長津ながつ湖この戦たたかい

長津ながつ湖この戦たたかい
中国ちゅうごく軍ぐんによる包囲ほうい網もうを突破とっぱし撤退てったい中ちゅうの米べい海兵かいへい隊員たいいん。
戦争せんそう：朝鮮ちょうせん戦争せんそう
年月日ねんがっぴ：1950年ねん11月26日にち – 12月13日にち
場所ばしょ： 北朝鮮きたちょうせん咸鏡南道みなみどう長津ながつ郡ぐん長津ながつ湖こ
結果けっか：中国ちゅうごく軍ぐんによる事実じじつ上じょうの勝利しょうり。国連こくれん軍ぐんの撤退てったい
交戦こうせん勢力せいりょく
国際こくさい連合れんごう アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく イギリス 韓国かんこく	中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく
指導しどう者しゃ・指揮しき官かん
ダグラス・マッカーサー エドワード・アーモンド オリバー・プリンス・スミス	毛沢東もうたくとう 彭徳懐ふところ 宋そう時じ輪わ
戦力せんりょく
第だい10軍団ぐんだん 第だい1海兵かいへい師団しだん 第だい3歩兵ほへい師団しだん 第だい7歩兵ほへい師団しだん 第だい41海兵かいへい隊たいコマンド部隊ぶたい 総計そうけい: 103,520人にん 参戦さんせん兵力へいりょく: 〜30,000	第だい9兵団へいだん 第だい20集団しゅうだん軍ぐん 第だい26集団しゅうだん軍ぐん 第だい27集団しゅうだん軍ぐん 総計そうけい: 150,000人にん 参戦さんせん兵力へいりょく：〜67,000
損害そんがい
アメリカ側がわ資料しりょう： 戦死せんし 1,029 行方ゆくえ不明ふめい 4,894 負傷ふしょう 4,582 戦病死せんびょうし 7,338 戦車せんしゃ15輛喪失そうしつ 中国ちゅうごく側がわ資料しりょう： 戦死せんし傷きず 13,900	中国ちゅうごく側がわ資料しりょう： 戦死せんし傷きず 19,202 戦病死せんびょうし 28,954 国連こくれん側がわ資料しりょう： 戦死せんし傷きず 29,800 戦病死せんびょうし 20,000以上いじょう
朝鮮ちょうせん戦争せんそう 主要しゅよう戦闘せんとう・事件じけんの一覧いちらん 北朝鮮きたちょうせんの攻勢こうせい 甕う津つ 開城かいじょう・汶山 高浪たかなみ浦うら 東ひがし豆まめ川がわ・抱だき川かわ 春川はるかわ 朝鮮ちょうせん海峡かいきょう 議ぎ政府せいふ ソウル1 注文ちゅうもん津つ 韓国かんこく航空こうくう戦せん 水原みずはら 烏山からすやま 平沢ひらさわ 天てん安やす 鳥とり致院 大田おおた 尚なお州しゅう 嶺みね東ひがし 黄き澗 安東あんどう 河東かわとう 国連こくれん軍ぐんの反撃はんげき 釜山ぷさん橋頭堡きょうとうほ 仁川にがわ上陸じょうりく ソウル2 282高地こうち 元山もとやま上陸じょうりく 栄さかえ州しゅう 定てい州しゅう 中国ちゅうごく介入かいにゅう 温井ぬくい 雲山くもやま 粛川・順じゅん川かわ 清川きよかわ江こう 軍ぐん隅すみ里さと 長津ながつ湖こ 北極熊ほっきょくぐま団だん ソウル3 原はら州しゅう1・2 サンダーボルト作戦さくせん 砥とぎ平里ひらさと 原はら州しゅう3 キラー作戦さくせん ソウル4 カレイジャス作戦さくせん トマホーク作戦さくせん 積せき城じょう 加平かへい 膠着こうちゃく 血ちの稜線りょうせん 漢江かんこう 断腸だんちょうの稜線りょうせん 馬うま良りょう山やま1 順じゅん川かわ 水みず豊ゆたかダム ブレイズ作戦さくせん 白馬しろうま高地こうち 狙撃そげき稜線りょうせん フック高地こうち ポークチョップヒル 金城きんじょう 沙すな尾川おがわ 航空こうくう戦せん ミグ回廊かいろう ストラングル作戦さくせん 北朝鮮きたちょうせん本土ほんど 休戦きゅうせん協定きょうてい発効はっこう後ごの戦闘せんとう（朝鮮ちょうせんDMZ紛争ふんそう） 青瓦台チョンワデ襲撃しゅうげき プエブロ号ごう事件じけん EC-121機き撃墜げきつい事件じけん 実じつ尾島おじま ポプラ事件じけん ラングーン事件じけん 大韓航空だいかんこうくう機き爆破ばくは 江こう陵りょう浸透しんとう 麗水れいすい潜水せんすい艇てい撃沈げきちん事件じけん 第だい1次じ延坪のべつぼ 第だい2次じ延坪のべつぼ 大だい青あお 天てん安やす号ごう沈没ちんぼつ事件じけん 延坪のべつぼ島とう砲撃ほうげき

