大相撲おおずもうれい6ねん1がつ場所ばしょ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
大相撲おおずもうれい6ねん1がつ場所ばしょ
基本きほん情報じょうほう
会場かいじょう 国技こくぎかん両国りょうこく国技こくぎかん
番付ばんづけ発表はっぴょう 2023ねん12月25にち[1]
開催かいさい期間きかん 2024ねん1がつ14にち - 1がつ28にち(15日間にちかん
かくだん優勝ゆうしょうさんしょう
幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう あきら富士ふじ春雄はるお(13しょう2はい
十両じゅうりょう優勝ゆうしょう みこと富士ふじわたる輝也てるや(13しょう2はい
幕下まくした優勝ゆうしょう わか隆景たかかげ(7せん全勝ぜんしょう
さんだん優勝ゆうしょう ふじ青雲せいうんりゅうあきら(7せん全勝ぜんしょう
じょだん優勝ゆうしょう やすあおにしき新大しんおお(7せん全勝ぜんしょう
序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう やすひびきりょくひびき(7せん全勝ぜんしょう
殊勲賞しゅくんしょう わかもとはるこう(はつ受賞じゅしょう)
敢闘かんとうしょう だいさとたいてる(はつ受賞じゅしょう)
技能ぎのうしょう きんわかすぐるふとし(はつ受賞じゅしょう)
 < さき場所ばしょ  よく場所ばしょ >
テンプレートを表示ひょうじ

大相撲おおずもうれい6ねん1がつ場所ばしょ(おおずもうれいわろくねん1がつばしょ)は、2024ねんれい6ねん1がつ14にちから1がつ28にちまでの15日間にちかん東京とうきょう墨田すみだ国技こくぎかん両国りょうこく国技こくぎかん開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

  • 場所ばしょまえ話題わだいとしては、さき場所ばしょ優勝ゆうしょうした大関おおぜき霧島きりしまつなりと、関脇せきわけきんわかだい関取せきとりが期待きたいされる。
1がつ場所ばしょかんするとき系列けいれつ

番付ばんづけ星取表ほしとりひょう[編集へんしゅう]

あか文字もじ優勝ゆうしょう力士りきし成績せいせき

幕内まくうち[編集へんしゅう]

東方とうほう 番付ばんづけ 西方せいほう
備考びこう 成績せいせき 力士りきしめい 力士りきしめい 成績せいせき 備考びこう
優勝ゆうしょう 13しょう2はい あきら富士ふじ 横綱よこづな
11しょう4はい 霧島きりしま 大関おおぜき 豊昇ほうしょうりゅう 10しょう4はい1きゅう
大関おおぜき 景勝けいしょう 2しょう2はい11きゅう
技能ぎのうしょう 13しょう2はい きんわか 関脇せきわけ 大栄おおえしょう 9しょう6はい
さい小結こむすび 2しょう4はい9きゅう 髙安 小結こむすび 宇良うら 6しょう9はい しん小結こむすび
殊勲賞しゅくんしょう 10しょう5はい わか元春もとはる 前頭まえがしら1 熱海あたみ富士ふじ 6しょう9はい
5しょう10はい みどり富士ふじ 前頭まえがしら2 おもねほのお 8しょう7はい
5しょう10はい ごうやま 前頭まえがしら3 きた勝富かつとみ 4しょう5はい6きゅう
7しょう8はい しょうざる 前頭まえがしら4 正代しょうだい 4しょう11はい
3しょう12はい りゅうでん 前頭まえがしら5 錦木にしきぎ 8しょう7はい
7しょう8はい 金峰山きんぷさん 前頭まえがしら6 湘南しょうなん乃海 4しょう11はい
5しょう10はい 一山ひとやまほん 前頭まえがしら7 あさ乃山 9しょう3はい3きゅう
2しょう4はい9きゅう きたあおほう 前頭まえがしら8 平戸ひらどかい 8しょう7はい
6しょう9はい 御嶽みたけかい 前頭まえがしら9 明生あきお 9しょう6はい
8しょう7はい たまわし 前頭まえがしら10 佐田さたうみ 6しょう9はい
9しょう6はい けんしょう 前頭まえがしら11 おうほう 10しょう5はい
10しょう5はい りゅうかち 前頭まえがしら12 妙義みょうぎりゅう 5しょう10はい
7しょう8はい よしうみ 前頭まえがしら13 遠藤えんどう 5しょう10はい
さい入幕にゅうまく 9しょう6はい きんかちほう 前頭まえがしら14 阿武あぶさき 10しょう5はい
5しょう10はい ともふう 前頭まえがしら15 だいさと 11しょう4はい しん入幕にゅうまく敢闘かんとうしょう
6しょう9はい たから富士ふじ 前頭まえがしら16 武将ぶしょうやま 4しょう11はい さい入幕にゅうまく
しん入幕にゅうまく 9しょう6はい 島津しまつうみ 前頭まえがしら17 あおやま 0しょう7はい8きゅう さい入幕にゅうまく

