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コピーコントロールCD

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
CCCDから転送てんそう
エイベックスのコピーコントロールCD(CDS-200)の記録きろくめんおびのようなものがあるのがかる。これが、オーディオトラックとエクストラトラックのさかいである。

コピーコントロールCD英語えいご: Copy Control CD, Copy Controlled Compact Disc)は、おもパソコンでのリッピングやデジタルコピーを抑止よくしする目的もくてき導入どうにゅうされていた技術ぎじゅつ、もしくはその技術ぎじゅつ導入どうにゅうした音声おんせい記録きろく媒体ばいたい総称そうしょうである。CCCDりゃくされる。コピープロテクトCD英語えいご: copy-protected CD[1]コピーガード機能きのうきCD[2]ともいう。

名称めいしょう通称つうしょうであり、コンパクトディスク(CD)の規格きかくとしてはあつかわれない。

概要がいよう

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2000年代ねんだいパーソナルコンピュータ(パソコン)の進歩しんぽによってCDの音楽おんがくデータをパソコンにリッピングしたのち、音楽おんがくファイルを再生さいせいしてたのしめるようになった。一方いっぽうどう時期じきインターネット普及ふきゅうともない、この音楽おんがくデータをWinMXWinnyなどのファイル共有きょうゆうソフト違法いほうアップロードする著作ちょさくけん侵害しんがい行為こうい増加ぞうか。そのため、ソニー・ミュージックエンタテインメントでは音楽おんがくデータの著作ちょさくけん侵害しんがい対策たいさくとして、世界せかい先駆さきがけて有料ゆうりょう音楽おんがく配信はいしんサービス「bitmusic」をげ、他社たしゃもこれに追随ついずいしていた。

しかし、当時とうじ有料ゆうりょう音楽おんがく配信はいしんサービス自体じたい発展はってん途上とじょうであったことから、さらなる違法いほうコピー対策たいさく急務きゅうむとなる。当時とうじ音楽おんがく業界ぎょうかいは「ファイル共有きょうゆうソフトを使用しようした違法いほうコピーによって、CDの売上うりあげが減少げんしょうしている」と主張しゅちょうし、オーディオ機器ききでの再生さいせい可能かのうながらパソコンじょうへのコピーが不可能ふかのう規格きかくとして開発かいはつおこなわれた。

おも音楽おんがくようCD-DAふくまれている楽曲がっきょく情報じょうほう(データ)をパソコンじょう複製ふくせいしたり、リッピングできなくすることが目的もくてきであるが、実際じっさいには特定とくてい環境かんきょうでしかコピーコントロール機能きのう目的もくてき達成たっせいできず、表面ひょうめんじょう問題もんだいなく複製ふくせい成功せいこうしてしまう環境かんきょうや、コピー目的もくてきではない音楽おんがく再生さいせいにまで問題もんだい発生はっせいしてしまう環境かんきょう存在そんざいする。また、前述ぜんじゅつとおりCDの規格きかくがいであるため、厳密げんみつにはCCCDの正常せいじょう再生さいせい動作どうさ保証ほしょうした対応たいおう音響おんきょう機器ききはほぼ存在そんざいしない。

2001ねん欧米おうべい発売はつばいされ[3]2002ねん平成へいせい14ねん)から日本にっぽんでも導入どうにゅうされた[4]

アメリカ国内こくない最初さいしょ発売はつばいされたCCCDは、2001ねん5月15にち発売はつばいされたチャーリー・プライド英語えいごばんのアルバム『A Tribute to Jim Reeves』である[1][ちゅう 1]。また、メジャーレーベルではユニバーサルミュージック同年どうねん発売はつばいした『ワイルド・スピード』のサウンドトラックばん英語えいごばんはじめて採用さいようされた[6]

日本にっぽん国内こくないにおいては、エイベックスが2002ねん3がつ採用さいようした[4]ことを皮切かわきりに他社たしゃ追随ついずいはじめて規格きかくもちいられたのは同年どうねん3月13にち発売はつばいされたBoAのシングル『Every Heart -ミンナノキモチ-』(レーベルはエイベックス(AVCD-30339))[4][7]。アルバムだい1ごう同年どうねん3がつ20日はつか発売はつばいされたDo As Infinityベスト・アルバムDo The Best』(レーベルはエイベックス(AVCD-17110))[4]。また、2003ねん平成へいせい15ねん1がつ22にちにはSMEが“レーベルゲートCD”(後述こうじゅつ)とばれるものを展開てんかいした[8]

なお、日本にっぽん国内こくない発売はつばいされているCCCDについては、2002ねんより日本にっぽんレコード協会きょうかい(RIAJ)がCCCD技術ぎじゅつ使用しようしたことをしめすマークを付与ふよするようさだめている[3]。ただし強制きょうせいりょくはない[3]ことから、東芝とうしばEMI(げんユニバーサルミュージック)がCDS-300方式ほうしきによるセキュアCDりかえたさいには、CDS-200およびレーベルゲートCDとくら機器きき挙動きょどうことなることを理由りゆう当該とうがいマークを付与ふよしていない。また、CDS-200方式ほうしきなかでもビクターエンタテインメントのエンコードK2(ENC K2)とCCCDをわせた「CCCD K2」は、独自どくじのロゴのみであり当該とうがいマークは付与ふよしておらず、RIAJに指定していされたCCCDマークを付与ふよしている。またインディーズけいとう作品さくひんにもCCCDだった作品さくひんがあったが、その作品さくひんすべてRIAJに指定していされたCCCDマークを付与ふよしている。

種類しゅるい

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  • SafeAudio - Macrovision開発かいはつ
  • key2audio - SONY DADC開発かいはつ
  • CDS(Cactus Data Shield) - Midbar Technologies(2002ねん平成へいせい14ねん)12月にMacrovisionに買収ばいしゅうされた)が開発かいはつ
    • CDS-100
    • CDS-200
      • エンコードK2(ENC K2) - ビクターエンタテインメント独自どくじ技術ぎじゅつにより音質おんしつ向上こうじょうはかったもの[9]
      • レーベルゲートCD(LGCD) - ソニー独自どくじ技術ぎじゅつにより音質おんしつ向上こうじょうはかりながら、ソニー独自どくじインターネット認証にんしょう技術ぎじゅつ追加ついか
      • レーベルゲートCD2(LGCD2) - 基本きほんてき仕様しようはLGCDとおなじだが、転送てんそうソフトが改良かいりょうされた。
    • CDS-300
  • Alpha-Audio - SETTEC開発かいはつ
  • MediaMax CD3(MediaCloQ) - SunnCommが開発かいはつ
  • XCP - First 4 Internetが開発かいはつ、ソニーBMGが採用さいようマルウェアちか技術ぎじゅつ採用さいようおおきな問題もんだいになった。