長津ながつ湖この戦たたかい
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	장진호 전투
漢字かんじ：	長津ながつ湖こ戰鬪せんとう
発音はつおん：	チャンジンホ チョントゥ
日本語にほんご読よみ：	ちょうしんこせんとう
英語えいご表記ひょうき：	Battle of Chosin Reservoir

長津ながつ湖この戦たたかい（ちょうしんこのたたかい）は、1950年ねん11月27日にちから12月11日にちにかけて、現在げんざいの朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく咸鏡南道みなみどう長津ながつ郡ぐん長津ながつ湖こ周辺しゅうへんで行おこなわれた朝鮮ちょうせん戦争せんそうの戦闘せんとうの一ひとつである。国連こくれん軍ぐんと中国ちゅうごく人民じんみん志願しがん軍ぐんが初はじめて交戦こうせんした戦たたかい。「長津ながつ湖こ戦闘せんとう」などの名なでも呼よばれる。

概要がいよう

1950年ねん秋あき、国連こくれん軍ぐんは38度ど線せん北側きたがわに進軍しんぐんして朝鮮人民軍ちょうせんじんみんぐんを中ちゅう朝ちょう国境こっきょう近ちかくまで追おい込こみ、朝鮮半島ちょうせんはんとう全土ぜんどの制圧せいあつを目指めざしていた。中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく政府せいふは、国連こくれん軍ぐんの北上ほくじょうに対たいしたびたび警告けいこくを発はっしていたが、ダグラス・マッカーサー司令しれい官かんはこの警告けいこくを宣伝せんでんと受うけ取とり、無視むししていた。長津ながつ湖こ周辺しゅうへんにはアメリカ海兵かいへい隊たい第だい1海兵かいへい師団しだん17000人にんを主力しゅりょくとする国連こくれん軍ぐんが配備はいびされていた。

11月27日にち、最もっとも中ちゅう朝ちょう国境こっきょう寄よりの柳やなぎ潭里（ユダム二に 류담리）に配備はいびされていた第だい5海兵かいへい連隊れんたい及および第だい7海兵かいへい連隊れんたいが、中国ちゅうごく人民じんみん志願しがん軍ぐんの夜間やかん奇襲きしゅうを受うけ、同おなじ頃ごろ22キロ南みなみにある下した碣隅里さと（ハガルリ 하갈우리）の国連こくれん軍ぐん補給ほきゅう基地きちも同様どうように奇襲きしゅうされた。

11月29日にち、下しも碣隅里さとよりさらに南みなみの古こ土ど里さと（コドリ 고토리）から下しも碣隅里さとに海兵かいへい隊たいの増援ぞうえん部隊ぶたいが送おくられ、翌よく30日にちに最前線さいぜんせんの柳やなぎ潭里の部隊ぶたいに退却たいきゃく命令めいれいが出だされた。

12月3日にち、柳やなぎ潭里の第だい5海兵かいへい連隊れんたい及および第だい7海兵かいへい連隊れんたいが、退却たいきゃく路ろ途中とちゅうの徳とく洞ほら峠とうげを守まもるフォックス中隊ちゅうたいの援護えんごのもと、下しも碣隅里さとまで退却たいきゃくした。米べい空軍くうぐんは退却たいきゃく援護えんごのためにナパーム弾だんによる空爆くうばくを行おこなった。

12月4日にち、下しも碣隅里さとから古こ土ど里さとへの南下なんかが始はじまり、途中とちゅうの地獄じごく火ひの谷たに（"Hell Fire Valley"）で中国ちゅうごく側がわの攻撃こうげきに苦くるしめられながらも、12月7日にちに古こ土ど里さとに到着とうちゃくした。すでにこの時点じてんで海兵かいへい隊員たいいん3000人にんが戦死せんししていた。同おなじ頃ごろ、中国ちゅうごく人民じんみん志願しがん軍ぐんも疲弊ひへいと消耗しょうもうにより撤退てったいした。

12月11日にち、国連こくれん軍ぐんは興南こうなん（フンナム 흥남）港みなとに到着とうちゃくした。その後ご、国連こくれん軍ぐんは興南こうなん港こうの港湾こうわん設備せつびを完全かんぜんに破壊はかいし、海路かいろで撤収てっしゅうした。この戦たたかいは朝鮮ちょうせん戦争せんそう史上しじょう、仁川にがわ上陸じょうりく作戦さくせんと並ならぶ転機てんきとなった。

長津ながつ湖この戦たたかいに関かんする作品さくひん

映像えいぞう作品さくひん

• ドキュメンタリー『戦場せんじょうの真実しんじつ』シリーズ『長津ながつ湖この戦たたかい』（ディスカバリーチャンネル、2013年ねん）
• 映画えいが『1950 鋼こうの第だい7中隊ちゅうたい』（2021年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• チョーシン (ミサイル巡洋艦じゅんようかん)

参考さんこう文献ぶんけん

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