大竹 英雄
| |
---|---|
| |
1942 | |
プロ |
1956 |
| |
| |
| |
| |
タイトル | 48 |
1319 | |
| |
4 | |
| |
1 | |
7 | |
5 |
2008
経歴
[1942
1951
1957
1962
1975
1992
2000
2007
2011
2021
履歴
[- 1942
年 5月 12日 、福岡 県 八幡 市 に7人 兄弟 姉妹 の次男 に生 まれる。 - 1950
年 (8歳 )八幡 の碁 会所 に通 い始 める。 - 1951
年 (9歳 ) 12月、木谷 實 の試験 後 を受 け、神奈川 県 平塚 市 の木谷 道場 に住 み込 み、内弟子 生活 を始 める。 - 1956
年 (13歳 ) 3月、入 段 。 - 1957
年 (15歳 )二 段 。 - 1958
年 (16歳 )三 段 。第 2期 早碁 トーナメント優勝 。 - 1959
年 (17歳 )四 段 。 - 1961
年 (19歳 )五 段 。第 1回 青年 選手権 優勝 。林 海峰 六 段 との三 番 碁 で2勝 1持碁 。木谷 道場 から独立 。 - 1962
年 (20歳 )新鋭 選抜 トーナメント優勝 。呉清源 との記念 碁 実施 。 - 1963
年 (21歳 )六 段 。第 1期 プロ十 傑 戦 ファン投票 9位 。 - 1965
年 (23歳 )七 段 。大手 合 第 1部 優勝 。第 9期 首相 杯 争奪 戦 優勝 。 - 1967
年 (25歳 )第 6期 日本棋院 第 一 位 戦 タイトル奪取 。 - 1968
年 (26歳 )第 15回 NHK杯 優勝 。日本棋院 第 一 位 戦 防衛 。名人 戦 リーグ入 り。 - 1969
年 (27歳 )第 8期 十 段 位 獲得 。王座 戦 挑戦 。棋道賞 殊勲賞 。 - 1970
年 九 段 。第 1期 全日本 第 一 位 決定 戦 で防衛 。棋道賞 最優秀 棋士 賞 受賞 。 - 1971
年 十 段 失 冠 。NHK杯 優勝 。全日本 第 一 位 決定 戦 防衛 。 - 1972
年 (30歳 ) NHK杯 準 優勝 。 - 1973
年 NHK杯 優勝 。全日本 第 一 位 決定 戦 防衛 。 - 1974
年 早碁 選手権 優勝 。「早碁 の神様 」と呼 ばれ始 める。全日本 第 一 位 決定 戦 防衛 。 - 1975
年 NHK杯 4度目 の優勝 。第 14期 名人 位 獲得 。全日本 第 一 位 決定 戦 5連覇 [11]。第 23期 王座 位 獲得 。棋道賞 最優秀 棋士 賞 ・秀哉 賞 受賞 。 - 1976
年 名人 位 防衛 。碁聖 戦 挑戦 。王座 位 失 冠 。 - 1977
年 (35歳 )早碁 選手権 優勝 。名人 位 失 冠 。 - 1978
年 名人 戦 復位 。碁聖 位 獲得 。棋聖 戦 九 段 の部 優勝 。棋道賞 最多 勝利 賞 (39勝 16敗 )・連勝 賞 (13連勝 )受賞 。 - 1979
年 名人 位 防衛 。碁聖 位 失 冠 。 - 1980
年 名人 位 失 冠 。十 段位 獲得 。碁聖 位 を獲得 し三 冠 となる。 - 1981
年 棋聖 戦 挑戦 。十 段位 防衛 。碁聖 位 防衛 。鶴 聖戦 優勝 。第 3期 アジア航空 杯 優勝 。 - 1982
年 (40歳 )名人 位 失 冠 。十 段位 失 冠 。碁聖 位 防衛 。 - 1983
年 鶴 聖戦 優勝 。碁聖 位 防衛 。名人 位 挑戦 。 - 1984
年 鶴 聖戦 優勝 。碁聖 戦 5連覇 を達成 し「名誉 碁聖 」の称号 を受 ける。 - 1985
年 十 段 戦 挑戦 。碁聖 戦 6連覇 。 - 1986
年 碁聖 位 失 冠 。 - 1987
年 (45歳 )鶴 聖戦 優勝 。第 6期 NECカップ優勝 。 - 1988
年 本因坊 戦 挑戦 。 - 1989
年 棋聖 戦 挑戦 。 - 1990
年 名人 戦 挑戦 。 - 1992
年 (50歳 )名人 戦 挑戦 。 - 1993
年 名人 戦 挑戦 。十 段位 獲得 。 - 1994
年 NHK杯 トーナメント5度目 の優勝 。十 段位 防衛 。 - 1995
年 十 段位 失 冠 。NECカップ優勝 。 - 1998
年 JT杯 優勝 。 - 1999
年 通算 1000勝 達成 。 - 2003
年 北九州 市民 文化 賞 受賞 - 2004
年 (62歳 )紫綬褒章 。通算 1100達成 。 - 2011
年 通算 1200勝 達成 。 - 2012
年 (70歳 )大倉 喜七郎 賞 受賞 。 - 2019
年 通算 1300勝 達成 。 - 2021
年 (79歳 )引退 。
タイトル歴
[タイトル
世界 囲碁 選手権 富士通 杯 1992年 - テレビ