構造こうぞうじょう特徴とくちょう

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CD再生さいせいには毎秒まいびょうすうかいりエラーが発生はっせいすることから、レッドブック仕様しように「あやま検出けんしゅつ訂正ていせい目的もくてきリード・ソロモン符号ふごうむ」とさだめられている。CDプレーヤー再生さいせいつねにこのデータに沿りエラーを訂正ていせいしているが、CCCDでは意図いとてき間違まちがったエラー訂正ていせい符号ふごう記録きろくしておくことによって、機能きのう正常せいじょうはたらかなくなることをねらったものである。

おおくのオーディオようCDプレーヤーおよびアナログモードで動作どうさちゅうのCD-ROMドライブでは、訂正ていせい不可能ふかのう状態じょうたいであっても補正ほせい機能きのうによって不自然ふしぜんではない程度ていど予測よそく補完ほかんして再生さいせいすることが可能かのうであるが、デジタルモードで動作どうさちゅうのCD-ROMドライブではあやま訂正ていせい成功せいこうするまでりを一定いってい回数かいすうさい試行しこうするため、元々もともと信号しんごうから変化へんかしてしまったものと誤認ごにんただしくすことができない(CD-ROMドライブを使用しようしている一部いちぶのオーディオようCDプレーヤーで、再生さいせい不具合ふぐあいしょうじるのはそのため)。これにより、音楽おんがくデータをCDからパーソナルコンピュータにリッピングされるのをふせぐ。

この仕組しくみは、音響おんきょう機器きき再生さいせいされた(アナログ信号しんごう復号ふくごうした)音楽おんがくを、コンピュータに音声おんせい入力にゅうりょくしてデジタルすることは防止ぼうしできず、CD-ROMドライブによっては、音楽おんがくCDであればデジタルモードでもアナログモード同様どうよう補正ほせい機能きのうはたられいがある。くわえてWindows Media Playerなどみに使用しようするソフトウェアによっては、デジタルモードでのみに失敗しっぱいした場合ばあいに、アナログモードにえてオーディオデータをコピーすることが可能かのう場合ばあいがあり、事実じじつじょうコピー抑制よくせい役割やくわりたしていないのが実情じつじょうである。反対はんたい音響おんきょう機器ききなかにも、デジタルモードで動作どうさちゅうのCD-ROMドライブと同様どうように、エラー訂正ていせい優先ゆうせんする実装じっそうがされているものがあるため、その場合ばあい再生さいせいできないことがある。

なお、EUでの流通りゅうつうばんでは、ミニディスクDATへのデジタルダビング禁止きんししているCCCDが存在そんざいしていた。このタイプのコピーガードは、SCMSによる複製ふくせい制限せいげん利用りようしたものであり、レッドブックには違反いはんしないため、のCCCDで問題もんだいになっている再生さいせいじょう不具合ふぐあい発生はっせいしない。

CD-DAとの構造こうぞうじょうちが

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「CD」と定義ていぎされるものは、前述ぜんじゅつのようにレッドブックでさだめられており、CDプレイヤーなどの再生さいせい機器ききは、その仕様しようもとづいてつくられたCDを再生さいせいすることを前提ぜんていとして設計せっけいされている。それにたいし、CCCDの場合ばあい各社かくしゃ様々さまざま手法しゅほうり、一般いっぱんてきにはCD EXTRAをベースにTOC改変かいへん・エラーセクタ挿入そうにゅうなどの手法しゅほうっている場合ばあいおおかった。詳細しょうさい構造こうぞうは、仕様しよう非公開ひこうかいのため不明ふめいである。

音声おんせい記録きろく領域りょういきとPCデータ領域りょういき共存きょうぞんしているものにはCD EXTRA存在そんざいし、CCCDもこれと一部いちぶ共通きょうつうした構造こうぞうつ。そのため、エイベックスがCCCDを導入どうにゅうした時期じきはこれらが共存きょうぞん不可能ふかのうであったため、いずれか一方いっぽうのみが採用さいようされていた。shelaEvery Little Thingなどは、CCCDの回避かいひ目的もくてきでディスクないにPVなどのパソコンよう特典とくてんデータを収録しゅうろくしたケースも存在そんざいする。その、SMEのレーベルゲートCD2およびEMIのセキュアCDで製品せいひん一部いちぶには、CD EXTRAとしての要件ようけんたさないエンハンストCD規格きかくにより、パソコンよう特典とくてんデータとコピーコントロールデータを共存きょうぞんさせている作品さくひんもあった。

パソコンけの再生さいせい機能きのう

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コピーコントロールが機能きのうしているパソコンではCCCDが再生さいせいできないため、パソコンけに専用せんよう再生さいせいソフトと音楽おんがくデータを用意よういし、製作せいさくしゃのぞんだ制限せいげんもと再生さいせい可能かのうなように処理しょりされている場合ばあいがある。この機能きのうMicrosoft Windows専用せんようで、Windows以外いがいオペレーティングシステムにおいてはサポートされていなかった。これらの再生さいせいソフトは「ユーザーの同意どういずに勝手かって再生さいせいソフトをインストールする」という仕様しよう場合ばあいおおく、コンピュータ脆弱ぜいじゃくせい問題もんだいりざたされることにもなった(後述こうじゅつセキュリティ問題もんだい参照さんしょう)。

Macintoshとの互換ごかんせいについては、おびそとステッカーに「Macintoshでは再生さいせいできません」などと注意ちゅうい事項じこう記載きさいされている。しかし実際じっさいところiTunesにはのエラー訂正ていせいオプションがあり、再生さいせいCD-Rへの複製ふくせいまでも通常つうじょうのCD同様どうよう可能かのうである場合ばあいがほとんどである。またMacintoshようのディスク管理かんりツール「Roxio Toast Titanium」でも、CCCDを無視むしして複製ふくせい可能かのうであった。

なお2022ねん現在げんざい、MacはもちろんWindows 10・11環境かんきょう実行じっこうしたiTunesにもCDの「エラー訂正ていせいオプション」がありパソコンにむことやCD-R/RWにくことが可能かのうである。

レーベルゲートCD

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ソニー・ミュージックエンタテインメントによって発売はつばいされたCCCDで、CCCD導入どうにゅう当初とうしょからかかえていた問題もんだいてん解決かいけつはかると同時どうじに「PCよう部分ぶぶん」をATRAC3データにえたものである。

