大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん3月がつ場所ばしょ

大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん3月がつ場所ばしょ
会場かいじょうのエディオンアリーナ大阪おおさか（大阪おおさか府立ふりつ体育たいいく会館かいかん）
基本きほん情報じょうほう
会場かいじょう	エディオンアリーナ大阪おおさか（大阪おおさか府立ふりつ体育たいいく会館かいかん）
番付ばんづけ発表はっぴょう	2023年ねん2月がつ27日にち
開催かいさい期間きかん	2023年ねん3月12日にち - 3月26日にち（15日間にちかん）
各かく段だん優勝ゆうしょう・三さん賞しょう
幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう	霧きり馬山まやま鐵雄てつお（12勝しょう3敗はい）
十両じゅうりょう優勝ゆうしょう	逸いっノ城じょう駿しゅん（14勝しょう1敗はい）
幕下まくした優勝ゆうしょう	龍王りゅうおう良太りょうた（7戦せん全勝ぜんしょう）
三さん段だん目め優勝ゆうしょう	東あずま俊隆としたか勝かち介かい（7戦せん全勝ぜんしょう）
序じょ二に段だん優勝ゆうしょう	勝呂かつろ歩あゆみ紀き（7戦せん全勝ぜんしょう）
序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう	朝あさ白はく龍太郎りゅうたろう（7戦せん全勝ぜんしょう）
敢闘かんとう賞しょう	金きむ峰山みねやま晴樹はるき（初はつ受賞じゅしょう）
技能ぎのう賞しょう	霧きり馬山まやま鐵雄てつお（2回かい目め） 大栄おおえ翔しょう勇人はやと（2回かい目め）
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大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん3月がつ場所ばしょ（おおずもうれいわ5ねん3がつばしょ）は、2023年ねん（令れい和わ5年ねん）3月12日にちから3月26日にちまでの15日間にちかん、日本にっぽんの大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し浪速なにわ区くのエディオンアリーナ大阪おおさか（大阪おおさか府立ふりつ体育たいいく会館かいかん）で開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょである。

概要がいよう

3月がつ場所ばしょに関かんする時とき系列けいれつ

番付ばんづけ・星取表ほしとりひょう

※赤あか文字もじは優勝ゆうしょう力士りきしの成績せいせき。

幕内まくうち

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	全休ぜんきゅう	照あきらノ富士ふじ	横綱よこづな大関おおぜき
			大関おおぜき	貴き景勝けいしょう	3勝しょう4敗はい8休きゅう
	7勝しょう7敗はい1休きゅう	若わか隆景たかかげ	関脇せきわけ	豊昇ほうしょう龍りゅう	10勝しょう5敗はい
新しん関脇せきわけ 技能ぎのう賞しょう	12勝しょう3敗はい	霧きり馬山まやま	関脇せきわけ
	11勝しょう4敗はい	若わか元春もとはる	小結こむすび	琴きんノ若わか	9勝しょう6敗はい
再さい小結こむすび 優勝ゆうしょう同点どうてん 技能ぎのう賞しょう	12勝しょう3敗はい	大栄おおえ翔しょう	小結こむすび	翔しょう猿ざる	6勝しょう9敗はい	再さい小結こむすび
	3勝しょう12敗はい	玉たま鷲わし	前頭まえがしら1	正代しょうだい	10勝しょう5敗はい
	9勝しょう6敗はい	阿おもね炎ほのお	前頭まえがしら2	竜りゅう電でん	2勝しょう13敗はい
	4勝しょう11敗はい	御嶽みたけ海かい	前頭まえがしら3	錦木にしきぎ	6勝しょう9敗はい
	4勝しょう5敗はい6休きゅう	阿武あぶ咲さき	前頭まえがしら4	明生あきお	5勝しょう10敗はい
	6勝しょう9敗はい	琴きん勝かち峰ほう	前頭まえがしら5	翠みどり富士ふじ	10勝しょう5敗はい
	9勝しょう6敗はい	遠藤えんどう	前頭まえがしら6	佐田さたの海うみ	6勝しょう9敗はい
	7勝しょう8敗はい	北きた勝富かつとみ士し	前頭まえがしら7	髙安	10勝しょう5敗はい
	4勝しょう11敗はい	一山ひとやま本ほん	前頭まえがしら8	宇良うら	9勝しょう6敗はい
	6勝しょう9敗はい	碧あお山やま	前頭まえがしら9	平戸ひらど海かい	7勝しょう8敗はい
	5勝しょう10敗はい	妙義みょうぎ龍りゅう	前頭まえがしら10	錦にしき富士ふじ	10勝しょう5敗はい
	4勝しょう11敗はい	東あずま龍りゅう	前頭まえがしら11	隆りゅうの勝かち	8勝しょう7敗はい
	5勝しょう10敗はい	輝てる	前頭まえがしら12	宝たから富士ふじ	8勝しょう7敗はい
再さい入幕にゅうまく	8勝しょう7敗はい	大だい翔しょう鵬おおとり	前頭まえがしら13	琴きん恵めぐみ光こう	8勝しょう7敗はい
新しん入幕にゅうまく 敢闘かんとう賞しょう	11勝しょう4敗はい	金峰山きんぷさん	前頭まえがしら14	武将ぶしょう山やま	5勝しょう10敗はい	新しん入幕にゅうまく
新しん入幕にゅうまく	9勝しょう6敗はい	北きた青あお鵬ほう	前頭まえがしら15	王おう鵬ほう	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	千代ちよ翔しょう馬ば	前頭まえがしら16	剣けん翔しょう	8勝しょう7敗はい
	8勝しょう7敗はい	水戸みと龍りゅう	前頭まえがしら17

