石原いしはらプロモーション

株式会社かぶしきがいしゃ 石原いしはらプロモーション
Ishihara International Productions, Inc.

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
略称りゃくしょう	石原いしはらプロ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒182-0024 東京とうきょう都と調布ちょうふ市し国領こくりょう町まち1丁目ちょうめ34番地ばんち18
設立せつりつ	1963年ねん1月がつ16日にち
業種ぎょうしゅ	サービス業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	9012401007283
事業じぎょう内容ないよう	芸能げいのう事務所じむしょ、番組ばんぐみ制作せいさく会社かいしゃ
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう 石原いしはらまき子こ
資本しほん金きん	3000万まん円えん
純じゅん利益りえき	2374万まん8000円えん（2017年ねん12月31日にち時点じてん）
総そう資産しさん	47億おく0709万まん4000円えん（2017年ねん12月31日にち時点じてん）
従業じゅうぎょう員数いんずう	30人にん（所属しょぞくタレントを除のぞく）
主要しゅよう子会社こがいしゃ	石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃ 石原いしはらインターナショナル アイ・ビー・エフ 石原いしはらミュージック 石原いしはら裕次郎ゆうじろう記念きねん館かん
関係かんけいする人物じんぶつ	石原いしはら裕次郎ゆうじろう 渡わたり哲也てつや 舘たてひろし 神田かんだ正輝まさき 小林こばやし正彦まさひこ
特記とっき事項じこう：2021年ねん1月がつ16日にち解散かいさん。2022年ねん6月23日にち法人ほうじん格かく消滅しょうめつ、清算せいさん結ゆい了りょう。

株式会社かぶしきがいしゃ石原いしはらプロモーション（いしはらプロモーション） は、日本にっぽんにかつて存在そんざいした芸能げいのう事務所じむしょ兼けん制作せいさくプロダクション。略称りゃくしょう・通称つうしょうは「石原いしはらプロ」。また、所属しょぞくタレントの面々めんめんは『石原いしはら軍団ぐんだん』（いしはらぐんだん）の愛称あいしょうで広ひろく親したしまれていた。

芸能げいのう事務所じむしょ・制作せいさくプロダクションであるが、プロデュースやマネジメントが中心ちゅうしんの他ほかのプロダクションと違ちがい、撮影さつえい用よう機材きざいや技術ぎじゅつクルーを自社じしゃで保有ほゆうし、自社じしゃを「映画えいが製作せいさく会社かいしゃ」と名乗なのっていた。このスタンスにより、所属しょぞく俳優はいゆうも「映画えいが会社かいしゃの専属せんぞく俳優はいゆう」という立場たちばにあった。

歴史れきし

創業そうぎょう

石原いしはら裕次郎ゆうじろうは所属しょぞくしていた映画えいが会社かいしゃである日活にっかつとは別べつに、水みずの江え瀧子たきこと「石原商事いしはらしょうじ」を経営けいえいしていたが、1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）1月がつ16日にちに個人こじん事務所じむしょ（プライベートオフィス）として設立せつりつされ、浅丘あさおかルリ子るりこなど、日活にっかつ出身しゅっしんの俳優はいゆうが所属しょぞくした。

映画えいが製作せいさくと会社かいしゃの危機きき

1963年ねんから1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）にかけて、大手おおて映画えいが会社かいしゃに出来できない作品さくひんを作つくるという理想りそうのもとに『太平洋たいへいようひとりぼっち』『黒部くろべの太陽たいよう』『栄光えいこうへの5000キロ』など、裕次郎ゆうじろう主演しゅえん映画えいがを中心ちゅうしんに多数たすうの映画えいがを製作せいさく。特とくに1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）から1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）にかけては、黛まゆずみジュンの活躍かつやくによって一時いちじ的てきに経営けいえいが潤うるおったが、収益しゅうえきを自社じしゃ製作せいさく映画えいがの膨大ぼうだいな製作せいさく費ひに充あてていた状況じょうきょうで、映画えいが産業さんぎょうの斜陽化しゃようかの煽あおりも受うけ、『甦よみがええる大地だいち』や『ある兵士へいしの賭かけ』など興行こうぎょう的てきに失敗しっぱいした作品さくひんも多おおかった。会社かいしゃ存続そんぞくが危あやぶまれ、8億おく円えん（当時とうじ）近ちかい負債ふさいを背負せおった。

会社かいしゃ存続そんぞくが危あやぶまれた当時とうじ、裕次郎ゆうじろうを慕したっていた日活にっかつの後輩こうはいである渡わたり哲也てつやを皮切かわきりに俳優はいゆうが所属しょぞくするようにもなり、彼かれらのマネジメントを手掛てがけた。

テレビへ進出しんしゅつ

1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）、テレビへの過小かしょう評価ひょうかから頑かたくなにテレビドラマ出演しゅつえんを拒否きょひしていた裕次郎ゆうじろうだが、俳優はいゆうである前まえに社長しゃちょうであり社員しゃいんの生活せいかつを考かんがえるべきだと周囲しゅういの強つよい説得せっとくで嫌々いやいやながらもテレビドラマ『太陽たいようにほえろ!』（東宝とうほう・日本にほんテレビ）にて主演しゅえんする。番組ばんぐみは反響はんきょうと高こう視聴しちょう率りつを獲得かくとくし、テレビが持もつ影響えいきょう力りょくの大おおきさを身みをもって体験たいけんしたことがもとで、活動かつどうの軸じく足あしを映画えいがからテレビに移うつしていくこととなる。

会社かいしゃの再建さいけんのため、また自分じぶんが愛あいしてやまない映画えいがをもう一度いちど作つくりたいという想おもいから、自社じしゃでテレビドラマ『大だい都会とかい』及および『西部せいぶ警察けいさつ』シリーズを製作せいさくして人気にんきを集あつめ、負債ふさいを完済かんさいしたのみならず約やく30億おく円えんに上のぼる資産しさんを築きずき、再建さいけんに成功せいこうした。しかし本来ほんらいの目的もくてきであった映画えいが製作せいさくは、1993年ねん（平成へいせい5年ねん）公開こうかいの『欽ちゃんのシネマジャック』向むけ短編たんぺんが最後さいごとなり、テレビドラマの制作せいさくも2009年ねん（平成へいせい21年ねん）が最後さいごとなった。

渡わたり哲也てつや社長しゃちょう時代じだい

1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）に死去しきょした裕次郎ゆうじろうの遺言ゆいごんは「俺おれが死しんだら即そく会社かいしゃをたたみなさい」だったが、まき子こ夫人ふじんが所属しょぞく俳優はいゆうやスタッフにい出いだせなかったため、石原いしはらプロモーションはそのまま存続そんぞくした。