囲碁 アジア選手権 1994年
早碁 トーナメント戦 1957年 青年 選手権 戦 1961年 新鋭 選抜 トーナメント戦 1962年 首相 杯 争奪 戦 1965年 日本棋院 第 一 位 決定 戦 1967-68年 - NHK
杯 テレビ囲碁 トーナメント 1968、71、73、75、94年 十 段 1969、80-81、93-94年 全日本 第 一 位 決定 戦 1970、71、73、74、75年 達人 杯 争奪 戦 1970年 早碁 選手権 戦 1974、76年 名人 (旧 ) 1975年 、名人 (現 ) 1976、78-79年 王座 1975年 碁聖 1978、1980-1985年 7期 (歴代 2位 ) 6連覇 (歴代 1位 タイ)名誉 碁聖 鶴 聖戦 1981、1983、1984、1987、1988年 日本アジア航空 杯 1981年 - NECカップ
囲碁 トーナメント戦 1987、1989、1996年 - IBM
早碁 オープン戦 1989年 竜 星 戦 1991年 - JT
杯 星座 囲碁 選手権 戦 1999年
|
|
その他 の棋歴
[応 昌 期 杯 世界 プロ囲碁 選手権 戦 準 優勝 1993年 囲碁 選手権 戦 高松宮 賞 1964年 - プロ
十 傑 戦 3位 1965、1970年 王座 戦 挑戦 者 1969、1983年 棋聖 戦 挑戦 者 1981、1990年 、九段 戦 優勝 1978年 名人 戦 挑戦 者 1982-1984、1990、1992-1993年 十 段 戦 挑戦 者 1985年 本因坊 戦 挑戦 者 1988年 大 手合 第 一部 優勝 1965年 日 中 スーパー囲碁 - CSK
杯 囲碁 アジア対抗 戦 - 2002
年 0-2(×曺薫鉉、×常 昊 )
- 2002
表彰
[竹林 杯
[「
1999
有名 局
[1978
さらに
ここで
著作
[- 『
現代 花形 棋士 名 局 選 〈3〉大竹 英雄 』日本棋院 1975年 - 『
親 仙 徳 ・大仙 知 (日本 囲碁 大系 7)』筑摩書房 1977年 - 『
明解 大竹 囲碁 講座 』(全 5巻 )日本棋院 1977年 - 『
定石 全科 』(全 6巻 )平凡社 1979年 - 『
大竹 英雄 (上 )(下 )』(現代 囲碁 大系 35,36)講談社 1980年 - 『
大竹 英雄 打 碁 選集 (全 5巻 )』朝日新聞社 1984年 - 『
基本 置碁 事典 上 ・下 』日本棋院 1986年 - 『
大竹 英雄 (現代 囲碁 名 勝負 シリーズ5巻 )』講談社 1986年 - 『
大竹 囲碁 直伝 シリーズ』(全 5巻 )日本棋院 1988年 - 『
大竹 兵法 の極意 (碁 の心 発見 シリーズ) 』日本棋院 2001年
エピソード
[川端 康成 の小説 『名人 』で本因坊 秀哉 名人 と対戦 する大 竹 七 段 とは英雄 のことではなく英雄 の師匠 の木谷 實 のことある。木谷 の弟子 である大竹 と同姓 なのは偶然 と思 われる(川端 が『名人 』を書 き始 めたのが1942年 頃 で初 掲載 が1951年 8月 号 。英雄 が木谷 道場 に入門 したのが1951年 の12月なため)。なぜ「大竹 七 段 」なのかは英雄 自身 も疑問 に思 っており、そこで川端 本人 に真意 を尋 ねようと食事 会 の場 を設 け約束 もしていたが、直前 に川端 は亡 くなってしまった[4](逆 に木谷 がこの作品 を意識 して大竹 の姓 の少年 を探 したという説 もある[16]。いずれにしろこの時 9歳 の大竹 少年 がまさか名人 位 を取 るとは予想 できなかっただろう)。木谷 が地方 を周 る時 は大竹 が一番 お供 をしていた[17]。- 15
歳 プロ初段 のときに木谷 とともに名古屋 に行 き、当時 8歳 の石田 芳夫 (現 :二 十 四 世 本因坊 秀 芳 )と対局 している。この対局 により石田 は木谷 道場 への入門 が許 された[17]。 原 尞のハードボイルド小説 に登場 する私立 探偵 沢崎 は大竹 のファンであり、張 り込 み時 などの時間 潰 し用 に、常 に大竹 の棋書を持 ち歩 いている。これは原 尞自身 が大竹 ファンであることによる。戦後 の碁 が生産 的 でないと見 なされていた頃 、大竹 も碁 が大事 にされてないと複雑 な心境 だった。八幡 にいた子供 の頃 、大竹 は蔵 に入 って書物 を読 み漁 り独学 を重 ね、将来 は医者 になろうとも思 っていた[4]。
参考 文献
[- 「
特集 天才 大竹 英雄 のすべて」(『囲碁 クラブ』1979年 1月 号 ) - 「
石 心 囲碁 棋士 大竹 英雄 評伝 」井口 幸久 石風社 2013年
年表
[
|
棋道 |
