大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん9月がつ場所ばしょ

大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん9月がつ場所ばしょ
会場かいじょうの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
基本きほん情報じょうほう
会場かいじょう	国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）
番付ばんづけ発表はっぴょう	2023年ねん8月がつ28日にち
開催かいさい期間きかん	2023年ねん9月がつ10日とおか - 9月24日にち（15日間にちかん）
各かく段だん優勝ゆうしょう・三さん賞しょう
幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょう	貴き景勝けいしょう貴信きしん（11勝しょう4敗はい）
十両じゅうりょう優勝ゆうしょう	一山ひとやま本大もとだい生せい（13勝しょう2敗はい）
幕下まくした優勝ゆうしょう	日にち翔しょう志こころざし忠勝ただかつ（6勝しょう1敗はい）
三さん段だん目め優勝ゆうしょう	北きた磻磨聖せい也（7戦せん全勝ぜんしょう）
序じょ二に段だん優勝ゆうしょう	安やす大だい翔しょう大和やまと（7戦せん全勝ぜんしょう）
序ノ口じょのくち優勝ゆうしょう	城間しろま瑠正（7戦せん全勝ぜんしょう）
殊勲賞しゅくんしょう	該当がいとう者しゃなし
敢闘かんとう賞しょう	熱海あたみ富士ふじ朔太郎さくたろう（初はつ受賞じゅしょう）
技能ぎのう賞しょう	該当がいとう者しゃなし
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大相撲おおずもう令れい和わ5年ねん9月がつ場所ばしょ（おおずもうれいわごねん9がつばしょ）は、2023年ねん（令れい和わ5年ねん）9月がつ10日とおかから9月24日にちまでの15日間にちかん、東京とうきょう都と墨田すみだ区くの国技こくぎ館かん（両国りょうこく国技こくぎ館かん）で開催かいさいされた大相撲おおずもう本場所ほんばしょである。

番付ばんづけ・星取表ほしとりひょう

※赤あか文字もじは優勝ゆうしょう力士りきしの成績せいせき。

幕内まくうち

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	全休ぜんきゅう	照あきらノ富士ふじ	横綱よこづな
カド番かどばん	9勝しょう6敗はい	霧島きりしま	大関おおぜき	貴き景勝けいしょう	11勝しょう4敗はい	優勝ゆうしょう カド番かどばん
			大関おおぜき	豊昇ほうしょう龍りゅう	8勝しょう7敗はい	新しん大関おおぜき
	10勝しょう5敗はい	大栄おおえ翔しょう	関脇せきわけ	若わか元春もとはる	9勝しょう6敗はい
新しん関脇せきわけ	9勝しょう6敗はい	琴きんノ若わか	関脇せきわけ
新しん小結こむすび	5勝しょう10敗はい	錦木にしきぎ	小結こむすび	翔しょう猿ざる	6勝しょう9敗はい	再さい小結こむすび
	8勝しょう7敗はい	北きた勝富かつとみ士し	前頭まえがしら1	明生あきお	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	阿おもね炎ほのお	前頭まえがしら2	朝あさ乃山	9勝しょう6敗はい
	8勝しょう7敗はい	正代しょうだい	前頭まえがしら3	玉たま鷲わし	2勝しょう13敗はい
	6勝しょう9敗はい	隆りゅうの勝かち	前頭まえがしら4	宇良うら	9勝しょう6敗はい
	9勝しょう6敗はい	豪ごうノ山やま	前頭まえがしら5	湘南しょうなん乃海	7勝しょう8敗はい
	9勝しょう6敗はい	阿武あぶ咲さき	前頭まえがしら6	竜りゅう電でん	6勝しょう9敗はい
	10勝しょう5敗はい	髙安	前頭まえがしら7	王おう鵬ほう	5勝しょう10敗はい
	6勝しょう9敗はい	琴きん恵めぐみ光こう	前頭まえがしら8	平戸ひらど海かい	6勝しょう9敗はい
	10勝しょう5敗はい	翠みどり富士ふじ	前頭まえがしら9	伯はく桜さくら鵬ほう	全休ぜんきゅう
	9勝しょう6敗はい	金峰山きんぷさん	前頭まえがしら10	遠藤えんどう	9勝しょう6敗はい
	9勝しょう6敗はい	御嶽みたけ海かい	前頭まえがしら11	北きた青あお鵬ほう	10勝しょう5敗はい
	7勝しょう8敗はい	宝たから富士ふじ	前頭まえがしら12	佐田さたの海うみ	8勝しょう7敗はい
	10勝しょう5敗はい	妙義みょうぎ龍りゅう	前頭まえがしら13	錦にしき富士ふじ	5勝しょう10敗はい
	5勝しょう10敗はい	碧あお山やま	前頭まえがしら14	琴きん勝かち峰ほう	5勝しょう10敗はい
優勝ゆうしょう同点どうてん 敢闘かんとう賞しょう 再さい入幕にゅうまく	11勝しょう4敗はい	熱海あたみ富士ふじ	前頭まえがしら15	千代ちよ翔しょう馬ば	3勝しょう12敗はい
再さい入幕にゅうまく	5勝しょう10敗はい	輝てる	前頭まえがしら16	剣けん翔しょう	8勝しょう7敗はい
	3勝しょう12敗はい	大だい翔しょう鵬おおとり	前頭まえがしら17