十じゅう両りょう

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	13勝しょう2敗はい	朝あさ乃山	十じゅう両りょう1	東ひがし白龍はくりゅう	7勝しょう8敗はい
	3勝しょう12敗はい	千代ちよの国くに	十両じゅうりょう2	栃とちノ心こころ	5勝しょう10敗はい
	14勝しょう1敗はい	逸いっノ城しろ	十両じゅうりょう3	湘南しょうなん乃海	9勝しょう6敗はい
	4勝しょう11敗はい	千代丸ちよまる	十両じゅうりょう4	欧おう勝馬かつま	8勝しょう7敗はい
	8勝しょう7敗はい	狼おおかみ雅みやび	十両じゅうりょう5	炎ほのお鵬おおとり	9勝しょう6敗はい
	11勝しょう4敗はい	豪ごうノ山やま	十両じゅうりょう6	大だい奄美あまみ	6勝しょう9敗はい
	8勝しょう7敗はい	天てん空海くうかい	十両じゅうりょう7	島津しまつ海うみ	8勝しょう7敗はい
	6勝しょう9敗はい	英えい乃海	十両じゅうりょう8	熱海あたみ富士ふじ	8勝しょう7敗はい
	4勝しょう11敗はい	對馬つしま洋よう	十両じゅうりょう9	白はく鷹山ようざん	9勝しょう6敗はい
	4勝しょう11敗はい	荒あら篤あつし山さん	十両じゅうりょう10	美よしノ海うみ	9勝しょう6敗はい
	5勝しょう10敗はい	志摩しまノ海うみ	十両じゅうりょう11	北きたの若わか	8勝しょう7敗はい
	4勝しょう11敗はい	栃とち武蔵むさし	十両じゅうりょう12	貴き健けん斗と	10勝しょう5敗はい
新しん十じゅう両りょう	8勝しょう7敗はい	玉たま正せい鳳おおとり	十両じゅうりょう13	友とも風ふう	8勝しょう7敗はい	再さい十じゅう両りょう
再さい十じゅう両りょう	4勝しょう11敗はい	德とく勝かつ龍りゅう	十両じゅうりょう14	落合おちあい	10勝しょう5敗はい	新しん十じゅう両りょう

優勝ゆうしょう争あらそい

　優勝ゆうしょう争あらそいは、平幕ひらまくの翠みどり富士ふじが初日しょにちから10連勝れんしょうを記録きろく。10日とおか目め終了しゅうりょう後ご時点じてんで全勝ぜんしょうの翠みどり富士ふじを2敗はいで小結こむすびの大栄おおえ翔しょうと琴きんノ若わか、平幕ひらまく・遠藤えんどうの3名めいが追おう展開てんかいとなった。

　11日にち目めには、翠みどり富とみ士しが若わか元春もとはるに敗やぶれ、連勝れんしょうがストップ。大栄おおえ翔しょうは勝かつが、琴きんノ若わかは北きた勝富かつとみ士しに土俵際どひょうぎわの逆転ぎゃくてんで敗やぶれ、さらに遠藤えんどうは豊昇ほうしょう龍りゅうに敗やぶれ、後退こうたいした。

　12日にち目めに、翠みどり富とみ士しは若わか隆景たかかげに敗やぶれ、2敗はいに後退こうたい。この時点じてんで、大栄おおえ翔しょうと翠みどり富士ふじが2敗はいで優勝ゆうしょう争あらそいのトップに立たち、それを3敗はいで関脇せきわけ・霧きり馬山まやま、小結こむすび・若わか元春もとはる、琴きんノ若わかが追おう展開てんかいに変かわった。

