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ROENTGEN

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
HYDE > ROENTGEN
『ROENTGEN』
HYDEスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 2001ねん - 2002ねん
イギリスの旗 イギリス
エアー・スタジオ
ジャンル ポップス
ソフトロック
ニュー・ウェイヴ
時間じかん
レーベル HAUNTED RECORDS
Ki/oon Records
プロデュース HYDE
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • ROENTGEN
    • 週間しゅうかん5オリコン
    • 登場とうじょう回数かいすう5かい(オリコン)
  • ROENTGEN.english
    • 週間しゅうかん5(オリコン)
    • 登場とうじょう回数かいすう6かい(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本にっぽんレコード協会きょうかい
  • HYDE アルバム 年表ねんぴょう
    ROENTGEN
    2002ねん
    ROENTGEN english version
    (2002ねん
    ROENTGEN.english
    2004ねん
    666
    (2003ねん
    『ROENTGEN』収録しゅうろくシングル
    1. evergreen
      リリース: 2001ねん10がつ17にち
    2. Angel's tale
      リリース: 2001ねん12月12にち
    3. SHALLOW SLEEP
      リリース: 2002ねん02がつ27にち
    テンプレートを表示ひょうじ
    『HYDE COMPLETE BOX
    2001-2003』
    HYDEボックス・セット
    リリース
    録音ろくおん 2001ねん - 2002ねん
    イギリスの旗 イギリス
    エアー・スタジオ
    2021ねん
    イギリスの旗 イギリス
    メトロポリス・スタジオ
    ジャンル ポップス
    ソフトロック
    ニュー・ウェイヴ
    レーベル Ki/oon Music
    プロデュース HYDE
    チャート最高さいこう順位じゅんい
    • オリコンチャート
      • 週間しゅうかん7(アルバム)
      • 週間しゅうかん8合算がっさんアルバム)
      • 登場とうじょう回数かいすう3かい(アルバム)
    • Billboard JAPAN
      • 週間しゅうかん11(Hot Albums)
      • 週間しゅうかん7(Top Albums Sales)
    HYDE アルバム 年表ねんぴょう
    ANTI
    2019ねん
    HYDE COMPLETE BOX 2001-2003
    2022ねん
    HYDE[INSIDE]
    2024ねん
    テンプレートを表示ひょうじ

    ROENTGEN』(レントゲン)は、日本にっぽんロックバンドL'Arc〜en〜Cielのボーカリストで、シンガーソングライターであるHYDEの1さくアルバム2002ねん3月27にち発売はつばい発売はつばいもとKi/oon Recordsうち設立せつりつした自身じしん主宰しゅさいレーベル、HAUNTED RECORDS

    ほんさく収録しゅうろくきょくすべ英語えいご変更へんこうした『ROENTGEN english version』が2002ねん7がつ4にち日本にっぽん国外こくがいのアジアけんで、前記ぜんきぜん英語えいごばん日本にっぽんばんとなる『ROENTGEN.english』が2004ねん10月14にちに、ROENTGEN関連かんれん作品さくひんをまとめたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』が2022ねん1がつ29にち発売はつばいされている。これら3作品さくひんについてもあわせて解説かいせつする。

    解説かいせつ

    [編集へんしゅう]

    ロックバンド・L'Arc〜en〜Cielボーカリストhydeがソロ名義めいぎ発表はっぴょうしたはつのアルバム作品さくひん

    ほんさくには、2001ねん発表はっぴょうされたソロデビューシングル「evergreen」の表題ひょうだいきょくと、シングル「Angel's tale」「SHALLOW SLEEP」2さく表題ひょうだいきょくふくめた10きょくおさめられている。なお、ほんさくのマスタリングは、アンダーワールドU2ポール・マッカートニー作品さくひん手掛てがけたケヴィン・メトカーフ(the Soundmasters)が担当たんとうしている。

    余談よだんだが、シングル3作品さくひんのカップリングにおさめられていた表題ひょうだいきょくのリアレンジバージョン「english ensemble」は、2002ねん7がつには日本にっぽん以外いがいのアジア各国かっこく発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN english version』と、2004ねん10月日本にっぽん発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN.english』に収録しゅうろくされている。そして前記ぜんきのリアレンジバージョンの日本語にほんごばんとなる「japanese ensemble」は、2022ねん1がつ発売はつばいされた『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にはつ収録しゅうろくされた。

    背景はいけい

    [編集へんしゅう]

    HYDE在籍ざいせきするロックバンド、L'Arc〜en〜Ciel2001ねんなかばあたりから、かくメンバーがソロ名義めいぎでの活動かつどう開始かいしするようになった。メンバーのなかでもとくにHYDEは、その当時とうじソロ活動かつどうたいするモチベーションがたかまっていたようで、ソロ活動かつどうはじめた経緯けいいについて「バンド以外いがい方法ほうほう自分じぶんだけで最初さいしょから最後さいごまでつく方法ほうほうを、ぼくためしたことがなかったんですね。もともと自分じぶんだけのものをつくるっていうのはきで、家具かぐ(のデザイン)とかもそうなんですけど……ま、そういうようなかんじで。むかしえがいたりするのもきだったんですけど、いまは専門せんもん音楽おんがくになってるじゃないですか。だから、音楽おんがくでもおなじように自分じぶんだけのものをつくってみたいという欲求よっきゅうがあって[1]」「バンドには初期しょき衝動しょうどうのままでつくげたいっていうときもあるし、それも間違まちがいじゃない。よんにん様々さまざまかんがえがあって、その時々ときどき一番いちばんベストな選択せんたくをしてきたとおもいます。でも、今回こんかいのソロはおれだけのもので、こういうふうに時間じかんをかけて、こういうふうに仕上しあげていこうっていうのが、もうあたまなか完成かんせいされていたから[2]」とべている。また、HYDEは2012ねん発表はっぴょうした自叙伝じじょでんなかで「自分じぶん感性かんせいを、L'Arc〜en〜Cielじゃないところ発揮はっきしたいという欲求よっきゅう芽生めばえてきたんだよね。かならずしもバンドマジックをもとめてるわけではなくて、むしろ自分じぶん芸術げいじゅつ総合そうごうしたものつくってみたくなったんだ[3]」「おかねがなくても、ちいさくてもいいから、自分じぶん部屋へやしいっていう時期じきたんだ[3]」と当時とうじ心境しんきょうつづっている。

    今回こんかいHYDEは、ハードロック傾倒けいとうするまえこのんでいていたデヴィッド・シルヴィアン[4]スティング[4]などを意識いしきし、ソフトロックった音源おんげん発表はっぴょうすることにしている。余談よだんだが、HYDEは2002ねんけた音楽おんがく雑誌ざっしROCKIN'ON JAPAN』のインタビューのなかで、こういった方向ほうこうせいでソロワークスをおこなうことを「5ねんまえぐらいまえからかんがえてた[5]」とかしている。

    なお、HYDEはソロ活動かつどうはじめるにあたり、Ki/oon Recordsうち自身じしん主宰しゅさいレーベルHAUNTED RECORDSみ:ホーンテッド レコーズ)』をげている。ちなみに、"HAUNTED"は「幽霊ゆうれい出没しゅつぼつする場所ばしょ」を意味いみしており、HYDEのホラーきがあらわれたレーベルめいけられている。また、HYDEはレーベル設立せつりつにあたり、"H"のかたちにあしらったコウモリのロゴマークを制作せいさくしている。

    このようにほんさくは、HYDEが長年ながねん制作せいさくのぞんでいたこともあり、自身じしん嗜好しこうをふんだんにんだ作品さくひんとして仕上しあげられている。また、ミュージック・ビデオかんしてもHYDEのこだわりや嗜好しこう反映はんえいされており、それぞれの楽曲がっきょくたいしてつくられたビデオはストーリーがつながる内容ないようとなっている。ちなみに今回こんかいHYDEは、映像えいぞうコンテを自身じしん制作せいさくしている。なお、ミュージック・ビデオをあつめたクリップしゅうROENTGEN STORIES』が2004ねん発表はっぴょうされている。また、2021ねんには『ROENTGEN STORIES EHON PAMPHLET』として絵本えほんされており、コンサート会場かいじょうおよびグッズサイト限定げんてい販売はんばいされている。

    録音ろくおん作業さぎょう音楽おんがくせい

    [編集へんしゅう]
    レコーディングがおこなわれたイギリス・ロンドンにあるエアー・スタジオ

    『ROENTGEN』の録音ろくおん作業さぎょうは、イギリスロンドンにあるエアー・スタジオでおこなわれている。なお、デモ制作せいさくHYDEつくった原型げんけいもとに、L'Arc〜en〜Ciel楽曲がっきょく制作せいさくにも参加さんかしていたマニピュレーター斎藤さいとうひとし2人ふたりおこなっており、基本きほんてき日本にっぽんにて実施じっしされている[6][7]。また、L'Arc〜en〜Cielとしてアルバム『True』を発表はっぴょうした1996ねんあたりからソロワークスの構想こうそうがあったため[5]、HYDEいわく「(「evergreen」はシングルリリースの)ねんまえにはもうベーシックなデモ段階だんかいであった」という[2]。ただ、HYDEは「結局けっきょくアルバムで採用さいようしたのは「evergreen」とあと1きょくぐらいかな。それ以外いがいは、あたらしくつくったきょくばかり[8]」とべている。こうしてながらく本格ほんかくてきなレコーディングがたれていた音源おんげんくわえ、あらたに制作せいさくされた楽曲がっきょくがこのアルバムにおさめられることとなった。

