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ATR 42

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ATR 42

ATR 42は、フランスイタリア合弁ごうべん航空機こうくうきメーカーであるATR製造せいぞうするターボプロップ双発そうはつ旅客機りょかくきである。42は標準ひょうじゅん座席ざせきすうの42せきピッチ 81 cm)を意味いみする。

ATR 42の胴体どうたい主翼しゅよく延長えんちょうしたモデルにATR 72がある。

概要がいよう

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はつ飛行ひこうおこなうATR 42
飛行ひこうちゅう機体きたい下面かめん。バルジの底面ていめんにタイヤ側面そくめん露出ろしゅつしているのがえる。フェデックスの-300

1984ねん8がつ16にちはつ飛行ひこう1985ねん12月3にち通算つうさん4号機ごうきがフランスのエールリトラル英語えいごばんわたされ、同年どうねん12がつ9にち路線ろせんはつ就航しゅうこうした。現在げんざい改良かいりょうつづけられ、世界せかい各国かっこく航空こうくう会社かいしゃ運用うんようされている。とく短距離たんきょり路線ろせん滑走かっそうみじか地域ちいき空港くうこう対応たいおうした設計せっけいとなっている。

胴体どうたい円形えんけい断面だんめんで、客室きゃくしつない最大さいだいはば2.57 m, 全長ぜんちょう13.85 m, 最大さいだいだか1.91 mである。主翼しゅよくこうつばさ配置はいちで、ていつばさくら客室きゃくしつからの視界しかい良好りょうこうであるため、洋上ようじょう監視かんしとしても販売はんばいされている。降着こうちゃく装置そうちすべてダブルタイヤ装備そうび油圧ゆあつにより格納かくのうされる。しゅあし胴体どうたい左右さゆう下部かぶのバルジ(ふくらみ)に格納かくのうされるが、あしとびらのみで車輪しゃりんとびらはなく、格納かくのうにもタイヤ側面そくめん露出ろしゅつする。構造こうぞうてき主翼しゅよくエンジンぬしあし配置はいち競合きょうごうターボプロップ機種きしゅ比較ひかくしてしゅあしはばせまいため横風おうふうよわ特性とくせいがある。

貨物かもつしつ機体きたい前方ぜんぽうにあり、機体きたい前方ぜんぽう左側ひだりがわに1.27 m × 1.28 mの大型おおがたカーゴドアを装備そうびするなど、採算さいさんいにくい地方ちほう路線ろせん需要じゅようおおいコンビ貨客混載こんさい仕様しよう標準ひょうじゅんとなっている。この貨物かもつしつ関係かんけいじょう乗員じょういん乗客じょうきゃく乗降じょうこうようドアは機体きたい後方こうほう[1]左側ひだりがわにあり、機体きたい後方こうほう右側みぎがわには、機体きたい後部こうぶにまとめられているギャレー洗面せんめんしょなどに物品ぶっぴんれするサービスドア(ヒンジしき)を装備そうびする。

旅客りょかくがた装備そうびには、前方ぜんぽう貨物かもつしつひだりとびらをそのまま使つかい、客室きゃくしつ座席ざせき撤去てっきょするだけで貨物かもつ積載せきさい出来でき応急おうきゅう貨物かもつ (QC: QuickChange) がたと、拡張かくちょう貨物かもつ専用せんようひだりとびら新設しんせつし、ゆかめんULD機材きざい移動いどうローラーを設置せっちし、よりおおくの貨物かもつ積載せきさい可能かのうとした貨物かもつ(Freighter)がたがあり[2]貨物かもつがたフェデックスなどが地域ちいき航空こうくう貨物かもつとして運用うんようしている。 豪華ごうか客室きゃくしつそなえた社用しゃよう仕様しよう (Corporate Version) や、飛行ひこう検査けんさがた販売はんばいしている。

ATR 42とATR 72は、右側みぎがわのエンジンを運転うんてんさせたままプロペラを回転かいてんしないようブレーキでロックして補助ほじょ動力どうりょく装置そうちとして使用しようする「ホテルモード」を採用さいようしており、空港くうこうでの待機たいきちゅう騒音そうおんおさえつつ客室きゃくしつ空調くうちょう照明しょうめい確保かくほすることが可能かのうである。

