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2021 AV7

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
2021 AV7
かり符号ふごう別名べつめい 2021 AV7
かけの等級とうきゅう (mv) 20.0現在げんざい[1]
19.8発見はっけん[2]
分類ぶんるい 地球ちきゅう近傍きんぼう天体てんたい[3]
アポロぐん[3]
潜在せんざいてき危険きけん小惑星しょうわくせい[3]
発見はっけん
発見はっけん 2021ねん1がつ15にち最初さいしょ観測かんそく[2][4]
発見はっけんしゃ アラン・モーリー[2][4]
G. Attard[2][4]
発見はっけん場所ばしょ サンペドロ・デ・アタカマ[2][4]
軌道きどう要素ようそ性質せいしつ
もと:2021ねん1がつ17にちJD 2459231.5)
軌道きどう種類しゅるい 楕円だえん軌道きどう
軌道きどうちょう半径はんけい (a) 3.049±0.037 au[3]
近日きんじつてん距離きょり (q) 0.8978±0.0005 au[3]
遠日点えんじつてん距離きょり (Q) 5.201±0.063 au[3]
はなれしんりつ (e) 0.70555±0.00037[3]
公転こうてん周期しゅうき (P) 5.32±0.10 とし[3]
軌道きどう傾斜けいしゃかく (i) 29.381±0.086°[3]
きんてん引数ひきすう (ωおめが) 39.012±0.043°[3]
のぼり交点こうてんけい (Ωおめが) 153.466±0.071°[3]
平均へいきんきんてんかく (M) 345.180±0.281°[3]
最小さいしょう交差こうさ距離きょり 地球ちきゅう:0.0001 AUえーゆー (15,000 km)[3]
物理ぶつりてき性質せいしつ
平均へいきん直径ちょっけい 0.45–1.00 km[5]
(アルベドを0.05–0.25と仮定かてい
絶対ぜったい等級とうきゅう (H) 18.84±0.42[3]
18.86[4]
カタログでの名称めいしょう
P11bC3C[6][7]
Template (ノート 解説かいせつ■Project

2021 AV7とは、2021ねん1がつ15にちチリサンペドロ・デ・アタカマ天文学てんもんがくしゃアラン・モーリーとG. Attardによって発見はっけんされた、アポロぐんぞくする地球ちきゅう近傍きんぼう小惑星しょうわくせいである。推定すいてい直径ちょっけいは450–1,000 m (1,480–3,280 ft)であり、潜在せんざいてき危険きけん小惑星しょうわくせいとみなされている。軌道きどう地球ちきゅう軌道きどう内側うちがわまではいはなれしんりつたか楕円だえん軌道きどうである。地球ちきゅうとの最小さいしょう交差こうさ距離きょりは15,000 km (9,300 mi)であるが、軌道きどう非常ひじょう確実かくじつであるため、今後こんご100年間ねんかんは0.2天文てんもん単位たんいうち接近せっきんするようにはえない[3]

発見はっけん

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2021 AV7は、チリのサンペドロ・デ・アタカマで天文学てんもんがくしゃのアラン・モーリーとG. Attardが2020ねん1がつ15にちおおいぬ方角ほうがく発見はっけんされた等級とうきゅうが19.8の小惑星しょうわくせいである[2]小惑星しょうわくせいは、地球ちきゅうから0.656天文てんもん単位たんい (98,100,000 km; 61,000,000 mi)の距離きょり位置いちし、まいぶん1.15びょうかく移動いどうしていた[8]

その小惑星しょうわくせい小惑星しょうわくせいセンターのNEOCPにP11bC3Cとしてリストされた[7]。3日間にちかんスペースウォッチキットピーク国立こくりつ天文台てんもんだいスチュワード天文台てんもんだいレモンやまでフォローアップ観測かんそくふくめた様々さまざま観測かんそくおこなわれた。P11bC3Cは確認かくにんされ、2021ねん1がつ18にち2021 AV7として公表こうひょうされた[2]

軌道きどう分類ぶんるい

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2021 AV7木星もくせい黄道こうどうきょくから内部ないぶ惑星わくせい軌道きどう

わずか5日間にちかん観測かんそくされたのみであり、2021 AV7軌道きどう確定かくていパラメータ8で非常ひじょう確実かくじつである[4]長期ちょうきにわたって軌道きどう決定けっていするには、いくつかのたいする追加ついか観測かんそく必要ひつようとなる。

2021 AV7平均へいきん距離きょり3.05±0.04天文てんもん単位たんい公転こうてん周期しゅうき5.3±0.1とし太陽たいよう周囲しゅうい公転こうてんしている。その軌道きどうは0.71のたかはなれしんりつち、黄道こうどうめんたいして29°かたむいている。近日きんじつてんは0.9天文てんもん単位たんい遠日点えんじつてん5.2±0.1天文てんもん単位たんいで、地球ちきゅう火星かせい木星もくせい軌道きどう交差こうさする[3]軌道きどうちょう半径はんけいが1天文てんもん単位たんいよりおおきく、軌道きどう地球ちきゅう軌道きどう交差こうさするため、2021 AV7はアポロぐん分類ぶんるいされている。地球ちきゅう軌道きどうから15,000 km (9,300 mi)の周囲しゅういちいさな最小さいしょう交差こうさ距離きょりっているものの、非常ひじょう確実かくじつ軌道きどう考慮こうりょすれば、今後こんご100年間ねんかんは2021 AV7は0.2天文てんもん単位たんい (30,000,000 km; 19,000,000 mi)よりちか距離きょり接近せっきんするようにはえない。

物理ぶつりてき特性とくせい

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直径ちょっけいとアルベド

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等級とうきゅうから直径ちょっけいへの変換へんかん測定そくていされた絶対ぜったい等級とうきゅう18.84にもとづいて、2021 AV7想定そうていされる幾何きかアルベドがそれぞれ0.25と0.05の場合ばあい直径ちょっけいは450〜1,000メートルと測定そくていされている[4][5]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 2021AV7”. Near Earth Objects – Dynamic Site. Department of Mathematics, University of Pisa, Italy. 19 January 2021閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g MPEC 2021-B45 : 2021 AV7”. Minor Planet Electronic Circular. Minor Planet Center (18 January 2021). 19 January 2021閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p JPL Small-Body Database Browser: 2021 AV7”. Jet Propulsion Laboratory. 19 January 2021閲覧えつらん
  4. ^ a b c d e f g 2021 AV7”. Minor Planet Center. International Astronomical Union. 19 January 2021閲覧えつらん
  5. ^ a b Bruton, Dan. “Conversion of Absolute Magnitude to Diameter for Minor Planets”. Department of Physics, Engineering, and Astronomy. Stephen F. Austin State University. 19 January 2021閲覧えつらん
  6. ^ 2021 AV7”. NEO Exchange. Las Cumbres Observatory (18 January 2021). 19 January 2021閲覧えつらん
  7. ^ a b Gray, Bill (18 January 2021). “"Pseudo-MPEC" for 11E401”. Project Pluto. 19 January 2021閲覧えつらん
  8. ^ 2021AV7 Ephemerides”. Near Earth Objects – Dynamic Site. Department of Mathematics, University of Pisa, Italy. 19 January 2021閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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