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つぎなるたたかいへ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
つぎなるたたかいへ “Mhysa”
ゲーム・オブ・スローンズ』のエピソード
はなしすうシーズン3
だい10
監督かんとくデヴィッド・ナッター
脚本きゃくほんデイヴィッド・ベニオフ
D・B・ワイス
音楽おんがくラミン・ジャヴァディ
作品さくひん番号ばんごう310
はつ放送ほうそう2013ねん6がつ9にち (2013-06-09)
時間じかん64 minutes
エピソードぜん次回じかい
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キャスタミアのあめ
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ほんけん

つぎなるたたかいへ』はHBO(日本にっぽんではスター・チャンネル放送ほうそう)のファンタジー・ドラマ・シリーズである『ゲーム・オブ・スローンズ』のだい3しょう戦乱せんらんあらし-まえへん-』のだい10にして最終さいしゅうばなしである。プロデューサーでもあるデイヴィッド・ベニオフD・B・ワイスによって、原作げんさくけんあらし大地だいち』にもとづいて脚本きゃくほんかれ、 デヴィッド・ナッター監督かんとくした。

ほんエピソードは〈釁られた婚儀こんぎ〉の結果けっかとしてきる出来事できごとえがく。フレイリヴァーラン領主りょうしゅ地位ちいれ、ルース・ボルトンは〈北部ほくぶ総督そうとく〉に任命にんめいされ、ラニスター勝利しょうりをおさめるが、グレイジョイあらたな作戦さくせんはじめる。かべでは、メイスター・エイモンホワイト・ウォーカー出現しゅつげんをウェスタロスちゅうげるため、からすびたせる。せまうみこうがわでは、ユンカイ解放かいほうされた奴隷どれいたちが、デナーリスを”はは”とぶ。

あらすじ[編集へんしゅう]

キングズランディング[編集へんしゅう]

新婚しんこんティリオン(ピーター・ディンクレイジ)とサンサ(ソフィー・ターナー)の関係かんけいつめたいままだが、見捨みすてられたもの同士どうし立場たちば散歩さんぽちゅうやかしあい、二人ふたりなか氷解ひょうかいしかける。ポドリック・ペインがやってて、ティリオンがしょう評議ひょうぎかいばれたことをつたえる。ティリオンは、〈釁られた婚儀こんぎ〉でロブキャトリンんだことをかされる。ジョフリーおう(ジャック・グリーソン)はサンサへのおくものとしてロブのくびキングズランディングはこぶよう命令めいれいし、ティリオンはおこってまたもジョフリーをおどす。ジョフリーはおこってティリオンをおどがえし、なだめようとするタイウィンに口答くちごたえする。タイウィンはジョフリーをおそれていないことをしめし、部屋へやれてってかせるようにう。二人ふたりだけになり、タイウィンはティリオンに双子ふたごじょうでの殺人さつじんについてはなし、ティリオンとサンサの息子むすこ成人せいじんするまでルース・ボルトンを〈北部ほくぶ総督そうとく〉にするとはなす。〈北部ほくぶじん〉は〈釁られた婚儀こんぎ〉でのラニスター役割やくわりわすれもゆるしもしないだろうとティリオンが警告けいこくしても、タイウィンはにもめない。会話かいわ最後さいごに、タイウィンはサンサをいまだ妊娠にんしんさせていないティリオンをめ、ティリオンがこのまれたのことをはなす。ティリオンはサンサに悲報ひほうかせるために自室じしつもどる。なみだあとのこかお一人ひとりまどそとながめるサンサをつけ、サンサがすでにいたことをさとる。同情どうじょうあたたかみのないなぐさめにしかならないことをり、ティリオンはる。

ヴァリスおおやけ(コンリース・ヒル)とシェイ(シベル・ケキリ)はひがしにある二人ふたり共通きょうつう故郷こきょう、ティリオンの結婚けっこん、そのシェイへの影響えいきょうについてはなしをする。ヴァリスはダイアモンドでいちはいふくろをシェイにあたえ、エッソス旅立たびだってあたらしい人生じんせいおくり、ティリオンを危険きけんからとおざけて、キングズランディングをよりよい場所ばしょにすることに集中しゅうちゅうさせたいとのぞむが、シェイはことわる。よるサーセイ (レナ・ヘディ)はティリオンをおとずれ、妊娠にんしんすれば、ジョフリーがまれたとき自分じぶんのようにサンサはしあわせになれるとう。