機体きたい基本きほん設計せっけい試作しさく段階だんかいからほぼ変更へんこうされておらず、エンジンやアビオニクスのアップグレードで改良かいりょうおこなわれている。

機体きたい規模きぼからみた競合きょうごうデ・ハビランド・カナダ (DHC) のDHC-8であるが、2020年代ねんだいになり新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうなどにより、DHCが工場こうじょう一時いちじ閉鎖へいさしているため、ATR 42が市場いちば独占どくせんしつつある[3]

開発かいはつ製造せいぞう

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フランスのアエロスパシアルげんエアバス・グループ)とイタリアのアエリタリアアレーニア・アエロナウティカからアレーニア・アエルマッキげんレオナルド S.p.A)は、1980年代ねんだいはじめに40せきクラスの輸送ゆそう計画けいかくをそれぞれっていて、アエロスパシアルはAS35, アエリタリアはAIT230という研究けんきゅうおこなっていた。この2機種きしゅ機体きたい計画けいかくはほとんどおなじクラスだったため、統合とうごう共同きょうどう作業さぎょうおこなうことで協議きょうぎたれ、1980ねん7がつ協定きょうてい成立せいりつして開発かいはつ着手ちゃくしゅした。

2019ねん9がつ納入のうにゅうまえのATR 42-600がたが、メーカー試験しけん飛行ひこうちゅうにエンジン1停止ていしして緊急きんきゅう着陸ちゃくりくするトラブルをこしてフランス航空こうくう事故じこ調査ちょうさきょく調査ちょうさはいったため、該当がいとう以降いこうわたしが遅延ちえんした[4]。このため、日本にほんエアコミューター (JAC) 発注はっちゅうのJA09JCと北海道ほっかいどうエアシステム発注はっちゅうのJA11HCもわたしがおくれ、JACにかんしては該当がいとうてる予定よていだった便びん欠航けっこうするなど運航うんこう影響えいきょう[5]

リトアニア航空こうくうの-300
-300の操縦そうじゅうせきUTエアー
-600のプロペラとエンジンナセル
点検てんけんちゅうのATR 42-500MP Surveyor(ナイジェリア空軍くうぐん
側面そくめんにカメラポッドを装備そうびしたATR 42-400MP Surveyor(イタリア沿岸えんがん警備けいびたい

ATR 42の試作しさくすうだけ製作せいさくされた機体きたい。エンジンはPW120で、出力しゅつりょくが2,000 shp.

最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょうげ、1996ねんまで製作せいさくされた基本きほん生産せいさんがた

エンジンをPW121(出力しゅつりょく2,100 shp)へかわそうし、最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょうげと高温こうおん高地こうち性能せいのう強化きょうかおこなったかた最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょうは300がたからわっていないが、エンジン重量じゅうりょう増加ぞうかしたぶんだけ搭載とうさいりょうらされている。

貨物かもつ改修かいしゅうがた

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旅客りょかくがた装備そうび前方ぜんぽう貨物かもつしつひだりとびらをそのまま使用しようした応急おうきゅう貨物かもつ (QC: QuickChange) がた拡張かくちょう貨物かもつ専用せんようひだりとびら新設しんせつしULD機材きざい可能かのうとした貨物かもつ (Freighter) がた存在そんざい[2]

200/300/320がたのエンジンにろく翅プロペラを装着そうちゃくしたかた

エンジンをPW127E(出力しゅつりょく2,400 shp)へかわそうし、搭載とうさいりょう増大ぞうだい離着陸りちゃくりく性能せいのう向上こうじょうはかった機体きたいアビオニクス更新こうしんにより操縦そうじゅうせい改善かいぜんするとともに、ICAO CAT IIILS進入しんにゅう能力のうりょくそなえた。

