大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん1月がつ場所ばしょ

大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん1月がつ場所ばしょ
会場かいじょうの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
基本きほん情報じょうほう
会場かいじょう	国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
番付ばんづけ発表はっぴょう	2022年ねん12月26日にち
開催かいさい期間きかん	2023年ねん1月がつ8日にち - 1月がつ22日にち（15日間にちかん）
各かく段だん優勝ゆうしょう・三さん賞しょう
幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう	貴き景勝けいしょう光信みつのぶ（12勝しょう3敗はい）
十両じゅうりょう優勝ゆうしょう	朝あさ乃山広こう暉あきら（14勝しょう1敗はい）
幕下まくした優勝ゆうしょう	落合おちあい哲也てつや（7戦せん全勝ぜんしょう）
三さん段だん目め優勝ゆうしょう	魁さきがけ禅ぜん拓海たくみ（7戦せん全勝ぜんしょう）
序じょ二に段だん優勝ゆうしょう	尊みこと富士ふじ弥わたる輝也てるや（7戦せん全勝ぜんしょう）
序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう	風ふうの湖みずうみ競きおい（6勝しょう1敗はい）
殊勲賞しゅくんしょう	該当がいとう者しゃなし
敢闘かんとう賞しょう	琴きん勝かち峰ほう吉成よしなり（初はつ受賞じゅしょう）
技能ぎのう賞しょう	霧きり馬山まやま鐵雄てつお（初はつ受賞じゅしょう）
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大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん1月がつ場所ばしょ（おおずもうれいわごねん1がつばしょ）は、2023年ねん（令れい和わ5年ねん）1月がつ8日にちから1月がつ22日にちまでの15日間にちかん、東京とうきょう都と墨田すみだ区くの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）で開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょである。

概要がいよう

1月がつ場所ばしょに関かんする時とき系列けいれつ

2022年ねん（令れい和わ4年ねん）12月26日にちに番付ばんづけが発表はっぴょうされ、大関おおぜき以上いじょうは東ひがし横綱よこづなの照あきらノ富士ふじと西にし大関おおぜきの貴き景勝けいしょうのみとなり、1横綱よこづな1大関おおぜきになった。1横綱よこづな1大関おおぜきのみとなるのは1898年ねん（明治めいじ31年ねん）1月がつに行おこなわれた春場所はるばしょ以来いらいで125年ねんぶりとなった。また、4関脇せきわけ4小結こむすびとなるのは61年ねんぶりとなる。

2023年ねん（令れい和わ5年ねん）1月がつ6日にち、東ひがし横綱よこづなの照あきらノ富士ふじが休場きゅうじょうすることを発表はっぴょうした。これにより、西にし大関おおぜきの貴き景勝けいしょうが番付ばんづけにおける最高さいこう位いになるという異例いれいの場所ばしょとなった。