裕次郎ゆうじろう亡なき後あとは、副ふく社長しゃちょうの渡わたりが社長しゃちょうに昇任しょうにんし、所属しょぞく俳優はいゆうの神田かんだ正輝まさき・舘たてひろしも共ともに取締役とりしまりやくに就任しゅうにん。専務せんむ取締役とりしまりやくには「コマサ」こと小林こばやし正彦まさひこが長年ながねんにわたり務つとめていた（詳くわしくは本人ほんにんの項こうを参照さんしょう）。

1991年ねん（平成へいせい3年ねん）には北海道ほっかいどう小樽おたる市しで石原いしはら裕次郎ゆうじろう記念きねん館かんが開館かいかんした。また、1999年ねん（平成へいせい11年ねん）から2001年ねん（平成へいせい13年ねん）にかけて小樽おたる市しのマイカル小樽おたる内うちで石原いしはらプロワールド・西部せいぶ警察けいさつというミニパークを運営うんえいしていた。

過去かこに製作せいさくされた作品さくひんはいずれも二に次じ利用りようの機会きかいが少すくなく、断片だんぺん的てきな形かたちでのリリースとなった『西部せいぶ警察けいさつ』や、自社じしゃの版権はんけんが失効しっこうしている『太平洋たいへいようひとりぼっち』『ゴキブリ刑事けいじ』などを除のぞいてソフト化かされていないものが大半たいはんを占しめていた。地上波ちじょうは以外いがいでの再さい放送ほうそうもDVDと同様どうようの傾向けいこうが見みられたが、2007年ねん（平成へいせい19年ねん）に日本にほんテレビ系けいの専門せんもんチャンネルである日にっテレプラスで『大だい都会とかい』シリーズが放送ほうそうされて以降いこうは、衛星えいせい放送ほうそうを中心ちゅうしんに自社じしゃ作品さくひんの再さい放送ほうそうが活発かっぱつ化かした。

芸能げいのうマネージメント業務ぎょうむの一方いっぽう、後述こうじゅつの「炊たき出だし」や「『1億おく人にんの心しんをつかむ男おとこ』新人しんじん発掘はっくつオーディション」、国立こくりつ競技きょうぎ場じょうでの裕次郎ゆうじろう二に十じゅう三さん回忌かいき法要ほうようなど大だい規模きぼイベントをたびたび開催かいさいし、その派手はでさが話題わだいとなった。また、初代しょだい林家はやしや三平さんぺい一門いちもんとの交流こうりゅうがあり、林家はやしや正蔵しょうぞうの大だい規模きぼな襲名しゅうめいお練ねり・パレードを石原いしはらプロが機材きざい等とうで全面ぜんめん的てきにバックアップした。当日とうじつの人出ひとでは14万まん人にん。林家はやしや三平さんぺいの襲名しゅうめい披露ひろう両国りょうこく国技こくぎ館かん公演こうえんなども成功せいこうさせた。これらの大だい規模きぼイベントを行おこなってきたのは「裕次郎ゆうじろうの凄すごさを伝つたえ続つづけるためには、スケールの大おおきさにはこだわり続つづけなければいけない」という方針ほうしんからのものだった。

石原いしはらまき子こ会長かいちょう時代じだいへ

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）3月28日にちの株主かぶぬし総会そうかいで、裕次郎ゆうじろう夫人ふじんであるまき子こ会長かいちょう以外いがいの取締役とりしまりやく5人にんが退任たいにん。代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうであった渡わたり、取締役とりしまりやくであった神田かんだと舘たては、いずれも一いち俳優はいゆうとして石原いしはらプロに所属しょぞくすることとなり、小林こばやし専務せんむは健康けんこう上じょうの理由りゆうで業界ぎょうかいから引退いんたいすることとなった。これは小林こばやしの追放ついほうを目的もくてきとする渡わたりらによるクーデターであった。なお、それまでの所属しょぞくタレントや社員しゃいんは同年どうねん6月30日にち付づけで全員ぜんいん一旦いったん退職たいしょくした上うえで、翌よく7月がつ1日にち付づけで一部いちぶ社員しゃいんが再さい雇用こようされる形かたちになる。また、執行しっこう役員やくいん制せいとなり、社長しゃちょうの座ざは空席くうせきとなった。

経営けいえい体制たいせいの大幅おおはばな刷新さっしんを経へた2012年ねん（平成へいせい24年ねん）に創立そうりつ50周年しゅうねんプロジェクトとしてテレビ作品さくひんの順次じゅんじDVDリリースが決定けってい（ただし一部いちぶの作品さくひんを除のぞいて原則げんそくセレクション形式けいしきでのリリースとなる）、翌よく2013年ねん（平成へいせい25年ねん）には『黒部くろべの太陽たいよう』をはじめとする劇場げきじょう映画えいが5作品さくひんがBlu-ray及およびDVDでリリースされた。

2015年ねん（平成へいせい27年ねん）6月22日にち、チャンネル銀河ぎんが株式会社かぶしきがいしゃと業務ぎょうむ提携ていけい契約けいやくを締結ていけつ。それに伴ともない、まき子こがチャンネル銀河ぎんがの名誉めいよ会長かいちょうに、また、チャンネル銀河ぎんが代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうの関本せきもと好則よしのりが石原いしはらプロの会長かいちょう特命とくめいコンテンツアドバイザーに就任しゅうにんした。同年どうねんには石原いしはら裕次郎ゆうじろう生誕せいたん80周年しゅうねん企画きかく「4K未来みらい映像えいぞうプロジェクト」 の一環いっかんとして、チャンネル銀河ぎんがとの共同きょうどう制作せいさくで紀行きこう番組ばんぐみ『西部せいぶ警察けいさつ 全国ぜんこくキャラバン!!ロケ聖地せいち巡礼じゅんれい』（全ぜん10話わ）を製作せいさく。石原いしはらプロモーションがCS向むけ番組ばんぐみを制作せいさくするのはこれが初はじめてである。

2016年ねん（平成へいせい28年ねん）1月がつからは動画どうが配信はいしん事業じぎょうにも参入さんにゅう、『大だい都会とかい』『西部せいぶ警察けいさつ』シリーズの配信はいしんが開始かいしされた。

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）4月がつ1日にちに渡わたりが経営けいえい陣じんに復帰ふっきし、「相談そうだん取締役とりしまりやく」の肩書かたがきで相談役そうだんやくと取締役とりしまりやくを兼任けんにんした。