　13日にち目め、翠みどり富とみ士しは豊昇ほうしょう龍りゅうの下手へた投なげに屈くっし、3敗はいに。琴きんノ若わかは取とり直なおしの末すえ、若わか隆景たかかげに敗やぶれ、4敗はい。大栄おおえ翔しょう、霧きり馬山まやま、若わか元もと春はるの3名めいは勝利しょうりし、星ほしを伸のばした。

　14日にち目め、大栄おおえ翔しょうと翠みどり富士ふじの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれ、大栄おおえ翔しょうが圧倒あっとう。翠みどり富士ふじは終盤しゅうばんの4連敗れんぱいで優勝ゆうしょう争あらそいから脱落だつらくした。

霧きり馬山まやまは若わか隆景たかかげの休場きゅうじょうにより、3敗はいをキープ。若わか元春もとはるは豊昇ほうしょう龍りゅうの上手じょうず投なげに敗やぶれ、4敗はいに後退こうたいした。これにより、優勝ゆうしょう争あらそいは2敗はいの大栄おおえ翔しょうと3敗はいの霧きり馬山まやまの2人ふたりに絞しぼられ、千秋楽せんしゅうらく結むすびの一番いちばんにゆだねられることとなった。

　千秋楽せんしゅうらく。本ほん割わりは大栄おおえ翔しょうが霧きり馬山まやまを土俵際どひょうぎわまで攻せめ込こむも、土俵際どひょうぎわの突つき落おとしにより、霧きり馬山まやまが逆転ぎゃくてん。優勝ゆうしょう決定けってい戦せんに持もち込こまれることとなった。

　優勝ゆうしょう決定けってい戦せんにおいても、本ほん割わりと同様どうよう、大栄おおえ翔しょうが霧きり馬山まやまを押おし込こむも、霧きり馬山まやまが土俵際どひょうぎわで突つき落おとしを決きめる相撲すもうとなった。

こちらは物言ものいいがつくも、軍配ぐんばい通どおり、霧きり馬山まやまの勝利しょうりとなり、12勝しょう3敗はいで霧きり馬山まやまが初はつ優勝ゆうしょうを決きめた。

備考びこう

幕内まくうち

• 令れい和わ5年ねん1月がつ場所ばしょに大関おおぜきから関脇せきわけに陥落かんらくした正代しょうだい直也なおやが6勝しょう9敗はいと負まけ越こして大関おおぜき特例とくれい復帰ふっきがなくなり、大関おおぜきへの新規しんき昇進しょうしん力士りきしもいないため、横綱よこづな・照あきらノ富士ふじ春雄はるおが1月がつ場所ばしょに引ひき続つづき横綱よこづな大関おおぜきとして番付ばんづけ上じょうで大関おおぜきを兼かねることとなった。
• 場所ばしょ前まえには優勝ゆうしょうによる横綱よこづな昇進しょうしんが期待きたいされた貴き景勝けいしょうは、6日にち目めで3敗はいを喫きっした段階だんかいで横綱よこづな昇進しょうしんの可能かのう性せいがほぼ消滅しょうめつし、翌よく7日にち目めから休場きゅうじょう。昭和しょうわ以降いこうで初はじめて横綱よこづなと大関おおぜき全員ぜんいんが不在ふざい。
• 霧きり馬山まやまが初はつ優勝ゆうしょう。新しん関脇せきわけでは史上しじょう4人にん目め。
• 三さん賞しょうは殊勲賞しゅくんしょうは受賞じゅしょう者しゃなし。敢闘かんとう賞しょうは新しん入幕にゅうまくで11勝しょうまで星ほしを伸のばした金峰山きんぷさんが受賞じゅしょう。また翠みどり富士ふじが千秋楽せんしゅうらくの勝利しょうりを条件じょうけんに受賞じゅしょう対象たいしょうとなったが、正代しょうだいに敗やぶれ、受賞じゅしょうを逃のがすこととなった。技能ぎのう賞しょうは優勝ゆうしょうを争あらそった大栄おおえ翔しょうと霧きり馬山まやまが受賞じゅしょう。
• 優勝ゆうしょう決定けってい戦せんで、物言ものいいがつくのは、平成へいせい11年ねん初場所はつばしょの若乃花わかのはな対たい千代ちよ大海たいかい以来いらいのことで史上しじょう3回かい目めのことである。

十じゅう両りょう

• 十じゅう両りょうの番付ばんづけで幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう経験けいけん者しゃが同時どうじに4人にん、元もと大関おおぜきが同時どうじに2人ふたり載のるのはいずれも史上しじょう初はつのことである。