番付ばんづけ・星取表ほしとりひょう

※赤あか文字もじは優勝ゆうしょう力士りきしの成績せいせき。

幕内まくうち

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	全休ぜんきゅう	照あきらノ富士ふじ	横綱よこづな大関おおぜき
			大関おおぜき	貴き景勝けいしょう	12勝しょう3敗はい
	9勝しょう6敗はい	若わか隆景たかかげ	関脇せきわけ	豊昇ほうしょう龍りゅう	8勝しょう7敗はい
再さい関脇せきわけ	1勝しょう5敗はい9休きゅう	髙安	関脇せきわけ	正代しょうだい	6勝しょう9敗はい	関脇せきわけ陥落かんらく
技能ぎのう賞しょう	11勝しょう4敗はい	霧きり馬山まやま	小結こむすび	琴きんノ若わか	8勝しょう7敗はい	新しん小結こむすび
再さい小結こむすび	5勝しょう10敗はい	明生あきお	小結こむすび	若わか元春もとはる	9勝しょう6敗はい	新しん小結こむすび
	8勝しょう7敗はい	翔しょう猿ざる	前頭まえがしら1	大栄おおえ翔しょう	10勝しょう5敗はい
	7勝しょう8敗はい	御嶽みたけ海かい	前頭まえがしら2	玉たま鷲わし	9勝しょう6敗はい
	8勝しょう7敗はい	阿おもね炎ほのお	前頭まえがしら3	翠みどり富士ふじ	6勝しょう9敗はい
	4勝しょう11敗はい	錦にしき富士ふじ	前頭まえがしら4	佐田さたの海うみ	6勝しょう9敗はい
	9勝しょう6敗はい	竜りゅう電でん	前頭まえがしら5	錦木にしきぎ	9勝しょう6敗はい
	7勝しょう8敗はい	北きた勝富かつとみ士し	前頭まえがしら6	妙義みょうぎ龍りゅう	6勝しょう9敗はい
	全休ぜんきゅう	逸いっノ城しろ	前頭まえがしら7	宇良うら	7勝しょう8敗はい
	10勝しょう5敗はい	阿武あぶ咲さき	前頭まえがしら8	王おう鵬ほう	4勝しょう11敗はい
	6勝しょう9敗はい	隆りゅうの勝かち	前頭まえがしら9	遠藤えんどう	9勝しょう6敗はい
	8勝しょう7敗はい	碧あお山やま	前頭まえがしら10	平戸ひらど海かい	8勝しょう7敗はい
	5勝しょう10敗はい	千代ちよ翔しょう馬ば	前頭まえがしら11	栃とちノ心こころ	2勝しょう3敗はい10休きゅう
	7勝しょう8敗はい	輝てる	前頭まえがしら12	隠岐おきの海うみ	0勝しょう6敗はい1休きゅう	7日にち目めに引退いんたい
敢闘かんとう賞しょう	11勝しょう4敗はい	琴きん勝かち峰ほう	前頭まえがしら13	琴きん恵めぐみ光こう	7勝しょう8敗はい
	10勝しょう5敗はい	一山ひとやま本ほん	前頭まえがしら14	東あずま龍りゅう	9勝しょう6敗はい
再さい入幕にゅうまく	7勝しょう8敗はい	剣けん翔しょう	前頭まえがしら15	水戸みと龍りゅう	7勝しょう8敗はい	再さい入幕にゅうまく
	8勝しょう7敗はい	宝たから富士ふじ	前頭まえがしら16	千代丸ちよまる	4勝しょう11敗はい	再さい入幕にゅうまく

十じゅう両りょう

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	3勝しょう12敗はい	天てん空海くうかい	十じゅう両りょう1	武将ぶしょう山やま	9勝しょう6敗はい
	9勝しょう6敗はい	北きた青あお鵬ほう	十両じゅうりょう2	大だい奄美あまみ	5勝しょう10敗はい
	3勝しょう8敗はい4休きゅう	熱海あたみ富士ふじ	十両じゅうりょう3	欧おう勝馬かつま	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	東ひがし白龍はくりゅう	十両じゅうりょう4	炎ほのお鵬おおとり	7勝しょう8敗はい
	11勝しょう4敗はい	金峰山きんぷさん	十両じゅうりょう5	荒あら篤あつし山さん	4勝しょう11敗はい
	4勝しょう11敗はい	美よしノ海うみ	十両じゅうりょう6	大だい翔しょう鵬おおとり	12勝しょう3敗はい
	10勝しょう5敗はい	千代ちよの国くに	十両じゅうりょう7	栃とち武蔵むさし	4勝しょう11敗はい
	5勝しょう10敗はい	志摩しまノ海うみ	十両じゅうりょう8	北きたの若わか	5勝しょう10敗はい
	9勝しょう6敗はい	狼おおかみ雅みやび	十両じゅうりょう9	英えい乃海	8勝しょう7敗はい
	9勝しょう6敗はい	豪ごうノ山やま	十両じゅうりょう10	照あきら強きょう	5勝しょう10敗はい
	5勝しょう10敗はい	千代ちよ栄さかえ	十両じゅうりょう11	島津しまつ海うみ	9勝しょう6敗はい
	7勝しょう8敗はい	貴き健けん斗と	十両じゅうりょう12	朝あさ乃山	14勝しょう1敗はい	再さい十じゅう両りょう
新しん十じゅう両りょう	12勝しょう3敗はい	湘南しょうなん乃海	十両じゅうりょう13	魁さきがけ勝しょう	5勝しょう10敗はい
	9勝しょう6敗はい	對馬つしま洋よう	十両じゅうりょう14	白はく鷹山ようざん	9勝しょう6敗はい	再さい十じゅう両りょう

優勝ゆうしょう争あらそい

9日にち目めに幕内まくうちにて最速さいそくで勝かち越こしたのは、大関おおぜき・貴き景勝けいしょうであった。2敗はいで平幕ひらまく・阿武あぶ咲さきと琴きん勝かち峰ほうが追おう形かたちとなった。

