくぜんの北きたの富士ふじのコラムでは、髙安とともに期待きたいの候補こうほに挙あがっていた。場所ばしょ中日ちゅうにちの若わか隆景たかかげ戦せんは師匠ししょうの誕生たんじょう日びであったため奮起ふんきして下手へた投なげで白星しろぼしを収おさめた。この場所ばしょは9勝しょう6敗はいの勝かち越こしに終おわり、通常つうじょうであれば翌よく7月がつ場所ばしょの三さん役やく昇進しょうしんは確実かくじつに近ちかいが、三さん役やくから平幕ひらまくに落おちた力士りきしがいなかったため番付ばんづけ運うんに恵めぐまれず僅わずか半はん枚まい上昇じょうしょうにとどまる東ひがし前頭まえがしら2枚まい目めの地位ちいで土俵どひょうに上あがることとなった。7月がつ場所ばしょは10日とおか目めまで7勝しょう3敗はいと勝かち越こしが目前もくぜんであったが、11日にち目めから休場きゅうじょう。11月場所ばしょは西にし前頭まえがしら筆頭ひっとうの地位ちいで9勝しょう6敗はいと勝かち越こし、翌よく2023年ねん1月がつ場所ばしょは新しん三さん役やくとなる西にし小結こむすびに昇進しょうしん。親子おやこ三さん役やくは大相撲おおずもう史上しじょう6組くみ目め。新しん三さん役やく会見かいけんでは「これで終おわりではないので、またしっかりと上うえを目指めざしたい。師匠ししょうが言いってくださったように、先代せんだい（祖父そふ・琴きん櫻さくら）の名なを継つげるように努力どりょくしていきたいと思おもいます」と話はなしていた。迎むかえた2023年ねん1月がつ場所ばしょでは12日にち目めに5勝しょう7敗はいとなって負まけ越こしの危機ききに瀕ひんしたが、残のこりを勝かって8勝しょう7敗はいの勝かち越こし。3月場所ばしょは10日とおか目めに勝かち越こしを決きめ、この時点じてんでは2敗はいで優勝ゆうしょう戦線せんせんに残のこった。次期じき大関おおぜき候補こうほとの呼よび声ごえが高たかまった。7月がつ場所ばしょは11勝しょう4敗はいの成績せいせきを残のこし、新しん三さん役やくからの勝かち越こしを4場所ばしょに伸のばしたと共ともに、千秋楽せんしゅうらくの一番いちばんに勝かてばという条件じょうけん付つきで敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょうすることになり、勝かって受賞じゅしょうを決きめた。場所ばしょ後ごの夏なつ巡業じゅんぎょう中ちゅうの報道ほうどうによると、安定あんてい感かんも加味かみされ、9月場所ばしょで初はつ優勝ゆうしょうとなれば、一気いっきに9月がつ場所ばしょ後ごの大関おおぜき昇進しょうしんの可能かのう性せいもあるとのこと。9月場所ばしょは新しん関脇せきわけに昇進しょうしん。関脇せきわけ昇進しょうしん会見かいけんでは「師匠ししょうと同おなじ番付ばんづけとなり光栄こうえい」と関脇せきわけ昇進しょうしんの感想かんそうを語かたり、「いい相撲すもうを取とって、2桁けた以上いじょうを目指めざしたい」と目標もくひょうを述のべた。11月場所ばしょは終盤しゅうばん戦せんまで優勝ゆうしょう争あらそいに加くわわり、千秋楽せんしゅうらくの熱海あたみ富士ふじ戦せんで勝かって11勝しょう目めを挙あげればという条件じょうけん付つきで敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょうすることとなった。千秋楽せんしゅうらくの熱海あたみ富士ふじ戦せんでは優勝ゆうしょうを消滅しょうめつさせる黒星くろぼしを熱海あたみ富士ふじに付つけ、敢闘かんとう賞しょう受賞じゅしょうが決定けってい。受賞じゅしょうに際さいし「殊勲しゅくんも技能ぎのうもないんですけど」と謙遜けんそんしつつも「評価ひょうかしてもらったのでうれしい」とコメント。また「しっかり自分じぶんの相撲すもうをものにできるようにしたい。いい相撲すもうをとれば先さきも開あける」と語かたり、大関おおぜき昇進しょうしんに意欲いよくを見みせた。2024年ねん1月がつ場じょうで13勝しょうを挙あげれば数字すうじの上うえでは「三さん役やくで直近ちょっきん3場所ばしょ33勝しょう」となる計算けいさん。