構造こうぞうは1stセッションエリアと2ndセッションエリアにかれている。

1stセッションエリア
オーディオ機器ききでの再生さいせいや、カセットテープへのアナログ録音ろくおん、SCMSにもとづいたMDやDATへのデジタル録音ろくおん可能かのうだが、PCでのしやリッピングができないように「CDS-200」とばれるプロテクト技術ぎじゅつ採用さいようしている。よって、通常つうじょうのCCCDとおなじくレッドブックはんしているため、「Compact Disc」ロゴははいっていない。
また、従来じゅうらいから指摘してきされていたCCCDでの音質おんしつ問題もんだい是正ぜせいするために、レーベルゲートCDではソニー・ミュージック マニュファクチュアリング(SMM)が開発かいはつした「カッティング工程こうていのためのピュア・デジタル・リンク・システム(PDLS)」を採用さいようしている[10]。このシステムは、ダイレクト・クロック・ディストリビューションシステム、アルト・レーザーカッティングⅡ、ピット・シグナル・プロセッシングから構成こうせいされており、ピット・シグナル・プロセッシングについては、ソニーがSuper Audio CDのために開発かいはつした技術ぎじゅつである[11]
2ndセッションエリア
ATRAC3(132kbps)のデータと転送てんそうようソフトウェアを記録きろく。データは暗号あんごうされておりそのままではみはできないため、専用せんようソフトの「MAGIQLIP」をもちいる。このときインターネット経由けいゆアクティベーションおこない、ディスクにまれた「Postscribed ID」(PID)をもとにコピーが初回しょかいであるかどうか判断はんだんする。初回しょかいコピーのみ無料むりょうだが、2かい以降いこう(レンタルばん初回しょかいコピーから)有料ゆうりょうで、値段ねだん種類しゅるい企業きぎょうによって若干じゃっかんわる。コピーしたデータは、NetMDなどのOpenMG対応たいおう機器ききへチェックイン/チェックアウトが可能かのうとなる。
しかし、再生さいせいするためにはHDDにダビングする必要ひつようがあったため、インターネット接続せつぞく環境かんきょうがなければ再生さいせい自体じたい不可能ふかのうであった。そこで、のち発表はっぴょうされた改良かいりょうばんの「レーベルゲートCD2」(LGCD2)では、転送てんそうソフトも「MAGIQLIP2」となり、データの再生さいせい直接ちょくせつおこなえるようになった。

セキュアCD

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問題もんだいてん

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コピーコントロールCDでは、登場とうじょう当初とうしょからおおくの問題もんだいてんかかえていた。以下いかげる。

仕様しよう再生さいせいにおける問題もんだいてん

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前述ぜんじゅつのように「レッドブック規格きかくから逸脱いつだつしている」ため、CDプレーヤー発売はつばいする製造せいぞう企業きぎょうがわは「CCCDの再生さいせい保証ほしょうがい」としている[12]たとえば、一時期いちじきビクターエンタテインメントからCCCDでコンテンツがリリースされていた時期じきがあったが、親会社おやがいしゃ日本にほんビクターげんJVCケンウッド)では自社じしゃ製品せいひんでの再生さいせい保証ほしょうしていない。SMEでも同様どうようで、親会社おやがいしゃソニー販売はんばいするオーディオ機器ききでは動作どうさ保証ほしょうがいとしている[13]。このようにCCCDは再生さいせい保証ほしょうされない「CDと同形どうけい円盤えんばん」となっている。

そのうえ、データのあやまりを意図いとてきこす方式ほうしきから、制御せいぎょ機構きこうへの過剰かじょう負担ふたんくわえてジッター増加ぞうかあやま検出けんしゅつ補正ほせい機能きのう作用さようによって、通常つうじょうのCDよりも音質おんしつわるくなる[よう出典しゅってん]。そのためジャズ、クラシックのよう再生さいせい音質おんしつにおける再現さいげん重要じゅうようされるジャンルでは、EMIグループのぞいてCCCDの利用りようすくない。またエイベックスでは、クラシック音源おんげん原則げんそくSACDとCCCDのハイブリッドディスクでリリースしている。一方いっぽうでエイベックス広報こうほうは「CD-DA比較ひかくして音質おんしつ劣化れっか一切いっさいられない」と、各種かくしゅ媒体ばいたいじょう反論はんろんせた[14]

さらに、さい読出よみだしするためにどういちセクタへの連続れんぞくシークなどが発生はっせいするので、制御せいぎょ機構きこう過剰かじょう負担ふたんがかかることから、再生さいせい機器きき製品せいひん寿命じゅみょう低下ていか動作どうさ不良ふりょうこす可能かのうせいがある。これら故障こしょうは「音楽おんがくCDとしての仕様しようたしていないディスクの利用りようによる故障こしょう」「ユーザーの故意こい破損はそん」となされてメーカー保証ほしょう対象たいしょうがいとなり、有償ゆうしょう修理しゅうりまたは修理しゅうり拒否きょひとなる可能かのうせいがある。

コピーガード技術ぎじゅつについてはDVD採用さいようされている暗号あんごうとはことなる。そのためディスク自体じたい細工ざいくをすることでプロテクト解除かいじょをしたり、ドライブによっては(機構きこうめんへの負担ふたんのぞくと)CD同様どうようせるものもある。また、防止ぼうしさく同様どうようコピーを完全かんぜん防止ぼうしすることは事実じじつじょう不可能ふかのうのため、再生さいせい音質おんしつ向上こうじょうさせる、あるいは自分じぶん再生さいせい機器きき再生さいせい可能かのうにする目的もくてきとして複製ふくせいおこなわれることがある。

  • 音響おんきょう機器ききとくにポータブルCDプレーヤーや車載しゃさいようCDプレーヤー)では、おと防止ぼうしのためにCD内容ないようをデータとしてメモリ蓄積ちくせきしてから再生さいせいする機能きのう用意よういされており、またカーナビゲーションシステムにも内蔵ないぞうハードディスク音源おんげん録音ろくおんする機種きしゅえた。これらの機能きのうった機器ききではパソコン同様どうよう正常せいじょう再生さいせいできないことがおおい。とく輸入ゆにゅうCCCDはカーオーディオで再生さいせいできないものがおおく、フランスでは訴訟そしょう問題もんだいにも発展はってんしている。
  • CCCDの台頭たいとう音楽おんがく再生さいせい手段しゅだんはMDやCDからiPod/iPhoneウォークマンはじめとするデジタルオーディオプレーヤー移行いこうした。これらの機器きき必然ひつぜんてきにパソコンじょうiTunesx-アプリなどのリッピングソフトをかいし、音源おんげん複製ふくせいやプレイヤーじょうへの転送てんそう必要ひつようとする。そのため、パソコンじょうめないCCCDはこのたねのプレーヤーでくことはできない。
  • てい安定あんていせいていスペックのパソコンにCCCDをドライブに挿入そうにゅうするとCCCDのみによりパソコンがフリーズハングアップ)する場合ばあいがある。
  • Microsoft Windows Vista以降いこうのOSでは、iTunesを使用しようした場合ばあい、ソニーけいのレーベルゲートCDは、複製ふくせいのみ可能かのう。こちらの再生さいせいおこなうとフリーズする。一方いっぽう、レーベルゲートCD以外いがい場合ばあい複製ふくせい再生さいせい可能かのう。またWindows Media Playerを使用しよう場合ばあいは、どちらも複製ふくせい再生さいせい可能かのう