2007ねん6がつ発表はっぴょうされた機種きしゅ。エンジンをPW127Mへかわそうし、500がたからさらにアビオニクスを更新こうしんしてCAT IIIのILS進入しんにゅう能力のうりょく付与ふよしたほか、液晶えきしょうディスプレイによるグラスコックピットおこなわれた。なお、ATR42/72のアビオニクスのメーカーであるThalesしゃのホームページでは、カテゴリーII進入しんにゅうかんする記述きじゅつしかなく、上記じょうきCAT III進入しんにゅう能力のうりょくかんしての記述きじゅつ出典しゅってんあきらかでない。また、北海道ほっかいどうエアシステムのATR-42-600にはCAT III進入しんにゅう能力のうりょくがなく、しきかい欠航けっこう便びん発生はっせいしている。また、ILSなどの航法こうほう援助えんじょ設備せつび十分じゅうぶんでない空港くうこうや、計器けいき進入しんにゅうでの着陸ちゃくりく基準きじゅんであるRVRひく着陸ちゃくりくできないような視界しかい不良ふりょうへの対応たいおうさくとして、エルビット・システムズしゃ開発かいはつした視界しかい拡張かくちょう装置そうちエンハンスト・ビジョン・システム)「ClearVision」がオプションとして用意よういされる[6][7][8]。これは機首きしゅけられた光学こうがくセンサーからの情報じょうほう地形ちけいデータなどをヘッドセット「SkyLens」に投影とうえいするJHMCS民間みんかん転用てんようひんである。クリアビジョンシステムはガーンジー空港くうこうハブ空港くうこうとするオーリニー・エア・サービスやロイヤルブータン航空こうくう[9]運行うんこうされる機体きたい採用さいようされている[10]。そもそもCAT III進入しんにゅうには着陸ちゃくりく決定けってい高度こうど設定せっていがなく、機上きじょうからなにえなくても着陸ちゃくりくができるため(地上ちじょうでの消防車しょうぼうしゃ運用うんようができないと着陸ちゃくりくはできない)、上記じょうき視界しかい拡張かくちょう装置そうちそなえる必要ひつようがない。したがって、「上記じょうきのCAT III ILS進入しんにゅう能力のうりょく付与ふよ」には出典しゅってんあきらかでなく、真実しんじつではない可能かのうせいがある。

北海道ほっかいどうエアシステムのATR-42-600ではILS CAT IIIに対応たいおうできないため、LPV(Localizer Performance with Vertical guidance)誘導ゆうどう導入どうにゅうしている。これはILS CAT Iに相当そうとうする程度ていど高度こうど78mまで降下こうかすることができる。2023ねんより日本にほんエアコミューターの同型どうけいでも採用さいようされた。ATR42-600の本来ほんらい能力のうりょくであるCAT IIだと100ft.(=33m)まで降下こうかできるわけで、高度こうど78mではかなり見劣みおとりし、やくつかどうかは疑問ぎもんであり、北海道ほっかいどうエアシステムでは実際じっさい条件じょうけんづけ運航うんこう欠航けっこう相次あいついでいる。

客室きゃくしつない内装ないそうにイタリアじんデザイナージョルジェット・ジウジアーロによる「アルモニア(調和ちょうわ)デザイン」を採用さいようし、形状けいじょう見直みなおして足元あしもとスペースを拡大かくだいした軽量けいりょうシートを導入どうにゅうしたり、どうクラスのターボプロップよりも30パーセントひろ手荷物てにもつ収納しゅうのうスペースを確保かくほするなど大幅おおはば改良かいりょうされ[11][12][13]客室きゃくしつ照明しょうめいにはLED採用さいようしてあかるい客室きゃくしつとなっている[13]。その日本にほんエアコミューター (JAC) が運行うんこうしている機材きざいには特別とくべつ仕様しようとしてストレッチャー設置せっち可能かのうとなっている[14]

通常つうじょうは1,050 mの滑走かっそう必要ひつようとするが、定員ていいんを22めいまでらすことで800 mでの離着陸りちゃくりく可能かのうである[15][16]

2010ねん3がつはつ飛行ひこう成功せいこうし、2012ねん11月、タンザニアプレシジョンエアはじめてわたされた。その世界せかい各国かっこく人気にんきあつめており、日本にっぽん国内こくないでは天草あまくさエアラインが2代目だいめ「みぞかごう」として2016ねんはつ導入どうにゅうしたほか、日本にほんエアコミューターが8確定かくてい発注はっちゅうしており、2017ねん1がつから受領じゅりょう開始かいしし、同年どうねん4がつより運航うんこう開始かいしした。同様どうよう北海道ほっかいどうエアシステムも3確定かくてい2、オプション1発注はっちゅうしており、2019ねん12月18にちから受領じゅりょう開始かいしし、2020ねん4がつ12にちより運航うんこう開始かいしした。