2024年ねん1月がつ場所ばしょ番付ばんづけ発表はっぴょう後ごには東京とうきょう都立とりつ八はち柱はしら霊園れいえんにて祖父そふ・琴きん櫻さくらの墓前ぼぜんに手てを合あわせ、大関おおぜき昇進しょうしんを果はたした際さいに「琴きん櫻さくら」（琴きん桜さくら）の四股しこ名めいを継つぐ予定よていを示しめした。場所ばしょでは1敗はいを守まもって優勝ゆうしょう争あらそいの単独たんどく首位しゅいに立たっていたが、13日にち目めの照あきらノ富士ふじ戦せんで敗やぶれて単独たんどく首位しゅいを明あけ渡わたした。場所ばしょを13勝しょう2敗はいで終おえ、大関おおぜき昇進しょうしん目安めやすとなる「直近ちょっきん3場所ばしょ33勝しょう」をクリアし、優勝ゆうしょう決定けってい戦せんでは照あきらノ富士ふじに寄より切きりで敗やぶれ、優勝ゆうしょうはならなかったものの、佐渡さどヶ嶽だけ審判しんぱん部長ぶちょうが臨時りんじ理事りじ会かいの招集しょうしゅうを八角はっかく理事りじ長ちょうに要請ようせいしたため、場所ばしょ後ごの大関おおぜき昇進しょうしんが決定的けっていてきと報道ほうどう各社かくしゃに伝つたえられた。千秋楽せんしゅうらくの取組とりくみ前まえには相撲すもうのうまさ、おっつけを評価ひょうかされ、技能ぎのう賞しょう受賞じゅしょうが決定けってい。幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうを果はたすという条件じょうけん付つきで殊勲賞しゅくんしょうも獲得かくとくすることとなっていたが、優勝ゆうしょうを逃のがして殊勲賞しゅくんしょう獲得かくとくはならずであった。優勝ゆうしょうを逃のがしたため、決定けってい戦せん直後ちょくごは昇進しょうしんを祝福しゅくふくするムードとは裏腹うらはらに本人ほんにんは「優勝ゆうしょうして上あがりたかった」と神妙しんみょうな面持おももちであった。千秋楽せんしゅうらく一いち夜明よあけ会見かいけんでは「大関おおぜきで終おわりではない。もう1つ上うえを目指めざして頑張がんばりたい」と祖父そふの番付ばんづけを目指めざす決意けついを表明ひょうめいした。

2024年ねん1月がつ31日にち、日本にっぽん相撲すもう協会きょうかいは翌よく3月がつ場所ばしょの番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎと臨時りんじ理事りじ会かいを行おこない、全会ぜんかい一致いっちで琴きんノ若わかの大関おおぜき昇進しょうしんを決定けっていした。千葉ちば県けん出身しゅっしん力士りきしの大関おおぜき昇進しょうしんは1955年ねんの松まつ登のぼる以来いらい、69年ねんぶりとなった。同日どうじつ、部屋へやで行おこなわれた大関おおぜき昇進しょうしん伝達でんたつ式しきで「謹つつしんでお受うけいたします。大関おおぜきの名なに恥はじぬよう感謝かんしゃの気持きもちを持もって相撲すもう道どうに精進しょうじんして参まいります」と口上こうじょうを述のべた。

なお、大関おおぜき昇進しょうしん直後ちょくごの3月がつ場所ばしょでは「父ちちが果はたせなかった琴きんノ若わかという四股しこ名めいを大関おおぜきに上あげたい」という本人ほんにんの意向いこうにより改名かいめいせずに大関おおぜき・琴きんノ若わかで務つとめ、翌よく5月がつ場所ばしょから「琴きん櫻さくら」を名乗なのる予定よていであることを表明ひょうめいした。

大関おおぜき

新しん大関おおぜきとして迎むかえた2024年ねん3月がつ場所ばしょは、最終さいしゅう的てきには10勝しょう5敗はいと2桁けた勝利しょうりを挙あげたものの、優勝ゆうしょう争あらそいの点てんからすれば、11日にち目めに全勝ぜんしょうの尊みこと富士ふじに敗やぶれたこともあり、13日にち目めに貴き景勝けいしょうに敗やぶれ4敗はいとなった時点じてんで自身じしんの優勝ゆうしょうの可能かのう性せいが消滅しょうめつする形かたちとなった。3月場所ばしょ千秋楽せんしゅうらくの後のちの打うち上あげパーティーの席せきで「次つぎの場所ばしょ（令れい和わ6年ねん5月がつ場所ばしょ）から祖父そふの四股しこ名めいである『琴きん櫻さくら』を襲名しゅうめいさせて戴いただく」ことを発表はっぴょうした。

2024年ねん5月がつ場所ばしょ番付ばんづけ発表はっぴょうと同時どうじに正式せいしきに琴きん櫻さくらを襲名しゅうめい。スポーツ記者きしゃの小林こばやし信也しんやは、「"猛もう牛うし"の異名いみょうを取とり、武たけ骨ほねでゴツゴツとした印象いんしょうで相撲すもうも泥臭どろくさく猪突猛進ちょとつもうしん的てきな印象いんしょうがあった初代しょだい琴きん櫻さくらと、落おち着ついた表情ひょうじょうで相撲すもうを取とる2代だい琴きんノ若わかのイメージとが合致がっちしない」と私見しけんを述のべている。限界げんかい説せつが囁ささやかれている照あきらノ富士ふじに続つづく横綱よこづな候補こうほとして期待きたいが上あがり、元もと横綱よこづな・三重みえノ海うみは「琴きん桜さくらが4大関おおぜきの中なかで一番いちばん安心あんしんしてみていられる。後ごは立たち合あいの厳きびしさを磨みがくこと。おじいちゃんと相撲すもうを取とった仲なかとして期待きたいしている」とエールを贈おくった。

しかし5月がつ場所ばしょでは受うけ身みの相撲すもうからの苦くるし紛まぎれの逆転ぎゃくてん技わざ、平幕ひらまく相手あいての注文ちゅうもん相撲すもうなどが目立めだち、13日にち目めに2桁けた白星しろぼしはクリアしたが横綱よこづな候補こうほとしての資質ししつが疑うたがわれる場所ばしょとなった。14日にち目めにも関脇せきわけ・阿おもね炎ほのおに4敗はい目めを喫きっし、最終さいしゅう的てきには11勝しょう4敗はいで準じゅん優勝ゆうしょうに終おわり、小結こむすび・大だいの里さとに優勝ゆうしょうを許ゆるす形かたちとなった。