11日にち目めには、阿武あぶ咲さきと琴きん勝かち峰ほうの2敗はい同士どうしの直接ちょくせつ対決たいけつがあり、阿武あぶ咲さきが勝利しょうり。一方いっぽう、貴き景勝けいしょうは琴きんノ若わかに敗やぶれ、2敗はいに後退こうたい。

さらに12日にち目めに、貴き景勝けいしょうは霧きり馬山まやまにすくい投なげで敗やぶれ、3敗はいに後退こうたい。この時点じてんで2敗はいを守まもっていた阿武あぶ咲さきが単独たんどくトップとなり、3敗はいで貴き景勝けいしょうと琴きん勝かち峰ほうが追おう形かたちに変かわった。

13日にち目めの結むすびの一番いちばんで貴き景勝けいしょうと阿武あぶ咲さきの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれ、貴き景勝けいしょうが必死ひっしの相撲すもうの末すえ、押おし出だしで勝利しょうり。これにより、3敗はいで三さん人にんが並ならぶこととなった。

14日にち目めに、阿武あぶ咲さきは霧きり馬山まやまに敗やぶれ、4敗はいに後退こうたい。琴きん勝かち峰ほうが大栄おおえ翔しょうを破やぶり、3敗はいをキープする。貴き景勝けいしょうは豊昇ほうしょう龍りゅうを破やぶり、こちらも3敗はいを守まもった。

千秋楽せんしゅうらくは、結むすびの一番いちばんに貴き景勝けいしょうと琴きん勝かち峰ほうの3敗はい同士どうしの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれた。貴き景勝けいしょうがすくい投なげで琴きん勝かち峰ほうを破やぶり、12勝しょう3敗はい、13場所ばしょぶり3度目どめの優勝ゆうしょうを決きめた。

備考びこう

・2022年ねん11月場所ばしょを角番かどばんで臨のぞんだ大関おおぜき・正代しょうだい直也なおやが負まけ越こしたため、当とう場所ばしょより関脇せきわけへの陥落かんらくが確定かくていし、また、関脇せきわけに陥落かんらくして大関おおぜき特例とくれい復帰ふっき挑戦ちょうせん場所ばしょとなっていた御嶽みたけ海かい久司ひさしが10勝しょうを挙あげられず、逆ぎゃくに6勝しょう9敗はいと負まけ越こして大関おおぜき復帰ふっきが完全かんぜんに断たたれ、更さらに大関おおぜきへの新規しんき昇進しょうしん力士りきしも居いないため、横綱よこづな・照あきらノ富士ふじ春雄はるおが当とう場所ばしょより横綱よこづな大関おおぜきとして番付ばんづけ上じょうで大関おおぜきを兼かねることとなった。

・三さん賞しょうは、自身じしん初はつの三さん役やくでの二に桁けた勝利しょうりを挙あげた霧きり馬山まやまが初はつの技能ぎのう賞しょうを受賞じゅしょう。

敢闘かんとう賞しょうは琴きん勝かち峰ほうが無条件むじょうけんで受賞じゅしょう。阿武あぶ咲さきは千秋楽せんしゅうらく勝利しょうりを条件じょうけんに受賞じゅしょう対象たいしょうとなったが、反則はんそく負まけにより、受賞じゅしょうを逃のがした。

殊勲賞しゅくんしょうは琴きん勝かち峰ほうが貴き景勝けいしょうに勝利しょうりし、優勝ゆうしょうすることを条件じょうけんに受賞じゅしょう対象たいしょうとなったが、こちらも貴き景勝けいしょうに敗やぶれたことにより、受賞じゅしょうを逃のがした。

・大関おおぜきでの優勝ゆうしょうは、令れい和わ3年ねん夏場所なつばしょの照あきらノ富士ふじ以来いらい、10場所ばしょぶりとなった。

・14日にち目めには新しん三さん役やくの若わか元春もとはると、関脇せきわけ・若わか隆景たかかげがそろって勝かち越こしを決きめ、兄弟きょうだい三さん役やくが同日どうじつに勝かち越こすということが注目ちゅうもくされた。

・十じゅう両りょうは、元もと大関おおぜきの朝あさ乃山が初日しょにちから10連勝れんしょう。11日にち目めに大だい翔しょう鵬おおとりに敗やぶれ、金峰山きんぷさんと並ならばれたものの、13日にち目めの直接ちょくせつ対決たいけつで朝あさ乃山が辛からくも勝利しょうりし、単独たんどくトップとなった。14日にち目めに朝あさ乃山が勝利しょうり、金峰山きんぷさんが敗やぶれたことにより、朝あさ乃山の十両じゅうりょう優勝ゆうしょうが決きまった。