商品しょうひんとしての問題もんだいてん

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  • 著作ちょさくけん侵害しんがいしていない正規せいき利用りようしゃまでが上記じょうき不利益ふりえき一律いちりつこうむる。そのため、善意ぜんい利用りようしゃもデジタルオーディオプレーヤーなどでの利用りようのためにコピー制限せいげんがない違法いほう音源おんげん利用りよう希望きぼうし、かえって違法いほうコピーが増加ぞうかする可能かのうせいがある。
  • レーベル各社かくしゃはこのディスクに起因きいんするいかなるトラブルにたいしても責任せきにん一切いっさいわず、返品へんぴんけていない。CCCDは、不正ふせいなエラー訂正ていせい符号ふごうによるAV機器ききへの悪影響あくえいきょうやCCCDが正常せいじょう再生さいせいできない(認識にんしきされない・おとび)とうのリスクだけを一方いっぽうてき消費しょうひしゃわせるものであり、約款やっかんかれたシールきのフィルムをやぶった段階だんかい契約けいやく成立せいりつするとしている(いわゆるシュリンクラップ契約けいやく)。さらに、エイベックスなどほとんどのレーベルはCCCDによって発生はっせいしたいかなる損害そんがいたとえば再生さいせいしたプレイヤーの故障こしょうなどにたいしても一切いっさい補償ほしょうしないことを発表はっぴょうしており[15]消費しょうひしゃがわから無責任むせきにんすぎるという批判ひはん相次あいついだ[よう出典しゅってん]法律ほうりつ[だれ?]は、こうしたレーベルがわ行動こうどうあきらかに製造せいぞうぶつ責任せきにんほう抵触ていしょくするとしている[よう出典しゅってん]

レーベルゲートCDにおける問題もんだいてん

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通常つうじょうのCCCDとはことなり、PCようデータを条件じょうけんきでコピー可能かのうにすることが特徴とくちょうだったレーベルゲートCDにも、以下いかのような問題もんだいてんがあったことから普及ふきゅうすすまなかった。

  • のCCCDがかかえていた問題もんだいきずってしまった。1stセッションエリアのプロテクト技術ぎじゅつ自体じたいは、エイベックスとうのCCCDで採用さいようされたCDS-200をベースとした規格きかくであり、音質おんしつ向上こうじょうこそはかられたものの再生さいせい環境かんきょう改善かいぜんとうはかられたわけでもない一方いっぽうでパソコンで再生さいせい・コピーできてしまうケースも多々たたあり、複製ふくせい防止ぼうし効果こうかにも疑問ぎもんしょうじた。
  • 洋楽ようがくばんへの導入どうにゅう目途もくとたなかった。リリースされた295タイトルはすべ邦楽ほうがくであり、洋楽ようがく存在そんざいしない。
  • SME以外いがいほかのレコード会社かいしゃ採用さいようしなかった。独自どくじ音質おんしつ向上こうじょう技術ぎじゅつ他社たしゃ採用さいようするのはむずかしく、前述ぜんじゅつのインターネットを利用りようした認証にんしょう複製ふくせいシステムとうのエイベックス方式ほうしきとはことなるてん存在そんざいし、のCCCDにくらべてシステムが複雑ふくざつ運営うんえいコストがかさむという欠点けってんかかえていた。
  • 仕様しようじょうソニーアイワ一部いちぶ以外いがい、iPodを筆頭ひっとうとする他社たしゃせいデジタルオーディオプレーヤー(DRM対応たいおうのソニー・アイワせいデジタルオーディオプレーヤーもふくむ)への転送てんそうおこなえなかった。またCDしもおこなえないほか、ファイルのあつか次第しだい再生さいせいできなくなるケースもしょうじた。
  • Microsoft Windows XP以外いがいオペレーティングシステム採用さいようするパソコンでは、再生さいせい複製ふくせいおこなえない。MAGIQLIPはWindows XP以外いがいのOS(Windows Vista以降いこうのWindowsをふくむ)では動作どうさせず、のソフト(おなじソニーせいではSonicStagex-アプリMedia Goひとし)では2ndセッションエリアの再生さいせい複製ふくせいおこなえないため、これらのOSでは再生さいせい複製ふくせい手段しゅだんがなかった(ただ先述せんじゅつのように1stセッションエリアの再生さいせい複製ふくせいおこなえるケースも多々たたあった)。
  • 複製ふくせいソフトの使つか勝手がってわるかった。MAGIQLIPは多数たすう音楽おんがくファイルの管理かんりには不向ふむきであったほか、レーベルゲートCDのバージョンによってMAGIQLIPとMAGIQLIP2を使つかける必要ひつようがあった。

ミュージシャンがわ主張しゅちょう問題もんだいてん

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音楽おんがく業界ぎょうかい全体ぜんたいという枠組わくぐみで場合ばあい導入どうにゅう以前いぜんからCCCDについて反対はんたい疑問ぎもん意思いしせていたものけっして多数たすうとはがたく、おおくはCCCDがかかえるしょ問題もんだいについて実際じっさい導入どうにゅうされるまで比較的ひかくてき無頓着むとんじゃく技術ぎじゅつてき知識ちしきとぼしいものでは「CDがコピーできなくなる」というメリットのいちてんだけを気楽きらく賛成さんせいしていたものすくなくなかった。実際じっさいに、SMEがCCCDを導入どうにゅうしたさい導入どうにゅうまえ段階だんかいでこれを疑問ぎもん会社かいしゃまで説明せつめいきにたのは、SMEけいレーベルに当時とうじ所属しょぞくすうおおくの歌手かしゅ・ミュージシャンのなかでもわずかに浅倉あさくら大介だいすけ奥田おくだ民生たみおASIAN KUNG-FU GENERATIONだけである[16]

CCCD導入どうにゅう対象たいしょうとされた歌手かしゅ・ミュージシャンたちのおおくは、CCCDについて必要ひつよう情報じょうほうあたえられても、それをただしく理解りかいできていなかった。CCCDの技術ぎじゅつてき問題もんだいてん一般いっぱんファンに明確めいかく説明せつめいできたミュージシャンも、音楽おんがく業界ぎょうかい見渡みわたしても浅倉あさくら大介だいすけ[ちゅう 2]などの音楽おんがくデジタル技術でじたるぎじゅつ造詣ぞうけいふかく、このたね専門せんもんてき技術ぎじゅつ情報じょうほう収集しゅうしゅう分析ぶんせきができる知識ちしきった一部いちぶ人物じんぶつ限定げんていされていた。

CCCD導入どうにゅう当初とうしょからアーティストがわにもCCCDにたいして批判ひはんてきものられ、CCCD導入どうにゅうレーベルから音楽おんがくCDを販売はんばいしているものもいる。アーティストがわだけでなく、CCCDをリリースしているレコード会社かいしゃのスタッフにも批判ひはんてきものすくなくなかった。