十じゅう両りょう

東方とうほう			番付ばんづけ	西方せいほう
備考びこう	成績せいせき	力士りきし名めい		力士りきし名めい	成績せいせき	備考びこう
	8勝しょう7敗はい	狼おおかみ雅みやび	十じゅう両りょう1	玉たま正せい鳳おおとり	4勝しょう11敗はい
	8勝しょう7敗はい	北きたの若わか	十両じゅうりょう2	大だい奄美あまみ	7勝しょう8敗はい
	11勝しょう4敗はい	友とも風ふう	十両じゅうりょう3	水戸みと龍りゅう	7勝しょう8敗はい
	8勝しょう7敗はい	欧おう勝馬かつま	十両じゅうりょう4	東ひがし白龍はくりゅう	10勝しょう5敗はい
	10勝しょう5敗はい	美よしノ海うみ	十両じゅうりょう5	武将ぶしょう山やま	9勝しょう6敗はい
	9勝しょう6敗はい	島津しまつ海うみ	十両じゅうりょう6	東あずま龍りゅう	3勝しょう12敗はい
	全休ぜんきゅう	若わか隆景たかかげ	十両じゅうりょう7	一山ひとやま本ほん	13勝しょう2敗はい
	9勝しょう6敗はい	獅司	十両じゅうりょう8	千代ちよ栄さかえ	4勝しょう11敗はい
	6勝しょう9敗はい	貴き健けん斗と	十両じゅうりょう9	天てん空海くうかい	6勝しょう9敗はい
	8勝しょう7敗はい	千代丸ちよまる	十両じゅうりょう10	白はく鷹山ようざん	4勝しょう11敗はい
	6勝しょう9敗はい	紫むらさき雷かみなり	十両じゅうりょう11	時どき疾風しっぷう	8勝しょう7敗はい	再さい十じゅう両りょう
	7勝しょう8敗はい	志摩しまノ海うみ	十両じゅうりょう12	高橋たかはし	8勝しょう7敗はい	新しん十じゅう両りょう
	4勝しょう8敗はい3休きゅう	輝てる鵬おおとり	十両じゅうりょう13	朝あさ紅べに龍りゅう	7勝しょう8敗はい	新しん十じゅう両りょう
新しん十じゅう両りょう	12勝しょう3敗はい	大だいの里さと	十両じゅうりょう14	天てん照あきら鵬おおとり	8勝しょう7敗はい	新しん十じゅう両りょう

優勝ゆうしょう争あらそい

9日にち目め終了しゅうりょう時点じてんで、8勝しょう1敗はいで平幕ひらまくの髙安・熱海あたみ富士ふじ、7勝しょう2敗はいで平幕ひらまくの剣けん翔しょうが追おう波乱はらんの展開てんかいとなった。

10日とおか目めには、髙安と熱海あたみ富士ふじの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれ、熱海あたみ富士ふじが勝利しょうり。剣けん翔しょうが敗やぶれ、3敗はいに後退こうたいしたことで、1敗はいに熱海あたみ富士ふじ、2敗はいに髙安、3敗はいに大関おおぜき・貴き景勝けいしょう、北きた勝富かつとみ士し、阿武あぶ咲さき、剣けん翔しょうが追おう展開てんかいとなった。

11日にち目めには、熱海あたみ富士ふじが小結こむすび・翔しょう猿ざるを豪快ごうかいな上手じょうず投なげで崩くずし、1敗はいをキープ。

髙安は大栄おおえ翔しょうに敗やぶれ、3敗はいになったことで、熱海あたみ富士ふじが後続こうぞくに星ほし2つ差さをつけた。

しかし12日にち目め・13日にち目めに熱海あたみ富士ふじが連敗れんぱい。13日にち目めは取組とりくみ前まえの時点じてんで3敗はいの貴き景勝けいしょうと2敗はいの熱海あたみ富士ふじの直接ちょくせつ対決たいけつがあり、貴き景勝けいしょうが勝かって貴き景勝けいしょうと熱海あたみ富士ふじが3敗はいで並ならぶ展開てんかいに。