2017ねん6がつ21にち発表はっぴょうされた、600がた短距離たんきょり離着陸りちゃくりく (STOL) 性能せいのう向上こうじょうがたで、800 mの滑走かっそうでも乗員じょういんらすことなく離着陸りちゃくりく可能かのうとなる[16]。2019ねん6がつ19にちには開催かいさいちゅうパリ航空こうくうショーにおいてSTOLがた開発かいはつ日本にっぽん政策せいさく投資とうし銀行ぎんこう参画さんかくしたこともまえ[17]、ATRは同日どうじつ、この短距離たんきょり離着陸りちゃくりくがたである42-600Sの開発かいはつ正式せいしき発表はっぴょうし、2022ねん下半期しもはんきまでに型式けいしき証明しょうめい取得しゅとく見込みこんでいた[18]。2021ねん3がつ新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうにより、開発かいはつスケジュールのさい調整ちょうせいおこなわれた[19]。スケジュールさい調整ちょうせいはつ飛行ひこうは2023ねん予定よていとなった[20]

通常つうじょうがたくら低速ていそく操縦そうじゅうせい向上こうじょうさせる大型おおがた方向ほうこうかじやATR42とATR72がた双方そうほうのエンジン出力しゅつりょくえることが可能かのう[18]出力しゅつりょく向上こうじょうがたエンジン、離陸りりく揚力ようりょく向上こうじょうさせる25まで設定せってい可能かのうフラップ減速げんそくようスポイラー、オートブレーキの採用さいようなどが計画けいかくされている[21]

ローンチカスタマーエアタヒチである[22]。その、Elix Aviation(リース会社かいしゃ)、非公開ひこうかい顧客こきゃくの3しゃ発注はっちゅうをしている[23][24]

この新型しんがたによりアクセス可能かのう空港くうこうやく500箇所かしょへとえることにより、25%わかとなるSTOL分野ぶんやのマーケットシェア拡大かくだい見込みこんでおり[18][25][26]すでにパリ航空こうくうショーで17受注じゅちゅう獲得かくとくしている[17]。30-50せき機体きたい運用うんようしている離島りとう路線ろせんなど、標準ひょうじゅんがたではターゲットにふくまれなかった市場いちばにもみがはかられている[16]

2021ねん11月16にちドバイ航空こうくうショーで、新潟にいがた空港くうこう拠点きょてんに2022ねん就航しゅうこう計画けいかくしているトキエア発注はっちゅう意向いこうしょ (Letter of Intent) を締結ていけつし、滑走かっそうちょう890 mで就航しゅうこう計画けいかくする佐渡さど空港くうこうへの就航しゅうこう協議きょうぎ検討けんとうすることを発表はっぴょう[27]

2022ねん5がつ11にちふつトゥールーズ フランカザル空港くうこうにてプロトタイプ(試験しけん機体きたい記号きごう:F-WWLY, 製造せいぞう番号ばんごう:811)がやく2あいだ15ふんはつ飛行ひこう機体きたいシステムの性能せいのう測定そくていなどを実施じっし今後こんご自動じどうブレーキやグランドスポイラー、テイクオフ レイティング システムなど、しん機能きのうのテストをおこない、年末ねんまつあらたな大型おおがたラダーを追加ついかして最終さいしゅう機体きたい構成こうせいで2023ねん型式けいしき証明しょうめい取得しゅとくフェーズにはい見通みとお[28]

ATR 42 Surveyor

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ぐん沿岸えんがん警備けいびたいけの洋上ようじょう監視かんし機体きたい下部かぶのレドームや側面そくめんのカメラポッドなどがオプションとして用意よういされている。

性能せいのうしょもと

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ATR 42-200 ATR 42-300 ATR 42-320 ATR 42-500 ATR 42-600 ATR 42-600S
運航うんこう乗務じょうむいん 2人ふたり
座席ざせきすう 48せき標準ひょうじゅん
全長ぜんちょう 22.67 m (74 ftin) 22.92 m (75 ftin)
全幅ぜんぷく 24.57 m (80 ftin)
ぜんこう 7.59 m (24 ft 11 in)
つばさ面積めんせき 54.5 m2 (587 sq ft)
主翼しゅよくアスペクト 11.1:1[29]
ホイールベース 8.78 m (28 ft 10 in)
キャビンちょう 13.85 m (45 ftin)
自重じちょう 10,900 kg (24,000 lb) 11,500 kg (25,400 lb) 11,750 kg (25,900 lb) 11,850 kg (26,120 lb)
最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう
(MTOW)
16,700 kg (36,800 lb) 18,600 kg (41,000 lb)
巡航じゅんこう速度そくど 493 km/h (266 kn) 500 km/h (270 kn) 556 km/h (300 kn) 535 km/h (289 kn)
航続こうぞく距離きょり 832 km (449 nmi) 835 km (451 nmi) 1,302 km (703 nmi) 1,345 km (726 nmi) 1,260 km (680 nmi)
離陸りりく滑走かっそう距離きょり
最大さいだい離陸りりく重量じゅうりょう
1,090 m (3,580 ft) 1,041 m (3,415 ft) 1,165 m (3,822 ft) 1,107 m (3,632 ft) 800 m (2,600 ft)
着陸ちゃくりく滑走かっそう距離きょり
最大さいだい着陸ちゃくりく重量じゅうりょう
887 m (2,910 ft) 966 m (3,169 ft) 810 m (2,660 ft)
最大さいだい燃料ねんりょう容量ようりょう 4,500 kg (9,900 lb)
実用じつよう上昇じょうしょう限度げんど 7,600 m (24,900 ft)
エンジン (×2) PW120 PW121 PW127E/M PW127XT-M PW127XT-L
出典しゅってん [30] [31] [32] [33] [34]