ジェイミー・ラニスター(ニコライ・コスター=ワルドー)、ブライエニー(グェンドリン・クリスティー)、そしてクァイバーンはキングズランディングにき、ジェイミーはすぐにサーセイにいにく。

双子ふたごじょう[編集へんしゅう]

おうころされたのち双子ふたごじょう外側そとがわで、忠実ちゅうじつスタークはたぬしたちはフレイのないたたかいをする。”ハウンド” サンダー・クレゲイン(ロリー・マッキャン)とアリア(メイジー・ウィリアムズ)は、ロブ斬首ざんしゅされた死体したいにロブのダイアウルフのグレイウィンドのあたまがつけられて、フレイ兵士へいし行進こうしんするのをておののく。のちに、アリアとハウンドは4にんのフレイへいがスタークものころしたはなしをしているところにくわす。アリアはうまりて、ロブの死体したい冒涜ぼうとくしたと兵士へいしおそい、くびなんす。ハウンドがのこりの兵士へいしころす。

婚儀こんぎ翌朝よくあさウォルダー・フレイルース・ボルトン(マイケル・マケルハットン)は前夜ぜんや出来事できごとエドミュア・タリー(トビアス・メンジーズ)をろうとらえていること、”ブラックフィッシュ”ブリンデン・タリー(クライヴ・ラッセル)にげられたこと、そしてリヴァーラン領主りょうしゅと〈北部ほくぶ総督そうとく〉というおたがいのあたらしい地位ちいについてはなす。ウォルダーは、なにがあってウィンターフェル廃墟はいきょになったのかくが、ボルトンはグレイジョイからしろもどすために息子むすこラムジー・スノウおくったとう。〈てつ諸島しょとうじん〉はシオンを裏切うらぎってしたが、ロブが約束やくそくしたはずの安全あんぜん帰路きろあたえられず、きたままかわがれてころされている。

北部ほくぶ[編集へんしゅう]

放棄ほうきされた〈よるとりで〉にき、ミーラ・リード(エリー・ケンドリック)はブラン(アイザック・ヘンプステッド=ライト)とジョジェン・リード(トーマス・サングスター)に、しろ安全あんぜんなのではいっていいとう。のそばでブランは、かつて〈めいよる守人もりと〉の一員いちいんで、きゃく屋根やねしたころしたので、神罰しんばつけた”ねずみのコック”のはなしをする。のちに、ブランは物音ものおとまし、仲間なかまこす。大男おおおとこ井戸いどのぼってて、ミーラに攻撃こうげきされるが、サムウェル・ターリー(ジョン・ブラッドリー)だとわかる。サムはブランのダイアウルフてブランがだれだかすぐにわかる。ブランはいちぎょうかべきたれてってくれとたのみ、サムはしぶるが最後さいごれる。わかれるまえに、サムはドラゴングラス(黒曜石こくようせき)をあたえ、ホワイト・ウォーカーころちからがあるとう。サムとジリ(ハンナ・マリー)はくろしろ(カースル・ブラック)にき、メイスター・エイモンって〈かべ〉のこうがわでの出来事できごとかたる。エイモンはジリとその息子むすこ避難ひなんみんみとめて滞在たいざいゆるし、なな王国おうこくちゅうにホワイト・ウォーカーの到来とうらいらせるべくすべてのからすおくす。

うまで〈かべ〉にもどジョン・スノウ(キット・ハリントン)は、きずあらうためにまり、イグリット(ローズ・レスリー)がゆみおとく。はなたないよう説得せっとくするが、ジョンがろうとしたときイグリットははなち、かたてる。ジョンはなにとかうまるが、イグリットはあしてる。ジョンはげ、イグリットは三矢みつやはなつ。ジョンはきずいながら、〈くろしろ〉にたどりく。めいよる守人もりと兄弟きょうだいたちはジョンをはこれ、サムとピップが手当てあてをするようう。

ドレッドフォートじょうで、シオンはラムジー・スノウである少年しょうねんに、ころしてくるしみをわらせてくれとねがう。ラムジーは、んではシオンの価値かちくなるとい、”リーク”(くさや)というあだあたえ、シオンがあたらしい自分じぶん自身じしんはじめるまでなぐる。

てつ諸島しょとう[編集へんしゅう]