14日にち目め、熱海あたみ富士ふじは阿おもね炎ほのおの変化へんかに対応たいおうし、3敗はいを守まもったのに対たいし、貴き景勝けいしょうは豊昇ほうしょう龍りゅうに敗やぶれ4敗はいに後退こうたい。14日にち目めの取組とりくみ終了しゅうりょう後ご、3敗はいで熱海あたみ富士ふじが単独たんどくトップ、4敗はいは貴き景勝けいしょう・大栄おおえ翔しょう・髙安・北きた青あお鵬ほうの4人にんとなった。

千秋楽せんしゅうらく、熱海あたみ富士ふじが勝かてば優勝ゆうしょうだったが、朝あさ乃山に寄より切きりで敗やぶれて4敗はいに後退こうたい。他たの4敗勢はいせいは全員ぜんいんこれより三さん役やくの揃そろい踏ぶみの後のちに登場とうじょう。展開てんかい次第しだいでは3人にん以上いじょうによる優勝ゆうしょう決定けってい戦せんの可能かのう性せいもあったが、北きた青あお鵬ほうは豊昇ほうしょう龍りゅうに渡わたし込こみで敗やぶれる。貴き景勝けいしょう－大栄おおえ翔しょうの直接ちょくせつ対決たいけつは貴き景勝けいしょうが勝かち、結むすびでは髙安が霧島きりしまに引ひき落おとしで敗やぶれ、貴き景勝けいしょうと熱海あたみ富士ふじの優勝ゆうしょう決定けってい戦せんとなった。そこでも貴き景勝けいしょうが熱海あたみ富士ふじを破やぶり、貴き景勝けいしょうの逆転ぎゃくてん優勝ゆうしょうとなった。

備考びこう

• 三さん賞しょうの受賞じゅしょう者しゃは、敢闘かんとう賞しょうを受賞じゅしょうした熱海あたみ富士ふじただ1人にんだった。殊勲賞しゅくんしょうについては、千秋楽せんしゅうらくの選考せんこう段階だんかいでは貴き景勝けいしょう以外いがいの優勝ゆうしょうの可能かのう性せいのある力士りきしが候補こうほに挙あげられ、「優勝ゆうしょうしたら」という条件じょうけん付つきだったが、貴き景勝けいしょうが優勝ゆうしょうしたため該当がいとう者しゃなしとなった。
• 十じゅう両りょう優勝ゆうしょうは13勝しょう2敗はいの一山ひとやま本ほん。大だいの里さとが初日しょにちから9連勝れんしょうを果はたすも、10日とおか目めの一山ひとやま本ほんとの直接ちょくせつ対決たいけつに敗やぶれ、ともに1敗はいで並ならんだ。その後ご、大だいの里さとは12日にち目め、一山ひとやま本ほんは14日にち目めに北きたの若わかに敗やぶれ2敗はいで並ならんだ状態じょうたいで千秋楽せんしゅうらくを迎むかえた。一山ひとやま本ほんは大だい奄美あまみに勝かち、大だいの里さとが狼おおかみ雅みやびに敗やぶれたことにより、一山ひとやま本ほんの優勝ゆうしょうが決きまった。
• 角番かどばんの貴き景勝けいしょうは11日にち目めに勝かち越こしを決きめ、角番かどばんを脱出だっしゅつ。その後ご優勝ゆうしょうも決きめた。角番かどばん大関おおぜきの優勝ゆうしょうは平成へいせい28年ねん秋場所あきばしょの豪ごう栄さかえ道どう以来いらいのこと。また、先さき場所ばしょ全休ぜんきゅうの大関おおぜきが優勝ゆうしょうを決きめたのは、平成へいせい15年ねん春場所はるばしょの千代ちよ大海たいかい以来いらいのことであった。同おなじく角番かどばんの霧島きりしまは13日にち目めに豊昇ほうしょう龍りゅうを破やぶり、角番かどばんを脱だっした。
• 新しん大関おおぜきの豊昇ほうしょう龍りゅうは途中とちゅう3連敗れんぱいを喫きっするなど、苦くるしい土俵どひょうとなった。10日とおか目め時点じてんで4勝しょう6敗はいと黒星くろぼし先行せんこうであったが、その後ご勝利しょうりを重かさね、千秋楽せんしゅうらくに勝かち越こしを決きめた。
• 幕内まくうち最高さいこう優勝ゆうしょうが11勝しょう4敗はいだったのは、平成へいせい29年ねん秋場所あきばしょに日馬くさま富士ふじが優勝ゆうしょうして以来いらい、6年ねんぶり。史上しじょう4例れい目めのことである。
• 場所ばしょを通つうじて、幕内まくうち対たい十じゅう両りょうの取組とりくみは1番ばんも組くまれなかった。これは平成へいせい28年ねん11月場所ばしょ以来いらいのことで、令れい和わに入はいってからは初はつのこととなった。