終焉しゅうえん

裕次郎ゆうじろうの没後ぼつご、渡わたりの体調たいちょう不良ふりょう等とうのゴシップ報道ほうどうのタイミングで事務所じむしょ解散かいさんについての噂うわさが度々たびたび流ながれていたが、石原いしはらプロ側がわはその都度つど、事務所じむしょの解散かいさんは決定けってい事項じこうではないとして否定ひていする姿勢しせいを取とっていた。2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）7月がつ17日にちの裕次郎ゆうじろうの三さん十じゅう三さん回忌かいき法要ほうようにおいて、まき子こが「今回こんかいをもって弔とむらい上あげとし、石原いしはらプロとしての墓前ぼぜん供養くようは今後こんごは行おこなわない」と発表はっぴょうしたが、その場ばでもまき子こは解散かいさんについての噂うわさを否定ひていした。しかし実際じっさいには、2017年ねんに石原いしはら裕次郎ゆうじろう記念きねん館かん（北海道ほっかいどう小樽おたる市し）が閉館へいかんした後のちから解散かいさんについての話はなしが始はじまっていた。

創業そうぎょうから57年ねんが経たち、裕次郎ゆうじろうの命日めいにちである2020年ねん（令れい和わ2年ねん）7月がつ17日にちに、2021年ねん（令れい和わ3年ねん）1月がつ16日にちを以もって「株式会社かぶしきがいしゃ石原いしはらプロモーションの商号しょうごうを石原いしはら裕次郎ゆうじろうの仏前ぶつぜんに返還へんかんする」との名目めいもくで芸能げいのう事務所じむしょとしての業務ぎょうむを終了しゅうりょうすることが、公式こうしきサイトなどで発表はっぴょうされた。それと前日ぜんじつの7月がつ16日にちには裕次郎ゆうじろうの遺品いひん管理かんりを行おこなう新しん組織そしき「一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんISHIHARA」が設立せつりつされていたことも明あきらかとなった ほか、映像えいぞう・音楽おんがく作品さくひんの版権はんけん管理かんり業務ぎょうむを石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃに移管いかんすることが分わかった。その報告ほうこくでまき子こは、裕次郎ゆうじろうの遺言ゆいごんが「俺おれが死しんだら即そく会社かいしゃをたたみなさい」だったことを明あかしており、まき子こが30年ねん以上いじょう所属しょぞく俳優はいゆうやスタッフにい出いだせなかったその遺言ゆいごんは裕次郎ゆうじろうの34回忌かいきを迎むかえ「惜おしまれるうちに商号しょうごうを返かえしても裕次郎ゆうじろうは承知しょうちしてくれるのでは?」との賛同さんどうを得えてようやく実行じっこうに移うつされることになった。発表はっぴょう後ごの8月がつ10日とおかには、渡わたりが肺炎はいえんのため他界たかい（79歳さい没ぼつ）している。

発表はっぴょう通どおり、創業そうぎょうから58年ねんの節目ふしめを迎むかえた2021年ねん1月がつ16日にち、石原いしはらプロは解散かいさんの日ひを迎むかえた。同日どうじつ10時じより調布ちょうふ市し布田ぬのだの「調布ちょうふシティビル」3階かいの本社ほんしゃにて「解散かいさん式しき」が執とり行おこなわれ、長ちょうきに亘わたり掲かかげられてきた「株式会社かぶしきがいしゃ石原いしはらプロモーション」の看板かんばんが裕次郎ゆうじろうと渡わたりの遺影いえいに一度いちど供そなえられた後のち、同社どうしゃを出発しゅっぱつして渡わたりの自宅じたくに立たち寄よって渡わたりの仏前ぶつぜんに供そなえられ、最後さいごは世田谷せたがや区く成城せいじょうにある裕次郎ゆうじろうの自宅じたくで仏前ぶつぜんに供そなえられて看板かんばんは"返還へんかん"され、58年ねんの歴史れきしに幕まくを下おろした。その後ご2月がつ1日にち付づけで布田ぬのたから国領こくりょう町まちに事務所じむしょを移転いてん（但ただし法人ほうじん登記とうきはそのまま）して版権はんけん会社かいしゃとなり、清算せいさん作業さぎょうと俳優はいゆうマネジメントの残務ざんむ処理しょりを進すすめた。

2021年ねん3月がつ31日にち、石原いしはらプロの公式こうしきウェブサイトが閉鎖へいさされ、同時どうじに全ぜん業務ぎょうむが終了しゅうりょうした。そして翌日よくじつの4月がつ1日にち、裕次郎ゆうじろうの遺品いひん等とうの一般いっぱん公開こうかいおよびオリジナルグッズの販売はんばいを行おこなうウェブサイト「石原いしはら裕次郎ゆうじろうオンライン記念きねん館かん」が公開こうかいされた。運営うんえいは石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃが行おこなう。この公開こうかいにおいて、一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんISHIHARAおよび石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃの代表だいひょうが、まき子この養子ようしにあたる「石原いしはら邦彦くにひこ」であることが公表こうひょうされた。

2021年ねん4月がつ30日にち、株主かぶぬし総会そうかいにて解散かいさんを決議けつぎ（2021年ねん5月がつ24日にち発行はっこう官報かんぽう 号外ごうがい第だい113号ごう71頁ぺーじにて解散かいさん公告こうこくを掲載けいさい）。2022年ねん（令れい和わ4年ねん）6月がつ23日にち、法人ほうじん格かくが消滅しょうめつした。

名物めいぶつの炊たき出だし

東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいよう沖おき地震じしん（東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい）での炊たき出だしのため開設かいせつされた石巻いしのまきげんき食堂しょくどう。
（2011年ねん4月がつ19日にち、宮城みやぎ県けん石巻いしのまき市し）

石原いしはらプロは撮影さつえい用ようの車くるまやバイクなどのほかに、餅もちつき機きや3,000人にん分ぶんの炊飯すいはんができる炊事すいじ器きなどを所有しょゆうしており、関連かんれんイベントで炊たき出だしをするのが恒例こうれいとなっていた。小林こばやし正彦まさひこが自みずから調理ちょうりして所属しょぞく俳優はいゆうが料理りょうりを配くばるのも人気にんきの一ひとつであり、カレー、赤飯せきはん、豚汁とんじる、おはぎ、雑煮ぞうになど種類しゅるいも豊富ほうふである。「炊たき出だしカレー」が市販しはんされていた。

炊たき出だしの由来ゆらいは、石原いしはらプロが映画えいが製作せいさくをしていた時代じだいは撮影さつえい中ちゅうの弁当べんとうなどを調達ちょうたつしにくかったことと、「俳優はいゆうもスタッフもみんなで同おなじ食事しょくじをしよう」との石原いしはら裕次郎ゆうじろうの意向いこうがあり、自前じまえで炊飯すいはん設備せつびを整ととのえたことによる。