6月17日にち、祖父そふの故郷こきょうの鳥取とっとり県けんを訪おとずれて平井ひらい伸治しんじ知事ちじを表敬ひょうけい訪問ほうもんし、四股しこ名めい「琴きん櫻さくら」襲名しゅうめいを報告ほうこくした。

だが7月がつ場所ばしょも元もと琴きん風ふうから柔軟じゅうなん性せいに頼たよった消極しょうきょく的てきな相撲すもうや腰高こしだかを指摘してきされており、5月場所ばしょ同様どうように横綱よこづな候補こうほとしての資質ししつについて疑問ぎもんの声こえが聞きかれた。

7月がつ場所ばしょは、10日とおか目めまで2敗はいで全勝ぜんしょうの照あきらノ富士ふじを追おうものの、11日にち目め以降いこうに3連敗れんぱいし、優勝ゆうしょう争あらそいから完全かんぜんに脱落だつらくした。しかし、千秋楽せんしゅうらくでは、初はじめて照あきらノ富士ふじを破やぶり、優勝ゆうしょう決定けってい戦せんに持もち込こませる活躍かつやくを見みせた。

人物じんぶつ

2020年ねん3月がつ場所ばしょ中ちゅうの記事きじで部屋へやのタニマチ筋すじは「本人ほんにんはややお坊ぼっちゃん然しかとした素直すなおさはあるけど、自分じぶんが決きめた目標もくひょうには必死ひっしに向むかっていく芯しんの強つよさもある」と評ひょうしていた。

元々もともとの力強ちからづよさや覇気はきに欠かけた坊ぼっちゃん気質きしつから高校こうこう2年次ねんじまで鳴なかず飛とばずであったが、3年ねん次じで主将しゅしょうに指名しめいされてから意識いしき改革かいかくが起おこって急激きゅうげきに強つよくなったという指摘してきもある。

高校こうこう時代じだいの監督かんとくの山田やまだ道みち紀きは「もちろん、全員ぜんいんではありませんが私わたしの経験けいけん上じょう、お相撲すもうさんの子こどもは、裕福ゆうふくな環境かんきょうで育そだってた子こが多おおいですから、少すこし世間せけんズレしているところがあるものなんです」と前置まえおきをしつつ「ある日ひ、私わたしが部員ぶいんを1500円えんの焼やき肉にく食たべ放題ほうだいの店みせに連つれて行いったことがありました。琴きんノ若わかはそれまで相撲すもう部屋へやで育そだった子こどもですから、もっと高額こうがくな牛肉ぎゅうにくなんかを食たべて育そだってきたはずなんです。だけど、1500円えんの食たべ放題ほうだいの肉にくもすごく喜よろこんでおいしいと食たべていました。そんな姿すがたを見みて、私わたしはこの子こは素直すなおで感謝かんしゃの気持きもちを持もっている子こだなと感かんじたことを思おもい出だします」と人間にんげん性せいを評価ひょうかしている。

「栄さかえのOBみんなそうなんですが、土俵どひょうの上うえでは殺ころし合あいのつもりだし、そこに対たいして全員ぜんいんが非情ひじょうになれるんです」と埼玉さいたま栄さかえ高校こうこう出身しゅっしん勢ぜいには馴なれ合あい相撲すもうがないと自認じにんするところを語かたっている。

高校こうこうの1年ねん後輩こうはいの豪ごうノ山やまの教育きょういく係がかりを務つとめ、掃除そうじやちゃんこ番ばんなどの仕事しごとを教おしえた縁えんから、2人ふたりは大相撲おおずもう入門にゅうもん後ごも親したしい先輩せんぱい・後輩こうはいの関係かんけいを続つづけている。琴きんノ若わかの代だいは同期どうきの相撲すもう部員ぶいんが6人にんいたのに対たいして豪ごうノ山やまの代だいは4人にんしかいなかったため、豪ごうノ山やまが1年生ねんせいの時ときは1年生ねんせいの雑用ざつようの負担ふたんが大おおきかった。

好物こうぶつは焼肉やきにく。一時期いちじきは週しゅう5回かい焼肉やきにく屋やに通かよい、流石さすがに師匠ししょうに「野菜やさいを食たべろ」と怒おこられた。

取とり口くち

右みぎ四よっつに組くみ止とめ、恵めぐまれた体格たいかくを活いかして寄よる師匠ししょう・父ちちの初代しょだい琴きんノ若わか譲ゆずりの取とり口くちを基本きほんとするが、リーチを活いかした押おし相撲すもうも得意とくい手しゅとする。左ひだり四よっつでもある程度ていど取とれる上うえに、押おし込こまれても回まわり込こむ器用きようさも備そなわっている。一方いっぽう、師匠ししょうからは新しん十じゅう両りょうや新しん入幕にゅうまくの際さい、相撲すもうが大人おとなしいと評ひょうされ、立たち合あいの厳きびしさや攻せめる相撲すもうが必要ひつようと指摘してきされている。また後述こうじゅつの通とおり、安易あんいに差さす相撲すもうも指摘してきされている。

非常ひじょうに体質たいしつが柔軟じゅうなんであり、2020年ねん3月がつ場所ばしょで対戦たいせんした千代ちよ大だい龍りゅうは「かち上あげにいったけど柔やわらかくて芯しんを捉とらえられなかった。白はく鵬ほう関せきみたいな感かんじ。白はく鵬ほう関せきに失礼しつれいだけど、白はく鵬ほう関せきの次つぎくらいに、当あたっても押おし込こめない」と感想かんそうを述のべていた。一方いっぽう15代だい武蔵川むさしがわによると、下半身かはんしんは祖父そふ・琴きん櫻さくら譲ゆずりというのか硬かたいという。