  • クイーンの『ジュエルズ』のCCCD発売はつばいさいし、あるファンからの電子でんしメールで、ブライアン・メイがCCCDばん存在そんざいり、激怒げきどしたという。これをけてか、つぎさくジュエルズII』は通常つうじょうCD-DA発売はつばいされている。
  • 井田いだひとみは、2004ねん平成へいせい16ねん)7がつ発売はつばいされたベスト・アルバムではCCCDで発売はつばいされたが、自身じしんのウェブサイトでのブログでベスト・アルバム発売はつばいされたシングルがCCCDではないことによろこんでいる記述きじゅつがあり、本人ほんにんはCCCDにたいして抵抗ていこうかんいていたことがうかがえる。彼女かのじょ作品さくひんでCCCDなのは、このベスト・アルバムのみにまっている。
  • 陰陽いんようは、CCCD導入どうにゅうにあまりではなかったが、所属しょぞくレコード会社かいしゃキングレコード要請ようせいけてアルバムのCCCD一旦いったん許可きょかし、そのうえ促進そくしん効果こうかられなければ、そくCCCDを廃止はいししてCD-DAであらためて発売はつばいするという契約けいやくで、購入こうにゅうしゃのCCCDにたいする観点かんてんからCCCD排除はいじょうったえた[よう出典しゅってん]。そして、実際じっさいにCCCDでアルバムが発売はつばいされたものの、CCCDによるきの上昇じょうしょう効果こうかはないにひとしく、契約けいやくどおりCCCDを廃止はいし直後ちょくごにCD-DAでさい販売はんばいした。キングレコード発売はつばいしたCCCDはこの1タイトルのみで、これ以降いこうのアーティスト作品さくひんにはCCCDを導入どうにゅうしていない。
  • 佐野さの元春もとはるは、当時とうじ所属しょぞくしていたエピックレコードジャパン姿勢しせい疑念ぎねんいだき、独立どくりつしてプライベート・レーベルをげた。
  • 山下やました達郎たつおは、ラジオ番組ばんぐみ山下やました達郎たつおのサンデー・ソングブック」にて、「つぎさくはCCCDを導入どうにゅうするのか?」というリスナーのいにたいし、ユーモアをめて「一言ひとことうと「山下やました達郎たつおがそんなことをするはずがない(笑)」」「音質おんしつ劣化れっかさせるいかなる要素ようそ排除はいじょしたい」と回答かいとうしており、CCCDでのリリースをつよ否定ひていした。その発言はつげんどおり、所属しょぞくレコード会社かいしゃワーナーミュージック・ジャパン作品さくひんにCCCDを導入どうにゅうしていた時期じきでも、音質おんしつ悪化あっか理由りゆう山下やました作品さくひんでは一切いっさい導入どうにゅうされていない。
  • 音楽おんがくプロデューサーの宇多田うただ照實てるみはCCCDに疑問ぎもんっており、むすめ宇多田うただヒカルのデビュー当時とうじ所属しょぞく音楽おんがくレーベルであった東芝とうしばEMI当時とうじ)にたいしてCCCDでの販売はんばい一貫いっかんして拒絶きょぜつしたため、東芝とうしばEMI所属しょぞく発売はつばいされたむすめのシングル・アルバム作品さくひんすべてCD-DAでリリースされ、音質おんしつ悪化あっかするCCCDでの販売はんばい一切いっさいなかった。
  • 音楽おんがくプロデューサーの佐久間さくま正英まさひでは、プロデュースを手掛てがけていたGLAYの「BEAUTIFUL DREAMER/STREET LIFE」がCCCDで発売はつばいされ[ちゅう 3]自身じしんのサイトでファンからの指摘してきけ、どうソースのCD-DAとCCCDをくらべ「CCCDの音質おんしつ劣化れっかとCCCDのほう再生さいせいしがおそいことがあきらかである」と指摘してきし、自分じぶんがプロデュースするバンドのCDはなるべくCCCDではなくCD-DAで発売はつばいするよう努力どりょくすると発表はっぴょうした。GLAYでの採用さいようは1まいかぎりとなったが、ほかにも175Rひとし、CCCDで発売はつばいされるアーティストもいた。

一方いっぽうで、著作ちょさくけん保護ほご理由りゆうにCCCDを容認ようにんしたミュージシャンもいた。しかし、これがいざみずからのCDがCCCDになってから音質おんしつわるさに気付きづいて、あるいはファンからCCCDのかかえるしょ問題もんだいについて手厳てきびしい批判ひはんけて、ようやく問題もんだいするようになったというものもまた数多かずおおかった。

  • 山下やました活動かつどう初期しょき盟友めいゆうだった吉田よしだ美奈子みなこは、当初とうしょ生活せいかつのためにはCCCDが必要ひつよう」と推進すいしんする立場たちばり、「音質おんしつではなく音楽おんがくいてしい」と音質おんしつ劣化れっかしてもむをないというむね公然こうぜん発言はつげんしていたが、結局けっきょく方針ほうしん転換てんかんした。
  • すぎやまこういちは、「CDの著作ちょさくけん保護ほごするためにはすこしの欠点けってん我慢がまんしても容認ようにんすべき」として、CCCDをみとめる立場たちばってきた。CDプレーヤーを破壊はかいすることがあることなどが発覚はっかくしてからは普及ふきゅうあきらめるが、「一刻いっこくはやくCCCDにわるしん技術ぎじゅつ登場とうじょうたれる」と発言はつげんし、あたらしいコピーガード技術ぎじゅつ早期そうき確立かくりつのぞましいというかんがえをしめした。また、「現在げんざい音楽おんがくのコピーし放題ほうだいゆるされる状態じょうたいほう改正かいせい視野しやれてかんがえる問題もんだいでもある」と、音楽おんがく複製ふくせいほう規制きせいするべきとのかんがえもしめしている[17]
  • コンピュータテレビゲーム光学こうがくドライブで再生さいせいされる機会きかい多分たぶん考慮こうりょする必要ひつようがあるゲームソフト関連かんれんのコンテンツのあつかいも、CCCDの導入どうにゅうにおいてはまたネックとなった。たとえば、エイベックスにおいては、テレビゲームサクラ大戦たいせん』シリーズ関連かんれん音楽おんがくCDについて、原作げんさくけん広井ひろい王子おうじが「テレビゲーム関連かんれん音楽おんがくCDがテレビゲームのドライブで再生さいせいできなくなることは本末転倒ほんまつてんとう」というむね批判ひはん発言はつげん[18]をし、CCCDを強要きょうようされる事態じたいになれば原盤げんばんけんをエイベックスからげると表明ひょうめいしていた[よう出典しゅってん]影響えいきょうか、作品さくひんでのCCCD導入どうにゅう例外れいがいてき導入どうにゅうできないという状況じょうきょうられていた。

セキュリティ問題もんだいとしてきた事件じけん

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大手おおてレコード会社かいしゃである、ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国べいこく)がリリースしたCCCDに、マルウェアコンピュータウイルス)であるrootkit技術ぎじゅつれていることが、セキュリティ会社かいしゃ調査ちょうさによって判明はんめいした。この事実じじつ米国べいこく在住ざいじゅう男性だんせいが、ソニーBMGを相手取あいてど訴訟そしょうった。

その、XCPの動作どうさコンピュータウイルス利用りようされたれい2005ねん平成へいせい17ねん11月10にち報告ほうこくされた。ソニーBMGは7にちコンピュータプログラム削除さくじょはせず、機能きのう停止ていしするツールを公表こうひょうしたが、駆除くじょツールにバグがあり、不正ふせいActiveX実行じっこう仕様しようになっていたことから、16にち公開こうかい停止ていしした。そのソニーBMGは、該当がいとうコピーコントロールCDの回収かいしゅう交換こうかん措置そちった。日本にっぽんソニー・ミュージックエンタテインメント自社じしゃ輸入ゆにゅうした該当がいとうコピーコントロールCDの回収かいしゅう交換こうかんおこなう。