1995年ねん（平成へいせい7年ねん）1月がつ17日にちに発生はっせいした兵庫ひょうご県けん南部なんぶ地震じしん（阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさい）では、被災ひさい地ちの兵庫ひょうご県けん芦屋あしや市しで、渡わたりと実弟じっていの渡瀬わたせ恒彦つねひこが焼やきそばの炊たき出だしを行おこなった。

2006年ねん（平成へいせい18年ねん）4月がつ12日にち放映ほうえいの『愛あいのエプロン3時じ間あいだスペシャル』（テレビ朝日てれびあさひ）では、渡わたりをはじめとする所属しょぞく俳優はいゆうが料理りょうりを披露ひろう。2007年ねん（平成へいせい19年ねん）1月がつ1日にち放映ほうえいの『SMAP×SMAP』（関西かんさいテレビ・フジテレビ）の料理りょうりコーナー「BISTRO SMAP」に渡わたり、舘たて、神田かんだ、徳重とくしげの4人にんが出演しゅつえんした際さいには、過去かこのイベントでの炊たき出だしの模様もようを記録きろくしたプロモーションビデオの存在そんざいが明あきらかになり、「THE 炊たき出だし PART4」なるビデオの一部いちぶが紹介しょうかいされた。その中なかで舘たては「ただ、俳優はいゆうのプロモーションビデオはひとつもない」とも明あかしている。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）11月12日にち放送ほうそうの『ナニコレ珍ちん百ひゃく景けい』（テレビ朝日てれびあさひ）では、徳重とくしげ聡さとしが都内とないにある石原いしはらプロの倉庫そうこを紹介しょうかいした。この際さい、動態どうたい保存ほぞんされた多数たすうの劇げき用ようパトカー等とうと共ともに炊たき出だしに使つかう鍋なべなども紹介しょうかいされたが、珍ちん百ひゃく景けいとしては登録とうろくされず。

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）3月11日にちに発生はっせいした東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいよう沖おき地震じしん（東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい）では、トラック28台だいを連つらねて被災ひさい地ちの宮城みやぎ県けん石巻いしのまき市しを訪おとずれ、渡わたり・舘だてらが4月がつ14日にちから20日はつかまでの一いち週間しゅうかん、カレーや焼やきそば、おでん、ぜんざいなど豊富ほうふな炊たき出だしを行おこなった。この炊たき出だしでは、被災ひさい地ち・被災ひさい者しゃとは関係かんけい無ない一般いっぱんの石原いしはらプロファンが多数たすう来場らいじょうし、道路どうろ渋滞じゅうたいが発生はっせいした事ことで苦情くじょうが出でたとの報道ほうどうが一部いちぶでされた。

2011年ねん9月7日にちから6日間にちかん、東京とうきょう・日本橋にほんばし髙島屋や屋上おくじょうで行おこなわれた催事さいじ・大だい東北とうほく展てんでは、「屋上おくじょうげんき食堂しょくどう」を特設とくせつし、売上うりあげ金きん全額ぜんがくは日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃを通つうじて被災ひさい地ちに寄付きふした。またレトルト食品しょくひん（炊たき出だしカレー、とん汁じる、おでん、ぜんざい）として一般いっぱん販売はんばいもされた。

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）に石原いしはら裕次郎ゆうじろう記念きねん館かんが閉館へいかんしたことや渡わたり本人ほんにんの意向いこうに伴ともない、同どう記念きねん館かんの倉庫そうこにあった炊たき出だし用具ようぐを全すべて処分しょぶんしており、また人員じんいんの問題もんだいや高齢こうれい化かもあって、2016年ねんの熊本くまもと地震じしん被災ひさい地ちで実施じっししたのを最後さいごに、21年間ねんかんに及およぶ炊たき出だしは終了しゅうりょうした。

被災ひさい地ちへの炊たき出だし自体じたいに関かんしては、石原いしはらプロ解散かいさん後ごの2024年ねん（令れい和わ6年ねん）1月がつ1日にちに発生はっせいした令れい和わ6年ねん能登半島のとはんとう地震じしんでは、同年どうねん2月がつ21日にちから24日にちまでの4日間にちかん、舘たてひろしが石原いしはらプロ解散かいさん後ごに設立せつりつした舘たてプロが石川いしかわ県けん輪島わじま市しや富山とやま県けん氷見ひみ市し等とうで炊たき出だしを行おこなっており、舘たての他ほかに同おなじく元もと石原いしはら軍団ぐんだんメンバーで舘たてプロに移籍いせきした池田いけだ努つとむ、増本ますもと尚しょうや石原いしはらプロから移籍いせきしたスタッフ陣じんも参加さんか。軍団ぐんだん解散かいさん後ごも元もとメンバーによって軍団ぐんだんの伝統でんとうは継承けいしょうされる事ことになった。

作品さくひん傾向けいこう

石原いしはらプロが製作せいさくする作品さくひんは石原いしはら裕次郎ゆうじろう、渡わたり哲也てつやを主役しゅやくとして設定せっていしたものが多おおく、裕次郎ゆうじろう死後しごは舘たてを主役しゅやくにした作品さくひんが量産りょうさんされた。社名しゃめいが「プロモーション」となっている点てんから、代表だいひょう者しゃの名前なまえに囚とらわれない幅広はばひろい作品さくひん作づくりを目指めざした三船みふねプロダクションなどの独立どくりつスタープロとは対照たいしょう的てきなものであった。

『黒部くろべの太陽たいよう』『西部せいぶ警察けいさつ』に代表だいひょうされる、大だい規模きぼなセットを組くんだアクションを重視じゅうしした作品さくひんが多おおく、撮影さつえい中ちゅうの演者えんじゃやスタッフの怪我けがや事故じこがたびたび発生はっせいしている。2003年ねんには『西部せいぶ警察けいさつ2003』の撮影さつえい時じに観客かんきゃくを負傷ふしょうさせる車両しゃりょう事故じこが発生はっせいしており、最終さいしゅう的てきに連続れんぞくドラマは制作せいさく中止ちゅうしとなった。

裕次郎ゆうじろうが生前せいぜん各界かくかいと交流こうりゅうを深ふかめていたことや、莫大ばくだいな映画えいが製作せいさく費ひの補填ほてんもあり、全国ぜんこくに協賛きょうさん企業きぎょう・後援こうえん団体だんたいが数多かずおおく存在そんざいしていた。特とくに代表だいひょう的てきなものとして宝酒造たからしゅぞうがあり、裕次郎ゆうじろう時代じだいから所属しょぞく俳優はいゆうがCMに出演しゅつえんしていたほか、石原いしはらプロのイベントには宝酒造たからしゅぞうの樽たる酒しゅを毎回まいかい提供ていきょうしていた。また、ドラマ『大だい都会とかい PARTII』では同社どうしゃの島原しまばら工場こうじょう、『西部せいぶ警察けいさつ』の日本にっぽん全国ぜんこく縦断じゅうだんロケでは札幌さっぽろ工場こうじょう（現在げんざいは閉鎖へいさ）・伏見ふしみ工場こうじょうで撮影さつえいが行おこなわれ、後者こうしゃは当時とうじの社長しゃちょうであった大宮おおみや隆たかしが本人ほんにん役やくとして出演しゅつえんしていた。