部屋へやの兄弟子あにでしの琴きん奨すすむ菊きくは「琴きん勝かち峰ほうの力強ちからづよさ、琴きんノ若わかの柔やわらかさが欲ほしい」とその才能さいのうを羨うらやんでいた。

2020年ねん7月がつ場所ばしょの相撲すもうを見みた北きたの富士ふじ勝昭かつあきは「父ちちの琴きんノ若わかより相撲すもうの速はやさでは、はるかに勝かっている」と評ひょうした。

出足であしは琴きん奨すすむ菊きく（14代だい秀しげるノ山やま）から伝授でんじゅされており、2021年ねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうは立合たちあいの強つよさに注目ちゅうもくが集あつまった。一方いっぽう2021年ねん9月がつ場所ばしょ中ちゅう、部屋へやの大だい先輩せんぱいにあたる8代だい尾車おぐるまは、頭あたまから思おもい切きり当あたるなど立合たちあいのがむしゃらさが必要ひつようだと指摘してきしている。

2020年ねん9月がつ場所ばしょ番付ばんづけ発表はっぴょうの際さいには「上うえに上あがるにつれて簡単かんたんに自分じぶんの形かたちにならせてくれませんし、稽古けいこをしていて四よっつだけじゃ上あがっていけないなと思おもって、四よっつになるための押おしだったり、逆ぎゃく四よっつでも相撲すもうを取とれるようにと頭あたまに入いれていってますね」と、柔軟じゅうなんな取とり口くちを意識いしきしている旨むねを語かたった。その9月場所ばしょ2日にち目めには押おし相撲すもうの大栄おおえ翔しょうを押おし出だしで破やぶる活躍かつやくを見みせ、押おし出だしで敗やぶれると予想よそうした北きたの富士ふじを感嘆かんたんさせた。

2022年ねん3月がつ場所ばしょ中ちゅうに花田はなた虎とら上じょうは自身じしんのコラムで、気持きもちが表情ひょうじょうに表あらわれにくかった父ちちの初代しょだい琴きんノ若わかと異ことなり闘志とうしが顔かおから伝つたわる点てん、廻まわしの切きり方かたや二に本ほんを差さされた時ときの対処たいしょに優すぐれる点てんを指摘してきした。同どう場所ばしょ11日にち目めに自身じしんより体格たいかくの劣おとる貴き景勝けいしょう（自身じしんが身長しんちょう188cm・体重たいじゅう165kgであるのに対たいし、貴き景勝けいしょうは身長しんちょう175cm・体重たいじゅう163kg）に対たいして立合たちあいで張はりながら右みぎに変化へんかした相撲すもうを見みた相撲すもうファンから、メンタル面めんなど前途ぜんとを心配しんぱいする声こえが上あがった。一方いっぽう5月がつ場所ばしょでは、初日しょにちに貴き景勝けいしょうに勝かった一番いちばんを指さして花田はなた虎とら上じょうのコラムで「心しん技わざ体たいの『心しん』が強つよくなった」と評ひょうされる、2日にち目めの正代しょうだい戦せんで土俵際どひょうぎわ、右足みぎあし一本いっぽんで残のこり、正代しょうだいを突つき落おとしで破やぶった一番いちばんに関かんして指導しどう役やくの13代だい粂川くめかわから「（相撲すもうが）良よかった。（相手あいては）押おしづらいんでしょうね。落おち着ついているし慌あわてていない」と評価ひょうかされるなど、精神せいしん面めんを評価ひょうかされる相撲すもうが目立めだった。

8代だい尾車おぐるまは2022年ねん7月がつ場所ばしょ中ちゅうの自身じしんのコラムで、懐ふところの深ふかさと体からだの柔やわらかさは水戸みと泉いずみばりだとしつつも、がむしゃらに出でる水戸みと泉いずみと異ことなり相手あいてによって相撲すもうを変かえる引ひき出だしの多おおさがあると評ひょうしている。

2022年ねん9月がつ場所ばしょ前まえの本人ほんにんのコメントによると、徐々じょじょに上手じょうずを取とる相撲すもうや投なげなど父親ちちおやと重かさね合あわされるイメージからの脱却だっきゃくを図はかっているようであり、押おし相撲すもうも少すこしずつできるようになったという。2023年ねん9月がつ場所ばしょ時点じてんでは諸差もろざしも武器ぶきになりつつあり、本人ほんにんも場所ばしょ4日にち目めの隆たかしの勝戦かちいくさで諸差もろざし速攻そっこうで押おし出だしに破やぶった際さいは「しっかり踏ふみ込こんで前まえに出でることができたのでよかった。（速はやいもろ差ざしは）型がたの1つとしてプラスになればと思おもっている」とコメントしている。

2023年ねん11月場所ばしょ中ちゅうの花田はなた虎とら上じょうのコラムによると腰こしの重おもさは父親ちちおや譲ゆずりである一方いっぽうで、長身ちょうしんで覆おおいかぶさるような相撲すもうであった父ちちに対たいして体からだを丸まるめながら下したから上うえに力ちからを使つかえるのが特徴とくちょうという。花田はなたによるとこれは、中卒ちゅうそつ叩たたき上あげの父ちちと埼玉さいたま栄さかえ高校こうこうで相撲すもうの基礎きそを学まなんだ彼かれとの違ちがいであるとのこと。花田はなたは土俵際どひょうぎわで相手あいてを左右さゆうに振ふり回まわしながらの技わざは、腰こしの重おもさや残のこり腰こしではなくアマチュア時代じだいに身みに付つけた技術ぎじゅつによるものと解説かいせつしている。同どう場所ばしょ9日にち目めの豊昇ほうしょう龍りゅう戦せんで見みせた腰こし、膝ひざ、突つきを使つかった細こまかい技術ぎじゅつで下手へた投なげを殺ころしながら攻せめて下くだした相撲すもうも花田はなたに評価ひょうかされている。場所ばしょ後ごの15代だい武蔵川むさしがわのコラムでは、まだ前まえに出でる力ちからが弱よわく調子ちょうしにムラがあり、恵めぐまれた体格たいかくの割わりに相撲すもうが小ちいさく、不用意ふよういに差さしたり立合たちあいにスピードがなかったりすると指摘してきしており、相手あいての攻せめ疲つかれを待まつ遅おそい相撲すもうをやめて前まえに出でる力ちからを磨みがけば本場所ほんばしょでもスタミナ切きれせずに済すむと言いわれている。