日本にっぽんにおけるうご

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地域ちいき航空こうくうサービスアライアンス

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2017ねん平成へいせい29ねん)、国土こくど交通省こうつうしょう持続じぞく可能かのう地域ちいき航空こうくうのありかたかんする研究けんきゅうかい座長ざちょう東京女子大学とうきょうじょしだいがく教授きょうじゅ竹内たけうち健蔵けんぞう)で、機体きたい共同きょうどう保有ほゆうや、将来しょうらい経営けいえい統合とうごうなどを内容ないようとする報告ほうこくしょされた[35]

2018ねん平成へいせい30ねん)12月、どう研究けんきゅうかいによって対象たいしょうとされた地域ちいき航空こうくう5しゃのうち、九州きゅうしゅうない日本にほんエアコミューター (JAC)、天草あまくさエアライン (AMX)、オリエンタルエアブリッジ (ORC) の3しゃ先行せんこうして包括ほうかつてき業務ぎょうむ提携ていけいすすめる方針ほうしんで、合併がっぺい経営けいえい統合とうごう先送さきおくりされることが協議きょうぎ合意ごういされた[36][37]

2019ねん10がつ、JAC、AMX、ORCと大手おおて航空こうくう2しゃ日本航空にほんこうくう全日本空輸ぜんにほんくうゆ)で構成こうせいする「地域ちいき航空こうくうサービスアライアンス有限ゆうげん責任せきにん事業じぎょう組合くみあい (EAS LLP)」が設立せつりつされた[38]

2020ねん1がつ22にち、ORCが経年けいねん機材きざい同年どうねんちゅうどう機種きしゅ中古ちゅうこ購入こうにゅう更新こうしん次期じき機種きしゅについては、3ねん準備じゅんび期間きかんもうけ2023ねん以降いこう導入どうにゅう、EAS LLPとの連携れんけいはか持続じぞく可能かのう運航うんこう体制たいせい構築こうちく目指めざすと発表はっぴょう[39]

日本にほんエアコミューター

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2015ねん平成へいせい27ねん)6がつ15にち、フランス・パリ開催かいさいされたパリ航空こうくうショーにて日本にほんエアコミューター (JAC) とATR Aircraftとの調印ちょういんしきおこなわれ、2017ねん平成へいせい29ねん)からわた開始かいしで8確定かくてい発注はっちゅうし、1をオプションで契約けいやくし、14購入こうにゅうけんきの契約けいやくおこなった[40]

JACは当時とうじ10保有ほゆうしていたサーブ340中心ちゅうしんとする機材きざいをATR 42で更新こうしんしていく計画けいかくで、滑走かっそうみじか空港くうこう就航しゅうこうしている同社どうしゃ路線ろせんにATR 42は最適さいてきであり[注釈ちゅうしゃく 1][よう出典しゅってん]JAC代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうやすしましんは「ボンバルディア開発かいはつ予定よていDHC-8-Q400よりも小型こがた機体きたい比較ひかくしてめた」とし、「さい新鋭しんえいのターボプロップであるATR 42-600がた快適かいてきせい経済けいざいせいおよび信頼しんらいせいと、JACがこれまで30ねんあまりにわたってきずきあげた安全あんぜん運航うんこう体制たいせい融合ゆうごうによって、種子島たねがしま屋久島やくしま奄美あまみ群島ぐんとうなど、鹿児島かごしま離島りとうをはじめとした西日本にしにほん各地かくちをきめこまかくむすび、JALグループの利便りべんせいたかいシームレスな航空こうくうネットワークサービスを提供ていきょうする」とコメントし、同型どうけいを2015ねんから導入どうにゅうしているAMXからの整備せいび事業じぎょう受託じゅたく可能かのうせいについて、「一緒いっしょ離島りとう路線ろせんささえるパートナーとして、部品ぶひん共用きょうようなどを検討けんとうしていきたい」とかたった[41]