幻まぼろしの社しゃ歌か

同社どうしゃの社しゃ歌かとして「太陽たいようと星ほしたちの賛歌さんか」（作詞さくし：なかにし礼あや、作曲さっきょく：羽田はた健太郎けんたろう）が存在そんざいする。

元々もともとは1978年ねんに裕次郎ゆうじろうがなかにしに作詞さくしを依頼いらいした曲きょくで、同年どうねん5月がつに予定よていされていたパーティー（同社どうしゃの設立せつりつ記念きねんパーティーとする説せつ と、同社どうしゃと関係かんけいの深ふかい宝酒造たからしゅぞうのパーティーとする説せつ がある）で披露ひろうされる予定よていだったが、裕次郎ゆうじろうが同どう時期じきに闘病とうびょう生活せいかつに入はいったためレコーディングや披露ひろうも行おこなわれず、また譜面ふめんも行方ゆくえ不明ふめいとなったため「幻まぼろしの社しゃ歌か」となっていた。当時とうじは同社どうしゃのスタッフの間あいだでも「社しゃ歌かがあるらしい」という都市とし伝説でんせつ扱あつかいだったという。

裕次郎ゆうじろうの死後しごの2013年ねん8月がつに、同社どうしゃの社しゃ史し編纂へんさんのため裕次郎ゆうじろうの自宅じたく資料しりょう室しつを整理せいりしていたところ譜面ふめんが発見はっけんされたことから、舘たてひろしの歌唱かしょうと船山ふなやま基紀もときによるアレンジで初はじめてレコーディングが行おこなわれ、2014年ねん3月がつにその存在そんざいが公表こうひょうされ、石原いしはらプロモーションのサイトで期間きかん限定げんていで公開こうかいされている。

歴代れきだい所属しょぞく俳優はいゆう・歌手かしゅ

一般いっぱんに「石原いしはら軍団ぐんだん」の愛称あいしょうで親したしまれていた。

• 石原いしはら裕次郎ゆうじろう（創設そうせつ者しゃ・在籍ざいせき中ちゅうに死去しきょ）
• 浅丘あさおかルリ子るりこ（1972年ねんまで在籍ざいせき）
• 黛まゆずみジュン
• 鳥居とりい恵子けいこ
• 川地かわち民夫たみお
• 浜田はまだ光夫みつお
• 小高おだか雄二ゆうじ (難病なんびょうのため1971年ねん以降いこうは俳優はいゆうから引退いんたい)
• 深ふか江こう章あきら喜き
• 竹脇無我たけわきむが
• 津々しんしん井いまり
• 城野しろのゆき
• 玉川たまがわ伊佐男いさお
• 寺尾てらお聰さとし
• 苅谷かりや俊介しゅんすけ
• 五代ごだい高之たかゆき
• 御ご木き裕ひろし（1980年ねん - 1996年ねん）
• 石原いしはら良純よしずみ（石原いしはら裕次郎ゆうじろうの甥おい、1982年ねん - 1989年ねん）
• 秋山あきやま武史たけし（在籍ざいせき中ちゅうに死去しきょ）
• 峰みね竜太りゅうた（1976年ねん - 2000年ねん）
• 谷川たにがわ竜りゅう（現げん・谷川たにがわ竜太郎りゅうたろう）
• 深江ふかえ卓たく次じ
• 舛ます田屋たやノリコ
• 武藤むとう章生あきお
• バーブ佐竹さたけ
• ウラン（現げん・青木あおきカレン）
• 渡邉わたなべ邦くに門もん （現げん・渡辺わたなべ邦くに斗と）
• 木村きむら昇のぼる
• 岩永いわながジョーイ
• 木村きむら龍りゅう童わらわ
• 神田かんだ穣みのる
• 渡わたり哲也てつや（在籍ざいせき中ちゅうに死去しきょ）
• 金児かねこ憲史けんじ
• 宮下みやした裕治ゆうじ
• 神田かんだ正輝まさき（1973年ねん - 2021年ねん）
• 舘たてひろし（1983年ねん - 2021年ねん、→舘たてプロ）
• 徳重とくしげ聡さとし
• 池田いけだ努つとむ（→舘たてプロ）
• 増本ますもと尚しょう（→舘たてプロ）

「石原いしはらプロNEXT GENERATION」

• 田川たがわ大樹だいき
• 草野くさの航わたる大だい

歴代れきだい所属しょぞくスタッフ

• 中井なかい景けい（プロデューサー・元もと専務せんむ）
• 銭ぜに谷たに功いさお（プロデューサー）
• 小林こばやし正彦まさひこ（プロデューサー・元もと専務せんむ取締役とりしまりやく・ウェブクウ取締役とりしまりやく）
• 仲川なかがわ幸夫ゆきお（プロデューサー・元もと常務じょうむ取締役とりしまりやく）
• 増田ますだ久雄ひさお（プロデューサー・現げん：プルミエ・インターナショナル）
• 川野かわの泰彦やすひこ（プロデューサー）
• 石野いしの憲けん助すけ（プロデューサー）
• 森川もりかわ一雄かずお（プロデューサー・現げん：ケイエッチケイアート｛国際こくさい放映ほうえい系列けいれつ会社かいしゃ｝）
• 岩崎いわさき純じゅん（プロデューサー・現げん：石原いしはら伸晃のぶあき事務所じむしょ政策せいさく秘書ひしょ）
• 高山たかやま正彦まさひこ（プロデューサー）
• 福原ふくはら昇のぼる（プロデューサー・退社たいしゃ後ごATプロダクションに移籍いせき）
• 中村なかむら進すすむ（プロデューサー・音楽おんがく出版しゅっぱん担当たんとう）
• 谷口たにぐち聡さとし（プロデューサー）
• 池田いけだ敏春としはる（助監督じょかんとく）
• 荻原おぎわら達いたる（演出えんしゅつ家か）
• 金きむ宇満司し（撮影さつえい技師ぎし）
• 宗そう田た喜久松きくまつ（撮影さつえい技師ぎし）
• 藤林ふじばやし甲かぶと（照明しょうめい技師ぎし）
• 椎葉しいば昇のぼる（照明しょうめい技師ぎし）
• 渡辺わたなべ三雄みつお（照明しょうめい技師ぎし）
• 渡辺わたなべ士郎しろう（編集へんしゅう技師ぎし）
• 関せき町まち進すすむ
• 浅井あさい健二けんじ（退社たいしゃ後ごテアトルアカデミーを創業そうぎょう）
• 山崎やまざき智広ともひろ（プロデューサー・現げん：舘たてプロ）
• 齋藤さいとう厚子あつこ（現げん：舘たてプロ）