じゅうりょう[編集へんしゅう]

東方とうほう 番付ばんづけ 西方せいほう
備考びこう 成績せいせき 力士りきしめい 力士りきしめい 成績せいせき 備考びこう
8しょう7はい だい奄美あまみ じゅうりょう1 水戸みとりゅう 7しょう8はい
10しょう5はい にしき富士ふじ 十両じゅうりょう2 ひがし白龍はくりゅう 8しょう7はい
9しょう6はい おおかみみやび 十両じゅうりょう3 きたわか 10しょう5はい
4しょう11はい たませいおおとり 十両じゅうりょう4 きんめぐみこう 3しょう10はい2きゅう
7しょう8はい 千代ちよしょう 十両じゅうりょう5 おう勝馬かつま 8しょう7はい
10しょう5はい どき疾風しっぷう 十両じゅうりょう6 白熊しろくま 8しょう7はい
9しょう6はい てる 十両じゅうりょう7 獅司 7しょう8はい
6しょう9はい 志摩しまうみ 十両じゅうりょう8 むらさきかみなり 6しょう9はい
8しょう7はい あさべにりゅう 十両じゅうりょう9 だいしょうおおとり 9しょう6はい
しんじゅうりょう 13しょう2はい みこと富士ふじ 十両じゅうりょう10 はく鷹山ようざん 10しょう5はい さいじゅうりょう
6しょう9はい てん空海くうかい 十両じゅうりょう11 えい乃海 10しょう5はい
5しょう10はい 千代丸ちよまる 十両じゅうりょう12 てんあきらおおとり 5しょう10はい
5しょう10はい いさむみがく 十両じゅうりょう13 おう勝海かつうみ 8しょう7はい しんじゅうりょう
6しょう9はい 千代ちよさかえ 十両じゅうりょう14 とち武蔵むさし 5しょう10はい さいじゅうりょう

優勝ゆうしょうあらそ[編集へんしゅう]

7にち終了しゅうりょう時点じてんで、全勝ぜんしょう平幕ひらまくあさ乃山、1はい大関おおぜき霧島きりしま関脇せきわけきんわか平幕ひらまくでは阿武あぶさきだいさとかたちとなった。

中日ちゅうにちあさ乃山はたまわし土俵際どひょうぎわすくやぶれ、1はい後退こうたい。この相撲すもう足首あしくびいため、翌日よくじつより休場きゅうじょう優勝ゆうしょうあらそいから脱落だつらくした。霧島きりしましょうざるやぶれ2はいの1敗勢はいせい白星しろぼしとなった。

10日とおかに、阿武あぶさき霧島きりしまに、だいさときんわかやぶれ、2はい後退こうたい。これにより1はい関脇せきわけきんわか単独たんどくトップにち、2はい横綱よこづなあきら富士ふじ大関おおぜき霧島きりしま豊昇ほうしょうりゅう平幕ひらまく阿武あぶさきだいさとかたちわった。

11にちに、あきら富士ふじ阿武あぶさき豊昇ほうしょうりゅうだいさと下手へたやぶり、それぞれ2はいをキープ。平幕ひらまくぜい後退こうたいした。

12にちには、横綱よこづなあきら富士ふじしん入幕にゅうまくだいさと対戦たいせんまれるも、横綱よこづな圧倒あっとう阿武あぶさききんわかやぶれたことにより、平幕ひらまくぜい優勝ゆうしょうあらそいから完全かんぜん脱落だつらく。1はい関脇せきわけきんわかを2はい横綱よこづなあきら富士ふじ大関おおぜき霧島きりしま豊昇ほうしょうりゅう展開てんかいとなった。

13にち大関おおぜき同士どうし一番いちばん豊昇ほうしょうりゅう上手じょうずるも、霧島きりしま逆転ぎゃくてんまい勝利しょうりした。豊昇ほうしょうりゅうはこの一番いちばん場所ばしょまえからいためていたみぎひざ悪化あっかさせ、翌日よくじつより休場きゅうじょうとなった。むすびの一番いちばんでは、あきら富士ふじきんわかり、これにより2はいで3にんならぶこととなった。

14にちあきら富士ふじ不戦勝ふせんしょうで2はいをキープ。霧島きりしまきんわか一番いちばんは、きんわかせいし、これで2はいあきら富士ふじきんわか、3はい霧島きりしまとなり、千秋楽せんしゅうらくとなった。