2024年ねん1月がつ場所ばしょ中ちゅうの花田はなたのコラムでは、立合たちあいの踏ふみ込こみの強つよさに欠かける、このままでは大関おおぜきになっても勝かてないと注文ちゅうもんを付つけられている。15代だい武蔵川むさしがわは場所ばしょ後ごのコラムで、まだまだ体勢たいせいの低ひくさ、相撲すもうの早はやさ、立たち合あいの強つよさが欠かけていると指摘してきしており「番付ばんづけが下したのお相撲すもうサンには勝かてても、照あきらノ富士ふじレベルにはそうはいかない」と評ひょうしている。

自身じしんが大関おおぜきに昇進しょうしんした際さい、貴闘力たかとうりきは「入門にゅうもん前まえは膝ひざも硬かたいし大丈夫だいじょうぶか?と思おもったけど、膝ひざも降おりるようになったし、前まえで相撲すもうを取とれるし、足あしも出でるし、一番いちばん安定あんてい感かんがあった!」と評ひょうしており、師匠ししょうの佐渡さどヶ嶽だけの育成いくせい手腕しゅわんを評価ひょうかした。一方いっぽうで「埼玉さいたま栄さかえの子こは股関節こかんせつが硬かたいな!」と埼玉さいたま栄さかえ高校こうこう出身しゅっしん者しゃの傾向けいこうを語かたっている。

2024年ねん7月がつ場所ばしょ後ごの元もと武蔵丸むさしまるの武蔵川むさしがわ親方おやかたのコラムでは、安易あんいに差ささずに体格たいかくを生いかした圧力あつりょく相撲すもうを取とるべきだと注文ちゅうもんを付つけられた

エピソード

• 実家じっかと所属しょぞく部屋へやが併設へいせつされているため、佐渡さどケ嶽だけ部屋へや所属しょぞく力士りきしの中なかで唯一ゆいいつ実家じっか暮くらしである｡
• 初代しょだい琴きんノ若わかの現役げんえき最後さいごの取組とりくみは、2005年ねん11月場所ばしょ13日にち目めの駿しゅん傑すぐる戦せんであったが、当時とうじ8歳さいの鎌谷かまだに将しょう且少年しょうねんは家族かぞくと共ともに福岡ふくおか国際こくさいセンターでこの取組とりくみを観戦かんせんしていた。現役げんえきを引退いんたいし、年寄としより・佐渡さどヶ嶽だけを襲名しゅうめいした父親ちちおやからは、将来しょうらい琴きんノ若わかを継承けいしょうするように言いわれており、父親ちちおやの引退いんたいに立たち会あった経験けいけんから「次つぎは自分じぶんだ」との思おもいを持もつようになった。初代しょだい琴きんノ若わかの引退いんたい相撲すもうは翌よく2006年ねんに行おこなわれたが、この時ときに琴きんノ若わかの最後さいごの対戦たいせん相手あいてを務つとめた。
• 四股しこ名めいについては、初はつ土俵どひょう時じは本名ほんみょうに由来ゆらいする「琴きん鎌谷かまだに」となったが、三さん段だん目めに昇進しょうしんすれば父親ちちおやの「琴きんノ若わか」を継承けいしょうする予定よていで、大関おおぜきに昇進しょうしんすれば祖父そふの「琴きん櫻さくら」を継承けいしょうする意向いこうを持もっていた。しかし、実際じっさいには三さん段だん目め昇進しょうしん時じには改名かいめいをせず、「琴きん鎌谷かまだに」のまま土俵どひょうを務つとめ、新しん十じゅう両りょうとなる2019年ねん7月がつ場所ばしょから琴きんノ若わかに改名かいめいした。部屋へやの師匠ししょうの子こであることから「若様わかさま」とからかい交まじりに呼よばれることがそれ以前いぜんにもあったため、この改名かいめいは自然しぜんと受うけ入いれられたという。
• 幼少ようしょう期きの相撲すもう大会たいかいで初はじめてメダルを獲得かくとくした際さい、それが2位いの選手せんしゅに渡わたされる銀ぎんメダルであったため、祖父そふの琴きん櫻さくらから「1位いじゃないと意味いみがない。金きんメダル獲えってこい」と突つき放はなされた。十両じゅうりょう昇進しょうしん時じ、本人ほんにんはこれを忘わすれられない言葉ことばとして挙あげている。
• 2019年ねん12月23日にち、祖父そふの琴きん櫻さくらの出身しゅっしん地ちである倉吉くらよし市しから化粧廻けしょうまわしが贈呈ぞうていされた。
• 子供こども時代じだいから度々どど、父ちちの郷里きょうりの山形やまがた県けんを訪おとずれ、地元じもと後援こうえん会かい組織そしきも引ひき続つづき佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやと琴きんノ若わかを後援こうえんしており、化粧廻けしょうまわしも贈おくられている。これらから、NHK山形放送局やまがたほうそうきょくの地域ちいきニュースでも「山形やまがた県けんゆかりの力士りきし」のタイトルで取組とりくみ結果けっかが報道ほうどうされている（それ以前いぜんの地域ちいきニュースでは「山形やまがた県けん出身しゅっしん力士りきし」であった）。
• 趣味しゅみはNHKの連続れんぞくテレビ小説しょうせつを見みること。2022年ねん5月がつ場所ばしょの記事きじによると、好すきなドラマは『ちむどんどん』。しかし、大関おおぜき昇進しょうしん決定けってい時点じてんでは、多忙たぼうな生活せいかつゆえにドラマを見みる時間じかんが確保かくほできなくなっているという。
• 2023年ねん9月がつ場所ばしょ初日しょにちの正代しょうだい戦せんで寄より切きりで白星しろぼしを得えてLDH JAPANからの懸賞けんしょうを獲得かくとくした。
• 2023年ねん12月4日にちの冬ふゆ巡業じゅんぎょう菊陽きくよう場所ばしょで行おこなわれた際さい、2023年ねんを象徴しょうちょうする漢字かんじとして「進すすむ」を選えらんだ。理由りゆうとしては「前進ぜんしんの『進すすむ』ですね。三役さんやくで相撲すもうを取とれて、（秋場所あきばしょでは）関脇せきわけになれた。大関おおぜきへの第一歩だいいっぽも踏ふめた」と明あかした。
• 足あしのサイズは面積めんせき的てきには28cmから29cmだが、厚あつみで入はいらないため履物はきものは31cmのものを使用しよう。本人ほんにん曰いわく「基本きほん的てきに靴くつは履はかない。小学校しょうがっこうから雪駄せった」とのこと。
• 視力しりょくは裸眼らがんで0.3、矯正きょうせいで1.2。以前いぜんは相撲すもうを取とる時ときは裸眼らがん、日常にちじょう生活せいかつでは眼鏡めがねを着用ちゃくようしていたが、コロナ禍か以降いこうはコンタクトレンズを着用ちゃくようするようになった。
• 本人ほんにんは四股しこ名めい「琴きん櫻さくら」の「櫻さくら」表記ひょうきにこだわりを持もっており、筆ふで書がきで文字もじが潰つぶれるため止やむを得えず「桜さくら」表記ひょうきにする場合ばあいを除のぞいて徹底てっていして「櫻さくら」と書かく。
• 2024年ねん4月がつ16日にちに両国りょうこく国技こくぎ館かんで開催かいさいされた勧進かんじん大相撲おおずもうでは祖父そふが60年ねん前まえに使用しようした化粧廻けしょうまわしで幕内まくうち土俵入どひょういりを行おこなった。
• 時間じかんいっぱい前まえの最後さいごの仕切しきりを終おえ気合きあいを入いれるポーズを一部いちぶの相撲すもうファンによって「櫻さくらの開花かいか」と呼よばれている