    ほんさく音楽おんがくせいは、1980年代ねんだい英国えいこくニュー・ウェイヴソフトロックジャズ意識いしきし、弦楽器げんがっき管楽器かんがっき効果こうかてきにフィーチャーしたアンビエントいろつよいムーディな<せい>の世界せかいかんひろげられたものになっている[9]。HYDEはほんさく発売はつばい当時とうじけた音楽おんがく雑誌ざっしのインタビューのなかで、今回こんかいつくりたかったアルバムのイメージについて「こえとか世界せかいかんが、ちかくにかんじられるような。それで、んー、なんだろう…ちょっと映画えいが音楽おんがくっぽいかんじかなあ、おもえがいてたのは。それでいて、わりとコンパクトにまとまっているという[6]」「自分じぶんがやってることは、時代じだいせいとかからかんがえれば、けっしてかっこいいものとはかぎらないとおもうんですよ。かっこいいとおもってくれればラッキーですけど、普通ふつうにしているほうがいま時代じだいはかっこいいんじゃないかとおもいますけどね。ただ、ぼくらがいてきたもの ――ニューウェイヴに影響えいきょうされたってところもあるので、時代じだいもとめているからといって、それに沿うことができない、したくないんですね。時代じだいせいまったかんがえないとはわないですけど、"わかっちゃいるけど"ってかんじで[1]」とべている。また、L'Arc〜en〜Cielで志向しこうしてきた音楽おんがくせいことなる方向ほうこうにもアプローチした理由りゆうについて、HYDEは「もともとぼくはハードロックだけではなく、アンビエントやジャズなどロック以外いがいのいろんな音楽おんがくいていて。L'Arc〜en〜Cielではロックをやっていましたが、いわゆる聴覚ちょうかくじょうはげしいおとじゃないアルバムを1まいつくりたいなとおもっていたんです[4]」「L'Arc〜en〜Cielの場合ばあい、1きょくくらいであればはげしくないきょくもできるけど、アルバム1まいまるごととなるとむずかしい。メンバー全員ぜんいん意見いけんれる必要ひつようがあるから、1つの音楽おんがくせいをテーマにしたコンセプトアルバムをつくれるバンドではないんです。でもぼくは、最初さいしょから最後さいごまでいえでゆったりけるコンセプトのアルバム……たとえばデヴィッド・シルヴィアンスティーナ・ノルデンスタムスザンヌ・ヴェガスティングといった、当時とうじぼくきだったアーティストの影響えいきょうを1つのかたちにしたかった[4]」「精神せいしんてきなロックを目指めざしていて、デカいおんのディストーションがるロックだけがすべてじゃない。ぼく目指めざしているロックの結果けっかがこれ[10]」とべている。ほかにも、HYDEは制作せいさく当時とうじころビョーク[11]作品さくひんとくにアルバム『セルマソングス』をよくいていたことをかしている[11]。こうしてHYDEは、バンドとして活動かつどうしていた時期じきからつうじ、はじめて自身じしんなかにあるハードなサウンドでない嗜好しこう焦点しょうてんしぼったコンセプト・アルバム制作せいさくするにいたっている。

    こういった方向ほうこうせいでアルバム制作せいさくおこなわれたのは、HYDEが学生がくせい時代じだいからデヴィッド・シルヴィアンをあい聴していたことが背景はいけいにある。HYDEはデヴィッド・シルヴィアンからけた影響えいきょうについて「当時とうじは、ニューウェイヴの煌びやかな部分ぶぶん印象いんしょうてきで、あのダークな部分ぶぶんには気付きづいてなかったんですね。ぼくはデヴィッド・シルヴィアンが大好だいすきで、当時とうじ"オトナのきょく"っていうイメージがあったんですよ。そのきょくをかけながらドライヴしてると、ちいさいくるまってても高級こうきゅうしゃってるような気分きぶんになって(笑)。ぼくきだったんだけど、友達ともだちとかせたときに"コワ〜イ"とか"オバケのきょく?"とかわれて、すごくショックで[1]」「すべてが美意識びいしきかたまりみたいで。当時とうじぼくにとってデカダンスはじまりでした[12]」とべている。こうしてほんさくは、ポップとアンダーグラウンドなものがはいじったアルバムに仕上しあげられることとなった[7]。HYDEはこのアルバムにながれるポップさについて「ポップにしなければいけない、みたいなことは全然ぜんぜんなかったですけど。自分じぶんてきには、なんねんかにいてもいいアルバムっていうのにしたかったんですね。いま、このときの感情かんじょうだけでわってしまうかんじではないアルバムっていうか。そういうことはかんがえていて。そうすると、ぼく場合ばあいはどうも、それが"ポップ"ってことみたいで。きょく完成かんせいたかめていくと、自然しぜんとポップになっていきましたね[7]」とべている。

    なお、今回こんかいのレコーディングには、イギリスの音楽おんがくプロデューサーチームであるストック・エイトキン・ウォーターマン主宰しゅさいする音楽おんがくレーベル、PWLに在籍ざいせきしていたイアン・カーナウと、デイヴ・フォードが共同きょうどう編曲へんきょくしゃとして参加さんかしている。また、HYDEのつよ要望ようぼうにより、デヴィッド・シルヴィアンのアルバム『ブリリアント・トゥリーズ』の制作せいさく参加さんかしていたフィル・パーマーギター参加さんかしている。さらに、フリーダテレンス・トレント・ダービーのアルバム制作せいさく参加さんかしていたピート・グレニスターがギターで参加さんかしていたり、オーケストラアレンジャーでピップ・ウィリアムズ、コントラバスクリス・ローレンストランペットデレク・ワトキンスハープスカイラ・カンガサクソフォーンでフィル・トッドが招聘しょうへいされている。ほかにも様々さまざまなミュージシャンがロンドンでのレコーディングに参加さんかしている。なお、作詞さくし作業さぎょうはHYDEと訳詞やくしリン・ホブデイがディスカッションしながらすすめられており、英語えいご中心ちゅうしんでリリックがつづられている。HYDEは今回こんかいのアルバム制作せいさくにフィル・パーマーをまねいた理由りゆうについて「(デヴィッド・シルヴィアンのアルバムで)2きょくぐらいアコギいてるんですけど、すごい印象いんしょうのこってて。"このひといてくんないかなあ"ってずっとおもったんです[6]」とべている。なお、HYDEは様々さまざまなミュージシャンを招聘しょうへいしたロンドンレコーディングをかえり「"一緒いっしょつくっていこう"っていうスタンスだったんで。やりやすかったです[7]」「オーケストラとろくってるときなんかも、ぼくがいる必要ひつようがないセッションでもブースのなかはいらしてもらったりして。オッサンたちが一生懸命いっしょうけんめい"♪ガッガッガッ〜"っていているのと、おな空間くうかんにいさせてもらって。そういうことが、ものすごくたのしかった。音楽おんがく新鮮しんせんだった、というか。かれらは音楽おんがくを、全部ぜんぶオーケストラで会話かいわしてるんだなぁってかんじて。そのかんじ、ちょっとうらやましかった。すごく音楽おんがくたいして純粋じゅんすいにみえたんですね[7]」とべている。

    また、今回こんかいHYDEはひくいトーンとウィスパーボイス多用たようしたアプローチをとっている。HYDEはこのアルバムにおける自身じしん歌唱かしょうについて「こえはウィスパーで、ひくこえ。アルバムトータルでながれのある、全部ぜんぶで1きょくみたいなものにしようとおもった。最初さいしょしずかにはじまって、後半こうはんデカくなって最後さいごにまたしずかにわるっていう。映画えいが音楽おんがくとかクラシックのながれにちかいとおもうけど。だいたいがそういうながれになってる[8]」「(ローヴォイスのイメージは)そういうおんなひとのアーティストをよくいてたからかな。スザンヌ・ヴェガとか。そういうのを自分じぶんでやってみたいなとおもったのも(ソロをやる)きっかけになってる。単純たんじゅんに、おれがやったらどうなるのかな?って[8]」とべている。

    HYDEはほんさく制作せいさくえたのちけたNHK総合そうごうテレビのインタビューのなかで「この時期じきせないとこのさき自分じぶん感性かんせいがどうなっているかっていう自信じしんがないし、いまのうちにこのアルバムをつくれてすごいラッキーだった[13]」とかたっている。また、HYDEは長年ながねんバンドとして楽曲がっきょく制作せいさくおこなってきたが、今回こんかいひとりで作品さくひんのプロデュースをおこなったことで様々さまざまなことにけたとべている。HYDEは2002ねんけた音楽おんがく雑誌ざっし『R&R NewsMaker』のインタビューのなかで「(ソロとバンドにおける楽曲がっきょく制作せいさく苦労くろうちがいは)自分じぶん一人ひとり煮詰につまらなきゃいけないところ。いままでだと"ここどうにかならない、kenちゃん(ちゅう:L'Arc〜en〜Cielのギタリスト)"ってえるところもないし。自分じぶんでいいかわかんないときとか"これでたしていいのかな"って。自分じぶんつくげたものをジャッジするひと自分じぶんしかいない。なにもかもすべて、自分じぶんめなきゃいけない[14]」とかたっており、今回こんかい制作せいさくは「勉強べんきょうになった部分ぶぶん[14]」がおおかったと述懐じゅっかいしている。