ベイロン・グレイジョイは、〈てつ諸島しょとうじん〉が自分じぶん支配しはいにある〈北部ほくぶ〉から退去たいきょしないと、きたままかわぐとおどラムジー・スノウからの手紙てがみむ。ラムジーは、手紙てがみともに、シオンの切除せつじょされた陰茎いんけいはいったはこおくってている。むすめヤーラ抗議こうぎするが、ベイロンはおどしを拒絶きょぜつし、シオンの拷問ごうもんつづいてもかまわないとう。ヤーラはちち決断けつだんしたがわず、50にん最強さいきょう戦士せんし最速さいそくふねをもってボルトンのドレッドフォートじょうかう。

ドラゴンストーン[編集へんしゅう]

スタニスの〈おうダヴォス・シーワース(リアム・カニンガム)は地下ちかろうジェンドリーたずね、自分じぶんがどのようにして貴族きぞくになったかをはなしてしたしくなろうとする。のちにプリンセス・シリーンと練習れんしゅうをしているとき、ダヴォスはめいよる守人もりとからおくられた手紙てがみむ。そのときかねり、ダヴォスはシリーンをいてスタニス(スティーヴン・ディレイン)とメリサンドル(カリス・ファン・ハウテン)にいにく。スタニスはロブ・スタークんだとダヴォスにはなし、メリサンドルがひるいた儀式ぎしきのおかげだとう。メリサンドルは、ひかりおうささげる犠牲ぎせいとしてジェンドリーをあぶりにしようとかんがえ、ダヴォスの反対はんたいにもかかわらず、スタニスはきょう犠の実行じっこう命令めいれいする。よる、ダヴォスは地下ちかろうからジェンドリーをひそかに解放かいほうし、ドラゴンストーンすためのふねあたえる。

のちに、スタニスとメリサンドルはダヴォスにジェンドリーを解放かいほうしたかたずね、ダヴォスはみとめる。スタニスはダヴォスの処刑しょけいめいじるが、ダヴォスはスタニスにはまだ自分じぶんたすけが必要ひつようだとう。スタニスが理由りゆうたずねると、ダヴォスは〈めいよる守人もりと〉からの手紙てがみせる。メリサンドルは手紙てがみをくべたほのおなかに、北部ほくぶこる戦争せんそうる。メリサンドルは、〈北部ほくぶ〉をすくえるのはスタニスだけだとい、そのためにはダヴォスのたすけが必要ひつようになるとって、処刑しょけいをやめさせる。

せまうみこうがわ[編集へんしゅう]

ユンカイそとで、デナーリス・ターガリエン(エミリア・クラーク)、助言じょげんしゃたち、そして〈けがれなき軍団ぐんだん〉は奴隷どれいむかえ、解放かいほうする。奴隷どれいたちがやってときミッサンデイは、デナーリスがかれらを解放かいほうしたとはなしかけるが、デナーリスは奴隷どれいたち自身じしんだけが自由じゆうもどせるのだとう。群衆ぐんしゅうは"ミサ"とかえはじめ、ミッサンデイはこれが古代こだいギスカルで"はは"を意味いみするとう。デナーリスはドラゴンたちにつようい、自軍じぐんあいだとおけ、解放かいほうされた奴隷どれいたちのあいだあるき、奴隷どれいたちはかたにデナーリスをかつげる。デナーリスは微笑ほほえみ、ドラゴンが自由じゆうまわそら見上みあげる。

製作せいさく[編集へんしゅう]

脚本きゃくほん[編集へんしゅう]

原作げんさくだいさんけんあらし大地だいち』のだい43、49、53-55、57、63、64しょうもとづいて、プロデューサーでもあるデイヴィッド・ベニオフD・B・ワイス脚本きゃくほんいた。

評判ひょうばん[編集へんしゅう]

視聴しちょうしゃすう[編集へんしゅう]

初回しょかい放送ほうそうは540まんにん視聴しちょうし、いちねんまえだいしょう最終さいしゅうかいが420まんにんられたこととくらべると28%の上昇じょうしょうとなった。同夜どうやさい放送ほうそうは90まんにん視聴しちょうしたので合計ごうけいは630まんにん視聴しちょうしゃとなった[1]

しょう[編集へんしゅう]

2013年度ねんどプライムタイム・エミーしょう撮影さつえいしょうシングルカメラ・シリーズ部門ぶもんにノミネートされた。

参照さんしょう[編集へんしゅう]

  1. ^ Bibel, Sara (2013ねん6がつ11にち). “Sunday Cable Ratings: 'Game of Thrones' Wins Night, 'Falling Skies', 'Mad Men', 'Army Wives', 'Veep', 'The Client List' & More”. TV by the Numbers. 2013ねん6がつ10日とおか閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]