CCCDはパソコンのドライブにれると、利用りようしゃ同意どういなしに再生さいせいソフトが勝手かってインストールされ、このような問題もんだいつね発生はっせいしうる状況じょうきょうにある。このインストール機能きのうは、自動じどう再生さいせい機能きのう利用りようしているため、シフトキー長押なげししによる自動じどう再生さいせいキャンセル操作そうさや、コントロールパネルで自動じどう再生さいせい無効むこう設定せっていする必要ひつようがある。

正規せいきひんのCDげにたいする影響えいきょう

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2003ねん平成へいせい15ねんにおけるオリコンチャート年間ねんかんシングルチャートランキング1となった、SMAPの『世界せかいひとつだけのはな』(ビクターエンタテインメントせい)は、CD-DAだったが250まんまい以上いじょう売上うりあげており、かならずしもCD売上うりあげ減少げんしょうが、違法いほうコピーによるものとはれないことを裏付うらづけた。ぎゃくに、CCCDを主導しゅどうしたエイベックスは、2004ねん平成へいせい16ねん)3がつ時点じてんで、コピーコントロールCD発売はつばいまえよりもげを20%もとす結果けっかとなった[よう出典しゅってん]。なお2003ねん年間ねんかんオリコンシングルチャートTOP10のうち、CCCDは1まいのみ、年間ねんかんTOP20でも4まいだけだった[よう出典しゅってん]

終焉しゅうえん

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前述ぜんじゅつとおり、CCCDはおおくの問題もんだいてんかかえたまま発売はつばいされ、結果けっかてきにCCCDがかかえる問題もんだいてん解決かいけつさく見出みだせなかったために、このたね方式ほうしき採用さいようつづけてきたレコード会社かいしゃたいして、購入こうにゅうしゃ・ファンやミュージシャンがわからの不満ふまん続出ぞくしゅつした。また、CCCDの登場とうじょう段階だんかい以上いじょうにリッピング行為こういiPod代表だいひょうとするデジタルオーディオプレーヤー普及ふきゅうし、iTunes Music Store登場とうじょうにより、CCCD自体じたいが「CDプレーヤー破損はそんする危険きけんせいたかうえに、コンパクトディスクとの再生さいせい互換ごかんせい保証ほしょうもなく、音楽おんがくソフトとして問題もんだいおおいディスク」という認識にんしきへとわっていった。

この代償だいしょうおおきく、CCCD導入どうにゅう先陣せんじんったエイベックスは、2004ねん平成へいせい16ねん9月22にち以降いこう発売はつばい作品さくひんは「作品さくひんごとにCCCDを採用さいようするかどうかを決定けっていするかたち緩和かんわする」ことを発表はっぴょう[19]、その段階だんかいてき撤廃てっぱいしてCD-DAでのリリースにもどした。SMEも同年どうねん10がつ以降いこう段階だんかいてき廃止はいしし、同年どうねん11月17にち以降いこう発売はつばいする新譜しんぷはすべて通常つうじょう音楽おんがくCDで発売はつばいすると発表はっぴょうした[20]

エイベックスのCCCD撤廃てっぱいは、当初とうしょ販売はんばいようCDにたいしてのみおこなわれ、レンタルよう・プロモーションようにはほぼ全面ぜんめんてきに、あるいは販売はんばいようであっても一部いちぶのアニメ関連かんれん作品さくひんおよびクラシック作品さくひんにはCCCDが導入どうにゅうされていたが、2007ねん平成へいせい19ねん)1がつ以降いこう前述ぜんじゅつ一部いちぶのアニメ関連かんれん作品さくひんおよびクラシック作品さくひんくわえ、レンタルようにもCD-DAでの供給きょうきゅう開始かいしされている(事実じじつじょうのCCCD撤退てったい)。

2005ねん平成へいせい17ねん7がつ27にちには、SMEがレーベルゲートCDで発売はつばいしたアルバム105タイトル、10月26にちにもシングル190タイトルのけい295タイトルがCD-DAとしてさい出荷しゅっかされると同時どうじにレーベルゲートCD商品しょうひんはすべて廃盤はいばんとなり、店頭てんとうからはほぼ消滅しょうめつした。再販さいはんたって品番ひんばん変更へんこうされており、品番ひんばんふるもの廃盤はいばんになっている[21][22]ただし、レーベルゲートCDの中古ちゅうこおよびレンタルばんについては回収かいしゅう対象たいしょうがいとなり、現在げんざいにおいてもりにされた状態じょうたいである。また、複製ふくせいサービスもLGCDは2006ねん平成へいせい18ねん11月30にちに、LGCD2も2008ねん平成へいせい20ねん3月31にちをもってそれぞれ終了しゅうりょうした。

最後さいごまでCCCD推進すいしん立場たちばくずさなかった東芝とうしばEMIは、そのもCCCD撤廃てっぱい検討けんとうせずセキュアCDなるしん方式ほうしき採用さいよう導入どうにゅうつづけていたが、2006ねん平成へいせい18ねん)にCCCDでのリリースから事実じじつじょう撤退てったいし、2006ねん平成へいせい18ねん)6がつ以降いこうリリースはおこなわれていない。

コピーコントロールCDの導入どうにゅうじょうきょう

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2024ねんれい4ねん6がつ現在げんざい新譜しんぷでCCCDがリリースされることはなくなり、CCCDでリリースされた数々かずかずおおくの作品さくひんがそのまま継続けいぞく販売はんばいされているのみである。