    このようにほんさく制作せいさくは、HYDEの今後こんごにとって非常ひじょうおおきい経験けいけんだったことがうかがえる。HYDEは、ほんさく発売はつばいからやく10ねん2012ねん発表はっぴょうした自叙伝じじょでんなかで、アルバム制作せいさくかえり「『ROENTGEN』をつくことによって、自分じぶんのポップセンスがグイッとみがかれたがする。あれがなければ、多分たぶん、その成長せいちょうはなかったんじゃないかなとおもえるくらい[15]」「それまでは作曲さっきょくっていっても、ギターをいてメロディをうたって、バンドにっていって、みんなでわせてっていうながれだったから、アレンジはバンドにたよ部分ぶぶんおおかったんだろうな。それが『ROENTGEN』では、デモをつくって、さらにそれをどんどん自分じぶんでアレンジしていくっていうやりかたはじめたんだ[15]」と述懐じゅっかいしており、このアルバムを制作せいさくしたことがきっかけとなって自身じしん作曲さっきょくほう変化へんかしたことを示唆しさしている。また、2021ねんけたインタビューでは「ぼくちいさな部屋へやでたったひとりでつくったきょくを、オーケストラのひとたちが真剣しんけん演奏えんそうしてくれて。"贅沢ぜいたくだなぁ"って、感動かんどうしましたね。"ぼくなんかのために"ともおもいながら…自分じぶん自身じしんにはまだあまり音楽おんがくてき知識ちしきもないのに音楽おんがくてきなことをやろうとしていて、ちょっと天狗てんぐになっていたというか、いまからおもうとずかしいヤツだなとわがながらおもうけれど(笑)。でも、いまいてもまとまっているアルバムだなぁと。一生懸命いっしょうけんめいつくったものというのは、状況じょうきょうはどうであれ、いい作品さくひんになるんだなっておもっています[16]」とべている。

    なお、HYDEがこのアルバムを「いえいてたのしめる音楽おんがく」として完成かんせいさせたかったこともあり[17]発売はつばいねんの2002ねんはプロモーション企画きかくすうほん単発たんぱつコンサートをおこなうにとどまっていた[17]。そのため、HYDEのなかに「ライヴができるようなアルバムをつくって、(リスナーの)みんなにいにきたい」という気持きもちが徐々じょじょ芽生めばえるようになっていった。そしてHYDEは、2003ねんにアルバム制作せいさく主体しゅたいとした<せい>の活動かつどうから、ライヴ活動かつどうをメインにえたはげしいロックサウンドを追求ついきゅうする<どう>の活動かつどうスタイルに方針ほうしんを180転換てんかんすることにしている。こういった経緯けいいがあり、ほんさく発売はつばい漠然ばくぜんかんがえていた"『ROENTGEN』のだいだん"の制作せいさく棚上たなあげとなっている。余談よだんだが、L'Arc〜en〜Cielが2005ねん発表はっぴょうしたアルバム『AWAKE』に収録しゅうろくされた「My Dear」「Ophelia」(いずれも作詞さくし作曲さっきょくはhyde)はほんさく制作せいさくしていたころにデモがつくられており[18]当初とうしょ『ROENTGEN』のだいだん収録しゅうろくする想定そうていでいた楽曲がっきょくだったという。

    前記ぜんきのように、アルバム発売はつばいからながらくアルバムタイトルをかんしたコンサートツアーが開催かいさいされていなかったが、ソロ活動かつどう10周年しゅうねんむかえた2011ねんに「10TH ANNIVERSARY PREMIUM LIVE -ROENTGEN NIGHT-」がおこなわれている。また、ソロ活動かつどう20周年しゅうねん2021ねんに「20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021」とだいしたコンサートツアーが開催かいさいされており、現在げんざい定期ていきてきに<せい>をテーマとした公演こうえんおこなわれるようになっている。

    アルバムタイトル、アートワーク

    [編集へんしゅう]

    アルバムを制作せいさくしていた段階だんかいでHYDEは「内面ないめん風景ふうけいをタイトルにしたい[19]」となんとなくおもっていたという。ただ、HYDEは「すべてそろってからこたえはるものだ[19]」とかんがえていたため、ジャケットに使つかレントゲン撮影さつえいするまえ時点じてんではタイトルをめていなかった[19]。そして、HYDEは撮影さつえいさいに、レントゲンが<ひとしんうつす>というコンセプトにうかもしれないとかんじ、タイトルを『ROENTGEN』にすることをめている。

    HYDEはタイトルをめた経緯けいいかえり「アルバムのデザインの関係かんけいでレントゲンの撮影さつえいってたんですけど、そのときに"コレだ!"とおもって。もともと、内面ないめん風景ふうけいをタイトルにしたいとおもってたから[19]」「ほかのタイトルもかんがえたけど、結局けっきょく『ROENTGEN』をえるものはなかった[19]」「自分じぶんのカラダのなかにある風景ふうけいをカタチにしていったようなアルバムということで、最終さいしゅうてきに"レントゲン"っていう言葉ことばにピンときて。ま、ちょっと大胆だいたんすぎるかなともおもったけど、それぐらいがちょうどいいのかなと。自分じぶん内面ないめん…いわば"のうない風景ふうけい"というか、それがうつされちゃってるわけだから[7]」とべている。

    リリース形態けいたい

    [編集へんしゅう]
    『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』のリマスタリングがおこなわれたイギリス・ロンドンにあるメトロポリス・スタジオ

    フィジカルは、初回しょかい生産せいさん限定げんていばん(CD)と通常つうじょうばん(CD)の2形態けいたい発売はつばいされている。初回しょかい限定げんていばんはジャケットが牛革ぎゅうかわ仕様しようとなっており、HYDEの頭文字かしらもじ"h"をしたハートがたのオブジェがデザインされている。また、初回しょかいばんのブックレットにはHYDEの頭蓋骨ずがいこつレントゲン写真しゃしん使つかわれており、歌詞かしカードのうらにはHYDEの自宅じたくにあったというコウモリ標本ひょうほんのレントゲン写真しゃしん、CDの表面ひょうめんには、HYDE自身じしんのレントゲン写真しゃしん採用さいようされている。なお、通常つうじょうばんのジャケットには、頭文字かしらもじ"h"をしたハートがたのオブジェと[20]、HYDEの頭蓋骨ずがいこつのレントゲン写真しゃしん使つかわれている[20]

    ほんさく発売はつばいからやく4ヶ月かげつ2002ねん7がつ4にちには、収録しゅうろくきょく歌詞かしをすべて英語えいご変更へんこうしたアルバム『ROENTGEN english version』が日本にっぽんのぞアジア諸国しょこく発表はっぴょうされている。なお、『ROENTGEN english version』は、HYDEがアコースティック・ギターかかえている姿すがたうつされたジャケットが採用さいようされている。

    また、ほんさく発売はつばいからやく2ねん8ヶ月かげつ2004ねん10月14にちに、前記ぜんきぜん英語えいごばん同一どういつ内容ないようで、アルバム『ROENTGEN.english』が日本にっぽんでリリースされている。なお、『ROENTGEN.english』は初回しょかい生産せいさん限定げんていばん(CD+DVD)と通常つうじょうばん(CD)の2形態けいたい発売はつばいされており、初回しょかいばん付属ふぞくするDVDには収録しゅうろくきょく「THE CAPE OF STORMS」のミュージック・ビデオ収録しゅうろくされている。ちなみに『ROENTGEN.english』のジャケットデザインは、2002ねん発売はつばいのアルバム『ROENTGEN』の通常つうじょうばん背景はいけいしょくことなるものの、ほぼおな仕様しようになっている。余談よだんだが、『ROENTGEN.english』は発売はつばい当初とうしょCCCD販売はんばいされていたが、2005ねん7がつ27にちCD-DA再販さいはんされている。

    そしてほんさく発売はつばいからやく20ねんとなる2022ねん1がつ29にちには、『ROENTGEN』に関連かんれんする音源おんげん映像えいぞう作品さくひんをまとめたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』が発売はつばいされている。この作品さくひんには『ROENTGEN』『ROENTGEN.english』のBlu-spec CD2ばんくわえ、2004ねん11月に発表はっぴょうされた映像えいぞう作品さくひんROENTGEN STORIES』のBlu-rayばんと、ロンドンでのレコーディングの模様もようおさめた発表はっぴょうドキュメンタリー作品さくひん『2001 LONDON RECORDING MOVIE』の4まいのディスクが梱包こんぽうされている。なお、ボックスのデザインは「evergreen」「Angel's tale」「SHALLOW SLEEP」のシングル3作品さくひんをセルフオマージュし、棺桶かんおけかた仕様しようになっている。さらに、CDの2作品さくひんかんしては、エイミー・ワインハウスエド・シーランアヴィーチーなどの作品さくひん手掛てがけたスチュアート・ホークス(Metropolis Mastering)によるリマスタリングがほどこされている。