初号しょごうは2017ねん1がつ20日はつかにJACが受領じゅりょうどう26にち鹿児島かごしま空港くうこう到着とうちゃく[42][43][44]、4がつ26にちから鹿児島かごしま - 屋久島やくしま沖永良部おきのえらぶ、5月28にちから鹿児島かごしま - 奄美あまみ就航しゅうこうした[45][46]なお、整備せいびかんして日本にっぽん国内こくない最大さいだい規模きぼ運用うんようしている同社どうしゃ基盤きばんに、AMXとHACは整備せいび期間きかんちゅう同社どうしゃ機体きたいしにより代替だいたい運航うんこうできる体制たいせい構築こうちくしている。[よう出典しゅってん]

オリエンタルエアブリッジ

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オリエンタルエアブリッジ (ORC) が保有ほゆうしていた2DHC-8-Q200が、2019ねんと2020ねん構造こうぞう寿命じゅみょうむかえるにあたり、開発元かいはつもとのボンバルディアではすでに同型どうけい製造せいぞう中止ちゅうししていること、また就航しゅうこうさき壱岐いき空港くうこう滑走かっそうちょうが1,200 mであることから、ORCでは更新こうしん機材きざい有力ゆうりょく候補こうほをATR 42にしぼり、導入どうにゅう検討けんとうすすめていた[47]。ORCは収支しゅうし改善かいぜん事業じぎょう持続じぞくせい維持いじ目的もくてきとして、ANAウイングスが運用うんようしているDHC-8ーQ400をリース導入どうにゅうした九州きゅうしゅう域内いきない路線ろせん拡充かくじゅう優先ゆうせんし、DHC-8-Q200の中古ちゅうこ1導入どうにゅうしたが、にゅうがえ退役たいえきより経年けいねん中古ちゅうこのため、根本こんぽんてき解決かいけつにはいたらない状況じょうきょうであった。

2021ねん12月、上記じょうきEAS LLPとの連携れんけい合意ごういしたがい、ATR42-600を48せき仕様しようで2022年度ねんどから2導入どうにゅうし、移行いこう期間きかんて2023年度ねんどから就航しゅうこう予定よてい公式こうしき発表はっぴょうされた[48]。1は2022ねん12月にORCに納入のうにゅうされ、2023ねん7がつから長崎ながさき県内けんない離島りとう路線ろせん就航しゅうこう予定よてい[49]

天草あまくさエアライン

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天草あまくさエアラインのATR 42-600(機体きたい記号きごう:JA01AM)

天草あまくさエアライン (AMX) で使用しようしていたデ・ハビランド・カナダ DHC-8-Q100かたが、2014ねん平成へいせい26ねんごろには整備せいび大幅おおはば増加ぞうかする時期じきむかえるため、機材きざい更新こうしん検討けんとうはいり、整備せいび抑制よくせい新規しんき集客しゅうきゃくなどの選択肢せんたくしとして、2015ねん平成へいせい27年度ねんどちゅう購入こうにゅう目指めざし、ATR 42を候補こうほ導入どうにゅう検討けんとうすすめられた。熊本くまもとけん天草あまくさちょう安田やすだこうひろしは、「けん協議きょうぎはするが、天草あまくさ単独たんどくでも購入こうにゅうする覚悟かくごがある」とはなし、購入こうにゅうともなやく21おくえん財源ざいげんには合併がっぺい特例とくれいさい基金ききん検討けんとうしていた[50]

2014ねん5がつ、AMXはATR 42-600(48にんり)を2016ねん平成へいせい28ねん)1がつ新規しんき購入こうにゅううえ導入どうにゅうする方針ほうしんあきらかにし[51]筆頭ひっとう株主かぶぬしである熊本くまもとけん機体きたい購入こうにゅう費用ひよう一部いちぶ負担ふたん要望ようぼうしたが、熊本くまもと県知事けんちじ蒲島かましま郁夫いくお購入こうにゅうけん負担ふたん否定ひてい地元じもとだけで機体きたい購入こうにゅうした場合ばあいでも、天草あまくさ飛行場ひこうじょう運営うんえいふく運航うんこう経費けいひ実質じっしつてき負担ふたん割合わりあいは、2014ねん平成へいせい26ねん)から15年間ねんかん熊本くまもとけんが75 %, 天草あまくさ上天じょうてん草市くさいち天草あまくさぐん苓北れいほくまちの21まちは25 %との試算しさんしめし、理解りかいもとめた[52]