会社かいしゃ概要がいよう

解散かいさん時じの役員やくいん

• 代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう：石原いしはらまき子こ
• 専務せんむ取締役とりしまりやく：浅野あさの謙治けんじ郎ろう
• 映像えいぞう版権はんけん取締役とりしまりやく：佐藤さとう泰博やすひろ
• 芸能げいのう部ぶ取締役とりしまりやく：小嶋こじま克巳かつみ
• 制作せいさく事業じぎょう部ぶ取締役とりしまりやく：古賀こが正行まさゆき
• 映像えいぞう制作せいさく部ぶ取締役とりしまりやく：椎野しいの茂しげる
• 経理けいり部ぶ取締役とりしまりやく：小林こばやし聖きよし

元もと役員やくいん

• 元もと代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう（初代しょだい）兼けん会長かいちょう：石原いしはら裕次郎ゆうじろう
• 元もと代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう（2代目だいめ） / 元もと相談そうだん取締役とりしまりやく：渡瀬わたせ道彦みちひこ（渡わたり哲也てつや）
• 元もと代表だいひょう取締役とりしまりやく専務せんむ：小林こばやし正彦まさひこ
• 元もと代表だいひょう取締役とりしまりやく常務じょうむ：金きむ宇満司し
• 元もと常務じょうむ取締役とりしまりやく・常務じょうむ執行しっこう役員やくいん：仲川なかがわ幸夫ゆきお
• 元もと取締役とりしまりやく：舘たて廣ひろ（舘たてひろし）、神田かんだ正輝まさき、福原ふくはら昇のぼる
• 水みずの江え滝子たきこ
• 浅丘あさおかルリ子るりこ
• 石原いしはら慎太郎しんたろう
• 石山いしやま雄大たけひろ
• 中井なかい景けい(元もと専務せんむ)
• 元もと執行しっこう役員やくいん：阿部あべ洵まこと二郎じろう
• 元もと執行しっこう役員やくいん：小林こばやし聖きよし

社しゃ歌か

• 「太陽たいようと星ほしたちの賛歌さんか」

  作詞さくし：なかにし礼あや、作曲さっきょく：羽田はた健太郎けんたろう

事務所じむしょ所在地しょざいち

事務所じむしょの所在しょざいは、設立せつりつ当時とうじは虎ノ門とらのもんだったが、1973年ねんに調布ちょうふ市し国領こくりょう町まちに移転いてんし、1991年ねんには布田ぬのたの「調布ちょうふシティビル」に移転いてん。解散かいさん後ごの2021年ねん2月がつには国領こくりょう町まちに再さい移転いてんした。

作品さくひん

映画えいが

• 太平洋たいへいようひとりぼっち（1963年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）原作げんさく：堀江ほりえ謙一けんいち、監督かんとく：市川いちかわ崑こん

  石原いしはらプロ製作せいさくの劇場げきじょう映画えいが第だい1弾だん。第だい18回かい文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう、ブルーリボン企画きかく賞しょう受賞じゅしょう。

• 殺人さつじん者しゃを消けせ（1964年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 敗やぶれざるもの（1964年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）原作げんさく：石原いしはら慎太郎しんたろう
• 城しろ取とり（1965年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 二人ふたりの世界せかい（1966年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 青春せいしゅん大統領だいとうりょう（1966年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 栄光えいこうへの挑戦ちょうせん（1966年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 黒部くろべの太陽たいよう（1968年ねん、日活にっかつ・三船みふねプロ・石原いしはらプロ・民藝みんげい映画えいが社しゃ）

黒部川くろべがわ第だい四よん発電はつでん所しょ大町おおまちトンネルの建設けんせつ工事こうじに携たずさわった人々ひとびとのドラマを描えがいた大作たいさく映画えいが。

※1969年ねんに日本にほんテレビ系列けいれつでテレビドラマ化かされた。石原いしはらはこのテレビドラマ版ばんにも出演しゅつえんしている。

• 夕ゆう月がつ（1969年ねん、石原いしはらプロ・松竹しょうちく）出演しゅつえん：黛まゆずみジュン、森田もりた健作けんさく
• 栄光えいこうへの5000キロ（1969年ねん、松竹しょうちく映うつ配はい・石原いしはらプロ）

日産にっさん・ブルーバードのラリーカーで、サファリラリーで活躍かつやくする日本人にっぽんじんドライバーをテーマにした日産自動車にっさんじどうしゃとのタイアップ映画えいが。

• 富士ふじ山頂さんちょう（1970年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 愛あいの化石かせき（1970年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）主演しゅえん：浅丘あさおかルリ子るりこ
• ある兵士へいしの賭かけ（1970年ねん、松竹しょうちく映うつ配はい・石原いしはらプロ）
• エベレスト大だい滑降かっこう（1970年ねん、松竹しょうちく映うつ配はい・石原いしはらプロ）
• 男おとこの世界せかい（1971年ねん、日活にっかつ・石原いしはらプロ）
• 甦よみがええる大地だいち（1971年ねん、松竹しょうちく映うつ配はい・石原いしはらプロ）
• 蒼あおいざめた日曜日にちようび（1972年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）原作げんさく：曾野綾子あやこ、出演しゅつえん：浅丘あさおかルリ子るりこ・若林わかばやし豪つよし
• 影かげ狩かり（1972年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）原作げんさく：さいとう・たかを
• 影かげ狩かり ほえろ大砲たいほう（1972年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）原作げんさく：さいとう・たかを
• 反逆はんぎゃくの報酬ほうしゅう（1972年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）石原いしはら裕次郎ゆうじろう最後さいごの主演しゅえん作さく。
• ゴキブリ刑事けいじ（1973年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）

  渡わたり哲也てつや主演しゅえんの刑事けいじアクション映画えいが。

• ザ・ゴキブリ（1973年ねん、東宝とうほう・石原いしはらプロ）

  『ゴキブリ刑事けいじ』の続編ぞくへん。

• 欽ちゃんのシネマジャック（1993年ねん、1994年ねん、東宝とうほう・シネマジャック ほか）

  ショートフィルムのオムニバス作品さくひん。一いち編へんを製作せいさくしている。

• 終おわった人ひと（2018年ねん、東映とうえい ほか）

  製作せいさく委員いいん会かい参加さんか。長編ちょうへん映画えいがへの出資しゅっしは『ザ・ゴキブリ』以来いらい45年ねんぶりとなる。

テレビドラマ

• あしたの虹にじ（1964年ねん3月8日にち - 1964年ねん6月29日にち、関西かんさいテレビ）
• 黒部くろべの太陽たいよう（1969年ねん8月がつ3日にち - 1969年ねん10月12日にち、日本にほんテレビ）