    評価ひょうか

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    批評ひひょう

    [編集へんしゅう]
    • 音楽おんがくライターの久保田くぼた泰平たいへいは『bounce』においてHYDEへのインタビューをつうじて、「<ニューウェイヴ世代せだい>がつくげた『ROENTGEN』は、メロディーかんにこそラルクでの印象いんしょううかがえたりできるものの、アコースティック楽器がっき主体しゅたいひびくサウンドの手触てざわりは、かなり新鮮しんせん[1]」とほんさくひょうしている。また、バンドに在籍ざいせきしていたころのHYDEと比較ひかくし「<しろくろ二面ふたおもてせい>というキャッチフレーズがあって、そこにもっといろんないろはいってきて、そして<にじ>になった―と、ちょっとられたラルク語録ごろくのひとつをしてうのであれば、ほんさくは"ちいさなこえうたかんじ…ちいさなこえちいさなサウンド、っていうことをかんがえてましたね(hydeだん)"ということもあり、L'Arc〜en〜Cielに内包ないほうされていた<しろ>の部分ぶぶんを、より強調きょうちょうさせた印象いんしょうける。そこにはなにかやさしいかんじとでもいうか…とはいえ、その<やさしさ>にまかせていると、時折ときおりゾクッと鳥肌とりはだつような感覚かんかくが。たとえがヘンかもれないが、クラシック音楽おんがくをフィーチャーしたオカルト映画えいがのサウンドトラックのよう[1]」とコメントしている。- タワーレコード『bounce vol.230』(2002ねん3がつ25にち発行はっこうごう
    • 音楽おんがく評論ひょうろん遠藤えんどう利明としあきは『ROCKIN'ON JAPAN』のレビューにて、「ストリングスホーンアコギなどを中心ちゅうしんつづられたしずかなソロ・アルバム。デヴィッド・シルヴィアンもとジャパン)などにつうじる音楽おんがくせいれる。壮大そうだい曲調きょくちょうすくなくないが、hydeのヴォーカルはラルクのときみたいにそと世界せかいみつこうとはしない。自分じぶん自身じしん輪郭りんかくたしかめるように、慎重しんちょうこえはっしているので、プライヴェートな印象いんしょうのこ[21]」とひょうしている。また、遠藤えんどうは「自身じしん輪郭りんかくをなぞることで、自分じぶんがいかに肉体にくたい現実げんじつしんじていないかをたしかめなおしている風情ふぜいだ。そして、かれうたは、いまここをしんじきれないわたしたちをさそう。hydeの人気にんきは、不信ふしんかかえたもの同士どうし共感きょうかんなのだとおも[21]」とつづっている。- ロッキング・オン『ROCKIN'ON JAPAN』(2002ねん4がつごう

    チャート成績せいせき

    [編集へんしゅう]
    • ほんさく発売はつばいはつしゅうとなる2002ねん4がつ8にちづけオリコン週間しゅうかんアルバムチャートにおいて、週間しゅうかん5獲得かくとくしている。また、2004ねん発売はつばいしたぜん英語えいごばんのアルバム『ROENTGEN.english』でもはつ登場とうじょう週間しゅうかん5獲得かくとくしている。
    • ほんさく発売はつばいからやく20ねん発売はつばいしたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』は、2021ねん2がつ7にちづけのオリコン週間しゅうかんアルバムチャートにおいて、週間しゅうかん7獲得かくとくしている。また、Billboard JAPANチャートでは、「Hot Albums」で11、CDアルバムセールスをしめす「Top Albums Sales」で7獲得かくとくしている。

    収録しゅうろくきょく

    [編集へんしゅう]
    ROENTGEN
    ぜん作詞さくし作曲さっきょく: HYDE。
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「UNEXPECTED」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    2.「WHITE SONG」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    3.EVERGREENHYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    4.「OASIS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    5.「A DROP OF COLOUR」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    6.SHALLOW SLEEPHYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    7.「NEW DAYS DAWN」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    8.ANGEL'S TALEHYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    9.「THE CAPE OF STORMS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    10.「SECRET LETTERS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford

    ROENTGEN english version

    [編集へんしゅう]

    (※)2002ねん7がつ4にち発売はつばいされた『ROENTGEN』収録しゅうろくきょくすべ英語えいごにしたバージョン。日本にっぽんのぞアジア諸国しょこくでリリース
    (※)ボーナストラックとして、2001ねん・2002ねん発売はつばいのシングル3作品さくひんのカップリングにおさめられていたかく表題ひょうだいきょくのリアレンジバージョンを収録しゅうろく

    ROENTGEN english version ※ぜん英語えいご
    ぜん作詞さくし作曲さっきょく: HYDE。
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「UNEXPECTED」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    2.「WHITE SONG」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    3.「EVERGREEN」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    4.「OASIS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    5.「A DROP OF COLOUR」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    6.「SHALLOW SLEEP」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    7.「NEW DAYS DAWN」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    8.「ANGEL'S TALE」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    9.「THE CAPE OF STORMS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    10.「SECRET LETTERS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    11.EVERGREEN (english ensemble)(1stSg.表題ひょうだいきょく「evergreen」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    12.ANGEL'S TALE (english ensemble)(2ndSg.表題ひょうだいきょく「Angel's tale」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    13.SHALLOW SLEEP (english ensemble)(3rdSg.表題ひょうだいきょく「SHALLOW SLEEP」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford

    ROENTGEN.english

    [編集へんしゅう]

    (※)2004ねん10月14にち発売はつばいされた『ROENTGEN english version』の日本にっぽんばん

    ROENTGEN.english ※ぜん英語えいご
    ぜん作詞さくし作曲さっきょく: HYDE。
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「UNEXPECTED」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    2.「WHITE SONG」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    3.「EVERGREEN」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    4.「OASIS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    5.「A DROP OF COLOUR」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    6.「SHALLOW SLEEP」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    7.「NEW DAYS DAWN」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    8.「ANGEL'S TALE」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    9.「THE CAPE OF STORMS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    10.「SECRET LETTERS」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    11.「EVERGREEN (english ensemble)」(1stSg.表題ひょうだいきょく「evergreen」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    12.「ANGEL'S TALE (english ensemble)」(2ndSg.表題ひょうだいきょく「Angel's tale」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    13.「SHALLOW SLEEP (english ensemble)」(3rdSg.表題ひょうだいきょく「SHALLOW SLEEP」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford

    ROENTGEN Remastered Edition

    [編集へんしゅう]

    (※)2022ねん1がつ29にち発売はつばいされた『ROENTGEN』のリマスタリングばん
    (※)ボーナストラックとして、2001ねん・2002ねん発売はつばいのシングル3作品さくひんのカップリングにおさめられていたかく表題ひょうだいきょくのリアレンジバージョンの日本語にほんごばんはつ収録しゅうろく
    (※)フィジカルは、コンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にBlu-spec CD2収録しゅうろく

    ROENTGEN (Remastered Edition 2022)
    ぜん作詞さくし作曲さっきょく: HYDE。
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「UNEXPECTED (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    2.「WHITE SONG (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    3.「EVERGREEN (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    4.「OASIS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    5.「A DROP OF COLOUR (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    6.「SHALLOW SLEEP (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    7.「NEW DAYS DAWN (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    8.「ANGEL'S TALE (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    9.「THE CAPE OF STORMS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    10.「SECRET LETTERS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    11.「EVERGREEN (japanese ensemble) [Remastered Edition 2022]」(1stSg.表題ひょうだいきょく「evergreen」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    12.「ANGEL'S TALE (japanese ensemble) [Remastered Edition 2022]」(2ndSg.表題ひょうだいきょく「Angel's tale」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    13.「SHALLOW SLEEP (japanese ensemble) [Remastered Edition 2022]」(3rdSg.表題ひょうだいきょく「SHALLOW SLEEP」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford

    ROENTGEN.english Remastered Edition

    [編集へんしゅう]

    (※)2022ねん1がつ29にち発売はつばいされた『ROENTGEN.english』のリマスタリングばん
    (※)フィジカルは、コンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にBlu-spec CD2収録しゅうろく

    ROENTGEN.english Remastered Edition ※ぜん英語えいご
    ぜん作詞さくし作曲さっきょく: HYDE。
    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく編曲へんきょく時間じかん
    1.「UNEXPECTED (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    2.「WHITE SONG (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    3.「EVERGREEN (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    4.「OASIS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    5.「A DROP OF COLOUR (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    6.「SHALLOW SLEEP (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    7.「NEW DAYS DAWN (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    8.「ANGEL'S TALE (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    9.「THE CAPE OF STORMS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    10.「SECRET LETTERS (Remastered Edition 2022)」HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    11.「EVERGREEN (english ensemble) [Remastered Edition 2022]」(1stSg.表題ひょうだいきょく「evergreen」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    12.「ANGEL'S TALE (english ensemble) [Remastered Edition 2022]」(2ndSg.表題ひょうだいきょく「Angel's tale」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford
    13.「SHALLOW SLEEP (english ensemble) [Remastered Edition 2022]」(3rdSg.表題ひょうだいきょく「SHALLOW SLEEP」のリアレンジばん)HYDEHYDEIan Curnow, Dave Ford