  1. 完全かんぜん撤退てったい(かつてCCCDを導入どうにゅうしたことがある会社かいしゃ。ウェブサイトや新聞しんぶんとう公式こうしき撤退てったい発表はっぴょうした場合ばあい
    • ソニー・ミュージックエンタテインメント
      レーベルゲートCD - 2004ねん平成へいせい16ねん11月10にち発売はつばいぶんまで(一部いちぶのぞく)。同年どうねん11月17にち以降いこう発売はつばい新譜しんぷよりCD-DAで発売はつばいすで発売はつばいされたレーベルゲートCDは一部いちぶタイトルをのぞきCD-DAで再販さいはんし、同時どうじにレーベルゲートCDは廃盤はいばんになった。日本にっぽんばんのみLGCD仕様しようとなっており、香港ほんこん台湾たいわん、シンガポールとうでの現地げんち発売はつばいされているCDは、CD-DA仕様しようとなっていた。
    • ワーナーミュージック・ジャパン
      2005ねん平成へいせい17ねん)1がつ発売はつばいぶんからCCCDのリリースをおこなっていない。前年ぜんねんの12月にCCCD撤退てったい公式こうしき発表はっぴょう順次じゅんじCCCDでたタイトルはCD-DAでさいリリース。
  2. 事実じじつじょう撤退てったい公式こうしき撤退てったい発表はっぴょうしないでCCCDのリリースを停止ていしした場合ばあい弾力だんりょくてき採用さいよう正式せいしき採用さいよう見送みおくった場合ばあいふくむ)
    • 東芝とうしばEMIげんユニバーサルミュージック
      2005ねん8がつ以降いこうはCDS-300を使用しようした「セキュアCD」(通称つうしょう)に移行いこう。ただし、2006ねん平成へいせい18ねん)6がつ最後さいごセキュアCDでのリリースはおこなっていない。香港ほんこん台湾たいわん・タイのEMIで発売はつばいされた作品さくひんにおいても、日本にっぽんばん同様どうようCCCD仕様しようでリリースされている。邦楽ほうがく一部いちぶではCCCDで作品さくひんをCD-DAで再販さいはんしたり、CCCDの品番ひんばん廃盤はいばんにして再販さいはんしているほか洋楽ようがくでも期間きかん限定げんていではあるがCD-DAで再販さいはんしている作品さくひんや、CCCDの品番ひんばん廃盤はいばんにしてCD-DAとしてさいリリースしている作品さくひんもある。
    • ビクターエンタテインメント
      一部いちぶアーティスト・作品さくひんなど弾力だんりょくてき採用さいよう音質おんしつ劣化れっか防止ぼうしのため独自どくじ技術ぎじゅつ「エンコードK2」を導入どうにゅう。2004ねん12がつ以降いこう原則げんそくとして導入どうにゅうなし。2007ねん平成へいせい19ねん)12月に「CCCDとしてのライセンス契約けいやく終了しゅうりょう」とCCCDサイトのコンテンツで発表はっぴょう。CCCDとして発売はつばいしたタイトルはのちにCD-DAで随時ずいじさいリリースされた。
    • ポニーキャニオン
      一部いちぶアーティスト・作品さくひんなど弾力だんりょくてき採用さいようなおゆたかはな唱片(FORWARD MUSIC)から発売はつばいされていた台湾たいわんライセンスばんいても日本にっぽん国内こくない同様どうようCCCD仕様しよう発売はつばいされていた。2005ねん5がつ以降いこう原則げんそくとして導入どうにゅうなし。
      aikoのアルバムのなか唯一ゆいいつCCCDとなった『あかつきのラブレター』がのCD-DA作品さくひん同様どうようSACDとCD-DAのハイブリッドでさいリリースされた(品番ひんばん:PCCA-01528)。またシングル『えりあし』・『かばん』・『はなふう』も初回しょかいばん通常つうじょうばんともにCCCDで発売はつばいされたが、のちにCD-DAとしてさいリリース(通常つうじょうばんのみ)されている。
    • キングレコード
      陰陽いんようのアルバム「おおとりつばさ麟瞳」にCCCDを試験しけんてき導入どうにゅうしたが、結局けっきょく正式せいしき採用さいよう見送みおくった。のちにCD-DAでさいリリースされた(品番ひんばん:KICS-994)。
    • ユニバーサルミュージック
      所属しょぞくアーティストの意向いこうかたち一部いちぶ作品さくひん導入どうにゅうしたが、2002ねん平成へいせい14ねん)2タイトル以外いがいCCCDでのリリースはなし。その導入どうにゅうされた2タイトルの1つであったCHAGE and ASKASTAMP』は2009ねん平成へいせい21ねん)にCD-DAで再販さいはん品番ひんばん:UMCK-1140)。
    • テイチクエンタテインメント
      一部いちぶアーティスト・作品さくひん採用さいよう。「エンコードK2」を導入どうにゅう。2002ねん2003ねん平成へいせい15ねん)にわせて2タイトルのみ。
    • フォーライフミュージックエンタテイメント
      一部いちぶアーティスト・作品さくひん採用さいよう。2005ねん以降いこうリリースなし。
    • エイベックス
      2002ねん3がつのCCCD業界ぎょうかいはつ採用さいよう以来いらい一部いちぶのぞき、ほぼすべての作品さくひんをCDS-200でリリースしていたが、2004ねん9がつにCCCDリリースの弾力だんりょく発表はっぴょう同年どうねん10がつ発売はつばいぶん以後いご販売はんばいよう任意にんい導入どうにゅう。レンタルばんについてはCD EXTRA仕様しようのものや収録しゅうろく時間じかんながいものなど一部いちぶのぞ全面ぜんめんてきにCCCDを導入どうにゅうしていたが、2007ねん平成へいせい19ねん)1がつ以降いこうはクラシック音源おんげんのぞきCD-DAでの販売はんばい・レンタルがおこなわれている(レンタル専用せんようのCCCDの品番ひんばんはAVCX-*****、RZCX-*****、AVCR-*****とうとなっている。販売はんばいようとレンタルよう両方りょうほう品番ひんばん表紙ひょうし印刷いんさつされているが、レンタルようはディスクのレーベルめんおおきめのCCCDのロゴマークがある)。
      台湾たいわんばん(avex taiwan)や香港ほんこんばん(avex asia)でも現地げんち法人ほうじんとおしてV6浜崎はまざきあゆみEvery Little Thingなどの作品さくひん発売はつばいしていたが、日本にっぽんばん同様どうようCCCD仕様しようでのリリースとなっている。
      2002ねん - 2004ねんにかけて安室あむろ奈美恵なみえSUITE CHICWHEN POP HITS THE FAN』のみふくむ)のCCCD仕様しよう発売はつばいされたきゅうは、現在げんざいはCD-DA仕様しようわったうえ出荷しゅっか販売はんばいされてある(品番ひんばん価格かかく変更へんこうはなし)。
  3. 原則げんそくとして導入どうにゅうなし
    ランティス
    つばさレコーズ
    ガルル・レコード
    アイビーレコード
    ワーナーブラザーズジャパン
    エー・スケッチ
    ユーキャン
    トゥービー・ミュージック
    多数たすう
    これらの会社かいしゃは、その実効じっこうせいとう疑問ぎもんていする見解けんかいとうから当初とうしょからCCCDを導入どうにゅうしていない。ただし、CDプレス工場こうじょうゆうしていた日本にほんコロムビア、およびNBCユニバーサルの前身ぜんしんであるパイオニアLDC傘下さんかのCDプレス会社かいしゃであるパイオニアビデオは、他社たしゃからの依頼いらい対応たいおうするためにCDS-200のライセンスを取得しゅとくしていた[23]。(2024ねん6がつ現在げんざい日本にほんコロムビア、およびパイオニアビデオのCDプレス設備せつび両社りょうしゃども閉鎖へいさみ。)
  • また洋楽ようがくかんして、日本にっぽんばんはCD-DAだが国外こくがいばんはCCCDというケースがられる。CCCDとしてはつ全米ぜんべい1となったヴェルヴェット・リヴォルヴァーの『コントラバンド』などが該当がいとうする。ぎゃくビートルズの『レット・イット・ビー...ネイキッド』など、日本にっぽんばんがCCCDでえいべいばんがCD-DAというケースもられる。
  • そのにもポルノグラフィティCHEMISTRYTUBEひとし日本にっぽんばんはLGCD2仕様しよう発売はつばいだが香港ほんこんばん台湾たいわんばんはCD-DA仕様しよう発売はつばいされていたり、宇多田うただヒカルの『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』の日本にっぽんばん香港ほんこんばん台湾たいわんばんはCD-DA仕様しようだがタイばんはCCCD仕様しようとなっており、ショップではぎゃく輸入ゆにゅうばんというかたち購入こうにゅうすること出来できた。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただしオーストラリアばん通常つうじょうのCD-DAだった[5]
  2. ^ YAMAHAにおけるデジタルシンセサイザー開発かいはつからキャリアがスタートした。
  3. ^ 当時とうじのGLAYの所属しょぞくレーベルは、前述ぜんじゅつ宇多田うただヒカルとおなじく東芝とうしばEMIであった。なお、CCCDでの発売はつばいはこの作品さくひんのみであり、アルバム作品さくひんのCCCDでの発売はつばい一切いっさいなかった。
  4. ^ 台湾たいわんばん現地げんち生産せいさんだったが、香港ほんこんばん日本にっぽんメモリーテック製造せいぞうされたものだった。現在げんざい、トイズファクトリーはアーティストによってライセンスさきえており、台湾たいわんにおいてはゆずひとしはワーナーだがSEKAI NO OWARIひとしはソニーとなっている。Mr.Childrenひとし作品さくひんは、エイベックスにライセンスするまえの1995ねん - 1997ねんポリグラム傘下さんかのMusicanから発売はつばいされていたが、それ以降いこう現地げんちでの発売はつばいい。
  5. ^ エイベックスに委託いたくするまえは、台湾たいわんではFORWARD MUSIC、香港ほんこんではポリグラム系列けいれつのGo East ENTERTAINMENTより販売はんばいされていた。
  6. ^ 日本にっぽん国内こくないならびアジア諸国しょこくでの販売はんばい東芝とうしばEMIEMI現地げんち法人ほうじんとおして販売はんばいされていたが、同年どうねんあき以降いこう日本にっぽん国内こくないではソニーが販売はんばい受託じゅたくすることになり、アジア諸国しょこくでの販売はんばいはエイベックスにわった。