主おもな成績せいせき

2024年ねん7月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

通算つうさん成績せいせき

• 通算つうさん成績せいせき：353勝しょう230敗はい14休きゅう（52場所ばしょ）
• 通算つうさん勝率しょうりつ：.605
  • 幕内まくうち成績せいせき：219勝しょう142敗はい14休きゅう（25場所ばしょ）
  • 幕内まくうち勝率しょうりつ：.607
    • 大関おおぜき成績せいせき：31勝しょう14敗はい（3場所ばしょ）
    • 大関おおぜき勝率しょうりつ：.689
    • 三さん役やく成績せいせき：69勝しょう36敗はい（7場所ばしょ）
    • 三さん役やく勝率しょうりつ：.657
      • 関脇せきわけ成績せいせき：33勝しょう12敗はい（3場所ばしょ）
      • 関脇せきわけ勝率しょうりつ：.733
      • 小結こむすび成績せいせき：36勝しょう24敗はい（4場所ばしょ）
      • 小結こむすび勝率しょうりつ：.600
    • 前頭まえがしら成績せいせき：119勝しょう92敗はい14休きゅう（15場所ばしょ）
    • 前頭まえがしら勝率しょうりつ：.564
  • 十じゅう両りょう成績せいせき：44勝しょう31敗はい（5場所ばしょ）
  • 十じゅう両りょう勝率しょうりつ：.587
  • 幕下まくした成績せいせき：62勝しょう50敗はい（16場所ばしょ）
  • 幕下まくした勝率しょうりつ：.554
  • 三さん段だん目め成績せいせき：15勝しょう6敗はい（3場所ばしょ）
  • 三さん段だん目め勝率しょうりつ：.714
  • 序じょ二に段だん成績せいせき：6勝しょう1敗はい（1場所ばしょ）
  • 序じょ二に段だん勝率しょうりつ：.857
  • 序ノ口じょのくち成績せいせき：7勝しょう0敗はい（1場所ばしょ）
  • 序ノ口じょのくち勝率しょうりつ：1.00

各かく段だん在位ざいい場所ばしょ数すう

• 通算つうさん在位ざいい：52場所ばしょ
  • 幕内まくうち在位ざいい：25場所ばしょ
    • 大関おおぜき在位ざいい：3場所ばしょ
    • 三さん役やく在位ざいい：7場所ばしょ（関脇せきわけ3場所ばしょ、小結こむすび4場所ばしょ）
      • 小結こむすび連続れんぞく在位ざいい：4場所ばしょ（2023年ねん1月がつ場所ばしょ - 2023年ねん7月がつ場所ばしょ・歴代れきだい4位いタイ）
    • 平幕ひらまく在位ざいい：15場所ばしょ
  • 十両じゅうりょう在位ざいい：5場所ばしょ
  • 幕下まくした在位ざいい：16場所ばしょ
  • 三さん段だん目め在位ざいい：3場所ばしょ
  • 序じょ二に段だん在位ざいい：1場所ばしょ
  • 序ノ口じょのくち在位ざいい：1場所ばしょ