    楽曲がっきょく解説かいせつ

    [編集へんしゅう]
    • ぜん作詞さくし作曲さっきょく:HYDE / 編曲へんきょく:Ian Curnow, Dave Ford
    1. UNEXPECTED
      ふかリバーブかった、ミニマルな現代げんだい音楽おんがくてきアプローチをかんれる楽曲がっきょく[16]。このきょくのイメージは「1きょくにあるべきもの[22]」として、アルバム制作せいさくはや時期じきからHYDEのなか漠然ばくぜんとあったという[22]。HYDEはこのきょくを1きょくいた経緯けいいについて「(アルバム)全体ぜんたいのイントロてき役割やくわりで、がついたらもう2きょくはじまっていた…みたいなかんじ。そういう導入どうにゅう部分ぶぶんむかしからやってみかったんです[7]」とべている。
      HYDEはほんさく発売はつばい当時とうじけたインタビューのなかで、このきょく制作せいさくイメージについて「ずっとおなじフレーズをかえして、それでいてコード進行しんこうしてがったらそのままわっちゃう…というカタチは、去年きょねん(=2001ねんおもいついて。これはいいなとおもって、実際じっさいにやってみたら結構けっこううまくできました[7]」「サビがなんかいない。ずっとかえしてる。それでいてコード展開てんかいしていくかんじですね[22]」とべている。ちなみに、このきょくっているすずおとは、ガンターとばれるチベット仏教ぶっきょう楽器がっきによるものとなっている。
      このきょくのレコーディングには、デヴィッド・シルヴィアンのアルバム『ブリリアント・トゥリーズ』の制作せいさくたずさわっていたフィル・パーマーがギターで参加さんかしている。なお、フィル・パーマーは『ROENTGEN』の収録しゅうろくきょくのうち、「EVERGREEN」と「A DROP OF COLOUR」以外いがいの8きょくでギターを担当たんとうしている。
      ちなみに、このきょくにはロックサウンドでリアレンジ・リレコーディングしたバージョンが存在そんざいする。このバンドアレンジバージョンは、「UNEXPECTED [DIST.] 」とだいし、2006ねん発表はっぴょうの7thソロシングル「SEASON'S CALL」にカップリングきょくとして収録しゅうろくされている。なお、このバンドアレンジバージョンの制作せいさくには、K.A.ZOblivion Dust)が参加さんかしている。
    2. WHITE SONG
      ストリングス低音ていおんボーカル、そしてスパニッシュ・ギターの音色ねいろから楽曲がっきょく[7][19]。HYDEいわく、このきょくはアルバムを制作せいさくするにあたってひとつの指針ししんになった楽曲がっきょくだという[19]。HYDEはこのきょくについて「アルバムをつくる、最初さいしょ具体ぐたいてきなアイディアがこのきょくだった。アルバムをつくることが現実げんじつしたときに、このきょくがずっとあたまなかっていたから[19]」とべている。なお、HYDEいわく、ほんさく発売はつばいやく2ねんまえゆきるため、ギターをって山奥やまおくかけたときにきょく着想ちゃくそうたという[7]
      このようにアルバム制作せいさく初期しょき段階だんかいから原型げんけい存在そんざいしていたが、完成かんせいまでに時間じかんようしたようで、HYDEは「自分じぶん本当ほんとうるまでは時間じかんがかかって。感覚かんかくだけはあったんだけど、具体ぐたいてきにメロディーとか、自分じぶん納得なっとくいくところがなかなかなかった。意地いじでも完成かんせいさせてやるみたいなかんじでしたね[19]」と述懐じゅっかいしている。ちなみにHYDEいわく、このきょくはサビだけでも20パターンほどかんがえていたという[22]
      また、HYDEは「一応いちおうギターははいってるんだけど、ストリングスとうただけがずーっと前面ぜんめんているきょく[7]」「ふゆに、しろいききながらうたってるかん[7]」をイメージしていたと当時とうじかたっている。なお、このきょくれられたマンドリンは、ジャズ・ギタリストのジョン・パリチェッリいている。
      歌詞かしきょく構想こうそうまれた経緯けいいまえ、HYDEがきなぶしである"ふゆ"や、"雪景色ゆきげしき"を舞台ぶたいとしたものになっている。HYDEは作詞さくし作業さぎょうかえり「ふゆってぼく、あたたかいイメージがすごくあって。ふゆだからこそあったかいっていうのが。精神せいしんてきなもんだけど。ふゆってさむいけど、ふゆだからこそみんなあつまって、なんか、あたたかいことをしようとする意志いしがすごくあったかいっていうか。なんかそういう、普段ふだんづかないような。普段ふだんづかないひとはそこでさむさむいとおもっちゃうけど、じつはそれがひと生活せいかつをあたたかくしてる ――っていうようなことをいたかったの、音楽おんがく[23]」とべている。
    3. EVERGREEN
      2001ねん10月に1stシングルの表題ひょうだいきょくとして発表はっぴょうされた楽曲がっきょく
      管楽器かんがっきストリングスピアノ導入どうにゅうした荘厳そうごんなアコースティック・ナンバー[24]L'Arc〜en〜Ciel1990年代ねんだいにリリースしたヒットソングでみせてきたヴォーカリゼーションとことなり、ひくいトーンとウィスパーボイス多用たようしたアプローチをとっており[24]、このきょく今回こんかいのアルバムで志向しこうした歌唱かしょうほうあらわす1きょくになっている。
      HYDEはほんさく発売はつばい当時とうじけたインタビューのなかで、このきょく制作せいさくかえり「レコーディングはここからはじまったし、実質じっしつてきはじまりですよね。アルバムのはじまりではないんだけれど、このすべての、一連いちれん作業さぎょうはじまりのきょくでした[22]」と述懐じゅっかいしている。なお、このきょくのギターは、フリーダテレンス・トレント・ダービーのアルバム制作せいさく参加さんかしていたピート・グレニスター担当たんとうしている。
      このきょく歌詞かしには、""をテーマにしたリリックがのせられている[24]。なお、HYDEいわく、このきょく制作せいさく途中とちゅう友人ゆうじんがんくなったことが作詞さくし作業さぎょう影響えいきょうしたといい[25]、「たましいやそのひとおも気持きもちは"永遠えいえん"[25]」というかんがえでこのタイトルをけている。
      このきょくミュージック・ビデオは、とりかごなかアコースティック・ギターたずさえてうたうHYDEを中心ちゅうしんに、ワンカットで撮影さつえいされている[20]当初とうしょHYDEは「一発いっぱつろくりなら5ふんわる」とおもっていたというが[20]、ズームのみの調整ちょうせいでカメラをめず終始しゅうし撮影さつえいしているため、途中とちゅう歌詞かしやコードなどを間違まちがえると最初さいしょからなおすことになってしまい、「全然ぜんぜんラクじゃなかった[20]」と撮影さつえい述懐じゅっかいしている。なお、映像えいぞう終盤しゅうばんになっていき、じつとりかごとびらひらいていたことががわかり、「げようとおもえばげられる状態じょうたい[20]」にたことを気付きづかせる仕掛しかけになっている。ちなみに、このミュージック・ビデオでHYDEがいているギターは「Gibson Style-O」である。
      なお、2002ねん4がつ7にちNHK総合そうごうテレビ放送ほうそうされた特別とくべつ番組ばんぐみミッドナイトチャンネル - HYDEアンプラグド』において、同年どうねん3月19にち収録しゅうろくしたグローリアチャペル品川しながわ教会きょうかい礼拝れいはいどうでのコンサートの模様もようながされており、このきょくしょう人数にんずうのスタイルで披露ひろうしている映像えいぞう使つかわれている。ちなみに放送ほうそうされた演奏えんそうにはHYDEのほか富樫とかし春生はるお(ピアノ)と徳澤とくさわあおつる(チェロ)が参加さんかしている。
      なお、このきょく収録しゅうろくされたシングルのカップリングには、リアレンジバージョンとなる「EVERGREEN (english ensemble)」が収録しゅうろくされている。このリアレンジバージョンは、ゆたかなストリングスでまくけるシンプルかつ静謐せいひつなアレンジがほどこされている[26]。なお、このリアレンジバージョンは、2002ねん7がつ日本にっぽん以外いがいのアジア各国かっこく発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN english version』や、2004ねん10月日本にっぽん発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN.english』、そして2022ねん1がつ発売はつばいされたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』に収録しゅうろくされている。余談よだんだが、『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にはこのリアレンジばん日本語にほんごばん「EVERGREEN (japanese ensemble)」がはつ収録しゅうろくされている。
      さらに、このきょくにはロックサウンドでリアレンジ・リレコーディングしたバージョンが存在そんざいする。このバンドアレンジバージョンは、「EVERGREEN [DIST.] 」とだいし、2005ねん発表はっぴょうの6thソロシングル「COUNTDOWN」にカップリングきょくとして収録しゅうろくされている。なお、このバンドアレンジバージョンの制作せいさくには、K.A.ZOblivion Dust)が参加さんかしている。
    4. OASIS
      ふかくもったこえ印象いんしょうてきな、つめたいねつ放出ほうしゅつされたような楽曲がっきょく[22]。HYDEはこのきょくをアルバムの中盤ちゅうばん配置はいちした理由りゆうについて「あんまり感情かんじょうてきにならないきょくで、ここらでちょっとひとやすみ…みたいなかんじもればいいなとおもった[7]」とべている。
      このきょくはHYDEいわく、「なんか1きょく、アメリカンなかんじのきょくしいとおもってつくったきょく[22]」だという。また、HYDEはこのきょくのイメージについて「レッド・ツェッペリンとかドアーズとかを、ぼくなりにイメージして。あと風景ふうけいとしては、歌詞かしにもてくるけど砂漠さばくとか[7]」「あたまなかではずっとアメリカの砂漠さばくくるまはしってるイメージでつくりました[22]」とべている。
      歌詞かしきょくのイメージをまえ、砂漠さばく舞台ぶたい設定せっていされており[7]、<This desert road's forever winding>の一節いっせつからはじまる。なお、歌詞かしには<へび>がてくるが、これは映画えいがナチュラル・ボーン・キラーズ』に登場とうじょうするへびをイメージしたという。
      このきょくにはロックサウンドでリアレンジしたバージョンが存在そんざいする。このバンドアレンジバージョンは、2004ねんにソロ名義めいぎ開催かいさいしたライヴツアー「2004 FIRST TOUR 666」で演奏えんそうされているが、音源おんげんリリースはされていない。
    5. A DROP OF COLOUR
      おとすうすくないシンプルなジャズテイストの楽曲がっきょく。このきょく原型げんけいは、HYDEいわく、楽曲がっきょく提供ていきょうさき映画えいが化粧けしょう KEWAISHI』の映像えいぞうのちにたまたまつくられたという[22]。HYDEはデモ制作せいさくかえり「"あ、これバッチリじゃないかな"と。こういうかんじのきょくればカッコイイな、この映画えいがに、とはおもいました[22]」とべている。なお、HYDEいわく、このきょく歌詞かしどう映画えいが台本だいほんんだうえで、ヒロインの気持きもちをイメージしつづったという[25]
      HYDEはこのきょくのレコーディングについて「ほかのきょくはかなりアレンジをかさねたんだけど、これは結構けっこうスムーズでしたね。もとからあたまなか完成かんせいがたがあったのかな、なんだかつくりやすかったですね。あんまりおとれないってことを、いちばん意識いしきしたきょくですね[7]」と述懐じゅっかいしている。
      また、HYDEはこのきょく使用しようされた映画えいがれながら「ジャパンなんかの、ヨーロッパりゅう日本にっぽんっぽさの影響えいきょうがあるのかもしれない。つくるときもとくかんがえてなかったし、自分じぶんではわからないんだけど。映画えいが化粧けしょう KEWAISHI』のイメージ・ソングだということも、無意識むいしき意識いしきであったのかな。結果けっかてきにそういう""の色合いろあいがきょくになりましたね[7]」とかたっている。ちなみに、間奏かんそう部分ぶぶん印象いんしょうてきトランペットのパートは、映画えいが『007』シリーズのサウンドトラックにも参加さんかしたことのあるトランペット奏者そうしゃデレク・ワトキンス担当たんとうしている。
      なお、アルバム発売はつばい当時とうじに、このきょく教会きょうかい演奏えんそうしているコンサートの模様もよう放送ほうそうされている。ちなみに放送ほうそうされた演奏えんそうにはHYDEのほか富樫とかし春生はるお(ピアノ)と徳澤とくさわあおつる(チェロ)、そして3めいヴァイオリニスト参加さんかしている。
    6. SHALLOW SLEEP
      2002ねん2がつに3rdシングルの表題ひょうだいきょくとして発表はっぴょうされた楽曲がっきょく
      幻想げんそうてき世界せかいかんなか内包ないほうされていた熱気ねっき側面そくめんのぞかせるミディアムナンバー[27]。HYDEはこのきょくを6きょく配置はいちした理由りゆうについて「(アルバム)全体ぜんたいなかで、このあたりにあかるいきょくしかったんですよ。つぎにヘビーなきょくがくることはわかってたし[7]」とべている。