出典しゅってん

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  1. ^ a b Pride's new CD is first U.S. release to use copy-protection technology、Cape Cod Times、2001ねん4がつ24にち更新こうしん:2011ねん1がつ5にち)。
  2. ^ コピーガード機能きのうきCD登場とうじょう エイベックスのサポート体制たいせい万全ばんぜん、ITmedia、2002ねん3がつ12にち
  3. ^ a b c 日本にっぽんレコード協会きょうかい、コピーコントロールDiscの表示ひょうじ基準きじゅん制定せいてい強制きょうせいはせず、自由じゆう表示ひょうじ制限せいげんしない、AV Watch、2002ねん4がつ18にち
  4. ^ a b c d エイベックスがコピーコントロールCDを発売はつばい国内こくないはつ、ITmedia、2002ねん2がつ28にち
  5. ^ 不正ふせいコピー防止ぼうし機能きのうきCDは著作ちょさくけんまもれるか?、ITmedia、2001ねん5がつ16にち
  6. ^ コピー防止ぼうし機能きのうきの音楽おんがくCD,べいメジャーレーベルが市場いちば投入とうにゅう、ITmedia、2001ねん12月21にち
  7. ^ AVEXのリッピングできない音楽おんがくCDが販売はんばい開始かいし―RioVoltや、MP3対応たいおうCDウォークマンでは再生さいせい不可ふか、AV Watch、2002ねん3がつ12にち
  8. ^ SMEのCCCD「レーベルゲートCD」が販売はんばい開始かいし―HDDへのみにはネットワーク経由けいゆ認証にんしょう必須ひっす、AV Watch、2003ねん1がつ21にち
  9. ^ CD、DVDオーディオなどのディスクメディアの音質おんしつ向上こうじょうはかるK2テクノロジーのしんバージョン「エンコードK2(ENC K2)」を開発かいはつ” (2002ねん10がつ29にち). 2006ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  10. ^ ソニーミュージックグループが"レーベルゲートCD"を発売はつばい音楽おんがくCDの著作ちょさくけん保護ほごのために〜 2002ねん11月20にち
  11. ^ 音質おんしつ改善かいぜん目的もくてきとした「カッティング工程こうていのための"ピュア・デジタル・リンク・システム(PDLS)"」 の開発かいはつならびにレーベルゲートCDへの応用おうようについて
  12. ^ コピーガードきCD再生さいせいについて - ウェイバックマシン(2002ねん6がつ11にちアーカイブぶん
  13. ^ コピーコントロールCD (CCCD) やレーベルゲートCDは再生さいせいできますか? at Archive.is (archived 2013-05-11)
  14. ^ 音質おんしつわるくなりませんか?”. よくある質問しつもんこた. エイベックス. 2022ねん4がつ24にち閲覧えつらん
  15. ^ コピーコントロールCDについてのご案内あんない at Archive.is (archived 2013-05-11)
  16. ^ 浅倉あさくらのファンクラブ会報かいほうおよびASIAN KUNG-FU GENERATIONの公式こうしきサイトの日記にっきより[よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう]
  17. ^ すぎやまこういちの世界せかい - ウェイバックマシン(2016ねん3がつ26にちアーカイブぶん
  18. ^ 2002ねん9がつ5にち広井ひろい王子おうじのサクラ大戦たいせんBBSへの - ウェイバックマシン(2002ねん10がつ13にちアーカイブぶん
  19. ^ エイベックス、CCCDの採用さいよう弾力だんりょく現場げんばスタッフが採用さいよう決定けってい-HDDプレーヤーへの対応たいおう重視じゅうし。SACDやDVDオーディオも積極せっきょく採用さいよう、AV Watch、2004ねん9がつ17にち
  20. ^ SME、CCCDの「レーベルゲートCD」を終了しゅうりょうへ-11がつ17にちよりぜんタイトルを通常つうじょう音楽おんがくCDでリリース、AV Watch、2004ねん9がつ30にち
  21. ^ ソニー、CCCD仕様しよう発売はつばいしていた105さく通常つうじょうCDでさい出荷しゅっか
  22. ^ ソニー、レーベルゲートCD190タイトルを通常つうじょうCDでさい出荷しゅっか
  23. ^ MIDBAR EXPANDS INTO TAIWANESE MARKET - ウェイバックマシン(2002ねん10がつ23にちアーカイブぶん当時とうじのプレスリリース情報じょうほう

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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業界ぎょうかい団体だんたいとう

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メディアけい

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レコードメーカー

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機器ききメーカー

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  1. ^ 各種かくしゅ情報じょうほう - コピーコントロールについて”. 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん 日本にっぽんレコード協会きょうかい. 2012ねん2がつ19にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん8がつ25にち閲覧えつらん