2015ねん平成へいせい27ねん)7がつ22にち、AMXはノルディック・アビエーション・キャピタルしゃとのあいだでATR 42-600のリース契約けいやく締結ていけつした。同年どうねん8がつ14にち受領じゅりょうし(機体きたい記号きごう:JA01AM)、2016ねん平成へいせい28ねん)1がつより就航しゅうこう[53]姉妹しまいのATR 72を導入どうにゅう予定よていだったリンク就航しゅうこうまえ破産はさんしたため[54]、AMXが日本にっぽんはじめてATR運航うんこうする航空こうくう会社かいしゃとなった[55]

北海道ほっかいどうエアシステム

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北海道ほっかいどうエアシステム (HAC) は、2018ねん平成へいせい26ねん)7がつ18にちイングランド開催かいさいされたファーンボロー国際こくさい航空こうくうショーにてATR 42-600がた3確定かくてい2、オプション1)の発注はっちゅうかんする覚書おぼえがき締結ていけつした[56]会社かいしゃ設立せつりつ以来いらいから運航うんこうしていたサーブ340えるべく、2019ねんれい元年がんねん)12月19にちから導入どうにゅうはじまり[57]、2020ねんれい2ねん)4がつ12にちから札幌さっぽろ丘珠おかだま- 釧路くしろ札幌さっぽろ丘珠おかだま)- 函館はこだて運航うんこう開始かいしした[58]。なお、3号機ごうきはATR世界せかいはつワンワールド塗装とそうである[59]。LPV進入しんにゅう(Localizer Performance with Vertical guidance)誘導ゆうどう国内こくないはじめて導入どうにゅうした。2023ねん10がつより4のJA14HCを導入どうにゅうし、中標津なかしべつ(空港くうこうコード SHB)便びん就航しゅうこうした。4塗装とそうには「eco prop」の記載きさいがある。

ILS CAT III 進入しんにゅう能力のうりょくがなく、しきかい欠航けっこう発生はっせいしている。とくにILS CAT-IIIb対応たいおう空港くうこうである釧路くしろ空港くうこうには着陸ちゃくりくできず欠航けっこうかえしが頻繁ひんぱん発生はっせいしている。LPV誘導ゆうどうでは着陸ちゃくりくどころか、アプローチもできないことがおお発生はっせいしている[60]

構想こうそう

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小笠原おがさわら路線ろせん

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空港くうこう熱望ねつぼうする小笠原諸島おがさわらしょとうでは、東京とうきょう国土こくど交通省こうつうしょうによる調査ちょうさ長年ながねんわたっておこなわれており、父島ちちじま洲崎すざき地区ちくしん空港くうこう設置せっちするあん硫黄いおうとう中継ちゅうけいとして活用かつようするあん水上すいじょう利用りようの3あん検討けんとうされたが、このうち硫黄いおうとうあん水上すいじょうあん困難こんなん課題かだい短期たんきてき解決かいけつできないとして洲崎すざき地区ちくあんしぼられている。

当初とうしょ1,200 mの滑走かっそうちょう検討けんとうされたが、これはきり必要ひつよううえ湾内わんない滑走かっそうかたちとなり、残土ざんど処理しょりのほか、国立こくりつ公園こうえん世界せかい遺産いさん地域ちいき該当がいとうするため環境かんきょう大臣だいじん認可にんか必要ひつようとなる。環境省かんきょうしょう生態せいたいけいへの影響えいきょうなどの懸念けねん発表はっぴょうしており、2017ねん調査ちょうさ報告ほうこくではATR 42-600Sの就航しゅうこう前提ぜんていとして滑走かっそうちょうを1,000 mに短縮たんしゅくするあん採用さいようしている[61][62][63]。また、2020ねん発表はっぴょうされた報告ほうこくでは、ATRの親会社おやがいしゃであるレオナルド S.p.A傘下さんかアグスタウェストランド開発かいはつちゅうティルトローターAW609候補こうほとされた。ただし、ATR 42-600SもAW609も航続こうぞく距離きょりみじかく、復路ふくろ運航うんこうのため小笠原おがさわらがわ航空機こうくうき給油きゅうゆ設備せつび設置せっち必須ひっすとなるが、うみれる冬場ふゆば小笠原おがさわらへの安定あんていした燃油ねんゆ輸送ゆそうむずかしく、また途中とちゅうかえしがしょうじた場合ばあいかえ地点ちてんによっては燃料ねんりょうれのおそれがある。本土ほんど - 小笠原おがさわらあいだ経路けいろじょう存在そんざいする八丈島はちじょうじま空港くうこう気流きりゅう小刻こきざみに変化へんかする離着陸りちゃくりくむずかしい空港くうこうであり、どう空港くうこう定期ていき路線ろせんつANAも、せんもん社内しゃない試験しけん合格ごうかくした操縦そうじゅうにしか運航うんこう担当たんとうさせていない[64]