      このきょくはアルバムにけていた最後さいごのピースをめるために制作せいさくされており[28]、あるしゅのポップかん前面ぜんめん楽曲がっきょく仕上しあげられている[28]。HYDEはほんさく発売はつばいけたインタビューのなかで、このきょく制作せいさくかえり「最初さいしょのイメージは、もっと淡々たんたんとしたきょくだったんだけど。ついついハデになっちゃった(笑)。もっとも計算けいさんがいきょくかもしれない[7]」とべている。
      このきょくのタイトルは、歌詞かしのテーマが「ゆめ」であることをまえ、人間にんげんゆめるタイミングとされている"あさねむり(レム睡眠すいみん)"からられている。ちなみにこのきょく歌詞かしは、ゆめなかわかれたひと出会であ物語ものがたりになっている[25]。なお、ミュージック・ビデオでもゆめなか世界せかい舞台ぶたいになっている。HYDEはこのきょくのミュージック・ビデオの印象いんしょうについて「ゆめ現実げんじつがごちゃごちゃになったようなかんじの映像えいぞう[20]」とかたっている。
      なお、2002ねん4がつ7にちNHK総合そうごうテレビ放送ほうそうされた特別とくべつ番組ばんぐみミッドナイトチャンネル - HYDEアンプラグド』において、同年どうねん3月19にち収録しゅうろくしたグローリアチャペル品川しながわ教会きょうかい礼拝れいはいどうでのコンサートの模様もようながされており、このきょくしょう人数にんずうのスタイルで披露ひろうしている映像えいぞう使つかわれている。ちなみに放送ほうそうされた演奏えんそうにはHYDEのほか富樫とかし春生はるお(ピアノ)と徳澤とくさわあおつる(チェロ)が参加さんかしている。
      なお、このきょく収録しゅうろくされたシングルのカップリングには、リアレンジバージョンとなる「SHALLOW SLEEP (english ensemble)」が収録しゅうろくされている。このリアレンジバージョンは、ピアノをベースに、バックでオーケストラによる音色ねいろ印象いんしょうてきなアレンジになっている。なお、このリアレンジバージョンは、2002ねん7がつ日本にっぽん以外いがいのアジア各国かっこく発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN english version』や、2004ねん10月日本にっぽん発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN.english』、そして2022ねん1がつ発売はつばいされたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』に収録しゅうろくされている。余談よだんだが、『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にはこのリアレンジばん日本語にほんごばん「SHALLOW SLEEP (japanese ensemble)」がはつ収録しゅうろくされている。
    7. NEW DAYS DAWN
      ヘヴィなギターリフのようなチェロのサウンドが印象いんしょうてきな、ホラームービーげきともをイメージして制作せいさくされた楽曲がっきょく[29]。HYDEはこのきょくのアルバムの位置いちについて「いちばんディープな部分ぶぶんささえてるかんじ。そういうのはどこかに1きょくしいなとおもっていたので[22]」とべている。
      このきょくは、HYDEの「デスメタルオーケストラでやったらどうなるだろう?[7]」というかんがえがきっかけとなり、実験じっけんてきこころみからまれている[7]。なお、HYDEは制作せいさくするにあたり、「チェロのおとを3ほんくらいかさねて分厚ぶあつくしよう[7]」と当初とうしょかんがえていたというが、共同きょうどう編曲へんきょくしゃがこのきょくり、どんどん壮大そうだいなアレンジになっていったという[7]
      HYDEはこのきょく制作せいさくイメージと出来栄できばえについて「あそごころっつうか。普通ふつうにディストーション・ギターでやってるきょくはたくさんあるから、チェロをディストーションのわりに使つかってみたらどうなるかなという"あそび"です。これは自分じぶんでも、出来上できあがるまでどうなるかわかんなかった。面白おもしろかったですね[7]」とかたっている。また、このきょくのロンドンレコーディングをかえり、HYDEは「デモ段階だんかいでは、コンピュータでチェロのリフをつくりながら"こんなはやいフレーズ、はじけるのかなぁ"っておもってたんだけど。さすが、全然ぜんぜん大丈夫だいじょうぶでしたね[7]」とべている。
      なお、HYDEはこのきょくふく終盤しゅうばん配置はいちした楽曲がっきょく印象いんしょうについて「このヘビーなきょく前後ぜんごおだやかなきょくがあって…という終盤しゅうばん4きょくわせは、絶対ぜったいえたくなかった。すごくってます[7]」とかたっている。
      このきょくのタイトルは「あたらしい日々ひび夜明よあけ」を意味いみしており一見いっけんポジティブな印象いんしょういだかせるワードがけられているが、HYDEいわく「皮肉ひにくめている」という[22]。なお、歌詞かしには<Rooted deep in history A clever web of lies(歴史れきしふかざした 巧妙こうみょう嘘八百うそはっぴゃく)>や、<New days dawn - let's start the game(あたらしい日々ひび夜明よあけ - "ゲームをはじめよう")>、<The die is cast No going back now(さいげられた もう後戻あともどりはできない)>といったフレーズが登場とうじょうする。
    8. ANGEL'S TALE
      2001ねん12月に2ndシングルの表題ひょうだいきょくとして発表はっぴょうされた楽曲がっきょく
      冷気れいきただようなかに蜃気楼しんきろうたたずまいを[27]、スロウなクリスマスソング。HYDEいわく、このきょくのコンセプトは「ぼくが、クリスマスにきたいきょく[30]」だという。HYDEはシングル発売はつばい当時とうじ出演しゅつえんしたラジオ番組ばんぐみなかで、このきょくについて「はなやかなかんじではなく、教会きょうかいながれるようなしんみりしたクリスマスソングをつくってみたかった」とコメントしていたことがある。また、HYDEはほんさく発売はつばいけたインタビューのなかで、このきょく制作せいさくかえり「(アルバム)全体ぜんたいのどっかに宗教しゅうきょうっぽいきょくしいなとおもってたんで、それがこのきょくになりました。パイプ・オルガンっぽいコード進行しんこうとかも意識いしきしました[7]」とかたっている。
      さらにこのきょくでは、印象いんしょうてきアコースティック・ギターアルペジオくわ[27]、HYDEのていねつのヴォーカルをくことができる[27]。HYDEはこのきょくうたろくりをかえり「自分じぶんきなものがすごくはいってて、ものすごく素直すなおかんじでうたっていますね[7]」とべている。余談よだんだが、HYDEはこのきょく出来栄できばえについて「微妙びみょう感覚かんかくなんですが、くらきょくともとれるだろうし[30]」「すごくアンダーグラウンドなきょくだとおもう。そういう意味いみで、ロックだとおも[30]」と当時とうじべている。
      HYDEはこのきょく歌詞かしさいに、映画えいがシザーハンズ』をイメージしていたという[11]。HYDEは作詞さくし作業さぎょうかえり「(映画えいが『シザーハンズ』の)最後さいごのほうで、ジョニー・デップ(がえんじるエドワード・シザーハンズ)がこおりぞうけずしてゆきみたいになるとこ…ああいうところを想像そうぞうしました[11]」とかたっている。
      このきょくミュージック・ビデオには、HYDEが楽曲がっきょくたいいた「教会きょうかいながれるようなクリスマスソング」というイメージをまえ、教会きょうかい屋根やねをイメージした舞台ぶたいうたうシーンが挿入そうにゅうされている。HYDEはこのきょくのミュージック・ビデオの撮影さつえいかえり「淡々たんたん屋根やねうえうたっている場面ばめんがいいなとおもって。このきょくにある宗教しゅうきょうてきなイメージから、映像えいぞうでも教会きょうかい屋根やね十字架じゅうじかてきます。"キレイによるければいいなぁ"とおもっていたんですけど、ラストのそらいろがすごくキレイですね[20]」とかたっている。
      なお、2002ねん4がつ7にちNHK総合そうごうテレビ放送ほうそうされた特別とくべつ番組ばんぐみミッドナイトチャンネル - HYDEアンプラグド』において、同年どうねん3月19にち収録しゅうろくしたグローリアチャペル品川しながわ教会きょうかい礼拝れいはいどうでのコンサートの模様もようながされており、このきょくしょう人数にんずうのスタイルで披露ひろうしている映像えいぞう使つかわれている。ちなみに放送ほうそうされた演奏えんそうにはHYDEのほか富樫とかし春生はるお(ピアノ)と徳澤とくさわあおつる(チェロ)が参加さんかしている。
      なお、このきょく収録しゅうろくされたシングルのカップリングには、リアレンジバージョンとなる「ANGEL'S TALE (english ensemble)」が収録しゅうろくされている。このリアレンジバージョンは、アコースティック・ギターの音色ねいろはいった原曲げんきょくたいし、ピアノなどの鍵盤けんばんコントラバスドラム演奏えんそうによる、ジャズてきなアプローチでアレンジされている。なお、このリアレンジバージョンは、2002ねん7がつ日本にっぽん以外いがいのアジア各国かっこく発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN english version』や、2004ねん10月日本にっぽん発売はつばいされたアルバム『ROENTGEN.english』、そして2022ねん1がつ発売はつばいされたコンプリートボックス『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』に収録しゅうろくされている。余談よだんだが、『HYDE COMPLETE BOX 2001-2003』にはこのリアレンジばん日本語にほんごばん「ANGEL'S TALE (japanese ensemble)」がはつ収録しゅうろくされている。
    9. THE CAPE OF STORMS
      ストリングスじくに、シンセサイザーアコースティック・ギターなどのサウンドが展開てんかいしていくバラードナンバー[27]で、ほんさくなかでもとく壮大そうだい楽曲がっきょくとして仕上しあげられている。HYDEはこのきょく制作せいさくかえり「アルバムのそのながれで、いちばん派手はでに、壮大そうだいにしようとおもったきょくですね。アルバム全体ぜんたいで1きょくかんがえたときに、中盤ちゅうばんより後半こうはんでいちばんでかくしたいなという、そういうながれです[22]」「9きょくでないとダメなきょくですね。1きょくとかとおなじようなかんじで、最初さいしょからきょく位置いちをイメージしてつくったきょくです[7]」とべている。
      また、HYDEはほんさく発売はつばい当時とうじのインタビューのなかで、このきょくのイメージについて「映画えいが音楽おんがくとか、映像えいぞうてき要素ようそつよ[7]」とべている。こういったHYDEの印象いんしょうもあってか、ほんさく収録しゅうろくされたシングル表題ひょうだいきょく以外いがい楽曲がっきょくにおいて、このきょくつぎきょく「SECRET LETTERS」とともにミュージック・ビデオ制作せいさくされることとなった。なお、その映像えいぞう2004ねん発売はつばいされたぜん英語えいごばんのアルバム『ROENTGEN.english』の初回しょかい生産せいさん限定げんていばん付属ふぞくするDVDにはつ収録しゅうろくされている。また、このきょくは2004ねんに、HYDEが出演しゅつえんした映画えいが下弦かげんつき〜ラスト・クォーター』の主題歌しゅだいか使用しようされている。
    10. SECRET LETTERS
      物悲ものがなしいうたメロとアコーディオン異国いこく街角まちかど想起そうきさせるアルバムのラストをかざるナンバー[16]。アルバムの最後さいごにこのきょくをおいた経緯けいいについて、HYDEは「つくったときは意識いしきしていなかったけど、すごく最後さいごにピッタリのきょく[7]」「必然ひつぜんてきにそこ(最後さいご)にいっちゃった[22]」とべている。
      また、HYDEはこのきょく印象いんしょうについて「ヨーロッパ・ポップスふう雰囲気ふんいきがあるのかな。フランスなのか、イギリスなのか、自分じぶんでもよくわかんないだけど。つくしたらスパニッシュの要素ようそはいってきたりして、ちょっと国籍こくせきかん[7]」とべている。なお、このきょくっているアコーディオンは、エディー・ヘッションの演奏えんそうによるものとなっている。
      HYDEはほんさく発売はつばい当時とうじけたインタビューのなかで、このきょく歌詞かしについて「あるモチーフがあるんですけど、それをぼくなりの感情かんじょういています[22]」とべている。なお、モチーフにした作品さくひんアンネ・フランクしるした『アンネの日記にっき』であり[16]、リリックの随所ずいしょにそれを彷彿ほうふつとさせるフレーズが登場とうじょうしている。
      ほんさく収録しゅうろくされたシングル表題ひょうだいきょく以外いがい楽曲がっきょくにおいて、このきょくぜんきょく「THE CAPE OF STORMS」とともにミュージック・ビデオ制作せいさくされている。なお、その映像えいぞう2004ねん発売はつばいされたミュージック・クリップしゅうROENTGEN STORIES』にはつ収録しゅうろくされている。