|||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1-3 |
3-4 |
5-7 |
6-8 |
9-11月 |
10-12月 |
10-12月 |
プロ 1956 | ||
1966 | |||||||||
1967 | |||||||||
1968 | |||||||||
1969 | 3-0 |
0-2 |
|||||||
1970 | 2-3 |
||||||||
1971 | |||||||||
1972 | |||||||||
1973 | |||||||||
1974 | |||||||||
1975 | 4-3 |
2-0 |
|||||||
1976 | oooxo |
1-2 |
|||||||
1977 | xxxx |
||||||||
1978 | 3-1 |
xoooxo |
|||||||
1979 | 3-0 |
ooxoo |
|||||||
1980 | 3-0 |
3-1 |
oox-oo |
||||||
1981 | xxxx |
3-2 |
3-1 |
プレーオフ | |||||
1982 | 1-3 |
3-2 |
xxxox |
||||||
1983 | 3-2 |
xxoxx |
0-2 |
||||||
1984 | 3-1 |
||||||||
1985 | 0-3 |
3-1 |
|||||||
1986 | 3-0 |
||||||||
1987 | |||||||||
1988 | oxxoxox |
||||||||
1989 | |||||||||
1990 | xoxxx |
xooxxx |
|||||||
1991 | |||||||||
1992 | xoxoxox |
||||||||
1993 | 3-1 |
xxoxx |
|||||||
1994 | 3-2 |
||||||||
1995 | xxx |
脚注
[- ^ “タイトル
通算 48期 、大竹 英雄 名誉 碁聖 が引退 会見 囲碁 普及 へ「黄門 役 を」”.日刊 スポーツ (2021年 12月15日 ). 2021年 12月15日 閲覧 。 - ^
七 大 タイトルでは工藤 紀夫 九 段 - ^ a b c 『
石 心 囲碁 棋士 ・大竹 英雄 小伝 』石風社 2013年 - ^ a b c d e
内藤 由起子 (囲碁 観戦 記者 )『それも一 局 弟子 たちが語 る「木谷 道場 」のおしえ』水曜 社 、1969年 、9–22頁 。ISBN 978-4-88065-396-9。 - ^
柳田 邦夫 「木谷 一門 の秘密 」(現代 新 社 )P.54 - ^
小堀 啓 爾 『現代 の棋士 12人 の世界 』(日本棋院 )P.54 - ^ a b “
大竹 英雄 名誉 碁聖 が通算 1300勝 達成 !【史上 4人 目 】”.日本棋院 (2019年 4月 25日 ). 2021年 12月15日 閲覧 。 - ^
参考 : 1200勝 達成 棋士 日本棋院 - ^ “
大竹 英雄 名誉 碁聖 が現役 引退 、手厚 く味 のいい形 を好 む棋風 …林 名誉 天元 と戦後 の囲碁 界 先導 :囲碁 ・将棋 : ニュース”.読売新聞 オンライン (2021年 12月15日 ). 2021年 12月15日 閲覧 。 - ^ “
囲碁 の大竹 英雄 名誉 碁聖 が引退 名人 4期 、ライバルとのチクリン対決 :朝日新聞 デジタル”.朝日新聞 デジタル (2021年 12月15日 ). 2021年 12月15日 閲覧 。 - ^
日本棋院 第 一 位 戦 を含 めれば7期 連続 - ^
公式 戦 のみ。女流 棋戦 ・地方 棋戦 (王冠 戦 ・関西棋院 第 一 位 決定 戦 など)は除 く。 - ^ a b c “
大竹 英雄 名誉 碁聖 (日本棋院 顧問 )の「旭日 中 綬章 」授章 について”.日本棋院 (2015年 4月 29日 ). 2023年 7月 4日 閲覧 。 - ^ “
春 の叙勲 4087人 が受章 へ”. NHK NEWS WEB (2015年 4月 29日 ). 2015年 4月 29日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 1月 30日 閲覧 。 - ^ 「
碁 風 をさぐる大竹 英雄 厚 みの美学 」成美 堂 出版 p. 222 - ^
内藤 由起子 (囲碁 観戦 記者 )『それも一 局 弟子 たちが語 る「木谷 道場 」のおしえ』水曜 社 、1969年 。ISBN 978-4-88065-396-9。p.46 - ^ a b
内藤 由起子 (囲碁 観戦 記者 )『それも一 局 弟子 たちが語 る「木谷 道場 」のおしえ』水曜 社 、1969年 。ISBN 978-4-88065-396-9。