佐渡さど路線ろせん

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佐渡さど空港くうこうゆうする佐渡さどではATR 42による路線ろせん再開さいかい検討けんとうされている[15]

過去かこ就航しゅうこうしていたしん日本航空にほんこうくうによる運航うんこうが、企業きぎょう体制たいせい整備せいび理由りゆう休止きゅうしちゅうである一方いっぽう、890 mの滑走かっそうちょうから運航うんこう機材きざいかぎられており、参入さんにゅうする航空こうくう会社かいしゃ見込みこめないなどの理由りゆうから、佐渡さど滑走かっそうちょうを2,000 mきゅうまで拡張かくちょうしたうえでジェット機じぇっとき運航うんこうのぞんでいる[65]が、その費用ひようたい効果こうかなどのめんから、現状げんじょう滑走かっそうちょうでATR 42-600Sによる運航うんこうにするあんちあがっている[15]

2020ねん新潟にいがた空港くうこう拠点きょてんとして設立せつりつされたトキエアが、2021ねん11月16にちには佐渡さど空港くうこうにも対応たいおうするATR 42-600Sで取引とりひき意向いこうしょ (Letter of Intent) を締結ていけつし、佐渡さどへの就航しゅうこう協議きょうぎ検討けんとうしている[66][15]

事故じこ、トラブル

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  • 2020ねん1がつ8にち日本にほんエアコミューター(JAC)3830便びん喜界きかいはつ奄美あまみき(ATR 42-600がた/JA07JC)が奄美あまみ空港くうこう着陸ちゃくりく突風とっぷうあふられ滑走かっそうから逸脱いつだつ滑走かっそうわき草地くさちはいんで停止ていしし、乗客じょうきゃく18にん幼児ようじなし)と乗員じょういん3にん(パイロット2にん客室きゃくしつ乗務じょうむいん1にん)は全員ぜんいん無事ぶじ機体きたいのステップからりてバスでターミナルへ移動いどうした[67]損傷そんしょう機体きたい同年どうねん2がつ奄美あまみ空港くうこうJAC格納庫かくのうこない機体きたい整備せいび運用うんよう復帰ふっきしている[68]
    また、同機どうき同年どうねん10がつ23にちにも奄美あまみはつ喜界きかいきJAC3785便びん右翼うよくのプロペラブレード接触せっしょく事象じしょう発生はっせいしていて同機どうき継続けいぞく運航うんこう不可ふかのため復路ふくろ欠航けっこう[69]機体きたい空港くうこうエプロン鹿児島かごしまから整備せいび部品ぶひん輸送ゆそう交換こうかん作業さぎょう完了かんりょうする同年どうねん12がつ10日とおかまで養生ようじょう保管ほかんされていた[70]
    2022ねん国交こっこうしょう運輸うんゆ安全あんぜん委員いいんかい航空こうくう重大じゅうだいインシデント調査ちょうさ報告ほうこくしょ公表こうひょうし、該当がいとうひだりからの横風おうふうけて着陸ちゃくりくしたさい接地せっち直後ちょくごからのひだりへの偏向へんこう修正しゅうせいおくれたため、滑走かっそう逸脱いつだつして草地くさじ停止ていしし、はし不能ふのうとなったと推定すいていされるとし、再発さいはつ防止ぼうしのため横風おうふう着陸ちゃくりく運用うんようマニュアル改定かいていとパイロットの教育きょういく訓練くんれんおこな適切てきせつ判断はんだん操作そうさするよう指摘してきした[71]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ JAC就航しゅうこうぜん15空港くうこうちゅう5空港くうこう但馬たじま屋久島やくしま喜界きかい沖永良部おきのえらぶ与論よろん)が滑走かっそうちょう1,500 m以下いかジェット空港くうこう

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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