三さん賞しょう・金星かなぼし

• 三さん賞しょう
  • 敢闘かんとう賞しょう：5回かい（2021年ねん7月がつ場所ばしょ、2022年ねん1月がつ場所ばしょ・3月がつ場所ばしょ、2023年ねん7月がつ場所ばしょ・11月場所ばしょ）
  • 技能ぎのう賞しょう：1回かい（2024年ねん1月がつ場所ばしょ）
• 金星かなぼし：なし

各かく段だん優勝ゆうしょう

• 序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう：1回かい（2016年ねん1月がつ場所ばしょ）

場所ばしょ別べつ成績せいせき

琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる

	一いち月がつ場所ばしょ 初場所はつばしょ（東京とうきょう）	三さん月がつ場所ばしょ 春場所はるばしょ（大阪おおさか）	五月ごがつ場所ばしょ 夏場所なつばしょ（東京とうきょう）	七なな月がつ場所ばしょ 名古屋なごや場所ばしょ（愛知あいち）	九月場所くがつばしょ 秋場所あきばしょ（東京とうきょう）	十一月じゅういちがつ場所ばしょ 九州きゅうしゅう場所ばしょ（福岡ふくおか）
2015年ねん （平成へいせい27年ねん）	x	x	x	x	x	（前ぜん相撲すもう）
2016年ねん （平成へいせい28年ねん）	東ひがし序ノ口じょのくち20枚まい目め 優勝ゆうしょう 7–0	東ひがし序じょ二に段だん10枚まい目め 6–1	東ひがし三さん段だん目め49枚まい目め 5–2	西にし三さん段だん目め24枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした59枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした43枚まい目め 3–4
2017年ねん （平成へいせい29年ねん）	東ひがし幕下まくした50枚まい目め 3–4	西にし三さん段だん目め3枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした46枚まい目め 4–3	西にし幕下まくした36枚まい目め 2–5	西にし幕下まくした53枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした45枚まい目め 5–2
2018年ねん （平成へいせい30年ねん）	西にし幕下まくした27枚まい目め 3–4	西にし幕下まくした36枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした28枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした19枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした15枚まい目め 4–3	東ひがし幕下まくした9枚まい目め 3–4
2019年ねん （平成へいせい31年ねん /令れい和わ元年がんねん）	東ひがし幕下まくした14枚まい目め 5–2	西にし幕下まくした5枚まい目め 5–2	東ひがし幕下まくした2枚まい目め 4–3	西にし十じゅう両りょう14枚まい目め 8–7	東ひがし十じゅう両りょう11枚まい目め 9–6	西にし十じゅう両りょう7枚まい目め 10–5
2020年ねん （令れい和わ2年ねん）	東ひがし十じゅう両りょう2枚まい目め 8–7	東ひがし前頭まえがしら18枚まい目め 9–6	感染かんせん症しょう拡大かくだい により中止ちゅうし	西前にしまえ頭あたま13枚まい目め 4–6–5	西にし十じゅう両りょう2枚まい目め 9–6	西前にしまえ頭あたま14枚まい目め 7–8
2021年ねん （令れい和わ3年ねん）	西前にしまえ頭あたま15枚まい目め 10–5	東ひがし前頭まえがしら8枚まい目め 6–9	東ひがし前頭まえがしら11枚まい目め 7–8	西前にしまえ頭あたま11枚まい目め 12–3 敢	西前にしまえ頭あたま3枚まい目め 3–7–5	東ひがし前頭まえがしら11枚まい目め 6–9
2022年ねん （令れい和わ4年ねん）	東ひがし前頭まえがしら14枚まい目め 11–4 敢	西前にしまえ頭あたま6枚まい目め 11–4 敢	西前にしまえ頭あたま2枚まい目め 9–6	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 7–4–4	東ひがし前頭まえがしら2枚まい目め 8–7	西前にしまえ頭あたま筆頭ひっとう 9–6
2023年ねん （令れい和わ5年ねん）	西にし小結こむすび 8–7	西にし小結こむすび 9–6	東ひがし小結こむすび 8–7	東ひがし小結こむすび 11–4 敢	東ひがし関脇せきわけ2 9–6	東ひがし関脇せきわけ2 11–4 敢
2024年ねん （令れい和わ6年ねん）	東ひがし関脇せきわけ 13–2 技わざ	西にし大関おおぜき2 10–5	西にし大関おおぜき 11–4	東大とうだい関せき 10–5	x	x
各かく欄らんの数字すうじは、「勝かち-負まけ-休場きゅうじょう」を示しめす。    優勝ゆうしょう 引退いんたい 休場きゅうじょう 十じゅう両りょう 幕下まくした 三さん賞しょう：敢=敢闘かんとう賞しょう、殊こと=殊勲賞しゅくんしょう、技わざ=技能ぎのう賞しょう     その他た：★=金星かなぼし 番付ばんづけ階級かいきゅう：幕内まくうち - 十じゅう両りょう - 幕下まくした - 三さん段だん目め - 序じょ二に段だん - 序ノ口じょのくち 幕内まくうち序列じょれつ：横綱よこづな - 大関おおぜき - 関脇せきわけ - 小結こむすび - 前頭まえがしら（「#数字すうじ」は各位かくい内ないの序列じょれつ）