    特典とくてん映像えいぞう

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    ROENTGEN.english

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    初回しょかい生産せいさん限定げんていばん特典とくてんDVD

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    1. THE CAPE OF STORMS (Music Clip)
      ディレクター:かいけん
    2. THE CAPE OF STORMS -Last Quarter Mix- (Audio Only)

    HYDE COMPLETE BOX 2001-2003

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    Blu-ray 1: 『ROENTGEN STORIES』

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    2004ねん11月3にち発売はつばいされたミュージック・クリップしゅうROENTGEN STORIES』のBlu-rayはん作品さくひん詳細しょうさいは「ROENTGEN STORIES』のぺーじ参照さんしょう
    ボーナストラックとして、アルバム『ROENTGEN.english』の初回しょかいばん付属ふぞくDVDにおさめられていた「THE CAPE OF STORMS」のミュージック・ビデオが収録しゅうろくされている
    1. EVERGREEN (Music Clip)
      ディレクター:竹内たけうちスグル
    2. ANGEL'S TALE (Music Clip)
      ディレクター:竹内たけうちスグル
    3. SHALLOW SLEEP (Music Clip)
      ディレクター:かいけん
    4. SECRET LETTERS (Music Clip)
      ディレクター:かいけん
      - BONUS -
    5. THE CAPE OF STORMS (Music Clip)
      ディレクター:かいけん

    Blu-ray 2: 『2001 LONDON RECORDING MOVIE』

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    2001ねんイギリスロンドンおこなわれたアルバムレコーディングの模様もようった公開こうかい映像えいぞうおさめたドキュメンタリー作品さくひん

    クレジット

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    ROENTGEN

    [Produce & Mastering]

    • Co-produced, Arranged, Programming, Keyboards & Mixed:Ian Curnow & Dave Ford (for Start Up Music LTD.)
    • Recording Engineers:Steve Orchard (AIR STUDIOS), Andy Strange (AIR STUDIOS)
    • Mastering Engineer:Kevin Metcalfe (the Soundmasters)
    • English Translation:Lynne Hobday
    • Pre-Production:斎藤さいとうひとし (Palms ENTERTAINMENT)
    • Musicians Coordination:Isabel Griffiths LTD.
    • Recording Coordination:Yasuhiro Myochin (Start Up Music LTD.)