  民芸みんげい映画えいが社しゃ、萬まん年ねん社しゃ共同きょうどう制作せいさく

• 冬物ふゆもの語ご（1972年ねん11月 - 1973年ねん4月がつ、日本にほんテレビ）
• 大だい都会とかいシリーズ（日本にほんテレビ）

  本格ほんかく的てきにテレビドラマの自社じしゃ企画きかく・制作せいさくに進出しんしゅつした最初さいしょの作品さくひん。石原いしはら裕次郎ゆうじろう自みずからが制作せいさくの陣頭じんとう指揮しきを執とり、その後ごの同社どうしゃにおけるドラマ制作せいさくのノウハウがほぼ確立かくりつされた。

  • 大だい都会とかい 闘たたかいの日々ひび（1976年ねん1月がつ6日にち - 1976年ねん8月がつ3日にち）
  • 大だい都会とかい PARTII（1977年ねん4月がつ5日にち - 1978年ねん3月28日にち）
  • 大だい都会とかい PARTIII（1978年ねん10月3日にち - 1979年ねん9月11日にち）
• 浮浪ふろう雲くも（1978年ねん、テレビ朝日てれびあさひ）
• 西部せいぶ警察けいさつシリーズ（1979年ねん10月 - 1984年ねん10月、テレビ朝日てれびあさひ）

  前作ぜんさく「大だい都会とかい PART II」「- PART III」の設定せっていをほぼ引ひき継つぎ、よりスケールアップさせた、同社どうしゃにとっての代表だいひょう作さく。

• ただいま絶好調ぜっこうちょう!（1985年ねん4月がつ - 9月、テレビ朝日てれびあさひ）

  「西部せいぶ警察けいさつ」にて人気にんきを得えた舘たてを主演しゅえんに据すえた作品さくひん。ウイングルーフのトラックで出張しゅっちょう演奏えんそうする売うれないバンドを描えがく。

• ゴリラ・警視庁けいしちょう捜査そうさ第だい8班はん（1989年ねん4月がつ - 1990年ねん3月、テレビ朝日てれびあさひ / 制作せいさく協力きょうりょく：第一企画だいいちきかく）

  石原いしはら亡なきあと、「西部せいぶ警察けいさつ」を超こえる作品さくひんを目指めざして制作せいさくされたが、ヒットには至いたらなかった。

• 代表だいひょう取締役とりしまりやく刑事けいじ（1990年ねん10月 - 1991年ねん10月、テレビ朝日てれびあさひ / 制作せいさく協力きょうりょく：第一企画だいいちきかく）

  前作ぜんさく「ゴリラ」とは打うって変かわり、舘たてを主演しゅえんに据すえ、下町したまちを舞台ぶたいにした人情にんじょう劇げきを盛もり込こんだ作品さくひん。

• 生命せいめい燃もえゆ（1992年ねん、テレビ朝日てれびあさひ）

  渡わたり哲也てつや本格ほんかく復帰ふっき記念きねんドラマスペシャル。サブタイトルは「-石原いしはら裕次郎ゆうじろうに捧ささぐ- 妻つまよ娘むすめよ、わが人生じんせいに悔くいなし」

• 愛あいしの刑事けいじ（1992年ねん10月がつ - 1993年ねん3月、テレビ朝日てれびあさひ）
• テレビ朝日てれびあさひ開局かいきょく45周年しゅうねん記念きねん作品さくひん・日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう特別とくべつ企画きかく「西部せいぶ警察けいさつ SPECIAL」（2004年ねん10月31日にち、テレビ朝日てれびあさひ）

  20年ねんぶりの復活ふっかつ。前年ぜんねんに完成かんせいしていたが、撮影さつえい中ちゅうの事故じこの影響えいきょうにより1年ねん遅おくれで放映ほうえい。

• テレビ朝日てれびあさひ開局かいきょく45周年しゅうねん記念きねん作品さくひん「弟おとうと」（2004年ねん11月17日にち - 11月21日にち、テレビ朝日てれびあさひ）5夜や連続れんぞく放送ほうそう

  石原いしはらの兄あに・慎まき太郎たろうの小説しょうせつをドラマ化かした作品さくひん。

• 倉本くらもと聰さとしドラマスペシャル「祇園ぎおん囃子ばやし」（2005年ねん9月24日にち　テレビ朝日てれびあさひ）
• 新春しんしゅんスペシャルドラマ「マグロ」（2007年ねん1月がつ4日にち - 1月がつ5日にち　テレビ朝日てれびあさひ）
• おいしいごはん 鎌倉かまくら・春日井かすがい米べい店てん（2007年ねん10月がつ - 12月　テレビ朝日てれびあさひ）

  「愛あいしの刑事けいじ」以来いらい、14年ねんぶりの連続れんぞくドラマで、初はつのホームドラマ制作せいさく。

• 告知こくちせず（2008年ねん11月15日にち　テレビ朝日てれびあさひ）

  テレビ朝日てれびあさひ開局かいきょく50周年しゅうねん記念きねん作品さくひん。

• 橋田はしだ壽賀子すがこドラマスペシャル「結婚けっこん」（2009年ねん11月28日にち　テレビ朝日てれびあさひ）

  制作せいさく協力きょうりょくとして制作せいさくに参加さんか

ドキュメント・バラエティ

• 裕次郎ゆうじろうアワー 今晩こんばんは裕次郎ゆうじろうです（1963年ねん7月がつ - 1964年ねん1月がつ、日本にほんテレビ）
• 木曜もくようスペシャル（日本にほんテレビ）
  • ADMIRAL'S CUP ‐1977‐ 裕次郎ゆうじろうは燃もえた!（1977年ねん / 製作せいさく協力きょうりょく：プルミエ・インターナショナル / 脚本きゃくほん・監督かんとく：村川むらかわ透とおる）

    アドミラルズ・カップ・レース（Admiral's Cup）への出場しゅつじょうを果はたした裕次郎ゆうじろうの活躍かつやくを追おった長篇ちょうへんドキュメンタリーフィルム。

  • ペンタゴン 米まいソ軍事ぐんじ戦略せんりゃくの全貌ぜんぼう（1978年ねん / 構成こうせい：永原ながはら秀一ひでかず、舛田ますだ利雄としお / 演出えんしゅつ：舛田ますだ利雄としお / 協力きょうりょく：アメリカ国防総省こくぼうそうしょう）