合あい口くち

2024年ねん7月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの現役げんえき力士りきし）

• 第だい73代だい横綱よこづな・照あきらノ富士ふじには1勝しょう6敗はい。優勝ゆうしょう決定けってい戦せんで1敗はい。2024年ねん7月がつ場所ばしょで初はつ勝利しょうり。
• 大関おおぜき・豊昇ほうしょう龍りゅうには6勝しょう11敗はいで2度目どめの対戦たいせんとなる2021年ねん1月がつ場所ばしょから2023年ねん5月がつ場所ばしょにかけて10連敗れんぱいを喫きっしていたが、同年どうねん7月がつで初はつ顔かおの2020年ねん11月場所ばしょ以来いらい2度目どめの勝利しょうりをあげてからは逆ぎゃくに5連勝れんしょうとしていたが、2024年ねん7月がつ場所ばしょで久ひさしぶりに敗やぶれた。豊昇ほうしょう龍りゅうの大関おおぜき昇進しょうしん後ごは琴きん櫻さくらの4勝しょう1敗はい。
• 元もと大関おおぜき・貴き景勝けいしょうには5勝しょう7敗はい。
• 元もと大関おおぜき・霧島きりしまには3勝しょう10敗はい。
• 元もと大関おおぜき・髙安には4勝しょう4敗はい。（うち不戦勝ふせんしょう1、不戦敗ふせんぱい1）
• 元もと大関おおぜき・朝あさ乃山には2敗はい。
• 元もと大関おおぜき・御嶽みたけ海かいには7勝しょう3敗はい。
• 元もと大関おおぜき・正代しょうだいには8勝しょう4敗はい。

（以下いかは最高さいこう位いが横綱よこづな・大関おおぜきの引退いんたい力士りきし）

• 元もと大関おおぜき・栃とちノ心こころには3勝しょう3敗はい。（うち不戦敗ふせんぱい1）
• 最高さいこう位いが関脇せきわけ以下いかの力士りきしとの幕内まくうちでの対戦たいせん成績せいせきは以下いかの通とおりである。

力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう	力士りきし名めい	勝かち数すう	負数ふすう
関脇せきわけ
碧あお山やま	3	1	阿おもね炎ほのお	8	4	勢いきおい	0	1	逸いっノ城しろ	5	1
大だいの里さと	3	1	魁さきがけ聖きよし	3	3	大栄おおえ翔しょう	9	7(1)	隆りゅうの勝かち	5	1
宝たから富士ふじ	4	1	玉たま鷲わし	8	3	妙義みょうぎ龍りゅう	1	2	明生あきお	9	5
若わか隆景たかかげ	4	5	若わか元春もとはる	8	4
小結こむすび
宇良うら	6	3	遠藤えんどう	3	4	阿武あぶ咲さき	2	0	松まつ鳳おおとり山さん	2	0
千代ちよ大龍おおたつ	3	2	翔しょう猿ざる	9	6	錦木にしきぎ	5	1	平戸ひらど海かい	2	0
北きた勝富かつとみ士し	4	3	竜りゅう電でん	4	3
前頭まえがしら
明あきら瀬山せやま	0	1	天てん空海くうかい	3	0	東あずま龍りゅう	1	0	熱海あたみ富士ふじ	5	0
石浦いしうら	1	4	一山ひとやま本ほん	2	0	王おう鵬ほう	4	0	輝てる	2	4
金峰山きんぷさん	2	0	豪ごうノ山やま	4	0	佐田さたの海うみ	4	1	志摩しまノ海うみ	3	2
湘南しょうなん乃海	3	0	大だい奄美あまみ	1	2	尊みこと富士ふじ	0	1	千代ちよノ皇すめらぎ	0	1
千代ちよ翔しょう馬ば	6	1	千代ちよの国くに	2	1	千代丸ちよまる	3	2	剣けん翔しょう	3	0
照あきら強きょう	4	3	德とく勝かつ龍りゅう	1	1	錦にしき富士ふじ	1	1	英えい乃海	1	1
翠みどり富士ふじ	7	1	豊山とよやま	4(1)	1

（カッコ内ないは勝かち数すう、負数ふすうの中なかに占しめる不戦勝ふせんしょう、不戦敗ふせんぱいの数かず、太字ふとじは2024年ねん7月がつ場所ばしょ終了しゅうりょう現在げんざい、現役げんえき力士りきし）

改名かいめい歴れき

• 琴きん鎌谷かまだに 将しょう且（ことかまたに まさかつ）2015年ねん11月場所ばしょ - 2019年ねん5月がつ場所ばしょ
• 琴きんノ若わか 傑すぐる太ふとし（ことのわか まさひろ）2019年ねん7月がつ場所ばしょ - 2024年ねん3月がつ場所ばしょ
• 琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる（ことざくら まさかつ）2024年ねん5月がつ場所ばしょ -

メディア出演しゅつえん

テレビ番組ばんぐみ

• やままる（2020年ねん3月がつ6日にち、NHK山形やまがた）
• 佐渡さどヶ嶽だけ部屋へやの一いち年ねん（2020年ねん12月31日にち、山形放送やまがたほうそう）

ラジオ

• DESIGN YOUR FANTASTIC FUTURE（2023年ねん9月がつ8日にち、FM802）

関連かんれん項目こうもく

• 大関おおぜき一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる - 日本にっぽん相撲すもう協会きょうかい
• 琴きん櫻さくら 将はた傑すぐる - 相撲すもうレファレンス