    [Artwork etc]

    • Art direction & Design:Yoshitada Hirai (Thezi)
    • Executive A&R:Akihiko Shimizu (HAUNTED RECORDS)
    • A&R:Hideki Kokumai (HAUNTED RECORDS)
    • Creative Director:中山なかやま道彦みちひこ (Ki/oon Records)
    • Chief Promoter:Soh Fukuda (Ki/oon Records)
    • Executive Producer:Tatsuo Adachi (Ki/oon Records)
    • Total Artist Management:Toshimitsu Takahashi (THEO)

    ROENTGEN.english

    • Produced, All songs & Words:HYDE
      • Acoustic & E.Guitar:Phil Palmer (Tr.1,2,4,6,7,8,9&10)
      • Double Bass:Chris Laurence (Tr.1,3,5,6,10,11,12&13)
      • Piano, Organ:Dave Arch (Tr.2,3,4,5,7,9,11,12&13)
      • Drums:Ian Thomas (Tr.2,3,5,6,10&12)
      • Orchestral Arrangement:Pip Williams (Tr.1,2,5,6,7,8,9,11&13)
      • Orchestral Conducter:James Shearman
      • Strings Section Leader:Gavyn Wright
      • Trumpet:Derek Watkins (Tr.1,5,&7)
      • Solo Violin:Sonia Slany (Tr.6&9)
      • Accordion:Eddie Hession (Tr.9&10)
      • Solo Cello:Tony Pleeth (Tr.6&13)
      • Harp:Skaila Kanga (Tr.3)
      • Tenor Saxophone:Phill Todd (Tr.3)
      • Mandolin:John Parricelli (Tr.2&10)
      • Percussion:Luis Jardin (Tr.3)
      • Acoustic & E.Guitar:Peter Glenister (Tr.3)

    [Produce & Mastering]

    • Co-produced, Arranged, Programming, Keyboards & Mixed:Ian Curnow & Dave Ford (for Start Up Music LTD.)
    • Recording Engineers:Steve Orchard (AIR STUDIOS), Andy Strange (AIR STUDIOS)
    • Mastering Engineer:Kevin Metcalfe (the Soundmasters, Tr.1~10&13), Tim Young (METROPOLIS Studio, Tr.11), Chris Blair (Abbey Road Studios, Tr.12)
    • English Translation:Lynne Hobday
    • Pre-Production:斎藤さいとうひとし (Palms ENTERTAINMENT)
    • Musicians Coordination:Isabel Griffiths LTD.
    • Recording Coordination:Yasuhiro Myochin (Start Up Music LTD.)
    • Director:Hideki Kokumai (HAUNTED RECORDS)
    • A&R:Soh Fukuda (Ki/oon Records)
    • Executive A&R:Akihiko Shimizu (HAUNTED RECORDS)

    [Artwork etc]

    • Design:HYDE, Tsuyoshi Sakamoto (Thezi)
    • Product Coordination:Naho Ushiki (Sony Music Communications)
    • Artist Management:福島ふくしま清志きよし (THEO), Atsushi Fujiwara (THEO)
    • A&R Producer:中山なかやま千恵子ちえこ (Sony Music Communications)
    • Director:Hideki Kokumai (Ki/oon Records)
    • A&R:Yoshihiro Hagihara (Ki/oon Records)
    • Artist Promotion:Chisako Iizuka (Ki/oon Records)
    • Executive Producer:中山なかやま道彦みちひこ (Ki/oon Records)

    HYDE COMPLETE BOX 2001-2003

    ROENTGEN Remastered Edition

    • Produced, All songs & Words:HYDE
      • Acoustic & E.Guitar:Phil Palmer (Tr.1,2,4,6,7,8,9&10)
      • Double Bass:Chris Laurence (Tr.1,3,5,6,10,11,12&13)
      • Piano, Organ:Dave Arch (Tr.2,3,4,5,7,9,11,12&13)
      • Drums:Ian Thomas (Tr.2,3,5,6,10&12)
      • Orchestral Arrangement:Pip Williams (Tr.1,2,5,6,7,8,9,11&13)
      • Orchestral Conducter:James Shearman
      • Strings Section Leader:Gavyn Wright
      • Trumpet:Derek Watkins (Tr.1,5,&7)
      • Solo Violin:Sonia Slany (Tr.6&9)
      • Accordion:Eddie Hession (Tr.9&10)
      • Solo Cello:Tony Pleeth (Tr.6&13)
      • Harp:Skaila Kanga (Tr.3)
      • Tenor Saxophone:Phill Todd (Tr.3)
      • Mandolin:John Parricelli (Tr.2&10)
      • Percussion:Luis Jardin (Tr.3)
      • Acoustic & E.Guitar:Peter Glenister (Tr.3)

    [Produce & Mastering]

    • Co-produced, Arranged, Programming, Keyboards & Mixed:Ian Curnow & Dave Ford (for Start Up Music LTD.)
    • Recording Engineers:Steve Orchard (AIR STUDIOS), Andy Strange (AIR STUDIOS)
    • Remastering Engineer:Stuart Hawkes (Metropolis Mastering)
    • English Translation:Lynne Hobday
    • Pre-Production:斎藤さいとうひとし (Palms ENTERTAINMENT)
    • Musicians Coordination:Isabel Griffiths LTD.
    • Recording Coordination:Yasuhiro Myochin (Start Up Music LTD.)
    • Executive A&R:Akihiko Shimizu (HAUNTED RECORDS)
    • A&R:Hideki Kokumai (HAUNTED RECORDS)
    • Creative Director:中山なかやま道彦みちひこ (Ki/oon Records)
    • Chief Promoter:Soh Fukuda (Ki/oon Records)
    • Executive Producer:Tatsuo Adachi (Ki/oon Records)

    ROENTGEN.english Remastered Edition

    • Remastering Engineer:Stuart Hawkes (Metropolis Mastering)
    (※) 上記じょうき以外いがいはアルバム『ROENTGEN.english』のクレジットと同様どうよう

    ROENTGEN STORIES

    • All Songs & Works:HYDE
    • EVERGREEN
    • ANGEL'S TALE
      • Director:竹内たけうちスグル
    • SHALLOW SLEEP
    • SECRET LETTERS
      • Director:かいけん
    • THE CAPE OF STORMS (Bonus)
      • Director:かいけん

    2001 LONDON RECORDING MOVIE

    • Producer:Takao An (MAZRI Inc.)
    • Editor:Tasuku Matsunaga (MAZRI Inc.)
    • MA mixer:Naoki Takeda (maruni studio)

    [HYDE COMPLETE BOX 2001-2003]

    • Artist Management:福島ふくしま清志きよし, Takaharu Kon, Yuki Yoshida (VAMPROSE)
    • A&R:Shunsuke Mochizuki (Ki/oon Music)
    • Art Direction & Design:Takashi Kishino (Sony Music Solutions Inc.)
    • Product Coordination:Yuichiro Okuchi, Naoko Matsuura, Hitomi Sakabe (Sony Music Solutions Inc.)
    • Sales Promotion:Hayato Nakabayashi, Jumpei Hayashi (Sony Music Marketing United Inc.)
    • Media Promotion:Sony Music Marketing United Inc.
    • Label Desk:Ayano Kobayashi (Ki/oon Music)
    • Label Staff:Yosuke Hasegawa, Junichi Maekawa, Milk Kawasaki (Ki/oon Music)
    • Executive Producer:Manabu Tsujino, Yoshichika Matsumoto (Sony Music Labels Inc.)

    タイアップ

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    とし 楽曲がっきょく タイアップ
    2001ねん evergreen ユニクロ」CMソング(本人ほんにん出演しゅつえん
    2002ねん SHALLOW SLEEP 日本にほんテレビけい番組ばんぐみスーパーテレビ情報じょうほう最前線さいぜんせん』エンディングテーマ
    A DROP OF COLOUR 松竹しょうちく配給はいきゅう映画えいが化粧けしょう KEWAISHI』イメージソング
    2004ねん THE CAPE OF STORMS 松竹しょうちく配給はいきゅう映画えいが下弦かげんつき〜ラスト・クォーター主題歌しゅだいか[注釈ちゅうしゃく 1]

    関連かんれん項目こうもく

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    参考さんこう文献ぶんけん・サイト

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    脚注きゃくちゅう

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    注釈ちゅうしゃく

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    1. ^ 「THE CAPE OF STORMS」は、映画えいが下弦かげんつき〜ラスト・クォーター』のげきちゅうで「Last Quarter」というタイトルでうたわれている

    参考さんこう文献ぶんけん出典しゅってん

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    3. ^ a b 『THE HYDE』、p.100、ソニー・マガジンズ、2012ねん
    4. ^ a b c d "HYDEソロ20周年しゅうねん記念きねんインタビュー|筋書すじがきのないみちあるいてきた20ねん……6つのテーマでたどるその足跡あしあと". ナタリー. 18 September 2021. 2023ねん2がつ27にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2023ねん2がつ27にち閲覧えつらん
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    7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 『WHAT's IN?』、p.48、ソニー・マガジンズ、2002ねん4がつごう
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    10. ^ 『SWITCH』、p.44、スイッチ・パブリッシング、2001ねん10がつごう
    11. ^ a b c d 『WHAT's IN?』、p.22、ソニー・マガジンズ、2002ねん1がつごう
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    16. ^ a b c d 別冊べっさつカドカワScene07』、p.11、KADOKAWA、2021ねん
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    19. ^ a b c d e f g h i 『CDでーた』、p.71、角川書店かどかわしょてん、2002ねん4がつ5にちごう vol.14 No.6
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    22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『CDでーた』、p.72、角川書店かどかわしょてん、2002ねん4がつ5にちごう vol.14 No.6
    23. ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』、p.54、ロッキング・オン、2002ねん4がつごう
    24. ^ a b c 別冊べっさつカドカワScene07』、p.18、KADOKAWA、2021ねん
    25. ^ a b c d ライヴビデオ『HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 くろミサ BIRTHDAY -WAKAYAMA-』ブックレットより
    26. ^ 『WHAT's IN?』、p.34、ソニー・マガジンズ、2001ねん11がつごう
    27. ^ a b c d e "hyde / ROENTGEN". CDJournal. 2022ねん9がつ25にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん9がつ25にち閲覧えつらん
    28. ^ a b 『CDでーた』、p.18、角川書店かどかわしょてん、2002ねん3がつ20にちごう vol.14 No.5
    29. ^ 『R&R NewsMaker』、p.17、ビクターエンタテイメント、2002ねん4がつごうNo.163
    30. ^ a b c 『WHAT's IN?』、p.24、ソニー・マガジンズ、2002ねん1がつごう