    冷戦れいせん下かにおけるアメリカとソ連それんの軍拡ぐんかく競争きょうそうの実態じったいに迫せまった、裕次郎ゆうじろう制作せいさく指揮しきによる政治せいじドキュメンタリー。両りょう陣営じんえいの軍事ぐんじ演習えんしゅうの様子ようすや兵器へいきを収おさめた映像えいぞう、関係かんけい者しゃへのインタビューなどで構成こうせい。この際さいに撮影さつえいされた航空こうくう戦闘せんとう機きのフィルムは三根みね夫おっと久ひさし大だい事務所じむしょが再さい編集へんしゅうを行おこない、同年どうねんのうちに日本にっぽんヘラルド配給はいきゅうにより『Take Off』（総そう監督かんとく∶舛田ますだ利雄としお）として劇場げきじょう公開こうかいされた。

  • 独占どくせん企画きかく!石原いしはら軍団ぐんだんINハワイ（1986年ねん、製作せいさく：日本にほんテレビ / 企画きかく：石原いしはらプロモーション / 製作せいさく協力きょうりょく：ユニオン映画えいが、石原いしはらプロモーション）

    裕次郎ゆうじろう別荘べっそうのあるオアフ島とうで休暇きゅうかを楽たのしむ軍団ぐんだんとゆかりの俳優はいゆうたちのイメージ映像えいぞうやトークなどで構成こうせいしたイベント番組ばんぐみ。『大だい都会とかいPARTIII』以来いらい、7年ねんぶりに日本にほんテレビとの共同きょうどう企画きかくで製作せいさくされた番組ばんぐみであり、放送ほうそう前後ぜんこうには日にっテレ系けい各局かくきょくにて『大だい都会とかい』シリーズの再さい放送ほうそうも行おこなわれた。

• 史上しじょう最強さいきょうのバラエティ クイズ100万まんボルト（1993年ねん、テレビ朝日てれびあさひ）

  電気事業連合会でんきじぎょうれんごうかいとのタイアップによるクイズ番組ばんぐみ。軍団ぐんだん出演しゅつえんのコントや再現さいげんVTRなどで構成こうせいされた。

CM

• 宝酒造たからしゅぞう（渡わたり哲也てつや）
• ジョージア（渡わたり哲也てつや・舘たてひろし）
• オロナミンC
• 日本にっぽん興亜こうあ損害そんがい保険ほけん(現げん・損害そんがい保険ほけんジャパン、渡わたり哲也てつや・神田かんだ正輝まさき・舘たてひろし・深江ふかえ卓たく次じ・渡邉わたなべ邦くに門もん）
• キリンビール（舘たてひろし）
• スズキ（スペーシアカスタム。舘たてひろし・徳重とくしげ聡さとし・金児かねこ憲史けんじ・宮下みやした裕治ゆうじ）

関連かんれん企業きぎょう

公式こうしきサイト内ないでは、系列けいれつ会社かいしゃとして扱あつかっている。

• 石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃ
• 石原いしはらインターナショナル（2020年ねん閉鎖へいさ）
• アイ・ピー・エフ（2019年ねん石原いしはらプロと合併がっぺいして消滅しょうめつ）
• 石原いしはらミュージック（2019年ねん閉鎖へいさ）
• 石原いしはら裕次郎ゆうじろう記念きねん館かん

また、系列けいれつ会社かいしゃではないが、石原いしはらプロが設立せつりつに関かかわっている会社かいしゃもある。

• ウェブクウ

関連かんれん書籍しょせき

• 『昭和しょうわの太陽たいよう　石原いしはら裕次郎ゆうじろう』石原いしはらプロモーション、2009年ねん8月がつ。ISBN 978-4-903853-66-6

  2009年ねん7月がつ5日にちに旧きゅう国立こくりつ競技きょうぎ場じょうで行おこなった二に十じゅう三さん回忌かいき法要ほうようの記念きねん品ひんを再編さいへんし書籍しょせき化か

• 『石原いしはら裕次郎ゆうじろう 渡わたり哲也てつや 石原いしはらプロ社しゃ史し』 青あお志こころざし社しゃ、2021年ねん1月がつ。ISBN 978-4-86590-111-5

  石原いしはらプロの会社かいしゃ解散かいさんを機きに記念きねん出版しゅっぱん。2014年ねん発行はっこうの「石原いしはらプロ50周年しゅうねん史し」（非売品ひばいひん）を、会社かいしゃ解散かいさんまでの軌跡きせきを加くわえ書籍しょせき化か

• 佐藤さとう利明としあき『石原いしはら裕次郎ゆうじろう　昭和しょうわ太陽たいよう伝でん』石原いしはらプロ監修かんしゅう、アルファベータブックス、2019年ねん7月がつ。ISBN 978-4-86598-070-7
• 『映画えいがにかけた夢ゆめ 石原いしはらプロモーション58年ねんの軌跡きせき』 朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん「週刊しゅうかん朝日あさひムック」2020年ねん12月。ISBN 978-4-02-277060-8　　

関連かんれん項目こうもく

• 同族どうぞく経営けいえい
• 石原いしはら慎太郎しんたろう - 慎太郎しんたろうをはじめとして、選挙せんきょの際さいにはしばしば石原いしはら軍団ぐんだんが応援おうえんを行おこなっている。
• 石原いしはら伸晃のぶあき
• 石原いしはら良純よしずみ
• 石原いしはら宏ひろし高だか
• 石原いしはら延のべ啓けい
• たけし軍団ぐんだん - 名称めいしょうは「石原いしはら軍団ぐんだん」に因ちなんでいる。但ただし、ザ・ドリフターズを意識いしきして結成けっせいされたとも言いわれており、実際じっさいビートたけしは「たけし軍団ぐんだんはドリフターズを意識いしきして結成けっせいした。こんなバカな人間にんげんが大変たいへんな賞しょうをもらった事ことに、初心しょしんに帰かえってバカをやらないといけない」とカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいのインタビューで話はなした。

外部がいぶリンク

• Webサイトは2021年ねん3月がつ31日にちで閉鎖へいさ
• 石原いしはら裕次郎ゆうじろうオンライン記念きねん館かん
• 石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃ
• 石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃ（旧きゅう石原いしはらプロ） (@ishiharapro1) - X（旧きゅうTwitter）　2021年ねん4月がつ1日にちにて「石原いしはら音楽おんがく出版しゅっぱん社しゃ」の公式こうしきtwitterに変更へんこうし運用うんよう中ちゅう
• 石原いしはらプロ (ishiharapro) - Facebook
• 石原いしはらプロモーション (@ishihara_promotion) - Instagram

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