千秋楽せんしゅうらくきんわかしょうざる上手じょうずやぶり、2はいをキープ。むすびの一番いちばんでは、あきら富士ふじいから霧島きりしま圧倒あっとうし、こちらも2はいまもった。決定けっていせんいのすえ、もろしとなったあきら富士ふじきんわかりでやぶり、4場所ばしょぶり9かい優勝ゆうしょうげた。

備考びこう[編集へんしゅう]

  • 関取せきとり全員ぜんいん出場しゅつじょうしている(関取せきとり休場きゅうじょうしゃ1人ひとりもいない)状態じょうたい初日しょにちむかえた。これはれい4ねん3がつ場所ばしょ以来いらいのこととなった。
  • しかし、最終さいしゅうてきにはさい出場しゅつじょうしゃふくめて8にん関取せきとり休場きゅうじょうした。
    • 関取せきとりさい出場しゅつじょうしゃあさ乃山髙安きんめぐみこうの3にんあさ乃山はさい出場しゅつじょうしをめ、髙安はさい出場しゅつじょうさい休場きゅうじょうしている。またきんめぐみこうはインフルエンザで一時いちじ休場きゅうじょうし、回復かいふくとともにさい出場しゅつじょうしている。
    • その休場きゅうじょうともない、つぎのように不戦勝ふせんしょう名乗なのりをあたえただけの行司ぎょうじや、げの出番でばんがなくなった呼出よびだし発生はっせいしている。
  • 霧島きりしまつなりについては、4にち中日ちゅうにち平幕ひらまくやぶれ、2はい状態じょうたいで13にちまできたが、14にちきんわかに3はいきっしてきびしくなり、千秋楽せんしゅうらくあきら富士ふじに4はいきっして失敗しっぱいわった。
  • きんわかだい関取せきとりについては、6にちわか元春もとはるに、13にちあきら富士ふじやぶれたのみの2はい千秋楽せんしゅうらくまでいき、最終さいしゅうてきには13しょう2はいで、優勝ゆうしょうはならなかったが、3場所ばしょ33しょう目安めやす到達とうたつし、佐渡さどだけ審判しんぱん部長ぶちょう臨時りんじ理事りじかい招集しょうしゅう八角はっかく理事りじちょう要請ようせいしたため、事実じじつじょう大関おおぜき昇進しょうしん確定かくていした。正式せいしき大関おおぜき昇進しょうしんよく3がつ場所ばしょ番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎの1がつ31にちとなる。
  • さんしょうは、敢闘かんとうしょうしん入幕にゅうまく活躍かつやくしただいさと無条件むじょうけん受賞じゅしょう最終さいしゅうてきには11しょう4はい場所ばしょえた)また、14にち終了しゅうりょう時点じてんで9しょうしていたしん入幕にゅうまく島津しまつうみ受賞じゅしょう対象たいしょうとなったが、こちらは千秋楽せんしゅうらく明生あきおやぶれ、敢闘かんとうしょうのがした。技能ぎのうしょうきんわか無条件むじょうけん受賞じゅしょう殊勲賞しゅくんしょう横綱よこづなあきら富士ふじやぶ活躍かつやくせたわか元春もとはる受賞じゅしょうきんわか優勝ゆうしょう条件じょうけん殊勲賞しゅくんしょう受賞じゅしょう対象たいしょうともなったが、こちらはたせなかった。
  • じゅうりょうは、7にちまでどき疾風しっぷうしんじゅうりょうみこと富士ふじ全勝ぜんしょうなみはし。そのとき疾風しっぷう連敗れんぱいみこと富士ふじ10日とおかおおかみみやび、11にちきたわかやぶれ、おおかみみやびとき疾風しっぷうならばれるものの、両者りょうしゃ翌日よくじつより連敗れんぱい。2はいまもったみこと富士ふじが14にち勝利しょうりした時点じてん優勝ゆうしょうめた。
  • 平幕ひらまくたまわしはこの場所ばしょえ、通算つうさん出場しゅつじょう回数かいすう1583かい到達とうたつ歴代れきだい10となった。幕内まくうち出場しゅつじょう回数かいすうも1288かい到達とうたつ場所ばしょちゅうはくほう安芸乃島あきのしまいて、歴代れきだい7となった。
  • 場所ばしょまえにはもと幕内まくうちあずまりゅうが、場所ばしょちゅうにはもとじゅうりょう千代ちよあらし引退いんたいしたほか番付ばんづけ編成へんせい会議かいぎ最高さいこう幕下まくした以下いかの15にん引退いんたい発表はっぴょうされた。そのなかには40だい力士りきし3にんふくまれていた(ぜん乃富あさ乃土神山かみやま都川つかわ泉川いずみかわ引退いんたいにより、「かわ」でわりかつ本名ほんみょう由来ゆらいしない四股しこめい皆無かいむとなった。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]